一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2024年5月~)

2024年5月27日
 大相撲夏場所の千秋楽は26日、東京・両国で千秋楽を迎え、新三役の西小結大の里(23)=本名中村泰輝、石川県津幡町出身、二所ノ関部屋=が関脇阿炎をおしだしで破り12勝3敗で初優勝。初土俵から所要7場所での優勝は、幕下付け出しでは同じ石川県出身で元横綱輪島の15場所を大きく更新する最速記録となった。付け出しを除いても先場所の尊富士の10場所を上回った。
 また大の里は、初の殊勲賞と2度目の技能賞にも輝いた。新入幕から3場所連続の三賞受賞は千代天山いらいで25年ぶり。新入幕の欧勝馬が初の敢闘賞。十両優勝は元関脇の若隆景(福島県出身、荒汐部屋)が14勝1敗で初優勝。幕内優勝経験者の十両優勝は、昨年春場所の逸ノ城以来だ。

 優勝インタビューにこたえ「石川県の方々に元気を届けることが出来てうれしい。親方の教えを守って上へ上へ、強いお相撲さんになってゆきたい」と語る大の里(NHKテレビから)
 

 優勝賜杯を手にした(NHKテレビ)
 

 第91回日本ダービー、3歳最強馬決定戦が26日東京優駿で開かれ、9番人気の伏兵、ダノンデサイル(横山典弘騎乗)が2分24秒3で優勝。GⅠ初勝利で1着賞金3億円を獲得。横山騎手の56歳での勝利は武豊騎手が持っていた53歳の最年長記録を更新した。

 川勝平太前知事の辞職に伴う静岡県知事選が28日投開票され、無所属の元浜松市長鈴木康友氏(66)=立民、国民推薦=が新人6人による争いを制して初当選。無所属の元副知事大村慎一氏(60)=自民推薦=は競り合いはしたものの敗れた。立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に立候補する意向を固めたことが26日、関係者の取材で分かった、とは27日付の中日新聞朝刊記事。

2024年5月26日
 日曜日。初夏の日差しが照り付けてはいるが。風が5月のそれらしく、心地よい。

 けさは。いつもとは違い、リビングルーム窓からダイビングして外出とあいなった私たちの宝物と言っていい愛猫シロ。その彼女が、いつもならピタリ、正午過ぎには帰ってくるのにである。窓際の縁側に姿を見せることもなく、一向に帰宅する気配がない。

 それで。正午を過ぎてもシロちゃん、帰宅しないので。家の周りを探して歩く。しばらくすると庭木の間からシロちゃんがチョット、バツの悪そうな顔をして、私に向かって一歩一歩、近づいてきたのでホッとひと安心。帰宅は30分ほど遅れたが、そこは本人も悪いと深く反省しているようなので「シロよ。シロ、シロ。おとうさん、待っていたのだから」と言い、家の中に入れ、定刻通り12時半には食事を与えたのである。やれやれ、というところか。

 福島県相馬地方の「相馬野馬追(そうまのうまおい)」が25日、3日間の日程で開幕。明治時代に新暦になって以降、150年近く7月に開催してきたが、猛暑を避けるために5月の最終の土~月曜になったという。天皇、皇后両陛下が25日、岡山県を訪れ、岡山市の県立岡山工業高校で生徒から地域の課題解決の取り組みについて聞かれたほか、26日に市内で開催される全国植樹祭で演奏する岡山市ジュニアオーケストラの練習も見学された。

【初夏の色 鮮やか 茶臼山高原】とは、26日付の中日新聞1面見出し。茶臼山高原でシバザクラが見ごろを迎え、白、紫、ピンクの花のじゅうたんが一面に広がっているという記事で、なんとも見事である。こういう美しい自然を見ると、なぜか天使のように清らかで美しかった亡き妻、たつ江、舞のことを思い出してしまう。

 石川県輪島市の商店主らによる「出張輪島朝市」が25日から2日間の日程で愛知県豊川市のイオンモール豊川で始まった。9店の18人が海産物や工芸品の屋台を並べ、市民らが輪島の特産品を買って能登半島地震の復興を願ったという。

 夜。NHKスペシャル【魂のピアニスト、逝く 壮絶フジコ・ヘミング 知られざる最期の日々 名曲に秘められた思い】をシロを傍らに見る。

(5月25日)
 気象庁によれば、きのう24日は岐阜県美濃市で33度、愛知県豊田市で31・4度を観測するなど各地で30度を超える真夏日となった。そして夏本番を前に岐阜の伝統工芸品である「水うちわ」作りが岐阜市川原町にある住井冨次郎商店などで最盛期に入っているという。

【今年も作品を募集 平和の俳句】とは、中日新聞の本日25日付朝刊の1面見出し。記事は次のような内容である。
―本紙は今夏も、読者の皆さまから「平和の俳句」を募集します。今年の一句をお寄せください。「平和の俳句」は、今年で10年目を迎えます。今夏も8月中の毎日、入選句を1面でご紹介します。/選者は「平和の俳句」を俳人の故金子兜太さんと発案し、共に選考してきた作家のいとうせいこうさん(63)と、テレビなどでも活躍する俳人の夏井いつきさん(67)です。

(5月24日)
 石川県の輪島、珠洲、能登の3市町が23日、能登半島地震の災害関連死に計30人を認定した―と発表。関連死の正式認定は初めて。これにより、能登半島地震の死者は建物倒壊などによる直接死と合わせ260人となった。心から冥福を祈りたい。
 23日午前7時半ごろ、羽田空港駐機場で出発しようとしていた札幌行き日航503便エアバスA350(乗客乗員計328人)と駐機しようと入ってきた日航の別の同機種が接触。いずれも主翼先端部分を損傷し、503便は欠航した。日航が状況や原因を調べている。

 将棋の福間(旧姓・里見)香奈女流王位(32)=清麗、女流王座、女流名人、倉敷藤花=に加藤桃子女流四段(29)が挑む第35期女流王位戦5番勝負(中日新聞社など主催)の第3局が23日、福岡県飯塚市の「麻生大浦荘」で指され、午後4時14分、先手番の福間が115手までで勝利を収め、シリーズ3連勝での防衛。福間は女流王位6連覇、通算10期を達成。お見事のひと言に尽きる。中国人民解放軍が23日、台湾周辺海域で軍事演習を開始、24日までの日程で台湾を全方位から包囲する演習地図も公開した。中国は20日に台湾総統に就任した民進党の頼清徳(らいせいとく)氏を台湾独立派とみて発足まもない頼政権に圧力をかける狙いがある、と見られている。

(5月23日)
 木曜日。1966年6月に静岡県清水市(現静岡市)で起きた一家4人殺害事件で強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌さん(88)に対して検察側は22日、静岡地裁(国井恒志裁判長)であったやり直し裁判(再審)で「事件現場近くでみそ漬けの中で見つかった血痕の赤みがついた5点の衣類は袴田さんの犯行時の着衣と見られる」として確定審に続いて再び死刑を求刑。これに対して弁護側は「衣類の血痕は本来、残らないもので、検察側のいう証拠は捏造したもので無罪は明白だ-と改めて訴えて、結審。国井裁判長は判決日を9月26日に指定した。
 中日新聞の23日付新聞報道によれば、だ。この日。再審公判も終盤に近づいた午後5時過ぎ。最終意見陳述で証言台に立った袴田さんの姉ひで子さん(91)はA4判の用紙を手に「今朝方、母さんの夢を見ました、元気でした、夢のように元気でおられたらうれしいですが、お母さん、遠からず真実を立証して帰りますからね」と読み上げた。/袴田さんが獄中から母や息子を気遣ってしたためた手紙だった。無実を信じた母は一審の公判に通い続け、1968年の死刑判決の2カ月後に亡くなった。ひで子さんは、袴田さんが体験した苦悩や無念を代弁するように読み上げ、用紙を持つ手は震えた。/手紙部分を伝え終えると、時折、裁判長に視線を向けながら「(袴田さんは)釈放されて10年たちますが、いまだ拘禁症の後遺症、妄想の世界にいる。心は癒えておりません」と言葉をつないだという。

 「お母さん、遠からず真実を立証して帰りますからね」。証言台に立った姉ひで子さんは袴田さんが獄中から出した手紙を読み上げた
 

「強固な殺意」「生命軽視の態度は顕著」。
これに対して検察官は論告で、袴田さんの罪状などについて淡々と口にし、読み上げは数時間に及び「特段酌むべき事情も認められず、極刑が相当だ」としたという。さて。どんな判決が下されるのか。そして。この日の中日新聞の朝刊軟派見出しは、以下のようなものであった。
【淡々求刑姉は動じず 弁護士憤り「検察の汚点」 袴田さん再審結審 被害者の孫「真実を明らかに」】【震える手 獄中の手紙朗読 ひで子さん「ようやく終わった」】【袴田さん 明るい表情も 浜松で過ごす】

 当然のことながら。真実はひとつしかない。でも、私たちにはその真実がわからない。人間社会には、ほかにも分からないことが数多くある。そうした中を私たちは生きていくのである。

 俳優の中尾彬(なかお・あきら)さんが16日、心不全のため死去。81歳だった。妻で喪主の池波志乃さんは「あまりに急で、変わらない顔で逝ってしまったので、まだ志乃-と呼ばれそうな気がします」と。中尾彬さんといえば、ボクも舞(たつ江)も志摩半島当時から志乃さんとともに、大好きな俳優であった。
 ほかに【母死亡障害ある息子衰弱 名古屋 市、自宅内6日確認せず】(23日付中日朝刊の軟派見出し)など。いろいろある。

(5月22日)
 きょうの嬉しいニュースは、中日新聞スポーツ面の大相撲夏場所10日目の小見出し【遠藤が10連勝 幕内復帰確実】である。記事は「東十両3枚目で、1場所での幕内復帰を確実とした」とあり、熱狂的ともいえる遠藤ファンの私としては、飛び上がるほどにうれしいのである。おそらく天国のわが妻たつ江(伊神舞子)も同じ気持ちに違いない。大相撲の遠藤というと、彼が能登半島の穴水出身であることもあり、なぜか能登に居たころよく食べた穴水のイサザを思い出す。勢いよく飛び跳ねるイサザを二人で生きたまま口に入れた=これを〝踊り食い〟という=楽しかったあの日々が思い出されるのである。
 ほかに地方版(尾張版)では【愛され50年一宮市民吹奏楽団 浅井団長「やればできるもんだな」 来月16日、記念公演】も目に入り、市民に愛されてきた半世紀の歩みが思われた。
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 欧州連合(EU)加盟国で構成する理事会が21日、対話型人工知能(A1)チャットGPTなど生成AIを含む世界初の包括的なAI規制法案を承認し成立。ウクライナ政府が20日、7月26日に開幕するパリ五輪への参加を正式に決めた、と発表。ロシアに対する「勝利への意志」をスローガンにウクライナの強さを国際社会に示す契機にする、としている。

 イスラエルのネタニヤフ首相は20日の動画声明で国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官がパレスチナ自治区ガザを巡る戦争犯罪などの疑いで自らの逮捕状を請求したことに「ばかげている」と猛反発。「イスラム組織ハマスの奇襲攻撃を受けた正当な戦争だと訴えた」というが、これまた人間の尊厳を無視した勝手放題の発言だと言っていい。戦争そのものが社会悪で何人もの人々を殺害したネタニヤフ首相はハマス側のハニヤ最高指導者らハマス側の3人ともども当然、逮捕されてしかるべきだと私は思うが、いかがなものか。いずれにせよ、人間の心は荒れに荒れ、何が正しいかの判断すら出来なくなっている。そんな気がして仕方ないのだ。

(5月21日)
 火曜日。けさのニュースは、何と言っても米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(37)が19日に日米通算200勝の金字塔を成し遂げたことだろう。中日スポーツの報道によれば、メジャーで107勝、日本で93勝をマーク。日米通算200勝は野茂英雄、黒田博樹に続く3人目。ちなみに日本のみでの200勝以上は24人。全ての白星を先発のみで挙げたのは、ダルビッシュ投手が初めて。

 ダルビッシュ有投手の日米通算200勝達成を報じた21日付の中日スポーツ1面
 

 1月の台湾総統選で当選した民主進歩党(民進党)の頼清徳(らいせいとく)氏=64歳=が20日、総統に就任。頼氏は就任演説で中国との関係について「傲慢にも卑屈にもならず、現状を維持する」と述べ、2期8年を務めた蔡英文(さいえいぶん)前総統の路線を継続する姿勢を示した。イラン北西部の東アゼルバイジャン州で19日ライシ大統領(63)が搭乗したヘリコプターが濃霧の中、山中に墜落した事故でイラン政府は20日、ライシ師と、同乗のアブドラヒアン外相らへりに乗っていた8人全員が死亡。最高指導者のハメネイ師(84)は20日、モフベル第1副大統領を大統領代行に任命したという。

 国土交通省は20日、鉄道に関する優れた事業を表彰する「第23回鉄道賞」の選考委員に、鉄道に詳しい将棋の藤井聡太八冠(21)=愛知県瀬戸市=を任命。21歳の委員は、史上最年少。JR東海は、岐阜県瑞浪市大鍬町でリニア中央新幹線のトンネル掘削工事が原因とみられる共同水源などの水位低下が確認された問題で、代替水源となる井戸を町内に設置する工事を開始。6月中には掘り終わり、そのごは約2カ月かけ配管工事を行うという。

(5月20日)
 月曜日。このところの工事による騒音がやっと治まったかと思いきや。隣家の解体工事が再開され、騒音がまたしても聴こえ、朝からガァーガァー、ゴオーゴオー、カンカン…と、まことにうるさい。やっと静かになったと思っていたのに。愛猫シロちゃんも、わが家のいずこかに姿をくらましてしまった。

 平安貴族の船遊びを再現した車折(くるまざき)神社=京都市右京区=の「三船祭」が19日、京都・嵐山であったーとは、けさの中日新聞通風筒。こちらは雅楽の音色が響くなか、子どもらが雅楽を奉納するなど雅の世界が再現され、なかなか良い。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が18日、イスラエル軍が攻撃を続けるパレスチナ自治区ガザ最南部ラファから退避した市民が80万人に達した、ことを明らかに。「避難民は避難先の中部デルパラーなどに密集しており、これ以上の受け入れは不可能だ」として即時戦闘休止を訴えたという。イラン国営テレビがイランのライシ大統領を乗せたヘリコプターが異常な形で着陸した、と報道。このヘリには、ライシ氏のほかアブドラヒアン外相も同乗。ライシ氏はダムの落成式に参加するためアゼルバイジャンを訪れ、その帰り道だったという。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、2019年から5年間の任期満了を迎えた。ことし3月に実施予定だった大統領選は先送りされ、しばらくは暫定大統領として職務を続ける見通しだという。

2024年5月19日
 米大リーグ・ドジャースの本拠地ロサンゼルス市が球団に所属する大谷翔平選手の背番号【17】にちなみ5月17日を【大谷翔平の日】と制定、この旨を内外に発表した。大谷選手は、この日の午前中、ロバーツ監督と共にロサンゼルス市の市庁舎を訪れ、認定証などを授与され「この日を私の日として制定していただき感謝します。ドジャース球団とともにファンの皆さまにも感謝したい」と語った。大谷選手はドジャースに加入した今季、44試合に出場し打率3割6分、12本塁打、30打点(16日現在)の記録を残している。

 フランス南部で開催されているカンヌ国際映画祭の事務局が18日、スタジオジブリが名誉パルムドールを受賞する式典に宮崎駿監督の長男吾朗監督が出席する、と発表。関東近隣の山間で相次いだ強盗事件で窃盗未遂容疑で逮捕された男2人の足跡が4県それぞれの現場に残されていたことが、捜査関係者へのその後の取材で分かったとは、19日付の中日新聞紙面。

 ▼<とれとれぴちぴちかに料理><あ~らよ、出前一丁>。この人のCM曲だって負けていまい。作曲家のキダ・タローさんが亡くなった。93歳。何も知らない異国の方が聞けば大阪あたりの民謡と勘違いされる…ことはないかもしれないが、時代を超えて広く浸透し、愛されたのは確かである(19日付中日春秋から)

(5月18日)
 土曜日だ。
 朝。わけあって、あの二葉百合子さんの【岸壁の母】をユーチューブで繰り返し、繰り返し聞いてみる。舞鶴は、生後間もない私がかつて引き揚げ船で中国の葫蘆(ころ)島から母の胸に抱かれて帰国し、日本の地を初めて踏んだ、まさにその地だけに、彼女が歌う【岸壁の母】は、聞けば聞くほど涙が出るのである。私を抱き、兄の手を引き、岸壁に降り立った母の思いは、どんなだったであったろうか。その母も先年、102歳の生涯を閉じ、いまはもういない。

 この日、中部地方は高気圧に覆われ気温がどんどん上がり、愛知県内でも最高気温がことし初めて30度以上の真夏日に。名古屋地方気象台によれば、豊田市で30・9度、名古屋市で30・2度、岐阜県大垣市は30・7度、多治見市30・4度、長野県上田市でも30・8度を記録。名古屋市消防局によれば、緑区の音楽イベント会場で10~30代の男女7人が熱中症などの体調不良を訴え、救急搬送。同市内ではほかにも50代と80代の男性2人が熱中症で搬送されたが、いずれも軽症だという。

 離婚後の共同親権導入を柱とする改正民法が17日、参院本会議で自民、公明、立憲民主、日本維新の会各党などの賛成多数で可決、成立した。これにより、1947年から続いた離婚後の親権制度の在り方が見直されることになった。
 警視庁捜査2課が17日、衆院東京15区補欠選挙(4月28日投開票)で無所属新人乙武洋匡氏(48)陣営の街頭演説を妨害したとして政治団体「つばさの党」代表黒川敦彦容疑者(45)と党から出馬し落選した幹事長根本良輔容疑者(29)党幹部の杉田勇人容疑者(39)を、それぞれ公選法違反(自由妨害)の疑いで逮捕。

 自民党は17日、政治資金規正法改正案を単独で衆院に提出。立憲民主党と国民民主党はこの日、週明けに改正案を共同提出することで合意したという。ほかにも【突如閉校美容学生救済へ 小牧13校が受け入れ意向】【大垣強盗2人に懲役7年 実行役、岐阜地裁判決】(18日付中日朝刊見出し)など。世の中、いろいろある。

(5月17日)
 午前10時過ぎ。隣家の解体工事がほぼ終わり、景色が一変したところで、外に出たがる愛猫オーロラレインボー、シロちゃんを思い切って外に出す。外の風景が一変してしまったが。迷わなければ良いのだが。その後、隣の広場駐車場を歩く姿を見て、とても心配したが、彼女は正午過ぎにはいつも戻り、自宅に戻ってきたので室内に入れる。いやはや、やれやれだ。だが、やはりシロには私の思いが通じている。目の前の景色が一変してかわってしまったにもかかわらず、いつもの時間どおりドンピシャリと帰ってきた、彼女を誉めたい。それにしてもハラハラ、ドキドキさせられる恐怖の2時間ではあった。
 
 ほぼ終わった解体工事跡。左端に少し見えるのがわが家
 

 けさの朝刊(中日)報道によれば、だ。群馬県立自然史博物館(同県富岡市)が16日、同県で発見されていた化石が、ヨウスコウカワイルカ科として世界最古(約1100万年前)・新属新種だったと判明したと発表。これまでの最古は米カリフォルニア州で発見された同科の化石で約1千万年前のもので、発見された化石は鼻骨と前上顎骨が接しており、より原始的な特徴だという。ヨウスコウカワイルカは中国の長江(揚子江)に分布していた淡水のイルカで、これまでは絶滅したとされていたという。

 午後は社交ダンスのレッスンで一宮のスポ文(スポーツ文化センター)へ。新しく学び始めた【スロー】のステップを繰り返し踏み、夕方帰宅。最近、あの加藤登紀子さんによく似た新人さん(愛称は〝おときさん〟)も加わってのレッスンに。いつもの悦ちゃんに、よしこさん、先生の若さんと交互に組んでのレッスンで、少しハードなレッスンとなった。でも、結構楽しいし、何よりからだを動かすので健康維持にもなって良いと思っている。
 というわけで、少し疲れて帰宅すると。愛猫シロが心配そうな顔をして玄関先まで飛んで出てきてくれ、迎えてくれた。しばらくすると、その彼女の姿が見当たらないので部屋中を探しまわって歩くと、なんとリビングの窓が開いているではないか。どうやら、シロちゃん。私の帰宅に安心してか。勝手に窓を開け、夕涼みに出たらしい。
 それでも入浴後、もう一度探し始めると彼女は窓下、縁で黙って座っており開けると、「少し待ったよ」といった表情で家の中に。わが家のお姫さまのマイペースそのものの行動には、やれやれである。でも、戻ってきてくれホントによかった。仏の舞には、手を合わせ「シロ、ちゃんと帰ってきたから。無事でいるからね」と報告。

「シロ元気でいるから。おまえもからだ大切にな」。仏の舞に、そう言って手を合わせる。

 それとは別に。「解決へ意見交換の場に」 再懇談巡り 水俣病医者訴え】【中ロ発展「世界の利益に」 首脳会談で習氏 結束強調】【NY株一時4万㌦超】【「文系をデジタルで束ねる」 名大の横断組織先月始動】【青酸カリなど毒物50㌘紛失 大阪公立大】(いずれも17日付中日見出し)など。新聞紙面には、相変わらず、いろんなニュースが飛び交っている。

(5月16日)
 新暦の5月16日。時折、身ぐるみはがされそうな強い風が吹く、そんな日である。

 京都三大祭りの一つ、葵祭の中心行事「路頭の儀」がきのう15日、京都市内で行われ、平安時代の宮廷装束に身を包んだ約500人が京都御所を出発し、都大路を練り歩いたという。そして。きょう5月16日は、といえば。松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出た。その日である。

 プロ野球・ヤクルトの村上宗隆選手が15日、松山中央公園野球場で行われた広島戦の八回に今季9号のソロ本塁打を放ち、史上最年少の24歳3カ月で通算200号に到達。清原和博(西武)の24歳10カ月を更新した。プロ野球では115人目。

(5月15日)
 きょう5月15日は沖縄本土復帰記念日である。ということで本日付の中日夕刊大波小波の【占領下の沖縄 東峰夫の視点】がいい。東が描く今の沖縄を読みたい。同感である。夕刊といえば、だ。本日付の中日夕刊【娘がつないだ縁広がれ 脳腫瘍患い18歳で死去江南・坂野さん 闘病の日々、両親出版映画に】もよかった。記事によれば、悪性脳腫瘍と闘いながら漫画家を目指し、4年前に18歳で亡くなった坂野春香さんの闘病と看護の日々を両親がつづった書籍「春の香り」(文芸社)が映画化される。4月に春香さんが生まれ育った愛知県江南市でロケを敢行。1冊の本から広がった、さまざまな縁が春香さんの思いをつないだ。-といった内容で、これぞ坂野さん一家の心に寄り添ったクリーンヒットといえよう。
 というのは、私の妻で先年亡くなった、たつ江(伊神舞子)も東日本大震災と福島第1原発事故が起きた、まさにその年に脳腫瘍の大手術を受け、幸い命を取り止め回復。その後10年以上、好きな俳句や短歌、1行詩などに励むことができた、そんな経緯があるからで、とても他人ごととは思えない記事だったからである。春香さんのご両親には心から「おめでとうございます」と祝福したい。こういう記事を読むにつれ、私は新聞イコール生への気力,ほとばしりというか底知れないエネルギーだと思うのである。

 わが家隣の外人作業員らによるトラクターなどを駆使しての解体工事は本日も続き、相変わらずの騒々しさだ。こうして自室デスクに座っていると、騒々しさとドスンドスンという地響きから、まるで我が家が順々に破壊されていくような、そんな気さえする。工事現場両隣のわが家とNさん宅は、日々、騒音と言う受難に耐えているのである。
 というわけで、このところは騒々しい音が先に立ち、なかなかペンは進まない。

【悲しいというよりもすごく前向きな気持ち 宇野昌磨さん引退会見】【介護保険料月6225円 24~26年度 65歳以上平均過去最高】【リニア工事水位低下 瑞浪、共同水源など14カ所 JR東海、代替確保へ着手】とは、けさの中日新聞の見出しだ。65歳以上の高齢者が2024~26年度に支払う介護保険料(月額)が全国平均で6225円になったといい、これは前期21~23年度より211円(3・5%)上昇、過去最高を更新したというが、高齢者にとってはゆゆしき問題だといえよう。国は勝手にあげるのではなく、年寄りの声もしっかり聴いたうえで値上げしてほしく思うが、いかがか。

 ところで、今朝の大きなニュースといえば、だ。
 何と言っても、石川県が能登半島地震の「災害関連死」に関する市町との合同調査を実施し、3市町の計30人を新たに認定することにしたという話しかと思う。ほかには、滋賀県甲賀市信楽町で1991年5月14日、信楽高原鉄道とJR西日本の列車が正面衝突。42人が死亡した事故から33年がたち、現場近く慰霊碑前で犠牲者の追悼法要が営まれたことか。
 名古屋市中区栄の賃貸マンション一室で赤ちゃん2人の遺体が見つかった事件で遺体の腐敗状況から風俗店のアルバイト女性(38)が2人を別の時期に出産。遺体を放置したとみられることが捜査関係者への取材で分かったという。いやはや、この世は、良いことも悪いことも、だ。いろいろとある。悪いことの方が多い気がする。

2024年5月14日
 火曜日。天気は、きのうと違って晴れである。私が満州の奉天(現瀋陽)で生まれる前年の昭和20年5月のこの日、米軍の激しい名古屋空襲があった。当たり前のことではあるのだけれど。戦争はよくない。ノーモア・戦争である。

