一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2025年7月~)
2025年7月13日
【鶴保氏 委員長辞任へ 衆院予算委 地震発言、自民打撃】とは、本日付の中日新聞朝刊1面見出し。自民党の鶴保庸介参院予算委員長は、「運のいいことに能登で地震があった」と失言したことの責任を取り、委員長を辞任する意向を固め、党幹部に伝えた。ーといった内容で口は禍の元の典型例だといえよう。
【大野完投 ニッコニコ <球心>3年ぶり「次は完封」】【岡林4年連続100安打】とは、スポーツ面の見出し。【竜3連勝 中日7―1広島】の小見出しにやれやれである。先日までは「負けてばっか」の悪印象が強かっただけに、やっと日が差し始めた-といったところか。勝負はこれから。井上ドラゴンズには、この先、どこまでも勝ち続けてほしいのである。
【待ってた ブルーインパルス 大阪万博・展示飛行 来場者伸び悩み】【「豊かな歴史文化触れた」モンゴル1週間 陛下感想】【ヒグマ襲撃 男性死亡 北海道 初「警報」付近捜索】【■千葉・鴨川で中学生流される■悪石島で震度4】とは13日付の毎日新聞朝刊。
(7月12日)
「ICC(国際刑事裁判所)の掲げる使命である世界における最も重大な犯罪の処罰に貢献し、犯罪被害者のために正義を実現するため仕事にまい進してきました。しかし米国から一方的かつ理不尽な理由で、テロリストたちが載る制裁リストに併記されました。これがどれほどの屈辱か。人間性を否定する許し難い行為です」とは、本日付の中日新聞朝刊1面【「法の支配 風前のともしび」ICC赤根所長、法曹に訴え】の記事の一節である。
記事は、さらにこう続く。
――制裁対象となった4人の判事はウガンダ、ペルー、ベナン、スロベニアの出身でいずれも女性。実際に逮捕状を出したフランスの男性判事は含まれていないという。「こんなことが許されていいのか。非常に選択的、かつ差別的な制裁方針と言わざるを得ない」。赤根氏は当然ながら米政府を批判し、危機感あらわに訴え、「法の支配は風前のともしびのように見える。ICCを何としても守らなければならない」との記事はまさにそのとおりだといえよう。
それにしても、トランプ大統領は何をしているのか。ご自身が【世界平和と正義の味方】を唱えるのであるならば、だ。こうした時にこそ、赤根所長らを擁護すべきではないのか。全くもって、世界のリーダーたるものが何をしてるのだーと私は言いたい。同世代の男として恥ずかしい限りである。
正午過ぎ。NHKラジオで▽保坂正康が語る昭和人物史を聞き、朗読「宮本武蔵」を聞く。どちらも、なかなか良い内容であった。こちらもメディアとしての役割を果たしているナ、と思う。中でも今は亡き俳人金子兜太さんの生の声が、わが妻伊神舞子を思い出させ懐かしく感じられた。それにしても、きょうも暑い1日である。
名古屋市北区の名城公園に建設されたIGアリーナで12日、大相撲名古屋場所(中日新聞社共催)の土俵祭りが行われ、日本相撲協会の関係者らが15日間の安全を祈願した。名古屋場所は13日に初日を迎え、アリーナも正式開業となる。八角理事長(元横綱北勝海)や名古屋場所の出羽海担当部長(元幕内小城ノ花)、中日新聞本社の大島宇一郎社長らが出席。祭主として立行司の木村庄之助が祝詞を奏上する中、出席者は厳粛な面持ちで場所の成功を祈った。――とは、本日付け中日新聞夕刊の記事である。
ほかに【人口肉万博でご賞味あれ 代替肉料理や培養肉展示 3Dプリンターで霜降り】(日経夕刊)【<戦後80年 昭和100年>毒ガスと被曝95歳反戦訴え 動員風船爆弾製作も「加害責任直視を」広島体験記録の画集出版】【「米が高い」X投稿30倍超 今年5月は10万4600件】(中日夕刊)とは、各夕刊記事である。
(7月11日)
