一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2024年4月~)

2024年4月27日
 土曜日。
 26日のニューヨーク外国為替市場で円相場がドルに対して急落。1990年5月以来、約34年ぶりの一時、1㌦=157円台を付けた点に関連。日銀は26日の金融政策決定会合で全員一致で金融政策の維持を決めたが、この点に関連し、各紙とも1面トップで【日銀 政策金利据え置き 総裁会見受け円急落 一時157円台に】(中日)【日銀低金利政策を維持 円安一時156円台後半 政策決定会合 26年度物価見通し1.9%】【米財務長官が介入慎重姿勢】(毎日)などと報じている。

(4月26日)
 名古屋空港で中華航空機が墜落し乗員乗客計264人が死亡した事故からきょう26日でまる30年。中日新聞は、遺族の高齢化が進むなか、空港に隣接する民間慰霊施設の将来的な維持管理に焦点を当て【中華航空機墜落事故30年 慰霊施設 公有化進まず 遺族高齢化 移管要請も行政固辞】といった記事を展開、なかなか読ませた。事故発生当時、私は新聞社の大垣支局長だったが、西濃地区にも犠牲者がおり、支局総出で関連取材に各記者が飛び回った記憶は今も忘れられない。
 そればかりか、私は昭和50年代に7年の長きにわたって小牧通信局長として在任、大韓航空007便のオホーツクの海への撃墜はじめ、編隊飛行中だった航空自衛隊小牧基地所属のC1輸送機の鳥羽市菅島への墜落、日航ジャンボの御巣鷹山墜落など数々の航空機事故の取材にも当たった経験があるだけに、中華航空機の墜落事故も他人ごとではない気がしてならないのである。
 中華航空機の事故とて、ことは遺族の気持ちを最優先に進めてほしい。その一心ではあるが。記事を読む限り、行政の壁に突き当たっている気がしてならないのは、私だけか。なぜだろう。難しい問題でもある。

 午前11時過ぎ。スマホがプ、ブウーッと鳴りたてるので画面を開くと、そこには次のような活字が並んでいた。
 【Yahoo! 佐賀県玄海町議会が「核のごみ」文献調査請願を採択 原発の立地自治体で初めて】と。
 世の中は流れ、流れて動いている。

(4月25日)
 きのうの雨天とは違い、さわやかな天気である。 

 将来「消滅の可能性がある」と見なされた自治体は744町村に及ぶ、とは民間組織「人口戦略会議」の見解。同戦略会議が24日に東京都内で開いたシンポジウムで明らかにしたもので、2020~50年の30年間でこどもを産む中心世代の20~30代女性が半数以下になるとの推計が根拠でこれは全市区町村の40%超に当たるという。
 というわけで、けさの1面見出しは【自治体4割「消滅可能性」 人口戦略会議744市町村、50年に】【地方の産業競争力高める必要 少子化対策 国がまず将来像を】(中日)【744自治体に消滅可能性 10年前試算より減 有識者会議 2050年若年女性半減で】(毎日)というものだった。

 そして。このところ新聞、テレビをにぎわせているお粗末なニュースといえば、だ。
【東郷町長が辞職願 ハラスメント認定「真摯に受け止め」】【セクハラ池田町長辞意 第三者委、15人被害認定 「きょう辞職願 選挙は出ない」】【昭和感覚抜けず■指摘できぬ風潮 相次ぐ首長ハラスメント】(いずれも25日付の中日朝刊)といった新聞見出しである。

【円下落 155円台半ば 介入警戒高まる 日経平均、一時700円安】【北京自動車ショー開幕 中国台頭、EV競う】とは25日付の日経夕刊見出し。

(4月24日)
 名古屋市の繁華街・栄に完成した新たな中日ビルが、きのう23日に全面開業。地上33階、地下5階建て。高さ約158㍍、延べ床面積約11万7千平方㍍。低層階にはレストランや雑貨店などが入り、4~5階は中日文化センター栄、6階はコンサートなど使える「中日ホール&カンファレンス」。ほかに9~22階はオフィス、24~32階は高級ホテル「ザロイヤルパークホテル アイコニック名古屋」といった内容である。
 なお、1966年に完成した旧中日ビルは老朽化により2019年に閉館。地上12階、地下4階建て、高さ53㍍の旧ビルは5年をかけて建て替えられ、高さ約3倍の新ビルに生まれ変わったことになる。

 ほかには天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が23日、東京・元赤坂の赤坂御苑で催され、両陛下の長女愛子さまが初めて参加された話や、中日新聞と中日新聞社会事業団が23日、能登半島地震災害義援金の最終配分として読者や企業などから寄せられた2臆6949万3283円を石川県に届けた話が目を引く(これら義援金は既に届けた1次、2次配分を含め、総額12億6949万3283円。この日は石川県庁を訪れた中日新聞の平田浩二北陸本社代表が馳浩知事に目録を手渡した)。

