詩「路傍の愛」

片隅に咲く野の花が
自然の愛を唄っている
その静かな調べに耳を傾けて
ともに時を忘れて
生命の絆を感じよう
蜜の香りに誘われて
野の花に白い蝶が飛び
誘われるままに近づけば
ひらひらと去っていく
目で追いながら
大自然の広さに我も同化してゆく
小川のせせらぎに手を差し伸べて
水の輝きに魅せられて
その輝きは何処から流れ
何処へ流れてゆくのか
想いを馳せれば
自然に抱かれた生命の輝き
そよ風が吹き
樹々の葉がやさしく囁き
緑の匂いが心に潤いを
自然に抱かれた心地良さ
我もまた自然から生まれ
大自然へと回帰する
その永遠の流れは
果てしなく続いていく