一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2026年1月~)
2026年1月31日
わが尊敬する兄の誕生日。であるから、メールでおめでとう、と。一歳違いの弁護士の兄もとうとう、きょう満80歳になったのである。ということは、来年はいよいよ私が満80歳の洗礼を受けるか。このまま元気でいたいものである。
土曜日。いつものように朝刊各紙を読んだあと、これまたいつものようにNHKラジオの「保阪正康が語る昭和人物史」、宮沢賢治の朗読の順に耳を傾け、これまたいつものように本場中華料理のお店「聚紅源(しゅうこうげん)」まで行き、私の好きな酢豚定食を食べ、スーパー「ピアゴ」に寄って夕食を買って帰る。
帰宅後は、私が主宰するウエブ文学同人誌「熱砂」のテーマエッセイ(テーマは<こだわり>の執筆で夜遅くまで。1月31日、きょうが締め切りなのでがんばって編集委員の黒宮涼さんに続いて深夜遅く出稿する。いやはや、何かと忙しく休む間もない日の連続である。
(1月30日)
金曜日なので午後、一宮のスポーツ文化会館(スポ文)へ、と出向く。スポ文では、いつも通り、この道の大ベテランといっていい悦ちゃんを相手に、いつものようにタンゴにワルツ、そしてきょうはなぜか若先生が「ジルバを」ということなのでジルバも踊り、最終にルンバを学んでジ・エンドとあいなった。このうちワルツとルンバはブロンズ級なので、踊りがいも十分あるというもので自分なりに満足しての帰宅とあいなった。
パートナーの悦ちゃんも病を見事に克服してのレッスンだけに、その努力には頭が下がるのである。あっぱれとは、悦ちゃんのようなお方にふさわしい言葉だ、つくづく思うのである。何はともあれ、だ。健康第一。健康でなければ踊ることも出来ないのである。
(1月29日)
東京大学の教授がなんて、ぶざまな。語るに落ちるとは、このことか。情けないにも程がある、とは27日付のこの記事。これほどの醜態さらしは、めったにない。
わが愛する兄はじめ、私の昔の職場の東大卒の同僚たちは一体全体、どんな気持ちでこの記事を読んだのだろう。ここに、その醜態を報じた中日新聞のけさ、29日付の記事【見出しは、大学院収賄巡り東大学長が陳謝 「信頼著しく損ねた」】と27日付の中日新聞の記事を記録として留めたい。
――東大大学院の共同研究を巡り収賄容疑で大学院医学系研究科の教授が逮捕された事件を受け、東大の藤井輝夫学長は28日、記者会見で「教育研究機関として社会の信頼を著しく損ねることになり深くおわび申し上げる」と陳謝した。東大病院の医師らの収賄事件が昨年から相次いでいた。/藤井学長は医学部や同病院について「閉鎖性のある組織風土。ヒエラルキーが強い組織体質で風通しの悪さがある」と述べ、今後は抜本的に見直していくとした。
27日付の新聞記事

(1月28日)
月に一回の受診で名古屋の金山駅近くの金山ペインクリニックへ。昨年12月に実施して頂いた血液検査の結果表を担当医師から渡されたが、結果はますまず。薬局で女性スタッフにも見せると「大丈夫。心配ないですよ。このお年でこれだけ美しい血液の方は、ほかにはいません。すばらしいかと思います」とのことで、ちょっとおべっかでは-とは思いつつも、少しばかり安心したのである
それにしても名鉄犬山線で金山まで出て、ペインクリニックに出向くわけだが、久しぶりの名鉄電車から見る車窓の風景は、かつて通いなれたコースだけに、どこか懐かしさをさえ覚えたのである。それだけ、年と月日を重ねたのだ……。そう思うと、なぜかしら犬山線の沿線の光景に、郷愁のようなものを感じるから不思議である。
本日付の中日新聞夕刊1面に【シャオレイ中国到着 双子パンダ返還】【旅客列車にロ軍が攻撃 ウクライナ、走行中】。の見出し。中でも「【成都=共同】東京・上野動物園で飼育されていた双子のジャイアントパンダ、雄シャオシャオと雌レイレイが28日早朝、中国四川省の保護研究センターに到着した。」のニュースには、なぜかわが胸に熱いものが走ったのである。シャオシャオ、レイレイ、もっともっと幸せになってくださいね。今は亡き、わが妻たつ江(伊神舞子)の心も同じに違いない。
(1月27日)
火曜日。【衆院選公示8日投開票 高市政権経済、安保など争点 小選挙区東海4県は128人】とは、中日新聞の27日付夕刊1面見出し。前文総合リードは以下の通りである。
――第51回衆院選が本日、27日に公示され、2月8日の投開票に向けて12日間の選挙戦に入った。高市早苗首相(自民党総裁)の下での国政選挙で、自民、日本維新の会の連立政権の信任が問われる。消費税減税の扱いを含む経済政策、安全保障に加え、外国人政策や選択的夫婦別姓導入の是非など多様性を巡る姿勢が争点となる。11党など1270人超が小選挙区(289)と11ブロックの比例代表(176)計465議席を競う。
午前中、歯医者さんへ。月に一度のメインテナンス治療だが。これまでずっと私の歯をみてくださっていたクルミさんが退職されたため、これからは尾関歯科衛生士にしていただくことにあいなった。
2026年1月26日
強い冬型の気圧配置の影響で25日も各地で大雪が続き、未明から早朝にかけ、石川県の小松市や白山市などと鳥取市に「顕著な大雪に関する気象情報が」が発表された。金沢市では午前6時までの6時間に観測史上最大となる37㌢の雪が降った。気象庁は26日も北日本を中心に大雪になるところがあるとして引き続き警戒を呼び掛けた、とは本日付の中日新聞朝刊報道である。
きょうも、とても寒い。私はそんななか、朝のゴミ出しをしてから新聞各紙を読み、今は亡き妻たつ江(伊神舞子)と愛猫シロちゃんの遺影を傍らにスマホを手に、舞が大好きだったエーデルワイス、みかんの花咲く丘、そして彼女の死後に私と牧すすむさんとで作った=シロちゃんは、まだ元気でいた=能登半島地震復興応援歌【能登の明かり(歌は岡ゆう子さん)】を聴いた。
午後。古新聞の束を道路沿いの指定回収箱に廃棄しながら、ピアゴへ。駐車場に愛車を置き、隣接するビッグ・ボーイで食事したのちピアゴで買い物をして帰宅する。
この世の中は自然も何もかもがだ。絶えず、動き続けている。というわけで、中日のきょう、26日付夕刊は【東電外部協業拡大へ 再建計画 大幅改定 政府認定】【安青錦 頂へ「できるだけ早く」 初場所V一夜明け】【ウクライナ100万世帯停電 EU支援加速 凍える世界 米国氷点下45度 大規模停電 新千歳空港 欠航相次ぎ7000人足止め】【東京円急騰 一時153円台】……といった内容。そして日経夕刊は【中国核機密、米に漏洩か 汚職疑惑の制服トップ 当局、国有企業を調査】といった内容である。
夜。NHKのEテレで【ハートネットTV選 夫が病気で全身まひに 目で会話・夫婦の日々】を見る。逆境にありながら明るく生きる一家の姿には、胸を打たれた。
(1月25日)
過去5年近くの間、月に一度、書き続けてきた、その時々の世の中をじっと見つめて問題点をえぐり出して世の中に問いかける私・伊神権太の【文士刮目】最終回57回目<あなたのところは大丈夫か>=2月6日公開予定=の出稿をきょうの正午過ぎに終え、正直言って身も心も、ホッとしている。思い返せば、この欄の執筆を私自身も属する「脱原発社会をめざす文学者の会」幹事会から要請され、書き始めたころは私の妻伊神たつ江(俳人・伊神舞子)は健在で原稿を書き上げるつど彼女に原稿を何度も何度も読み返してもらい、不十分なカ所を指摘してもらいながらの出稿で、妻にはこうした面でも随分と苦労をかけ同時に助けられもしたのである。
東京・両国国技館で行われていた大相撲初場所は、この日千秋楽を迎え、ウクライナ出身の大関安青錦が平幕熱海富士と12勝3敗同士で優勝決定戦に臨み、熱海富士を首投げに制して先場所に続く連続優勝。来場所はいよいよ綱取りとなるだけに、今後の成長と飛躍に期待したい。
観客席で安青錦を応援する女性たち(NHK画面から)