【安倍派塩谷氏が離党 自民裏金で処分、再審査却下】【宮沢氏が議員辞職願 衆院比例東海「不祥事」女性問題か】とは、24日付朝刊の中日新聞の見出しである。

(4月23日)
 火曜日。
 米ロサンゼルスでのメッツ戦の3回、ドジャースの大谷翔平は本拠地・ロサンゼルスでのメッツ戦に「2番・指名打者」で出場し、三回に8試合ぶりの本塁打となる5号2ランを放ち、日本選手最多を更新するメジャー通算176号のホームランをマーク。ヤンキースなどで活躍した松井秀の記録を破った。この日の大谷は3打数2安打2打点。7試合連続安打で打率3割6分8厘はメジャートップとなった。チームも10-0と大勝し、連勝を3で止めた。

 伊豆諸島の鳥島東方海域で海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター2機が訓練中に墜落、1人が死亡し7人が行方不明になった事故。けさの中日新聞の報道によれば、その後の調べで、2機が無線を通じて機体の位置情報などを共有できる「僚機間リンク」と呼ばれるシステムを使用していなかったことが分かったという。デ、見出しは【情報共有システム不使用 海自ヘリ2機 レコーダー異常なし】というものだった。

 それから。いまひとつ気になる栃木県那須町の河川敷で焼損した男女遺体事件。警視庁と栃木県警合同捜査本部のその後の調べで、死体損壊容疑で逮捕された埼玉県越谷市の建設業平山綾拳容疑者(25)の車の中から血痕が見つかっていたことが判明。同容疑者が粘着テープやガソリン、携行缶を東京都や埼玉県の店舗で購入していたことも判明したという。
 また焼死体で見つかった東京・千代田区の会社役員宝島龍太郎さん(55)と妻とみられる女性はいずれも手足が縛られ、顔は袋とテープで覆われていた。いずれにせよ、奇怪な事件である。

 公正取引委員会が22日、米グーグルに対して独占禁止法の「確約手続き」を適用し、行政処分を科した、と発表。公取委による同社への行政処分は初。毎日新聞の報道によれば、デジタル広告配信事業を巡り競合するLINEヤフーの取引を一部制限した疑いがあり、再発防止を徹底させたという。

(4月22日)
 名古屋・金山のペインクリニックへ。待合室は多くの患者でぎっしり。というか、埋め尽くされており、こんなにも多くの人々が日々、からだのどこかの痛みに耐えたおいでなのだと思うと、なんだか、ぞおっとしたのである。
 先に私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」のWORLD WINDOW欄でアップした牧すすむさんのご子息、崇(たかし)さんの声による【能登の明かり】が好調である。崇さんの声を聞くうち、私などは破壊された能登の風景はむろんのこと、今は亡き人で能登で家族ともに過ごした妻たつ江(伊神舞子)のことまでが同時に思い出され、泣けて、泣けて、泣けて仕方がないのである。思えば能登七尾での7年間は私たち家族にとっては宝同然の日々だったかもしれない。

(4月21日)
 日曜日。牧すすむさんの長男倉知崇さんが歌う復興ソング「能登の明かり」が私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」のWORLD WINDOW(世界の窓)欄に収録、本日から公開が始まったので、ひとりでも多くの人々に聞いてほしく思う。公開後、私は心当たりがある多くの知人に公開をお知らせし、歌って聞いていただけるよう呼びかけたのである。

(4月20日)
 母、伊神千代子の三回忌がきょう、高屋の永正寺さんであった。
 お墓、永正寺、むさし屋さんと目まぐるしかったが、久しぶりに兄夫婦に妹夫婦もそろい、母は喜んだに違いない。私はおっさま(水谷大定住職)がお経を詠み上げる間、私が生まれてから母が亡くなるまでのあんなこと、こんなことを自らの視界の中で振り返ってみたりしたのである。私の少年時代の自慢は、母がとびっきりの美人だった-ということ。その一点でもあった。そういえば兄の妻、すなわち妙子お姉さんも最近、美しかった母に似てきたような、そんな気がしてならない。

 それよりも何よりも、母のお墓参りに併せてお参りした母の弟の墓、その墓の横に先の太平洋戦争に散った戦没者の墓を見下ろすように立つソメイヨシノの大木。実は、この桜の木は「俺たちのおじいちゃん、すなわち大脇鏡一郎氏が沖縄戦に散った我が子(私たちの母の弟)ら戦没学徒の死を悼んで建てたものだ」と初めて兄から知らされたことには、私も妹も驚かされたのである。(そういえば、おじいちゃんは、この地方ではチョット知られた植木職人だったことは母からよく聞かされ、そのことは知っていたのだが)。このビッグニュースは兄の口から出た「この桜の木、おじいちゃんが建てたんだよ」と知らされたのである。

 おじいちゃんの手で建てられたソメイヨシノの木。こんなにも大きくなった(愛知県江南市の和田霊苑にて)
 

