【生きてゆく人間花たち/2016年11月の唄】

平成二十八年十一月三十日
 福井県敦賀市の敦賀原発2号機原子炉補助建屋で1次冷却水を抜き取る作業中、約160㍑が噴き出し、作業員約10人にシャワーのようにかかる突発事故が発生。作業員はすぐに体を洗い流し、今のところ放射性物質による内部被曝の心配はない、とのことだが。やはり気になる。
 チェルノブイリの原発爆発事故から30年を経たウクライナのチェルノブイリ原発4号機。その放射性物質の漏出を防ぐための高さ108㍍の鋼鉄製巨大シェルターが完成、4号機は巨大シェルターに覆われ事故への対応がひとつの節目を迎えたという。

 30日に51歳の誕生日を迎えられた秋篠宮さま。これに先立って東京・元赤坂の宮邸で記者会見され、天皇陛下が先に退位の意向がにじむことばを公表されたことに関し「考えてこられたことをきちんと示すことができ、大変良かった」と述べられた。
 その陛下の退位を巡る政府の有識者会議(座長は今井敬経団連名誉会長)が過去3回に分け実施した計16人の専門家からの意見聴取を終えたが退位制度を設けることに賛成・容認(条件付き含む)が9人、反対・慎重は7人だったという。
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 早朝。不燃物のゴミ出しと立ち番(とは言っても、舞が立ってくれた)。このごキリキリ痛む歯の治療で近くの歯医者さんへ。
 午後。「さあ」とデスクに向かったところへ電話のベル。出ると、「畑の倉庫のカギを失くしてしまいました。合鍵があれば助かります」といつも野菜栽培など畑の管理でお世話になっている方。近くでもあり、早いほうが良いと判断して車で持参。
 帰ると玄関ドアに袋がぶらさげてあった。何かと中身を取り出すと、中にとりたての柚子が15個入っており「サラダや柚子湯にどうぞ」のメモ書きも。お隣さんからでナンダカ嬉しい気がした。ありがとうございます。さっそく礼を言わなくっちゃあ。
 
【きょうの一文・ことば】
「何という悲劇的な損失だろう」(サッカーの王様と呼ばれる元ブラジル代表のペレ氏)「とても信じられない」(ブラジル代表のエース、ネイマール選手)「シャペコエンセのメンバーの全ての家族、友人、サポーターにお見舞い申し上げる」(アルゼンチン代表のFW、メッシ選手が自らのフェイスブックに)「亡くなられた全ての方々にお悔やみを申し上げる」(元アルゼンチン代表のスター、マラドーナ氏。フェイスブックで)
=30日付毎日夕刊『ペレ氏「悲劇的な損失」 スター続々と哀悼の意』の記事のなかで。ブラジル南部を拠点とするサッカーチーム、シャペコエンセの選手らが搭乗していた航空機がコロンビアで墜落した事故を受け、各地から寄せられた悲しみのメッセージ
※夜。報道ステーションのなかでネイマールは「とても信じられない。いま世界が泣いている」と語り、ブラジル・シャペコのある市民は「もう週末に私たちのチームがくることはない」と語っていた

【新聞テレビから】
☆『★シンガポール大統領歓迎(天皇、皇后両陛下が皇居・宮殿で出迎えられた)』、『金髪車夫 嵐山完全ガイド フィンランド男性 和歌も解説』『天皇退位 容認派9人 意見聴取終了 慎重・反対は7人』『有識者会議 論点整理へ』、『新高速炉計画 来年具体化 もんじゅ代替へ骨子案』『地元首長から説明求める声』、『グランパス 新社長に小西氏』、『墜落の死者は71人 コロンビア、4人搭乗せず』、『被害者勤務質店に侵入者 長野・南牧村 遺体発見の数時間前』、『押切さんらのメール盗み見容疑 日経新聞社員を逮捕』『スマホのぞき見ソフト作成疑い 会社役員ら逮捕』(30日付、中日夕刊)
☆『さらば、フィデル =25日に90歳で死去したキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長の追悼式が29日午後7時(日本時間30日午前9時)、首都ハバナの革命広場で始まった』、『照らせ 復興の道 強い決意土俵に 阪神淡路大震災の日(1995年1月17日)、淡路で誕生 関取に =大相撲九州場所で幕下優勝し、来場所の十両昇進が決まった西幕下9枚目の照強(てる・つよし)が「運命を感じる。土俵を沸かせて、みんなが笑顔になれるような相撲を取りたい」と意気込んでいる』、『朴大統領辞意 野党、弾劾準備で一致 与党一部「4月退陣が軸」』、『退位憲法と整合性賛否 第3回聴取 専門家が意見』、『財務長官ムニューチン氏 トランプ政権 商務知日派ロス氏 米報道』、『運輸は(台湾生まれの女性)チャオ氏』、『シリアから避難「日本語学びたい」難民不認定支援の手届かず』(30日付、毎日夕刊)
☆『朴大統領が辞意表明 任期満了前「国会に進退一任」 野党は弾劾推進』『時間稼ぎとの見方も』『〈核心〉怒る国民朴氏包囲 大統領辞意表明 若者に根強い不公平感』『「朴氏やり方ひきょう」 辞意表明 中部の韓国人憤り』『日韓民間交流「影響ない」』、『五輪ボート「海の森」合意 4者協議 バレー会場は先送り』、『年金抑制法案衆院通過 厚労相不信任案は否決』、『理数小中で平均点上昇 国際調査 文科相「脱ゆとり 奏功」』、『津の建設会社1億円脱税 国税告発 架空外注などの疑い』、『渡辺(猛之)氏 政治資金でゴルフ 自民・参院岐阜 計3件5万円超』(30日付、中日朝刊)
☆『朴大統領任期前に辞任 「国会に委ねる」野党 弾劾手続き継続』、『五輪4者協議 バレー会場 結論先送り ボート・水泳は決定』、『秋篠宮さま おことば「良かった」 陛下退位意向 折々伺っていた』『象徴の姿「同じ気持ち」 秋篠宮さま51歳 陛下に敬意』、『コロンビア75人墜落死 ブラジル・サッカー選手搭乗』、『河村市長「多選は5期から」 議会答弁 過去に「普通は2期まで」』、『議会、市長支援の声明 美濃加茂 2審有罪判決受け』、『いじめ報告 半年遅れ 学芸大付高 学長「認識甘かった」 外部の目届きにくく』(30日付、毎日朝刊)

十一月二十九日
 韓国の朴槿恵大統領が友人による国政介入疑惑を巡って3回目の国民向け談話を発表。「任期短縮を含む退陣問題を国会の決定に任せる」と述べ、2018年2月の任期満了を待たずに辞任する考えを表明。2020年東京五輪・パラリンピックの会場計画見直しを議論する東京都と国際オリンピック委員会(IOC)、大会組織委員会、政府による4者会議が都心で開かれ、宮城県登米市の長沼ボート場への変更が一時、検討されたボート、カヌー・スプリント競技場は都が「海の森水上競技場」を新設することで合意した。
 南米コロンビアの中部メデジン近郊ではブラジルのプロサッカー選手ら乗客乗員計81人が乗ったチャーター機が墜落。75人が死亡、このチャーター機には、J1神戸のカイオジュニオール元監督のほか元Jリーガーが少なくとも4人乗っていたという。ブラジルのテメル大統領は29日、3日間の服喪を宣言、国民の間で悲しみが広がっている。名高裁で一審の無罪判決を破棄する逆転有罪判決を受けた岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(32)が市議会で判決について報告、「市長職を続けていきたい」と改めて続投への意欲を表明した。

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 きょうは執筆と横笛、サンポーニャふきに専念。合間に舞のお店に顔を出し、弁当を差し入れ。先日、そのこさんがおっしゃられていたが『人間、「あと1時間しかない」と「あと1時間ある」のふたつのタイプがあるが、あなたは私と同じで「1時間しかない」派でしょう』とは、よく言ったものだ。あ~ぁ、時間がほしい。でも、よくよく考えれば、時間がほしいのなら。それだけ元気で長生きしたらいい。ただ、それだけのことだ。
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【きょうの一文・ことば】
「全てが簡単でストレスもなく成し遂げたと思われがちだが、実際はそうではない」「現在に至るまでどんな経験をしてきたのか、人々に見てほしかった」
=29日付中日夕刊『ボルト引退後は慈善活動 陸上 自身の映画で会見』の記事のなかで。リオ五輪の男子短距離で100㍍、200㍍、400㍍リレーの3冠を3大会連続で達成したウサイン・ボルト(ジャマイカ、30歳)が28日、自身の競技人生などを振り返るドキュメンタリー映画(作品名は「I Am Bolt」)の記者会見に出席し来年8月、ロンドンでの世界選手権で現役後はチャリティー活動にも力を入れたい、と語るなかで映画への強い思いを、こう述べた

【新聞テレビから】
☆『「岐阜の巨星」しのぶ セイノーHD 田口前会長 追悼式』、『野茂「歴史変えた40人」 大リーグ 米誌特集で37位に』、『鳥インフル32万羽処分 新潟・青森 高病原性を検出』『「感染拡大、風評が心配」 鳥インフル 農家、住民に不安』『東海3県でも警戒強化』、『名港ガーデンふ頭―レゴランド シャトルバス来春運行』、『雪崩で1人心肺停止 立山・室堂付近 東工大生6人組』(29日付、中日夕刊)
☆『〈東海百景〉大空へ準備は万端 名古屋・たこ作り最盛期』、『新潟・青森 鳥インフル検出 鶏31万羽殺処分』『鳥同士強い感染力』『今月 野鳥で4県19例確認』、『安保理 北朝鮮制裁決議 あす採択 海外労働者「資金源」と初指摘』、『美濃加茂市長「眠れず」 市議会出席「容疑は事実無根」逆転有罪受け』、『ビデオ店放火「別室で出火」と新証拠 大阪・16人死亡 死刑囚が再審請求』、『学芸大付高いじめで重傷 対応不適切 元担任ら5人処分』、『米大学で切りつけ 11人けが 容疑者を射殺』、『■長野の畑遺体は山梨の36歳』(29日付、毎日夕刊)
☆『赤ちゃんの名前ランキング 「航平」312→41位』、『美濃加茂市長逆転有罪「現金授受あった」名高裁判決 市長側、即日上告』『「闘っていくのが責務」逆転有罪 市長ぼうぜん、涙 美濃加茂収賄』『市長側、厳しい状況に』『〈解説〉検察の主張とも距離(杉藤貴浩)』『村山浩昭裁判長 袴田事件 再審開始認める』、『ASKA容疑者また逮捕 執行猶予中 覚醒剤使用、否認』、『宿舎費14年分は支部から 長坂氏、15年と合わせ修正へ』『小見山氏、報告書を訂正 政治資金で日本フィル券』、『FC岐阜監督に大木氏』、『ふるさと納税8割赤字 愛知の市町村 返礼品競争が過熱』(29日付、中日朝刊)
☆『〈プロ野球年間表彰〉パ投打の大谷ほぼ満票二刀流「もうちょっとやれた」 セ新井39歳の誉れ「おじさんも頑張ればできる」 =プロ野球の年間表彰式「NPBアワーズ」が28日、東京都内のホテルで開かれ、セ・リーグの新井貴浩内野手(広島)、パ・リーグの大谷翔平投手(日本ハム)がそれぞれ最優秀選手賞(MVP)の表彰を受けた』、『美濃加茂市長逆転有罪 収賄 業者供述に信用性 名高裁』、『臨時国会 会期14日まで延長 政府、年金改革成立狙い』、『〈がん大国白書 第4部①〉検査拒む認知症 妻「老いの現実」』『認知症患者の意思 第4部最良の選択求めて①』、『福島廃炉費 新電力除外 経産省 賠償費は上乗せ』、『仏大統領選 フィヨン氏一躍本命に 中道・右派 予備選で圧勝』(29日付、毎日朝刊)

十一月二十八日
 北風さんがピュウピュウ、真冬並みの寒い日。人びとは、それでもそんな中をどこへ行くのか。何かを求めて。それぞれの目的に向かって歩きつづけた。
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 新潟、青森の両県で鳥インフルエンザが発生。新潟県関川村の養鶏場で鶏31万羽、青森市の農場でも食用アヒル1万6500羽の殺処分が始まったという。高病原性の鳥インフルエンザを巡っては、この冬、国内各地で野鳥の感染確認が相次いでおり、環境省は警戒レベルを最高の「3」に引き上げている。警視庁が性懲りなく、またも覚せい剤に手を染めたとされる歌手ASKA(本名宮崎重明、58歳)容疑者を覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕。

 岐阜県美濃加茂市のプール水浄化設備導入を巡り受託収賄や事前収賄などの罪に問われた市長、藤井浩人被告(32)に対する控訴審で名高裁の村山浩昭裁判長は28日、「贈賄側の業者の証言は信用でき、現金授受はあった」として一審の無罪判決を破棄、懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金30万円の逆転有罪判決を言い渡した。疑わしきは罰せず、ではなく「疑わしきは罰する」となった、というのが私の実感である。いずれにせよ、被告が贈賄側業者と接触していた事実はぬぐいきれない。
 こうした贈収賄は新聞記者、いわゆるブンヤの世界では〈サンズイ〉と言われる。職を汚すから。汚すという字はサンズイ篇だから、隠語でこう云うのである。その〈サンズイ〉といえば、40年ほど前に岐阜県を揺るがした岐阜県庁汚職事件で延々と続いた夜討ち朝駆け取材を忘れることができない。あのときの県政を揺るがした大疑獄と比べたら犯罪容疑の中身も微々たるものではある。
 だが、しかし、だ。その時、全国最年少だった市長が業者からの誘惑接待に少なくとも心が揺らいだことだけは間違いない。ここは疑惑を招いたこと、それ自体に深い反省を込め市政に当たるべきだと思う。何があったか、は分からないが。でないと、市民が浮かばれない。市政が停滞してしまう。ここは誰にでもありがちな自身のうかつな行動への猛省を促したい。
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 今宵は日本ペンクラブ創立を祝う「ペンの日」懇親会が東京千代田区の如水会館スターホールで行われる日だったが、私は失礼ながら欠席させていただいた。代わって、久しぶりに同郷の作家仲間、そのこさん(長谷川園子さん)と江南市内の洒落た喫茶店でお茶を飲み、彼女が最近書き上げ現在、障害者施設の仲間たちにより製本化が進む〈炎の川〉の表現方法などにつき、あれこれと話し合った。
 そのこさんは、先月23日に満86歳になられたばかりだ。かつては軍国少女で名古屋空襲の体験もある。その、その子さん。〈炎の川〉に続いて今は〈分からん話〉を1つずつ書き進めておいで、とのこと。そのパワーたるや、健在なりでエネルギーを少し分けていただいた気がしたのである。
 長年教師をし、後に英語塾を開き塾長としても世間や世界に貢献されてきただけに何よりも話が分かりやすくて面白い。話しこむうち、周りの客が近寄ってきて「なんて分かりやすくて面白いのでしょう。船がなぜ浮かぶのか。飛行機がどうして飛ぶか、をさっそく孫たちに教えてやりたい」と喝采をおくる場面まで見られた。
 私は、そんなそのこさんの話に耳を傾けながら自分が86歳になったとき、これほどのパワーがあるのだろうか、と。ふと、思ってみたりした。楽しく、とてもためになるひとときは矢の如く過ぎ去っていったのである。

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「同志よ、世界革命はるかなり」とでも。フィデル・カストロ、チェ・ゲバラ、半世紀の時を経て天上に再会。おそらく相対したケネディ、フルシチョフも訪ね来て。」とは、本日付毎日夕刊の〈近事片々〉。実際、カストロ前議長の存在感は死してなお高く、彼は生前「福島第1原発事故の教訓を世界じゅうで学ばなければ。福島を訪ね、この目で見なければ」と親交のある人たちに語っていたという。それだけに、その死は惜しまれる。
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【きょうの一文・ことば】
 私は、半世紀近くにわたって、学校や社会の先生を育てる仕事を続けてきた。現在も教育学部で教えている。学生たちによくいう言葉がある。「転ばせるのも教育だ」。相手は、子供とはいえ、生き物、人間だ。机の上だけの先生になってはいけないと教えている。教育学部の存在はとても大事である。
=28日付中日夕刊『〈この道 加藤沢男12〉転んで学ぶ』の中で。大学教育学部の授業で学生たちによくいっている言葉から

【新聞テレビから】
☆『福島原発処理20兆円 想定の倍、消費者負担拡大か』『15都県、25歳以下に療養費 3・11甲状腺がん基金』、『核なき世界後退させるな 被爆者と米兵遺族の交流追うフレシェット監督に聞く 「普通の人」が変化もたらす(近藤晶、写真も)』、『美濃加茂市長逆転有罪 収賄事件で名高裁判決 懲役1年6月猶予3年』、『師 漱石、教え子に親身 走る 作品掲載、虚子に依頼』、『地域の手借りネコ守る活動 不妊・去勢助成餌の管理 中部で着々』『アプリで情報共有 千葉・浦安で開始』、『名古屋市中心部 連結バス導入へ 専用レーン環状に走行』、『天気予報177 10年で5分の1に 視覚障害者ら「必要」苦境NTTも「継続」』、『中国〈14億人の日常〉なぜ 家具店で爆睡 昼寝が文化 店側も「OK」』(28日付、中日夕刊)
☆『眠り猫(国宝彫刻)お色直し 日光東照宮』、『五輪引き継ぎ始まる IOCなど リオの知見東京に』、『仏大統領候補に右派 予備選 フィヨン氏圧勝』、『静寂のハバナ 抗議の行進も中止』、『8日ぶりに東証が反落』、『〈チェック〉幻の古浄瑠璃 英で上演 来夏キーンさん=米コロンビア大名誉教授のドナルド・キーンさん(94)=橋渡し 世界で1冊のみ』、『「これがパンクだ」7億円お宝焼く ロンドンでパフォーマンス』、『お年寄り徘徊スマホで捜す 小型機器の電波受信 名工大が大府で実験』、『元巡査部長殺意を否認 さいたま地裁 強盗殺人初公判』(28日付、毎日夕刊)
☆『悲しみのハバナ』、『島田章三氏死去 83歳 文化功労者、洋画に和の心』『〈評伝〉日本人の油絵追求 故島田章三さん 東海の美術に影響 (宮川まどか)』、『防衛省にサイバー攻撃 高度な手法 陸自情報流出か 国家関与疑われる』、『議員宿舎日 政治団体が支出 愛知9区・長坂氏 規制法違反か』、『スマホ「ながら運転」厳罰化を 「遺族代表し国に伝える」一宮の父 知事らと要請へ』、『「子ども性被害条例」最後発の長野県 罰則限定 効果に疑問も』『「最後のとりでなのに」被害者の母不安訴え』、『コックピット侵入未遂の米国人拘束 成田空港に緊急着陸』、『畑に 男性遺体 長野・南牧 遺棄事件で捜査』、『正林克記氏が死去 長崎原爆遺族会会長=大腸がんのため死去。77歳だった』(28日付、中日朝刊)
☆『廃炉・賠償20兆円 福島、従来想定の2倍 経産省』、『マグロ 過食注意 妊婦から胎児へ影響 東北大調査 メチル水銀 低濃度でも』、『日本郵政初V クイーンズ駅伝』、『「もっと殺して死刑に」岐阜・老夫婦殺害 被告、逮捕時に あす地裁初公判』、『「営業で自己負担724万円」免職元職員 報告後も上司放置 長崎刑務所』、『女性社員6割転勤「NO」 法大教授ら調査 企業側は「社の事情優先」』、『林氏が3選 知立市長選』『森氏初当選 四日市市長選』『伊藤氏再選 桑名市長選』『新人4氏届け出 稲沢市長選告示』(28日付、毎日朝刊)

十一月二十七日
 日曜日。暗い空。1日じゅう寒く、黒い雨がふり続いた。

 内戦が続くシリア。国連児童基金(ユニセフ)の発表によれば、ここではこうしている間にもアレッポを中心にアサド政権軍により包囲されている全土の16カ所で食糧や医薬品などの人道支援物資が届けられず、50万人もの子どもたちが取り残されたままだという。ユニセフは全ての紛争当事者に包囲の解除と安全な輸送路の確保を要求している。

 キューバではフィデル・カストロ前国家評議会議長の死去から一夜明けた26日、国民が9日間の服喪期間に入った。名古屋では洋画家で文化功労者、愛知県立芸術大元学長だった島田章三さんが26日午後4時50分、膵臓がんのため東区の自宅で亡くなった。83歳だった。
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 舞から前々から「いちど行ってみたい」と強く誘われていたパチンコ屋への遊費行。ナゴヤはパチンコで有名だけに、私自身も最近のパチンコ事情はどんなものか、を知りたい気持ちにかられ土砂降りの雨のなか、決行と相成り近くの大型パチンコ店コロナへ。
 店に入るや、玉の音やらゲーム機から溢れ出る音でわが耳はパニック状態寸前に。プロ野球米大リーグで活躍中のマー君そっくりの店員さんに大声を張り上げながら、遊び方の基本を教えてもらい、ふたりそろって「よく出る台です」と言われたパチンコ台の前に仲良く並んで座り、いざ出陣。決戦とはあいなったが。
 硬貨百円を入れたら玉100個が出てくる〈1円玉パチ〉なるものに挑戦すること1時間。玉は無情にも吸い込まれていくばかり。結局、舞から「ウチらは、くじ運が超悪いのだから。それに、こんなにやかましいところ、早くでたいよ。もう帰ろうよ」と〈言い出しっぺ〉が言い出し、それこそほうほうの体で帰宅とあいなった。
 それにしても、店内では山積みとなったパチンコ玉を何箱も傍らにこれ見よがしにと置いてタバコをおいしそうにプカプカ吸いながら足を組みさっそうとした風情でパチンコ台と向き合う女性の姿がナントかっこよくみえたことか。それに引き換え、われらふたりはそれこそ哀れな敗残兵さながら。ザアーザアーぶりのなかを猛烈な雨に打たれて帰ることとなった。
 というわけで、「もう2度と行くまい」と思う半面「いやいや、きっとアレにもこつがあるはずだ。また出直してみようか」とも。なんとも複雑かつ傷ついた心が雨とともに過ぎ去っていったのである。とんでもないモノに付き合わされたと思いつつ、せめてもの慰みは、といえば。あの懸命に働く〈マー君〉に会えて良かったと思う1日でした。

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 中日新聞の本日付朝刊〈通風筒〉によれば、『◇…和歌山電鉄の貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)で26日、イルミネーションの点灯式があり、サンタクロースの衣装を身に着けた駅長の三毛猫「二タマ」が点灯ボタンを押した。◇…同線の存続を望む住民団体が主催し、今年で10回目。クリスマスツリーなどをかたどった約5500個の発光ダイオード(LED)が夜の駅舎やホームを彩った。』というが、こういう話題は微笑ましくて、とても良い。それはそうと、もうそんな時かと思ったりして。月日がたつのは早い。
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【きょうの一文・ことば】
 冷静で落ち着きある行動をとり、怒りや憎しみに流されないよう求める。テロを含む世界の問題は力では解決できない。
=27日付中日朝刊『カストロ氏語録 /歴史は私に無罪を宣告するだろう/革命は今ここに始まる/テロは力では解決できない』の中から。2001年9月11日に米ニューヨークなどで起きた米中枢同時多発テロの際、カストロ氏が世界に向けて語ったことば