土俵際つまりながらも首投げでしとめた(右の小兵が安青錦)

「うれしいです」と喜びを語る安青錦。来場所は、いよいよ綱取りへの挑戦である

(1月24日)
衆院は、きのう23日午後の本会議で解散。政府は臨時閣議で第51回衆院選の日程を27日公示、2月8日投開票と決定。高市早苗首相(自民党総裁)は、日本維新の会との連立政権への信任を問う重要な選挙だと位置づける。一方で立憲民主、公明両党が結成した新党「中道改革連合」は、生活者ファーストを前面に恒久的な食品消費税ゼロを訴える。解散翌日から投開票まで戦後最短、16日間の決戦がいよいよ始まったーとは、各メディアの報道である。
(1月23日)
朝。起きると自宅周辺はそれほどではないものの、白一色に変容していた。
このところ新聞テレビでは各紙(各局)とも連日のように【北陸と東海 大雪警戒続く】といった報道が続いており、東北、北海道はじめ、福井や滋賀、岐阜県での降雪の模様が報じられており、どこか気ぜわしい日々でもある。
新聞各紙とテレビのけさの報道といえば、だ。▽米、対欧追加関税を撤回 グリーンランド決裂回避▽柏崎6号機原子炉停止 再稼働5時間後 警報▽衆院きょう解散 27日公示、来月8日投開票(いずれも中日新聞の見出し)―といったものだ。
そして。この日の午後、衆議院は解散。衆院選の日程が27日公示、2月8日投開票と決まった。
本日付の中日新聞夕刊によれば、だ。高市早苗首相(自民党総裁)は、日本維新の会との連立政権枠組みや飲食料品を2年限定で消費税の対象外とするなどの連立政権合意について国民に信任を問うと説明。立憲民主党と公明党は新党「中道改革連合」を結成し「生活者ファースト」を掲げ、恒久的な食品消費税ゼロを訴える-という。
また、今回の衆院選は解散から投開票までが戦後最短の「16日間」決戦となる。通常国会冒頭の解散は1966年いらい60年ぶりで、2月の投開票は36年ぶりと異例ずくめ。一般的に短期戦は与党に有利とされるが、主要政党の合流や厳冬期の選挙など特殊事情が重なり、結果は波乱含みだ。―とは、中日新聞夕刊報道である。
ちまたが選挙報道一色のなか、史上最長の62年にわたって将棋棋士として活躍し、多くのテレビ番組に出演して「ひふみん」の愛称で親しまれた加藤一二三(かとう・ひふみ)さんが22日、肺炎のため死去という訃報も。人々に親しまれる風貌は多くの人々に親しまれてもいた。86歳だった。残念無念である。合掌―
あれやこれやと忙しいが、きょうは金曜日なので、社交ダンスのレッスンで一宮のスポーツ文化センターへ。自分で言うのもおかしいが、いろいろすべきことがあって大変である。ただ先生から「ルンバもワルツも、タンゴもゴンタさん。だいぶおどれるようになってきたわね」のリップサービスには「ホントかしら」と思いつつ、そうかもしれない気がしてまんざらでもなかった。というわけで、きょうもまる1日大車輪の日であった。もう休もう。ただいま午前零時半である。
(1月22日)
木曜日。ジャズの日。
けさの新聞はやはり【安倍元首相銃撃 無期懲役 奈良地裁判決 境遇考慮せず】【解説 「宗教虐待」より結果重視】【柏崎刈羽原発が再稼働 6号機 東電、福島事故後で初】(中日)【安倍氏殺害 無期判決 奈良地裁「生い立ち影響せず」 声なき声を聞く 大阪社会部長田中謙吉】【柏崎刈羽再稼働 東電福島第一事故後初】【自民公約「積極財政」前面 食品消費税2年ゼロ検討加速】(毎日)……といった具合である。
このところは私、伊神権太の新しい小説執筆その他(本欄や文士刮目などの執筆、社交ダンスのレッスンなど)に追われ、ちょっとハードな日の連続が続いている。
本日付の夕刊は【東電問われる覚悟 柏崎刈羽原発再稼働 福島廃炉果たす義務】【米、欧州への追加関税撤回 グリーンランド対立回避】【滋賀・湖東に「顕著な大雪」】【制御棒引き抜き中断 柏崎刈羽、不具合で警報】(中日)【大阪出直し知事選告示 都構想争点、吉村氏ら出馬】【トランプ氏、関税見送り グリーンランド対欧州8カ国 NATOと合意枠組み】【貿易赤字5割減 2.6兆円 昨年間税で対米黒字1割減】【保守派判事も独立性に懸念 FRB理事解任 最高裁は疑問視】【日経平均反発 一時1000円超高】(日経)といったところか。日本も、世界も。地球までが揺れている。
(1月21日)
【訪日外国人4000万人初突破 欧米豪から増加 消費額最高 25年推計】【首相「一丸」 中道に立憲144人 与野、党選挙準備本格化】【選挙カー奪い合う冬】とは、本日付の毎日新聞朝刊見出し。
お昼。江南市内の喫茶「KENT」で国際公認会計士の山田金重君、そして元海上保安官だった早川義昭君とお会いする。いずれも小学時代(古知野北小)のクラスメートだが、アレヤコレヤと過ぎし日や今現在のことを食事をしながら、楽しく雑談。有意義なひとときを過ごした。「クラス会をやろう」との山田君の提案もあって小学時代のクラスメートをこれから少しでも多く捜し出し、出来るだけ早い時期に実現させよう-ということにあいなった。
それにしても、きょうも寒い。寒い日で、寒がり屋の私は1日中ぶるぶると震えていた。「そんなことでは、人々の胸を打つ物語など、とても書けっこないわよ。もっとシャキッ、としなきゃあ。シャキッと、す・る・の」とボクが知る女たちの声が聴こえてくる。
でも、やっぱり、さ・ぶ・い。寒いのである。「そんなことで、よく極寒の満州から引き揚げてこられたわよね。」と誰かの声が聴こえてくる。
引き揚げ船で奇跡的に引き揚げてくることが出来たのは、母の胸に抱かれ列車を乗り継いでの道中と船旅を無事、完遂出来たからにほかならない。太平洋戦争で日本が敗戦してそれこそ、まもないころの話だ。このドラマがなければ、おそらくこの世にボクという存在はなかったに違いない。
(1月20日)
きょうは大寒(たいかん)。二十四節気によれば、「寒」の真ん中で、寒さが最も厳しくなるころ。沢に氷が厚く張り始め、武道では寒げいこの時期だという。そういえば、中、高校、大学と私は毎年このころが訪れると真新しい柔道着に身をつつみ、十日間ほど真冬の早朝寒げいこに励んだものである。勉学よりはいつも柔道の稽古が先で、今になって振り返れば「よくぞ、毎年続けることが出来た」と我ながら感心しもする。
おかげで大学二年の時に、十九歳で講道館柔道三段を取得。オールミッションの大学柔道大会では、このちっちゃな体で、栄えある優秀選手賞にも選ばれ、おかげで当時最難関だった新聞社の試験(当時69倍)にも運よくパス、あこがれの新聞記者にもなれたのである(とは言っても、それからが大変。いばらの道の連続ではあった)。
なんだか、またまた話の道がそれてしまった。