(4月19日)
 金曜日。牧すすむさん作曲の能登復興応援ソング【能登の明かり】。この歌を作曲者である牧さん自らが歌う声を何度も何度も聴く。作曲者自らの声による【能登の明かり】。聴けば聞くほど味わいがある。これなら、能登復興への足がかりになるのは間違いない。 

 その復興応援ソングをこんごどうするか。最終的には誰に歌っていただくのか。この点について、きょうは心当たりについて、いろいろと下調べをするなど結構の時間を費やした。というわけで、1日中バタバタしたが、それでも舞の遺言でもある社交ダンスだけは続けねば、と午後、一宮市のスポーツ文化センターへと足を運んだ。そして。きょうからは、【スロー】を学ぶことになり、繰り返し繰り返し、同じステップを踏んだのである。

(4月18日)
 木曜日。
 昨夜遅く。17日午後11時14分ごろ、愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱の地震が発生。大分県でも震度5弱を観測。気象庁によれば、震源地は豊後水道で震源の深さは約50㌔。地震の規模はマグニチュード(M)6・4と推定される。特に大きな被害は確認されていない。原子力規制庁によれば、愛媛県にある四国電力伊方原発の異常は確認されておらず、鹿児島県の九州電力川内原発も異常は確認されていないという。

【新型プリウス全車リコール トヨタ走行中ドア開く恐れ 異例の生産停止】【幸せを。遺志継ぎ駆け抜ける さくら道国際ネイチャーラン 30年の歴史に幕 「皆勤」の実行委員長 最後までサポート】【セーヌ川会場 漂う不安 開幕100日前 開会式テロ警戒 日本代表「日の出」で勝負 公式スポーツウエア発表】【スタジオジブリ 名誉パルムドール カンヌ国際映画祭 団体で初の授与へ】【米タイム誌 「世界の100人に宮崎駿氏ら アニメ界での功績評価】とは、本日付の中日新聞の見出し。良いことや、悪いこと、残念なことが満載されている。
 なかでもネイチャーランの歴史に幕、の見出しは私が32年ほど前、当時新聞社の大垣支局長時代に本社の事業スタッフらを伴って西濃運輸さんや大垣共立銀行、イビデンさんなど西濃地方の財界の方々への協力依頼で駆け回った懐かしい思い出がある。それだけに、ネイチャーランの終焉は、残念無念といおうか。寂しい気がしないでもない。でも、これとて時の流れなのだろう。

 栃木県那須町の河川敷で16日早朝、男女2人の焼損遺体が見つかった事件。栃木県警が事情を知っているとみられる20代の男を任意で事情聴取したところ、ひとりは住所、職業不詳の宝島龍太郎さん(55)で司法解剖の結果、首の圧迫による窒息死。もうひとりは身長162㌢ぐらい、40~60歳の女性で頭部外傷と首の圧迫を伴う窒息死だったという。宝島さんは、東京都内で飲食店10数店を経営する実業家だったという。一体全体、3者の間で何があったというのか。

(4月17日) 
 愛知、岐阜、三重の三県をはじめ、全国各地に黄砂が飛来。
 本日付の中日夕刊に東日本大震災で被災した岩手県山田町の「復興さくらの丘」の桜が見ごろを迎えている、とのニュース。記事は、「町の犠牲者数に合わせた824本の桜が津波到達地点から高台に続く。」とあった。山田町には私自身、東日本大震災が発生してまもなく、現地の状況をこの目で確かめよう-と、3度ほど訪れているだけに、感慨深いものがある。まさに見出しのとおり【復興の桜 見頃 岩手・山田町】である。

 離婚後は父母どちらかの単独親権とする規定を見直し、共同親権を選べるようにする民法改正案が16日、衆院本会議で自民・公明両党や立憲民主党、日本維新の会などの賛成により可決。参院に送られ、今国会で成立する見通しに。ロングセラー小説「ぼくらの七日間戦争」で知られる作家宗田理(そうだ・おさむ)さん=名古屋市東区=が8日、名古屋市内の病院で肺炎のため死去、95歳だった。

 トランプ前米大統領(77)が不倫関係にあったとされる元女優に支払った口止め料をめぐる事件の初公判が15日、米東部ニューヨーク州の裁判所で開かれ、米国史上、大統領経験者で初めて刑事事件の被告となったトランプ氏は入廷前に「政治的迫害だ」と記者団を前に主張。公判はほぼ連日、行われるという。

(4月16日)
 小牧のふるさと音楽家牧すすむさん(琴伝流大正琴弦洲会会主、倉知進さん)と、牧さんの作曲で先に誕生した能登半島復興ソング「能登の明かり」をこんご、どう育てたら被災地能登の方々に貢献できるか、について夜遅くまで電話で話し合う。私個人としては、牧さんの素朴な声が村から村、町から町、被災に泣いた能登半島はじめ、東京、大阪、名古屋、北海道、四国、九州、沖縄……さらにはネパール、トルコに始まり世界の果てから果てまで広がり被災地のみなさまへの元気の源になれば、それはそれで目的は実現でき、それ以上に言うことは何もないのではあるのだが、と。そんなことを思うのである。

