一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2023年1月~)

2023年1月31日
 早いもので、ことしも早や1カ月が過ぎようとしている。

 【旧統一教会教祖発言録 中曽根氏も工作標的 日本首相1330回言及、最多693回】【日産・ルノー資本対等へ 出資比率見直し基本合意】、ほかに【4人送還来月上旬にも 比法相、日本と協議へ 全国連続強盗「指示役」ら】【残り2人の氏名判明】【「日本人詐欺グループ 施設内で活動」 韓国人作家、収容中の様子語る】、珍しいところでは【お布施1・5億円流用 国税認定 和歌山の宗教法人「隠し給与」】とは、本日付の毎日新聞朝刊見出し。一方、中日新聞の夕刊1面はといえば、だ。【「ルフィ」ら収容中 比の入管 賄賂で外出食事配達も 広域強盗、指示可能? 35億円詐取か ニセ電話詐欺2300件】の見出しである。ほかに文化・芸能欄の<大波小波>は,(右近)氏による【追悼 加賀乙彦】で「加賀が九十三歳で逝った。死を見つめる方向性と深さにおいて、他に類例を見ない作家だった。」とあったが、その通りだと思う。

 中日(東京)新聞の文化芸能欄に掲載された<大波小波>の【追悼 加賀乙彦】(左側の箱組記事)
 

 来月、2月23日に横浜市の神奈川近代文学館で開かれる講演とシンポジウム「ウクライナの核危機 林京子を読む」に先立ち、100字メッセージを「脱原発社会をめざす文学者の会」編集子あてに出稿する。

(1月30日)
 徳川家康から続く徳川宗家19代目当主として1月1日に家督を継いだ徳川家広さん(57)が29日、東京・港区の増上寺であった「継宗の儀」で親族らに代替わりを報告。将棋の第72期王将戦七番勝負の第三局が28、29の両日、金沢市内で行われ、藤井聡太王将が挑戦者の羽生義治九段に勝ち、2勝1敗に。第四局は2月9、10日に東京都立川市で行われる。
 29日午後2時半ごろ、長野県小谷村の北ア・白馬乗鞍岳で表層雪崩が起き、スキー場管理区域外のバックカントリーを滑走していた外国人の男女5人が巻き込まれた。うち男性2人は意識不明のまま現場に取り残されている(ともに心肺停止状態)という。これより先、28日午後3時ごろには長野県野沢温泉村の野沢温泉スキー場のバックカントリーで男性1人が雪崩に巻き込まれ、行方不明になっている。

 日本国内の各地で相次いでいる広域強盗事件。「ルフィ」と共に指示役として「キム」と名乗る人物が東京都狛江市での強盗殺人事件の前に、現場住所を犯行グループのメンバーに送っていたことがその後の捜査関係者への取材で分かったという。これにより、ルフィとキムは同じグループで、一連の事件で複数の名前を使い分けていた可能性も出てきた。警視庁は引き続き、強盗殺人事件にも関与した疑いがあるとみて調べを進めている。またマニラの入管施設に収容され、日本の警察が広域強盗事件に絡んでフィリピン側に移送を求めている渡辺優樹容疑者についてフィリピン政府が身柄を日本に送る方針を固めていることもわかったという。
 その後の調べで、警視庁が特殊詐欺事件に絡む窃盗容疑などで逮捕状を取得したのは、フィリピンの入管施設に拘束されている渡辺優樹(38)、今村磨人(38)、藤田聖也(38)小島智信(45)の各容疑者で、この4人のなかにルフィらが含まれていると見られる。

 警視庁が逮捕状を取得した4人の日本人容疑者
 

 このほか、コロナ関係では【<知る防ぐ 新型コロナ> 雇調金累計6兆円 特例支給月内に終了 3兆円超は借り入れ】(30日付中日)の見出しが気になるところだ。

 本日30日付の毎日夕刊の尾上菊五郎聞き書き【艶やかに】に「いがみの権太 すっきりとした悪人、善に戻る」の記事。「義経千本桜 すし屋」の場面の<いがみの権太>が見事に描かれており、私自身も納得。中日夕刊は【トヨタ 世界販売1位 3年連続 22年956万台】

2023年1月29日
 令和5年1月。日曜日。早や、令和も5年に入り、1月が過ぎ去ろうとしている。コロナ禍と闘い続けてきた人間社会。青い透き通った空。そこにはいつもおまえのまなざし、真っ赤に燃えた太陽の日差し、光りがある。

「おかあさん。たつ江。舞。げんきでいますか。俺たち、みんなで力を寄せ合って何とか生きているから。心配しないで。おまえも元気でいろよ。それにしても、ことしの地上の冬は寒い。日々、氷柱の中に立っているみたいだ」
 私は、かつておまえが選んでくれた愛車のハンドルを手にきょうも買い物に出かける。こんなにも寒いのに。晴れた青空の空高く。太陽がポッカリ浮かんでいる。太陽の光りという光りが、地上の俺たちの方に微笑みという微笑みを投げかけてくれている。そんなおまえに向かって、私はきょうも呼びかける。
「俺たち。みな元気でいるから。シロちゃんも。だよ。心配しないでいいからな」と。それにしても、このところの日本は極寒続きだ。そして。どんなに寒かろうが。おまえが以前のように私の傍らに居てくれたらいいのに。そんなことを、きょうも思う私である。この世は無情、非情である。
    ※    ※

    ☆    ☆
 新聞紙面は相も変わらず、このところ連日報道されている1都2府12県に及ぶ広域強盗事件に関連、日本の警察当局がフィリピン側に容疑者として日本への移送を求めている日本人男性4人がフィリピンで過去、2019年に36人が拘束されたニセ電話詐欺グループの幹部とみられることなどが【「ルフィ」ニセ電話幹部か 比拠点に詐欺 強盗に手口転用】【暴力行為で裁判出国停止 意図的事件で送還逃れ? 比捜査官指摘】(29日付中日見出し)などといった続報を報じている。

 史上最多の優勝45回を記録した元横綱白鵬(現宮城野親方)の断髪式がきのう28日に東京・両国国技館であった。断髪式では、同じモンゴル出身の元横綱日馬富士から最後のはさみを入れられ、白鵬が感慨深げに涙ぐむ姿が印象的であった。ほかには、28日深夜に愛知県稲沢市で起きた民家火災で3人が病院に搬送され(3人とも、その後死亡)、27日夜には松野博一官房長官(衆院千葉3区)の秘書が千葉市内で自身の車で数百㍍先の自宅へ帰る途中、千葉県警に酒気帯び運転の疑いで摘発された-など、いろいろある。
 人それぞれの人生に、運命とでもいったものがあるのだろうか。それにしても、きょうも寒い。舞がとなりに座って居てくれたら、それだけであったかいのに。彼女が私の傍らに居ないこと自体信じられない。舞もかわいがった愛猫シロちゃんが居てくれるのが、せめてもの救い、慰めか。そのシロも今は布団に潜り込んでいる。

 在日本中国大使館が、きょう、日本人へのビザの発給を再開すると発表。

(1月28日)
 大雪の影響で新名神高速道の三重-滋賀県間の一部区間で続いていた通行止め解除(約44時間ぶりにやって全面解除)に続き、極寒続きが災いし、こんどは三重県の四日市はじめ桑名市、ほかに石川県能登半島の七尾市、輪島市などでも水道管が破裂したり凍結、この影響で計約一万一千世帯が一時断水、水道管が破裂するなど深刻な事態に陥っている。
    ※    ※

    ☆    ☆
 人間に優劣などというものはない。人は誰もが、だれだって。その時々をその人なりに懸命に生きている。日本列島の多くで大雪に襲われたこのところの寒さ続き。自然界の牙をむきだしにした無残な姿に改めてこう、思う。この地球を取り巻く【自然そのもの】とて、自分自身わけが分からないまま生きているに違いない。
 このままの寒さが続くのなら、人間社会にとっては時には憧れにさえ映る風とか太陽とか雪までが私たちの敵になってしまう。そんなことを思いつつ私はいま、こうしてペンを進めている。誰もが寒さに震えるなか、舞が生前、いつも着ていた黒いセーターを首に巻いてである。思った以上に温かいセーターを襟巻代わりに、私はこうしてペンを進めている。
 ああ~、一体全体なんてことなのだ。と思わず出てしまう〝ためいき〟をおさえながら、私は書き進める。そんな私の姿を今や、亡き舞の化身ともいえる愛猫シロちゃんがいつだって、心配そうな顔をしてただ黙って見つめている。シロちゃんだって、寒くてしかたがない。のに、である。
  
 春のセンバツ出場校が27日、決まった。21世紀枠3校=石橋(栃木)氷見(富山)城東(徳島)=を含む計36校で、東海地方からは常葉大菊川(静岡、5回目)東邦(愛知、31回目)大垣日大(岐阜、5回目)の3校が選ばれた。大垣では、かつて家族と一緒に過ごしたことがある。それだけに、大垣日大には勝ち続けてセンバツ優勝をしてほしく思う。
 ほかには、東京五輪・パラリンピックのテスト大会を巡る入札談合事件にからんで電通で業務に携わった複数の担当者が東京地検の事情聴取に談合を認める供述をしたとか、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを、5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げることを政府の対策本部が正式に決定したことなどニュースは満載である。