【新聞テレビから】
☆『〈情熱大陸〉宇宙兄弟の夢ロケット発射成功!』『世界初マンガが宇宙へ 漫画家―小山宙哉』(27日夜、CBCテレビ)、『〈未来世紀ジパング〉中国が狙う世界覇権……2020年の「通信大革命」』『中国が知らぬ間に…大転換! ニッポンはどうする?』(27日夜、三重テレビ)
☆『〈サンデー版大図解〉 長時間労働』、『金藤さんらに女神像を贈呈 中日ぎふ体育顕彰』、『カストロ前議長死去 キューバ革命を主導 90歳反米勢力のカリスマ』『〈核心〉対米漂う不透明感 カストロ氏死去 ◆反米の存在感◆冷戦負の遺産◆正常化の行方 トランプ氏制裁緩和に否定的』『核廃絶でも闘士貫く カストロ前議長死去 「野蛮な行為決して犯すことのないように」』『03年広島で哀悼/オバマ演説を批判 質素な自宅に日本庭園』『「広島に行ってみろ」 同志ゲバラが勧め 「生活は」「苦しみは」 被爆者に質問攻め』『〈評伝〉英雄か独裁者か(ニューヨーク・北島忠輔)』、『「朴氏退陣」高まる声 ソウル 最大規模の30万人デモ』『韓国、国政介入疑惑に怒り「民間人が大統領操縦」』、『鶴竜3度目V 九州場所』、『美濃加茂市長 あす控訴審判決 業者証言 再び争点』『「一審同様、無罪を確信」 藤井市長』、『小室哲哉氏ら 一時役員 租税回避地 パナマ文書で新たに』、『〈この人〉四日市発同人誌「シネマ游人」編集長 林久登さん(73)』(27日付、中日朝刊)
☆『フィデル・カストロ氏死去 前議長キューバ革命主導 90歳』『被爆者の思い共有 カストロ氏死去 広島訪問で握手』『最後の自己犠牲は禁煙 /野球選手を買うマフィアがいる カストロ語録』、『美濃加茂市長控訴審 贈賄証言信用性が焦点 あす判決 1審は否定し無罪』『市長、捜査の在り方批判』、『羽生連覇NHK杯』、『〈Sストーリー〉黄ばんだ新聞の縁――二俣事件66年後の巡り合い』『冤罪終わらぬ苦しみ 二俣事件「警察官告発」の果てに』『拷問のアザ 心の傷』『残された人も翻弄され ※二俣事件とは=1950年(昭和25年)1月7日、浜松市天竜区二俣町で起きた一家4人殺害事件。当時18歳だった須藤満雄さんが逮捕されたが、須藤さんは58年1月、無罪が確定した』、『出所の障害・高齢者ケア 支援拠点半数「職員が不足」』、『人生初の福祉「ぼく世界一しあわせもです」 服役40年知的障害の85歳 NPOが支え施設に』(27日付、毎日朝刊)

十一月二十六日
 キューバ革命で知られるキューバのあのヒゲのフィデル・カストロ前国家評議会議長が25日午後10時29分、死去した。死因は明らかにされていないが2006年7月に腸内出血で手術を受けたことがあるという。遺志により遺体は火葬されるそうだが、90歳の波乱に満ちた一生だった。
 カストロ前議長といえば、1959年にアルゼンチン人活動家のチェ・ゲバラらとともにゲリラ戦を展開して親米政権を打倒したキューバ革命を実現させ、1961年には米国と断交、社会主義を宣言し旧ソ連との関係を深め、翌1962年にはソ連製核ミサイルの受け入れを決断。世界を一触即発の米ソ核戦争の瀬戸際に立たせた世にいう〈キューバ危機〉を招いたことでも知られる。
 そのカストロさん、1995年と2003年には来日。広島も訪れており、ことし9月に日本の首相としてキューバを初めて訪問した安倍晋三首相に対して「キューバでは広島、長崎の原爆投下の悲劇が語られている。キューバも日本も核のない世界をつくるという点では一致している」と語ったが、私たちはこの言葉を永遠のものとして受け止めたい。ここで英雄カストロさんに瞑目し、合掌。

 大相撲九州場所14日目。西横綱の鶴竜(31歳。モンゴル出身。井筒部屋)が結びの1番で大関豪栄道を上手出し投げで下し、13勝1敗として3度目の優勝を決めた。フィギュアスケートのNHK杯が札幌市の真駒内セキスイハイムアリーナであり、男子羽生結弦(ANA)が前日のショートプログラムに続き、フリーも初挑戦の4回転ループを成功させるなどして首位に。今季世界最高の合計301・47点でこの大会2年連続3度目の優勝を果たした。
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 きょうも愛車を走らせ、あわただしい1日に。
 かつて地方記者時代に松本平や安曇野・北ア上高地はじめ、真珠筏が浮かぶ志摩半島一円や根尾村などの岐阜の山中、能登半島、そして琵琶湖沿岸など管内を車で飛び回っていた時代を思い出させる、そんな分刻みの時が過ぎていった。
 なかで、大変ためになったのは社交ダンスのレッスンで先生から教えられた金言ともいえる「スタンダードはヒールを外向きに。ワルツもブルース、タンゴも〈ハの字型〉にボール(爪先)だけで出るのが鉄則です」とのことば。ほかに、シャッセやチェックバックを取り入れながらのブルースの足の動きなど基本動作を学んだことか。
 代わって南米楽器のサンポーニャ。こちらのレッスンは相変わらず上達は今ひとつだが〈LLAQUI RUNA(悲しい人)〉、〈sariri(旅人)〉、〈celeste(青い空)〉……など。夢中でふきながら、南米独特のリズム感と人情といったようなものを、あらためて知った。落ち着きのある日本の横笛と比べたら、随分とちがう。
――というわけで、きょうは信長と吉乃の気分に浸ってペンをすすめることはかなわなかった。ただ、尾張一円から岐阜にかけハンドルを握りながら、車窓を走る深紅の紅葉や木曽、五条川の清流や空に浮かぶ雲の流れを横目に、あれやこれや自らを馬上姿として空想をめぐらせることが出来たのは間違いない。

【きょうの一文・ことば】
「原発事故は、新しい形の戦争だと思った。われわれが考え方を変えない限り、原発は続く。人間が自然と共生するための新しい哲学が必要とされている」「人間は自然を征服できないことが分かった。今後何十年も続く大惨事を、どう語っていくのか。もし可能だとすれば、それは被災した人々の証言によってだと思う」
=26日付中日朝刊『ノーベル賞アレクシエービッチさん 東大講演 「原発事故は新しい形の戦争」』の記事のなかで。昨年のノーベル文学賞作家、スベトラーナ・アレクシエービッチさん=「チェルノブイリの祈り 未来の物語」著者=の講演の1部

【新聞テレビから】
☆『博多陥没現場 再び沈下 最大7㌢ 市「想定内」も周知せず』、『寅さんロケ地に光を 東京・柴又でサミット開催』、『イセシマ効果今こそPR サミット半年 三重県、視察旅行に力』、『手塚家800年余 時を超えて ラララ… 治虫のルーツ光盛(手塚太郎金殺光盛。1184年に死去した平安時代の武将。幼少期の木曽義仲をかくまった縁で、挙兵した義仲の平家討伐に従軍)なり 長野 上田の寺に新資料 木曽義仲をかくまった武将』、『友好の中国「史記博物館」 名古屋財界OB 資料収集で協力』、『往年の名車外苑に集結 トヨタ博物館イベント』、『雇用保険料 0.6%に下げ 政府方針 負担減、消費拡大 促す』(26日付、中日夕刊)
☆『〈東海百景〉黄金色に染まる街 =街が黄金色に染まった。日本有数のギンナンの産地・愛知県稲沢市祖父江町でイチョウの黄葉が見ごろとなっている』、『博多駅前再び沈下 最大7㌢ 一時通行規制』、『〈チェック〉2033年大安がない? 旧暦閏月決まらず 冠婚葬祭業界やきもき』、『〈●eye見つめ続ける 大震災〉 里山を次代へ 福島・阿武隈山地 シイタケの原木生産農家』、『南極海氷100年前と同じ大きさ スコット隊の日誌から判明』、『「大麻で町おこし」ご用心 乱用者集まり逮捕事例も 厚労省「栽培許可慎重に」』『医療用解禁に「今ので十分」厚労省見解』、『恐怖の記憶 脳訓練で消去 PTSD(心的外傷後ストレス障害)治療に期待』、『■国村隼さん、韓国映画賞で助演賞 =韓国最大級の映画賞「第37回青龍映画賞」の授賞式が25日ソウルで行われ、羅弘鎮監督の「哭声」に出演した俳優の国村隼さんが「男優助演賞」に輝いた。同映画賞で外国人が受賞するのは、初めて』、『■NYで捕鯨批判への反論映画=「ビハインド・ザ・コーヴ」=上映』(26日付、毎日夕刊) 
☆『ノーベル賞アレクシエービッチさん東大講演 「原発事故は新しい形の戦争』『〈全電源喪失の記憶 証言・ことば1F汚染 第10章⑧〉 うそ コウナゴ基準値上回る』、『〈編集局デスク〉夕日に思う 編集局長臼田信行』、『北欧テーマ 魅惑の光 岐阜・木曽山川公園』、『81歳運転、妻はねられ死亡 津の病院駐車場「覚えていない」』、『3・11の教訓職場に 「愛知むすび塾」 企業防災を議論』、『長野・美麻地区住人「誘われた」 逮捕22人大麻乱用か 首都圏などから移住 音楽イベント接点』『若者にまん延 大麻摘発増加』、『16歳少年を逆走 少女は少年院 鈴鹿・中2暴行死 祖母 「大人の祥太見たかった」』、『介護保険見直し 素案 高所得高齢者ら負担増 「自立に必要」「レンタル費据え置き』、『年金抑制法案 強行採決 衆院委可決 成立へ会期延長方針』、『三菱電機元社員労災認定 入社1年目、残業月100時間超』、『これからも、みんなで 書家金沢翔子さん 願いを込めて一筆』、『巨人契約金報道 朝日の賠償確定 最高裁、上告受理せず』(26日付、中日朝刊)
☆『■(名古屋駅前の)ミッドランドスクエアに光のツリー』、『インフル流行期突入 厚労省発表』、『女子マネ制限付き解禁 高野連 甲子園練習 参加を容認』、『10閣僚大規模パーティー 1000万円以上 自粛規範骨抜き 安倍首相ら 6氏は白紙領収書配布』『昨年226件 9割は自民関係』、『豊洲18人減給 退職者に返納促す』『豊洲責任解明されず 都知事 世論意識 処分急ぐ』、『介護自己負担 3割 改正素案 現役並み所得者』、『年金、賃金に合わせ減額 衆院厚労委 改革法案可決』、『大谷受賞も二刀流 ベストナイン史上初投手と指名打者』、『免許 誤採点40人不合格 愛知県警07年12月~15年8月』、『里見が5冠 2度目獲得 女流王座戦』、『〈マンション漂流 〉理事長7億円着服 他人任せあだに』、『手術ミスで神経切断 豊橋市民病院4189万円賠償へ』(26日付、毎日朝刊)

十一月二十五日
 きょうも寒い1日。街にはコート姿が目立った。

 日本ハムの大谷翔平選手が史上初めて投手と指名打者の2部門で今季パ・リーグのベストナインに選ばれた。大相撲九州場所13日目。3横綱に勝ち、逆転の初優勝に相撲ファンの望みを託されていた大関稀勢の里が平幕の栃ノ心に下手投げで敗れ、痛恨の3敗目。福岡国際センターにはため息が漏れた。あ~あ、とはこのことだ。
 愛知県碧南市の衣浦総合卸売市場で東日本大震災の教訓をもとに防災について語り合う愛知むすび塾(中日新聞社、河北新報社主催)が開かれた。
        ☆        ☆

 目薬がなくなってきたこともあって午前中、目医者さんへ。左右とも視力は1.0。眼圧は右が22、左が16でまずまずだったが、どうしても右が高くなりがちだ。パソコンと向かい合っている人は眼圧が上がりがちなので気をつけてください、と医師。
 午後は名古屋の国際センタービルへ。中部ペンクラブの理事会に出席するためである。

 名駅―国際センタービル間の往復と帰りの最寄り駅から自宅までを先日教えられたとおり、乳首を空に向け時折、社交ダンスのステップを踏みながら歩く。あるくうち、視線までが空に向いていることに気付きナンダカ幸せな気持ちになった。道中、自身の影を踏みながら迸り出たことばは。
 それは以下の如きものであった。
♪みんな命はひとつ/目も耳も口も、ひとつずつ/そして手と足と耳は、なぜかふたつずつ/神さまが与えてくれた私たちへの贈り物/みんな、同じだということ/どんなに。お金があろうと、名誉があろうと。そんなことは関係ない/みんな同じで自由で、平和でなくては
 
 秋の空が、人間はみな同じだと言うことを教えてくれた。メモした私は。再び乳首を空に向けて。また歩き始めた。

【きょうの一文・ことば】
「まさか自分が、と思っていた。事故前の自分に会って、スマホを奪い取ってやりたい」「油断してしまった」
=25日付中日朝刊『ポケGO死亡事故運転の男性 「あの時のスマホ奪いたい」』の記事の中から。春日井市で8月に死亡事故を起こした男性(27歳)が吐露した悔やむ日々の心境

【新聞テレビから】
☆『コロンビアの新和平案 来週にも国会承認』、『徐福伝説に爆注目 日中韓「ユネスコ遺産へ」交流 不老不死求め…伝承20カ所超 熊野や熱田神宮も』、『大麻 限界集落22人逮捕 長野・所持容疑 移住し栽培・乱用か』、『イラクテロ死者97人に =イラク中部ヒッラ―のガソリンスタンドで24日発生した爆弾テロで』、『犯行予告 県に伝えず 相模原殺傷検証 施設の対応批判』、『トランプタワー周辺厳戒 NY年末商戦に影? 規制区域にティファニー、グッチ』、『「稲田防衛相は少々頼りない」 自衛官募集のビラ、秋田で配布』、『名古屋市の貧困対策事業 学習支援消防署も活用 応募者増来年度から』、『小泉敏夫さん死去 93歳 北方領土返還運動に尽力』、『サンタさんに会えた 成田到着=フィンランドの財団が公認したサンタクロースが25日、空路成田空港に到着』(25日付、中日夕刊)
☆『冬の便り届けます シクラメン出荷最盛期 豊田』、『3号機もミュー粒子(物質を透過する性質がある素粒子)調査 福島第1 年内の燃料位置など』、『相模原殺傷 園の危機意識不足 検証委 県に情報未報告』、『弾劾与党40人賛成 朴大統領訴追案 可決可能に』『朴氏支持率最低4%』、『HIV(エイズウイルス)障害年金 認定減 薬害患者の更新停止も』『薬害被害者「いじめだ」 HIV 年金停止に悲鳴 就労率は56%』、『高齢者も入居歓迎 国交省、登録制度検討「専用賃貸」に補助金も』『■熊本市のゆるキャラ、復興呼び掛け』(25日付、毎日夕刊)
☆『〈大相撲九州場所12日目〉 稀勢3横綱破った 重要な残り3日「集中」 鶴竜1敗守る』、『ポケGO死亡事故運転の男性「あの時のスマホ奪いたい」 春日井で8月に発生 悔やむ日々 心境吐露』、『リニア名駅 来月19日着工 JR東海、駅直下部分』、『米国TPP(環太平洋連携協定)離脱「転換確信ない」 衆院特別委で首相』、『配偶者控除150万円 与党方針 世帯主1120万円超 適用外』(25日付、中日朝刊)
☆『〈東海百景〉光と風 連係プレー 岐阜・干し柿づくり最盛期』、『首都圏積雪転倒相次ぐ』、『福島沖地震 海底活断層が活動か 仙台港方向にずれ「高い津波一因」』、『メラニア夫人(次期米大統領夫人)沸く出身地 スロベニア 観光客誘致に期待』、『〈検証〉「容疑者」となった朴大統領 「親友の裏」に絶句』『対面回避の政治手法あだ「門番」操られた大統領 崔被告の介入許す 父の政権支えた同志』、『全農改革期限盛らず 政府・与党 規制会議も了承』、『201万円まで減税 配偶者控除 段階的に縮小』、『豊洲盛り土18人処分へ 退職者、給料返納検討 幹部ら減給』、『〈マンション漂流〉築50年超物件「管理不全」急増 ごみ散乱 隣人無縁』、『70歳以上 ATM振り込み制限 愛知県内の全15信金 詐欺被害防止へ本腰』、『干物店強殺に死刑判決 静岡地裁支部「非人間的で残虐』、『城崎被告に懲役12年 ジャカルタ事件で 東京地裁判決』(25日付、毎日朝刊)

十一月二十四日
 真冬並みの寒気と低気圧の影響で東京都心など関東地方の各地で明け方から、初雪を観測。都心での初雪は平年(1月3日)より40日早く、11月に雪が降るのは昭和37年いらい54年ぶりだという。
 どこも11月では観測史上初の積雪となり、皇居外苑などの都心が白い雪で晩秋の紅葉、赤紫をうっすらと鮮やかな白に染めた。長野県でも軽井沢など各地で山沿いを中心に未明からまとまった雪に。松本では国宝松本城が白い雪でスッポリ包まれた。

 というわけで、きょうは最高気温も名古屋12・6、岐阜13・0、高山5・6、津13・5、福井12・6、大津12・1度…と、どこも平年を1~5度下回り、いよいよ厳しい冬の到来である。
 テレビ画面に映し出される雪を前に、思わず口をついて出たのは。
 ♪雪の達磨にたどんの目鼻 解けて流るる墨衣/行きに寄ろうか帰りにしよか ならば行きにも帰りにも/雪の小道をあいあいがさで わざとよろけて抱かれたい
――といった端唄である。

 雪はいい。雪は好きである。でも、好きなればこそ大切な人たちのことも思い出す。風邪を引かなきゃよいが、と。

 きょうは、社交ダンスのレッスンをのぞいては、ただ黙々と執筆に挑んだ。合間にサンポーニャの〈FIESTA AYMARA〉と〈サンタクルスの花〉に挑んでみるが、これがなかなか難しい。ダンスと音楽の時間をのぞいては、傍らで愛猫シロちゃんに見守られながら、もはや信長、吉乃の心境である。あぁ、時間がほしい。足りない。

        ×        ×
 大相撲の醍醐味。小よく大を制す。173㌢。「小兵」石浦の躍動にわく。―とは、本日付毎日夕刊〈近事片々〉の記事だが、まさにその通り。速攻の攻撃を仕掛ける石浦(東前頭15枚目。鳥取出身。宮城野部屋)の相撲には技があり、色があり、花まである。大相撲九州場所12日目。2日目から10連勝で102年ぶりの新入幕優勝という快挙が期待されている石浦だが、きょうは勢に寄り切りで敗れ2敗に。残念無念。
        ×        ×

【きょうの一文・ことば】
 我々は観測することで宇宙を広げつづけていくのです。
=24日夜のNHKBSプレミアムの番組『20世紀最高の天文学者 天文学の革命児ハップルの栄光と挫折』から。134億光年先の銀河、もっとも遠い銀河を見つけたハップルの生前のことば

【新聞テレビから】
☆『〈探せ新スポット 列島フォトリレー2016〉長崎池島炭鉱 暗闇の歴史踏みしめ』、『つかめ10億円の夢 年末ジャンボ発売』、『東京都心11月初の積雪 真冬並み寒気 南下』、『楽しい記憶2人も見守って 広島土砂災害から2年 兄弟失った自宅新たな家族と再出発』、『スマホ予備リチウムイオン電池 預けず機内持ち込みを 各空港再検査相次ぐ』『発火や発煙 緊急着陸も』、『福島、茨城で震度4 津波なし』『配偶者控除150万円で一致 自民税調 公明と調整、決定へ』、『東京五輪ボート 宮城案見送りへ』、『世相変わりびな発表 今年は五輪、カープ、ポケモン』、『七面鳥に最後の「恩赦」 オバマ氏』、『高山短大不適切報酬を謝罪 会見欠席の理事長説明 「親ばか7年続くことに」』、『SMAP紅白出場歌手入らず 和田さん、細川さんも』(24日付、中日夕刊)
☆『東京 初雪 11月54年ぶり』『北極上空の寒気列島に流れ込み』、『アンネの詩落札 死後71年を経て、アンネ・フランクの直筆詩が競売に。約1650万円で落札された』、『配偶者控除150万円上限 引き上げ最終調整 政府・与党 年収1120万円超 対象外』、『アシアナ機事故 霧の中 機長降下強行 運輸安全委報告 滑走路視認せず』、『衆院憲法審 自民草案 撤回要求 民進「立憲主義踏まえず」』、『高山短大 欠勤 7年報酬3000万円 理事長次男の元役員に』、『〈東海百景〉熟練の名港ギャング 積み込み車間10㌢』(24日付、毎日夕刊)
☆『男児遺体車に遺棄疑い 大阪24歳母ら男女逮捕 低栄養衰弱死か』『児相、28回訪問確認できず 「堺の事件念頭に対応」』『育児放棄死亡 5年間で 68人 厚労省調査』、『「いじめ 死を選ばないで」 原発避難の中1同様に苦しむ人たちへ 両親が会見「150万円は借りた金」』、『天白の男性本紙連載機に 市民発の給付型奨学金を 来月3日名城公園でチャリティー』、『願い続々「的中」 三重・多度神社』、『高山短大が不適切報酬 前常務理事 7年欠勤中 3000万円』『「早急に第三者委」 事務局長』、『配偶者控除「150万円以下」なら 減税300万世帯 増税100万世帯』、『監禁致死疑い12人逮捕 警視庁 社長不明で元組員ら』(24日付、中日朝刊)
☆『日韓軍事情報協定締結 対北朝鮮、直接共有』、『マンション「管理組合なし」671棟 老朽化修繕困難 自治体調査 治安、防災面懸念も』『マンション管理支援模索 自治体が調査開始 専門家派遣も 国施策に住民疑問』、『両親「すべて遅い」横浜市・学校に不信感 避難いじめ』『「社会は避難に無理解」』、『30代男性 糖尿病なら心臓病リスク18倍 新潟大など研究チーム 動脈硬化で発症しやすく』、『(歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの妻で、乳がんの闘病記をブログで発信し続ける フリーアナウンサーの小林)麻央さん BBC「100人の女性」に』、『(狩野)探幽「16代目」きらり 伊勢の5歳=三重県伊勢市立しごうこども園の三橋丈ちゃん(5) =児童画コン最高賞 「みんな、喜んでくれてうれしい」』、『治勲、A1(人工知能)に勝ち越し 電王戦2勝1敗「人間味感じた」』、『HIV郵送検査急増 厚労省研究班 精度向上など提言へ 15年 8万件』(24日付、毎日朝刊)

十一月二十三日
 祝日で夕刊は来ない。勤労感謝の日ではあるが。舞は大量の洗濯物を庭に干したあと、朝早くからお店に出かけた。
 私は黙々と新聞を読み、合間に高齢の愛猫シロちゃんに食事を与え、あったかくしてやるなどしてめんどうを見つつ、ただヒタスラ執筆に打ち込む。

 東電福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した直後から小学校でいじめを受けていた中1男性の両親が横浜市内で記者会見。全国でいじめに苦しんでいる子どもたちに向け、「わが子が苦しいけれど死を選ばないで。絶対に助けてくれる人がいるから、と伝えてほしい―と話していた」と述べ、他の生徒に賠償金をもらっただろと遊興費として計150万円を求められた点については「お金は福島に一時帰宅した際、いろいろ精算するため親戚から借りたお金だった。お金の管理が悪かったのは反省している。ただ、お金がなかったら息子はどうなっていたか」とも。

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 細かなことで ガタガタ思うな 安住せよ ちゃんと時間が 解決する/草が教えてくれたのは安住ということ/とんで とんで とんで つちにおちて めをだした/くさたちは てんでに じめんの とりっこをしている/雑草の世界は栄枯盛衰、戦国時代さながら………
――以上はきょうの夜、NHK総合テレビの番組『〈足元の小宇宙〉絵本作家と見つける生命のドラマ』を見ていて、【ざっそうたち】を愛してやまない京都の里山で生きる絵本作家甲斐信枝さんが語ったり、童話につづったりした一節を思わずメモったものである。なんてかわいらしい。85歳の女性が、こんなにも自由奔放に生きておいでだ、とは。その姿に感動した。
        ×        ×

