詩「遠い日」

子供の頃に歩いたこの道
背中のカバンをカタカタ鳴らし
毎日通った川土手の道
向こうの橋までの遠かった道

同じ道を大人の足で歩く私
背伸びして見たあの橋も町並みも
今では笑える程に近い

でも 草むらの虫たちや風や川の流れは
私に「あそぼうよ」とはなしかけてはくれない

もう一度あの頃にもどってみたい
子供の足で
この土手道を歩いてみたい