 ところで新聞各紙の報道によれば、日本の各地でこのところ相次いで続発している広域強盗事件で日本の警察当局がフィリピンの首都マニラの入管施設に拘束されている日本人男性4人の日本への移送を現地当局に求めていることが分かったという。このなかには指示役の疑いがある「ルフィ」と名乗る人物も含まれていると見られる。4人とも日本で多発している特殊詐欺事件で警察庁が逮捕状を取得済みで、こんご強盗事件との関連を調べることにしている。「ルフィ」と名乗る人物らは、拘束下にもかかわらず規則に反して通信機器を使用、入管職員が黙認していた可能性があるという。
 「ルフィ」に関しては、けさの毎日新聞【余禄】で漫画「one peace(ワンピース)」に登場する、海賊の主人公ルフィと対比し書いているので、ここに紹介しておこう。視野に富んだ記述、コラムだといえよう。

 「ルフィ」について書かれた毎日新聞朝刊コラムの余録
 
 
(1月27日)
 木曜日の深夜遅く。私も所属する「脱原発社会をめざす文学者の会」の編集スタッフあてに同文学者の会幹事会などの要請もあって、これまで私が月に一度書き続けている伊神権太の文士刮目第21回目【<心を壊さないで! 「希望」という名の道を歩こう>】を出稿。アップが金曜日と聴いていたので「間に合わせねば」と思い、深夜未明に出稿したのだが。担当者が言うには「アップは2月3日にさせて頂きます」とのことで、疲れがドッと全身を襲った。編集スタッフの立場になれば、ほかにも原稿を処理せねばなるまい。だから「まあっ、仕方ないか」と思って、やっとこせ、シロの待つ床に入ることが出来た。とにもかくにも気になっていた原稿を送り終え、ホッとしたのである。
    ※    ※

    ☆    ☆
 政府が新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを5月8日をめどに、ふつうの季節性インフルエンザと同じ【五類】に引き下げる方針を固め27日、すなわちきょう開く政府対策本部で正式決定の運びだという。トヨタ自動車が26日、豊田章男社長(66)が代表権のある会長に就き、佐藤恒治執行役員(53)が社長に昇格するビッグ人事を発表。社長交代は約14年ぶりで、内山田竹志会長(76)は退任する。いずれも4月1日付である。

 それにしても、このところの極寒に続き、けさも、とても寒い朝である。きのうの夕刊は【新名神 立ち往生解消 通行止め 今夕解除へ 丸一日足止め疲労の色濃く】といったニュースが相次いだが【四日市史上最低 氷点下8.9度観測 東海各地で今季最低】(26日付、中日夕刊)の見出しには、たまげた。驚いた。
 というわけで、布団に入ったり出たりの愛猫シロちゃんも寒さもあってか。いったんはたべた食事を夕方、大量にもどしてしまうなど彼女の健康面からも大変な1日となった(その後、シロは順調に回復してホッとしている)。全くもって人間たちがいくら大声をあげたところで自然には叶わないナ、と実感した次第である。

 新名神では多くの車が立ち往生、問題を投げかけた(NHKから)
 

(1月26日)
 文化財防火デー。
 日本相撲協会はきのう、25日に東京・両国国技館で開いた大相撲春場所(3月12日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議で幕下15枚目格付け出しの初場所で7戦全勝優勝した落合(19)=本名落合哲也、鳥取県出身、宮城野部屋=の新十両昇進を決めた。所要1場所は、昭和以降初の快挙。落合は鳥取城北高校時代に2度の高校横綱に輝き、昨年9月の全日本実業団選手権も制した。宮城野親方(元横綱白鵬)が昨年7月に部屋を継承後、初の関取誕生となる。一方、玉正鳳(29)=モンゴル出身、片男波部屋=も新十両となり、所要68場所は外国出身で2番目の遅さだった。玉正鳳は念願の関取昇進で「うれしい気持ちを、どうやって表したらいいか分からないくらいうれしい」と話している。ふたりとも期待の〝新星〟である。

 けさの朝刊はきのう日本を襲った大寒波を受け【凍える列島 46都道府県で氷点下 新名神20時間超 立往生】と報道。ほかに【衆院代表質問 首相「抑止力として不可欠」 敵基地攻撃能力で強調】【一票の格差2.08倍「合憲」 21年衆院選 最高裁判決】(いずれも中日新聞26日付)などといった見出しが並んた。

(1月25日)
 日本列島は、この日、10年に1度の強烈な寒波に。この冬一番の寒気が流れ込み、各地で記録的な寒さに襲われ、北日本から西日本の日本海側で大雪となった。全国的に記録的な低温となり、熊本県甲佐町で氷点下9・0度、愛知県常滑市で同3・4度、新潟市東区で同5・6度を観測。いずれも観測史上1位の最低気温となった。
 降雪量は中国地方の日本海側や山間部で目立ち、岡山県真庭市では午前8時までの24時間で93㌢の降雪を記録。昨冬までの最大記録を上回った。この影響で東海地方の高速道路では一部の区間で交通規制が行われ、多くの車が立ち往生、至る所で渋滞した。また滋賀県内や京都府内のJR東海道線では複数の列車が立ち往生、多くの乗客が車内で夜を明かしたりした。中には混雑した車内に長時間閉じ込められ、体調不良を訴え、救急搬送される乗客もいた。JR西日本によれば、25日午前にかけ在来線の約20線区で特急を含めて運転取りやめや遅延が発生したという。

 いつも思うことだが、悲しいかな 人間は残念ながら、自然の前にはどうしようもない。歯がたたないのである。
    ※    ※

    ☆    ☆
 本日付の中日新聞夕刊は、ほかに【戦車供与ドイツが決断 ウクライナへ、米も追随か 複数報道】【米司法省2度目 グーグルを提訴 広告巡り独禁法違反】【元所長 入札情報掌握か 中部地整、積算業務担う 官製談合疑い】といったニュースを報じている。そして。このところ全国各地で相次いでいる連続強盗に関して毎日新聞は朝刊で【連続強盗に指示役「ルフィ」 SNSで実行役手配】【狛江防犯カメラ 室内の画面破壊 映像消去目的か】【強盗傷害容疑で新たに2人逮捕 中野事件】と報じている。

 そして。これら事件以外に気になったのは、やはり【ウクライナ侵攻「滅亡」近づく 終末時計 残り90秒】の記事だろう。それによれば、米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」が核戦争や気候変動などの脅威を分析し、人類滅亡を午前零時に見立てた「終末時計」の残り時間を、1947年の創設以来最短の「残り90秒」と発表した、その事実に違いない。
 この終末時計は、ノーベル賞受賞者を含む科学や安全保障の専門家らが、過去1年の世界情勢に基づいて人類滅亡までの残り時間を比喩的に決め、毎年発表しているが2020~2022年は残り100秒だった。それだけに、こんごロシア×ウクライナ戦争がどうなるのか。人類の終末時計が10秒短くなっただけに、気になるところである。

2023年1月24日
 火曜日。初地蔵。
 【首相少子化対策「最重要」 財源 社保料上げ模索 施政方針演説 3年ぶりノーマスク】【旧統一教会に行政指導 厚労省 養子縁組あっせん問題】【強制不妊 熊本も勝訴 地裁初 原告への賠償 国に命令】。
 以上は、けさの毎日新聞朝刊1面見出しである。

 それはそうと。既に私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」本紙の本欄でも紹介済みではあるのだが。昨日23日付の中日新聞夕刊に掲載された文芸評論家川村湊さんの「脱原発社会をめざす文学者の会代表(会長)」だった精神科医で作家加賀乙彦さんに対する追悼文「加賀乙彦さんを悼む」は川村湊さんならでは、というか。川村さんでしか書けない文で、とても印象深い内容であった。ここに再録させていただく。

 23日付中日(東京)新聞夕刊に掲載された川村湊さんの筆による【加賀乙彦さんを悼む】
 

 事実、ドストエフスキーをはじめとするロシア文学の影響を受けた作家加賀さんの人生、いや作家としての軌跡と航路がとてもよく分かる内容でもあった。精神科医という顔を持つ加賀さんが拘置所で出会ったのがメッカ殺人事件の主犯正田昭死刑囚で、後に加賀さんの代表作のひとつとなった【宣告】が書かれたのは、この死刑囚との出会いがあったからこそだ、といった指摘など、まさにその通りだと思うのである。

 ほかには同じ中日新聞の24日付記事【戦禍の母国へ思い詠む ウクライナ有志13人が句集 侵攻11カ月】が胸を打った。

<閃光や闇から闇へ雪の降る><瓦礫より聖ニコライの目の寂し><サイレンと地下壕の間に梅の花><春分やめらめらと赫き不眠の眼><灯火管制愛を囁く短き夜>…
 ウクライナ人の有志13人による句集を報じた24日付中日新聞朝刊
 

    ※    ※
 朝。わが家の先輩猫たち(てまり、こすも・ここ、神猫・初代シロ)の猫塚のお水を現役、第一線のシロちゃん=俳句猫「白」。オーロラレインボー=と一緒に新しくする。その際に、舞が植えた柿の木に柿がふたつ実をつけていることに気付く