【きょうの一文・ことば】
「つらいシーズンだった。泣き言だけは言うまいと心に誓ったけど、いろんなことを言われた」「それぞれの選手が全力を尽くせば成績は悪いものにはならないと今でも思っている。そうならなかったのはナゼか。選手が集中力を欠くケースがたくさんあったから。チームに不協和音があって、いろんな雑念や不安感のもとになった」
=23日付中日スポーツ1面『竜納会で大号令 白井オーナー 「心一つに」 来シーズンの決起大会と受け止めよ』の記事の中で。白井オーナーから、屈辱の1年の選手への叱咤ともいえる強烈メーセージ

【新聞テレビから】
☆『真田丸最終章丸わかり 哀川翔』(23日、NHK総合テレビ)
☆『宮城の警報 津波到達後 福島沖地震 17人けが、1万4000人避難』『M7.4「阪神」「熊本」上回る』『津波予想難しく 宮城の警報遅れ 自治体対応に混乱も』『南海トラフ誘発は「ない」 名大研指摘 大震災余震の可能性』『原発作業で白血病労災男性 賠償求め東電を提訴』、『トランプ氏「就任日TPP(環太平洋連携協定)離脱通告」 宙に浮く1兆1900億円 関連予算計上 日本、発効の見通し甘く』、『世界最小 電柱大 ロケット空へ JAXA(宇宙航空研究開発機構)超小形衛星載せ年度内』、『ベトナム原発白紙決定 日本受注、安倍政権に打撃』、『「身代わり出頭頼んだ」 逮捕の佐川係長 営業所、常態化か』、『肺がん見逃し男性死亡 一宮市民病院 2400万円賠償で和解』、『くまモンと知事 (中日)本社訪問 みんなの善意忘れないモン』、『ねぎサミットへ抱負 東京で26、27日 江南の(伝統野菜「越津ねぎ」の)生産者=この項尾張版のみ=』(23日付、中日朝刊)
☆『〈考皇室 平成流の原点㊤〉陛下「被災地へ早く」』、『トランプ氏2国間重視 TPP離脱正式表明』、『M7級余震警戒 気象庁 東日本「まだ活発」福島沖地震』『津波の恐怖再び 福島沖M7.4 「高台へ」教訓生きる 高齢者施設迅速避難』『避難車で渋滞 混乱も』『沿岸部レアキャラ停止 ポケモンGO安全考慮』『鉄道や空港運休相次ぐ』、『五輪費用総額2兆円 組織委積算 招致段階の2.5倍』、『大阪でも点滴に穴 府成人センター 投与中に見つかる』、『新年恒例年賀会 電通が中止発表 過労自殺問題』、『1.1万年前の柱跡はっきり 豊橋・西側北遺跡で発見 国内最古級 竪穴建物跡』、『■山中の遺体、堺の不明男児』(23日付、毎日朝刊)

十一月二十二日
 二十四節気の小雪。しょうせつ。
 寒くなり、雨が雪になり、木々の葉も落ち、初雪が舞い始めるころだという。
        ☆        ☆

 トランプ次期米大統領が21日、大統領選後初めて「来年1月20日の就任初日に環太平洋連携協定(TPP)からの離脱を通告する」と宣言。日米両国が主導してきたTPPの発効が事実上、絶望的となり世界に衝撃が走った。

 きょうの午前5時59分ごろ、福島沖を震源にマグニチュード(M)7・4の地震が起き福島、茨城、栃木の3県で震度5弱を観測。気象庁は福島、宮城両県に津波警報、青森、岩手、茨城、千葉の各県に津波注意報を出したが午後1時前、全てを解除した。気象庁は東日本大震災の余震とみており仙台市での140㌢の津波観測は大震災以降、最大の記録。M7・4は、M7・3の阪神大震災や熊本地震を上回るという。
 とにもかくにも朝起きると、NHKテレビが朝のニュース番組「おはよう日本」で福島県に津波警報が出たことを受け、画面で赤地に白抜き文字で【すぐにげて! 】と表示。アナウンサーも興奮気味に「皆さん、東日本大震災を思い出し、命を守るため今すぐ逃げてください」などと呼びかけるなど一時、日本じゅうが騒然かつ緊迫したが、まもなく警報と注意報も解除され、ほっとするひと幕が繰り広げられた。それにしても大事に至らなくて、ほんとに良かった。
 また、この地震で東京電力福島第1、第2原発にもそれぞれ100㌢の津波が到達、第2原発3号機の使用済み核燃料プールの冷却設備が一時停止したが、東電は水漏れや放射能物質の漏えいはなく、第1、第2原発ともに主要設備の異常はなかったと説明している。本日付中日夕刊〈夕歩道〉に言うとおり「天災は忘れる間もなくやってくる昨今である」。
 
【きょうの言葉】
「乳首を空に向けてあるく。そうすれば」
=名古屋は大須の横笛レッスンの場で。女性師匠との雑談のなかで。年寄りは皆、前かがみになりがちだ、との話題になり。知人が師匠に指摘され〈乳首を空に向けて歩くように心がけたら、アラッふしぎ。前かがみがいつのまにか解消し、姿勢が見違えるほどよくなった〉とさ。

【新聞テレビから】
☆『東北に津波 仙台1.4㍍ 福島沖M7.4震度5弱 第二原発燃料冷却一時停止 沿岸部1万人避難 大震災余震 なお要警戒』『福島原発緊張再び 1㍍の津波確認 第一作業員「どの道も渋滞」』『大震災思い出した 東北に津波 経験生かし高台避難』『NHK「すぐにげて!」字幕』、『トランプ氏TPP離脱宣言 翻意なし、発効絶望的』、『おにぎり早食い男性死亡 彦根のJA催し 喉つまらせ3日後』『テレビまね事故 後絶たず』『東海でもイベント「安全重視で協議」』、『佐川社員ら6人逮捕 駐車違反身代わりの疑い』(22日付、中日夕刊)
☆『M7.4 仙台津波1.4㍍ 福島・茨城・栃木 震度5弱 「東日本」余震 太平洋岸1400人避難』『福島第2原発 冷却一時停止 震源浅い正断層』『「大震災」記憶よぎり 福島震度5弱 早朝の東北不安募る』『「津波だ」高台急ぐ』『官邸に対策室』『関東沿岸も水位急上昇』『「玄海」避難計画了承へ 原発30㌔圏 住民避難に課題』、『土砂除去できず困った! 博多陥没 新たな流下の恐れ』、『トランプ氏夫妻を 英女王が招待検討』、『自爆テロの死者32人に アフガン』(22日付、毎日夕刊)
☆『逃れた東京 長男の胸に靴跡/「放射能で短命」陰口 避難いじめ他にも 大人が正しい認識を』『横浜市教委が防止指示 子ども注意深く見て』、『陸自先発隊南スーダン到着 平和見えぬ中 新任務へ』『「駆け付け」見据え、表情硬く』、『エコカー減税2年半延長 与党税調検討 対象車種は縮小』『「名古屋 暮らしやすく」 市長選 出馬意向の岩城氏』、『光と音の世界へ さあテークオフ 中部国際空港』、『名古屋市民8割「容認」「行きたくない街」ナンバーワン 市調査公表「象徴的な建物ない」』、『焼け跡に叔父遺体 一宮・民家 放火、車で突入容疑』、『一橋大生銃撃死「犯人手掛かり」 世界への志に凶弾 ブログに「コロンビア楽しみ」』、『稲葉京子さん死去 83歳、元中日歌壇選者』(22日付、中日朝刊)
☆『北方領土「共同経済活動 議論」 首脳会談日露で神経戦』、『マティス氏起用有力 米国防長官対イラン強硬策』、『凍土壁を初公開 福島第1原発』『東電アンケ 偽装請負疑い回答465人 廃炉作業員確認は元請け頼み』、『国政介入疑惑 朴氏弾劾へ野党本腰 与党内にも同調の動き』、『母子手張世界80カ国・地域に普及 あす東京・国際会議で展示』、『セーラームーンで性感染症予防PR 厚労省』、『鶴保氏200万円を返金 パ―ティー券不正購入「知らなかった」 国会で表明』『発言や行動で波紋次々 「土人」発言擁護/40㌔スピード違反』、『抱っこひも 30年で変化』(22日付、毎日朝刊)

十一月二十一日
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人による国政介入疑惑。こんどはフィギュアスケート女子の元五輪金メダリスト、金妍児(キム・ヨナ)さんが友人の側近が企画した「ヌルプム(品格を伸ばす)体操」の発表式への参加を「自身のイメージに合わない」として拒否。その後、2015年の〈韓国スポーツ英雄〉の選定で金さんがインターネット投票で82%の得票を得ながら「まだ年齢が若い」との理由で選ばれなかった―などの報復を受けた、とKBSテレビが報じたという。

 APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議が行われているアルゼンチンのリマ。ここでは、来年1月で任期を終えるオバマ米大統領がロシアのプーチン大統領と4分間の会話で最後の顔合わせ。オバマ大統領は停戦が崩壊しているシリア内戦につき「暴力を減らし住民の苦しみを和らげるためケリー米国務長官やロシアのラブロフ外相が国際社会と幅広く連携して協議を続ける必要性」を指摘したそうだ。
        ☆        ☆

 きょうは信長26歳のころの桶狭間の戦い(1560年)を前にしての最愛の女性、吉乃(お類とも、吉野とも呼ばれた)との出会いの場面など、資料とにらめっこをしながらの執筆でまずは順調に筆が進んだ。これから、どんな展開とするか。まさに、自分との勝負である。
 文學界12月号で始まった西村賢太の新連載「雨滴は続く」を読み進める。西村は、私のかつての新聞記者としての任地、能登七尾の産んだ藤澤清蔵をこよなく師とあがめ、ここまでたどり着いた私小説作家だけに捨て置けない存在だからである。
 私が、まだ40歳そこそこの新米の七尾支局長だったころ。1人の真剣な目をした若者が藤澤清蔵に関することを教えてほしいーと、私を訪ねてきたことがあったが。もしかしたら、彼だったかも知れない。いや、そうでなかったかも。判然とはしない。

 ただ、あのころ私がそれまでの記者生活を伊神ごんのペンネームで〈泣かんとこ 風記者ごん!〉として能登印刷から出版、この本がベストセラー小説となり少しばかり有名だったこともあったので。それで藤澤のことを知ろうとして訪れたのかも知れない。あのとき、地元作家でエッセイストの小林良子さんが「あたし、どうしてもキヨゾウだけは好きになれんのやわ。ふしだらな男のことを聴いてくるだなんて。とんでもないわよ。いがみさん、気をつけてね」と話していたことだけはなぜか、忘れられない。
 あのときの〈こっぱ〉が、もしその後の賢太に育っていたのだとしたなら。彼のその後の目には見えない努力と奮闘は半端でなく、大変なものだと思う。だとしたなら、だ。がんばれ! 賢太と叫びたい。
 
【きょうの一文・ことば】
「復興も進み、こうして東京で祭りを披露できた。ぜひ東北にも来て、本場で祭りを見てほしい」
=21日付毎日朝刊『東北の熱気東京に 六魂祭パレード』の記事のなかから。仙台市の鎌田宏・七夕祭協議会会長(75)の話
※この日は東日本大震災からの復興を願い、東京・虎ノ門―新橋間の「新虎通り」300㍍区間で東北6県の代表的な夏祭りを披露する「東北六魂祭パレード」が華やかに繰り広げられた

【新聞テレビから】
☆『〈探せ新スポット 列島フォトリレー2016⑥〉秘境でもてなす200体余 徳島かかしの里』、『カープ市に5億円恩返し 原爆ドーム保存費にも』、『型破り 落語酔わせます 津のバー(「アンバール」)地方で異例 毎月開催』、『終戦に尽力平和希求 鈴木貫太郎元首相の書 郷里へ』、『日中関係改善で一致 首脳会談 国交正常化45年向け』、『サルコジ氏政界引退へ 仏大統領選予備選で敗退』、『「保護主義に対抗」一致 APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳 トランプ氏警戒』『共同経済活動提案か 北方領土 日ロ会談でプーチン氏』、『★(天皇、皇后両陛下が)生物学賞授賞式に出席』、『岩城前副市長出馬へ 名古屋市長選「現職 施策に偏り」』、『ながらスマホ事故 愛知県が政府に 罰則強化要請へ』、『原発避難いじめ陳謝横浜市長「連携不足」 文科副大臣らと面談』、『殺害邦人は一橋大生 コロンビア 携帯奪われ追跡中』(21日付、中日夕刊)
☆『尾張藩家老の家来が筆204冊に 青窓紀聞 幕末ネタ帳解読進む 事件やうわさ話面白く』『プーチン氏 北方領土 「露に帰属」前提 日本と共同経済活動 首脳会談議題に』、『APEC閉幕 自由貿易推進を再確認 首脳宣言 トランプ氏に警戒感』、『日中「懸案処理」一致 安倍首相、習主席と会談』、『ウクライナ情勢懸念 米、露に合意順守求める』、『円安一時111円台 半年ぶりの水準 東証一時90円高』、『最終戦マリー初優勝 男子テニスの今季最終戦=ATPツアー・ファイナル=は世界ランク1位のアンディ・マリー(英国)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6―3、6―4破り初優勝』、『阪大教授に数千万円 贈賄側 「研究費」振り込み』、『■ネパール人記者が大阪本社訪問ネパールの新聞「アンナプルナ」の記者、シャンブ―・カトルさん(36)が21日、毎日新聞大阪本社訪問』、『奈良・興福寺 国宝(の5カ所)に透明液体』、『ヒトラー作品467万円で落札 水彩画など15点』、『介護休業8割知らず 民間ネット調査 低い取得率裏付け』(21日付、毎日夕刊)
☆『首相「領土問題簡単でない」 日ロ首脳、平和条約協議』、『駆け付け警護付与 陸自先発隊が出発 南スーダンへ』『「本当は行かせたくない」 陸自先発隊見送る家族、複雑』『青森と東京 市民ら抗議「戦争ダメだ」』、『朴氏側、対決姿勢に転換 崔氏ら起訴「共謀」に反発 検察の聴取 一切拒否』、『93歳強殺 ひ孫逮捕 北海道23歳男、容疑認める』、『大人の趣味回り出せ 「地球ゴマ」元職人 進化形完成』、『河村塾2年半ぶり再開 「新たな勢力つくらにゃ」 小池・松井氏ビデオ登壇』『市長の公約を検証 市民討論会も開催』(21日付、中日朝刊)
☆『東北の熱気東京に 六魂祭パレード』、『再稼働容認派が勝利 柏崎市長選』『栃木知事選 福田氏4選』、『「現代の名工」に160人』、『「朴大統領と共謀」韓国検察 崔容疑者ら起訴 職権乱用 朴氏側は聴取拒否』『韓国混乱長期化 朴大統領「共謀」 青瓦台と検察対立』、『領土 「簡単ではない」首相、露大統領と会談』、『家族は涙「心配です」 南スーダン 陸自「駆け付け警護」出発』、『「タンタン」1枚=ベルギーの漫画家エルジェの代表作「タンタンの冒険」シリーズのなかの1枚=1.8億円で落札 漫画原画では過去最高額』、『公民館存続 高浜住民投票不成立 投票率36・66% 賛否決まらず』、『ビール税一本化 26年度に55円程度』、『優勝パレード 大谷にっこり 日本ハム・札幌』、『鶴保氏パー券 100万円分他人名義で 免税店社長 脱税事件後に』(21日付、毎日朝刊)

十一月二十日
 世界は混沌としている。
 ソウル中央地検は、朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領の友人らによる国政介入疑惑で崔順実(チェ・スンシル)容疑者と大統領の側近2人を職権乱用などの罪で起訴。朴大統領も共謀関係にあると起訴状に明記したが大統領側は共謀の事実を全面否定し地検の捜査に応じず対決姿勢に転換、混迷の度が深まっている。安倍首相がペルーの首都リマで、19日夕(日本時間の20日朝)、ロシアのプーチン大統領と会談し北方領土を含む平和条約締結問題、エネルギー開発などについて12月のプーチン氏来日に向けての協議をした。「簡単ではないが、一歩一歩前進したい」と安倍首相。

 札幌と清水がJ2からJ1への昇格を決めた。
        ☆        ☆

 あのタケさんが亡くなった。
 今夜、名古屋市内のホテル・ルブラ王山で開かれた文芸同人誌「弦」100号発行を祝う会の席でたまたま隣席となった元中日くらし友の会会長石川好子さん(文芸きなり創設者)から「いがみさん、きょうお葬式に行ってまいりました」とお聞きし初めて知った。
 タケさん。すなわち新聞記者の大先輩でもあったねっからの信州人、武井久良さん、その人である。記者になってまもないころ、中日スポーツで整理校閲など編集の基本技はじめ、いろいろ教えられ、その後は松本支局で同じ支局員としてあれやこれやとお世話になった。
 享年79歳。前々からおからだの調子がよくないとは、お聞きしていたが。最近では、ことし春の社友会で顔をチラリと合わせたのがさいごで、今はお安らかにを除いて、言葉は見つからない。あのとき、話を交わしておけば良かったのに。
        ★        ★

 ルブラ王山で開かれた「弦」の第100号を祝う会。とても華やかで中村賢三主宰はじめ同人の皆さんの喜びが手にとるようでもあった。喜びも悲しみも乗り越えての、半世紀に及んだ歴史を経てのひとつのゴールだけに、私は小唄の〈縁かいな〉を唄わせていただき、はなむけとさせていただいた。
♪春の眺めは吉野山 峰も谷間もらんまんと ひと目1000本2000本 花が取り持つ 縁かいな
――というもので、「弦」の存在そのものを、花をらんまんと称える吉野さくらに譬えたかったからである。♪潮来出島(いたこでじま)の まこものなかに アヤメ咲くとはしおらしい―の歌詞で知られる小唄〈潮来出島〉とどちらにしようか迷ったが、ここは人材に恵まれた「弦」同人の皆さま全員を満開の桜にたとえ、て〈縁かいな〉にさせていただいた。

 歌い終わってまもなく、和服姿もあでやかな童話作家、藤真知子さん(カサブランカ)が私のテーブルに「伊神さん」と現れ出たのには驚いたが、ますますご活躍のようすには内心、嬉しくもあった。私の席は、文芸きなりの石川好子さんはじめ、「弦」の長老山田實さん、小川昭八さん、司会を務められたシャキシャキの木戸順子さん、ほかに白く映った和服姿が清楚な西穂梓さん(歴史万葉王朝文学作家)戸田鎮子さん(じゅん文学主宰)安藤洋子さん(じゅん文学)小島正樹さん(中ペン個人)だったが、戸田さんからは今は亡き小谷剛さん(戦後初の芥川賞作家で「作家」主宰)ら中部の文学界に尽くされた先人の方々の話を伺うことができ、とてもためになった。

 この日は、出席者全員に25年間の「弦」の表紙絵と文をまとめた画集「絵と文 光とともに」(絵と文・発行者 岡部寛治)が記念に手渡されもした。

 華やかに繰り広げられた「弦」100号を祝う会のひとコマ。数々のお祝いのことばをはじめ、「弦」同人が中村主宰に感謝を述べる場面や「馬っ子」グループによる太鼓披露まで飛び出した
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【きょうの一文・ことば】
 五十号から今回の百号迄の長期間、よく続いたものだと自分自身驚いている。節目となった今年、これからも先も、私の絵で良ければ「描いて、書いて、恥をカキ続けてみようか…」と覚悟を決めようと思っている。(岡部寛治さん)
 片目失明。残された目も水晶体切除、視野二十度。たった一人の塾生から始まり、きょうまでの二十五年間、どれだけたくさんの方々に助けられ、支えられてきたことか。その出会いに救われてきたことか。
 唯々、「有難うございます」の気持ちで一杯です。これからも「弦」とともに歩んでいけますようにと願っています。(岡部愛子さん)
=20日夜、「弦」100号を祝う会で披露された【絵と文 光とともに―弦 表紙絵とことば―】の中で。著者・岡部寛治さんの〈はじめに〉と妻・岡部愛子さんの「弦」とともにから、それぞれ1部抜粋

 岡部寛治さんと画集「光とともに」
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【新聞テレビから】
☆『〈サンデー版大図解〉紅葉狩り』、『就労目的の難民申請急増 短期滞在者 留学生 実習生 4年で7倍』、『原発避難いじめ学校対応せず「忙しい」「お金の話は警察へ」 弁護士「不信から不登校に」』『「いじめなくして」命を懸けて娘は訴えた 青森の中2自殺 父が市長に面会』、『トランプ保護主義けん制 APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議あす開幕』、『新任務懸念かかえ 南スーダンPKO(国連平和維持活動) きょう出発』『田中隊長一問一答「高い練度、不安ない」』、『「幻の伏見城」実はこっち? 秀吉造営 石垣と堀を発掘』、『「飛燕」各務原に帰郷 唯一現存修復し、展示』、『〈新貧乏物語 第7部 内なる国境①亡命労働者〉借金抱え出国の果て』(20日付、中日朝刊)
☆『音、光、色 水に映え 中川運河再生願い』、『新任務 緊迫の壮行会 駆け付け警護 家族見守る』『温かかった皆さん死なないで――気遣う岩手の被災者』、『国政介入疑惑 朴大統領の関与焦点 きょう親友ら起訴』、『日露首脳「特別な会談」 首相 領土交渉地ならし きょう経済協力確認』、『〈Sストーリー〉サッカーで結ぶ日中――「岡ちゃん(元サッカー日本代表監督の岡田武史さん。60歳)」還暦の挑戦』『岡田メソッドで勝負 日本代表→杭州→今治 「遺伝子にスイッチ」』『全ての来場者に感謝』、『誤認逮捕、起訴 謝罪へ』『警視庁と東京地検目撃証言に依存 八王子傷害』、『秀吉の石垣 1日限定公開』、『70代男女は死後2カ月 岐阜の民家遺体』、『■「アモーレ」長友選手と平さん結婚へ』(20日付、毎日朝刊)

十一月十九日
 作家新田次郎の妻で、満州からの引き揚げ体験をつづった「流れる星は生きている」の作家、藤原ていさんが老衰で亡くなった。98歳の旅立ちだった。
 ていさんは、1943年に夫(次郎さんは当時、中央気象台=現在の気象庁=に勤務)の赴任に伴って満州国の首都、新京へ。45年8月、ソ連の突然の参戦で北朝鮮側に逃げたが、終戦時の混乱で夫と離れ離れになり、3人の幼いこどもを伴い、最後は裸足で北緯38度線を越え、1年あまりをかけ帰国。この体験を記した49年の〈流れる星は生きている〉がベストセラーになり、映画化された。
 満州新京での生活、ソ連参戦に伴う3人の幼いわが子を抱えての逃避行(わが母の場合、長男は死亡。私は終戦の翌年、奉天で生まれた)、夫との離れ離れ……など。ていさんの人生は私の母(現在96歳)の歩んだ道と生き映しと言えるほど、よく似たものだった。それだけに、私は藤原ていさんの死を、ことのほか寂しくかつ残念に思う。合掌―
        ★        ★

 きょうは国連の定める〈世界トイレの日〉だそうだ。深夜遅くラジオから流れてくるニュースによれば、インドでは6億人いる人口のうちの半分が、世界では3分の1の人々がトイレを使えない状態だと聞き、わが耳を疑う。だが現実にそうなのである。