 何ごとも早い方がよいので、きょうは地元江南市役所出納室へ。ここにて令和6年度の固定資産税と都市計画税の全額22万9800円ナリを「エイ、ヤアーッ」とばかりに、いっき払い。このところは、ナンダカンダと支払うことばかりに追われているが。これも仕方ないことか。年金をそっくり税金で徴収されているような。そんな妙な感覚にとらわれたのである。亡き妻、クールな舞が傍らにいたなら「仕方ないじゃないのよ」と慰めてくれるはずなのだが。舞がいない今となっては、それもままならないのである。あ~あ、あ~あとため息ばかりが出るのである。

(4月15日)
【桜と共演 絢爛屋台 高山祭】【岐南 初の女性町長 セクハラ問題「繰り返さない」】【イラン、イスラエルに報復 「限定的作戦」初の直接攻撃 イスラエルは迎撃】とは、本日付の中日新聞夕刊の見出し。この世の中、日々、いろんなニュースで彩られている。人々はこうした中、一人ひとりが生きてゆくのである。

 月曜日。ラジオによれば、きのうは秋田、盛岡で桜が満開。新潟、山形で30度を超え、全国で初の30度超え。ことし初めての真夏日だという。本州で30度を超え、北陸から北の日本海側は山を越え吹き下りる春のフェーン現象が起きたという。

2024年4月14日
 ~思い出を歌に乗せて~。小牧駅前ラビオ5階のあさひホールであった琴伝流大正琴弦洲会(倉知弦洲会主)の第四十回大会春の宴を鑑賞してきた。この春の宴は私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」同人で詩人、「恋の犬山」「青春の街・小牧」など数々の歌の作曲でも知られる、ふるさと音楽家牧すすむさん=琴伝流大正琴弦洲会の会主、倉知進さん=門下による大正琴の春の祭典だけに会場は終始明るく華やかな雰囲気のなか、どの会も負けず劣らず、すばらしい音色の演奏が進んだ。

 華やかな演奏が進んだ
 

 弦洲の世界~私を育ててくれた歌~で●人生劇場●哀愁列車●長良川艶歌●あぁ上野駅を今回も親子鷹で演奏した倉知弦洲会主と長男で次席の倉知崇さん

 演奏の合間には、先に牧すすむさんの作曲、そして私すなわち伊神権太作詞で誕生した能登半島地震の被災地への応援歌【能登の明かり】が牧さんと「春の宴」司会者松田恵子さんにより会場いっぱいに披露され、観客席の全員が一緒に歌う場面まで見られ、能登復興への願いが膨らんだ。発表に先だち、思いがけず、いきなりステージに立たされた私は松田さんの直撃インタビューに「私はかつて能登の七尾で1人の新聞記者として七年の間、家族もろとも過ごしたことがあり、この復興ソングの作曲を小牧在任時からの友でもある牧さんに(一部補作もあわせ)お願いしました」と話し「一人でも多く、みんなでこの歌をうたってくださることによって被災地・能登のみなさんが少しでも元気になられ、日常生活が早く元に戻るなら、と。ただ、そのことだけを願い」と話し、あとは声にならなかったのである。

 というわけで、あらためて私の詩と牧さん制作の音符をここに記しておきたい。(【一部訂正です】歌詞にある和島の塗りよ(誤)→輪島の塗りよ(正)。能登はやさしさ どこまでも(誤)→能登はやさしや どこまでも でした)。

 

 「能登の明かり」を一緒にうたう会場を埋め尽くした人々
 

 帰りは先日、牧さん宅を訪れた時とは全く別のコースで小牧市中心部から私たち家族が、これまたかつて能登七尾に着任する前の七年を過ごした当時の小牧通信局局舎横の道(市民会館に通じるこの通りは、当時、小牧市民祭りのパレードコースで【青春の街・小牧(牧さん作詞作曲。歌はチェリッシュさん)】の調べに乗って市民がパレードしていた)を通り、岩崎団地を経て犬山方向経由で江南に抜ける道で帰宅。途中、小牧在任時に▼確か、この辺りのマンションでペットのライオンが逃げ出し大騒ぎしたな、とか▼牧さんが園歌や校歌を制作した幼稚園や小学校は確かこの辺りだった▼まだ幼かった次男坊が<サークルケイ サークルケイ>に連れてってよ、と今は亡き母、舞にねだっていたが、あのサークルケイは確かこの辺りにあったはずだがーなどと感慨を新たに、帰宅した。
 この日。「春の宴」受付では、小学校の校長として大活躍の女性が「(私の本「あたし帰った かえったわよ(人間社)」を読んで感動しました」と話してくださり、ほかにも久しぶりにお会いできたお方など意義深い一日となった。