 お水を入れ替えた先代猫ちゃんたちの猫塚
 

 おいしそうな柿。食べるのがもったいない
 

(1月23日)
 けさの朝刊ニュースは、きのうの大関貴景勝の3度目優勝(既報)をのぞいて▽第28回全国都道府県対抗男子駅伝が22日、広島市平和記念公園前発着の7区間、48㌔で行われ、長野が大会新記録の2時間17分10秒で優勝した▽将棋の藤井聡太王将(20)=竜王・王位・叡王・棋聖との五冠、愛知県瀬戸市=に羽生善治九段(52)が挑む第72期王将戦七番勝負第二局が21、22日に大阪府高槻市で指され、タイトル百期の大台を狙う羽生九段が勝ち、シリーズの成績を一勝一敗のタイに戻した▽車いすテニス男子の第一人者でシングルスで東京パラリンピックの金メダル、四大大会で通算28度の優勝など数々の実績をあげた国枝慎吾選手(38)が22日、同日限りでの引退を表明▽22日午前1時35分ごろ、神戸市兵庫区湊町にある3階建て集合住宅「第2ひろみ荘」から出火、いずれも1階に住む70~80代の男性4人の死亡が確認された--といったところか。やはり暗い話題は気になる。

 そして。夕刊はといえば、だ。第211通常国会がきょう招集され、岸田文雄首相が午後の衆参両院の本会議で施政方針演説。中日新聞は中部地方と北米を結ぶ唯一の旅客定期便として中部国際空港(愛知県常滑市)-デトロイト線を運航する米デルタ航空が3月から同線を無期限で運休することが分かった、と1面トップで報道。愛知県稲沢市の尾張大国霊神社(国府宮)で2月3日に開かれる「国府宮はだか祭」で主役となる神男(儺負人)が23日、同県あま市の自営業、矢沢謙二さん(41)に決まった、とも。
 ほかに、このところ東京都など関東各地で発生している連続強盗事件に関連、関与が疑われるグループのメンバーが実は広島市や山口県岩国市、東京都稲城市での強盗事件にも関わっていた疑いのあることが捜査関係者への取材で分かったーと報道が目立つ。

2023年1月22日
 日曜日。晴れ。寒い日が続く。愛猫シロちゃんは、深夜遅くなると毎日、私の布団に遠慮がちに入ってくる。「昨夜もありがとうね」と言ってあごをさすると、気持ちよさそうにゴロゴロゴロ、ゴロゴロと全身でありったけの音をたて喜んでくれ、満足そうだ。以前なら、句作に励むおかあさん(伊神舞子)の部屋(一階)のベッドで俳句猫「白」として、共に俳句づくりに励む毎日で、部屋の天窓から星空を一緒に見ながらゴロゴロゴロと喉を鳴らしていたのだが。
 気が付いたら、いつのまにか今度は2階私のベッドのなかで何もなかったかのように私の腕に抱かれて寝入っている。それにしても、このところは本当に寒い日が続いている。大寒とは、よく言ったものだ。
    ※    ※

    ☆    ☆
 朝刊を開く。【真珠に宿るSDGs アコヤガイ廃棄の貝肉を堆肥に 三重県、養殖業者が協力 「パールコンポスト」地元期待】【EVタクシー名古屋初 リースで44台 名タクが4月導入】(中日)とどれも新しいニュースで満杯だ。ニュースは時代とともに動いていくのだナ、というのが率直な私の印象、実感となって迫る。
 なかでも三重県志摩半島の真珠の海・英虞湾での貝肉堆肥化への取り組みには納得といったところか。私自身、かつてこの真珠の海を1人の地方記者として飛び回っていた時代がある。それだけに、真珠母貝のアコヤガイがキューキューと儚い声をたてて死んでいった無残な姿を思い出すにつけ、アコヤガイには人一倍の愛着があるからである。あのころは英虞湾への汚水垂れ流しからくる湾内の富栄養化現象が進みギムノディニウムというプランクトンによる悪性赤潮が大量発生、真珠母貝が次々にキューキューと哀れな音をたてて異常斃死していった。あの残酷極まる姿をこの目で見てきただけに、この貝肉堆肥化の話は見過ごすわけにはいかなかったのである。

 そして。本日のサンデー版大図解といえば、だ。浮世絵で世界に羽ばたいた山【富士山】である。<ユネスコの世界文化遺産に登録されて今年で十年を迎える富士山。古くから信仰の対象であり、芸術をうむ源泉ともなってきました。知っているようで知らない日本一の山の魅力を紹介します。>とあった。
 文句なく良い紙面であった。

 東京・両国国技館で開かれてきた大相撲初場所は大関貴景勝と平幕琴勝峰の11勝3敗同士の相星決戦となり、すくい投げで貴景勝が勝ち、13場所ぶりに優勝。千秋楽の相星決戦に平幕力士が臨んだのは、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降初めて。十両は西12枚目の朝乃山が14勝1敗で優勝、幕内返り咲きへ前進した。

 優勝インタビューで「結婚してからは初の優勝なので嬉しいです。家族とか、全ての人に支えられ、感謝しています」と話す大関貴景勝(NHK総合から)
 
 桟敷席からお祝いする観客(NHK総合から)
 

 夜。NHKスペシャル「半導体・大競争時代①」を見る。いろいろ考えさせられた。

(1月21日)
 土曜日。連日、400~500人前後の死者が出て、一向に治まりそうにない日本でのコロナ禍。第8波の新型コロナウイルスの感染者拡大で所によっては症状が悪化したコロナ患者はじめ、一般患者の救急搬送にも困っている自治体が多い中、1981年12月の第二次石油パニックいらいの物価高、果ては90歳を超えた女性の両手をぐるぐる巻きに縛ったあげくに殺害、住居内を手当たり次第に荒らすという悪辣な〝狼藉殺し〟、さらには3人組による相次ぐ強盗、殺害など、この世の中は残念ながら、異常と言っていいほどの凶悪極まる社会となっている。

 一体全体、ニンゲンたちの良心はどこに飛んでいってしまったのか。
 今の世の中は、かつて流行した【飛んでイスタンブール】などと暢気に歌っているわけになぞ、とてもいかない。危険かつ物騒な世の中なのである。わが家の番人でもある愛猫の白猫シロちゃん。目を見れば、私たちが住む現代社会の醜さに彼女がどれほどまでに暗澹たる気持ちでいるかが私には、よく分かる。そのシロちゃん。きのうもきょうも、かつておかあさんと一緒に居た室内で座ったまま、じっと外を思いつめた表情で誰もいなくなった部屋から外を見つめているのである。かつてなら、句作に励むおかあさんのベッドの一角でおかあさんにじゃれながらいつも楽しそうに一緒に外の風景を見たりしていた。
 のに、である。それでもシロはおかあさんを思い出すように、きょうも戸外の庭に目を注ぐのである。何を思っているのだろうか。夜など人ひとりいなくなった、かつてのおかあさんの部屋の一角で身じろぎ一つしないで居ることも多いのである。

 何思うシロちゃん。じっと窓の外を見続ける。かつては、いつだっておかあさんが隣にいた
 

 シロはいつだって、こうして元気でいます。首輪は、おかあさんにつけてもらったものでハート付きで~す
 

 けさ21日付の新聞紙面は【コロナ4月下旬にも5類 政府 マスク原則不要で検討 平時へ転換図る】【物価高加速4% 12月、41年ぶり 8割の品目上昇】【68歳年金実質0.6%減 23年度増額分 物価高に届かず】【東京強殺 携帯に犯行計画 別事件で逮捕 三重の自衛官 グループが連続強盗か】(中日)【自殺者増加2万1584人 昨年 男性は13年ぶり増=男性は1万4543人(前年比604人増)= 昨年男性は13年ぶり増】【狛江強殺 別事件自衛官携帯に記録 千葉・強盗傷害容儀 被害者宅「狙う」 関東で強盗多発 警視庁関連捜査】【アプリで職場把握か 博多視察 容疑者、交際時利用】(毎日)……など。いずれも読むに堪えない、無残きわまるものばかりだといっていい。
 ならば、だ。一体全体、誰が。なぜ、こんな世の中にしてしまったのか。感受性の強い舞は、こうした醜い時代の到来を予感して、この世で生きていくのが嫌になって一足早く天空に飛び立っていってしまったのではなかろうか、と。ふと、そんな気さえしてくる。いずれにせよ、今のような不安定極まる世の中が、このまま続くようだと、人間たちの心がこのまま塞ぎ込んでしまうかも知れない、現にそんな世の中なのである。だからこそ、明るく朗らかなニュースが必要だ-と私は思う。

 とはいうものの、人間だれしも生きてゆかねばならぬ。東京の3人組犯人は、自暴自棄になって犯罪を犯しているような、そんな気がする。

(1月20日)
 大寒。
 4選をめざす現職大村秀章氏(62)=立民、公明、国民推薦=ら6氏による愛知県知事選がきのう19日に告示され、現職新人の計6氏が届け出て始まった。第百六十八回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は井戸川射子さん(35)の「この世の喜びよ」(「群像」昨年7月号)と、佐藤厚志さん(40)の「荒地の家族」(新潮社)、直木賞は小川哲さん(36)の「地図と拳」(集英社)と、千早茜さん(43)の「しろがねの葉」(新潮社)の各2作に決まった。心からおめでとう、と拍手したい。
    ※    ※