 雨の1日。ふる雨を横目に愛車を走らせる。木曽川にかかる愛岐大橋をまたいで各務原へ。車窓越しに滔々と流れる川面を眼下に、この雨たちは戦国の世も降っていたに違いない。信長は、吉乃は。この雨のなか、どんな生活を強いられていたのか、とそんなことをふと思ったりする。
 きょうのダンスレッスンは、いつもの蘇原コミュニティセンター〈そらーら〉とは違い、蘇原福祉センターで。ブルース、ジルバ、ワルツ、タンゴ、ルンバと学んだが足の運び方など、とても充実したひとときとなった。なかにペアをくんだ女性仲間、ミエちゃんから「ごんたさん。だいぶおどれるがね。ウン、いいよ。いいわよ」と言われた時は正直うれしく、さらに前へと意欲がでてきたことも事実だ。
 帰宅後は、各紙チェックと執筆の合間にホンの僅かの時間ではあるが、ほかに名笛・吉乃牛若丸を手に、姿勢を正し〈さくら〉〈惜別の歌〉〈平城山〉〈およしなさいよ〉などの自主練習にも挑んだ。
 
        ×        ×
 在来線の半分は維持困難とJR北海道。道産子にとって大地を走る鉄路は、体の隅々に栄養を運ぶ血管のようなもの。北の苦境は、地方に共通する課題に違いなく。
      ◇
 豊洲への移転、判断は来夏に。市場業者の苦悩は続く。

 以上は19日付毎日夕刊〈近事片々〉からの抜粋だが、これらつぶやきはまったくそのとおりだと思う。「北の大地の鉄道は絶対に守らなければならない。大事な遺産だ」(北海道・月形町の上坂隆一町長)のことばを噛み締めたい。
        ×        ×

【きょうの一文・ことば】
「自衛隊の国際平和協力の歴史の中で、新たな一歩となる」「(新任務について)万一の場合への備えとして、必要な任務と権限を与えておく。現地の邦人にとっても、部隊にとっても、リスクを低減することにつながると考える」
=19日付中日夕刊『防衛相「新たな一歩」 駆け付け警護 壮行行事で訓示』の記事のなかで。南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に十一次隊として派遣される派遣隊員を前に。陸自青森駐屯地(青森市)であった壮行行事で。稲田朋美防衛相が行った訓示

【新聞テレビから】
☆『〈ETV特集〉「日系人団地物語」』(19日夜、NHKEテレ)
☆『〈文化芸能 週刊読書かいわい 文学一般清水良典〉■狂うひと(新潮社) 梯久美子 「島尾ミホ神話」覆す労作』、『混迷「築地」に新商業施設 市場移転しても「活気残したい」』、『「日本酒条例」制定自治体でサミット 京都、地酒など紹介』、『APEC(アジア太平洋経済協力会議)、保護主義に対抗 閣僚会議声明 トランプ氏陰の主役』、『パリ協定18年に実施指針 途上国温暖化対策も支援』、『街中でお参り/墓地より割安 自動納骨堂広がる 名古屋、東京に次ぐ多さ』、『三重県南部など震度4』、『雨具もオリジナルだよ ゆるキャラさみっと』、『足元固め河村塾再始動 小池人気追い風? あすプレ塾』、『自分の銃発砲警官重体 瀬戸署保管室で装着中』(19日付、中日夕刊)
☆『●eye見つめ続ける大震災 「巨大な壁」と暮らす =東日本大震災で発生した津波により大きな被害を受けた岩手県沿岸部。延長708㌔の海岸線では現在、急ピッチで防潮堤の建設が進む』、『「ありがとう」で効率アップ 職場でうれしい言葉男女1位』、『映画「君の名は。」舞台 飛騨市 三葉に会いたい 聖地ファン続々』、『救え命のくちばし 東京・多摩動物園 カワセミ治療試行錯誤』、『温暖化対策 パリ協定ルール18年に COP22(国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議)工程表採択』、『高額薬対応OECD(経済協力開発機構)協議 来年1月各国、医療費抑制に苦慮』、『日露協力に「作業計画」 経済8項目政府合意』、『駆け付け警護 陸自部隊あす派遣 南スーダンPKO(国連平和維持活動) 防衛相訓示』、『NY円が続落 111円台に迫る 5カ月半ぶり安値』、『ドイツの文学賞 多和田葉子さん(56) =先駆的な作品を生み出す作家に贈られるドイツの文学賞、クライスト賞のことしの受賞者に多和田さんが選ばれた』(19日付、毎日夕刊)
☆『藤原ていさん死去 98歳「流れる星は生きている」』、『信頼関係の演出優先 安倍・トランプ会談 内容明かさず』『米大統領補佐官にフリン氏起用発表 CIA・司法長官も強硬派』、『グランパス 監督に風間氏就任へ』、『議員年金 廃止後も公費負担 愛知県6年で12億円超 中部6県では総額42億円』、『東本願寺修復工事で判明 建材東海から大量寄進 屋根板は郡上・瓦は三河・尾張から木材』、『「チャンスに感謝」 すばる新人賞糟谷さん(愛知県岩倉市の高校2年男子、糟谷悠さん。16歳。筆名は青羽悠。受賞作は「星に願いを、そし手を。」)』、『モンローのドレス5億3000万円落札 ケネディ大統領の誕生日会で着用』(19日付、中日朝刊)
☆『高校生(福島県立福島高校の生徒13人が)、廃炉作業を視察 福島原発事故後初 復興の課題実感』、『13線区「維持困難」 JR北 4線区廃止・バス転換』『JR北 資金不足限界 安全へ投資年350億円 台風追い打ち』『「鉄道員」舞台が…/「生活の足」失う』、『小池知事 豊洲移転来夏に判断 「環2」代替 地上に暫定路』、『首相、同盟重視を演出 トランプ氏と会談』、『「遺体の冷凍保存」英裁判所容認 末期がん少女訴え』、『高3アメフット部員死亡 関西学院 試合中ぶつかり』(19日付、毎日朝刊)

十一月十八日
 インフルエンザが早くも流行の兆しにあるという。みんな気をつけなければ。

 安倍晋三首相がニューヨークで次期米大統領のドナルド・トランプ氏と初めて会談。新たなリーダーに対し安全保障や経済分野を中心に日本の立場を説明。会談後、安倍首相は「次期大統領は信頼できる指導者だと確信した」と記者団に語り、トランプ氏も自身のフェイスブックに「素晴らしい友情関係の始まりとなった」と書き込んだ。両氏は来年1月の、トランプ大統領就任後にあらためて会う約束もしたという。
 東京都の小池百合子知事が築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への移転に関し早ければ来夏にも判断したいとの考えを表明。これでは豊洲市場への設備投資に築地への維持経費も加わる二重負担にあえぐ中小零細市場業者の負担が増すばかりではないか。
        ☆        ☆

 私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の21回目となったテーマエッセイ=テーマは〈嵐〉=が本日、平子純さんの作品公開で全作出そろった。特に平子さんの場合、病床で病をはねのけての彼ならでは、の力作となった。読者の皆さまにはぜひ、同人それぞれの思いが込められた全作品を読んでほしく思う。
 きょうは日本文藝家協会から届いた「文藝年鑑2017年」の〈伊神権太〉の項の掲載確認をチェックして返送したり、執筆中である信長の側室、吉乃(類とも、吉野とも呼ばれた)の資料をあさったりと時はバタバタと過ぎていったが、合間を見て江南では唯1人の作家仲間でもある長谷川園子さん(クリスチャンで元英語教師)が書き上げた小説〈炎の川〉を再度繰り返し読んでみた。歴史の事実の資料に基づき、空襲など軍国少女だったご自身の生の戦争体験がキチッと書かれた内容には、あらためて胸を打たれた。
 この作品は現在、あるところで書籍化が進んでいる。それだけに、どんなニューフェイスとして誕生するのか。とても楽しみである。彼女は私が所属する〈脱原発社会をめざす文学者の会〉の仲間でもあり、86歳という高齢を押しての日ごろのご努力には、ただただ頭が下がるのである。

【きょうの一文・ことば】
 戦争は、天災と違って避けることができる。そのためには、先の戦争での体験を語り継ぐことが大切だと思っている。/老いの身が続く限り、戦争の記憶が消えない限り、わたしは、戦争のむごたらしさを書き続けよう。たとえわたしの語りが「百聞は一見に如かず」であろうと、語り続けよう。/こうすることが、三百二十万人の犠牲者の叫びに答え得る、唯一の道だと信じている。/これは、わたしにできること、いや、わたしにしかできないことではある。 完
=長谷川園子さんが書き下ろした〈炎の川〉の最終章の1節

【新聞テレビから】
☆『両陛下が小牧市のメナード美術館へ』、『首相「信頼築けると確信」トランプ氏と会談』『〈解説〉「就任前」理由内容語らず(ニューヨーク・古田哲也)』『素晴らしい友情の始まり トランプ氏FBに投稿』、『セイノー、阪急阪神 提携へ』、『「親鸞聖人像」5年ぶり公開 京都、25日まで』、『観光客に「警告」』『観光客「心配」「気にせず」 名古屋城耐震警告看板に』、『家電がサイバー攻撃!?「Mirai」によるサイバー攻撃 9月以降 海外で企業被害多発 ネット接続で乗っ取られ』、『8割が同行希望なのに… ペットと避難訓練4%』『熊本最後の避難所閉鎖 地震から7カ月』、『長男 死後1週間か 岐阜3遺体 先月に市関係者訪問』、『ニホンゴの輪25年 名古屋国際センター講座 ボランティア活躍 卒業生地域で指導も』(18日付、中日夕刊)
☆『駆け付け警護命令 南スーダンPKO(国連平和維持活動)防衛相、陸自に 来月から可能』、『首相、トランプ氏と会談「信頼できる指導者」再会談一致』、『五輪前の2号線開通困難 築地区間 都、予算盛らず』、『円安一時110円台 東証1万8000円台回復』、『異例の注意喚起 名古屋城』『市長と市意見分かれ 安全確保自己責任? 名古屋城 「危険」看板 来場者「対応しっかり決めて」』、『横浜市教委に幹部派遣 避難生徒いじめ 文科省、実態把握へ』『いじめ授業 道徳で 文科相、学校向けメッセージ』、『脱炭素市場日本の影薄く COP(国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議) 22見本市出展2社のみ』『日本に「化石賞」 世界の環境団体=世界の環境保護団体で組織する「気候行動ネットワーク」が17日、地球温暖化対策の前進を妨げている国に贈る「化石賞」に日本を選んだ』(18日付、毎日夕刊)
☆『金銭被害 県警も指摘 原発避難いじめ 学校と市教委放置』『市教委の対応批判 電話相次ぎ143件』、『岐阜の住宅に3遺体 餓死の可能性70代夫婦と長男か』『孤立、近隣とトラブルも』、『元郵便局長、詐取容疑で逮捕 正規の書類悪用被害8億円超か』、『「下町ジェット」 夢じゃない 中小向け部品加工試作会 三菱重と新取引も』『航空関連企業20%増収 東海3県』、『〈インタビュー トランプの米国〉金融ゲーム危うさ見抜け 日本総合研究所 寺島実郎会長』、『トヨタEV(電気自動車)開発に本腰 グループ3社と新組織』『HVエコカー対象外に「EV市場への入場券」』、『電通「鬼十則」削除を検討 過労自殺受け社員手帳から』、『歩く速さに制限 「会社は行動を」 ポケGO事故 遺族が手紙』、『拘置所洗面台にしがみつき「行かない」 不在43歳被告に懲役2年の判決』(18日付、中日朝刊)
☆『首相「信頼関係築く」トランプ氏と会談へ』、『ブラジル政府 危険懸念 原発廃炉作業に日系人 求人「控えて」』、『東電、電力価格つり上げ 経産省 改善勧告 卸取引所』、『「押し付け」前提にせず 自民、合意形成を重視 衆院憲法審』、『「被害150万円」学校放置 避難生徒いじめ 県警調査で把握後』、『シリアの荒廃 だまし絵で実感』、『スマホ運転許さない 事故遺族ら厳罰化へ法整備訴え 岐阜・初公判 両親「前方見てないとは」 愛知父「危険運転罪適用を」』『ポケGO操作のバス2会社警告 近畿運輸局』『事故件数が年々増加』、『純金たこ焼き器にキン張 =高島屋大阪店での「大黄金展」で』、『大卒女性初任給20万円台 調査開始以来初 男性に13年遅れ突破』(18日付、毎日朝刊)

十一月十七日
 フランス産ワインの新酒、ボージョレ・ヌーボーが17日午前零時に解禁。

 ことしのプロ野球の発展に最も尽くした「正力松太郎」賞に日本ハムを10年ぶりの日本一に導いた栗山英樹監督が選ばれた。「チームをよく掌握し、試合に生かした。監督としての手腕、指導力を高く評価した」とは王貞治選考委員会の座長。これに対して栗山監督は「本音で言うと重すぎます」と語った。
 大相撲の九州場所5日目。先場所全勝優勝した大関豪栄道の勢いが止まらない。きょうも碧山を押し出しに破って勝ち、20連勝。横綱昇進へ取りこぼしなく序盤戦を終えた。3大関に快勝、今場所好調の遠藤(東前頭3枚目)は横綱日馬富士と対戦。残念ながら押し出しで敗れた。あすからに期待しよう。
 ロンドンで行われている男子テニスの今季最終戦、ATPツアー・ファイナルシングルス第4日、1次リーグA組で世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)が同1位のアンデイ・マリー(英国)と対戦。7―6、4―6、4―6で惜しくも敗れて1勝1敗に。「どんなに競っても負けは負け。テニスの差はなくなってきた。どんどん近づいている」と錦織。

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 1827~29年ごろに印刷されたとみられるクリスマスの聖歌「きよしこの夜」が収められた歌詞集がオーストリアの首都ウィーンの古書店で見つかりザルツブルクの同聖歌の研究団体「きよしこの夜協会」が発表した―との共同電。聖歌の印刷物では最古だ、としているが、どんな歌なのか。聴いてみたい気がする。
 記事によれば、「きよしこの夜」は1816年にザルツブルク近郊の教会の司祭ヨーゼフ・モールが作詞、地元教師のフランツ・グルーバーが18年に曲をつけ、全世界に広まった。歌詞集は8ページで今年6月に発見され、表紙に「四つの美しく、新しいクリスマスの歌」と書かれていたという。なんとも、いい話ではないか。
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【きょうの一文・ことば】
★大賞 生きるとは平和のことば稲を刈る  鈴木誠(82)名古屋市守山区
 終戦後、稲を手で刈っている時に、戦争が終わったんだと実感した。その時のことを思い出して作った。航空兵になるのが夢の軍国少年だったが、爆撃の恐怖がなくなり、「もう戦争はないんだ」とほっとした。
=17日付中日朝刊『平和の俳句 ライブ選句会』で大賞に選ばれた鈴木誠さんの作品とことば

 ……私は、動きの中で美しいのがいいと考えている。人間がロボットのような動きをしたらつまらない。人間は人間である。美観、美意識は文化圏でさまざまであるが、体操は、人間本来の持つ身体の美を競う競技であることを忘れてはならない。「線」を大事にした、リオ五輪の日本男子体操は、個人も団体も金メダルにふさわしいものだったと思う。
=17日付中日夕刊『〈この道 加藤沢男④〉美しい体操』の中から。抜粋

【新聞テレビから】
☆『満蒙開拓見学熱心に 長野・阿智 両陛下、記念館を訪問』、『普天間爆音国に賠償命令 地裁支部判決 飛行禁止は認めず 2次訴訟 3400人に24億円』『2次訴訟原告団長「物言わぬ民は滅ぶ」普天間爆音闘い40年 住民「抜本的解決にならず」』、『〈南スーダンジュバルポ〉50度超酷暑と緊張と 駆け付け警護あす派遣命令 戦闘影響 警官が市民監視 ■小銃手に警戒■交流実現せず』、『ポケGO事故 撲滅に協力を 一宮の遺族、大村知事に訴え』、『偽造銀聯(ぎんれん)カードで出金容疑 台湾の男逮捕 被害計10億円か』、『グーグル地図鳥の目線 VR(仮想現実)機能を追加』、『〈目耳録〉おまわりさん(高田みのり)』(17日付、中日夕刊)
☆『〈チェック〉ドラマ録画で底上げ 隠れ視聴率は?! 再生でCM飛ばす? 分析へ』、『衆院憲法審が再開 自民 制定過程批判せず』、『普天間騒音国に賠償命令 那覇地裁支部3395人に24億円』、『こう進む還付金詐欺 だまされかけた70代悔やむ 提示額現実的で信じ込んだ 当時夫入院中 心に余裕なく』『全国での被害 前年比 1000件増』、『世界平均気温 最高更新 産業革命前より1.2度上昇 今年1~9月』、『楽天、バルサと契約 胸にロゴ、4年で257億円』、『グレゴリオ聖歌(長崎・平戸の隠れキリシタンの祈り「オラショ」の原曲)バチカンで演奏』、『延命中止提案36% 救急医学会調査 8割の家族同意』、『奥野誠亮さん 死去 元法相 保守系の重鎮 103歳』、『シートベルト 未着警報音後部座席も 死亡事故対策 国義務化へ』(17日付、毎日夕刊)
☆『染まる京の車窓 叡山電鉄鞍馬線』、『美浜3号機も40年超認可 周辺首長 4割「不安」 美浜・高浜アンケート〈解説〉 例外3基目ルール 形骸化(福井支社報道部・高橋雅人)』、『認知症に優しいまちづくり 健康の森周辺に オレンジタウン 愛知県が予算案計上』、『平和の俳句 生で楽しむ』『17音詠み読み沸いた 俳句のチカラ 平和の俳句ライブ選句会 第1部選句 第2部選評』『★大賞 生きるとは平和のことば稲を刈る 鈴木誠(82) 名古屋市守山区』『★観客賞 赤とんぼ追いかける子を追いかける 梅村明美(39)愛知県瀬戸市』、『「福島原発作業で白血病」男性、東電など提訴へ』『防護ベスト足りぬ日も』(17日付、中日朝刊)
☆『希少種ソデグロヅル飛来 北海道・ことば鶴居』、『自民、9条改正主張 改憲勢力3分の2 憲法審再開』『憲法24条議論活発化 参院審査会再開 家族のあり方巡り』『与野党の溝浮き彫り』、『「電気も水もない暗いトンネルのようだ モスル破壊と失望』『奈良小1誘拐殺害遺族手記 楓のいない12年喪失感 被害者支援大きな支え』、『養子仲介業者 強制捜査 千葉県警 営利目的の疑い 全国初』『事業開始 届け出だけ』『代表理事一問一答「金額は適正」』、『「木造天守閣」3度目攻防 名古屋市議会あす開会』(17日付、毎日朝刊)

十一月十六日
 北海道旭川市で44㌢の積雪。この時期での、これだけの大雪は過去50年で初めてだ、という。一方で太平洋岸は乾燥し岐阜県大垣市の民家火災で2人が焼死、ほかに茨城県下などでも火災が相次いだ。あすも太平洋側は乾燥、北海道では軒並み氷点下となりそうだという。
        ☆        ☆

 原子力規制委が、今月末で運転開始から40年となる関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の運転延長を認めた。老朽原発の運転延長は関電高浜1、2号機につづいて3基目。ただ再稼働には大規模な改修が必要で2020年3月以降になるというが、40年で廃炉にする原則は一体、どこへいってしまったのか。事故が起きなければよいが。
 ノーベル文学賞の選考主体、スウェーデン・アカデミーがことしの受賞者ボブ・ディラン氏が12月10日にストックホルムで行われる授賞式に欠席する、と発表。本人から別の予定があるため、との手紙を受け取ったという。

        ×        ×
 夜。テレビを見ていて目にしたのがネパールでのジャズコンサート。ネパールと日本との外交関係樹立60周年を記念して開かれた【ネパール大震災から1年半 渡辺貞夫inカトマンズ】であった。83歳になるあの渡辺さんが、死者9000人以上、倒壊家屋50万戸に及び今なお数万人が苦難と戦い、避難生活を送っている彼の国を訪れネパールの国民的な歌〈レッサム・フィリリ〉、そして〈I THOUGHT OF YOU〉のジャズ・フュージョンのサックス演奏をしたという。
 その向こう側に見えたのは、突然襲われた大地震被災という苦難の道から這い上がろうとするネパールの人たちの不屈の魂、光りとでもいえようか。

 と同時に私の頭に浮かんだのは、かつて能登半島和倉温泉に七尾の経済界がモントレージャズフェスティバルを誘致した際、和倉の海に面したステージでサックス・フルート演奏をしていた若き日の渡辺貞夫さんら日米両国のジャズマンの姿である。誘致にあたって私自身が、米国西海岸に飛び、世界のジャズ王・ジミーライアンさんを直撃取材したこと、そしてモントレーで聴いたあの全身を陶酔させるようなジャズのリズムも忘れることはできない。

 ところで、被災地の人々の心を音楽で癒やすことは大変大切かと思う。その意味でも最近、ネパール語訳の歌としても発信された〈愛のラブバード〉が広く、深く、浸透すれば好いなと思う。
(この歌は名古屋のばあちゃん合唱団の持ち歌でもあり、私が作詞し張柳春さんの作曲で生まれた恋歌〈ラブバード・カトマンズ〉を合唱団生みの親でもある嶺田久三さんが高齢者にも歌いやすいよう新たに作曲して誕生したいきさつがある。ユーチューブで【海越えて。ネパール発〈愛のラブバード〉を熱唱】(歌声はポカレル本田明美さん)を検索すると聞けます。
        ×        ×

【きょうの一文・ことば】
「いままでなんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた。」
=16日付中日朝刊『原発避難 中1見逃されたSOS』の記事のなかで。東電福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中1男子生徒(13)の手記から

「下り便よりも迫力がある」(越直美大津市長)
「紅葉と青空があいまった景色に感動した。2018年春の本格運航を目指していきたい」(門川大作京都市長)
=16日付毎日夕刊『「琵琶湖疏水」スイスイ遡上 18年復活へ 初の試験運航』の記事のなかで。上り便(京都市山科区の蹴上乗船場―大津市三井寺町の大津乗船場まで。7・8㌔区間。所要時間は下り便より20分ほど早い40分)のみの試験運航に乗船した両市長の感想

