詩「受容」

人生には
苦しく悲しい時もある
怒りがあっても当然だ
現実否定の苦悩にさ迷い
ひとり孤独の暗闇に
果てなき時が流れたとて
いつか
「これでいいのだよ」と
時はやさしく微笑んで
あるがままに
山を下る流水の如く
「これでいいです」と
自分もまた答える
素直なこころで
最期を受け入れたなら
自然はやさしく微笑んで
あなたに
新たなる希望を与えるかもしれない
受容のこころで
苦しみも快こびに
至福の安堵感を授かるように
きっと
現実を生き抜くためなら
人間には受容する力もあるのです