金曜日。いつものように午後、社交ダンスのレッスンで一宮市のスポーツ文化会館へ。ワルツとクィックステップのレッスンに挑んだが、何となく感覚はつかめてきたような。そんな気がする。帰宅後、ラインで能登半島地震の復興応援歌【能登の明かり】を1人でも多くの人々に歌ってほしくて#をつけ発信するも、これがなかなかうまくいかない。ジェミニさんに教えられたとおり「#能登の明かりを聞いて歌ってください」いった具合に#をつけて発信してはみるが、なかなかうまくはいかない。なぜ、うまくいかないのか。あすまた「熱砂」同人でSNSに詳しい彼女(「熱砂」編集委員の黒宮さん)に聞いてみよう。きょうのところは、あれやこれや、とチャレンジしようとした分だけ、逆に疲れてしまった、そんな気がするのである。
(7月10日)
昨夜。関東地方一円が短時間で記録的な集中豪雨に襲われた。デ、東京の文科省に務める長男は職場から川崎の自宅まで帰るのに「電車が混みすぎでタクシーも捕まらず大変」だったようだが。午後10時前になり何とかタクシーをつかまえ帰宅することが出来た、とのこと。やれやれである。人間、いつ自然という怪物に襲われるのか、は分からない。知れたものでない。やはり、みな自然の猛威のなかで呻いているだけか。そんな気がしないでもない。
ここは長男が無事、帰宅出来たことに感謝するほかない。
昼。江南市内のショップ「ピアゴ」の隣りに位置し、リニューアルオープンしたばかりのレストラン「ビッグボーイ」へ。ここで昼食をしたあと、店内の防災グッズコーナーへ。心やさしき友人からの温かい心、アドバイスに従っての行動だが、結構アレヤコレヤとそろっているなと安心。これなら大丈夫だ、と。そう思って帰宅した。
防衛省が9日、陸上自衛隊の輸送機V2オスプレイの正式配備先となる佐賀駐屯地(佐賀市)を開設し機体の移駐を始めた-というニュースはじめ、【米、銅に50%追加関税 防衛やEVで需要拡大】など毎日多くのニュースが報じられている。そうしたなか、けさの朝刊からひとつ選べと言われれば、私は躊躇なく【鶴保氏 能登地震発言 参院選自民追い打ち】を上げるに違いない。自民党の鶴保雇介参院予算委員長が9日、和歌山市で記者会見し、参院選の自民候補を応援する集会で「運のいいことに能登で地震があった」と発言したことに陳謝し、撤回したことだろう。鶴保氏はこれより先、8日の自民候補の集会で2地域居住の推進を説明する中で「運のいいことに能登で地震があった。緊急避難的に金沢市にいても、輪島市の住民票が取れるようになっていった。」と演説。途中「能登で地震があって上の方、輪島だとか。たま、なんだっけ」と能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市に言及したが、東大出ともあろうものが、だ。被災地をこれほどまでに小ばかにした言動はなかろう。あきれてモノが言えない-とは、このことを言う。ちなみに鶴保氏は、参院和歌山選挙区選出で現在5期目。2028年に改選を迎えるという。
夕刊は【富士開山 静岡側も安全に 入山料(1人4000円)徴収】【尹前大統領再び逮捕 公務執行妨害疑い 4カ月ぶり拘束】【エヌビディア(米半導体大手)世界初4兆㌦(約590兆円) 時価総額】=いずれも中日新聞見出し=といったところか。
(7月9日)
本日付の中日朝刊1面は、【対日関税25%通告 トランプ氏、変更含み 来月1日発動】【首相 交渉加速指示】というもの。そして24面の第二社会面には【1700人犠牲モンゴル 両陛下抑留地で慰霊】の見出し。天皇、皇后両陛下が8日、公式訪問中のモンゴルの首都ウランバートル郊外で戦後の抑留中に亡くなった日本人の慰霊碑に供花し、追悼されたニュースが報道されていた。海外抑留地での天皇によるこうした慰霊は初。1700人以上がモンゴルで犠牲になっており、両陛下は黙とうをささげ、戦後80年の節目に当たって平和への思いを示された。良いことだと思う。
そして。本日付の中日夕刊は【米、銅に追加関税「50%」 重要物資国内生産目指す】【米洪水161人不明 トランプ氏11日訪問 死者111人に】。こんな見出しのなか、【次は君が組み立てて「プラモの街」静岡市子どもファン開拓 お手軽版やモニュメントでPR】の話題には、どこかホッとさせられる。