【新聞テレビから】
☆『〈NEWS23〉日本・北朝鮮大学生たちの交流 ポケモンGOや核、そして夢』(16日夜、CBCテレビ)、『〈報道ステーション〉ネパール大地震から1年半 日ネ外交関係樹立60周年記念コンサート【渡辺貞夫inカトマンズ】』(16日夜、メーテレ)
☆『両陛下愛知入り 私的旅行 長野も訪問へ =国内最大規模の農業用ため池、16日入鹿池などを見学。長野県阿智村の昼神温泉に宿泊後、17日は同村の満蒙開拓平和記念館、飯田市の天龍峡とりんご並木を。18日は、愛知県小牧市のメナード美術館で絵画などを鑑賞される』、『美浜3号機運転延長認可 40年ルール例外3期目 再稼働20年3月以降』、『開発30年土岐の工業団地完売 民間主導で再生雇用創出 開発会社利益を寄付へ』、『九頭竜湖事件 検察、控訴断念 林被告側控訴 無期以下が確定』、『駆け付け警護「紛争当事者になりかねぬ」 日本は非軍事支援を 日本国際ボランティアセンター 谷山博史代表理事』、『見て感じて憧れて あいち航空ミュージアム実機4機展示へ』、『民家火災で2人死亡 大垣、98歳母と73歳息子か』、『働く独身8割「休日は1人」「家で過ごす」内向き傾向顕著』(16日付、中日夕刊)
☆『NY株4日連続最高値 54㌦高 トランプ氏政策に期待』『国家主義拡大に警鐘 オバマ氏が本音』、『パレスチナで日本唱歌 伊在住の平井さん(ローマを拠点にイタリア内外で活躍するソプラノ歌手の平井富司子さん) あすコンサート』、『オプジーボ(一般名ニボルマブ、極めて高額のがん治療薬) 50%値下げ がん治療薬 中医協了承 医療費抑制〈解説〉高額薬の患者負担減』、『反トランプ高校生デモ ワシントン』、『原発40年超3基目認可 美浜3号機 2036年まで運転可能 規制委』『「例外」が常態化』(16日付、毎日夕刊)
☆『治安混沌 新任務危うさ 駆け付け警護 閣議決定 南スーダンPKO来月12日付与』『安全の確保が困難なら撤収 実施計画に明記』『仲間助けられるけど危険増大 元隊員懸念「戦死者いずれ出る」』『「わが子に危険」抱く不安 駆け付け警護揺れる隊員家族』『各地の自衛官「人殺しは嫌」「当然の任務」』、『しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた 原発避難でいじめ中1手記』『ばいきんあつかいされて 福島の人はいじめられるとおもった 原発避難中1見逃されたSOS』、『白鵬最速1000勝 史上3人目の快挙』、『「日本死ね」彦根の神社 落書き相次ぐ』、『阪大院教授を逮捕 210万円収賄容疑 耐震研究で便宜』、『信州大教授の研究調査委「不正ない」 子宮頸がんワクチン』(16日付、中日朝刊)
☆『楽しみながらいかが 舞妓列車 試運転 =長良川の清流沿いを走る長良川鉄道(岐阜県関市)が15日、華やかな舞妓の踊りが楽しめる「舞妓列車」の試運転の様子を 報道陣に公開』、『南スーダンPKO 駆け付け警護閣議決定 安保法運用段階に』、『白鵬1000勝 史上3人目』『けが、不安乗り越え到達』、『福島から避難でいじめ 生徒が手記公表 報告書黒塗り 保護者「遺憾」』『悔しさ、絶望感記す』、『配偶者控除 130万円か150万円 政府・与党 上限引き上げ2案』、『山中に遺体不明 男児か 大阪 父親の供述通り』、『原発健康被害調査 長瀧重信さん死去 =日米共同研究機関「放射線影響研究所」の元理事長で長崎大名誉教授の長瀧重信(ながたき・しげのぶ)さんが12日、胸部大動脈瘤破裂のため死去。84歳だった』(16日付、毎日朝刊)

十一月十五日
 政府はこの日の閣議で南スーダン国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊に、安全保障関連法に基づく「駆け付け警護」の新任務を付与することを決めた。20日から順次派遣される部隊が新任務を担い12月12日から実施可能となる。政府は南スーダンの首都ジュバの治安は今のところ比較的落ち着いている、としているが国連はスーダン情勢をカオス(混沌)とする報告書をまとめており、予断を許さない情勢にあることだけは確かだ。

 大相撲九州場所の3日目。横綱白鵬が東前頭2枚目の魁聖(ブラジル出身)を、うわてなげで下し、34歳で達成した千代の富士(1045勝)、37歳での魁皇(1047勝)を上回る31歳で史上3人目の通算1000勝を達成した。「最高です。ケガもあったけれど、いろんな道のりを超えここまできました」と満面に笑み。

「ばいきんあつかいされて、ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられるとおもった。なにもていこうできなかった」「ばいしょう金あるだろと言われむかつくし、ていこうできなかったのもくやしい」とは、福島第1原発事故の被災地から横浜に自主避難した中学1年男子生徒(13)の公表手記である。被災した人々は、きょうも苦しんで生きている―

        ×        ×
「きょうは、しっかり見えるよ」と舞に言われ、深夜遅くに夜空を見た。
 昨夜、顔を見せなかったスーパームーンはどこか恥じらいながら「これからも、よろしくね」と微笑んでくれた。毎夜、空を仰いで見る月は、私にとって永遠の恋人である。
 昼、横笛のレッスンに名笛〈吉乃牛若丸〉(訳あって私は当初命名した牛若丸に〈吉乃〉の2文字をつけ足すことにした)を手に、大須の師匠宅へ。きょうのレッスンでは笛をふくに当たっての正しい姿勢について厳しくもやさしく教えられ、大変勉強になった。
 これまでのように、ふいているうちに●笛が縦になる人●であってはならない。心したい。

【きょうの一文・ことば】
 人間の脳裡には、生活の一瞬々々を刻むがように、たえず泡つぶにも似た想念の斷片が明滅している。死ぬる間際まで、人間は斷れぎれな想念の連續から聲を出し身を動かしている。
 正しい想念。身を亡ぼす想念。種々な思慮のひらめきの取捨に依って、一日の生活が組立てられてゆき、生涯の人生が、織りなされてゆく。
 平常の取捨は、熟慮の遑もあるが、生涯の大運は、突として来る。
(右か? 左か?)
 は、多くは急場に迫って来るものである。
 信長は今、正しくその岐路にいた。そして無意識に、運命の籤を引いていた。人間の素質、あるいは平常の心がまえなどが、こういう際の直感を、迅速に助けて、その方向を誤たしめない事は確かであつた。
(中略)
「郷等、老朽の智者共、この期に猶、何を惑うぞ。ただ信長につゞけ。信長火に入らば火の中へ。信長水の中に入らんには水のそこへ。――さもなくば、田の蛙で、儂が行方を見物せい」
 一笑を冷やかに浴びせると、信長は靜かに、駒首立てゝ、全軍の突角まで出て行つた。
=吉川英治の新書太閤記〈この一期〉から

【新聞テレビから】
☆『消えるコンビニ1号店 高蔵寺45年の歴史に幕 大手進出し苦しく/地元住民も高齢化』、『時宗の97歳法主 運転免許を返納 横浜登校事故に心痛め』、『駆け付け警護可能に 南スーダンPKO 安保法陸自に新任務 閣議決定来月12日適用』『「隊員の命 誰が責任」駆け付け警護 市民、官邸前で抗議』『「活動が困難なら 撤退ためらわず」 安倍首相』、『1週間ぶり 通行再開 博多駅前 避難解除、賠償対応へ』『再発防止へ 原因究明を』、『給食代わりに炊き出し訓練 鈴鹿市中止撤回で見直し』、『ポケGO運転厳罰化 自民スマホ操作 法改正検討』、『MRJ(国産初のジェット旅客機・三菱リージョナルジェット)米へ2機目出発 4号機太平洋横断ルートで』(15日付、中日夕刊)
☆『紅葉の♡見ごろ 京都』、『汚染土仮置き 1000㌶ 福島避難区域 営農再開足かせに=東電福島第1原発事故による福島県内11市町村の避難指示区域(解除済みを含む)に除染作業に伴う汚染土などの仮置き場が、東京ドーム213個分に相当する約1000㌶あることが環境省への取材で分かった』、『駆け付け警護 閣議決定 南スーダン 安保関連法で初 PKO(国連平和維持活動) 陸自に新任務』『〈解説〉武器使用拡大に懸念【村尾哲】』『駆け付け警護「踏み出すな」抗議集会「平和作れるのか」』『自衛官「大きな一歩だ」』、『放送記者相模原殺傷事件受け そのままでいいよ 自閉症の長男との17年本に』、『世界のミフネ(三船敏郎) ハリウッドの☆に 「名声の歩道」に敷石』、『高齢者医療費軽減見直し 来年度予算 自然増分を圧縮 政府原案』(15日付、毎日夕刊)
☆『大接近 沖縄県北谷町で14日夜、観覧車の奥に昇った「スーパームーン」が夜空を照らした。1948年いらい68年ぶりの大きさだったという』、『「権威二元化 懸念」「上皇の弊害 疑問」 生前退位聴取2回目』、『愛知県「看護修学資金」回収放置 4億4500万円債権放棄へ 歴代職員に「弁済」要請』、『「規制不十分」会社に手紙 一宮ポケGO死亡事故 市、県警に続き父奔走』、『中日ぎふ体育顕彰 リオ五輪金 金藤理絵さん 全日本大学選手権V 中京学院大野球部』、『「東ロボくん」 問題理解に限界 東大合格 A1断念』、『紅葉の中9000人快走 いびがわマラソン』『志摩駆け抜けた ロードパーティ』『★東大が地方出身女子家賃援助(月額3万円を最長で2年間支給)』『★合格番号掲示、来春から復活』(15日付、中日朝刊)
☆『トランプ次期米大統領関連▽トランプショック▽中枢人事「硬軟」使い分け▽米利上げ観測強まる▽TPP(環太平洋パートナーシップ協定)首相が翻意期待▽主要選挙控え欧州に危機感』、『名古屋の魅力 信長でPR』『人気都市へ下克上だ 名古屋市信長「逆転街道」でPR 「行きたくない街」1位』、『措置入院患者の情報共有 自治体連携へ法改正 厚労省方針』、『警備隊の縮小一時検討 防衛省 安易な「駆け付け」懸念 南スーダン』、『保守派は退位反対 有識者会議 2回目聞き取り』、『明大初V殊勲の一本 女子学生剣道優勝大会 岐阜出身の三好四段』、『吉永春子さん死去 TV制作(日本軍の犯罪を追及した)「魔の731部隊」85歳 =4日、脳出血のため死去』(15日付、毎日朝刊)

十一月十四日
 新聞休刊日。朝刊はこない。

 満月が1年でもっとも地球に近づく「スーパームーン」の夜だったのだが。あいにく尾張名古屋の上空は雲で覆い尽くされ見るわけにはいかなかった。昨夜遅く、滝高のクラス会、二石会(にせきかい)から帰る途中に木曽川河畔に浮かび、あれほどまでに大きく見えた月。それが、きょうは影も形もない。あゝ、残念無念とはこのことか。
 昨夜の月を写真撮影しておけば良かった、とつくづく後悔する。と同時に、いやいやあの迫りくる〈スーパームーン〉の容姿は下手にシャッターを押すよりもわが心のなかに記憶として残した方がよい、とも思ったものである。

 この神秘を宿した月は、今宵ドラゴンズの沖縄キャンプで知られる沖縄県北谷町の夜空に瞬き、眼下の町を月の光りで染めつくした。国立天文台によれば、地球と月の平均距離は38万4400㌔だが35万6500㌔まで接近、ことし最もちいさく見えた満月と比べ3割ほど大きく、この大きさは1948年いらい68年ぶりだという。その大きな月を私は昨夜〈かぜ〉に吹かれて木曽川河畔を歩きながら見たのである。
        ☆        ☆

 天皇陛下の生前退位をめぐる有識者会議の第4回会合がこの日首相官邸で開かれ、皇室の歴史や制度に詳しい専門家6氏から意見を聴いた。ジャーナリストの櫻井よしこさんら4氏が退位に反対・慎重意見を述べ、石原信雄元官房副長官ら2氏が賛意を表明したという。

 きのうの二石会の模様を滝高全体の同窓会報用に書いてほしいということで午前中、執筆。「熱砂」同人の21回目のテーマエッセイ=テーマは〈嵐〉=の最後の1作(平子純さんの作品)の校正編集をし、「熱砂」のサーバー管理会社の担当者あてに出稿。合間を見て図書館を訪れるなど睡眠不足のまま結構、バタバタした1日となった。きょうは夕方から東京で私も所属する【脱原発社会をめざす文学者の会】の拡大幹事会のある日だったが、欠席させていただいた。来月は出なければ、と思っている。

【きょうの一文・ことば】
 譲位については賛成いたしかねる。先人たちは皇室と日本の将来のため歴史上、頻繁に行われてきた譲位の制度をやめた。皇室には、何よりも安定が必要だ。ここは慎重の上にも慎重でありたい。全身全霊で公務などに打ち込まれる、ご高齢の陛下への配慮は当然だが、国家の在り方の問題は別だと指摘したい。譲位ではなく、摂政を置くべきで皇室典範に「高齢」を要件として加えれば可能だと思う。
=14日開かれた天皇陛下の生前退位をめぐる有識者会議でのジャーリスト櫻井よしこさんの発言の1部

【新聞テレビから】
☆『〈核ごみの後始末㊤ 日仏のギャップ〉1億6500万年前の粘土層 日本にない安定地盤 フランスが目指す核のごみの最終処分場 ビュール地下研究所(山川剛史、写真も)』、『〈この道 加藤沢男①〉内村君への言葉  =かとう・さわおさんは元体操選手。1968年メキシコ五輪から個人総合2連覇を含み、日本人最多の金メダル8個を獲得。現在は白鷗大教授、筑波大名誉教授。1946年、新潟県五泉市生まれ。』、『同時テロ1年 パリ各地で追悼』、『「不法移民300万人送還 トランプ氏 犯罪歴ある人物』『首席補佐官に共和党要人 米新政権プリーバス氏起用』、『今夜にも元通り JR博多駅前の道路陥没事故が14日までに損傷したライフラインが全て復旧した』、『朴大統領あすにも聴取 検察要請 現職捜査、現憲法で初』、『「TPP厳しい状況」 安倍首相、発効主導を強調』、『日銀総裁「賃上げを」 名古屋で講演』、『豊橋市長選佐原氏3選』『伊賀市長に岡本氏再選』『恵那市長は新人・小坂氏』『羽島市長に松井氏 無投票で再選』、『秋晴れ揖斐川路 市民ら健脚競う いびがわマラソン』、『英太郎さん死去 81歳、新派唯一の女形』、『万博おばあちゃん カザフの「大使」に 瀬戸の山田(外美代)さん 「応援したい」』、『〈フィギュアスケート■フランス杯〉真央自己最低9位 苦悩の涙「自信全て失われた」』『15歳樋口3位 初GP 得点自己ベスト』(14日付、中日夕刊)
☆『警察犬徘徊捜索に活躍 犯罪捜査超え年6000件 背景に高齢社会 役割変化』、『分断もう二度と パリ同時テロ1年』、『トランプ氏「300万人送還」犯罪歴ある不法移民 国境に壁「フェンス」容認』『首席補佐官プリーバス氏 党橋渡し役』『「トランプ氏に抵抗を」(米映画監督のマイケル・)ムーア監督が呼びかけ』『FBI捜査再開が敗因 クリントン氏 支援者に吐露』、『GDP(国内総生産)年2・2%増 7~9月 3期連続プラス 輸出が主導』、『朴氏あすにも聴取 韓国 現職大統領に初捜査 国政介入疑惑』、『NZでM7.8 2人死亡 南島東岸で津波2.5㍍』、『昨今小説誌事情 読者開拓、作家も発掘 2誌創刊、電子化、頒布誌切り替え』、『PC画面に突然「ウイルス感染」偽警告 急増「サポート詐欺」「除去」うたい金銭要求』、『タガフープ(フラフープのように、しょうゆ醸造に使う木おけを締める竹製の「たが」を腰で回す。香川県の小豆島で始まり、醸造品の産地で行われつつある)世界新 碧南で大会 市内の男性が1302回』、『博多陥没 今夜にも通行再開 ライフラインは全て復旧』(14日付、毎日夕刊)

十一月十三日
 木曽川河畔はきょうも波静か、音が聞こえてくるようだった
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 滝学園校歌と応援歌〈清きまなざし(西村ひさの作詞 森一也作曲)〉をうたう、かつての仲間たち。右端が大野喜久男さん、左端が今井浩壹さん
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 滝高の【に・せき・かい】は永遠ナリ―
 わが母校、滝学園高校の昭和39年普通科卒=当時は滝実業高校で滝実としては最後の卒業生=の二石会(二村善銀、石田和彦両恩師の頭文字をとって、この名が付けられた)の通常総会と懇親会が木曽川河畔の名鉄犬山ホテルで36人が出席してあり、久しぶりに懐かしい顔と再会、旧交を回想しながらの楽しいひとときとなった。ホテル内あすなろでのカラオケによる2次会、帰宅途中の名鉄犬山駅近く居酒屋での有志による道すがら3次会とだいぶ飲み過ぎ、少々疲れた。
 会実現のために献身的に尽くした石田祥二会長(私は彼のことを昔から〈おしょうさん〉と呼んでいる。彼は中学時代からの私の親友である)、そして石田正俊副会長ら役員諸氏には、心から礼を述べたく思う。おそらく目には見えない苦労も多かったに違いない。甘えん坊で返事ひとつ出さなかった私なぞ、言語道断だったに違いない。ここで非礼をお詫びしたい。

 この日は次期会長に今井浩壹さん、副会長には大野喜久男さんをそれぞれ選出。今井さんが「皆さんで築かれてきた歴史ある二石会のひとつのステップになれれば。皆さんがやってこられたことを地道にやっていかなければ、と思っています」と新会長ならでは、の抱負を述べ乾杯の音頭をとって懇親が始まった。

 楽しく進んだ懇親の宴
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 宴はそれこそ、和気あいあいのなか進み、皆それぞれに昔のおもかげをはらんでの出席で飲むほどに酔うほどに話し合うほどにたけなわに。私たちが高校三年生のころ、一宮市萩原出身の歌手、舟木一夫さんの〈高校三年生〉が大ヒット。舟木さんはじめ姿美千子さん、高田美和さん、倉石功さんら青春スターが滝高に集結し、ロケが行われ、その光景を柔道の黒帯姿で腕を組んで私が見ていたこと、さらに母校の時計台と校舎を染める赤い夕日がとても美しかったことなどで話が弾んだ(この赤い夕日は、今もとても美しい)。

 なかに「オイッ、いがみよ。実はおまえが書いとるヤツ、熱砂の【生きてゆく人間花たち】をな。いつも読ませてもらっとる。ようやっとるな、と感心しとる。おみゃあは、どこまでも新聞記者なんだよ。昔からそうだったがや」「高校時代、社会科の授業でよお。ベトナムなど戦争の話が出るたんびに、おまえは手をあげ〈僕は新聞記者になって戦争のない社会を作りたい〉などと本気になって言ってたがや。俺はあのときの、おまえの姿をよお忘れんわ。おまえは、その後新聞記者になり、ほんとにそのとおりまっすぐ生きてきとる。ようやっとる。楽しみにしとる」と声をかけてくれた友がいたりして。嬉しいような。照れくさくて恥ずかしいような気持ちにかられたのである。
 かと思うと、ある友いわく。「いがみ、知っとるか。お前の本(マンサニージョの恋)が最近、百冊またどっさり売れたことを。俺は知っとるぞ」の激励やら「あれは実際に、船の中であったことだろう。そうでなきゃ、あんなリアルに書けっこない」の声も。なんだか穴があったら入りたい気持ちにかられた。ほかに、黒田日銀総裁をどう思うか――の質問に、その道の通でもある大手銀行元幹部は「あいつはダメ、大蔵省に対する偏見に凝り固まった自分勝手なアベ擦り寄り政策が今の悪い結果につながった。安倍首相の大失点で責任大アリだ」と切って捨てるなどいろいろ勉強になった。

 この日は石田会長から小川宏嗣さん(弁護士。愛知県選挙管理委員会委員長。元愛知県弁護士会長)と須賀藤隆さん(元愛知県立一宮高校校長)が叙勲の栄に輝いた旨の報告があった。いずれにせよ川面がことのほか美しい木曽川河畔を、私は次作の主人公を思い一歩ずつ前に向かって歩を踏み進めたのである。
 私の道は、まだまだ遥か彼方。当面は吉乃を追い求め、終わりなき執筆生活がこれでもか、とつづく。
 
 カラオケのフィナーレを高校3年生を歌ってしめた〈おしょうさん〉こと、石田祥二さん。右は堀尾和代さん
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【きょうの一文・ことば】
「オイ、いがみ。この中で俺だけが大学を出ていないんだよ。そりゃあ、あったさ。長い、長い間。コンプレックスみたいなものが。父は俺が小学生のころ。早くに亡くなり、母の手ひとつで育ち滝実に通ったが、その母も進学を控えた高校3年生のとき、病気で倒れてしまった。とても大学どころではなくなってしまった。ホントに悔しかったよ。みんなが大学に進んだのに。俺だけが取り残されて行けず高卒なんだったから、よ。でも、頑張ってここまできた」
=二石会の懇親の宴の席で。次期副会長大野喜久男さんとの雑談のなかで。不覚にも私はこの事実を初めて知った

【新聞テレビから】
☆『繰り返す過労死 電通 黒【ブラック企業】を白認定!? 長時間労働なのに国は「働きやすい企業」と』『過労死電通の闇 長時間労働 上司が過少申告の指示 残業時間抜いておけ』(13日付、しんぶん赤旗日曜版)
☆『あすの夜、68年ぶりにスーパームーン大接近 大きさが3割増』『豊穣願い鬼舞う「花祭」東栄町で始まる』、『〈サンデー版大図解〉見えにくい第三の脂肪 異所性脂肪』、『米TPP(環太平洋連携協定)次期政権が判断 オバマ政権断念 発効は絶望的』『今国会の承認急ぐ理由失う 安倍政権』、『26万人「朴氏退陣を」ソウル大集会 機動隊と衝突も』、『高齢ドライバーまた立川で2人死亡「夫の見舞い」83歳暴走事故 ブレーキ誤操作か』『進む検査厳格化、生活の「足」切実』『山形でも76歳 眼鏡店に車突入 3人軽傷』、『〈中日ボイス 6132人回答〉うみゃあ策名古屋めしで 魅力向上アイデアは? ものづくり見学ツアー/強烈ゆるキャラ おもしれえ街目指す(河村たかし市長)』、『★有村さん、相葉さん司会 =NHKが大みそかの第67回紅白歌合戦の司会が紅組は、有村架純さん(23)白組は人気グループ「嵐」の相葉雅紀さん(33)に決まった、と発表』(13日付、中日朝刊)
☆『あすスーパームーン 満月と地球68年ぶりの近さ』、『白い帆36枚悠々 名港で海王丸』、『トランプ氏 政権移行党と連携 ペンス氏(次期副大統領)人脈活用 重要閣僚近く人選』『〈緊急インタビュー トランプの米国③〉 過剰反応は禁物 東京大東洋文化研究所教授 田中明彦氏』、『ソウル26万人集会』、『被団協 被爆2世初の全国調査 健康状態など 来夏結果まとめへ 回収率に不安の声も』、『地下鉄天井高く掘削 博多駅前 岩盤薄く 陥没一因か』、『成立後トラブル原因に 養育費分担/親子の面会交流 離婚時に取り決め6割 法務省手引配布』『経験者 「具体的な支援を」』、『■豊洲の水銀、地下空洞内の水が気化か』(13日付、毎日朝刊)

十一月十二日
 朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領の友人、崔順実(チェ・スンシル)容疑者らよる国政介入疑惑をめぐってソウルで大統領の退陣を求める大規模な集会があった。警察推計で26万人が参加。国民の怒りは頂点に達している。環太平洋連携協定(TPP)の取り扱いをめぐり「議会と次期大統領が協議することになる」とは、米ホワイトハウス高官の話だ。
        ☆        ☆

 今月に入り、【喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます】といったはがきがポツポツと届いているが、きょうははがきを手に、しばらく全身の動きが止まるほどの悲しさに包まれた。
 というのは、新聞社の一宮主管支局長(現在は一宮総局長)時代に、家族あげて何かとお世話になりどおしだった、あの小料理屋「小太郎」さんの名物大女将、小太郎さんの訃報を初めて知ったからである。彼女には社を定年退職後、ずいぶん長い間、足が遠のいており一宮を訪れた際などに、ふと「元気でおいでかな」と思っていたのだが。そう思うと、はがきを手にした瞬間、全身が凍り、磔状態になったのである。なぜ、もっと早くお店に顔を出さなかったのか。悔やまれる。
 ポストに投函されていたはがきには【喪中につき年末年始のご挨拶ご遠慮申し上げます 七月二十九日に母よね与が九十三才にて永眠いたしました ここに本年中に賜わりましたご厚情を深謝致します……】とあった。私の目頭には、字面を追いながら、みるみる涙があふれ出、はがきを手にしばし絶句したのである。ごめんなさい。小太郎さん! おやすらかに。こ・た・ろ・うさん