本日付の朝刊は、高市早苗首相がきのう19日に首相官邸で記者会見。23日に召集する通常国会の冒頭で衆院を解散し「27日公示、2月8日投開票」の日程で衆院選を実施すると表明したニュースで埋め尽くされた。
午前中、目医者さんへ。定期治療のためだが眼圧は右19、左17で、日ごろ原稿執筆などでパソコンとにらめっこをしているわりには、まずまずでホッとした。
(1月19日)
わが家周辺での下水道工事、新家屋の建築に始まって日本はむろん、世界の果てまで。日々、いろいろある。というわけで、新聞の朝刊見出しは【中道 安保法は「合憲」 基本政策に明記 立民の方針転換 首相きょう冒頭解散表明】【「グリーンランド買収まで」 米10%追加関税 欧州8カ国反発】など。世の中、いろいろとアルアルである。宇宙の神さまは、このアタフタとした様子をどうみておいでなのか。
でも、そうしたなかを私たちは生きていくのだ。なんだか、そんなことを思うと無性に寂しくもなってくる。生きていく。生きる。命を与えられている。って、ことはどの人にとっても大変である。半面、生きていく。これほど楽しい半面で悲しいこともないのではあるまいか。日々を生きていく。このこと自体が、誰にとっても至難の技ではあるまいか。ついでながら猫ちゃん、ワンちゃんたちだって。生ある限り、同じなのではあるまいか。みんな。けなげに懸命に生きていくのである。
私はきょうもアレヤコレヤとせせこましく書くことに追われている。だが私がこの世を書き続けていかなければ。そこには私自身の誇りといおうか。どこまでも尊敬する太宰治に続く無冠作家、私ならではの本物作家としての深い矜持があるのである。笑えば笑えばよい。私の文学一筋にかける心は微動だにしない。のである。
夕刊は【スペインで脱線21人死亡 列車衝突、70人以上負傷】【衆院解散今夕表明 高市首相 中道は綱領を発表】【ばあちゃんビジネス 知恵とやる気が潤す 喫茶店やフェス 働く「主役」80~90代活躍「福祉でなく機会創出】(中日)【23日解散、首相表明へ 連立・積極財政問う 今夕会見 来月8日投開票見通し】【現実的な外交・防衛 中道改革連合、綱領を発表】【EU、対米報復関税を検討 グリーンランド巡り17兆円 トランプ氏に撤回促す】【トランプ氏に英首相が抗議「関税は間違っている」】(日本経済新聞)といった具合。
世界も日本も、だ。大きく動こうとしている。いやいや、現に動いている。のである。
この世の中、一体いつ不幸が降りかかってくるのか。知れたものでない。それでも人々は、どこまでも生きていくのである。
(1月18日)
日曜日。私はいつものように朝起床後、NHKラジオの<音楽の泉>を聞く。
このあとは新聞各紙を開き、次いで亡き妻舞子(伊神たつ江)との生前の約束を守って【エーデルワイス】【みかんの花咲く丘】をスマホのユーチューブで聴き、引き続き舞亡きあとに私が作詞した詩に私の友人、牧すすむさんが作曲して誕生した能登半島地震復興応援歌【能登の明かり】を、これまたユーチューブで目を閉じてじっくりと聞く。早いもので、舞が旅立ち、いつのまにか4年の月日がたち、愛猫シロちゃん(俳句猫、オーロラレインボー)がおかあさんの後を追うように車にはねられ、命を閉じてからも1年以上がたつ。人生(猫生)とは悲しきことの連続のような、そんな気がするのである。
でも。あと何年の間、この世におられるかはわからないが。生かされている命を抱きしめて大切に生きていくほかない。
エーデルワイスを聴いている合間にピコピコ、ピコの呼び声。スマホを開くと。小牧の川島公子女史からで「ガミちゃん。また、近々ランチ会しましょう」とのこと。彼女は、小牧市議会の議長など数々の経験で知られ、市民の間では【初の女性の小牧市長待望論】も多い、いわゆる地方政界には欠かせない存在でもあり、私が名古屋空港(小牧国際空港)の空港担当記者として小牧に滞在当時からの友人でもある。それだけに、今後が大いに期待される人材だといえよう。
(1月17日)
きょうは何といっても、1995年に死者6434人、行方不明3人を出した阪神淡路大震災の発生から31年となる、まさにその日である。私は地震発生当時、新聞社の大垣支局長だったが、早朝、大垣でも支局建物が何度も大きく、ぐらりぐらり、またぐらりと揺れた日のことが思い出される。
そして。あの日から31年がたち、私の妻たつ江(伊神舞子)をはじめ、転任の際、能登半島の七尾市から大垣にまで一緒に来た愛猫てまり、そして彼女に続いて共に、わが伊神家で暮らし続けた他の猫ちゃんたち(こすも・ここ、シロ)も今では皆、死去。なんて薄情な世の中なのだろうと、そんなことを思うと時には全身で泣きだしたくなる。とは言ったところで、今さら嘆いていても仕方あるまい。どうにもなるまい、というわけで、月日はどんどんどんどんと新しい世界に代わっていくのである。
【きょう発生31年 阪神大震災47人犠牲の神戸大 先輩の記憶伝える使命 学生メディア遺族取材続ける】【山手全線 停電で運休 朝の通勤通学直撃 67万人影響 京浜東北なども】【立公新党「中道改革連合」 食品消費税ゼロ政策に】【電事連会長を林社長が辞任 原因究明専念 中電データ不正】(中日)【横浜市長暴言認める 人事部長が告発 一部は否定】【絞首刑差し止め死刑囚訴え却下 大阪地裁】(毎日)……と、きょうもいろいろある。
こんなニュースの中で、1番胸を打ったのは【トランプ氏にメダル贈呈 平和賞マチャド氏訪米、会談】【在米ベネズエラ人熱烈歓迎 「彼女は真のリーダー」「米侵略ではなく解放」】か。昨年、ノーベル平和賞を受賞したベネズエラの野党指導者マチャド氏が15日、米ホワイトハウスを訪れ、トランプ大統領と会談。マチャド氏は会談後、受賞時に授与されたメダルをトランプ氏に贈呈したと明らかにした、というのだ。彼女は、トランプ政権による3日のベネズエラ攻撃とマドゥロ大統領拘束がノーベル平和賞に値するとたたえたというのだ。この行いが両国の関係構築を図ればよいのだが。…………
(1月16日)
【◇…岐阜県飛騨市古川町で15日、三つの寺を巡って参拝する伝統行事「三寺まいり」があった。白壁土蔵の町並みは幻想的なろうそくの灯火に包まれ、着物姿の女性らが静かに手を合わせ、良縁成就などを祈った。……】とは、本日付の中日新聞通風筒。地方色豊かな、とてもよい話題である。
立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤哲夫代表が昨日の15日、国会内で会談し【中道】を旗印にする衆議院議員のみの新党を結成することで合意。2月8日に投開票が見込まれる衆院選で保守色を強める高市政権との対立軸を示す、とはけさの中日新聞1面報道。【自民・公明 新党】【両党首が結成合意 「中道結集」、政権に対抗 公明選挙区撤退】の見出しが音を立てるかのようにしなったのである。新党の名前は【中道改革連盟】にしたという。