 隣家の解体作業は終焉に近づきつつある。とはいえ、解体に伴う大音響というか、轟音(いや、騒音か)は相変わらずのすさまじさだ。シロは窓際に座ってじっとしたまま人間たちが勝手に進めている解体音に真剣な表情で耳を注いでいる。「ニンゲンたちのやることは皆、勝手ばかりなのだ」と。そんな顔をして半ば諦めの表情でもあり、かつまた心境のようだ。私は私で、隣家から聴こえてくる作業音には、それこそ気が狂いそうで、ペンを進めるにつれ、おかしなことに眠たくもあるのだ。 

 きょうのニュースはといえば、だ
▽名古屋空襲の犠牲者を悼み、次世代に記憶を受け継ごう―と名古屋市が制定した「なごや平和の日」が14日、初めてその日を迎えた(太平洋戦争中、名古屋への空襲は63回を数え、犠牲者は7800人以上に上った。平和の日は、1945年=昭和20年=5月14日の空襲で名古屋城天守閣が焼失したことから日付が選ばれ、ことし3月の市議会で条例案が可決されたいきさつがある)
▽劇団四季が名古屋四季劇場(名古屋市中村区)でロングラン公演をしてきたミュージカル「キャッツ」が12日、千秋楽を迎え、全963席を埋め尽くした観客が万雷の拍手でたたえた。(四季の「キャッツ」は、かつて舞にせがまれ、そのつど=とはいっても2度にわたってだが=観覧したことがあり私自身、あの当時の彼女を思い出し感無量である。
▽ロシアのプーチン大統領が12日、ショイグ国防相を交代させ、第1副首相だったアンドレイ・ベロウソフ氏を新たな国防相に任命する人事を上院に提案。▽愛知県小牧市の専修学校「愛知中央美容専門学校」が出資する親会社の経営破綻から5月末で閉校することが分かり、生徒や保護者から疑問の声。
▽中教審の特別部会が13日、処遇改善や残業削減といった教員確保策の提言をまとめ盛山文部科学相に提出▽障害者グループホーム運営大手の福祉事業会社「恵(めぐみ、東京)」を巡る問題で名古屋市が緑、天白、北、守山区の4カ所について指定取り消しの方針を固めた
 変わったところでは▽全国的にも珍しい円形の水田「車田(くるまだ)の田植えが12日、岐阜県高山市松之木町であった、といったところか。

 午後。昼食がてら大口町の五条川河畔へ。マイカーで。あれほどまでに美しく咲き誇っていた桜は、すっかり新緑に生まれ変わっていた。
 
 緑一色と化した五条川の堤(愛知県大口町で)
 

2024年5月13日
 午前6時45分。朝イチで私が住む愛知県江南市花霞町内会の不燃物ゴミ回収の当番日で、指定された集積場へ。雨がそぼ降る中、中日ドラゴンス公式ファンクラブ誕生時のキャップをかぶり、半ばずぶ濡れとなって空き瓶や空き缶、ペットボトルなどの回収箱を種類別に設置。ほかにゴミの収集ネットの設置などに励んだ。

 私たち3組2班からは私と女性の荒木さんが登板だったが、高齢の彼女にしてもらうわけにもいかず、まもなく助っ人として現れた他の役員男性とともに励んだ。僅かな時間ではあったが、この作業。傘を手にしてやるわけにも行かず、結果的には全身びしょ濡れになっての帰宅とあいなった。こうした時、亡き妻たつ江(舞)が居てくれたなら。「間違いなく、出がけにレインコートか何かを着せてくれたはずなのだが。そのレインコートがどこにあるのか。それが分からないまま私は舞が愛用していたオレンジのハート入り傘を手に「いざ! 出陣」となったのである。
 それにしても、けさの当番は朝一番の大役だったので不燃物を種類ごとに回収する箱の設置などひときわ労力がいる作業だっただけに、少し疲れた。たつ江が生きてくれていたなら。こんなにみすぼらしい姿のまま私に作業をさせることなど決してなかったに違いない。せめてもの救いは、ただ作業を見ているだけではあったが。たつ江が生前、とてもよくして頂いた荒木さんが私の相棒だったこと。そして、途中からまだまだお若く、フットワーク抜群の【アルプスの少女・西川さん】がダッシュよろしく、機敏な動作で回収ネットの設置に一役買ってくださったことか。地域社会は人々の助け合いなくしては成り立たないのである。

 帰宅して今度は自宅のゴミを指定の回収置き場まで運び、ホッとしたところへたまたまたつ江のお兄さん、かつての慶応ボーイが通りかかったのでチョット家に寄って頂いて歓談。能登応援歌【能登の明かり】のことなどについて話し、久しぶりの歓談とあいなった。

 それはそうと、きょうも外は解体工事の騒音で、とてもやかましい。そればかりか、チョッコシ寒い。というわけで、わがデスクの足元にはお母さんの生まれ変わりと言っても良い愛するシロちゃんオーロラレインボーが居て、私をそっと守ってくれている。

 わが守護神でもあるシロちゃん(13日朝。わがデスクの足元にて)
 

2024年5月12日
 日曜日。母の日だ。付け足しの父の日などは正直、ない方がよい。父の日なぞ、第一、世のおかあさんたちに失礼である。とってつけたようなものを私は好きでない。それよりも世の母への感謝の気持ちを忘れないことだ。1300年以上の伝統を誇る岐阜市の長良川鵜飼がきのう11日夜、開幕。

 それから。けさの話題といえば、だ。このところ、ここ数日報告されている太陽の表面で起こった大規模な爆発現象「太陽フレア」発生に伴う地球の磁場である地磁気の大きな乱れ、磁気嵐発生に伴うオーロラ現象の発生が世界の各地で見られた、ということだろう。事実、けさの新聞は【太陽のサプライズ世界染める フレアが影響、各地でオーロラ】と報じ、ニュースでも「北海道では、きのう午後7時ころから空が紫色に染まり、12日未明にかけ雲の後ろの空が明るくなる低いオーロラが見られ、石川県輪島市でも北の夜空がピンクや紫色に染まった」などと報じた。

 世界を染めたオーロラは地震で隆起した珠洲の海岸、カナダ・バンクーバーでも観測された(12日付中日新聞朝刊)
 

 そして。その能登半島輪島市の国名勝「白米千枚田(しらよねせんまいだ)」では、きのう11日に待望の田植えが始まったが、ことしは1004枚の田んぼのうち被災を免れたり修復したりした約120枚で作付けをするという。【被災の輪島・白米千枚田 希望の苗を植えていこうよ 120枚作付け「ここまで来られるとは」】(12日付中日)の朝刊見出しが何とも心地よく、かつさわやかでもある。ほかに【輪島朝市 神戸でも活況 被災後初の県外「出張」】(同)の見出しも、どこか浮き浮きと気持ちが弾むようでよい。

 きょうは、母の日。12日付中日スポーツの1面【連敗3で止めた!!! 竜の暗雲振り払う 中田V打 「苦しい時期もある そこは変に意識はしていない またここから盛り返せる」】と囲み記事の【母の日のプレゼントは? 「オレに聞く前に、みんなもちゃんとせぇよ!】がとてもいい。ボクはこういう記事が好きだ。

「オレはマザコンと思われても良いから、オカンを大事にする」。(12日付中日スポーツ1面)
 

 隣家の解体工事がかなり進んだ。このところは毎日、愛猫シロちゃん(オーロラレインボー)を抱いて2階ベランダから見下ろすように見ているが、やはり解体作業の騒音は尋常でない。彼女を抱いて何度も何度も現場を見せながら「だから。しばらくは外にでてはいけないよ」と私。ここ数年、わが家の周辺では町そのものが高齢化、このような主(あるじ)亡き家がどんどん増え、トドのつもりは解体という運命をたどっている。他人ごとではない話である。

 夜。原発事故の被災地、福島県富岡町を舞台としたNHKスペシャル「福島モノローグ」を見る。いろいろ考えさせられた半面、人間のたくましさのようなものを感じた。

(5月11日)
 九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長が10日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定をめぐり、選定の第1段階となる文献調査を受け入れる意向を表明。既に調査受け入れを求める請願を採択している町議会の判断に配慮した形で「町の取り組みが国民的議論を喚起する一石になれば」とも述べた。調査受け入れは全国で3例目。原発立地自治体では初めてで、既に調査受け入れを求める請願を採択している町議会の判断に沿う結果となった。

【「仲介役」殺人容疑再逮捕へ 那須2遺体きょうにも】【「指示役から殺害依頼」 仲介役供述 他の5人も関与か 那須2遺体】とは、毎日新聞のけさ11日付朝刊見出し。事件取材ならでは。容疑者らの関係を辿った系統図が、とても分かりやすかった。

 那須2遺体殺人の系統図(11日付毎日新聞から)
 

 東京地裁で10日、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で安倍派の政治資金収支報告書に収支計13億円を記載しなかったとして政治資金規正法違反(虚偽記入)罪に問われた同派事務局長で会計責任者だった松本淳一郎被告(76)の初公判が開かれ、被告は起訴内容を大筋で認めた。
 テレビドラマ「3年B組金八先生」で知られる脚本家小山内美江子さん=本名笹平美江子さん=が2日、老衰のため死去。横浜市出身。94歳だった。中日新聞の本日付通風筒によれば、名古屋市内を流れる堀川沿いを花で彩る「堀川フラワーフェスティバル」が10日、始まった。

(5月10日)
 金曜日。あさ。令和6年度では2度目となる回覧板をお隣さんのポストへ。
朝刊に【五輪「銀」世界選手権連覇 宇野昌磨が引退「21年間 競技生活に感謝」 2人の背中失い心の炎弱まり】(10日付、中日)の見出し。私は小柄ながら練習熱心でいつも気力十分だった宇野昌磨が大好きで、フィギュアスケートの大会があるつど彼を誰よりも応援してきた。それだけに、少し寂しい気がする。ちなみに<2人の背中失い 心の炎弱まり>の2人は、北京の金メダリストのネーサン・チェンさん(米国)と14年ソチ、18年平昌の両五輪を連覇した羽生結弦さんをさす、とのことである。

 連休明けからお隣さんで本格的に始まった家屋解体工事がきょうも朝から進められており、精神的にもどこか落ち着かない。そんなわけで、わが家の愛猫シロちゃん(オーロラレインボー)は、このところ室内に閉じ込められたままで少しかわいそうである。それでも彼女が、工事の進行状況を真剣な表情で2階ベランダの窓越しに見守る姿は人間そのもの。かわいい両の目をキラキラと輝かせ事態の成り行きを真剣な表情で見続ける姿は、生前のおかあさん(伊神たつ江、舞子)そのものに見えなくもない。

 スマホが、ぴこぴこと鳴ったので開くと【Yahoo! 核のごみ文献調査「受け入れる」佐賀・玄海町長が表明 原発立地自治体で初】というものだった。

(5月9日)
 伊藤信太郎環境相がきのう8日夕、水俣病患者・被害者団体の発言制止問題を巡り患者団体メンバーに謝罪するため熊本県水俣市を急きょ訪れ、環境省水俣病情報センター一室で頭を下げた。栃木県那須町での夫婦焼損遺体事件。その後の調べで指示役とみられる佐々木光容疑者(28)が夫婦の長女と内縁関係にある会社役員関根誠端容疑者(32)から「金を受け取り、遺体の処理を頼まれた」と供述したことが捜査関係者への取材でわかったという。

(5月8日)
 夕方から。能登復興ソング「能登の明かり」を作曲してくださった牧すすむさんと長男崇さん、ほかに中日新聞小牧通信局の三宅駿平記者と私の計4人で江南市内の割烹料理店「ぶしん」で食事会。先に誕生した復興ソング「能登の明かり」のこんごについて歌手の選定をどうするかなどについて話し合った。席上、七尾支局の女性スタッフから先日送られてきた北陸中日新聞能登版を手に、みんなで見て能登に1日も早く「日常」が戻ることを全員で願った。

 けさの新聞によれば、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言を終了して日本も新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行してから、きょうで1年。感染対策が緩和され、コロナ前の日常が戻ってきた一方、長引く後遺症に悩む人が今も多くいるという。

 隣家の解体工事がいよいよもって本格化。シロ(オーロラレインボー)は外に出るのをあきらめ、私は私で轟音の雨、あられに耳を責められ、落ち着かない。いつもの執筆活動が思うようには進まない。そして。シロはシロちゃんで音と目で聴き、見る光景から人間たちが行う解体工事が一体何奴か、が分かってきているようだ。
 というわけで、このところはシロを外に出すような野蛮なことはしないでいる。第一、シロ自身、人間たちがしていることが一体どんなことなのか、が分かっているみたいで外には一向に出ようとしない。賢い猫ちゃんである。

(5月7日)
 隣家の解体工事が本格化。買い物から帰宅すると、自宅前路上を大型トラックが阻んで車を置けないので、しばし思案。幸い隣のとなりの西川さんの奥さま(私は妻が生前、大変よくして頂いた彼女のことを、いつも〝アルプスの少女〟と呼ばせて頂いている。なんとなく、そんな気がするからだ)が「いがみさん。うちの前に、しばらく置いたら」と声をかけてくださったので甘えさせて頂いた。
解体工事に携わっていたのは、すべて外人だったことにも驚いた。うち1人に「どこから?」と聞くと「トルコから」とのことで、私自身かつてトルコを旅したことがあるので「イスタンブールは、よい町ですね」と二言三言、はなしが弾んだのである。それにしても、はるか遠くのトルコからだなんて。「よく頑張っているナ」と思った。
    ※    ※  

    ☆    ☆  
 中日ドラゴンズは6日の巨人戦(バンテリンドームナゴヤ)に2-0で快勝。2連勝で勝率を5割とした。今季初勝利を挙げた右腕梅津はヒーローインタビューのお立ち台で、この日が62歳の誕生日であった父・滋さんに向かって【おとうさん。誕生日、おめでとうございます】と叫ぶように語った。私はこの瞬間、梅津選手をいっぺんに好きになってしまったのである。単純といえば、単純かも知れないが。

 東京ドームで6日、プロボクシングの興行が34年ぶりに開かれ、世界主要4団体統一王者の井上尚弥選手(31)=大橋=が登場。元世界王者のルイス・ネリ(メキシコ)を6回1分22秒TKOで下し、4団体の王座を防衛。世界戦は通算22勝目で、歴代1位の井岡一翔(志成)に並んだ。ドジャースの大谷が5日、ロサンゼルスの本拠地で対ブレーブス戦に「2番・指名打者」で出場し一回に2試合連続本塁打となる2ラン、八回にメジャートップに並ぶ10号ソロを共に中越えに放った。1試合2本塁打は今季初、2桁本塁打は4年連続となった。この日の大谷は4打席4安打3打点で、3割6分4厘とした打率でもメジャートップに浮上。チームも5-1で勝ち、4連勝。

 そして。野球の話題といえば、もうひとつ。
「91年前に甲子園球場(兵庫県西宮市)で延長二十五回に及ぶ熱戦を繰り広げた愛知の中京商(現中京大中京)と兵庫の明石中(現明石)。今なお高校野球ファンに語り継がれる伝説の一戦の『再戦』が6日、名古屋市昭和区の中京大中京高校で開かれた。91年後の現役球児たちは、先輩たちが願った再戦への思いを引き継ぎつつ、新たな歴史の一ページをつむいだ。」とは、本日付の中日新聞軟派トップ記事である。
 見出しは【91年前の熱戦〝完全決着〟 甲子園「延長二十五回」中京大中京と明石 二十六回から現役球児が再戦】とわかりやすい。

 結果は。
「二十六回表、明石が適時打で1点を「先制」すると、その後に中京大中京が犠飛で追い付く。表をゼロで抑えた二十七回裏無死満塁、当時と同じ好機に代打で出場した中京大中京の仲健太郎選手(3年)は右翼への適時打を放ち、サヨナラ勝ちを決めた。
 
 ほかに目立つニュースと言えば、だ。
【幻の「茶帯」120万円 中日ビル ビートルズ盤落札】【損壊疑い娘の内縁夫逮捕 栃木夫婦遺体事件主導か】【弾劾裁判「公平性に矛盾」 田口判事罷免 裁判長・船田議員異例の指摘】(7日付中日朝刊)など。
 さらに身近な話題と言えば、だ。尾張版掲載の【着飾って300人 稚児行列練る 江南・永正寺 本堂完成と住職就任祝う】である。こうした地方のニュースは貴重なだけでなく大切である。

2024年5月6日
 戦後の日本演劇界を代表する一人でアングラ演劇の旗手で劇団「状況劇場」を立ち上げ「佐川君からの手紙」で芥川賞を受賞するなど小説家としても知られた劇作家で演出家、俳優の唐十郎(から・じゅうろう、本名大鶴義英)さんが4日、急性硬膜下血腫のため死去。84歳だった。東京都出身。

 ゴールデンウイーク(GW)終盤の5日、各地で観光地や故郷を訪れた人たちのUターンラッシュが始まり、中部地方でも鉄道や高速道路が混雑した。-とは、本日付の中日新聞である。見出しはいつもながらの【お土産 思い出いっぱい Uターン本格化】というもので、わが家もきのうの午後、長男夫妻が川崎市に帰省。愛猫シロちゃんの表情は、どこか寂しそうだ。これも世の習いか。「でも、また会えるから」と、彼女にはよく言って聞かせる。

 お兄ちゃん夫妻のお相手でちょっと疲れてしまったか。ぐっすり寝込んでしまったシロちゃん
 

(5月5日)
 立夏。こどもの日。
【(15歳未満の)子どもの数 43年連続減 1401万人】【桑名の上げ馬神事初日 土壁なくし全馬が完走 氏子「伝統変わっていくもの」】(中日)【<能登地震1.1>千枚田田植えできぬ 地滑り・隆起復旧遠く 業者不足 工事遅れ】(毎日)など。 世の中は祝日であろうがなかろうが。いつだって動いている。
 ほかには、「◇…神職が大声を出して笑う奇祭「酔笑人(えようど)神事が4日夜、名古屋市熱田区の熱田神宮で執り行われ、暗闇の境内に高らかな笑い声が響き渡った◇…起源は686年までさかのぼる。三種の神器の一つで、同神宮のご神体でもある「草薙剣(くさなぎのつるぎ)が朝廷から返還され、当時の神宮関係者が笑って喜びを分かち合ったという故事に由来する。」(中日。通風筒)という記事が目にとまった。ほかに、毎日朝刊では【葵祭ヒロイン お清めの儀式 京都・下鴨神社】といったニュース報道もあり、日本文化の深さと底力を感じさせる。

 そういえば、能登半島・七尾市の大地主(おおとこぬし)神社伝統のニッポンイチ大きい、青柏祭デカ山(国指定重要無形民俗文化財)。ことしは地震の影響でやはり、中止になってしまったようだが。神事だけは、執り行われたとラジオニュースが報じていた。ふつうなら、引き回しに先立つ「人形見」に始まって各町内を回ったニッポンイチ大きいデカ山三台が七尾湾に面した府中波止場(ここには、七尾フィッシャーマンズワーフ=能登食祭市場=がある)に集結するまで。それは、それは絵巻さながらニッポンイチの圧巻、壮観さで、大変な賑わいになったはずだが、ことしは仕方ない。来年を待とう。
 わが家は在任当時、一本杉通りに面した魚町(いおまち)の旧七尾支局後ろに支局長住宅としてあり、三人のわが子は魚町のデカ山を長いロープで御祓川にかかる仙対橋辺りまで多くの地元の人々と一緒に引っ張って育ったのである。あの木遣り音頭の艶のアル声は、今も頭に染みついて離れないのである。私はわたくしで支局長として在任していた七年間、毎年、地元神社に戻ったデカ山の終了の儀に必ず出席。魚町と能登半島の発展を、手を合わせて心から願ったものである。

 帰省していた長男夫妻が川崎にUターン。この三日間お相手をしていた愛猫シロちゃんだが、接待に徹したためか、少し疲れたようで今はぐっすり、と。まるで死んだように寝てござる。人生も、猫生も。生きとし生ける者は皆同じで、こうしたものかも知れない。でも、それで幸せならば。それでよいではないか、と。そんな気がする。なんだか、この私。少し年をとったか。

(5月4日)
 連休で帰省中の長男夫妻らと江南市高屋にある伊神家の菩提寺・永正寺の永代供養集合墓【濃尾の大地】へ。みんなで舞(たつ江)の墓前で、淡墨桜の線香を立て可愛いお花を供えて手をあわせた。せっかくの機会なので私は先ごろ、私の作詞、生前の舞も知るふるさと音楽家牧すすむさん=琴伝流大正琴弦洲会の会主・大師範=作曲による誕生してまもない能登半島応援歌【能登の明かり】を墓前でスマホをかざして流し、舞にも聞かせた。

 舞の墓前では「能登の明かり」を流し、聞いてもらう
 
 

 彼女は、かつて思い出の土地、能登半島の七尾に7年間、家族で過ごしただけに、どんな気持ちでこの歌を聞いたことだろう。懐かしんだに違いない。と同時に能登半島で生きる友人、知人一人ひとりの日常が1日も早く元に戻るよう、願ったに違いない。

 きょうは<みどりの日>だ。
 朝刊で気になった見出しだけを拾うと。【和倉の旅館本格再開 4カ月ぶり温泉設備復旧】【輪島の笑顔ポスターに 地元写真館3代目が企画 朝市通り、支援への感謝込め】【トヨタ 米で水素発電 世界最大級 物流拠点に整備】【波打ち際映える山車 半田「亀崎潮干祭」】【朝日襲撃37年「風化させぬ」 阪神支局で追悼】(4日付中日)【中国急ぐ国産半導体 AI向け製造実態不明 背景にファーウェイか】【「母の日」プレゼント代大幅増 百貨店が意識調査 9696円→1.2万円 物価高慣れ「メリハリ」】【勇壮に人馬疾走 京都・下鴨神社】(4日付毎日)といったところか。

 愛猫シロは、いつもの通り、午前10時ごろ、お外に。彼女は何を思い、何を願って外に出ていくのか。やはり、お空にいるおかあさん、た~ぁちゃん、すなわち、たつ江、舞に会いに行ったに違いない。正午過ぎ、長男夫妻が鮎の塩焼きなどを手に犬山の宿泊先からわが家へ。「犬山はすごいにぎわいだった」とふたり。やはり、この辺りでは犬山が最大の観光地であることは間違いない。犬山といえば、牧さん作曲の「恋の犬山」(歌は都はるみさん)である。さっそくふたりに聴いてもらい「いい歌だろう」と。ヒットしてくれるとよいのだが。

(5月3日)
 憲法記念日。長男夫妻の結婚記念日。そして二男の誕生日でもある。二男が生まれたその時、私は岐阜市内の高島屋屋上で行われていた<ちびっこのど自慢大会>の取材さなかに鳴り出したポケベルに、あわてて北方町内の病院に急行したが既にコロリと、生まれていた。あの日のことが、しっかりと思い浮かぶのである。彼は今、大垣にいるが、元気で居てくれれば、それでよいと。父として、そればかりを願うのである。

 金曜日。昼過ぎ。川崎に住む長男夫妻がわが家へ。
 昼食を共に談笑したあと、私は社交ダンス教師若さん(若原先生)の事前の「ゴンタさん。2日は、どうしても来てほしいの」の求めに応じ、マイカーで一宮市の一宮スポーツ文化センターへ。先日から習い始めた【スロー】を繰り返し学んだのである。帰宅後は近くの料理屋「むさし屋」さんへ。長男夫妻も一緒に家族そろって食事をしたが、やはり、相棒だったたつ江がいないのが、とても寂しい。いや、残念無念なのだ。でも、どんなに吠えようが、だ。あのかわいかった彼女は既に現実社会にはいないのである。最愛の人だっただけに、やはり悲しいものだ。

 そうは言っても、である。長男夫妻も含めての家族そろっての食事は、やはり楽しく、にぎやかでおいしかった。
    ※    ※    ※

「こんばんは。旅から帰ってきたのになぜかバタバタとしています。また時間できたら写メール送ります」とは、かつて旅したピースボートのかけがえなき船友からのメール。まもなくして、すばらしい写真が送られてきた。前にも触れたが彼女は日本海側をマイカーで北上。弘前の桜を見て4月末に無事、帰宅。「素晴らしい花々と出会えた旅でした」という。

(5月2日)
 木曜日。完成して間もない名古屋栄の新中日ビル内、中日ホールへ。長かったコロナ禍時代をはさんでの久しぶりの中日社友会総会に出席。この後の懇親会にも臨んだ。

 岐阜総局(現在は岐阜支社)時代の同僚記者小石ちゃん(当時は岐阜中署回り)に川村君(同岐阜市政)、私と同期入社の佐久間に亀山、丹羽、さらには大先輩の斎藤さんに藤沢さん、司さん、苗村さん、門脇さん、岩瀬さん、大学の後輩で今は中日社友会の坪井会長らとお会い出来、ほかに、まっちゃんらとも談笑し、とても楽しく有意義な1日となった。「行ってよかった」とは、このことを言うのであろう。
 みな元気そうで、やはり中日一家ならでは、の楽しいひとときとなった。なかでも感激したのは、名も知らない現役社員と見られる人物がわざわざ私に近づき、「先輩。記念の写真をお撮りしましょうか」と言ってくれたのには驚くやら感心するやら、ありがたき幸せやら、でどこか意表を突かれたような、そんな温かい気持ちにかられたのである。
 彼が私に近づいてこられたので「じゃあ、お願いします」と甘んじたが、名古屋のテレビ塔をバックにそれは一番気に入ったシチュエーションで撮ってくださった写真は、被写体はちょっと良くはないがこれからも大切に保存しておこう、と思った次第である。