 きょうは滋賀の都、大津在住作家(ウエブ文学同人誌「熱砂」同人、元文学同人誌「くうかん」主宰)の眞鍋京子さんからも、大津市文化祭実行委員会発行の市民の文芸誌「湖都の文学 2016年号」がわが家に郵送されてきた。
 詩、冠句、短歌、川柳、俳句、随筆、小説と七部門に409作の市民文学が結集され、読み応えのある内容となっている。私は、さっそく眞鍋さんの小説〈思い出の時計〉を読ませていただいた(眞鍋さんは「湖都の文学」編集委員でもある)。
 無事、定年退職を終えた美智代が母を中国へ初の海外旅行に誘い、その旅先で大切にしていた懐中時計(長年大学で教鞭を取っていた今は亡き美智代の父が大学退職時に総長から贈られた金文字入りの懐中時計)を落としてしまったが、運良く拾われ戻ってくるサクセス・ストーリーには、母と美智代、亡き父の絆の深さが身にしみて感動したのである。
 眞鍋さん、ありがとうと礼を述べたい。

 眞鍋さんの書簡入りでわが家に届いた「湖都の文学 2016年号」
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【きょうの一文・ことば】
 この世に言葉は無尽蔵にあります。それでも今、この作品に欲しい言葉が見つからないと筆の止まることは度々ありますが、そんな営みもまた豊かな日々を作ってくれています。「湖都の文学」が皆様の豊かな暮らしの一助となれば幸いに存じます。
=「湖都の文学 2016年号」の編集後記から。編集委員長藤本ひろみさんのことば

「湖都の文学」は身近な人々が生み出すことばの芸術に触れることができる機会として大変魅力的な意義を有しており、本誌によって皆様に安らぎや活力がもたらされることで、今後も市民文芸誌としてさらに発展することを願っています。……募集から発刊にいたるまでご尽力をいただきました編集委員の皆様、写真・カットの提供をいただきました方々に心からお礼申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。
=「湖都の文学 2016年号」の〈巻頭言 第四十八集発刊によせて〉から。大津市長越 直美さん

【新聞テレビから】
☆『イタイイタイ病 闘い50年 富山 顕彰碑に誓う「悲劇二度と」』、『紅葉 平地これから 気象会社見ごろ予想』、『「新校舎 復興の象徴に」 岩手・大槌学園が落成式』『岩手、宮城震度4』、『〈でらサタ〉角栄本売れた理由 今の政治に不満豪腕ぶり再評価 金権の記憶なおブーム違和感も』『元秘書 朝賀昭氏 時代がオヤジを求めている』『2016年に出版された主な「角栄本」』『「政治は数、数は力」 「政治とは、生活である」 「よし分かった」』、『オバマ政権TPP(環太平洋連携協定)断念 米紙報道 現枠組み発効絶望的』『反トランプデモ「暴動」で制圧も』『「日本さらに安保貢献を」中国を念頭 トランプ氏顧問言及』『オバマ氏融和呼び掛け「対立 米国の姿ではない」』、『電通中部支社も是正勧告 名古屋北労基署 2010年長時間労働で』『「労働環境を改善」電通がコメント』、『本の街 神保町に尽くす 柴田信さん死去 86歳、21日お別れ会』(12日付、中日夕刊)
☆『●eye見つめ続ける大震災 浪江の自宅 喜び胸に』『米 TPP承認断念 オバマ政権「次期政権次第」』『オバマケア修正検討 トランプ氏、継続に含み』『対中 日米同盟を重視 安保顧問「日本の役割期待」』、『IS(過激派組織「イスラム国」)、民間人61人処刑 モスル「イラク政府軍に内通」』、『〈チェック〉耐震 揺れる名古屋城 市長「早期に入場制限」 当局「防災拠点を優先」』、『「万博おばあちゃん」カザフへ 来夏のアスタナ万博・大使に任命 瀬戸の山田さん=主婦、山田外美代さん(67)=』、『学ぶ喜びいくつになっても 通信制中学通う 高齢者を映画に』、『日インド首相が新幹線で兵庫へ 午後車両工場視察』(12日付、毎日夕刊)
☆『水鏡 燃える秋 土岐(の曽木公園)』、『日印原子力協定に署名 両首脳合意 核実験実施で終了』、『円滑な政権移行一致 トランプ氏、オバマ氏と会談』、『一宮署 小4死亡事故仕様変更の7日以降 運転中ポケGO 3件摘発』『もう一歩進んだ安全対策が必要 愛知・大村知事』、『「七三一(旧日本軍の七三一部隊)」の過ち歌い継ぐ 「悪魔の飽食」名古屋に合唱団 一般参加を募集』、『聖地潤う 253億円 経済効果 岐阜 アニメ巡礼103万人』、『イノシシにかまれ60代の男性が死亡 群馬、妻もけが』(12日付、中日朝刊)
☆『トランプ氏融和強調 オバマ氏と異例の早期会談』『敗北翌朝のクリントン氏 愛犬と笑顔の散歩』、『なぜ続く母国への凶行「自爆」理由に苦悩 パリ同時テロ1年』『監視対象1万人「人員足りぬ」』、『日印が原子力協定署名 NPT(核拡散防止条約)未加盟国 唯一』『インド電力不足解消へ道 原子力協定「原発推進不可欠」』『原子力供給国が会合 インド加入巡り非公式に』、『ATM不正引き出し 5暴力団の組員関与 全国106人逮捕 事前に予行演習 ハッカーと連携国内組織介在か』、『「三島」(由紀夫)誕生の瞬間 16歳「花ざかりの森」原稿』、『イケメンゴリラ(ニシローランドゴリラの「シャバーニ」)躍進3位 前回得票の4倍 東山動植物園人気投票「カワイイ系」2強(ゾウ、コアラ)は崩せず』、『川崎市議も報告書コピー 広島・新潟など 政活費で視察の7人』、『鶴保担当相撤回せず 「土人」発言擁護 沖縄知事不快感』(13日付、毎日朝刊)

十一月十一日
 秋田名物〈きりたんぽ〉の日だそうである。ナントナク、その風貌からして分かる気がする。ほかに、〈介護の日〉〈電池の日〉〈折り紙の日〉…。中国では1が4つ並ぶので〈独身の日〉だそうだ。個人的には、ツクシの日が良いと思うのだが。季節的に違うか。
        ☆        ☆

 米ホワイトハウスで次期大統領ドナルド・トランプ氏がオバマ大統領と初めて会談し来年1月20日の就任式に向け、円滑な政権移行を進めることで一致した。 
 安倍首相が核保有国で核拡散防止条約(NPT)にも未加盟であるインドのモディ首相と官邸で会談し、日本の原発輸出を可能にする原子力協定に最終合意。来年の通常国会での承認を目指すという。世界で唯一の被爆国であり、かつまた福島第1原発事故の被災と後遺症、めどのつかない復旧に苦しみ、喘いでいる日本がなぜ、と疑問を感じざるをえない。
 なぜなのか。経済優先と言われてもしかたあるまい。
 
 牧さんの筆によるテーマエッセイ〈嵐〉が、きょう「熱砂」紙上で公開された。
♪ 俺らはドラマー やくざなドラマー 俺らがおこれば嵐を呼ぶぜ ♪の歌い出しが一世を風靡したあの「嵐を呼ぶ男」、名優石原裕次郎のことが書かれているので、読者の皆さまには、ぜひ読んでほしく思う。「五十三才の若さで旅立った偉大なヒーローは昭和の時代を嵐のように駆け抜けて行った。……」。共感を呼ぶタッチは、牧さんならでは、でもある。

【きょうの一文・ことば】
 山は変わらない。変わったのは人間だけ。
=11日付NHK総合『〈ドキュメント72時間〉天空に輝くテント村▽北アルプスの山あいに浮かぶ無数の光と人生』のなかで。定年を前に北ア涸沢にテントを張り、1人過ごしたある男性の感慨をこめたことば
※私自身、かつて新聞社の松本支局員だったころ、北ア上高地を拠点に遭難取材などで一帯をかけづり回っていた。それだけに、画面に現れ出た涸沢をことのほか、懐かしく思った

【新聞テレビから】
☆『〈写真グラフ/やっとかめ文化祭 市内各地、20日まで〉KITTE名古屋に即席の茶室 芸どころ、ええなも』、『1人の死刑執行 熊本2女性殺害 裁判員裁判2例目「極刑つらい選択」一審後に裁判員』『殺処分ゼロへ 全国で無料不妊手術 広がる命の花「さくらねこ」3万匹』、『トランプ政権移行へ連携 オバマ大統領と初会談 和やかに1時間半』『反トランプデモやまず』『ガガさん「愛は憎しみに勝つ」 著名人失望と歓喜 イーストウッドさん「素晴らしくなる」』、『13日いびがわマラソン 感じたいから走る 全盲・春日井の吉田さん「起伏 足元から」』、『「かけ子」4容疑者逮捕 愛知県警 ニセ電話詐欺未遂 拠点急襲、摘発に力』、『「自分が代われるものなら」 一宮ポケGO事故 容疑者謝罪の言葉』、『87歳容疑者鑑定留置へ 横浜児童死傷事故』、『有馬温泉4棟焼く 住宅から1遺体』、『りりィさん死去「私は泣いています」 シンガー・ソングライターで女優のりりィ(本名鎌田小恵子=かまた・さえこ)さんが11日朝、死去。64歳。福岡市出身。肺がんで療養中だった』、『伊方で事故訓練 大分へ住民避難 放射能漏れ想定』(11日付、中日夕刊)
☆『語りづらい過去と向き合う 両陛下、満蒙開拓記念館へ 長野 集団自決や残留孤児資料を展示』、『熊本2女性殺害死刑執行 裁判員2例目 金田法相で初』、『移民・保険・雇用最優先 トランプ氏本格始動 「円滑な移行」オバマ氏と一致』『東証一時300円上げ NY株最高値 米経済政策期待』、『TPP(環太平洋パートナーシップ協定)参院審議入り』、『野生動物6割減 WWF(世界自然保護基金)20年までに7割消失も』、『「近所に外国人」4割が抵抗感 労働研究機構調査』、『南極へしらせ出港 東京・晴海ふ頭』、『御嶽山ふもとに名大研究所 火山防災 自治体と連携強化へ』(11日付、毎日夕刊)
☆『「岐阜から農業の輪を」皇太子ご夫妻、担い手サミット出席』、『「トランプ大統領」へ始動 政権移行準備 オバマ氏と会談 安倍首相 17日NY会談』『国防ポストにフリン氏起用』『イスラム教徒 トランプ氏を警戒 LGBT(性的少数者) 排他主義NO!』『私たちの大統領でない 全米でデモ』『実業家大統領に期待も 中国人』『〈トランプの米国「自国第一」の衝撃〉上 貿易交渉「2国間で」』『TPP承認案 衆院通過 遠のく発効 与党採決強行』、『ココイチ値上げへ 9年ぶり 人件費、米価上昇で』、『遺体の袋チャック閉じる 中津川の廃屋 遺棄事件で捜査』(11日付、中日朝刊)
☆『〈緊急インタビュー トランプの米国①〉世界秩序に責任を アジア調査会長五百旗頭真氏』『「黙っていない 動こう」ヒラリー派著名人落胆、反発 「トランプ・ショック」波紋』『同盟の信頼関係変わることない 在日米軍トップ』『基地対応に期待 沖縄知事が祝電』『トランプ氏、政権準備加速 オバマ氏と会談へ』、『TPP衆院通過 農相不信任案は否決』、『命より大切な仕事ない 電通過労自殺 母が訴え』、『石黒(修)さん死去 戦後初のプロテニス選手 80歳』、『停職中 旅の投稿「町の信用落としていない」元職員懲戒免取り消し 岐阜・池田町』(11日付、毎日朝刊)

十一月十日
 ガラスの天井を打ち破ることができなかった、と米大統領選で敗れた民主党のヒラリー・クリントンさん(69)がニューヨーク市内で9日、敗北を認めた。10日の東京株式市場はトランプ氏が金融規制の撤廃緩和やインフラ投資に積極姿勢を示していることを受けて金融、建設関連株など幅広い銘柄が買われて大幅反発。日経平均株価の上げ幅は一時、1000円を超え1万7000円台を回復したという。
 いやはや、人間心理はどちらにも転ぶものだ。

 ヒラリー・クリントンさんの敗北宣言とドナルド・トランプ新大統領の話題で満載された新聞
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        ☆        ☆

 朝、出がけに2階の方でドスンの音。何ごとか、と駆けつけるとベランダに干されていた洗濯物が竹竿もろとも屋根に落下。あちらこちらに乱れ飛んだ衣類を回収するのに結構な時間がかかった。と同時に、日ごろの妻の家事がどれほど大変なものかも思い知り複雑な気持ちにかられたのである。

        ★        ★
「昨日(9日)の早朝、ニルマニのお父さんは亡くなりました。膵臓がん、肝臓がんでした。1ヶ月前までは、本当にお元気だったので、こんなに早く亡くなるのは大変ショックですがこの1ヶ月間、家族全員が誠心誠意お世話したので、皆冷静に受け止められているようです。最後は穏やかに息をひきとりました。/ネパールでの葬儀とその後の習慣が結構大変で、13日間は外出できず、してはいけないことだらけで少々戸惑っています。今ちょうど旅行シーズンで、日本からのお客様もネパールに来ており、家にじっとしていることが、大変ジレンマに感じます。こんな感じでしばらくは落ち着きません……」
 ネパールのカトマンズに住む長谷川裕子さんから、こんなメールが届いた。夫であるニルマニ・ラル・シュレスタさん(カトマンズ日本語学校校長)の父親が亡くなり、目下、喪に服しているさなかだと知り、お悔やみの返信をする。

 きょうは名古屋の「ばあちゃん合唱団」生みの親でもある名古屋市昭和区の嶺田久三さんから、先に郵送させていただいた「愛のラブバード(作詞イガミ・ゴンタ、作曲ミネダ・キューゾー)」のネパール語訳に対する丁重なる礼状はがきが、わが家に届いた。はがきには〈先日はネパール語の「愛のラブバード」翻訳文ありがとうございました。この曲のいい流れになることを祈っております。〉などと書かれており、私は思わず心のなかで「みねださん。こちらこそ。ありがとう!」と叫んでいた。
 このほど誕生した「愛のラブバード」ネパール語版は、国境を超えて結ばれた愛知県稲沢市出身の旅行会社オーナー、長谷川裕子さんとニルマニさんの愛の実在ドラマを私、伊神権太が恋歌として作詞、嶺田さんが作曲、カトマンズ在住のポカレル本田明美さんがネパール語に翻訳化(1部歌いやすいように補作も)してくださり、明美さんご自身の歌入りで誕生したいきさつがある。
 たまたま同じ日に裕子さん夫妻と嶺田さんに共通する「愛のラブバード」のことでこうして記すのも何かの因縁のような気がするのである。 ※ネパール語版の「愛のラブバード」は、ユーチューブで【海越えて ネパール発〈愛のラブバード〉を熱唱】で検索されれば、聞くことが出来ます

【きょうの一文・ことば】
「結果を受け止め、未来を見つめなければならない」「最も高く強固なガラスの天井を打ち破ることはできなかったが、いつか誰かがやってくれるだろう」「この敗北は痛い。望んだ結果にならず申し訳ない」「米国は思ったより深く分断されている。だが正しいことのために戦うのは価値のあることだと信じてほしい」「(トランプ氏に対しては)全国民にとって成功を収める大統領になることを望む」「平和的な権力移行を定める私たちの立憲民主主義は、法の支配や権利の平等、信仰の自由を定めている」
=10日付中日夕刊『「ガラスの天井、誰かが破る」 クリントン氏敗北宣言』の記事から。大統領選から1夜明け、米大統領選に敗れた民主党のヒラリー・クリントンさん(69)はスーツ姿で時折、涙を浮かべ敗北を認め、こう語った

【新聞テレビから】
☆『「ガラスの天井、誰かが破る」 クリントン氏敗北宣言』『「平和的に政権移行」オバマ氏、国民に融和訴え』『日米関係はアジアの礎 米国務省強調』、『首相、トランプ氏17日会談へ 電話会談「日米特別な関係」』『敵つくりたくない。もう黙ろう 比ドゥテルテ大統領』『トランプ氏即断即決 アベノミクス高く評価』『名古屋の書店など 読めるかトランプ流 関連本売り上げ急伸』『社会分断深い傷 米で反トランプデモ』、『東証一時1000円超上昇 円は105円後半 米経済拡大に期待』、『想定外の軟弱部亀裂か 博多陥没 岩盤残しつつ掘削中』、『オレたち80年代族 ファミコン復刻■化粧にバブル感』、『皇太子ご夫妻が出席 岐阜で「農業担い手サミット」』、『中津川の廃屋に遺体 名古屋の男性「1年前見た」届け出』、『母親を殺害後 高校生自殺か さいたま』(10日付、中日夕刊)
☆『温暖化サンゴ礁直撃 全世界の漁業に影響』、『世界に広がる衝撃 米大統領トランプ氏「反移民」を警戒 欧州極右、称賛の声も』『NZに移住希望? 入管サイト、アクセス増』『米大統領選「国の分断 予想以上」クリントン氏敗北演説』『「私の大統領ではない」過去の差別発言 反発広がる』『政府の対応注視 核のボタン持つ/日本にプラスも/自国民優先加速』『安倍首相17日会談へ 電話で祝意 米でトランプ氏と』『東証一時1000円高』『基地の街警戒・困惑 米大統領選 商店危機/従属解消を 「女性初なら追い風だったのに」』、『ベトナム原発白紙に 受注の日本打撃大きく』、『■カザフスタン大統領が広島訪問』、『商業施設の影響深刻 博多陥没 正常化になお時間』、『中部空港「フライト・オブ・ドリームズ」 生産ライン、飛ぶ仕組み学習 B787翼の下でランチ』(10日付、毎日夕刊)
☆『〈社説〉民衆の悲憤を聞け トランプのアメリカ㊤ 現状打破への期待 取り残された人々 夢追える社会実現を』『トランプ氏 米大統領』『接戦クリントン氏破る 白人労働者層から支持』『クリントン氏「受け止める」』『〈外報部長 久留信一〉「自国優先」日本に試練』『〈核心〉 トランプ氏勝利 日米同盟激変を警戒 日本側の負担増も 軍撤退にも言及』『来年2月訪米 沖縄知事意向 新政権に訴える方針』『人脈なく政府に衝撃 公職経験ない実業家 首相、急きょ補佐官派遣へ』『接戦州制したトランプ氏 中低所得層票で番狂わせ』『TPP漂流に現実味 「雇用失う」トランプ氏反対 TPPきょう衆院採決へ』『変革「劇薬」に懸ける 支持者政治腐敗リセットを』『在日米国人や留学経験者ら 周囲の声聞いて/分断の傷残さずに』『外国人「差別が心配」』『トランプ流戦々恐々 中部の関係者 核容認、基地見えない先行き』『名古屋で本紙号外』、『リニア名駅年内着工へ JR東海社長が見通し』、『英で 路面電車が転覆 5人死亡 数十人けが ロンドン南部』、『妙技満載「トーテム」 名古屋できょう開幕』(10日付、中日朝刊)
☆『米大統領トランプ氏 過激言動番狂わせ クリントン氏破る 政治未経験「分断の傷癒やす」 オバマ氏と会談へ』『「暴言王」勝利 米大統領選 熱狂トランプ旋風 がっかり/沖縄には良いかも/政治できる? 名駅前で号外配布』『期待と懸念と 基地発言 真意は不明「外国人差別拡大も」 非核・平和どう影響』『トランプ氏ばり言動「もうしない」NHK籾井会長 受信料値下げ提案「お金余るから」』『円急騰 東証919円安』『反既成政治 世界のうねり 北米総局長会川晴之』。『東京、大阪と連携強化 河村名古屋市長 都知事と会談』、『レゴ(ブロックの飾り=オーナメント=) 6万個でツリー華やか アスナル金山』(10日付、毎日朝刊)

十一月九日
 東京都心で瞬間風速15・5㍍の北風、気象庁は「木枯らし1号が吹いた」と発表した。ここ尾張地方も北風がピューピューと吹き荒れる寒い1日に。盛岡、秋田、山形、長野では初雪が降り、いよいよ冬がきた。
        ☆        ☆

 もしかして最悪のジョーカーを引いてしまったのか。それともエースか。
 悪魔にせよ、救世主(メシア)・天使にせよ。いずれにしても最高の切り札、ぴかいちに違いない。米大統領選が投開票され、事前の予想を覆しオハイオ、フロリダ両州はじめペンシルべニア州なども制した共和党候補のドナルド・トランプ氏(70)が民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官を接戦の末、破り第45代米大統領に決まった。来年1月に就任する。
 トランプ氏は9日未明、ニューヨーク市内、マンハッタンのホテルで支持者を前に勝利を宣言。「たったいまヒラリー・クリントンさんから祝福の電話をいただいた。今は分断を修復して団結するときだ。私はここにいる家族を、そしてこの国の全ての人々を愛しています。本当にありがとう。すぐに、アメリカ国民のための仕事をしていきます。国を再建しアメリカンドリームを復活させます。世界のどの国とも仲良くしていきます」などと語った。
 
――きょうは、テレビをはじめどのメディアもトランプ、トランプ、トランプさんで一色だった。それほど米大統領選には、世界の目が集まった。私自身刻々とテレビ画面から流れてくる開票結果を固唾をのんで見守った。保護主義。自国優先。移民の排斥。TPP(環太平洋連携協定)の批准撤廃。トランプショックに伴う株の乱高下……など。
 この先、日本にとって何かと不都合なことばかりが横たわるが、そこは長年にわたって培ってきた日米協調、友好関係がある。そうたやすく、これらが崩れることもあるまい。日本としては、あくまで米国民が変革を望んで選んだ新しい大統領の立ち位置を尊重することが大切なのでは、と思う。

 そして。何よりも私は70歳の大統領誕生に敬意を表したい。というのは、私自身も彼と同じ年齢だからである。70歳は、人としても円熟の時代に入るからである。トランプ大統領の誕生は、人類がいよいよ新しい70歳時代に入った、〈新しい風〉の到来を告げている。そんな気がする。
 何よりも家族を大切にする彼に訴えたい。世界が核戦争など愚かなことに巻き込まれることのなきよう。そして。この星、地球のリーダーとしていつだって思っていてほしい大切なことは。それは【世界の安寧と平和だ】ということを――。
 
 ここに、米国に新しい1ページが開かれたきょう1日を写真で記録にとどめておきたい(NHK、その他民放画面から)
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【きょうの一文・ことば】
 日米同盟は普遍的価値で結ばれた揺るぎない同盟だ。その絆をさらに強固に、さまざまな課題に協力して取り組んでいきたい。
=トランプ氏の米大統領選当選を受け。日本の安倍晋三首相は9日夜、記者団を前にこう語った