東京では、電気設備の異常が原因でJR山手線など各線が「運転見合わせ」で2時間立ちっぱなしの人も。この世の中、全くもっていつ、何が起きるか分からない。知れたものでないのである。というわけで中日(東京)夕刊見出しは【山手線始発から停止 首都混乱、午後にも復旧 京浜東北線も】。
いやはや、この世の中、毎日毎日いろんな事件、事故が起きるものである。
けさの朝刊。ほかに【執行官ら刺され1人死亡 東京 アパート立ち退き巡り 殺人未遂疑い 住人逮捕】【「風化させない」遺族誓う 軽井沢・バス事故10年】【終わらぬ裁判「長すぎる」 運航会社社長の責任問う】【4.2万棟公費解体完了 能登被災地 大規模建物は見通せず】【地震関連死4人認定へ 豪雨は1人追加】【高山で震度4】【油井さん 笑顔で帰還 5カ月間のISS滞在終了】など。いろいろ、である。
(1月15日)
木曜日。第174回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が14日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は鳥山まことさん(33)の「時の家」(「群像」8月号)と畠山丑雄さん(33)の「叫び」(「新潮」12月号)、直木賞は嶋津輝さん(56)の「カフェーの帰り道」(東京創元社)に決まった。鳥山さん、畠山さん、嶋津さんの3氏には心から、これまでの努力と栄光を称えたい。心からおめでとうございます。
15日付の夕刊は中日が【核兵器禁止条約発効5年 核のタブー被爆者が形に ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)事務局長 日本政府の動き懸念】【「安全意識 風化防ぐ」軽井沢・バス事故10年】、日経は【立・公 新党へ党内協議 衆院選協力 整えば党首会談】【米のグリーンランド領有 デンマーク外相拒否 バンス氏と会談 協議体設置は合意 デンマークが有志国と演習】と何もかもがきな臭くなってきた。そう思うのは、私だけか。
脱原文学大賞の件で社に電話。先に(昨年暮れ)ニュースリリースを名古屋本社社会部に送ったのだが。まだ掲載されていないようなので「大賞記事はどうなったのか」を確認するためだったが聞く相手がつかまらないので伝言にとどめ、あらためて聴くことにする。それにしても昨年暮れにニュースレターを送ってあるのに。どうなってしまったのだろう。その点を聞きたい。本日のところは、これにて―
(1月14日)
【首相 衆院解散固める 自民内に伝達 23日、国会冒頭】【イラン衝突死者3000人に 当局発表、デモ弾圧続く 米「貿易国に間税25%」】【日韓経済安保協力で一致 米連携も強化 奈良で首脳会談】(中日)【大阪ダブル選意向 知事・市長辞職へ「都構想」問う 衆院選と同日】(毎日)…ときょうもいろいろな事案の報道が目立つ。
そんな中で。やはり見過ごせないのは【久米宏さん死去 81歳「ニュースステーション」 ニュースにエンタメ性追求】の記事(毎日)、あの久米宏さんの死に違いない。記事は『元TBSアナウンサーで、「ザ・ベストテン」「ニュースステーション」などの司会者やキャスターとして半世紀以上、テレビ放送の第一線に立ち続けた久米宏(くめ・ひろし)さんが1日、肺がんのため死去した。81歳。葬儀は近親者で営んだ。』というものであった。久米さんといえば、何と言ってもあの明るさ、あっさりしたところが印象的で惜しい人を亡くした気がするのである。合掌――』とあった。
夕刊は【日韓の絆深める法隆寺 両首脳 奈良視察 李氏 午後帰国】【グリーンランド米領有拒否 バンス氏らと直接交渉へ】【中電へ報告命令決定 規制委、浜岡不正巡り】(いずれも中日)といったところか。
(1月13日)
木曽川沿線の濃尾地方、すなわち、ここ尾張地方はきょうもすこぶる寒い。冷たく、真冬の日である。朝。半野良、いやいや、今ではもっともっと限りなき野良ちゃんになってしまっているかもしれない、姿を一向に見せないあのタンゴのことが無性に気になり朝、きのうから白い雪に埋もれたままの縁側のごはんとお水を飲む茶碗をきれいにし、食卓にはごはん、そして水も入れ替えて置く。
タンゴがどこかから。またやってきて食べてくれたら、それだけで十分にうれしいのだが。そんなわけにもいかないか。わが家隣地での住宅建設工事が続く限り、ここ当分はあのかわいい顔を見せることはないかもしれぬ。何はともあれ、元気でいてくれさえすれば。それで良いのだが。でも。やはり。たまには元気な顔を見せてほしい。
【電池交換EV素早い中国 ステーション5000カ所突破 装着完了わずか5分】【首相擁立加速を指示 衆院選にらみ 立・公は連携検討へ】【イランのデモ 死者490人超に トランプ氏が再警告】(中日)【メガソーラー反対で「10万票」】(毎日)【日経平均5万3000円台 衆院解散観測 一時1800円高 長期金利上昇2.14%】【レアアース、中国依存低減 G7財務相、資源国交え協議】【イラン貿易国に25%関税 トランプ氏、デモ鎮圧で制裁】【オックスフォード英語辞典 「EKiden」登場 11語句追加 日本文化の浸透移す】(日経)【日韓首脳午後会談 李大統領来日 経済安保協議へ】【AI分野巻き返しへ アップル、グーグル提携 ジェミニを採用】【岡崎山林火災鎮圧 愛知 工場から延焼、けが人なし】など。
朝夕刊の見出しの活字の一部を並べただけでも。世の中、こんなあんばいである。いろいろあるのである。そうしたなか、感銘したのは、NHK総合のプロフェショナル【歌舞伎界の人間国宝▽片岡仁左衛門に密着! 顔よし声よし姿よし! 大役知られざる舞台裏 妥協なき4カ月の記録】。そして13日付中日新聞夕刊特報面の【おらもしゃべってみっが 東日本大震災15年 被災者福島で語り合う会 震災3年後PTSDの男性「自分だけじゃないと安心した」 絵本作家の女性絵本描き心浄化「経験共有できた」 体やメンタル不調リスク今なお 主催医師「1人でも語れる人 増やしたい」】である。この記事は「これでもか、これでもか」といった姿勢がビンビン伝わってくる、そんなある面で誇り高き、すばらしい記事なのである。
2026年1月12日
月曜日。ここ濃尾地方も寒い朝である。
起きると、視界に白い雪たちが飛び込んできた。
裏庭も ベランダも。雪、雪で白一色に。半のらタンゴはどこに?