(5月1日)
 夏も近づく八十八夜か。
 天皇陛下がこの日、即位から5年を迎えられた。202年ぶりの退位による天皇の代替わりは、まもなくして新型コロナウイルスの感染拡大に直面。それでも両陛下は、オンラインでの懇談を取り入れられるなどして人々との交流を保ち続けられた。この姿勢は、前天皇陛下同様、お見事といっていい。私は、こうした皇室、今の両陛下が大好きなのである。

 能登半島地震の発生から1日で4カ月。1日付の中日新聞によれば、中部8県(愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀、静岡、富山)に避難しているのは少なくとも429人(4月19~26日時点)に上り、専門家は的確な支援のためにも正確な人数を把握する必要性を指摘している、という。イタリアのトリノで開かれていた主要7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会議は30日、二酸化炭素(CO₂)排出削減対策が講じられていない石炭火力発電について2030年代前半に段階的に廃止することを盛り込んだ共同声明を採択し閉幕。
 毎日新聞(1日付)も【能登4カ月 苦難なお】【道路・鉄道・復旧急ピッチ】の紙面展開。

 ウエディングドレスなどブライダルデザインの第一人者、桂由美さんが4月26日、死去。94歳だった。桂さんは東京都出身。葬儀は行わず、後日、追悼ショー<しのぶ会>を開く予定だという。
 ほかには、栃木県那須町で夫婦の焼死体が見つかった事件で警視庁と栃木県警の合同捜査本部が死体損壊容疑で実行役の1人と見られる20代の男を逮捕。事件の逮捕者は3人となったが、実行役とみられる今ひとりの男についても指名手配し行方を追っている、とのこと。なんとも奇々怪々極まる事件である。

一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2024年4月~)

2024年4月30日
 火曜日。図書館記念日。比較的小さな図書館を「文庫」と呼ぶ。JR北陸線木ノ本駅(滋賀県長浜市)の待合室には「まちあい文庫」があり、木製の書棚に文庫本約200冊が並ぶ▲近くで古書店を営む久保寺容子さんが9年前に設置した。……とは、本日付の毎日新聞「余録」氏。よい記事である。

 午前中、近くの歯科クリニックへ。月一回の歯のメインテナンスのためで、きょうは前回して頂いた唾液検査の結果もうかがった。要するに、虫歯ができやすい状況にあるだけに、唾液が少しでも多く出るよう日々の歯磨き(1日に2回)をしっかりするようにとのお達しだった。ボクの歯のメインテナンスはいつも同じ歯科衛生士さん(後藤さん)と決まっているだけに、こんごの歯の維持管理につき、丁寧かつやさしく教えて頂いた次第。1日2回の歯磨きはチョット厳しい気がしないでもないけれど。できるだけ多くするように努めよう。

 けさの新聞紙面。相変わらず、【円160円急落後 5円超高 乱高下 為替介入か】【イスラエル恒久停戦提案 米報道 ハマスの人質解放条件】【指示役か 28歳男性逮捕 那須2遺体「頼まれてやった」 死体遺棄損壊容疑 沖縄で身柄確保】(毎日)と円高にイスラエル・ハマス戦争……といったところか。
 ほかに【能登地震 三重に危機感 交通遮断明日はわが身 半島本土結ぶ道浸水懸念 離島 共助重視数日耐える】(中日)の記事は視点がよく、私自身はるかかなた昔に志摩半島で記者生活を過ごしたことがあるだけに、よく分かり、良い切り方だなっ、と思い読ませて頂いたのである。

 かつて共に旅したピースボートの掛け替えなき船友からすばらしい写真が写メで送られてきた。【三春の滝桜。弘前城の夜桜。枝垂れ桜。鶴の舞橋】と、どれも着眼もよくて芸術的で、かつすばらしい。彼女は今月2日に私と根尾の淡墨桜を見たあと、しばらくして今度はマイカーで日本海側をかつての北前船の航路をたどるようにして海岸沿いを<ひとり旅>で、どこまでも北上。
 青森まで行き、数々の桜の写真を撮って帰郷したのである。その桜を巡りながらの旅紀行は「お見事!」のひと言に尽きる。というわけで、すばらしい彼女の愛車を駆っての桜旅紀行の事実をここに記録として残しておく。わたしからは「よくぞ」と拍手を送りたい。

 ピースボートの船友が青森で撮った見事な桜。その一端は
 

 

 

 

(4月29日)
 月曜日。昭和の日である。
 大型連休2日目のきのう28日、日本列島は福島県伊達市で32・3度、群馬県桐生市で31・4度、京都市でも30・6度など全国各地でことし一番の暑さとなり最高気温30度以上の「真夏日」をことし初めて観測した。
 私が住む愛知県江南市もきのうの日中は、かなりの暑さに。気がつくと、室内には息子の手により、ことし初の冷房がつけられていた。つい先ごろまで寒い寒いと言って石油ストーブをつけたり消したりしていたのが、信じられない。なんだか嘘のようでもある。

 連休前半の、ど真ん中でもある。きのう28日に投開票された衆院3補欠選挙で自民党が全敗。唯一、与野党対決となった島根1区で立憲民主党元職が当選。新聞報道によれば、自民は派閥の政治資金パーティー裏金事件の逆風を受け、東京15区と長崎3区で独自候補を擁立できず、異例の不戦敗に追い込まれた。そればかりか、これまで保守の地盤で知られた島根1区を大差で落とした。3議席はどれもが、元々自民の議席だっただけに、岸田政権への打撃となることは間違いない。

 私とふるさと音楽家でも知られる牧すすむさん(琴伝流大正琴弦洲会会主・大師範)=「青春の街・小牧」や「恋の犬山」など作曲多数=とで作った能登半島復興歌「能登の夜明け」の話題が北陸中日新聞の能登版で紹介され、反響が多くて朝からチョットばたばたする。でも、わたくしは、このように能登版でも紹介され、とても嬉しく思っている。この「能登の明かり」が被災地の方々1人ひとりの心に残り、少しでも元気を出して頂ければ、それに勝るものはないと思っている。

(4月28日)
 日曜日。というより、世間は大型連休のまっただ中だ。たつ江、舞が生きていたなら。どうしていただろう。彼女のことだ。おそらく自ら営むリサイクルショップ「ミヌエット」で店長さんの縫いぐるみクマさん人形を店頭に置き、お店を訪れるお客さんの応対をしていたに違いない。その彼女がこの世を去って、この秋、命日(10月15日)が来れば3年になる。

 おかあさんっこ、だった愛猫シロはきょうも自らを奮い立たせる如く、いつものようにおかあさんが大好きだった【エーデルワイス】と【みかんの花咲く丘】を私と一緒にユーチューブで聴いたあと、お外へ。ちょっと暑い日なので「シロちゃん、気をつけて。決して無理はしないこと お空のおかあさんに、よろしく。ネッ!」と送り出した。

 けさの新聞1面見出しは【コロナを耐え待望の海外へ 円安GW旅は節約 アジアの近場人気】【中部出国ラッシュ 名駅や高速も混雑】【円安加速158円台に 対ユーロ―も最安値水準】(中日)と的確である。そこへ【岐阜の風になる きょう清流ハーフ】(中日)とさわやかな話題も報じられている。

 午後。江南市村久野町金森の【うぃ~んくらぶ】へ。
 ここで昭和39年3月の滝高普通科卒業生の同窓会【二石会】の会合に前会長(顧問)として出席、現会長の須賀藤隆くんを囲んでいろいろと話し合う。意見もさまざまなので、須賀君も困ったに違いない。お互いに言いたいことを思いどおりに言う、なかなかいいクラス会だと思った。会長の須賀君は大変だが。なんとか、まとまるところでまとまった。それでよい、と思う。

2024年4月27日
 土曜日。上高地で開山祭。
 26日のニューヨーク外国為替市場で円相場がドルに対して急落。1990年5月以来、約34年ぶりの一時、1㌦=157円台を付けた点に関連。日銀は26日の金融政策決定会合で全員一致で金融政策の維持を決めたが、この点に関連し、各紙とも1面トップで【日銀 政策金利据え置き 総裁会見受け円急落 一時157円台に】(中日)【日銀低金利政策を維持 円安一時156円台後半 政策決定会合 26年度物価見通し1.9%】【米財務長官が介入慎重姿勢】(毎日)などと報じている。

(4月26日)
 名古屋空港で中華航空機が墜落し乗員乗客計264人が死亡した事故からきょう26日でまる30年。中日新聞は、遺族の高齢化が進むなか、空港に隣接する民間慰霊施設の将来的な維持管理に焦点を当て【中華航空機墜落事故30年 慰霊施設 公有化進まず 遺族高齢化 移管要請も行政固辞】といった記事を展開、なかなか読ませた。事故発生当時、私は新聞社の大垣支局長だったが、西濃地区にも犠牲者がおり、支局総出で関連取材に各記者が飛び回った記憶は今も忘れられない。
 そればかりか、私は昭和50年代に7年の長きにわたって小牧通信局長として在任、大韓航空007便のオホーツクの海への撃墜はじめ、編隊飛行中だった航空自衛隊小牧基地所属のC1輸送機の鳥羽市菅島への墜落、日航ジャンボの御巣鷹山墜落など数々の航空機事故の取材にも当たった経験があるだけに、中華航空機の墜落事故も他人ごとではない気がしてならないのである。
 中華航空機の事故とて、ことは遺族の気持ちを最優先に進めてほしい。その一心ではあるが。記事を読む限り、行政の壁に突き当たっている気がしてならないのは、私だけか。なぜだろう。難しい問題でもある。

 午前11時過ぎ。スマホがプ、ブウーッと鳴りたてるので画面を開くと、そこには次のような活字が並んでいた。
 【Yahoo! 佐賀県玄海町議会が「核のごみ」文献調査請願を採択 原発の立地自治体で初めて】と。
 世の中は流れ、流れて動いている。

(4月25日)
 きのうの雨天とは違い、さわやかな天気である。 

 将来「消滅の可能性がある」と見なされた自治体は744町村に及ぶ、とは民間組織「人口戦略会議」の見解。同戦略会議が24日に東京都内で開いたシンポジウムで明らかにしたもので、2020~50年の30年間でこどもを産む中心世代の20~30代女性が半数以下になるとの推計が根拠でこれは全市区町村の40%超に当たるという。
 というわけで、けさの1面見出しは【自治体4割「消滅可能性」 人口戦略会議744市町村、50年に】【地方の産業競争力高める必要 少子化対策 国がまず将来像を】(中日)【744自治体に消滅可能性 10年前試算より減 有識者会議 2050年若年女性半減で】(毎日)というものだった。

 そして。このところ新聞、テレビをにぎわせているお粗末なニュースといえば、だ。
【東郷町長が辞職願 ハラスメント認定「真摯に受け止め」】【セクハラ池田町長辞意 第三者委、15人被害認定 「きょう辞職願 選挙は出ない」】【昭和感覚抜けず■指摘できぬ風潮 相次ぐ首長ハラスメント】(いずれも25日付の中日朝刊)といった新聞見出しである。

【円下落 155円台半ば 介入警戒高まる 日経平均、一時700円安】【北京自動車ショー開幕 中国台頭、EV競う】とは25日付の日経夕刊見出し。

(4月24日)
 名古屋市の繁華街・栄に完成した新たな中日ビルが、きのう23日に全面開業。地上33階、地下5階建て。高さ約158㍍、延べ床面積約11万7千平方㍍。低層階にはレストランや雑貨店などが入り、4~5階は中日文化センター栄、6階はコンサートなど使える「中日ホール&カンファレンス」。ほかに9~22階はオフィス、24~32階は高級ホテル「ザロイヤルパークホテル アイコニック名古屋」といった内容である。
 なお、1966年に完成した旧中日ビルは老朽化により2019年に閉館。地上12階、地下4階建て、高さ53㍍の旧ビルは5年をかけて建て替えられ、高さ約3倍の新ビルに生まれ変わったことになる。

 ほかには天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が23日、東京・元赤坂の赤坂御苑で催され、両陛下の長女愛子さまが初めて参加された話や、中日新聞と中日新聞社会事業団が23日、能登半島地震災害義援金の最終配分として読者や企業などから寄せられた2臆6949万3283円を石川県に届けた話が目を引く(これら義援金は既に届けた1次、2次配分を含め、総額12億6949万3283円。この日は石川県庁を訪れた中日新聞の平田浩二北陸本社代表が馳浩知事に目録を手渡した)。

【安倍派塩谷氏が離党 自民裏金で処分、再審査却下】【宮沢氏が議員辞職願 衆院比例東海「不祥事」女性問題か】とは、24日付朝刊の中日新聞の見出しである。

(4月23日)
 火曜日。
 米ロサンゼルスでのメッツ戦の3回、ドジャースの大谷翔平は本拠地・ロサンゼルスでのメッツ戦に「2番・指名打者」で出場し、三回に8試合ぶりの本塁打となる5号2ランを放ち、日本選手最多を更新するメジャー通算176号のホームランをマーク。ヤンキースなどで活躍した松井秀の記録を破った。この日の大谷は3打数2安打2打点。7試合連続安打で打率3割6分8厘はメジャートップとなった。チームも10-0と大勝し、連勝を3で止めた。

 伊豆諸島の鳥島東方海域で海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター2機が訓練中に墜落、1人が死亡し7人が行方不明になった事故。けさの中日新聞の報道によれば、その後の調べで、2機が無線を通じて機体の位置情報などを共有できる「僚機間リンク」と呼ばれるシステムを使用していなかったことが分かったという。デ、見出しは【情報共有システム不使用 海自ヘリ2機 レコーダー異常なし】というものだった。

 それから。いまひとつ気になる栃木県那須町の河川敷で焼損した男女遺体事件。警視庁と栃木県警合同捜査本部のその後の調べで、死体損壊容疑で逮捕された埼玉県越谷市の建設業平山綾拳容疑者(25)の車の中から血痕が見つかっていたことが判明。同容疑者が粘着テープやガソリン、携行缶を東京都や埼玉県の店舗で購入していたことも判明したという。
 また焼死体で見つかった東京・千代田区の会社役員宝島龍太郎さん(55)と妻とみられる女性はいずれも手足が縛られ、顔は袋とテープで覆われていた。いずれにせよ、奇怪な事件である。

 公正取引委員会が22日、米グーグルに対して独占禁止法の「確約手続き」を適用し、行政処分を科した、と発表。公取委による同社への行政処分は初。毎日新聞の報道によれば、デジタル広告配信事業を巡り競合するLINEヤフーの取引を一部制限した疑いがあり、再発防止を徹底させたという。

(4月22日)
 名古屋・金山のペインクリニックへ。待合室は多くの患者でぎっしり。というか、埋め尽くされており、こんなにも多くの人々が日々、からだのどこかの痛みに耐えたおいでなのだと思うと、なんだか、ぞおっとしたのである。
 先に私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」のWORLD WINDOW欄でアップした牧すすむさんのご子息、崇(たかし)さんの声による【能登の明かり】が好調である。崇さんの声を聞くうち、私などは破壊された能登の風景はむろんのこと、今は亡き人で能登で家族ともに過ごした妻たつ江(伊神舞子)のことまでが同時に思い出され、泣けて、泣けて、泣けて仕方がないのである。思えば能登七尾での7年間は私たち家族にとっては宝同然の日々だったかもしれない。

(4月21日)
 日曜日。牧すすむさんの長男倉知崇さんが歌う復興ソング「能登の明かり」が私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」のWORLD WINDOW(世界の窓)欄に収録、本日から公開が始まったので、ひとりでも多くの人々に聞いてほしく思う。公開後、私は心当たりがある多くの知人に公開をお知らせし、歌って聞いていただけるよう呼びかけたのである。

(4月20日)
 母、伊神千代子の三回忌がきょう、高屋の永正寺さんであった。
 お墓、永正寺、むさし屋さんと目まぐるしかったが、久しぶりに兄夫婦に妹夫婦もそろい、母は喜んだに違いない。私はおっさま(水谷大定住職)がお経を詠み上げる間、私が生まれてから母が亡くなるまでのあんなこと、こんなことを自らの視界の中で振り返ってみたりしたのである。私の少年時代の自慢は、母がとびっきりの美人だった-ということ。その一点でもあった。そういえば兄の妻、すなわち妙子お姉さんも最近、美しかった母に似てきたような、そんな気がしてならない。

 それよりも何よりも、母のお墓参りに併せてお参りした母の弟の墓、その墓の横に先の太平洋戦争に散った戦没者の墓を見下ろすように立つソメイヨシノの大木。実は、この桜の木は「俺たちのおじいちゃん、すなわち大脇鏡一郎氏が沖縄戦に散った我が子(私たちの母の弟)ら戦没学徒の死を悼んで建てたものだ」と初めて兄から知らされたことには、私も妹も驚かされたのである。(そういえば、おじいちゃんは、この地方ではチョット知られた植木職人だったことは母からよく聞かされ、そのことは知っていたのだが)。このビッグニュースは兄の口から出た「この桜の木、おじいちゃんが建てたんだよ」と知らされたのである。

 おじいちゃんの手で建てられたソメイヨシノの木。こんなにも大きくなった(愛知県江南市の和田霊苑にて)
 

(4月19日)
 金曜日。牧すすむさん作曲の能登復興応援ソング【能登の明かり】。この歌を作曲者である牧さん自らが歌う声を何度も何度も聴く。作曲者自らの声による【能登の明かり】。聴けば聞くほど味わいがある。これなら、能登復興への足がかりになるのは間違いない。 

 その復興応援ソングをこんごどうするか。最終的には誰に歌っていただくのか。この点について、きょうは心当たりについて、いろいろと下調べをするなど結構の時間を費やした。というわけで、1日中バタバタしたが、それでも舞の遺言でもある社交ダンスだけは続けねば、と午後、一宮市のスポーツ文化センターへと足を運んだ。そして。きょうからは、【スロー】を学ぶことになり、繰り返し繰り返し、同じステップを踏んだのである。

(4月18日)
 木曜日。
 昨夜遅く。17日午後11時14分ごろ、愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱の地震が発生。大分県でも震度5弱を観測。気象庁によれば、震源地は豊後水道で震源の深さは約50㌔。地震の規模はマグニチュード(M)6・4と推定される。特に大きな被害は確認されていない。原子力規制庁によれば、愛媛県にある四国電力伊方原発の異常は確認されておらず、鹿児島県の九州電力川内原発も異常は確認されていないという。

【新型プリウス全車リコール トヨタ走行中ドア開く恐れ 異例の生産停止】【幸せを。遺志継ぎ駆け抜ける さくら道国際ネイチャーラン 30年の歴史に幕 「皆勤」の実行委員長 最後までサポート】【セーヌ川会場 漂う不安 開幕100日前 開会式テロ警戒 日本代表「日の出」で勝負 公式スポーツウエア発表】【スタジオジブリ 名誉パルムドール カンヌ国際映画祭 団体で初の授与へ】【米タイム誌 「世界の100人に宮崎駿氏ら アニメ界での功績評価】とは、本日付の中日新聞の見出し。良いことや、悪いこと、残念なことが満載されている。
 なかでもネイチャーランの歴史に幕、の見出しは私が32年ほど前、当時新聞社の大垣支局長時代に本社の事業スタッフらを伴って西濃運輸さんや大垣共立銀行、イビデンさんなど西濃地方の財界の方々への協力依頼で駆け回った懐かしい思い出がある。それだけに、ネイチャーランの終焉は、残念無念といおうか。寂しい気がしないでもない。でも、これとて時の流れなのだろう。

 栃木県那須町の河川敷で16日早朝、男女2人の焼損遺体が見つかった事件。栃木県警が事情を知っているとみられる20代の男を任意で事情聴取したところ、ひとりは住所、職業不詳の宝島龍太郎さん(55)で司法解剖の結果、首の圧迫による窒息死。もうひとりは身長162㌢ぐらい、40~60歳の女性で頭部外傷と首の圧迫を伴う窒息死だったという。宝島さんは、東京都内で飲食店10数店を経営する実業家だったという。一体全体、3者の間で何があったというのか。

(4月17日) 
 愛知、岐阜、三重の三県をはじめ、全国各地に黄砂が飛来。
 本日付の中日夕刊に東日本大震災で被災した岩手県山田町の「復興さくらの丘」の桜が見ごろを迎えている、とのニュース。記事は、「町の犠牲者数に合わせた824本の桜が津波到達地点から高台に続く。」とあった。山田町には私自身、東日本大震災が発生してまもなく、現地の状況をこの目で確かめよう-と、3度ほど訪れているだけに、感慨深いものがある。まさに見出しのとおり【復興の桜 見頃 岩手・山田町】である。

 離婚後は父母どちらかの単独親権とする規定を見直し、共同親権を選べるようにする民法改正案が16日、衆院本会議で自民・公明両党や立憲民主党、日本維新の会などの賛成により可決。参院に送られ、今国会で成立する見通しに。ロングセラー小説「ぼくらの七日間戦争」で知られる作家宗田理(そうだ・おさむ)さん=名古屋市東区=が8日、名古屋市内の病院で肺炎のため死去、95歳だった。

 トランプ前米大統領(77)が不倫関係にあったとされる元女優に支払った口止め料をめぐる事件の初公判が15日、米東部ニューヨーク州の裁判所で開かれ、米国史上、大統領経験者で初めて刑事事件の被告となったトランプ氏は入廷前に「政治的迫害だ」と記者団を前に主張。公判はほぼ連日、行われるという。

(4月16日)
 小牧のふるさと音楽家牧すすむさん(琴伝流大正琴弦洲会会主、倉知進さん)と、牧さんの作曲で先に誕生した能登半島復興ソング「能登の明かり」をこんご、どう育てたら被災地能登の方々に貢献できるか、について夜遅くまで電話で話し合う。私個人としては、牧さんの素朴な声が村から村、町から町、被災に泣いた能登半島はじめ、東京、大阪、名古屋、北海道、四国、九州、沖縄……さらにはネパール、トルコに始まり世界の果てから果てまで広がり被災地のみなさまへの元気の源になれば、それはそれで目的は実現でき、それ以上に言うことは何もないのではあるのだが、と。そんなことを思うのである。

 何ごとも早い方がよいので、きょうは地元江南市役所出納室へ。ここにて令和6年度の固定資産税と都市計画税の全額22万9800円ナリを「エイ、ヤアーッ」とばかりに、いっき払い。このところは、ナンダカンダと支払うことばかりに追われているが。これも仕方ないことか。年金をそっくり税金で徴収されているような。そんな妙な感覚にとらわれたのである。亡き妻、クールな舞が傍らにいたなら「仕方ないじゃないのよ」と慰めてくれるはずなのだが。舞がいない今となっては、それもままならないのである。あ~あ、あ~あとため息ばかりが出るのである。

(4月15日)
【桜と共演 絢爛屋台 高山祭】【岐南 初の女性町長 セクハラ問題「繰り返さない」】【イラン、イスラエルに報復 「限定的作戦」初の直接攻撃 イスラエルは迎撃】とは、本日付の中日新聞夕刊の見出し。この世の中、日々、いろんなニュースで彩られている。人々はこうした中、一人ひとりが生きてゆくのである。

 月曜日。ラジオによれば、きのうは秋田、盛岡で桜が満開。新潟、山形で30度を超え、全国で初の30度超え。ことし初めての真夏日だという。本州で30度を超え、北陸から北の日本海側は山を越え吹き下りる春のフェーン現象が起きたという。

2024年4月14日
 ~思い出を歌に乗せて~。小牧駅前ラビオ5階のあさひホールであった琴伝流大正琴弦洲会(倉知弦洲会主)の第四十回大会春の宴を鑑賞してきた。この春の宴は私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」同人で詩人、「恋の犬山」「青春の街・小牧」など数々の歌の作曲でも知られる、ふるさと音楽家牧すすむさん=琴伝流大正琴弦洲会の会主、倉知進さん=門下による大正琴の春の祭典だけに会場は終始明るく華やかな雰囲気のなか、どの会も負けず劣らず、すばらしい音色の演奏が進んだ。

 華やかな演奏が進んだ
 

 弦洲の世界~私を育ててくれた歌~で●人生劇場●哀愁列車●長良川艶歌●あぁ上野駅を今回も親子鷹で演奏した倉知弦洲会主と長男で次席の倉知崇さん

 演奏の合間には、先に牧すすむさんの作曲、そして私すなわち伊神権太作詞で誕生した能登半島地震の被災地への応援歌【能登の明かり】が牧さんと「春の宴」司会者松田恵子さんにより会場いっぱいに披露され、観客席の全員が一緒に歌う場面まで見られ、能登復興への願いが膨らんだ。発表に先だち、思いがけず、いきなりステージに立たされた私は松田さんの直撃インタビューに「私はかつて能登の七尾で1人の新聞記者として七年の間、家族もろとも過ごしたことがあり、この復興ソングの作曲を小牧在任時からの友でもある牧さんに(一部補作もあわせ)お願いしました」と話し「一人でも多く、みんなでこの歌をうたってくださることによって被災地・能登のみなさんが少しでも元気になられ、日常生活が早く元に戻るなら、と。ただ、そのことだけを願い」と話し、あとは声にならなかったのである。

 というわけで、あらためて私の詩と牧さん制作の音符をここに記しておきたい。(【一部訂正です】歌詞にある和島の塗りよ(誤)→輪島の塗りよ(正)。能登はやさしさ どこまでも(誤)→能登はやさしや どこまでも でした)。

 