【新聞テレビから】
☆『米大統領選大激戦 トランプ氏重要2州制す〈解説〉社会の分断が顕在化(ワシントン・後藤孝好)』『全米分断世界が固唾 大統領選』『安保、経済…日本も注視』『東証一時1万7000円割れ 円高進む、一時101円台』、『「賠償金もらってるだろう」ゲーム代負担 原発避難の生徒いじめ 横浜 第三者委が教委批判』、『玄海3、4号機「適合」 規制委、新基準で10基目』、『週明け通行可能に 博多駅前陥没 停電は全て解消』、『大川小訴訟 遺族も控訴』、『パリ上空でポトリ紛失 リンドバーグ飛行帽 競売に』、『都知事に河村市長 政治的連携を打診』(9日付、中日夕刊)
☆『玄海原発3、4号機「適合」 再稼働へ新基準、計10基に 規制委』、『米大統領選接戦 クリントン氏VSトランプ氏 激戦州競り合う』『米大統領選 固唾のむNY 両陣営会場支持者の列』『投票所近くで銃撃 ロス郊外 1人死亡3人負傷』、『米国領事館で開票速報中継 名古屋』『一時500円超下げ 東証』、『野球・ソフト福島開催へ 1次リーグ、午後了承 五輪組織委』、『博多陥没岩盤に亀裂か 国交省、市に立ち入り』『博多陥没「仕事できず困惑」交通規制、避難勧告続く』、『シリア学生「国内に希望持つ人が」慶応大歓迎プログラムに参加 日本のキャンパスで決意発言』(9日付、毎日夕刊)
☆『陥没50分前 トンネル異変 博多地下鉄工事 天井土砂 落下』『工事で粘土層に影響か』、『トヨタ5年ぶり 減収減益 9月中間 円高響き、営業益29%減』、『米大統領選 投票始まる』、『堀被告二審も死刑 「主導的立場」碧南強殺で判決』『「判決重く響く」闇サイト事件・磯谷さん母 「当然」「両親は戻らぬ」馬氷さん長男・次男』(9日付、中日朝刊)
☆『博多陥没地下鉄工事原因 周囲避難勧告 市が謝罪』『博多駅前陥没 ごう音、ガスの臭い 作業員脱出は15分前 市民生活大混乱』、『米大統領選投票始まる 大接戦 昼ごろ大勢判明』、『核禁止条約実現 政府に尽力要求 平和首長会議』、『2390万円脱税の疑い コールセンター社長逮捕 名地検』、『大川小訴訟 遺族も控訴へ 防災体制の不備を主張』、『参院選1票の格差 名古屋高裁は「合憲」 16判決出そろう「違憲状態」10件』『合区で格差改善 評価』、『ヤマハ初V 社会人野球日本選手権』(9日付、毎日朝刊)

十一月八日
 米大統領選の投票が米東部時間の8日午前6時(日本時間8日午後8時)からニューヨークなど東部各州で始まった。

 午前5時15分ごろJR博多駅前のメーン道路・はかた駅前通りが長さ30㍍、幅27㍍、深さ15㍍にわたって陥没し停電や断水が発生し、都市機能がマヒする事態となった。福岡市は周辺一帯に避難勧告を出したが、一帯でのビル内など周辺での業務は全てストップ、交通機関や金融機関の業務にも深刻な影響が出ている。
 その後の市の調べで、岩盤層で掘り進めていた市営地下鉄七隈線延伸工事のトンネル天井部分の土砂が陥没の発生50分前に剥げ落ちる異変が起き、地下16~18㍍地点にある粘土層に何らかの原因で穴が開き、地下水などとともに土砂がトンネル内に流れ込んだものと判明。現在、復旧作業が進んでいるが、いやはや1つこうした不意の事故が起きれば、都市機能がたちまちのうちに破壊されてしまうことがよく分かった。
        ★        ★

 午前中は舞の脳のMRI検査で江南厚生病院脳外科へ。帰宅し、ネパールのポカレル本田明美さんから歌声が届いたネパール語版〈愛のラブバード〉のユーチューブ化にチャレンジしたが、映像がなく音声だけのためどうして良いか分からない。
 そこでエイッ、ママよと自身のパソコン内に保存されたカトマンズ関連の写真を明美さんの歌声入りでビデオであらためて映像化し、これをパソコンに取り込む方法でチャレンジ。なんとかユーチューブ化できたが、ビデオ撮影と取り込みを何度もやり直し、まる半日を費やすはめに。
 それでも映像と歌声が流れ始めたときには、思わずバンザイと叫んでしまっていた。とはいえ、映像は不鮮明で恥ずかしいかぎり。何はともあれ、先ずは世界の人々にネパール語による〈愛のラブバード〉の歌声を聴いてさえ頂けたなら、それで良いと思っている=ユーチューブで〈海越えて ネパール発「愛のラブバード」〉で検索されたら、音声と画像が出てきます。ぜひ、聴いてみてください=。
 作業を終えたところで、吉川英治の新書太閤記の〈田樂狭間〉と〈白雨(はくう)・黑風(こくふう)〉を繰り返し読み返してみる。

 合間に「熱砂」同人、牧すすむさんのテーマエッセイの一刻も早い公開を求める電話とメールを担当者にするも音信がなく、無為な時ばかりが過ぎていった。夜に入り、舞のMRIの結果をこどもたちにメールで伝える。深夜から未明にかけ、やっと一息ついて飲んだ酒が先日、かけがえなき友からいただいた純米大吟醸の〈梅錦〉。なんと美味しい酒か、と心底思った。友よ! ありがとう、と心でつぶやく。
 あすはいよいよ、米大統領が決まる―

【きょうの一文・ことば】
「落馬したら駒も捨てよ、木枝に絡まれて旗差物を失わば、旗差物も打ち捨てゝ急げ。要は、今川が本陣の核心へ、眞っ向に突き入って、治部太夫(じぶのたゆう)の首見ることぞ。身輕がよし、空身が利ぞ。――敵中にはいって敵を突き伏すとも、いちいち首を掲げて手間取るまいぞ。斬り捨てに。突き捨てに。――次へ次へ今生の限り敵にまみえよ。ゆめ、殊勲(てがら)を人に見せんと思うな。見よがしの殊勲は、すでに殊勲にてはなきぞ。八幡照覧、信長の眼前、ただきようを一期と無我無性に働く者ぞ眞の織田武士なれ」
 信長は云う。
 叱咤してさけぶ。
 それは又、暴風雨の前軀が吠えて行くようにも聞えた。
=吉川英治の新書太閤記(全八巻)第二巻〈田樂狭間〉の記述から

【新聞テレビから】
☆『80年代バブルの象徴 マハラジャ再興20年ぶり名古屋に バリアフリーで交流へ』、『パリ協定衆院承認 全ての国内手続き終了』、『〈2016年米大統領選〉今夜投票開始 最後の訴え 支持率クリントン氏先行』、『解説の頁〈論説委員のワールド観望〉コンゴ紛争と性暴力 ■女性の体が戦場■鉱物資源で争う■日本で映画公開(山本勇二)』『博多駅前 大規模陥没 避難勧告 地下鉄工事原因か』『地下水流れ込み地盤緩む?』『九州玄関口に大穴 博多駅前陥没 早朝停電漂うガス臭 水流入ビル倒壊恐れ 名古屋でも過去に陥没』、『名市大病院手術ミス 患者死亡 遺族に3500万円支払い』、『大綬章の10人 皇居で親授式 秋の叙勲』、『19歳少年 二審も実刑(懲役6年以上10年以下の不定期刑) 川崎・中1殺害 東京高裁、控訴棄却』、『2000万円脱税の疑い 名地検特捜部 東京の社長逮捕』(8日付、中日夕刊)
☆『米大統領選 最後の訴え 両候補 激戦州を遊説 今夜投票』、『パリ協定午後批准』、『博多駅前道路陥没 30㍍四方 地下鉄工事影響か』『巨大な穴 地上をのむ 博多駅前陥没 オフィス街混乱』、『電通幹部を聴取へ 過労自殺』、『核兵器禁止賛成の首長7割 平和会議アンケート 反対の政府姿勢と差』『18歳成人「懸念」大多数 法務省意見公募「消費者被害増す」』、『サムスンを家宅捜索 韓国検察 崔容疑者の会社支援』、『ああ懐かしや 旧型パチンコ40台ずらり 岐阜レトロミュージアム開館』『〈NEWSLINE〉日本の4番競う 野球の日本代表「侍ジャパン」で、DeNA筒香嘉智(24)と日本ハム中田翔(27)が4番の座を競う』(8日付、毎日夕刊)
☆『大垣空襲元少年兵が証言 軍紀に反し市民逃がす 犠牲者極端に少なく 初めての証言、貴重』、『ご明算 最年少暗算十段 知立の小1男児=知立西小1年の大辻悠仁くん。7つ=6歳11カ月で最高位』、『クリントン氏訴追せず 米大統領選きょう投票』、『電通30人超が過少申告 強制捜査 残業隠し組織的か』、『グランパス ルグエン氏に監督要請』、『〈平和の俳句〉大賞に鈴木さん 名古屋で公開選句会=大賞に名古屋市守山区、鈴木誠さん(82)の〈♪生きるとは平和のことば稲を刈る〉が、観客投票で選ぶ観客賞には愛知県瀬戸市、梅村明美さん(39)の〈♪赤とんぼ追いかける子を追いかける〉がそれぞれ選ばれた』、『国内最高齢バーテンダー 山崎達郎さん死去 96歳だった』(8日付、中日朝刊)
☆『生前退位賛否分かれる 有識者会議 初の意見聴取』、『クリントン氏追い風か 米大統領選きょう投票 FBI訴追せず』、『残業時間を過少申告 労働局 電通に強制捜査 業務の見直し社長呼び掛け』『電通強制捜査 社長説明に社員「違和感」 長時間労働 改善に懐疑的』、『神宮外苑火災 白熱球当日に設置 学生「明るくするため」』、『■大川小訴訟 宮城県と石巻市が控訴』(8日付、毎日朝刊)

十一月七日
 きょうは立冬。これから立春の前日までが〈冬〉である。
 注目の米大統領選を8日(日本時間8日夜)に控え、民主党候補のヒラリー・クリントン氏(69)の私用メール問題を再捜査していた米連邦捜査局は(FBI)はクリントン氏を訴追しない方針を表明。これによってクリントン氏が共和党候補のドナルド・トランプ氏(70)を抑え、再び優位に立つ可能性が出て来た。
 それとも、時既に遅しか。結果に世界の注目が集まっている。
        ☆        ☆

 きょうは何やら不思議でおかしな日だった。
 舞はお店が月曜休みでもあり、名古屋市東区のウィルあいちで行われた「平和の俳句」(中日新聞朝刊1面で連日掲載)の選者が観客の前で選句する公開イベント「俳句のチカラ」に。午前中、楽しそうに出かけた。

 私はわたしで本欄「熱砂」のテーマエッセイ集=テーマは〈嵐〉=公開の件で6本目の出稿済み原稿を公開するよう、サーバー責任者に電話するも、何度しても相手は出てこない。デ、携帯やパソコンメールもしてみるが、なぜか音沙汰ひとつなく貴重な〈時〉ばかりが空虚に過ぎ去っていった。それこそ急病とか、不意の事故に遭っておいででなければ、よいが。と、そんなことを心配しつつとうとう1日が過ぎてしまった。
 人それぞれに事情があるのだろうから、とここは、自らに言い聞かせてみたはしたが。「急用」というわけでもないので、きょうのところはそれ以上の電話やメールはしないことにしたが、イヤハヤ疲れた。まさか、誘拐でもされていなければ良いのだが。連絡だけはしてほしく思う。

【きょうの一文・ことば】
 すべての国が支えになるか、「パリ協定」というエレガンスな響き。人類社会の先行きかけるにふさわしくあれ。
=7日毎日夕刊〈近事片々〉から。抽出

【新聞テレビから】
☆『色づく立冬 東海、肌寒い朝』、『電通を強制捜査 労働局 長時間労働の疑い 本社と中部支社など』、『誤って白熱球点灯 男児死亡火災 作品内で発火か』、『〈2016年米大統領選〉クリントン氏をFBI訴追せず』、『岐阜在職時も情報漏らす 国交省 容疑の職員追送検』、『鈴鹿給食中止を撤回 市長指示 経済負担求めぬ方向』(7日付、中日夕刊)
☆『立冬の朝 幻想の水面 宮古』、『クリントン氏訴追せず メール問題でFBI』『警戒感が後退 円高株高進む 東京市場』、『過労自殺 電通を家宅捜索 労働局、書類送検へ』『神宮外苑火災 白熱球を誤点灯 熱でおがくずに着火か』、『香港議員資格剥奪か 宣誓無効問題 中国が法解釈』、『民家火災4人死亡 8・6・4歳と父親不明 新潟』(7日付、毎日夕刊)
☆『飛騨市映画館ないけど 「君の名は。」聖地で初上映』、『木製作品炎上5歳死亡 東京のイベント 救助の父ら負傷』、『火炎子どもら4人死亡 新潟の住宅 4歳、6歳、8歳ら』、『建機操縦受刑者に教育 人手不足 出所後に即戦力 三重など 再犯防止も期待』『リニア関連高まる需要』、『木造天守閣再度審議へ 名古屋城 市長、専決処分は保留』、『死亡事故で操作制限要請 ポケGOファン複雑 ながら運転罰則強化を』『一宮の遺族 ルール順守に限界』、『三笠宮さま墓所 一般参賀始まる』(7日付、中日朝刊)
☆『札幌降雪23㌢ 中心部11月上旬で最多』、『廃炉 外国人に偽装請負か 汚染水対策人出不足 事前教育も不十分』『福島原発廃炉に外国人「我々がやるしかない」日本人作業員不足の穴埋め』『〈解説〉東電は安全管理に責任を【関谷俊介】』、『■ゆるキャラ王者に「しんじょう君」(高知県須崎市)』、『61年ぶり村長選(大分県姫島村長選)現職9選果たす 大分・姫島』『米大統領選混戦 あす投票「期日前」最多に』、『「五輪 既存施設で」74% 本社世論調査「都知事支持」7割』、『「政活費」に厳しい目 富山市議補選 自民、過半数は維持』(7日付、毎日朝刊)

十一月六日
 米大統領選の投開票日が8日に迫った。ここにきて米国民にとっては強い米国誕生を掲げてやまない本音の共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)が、初の女性大統領待望の声が増す民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(69)に急追、どちらが勝っても負けても不思議でない接戦となっている。
 東京・明治神宮外苑であった東京デザインウィーク2016の会場で木製のジャングルジムのようなオブジェが燃え、中で遊んでいた幼稚園児(5歳)が亡くなった。
        ☆        ☆

 午前中、ふたりで市福祉センターへ。〈戦争映画を見る会〉で第6巻「ニュウギニア」を鑑賞。これで第1巻「太平洋戦争への道」に始まり、第2巻「開戦」、第3巻「戦線拡大」、第4巻「ミッドウエー海戦」、第5巻「ガダルカナル」に続き、第6巻まで上映されたことになる。この日も第6巻を見て戦争がいかに酷く、無意なものであるか、を痛感する(この見る会は、引き続き第10巻「沖縄、そして敗戦」まで続く)。

 午後は、舞の父と私の父が眠る墓へ。それぞれ、花を供えたその足で畑〈エデンの東〉へ。ここで白玉と赤玉のタマネギ苗150本の植え付けをした。植え付けといっても私の担当は久しぶりの畝づくりだったが、出来たての畝に舞が1本ずつ苗を植え付けていく、という方法で進んだ。彼女の作業ぶりを見ていて、いつも思うのだが。その手際ぶりの良さには感心してしまう。

 タマネギ苗を1本ずつ植え付けていく舞と作業を終えた畑地。うまく育ってくれると良いのだが…
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 墓に供えられた花々と私の父の墓の一角に忽然と現れ出た鶏のとさかに似た赤紫色のケイトウ(昨年は墓の周りを彩るように沢山、自生していたのに。ある日突然、何者かの手で抜き取られていた。そのままソッとしておいてほしかった。)
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【きょうの一文・ことば】
 枯れ山に桜咲き
 若草色から濃い緑
 そして紅葉…と
 移りゆく山の景色の美しさよ。おじいちゃんの景色は変わらないね。
 =6日付中日の朝刊連載漫画『おーい 栗の助 森栗丸』から。

 参加者からは「同人誌に入らない個人にも視線を向けたい」「代表者が続けられなくなっても、雑誌はつぶさずに続けるべきだ」などと活発な意見が出た。
=6日付中日愛知県内版『同人誌の在り方会員ら活発論議 西尾で文学座談会』から。抜粋

【新聞テレビから】
☆『〈核心〉米大統領選最終盤 接戦州の攻防激化 「大票田」フロリダで集会合戦』『「クリントン氏が有利」期日前投票を専門家分析』『日米欧で株下落続く「トランプショック」警戒』、『「屋上へ」松阪で訓練 11・5世界津波の日「対策 日本モデルを」』、『見事な色でござんしょ=三重県菰野町の御在所岳(標高1212㍍)の7合目付近(1000㍍)の紅葉が見頃を迎えている。ツツジやミズナラなどが岩の切り立った斜面を赤や黄色に染めている』、『〈社説〉若手に研究費をばらまけ――週のはじめに考える』、『同人誌の在り方会員ら活発議論 西尾で文学座談会(愛知県内版)』、『〈サンデー版大図解〉女性の政治参画』、『洗車汚泥に放射性物質 福島 基準の最大7倍超 国、東電対応先送り』、『25日碧南で「むすび塾」 東北の教訓企業防災に=中日新聞社が河北新報社(仙台市)と共催で企業防災をテーマに中小企業の経営者や従業員らが語り合う「愛知むすび塾」を愛知県碧南市で開く』『3人の被災体験24日に「聞く会」』『衣浦港150社の臨界工業地帯「1万3000人の命 第一」』、『傷害致死で男女再逮捕 新城女性遺体 男、容疑を認める』『高齢者らに近づき金せびる』、『堺の不明男児母親「死亡・遺棄知らず」 警察、山中の捜索継続』(6日付、中日朝刊)
☆『黒田20年分の感謝と涙「世界一のファン」に優勝報告』『加賀美ノーヒッター JR西社会人野球日本選手権2人目』、『朴氏へ怒り 最高潮 学生・家族連れ退陣求め大規模デモ 支持率最低の5%』、『駆け付け警護に手当 南スーダン 1回6000~7000円で調整』、『〈Sストーリー〉夫婦結ぶ愛の絵手紙――「韓国のゴッホ」と日本人妻』『「一緒に生活」「信じて 夫・イジュンソプと交わした200通』『戦争が家族を分断』『結婚写真今も寝室に』、『再審請求男性が死去 「殺人」ニカラグアで服役』『テニアン島で日米訓練 9日まで 原爆投下機 離陸の地』、『岐阜市議会・政活費不正 手続き大変/立て替え額大きい/視察書くほど成果ない ルール改正協議難航 問われる自浄能力』、『留置施設勾留中38歳女性が死亡 愛知・司法解剖へ』、『ポケGO規制の要請「撤回せよ」一宮市に脅迫メール』(6日付、毎日朝刊)

十一月五日
 きょうは昨年国連が創設し、初めて迎えた「世界津波の日」である。東日本大震災の津波で大きな被害に遭った岩手県大槌町で、大震災と同規模の地震が起きたとの想定で大津波警報が出され高台に避難する訓練が実施されたのをはじめ、和歌山県広川町でも南海トラフ巨大地震を想定した避難訓練に小中学の子どもたちが参加するなど全国各地でさまざまな催しが繰り広げられた。
 このうち東京都内では政府の啓発イベントが開かれ、大地震を体験した岩手県釜石市の中学生らが南海トラフ巨大地震で津波被害が想定される高知県黒潮町の会場にいる中学生らと映像を結んで交流。市立釜石中3年の伊藤瑞希さんが東北の三陸沿岸に伝わる、津波が来たら人に構わず逃げろ、を鉄則とする〈津波てんでんこ〉を紹介し「先人の思いと教訓を忘れないようにしよう」などと呼びかけた。
        ☆        ☆

 バブル時代に一世を風靡したディスコ〈マハラジャ〉が10日、20年ぶりに名古屋に復活する。名古屋が発祥の地とされる一段高いダンスステージ「お立ち台」も再現する、との由。復活仕掛け人は、〈マハラジャ〉1号店から店舗開発責任者として運営に携わってきた中区の飲食店運営会社社長、玉木邦甫(くにとし)さん、80歳で、その意気やヨシである。どんな〈マハラジャ〉が誕生するのか。大変楽しみである。
 ディスコといえば、空飛ぶ記者として自然災害や事件、事故発生のつど全国各地に特派されていたあの日あのころ、昭和50年代を思い出す。当時は、名古屋空港(小牧国際空港と呼んでいた)で働いていたエアライン関係者らと休みの日によく繰り出し、全てを忘れ熱中。日航や全日空のスタッフらとよく一緒に踊ったものである。

        ×        × 
 名古屋はドラゴンズの平田良介外野手(28)が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、来季も残留すると表明。先の大島の残留表明と合わせホッとした。よかった。一方、優勝祝賀パレードで街中が真っ赤っ赤に染まった広島。ここでは、カープの黒田博樹投手(41)がマツダスタジアムでの引退セレモニーのあと、全選手との握手、抱擁を終えると、マウンドに膝まづき30秒間、感謝をこめ別れを告げる姿が印象的だった。黒田よ、感動をありがとうと礼を言いたい。スポーツはこれだから良い。傍らでは「グランパスも〈赤〉なのに。同じ赤なのに、どうして」と舞。
        ×        ×

【きょうの一文・ことば】
 おちかは、聞いた話を胸ひとつに収め、けっして黒白の間から外には出さない。
「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」
 これが三島屋の百物語のいちばん大きな決め事である。だから黒白の間を訪れる語り手は、たとえば過去に自分がなした悪事を白状したっていい。恥をさらしたってかまわない。
 おちかは、客が語り易いよう相づちをはさみ、促すことはしても、語りたがらないことは詮索しない。語り手は、話のなかに出てくる場所や名前を伏せたり変えたりしていいし、何なら語り手自身が名乗らなくても差し支えない。
=5日付中日夕刊連載小説『三島屋変調百物語 あやかし草紙1 序』(宮部みゆき作 原田 維夫画)から。抽出

【新聞テレビから】
☆『〈ETV特集〉10年以上も孤独死ゼロ 大山団地の奇跡に迫る』(5日夜、NHKEテレ)
☆『身を守る備え再確認 各地で訓練 初の「世界津波の日」』、『コイの街真っ赤に 広島41年ぶりにVパレード』『Wシリーズ制覇 カブスには500万人歓喜』、『グランパス3取締役退陣 豊田会長は代表権返上へ』、『パナ(パナソニック)接待で90人超処分 海外で延べ2000回以上受ける』、『「親族に預けた」説明うのみ 堺4歳不明 転居前の市、確認怠る 山中で捜索続く』、『美容系 魔法の「ケーキ」 中区のフレンチ店開発 中身は野菜海外も注目』、『幸運のニワトリに「弟分」 大阪・天王寺動物園 「生き餌」の危機 3度くぐり人気 酉年へ「本家」サポート』(5日付、中日夕刊)
☆『万全の備え誓う「世界津波の日」各地で訓練』『被災者同士気持ち共有 福島の仮設住民、熊本へ』、『海女の伝統守り抜く ユネスコ登録向け日韓サミット 志摩』、『福待つほほ笑み =来年の干支の酉(とり)にちなんだ土人形づくりが東京・台東区の窯元「今戸焼白井」で最盛期を「迎えている』、『出水の越冬ヅル20季連続1万羽 (県ツル)保護会』、『バブル象徴のディスコ マハラジャ20年ぶり復活 名古屋に10日「お立ち台も」』『障害者も踊れるイベントを計画』、『●eye 国境は越えた 未来は見えない トルコのシリア難民たち 上野竜馬賞から 写真・文 川畑嘉文(写真家)』、『■パリ協定発効祝いエッフェル塔緑に』、『秋田県タイに「出前授業」「探究型」子供たちに自主性 あす小学校2教諭派遣』(5日付、毎日夕刊)
☆『三笠宮さま納骨 墓所の儀』、『TPP(環太平洋連携協定)優先日本批准は8日以降 脱炭素 パリ協定発効』『TPP衆院委採決強行 与党8日、本会議可決へ』、『朴氏疑惑関与語らず 国民向け談話 崔容疑者と決別強調』、『ジュロブスキー監督退任 グランパスJ2降格 久米社長も辞任』、『名古屋市との合併 北名古屋市民「賛成」56%』、『傷害致死容疑きょう再逮捕 新城女性遺体 遺棄で起訴の男女』、『「布団にくるみ山に」 堺の4歳不明 父親、遺棄と供述』(5日付、中日朝刊)
☆『■両陛下がスーチー氏と会見 両陛下は「ミャンマーでは先の大戦で多くの日本人が命を落とし、ミャンマーの人たちにもいろんな困難を与えた。ミャンマーの人に亡くなった日本人を温かく弔ってもらい、感謝をしている」と述べられたという』、『豊洲移転判断先送り 小池知事17年春~18年春』、『与党、TPP強行採決 衆院委可決 民進・共産欠席 会期延長は不可避』『パリ協定批准8日以降に』、『朴大統領捜査 へ 韓国検察 今月半ばにも』、『〈訃報〉二上達也九段が死去 元将棋連盟会長 羽生王位の師匠 84歳』、『布ひもから被告DNA 一宮殺人 現場に遺留、凶器か』、『堺・男児不明 山中で布団発見 父親「遺体くるんで捨てた」』(5日付、毎日朝刊)