なぜだろう。過去、何度となく口ずさんだ、あの吉永小百合さんの「寒い朝」のメロディーが全身を突き動かし、駆け巡った。何度、口ずさんだことだろう。その小百合さん。長野県警松本署内の松本司法記者クラブで。わたくしに向かって笑顔でこう話された。昭和40年代、私が新聞社の松本支局サツ回りのころの話である。
「松本労音のためなら、アタシ。いつだってきますよ。来ますから」と。目を輝かせて、である。あれから何年の歳月と月日が過ぎ去ったことだろう。
というわけで、話は思わぬ方向に脱線してしまったが。白い、白い朝がきた。ここ濃尾地方は1面銀世界である。ここらは年に2、3日は雪が降り、駐車車両の天井も白で覆い尽くされる。きょうは、そんな日でもある。雪が降ると、思い出されるのは妹が生まれた日のこと。あの日は幼いながらも何度も何度も転びながら、わが母、おかあちゃんの急を知らせに無我夢中で兄と一緒に雪道を走った日のことが鮮明に思い出される。
そして。いまひとつの思い出、と言えばだ。石川県で新聞社の七尾支局長として記者生活をしていたころ、連日の降雪に毎朝早くから、支局の駐車場一帯と出入り口の雪かきをしていた妻たつ江(舞子)の姿か。連日、幼な子を背にしての難行苦行だった。
それだけに、私は感謝のしようもなかったのである。ことに正月は支局を車で出入りする支局員はむろんのこと、七尾という土地柄もあってか。朝早くから毎朝、大勢の読者が新年のあいさつにお出でになるからであった。御祓川を起点に伸びるイッポンミチ。一本杉通りに面して建つ支局。そして絶えない来客。そのためにも、わが妻たつ江は支局の出入りには、ことのほか気を配ったようで、あの日々が懐かしく甦るのである。
中日新聞によれば、12日の成人の日を前に岐阜県坂祝町の「二十歳を祝う会」が11日、町内で開かれ、参加者がヘリコプターで空から町を見渡す恒例の「郷土記念飛行」があった。また同じ12日付中日新聞【テヘラン=共同】電によれば、イラン全土に拡大した反政府デモを巡り、外交筋は衝突が激しかった8、9両日に、首都テヘラン市内の病院に1日当たり150遺体が搬送されたとの情報があると共同通信に明らかにした、という。またロイター通信は11日、デモ関連の死者が460人以上になった、と報道。
(1月11日)
午後。コートをからだにスッポリはおって愛車を運転して自宅近くの古知野食堂へ。ここで昼食をして、近くの大阪屋スーパーへ、夕食を買って帰宅したが、きょうは寒くて寒くって。本当に寒い日で、全身が凍えて氷にでもなってしまいそうな、そんな錯覚にとらわれた。おまけに吹く風は強く、真冬そのものの外界であった。というわけで、帰宅してからは、しばらくは電気ストーブを前にじっとしていた。日曜日だ。吹く風も強く、ほんとうに寒い日である。(今は亡き)たつ江と愛猫シロちゃんは、今どこでどうしているのか。そしてタンゴちゃんは、今どこにいるのか。あったかいところでいたら、良いのに。
けさの朝刊トップは【冒頭解散首相が検討 23日召集 衆院選日程は 来月上中旬投開票】(中日)【首相衆院解散検討 23日召集 通常国会冒頭に】(毎日)…と、どこも<衆院解散>のニュースである。それによれば、だ。
ーー高市早苗首相(自民党総裁)が、23日召集予定の通常国会冒頭での衆院解散を検討していると自民関係者に伝えたことが分かった。関係筋が10日、明らかにした。首相は自らが掲げる「強い経済」「責任ある積極財政」の実現を見据え、政権基盤を強化する必要があると判断したもようだ。ただ、2026年度予算の3月末までの成立を優先させるべきだとの慎重論もある。衆院選日程は「1月27日公示、2月8日投開票」「2月3日公示、15日投開票」が軸となる。(中日)
と報道しており、いよいよ高市首相が開催総選挙に打って出るのは間違いなさそうである。
ほかには、【レアアース輸出停止通告 一部中国企業、日本企業に】などレアアース関連の記事が目立つ。これはこれで深刻なニュースであることは、明白である。夜の大河ドラマ【豊臣兄弟! 「願いの鐘」】に続きNHKスぺシャル【緊急取材・ベネズエラ 〝急襲〟の裏で何が? アメリカ新戦略の思惑 専門家が読み解く真相】を見る。見て、考える。
(1月10日)
山梨の火の勢いは収まらず、風にあおられるなどして17㌶が焼け、鎮火のめどがたってはいないという。【レアアース対日輸出制限 中国、審査を停止 米紙報道】【信頼関係つくり、徐々に食っていく カンボジア特殊詐欺 釈放の「かけ子」本紙に証言 稼ぎとリスク見合わない】(中日朝刊)【自民都道府県連幹事長の支部 政治資金使途公開5% 24年収支報告】【テラTerra Crisisクライシス 第1部 気候変動と国家➅ 切り札の「洋上」風吹かず】(毎日朝刊)など。この世の中、相も変わらず暗い話題ばかりが目立つ。
そんな中、昨日9日付の中日夕刊は【温かな未来へ あなたと 能登半島地震避難先で出会い結婚 家や家族失った悲しみ越えて】のホットニュースが紙面全体をパッと明るいものにした。人間万事塞翁が馬、とはこのことか。少し違うかも知れないのだが。捨てる神あれば拾う神、との言葉が頭をよぎったのである。
朝。私が七尾支局長在任当時に七尾JC(青年会議所)理事長だった七尾市和倉温泉の田辺さんから留守番電話が入る。電話すると「七尾市歌の歌詞に募集したところ、私の詩がどうやら入選。まだ未発表だがこれから作曲したあと、市が発表するみたい」とのこと。「そりゃあ、おめでとうございます」と私。どんな七尾市歌になるのか。今から、大変楽しみである。念のため、七尾支局の奈美ちゃんにもメールをさせて頂いた。
(1月9日)
山梨県で火災。夜。午後8時24分ごろ、秋田で最大震度4を観測するやや強い地震があった。
きのうのわが家への事前のお触れで「水道工事をするため。午前10時から正午まで断水」とのことだったが。昼前には「切り替えましたので、もう大丈夫です」との連絡。つかの間の断水になぜか、地震などの災害で断水騒ぎに泣く被災地の苦労を思い出した。
新聞(中日)は、浜岡原発のデータ不正に伴う連載企画が1面に。【疑惑の波形 浜岡原発データ不正㊥ 「裏切りだ」地元の憤り】といった内容である。
2026年1月8日
寒い日が続いている。舞もシロちゃんもこの世の人(猫)ではなく、どこか無性に寂しい。そんな新しい年の日々が始まろうとしている。なんだか無性に寂しくもある。
本日の夕刊報道によれば、トランプ米大統領が7日、計66の国際機関から米国が脱退や資金拠出を停止するよう各省庁に指示する大統領覚書に署名したという。対象は31の国連機関と35の非国連機関だと説明している。ホワイトハウスの発表によれば、「米国の国益に反するため」と説明している。対象には国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)や国連人口基金、国連大学(東京都渋谷区)などが含まれるという。
見出しは【66国際機関脱退指示 トランプ氏 国連人口基金など】といったもので、率直に言わせてもらえば「トランプさんのやりたい放題」といえなくもない。実際のところはどうなのだろう。私は国際政治学者でもなんでもないので軽率なことは言えない。いずれにせよ、トランプさん。なんだか綱渡りをしている図が浮かぶ。天下の米国大統領なのだから。世界の人々が悲しむような政策ではなくみんな喜んで平和に思える世界政治をすべきではないのか。トランプ関税にしても何にしても、だ。やることが、あまりに勝手すぎるのではないのか。日本の高石総理も思い切って強い助言をした方がよいと思う。であってこそ、友好国の首相ではないのか。何も頭を下げ、いつもチャラチャラチャラとばかりしているのが【一国の首相】とは思えないのである。これいかに?
2026年1月7日
きょうは、七草粥の日。
私が言うのもおかしいが。美人で知られる妹和代の誕生日である。かわいい。とは言っても、私とは違って何人もの立派なお孫さんに囲まれた幸せ過ぎる、現役税理士として今なおシャキシャキの〝おばあちゃん〟、いや私自身があこがれる花の妹君である。彼女は昭和25年の1月7日生まれだったので、ナント75歳になったこととなる。まったくもって信じられない-とは、このことか。
彼女が愛知県江南市和田の家で生まれたその日の朝、わたしは、まだよっつ(4歳)。母の胸に抱かれて引き揚げ船で舞鶴に下り立ってからも、それほど過ぎてはいない冬の寒い1日だった。突然、オギャア、オギャアと泣き叫ぶ妹の誕生に私は、ひとつ違いの兄とともに雪道を「こりゃ大変だ」と途中、何度も何度も何度も転びながら道路を隔てた本家(母の実家)まで1㌔ほどの道を走りに走って〝急〟を伝えに走った。あの日のことを今も鮮明に覚えているのである。いやはや、人生とは。不思議。不思議な生きものである。そして。われら伊神三兄妹は、無我夢中で、まんで夢街道を走り続けてきた。そんな気がしないでもない。
きょうは朝早くから。ことし初の不燃ごみの日であらかじめ息子が用意しておいてくれた缶・電池・ペットボトル・ガラス瓶などの類を両手に持ち、コートを羽織って寒さに震えながら集積場へ。いつもなら、誰かひとりは決まって顔見知りの人と顔をあわせるのだが。なぜなのか。不思議と知らない人はかりであった。ちょっと寒かったが。なんとか、わが子(三男坊)が出勤前にそろえておいてくれた不燃物を出し終え、朝食、新聞(中日など)のチェック……と続け、最後は亡き妻伊神舞子(故「静汐院美舞立詠大姉」)とシロ(俳句猫・オーロラレインボー)の遺影を前に、生前の舞が大好きだったエーデルワイスをはじめ、みかんの花く丘、そして舞の死後に誕生した能登半島地震の復興応援歌【能登の明かり】の順にいつものようにユーチューブで聴いたのである。
午後。劇団「小牧はらから」の主宰だった小畠さんが訪れたので、いつもの喫茶「シャトーマスミ」で一緒に食事。いったん帰り、こんどはピアゴに出向き夕食とファイルを購入して帰宅した。きょうも、とても寒い日である。舞は、シロちゃん(オーロラレインボー)は今ごろ、どこでどうしているのか。大空を見上げ、そんなことを思うと、なぜか涙があふれ出る。手持ちのお金がなくなったので近くの銀行に出向いておろす。
中日夕刊は相変わらず、哀れと言おうか。とても品のない記事。【福井前知事 セクハラ1000通 調査委員会報告書07年から送信 体触る行為「刑法牴触可能性」】【浜岡審査「継続は不可能」 中電データ不正で規制委】とお粗末な見出しが目立つ。一方で【岡本、ブルージェイズ入団会見 「世界一になれるチーム」】と夢にあふれる記事も。【米「軍事行動も選択肢」 グリーンランド領有巡り】【中国の輸出管理 撤回求めて抗議 外務省】の記事はどう解釈したらよいものか?
夜。七草がゆの日であるからか。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ(大根)の七草がたっぷり入ったおかゆスープがテーブルに置いてあったので食べたが、これがまた格別、美味しかった。どうやら七草がゆのかわりに、わが息子プリンスがどこかで買ってきてくれたようで、これがまた滅茶苦茶おいしかった。
というわけで、天に昇った舞(たつ江)はいなくとも、私の周りには宝のわが子らがいるのである。
七草がゆを思わせるおかゆスープ。とても美味しかった