 「能登の明かり」を一緒にうたう会場を埋め尽くした人々
 

 帰りは先日、牧さん宅を訪れた時とは全く別のコースで小牧市中心部から私たち家族が、これまたかつて能登七尾に着任する前の七年を過ごした当時の小牧通信局局舎横の道(市民会館に通じるこの通りは、当時、小牧市民祭りのパレードコースで【青春の街・小牧(牧さん作詞作曲。歌はチェリッシュさん)】の調べに乗って市民がパレードしていた)を通り、岩崎団地を経て犬山方向経由で江南に抜ける道で帰宅。途中、小牧在任時に▼確か、この辺りのマンションでペットのライオンが逃げ出し大騒ぎしたな、とか▼牧さんが園歌や校歌を制作した幼稚園や小学校は確かこの辺りだった▼まだ幼かった次男坊が<サークルケイ サークルケイ>に連れてってよ、と今は亡き母、舞にねだっていたが、あのサークルケイは確かこの辺りにあったはずだがーなどと感慨を新たに、帰宅した。
 この日。「春の宴」受付では、小学校の校長として大活躍の女性が「(私の本「あたし帰った かえったわよ(人間社)」を読んで感動しました」と話してくださり、ほかにも久しぶりにお会いできたお方など意義深い一日となった。

 自宅に帰ると、愛猫シロちゃんがいつものように玄関先まで飛んで走って出てきてくれ、温かい気持ちに包まれた。花霞では、まつり本番で法被を着た親子らのワッショイ、ワッショイの声が天高く響き、平和な国・日本の存在をあらためて痛感した。

(4月13日)
 土曜日。きょう、あすと私たちが住むこの街・花霞町の春祭りである。というわけで、きょうは獅子頭を手にした法被姿の〝花霞っ子〟の顔がキラキラと輝き、はれやかで、町全域に一筋の春の後光がさしたような、そんな錯覚にとらわれる1日となった。
 笑顔のこどもたちの姿と母親たち。
 法被に身を包んだ親御さんたちの幸せそうな顔と顔が、この町をパッと明るくしてくれ、何ともたのもしく感じた。舞が生きていたなら、いつものように私と一緒に自宅前に立ち、拍手して見守ったに違いない。

 獅子頭をかついで町内を回る花霞のこどもたち
 

(4月12日)
 天皇皇后両陛下が能登へ。

 金曜日。若貴時代を牽引し、大相撲の国際化に尽くした元横綱曙太郎さんが4月上旬、心不全で東京都内の病院で死去。54歳だった。曙さんは同じハワイ出身の元関脇高見山にスカウトされて角界入り。史上初の外国出身横綱として活躍。韓国の総選挙で与党が大敗し、ユンソンニョル(尹錫悦)大統領の政権運営への打撃は必至となった。米国訪問中の岸田文雄首相が11日午前、米連邦議会の上下両院合同会議で演説し「日米両国が世界の平和と繁栄への責任を担っている」と強調。

 けさも、いつものように私が日々、最高の文学だ、と自身に言い聞かせている「くらしの作文」(中日)「女の気持ち」(毎日)を最初に読み、次いで<余録><中日春秋>、そして毎日の小説【青嵐の旅人】【三毒狩り】、中日の小説【(さいごのいっしき)最後の一色】、中日の地方版(尾張版)……の順に読み進めたが、どれも読みごたえがあり、参考になっている。
 なかでも毎日さんの【青嵐の旅人】【三毒狩り】は、筋立てがよく、いつの場面にも読者をドキドキさせてくれ、私の執筆活動にとって、とても参考になっている。これすなわち筆さばきは、当然のことながら、元となる基本である取材力がしっかりしているからにほかならない。最近特に多く見かける自分だけが分かった気になり、訳の分からないことを書き飛ばす青い作家、いや<書きや>、すなわち基本も何もゼロなのにチヤホヤされ、その気分でいるヒヨッコたちに比べたら、取材力はむろん、そこからくる感性あふれる筆致など比べものにならないな、と思う。心当たりのある将来ある作家がいたなら、なかでも【青嵐の旅人】でもとくと読んで、基本から勉強し直すがいい。

 私は詩にしても、市民サイドに立った、わかりやすくて普遍的な内容の作品が好きなのである。たとえば亡き長谷川龍生さん、最匠展子さんの詩のように、である。
 早稲田の学生、河田悠李さんから次のようなメールが届いた。
-「能登の明かり」を熱砂にて拝聴させて頂きました。心安らぐメロディと能登を元気づける詩に、伊神様の能登を想う気持ちを感じました。私もジャンルは違えど、音楽をやっている身なので、作詞作曲の活動が人々の心の拠り所になり、反響を及ぼされている事にとても嬉しく思います。
 少し離れた場所からになりますが、私も能登の復興を心から願っております。また、近々自らの足で能登を訪れてみたいと思っており、自分の目で能登の美しい景色を見ることが出来る日を楽しみにしております。
………

 ありがとう。河田さん。土屋明子教授とゼミのみなさまにも、くれぐれもよろしく。お伝えください。ネ!

(4月11日)
 木曜日。【強竜5連勝】とは本日付の中日スポーツ1面トップ記事だ。〝立浪ドラゴンズ〟には、この調子でこの先もどんどん勝ち進んでいってほしい。不思議なもので、ドラが勝てば、能登に住むみんなの顔も明るくなる。かつての速球の名投手で投手3冠王達成者でもある小松辰雄投手(羽咋郡富来町出身)を生んだ被災地の能登半島全体が元気に、かつ明るくなるのである。

 【天下第一桜らんまん 高遠城址】。長野県伊那市の高遠城址公園で10日、「天下第一の桜」と称される約1500本のタカトオコヒガンザクラが見頃を迎えた。11日に満開となる見込み。-とは、中日新聞の1面記事。
 同紙には、ほかにも【本堂倒壊など100カ所超 能登被災の寺院 再建の道険しく 「檀家の支えに」必死に前向く住職 政教分離の原則公的支援頼れず】【日米部隊連携強化で一致 半導体AI開発へ威力 首脳会談共同声明】【輪島塗フォー・ユー 首相バイデン大統領に贈る】【技注ぐ被災職人 「能登に関心もってもらえる」】【川勝静岡知事辞職願提出「リニア道筋 県政空白短く」】【「リニア 大きな転換点」 川勝知事辞職願 中部の自治体期待 たびたび舌禍謝罪】【「成瀬は」取った本屋大賞 大津在住の宮島さん受賞】など。深刻かつ参考になる重要な記事が並ぶ。

2024年4月10日
 けさのニュースは何と言っても【竜4連勝 2891日ぶり単独首位 中田ノリノリ全打点 熟練の技で食らいつく】(10日付、中日本紙)だろう。やっと中日ドラゴンズが、かつてのドラゴンズらしくなってきた。

 ほかには、小林製薬の「紅こうじ」サプリメント接種による健康被害問題の続報で朝刊には【サプリ摂取やめ腎機能回復 死亡3人に既往症 紅こうじ健康被害 厚労省と学会発表 40代女性「元戻るか不安」】(10日付中日)といった見出しが深刻さを浮き彫りにしている。
 岸田文雄首相が8日(日本時間9日)、政府専用機で米首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着。9日にワシントン近郊のアーリントン国立墓地を訪問、一連の外交日程がスタート。10日(同11日)にはバイデン米大統領との首脳会談に臨むという。国賓待遇で公式訪問するのは2015年の安倍晋三元首相以来9年ぶりである。

(4月9日)
 けさの中日新聞近郊版に【「今こそ音楽の力」被災地に届け 応援歌「能登の明かり」 小牧の牧すすむさん×七尾に縁の伊神さん 明日は輝く 朝が来る】の見出しで小牧の三宅駿平記者の筆による記事がトップ扱いで掲載されていた。
 私は当然ながら亡き妻、伊神舞子(伊神たつ江)の仏前に紙面を供えて報告、愛猫シロちゃん(俳句猫「白」=舞が命名=。本名はオーロラレインボー)と一緒に、仏の舞=静汐院美舞立詠大姉=に手をあわせて「おまえもお世話になった人々一人ひとりが少しでも元気になられ、日常生活が戻ってくると良いよね」と報告したのである。それよりも何よりも、かつて小牧国際空港(現県営小牧空港)を担当していた〝空港記者〟時代に大変お世話になった大勢の方々から電話を頂き、あらためて中日新聞の地方版の威力を思い知りもしたのである。

「今こそ音楽の力」被災地に届け、と報道された中日新聞近郊版紙面
 

(4月8日)
 きょうは、仏教の日。
 わが家の宝といっていい愛猫シロちゃん(舞命名の俳句猫「白」)、すなわちオーロラレインボーを年に一度の定期健診で愛北動物病院に連れていく。定期健診とはいえ、体重を計り、ワクチンを打ってもらうだけのことだが彼女にとってはこんごの健康維持のためにも大事なことで、舞の生きていたころから、私と舞、オーロラレインボーの3人で毎年春に訪れ、受診してきた恒例のワクチン接種である。ちなみにこの日の診療費は、ワクチン接種代も含めて5280円ナリだった。そして。接種の中身は▼猫ウイルス性鼻気管炎▼猫カリシウイルス感染症▼猫汎白血球減少症(フェリバックしーろ・共立製薬株式会社)というものであった。

 ふたりで帰宅すると、雨が降り出して来、シロちゃん、やはり久しぶりの外出とあって、少し疲れたようで布団の中にもぐりこんで寝てしまった。起きるまで静かにしていよう。彼女は、すごく敏感なので、このうえはある程度時間がたつのを待つほかないだろう。体重も4・72㌔で医師も「(肥満ではなく)大丈夫。心配ないです」とおっしゃられたのだから。シロちゃん、安心してよね。こうしたときに、おかあさん(伊神舞子、たつ江)がいてくれると良いのにね。でも、ことしもワクチンを無事打ってもらったのだから。おかあさん、きっと天国で安心していてくれるはずだから。ネ!
    ※    ※

    ☆    ☆
 一般ドライバーが有償で乗客を運ぶことができる制度「ライドシェア(自家用車活用事業)が8日始まり、東京都内で出発式が開かれた。この日の午前、日本交通葛西営業所(東京・江戸川)であった出発式には東京ハイヤー・タクシー協会(東京・千代田区)の川鍋一朗会長、斉藤鉄夫国土交通相、河野太郎デジタル相らが出席。テープカットのあと、白いナンバープレートをつけた自家用車が動き出した。
 
 奈良県吉野町の吉野山の桜が見ごろに。報道によれば、7日現在、ふもとに近い「下千本」と「中千本」は満開で、「上千本」は7分咲き。最も山奥の「奥千本」も開花し、今月中旬にかけて満開になるという。名古屋の鶴舞公園の桜も満開だ、とのことである。

(4月7日)
 きのうときょうの2日間をかけ、わが家が属する花霞町3組2班の本年度の〝班長さん〟として各戸(2班は10戸)を巡回。町費の徴収はじめ13、14日に迫った古知野神社の祭礼の祝儀集め、さらには10戸の世帯者名簿の確認で各戸を行ったり来たり。隣の大槻夫人に助けられ、なんとか年度当初の大役を切り抜けた。いつもと違う家を出たり入ったりには、愛猫シロちゃんも最初のうちは「一体何ごとか」と怪訝な表情でいたが、そのうち〝班長さん〟として飛び回っていることが彼女も分かったようで、それこそヤレヤレといった、半ばあきらめ顔で昼寝とあいなったのである。
 それにしても、わが妻たつ江(舞子)は生前、この〝班長さん〟の要職を何度も文句なくしたものだが、あらためて大変だったろうな。俺も少しは助けてやらなければいかなかった-と、今ごろになってつくづく反省したのである。でも、もはや手遅れだ。そんなことを言ったところで何になろう。いまの職務をたつ江に代わってしっかりやるほかあるまい。そう思って反省もしているのである。

 ひと段落したところで、いつものように新聞を丹念に読み終え、こんどは五条川堤の桜見物がてら、大口のドンキ、すなわちユニーへと出向いた。ここで食事し、夕食の買い物を終えたあと、車を駐車場においたまま五条川堤の桜の見物に。まさに満開の桜を目の前に、たつ江と毎年訪れたあの日々を思い出した。ソメイヨシノはどれも話こそしなかったが、美しい姿でいたのである。河畔には大勢の家族連れが訪れていた。

 ことしも見事に咲き誇っていた五条川堤の桜
 

 

    ※    ※
 愛知県の城下町、犬山市できのう6日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産である「犬山祭」が始まった。ことしは満開の桜の下、豪華絢爛な13両の車山(やま)が登場。夜は、ちょうちんをともした「夜車山(よやま)」が20数年ぶりに犬山城前に勢ぞろい。7日もあった。

(4月6日)
 中日新聞の本日付夕刊1面トップに【のと鉄道再開笑顔咲く 新学期間に合った 3カ月ぶり全線復旧】の見出し。能登半島地震で被災した第三セクター「のと鉄道七尾線」が6日、能登中島(石川県七尾市)-穴水(同県穴水町)間が復旧し、全線で運転を再開。この日は穴水駅で記念の出発式が開かれ、約3カ月ぶりに駅をたつ七尾行き一番列車を地元住民らが送り出した。

【建物損壊 水道復旧遅れ、職員離職 奥能登高齢者施設45%休業 輪島と珠洲は約7割】【「職員採用 さらに難しく」「業者来ず 修理できない」】とは、能登半島地震に関する6日付の中日新聞1面見出しである。そして。きょうから新聞週間(6~12日)もあってか、特集記事<伝えた 震えながら 春は、たしかに来ると 支えたいその一心で>は、通信部の建物が損壊し住めなくなった記者たちのリポート集と言ってもよく、能登半島地震がいかに強烈なものであったか-を浮き上がらせる内容となっていた。

(4月5日)
 久しぶりに小牧の牧すすむさん=琴伝流大正琴弦洲会会主。倉知進さん。「恋の犬山」「青春の街・小牧」などの作曲で知られる。詩人で作曲家。ウエブ文学同人誌「熱砂」同人=宅へ。

 能登半島復興ソング「能登の明かり」の件で中日新聞記者の取材を受けるためで走り慣れた道を牧さん宅へ。かよこ夫人にもお会い出来、嬉しく思った。帰りは、町中にでて江南まで帰ってきたが岩崎、味岡、横内……と懐かしい地名を目にウロウロ、ヨロヨロ、きょろきょろとしながら、やっとこせ帰ってきたのである。帰宅すると、いつものように愛猫シロちゃんが飛んで玄関先まで出てきてくれなんだかジーンときた。シロよ。シロ、シロ、シロちゃん。ありがとう。おかあさんではなく、おとうさんで悪かったね。

 牧さんが奏でる大正琴の響きは、相変わらず見事なものであった(小牧市の牧さん宅で)
 

 自民党は昨日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、関係議員ら39人の処分を決めたが、けさの新聞は各紙とも【自民裏金39人処分 塩谷、世耕氏離党勧告 首相は対象外 <解説>曖昧な基準 説得力なく】(中日)【自民裏金事件39人処分 塩谷・世耕氏離党勧告 下村・西村・高木氏 党員資格停止 首相は対象外】(毎日)と報道している。

(4月4日)
 きょうは清明(せいめい) 江戸時代の暦の解説書にある「清浄明潔」の略とされ、すべてが生き生きとして清らかに見えるさま(二十四節気)とは、本日付の毎日新聞朝刊。

 中部ペンクラブから以前から依頼されていた会誌『中部ペン』(8月発行予定の31号)への依頼原稿・エッセイと執筆者紹介欄用原稿を担当の朝岡明美さんにメール送稿。【能登はやさしや】のタイトルで書き、出稿したが、なんだか肩の荷が下りた気がした。頼まれることは、有難いことと思わなければ、と自身に言い聞かせる。それにしても、他にもいろいろやらねばならないことが多く、これが忙しいということなのか。

 けさも新聞紙面は【台湾で震度6強9人死亡 1000人余負傷、沖縄に津波 建物倒壊、落石「揺れ1、2分続いた」】【SNS遺族中傷 判事罷免 弾劾裁判岡口氏 表現行為で初】【リニア延期「仕事一段落」 川勝知事、辞意の理由語る 問題発言を謝罪も撤回せず】(いずれも4月4日付の中日新聞)……と、ニュースは留まるところがない。

 なかでも、紅白歌合戦や人気クイズ番組の司会者として活躍し、ベストセラー「気くばりのすすめ」でも知られた元NHKアナウンサーの鈴木健二(すずき・けんじ)さんが亡くなられた-とのニュースには、残念な気がした。鈴木さんは、3月29日、老衰のため死去。95歳。東京都出身。-とのことで悲しいというよりは、とても惜しい気がしてならない。
 
(4月3日)
 台湾で3日午前8時(日本時間同9時)前に東部沖を震源とするマグニチュード(M)7・2の地震が発生。東部花蓮で震度6強となり、建物が倒壊。台北を含む全土で強い揺れを観測し、余震も続いた。台湾の気象当局によれば、1999年の台湾中部で起きた地震以来の大地震で、震源は花蓮の南南東25㌔の海域で震源の深さは15・5㌔。日本の沖縄でも震度4、最大津波30㌢を記録。幸い、大事には至らなかった。

(4月2日)
 快晴。根尾の淡墨桜に会いに、友と出掛けた。
 途中、かつて何度も足を運んだ国の天然記念物淡墨桜が迫るにつれ、何台もの観光バスも含めた車の渋滞が延々と続き、各車とも、止まっては動き、止まっては動きのノロノロ運転の繰り返しに耐えながら、根尾川沿いの道をいくそれこそ、〝難行苦行〟の道行きとなった。それだけに、目的地に着いた時の安堵、解放感ときたら、尋常ではなく、久しぶりの幸福感に満たされたのである。

 これも友が「出来れば、ことしは天下の淡墨桜を見てみたい」と話してくれたからこそで、私自身、若かったころ、この老樹のもとには取材で何度も訪れ、最近も小説「淡墨桜のように」(「マンサニージョの女」(幻冬舎ルネッサンス所蔵)を出版しているだけに、久しぶりに見る満開の大樹との再会劇には、胸がキュンと弾んだのである。

 そして。淡墨桜は昔のまま堂々としていた。実は、わたくし、今回の淡墨桜行を前に先日、道路を確認するため老樹の元を訪れたが、あの時はまだ一輪の花も咲かせてはいなかった。それだけに、今回見た満開の花々には、かつて淡墨桜担当記者として飛び回った四十数年前の現役記者のころの記憶がよみがえり、何かに心をからめとられたような、そんな甘づっばい昔の強烈な記憶と感慨に、私は胸でも打たれたかの如く、ただ立ち尽くしたのである。
 友人には桜をバックに、写真を撮ってもらったが、このごは、しばし老樹の前に立ち尽くすようにしてしばらく満開となった銀の小粒にも似た花々に目を注ぎ、深々と一礼。かつて何度も一緒に訪れたわが相棒、たつ江(伊神舞子)の死を知らせるとともに、現在、大きな地震で苦難のさなかにある能登半島の一日も早い復興を手を合わせて祈ったのである。

 何思う、淡墨桜は春らんまんと咲き誇っていた(岐阜県本巣町根尾で)
 

 

(4月1日)
 関連死を含め244人の多くの命が亡くなった能登半島地震が起き、1日で3カ月がたった。新聞報道によれば、石川県の避難者は今も8109人に上り、珠洲市など5市町では約7860戸で断水が続く。そして。最大時3万4173人に上った避難者は3月29日時点で24%の8109人となったという。

 JR北海道の根室線富良野-新得間(81・7㌔)が31日、運行を終了。テレビドラマ「北の国から」や、映画「鉄道員(ぽっぽっや)」のロケ地となった駅もあり、1907年の開通から117年の歴史に幕を下ろした。
 京都五花街の一つ、祇園甲部の歌舞練場(京都市東山区)で31日、毎春恒例の舞踊公演「都をどり」の稽古総仕上げ「大ざらえ」があった。公演は4月1~30日。1872(明治5)年の創始から数えて150回目の公演となる。-とは、1日付の中日新聞通風筒。

一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2024年3月~)

2024年3月31日
 能登半島の復興を願う歌【能登の明かり(伊神権太作詞、牧すすむ作曲)】がとうとう完成。本日、私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」のWhat’s New欄への牧さん歌による音源貼り付けを終え、本日からこの声が広く社会に流れ始めた。

 そして。この【能登の明かり】の詩は、私が作詞(とは言っても、一部牧さんが補作)牧さん作曲で誕生。音源貼り付けは編集委員の黒宮涼さんの〝手〟により、きょうの午後、完成。こんご一人でも多くの方々に歌っていただき、能登半島の被災者に対する元気の元、勇気につながればと願っている。私たち同人は何よりも、被災地の方々の生活が1日も早く、元の日常に戻ることを、ただひたすらに願うだけである。

 能登半島地震で災害関連死の疑いがあるとして少なくとも43人の遺族が災害弔慰金の支給申請をしたことが自治体への取材で判明したーとは、本日付の中日新聞の報道。厚労省と大阪市は30日、小林製薬の「紅こうじ」を使ったサプリメントを巡る健康被害問題で食品衛生法に基づき、原料を製造していた同社の大阪工場(大阪市淀川区)を立ち入り検査。

2024年3月30日
 土曜日。
 ことしの元日、能登半島地震が起きて以降、能登の方々を励まし、元気を取り戻してもらうにはどうしたらよいか。あれやこれや、と本欄を書きながら私は、これまでそのことばかりを考えてきた。亡き妻舞(伊神たつ江)ら家族5人(ほかに、今は亡き愛猫てまりに白うさぎドラえもんちゃんも)でともに7年にわたって過ごした七尾。その能登半島の涙を思い、私は妻と言う名の仏(静汐院美舞立詠大姉)の前で共に考えながら作った詩【能登の明かり】の作曲を私たちウエブ文学同人誌「熱砂」の同人仲間でもある、あのふるさと音楽家牧すすむさん=琴伝流大正琴「弦洲会」会主、詩人で作曲家。「青春の街」小牧。「恋の犬山」など作曲多数=に託し、歌にしてもらったのである。
 そして。きょう、牧さん自らがうたうこの歌を「熱砂」編集委員の黒宮涼さんの手で本欄のWhat’s New欄に出来たら、1日も早く組み込み、だれもが牧さんとともに一緒に歌えるようにーと、世界に向けて広く発信し、公開することにしたのである。このうえは、日本はむろん世界じゅうの人々にこの歌を口ずさんで頂き、能登半島の被災者への光りとなれば、と思っている。本欄を読まれた読者のみなさまには一人でも多く、この歌を共にうたって頂けたら、と願う。
    ※    ※

    ☆    ☆
 けさの新聞も【紅麹サプリにプベルル酸 青カビ由来か 人への毒性調査 きょう工場立ち入り】【社長謝罪 死者5人に 厚労省が窓口】(30日付、毎日見出しから)と紅麹に関する事件の見出し。
 厚生労働省は29日、小林製薬(大阪市)が販売するサプリメント、機能性表示食品・紅麹(べにこうじ)の健康被害が相次いでいる問題で被害のあったサプリの原料の一部から青カビが作り出す天然化合物「プベルル酸」が同社の調査で検出された、と公表。健康被害の原因物質かどうか今後、政府が調査を進めるという。
 ほかには一連の裏金事件で自民党内に安倍派幹部に離党勧告案が浮上している、など。けさも、いろいろ報道されている。

(3月29日)
 名古屋地方気象台が28日、名古屋市で桜(ソメイヨシノ)が開花した、と発表。平年より4日遅く、最も早い開花となった昨年より11日遅い。満開は1週間~10日後になりそうだという。

 けさの中日新聞によれば、小林製薬は28日、「紅こうじ」を使ったサプリメントを摂取した2人の死亡を新たに確認した、と発表。これまでに死亡が判明していた2人と合わせ死者は計4人になった、と伝えていた。それが、夕刊になると、また増え「新たに1人の死亡を確認した」と発表。腎疾患を発症した状態で死亡する例が増え続けており、【紅こうじ 死者5人に 小林製薬 サプリ摂取者と発表 コールセンター 厚労省も設置へ】の見出しが痛ましい。

【リニア開業34年以降へ 「静岡工区 工期10年」 有識者会議JR東海が提示】【子育て支援金最大月950円 28年度徴収 医療保険別に試算】とは本日付の中日新聞夕刊。

(3月28日)
 木曜日。
 斜め向かいの長谷川さんが亡くなっていたことを花霞町町内会の総代の奥さまから知らされ知る。たまたま燃えるゴミをゴミ集積場に運ぶ途中にお隣の大槻夫人と話しておいでのところと出食あして知った。長谷川さんは施設で亡くなられたという。菅原文太みたいな男気のあるとてもかっこいい良いお方で、生前の彼には不燃ゴミの日など舞も私も本当によくして頂いた。合掌-

 富山、長野両県を貫く山岳観光道路「立山黒部アルペンルート」で4月15日の全線開通に向け、除雪作業が進んでいるーとは、中日新聞の本日付記事で見出しは【春へ続くS 立山黒部除雪進む】といったもの。ほかに、けさのニュースは【紅こうじ3商品回収命令 被害昨秋以降製造に偏り 入院106人】【紅こうじ170社超使用 小林製薬製 厚労省など対応協議 国内外で自主回収続く】(いずれも28日付中日見出し)といったものだ。
 
(3月27日)
 岐阜地方気象台が27日、岐阜市で桜が開花した、と発表。平年より2日遅く、3月に暖かい日が続いた昨年と比べ11日遅い開花となった。気象台は、JR岐阜駅近くの同市加納天神町にあるソメイヨシノの標本木で数輪の桜が咲いているのを確認。平年通りであれば、1週間~10日後に満開を迎えるという。

 天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(22)がきのう26日、三重県伊勢市の伊勢神宮を初めて単独で参拝され、今月20日に学習院大学を卒業されたことを報告された。

 最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は26日、20年以上同居していた同性パートナーを事件で殺害された男性が、配偶者として「犯罪被害者給付金」を受給できるかどうかで争われた訴訟の上告審判決で支給対象の「事実上婚姻関係と同様の事情(事実婚)にあった者」に同性パートナーも該当し得るとの初判断を示した。