 自宅に帰ると、愛猫シロちゃんがいつものように玄関先まで飛んで走って出てきてくれ、温かい気持ちに包まれた。花霞では、まつり本番で法被を着た親子らのワッショイ、ワッショイの声が天高く響き、平和な国・日本の存在をあらためて痛感した。

(4月13日)
 土曜日。きょう、あすと私たちが住むこの街・花霞町の春祭りである。というわけで、きょうは獅子頭を手にした法被姿の〝花霞っ子〟の顔がキラキラと輝き、はれやかで、町全域に一筋の春の後光がさしたような、そんな錯覚にとらわれる1日となった。
 笑顔のこどもたちの姿と母親たち。
 法被に身を包んだ親御さんたちの幸せそうな顔と顔が、この町をパッと明るくしてくれ、何ともたのもしく感じた。舞が生きていたなら、いつものように私と一緒に自宅前に立ち、拍手して見守ったに違いない。

 獅子頭をかついで町内を回る花霞のこどもたち
 

(4月12日)
 天皇皇后両陛下が能登へ。

 金曜日。若貴時代を牽引し、大相撲の国際化に尽くした元横綱曙太郎さんが4月上旬、心不全で東京都内の病院で死去。54歳だった。曙さんは同じハワイ出身の元関脇高見山にスカウトされて角界入り。史上初の外国出身横綱として活躍。韓国の総選挙で与党が大敗し、ユンソンニョル(尹錫悦)大統領の政権運営への打撃は必至となった。米国訪問中の岸田文雄首相が11日午前、米連邦議会の上下両院合同会議で演説し「日米両国が世界の平和と繁栄への責任を担っている」と強調。

 けさも、いつものように私が日々、最高の文学だ、と自身に言い聞かせている「くらしの作文」(中日)「女の気持ち」(毎日)を最初に読み、次いで<余録><中日春秋>、そして毎日の小説【青嵐の旅人】【三毒狩り】、中日の小説【(さいごのいっしき)最後の一色】、中日の地方版(尾張版)……の順に読み進めたが、どれも読みごたえがあり、参考になっている。
 なかでも毎日さんの【青嵐の旅人】【三毒狩り】は、筋立てがよく、いつの場面にも読者をドキドキさせてくれ、私の執筆活動にとって、とても参考になっている。これすなわち筆さばきは、当然のことながら、元となる基本である取材力がしっかりしているからにほかならない。最近特に多く見かける自分だけが分かった気になり、訳の分からないことを書き飛ばす青い作家、いや<書きや>、すなわち基本も何もゼロなのにチヤホヤされ、その気分でいるヒヨッコたちに比べたら、取材力はむろん、そこからくる感性あふれる筆致など比べものにならないな、と思う。心当たりのある将来ある作家がいたなら、なかでも【青嵐の旅人】でもとくと読んで、基本から勉強し直すがいい。

 私は詩にしても、市民サイドに立った、わかりやすくて普遍的な内容の作品が好きなのである。たとえば亡き長谷川龍生さん、最匠展子さんの詩のように、である。
 早稲田の学生、河田悠李さんから次のようなメールが届いた。
-「能登の明かり」を熱砂にて拝聴させて頂きました。心安らぐメロディと能登を元気づける詩に、伊神様の能登を想う気持ちを感じました。私もジャンルは違えど、音楽をやっている身なので、作詞作曲の活動が人々の心の拠り所になり、反響を及ぼされている事にとても嬉しく思います。
 少し離れた場所からになりますが、私も能登の復興を心から願っております。また、近々自らの足で能登を訪れてみたいと思っており、自分の目で能登の美しい景色を見ることが出来る日を楽しみにしております。
………

 ありがとう。河田さん。土屋明子教授とゼミのみなさまにも、くれぐれもよろしく。お伝えください。ネ!

(4月11日)
 木曜日。【強竜5連勝】とは本日付の中日スポーツ1面トップ記事だ。〝立浪ドラゴンズ〟には、この調子でこの先もどんどん勝ち進んでいってほしい。不思議なもので、ドラが勝てば、能登に住むみんなの顔も明るくなる。かつての速球の名投手で投手3冠王達成者でもある小松辰雄投手(羽咋郡富来町出身)を生んだ被災地の能登半島全体が元気に、かつ明るくなるのである。