(7月8日)
米テキサス州で夏季キャンプに参加した少女らを巻き込んだ洪水の被害は7日時点で死者が104人に達したという。こうしたなか、日本時間7日午後0時10分ごろにはインドネシアのレウォトビ・ラキラキ山(1584㍍)で大規模な噴火が発生するなど自然界は人間社会に対して容赦ない(気象庁は、その後日本への影響はない、と発表)。
一方、6月下旬から地震が頻発している鹿児島県十島村のトカラ列島・悪石島では7日も未明に震度5弱、午後にも震度4を観測するなど地震が相次いだ。悪石島では6日午後、震度5強を立て続けに2回観測しており、村では島に残る住民約20人の対応に追われている。悪石島では3日に震度6弱の地震が発生。2回にわたり島民計44人が鹿児島市に島外避難。震度5弱を観測した小宝島からも15人が避難。鹿児島県の派遣要請に基づき鹿児島市立病院は島の診療所に看護師の永尾香織さんの派遣を決めている。自然の猛威に、このところ人間社会が翻弄されている。
朝刊は、ほかに【静岡・伊東市長(田久保真紀市長=55歳=)が辞職表明 学歴詐称疑惑 出直し選出馬へ 議会は辞職勧告決議】【多治見は38.8度 全国最高】など。
「2025年8月1日より、われわれは米国に輸入される全ての日本製品に対し、全ての部門別関税とは。別にわずか25%の関税を課します。より高い関税を回避するために第三国経由で輸送された製品は、その高い関税の対象となります。この25%という数値は、貴国との間にある貿易赤字の格差を是正するには依然として不十分であることをご理解ください。/ご承知のとおり、日本または日本国内の企業が米国内で製品を製造または組み立てることを決定した場合、関税は課されません。そして実際、われわれは承認を迅速かつ専門的に、そして日常的に取得できるよう最大限の努力をいたします。つまり、わずか数週間で行います。」とは、トランプ米大統領が日本に25%関税を通知した書簡全文のうちの一部である。
というわけで、本日付の夕刊1面トップは【対日関税 8月から25% トランプ氏譲歩狙い期限延長】。ほかには【苦境に輝く✈ 堅実サービス ANA国内部門 能登空港が最優秀賞 地震で被災しながらも業務】【安倍氏銃撃3年 「なぜ命を」各地で追悼 山上被告 10月初公判】など。きょうも紙面にはニュースがあふれている。
(7月7日)
きょうは「夏の暑さが始まる小暑(しょうしょ)。これから、8月上旬の立秋の前日までが暑中で、暑中見舞いはこの期間に送るものである。とはいえ、もはや何日も前から暑中が続いている-と感じるのは私だけでもあるまい。
事実、けさの新聞は【桑名38.3度 全国最高 中部各地猛暑日きょうも注意を】と呼びかけている。それによれば、「中部地方は6日、厳しい暑さに見舞われた。三重県桑名市で38・3度とこの日全国で最も暑くなるなど、各地で最高気温が35度以上の猛暑日となった。/気象庁によると、中部地方全域が広く高気圧に覆われ、日中の気温が上昇した。最高気温は愛知県豊田市で37・9度、岐阜県多治見市でも37・7度と、それぞれ全国2、3番目の暑さを記録した。/名古屋市は36・5度、長野県飯田市南信濃で36・7度、滋賀県東近江市で35・0度だった。……」と報じている。
ほかに気になるのは、地震が相次いでいる鹿児島県十島村のトカラ列島悪石島だが。ここでは6日午後2時1分ごろ、震度5強の地震があり、同7分ごろにも震度5強を、7日午前0時12分ごろにも震度5弱の地震を観測するなど地震が相次いでおり、島民は不安な日々を過ごしている。トカラ列島を震源としての有感地震は実に1500回を超えたという。
ほかにも【浜松のガールズバー 女性店長と店員刺され死亡 殺人未遂容疑で客の男逮捕】【フジ統治不全 日枝氏が一因 検証番組元社長ら証言】【玉井義臣さん死去 90歳あしなが育英会設立】【藤井6連覇に向け先勝 第1局 千日手指し直し制す】などいろいろある。