 小林製薬(大阪市)が26日、「紅こうじ」のサプリメントを約3年間継続して接取したとみられる1人が腎疾患で2月に死亡していた、と発表。紅こうじ接取に伴う社会問題が【紅こうじ接取2人死亡 小林製薬サプリ 入院70人超に】(27日付中日朝刊)と、さらに拡大化している。
 米東部メリーランド州ボルティモアで26日未明(午前1時半ごろ)、コンテナ船が橋に衝突、橋の大部分が崩壊。橋の上にいた作業員8人が転落、うち6人が行方不明になっているという。

 ほかには【大谷選手賭博関与否定 「水原氏 勝手に送金」「開幕後初めて知った」 大谷選手賭博関与否定】(27日付中日朝刊見出し)の記事がなぜか気になる。
 この記事を読みながら、各紙とも、今こそ大谷自身と周辺の徹底取材に挑むべきだと私は思う。これは元事件記者の直感ではあるが、だ。何かが隠されている。妻はその間、どうしていたのか。厳しいが、徹底取材をして当然である。第一、取材者側の取材を認めないこと自体が許されないし、不自然である。酷かもしれないが。その間、妻はどうしていたのか。妻の関与はないのか。そこを徹底取材すべきではないのか。

 わけあって各務原のスーパー「イーオン」に行ってみるも途中ではぐれてしまってUターン。

(3月26日)
 何よりも嬉しく、良かったのは、私も知るあの石川県七尾市和倉温泉の日帰り入浴施設「総湯」がきょう、営業を再開したことだろう。心からおめでとうーと祝福したい。和倉温泉旅館協同組合によれば、地震後、和倉温泉での一般開放はこの総湯が第1号だという。この総湯、地震前は近所の常連客や観光客でにぎわい、平日はおよそ400~500人、土日は700~800人が利用している。もちろん、私もかつて何度か入ったことがある。

 小林製薬は25日、腎疾患など健康被害の恐れがあるーとして自主回収を呼びかけている「紅こうじ」のサプリメントを接種した20人の入院が新たに判明した、と発表。これにより、24日までに確認された入院者の数は計26人に。一時、人工透析が必要になった人はいるが、全員命に別状はないという。というわけで、26日付毎日新聞の1面見出しは【「紅こうじ」入院26人に 小林製薬サプリ 健康被害拡大】というものだった。これが中日の本日26日付夕刊報道では【「紅こうじ」1人死亡 腎疾患サプリ3年接取か 小林製薬 因果関係調査】とより、深刻度を増した。

 同じ夕刊では【大谷選手 賭博関与否定 「水原氏が窃盗」開幕後知る】の見出しも。大谷選手が本当に賭博に関与していなかったのか。とても気になる記事である。マスコミ各紙には真実を暴いてほしく思う。大谷選手が関与を否定してはいるが。真実かどうか。各紙とも徹底的に暴いてほしい。大谷の脇が甘かったことだけは確かである。この事件の今後はちょっとどころか、とても気になる。こんなことではプロ野球ファンが大波の如く引いていってしまわないとも限らない。

(3月25日)
 【二階氏「衆院選不出馬」 裏金事件 党処分前に引責 「政治不信招きおわび」】【首相「週内に追加聴取」自身は処分対象外】【輪島の「千枚田」オーナー募集 名勝修復力合わせて 地元有志「ピンチをチャンスに」】とは中日新聞の25日付夕刊見出しである。

 きょうは新年度から花霞の3組2班の班長ということでお隣の奥様に、いろいろ教えて頂いた。亡き妻、舞がいたころは舞が市広報の各戸配布など全てを文句ひとつ言わないでやってくれていたので大いに助かったが、彼女がいなくなった今となっては私がやらざるを得ない。それだけに、きょうはお隣の奥さまにアレヤコレヤと事前のレクチュアを賜った次第。これまでも班長職は何度か回ってきたが、すべて舞がいやな顔ひとつせず、全て屋っていてくれていた。のに、である。

【能登の明かり】について、中日の記者が作曲者の牧すすむさん宅を訪れる。はやく新聞でも報道され、みんなで歌う日がこれば良いな、とつくづく思う。

(3月24日)
 名駅前の「ウインクあいち小ホール」へ。ここであったラララダンス発表会に出て、いっときを過ごした。皆さん、すばらしい社交ダンスで、自分の出場は別に、すっかり見とれてしまった。おそらくは夫妻なのだろう。目の保養というか。お年を召されてなおすばらしい演技力には、すっかり見とれてしまったのである。私は、わたしたちの先生の名前を冠した〝典ちゃんグループ〟のひとりとしてタンゴを大先輩の〝悦ちゃん〟と踊ったが、前半はまずまず。ところが、後半に電気がショートするように全身の動きが一瞬、止まってしまい、自分のからだがどう動いているか、がわからなくなってしまい、ただ曲の流れに従い夢中で踊っている自分に気付いたのである。
 あとで「ごめん。途中で何をどう踊っているか、がわからなくなってしまった」と相方の悦ちゃんに言うと、悦ちゃん曰く「私もよ。途中で電気か何かが走って意識が切れてしまったように、訳も分からず踊っている自分に気が付いたの」の返事。
 そうか、そうだったのか。ふたりで踊るうち、ふたりともが宇宙遊泳でもしているような、そんな意識の中で踊っていたことに気付いたのである。どう表現したらよいものか。認知症でもなければ、一瞬の意識の瓦解のようなものが2人同時に発生したのである。それでもふたりとも、それこそ夢遊病者のように踊り切り、無事、着地したのである。筋書きどおりに踊れてないのに最後まで踊り切ったとでもいえようか。
 不思議な体験となったのである。

 老いも若きも、こうしたダンス発表会が出来るのも、陰で支える指導者がおればこそ、だ。発表会の最後にあいさつをされる各ダンス教室の先生たち
 

 ラララダンス発表会から帰宅すると、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で行われていた大相撲春場所千秋楽が終わっており、新入幕で東前頭17枚目の尊富士(24)=本名石岡弥輝也、青森県出身、伊勢ケ浜部屋=がおしたおしで豪ノ山に勝ち、13勝2敗として初優勝。なんと新入幕優勝は大正時代、1914年の両国いらい、110年ぶりの快挙をやってのけていた。尊富士は、大相撲の世界に現れた新星といってよく、こんごが楽しみである。

 初優勝後に「みなさま、ありがとうございました」とインタビューに応える尊富士 
 

 満員の観客で埋まった大相撲春場所千秋楽
  

(3月23日)
 午前8時31分ごろ、岐阜県で震度4の地震。気象庁によれば、震源地は美濃中西部で、震源の深さは約10㌔、地震の規模はマグニチュード4・7と推定され、一宮市でも震度3を記録。私は気付かなかったが、「お父さん。ここ(江南市)も、かなり揺れたよ」と息子。

 【モスクワ郊外 テロ60人死亡 音楽会場数人で銃撃 ISが声明、150人負傷 銃声の中、逃げ惑う人々】【輪島朝市再起へ前進 金沢で出張開催】【MLB水原通訳の調査開始】とは、中日新聞の23日付夕刊。日経夕刊も【モスクワ郊外で銃乱射 音楽ホール60人死亡、テロか 「イスラム国」犯行声明】。世界は物騒である。

    ※    ※   

    ☆    ☆
 けさ23日付の中日新聞朝刊報道によれば、天皇、皇后両陛下がきのう22日に、能登半島地震の被災者を見舞うため石川県を日帰りで訪問された。輪島の朝市で黙とう後、輪島市、珠洲市の順で避難生活をしている人たちと面会。「おからだを大事に」などと励まされた。
 両陛下が被災地に足を運ばれたのは台風19号などで被害が出た宮城、福島両県を訪問された2019年12月以来。23日は午前中に羽田発特別機で能登空港へ。ここから自衛隊のヘリコプターで午後、輪島市中心部へ。瓦やガラス、コンクリートなどが散乱する輪島朝市で、焼け跡を前に深々と頭を下げられ、約100人が身を寄せる避難所「輪島市ふれあい健康センター」へ。ここでは膝をついて「おけがはなかったですか」「こちらでの生活はどうですか」などと声をかけて回られ、引き続きヘリで珠洲市緑丘中体育館へ。ここでも被災者と懇談、1人ひとりを励まされたという。両陛下のこの心からの訪問には被災者一人ひとりが励まされ、勇気づけられたに違いない。

 能登半島地震で被災後、集団避難をしていた石川県輪島市の中学1、2年生約50人が22日、同県白山市からバスで地元へ。これにより、県内3市町の生徒計約400人の集団避難が終わった。米国滞在中の大久保利通に宛てた西郷隆盛の自筆書簡が約100年ぶりに滋賀県で見つかった、と同県が22日、発表。

(3月22日)
 金曜日。毎日22日付朝刊が【東証最高値更新 FRB金利据え置き】【ガザ市民を拷問か イスラエル軍・機関 「ハマス」決めつけ拘束】なら、中日同は【能登半島6市町 被災で業務増 職員2割超 強い疲労】【トヨタ 田原で次世代EV 部品一体成型で工程減 26年から生産へ】【大谷選手通訳 水原氏を解雇 ドジャース 違法賭博疑い】か。この世には毎日毎日、いろんなことが降っては湧いてくる。

 月刊ドラゴンズ木村愛子さんの記事【愛子のインタビュー】を読む。今回は【お帰りなさい‼ 竜の絶対守護神 R・マルティネス】で、シーズンを前に愛子さんの<愛>が感じられる温かく、さわやかな記事だった。ライデル・マルティネス、そしてマイケル・フェリス投手も、がんばれ!

(3月21日)
 夜。牧さんの御子息、倉知崇さんから「〝能登の明かり〟の歌入り音源が届きましたので転送します」のメールが入る。さっそく聞いてみる。歌っているのは、作曲者でもある崇さんの父で私の友、牧すすむさん(倉知進さん)である。何度も何度も、繰り返し繰り返し聞くが、なかなかイイナと思った。

 早朝。ネパールで頑張る友人、ポカレル明美さんから「ご無沙汰しています。いかがお過ごしですか? ふと伊神さんの事が よぎりました。今は日本に一時帰国中です。徳之島の今朝の日の出と一緒に 朝日を参拝した仲間達です 素敵な一日をお迎え下さい。」のラインが朝日など4枚の写真入りで届いた。「すてきな日の出を心からありがとう」と返信する。

 けさの新聞(中日)によれば、天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(22)が20日、学習院大の卒業式に出席された。宮内庁を通じて文書を公表し、大学の4年間を「1日1日非常に濃く、学びの多い日々でした」と述べられた、とのこと。4月からは日本赤十字社で嘱託職員として勤務されるという。
 この日、愛子さまは振り袖にはかま姿で式に向かわれ、報道陣に「卒業おめでとうございます」と声をかけられ「充実した4年間を過ごすことができました。素晴らしい先生方や友人たちと出会えたこともうれしく、ありがたく思っております」と述べられ、卒業論文の題は中世を代表する歌人であった「式子(しょくし)内親王とその和歌の研究」と明かされた。愛子さまは冒頭、能登半島地震に触れ、犠牲者に哀悼の意を表し、被災者にお見舞い伝えられたという。

 米大リーグのドジャースとパドレスによる開幕戦が20日、ソウルの高尺(コチョウ)スカイドームで開かれ、エンゼルスからドジャースに移籍し大リーグ7年目を迎えた大谷翔平(29)は2安打1打点1盗塁と活躍。5-2の勝利に貢献した。一方で【20代以下73・5%若年層侵食 大麻摘発最悪6482人 昨年、覚醒剤上回る】の見出しと並んで【「大谷選手口座から賭け屋に6.8億円」 ドジャース水原通訳解雇 米メディア報道】のショッキング極まるニュース(いずれも21日付中日夕刊)も。これは非常に気になる。大谷選手の場合、ドジャースとの大型契約による入団まもない〝事件〟だけに、とても気になるのは私だけではなかろう。日本中のプロ野球ファンが大谷選手の今後を心配しているに違いない。好事魔多し、とはこのことか。

 国内で複数の人から採取された血液に「ナノプラスチック」と呼ばれる直径千分の1㍉以下の極めて小さなプラスチック粒子が含まれていることが、東京農工大の高田秀重教授らのグループの分析で明らかに。うち1人を詳しく調べると、血液や腎臓、肝臓などからプラスチックに添加する紫外線吸収剤やポリ塩化ビフェニール(PCB)という有害化学物質も見つかったという。というわけで、本日付の中日朝刊のトップ見出しは【人の血液からプラ微粒子 国内初 臓器に有害物質も 東京農工大分析】というものだった。

 【常滑の名鉄空港線故障 12時間ぶり運転再開】【栃木、埼玉震度5弱】【世界の「電子ごみ」過去最高の6200万㌧ 22年、リサイクル2割】とは、21日付の中日新聞夕刊報道。いやはや、この世はいろいろとある。
 
(3月20日)
 朝からの小雨もまもなく止んだ。
 春分である。というわけで、仏壇を前に舞の霊に線香を焚いてお参りをした。仏にも花を供え、いつものように線香を焚き、「俺たちはおまえを永遠に守るからナ」と手を合わせ、シロと一緒におまえが大好きで晩年に毎日「聞かせてよ」と言っていた♪エーデルワイスと♪みかんの花咲く丘の2曲を、いつものようにユーチューブで聴いた。
 朝のうち降っていた小雨もまもなくしたら止んだので、息子がしてくれた洗濯物をベランダに干す。と、どこから現れたのか、1羽の鳥がス、スイ、スイと目の前を反転したかと思うと、大空に吸い込まれるように飛び立ち、やがて消えた。あんなにスリルあふれる飛び方は、おかあさん、すなわちたつ江、舞に違いなく、私は思わず、手をふり、お・か・あ・さ・ん、と声を出してしまったのである。生前のおかあさんは、そういう不思議なことをしても決しておかしくはない、ちょっと冒険的で軽業師のような女性であった。

 本日、すなわち20日付の新聞各紙は、どこも日銀が19日開いた金融政策決定会合で、これまで大規模な金融緩和策の柱となってきたマイナス金利政策の解除を決めた、というニュースである。これにより、2007年いらい17年ぶりの利上げが実現。日銀は、長期金利を低く抑えるための長短金利操作も撤廃し、21日から政策金利を0~0・1%とすることとなった。歓迎すべきことのような気がする。

2024年3月19日
 朝。わが友、牧すすむさん=ふるさと音楽家で詩人、作曲家。琴伝流大正琴弦洲会の会主(倉知進さん)、ウエブ文学同人誌「熱砂」同人=から電話が入った。私が以前にお願いしていた能登の皆さんを励まし、元気づける歌が出来た、とのこと。結局、豊田在住のアナウンサー松田恵子さんが歌うことを承諾してくださった、とのこと。大変楽しみである。
電話越しに牧さんの声で彼自らが歌った声を一部聞かせて頂いたが、ちょっと声全体がちいさくて聴き取りにくかったので改めて聞かせていただくこととした。

 競泳のパリ五輪代表選考会が18日、東京アクアティクスセンター(東京都江東区)で行われ、女子100㍍バタフライで池江瑠花子選手(23)=横浜ゴム=が2位で、1位優勝の愛知県刈谷市出身の平井瑞希選手(17)=アリーナつきみ野SC=とともに代表入りを決定。池江選手は白血病を克服して出場した東京五輪から2年半。再びメダルへのスタートラインに立った。3大会連続で五輪切符を手にした池江選手は「ことばにならないほど嬉しい。自分を超えられるものは、自分しかありません」と語った。たいしたものである。

 ほかには選抜高校野球が18日、甲子園球場で開幕。【能登に勇気を 堂々後進 選抜高校野球開幕 航空石川 被災地の思い背負って】(19日付中日1面)の見出しがまばゆい。半面では【安倍二階派議員 募金関与 80人規模処分へ 除名や離党勧告回避 来月上旬にも】【プーチン氏 圧勝で5選】が気になるところか。

2024年3月18日
 きょうは風も強く、かなり寒い。それでもシロちゃんはお外に散歩に出かけ、いつものように正午過ぎに帰ってきた。いったい、毎日どこに行ってくるのか。それは彼女しか知らない。
    ※    ※

    ☆    ☆ 
 きのうの日曜日。根尾の淡墨桜を見るために久しぶりに、独りでマイカーを運転して再会してきた。老樹、淡墨桜の元を訪れるのは、私が連作長編小説【マンサニージョの恋(マンサニージョの恋―女たちの船上ララバイ、淡墨桜のやうな、道化師)】を三部作で出版したその年、2013年の春に今は亡き妻伊神舞子(たつ江)とふたりそろって、本の出版報告を兼ね淡墨桜の元を訪れて以来なので10年以上がたつ。

 淡墨桜は昔のまま。相変わらず、仁王立ちでいた。まもなく、銀の小粒にも似た可憐な花を咲かせるだろう

 
 

    ※    ※  
 老樹への道は国道157線をゆけども、ゆけども、なかなか着かず、これまでの年月の長さを思い出させた。
 根尾村板所(現在は本巣市根尾)の国指定特別天然記念物の樹齢1500年の、この淡墨桜と私との付き合いは、昭和51年春、私が新聞社の記者として三重県の志摩通信部兼伊勢支局から岐阜総局兼北方通信部に転勤してまもなくからの付き合いである。当時、作家の宇野千代さんから時の岐阜県知事平野三郎さんに出された宇野書簡がきっかけとなり、「淡墨桜顕彰保存会」が誕生。以降、保存の手が地元挙げて加えられるなか、保存の輪は年々拡大。老樹が奇跡的に再生して甦った話は知る人ぞ知るのである。
 こんなわけもあって、私は当時岐阜県警回りのほか、たまたま本巣郡の群部回りの記者だったこともあり、老樹の元へは足しげく通い「これでもか」「これでもか」と保存の輪の広がりを書き続けたのである。

 17日は、その淡墨桜になぜか、会いたくなって、ちょっとオーバーかもしれないが、78歳という老体に鞭打って根尾の里で生き続ける淡墨桜の元を訪ねたのであった。久しぶりの長い運転、それも急峻の根尾川沿いに走るコースは途中、少し間違え、1、2度バックしたりもしたが、なんとかゴールイン。老樹の元に立ったのである。やはりまだ桜は咲いておらず、ピークには観光客でにぎわう桜の園も岐阜市内から訪れたという若い女性3人連れだけだった。
 老樹の前に立つ。あの年。そう、昭和51年の春、枯死寸前にまで陥っていた桜の再生を祝って行われた淡墨桜顕彰保存会による観桜会が、ついきのうのように私の脳裏に蘇ったのである。老樹の根っこ部分で観桜会が催されたあの日、ショボショボと降り続ける雨に打たれた銀の小粒にも似た花を咲かせた老樹を目の前に、宇野女史は私の目をじっと見つめ「あのねえ、いがみさん。この桜はネ。老いれば老いるほど美しくなるのだから。人間と同じよ。同じなのだから。あなたも、いずれそういうことに気がつく日がきっと来るはずよ」と。私に向かって何どもなんども、そうおっしゃられたあの日のことが忘れられない。

 そして。時がたち。令和6年(2024年)3月17日。この日。わたくしが、根尾に向かう道すがら、看板などで目にしたものは、北方町の円鏡寺、糸貫町や本巣町に関する役場などの看板。富有柿の里、農産物直売所、蛍の里、淡墨温泉……といったものや鮎料理の店のたたずまいなどだった。鮎は、根尾川の清流にかけたヤナでとらえたものをかつて再三、食べたものだが、これからシーズンを迎えると大勢の人々が根尾川沿いのヤナバまで食べに訪れるに違いない。私自身かつて、根尾への取材の行き返りに腹ごしらえでよく寄ったものだ。

 根尾川の絶景も昔のままだった
 

 富有柿の話しとなると、だ。このおいしさときたら忘れられない。富有柿は、今はシーズンではないが在職中、岐阜県警回りという激務の合間に【柿20話】という連載を地方版に書き続けた日々が懐かしく思い出される。根尾村関連では、先生ひとりに児童ひとりの卒業式を書いたこともあった。昭和51、2年ごろの話だ。
 帰りの道すがら。私はいつのまに出来たのか。国道に面した【道の駅 綾部の里もとす】に立ち寄り、さくらまんじゅうと鯖寿司を買った。特にさくらまんじゅうは天下一品の味で、さっそく舞の遺影に供えたのである。

 桜まんじゅうのおいしさは絶品だった
 

 舞は私のきのうの行動をどう、思っているだろうか。

(3月17日)
 朝刊(中日)の見出しは、【北陸新幹線 延伸開業 東京-敦賀 3時間8分】【日本反対も「搭載艦の寄港継続」 核密約、米意向を受諾 交渉経緯 初の全容解明】【大塚氏 国民離党へ 無所属で名古屋市長選出馬】【ジブリパーク全面開園 魔女に伝えた?】【自民16道府県 使途不明金 「政活費」同様制度、地方にも】といったところか。

 兄から電話。「おふくろの三回忌。4月20日午後1時から永正寺で。2時から、むさし家で食事会だ」と。

(3月16日)
 北陸新幹線金沢-敦賀間が本日延伸開業し、東京―敦賀間580㌔が直通列車で結ばれた。また北陸新幹線の金沢-敦賀間の延伸開業に伴い、私自身過去何度も利用した名古屋-金沢直通の特急「しらさぎ」は15日のラストランで終了、こちらはとても寂しく思うのである。

 米大リーグの開幕戦を韓国で行うドジャースの大谷翔平選手(29)らが15日、ソウル郊外の仁川国際空港に到着。キャンプ地の米アリゾナ州を出発する前、球団の公式X(旧ツイッター)に大谷選手と妻のツーショットが投稿され、ふたりは韓国でそろって笑顔でファンの前に登場。この日大谷選手は到着ロビーにチーム一番乗り。出迎えた大勢のファンの大歓声に右手をあげ応えたという。同行した妻についてCNNテレビは15日、球団が元バスケットボール選手の田中真美子さん(27)であると認めた、と報道したという。真美子さんはWリーグ、富士通の元選手で昨年4月に退団。現役を引退した。

 大谷翔平と妻田中真美子さんのツーショットの写真を添付し1面トップで韓国入りを報道した16日付の中日スポーツ
 

(3月15日)
 金曜日。午後、いつものように社交ダンスのレッスンで一宮スポーツ文化センターへ。24日にウインク愛知5階小ホールで行われるラララダンス発表会を前にしてのレッスンに挑んだ。社交ダンスの続行は、今は亡き舞(伊神舞子)の私に対する遺言といってよく、ずっと続けている。きょうも、タンゴにワルツ、ジルバのレッスンに打ち込んだ。帰宅したところへ、お隣の奥さまから「イガミさん。4月から班長さん、お願いね」と言われ、ドッキリ。なんだか全身に重しがかかったような、そんな気分に包まれた。班長さんは順番なので仕方ないか。それと、誰かはしなければならないから。思えば、亡きたつ江は、これまでに班長職を何回かやったことがあるが。文句ひとつ言わず、町費集めやほかのさまざまな仕事を一軒一軒訪ね、よくぞやったものだな-と今になって、つくづく感心するのである。
 それにしても、町内には最近転居してきた人のなかで町内会には入らないという輩(やから)が居るという。そんな自分勝手なことが許されてよいものだろうかと、つい思ってしまう。町内会はいわば運命共同体的存在で、互いに助け合い、励まし合っていくべきだ、と。私は、そう思うのだが。いかがなものか。この世の中には、いろんな人間がいる。もし、そのことが事実としたなら許されるべきではない。それとも、社会そのものが昔とは変化しつつあるというのか。

(3月14日)
 きのう13日は、2024年の春闘集中回答日。
というわけで、きのうとけさの新聞各紙は【日鉄、14%賃上げ 要求上回る3万5000円 春季交渉 集中回答、満額相次ぐ】(13日付、日経夕刊)【’24春闘 大手賃上げ高水準相次ぐ 集中回答日 鉄鋼は10%超え】(14日付毎日朝刊)【製造大手「満額」相次ぐ 日鉄 要求超え月3.5万円】【トヨタは4年連続満額】(14日付中日朝刊)といった見出しがズラリと並んだ。

 早朝の不燃ごみ出し、一般ごみ出しに続き、目医者さんへ。あいにく、休診ということでUターン。スマホのゴミが限りなく多くなっているようなので削除しはしてみるが、一向に減る気配がない。デ、近くのドコモショップへ、ここで女性スタッフにゴミを除去してもらい、やっと一息。今は夕刊に目を通している。それにしてもドコモゴミはなぜ、あんなにもゴミ量を失くそうとすればするほど無限大に増えるのか。それに、下手にゴミを除去しようとすると、困ったものでスマホそのものが高熱になり、ゴミが爆発的に急増。手のつけようがなくなってしまう。なので、きょうは久しぶりに自宅近くのドコモショップに寄って改善をして頂いたのだが。さて、どうか。私のスマホには、写真はむろんアレヤコレヤとさまざまなデータが爆発するほどに入っている。それだけに、ちょっと心配であることも事実である。

2024年3月13日
 きょうは、朝から快晴である。午前10時前、いつものように私と一緒に♪エーデルワイスと♪みかんの花咲く丘、の2曲をスマホのユーチューブで聴いたあと、わが愛猫シロちゃん(伊神舞子命名による俳句猫「白」)は胸を弾ませ、お外に出かけた。大空高く浮かぶ白い雲たち。きっと、おかあさん、舞に会いに行ったに違いない。シロちゃんとおかあさんが、このお空の下でどんな楽しく、なごやかな会話を交わしたのか。そのことは、あとでシロちゃんに聴くことにしよう。

