詩「ある雨の日」

雷鳴と共に 
降り出した雨
激しく地面を叩く音が
窓のガラスを突き抜けて 聞こえて来る
久しぶりの休日なのに…と
買ったばかりの靴が 
頭に浮かぶ

手持ちぶさたもあり
傍らのギターを 
そっと手に取った
軽いチューニングの後
弾き始めた曲は 
リンゼイの”雨だれ″
スライドする弦の音が 
心地良く辺りに響く
しゃれた気分で
こんな曲を弾く
自分がおかしくて 
心が笑った
雨の日の私は 
ちょっぴりナルシストかも

ふと気が付けば 
外は雨上がりの
柔らかな陽差し
そして
東の空には 大きな
大きな虹のアーチ