 【天下第一桜らんまん 高遠城址】。長野県伊那市の高遠城址公園で10日、「天下第一の桜」と称される約1500本のタカトオコヒガンザクラが見頃を迎えた。11日に満開となる見込み。-とは、中日新聞の1面記事。
 同紙には、ほかにも【本堂倒壊など100カ所超 能登被災の寺院 再建の道険しく 「檀家の支えに」必死に前向く住職 政教分離の原則公的支援頼れず】【日米部隊連携強化で一致 半導体AI開発へ威力 首脳会談共同声明】【輪島塗フォー・ユー 首相バイデン大統領に贈る】【技注ぐ被災職人 「能登に関心もってもらえる」】【川勝静岡知事辞職願提出「リニア道筋 県政空白短く」】【「リニア 大きな転換点」 川勝知事辞職願 中部の自治体期待 たびたび舌禍謝罪】【「成瀬は」取った本屋大賞 大津在住の宮島さん受賞】など。深刻かつ参考になる重要な記事が並ぶ。

2024年4月10日
 けさのニュースは何と言っても【竜4連勝 2891日ぶり単独首位 中田ノリノリ全打点 熟練の技で食らいつく】(10日付、中日本紙)だろう。やっと中日ドラゴンズが、かつてのドラゴンズらしくなってきた。

 ほかには、小林製薬の「紅こうじ」サプリメント接種による健康被害問題の続報で朝刊には【サプリ摂取やめ腎機能回復 死亡3人に既往症 紅こうじ健康被害 厚労省と学会発表 40代女性「元戻るか不安」】(10日付中日)といった見出しが深刻さを浮き彫りにしている。
 岸田文雄首相が8日(日本時間9日)、政府専用機で米首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着。9日にワシントン近郊のアーリントン国立墓地を訪問、一連の外交日程がスタート。10日(同11日)にはバイデン米大統領との首脳会談に臨むという。国賓待遇で公式訪問するのは2015年の安倍晋三元首相以来9年ぶりである。

(4月9日)
 けさの中日新聞近郊版に【「今こそ音楽の力」被災地に届け 応援歌「能登の明かり」 小牧の牧すすむさん×七尾に縁の伊神さん 明日は輝く 朝が来る】の見出しで小牧の三宅駿平記者の筆による記事がトップ扱いで掲載されていた。
 私は当然ながら亡き妻、伊神舞子(伊神たつ江)の仏前に紙面を供えて報告、愛猫シロちゃん(俳句猫「白」=舞が命名=。本名はオーロラレインボー)と一緒に、仏の舞=静汐院美舞立詠大姉=に手をあわせて「おまえもお世話になった人々一人ひとりが少しでも元気になられ、日常生活が戻ってくると良いよね」と報告したのである。それよりも何よりも、かつて小牧国際空港(現県営小牧空港)を担当していた〝空港記者〟時代に大変お世話になった大勢の方々から電話を頂き、あらためて中日新聞の地方版の威力を思い知りもしたのである。

「今こそ音楽の力」被災地に届け、と報道された中日新聞近郊版紙面
 

(4月8日)
 きょうは、仏教の日。
 わが家の宝といっていい愛猫シロちゃん(舞命名の俳句猫「白」)、すなわちオーロラレインボーを年に一度の定期健診で愛北動物病院に連れていく。定期健診とはいえ、体重を計り、ワクチンを打ってもらうだけのことだが彼女にとってはこんごの健康維持のためにも大事なことで、舞の生きていたころから、私と舞、オーロラレインボーの3人で毎年春に訪れ、受診してきた恒例のワクチン接種である。ちなみにこの日の診療費は、ワクチン接種代も含めて5280円ナリだった。そして。接種の中身は▼猫ウイルス性鼻気管炎▼猫カリシウイルス感染症▼猫汎白血球減少症(フェリバックしーろ・共立製薬株式会社)というものであった。

 ふたりで帰宅すると、雨が降り出して来、シロちゃん、やはり久しぶりの外出とあって、少し疲れたようで布団の中にもぐりこんで寝てしまった。起きるまで静かにしていよう。彼女は、すごく敏感なので、このうえはある程度時間がたつのを待つほかないだろう。体重も4・72㌔で医師も「(肥満ではなく)大丈夫。心配ないです」とおっしゃられたのだから。シロちゃん、安心してよね。こうしたときに、おかあさん(伊神舞子、たつ江)がいてくれると良いのにね。でも、ことしもワクチンを無事打ってもらったのだから。おかあさん、きっと天国で安心していてくれるはずだから。ネ!
    ※    ※

    ☆    ☆
 一般ドライバーが有償で乗客を運ぶことができる制度「ライドシェア(自家用車活用事業)が8日始まり、東京都内で出発式が開かれた。この日の午前、日本交通葛西営業所(東京・江戸川)であった出発式には東京ハイヤー・タクシー協会(東京・千代田区)の川鍋一朗会長、斉藤鉄夫国土交通相、河野太郎デジタル相らが出席。テープカットのあと、白いナンバープレートをつけた自家用車が動き出した。
 
 奈良県吉野町の吉野山の桜が見ごろに。報道によれば、7日現在、ふもとに近い「下千本」と「中千本」は満開で、「上千本」は7分咲き。最も山奥の「奥千本」も開花し、今月中旬にかけて満開になるという。名古屋の鶴舞公園の桜も満開だ、とのことである。