 能登半島地震の被災地、珠洲市の中学校で12日、卒業式があり、60人が学びやを巣立った。一部の生徒は集団避難先から戻っての式への出席となった。このうち宝立小中学校では中学3年生10人が卒業式を迎え、式の前には能登半島地震の犠牲者らに全員で黙とうを捧げ、引き続きあった式典では時兼秀充校長が「復興には長い年月と人の力が必要です。ふるさと珠洲を愛し、支える人材となり、復興の一翼を担ってほしい」などと語った。これに対して卒業生代表の大畠梨紗子さんは答辞で全国からの支援や被災しながら復旧に励む地元の人々の姿に「元気と勇気をもらいました」と感謝、同級生に向け「共に過ごした日々は一生の宝物。それぞれの道に進んでも、ずっと友だちです」と語りかけた。(13日付の中日新聞朝刊から)

 将棋の藤井聡太八冠(21)の地元・愛知県瀬戸市と名古屋市中心部を結ぶ名鉄瀬戸線(栄町-尾張瀬戸)で12日、将棋の魅力をPRする「将棋とれいん」の運行が始まった。列車は、外観に将棋の駒の絵をあしらい、車内にはルールのほか藤井八冠が考案した詰め将棋問題まで提示。藤井八冠は「難易度を複数用意し、将棋にそれほど詳しくない人にも考えてもらえるようにしました」。尾張瀬戸駅での発車式には鉄道好きの藤井八冠が駅長姿で登場。出発! と笑顔で合図し、藤井さん自らも「とてもうれしい。特別な一日になった」と述べたという。

 国際宇宙ステーション(ISS)での6カ月半の滞在を終えた古川聡さん(59)ら飛行士4人が日本時間の12日午後6時47分(米東部時間同日午前5時47分)、米スペースXの宇宙船クルードラゴンで米フロリダ州沖のメキシコ湾に無事、着水、地球に帰った。クルードドラゴンは船で回収。古川さんらは、開いたハッチからスタッフの助けを借り、無事降り立ったという。

 メニコン創業者で、日本で初めて角膜コンタクトレンズの開発に成功した同社創業者名誉会長の田中恭一さんが10日、老衰のため死去。愛知県木曽川町(現一宮市)出身。92歳だった。

(3月12日)
 政府は12日、仕事と育児や介護の両立に関する改正法案を閣議決定。これにより、男性の育休取得率の公務義務の対象が従業員1000人超の企業から300人超に拡大。取得率の目標値も100人超の企業は公表が義務化される。というわけで、本日付日本経済新聞の1面トップ見出しは、【男性育休率 開示を拡大 300人超企業に義務化 法改正案決定 100人超は「目標値」】と報道した。ほかに、12日付の中日夕刊トップ見出しは【工藤会トップ死刑破棄 「射殺、共謀是認できず」福岡高裁無期判決 殺人は無罪、組織的殺人未遂は有罪】といったところか。

 きょうは丸1日、雨、あめ、またアメだった。
そんなわけで、シロは1日じゅう家のなか。かつて一緒だったおかあさんの部屋の窓辺に座り、何を思うか。1日中、雨の降る外を見ていた。思えば、おかあさんが健在だったころ、シロはどんな時にでもおかあさんと一緒に居たのである。おかあさんからは俳句猫「白」と命名され、おかあさんが詠む俳句や短歌に熱心に目と耳を傾け、時には彼女と共に作品づくりに励んだものであった。でも、いまやそのお母さん、伊神舞子はいない。シロの気持ちは痛いほどにまで胸にグサリと突き刺さるのである。

(3月11日)
 2万2千人以上もの多くの人々の命を奪った東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から11日で13年がたつ。中日新聞夕刊は、関連死を除き180人が亡くなった仙台市若林区荒浜地区の海岸で手を合わせる地元の方々の写真付きで【2万9000人今も避難 「いつも思って生きてきた」】と1面トップで報じた。若林区荒浜地区は、私自身、大震災が起きたその年に訪れているだけに、海からの悲しさが目の前に迫ってくるような、そんな気持ちにかられたのである。私はこの日、2011年3月11日午後2時46分、三陸沖を震源とするマグニチュード(M)9・0の地震が発生したその時刻に合わせ、深く頭を下げ、東北の被災地に向かって目を瞑り、手を合わせて亡き人々の霊を弔った。大震災と原発事故発生後、私は再三にわたって被災地を訪れてきただけに、なぜか胸に熱い感慨のようなものが走るのである。また訪れ、その後の復興のありようをこの目で確かめなければ、とも思っている。

 中日夕刊1面はほかに【日本作品にアカデミー賞 君たちはどう生きるか長編アニメ ゴジラー1.0 視覚効果】の見出しも。ロサンゼルス発共同電で米映画界最大の祭典、第96回アカデミー賞の発表・授賞式が10日(日本時間11日)ハリウッドで開かれ、「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)は長編アニメーション賞。「ゴジラ1・0(マイナスワン)」(山崎貴監督)が視覚効果賞をそれぞれ受賞。宮崎監督作の受賞は2003年の「千と千尋の神隠し」いらい21年ぶり2度目。視覚効果賞の受賞は日本の映画で初めて。-と報じていた。
 「君たちは-」は、戦時中の日本で母を亡くした少年が、アオサギの案内で不思議な世界に迷い込む物語。ことしに入り、アカデミー賞の前哨戦とされるゴールデン・グローブ賞と、英国アカデミー賞で日本の作品として初めてアニメ映画賞を受賞していた。

(3月10日)
 東京大空襲の日から79年。痛ましい日だ。東京都戦災誌によれば、だ。3月9日22時30分警戒警報発令、10日0時15分空襲警報発令に続き、それから2時間半にわたって空襲が行われたという。戦争はよくない。

 石川県輪島市の輪島中や門前中、能登町の松波、小木中など能登各地の中学校で9日、卒業式があった。そして。避難先で進学する生徒らが互いに別れを惜しんだ、とは【また会える 能登の門出】と報じた10日付の中日新聞朝刊である。そして。サンデー版大図解といえば、だ。東日本大震災発生に伴う東京電力福島第1事故から13年を前にしての【最悪レベルの事故から13年 福島第1原発と被災地】である。

 悲しい話では、国民的人気アニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公まる子役で知られた声優TARAKO(たらこ)さんが4日未明に死去したことか。63歳の旅立ちで、葬儀は近親者で行ったという。ほかに気になるニュースは【横田めぐみさん娘と面会10年 早紀江さん「ドラマのようだった」 日朝会談早期実現願う】(10日付、中日朝刊見出し)である。

(3月9日)
 「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」で知られる漫画家の鳥山明さんが1日、急性硬膜下血腫のため死去。集英社が8日、発表。68歳だった。愛知県清須市出身。「ドラゴンボール」はアニメ化され、世界80を超える国と地域で放送され、世代、国境を超えての人気は得難い存在であった。惜しい人とは、こういう方を言うのだろう。
 国際女性デーの8日夜、女性の差別や暴力反対、ジェンダー平等を訴えて街を歩く「ウィメンズマーチ名古屋-わたしたちは、『ここ』にいる!」が名古屋・栄周辺で開かれた。津地裁は8日、津市で昨年5月、保育園児の3女=当時4歳=に暴行して死亡させたとして傷害致死の罪に問われた母で工場作業員中林りゑ子被告(43)に対する裁判員裁判で懲役6年(求刑は懲役8年)を言い渡した。西前裁判長は判決理由で3女のほのかちゃんを長女や次女と比べて差別的に扱い、育児が思い通りにいかないことへのいら立ちから安易に連日暴行した」と指摘。「被害者の精神的、身体的苦痛は計り知れない」と非難したが、暴行は頭部への打撃を目的とせず、突発的だったとした。
 
 日本経済新聞夕刊の文学周遊は【石川・七尾市】で生前、大正期の作家、藤澤清造を師匠として崇めてやまなかった芥川賞作家の故西村賢太さんについて、で読み出があった。【西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り 清造の全集と伝記さえ 作成したら、もういつ 果敢(はか)なくなっても かまわない】と彼らしさがにじみ出た文となっていた。
 この今は亡き西村賢太さん、実はわたしが七尾支局で支局長でいたころ、何度も私を訪ねてくれたことがあり、ふたりで天下でも取ったような気持ちになり、雨滴に打たれながら文学論を交わしたことがある。彼とは、よく言われる【能登はやさしや土までも】の、そのやさしさとは一体何なのかーについてトコトン話し合いたかったのだが。いまや出来もしないたわごとか。

(3月8日)
 ミツバチの日。国際女性デーでもある。

 このところは、アレもこれも何やこれやで大変というか。少し疲れた。これも満78歳という歳のせいかもしれない。ここで心機一転、きょうは朝から歯を磨いてこうしてデスクに座って原稿を書き始めている。それでも、やはり眠いのは、昨夜も遅くまでこうしてペンを走らせていたからか。

 朝刊で何と言っても目についたのは【「中日文化センター栄」は4月3日、中日ピルで新生OPEN! 春の受講生募集】という広告紙面である。中日文化センターは、かつて前の旧中日ビル内の文化芸能局で部長として2年ほど働いたことがある懐かしい職場でもあったからだ。そればかりか、私は昭和のころ、旧ビル内を試験会場にあった新聞社の試験に挑戦、見事難関を突破した思い出多いビルでもあるからである。確かあのころは、旧ビルが建設されたばかり、確かその年に新聞社の入社試験があったのである。

 大分地裁は7日、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)は安全性が不十分だとして対岸の大分県の住民549人が運転差し止めを求めた訴訟の判決で争点となった地震や火山に対する四国電のリスク評価を合理的だ、と判断。「原告らの生命などに侵害が生じる具体的危険があるとは認められない」として請求を退けた。これに対して原告側は即日、控訴。
 東日本大震災復興構想会議議長や防衛大学校長を務めた神戸大名誉教授(日本政治外交史)の五百旗頭真(いおきべ・まこと)さんが6日、急性大動脈解離のため死去した。80歳だった。五百旗頭さんが理事長を務める「ひょうご震災記念21世紀研究機構」(神戸市)によれば、五百旗頭さんは6日午後、執務中に倒れ、病院搬送後に亡くなったという。

(3月7日)
 いやはや、昨年からことしにかけ、このところはずっと、忙しい日が続いた。
 はじめは昨年秋に始まった、早大政治経済学術院・土屋礼子教授の土屋ゼミ学生による私に対する個人史聞き取り調査に関するもので土屋ゼミの学生たちが教授の私に対する質問をもとに私、すなわち伊神孝信の記者来歴を1冊の調査報告書にまとめあげるというもので、インタビューも学生たちによる文字起こしも長時間に及ぶものとなった。その確認作業に結構の時間がかかったのである

 そして。次に私を襲ったのが岐阜県多治見市文芸祭での小説部門の審査で昨年秋から暮れにかけては毎日、応募作品の審査に追われたのである。そして最後が運転免許証の更新で、これがまた更新前の高齢者講習などアレヤコレヤに追われた。ほかに、私が私自らも属する「脱原発社会をめざす文学者の会」幹事会の依頼で月1で執筆している文士刮目の出稿も結構、大変ではあった。ほかに本欄一匹文士の連日に及ぶ執筆とそれこそ、現役時代を思い出させる、そんなハードな日々が続いたのである。

 それはそうと、本日の中日新聞夕刊によれば、だ。東日本大震災の発生に伴う東電福島第一原発事故から11日で13年になるが、事故後、営業を休止していた福島県双葉町の双葉郵便局が町内の移転先に建て替えられ7日、13年ぶりに再開した。日本郵便によれば、営業する郵便局がひとつもない自治体は全国で双葉町だけだったが、これで解消したという。双葉町は私自身過去、3度ほど訪れ、惨状を間近にしているだけに、【東日本大震災13年】のカット入り中日新聞の本日(7日)付の夕刊の【双葉郵便局が再開 13年ぶり】の記事にはホッとした。

【米大統領選/スーパーチューズデー トランプ氏共和指名確実 14勝1敗ヘイリー氏撤退 バイデン氏と再選へ】【茂木氏側4.4億円資金移動 09~22年 公開基準緩い後援会に 使途明細9割なし】とは、7日付中日新聞の朝刊報道。

2024年3月6日
 きょうは、78年前に極寒の地、満州の奉天(現瀋陽)で私が生まれたその日である。かと言って、相棒のたつ江、俳人で歌人だった伊神舞子が生きていたころは、無口な彼女が傍らに居てくれるだけで、何よりも大きな誕生日プレゼントだったのに。それでも、いまは舞の生まれ変わりのようにして彼女も愛した白猫、シロちゃんがいつも私から離れないで傍らに居てくれる。シロちゃん、ありがとう。いついつまでもよろしくネ。
 これからも前に向かって。元気、勇気、感謝の心でいこうと思っている。たつ江の分まで生きていこう-と思っている。

 能登半島地震による液状化が石川、富山、新潟、福井の4県32市町村の少なくとも1724カ所で起きていたーと防災科学技術研究所(茨城県つくば市)のチームが5日、東京都内で開いた報告会で発表。1995年の阪神大震災より多く、2016年の熊本地震も超える見通しだーとは、毎日新聞の6日付報道。

(3月5日)
 学生時代の柔道部有志仲間と名駅JRタワー12階のレストラン街で久しぶりに会った。佐久間、高柳、永田と私の4人だったが皆、それぞれに学生時代そのままに話しが弾み、とても楽しいひとときとなった。友とは良きもの、と改めて思ったのである。

(3月4日)
 江南署で運転免許証の更新を終える。更新手続きの際、視力検査で引っかかり「このままでは更新は出来ません」と言われ、急きょ近くの眼鏡市場へ。視力検査などをして頂き、より強い視力のレンズに替えて頂き、あらためて警察へ。こんどはオーケーが出て新しい免許証を手にした。
 帰って、仏前で今は亡きたつ江に事の顛末を報告したが、これまで10数年に及び同じレンズを使用してきたので「これまでのメガネは、おまえが選んでくれた白と焦げ茶のフレームにサングラス入りで大切なしろものだったのだが。そろそろ変えなきゃ、との神さまのお達しだったかもしれないね」と私。とにもかくにも免許証を新しく更新することが出来、ホッとした。年を取ると、思いがけない不意打ちに襲われるものである。

(3月3日)
 おひなさまである。この日を前に、生前の舞はいつの時にもおひなさまを自室や玄関先などに飾っていた、あの日々を思い出す。ありあわせの折り紙で内裏様などをつくって飾り、それなりに自己満足していたころを思い出し、また舞の季節がやってきたな-と思ったものだ。
 でも、今にして思えば、思い切って立派な段飾りでも買って飾ってやればよかったーとつくづく反省している。舞がいたころは、舞が家の中を歩くだけで、華やいだものが感じられ、その雰囲気が家族に幸せを与えてくれていたのである。
 あいにく、わが家の場合、こどもは三人とも男だったので、おひなさまという意識そのものがあまり働かなかったが、彼女はそうでなかった。自分なりに、ままごとみたいに玄関先とか自室デスクにかわいい内裏雛などを飾っていたのである。一生の不覚とはこのことか。幸い、わが家には、もうひとり、かけがえのない女性がいる。舞が家に入れ、住みついて家族の一員になってしまった愛猫シロちゃん、オーロラレインボーが居てくれるのである。これからはおかあさん、舞の分までかわいがってやらねば。そんな思いを新たにする一日であった。

 きょうの中日新聞朝刊1面トップは【戦争伝える 種まき実る 東邦高生主導なごや平和の日 10年前から要望 条例制定控えOB喜び】【若者中心 全国で進む】となかなか良い記事である。名古屋空襲の犠牲者を悼み、太平洋戦争の記憶を受け継ぐため、名古屋市に「なごや平和の日」がまもなく誕生する。制定の発端をつくったのは、10年前から要望活動をしてきた東邦高校の生徒たちだ。節目の日に選ばれたのは、名古屋城が焼失した5月14日。後輩にバトンをつないだOBは「若者たちが主体的に戦争の歴史を伝える日になってほしい」と願う。-というもので、とても良い記事である。

 本日は中日新聞江南通信部兼一宮支局員だった女性記者が今月1日付で教育文化部へ異動となったので亡き妻舞に関する記事などでもお世話になったので、せめてお礼だけでも言いたくて江南市内の料理屋「むさし家」さんで昼食とあいなった。ふたりのお子さんを抱えながらの地方記者生活。随分、大変だったに違いない。

(3月2日)
 結構、寒い1日である。
 午後。今は亡きノンフィクション作家、長谷川園子さん、すなわち〝そのこ〟さんの一周忌で名古屋八事の天台宗のお寺さんへ。ここで和尚さまの禅宗などと比べたら、チョット変わった読経を一緒に聞き、帰りには皆で「嵯峨野」で食事をして帰った。行き、帰りとも園子さんが「私の息子、息子だよ」と頼りにしていた、その息子さん、河嶋さん(医師)夫妻が車で送り迎えしてくださり、ありがたかった。参列者は、河嶋さん夫妻はじめ、そのこさん宅となりで最後の最期までそのこさんのおせわをした井戸さん(女性)、それに生前の〝そのこさん〟のアッシーさんを自他ともに認める武内さんの計6人であったが、なごやかなひとときが過ぎ、晩年は天涯孤独に近かった〝そのこ〟さんは、きっと喜んだに違いない。

(3月1日)
 金曜日。きょうは社交ダンスのレッスンをやめて午後、一宮自動車学校へ。運転免許証更新のための講習を受けるためである。

 帰宅して開いた中日夕刊。そこには【焼失免れた輪島塗 280㌔先で展示 大津の取引先が救いの手 「絶やさぬよう前向く」】とホットな紙面。このことを報道する新聞の役割も底知れないほどに大きい。能登も大津も、かつて、一人の新聞記者として歩んできた道だけに「がんばって」と応援したくなるのである。

【大谷選手が結婚会見 ずっと一緒にいるのを想像できた】とは、中日新聞の1日付夕刊。それによると、米大リーグ、ドジャースで結婚を発表した大谷翔平選手(29)が、2月29日、キャンプ地のアリゾナ州グレンデールで取材に応じ、「一緒にいて楽しい人。ずっと(一緒に)いるところを想像できた」などと心境を語り、相手については「至って普通の人。出会ったのは3、4年前。婚約したのは去年」と語り、名前などは明かさなかったという。それでよい、十分だと私は思う。

一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2024年2月~)

2024年2月29日
 木曜日。きょうは、かわいいわが妻、舞の4年に1度、閏(うるう)年にしかやってこない満18歳の誕生日である。舞よ、たつ江よ。そちらで元気でいるか。こっちは、それぞれがんばってるよ。舞よ、まい。たつ江よ。心からおめでとう。天国でも皆さんに祝っていただいていることだろうね。皆さんに、可愛がっていただいていれば、私はそれだけで嬉しい。
 ところで私。わたくし、俺の方は朝、三男坊を送り出したあと、シロちゃんと一緒に手を合わせ、蠟燭を立て線香をたて仏壇のおまえ(静汐院美舞立詠大姉)に向かって、こうして「誕生日。おめでとう」と話しかけている。

 舞よ、18歳おめでとう(わたくしは遺影に、呼びかけた)
 

 静汐院美舞立詠大姉は、いまはお空でどんな俳句を、短歌を詠んでいるのか
 

 仏壇横には息子の手で真っ赤な、鮮やかな花が飾られた
 

    ※    ※

    ☆    ☆
 ところで地上の方だが。【政倫審きょう首相出席 全面公開あす安倍派4人】【なでしこ五輪切符(サッカーの女子日本代表「なでしこジャパン」が28日、東京の国立競技場でパリ・オリンピック・アジア最終予選第2戦に臨み、北朝鮮代表に2-1で勝ち、2大会連続6回目の五輪出場を決めた)】(毎日29日付朝刊見出し)や【陸自発砲19歳元候補生起訴 強盗殺人罪 岐阜地検、実名公表】【3・16「魔女の谷」心動く大さんぽ ジブリパーク フルオープン前 内覧会】【「5月までに」反発受け早め きょう辞職届 セクハラ岐南町長辞意 職員ら「組織に問題」「自覚しないと」】【「今はセクハラと思う」調査に不満も】(中日29日付朝刊見出し)といったニュースが相次いでいる。それにしても岐阜県岐南町の小島英雄町長(74)は、お粗末そのもの、何と言ってよいのか。いやはや、この地上、いろいろあるのである。

 そんななか、【ドジャース いきなりショータイム 大リーグ 大谷移籍1号 オープン戦 詰まっても際立つパワー】(中日29日付・スポーツ面)の見出しが目に留まった。春が近づき、いよいよ何もが動き始めようとしている。そんな気がする。

(2月28日)
 水曜日。けさの朝刊記事で何より気になったのは、あの寺越武志さんの母、「友枝さんの死」である。寺越友枝さんといえば、だ。私が新聞社の七尾支局長だった当時に私たち能登同人記者が出会った衝撃の取材が頭に浮かぶのである。彼女の長男武志さんは1963年に叔父と共に日本海に出漁、行方不明となっていたが1987年に北朝鮮での生存が判明。その後、友枝さん自ら北朝鮮に渡航、24年ぶりに再会。その後、外務省への要請などを繰り返した結果、2002年に39年の時を経て一時帰国したあの寺越武志さんの母親である。たまたま私が七尾在任中に「生きていた寺越武志さん」のニュースを能登同人らとすっぱ抜いて北朝鮮での生存が判明、当時、日本中が大騒ぎとなったことは、今でもよく覚えている。
 忘れもしない。寺越文枝さんとは、日本海へ出漁し、その後行方不明となり、北朝鮮で生存が判明した、あの寺越武志さんの母親のことである。その母親が25日に呼吸不全のため92歳で死去したという事実が報道された紙面を前に、私は感慨に胸を打たれたのである。

 能登半島地震のその後は、相変わらずニュースが沸騰している。本日付の中日新聞1面見出し【2週間孤立 全員避難した輪島の里 農業できるぞ 帰ってこいや 再生のため 作業続ける66歳】の記事には胸を打たれた。ほかには【政倫審きょうの開催中止 衆院 公開巡り与野党対立 西村、武田氏が出席翻意】はじめ【強殺疑い 女を再逮捕 盗品換金、ホスト遊びに 中区死体遺棄】【琵琶湖遺体男女再逮捕 強殺疑い、ホスト遊びで借金】【男女殺害疑い 男逮捕 滋賀のアパート住人同士】が気になる記事といえようか。

【宝塚一転パワハラ認める 劇団員死亡 遺族に謝罪意向 一部言動は見解に溝】【出生数過去最少75万人 婚姻数 戦後最低48万組 23年速報値 未婚化への対応が鍵】(28日付毎日見出し)とは、毎日新聞の報道。こちらも気になる。
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 午後のいっとき。かつて能登半島七尾支局に在任時に妻の舞(伊神舞子)ともども大変お世話になった歌人山崎国枝子さん、そして和倉温泉岡田屋の女将まりこさん、七尾のママさんソフトボール大会など何かと大変お世話になった南昭治さんの3氏に能登半島地震が起きて以降、初の電話をしてみる。皆さん、だれもがお宅や旅館はかなりの破損で大変なようだったが、まずは元気そうな声をお聞きすることが出来、ホッとした。
 なかでもマリちゃん(まりこさん)とは、それこそ30年ぶり、久しぶりの電話となった。「いがみさん。きょう、やっと水がくるようになったところなの。もう大変でしたよ。それはそうと、元気でおいででしたか。電話をくれてありがとう。あなたの声を聞き、元気が出てきたわよ。伊神さんが七尾においでだったころ。あの時が和倉にも勢いがあって一番楽しかった。おもしろかったよ」と涙声で話す、あの懐かしい声を耳に、私は和倉(温泉)のあちこち歩き回っていた当時のことが思い出され、なんだか涙がしたたり落ちてしまった。
 私たち家族が七尾にいたのは昭和の末から平成はじめの7年間。世の中がバブル景気に浮かれていたころである。和倉温泉が毎年、日本の温泉百選で日本一を誇っていた。和倉温泉旅館協同組合と和倉温泉観光協会では、毎年ハワイへの浴客招待までしており、私も同行取材。和倉のみんなが家族同然、固いきずなで結ばれていたのである。

 「マリちゃんとこの宿が再開するときは、ぜひ教えてよね。必ず行くから」と言って受話器をおろした。

(2月27日)
 北大西洋条約機構(NATO)加盟国のハンガリー議会が26日、スウェーデンのNATO(北大西洋条約機構)加盟を承認。唯一批准していなかったハンガリーが承認したことでスウェーデンの加盟が決定。これにより、ロシアと欧州に面するバルト海のほぼ全域をNATO加盟国が取り込む形となり、防衛力の強化は一段と高まる形となった。スウェーデンは32カ国目の加盟となった。スウェーデンは、ウクライナに軍事侵攻したロシアの脅威を受け、2022年に隣国フィンランドと共に加盟を申請。フィンランドは23年4月に加盟を果たしている。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、ロシアの軍事侵攻によるウクライナ軍兵士の死者が約3万1000人に上った、と明らかに。ゼレンスキー氏が自軍兵士の死者数を公表したのは初。ロシア軍の死者はその約6倍に当たる、とも語った。またウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は25日、ロシア北極圏の刑務所で死亡した反政府活動家ナワリヌイ氏の死因は、血栓症による自然死だったとの見方を示し、ロシア当局が意図的に殺害したとの見方を否定したという。ブダノフ氏は記者団に対して「失望させるかもしれないが、彼が血栓症で亡くなったことがほぼ裏付けられた。残念ながら自然死だ」と述べたという。

 いずれにせよ、この世は戦争と言う愚かな行いによる死が横行している。あぁ、何と言うことか。戦争という愚かな行為で、貴重かつ尊い命が日々、失われていく。そうした現実に私は、うろたえる。たつ江、舞が生きていたら、彼女も嘆息するに違いない。どうして人間たちは戦争をするのだろう。仲良く、楽しく生きていけばよいものを。
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【英国から来日40年の輪島塗作家 漆の芸術諦めたくない 被災乗り越え展覧会開催】【仮説トイレ生活長期化 珠洲市住民「早く流せるように」 下水道復旧 時期見通せず】【「白米(しろよね)千枚田 今年も耕作へ 地震でひび割れ】【桐島容疑者本人と特定 警視庁 5事件で書類送検 先月死亡】とは、27日付の日経夕刊の見出しだ。