    ☆    ☆
 ところで、小説といえば、だ。私が毎朝、ずっと愛読してきた毎日新聞の連載小説【永遠と横道世之介】(吉田修一)がきょう416回で完結し、終わった。終わるのが、惜しい気がする。さわやかで毎回、次への期待が膨らむ文句なく分かりやすくて、人々に幸せを運ぶ良い小説であった。最近、ありがちな作者ひとりだけがわかった気でいるチンプンカンな夕刊小説などを書いているヒヨッコたちには、この小説を繰り返し繰り返し読んでほしく思う。かといって、中日朝刊の連載小説【ひとでなし】(星野智幸)も悪くはなく、このところの展開は少しずつ読者をひきつけ、よくなってきてはいる。でも、まだまだの気がする。
 同じく中日の夕刊小説【生殖記 朝井リョウ】は、てんでダメである。何とか本人の気持ちになって味方して読もう読もう、とはしているが、やはり自分本位の筆致が読者を迷路に陥らせている最悪な文体だと思う(最近、彼の歩んだ職場環境と本人の気持ちを熟慮しつつ読むうち、少しは言わんとすることがわかってはきたが、やはりダメだ。)。文そのものが分からないのである。ただ彼ならではの文章世界にチャレンジしようとしている。その意欲だけは評価していいと思う(なかでも20日付の「よく考えたら次世代個体育成にオスそのものは必要ないのでは? の下りは、やっとこせ拍手していいかもしれない)。でも、小説は、あくまで人間が人間を書かねば、と私は思う。
 この点で同じ夕刊でも毎日の【兎は薄氷に駆ける】(貴志佑介)は司法の世界のことをしっかり取材、体得していることもあって、ヤマ場になるとドキドキして読者を物語の世界に引き込んでゆく強引な筆力というものを感じさせ私は気に入っている。いずれにせよ、この4作の順位をつければである。【永遠と横道世之介】が断然トップで、次いで【ひとでなし】と【兎は薄氷に駆ける】が同位、だいぶ差をつけられて【生殖器】といったところか。名もなき全国の同人誌作家のなかには、彼らよりもうまい作家はいっぱいいる。たまたま●●賞とかを受賞したのがきっかけとなり、スターダムに乗り、チヤホヤされて書いているひよっこ作家たちとは違うのである。私は、それを言いたい。

 ここで私は、どうしても触れておきたい作家がいる。昨年2月5日に心疾患で急逝した【苦役列車】の芥川賞作家西村賢太氏のことである。彼は、1990年ごろ。平成2、3年ごろだったか。かつて、私が新聞社の七尾支局長時代、ある知人を通じ「私に、どうしても会いたい」と私を訪ねてきたことがある。あの時、私たちは能登のお寺の軒下で雨に打たれながら、あれやこれやと結構、とことんまで話しあったことがある。当時、まだ無名だった彼は晩年の姿とはとても想像もつかないひょろりとした青年だったが、雨に打たれながら私の言葉に真剣に聞き入ってくれた。私はあのとき彼にこう言ったことを覚えている。
「何よりも、取材をしっかりと行い、読みやすく書くこと。万人がすらすらと読める文章を書くのが一番いい。わかりやすい文章に徹することだ。ひとりだけ酔ったように書いたところで読者に理解してもらい、心を打たなければ、書いたところで何にもならない。だから、まず第一に正直に、かつわかりやすく。欲を言えば、読む人にしあわせ感を与えられたら良い。人の胸を打つ原稿を書くことだよ」と。彼は、あの時、寺院の軒先から落ちる〝雨滴〟を耳に私の目をじっと見つめ、真剣な表情で聴いてくれていたが、私は「これは本物だ」と思った。なので、あの日の表情を私は今なお忘れることが出来ないでいる。きのうのようでもある。
 文学界で彼が連載していた【雨滴は続く】は、地方新聞の女性に正直にほれ込むなど何かと問題点こそあったものの、文章そのものは万人に理解できるわかりやすく、何よりも心理描写が巧みな内容だった。正直で、日ごろ自分流の文体の研鑽を積めばこそ、で惜しい人材を失ったものである。尊敬する藤澤清造の文体の捕らわれの身となった賢太の彼岸の地での幸せをどこまでも願いたい。
 思うに北町貫太、すなわち西村賢太は、死ぬ覚悟で逝ったのではないか、と。思う。そう思えてならない。合掌―

 西村賢太氏の「雨滴は続く」最終回の気になる一節を、ここに記録として留めておきたい
 

   ☆    ☆ 
 午後。ことし初の社交ダンスのレッスンで一宮スポーツ文化センターへ。入院中だった若原先生も無事、回復され、楽しいレッスンとなった。久しぶりのタンゴに身が引き締まる思いがした。社交ダンスの技術の上下は別に、もはや私にとってかけがえなき生きがいになっていることを実感したレッスンでもあった。もとはと言えば、これも舞に勧められたからこそ、の世界である。久しぶりの踊り初めでもあり少し疲れはしたが、いい体力づくりになった気がする。舞よ、マイ。たつ江よ。ありがとう。俺はなんとか生きているから。

(1月19日)
 平和堂店内の衣類のほつれを修繕するリメーク工房へ。至る所にあったほつれの修正を頼んでおいた赤いガウンとズボン1着の計2流れを受け取りに出向いた。このリメーク工房。わが家では、舞が元気でいたころから、彼女に連れられ、これら衣類のほつれを直してもらうために一緒によく訪れたものだが、今回は冬のど真ん中、羽織るものがなくては寒くてしようがないため窮余の一策として先日持ち込んだいきさつがある。

 私は、平和堂内のリメーク工房を訪れる前に布袋アピタ内にあるカット店を訪れ、伸び放題になっていた髪の毛をカットしてもらったが、舞が傍らにいたら、目をしかめて「髪の毛伸びすぎだよ」と言うに決まっているからだ。こうした注意を促す点では舞は、私の母にすこぶる似ており、ボサボサ頭でいる私の髪の毛に厳しい視線を投げかけていたふたりの存在が今では、貴重な隠れた視線に見えるのである。
    ※    ※

    ☆    ☆
 月ドラ「愛子のインタビュー」を読み、根尾-石橋のコンビがうまく機能すれば、ことしのドラゴンズは上位、いやリーグ優勝どころか、日本一だって期待できる。そんな気がしたが、どうか。

 本日1面で【東電旧経営陣二審も無罪 3人強制起訴判決 津波「予見不可能」】【日銀緩和策修正せず 円安加速 一時131円台】(中日)の見出し。このうち東電経営陣二審も無罪の記事は、東電福島第一原発事故を巡り業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電の勝俣恒久元会長(82)ら旧経営陣3人の控訴審で東京高裁が18日、一審の東京地裁に続き、いずれにも無罪判決を言い渡したという事案である。
 この日の無罪判決で細田啓介裁判長は「10㍍を超える津波が襲来する予見可能性はなかった」と述べ、事故回避のため事前に原発の運転を停止すべき注意義務は認められない-との一審判決を支持。指定弁護士側による「防潮堤建設や主要設備の津波対策工事をしていれば事故は回避できた」との主張も「証明は不十分で、事後的な情報や知見を前提にしている」として採用しなかった。

 財務省が19日発表した2022年の貿易統計によれば、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は19兆9713億円と過去最大の赤字。愛知県知事選が19日、告示され、四選をめざす現職の大村秀章氏(62歳)ら6氏が立候補を届け出た。中日新聞の夕刊報道によれば、ウクライナのへラシムチュク大統領顧問が17日、ロシアが昨年2月の侵攻開始後にウクライナから連れ去った子ども14000人弱を特定したと述べた。このうち帰還したのは125人に留まるとし、子どもたちを守る必要があるとも訴えた。

(1月18日)
 「脱原発社会をめざす文学者の会」のリーダーであり、かつ私がこよなく慕い、かつ勇気づけられ続けてきた作家、加賀乙彦さんか亡くなった。93歳だった。東日本大震災の後に他の文学者の会のメンバーらと共に被災地を何度も歩いた日々が鮮明に瞼に浮かぶ。このところは加賀さんが闘病中の身ということもあってなかなかお会いすることこそ叶わなかったが、文学に対する熱情が正義感とやさしさとともに最後までピンピンと響いてくる、そんなお方であった。おやすらかに。

 加賀さんにお会いし、私の人生が大きく変わったことも事実だった。いつだったか、軽井沢で有志で行われた加賀さんの誕生日会に出席した時のことだ。彼は私にこうおっしゃった。「ごんたさん。書いて書いて。書きまくって下さい。君はまだまだ若いのだから。そして世の中を変えてくださいよ。70代なんて、まだ若い。若いですよ」と。歌をうたえばフランス語で【枯れ葉】を歌い、身も心も透き通った、温かみと透明感のある、得がたき師にふさわしい人であった。
 私は、加賀さんを知りたいがために【宣告】【永遠の都】【死刑囚の記録】などを図書館に通いつめ、読破。加賀文学を私なりに体得、そのうえで所属する「脱原発社会をめざす文学者の会」の活動に熱心になっていったのである。
 何はともあれ。加賀さん、ワインがお好きでしたね。軽井沢のテニスコートでは美智子妃のお相手をなさったことが自慢でしたよね。軽井沢の加賀さんの別荘では、まだまだひょっこばかりの「脱原発をめざす文学者の会」メンバーと、今の世の中についてトコトン、夜を徹して話し合ったこともありましたよね。おつかれさま。ご苦労様でした。精神科医でもあったあなたはハンセン病患者はじめ、受刑者、被爆者、東日本大震災の被災者……と。どんな時にでも弱者の味方、正義の人でしたよね。私は、そんな姿勢の加賀さんにあこがれ続け、ここまでついてきました。これからも頑張ります。おやすらかに。

 加賀乙彦さん逝去を報じた中日新聞(東京新聞)の記事
  

 ほかに、きょう気になった新聞見出しは【次の世代へ思いむすぶ 阪神大震災28年】【トヨタEV25年増産 年18万台以上へ 豊田でライン増】【中国61年ぶり人口減 22年14億1175万人 出生数100万人割る】(18日付中日)といったところか。