(4月7日)
 きのうときょうの2日間をかけ、わが家が属する花霞町3組2班の本年度の〝班長さん〟として各戸(2班は10戸)を巡回。町費の徴収はじめ13、14日に迫った古知野神社の祭礼の祝儀集め、さらには10戸の世帯者名簿の確認で各戸を行ったり来たり。隣の大槻夫人に助けられ、なんとか年度当初の大役を切り抜けた。いつもと違う家を出たり入ったりには、愛猫シロちゃんも最初のうちは「一体何ごとか」と怪訝な表情でいたが、そのうち〝班長さん〟として飛び回っていることが彼女も分かったようで、それこそヤレヤレといった、半ばあきらめ顔で昼寝とあいなったのである。
 それにしても、わが妻たつ江(舞子)は生前、この〝班長さん〟の要職を何度も文句なくしたものだが、あらためて大変だったろうな。俺も少しは助けてやらなければいかなかった-と、今ごろになってつくづく反省したのである。でも、もはや手遅れだ。そんなことを言ったところで何になろう。いまの職務をたつ江に代わってしっかりやるほかあるまい。そう思って反省もしているのである。

 ひと段落したところで、いつものように新聞を丹念に読み終え、こんどは五条川堤の桜見物がてら、大口のドンキ、すなわちユニーへと出向いた。ここで食事し、夕食の買い物を終えたあと、車を駐車場においたまま五条川堤の桜の見物に。まさに満開の桜を目の前に、たつ江と毎年訪れたあの日々を思い出した。ソメイヨシノはどれも話こそしなかったが、美しい姿でいたのである。河畔には大勢の家族連れが訪れていた。

 ことしも見事に咲き誇っていた五条川堤の桜
 

 

    ※    ※
 愛知県の城下町、犬山市できのう6日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産である「犬山祭」が始まった。ことしは満開の桜の下、豪華絢爛な13両の車山(やま)が登場。夜は、ちょうちんをともした「夜車山(よやま)」が20数年ぶりに犬山城前に勢ぞろい。7日もあった。

(4月6日)
 中日新聞の本日付夕刊1面トップに【のと鉄道再開笑顔咲く 新学期間に合った 3カ月ぶり全線復旧】の見出し。能登半島地震で被災した第三セクター「のと鉄道七尾線」が6日、能登中島(石川県七尾市)-穴水(同県穴水町)間が復旧し、全線で運転を再開。この日は穴水駅で記念の出発式が開かれ、約3カ月ぶりに駅をたつ七尾行き一番列車を地元住民らが送り出した。

【建物損壊 水道復旧遅れ、職員離職 奥能登高齢者施設45%休業 輪島と珠洲は約7割】【「職員採用 さらに難しく」「業者来ず 修理できない」】とは、能登半島地震に関する6日付の中日新聞1面見出しである。そして。きょうから新聞週間(6~12日)もあってか、特集記事<伝えた 震えながら 春は、たしかに来ると 支えたいその一心で>は、通信部の建物が損壊し住めなくなった記者たちのリポート集と言ってもよく、能登半島地震がいかに強烈なものであったか-を浮き上がらせる内容となっていた。

(4月5日)
 久しぶりに小牧の牧すすむさん=琴伝流大正琴弦洲会会主。倉知進さん。「恋の犬山」「青春の街・小牧」などの作曲で知られる。詩人で作曲家。ウエブ文学同人誌「熱砂」同人=宅へ。

 能登半島復興ソング「能登の明かり」の件で中日新聞記者の取材を受けるためで走り慣れた道を牧さん宅へ。かよこ夫人にもお会い出来、嬉しく思った。帰りは、町中にでて江南まで帰ってきたが岩崎、味岡、横内……と懐かしい地名を目にウロウロ、ヨロヨロ、きょろきょろとしながら、やっとこせ帰ってきたのである。帰宅すると、いつものように愛猫シロちゃんが飛んで玄関先まで出てきてくれなんだかジーンときた。シロよ。シロ、シロ、シロちゃん。ありがとう。おかあさんではなく、おとうさんで悪かったね。

 牧さんが奏でる大正琴の響きは、相変わらず見事なものであった(小牧市の牧さん宅で)
 

 自民党は昨日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、関係議員ら39人の処分を決めたが、けさの新聞は各紙とも【自民裏金39人処分 塩谷、世耕氏離党勧告 首相は対象外 <解説>曖昧な基準 説得力なく】(中日)【自民裏金事件39人処分 塩谷・世耕氏離党勧告 下村・西村・高木氏 党員資格停止 首相は対象外】(毎日)と報道している。

(4月4日)
 きょうは清明(せいめい) 江戸時代の暦の解説書にある「清浄明潔」の略とされ、すべてが生き生きとして清らかに見えるさま(二十四節気)とは、本日付の毎日新聞朝刊。