(2月26日)
 大阪マラソン2024(大阪府、大阪市、大阪陸上競技協会主催。毎日新聞社、日本陸上競技連盟など共催)が25日、大阪市の大阪府庁前から大阪城公園までの42・195㌔のコースで行われ、男子は平林清澄(21)=国学院大=が2時間6分18秒で優勝。初マラソンの日本最高記録とマラソンの日本学生最高記録を更新した。

【被災地に音楽を 楽譜再現避難先で演奏 友の心つないだ校歌】とは、毎日新聞の26日付の朝刊紙面。総合リードは「東日本大震災から約2か月後、福島県中通り地方の三春町にいた小学校の教師たちは校歌の楽譜を探していた。三春町の小学校の楽譜ではない。東京電力福島第1原発事故の避難指示区域に入った三つの小学校の楽譜だった。」というものであった。

 11月に迫った米大統領選に向けた共和党候補指名争いは、第5戦の南部サウスカロライナ州予備選が24日投開票され、ドナルド・トランプ前大統領(77)が得票率1位で勝利を確実にした。トランプ氏は5連勝。唯一残るライバルのニッキー・ヘイリー元国連大使(52)の地元で勝利したことで党候補指名に向けて大きく前進。11月の本選で民主党のジョー・バイデン大統領(81)と再び対決する公算が大きくなった。

(2月25日)
 岐阜県多治見市文芸祭の表彰式と講評会に出席するため、久しぶりに金山から中央線に乗って多治見市に行って来た。中央線に乗るとなぜか、はるか昔、新聞社のひよっこ記者当時に名古屋から中央線に乗って松本に向かった、あの日のことを思い出すから不思議である。私は小説部門の審査員として参列したが、多治見のこの文芸祭がナント57年の歴史を刻んでいることにまず驚き、文芸に対する多治見市の熱い信条に心をうたれたのである。賞に輝いた方々も皆さん、生き生きとした表情で昨年秋から暮れにかけ黙々と進んだ審査はチョット大変だったが引き受けてよかったな、とも思ったのである。

 というわけで、朝は息子に名鉄江南駅まで送ってもらい、金山駅でJR中央線に乗り換えての出席とあいなった。小雨降るあいにくの天気だったが多治見駅から会場のヤマカまなびパークまでの道のりもわかりやすく、他部門の審査員諸氏にも挨拶することが出来、有意義な1日となった。小雨のなか、ゆっくりと歩を進めるとナンダカこの街ならでは、の音が聞こえてきたのも私の心を久しぶりに豊かで潤いあるものに感じさせてくれた。この街には、かつて新聞社の文化芸能局の部長時代に陶芸家に会いに一度だけ、きたことがあるだけに、当時のことを懐かしく思い出しもした。

 帰宅すると、いつものようにシロちゃんが玄関先まで出迎えてくれ、「帰ったよ」と言うと「ニャア~ン」と彼女。ありがとう、と礼を言い、玄関扉を閉めた。きょうは、中部ペンクラブ会長の中村賢三さん、理事で同文芸祭運営委員でもある椿井愛一郎さんもお忙しいなかを駆け付けてくださり、嬉しくも思った。

(2月24日)
 ロシアのウクライナ侵攻開始からきょうで2年。新聞各紙の1面は【ロシア攻勢膠着状態 ウクライナ侵攻2年 戦死19万人出口見えず】(24日付中日朝刊)【侵攻2年 見えぬ出口 ウクライナ1000万人 家追われ 弱者にしわ寄せ重く】(同毎日朝刊)などと報じている。私は、こんな記事を読みながら愛するたつ江、舞(伊神舞子)が生きていたなら、どんな言葉を発し、どんな俳句や短歌を詠むだろうかと思う。彼女はロシアがウクライナに軍事侵攻する前の年の10月15日に空高く旅立っていったのである。ということは、たつ江、すなわち舞はロシアのウクライナへの軍事侵攻も今年元日に起きた能登半島地震も何ひとつ知らないまま旅立っていったのである。ということは、その分だけでも平和な時代を過ごしていたということか。

 ここで私は思い出す。三重県志摩半島でボクたちが過ごしていたころ、たつ江はいつもギターを抱え、<禁じられた恋>やジョンバエズの反戦歌を弾きながら口ずさんでいたことを。その彼女が今、健在なら、どんな歌を弾き歌ったことだろうか-と。

(2月23日)
 金曜日。
 【東証 史上最高値 初の3万9000円台 34年ぶり更新 海外資金流入】(毎日23日付朝刊)【東証史上最高値 34年ぶりバブル超え終値3万9098円】【伝統に新風 国府宮はだか祭】(中日23日付朝刊)と、どこも「22日の東京株式市場は日経平均株価(225種)がバブル経済期だった1989年12月29日の水準を上回り、34年ぶりに史上最高値を付けた」大ニュースを報じている。
 そういえば、当時わたくしは新聞社の能登半島七尾支局長として多忙な日々を過ごしていたが、バブル景気もあって、和倉温泉は連日大入り満員。連日のように和倉温泉のだんな衆とお会いしていた、あの多忙な毎日が思い出される。名古屋では当時の日航支店長らが名古屋のディスコに繰り出す、そんなことも珍しくはない日々であったことを思い出す。

(2月22日)
 猫の日。忍者の日。世界友情の日。いろんな日である。個人的には長男の誕生日である。
 そしてきょうのニュースといえば、だ。【能登町有志 卒業生にコサージュ 負けない心胸に】【志賀原発30㌔圏 放射線防護6施設に損傷】【能登に届ける支援の力 コメダ 避難所でコーヒー配布へ 「マジンガーZ」映画無料配信 収益を寄付】(いずれも同日付の中日朝刊)か。それはそれとしてスポーツ面の【北青鵬が暴力、引退勧告へ 宮城野親方2階級降格案】【北青鵬「反省している」 宮城野親方は無言】(同)の記事には驚いた。というより、一人の相撲ファンとしてこの不祥事にはがっかりした。

 ほかには【遠い世界だった参道に 国府宮はだか祭 女性がササ奉納】とは、中日新聞の本日22日付の夕刊見出し。数千人の裸男がもみあう国府宮はだか祭が22日、愛知県稲沢市の尾張大国霊神社(国府宮)で開かれるのを前に、厄よけの願いをこめた儺追笹の奉納が同日午前にあり、今回から長い祭りの伝統のなかで女性が初めてササ奉納に参加。多くの見物人が見守り、参道は朝から静かな熱気に包まれたという。夕方には祭りの主役である神男が現れ、触れて厄を落とそうとする裸男たちが激しくもみあった。

 国府宮のはだか祭りといえば、だ。わたしは、ドラゴンズの母的存在だった、今は亡きあの安江都々子さんを思い出すのである。はだか祭りが終わると、決まって厄除け祈願をした、儺追切れをわざわざ届けてくださった日々のことは決して忘れないだろう。いや、忘れるに忘れられない。そして。彼女の晩年には江南厚生病院の緩和病棟に入院中のところを訪れ、ハモニカを何度も何度もふいた日のことが忘れられない。くしくも、その数年後、こんどは私の妻が同じ病棟に入院。私は、彼女が旅立つその日まで赤とんぼや公園の手品師、みかんの花咲く丘などを吹き続けた日のことが忘れられない。そのふたりとも今や、この世にはいない。

 本日付中日夕刊記事は【東証一時3万8924円 89年の終値最高値超える】【ロシアのウクライナ侵攻は暴挙 G20外相会合で上川氏】【豊田織機に是正命令 エンジン不正で国交省 3機種型式取り消しへ】が目立った。

 かつて一世を風靡した女優山本陽子さんが静岡県熱海市で死去。81歳だったという。山本さんといえば、NHKの大河ドラマ「国盗り物語」出演などで知られるが、私個人としては山崎豊子さんの小説「華麗なる一族」のロケ取材で、三重県志摩半島賢島の志摩観光ホテルでのロケの光景が懐かしく思い出される。人間たちは、誰もがこうして旅立ちの日を迎えるのか。合掌-

(2月21日)
 天皇、皇后両陛下が能登半島地震の被災者を見舞うため、石川県を訪問される方向で宮内庁が調整している-とは、本日付の中日新聞夕刊。【両陛下被災地訪問へ 宮内庁 来月下旬を軸に検討】の見出しで報じた。
 同じ中日新聞夕刊の【<ゆかり紫の道 式部の足跡>◆◆下◆◆ 悲恋の宇治橋(京都・宇治市) 男女の思いつなぐ夢幻】は、なかなか読ませる内容だった。

 自民党安倍派「5人組」の松野博一前官房長官と西村康稔前経済産業相、高木毅前国対委員長が派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院の政治倫理審査会に出席すると党幹部に伝えたとは、本日付の中日新聞夕刊報道。自民には松野氏ら政倫審出席者の追加を呼び水に、2024年度の予算案の年度内成立を確実にしたい思惑がある、とは同紙。

 名古屋家裁は昨年9月、愛知県大治町の集合住宅一室で会社員の女性=当時40歳=が刺殺された事件で殺人の疑いで家裁送致された中学2年の長女(14)について、「長女の要保護性は相当に高い。問題性を改善するには、少年院で十分な時間をかけて体系的な矯正教育を施すことが、必要かつ相当だ」と結論づけ19日付で第1種少年院送致とする保護処分を決めた。長女は、昨年9月6日午前1時10分ごろ、自宅で殺意をもって母親の腹を包丁で刺した。

(2月20日)
 けさの中日新聞1面見出しは 【名古屋市教委 コロナ禍にも会合費 200万円超受領の幹部 検証チーム6人選出河村市長】の一方で【7歳の誕生日 ママに会えた 離れて暮らす輪島で家族つかの間の幸せ】と醜い話と、明るい話の対比が目立った。午前中、近くの歯医者さんへ。左下奥の虫歯を治療して頂いて帰る。

 それにしても、きょうは温かいというか、季節外れの暑さにどっぷり浸かる、そんな1日となった。日中の温度はなんと2月の観測史上では最高に。岐阜県多治見市では22・2度を記録。20度超えの温度が各地で相次いだ。これには、愛猫シロちゃんも、驚いた様子で一角でじっと、うずくまったままだった。
 高校時代のかけがえのない同窓生が亡くなったと知り、あくまで個人的に弔電を打たせて頂いた。ご家族の気持ちを思うとき、その悲しさが伝わってくるようでもあり、私は手を合わせ、心からの哀悼の意を捧げさせて頂いた。悲しくて寂しいでしょうが、早く立ち直ってほしい。そんな思いを込めて、である。

2024年2月19日
 【担い手不足 蘇民祭に幕 「岩手の奇祭」1000年の歴史 伝統行事の中止 全国で】とは、本日付毎日新聞の朝刊軟派トップ記事の見出し。下帯姿の男衆が護符の入った麻袋を奪い合い、無病息災を願う伝統の「蘇民祭(そみんさい)」が17日夜、岩手県奥州市の黒石(こくせき)寺境内で開かれたが、関係者の高齢化と担い手不足のため、ことしが最後の開催となり、1000年以上となる歴史に幕を下ろした、というのだ。なんとも残念無念、寂しい限りだといえよう。

2024年2月18日
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、きのう17日午前9時22分、国産新型ロケット「H3」の2号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げ、昨年3月の1号機で点火に失敗した2段目エンジンも正常に燃焼し、目標の軌道投入に成功。搭載した性能を確認するための模擬衛星と超小型衛星2機の分離も確認し無事、成功した。

 能登半島地震の被災地、石川県珠洲市で昨年5月に起きた震度6強の地震でも被害を受けた二重被災の住宅が3000棟超に上ることが分かったとは中日新聞の18日付記事。優れた現代詩集に贈られる「中原中也賞」の選考会が17日、山口市で開かれ東京都国分寺市の俳人佐藤文香さん(38)の詩集「渡す手」に決まった。「定型詩である俳句の作者として培われてきた言語感覚が現れている。言葉の引き出しを多く持っている書き手」とは、同紙。「渡す手は24編構成で、日常生活の目に見えるものや内面を写生したといい、佐藤さんは「多くのつくり手の仲間との交感、交歓のおかげで、現在の私があります。…」とのコメントを出した。

 ロシアのプーチン政権と対立し収監先の北極圏の刑務所で死亡した反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)を巡り、ロシア国内で死亡が伝えられた16日午後からモスクワなど各地で市民による同氏追悼の動きが活発化。17日までにロシア全土での追悼行動を巡り、359人が拘束されたという。ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは16日、ドイツ南部のミュンヘン安全保障会議に登壇。「夫の死が真実なら、プーチンと取り巻きたちは近いうちに責任を取らされるだろう」と述べたという。

(2月17日)
 能登半島地震で4㍍隆起した石川県輪島市の輪島港で16日、海底の土砂をさらう浚渫工事が始まった。地元漁協関係者らは「復旧への第一歩です」と話している。

 タス通信などの報道によれば、ロシアのプーチン政権と対立、服役中だった反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)が16日、収監先の北極圏ヤマロ・ネネッ刑務所で死亡。この刑務所は、過酷な環境下にあり、ナワリヌイ氏は昨年12月に移送されたばかりだった。ナワリヌイ氏は3月の大統領選を前に、強権支配を強めるプーチン政権に対して獄中からもメッセージを発するなど反政権運動の指導的役割を担っていただけに、その死を不審死だとする声が多い。
 刑務所当局は声明で「ナワリヌイ氏は、散歩後に気分が悪くなり、意識を失った。蘇生措置を講じたが、医師が死亡を確認した」としている。これに対してロシア独立系紙ノーバヤ・ガゼータの編集長で2021年にノーベル平和賞を受賞したムラトフ氏はロイター通信に「刑務所の劣悪な環境が死に追いやった」との見方をしており「明らかに殺人だ」と非難している。ナワリヌイ氏は過去の経済事件で拘束収監されたほか、昨年8月には過激派団体を創設したとして懲役19年を言い渡されて9月に確定。昨年12月にはモスクワ東方ウラジーミル州の収監先から北極圏に位置するヤマロ・ネネッの刑務所に移送されていた。

(2月16日)
 内閣府が15日に発表した2023年の名目国内総生産(GDP)の速報値は、591兆4820億円。ドル換算では4兆2106億㌦となり、ドイツの4兆4561億㌦を下回って日本は世界4位に短絡。というわけでけさの毎日新聞1面トップ見出しは【日本GDP 4位転落 23年 56年ぶり独下回る 10~12月 年0・4%減 2期連続減】というものだった。

【きょうだいのピザ店開業2年で被災、全焼 古里・輪島で絶対に復活 まずはキッチンカー資金募る】【23年分確定申告スタート インボイス(適格請求書)制度 導入後初】【死亡の姉と相続トラブル 4歳次女殺害疑い 逮捕の男】とは、本日付中日新聞夕刊報道。

(2月15日)
 春の嵐が日本の各地を吹き荒れた。

 きのう確定申告を終え、ホッとしている。毎年のことではあるが、ことしもこれまで申告に必要な各種書類を用意する(医療費含む)のに大変だっただけに、申告を終え、肩の荷が下りたとは、このことか。かわいいたつ江(舞)が生きていてくれたころは、この日が近づくとは、いつも彼女なりに書類の準備を懸命にやってくれ、毎年ふたりでアアダコウダと言いながら申告会場を訪れただけに、どこか懐かしい、哀愁のようなものを感じるのである。

 それにしても、昨日、申告会場で気がついたのは、訪れた市民の誰もがマスクをしていた-ということか。私たちをいじめにいじめ尽くしたコロナ禍が再び流行してきている表れのような気がしたのである。マスク効果で、第10波の流行だけはないように、と願う、もう一人の私がそこにはいたのである。

(2月14日)
 あれやこれや。と、多忙な時には、やはり新聞の見出しが一番、簡潔でわかりやすくてイイナ、と思う。というわけで、けさのニュースは【「金品贈る引き継ぎある」 名古屋市教委へ 複数の校長証言 原資は教員らの会費】【北海道・寿都(すっつ)町と神恵内(かみえない)村 核ごみ処分地選定 次段階へ移行可能】【不記載85人5億7949万円 自民裏金アンケート公表】【ダイハツ社長退任 認証不正 後任にトヨタ井上氏】(いずれも中日新聞14日付)といったところか。毎日毎日、ニュースが洪水の如くこの世に噴き出している。なんでだろ、といったところで仕方がない。これが自然の摂理なのかもしれない。
 ニュースは良いにせよ、悪いにせよ。日々、あれよあれよ、とあふれ出るものなのかもしれない。

 きょうは確定申告の受付日である。そんなわけで午前中、受付会場である市民会館へ。案の定、受付は訪れた人々でいっぱいで「あなたは、午後3時過ぎに」ということなので、いったん自宅に引き返し、新聞を読んだりして時間待ちを-というわけである。思えば、4年前までは毎年、たつ江と共に訪れたものである。いつも、時間待ちということで、その間は、ふたりで平和堂などにいって買い物をするなどして時間稼ぎをした、あの日々が懐かしく思い出される。

(2月13日)
 新聞休刊日。というわけで、朝刊はこない。
【日経平均3万7700円台 34年ぶり、一時800円超上昇】【ガザ南部攻撃、67人死亡 イスラエル、人質2人救出】【米、6週間戦闘休止へ交渉 バイデン氏、軍事作戦にクギ】とは、本日付の日本経済新聞の夕刊見出し。【金品の授受「不適切」 文科相 名古屋市教委に調査指導】【ダイハツ国内生産再開 1カ月半ぶり 京都工場で2車種】とは、中日夕刊1面見出し。

 あすの確定申告を前に、このところはそのための書類作成に振り回されている。

 午後。わたくしの友人からすばらしい写真が送られてきた。
 1枚は、無数の海鳥が海面に憩う、すばらしいショットだ。そして今ひとつは、ひょうきんなかかしが見事で素朴極まる田の光景である。どちらも、心に安らぎを与えてくれる、とてもすばらしい写真である。せっかくなのでぜひ、みなさまにも見てほしく、ここに紹介させていただこう。

 能登の海鳥を思い出させる波静かな海の光景
 

 ふるさとの、あの懐かしい田畑を思い出させてくれる

(2月12日)
 きのう11日午後0時36分ごろ、石川県で震度4の地震が発生。気象庁によれば、震源地は石川県能登地方、震源の深さは約10㌔だという。地震の規模はマグニチュード4・7。北陸電力志賀原発(志賀町)の設備に異常はなかった。この日、総務省消防庁の全国瞬時警報システム(Jアラート)は予想最大震度5弱の緊急地震速報を出し、警戒に当たった。

【授受「20年以上」証言も 名古屋市教委、苦渋の説明 河村市長「絶対許さん」】【保護者「金で校長か」 現場の教員「恥ずかしい」】とは、本日12日付の中日新聞の軟派トップ見出し。ほんとに嘆かわしい限りだ、とはこのことか。それとも<みんなでやれば、怖くない>とでも思ってやったのか。人間臭いと言えば、いえなくもない。

 ◇…中国の春節(旧正月)に合わせ長崎市中心部を約1万5千個のランタンで彩る「長崎ランタンフェスティバル」が開かれている。25日まで、赤や黄色のランタンの温かな光が長崎の街を染め上げる。-とは、本日、12日付の中日新聞<通風筒>

 大相撲のトーナメント大会が11日、東京・両国国技館であり、右膝を痛めて初場所途中休場した大関豊昇龍が初優勝。阿炎と遠藤が3位に入った。能登半島地震で大きな被害を受けた穴水町出身の遠藤は、1回戦から4連勝して3位に。33歳の人気力士は「前向きに毎日を必死に過ごしている故郷の方々を見て、前向きな気持ちになりました。一緒に頑張りたい」とは、遠藤。
 この日は、昨年5月に現役を引退した元関脇逸ノ城=三浦駿さん(30)、モンゴル出身=の断髪式が都内のホテルで開かれ、逸ノ城は「大勢の前で断髪式が出来てよかった」と涙をふいた。

 女子バスケットボールのパリ五輪世界最終予選がハンガリー・ショブロンで行われ、東京五輪銀メダルで世界ランキング9位の日本は同5位の強豪カナダを86-82で破り、2勝1敗として3大会連続6度目の五輪出場を決めた。

(2月11日)
 新聞の報道によれは、だ。石川県内では9日現在、7市町で今なお計3万4800戸が断水している。そうしたなか、能登半島地震で被災し、酒造りを一時見合わせていた珠洲市宝立町の「宗玄酒造」が酒造りを再開。電源が喪失し、機械で搾ることが出来ないなか、酒米を発酵させた〝もろみ〟が無事で、昔ながらの手法で搾った。珠洲の復興のために、と無ろ過生原酒をオンラインで販売すると、約40分で売り切れたという。
 一方で私たち家族がかつて7年間、住んだことのある石川県七尾市一本杉通りの「鳥居醤油店」で店舗の片づけをしていた60代の男性が倒れてきた高さ1・3㍍、幅3・3㍍のブロック塀と隣接する建物に挟まれ死亡したという。この醤油店は、古い町並みが残り、市内の観光地のひとつでもある〝一本杉通り〟にあり、建物は1908年(明治41年)に建てられた国登録有形文化財だ、と新聞は報じている。

 本日付の中日新聞1面に【人も時間も足りない 悪路・日帰り 1日3時間40人 輪島でも一般ボランティア開始】【名古屋市教委に教員団体金品 校長推薦名簿の提出時 慣習10年以上か 市調査へ】【男性育休3カ月未満87%】のニュース。

 第17回朝日杯将棋オープン戦の準決勝と決勝が10日、都内で開かれ、連覇がかかった藤井聡太八冠(21)は準優勝に終わった。藤井八冠を破った永瀬拓矢九段(31)が初優勝。

(2月10日)
 【小澤征爾さん死去 88歳 世界的指揮者】【世界が愛した「オザワ」 「音楽で心一つに」貫く 「リズムの爆発」聴衆酔わす 評伝(梅津時比古)】【闘病の子と交流 指揮を終えて涙】(毎日)【小澤征爾さん死去 88歳指揮者「世界のオザワ」 戦後日本が生んだ奇跡 評伝(論説室・三品信)】【マエストロ 尽きぬ情熱 小澤征爾さん死去 「神がかりの力」音楽界悼む声】(中日)……と各紙とも小澤征爾さん死去のニュース一色である。

 ほかの新聞報道は、といえばだ。日弁連が9日、小林元治会長(72)の任期満了に伴う次期会長選の投開票を実施し、元東京弁護士会会長の渕上玲子さん(69)の当選が決まったことか。法曹三者(弁護士、検察官、裁判官)で女性がトップに立つのは初めてだという。好ましいことである。任期は4月1日から2年間とのことである。

 ウクライナのゼレンスキー大統領が8日、ワレリー・ザルジニー軍総司令官(50)を同日付で解任し、後任にオレクサンドル・シルスキー陸軍司令官(58)を任命。ゼレンスキー氏は軍の緊急の変革が必要だと訴え、指揮系統や戦略を見直す考えを表明した。

(2月9日)
 中日新聞ではけさの朝刊から【能登激震-被災の現場で ➊火災 断水、風……広がる被害】が始まった。その一方で【迫る北陸新幹線延伸と退去期限 旅館やホテルの2次避難者 結局どこへ行けば】【被災者優先か観光客か 宿泊施設も葛藤】【珠洲の仮設住宅きょう入居開始 40戸に102人、石川に2例目】【石川に義援金3億円 本社と社会事業団届ける】など。さまざまな記事が見られ、これら数々の記事とともに復興への足音が確実に大きく高鳴ってきていることだけは、確かだ。そんな気がする。
 こうした時こそ、被災地のその後は、それこそ助け合いの精神がどこまで続き、生きるか-によるところが多いのではないか。なかでも輪島の朝市の日ごとの状況描写を写真と地図、経過票で描いた紙面はわかりやすい、のひと言に尽き、こんご復興への道のり大いに役立つに違いない。

 将棋の藤井聡太八冠(21)=愛知県瀬戸市=に菅井竜也八段(31)が挑んだ第73期王将戦7番勝負の第4局が7、8の両日、東京都立川市で指され、先手番の藤井八冠がストレートの4連勝で防衛に成功。タイトル20連続獲得の新記録を達成。故大山康晴15世名人が1963~66年に打ち立てた19連勝の記録を58年ぶりに塗り替えた。人生いろいろ、将棋のスターもいろいろである。

 世界的な指揮者で知られた小澤征爾さんが6日、心不全のため東京都内の自宅で死去。88歳だった。小澤さんは1935年、満州東北部の奉天(現瀋陽)生まれ。フランス・プサンソン国際指揮者コンクールで日本人で初めて優勝。カラヤンに弟子入り、ニューヨークフィル、ボストンフィルの副指導者となり世界のクラシック界をけん引し、長野オリンピックの音楽監督などを務め、2008年には文化勲章を受章。2010年に食道がんが見つかり、その後は治療に専念するため活動を休止していた。

(2月8日)
 細川連立内閣などで文相を務めた日本ユニセフ協会会長の赤松良子(あかまつ・りょぅこ)さんが死去したことが分かった。大阪府出身。94歳だった。同協会が発表。赤松さんは1953年、東大法学部を卒業し旧労働省に入省。婦人少年局長、婦人局長を歴任、雇用分野での男女平等をめざす男女雇用均等法(86年施行)の制定に尽力。2008年には女性で初めて日本ユニセフ協会の会長に就いた。文相時代には、中学校の丸刈り校則に関し「ぞっとする」と発言、後に撤回する一幕もあった。