(1月6日)
中日新聞の朝刊1面は【ベネズエラ米に協力意向 トランプ氏 コロンビア攻撃示唆】のほか【浜岡 地震データ不正 中電過小評価疑い 規制委 再稼働審査停止 原発耐震の最重要項目】と大変、気になるニュースが多い。中部電力は5日、浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働審査で、地震の揺れの最大想定(基準値震動)を算出する際、自社社員が意図的にデータを不正操作した疑いがあると発表した-というもので審査を円滑に通過させるために揺れを過小評価した可能性がある。というわけで、中電は今後、弁護士らでつくる独立した第三者委員会を設置して全容解明を進める、といった内容である。正直、何たることか、と思ってしまうのは私だけでもなかろう。
火曜日である。早いものだ。ことしも早や、5日間が疾風のごとく過ぎ去った。午前中はパンで朝食後、いつものようにわが亡き妻、伊神舞子(たつ江)が大好きだったエーデルワイス、みかんの花咲く丘、そして彼女の死後に誕生した能登半島地震の復興応援歌【能登の明かり】の順にユーチューブで聴き、ともに口ずさむ。引き続き、ことしに入ってからの新聞各紙を念入りにチェック。お風呂を沸かし、出していなかった年賀状を書いて近くの郵便ポストまで歩いて入れる。それから。いつもの布袋駅近くの喫茶に出向いて食事し近くのスーパー、マックスバリュー布袋店で買い物をして帰る。
帰ってしばらくすると夕刊がわが家に。そこでゆっくりと夕刊を開いて読む。この間、わたくしは我が家にただひとり。なので、わが家の中は1人の男が影絵の如く動き、まるでスローモーションのようなありさまである。ただ、昨年から続く、一体全体だれが住むのか、隣地での新居の建設音が相も変わらず続くのである。そして。そのせいかどうか、毎朝決まってわが家に顔を出す半野良タンゴちゃんは、このところずって顔を出さなくなってしまったのである。
賢い猫ちゃんである。それでも私は朝になると、昨年と同じように毎朝、水を替え猫ちゃん食を与えるのである。きっと現れる。現れてくれるーと自身に言い聞かせながらだ。それでも夕方、外の食卓(猫皿)をのぞき、ご飯が少しでも減っていれば「あぁ、タンゴがきてくれたのだ」と安堵する。そんな毎日が続いている。あす朝には。きっと顔を見せてくれる、と。そう信じながらだ。
夕刊は中日が【鳥取、島根、震度5強】【ベネズエラ大統領無罪主張 麻薬密輸など米連邦地裁出廷 「米国に拉致された」 国連安保理 非難の応酬】。日経が【マドゥロ氏、無罪主張 ベネズエラ大統領 米で初出廷 「拉致された」合法性争う】【国連安保理が緊急会合 「次の標的」恐れる声】【日経平均が一時最高値 (前日比の上げ幅が)600円超上昇、先高観強く】【米グりーンランド獲得に意欲 「NATO崩壊」欧州反発】といったところか。
(1月5日)
【二十四節気】によれば、きょうは小寒(しょうかん)。寒さが増してくるころ。「寒の入り」で、これから節分までが「寒」。寒中見舞いを出し始めるころだ、という。
月曜日。晴れ。朝、わが子、三男坊がいつものように元気に出勤。玄関先で「気をつけて」と送り出す。引き続き、私はこれまた洗濯物をベランダに干す。次に朝食(パン)を食べ、わが家のしきたりともなったたつ江(伊神舞子)が大好きだった「エーデルワイス」「みかんの花咲く丘」の順に、そして彼女の死後に出来た能登半島地震と豪雨水害の復興応援歌【能登の明かり】をユーチューブで聞く毎朝の日常が始まった。たつ江とシロの遺影を前に、私はユーチューブから流れるメロディーにあわせて歌うのである。
日経と中日の夕刊が、わが家へ。見出しを並べるだけでも以下の通りだ。いろいろある。
▽ベネズエラ「米は野蛮」 副大統領、抵抗の構え マドゥロ氏、米で収容▽マグロ初競り5.1億円 史上最高値「すしざんまい」落札▽商売ウマくいくように 仕事始め、新たな1年に祈り(日経)▽大発会東証一時1400円高 3週間ぶり5万1000円回復▽名古屋で初競り威勢良く 最高値続々▽縁起物一番マグロ 最高落札5億円超 東京・豊洲市場 大間産(中日)といったところか。
昼食は、いつもの【日向ぼっこ】へ。ここでランチを食べたあと、ホットレモンティーを飲む。続いて「平和堂」で買い物をし、帰宅途中にコンビニ「ファミリーマート」に寄って年賀状を購入。自宅周辺を一回りする感じで帰宅。こうしてデスクに向かっている。きょうも寒い日で、東京、名古屋、大阪と子どもたちは大丈夫だろうか、と。いつまでたっても親バカで、そんなことを思ってしまう。
2026年1月4日
早いもので、きょうは1月4日である。
関東地方で過ごす長男夫婦がいなくなったわが家は、なんだかもぬけの殻といおうか、寂しいものである。せめて今は亡きたつ江(伊神舞子)とシロ(オーロラレインボー)だけでも傍に居てくれたなら、どんなにか、にぎやかで楽しいことか。あぁ~、と正月から思わずため息が出るのである。
でも、私たちには半のら猫、タンゴちゃんが居てくれる。そのタンゴも新年に入り、いちどもわが家に顔を見せてくれず、寂しい限りだ。でも、しかたないっか。猫ちゃんには猫ちゃんの考えがあるだろう。そのうち元気な姿を見せてくれるに違いない。
そんな猫好きを知ってか、正月で帰省した長男がわが家へのプレゼントとして持参したのは、ネコの進化の歴史を解いた【ニャートンNyaton ネコの科学】なる本である。息子夫妻は、どちらも物理学者ではあるが。まさか猫たちまでが物理の世界で生きている、とは。と思った次第である。新たな家宝として大切にしたい。表紙の猫は、シロ亡きあとにしばしばわが家を訪れるにゃんにゃん猫、タンゴによく似てもいるのである。
長男夫妻から私へのプレゼントとしてもらったネコの科学なる本