(1月17日)
 6434人が犠牲となった阪神淡路大震災。その大震災が1995年1月17日午前5時46分に起きてから28年がたった。新聞報道によれば、兵庫県伊丹市の昆陽池公園では16日夕、犠牲者の数と同じ6434本のろうそくに火がともされ、市民らが黙とうを捧げ、兵庫県宝塚市でも16日夕、【生】の字をかたどった石積みのオブジェ(縦約20㍍、横約10㍍)に点灯、発生時刻の12時間前の16日午後5時46分に手を合わせ、参加者らが黙とうした。鎮魂の28年。あの日の涙は、どの人からも消えることはない。

 あの日の涙は消えない。阪神淡路大震災28年を報じた新聞各紙
 

 中日新聞1面に【再発防止という結論以上の改革を 名古屋刑務所暴行問題 林前検事総長 本紙に見解】の見出し。そして22面特報面の<話題の発掘 ニュースの追跡欄>では木原育子記者の筆で【刑務所暴行なぜ絶てぬ 刑事司法改革奔走 林前検事総長に聞く】【応報刑から教育刑。刑罰の理念 変わる途上で起きた】【20年前の議論より難しい。変革へ殻に閉じこもるな】と深堀りしている。いい記事だと思う。

(1月16日)
 月曜日。ゴミ出しに伴う室内の掃除をシロと一緒にしていたところ、「15日、ネパールの中部で乗客乗員72人を乗せた国内線の旅客機が墜落、これまでに外国人を含む68人の死亡が確認されました。地元当局は残る4人の捜索を続けるとともに、原因究明に向けて飛行データなどを記録したフライトレコーダーの回収を急ぐことにしています。」といったNHKアナによるニュースが飛び込んできた。
 その後のニュースによれば、この旅客機は、ネパールの首都カトマンズから中部の観光地ポカラに向かっていたイエティ航空の旅客機でポカラ空港からおよそ3㌔地点の渓谷に墜落したという。私は、日本に帰省中の長谷川裕子さんにただちに「ニルマニさん(裕子さんの御主人で旅行業の傍ら、カトマンズ日本語学校校長を務める)、大丈夫でしょうか。心配です」とラインをしたが、裕子さんからはすぐに「ニルは元気ですよ 悲しい事故が起こり、心が重いです。被害に遭われた皆様のご冥福を心よりお祈りいたします」との返信が入り、まずはホッとしたのである。一方で、この世の中、いつ何が起きるか。知れたものではないナとも思った。

 愛知県一宮市長選が15日投開票され、無所属で現職の中野正康氏(55)が、無所属新人の元津島労働基準監督署長、平松晃氏(69)を破り、三選を果たした。投票率は27・93%。過去最低だった前回(27・35%)をわずかに上回ったものの、過去2番目に低かったという。

 中日の朝刊主な見出しは【東海再処理施設の原発ゴミ ずさん管理 改善に361億円 機構が試算】【精神疾患警察対応に課題 岡崎署勾留中死亡 医師と早期連携、署員教育を】【FDA(フジドリームエアラインズ)中部空港に定期便 今春初就航高知と結ぶ】【真冬なのに半化粧 白川郷】といったところか。
 
 大学入学共通テストは15日、理科と数学を実施し2日間の日程を終了。15日午前10時25分ごろ、愛知県半田市奥町、盛林正さん(53)が経営する「盛林養鶏場」から出火。木造平屋の鶏舎2棟、計1800平方㍍を全焼、飼っていたニワトリ約1万8000羽が死んだ。「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」のドラマーを務め、代表作「ライディーン」を作曲するなど世界にテクノブームを起こしたミュージシャン高橋幸宏さんが11日、脳腫瘍により併発した誤嚥性肺炎で死去。東京都出身。70歳だった。

2023年1月15日
 日曜日。きのう、一昨日と天候不良や留守番でずっと家の中にいたシロちゃん。きょうは午前中、天気も良かったのでおかあさん(舞)が好きだった【エーデルワイス】と【みかんの花咲く丘】をスマホのユーチューブで私と一緒に聴いたあと。いつものように午前10時過ぎ、「くれぐれも車に気をつけてネ」と言い聞かせ、外に出した。シロ、すなわち彼女自身の身も心も、久しぶりに晴れ晴れとした気持ちになることを願って、だ。
 出がけには「おかあさん、きっと。待っているに違いないからね」と生前、いつもおかあさんが自室から仰ぎ見ていた【天窓】から空を見ながら彼女、すなわちオーロラレインボーは晴ればれした表情で出かけたのである。きっと、この空の下のどこかで、おかあさんに会ってくるに違いない。彼女は、舞が名付けたこの世でただ一匹の俳句猫「白」であると同時に、先代のシロちゃんと同じで。世にも不思議な神猫でもあるからである(シロちゃんは正午過ぎ、いつものように無事、帰宅した)。

 シロが無事、帰ったところで、彼女とバトンタッチでもするように私と息子は臨済宗妙心寺派高屋山の永正寺へ。ここの【濃尾の大地】一角で眠るわが妻、たつ江(伊神たつ江)の永代供養墓へ。花を供え、線香を手向けてお参りをしたのである。きょうは、舞の月命日で、ホントはシロも連れて行きたいのだが。ここは彼女に留守番をしてもらい、行って来たのである。
    ※    ※

    ☆    ☆
 朝刊は各紙とも、大学入学共通テストが14日から始まった【共通テスト】ものと岸田文雄首相が13日未明(日本時間14日未明)、米ホワイトハウスでバイデン大統領と会談し、その後に発表した両首脳の【共同声明】に関する記事で、1面見出しで、それぞれ【感染・不正対策を徹底 共通テスト679会場でスタート】【敵基地攻撃連携強化へ 日米首脳同盟深化で一致】(いずれも中日)などと報じている。

(1月14日)
 土曜日。奈良地検が安倍晋三元首相銃撃事件で殺人と銃刀法違反(発射、加重所持)容疑で昨日、13日に、山上徹也容疑者(42)を起訴した。約半年間に及ぶ鑑定留置で事件当時の精神状態を調べた結果、刑事責任能力があると判断したためで、参院選の街頭演説中という衆人環視の中で元首相が凶弾に倒れた事件は大きな節目を迎えた。山上被告の犯行は確かに許されるものではない。だが、【罪を憎んで人を憎まず】といおうか、山上容疑者の存在と捜査当局のその後の捜査によって、その後、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の果てしなく醜い暗部が暴かれてきたのも事実で、【宗教二世】の存在など。これはこれで見過ごすわけにはいかないのも事実だといえよう。

 山上容疑者の起訴を報じた新聞
 

 夕刊は【日米首脳同盟深化を確認 敵基地攻撃 運用で連携 対中国先端技術でも協力】【51万人出願共通テスト始まる 体調管理徹底 夢に挑む 「勉強 家にこもって」】【東海3県では 5万900人出願】【円急伸 一時127円台半ば】(14日付中日夕刊)
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 【コロナ対人間の戦争】
 スマホから、ピコピコピコの音。覗いてみると、【Yahoo! 新型コロナ、全国の死者数が過去最多の503人 厚労省】。ホントに、このところの死者の増えようは、人間たちが何かに呪われているような。そんな気さえする。第8波はいったい全体、どこまで広がるのか。怖い気がする。

 けさの毎日<余録>だったか。次のような内容だった。
-…新たな脅威の登場である。新型コロナウイルス・オミクロン株の新派生型「XBB・1・5」について東京都は、先月感染15件を確認したと公表した。「クラーケン(※さまざまな姿で描かれる伝説上の怪物)」は米国で急拡大しており、免疫をすりぬける感染力が最強クラスといわれる▲すでに国内では、コロナ感染の第8波が猛威をふるっている。年明け以降の感染死者数は、高齢者層を中心に4000人を超した。前年同期の約20人に比べても異常さが際立っている▲重症化率が低いとされるオミクロン株にもかかわらず死者がこれほど多いのは、実際の感染者が公表分をはるかに上回っているためだろう。発熱外来など医療現場の逼迫も深刻だ。そこにインフルエンザとの同時進行や、クラーケンの脅威が忍び寄る。お年寄りや基礎疾患のある人に、医療はきちんと届いているのか。政治や行政に事態の軽視や緩みがないか、再点検を求めたい▲…
 などと書かれていたが。そのとおりだと思う。

 そして。夜のNHKニュースなど各報道によれば、中国政府が新型コロナの死者について規制を大幅に緩和した昨年12月8日から今月12日までに基礎疾患を持つ人を含めて病院で死亡した人が5万9938人に及び、このうち新型コロナによる呼吸不全で死亡した人が5503人、基礎疾患の合併症を併発して死亡した人は5万4435人と発表。北京大学研究所によれば、中国での感染者は実に9億人と中国全土14億人の6割近くに及んでいる、とのことでこれまでの中国当局の発表のデタラメぶりが露見した形となった。いずれにせよ、コロナ禍はまだまだ上昇中で、考えようによっては人類と新型コロナウイルスの戦争が展開されている。いや、確かに生きるか、死ぬかの熾烈極まる戦争が行なわれている、といわざるを得ない。私たち人間は今、そうした歴史上の場面を生きているのである。
 こうした事態は、もはや人間対新型コロナウイルスの戦争だといってよく、名付けて【コロナ戦争】とでもいえようか。人間たちは今こそ結束し、この有史以来の新型コロナウイルスとの戦争を勝ち抜かねばならない、と。そう思うのは私だけではなかろう。人類の誰しもがコロナ禍の収束を願っているに違いない。そんな時に、だ。いつまでも領土の覇権争いといってもよいウクライナ戦争など、人類は一体全体何とミミッチイことを考えているのだ、と。その低レベル極まる人間のありようには、ついつい嘆かわしくなってしまう。