 7日午前5時20分ごろ、三重県明和町刑部の国道23号の側道を歩いていた明和町の世古口哲哉町長(57)が軽乗用車にはねられ、松阪市内の病院に運ばれたが、全身を強く打っており、約3時間後に死亡。松阪署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで車を運転していた派遣社員(44歳)を現行犯逮捕した。それにしても、現職の町長さんがこんなにもあっけなく亡くなってしまうだなんて。不幸は、いつ襲ってくるか知れない。事故には、くれぐれも気をつけたい。
 かと思えば、だ。群馬県伊勢崎市田中島町の西部中央公園付近で7日午後4時ごろ、小学生9人を含む7~63歳の男女12人が犬に足などを次々とかまれ、うち5人が救急搬送された、とのニュース。いずれもけがの程度は軽い、というが。いやはや、この世は何が起きるか知れたものでない。

 もう1件。同じくけさの朝刊報道によれば、だ。愛知県警は愛知県津島市の住宅敷地内の物置で昨年7月、住人の山本国雄さん=当時75=と妻の静江さん=同(71)=の遺体が見つかった事件で近く、殺人と死体遺棄の疑いで事件後に死亡した夫婦の息子=同(40)=を容疑者死亡のまま書類送検するという。

(2月7日)
 北方領土の日。
 能登半島地震で休校していた石川県輪島市の7つの小中学校が6日、輪島高校の校舎を使って授業を再開した。この日は、穴水町の避難所「さわやか交流館 プルート」を同町出身の遠藤関らが訪れ、被災者の間で「おかえり」の声が上がった。これに対し遠藤関は「元の日常に戻ると信じています。一緒に頑張りましょう」とあいさつをした。この日は、1月の初場所で敢闘賞に輝いた津幡町出身の大の里関らも内灘町の避難所、展望温泉「ほのぼの湯」を訪問。祖父坪内勇さん(75)と再会し「元気にしているか」などと声を掛け合った。大の里関は「春場所でまた明るい話題を届けたい」などと語っていた。
 石川県は6日、能登半島地震で倒壊した建物のがれきなど県内の災害廃棄物の推計量が244万㌧に上ると発表。県内の年間ごみ排出量の約7年分で、被害の大きかった半島北部・奥能登地域の2市2町が推計量の約6割(151・3万㌧)を占めた。地域の年間排出量の59年分に当たるという。県はこんご海上輸送も活用し、県外も含めた広域処理を進める方針で、2025年度末の処理完了を目指したい、としている。
 本日付の中日新聞朝刊の【輪島朝市が金沢「出張」 来月23日開催、復活へ一歩】には、心が救われる思いだ。書いた記者は元江南通信部記者で私も何かとお世話になった大学の後輩でもあり、チェロの演奏で知られる、あの鈴木里奈さん。「朝市の灯を絶やさない-。」との願いがビンビン伝わってくる。記者も一丸になっての復興への歩みが始まっている。そして、その隣の記事もなかなか良い。見出しは【「少しでも元気に」金沢で12日演奏会 石川へエール響け 大津・龍谷大吹奏楽部 練習に熱】というものだった。

 盛山正仁文部科学相が6日の衆院予算委員会で2021年の衆院選で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体から選挙支援を受けたとする一部報道について「写真があるのであれば推薦状を受け取ったのではないかと思う」と語った。

 トヨタ自動車は6日、米南部ケンタッキー州の主力工場での電気自動車(EV)生産に向け、13億㌦(約1900億円)を投資する、と発表。同工場を米国初のEV生産拠点とする計画で、EVの組み立てに加え、別の米工場から調達する車載電池を電池パックに組み立てる生産ラインもつくるという。
 ほかには、米ワシントンの連邦控訴裁が6日、トランプ前大統領が2020年の大統領選で敗北した結果を覆そうとした罪で起訴された裁判で大統領の免責特権を認めない判決を下した。トランプ前大統領には逆風となるが、前大統領は上訴する方針だという。

(2月6日)
 死者・行方不明者が6万人に上ったトルコ・シリア地震が6日で発生から1年に。両政府の被災者支援策は不十分でいまだにテント生活を余儀なくされている人々が多いという。「多くの市民が故郷を離れ、元の生活を取り戻す道のりは険しい」とは、毎日新聞の朝刊報道。【1年なおテント生活 トルコ・シリア地震 進まぬ復興】と現状を伝えている。

 一方、日本の能登半島地震の方は【輪島の小中 登校再開 県内全校の休校解消 心のケア中心 オンラインも活用】【出身力士が応援】(6日付、中日夕刊見出し)と少しは光りが見え始めつつある。この調子で早く元に戻ることを心から望んでいる。

(2月5日)
 夜。東京23区の全域で大雪。NHKのテレビニュースでは千代田区や浅草、東京都心でシャーベット状になった雪を映し出し「6㌢の大雪は1昨年2月の2㌢以来の大雪だ」と報道。こちら、尾張地方は幸い雪は降らなかったが、身が凍えそうな寒い1日だった。

 京都市長選が4日投開票され、無所属新人の元官房副長官松井孝治氏(63)=自民、立民、公明、国民推薦=が、無所属新人の弁護士福山和人氏(62)ら4人との争いを制して初当選。与野党相乗りの「非共産」陣営が推した松井氏が、共産党の実質的な支援を受けた福山氏の猛追を交わした。投票率は、41・67%で前回を0・96%を上回った。愛知県豊田市長選が4日、投開票され、無所属の現職太田稔彦氏(69)が、同じく無所属で新人の元県議鈴木雅博氏(44)を破り、4選を果たした。投票率は過去最低だった前回を9・75㌽上回る46・31%だった。
 ほかに中日新聞科学面の【能登半島地震~海沿い景観一変~ 繰り返された大規模隆起 最大4㍍ 新たな海岸段丘が出現 北高南低 半島形成の一環■陸乗り上がる逆断層■「海底」は調査途上】の記事に関心を覚えた。同時に自然の科学現象には、とてもかなわないな-とも、つくづく思う。ありとあらゆる人間たちは、やはり生かされているのだなっ、と。
 
2024年2月4日
 福島県大熊町の帰還困難地域にある町立熊町小学校で2011年3月11日の東日本大震災発生に伴う福島第一原発事故後初めて当時の校舎が元児童らに開放された。熊町小は、第1原発の南約3・5㌔にあり、当時、東日本大震災を体験した元児童らは再会を果たし、ランドセルやマフラー、帽子、手袋など思い出の品々を手にした。

 新聞報道によれば、米中央軍は2日、ヨルダンの米軍施設で米兵3人が死亡した無人機攻撃への報復としてイラクとシリアで攻撃を行った。無人機攻撃は親イラン武装戦力の連合体「イラクのイスラム抵抗運動」が実行したとし、イラン革命防衛隊で対外工作を担う「コッズ部隊」や親イラン民兵組織を狙い七つの施設で85以上の標的を空爆。バイデン大統領は声明で報復は「われわれが選ぶ時間と場所で続く」と予告したという。

 雪と氷の祭典、第74回さっぽろ雪まつりが4日、札幌市で開幕。新型コロナウイルス禍で昨年まで規模が縮小されていたが、ことしは大通公園、繁華街すすきの、つどーむの3会場で行われ、4年ふりの全面開催。11日まで。

2024年2月3日
 きょうは節分だ。デ、いつも食卓の一角に置いてある舞(たつ江)の遺影の前に、社交ダンス仲間から頂いた福豆を供えて手を合わせ「福は内、鬼は外」と何度も唱える。わが家に幸せが訪れれば、天国のおまえも喜ぶに違いないからである。

 舞の遺影を前に「福は内」と手を合わせた
 

     ※     ※

     ☆     ☆ 
 石川県輪島市の応急仮設住宅の入居が3日から始まるのを前に、市は2日、仮設住宅を報道陣に公開。地震後の仮設住宅完成は初めてで、3日は18世帯の55人が入居を始めた。
 愛知県は2日、障害者グループホーム運営大手の福祉事業会社「恵(めぐみ)」を巡り、食材費の過大徴収などが見つかったーとして不正請求の有無に関する調査を始めたことを明らかにした。それによると、食材費の過大徴収は県内の全ホームで計約2億1800万円に及ぶという。【週3回訪問介護「必要か」 利用者家族 看護師「血圧書き写すだけ」】とは、本日付の中日朝刊の見出しだ。

(2月2日)
【会いたい 街に、あなたに 能登地震1カ月 祈る午後4時10分 元日から時間止まったまま】【死者240人 断水4万戸】【悲しみ毎日押し寄せ 珠洲で妻子亡くした男性 「ただの1カ月 まだ夢の中にいるよう」】(中日新聞2日付)
 このところの新聞各紙は、どこも能登半島地震のその後を大きく報道している。なかでも中日新聞は、28、29面で【あなたと生きた】【日々を忘れない】特集を生前の顔写真入りで見開き展開。まさに読者と家族に寄り添った紙面内容で読む人々の胸をとらえた。
 【能登と思いはひとつ 頑張らないで でも、負けないで 能登へ各地からメッセージ】といった1日付の被災体験者からの声収録特集に続く内容である。きのう、きょうとそれこそ、読者への限りなき愛が感じられるそんな他紙には見られない紙面であった。「火の玉になって」とは、こういうことを言うのではないか。まさにこのところの紙面展開は、被災家族1人ひとりへの深い愛が感じられる内容であった。

 2日付の「あなたと生きた」「日々を忘れない」の中日新聞見開き特集

 1日付の中日新聞「能登へ 各地からメッセージ」見開き特集

 午後。いつものように一宮のスポーツ文化センターへ。タンゴとワルツのレッスンに励んだ。あの可愛かった、たつ江、舞が「あのねえ。社交ダンスだけは、いつまでも続けるのよ」と私に言っていた、その言葉に従ってのレッスン行である。きょうは、春の発表会を前提としたイントロを含んだレッスンだったが、結構ハードな内容で息が弾んだ。でも、こうしたレッスンがいつまでも衰えない体力の維持につながっているような、そんな気がしないでもない。
 私はほかに、最近では自宅廊下をファッションステージのランウェイ代わりにモデルになった気持ちでかっこをつけてシャナリシャナリと歩くという、恥ずかしいことも続けているのである(ことし正月にはチョット、長男の嫁の前で歩いて見せ恥ずかしかったのだが。生前の舞にも見せてやりたかった)。

(2月1日)
 能登半島地震から、きょうで1カ月がたつ。
 中日新聞は見開き展開で読者からの心からのメッセージを【頑張らないで でも、負けないで】<能登へ 各地からメッセージ>との題で全国から届いた励ましの声を紙面収録。そして1面では【独り 現実なのか 珠洲で被災妻子4人亡くす 能登半島地震1カ月】の見出しで悲しい被災者を紹介。【避難1万4000人 長期化懸念】と報じ、連載企画<能登はやさしや 被災地とともに>では俳優常盤貴子さんの能登に対する思いを【能登と 思いはひとつ 能登の未来をあきらめない。それに尽きる】と報じている。
 毎日新聞も【指定避難所3割開設できず 発生当初 一部に殺到 備蓄枯渇】と痛い点をついているばかりか、【死因「圧死」が最多4割 警察庁分析】とも報じている。同紙はほかに【安倍派95人分不記載 5年で6.7億円 派閥が訂正】との見出しを打ち、政界のずさんさを露呈させる内容となっている。

 悲しいかな。きょうも被災地に関する記事で一色である。
 日本相撲協会は31日、東京・両国国技館で春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議と臨時理事会を開き、東関脇琴ノ若(26)=本名鎌谷将且(まさかつ)、千葉県出身、佐渡ケ嶽=の大関昇進を満場一致で決めた。昇進2場所目となる5月の夏場所から、元横綱だった祖父のしこ名「琴桜」を襲名予定だという。
 この日、協会は使者ふたりを千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋に派遣。琴ノ若は昇進伝達式で「大関の名に恥じぬよう、感謝の気持ちをもって相撲道に精進してまいります」と口上を述べた。

 プロ野球は1日、沖縄、宮崎両県で昨季に1985年いらいの日本一を達成した阪神など10球団がキャンプインした。パ・リーグ3連覇中のオリックスは2日、西武は6日に始動する。
 このうち、われらの中日ドラゴンズの春季キャンプは1日、沖縄県の北谷町と読谷村で始まった。1軍拠点の北谷では大野、小笠原、涌井らがブルペン入り。新しく加入した中田、中島も打撃練習を開始し、シートノックでは岡林が右翼の守備に。2軍拠点の読谷では石川昴がフリー打撃で快音を響かせたという。いよいよ球春。ことしこそ、ドラゴンズの春、シーズン到来である。

あゝ、能登よ 能登半島

 1.
 能登半島。私たち家族がかつて7年間、お世話になったその能登で、とてつもなく大きな地震が起きた。2024年1月1日午後4時10分ごろの不意打ちである。震源は輪島市の東北東30㌔付近で深さ16㌔。地震は逆断層型でマグニチュード(M)は7・6で震度7と推定され、国内での震度7は2018年の北海道地震以来。大津波警報が頻繁に発表されたのは、2011年に日本人が体験した東日本大震災いらいのことである。その能登半島地震は珠洲で。輪島で。穴水、志賀、中能登、七尾、羽咋で…と能登半島の至るところで多くの人々の命を奪ったのである。今も多くの人々の行方がわからないままで人々は、断水に停電、孤立、食料不足、避難生活のなかで満身創痍となり、過ごしている。

 能登半島といえば、だ。人々の心はどこまでもやさしく、かつ透明である。♪能登はやさしや土までも、の言葉で知られる優しさに満ちあふた土地で知られる。それこそ、雪片はむろんのこと、雨粒ひとつ〝雨滴〟さえもが美しく温かくキラキラと輝いて感じられる。そして。そのやさしさに包まれて生き続けてきた全ての人びとにとっては当然のことながら、愛しくて抱きしめたいほどに限りなく自慢の海と風土、豊かな人情に恵まれた土地柄でもある。
 その能登の大地と人々が今、泣いている。土地のことばで<泣かんとこ>と言ったところで、涙は限りなく大地に吸い込まれ、落ち続けるのである。ことしの元日早々に唸りを立て大揺れに揺れ、半島全域が奈落の底に落ちてしまい、人々が呻き苦しんでいる。一体全体、何があったというのか。能登の人たちが悪いことでもしたというのか。そんなはずはないのに。能登に住む人々にはどうしてよいものか、が互いに分からない。それでも人々は互いに助け合い、その地獄の底から立ち上がろうとしている。歯を食いしばって。はいあがろうとしている。このことだけは紛れなき事実である。

 わたくしは今、かつて今は亡き森繁久彌さんが地元七尾青年会議所メンバーの情熱と求めに応じて能登を訪れ、作詞し、そのご岩代浩一さんにより作曲され、世に出、いまでは多くの人々に親しまれ歌われている<能登の夢>を繰り返し口ずさんでいる。せめて、歌の心で能登の大地がたとえ、ほんの少しでも癒され、安らげばーと思うからだ。
 歌は、森繁さんの冒頭のナレーション「海の潮こそ旅人なれ……」に続き、始まる。
 こんな歌である。
♪能登はやさしや土までも
 このやさしさにつつまれて
 七尾の浦に育ちしは
 血潮のたぎる誇りぞと
  タブの葉ずれに光る海
  何故か涙のこみあげる
  ああ雲は流れ雲はゆく
  ああ波は歌ひ波は呼ぶ
♪和倉の浜に二人して
 砂に字を書き君とまた
 よしなきことを語りしは
 遠いあの日の思ひ出か
  貝に心を寄せながら
  耳にあつれば波の音
  遙か岬の春(うす)づけり
  汐風よ海原よふるさとよ
  友よ大空よ能登の夢

    ※    ※

    ☆    ☆             
 その能登だが、七尾で家族五人で七年間過ごした第二のふるさとだと言ってもいい土地だけに、忘れられない多くの思い出がある。思い出は良いことも悪いことも、だ。話し尽くせない。話はわが脳裏に泉の如く噴き出てくるのである。そこには、いつも土地の人々との温かい交流、心の通い合いがあった。
 土地の人々が同調する時と否定するときによく使う言葉に「ほやわいね」と「ほんながかいね」がある。これほど私たちの胸元にズズイッと入ってくることばはない。実際、能登滞在時に私は、和倉温泉のある七尾をはじめ輪島、門前、珠洲で。そして穴水、中能登、志賀、羽咋など行く先々で、このやさしく、かつ厳しい言葉に助けられてきたのである。それだけに、私は、これほどまでに無情な大地震の襲来を許せない。

2.
 年明け早々から最大震度7を観測、能登全域を恐怖に陥れた能登半島地震は10日、発生から10日となった。午前9時時点での死者は203人で、うち珠洲市の6人と能登町の1人について石川県は「災害関連死だ」と発表したが、あくまでどれも10日時点での死者と災害関連死の数である。
 
 被害が日に日に大きくなっていく能登半島地震の実態が目の前にさらされているからだろうか。なぜ、なのだろう。ただ歩いている。それだけなのに。道そのものが泣いているように感じる。どんどん、どんどんと涙がまるで海の滴のように、津波となってわが両の目からあふれ、涙の道をつくり続けている。まるで血しぶきみたいだ。「な~んも。おれら。悪いことなんか。なんも、しとらへんのに。だちかん。わしらを何と思っとるのじゃ。繰り返すが、わしらはなんもしとらへんのに。なんで天罰みたいなもん、わしら受けなアカンのや」といった声があちこちから。能登の人々の声が聴こえてくる。

 その能登半島だが、私にとっては七尾で今は亡き妻ら家族五人(ほかに、愛猫てまりに、ウサギのドラえもんちゃんも一緒だった)で七年間楽しく過ごした思い出の地だと言ってもいい。それだけに、当時も珠洲を中心にかなり大きな地震が発生、取材基地を半島突端の現地に設け1カ月ほど現地キャップとして滞在したことなど(あの時も液状化現象がひどかった)忘れられない多くの出来事があった。思い出は良いことも悪いことも、話し尽くせないほどある。当然のようにあんなこと、こんなことが今なお、わが脳裏に泉の如く噴き出てくるのである。
 そして。そこには、いつも能登の人々との温かい交流、心の通い合いがあった。ママさんソフトボールの仲間たちに始まり、中日写真協会七尾支部の人たち。和倉温泉の旦那衆。清美さんらミス和倉温泉に七尾青年会議所の仲間たち。ほかに着物着つけ師の山原さん、エッセイストの小林さんらそれこそ、数え知れない人びととの交流と友情があったのである。

 ところで能登の人々が日常会話でよく使う言葉に「はいだるい」「おとろしい」「おいね」「ほんながかいね」「だら」「ちょっこし」「いじくらしい」「けったくそわるい」「ごっつぉ」などがある。そこで、私、わたくしは改めて思う。大地震が揺れた時、能登の人々はどんなに恐ろしい、そう「おとろしかった」ことか、と。
 私はかつて在任中に、新聞の地方版・能登版で【支局長日記】のほかに【能登の方言】を書き続けたこともあり、能登ならでは、の独特の表現にはそれこそ、多くを教えられたのである。
 そして。これらの会話。能登方言には、ごくたまにではあるが、「ほやわいね」「あのなあ ほいでなあ」と相槌を求めながら話してくる表現もあった。その言い回しは、不思議とかつて妻ともども三重県志摩半島で大変お世話になった海女さんたちが海に潜ったあと海女小屋の火場にみんなで当たってからだを休め雑談をする時によく使う「あのなあ」とか「ほいでなあ」といった表現と、どこか不思議とその口調、イントネーションが似ていたのである。
「あのなあ」「ほいでなあ~」「おいや」表現は、能登に在任中にどうかすると三重の女性たち、中でも海女さんたちが使っていた海女言葉にとても似ていることに気付き、私と妻たつ江(伊神舞子)は後年、能登の地で感嘆するやら驚くやらした。

 というわけで、能登の人々の口から出る会話、これほどまでに私たちの胸元にズズイッと入りこんでくるやさしいことばはないのである。実際、能登滞在時に私は、和倉温泉を抱える七尾をはじめ輪島、門前、珠洲で。そしてボラ待ちやぐらで知られる穴水、中能登、志賀、羽咋など行く先々で、これらやさしい言葉に助けられてきたのである。それだけに、私は、今回起きたこれほどまでに無情で非情きわまる大地震の襲来を許せないのである。
 そして。同時に私は現在、ウクライナで、ガザで続いている人間たちの愚かで醜い戦争。これらの全てが、自然の猛威にはかなわないことを改めて確信させられた。ガザも、イスラエルも、ウクライナにロシアの戦争も、だ。一時的にせよ、自然の猛威には、これら全ての戦争が吹っ飛んでしまうことも教えられた。令和六年の元日。能登半島を襲ったマグニチュード7・6の大地震は、それこそ一瞬のうちに多くの人の命を奪い、日本中を悲しみのどん底に突き落としたのである。
 
 いずれにせよ、自然が戦争を一向にやめようとしない、浅はかで愚かな地球の人間たちに対して怒り、警告を与えてきたことだけは確かだといえよう。でも、能登の人々がウクライナを、ガザを痛めつけたというのか。そんなことはないのだ。心優しい能登の人々は、いつものように互いに励ましあいながら生きているのである。(続く)

3.
 地震が発生して間もないその日。私が最初にお見舞いの連絡をしたのは、七尾在任時に妻ともども大変お世話になった当時の新聞販売店笹谷さんの若おかみ・よしえさんだった。私は大地震発生から少し落ち着いた1月3日昼になり「能登半島地震、大丈夫でしょうか。心からお見舞い申し上げます」といったラインによるお見舞い文を遠慮がちに打ったのである。このメールに対する彼女からの返事は次のようなものであった。何よりも返事がきたのは無事である証拠でよかった、と思ったのも事実である。

 私の問いかけに彼女は夫のりさん(憲彦さん)のことに触れ「おいや。うちのは発生当時、また運が悪いことに輪島に出かけており、二日間避難しやっと今日のひる七尾の自宅につき、茫然自失とはこのことです。疲れた-しばらくほっておいてほしい。とのことです」とのことで、一瞬のうちに地獄に突き落とされてしまった現場の緊迫感のようなものがビンビンと伝わってきたのである。
 そして。しばらくたった9日午後になり、よしえさんからは私宛てに次のようなメールが届いた。
「ありがとう まだまだ続く苦しい日々でも新聞は毎日届きました。(私たちの後任の販売店主さんはじめ、店員の皆さまには)頭がさがります……。今朝本紙のコラムに伊神さんらしき人から手紙が届きましたとあったのでア~アきっとと思いました(残念ながら、私は能登の知人記者らにメールはしたが今のところ手紙は送ってはいない。郵便事情が大変でかえって迷惑をかけてしまう、と判断したからだ。だから、まずはメールでお見舞いをすることにした)」

 このメール(ライン)に私は「大変でしょうが。なんとか能登全域が元に戻ることを願っています。」と打ち返すと、よしえ夫人からは「輪島へ携帯を落としてきた(夫の)憲彦ですが。携帯を新しく買ったので直接ちからづけてやってください」との返信があった。私は即座に次のようなラインを送ったのである。
「わかりました。憲さんはすごいお方だと思いました。携帯電話こそ失くされましたが、新しい携帯電話とともに能登を生き返らせようとしておいでなのだから。復興、心の底から願っています。」とー

 わたしが遠慮がちながら大地震発生が気になり、お見舞いのラインやメールをしたのは、ほかに七尾支局の女性スタッフ奈美ちゃんはじめ。私の在職中、国内外への「海の詩(うた)」公募で大変お世話になった元七尾JCメンバーだった佐田味良章さん、靴屋の木下博安さん、そして私が七尾支局在任当時の支局員数人に、その後の支局長経験者らほんの数えるほどであった。メールがかえってわずらわしくなることがないよう-それでも能登半島のことが気になるので最大限の配慮をし、連絡をしたのであった。
 
 1月13日夜遅く。今、わたくしは目をつぶって能登半島地震の惨状についてあれやこれやと頭を巡らしてみる。ここ数日、ネットを中心に調べてみたところ、能登が世界に誇る和倉温泉街はどの旅館も大きなヒビが至るところに入ったり、肝心のお湯が出なくなってしまう-といった大被害でここしばらくは営業などとても出来そうにない。さらに、あるテレビ局の放映によれば、美湾荘さんは旅館内のあちこちがクチャクチャで、おそらく加賀屋さんなど他の老舗旅館のどこもが同じように瀕死の重体といってかまわないだろう。
 日本はおろか世界に誇る旅館街の痛手となると、これは想像を絶するものだと言っても過言でない。ほかに志賀町では、地震で熱湯を浴びた男の子、中川叶逢ちゃん、5歳が救急車の出動を断られ亡くなってしまった。また、大相撲の人気力士「遠藤」のふるさと穴水では帰省中の長男や長女、そして妻も含めた6人家族の5人が家屋の倒壊で下敷きとなって全滅。大切な家族が一瞬にして亡くなってしまうなどただ一人残された男性のことを思うと、言葉もない。皆さん地獄に落とされたみたいで、運命としか言いようがない。私は、それに比べたら、短歌に俳句に、詩に、と楽しい日々を過ごし2021年秋に旅立った舞はまだまだ幸せな人生だったかもしれない、との思いを強くしたのである。と同時にニンゲン1人ひとりに与えられた定め、運命って。一体何奴なのだろう、とも思った。

 ここで改めて立ち止まって考えてみれば、生きていればことしが年女だった、わが亡き妻たつ江(伊神舞子)はウクライナ戦争もガザの悲劇、能登半島大地震も何もかもを知らないまま旅立ってしまった。もしも知っていたなら、俳人で詩人、歌人でもあった伊神舞子はどんな俳句を、詩を、短歌を天下に向かって作っていたかと思うと、なぜかわけもわからないまま怒濤となって涙があふれ出てきたのである。(続)