さてさて。本日4日付の朝刊1面は案の定、【米、ベネズエラ大統領拘束 首都を大規模攻撃 トランプ氏「NYに移送」】(中日)と各紙とも米国によるベネズエラ攻撃を報道している。何たることか。人間たちのやることはタカがしれていることは承知しているが。正月早々から、なんということか――と悲しくなってしまうのである。とはいえ、ボクと同い年の米大統領トランプなる人物は、真剣である。ベネズエラはこの先一体全体どうなってしまうのか。カラカスなどかつてピースボートの旅で訪れた風味豊かな国だけに心配である。私の力ではどうにもできないのも事実だが。なんとも悲しい一件である。
ベネズエラのニュースで埋まった朝刊各紙の1面

(1月3日)
今や、日本の正月の風物詩のひとつでもある第102回東京―箱根間往復大学駅伝競走【箱根駅伝】が2、3の両日行われ、2日の往路は青山学院大が3年連続の往路優勝を飾った。以下、早稲田、中央、國學院、城西大学と続いた。そして。最終的には、きのうの往路に続き、きょうの復路も青山学院大学が勝ち抜き、優勝した。
このうち往路・山登りの5区では青山学院の黒田朝日が区間新の1時間7分16秒の脅威の走りで5位から一気に順位を上げ、19・3㌔地点では早稲田大学を捉えてトップに浮上。小田原で2分12秒あった早稲田との差を一気に逆転、往路優勝を飾った。また復路は本日、箱根・芦ノ湖駐車場入り口~東京・大手町の読売新聞東京本社前までの全5区間、109.6㌔のコースで行われ、青山学院大学が10時間37分34秒の総合タイム更新を果たし3連覇を達成。2位は國學院大、3位は順天堂大。10位までに与えられるシード権を20年連続で保持していた東洋大は14位となり、今回で逃す結果となった。というわけで、往路、復路とも青山学院大が盤石のレースで圧倒的な強さを見せて、終わったのである。
ちなみにスマホによる途中速報の一部は、次のとおりである。
【結果速報】箱根駅伝、1区16位の青学大が大逆転で往路優勝 5区・黒田朝日が〝お化け記録〟…
箱根駅伝【詳報】青学大が3連覇、往路も復路も総合も新記録…、といったところか。
箱根駅伝の結果を報じた中日スポーツ