 中部ペンクラブから以前から依頼されていた会誌『中部ペン』(8月発行予定の31号)への依頼原稿・エッセイと執筆者紹介欄用原稿を担当の朝岡明美さんにメール送稿。【能登はやさしや】のタイトルで書き、出稿したが、なんだか肩の荷が下りた気がした。頼まれることは、有難いことと思わなければ、と自身に言い聞かせる。それにしても、他にもいろいろやらねばならないことが多く、これが忙しいということなのか。

 けさも新聞紙面は【台湾で震度6強9人死亡 1000人余負傷、沖縄に津波 建物倒壊、落石「揺れ1、2分続いた」】【SNS遺族中傷 判事罷免 弾劾裁判岡口氏 表現行為で初】【リニア延期「仕事一段落」 川勝知事、辞意の理由語る 問題発言を謝罪も撤回せず】(いずれも4月4日付の中日新聞)……と、ニュースは留まるところがない。

 なかでも、紅白歌合戦や人気クイズ番組の司会者として活躍し、ベストセラー「気くばりのすすめ」でも知られた元NHKアナウンサーの鈴木健二(すずき・けんじ)さんが亡くなられた-とのニュースには、残念な気がした。鈴木さんは、3月29日、老衰のため死去。95歳。東京都出身。-とのことで悲しいというよりは、とても惜しい気がしてならない。
 
(4月3日)
 台湾で3日午前8時(日本時間同9時)前に東部沖を震源とするマグニチュード(M)7・2の地震が発生。東部花蓮で震度6強となり、建物が倒壊。台北を含む全土で強い揺れを観測し、余震も続いた。台湾の気象当局によれば、1999年の台湾中部で起きた地震以来の大地震で、震源は花蓮の南南東25㌔の海域で震源の深さは15・5㌔。日本の沖縄でも震度4、最大津波30㌢を記録。幸い、大事には至らなかった。

(4月2日)
 快晴。根尾の淡墨桜に会いに、友と出掛けた。
 途中、かつて何度も足を運んだ国の天然記念物淡墨桜が迫るにつれ、何台もの観光バスも含めた車の渋滞が延々と続き、各車とも、止まっては動き、止まっては動きのノロノロ運転の繰り返しに耐えながら、根尾川沿いの道をいくそれこそ、〝難行苦行〟の道行きとなった。それだけに、目的地に着いた時の安堵、解放感ときたら、尋常ではなく、久しぶりの幸福感に満たされたのである。

 これも友が「出来れば、ことしは天下の淡墨桜を見てみたい」と話してくれたからこそで、私自身、若かったころ、この老樹のもとには取材で何度も訪れ、最近も小説「淡墨桜のように」(「マンサニージョの女」(幻冬舎ルネッサンス所蔵)を出版しているだけに、久しぶりに見る満開の大樹との再会劇には、胸がキュンと弾んだのである。

 そして。淡墨桜は昔のまま堂々としていた。実は、わたくし、今回の淡墨桜行を前に先日、道路を確認するため老樹の元を訪れたが、あの時はまだ一輪の花も咲かせてはいなかった。それだけに、今回見た満開の花々には、かつて淡墨桜担当記者として飛び回った四十数年前の現役記者のころの記憶がよみがえり、何かに心をからめとられたような、そんな甘づっばい昔の強烈な記憶と感慨に、私は胸でも打たれたかの如く、ただ立ち尽くしたのである。
 友人には桜をバックに、写真を撮ってもらったが、このごは、しばし老樹の前に立ち尽くすようにしてしばらく満開となった銀の小粒にも似た花々に目を注ぎ、深々と一礼。かつて何度も一緒に訪れたわが相棒、たつ江(伊神舞子)の死を知らせるとともに、現在、大きな地震で苦難のさなかにある能登半島の一日も早い復興を手を合わせて祈ったのである。

 何思う、淡墨桜は春らんまんと咲き誇っていた(岐阜県本巣町根尾で)
 

 

(4月1日)
 関連死を含め244人の多くの命が亡くなった能登半島地震が起き、1日で3カ月がたった。新聞報道によれば、石川県の避難者は今も8109人に上り、珠洲市など5市町では約7860戸で断水が続く。そして。最大時3万4173人に上った避難者は3月29日時点で24%の8109人となったという。

 JR北海道の根室線富良野-新得間(81・7㌔)が31日、運行を終了。テレビドラマ「北の国から」や、映画「鉄道員(ぽっぽっや)」のロケ地となった駅もあり、1907年の開通から117年の歴史に幕を下ろした。
 京都五花街の一つ、祇園甲部の歌舞練場(京都市東山区)で31日、毎春恒例の舞踊公演「都をどり」の稽古総仕上げ「大ざらえ」があった。公演は4月1~30日。1872(明治5)年の創始から数えて150回目の公演となる。-とは、1日付の中日新聞通風筒。