 夜。ひと息ついたところで舞の生前にいつも一緒に見たNHK総合テレビのブラタモリをシロを傍らにふたり寂しく食事がてら見る。今夜は【越すに越されぬ大井川の謎】がテーマだったが、彼女が大好きだった井上陽水の【瞬き】のメロディーとともに始まった番組はすこぶる内容が深いものだった。なかでもタモリさんらが乗車した大井川鉄道を見るにつけ、舞が生きている間に一緒に乗れば、どんなに喜んだことだろう―とつい、感傷的になる自分を思いつつ時既に遅しかと反省することしきりでもあった。

(1月13日)
 このところは、たつ江が冬に着ていた黒いセーターをエリマキトカゲのように首に巻いて執筆。首がこれほど温かく保たれるだなんて。舞よ。マイ、ありがとう。思い切っておまえを首に巻いてみて良かった、と思っている。

 東電福島第一原発の処理水処分に関する関係閣僚会議が13日、首相官邸で開かれ、海洋放出の開始は「ことし春から夏ごろ」と見込み、新たに設けた500億円の基金で放出の影響を受ける全国の漁業者の支援に取り組むことを政府の行動計画に盛り込んだという。「地元漁業関係者の懸念に耳を傾け、丁寧な説明を尽くす」とは、松野博一官房長官。
 というわけで本日付の中日夕刊見出しは【処理水放出「今春から夏」 福島第一 閣僚会議で見込み】をはじめ、ほかに【22年世界の気温 史上5番目の高さ】=米航空宇宙局が12日、2022年の世界の平均気温は近代的な気象観測が始まった1880年以降で5番目に高かった、との分析結果を発表。2022年は19世紀終盤の平均を1・11度上回った=、【機密文書バイデン氏捜査 私邸でも発見 特別検察官任命】【選挙覆す法令計画か ブラジル襲撃 前法相宅に草稿】など物騒な内容ばかりが目立つ。

 福島第一原発の処理水放出について報道した新聞。漁民はこの先、どうなるのか
 

 きょうは、ネパールはカトマンズから来日中で私が主宰するウエブ文学同人誌「熱砂」元同人で、私の小説【カトマンズの恋 国境を超えた愛】のモデルでもあり、何かとお世話になりどおしのエッセイストで旅行会社を営む長谷川裕子さん、そして舞の記事で大変、お世話になった記者小中寿美さんと江南市内で一緒に食事後、裕子さんに私の車に乗って頂き、ドライブをしながら久しぶりに木曽川添いに犬山城を見ながら江南経由で一回りするコースで一宮へ。互いにつもる話もあり、なかなか有意義な1日となった。
 と思いきや、この日は裕子さんを江南駅まで出迎えに出向いた際、なんと一時停止違反でパトに止められ、交通切符を切られ7000円也を即刻、郵便局から支払うなど、チョットだれかに意地悪をされているような、そんな思い出深い1日ともなった。これまで無事故、無違反なのに。こんなことはそれこそ生まれて初めてのことである。それだけに、くやしいけれどいい経験になった。でも、それはそれでこの年になり得難い体験となった、といえようか。

 さて。食事後のドライブのほうだが。途中、雨が降り出し、ベランダの洗濯ものが気になってわが家に引き返すなど彼女には悪い気がしている。でも、たまには、いいっか。というわけで、最寄り駅の一宮駅まで送り帰宅したのは、午後7時過ぎとなった。いつものようにシロが心配顔で玄関先まで飛び出してきて出迎えてくれたのである。きょうは東京、北海道を結んでの私が属する「脱原発社会をめざす文学者の会」のことし初のオンライン会議もあったが、事前に欠席連絡をしておいて良かった。やれやれである。こんなことでは、とても会議に間に合わなかったからだ。

(1月12日)
 JR東海が11日、丹羽俊介副社長(57)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表。金子慎社長(67)は代表権のある会長、柘植康英会長(69)は取締役相談役に就くという。丹羽氏は1989年の入社。1987年の国鉄民営化後の入社組として社長に就任するのはJR旅客6社で初。社長交代は2018年4月いらい、約5年ぶりだという。

 きょうは午後、時間が空いたところで江南市内の尾北ホームニュースさんへ。今は亡き、わが妻たつ江(伊神舞子)の俳句が江南俳句同好会会員のひとりとして長年、掲載されたその御礼のためで私は3冊を寄贈し心からお礼を申し上げ、帰った。伊神舞子俳句短歌遺稿集(人間社)が出来て以降、これまでに同紙に掲載された俳句に対するお礼だけは、どうしても私自らが直接出向いてお礼を言っておきたかったからである。窓口では女性スタッフが親切かつ丁寧に応じて下さり、心底ホッとしたのである。

(1月11日)
 鏡開き。水曜日。
 寒い日が続く。舞がいないこともあり、衣類を繕ってもらう人もなく、愛用の赤いガウンやズボンが破損し、ボロボロに。思い切ってガウンとズボン2着を平和堂内にあるリメーク店に持ち込んだ。そんなわけで、唯一の頼りといってもいい、ガウンが使えなくなると、寒さで身が縮む。
 どうしたらよいものか、と思案したあげく、私はきょうから舞が生前、愛用していた黒い、チョットおしゃれなセーターを思いきって首に巻くことにし、実行を始めた。いやはや、これほどまでに暖かかったとは。それに何より、舞に私の体を守られている。そんな気がするから不思議だ。残り物に福ありか。ヨシッ。これからは、舞の着古したものでも何でも、すこしでも多く身にまとい、この冬場を乗り切ろう、と。私はそう決断し、きょうも線香を立て舞に「それでいいよね」とお参りをしたのである。やっぱり、おまえは最後の最後まで俺サマを守ってくれるナと思うと、ナンダカ、ありがた~い気持ちにかられるのである。

 安倍晋三首相(当時67歳)が奈良市で演説中に銃撃され死亡した事件て殺人容疑などで送検された山上徹也容疑者(42)の鑑定留置が10日、終了。奈良県警は同日、山上容疑者を留置先の拘置から奈良西署に移送した。奈良地検は留置中の精神鑑定で山上容疑者の刑事責任能力を問える、と判断。勾留期限の13日までに殺人と銃刀法違反容疑で起訴する見通しだという。
 外務省は10日夜、中国当局が日本人へのビザ(査証)発給手続きの暫定停止を発表したことについて中国側に「極めて遺憾だ」と抗議、措置の撤回を求めた。

 大阪の淀川に迷い込んだクジラ、愛称「淀ちゃん」。衰弱が心配。早く海に戻せぬか。-とは、毎日新聞11日付夕刊の【近事片々】氏(淀ちゃんは、その後かわいそうに死んでしまった)。

(1月10日)
 商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社・西宮神社(兵庫県西宮市)で10日早朝、本えびすの参拝一番乗りを競って境内を駆け抜ける恒例の「開門神事福男選び」が3年ぶりに復活。ことしはスタートの際に前方集団に入ることが出来る抽選の参加者を300人減らし1200人に。
 午前6時、【かいもーん】のかけ声で表大門が開くと、待ち構えていた男女約5000人が一斉にスタート。石畳を全力疾走、先頭の「一番福」は大阪商業大4年の植本亮太さん(22)=神戸市北区=が獲得。植本さんは明石商高で夏の甲子園に出場、大学でも硬式野球部に所属。「この1年は、多くの人に福を与える存在になりたい」と語ったという。
    ※    ※

    ☆    ☆
 毎日新聞10日付1面朝刊に【数千人ブラジル議会襲撃 選挙無効訴え 前大統領支持者ら】の見出し。南米ブラジルで8日、暴徒化した右派ボルソナロ前大統領の支持者ら数千人が首都ブラジリアにある連邦議会と大統領府、最高裁判所を襲撃。左派ルラ大統領が当選した2022年10月の大統領選の無効を訴え、軍の介入やルラ氏の拘束を求めていたという。米CNNによれば、警察は少なくとも400人を逮捕。建物は一時暴徒に占拠されたが、治安部隊が排除したという。

 話しは変わって注目の王将戦の方はといえば、だ。【藤井五冠が先勝 王将戦】(中日10日付朝刊)の見出しのとおり、藤井聡太王将(20)に羽生善治九段(52)が挑む第七十二期王将戦七番勝負第一局が九日、静岡県掛川市で指し継がれ、先手番の藤井王将が勝ち、タイトル防衛に向け好発進したようである。

 岸田文雄首相が9日(日本時間の10日)、フランスのマクロン大統領とパリで会談。首相が議長を務める5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)成功に向けた連携で一致、ウクライナに侵攻を続けるロシアへの厳しい制裁と強力なウクライナ支援を継続する必要がある点で確認。G7メンバーの5カ国歴訪のスタートを切った。

 ところで、年が明けても、警戒が必要だ。第8波の流行でコロナ死者数が累計6万人を突破。◇こちらの感染拡大も気がかり。鳥インフルエンザで鶏などの殺処分は約1000万羽に。卵価格に影響も。--とは10日付毎日夕刊の近事片々氏である。