箱根駅伝の結果を見届けたところで、家族そろって亡き妻、私にとっては可愛くて仕方がなかった彼女たつ江(伊神舞子)が眠る高屋の高屋山臨済宗妙心寺派の寺院・永正寺の尾張の大地・永代供養集合墓へ。花々が供えられたお墓の前で線香をたいて、今は亡きたつ江(伊神舞子、静汐院美舞立詠太姉)の墓前でみんなで手を合わせたのである。
たつ江のお墓にみんなで手をあわせた

墓からの帰り道。それはそれは見事な月が上空に浮かんでいた。
「あっ、おかあさんだ」と甘えんぼだった末っ子が空に向かって叫んだ

かけがえなきピースボートの友から近江八幡の街並みと清流の写真が送られてきた。私は、この静かな佇まいの2枚の写真を目の前にかつて2度訪れた城崎温泉を思い出した。志賀直哉の「城崎にて」の、あの城崎にとても似た光景には、美しく穏やかな風のようなものを感じたのである。そして。近江八幡の水郷の舟下りは、わが妻たつ江(舞子)が俳句仲間と舟下りをした思い出多い名所でもある


夜遅く。【ワシントン共同】発電で『アメリカがベネズエラに大規模攻撃 「マドゥロ大統領を拘束」とトランプ氏』のニュース。かつてピースボートの旅で訪れたことがある、あのベネズエラがどうなってしまうのか。抱き合って踊ったあの人たちはどうなってしまうのか。少し心配な気持ちになった。あす以降のニュースを注視するほかない。
(1月2日)
正月恒例の第102回東京箱根間往復大学駅伝競走の「往路」を朝からNHKラジオで聴く。長男の妻(物理学者)が教え子の何人かが走っているという青山学院大学はやはり伝統校ならでは、か。出足こそ16位と大幅に遅れたが、最後には高石早苗首相じゃないけれど。抜いて、抜いて、また抜いて。抜きまくってトップを抜き去る見事な奇跡的な走りで3年連続、8回目の「往路」優勝を決めた。やはり、伝統の青山学院大学だな、凄いと思った次第で、なんだか私までが嬉しくなってしまったのである。彼女の教え子たちが走っているのである。
権太坂を走る走るランナー

同時になぜだろう。昨秋のドラフトで中日ドラゴンズ入りが決まった青学の中西聖輝選手の勇姿が思い浮かんだのである。ドラゴンズには、ことしこそセ・リーグ優勝と日本一を勝ち取ってほしいものである。
それから。わたくし伊神権太が「脱原発社会をめざす文学者の会」幹事会からの要請で月イチで執筆している連載「文士刮目」の56回目【永遠なり 「脱原発社会をめざす文学者の会」】が本日、公開になりました。ぜひ読んで頂けたら、と願っています。アドレスは、次のとおりです。
https://dgp-bungaku.com
(2026年1月1日)
新しい年。60年に一度の丙午(ひのえうま)の午年である。
午後。わが家を訪れた長男夫妻らと能登半島和倉温泉の老舗「加賀屋」のおせち料理をたっぷり、じっくりと味わい、久しぶりに家族だんらんのひとときとなった。
能登半島和倉温泉「加賀屋」の正月料理は、やはり美味しかった

引き続き、NHKテレビの能登半島地震・豪雨犠牲者の追悼式の生中継、【まけんぞ! 孤立集落 能登半島地震 まれの里 不屈の2年】の順に見る。地震が発生した午後4時40分には。家族全員で目を瞑って共に黙とうをした。
夜は昼間訪れた長男夫妻が「おとうさん、見るとよいよ」と教えてくれたNHKスペシャル【〝幻のカニ〟追う漁師 1匹で500万円も!? 能登の海に潜む〝夢〟 地震2年・再起の物語】をじっくりと見たが、幻のカニ・輝(かがやき)に挑む能登の漁師たちの果敢な姿が映し出され、なんだか希望の灯のような、そんなものを感じたのである。能登の人々はやはり、たくましいな-と思った次第だ。
NHKスペシャルの一場面



話は変わるが。能登の定置網と言えば、かつて七尾支局長在任時に大型台風襲来後の定置網がなぜか心配になり、台風が去ったあとの翌朝早朝、当時の能都町(現能登町)沖にまで漁船に乗せてもらい同行取材したことがあるが、あの時は無事だった網を目の前にホッとしたことをついきのうのように思い出す。そして、それよりずっと前、昭和40年代の後半、三重県志摩半島で地方記者生活をしていたころには当時、熊野灘沖で横行した密漁船を追いかけ、地元漁師さんの漁船に乗り込み密漁の実態取材に何日か出向いた、あの日々のことが思い起こされる。
密漁が中日新聞で報道されると横行していた密漁がピタリとなくなり、地元漁協組合長松田音吉さん(真珠王・御木本幸吉の右腕だった)らからたいそう喜ばれたのである。