十一月四日
 温室効果ガスの排出を今世紀後半には「実質ゼロ」にして地球環境を美しくしようと先進国と発展途上国を合わせた190カ国以上が参加しての地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」が4日、発効。人間の叡智が試されようとしている。「大殿下」と慕われ、皇族では最長寿の100歳で亡くなられた三笠宮さまの本葬に当たる「斂葬の儀」がこの日午後、東京・豊島岡墓地で営まれた。

 衆議院の環太平洋連携協定(TPP)特別委員会が開かれTPP承認案と関連法案を自民、公明、日本維新の会の賛成多数で可決。民進、共産の両党は強行採決を巡る発言を「冗談」と話した山本有二農相の辞任を求め退席したが、与党側の採決強行に委員長席に詰め寄るなど議場は大混乱と化した。それにしても、なぜ。どうして。いつもいつも、ぶざまな醜態が繰り返されるのか。与党も、野党も悪い。
        ☆        ☆

 日に日に寒く、冬の足音がトントントンと迫ってきた。みんな元気でおいでだろうか。
 昨夜遅くから未明にかけ書いておいた私の作品〈あゝ 人生とは〉を、「熱砂」のテーマエッセイ集=今回21回目のテーマは〈嵐〉=欄に出稿し公開。夜。牧すすむさんからもパソコンに届いたが、こちらの公開は土、日と「熱砂」を管理してくれているサーバー担当者が休みのこともあり、残念ながら来週以降となる。皆、忙しいなかでの執筆と出稿だけに、嬉しくかつありがたくもある。ぜひ、続く公開に期待してほしい。

【きょうの一文・ことば】
♪恋の女蝶は十六、七よ。
 恋も出花の
 花盛り
=4日夜のNHKEテレ『〈にっぽんの芸能〉 舞踊「白蛇盗仙草』の中から

【新聞テレビから】
☆『〈ドキュメント72時間〉夢みる巨大画材店 =自分の命の限界と向き合っている感じがする―と話したのは能面を彫りつづける、ある男性である』(4日夜、NHK総合)
☆『こうなん民踊まつり~おどりとうたの祭典~13日、江南市民文化会館』、『堀尾氏の偉業を知る展示 12月11日まで、大口町歴史民俗資料館』(4日付、尾北ホームニュース)
☆『パリ協定が発効 脱炭素社会へ新ルール 日本出遅れ、国会承認急ぐ』『〈解説〉暮らし見直す契機(共同・井口雄一郎)』、『三笠宮さま 斂葬の儀 最長寿 「大殿下」しのぶ』『宮さまに別れ 拝礼の列 斂葬の儀 「身近な人柄悲しい」』、『朴氏謝罪、捜査受け入れ 親友の国政介入 支持率5%に』、『抑留の記憶 友好の礎 日ロ国交60年 シベリアに平和公園計画』、『絶景オフィスもあるでよ JRゲートタワー 内覧会』、『「行きたくない」名古屋に好機 「いじりやすい」特集続々…賛否はありますが→』、『「男児遺体 山に捨てた」堺の4歳不明 父親が供述、捜索』(4日付、中日夕刊)
☆『あす「世界津波の日」 被災4カ国(日本、チリ、インドネシア、モルディブ)共催 国連で対策討論』、『朴大統領捜査受け入れ 「責任とる覚悟」国民向け談話 元側近さらに逮捕』、『温暖化防止パリ協定発効 日本批准へ 午後国会審議』『気温上昇 抑制は困難 国連』、『三笠宮さまにお別れ 斂葬の儀』『平和愛した「三笠宮先生」 歴史講義もう聴けず 斂葬の儀 ひつぎの車列厳かに』、『老犬2割 認知症疑い=8歳以上の「高齢犬」(人間で50歳程度)の2割に、認知症の疑いがあるという。「予備軍」も過半数に上る』、『公園で富士山を滑る 名古屋市内に82カ所 市職員考案 子供に愛され半世紀』(4日付、毎日夕刊)
☆『願い込めて げたとばし 長野・飯田』、『憲法「政治が守るべき法」公布70年、東海各地で集会』、『グランパス初のJ2降格』『落胆静まるスタンド「魂のプレーを」「失敗から強くなれ」OB激励』『闘将涙「残留したかった」 古巣再び統率 闘莉王選手』『朴大統領親友を逮捕 韓国職権乱用 共犯の疑い 朴氏きょう談話 捜査受け入れか』、『コマ大戦 勢いづく町工場 異業種交流新ビジネスも生む あす北名古屋で中日本予選』、『ビットコイン3人逮捕 全国初立件 取引所から詐取容疑』、『ドローンランナー救護 いびがわマラソン 故障者発見へ導入』(4日付、中日朝刊)
☆『6人に文化勲章授与』、『民主主義長い道のり スーチー氏に京大名誉博士号』、『「9条守れ」「見直しを」 憲法公布70年 各地で集会』、『診療報酬資料改ざん指南 元厚生官僚、歯科医に 国の不正調査時』『偽装指南細かく レントゲンは色鉛筆で修正 コーヒー漬け書類古く見せ 歯科報酬 資料改ざん』『元医療Gメン 「ウソでない。 白に近い灰色に」』、『日露経済協力を加速 世耕氏、閣僚会談で一致』、『朴氏捜査受け入れも 韓国警察元側近を緊急逮捕』、『県高校生フェスでアンケートを公表 高校生の73%「参院選で投票」』(4日付、毎日朝刊)

十一月三日
 サッカーJリーグ一部(J1)の名古屋グランパスが3日、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われた第二ステージ最終節で、湘南に1―3で敗れる。これにより、グランパスは年間16位が確定し1993年のJリーグ開幕以降、初のJ2降格が決まった。なんたることか。ドラゴンズもグランパスも、ことしは最低の年だった。このうえは、捲土重来を願うのみである。 
        ☆        ☆

 文化の日。70年前のきょう、日本国憲法が公布された。
 そして忘れもしない。昭和47年のこの日は舞が当時、三重県志摩半島の阿児町鵜方(現志摩市)にいた私の懐に素足のまま突然、飛び込んできた、運命の日である。「11月3日は明治天皇の誕生日だよ」と舞。

 午前中、名市大名誉教授の山田明さんからメール。さっそく開いてみると『昨日の中日新聞「発言」に掲載されました』とあったのでさっそく読ませていただき、ご指摘への深い礼を述べつつ「随分、脇の甘い取材だなと私自身、感じました。いいわイイワの甘い記者たちの体質が露見しました。現場百回、百回聞いて一を書く。この記者魂は一体、どこへ飛んで行ってしまったのでしょう」などと返信させていただく。

 祝日ではあるが未明から早朝にかけての執筆の手を止めて、近くの公民館へ。社交ダンスのレッスンのためだが、大変実りあるひとときとなった。というのは、現在、特訓中である〈ルンバ1級〉のステップにあたり、若さん(若原先生)から『ごんたさん。〈外はロボット。なかはハートでネ〉』との言葉とともに、ステップを踏む際の全身のしぐさを教えられたからである。
 まだまだ素人なのでロボットさながらに水の入ったコップを乗せたお盆を運ぶようにステップを踏みへんな動作はしない。ロボットの足運び、体さばきの一方で心の内では音楽に合わせチョットとリズムをとってその気持ちになってみる―ということのようで、この調子で何度も何度も、繰り返し踊ってみた。ステップを踏むうち、自ずと優雅でかれん、ユートピアのような世界に入っていく新たな自分を発見したのである。

【きょうの一文・ことば】
 十月三十日の本紙で連載「新貧乏物語」の検証記事を読み、経緯が詳しくわかった。驚きとともに、怒りすら覚えた。中日新聞を信じていたのに、「おまえもか!」と。
 今回の記事は、本社勤務の人の目から見た「検証」ではないかと思う。編集部門を中心に、「組織」としてのリスク管理の検証の仕方が弱いと感じた。地方勤務の記者の気持ちに寄り添っているだろうか。問題の重要性からして、一面に記事の要約だけでも掲載すべきではなかったか。中日新聞全体として、どれだけ危機感があるのかが疑われる。(2日付中日新聞【発言】欄)
 やはり、中日新聞「発言」に掲載されると、いろいろ反応があります。ベテラン・ジャーナリストからも、久しぶりにメールをもらいました。「発言」がつながりを作ってくれるのは、やはり嬉しいです。大学と同じく、新聞も「競争と成果」に追われているのでは、とあの検証記事から感じました。新聞二極化のもとで、中日新聞・東京新聞の役割がきわめて大きいと考えます。「安倍政権にすり寄る日本のメディア」状況のもとで、もっと危機意識をもって、リスク管理を徹底してほしいということが、とりわけ言いたかったことです。担当者の方が、そんな気持ちを理解してくれて、すこし安心しました。」(山田さんから届いたメール)
=2日付中日社説・発言欄の『〈発言〉真摯に反省、鋭い報道を』の記事中の山田明さん(大学名誉教授。名古屋市千種区。68歳)の発言と、3日私に届いたメールから。いずれも1部分を抜粋

【新聞テレビから】
☆『憲法公布70年 〈わがまちと憲法 ㊤地方議会〉根付かぬ自治の理念 93条(地方公共団体の機関、その直接選挙)』、『〈秋の叙勲喜びの声〉 古代中国に光当てる 宮城谷昌光さん(71)旭日小綬章』、『九頭竜湖事件 林被告無期 名地裁判決 「死刑選択できない」』『極刑回避 遺族ら無念 九頭竜湖事件「苦悩 今も深く」』『「殺害1人」先例を重視』、『定年で賃下げ「合理性」 東京高裁 運転手3人逆転敗訴』、『「嫌われ松子」プロデューサー 番組権取得名目 詐取容疑で逮捕』、『遺棄場所車で探す 新城の事件 逮捕の男女2人』、『「少女は被験者。実験感覚で犯行」埼玉誘拐監禁公判で被告』、『函館の68歳女性 自宅で殺される 首に刺し傷』、『首から出血 女性重体? 東京・中野、30代か』、『バットで殴られ女性と園児重軽傷 JR天王寺駅、容疑者逮捕』、『トヨタとマツダの業務提携 EV(電気自動車)開発など検討』(3日付、中日朝刊)
☆『秋の叙勲4055人 「ベテランは恥」肝に銘じ 俳優波乃久里子さん(70)=旭日小綬章』『「努力する大切さ」を説き 元プロボクサー ファイティング原田さん(73)=旭日小綬章』、『ミャンマー 8000億円支援 首相・スーチー氏会談』、『憲法公布きょう70年 最低投票率議論へ 国民投票巡り憲法審』、『九頭竜湖事件に 「無期」「判例踏まえ」死刑回避 名地裁判決』『〈解説〉 傷害致死勘案せず【金寿英】』『「娘失った苦悩深い」【道永竜命】』、『「運転中ポケGO不可能に」 一宮市 米運営会社に要請へ』、『TPP(環太平洋パートナーシップ協定)4日採決断念 衆院 政府、週明け目指す』、『あす「斂葬(れんそう)の儀」 三笠宮さま本葬 東京・豊島岡墓地で 通夜しめやかに』、『■Jアラート点検を全国に通知 =政府は2日、北朝鮮のミサイル発射を警戒し、全国臨時警報システム(Jアラート)の点検を徹底するよう全道府県に通知した』、『■西郷どんに鈴木亮平さん』(3日付、毎日朝刊)

十一月二日
 2人の命が失われ、極刑である【死刑】の適否が焦点となった九頭竜湖事件の裁判員裁判がこの日、名地裁で開かれ、殺人と傷害致死罪に問われた林圭二被告(44)に無期懲役が下された。判決後、林被告は被害者遺族に深々と頭を下げたが、遺族は「死刑でなくて残念」と無念さをにじませたという。
 来日中であるミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相(71)が東京新宿のホテルで在日ミャンマー人との集会に出席。「一生懸命に働いて、ミャンマーを尊敬される国にしましょう」と国民の団結を呼びかけた。 
        ☆        ☆

 ネパール在住のカトマンズのおしんさん、ポカレル本田明美さんから明美さんご自身の声で吹き込まれた音曲〈愛のラブバード〉=名古屋の「ばあちゃん合唱団」の持ち歌=の声の入ったバージョンが、とうとう出来、私のパソコンに送り込まれてきた。
 その届いたパソコンを開くために、「熱砂」で日ごろお世話になっているサーバー代表者にあれやこれやと電話で教えていただき、やっとこせ耳に飛び込んできた歌声は、それはそれは透明感に満ち、かつ清らかで愛らしく可憐な内容で私は思わず名古屋の「ばあちゃん合唱団」のひとりに電話しパソコンから流れてくる歌声を数分間にわたって直接聴いていただいた。彼女も「すばらしいわ」との感想でホッとしたのである。
 こんご、少しでも早く、この歌のネパール語訳(既に明美さんから私の手元にパソコンでいち早く到着済み)と歌声を合唱団の代表、嶺田久三さんにお届けし歌声も聴いていただかなくてはーと思っている。

『十月二十九日付中日新聞夕刊「中部の文芸」欄でゴンちゃんの名前を見つけ、たいへん嬉しく思いました』『「海に向かいて―、瞬(まばた)き」=脱原発社会をめざす文学者の会・編の「OFF 第1号 言葉と想像力によって」所蔵=が秀逸と絶賛、読ましてもらいます』など。このところ、各地からはがきやメールが私宛に相次いで届いており、中日新聞の影響力の大きさにあらためて感じ入っている。で、きょうはお一人ひとりに葉書による礼状を投函させていただいた。
 自分の書いた作品を読んで頂けるほど嬉しく、かつありがたいことはない。

【きょうの一文・ことば】
 作詞家から転身。女優・夏目雅子さんとの結婚と死別、さらに篠ひろ子さんとの結婚、ギャンブルざんまいの生活と何かと注目を浴びた。1992年「受け月」で直木賞。(略)4歳の時「この子は60歳まで生きたら冠をかぶる(偉くなる)」と占師に言われた。そこで「60歳から仕事を倍にしよう」と決め、今や約4倍の仕事量に。歯に衣着せぬエッセー「大人の流儀」がヒットし、「星月夜」などミステリーにも挑戦。月に原稿用紙600枚執筆。かつてと違い、朝起きてすぐ執筆に取りかかる。
=2日付毎日朝刊『還暦超え仕事4倍に 紫綬褒章 作家伊集院静さん(66)』の記事の中から。抜粋

【新聞テレビから】
☆『白山遅めの初冠雪 岐阜・石川県境』、『韓国首相ら交代 大統領府 機密漏えい収拾図る』、『北朝鮮 ムスダン=新型中距離弾道ミサイル=準備か 米で報道「24~72時間内に発射』、『〈2016年米大統領選〉トランプ氏1㌽リード 支持率逆転 W・ポスト紙で初』、『東証、一時300円超安』、『TPP(環太平洋連携協定) 採決延期 衆院委 野党、農相の辞任要求』、『再販防止へ、更生保護施設が支援 「何でも話して。いつでも来てね」』『14年・再犯者率 最高の47% 犯罪白書 東海でも住居や職提供』、『電車にはねられ認知症女性死亡 東京、施設から帰宅後』、『生活保護者に「死ね」 大阪市職員、電話で』、『「PKO直ちに中止を」 派遣延長 識者グループ声明』、『〈訃報〉 「翼の王国」表紙絵 堀越千秋(ほりこし・ちあき=画家) 10月31日(現地時間)多臓器不全のため死去。67歳。東京都出身。葬儀・告別式はマドリード市内で行った。マドリードを拠点に画家として活躍。14年、スペイン政府より文民功労章を贈られた』、『在日ミャンマー人スー・チー氏歓迎 東京で集会』(2日付、中日夕刊)
☆『野菜高くて給食中止 鈴鹿市 全小学校・幼稚園 今冬2日間』、『春秋の屋台23台一堂に 来春高山で ユネスコ勧告受け』、『韓国新首相を指名 大統領疑惑元盧政権高官』、『「尊敬される国に」 スーチー氏講演で訴え』『軍政逃れた在日ミャンマー人男性 スーチーさん来日 祖国民主化の力に』、『無形文化遺産 海女 日韓同時は困難 三重、石川以外 準備遅れ』、『■熊本復興城主 受け付け開始』、『核廃絶へ 科学者が訴え 日本パグウォッシュ会議再建』、『毎日放送社員 1000万円を着服』、『TPP委採決見送り 農相発言に野党反発「冗談で首になりそうに…」』(2日付、毎日夕刊)
☆『香嵐渓 夜長の黄金郷』、『野菜高騰給食中止 鈴鹿市、今冬に2日間』『中部の自治体 献立変更でやりくり』、『元市場長ら 懲戒処分へ 都知事指示 豊洲問題8人に責任』、『〈秋の褒章 喜びの声〉音訳グループ「鈴の音」視覚障害者支援(鈴鹿) 私の声あなたの目に』『本質を見る大人の流儀 伊集院静さん(66)作家』『発想力世界をけん引 妹島和世さん(60)建築家』、『サオリン最強副学長 母校・至学館大で就任』(2日付、中日朝刊)
☆『秋の褒章772人20団体』『スーチー氏が来日 ミャンマー 新政権発足後初』、『物価目標5回先送り 日銀 総裁任期中は困難』、『豊洲元市場長ら8人責任 2次報告 10~12年の幹部 都処分検討』『「豊洲」幹部処分へ「報告ないでは済まぬ」小池都知事強く避難』、『人工知能が記事書いた!! 中部経済新聞 過去の数万文基に』、『九頭竜湖事件 傷害致死罪の成立争点 きょう判決「死刑」選択に影響』(2日付、毎日朝刊)

十一月一日
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が演説草稿などの機密を漏らした問題が日に日に拡大、ソウル中央地検は漏えいした相手とされる崔順実(チエ・スンシル)氏=60歳=を先月31日深夜に逮捕。こんごは崔容疑者による国政への関与があったかどうかの解明が焦点になる。それにしても、両親を相次ぎ暗殺され、それでも立ち上がった朴大統領。彼女は不幸の海に生まれ育った為政者なのか。
 彼女の意図的な罪があったかどうかは分からない。でもこの世は【罪を憎んで人を憎まず】というではないか。ここは韓国そのものが撃沈することのないよう祈るのみである。彼女の良い点も見つけるようにせねば。民衆も感情に走りただ、彼女をたたくだけでは進展がない。善人なおもて往生を遂ぐ、いわんや悪人をや―である。
 東京都の小池百合子知事が豊洲市場の主要建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で地下空間の設置を決めた時期を2010年11月~12年5月と特定。当時の中央卸売市場長で現副知事中西充氏ら8人に責任があったとする検査報告書を発表。
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 2004年アテネ大会から五輪3連覇、リオ五輪でも銀メダルに輝いたレスリング女子のサオリンこと、吉田沙保里選手(34)が1日、母校の至学館大学(愛知県大府市)の副学長に就任、世間をアッと驚かせた。

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 きょうは中部ペンクラブの秋の新企画・文学座談会「中ペン同人、大いに語る」で名君・吉良上野介で知られる吉良温泉へ。早朝、金山駅に集まった当地方の文芸同人誌で活躍する参加者約20人は会場である三河湾リゾートリンクスのマイクロバスで吉良温泉へと向かった。
 リゾートリンクスに到着後は臼田慶子さん(P.be主宰)、中村賢三さん(「弦の会」代表)、寺田繁さん(「弥(いよいよ)」代表)棚橋鏡代さん(「北斗」同人)丹羽加奈子さん(「じゅん文学」同人)が語り手となり、それぞれの文学感を披露。これら貴重な意見をたたき台に参加者全員が、それぞれの文学人生に対する熱き思いを自由奔放に語り合った。司会は私が行った。
 この日の模様は中部ペンクラブ会報(12月1日付号)でも詳報される、とのことなので、ここは写真グラフだけにとどめておきたい。
 自らの文学に対する姿勢を語るパネラーと聴き入る出席者
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 座談会の合間には三河湾の絶景に安らぐひとときも
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 なごやかな雰囲気で進んだ懇親食事の会
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 議論は延々、白熱し中身のある内容となった
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【きょうの一文・ことば】
 今が。今が。今が大切なのよ。〈今〉が最高。〈今〉が1番。いま。いま。あしたはない。きのうもない。わたしは今を生きてまあ~す
=11月1日午後。三河湾リゾートリンクスの懇親食事会の席で。たまたま隣りに座られた「海」同人、宇佐美宏子さんは、こう語った。そうだ。みんな〈いま〉を生きているのだ。楽しく、明るく。そうでなくっちゃあ

【新聞テレビから】
☆『「伝えたい、手書きで」年賀はがき販売始まる』、『名木守る縄の放射線 金沢・兼六園』、『ウォームビズ重ね着で』、『大気汚染で60万人死亡 5歳未満、ユニセフ報告』、『武将隊・家康 大学へ繁華街へ サムライ精神NYで説く』『都が五輪会場最終案 水泳江東に新設 ボート海の森か長沼 バレー有明か横浜 月内に方向性を決定』『他会場見直し手つかず 東京五輪、費用削減は途上』『平昌五輪にも関与か 崔容疑者 競技場 着工遅れる』、『日銀物価目標5度目先送り 18年度ごろ 総裁任期中を断念』『〈解説〉追加緩和せず現実路線へ転換(共同・井出壮平)』、『西区・中1自殺から1年 全校集会で黙とう』(11月1日付、中日夕刊)
☆『暖房20度快適に ウォームビズ始まる』、『61年ぶり村長選 大分・姫島 8期現職に「閉塞感破る」』『どぶろく造りでまちづくり 日進の飲食店運営会社 自家栽培原料 地元で醸造』、『メール捜査再開に波紋 FBIに「妨害」と批判』、『五輪会場案知事に提示 ボート2施設案 都政改革本部』『五輪 4者協議始まる 経費削減に主眼、非公開で』、『物価見通し下方修正へ 決定会合 追加緩和見送り方針』、『TPP(環太平洋パートナーシップ協定)採決与野党合意 衆院4日参院審議入り7日』、『常岡さん拘束 外務省が確認=ジャーナリストの常岡浩介さん(47)がイラク国内で北部クルド自治政府に拘束され、取り調べを受けていることを確認』、『(日本の人気アイドルグループ)「欅坂46」衣装がナチス軍服酷似 英紙「ネットで批判」』、『三笠宮さま葬儀 総額2億8900万円 閣議決定・墓含め』、『芸術の始まり体感 ラスコー展』(1日付、毎日夕刊)
☆『高山祭など 無形遺産 ユネスコ勧告 「山・鉾・屋台」登録へ 犬山祭、対馬天王祭も』、『韓国検察 崔容疑者を逮捕 大統領漏えい 国政関与が焦点「死で償うほどの罪」謝罪』『(年内に東京で開催予定の)日中韓会談に影響か』(1日付、中日朝刊)
☆『〈東海百景〉色づく御在所岳』、『朴大統領の親友逮捕 崔容疑者文書流出巡り 韓国検察』、『五輪水泳会場は新設 都チーム案「既存」を断念』、『TPP(環太平洋パートナーシップ協定)4日衆院通過 与党方針 国会会期延長視野』(1日付、毎日朝刊)