(1月9日)
 成人の日。
 中国政府が8日、新型コロナ対策を抜本的に緩和、これまで入国者に義務付けてきた強制隔離を撤廃。これまでの厳しい「ゼロコロナ」政策の正式終了で、旅行や出張で国内外を行き来しやすい環境を確保した。これに対して中国は爆発的流行がまだ収束していないため、各国とも水際対策を強化。日本政府も8日、中国に対する水際対策を厳格化する臨時措置(出国前72時間以内の陰性証明書の提示を新たに義務化)を始めた。

 新年に入り、このところはずっと亡き妻(たつ江、伊神舞子)の物語(掌編小説)の執筆に追われ本欄【一匹文士、伊神権太がゆく……】の執筆が、どうしても遅れがちである。

(1月8日)
 中日新聞の本日付サンデー版で【東照宮でたどる 家康の天下取り】。徳川家康を主人公にしたNHK大河ドラマ「どうする家康」が8日、すなわち本日から放映されるのに合わせての展開。江戸幕府を開いた家康はどんな生涯を過ごした人なのか。その死後に、家康を神として祀(まつ)るために各地に建てられた東照宮を案内しながら天下人になった軌跡をたどるもので、静岡大学名誉教授小和田哲男さんの時代考証<家康の再評価>付きで読み応えのある内容となっている。

 ほかには【「停戦」露が攻撃 2人死亡 ウクライナ側発表 応酬続く】(毎日8日付)、【安倍氏銃撃半年で調査 国会議員危害経験75人 4割「不安」活動制限も】【爆破予告 緊急着陸 中部空港142人脱出 ジェットスター機 4時間半閉鎖60便欠航 励まし合い落ち着き外へ】(中日8日付)といったところか。
 そして。米下院議長選の決着には、どこかホッとしたのである。各報道によれば、米下院は投票15回目でケビン・マッカーシー氏を議長に選出したという。なんでも議長選出までに10回以上の投票を要したのは164年ぶりとかで、やれやれとはこのことか。

(1月7日)
 きょうは「人日(じんじつ)」。人を大切にする日で、七草がゆ(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)食べて健康を祈願する日なのだそうだが。うっかり忘れてしまっていた。残念無念である。たつ江(舞子)がいたら、絶対忘れることなんてなかったのに。そう思うと、なんだか情けなくなってきた。

 本日7日付中日新聞夕刊1面は【3連休初日 出発ロビー混乱】の記事の一方でトップは【中部空港に緊急着陸 ジェットスター機 爆破予告142人脱出 5人けが一時滑走路閉鎖】と正月早々から物騒なものだった。愛知県警中部空港署によれば、ドイツからの国際電話で「ジェットスター501便に爆弾を仕掛けた。貨物室に百㌔のプラスチック爆弾を仕掛けてある。マネジャーを出さないなら、ただちに爆破する」などと脅しとともに機体への爆破予告があったという。
 このため、同日午前7時40分ごろ、成田発福岡行き格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン501便が愛知県常滑市の中部国際空港に緊急着陸。乗客136人と乗務員6人が着陸時に脱出シューターで脱出。脱出時に5人がけがをしたが救急搬送された人はおらず、不審物も見つからなかったという。同空港は滑走路を一時閉鎖したが、午後零時15分には再開した。

 土曜日だ。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表の栗山英樹監督が6日、東京都内のホテルで3月のワールド・ベースボール・クラシックに出場する一部12選手を発表。米大リーグから大谷翔平(エンゼルス)ダルビッシュ有投手(パドレス)鈴木誠也外野手(カブス)が、国内からは村上宗隆内野手(ヤクルト)、佐々木朗希投手(ロッテ)、山本由伸投手(オリックス)、戸郷翔征投手(巨人)、今泉昇太投手と牧秀悟内野手(DeNA)、源田壮亮内野手(西武)甲斐拓也捕手と近藤健介外野手(ソフトバンク)が選ばれた
 このほか、代表には米大リーグレッドソックスの吉田正尚外野手、国内組で大勢投手(巨人)湯浅京己(阪神)が内定済み。日系選手で日本代表としての出場資格を有している米大リーグのラース・ヌートバー外野手(カージナルス)も最終候補に内定済みで1月下旬には全30選手が発表される見通しだという。
 それにしてもドラゴンズ選手が一人もいないとは。ドラを愛する男にとっては悲しい限りである。

(1月6日)
新しい年も早や6日。昨年暮れに私自身も所属する「脱原発社会をめざす文学者の会」ホームページに出稿済みだった私の文士刮目の【第20回 新しい年こそ、ウサギさんの確かな目と耳で 果敢に挑もう】が本日公開になったので、1人でも多くの読者の皆さんに読んで頂ければ、と思っている。

 話は変わるが。
 ロシアのプーチン大統領が5日、ロシア正教のクリスマスイブである6日正午から8日午前零時まで、ウクライナでの軍事作戦を休止するようショイグ国防相に命じ、ウクライナ側にも同調を呼びかけたという。またロシア正教会最高位のキリル総主教もこれに先立ち、交戦を続けるロシアとウクライナの双方にクリスマスにあたる今月7日に合わせた休戦を呼びかけている。もし、休戦が実現すれば昨年2月のロシアのウクライナ侵攻開始以来初の公式な休戦となる。
 ただ新聞報道によれば、キリル総主教はプーチン氏に近く、これまで軍事作戦を支持する立場を表明してきたため、ウクライナ側が応じるかどうかとなると不明だという。

 プーチン氏はキリル総主教の提案を考慮、作戦に従事する全ての前線で戦闘の休止を命じるとしており、「ウクライナには大勢の正教の信者が暮らしている」とも述べ、ウクライナ軍にも戦闘休止を促したという。また総主教も「正教の信徒がクリスマスの礼拝に行けるよう」6日正午からの戦闘停止を求めている。報道によれば、ロシアの正教会では例年、クリスマスイブの1月6日深夜から信者を集めて礼拝が行われる。ロシアとウクライナには正教の信者が多く、正教会の社会的影響力も強いという。クリスマスの軍事停戦がきっかけとなり和平に一歩でも二歩でも近づけば、と願う声は多いのである。
 これに対して7日付中日新聞朝刊は【ウクライナ停戦実現せず ゼレンスキー氏「ロシア進軍の口実」】の見出し入りで以下のように報道したのである。
――ロシアのプーチン大統領がロシア正教会のクリスマスに合わせて一方的に宣言した三十六時間の「一時停戦」について、ウクライナのゼレンスキー大統領は五日夜、ロシアが秘密裏に進軍するための口実とみて拒絶した。プーチン氏が停戦発効を定めた六日正午(日本時間午後六時)以降、ウクライナ各地で戦闘が続いているもようで、停戦は実現しなかったとみられる。ロシアのタス通信は東部ドネツク州で六日正午以降もウクライナ軍の砲撃があったと報道。ウクライナメディアは同日朝までに南部へルソン州の民家がロシア軍の攻撃を受け、少年が死亡。ドネツク州でもロシア軍の攻撃が続いているとしている。
 プーチン氏は戦闘停止の理由について「ウクライナ住民がクリスマスに礼拝できるように」と説明。一方、ゼレンスキー氏は「ロシアは(クリスマスの)祝祭を隠れみのにしている。東部でわが軍の進軍を止め、兵器などを運び込もうとしている」と主張。停戦の狙いはロシアの態勢立て直しとの見方を示した」としている。

(1月5日)
 きょうも洗濯物をベランダに干して外に出たまでは良かったものの、どうも空の雲行きが怪しくなってきたためUターン。間一髪、雨に濡れることを避けることが出来た(とはいうものの、昨日と違って幸い、雨は空から堕ちてはこなかった)。というのは、きのうは出かける前にカンカン照りだったのでベランダに出したまではよかったものの途中で雨が降り出したので、あわてて帰ったのだが。時既に遅し、で息子がやってくれた洗濯物は全滅。皆びしょ濡れになってしまった。おかあさんが生きていたころは、こんなことはなかったのに。そう思うと、なんだか悲しくって。天を仰いで吠えたくなる。でも、きょうは降りそうで降らなかった。あわてて帰ってきても空の陽射しは再び勢いを増し、幸い濡れることはなかった。
    ※    ※

    ☆    ☆
 中日新聞で【家族になろうね 特別養子縁組 記者と娘の物語】の連載始まる。これは思い切った、とてもいい連載企画だと思う。

 ほかに目立つのは、【両雄 夢のタイトル戦 若き天才藤井五冠 百戦錬磨羽生九段 王将戦8日開幕】【中国から入国時陰性証明 提出義務に 8日、水際厳格化】【東京18歳まで月5000円給付 少子化対策で都知事意向 所得制限は設けず】【新春彩る 氷上の舞 フィギュアフェス】【女湯盗撮疑い「息子の指示で」 名古屋37歳男と63歳母を逮捕】【埼玉3人殺害否認 容疑者服の血 被害者DNA】(中日5日付)。
 他紙では【東証大発会377円安 大規模金融緩和修正を警戒】【物価高超える賃上げを 首相年頭会見 対中入国制限強化】【日米首脳が13日会談へ】(毎日5日付)といったところか。
 ことしも人それぞれに、さまざまな人生が始まった。

 毎日新聞の5日付夕刊に【米下院議長6回目投票でも決まらず】の記事。中日夕刊でも【議長選 再び決まらず 米下院 トランプ氏呼び掛けも】と報道。多数派を握る共和党内でトランプ前大統領に近い保守強硬派の一部が造反し続け、同党のマッカーシー院内総務は就任に必要な過半数の票の獲得に失敗。トランプ氏がマッカーシー氏への投票を呼び掛けたものの、反発は収まらなかったという。強硬派は3日に実施した3回の投票でも造反。実に100年ぶりの再投票に持ち込んだが、見かねたトランプ氏が「偉大な共和党下院議員はケビン(マッカーシー)に投票する時だ」と交流サイトで呼びかけたが、反発は収まらなかったという。

(1月4日)
 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が3日、神奈川・箱根町-東京・大手町の復路5区間109・6㌔で行われ、往路1位の駒沢大が復路も制して2年ぶり8回目の優勝を果たした。前日の往路と合わせた総合記録(10区間217・1㌔)は10時間47分11秒だった。駒沢大は今季の出雲全日本選抜、全日本も制しており、2016年~2017年の青山学院大いらいとなる5校目の「大学駅伝3冠」を達成した。
 各地の官公庁や多くの企業で4日は、仕事始め。ことしは約3年となるコロナ禍のなか、政府による行動制限なしで業務が始動。出席者らは気持ちを新たにしていた。三重県の一見勝之知事は伊勢市の伊勢商工会議所で「新春御慶の会」に出席。6月に志摩市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)の交通大臣会合に触れ「ひとつの弾み車にしてさらに大きく飛躍をしていきたい」と述べた。

2023年1月3日
 早や、1月3日だ。いつものように、くらしの作文、中日春秋、朝刊小説「ひとでなし」、漫画「ねえ、ぴよちゃん」、軟派、地方版の順(他紙も大体、こんな順で)に読み進める。そして。きょうは、中日新聞の見開き論説特集の「社説私たちが書きます」も読ませて頂いた。中にはかつて何かとお世話になった飯尾歩、山本義之、田原牧、加藤直人、小野木昌弘記者らの懐かしい顔も拝見出来、みんな頑張っているなと嬉しく思った次第である。
    ※    ※

    ☆    ☆
 川崎から帰省していた長男夫妻を中心に家族みんなであんなこと、こんなことを楽しく話し合ううち時間はあっという間に、それこそ流星の如く過ぎ去り、午後3時半には長男夫妻を最寄り駅の名鉄犬山線の「江南」駅まで送って、ことしのお正月は、THE ENDとあいなった。
 何はともあれ、一番大切な人で、いつも家族の中心にいた舞(たつ江)こそいなくとも、家族そろって、おかあさん(舞)の俳句短歌遺稿集「泣かんとこ」(人間社)出版に至るいきさつを酒の肴に話し合う、楽しいひとときを過ごすことが出来たのである。舞の生前中はいつも一緒だった愛猫シロちゃんもいろいろ気を遣いながらも客人の接待に彼女なりに神妙な表情で一生懸命に務めてくれ、ほんとに嬉しく思った。ありがとう。シロよ。シロちゃん。というわけで、きょうは皆だれもが「時」という存在が一瞬一瞬、疾風の如く過ぎ去るのを実感したのである。時よ、止まれ-と言ったところで時は待ってはくれない。

 夜はNHKEテレで「第65回NHKニューイヤーオペラコンサート」を、シロちゃんと共に見てひとときを過ごした。舞がいたなら、おそらくは、きっと見たに違いない番組だからである。「ドン・カルロ(ヴェルディ)」からの<終わりの日はきた>など、なかなか迫力満点で「お別れしなければなりません。カルロ様」「私の最期の日が来ました。もうお会いすることはないでしょう」などのことばが胸をうったのである。

 迫力満点のステージには、思わずみとれてしまった(NHKから)
 
 

(1月2日)
 きょうは午後、帰省中の家族そろっておかあさんの遺骨が眠る永正寺に隣接する永代供養集合墓「濃尾の大地」内にある、たつ江(静汐院美舞立詠大師)のお墓へ。【江南の伊神さん 妻舞子さんの遺稿集出版 家族の中 生き続ける証し 「泣かんとこ」俳句など700作品収める】と報道された昨年12月23日付中日新聞尾張版を供え、『おまえのことが報道されたよ。ありがたいことだよね』とお花とともに記事も供え、報告した。私自身、新聞報道には心から感謝している。舞よ、マイ。たつ江。よかったね-と家族みんなで呼びかけ、手を合わせお参りしたのである。

 引き続き、今度は舞といつも一緒に花を手に行っていた和田の実家のお墓へみんなそろって行った。昨年、亡くなった母と、それより前に亡くなった父が眠るお墓、和田霊苑にも足を運び、手を合わせたのである。舞がいつも立ち寄って手を合わせていた、隣接の隠れキリシタンで知られる「小島親子地蔵尊」にも手を合わせた。

 舞が眠る永代供養集合墓、母が眠る和田霊苑の順に墓参りをした
 
 

 舞が生前、いつも手を合わせていた小島親子地蔵尊では、かつてあったとされるキリシタン狩りの説明版も
 

(1月1日)
 新しい年が明けた。元日早々のNHKラジオ【美輪明宏の金色の時間 戦前戦後の曲をお届けします!】の語りと選曲には、ことしも感動した。ナント彼は最初におまえ、舞(たつ江)が大好きだった加藤省吾さんの歌<みかんの花が咲く丘>=舞が営んでいたリサイクルショップ「ミヌエット」でミニコンサートを催す際などのテーマ曲でもあった=を流したのである。この歌は思い出にしみた歌で私は彼女の死後、毎日、愛猫シロちゃんとともにユーチューブで聞いている。そんな歌なのである。
 彼女が不治の病で入院したとき、「あのねえ」と私に話しかけてきたので「なんだよ」と答えたら、「あのねえ。これからは毎日、♪エーデルワイスと♪みかんの花が咲く丘、を流してほしいの」と言った、その曲の一つなのである。それからしばらくして彼女は、この世を眠るように旅立った。こんなわけで、私は昨年1日も欠かさず、この2曲を毎朝流し、シロとともに聞いた。もちろん、けさもである。
 この金色の時間、<みかんの花が咲く>のあとは、<東京ラプソディー><めけめけ>…最期に<ケ・セラ・セラ(なるようになる)>と続いたが、どれもこれも新しい年の幕開けにふさわしいすばらしい曲ばかりであった。
    ※    ※

    ☆    ☆
 きょうは思い切って永遠のベストセラーである聖書(ダイジェスト・バイブル 新改訳)と舞の生前の写真を胸ふところにしのばせ、今は亡き舞がそれこそ少女のころに、ただひとり、ひそやかに通ったとみられる江南市の古知野キリスト教会の【元旦礼拝】に勇気をもって足を運んでみた。牧師さんたちは皆親切で、心底から全身がやさしい愛であたたまった気がしたのである。

 母子家庭に育った舞が若いころ、私に出会う前にひとり、何を思ってか、通いつめていたそんな教会だったことがつい先日わかったためで、私はある種の覚悟のようなものを胸に秘め、舞の魂・亡霊とともに新年早々から教会の門をくぐった(この教会はドイツ人宣教師が1968年3月に当地に開設したそうで、舞のお兄さんの話によれば、ちょうどこのころ、まだ少女だった舞は何か思うところがあってだろう。ピカピカの教会にちょくちょく独りで隠れるようにして通っていたという)。
 きょうは、主の祈り、祈祷、聖書朗読、使徒信条に続き、岩田直子牧師による説教【「エル・ロイ(わたしを顧みられる神)】の順で続いたが、私はいつものように亡きたつ江(伊神舞子)の生前の写真を胸ポケットにしのばせ、思い切って、元旦礼拝式に出てよかったな、と思った。
 と同時に、なんだか、半世紀以上も前の学生時代に外人教師から学んだ宗教学に久しぶりに接しているような、そんな気がした。舞とは、数年前に彼女に半ば強引に手を引かれ、クリスマス礼拝でこの古知野教会の門をくぐったことがあり随分と感銘した思い出があるが、あのときもそうだったが、本日もナンダカ心が洗われたようで「行ってよかった」と心から思った。舞は、こんな私の行動をどんな表情で空から見ていたのか。「あなた。いって良かったでしょ」と拍手してくれているような。そんな気がしてならない。

 きょうは川崎から帰省した長男夫婦をはじめとした家族みんなで、能登半島は「加賀屋」から長男夫妻が特別に取り寄せてくれた豪華なおせち料理を家族みんなで囲んで舞やおばあちゃん(私のおふくろ)の生前の思い出話を楽しく語り合ううち、時はみるみるうちに過ぎていった。

 おせち料理と和菓子に囲まれた舞。多くの愛に注がれての舞は、しあわせだったかも。皆さん。心からありがとございます
 

 

    ☆    ☆
 元旦紙面で心に残ったのは【吉永小百合さんが手渡したい思い 戦後を生き戦後へつなぐ 大変な問題をどんどん決めていこうとした動き 母べえの時代に戻ってしまうんじゃないかと 「こんにちは、母さん」9月公開】か。こどもたちが帰ってから見たのはNHKEテレの「ウィーンフィルニューイヤーコンサート 2023年 ウェルザー・メスト」だ。舞を伴って、いつの日かふたりで行こうと互いに約束。決めていたからである。でも、この夢はかなわなかった。

 ニューイヤーコンサートは、やはりすばらしかった