というわけで、このところは暑い暑い日々が続いている。
それはそうと、きょうは七夕である。この日がくると浴衣姿のおまえ、たつ江を思い出す。おまえは、この日が来ると決まって浴衣姿となり、自ら営むリサイクルショップ「ミヌエット」の店頭に立ったものだが、とてもお似合いで、その悠然たる姿には私自身、誇らしげに思ったものである。そのおまえ、たつ江も今はこの世にいない。これほど寂しいことはないのである。でも、おまえはいつだって俺の心の中にいることも確かだ。舞。たつ江。元気でいるか。きのう玄関先にススイッと蜘蛛が一匹現れて、わが家を訪れたが、私には、おまえ、すなわち舞(たつ江)の化身のような。そんな気がしてならないが、実際はどうなのだろう。
(7月6日)
【痛恨逆転負け 投手8人投入執念実らず井上監督 3年ぶり回またぎ清水の好投無駄にしない 今季最長5時間5分 9回から2㌄無失点】とは、本日7月6日付の中日スポーツの1面見出しである。なんたることか。われらがドラゴンズはまたしても延長12回の末、6―4で負けた。「それでも、みんな、それぞれ頑張っているのだから。負けは負け。しかたないさ」とは、もう一人のボクの気持ちである。
というわけで、ドラゴンズは昨日、バンテリンドームナゴヤでの試合でファンの声援と期待にもかかわらずヤクルトに負けてしまった。「仕方ないか」。もう一人のボクが自重の鐘でも鳴らすように「今度は勝つ。きっと勝つから」と自分で自分をなぐさめる。のである。
トカラ列島近海を震源とする地震が相変わらず頻発、そのつどNHKラジオから「番組の途中ですが。九州地方で……」と発生したばかりの地震についてのニュースが流れる。こうした報道はきょうも再三あり、担当アナウンサーは、そのつど「この地震への津波の心配はありません」などと繰り返し告げている。一方、お昼の茶の間には、同じラジオからのど自慢大会の様子が実況中継されている。
(7月5日)
鹿児島県十島村の悪石島でけさ午前6時29分ごろ、震度5強の地震を観測。気象庁によれば、震源地はトカラ列島近海で震源の深さは19㌔。地震の規模はマグニチュード(M)5・4。津波はなかったーとは中日の夕刊。十島村によれば、幸い悪石島にいた全員が無事で家屋の被害は確認されなかったという。気象庁によれば、トカラ列島近海の震度1以上の地震は6月21日以降、本日7月5日午前7時までに実に1300回を超えたという。夕刊報道によれば、十島村の久保源一郎村長はこの日の記者会見で悪石島から島外に避難する第2陣は「20人以上になる」との見込みを明らかにしたが、近くの子宝島からも希望者を募り、第2陣と同行してもらうことも検討する、とした。
本日付の中日夕刊報道によれば、米大リーグのナショナルズに今季加入した小笠原慎之助投手が6日午後1時35分(日本時間7日午前2時35分)開始の本拠地でのレッドソックス戦で先発としてメジャー初登板することが決まったという。27歳の小笠原はプロ野球中日ドラゴンズからポスティングシステムを利用してナショナルズに移籍。オープン戦は5試合で1勝3敗、防御率11・25と振るわず開幕をマイナーの3Aで迎えていた。ドラの出身だけに、米大リーグでも活躍してほしく思う。ドラファンなら、誰とて同じ気持ちに違いない。
夜。NHK総合の新プロジェクトX【私は殺してない! 獄中から届いた手紙350通 弁護士と記者のタッグ 取調室で何かあった? 司法の闇に挑め!】を見る。担当弁護士と中日新聞大津支局の記者らの西山美香さんの冤罪事件に挑んだ内容を振り返りつつ検証するといったもので、弁護士と記者の地道な格闘には頭が下がった。事件は、滋賀県・湖東記念病院の元看護助手、西山美香さんが患者の人工呼吸器を外して殺害した-として有罪判決を受け、12年服役したのちの再審、やり直し裁判で無罪が確定したというもので、冤罪事件をトコトン、しかも地道に追求し続け西山さんの無罪を証明したその努力にはあらためて頭が下がった。
大津支局といえば、それよりはずっと以前に私自身が大津支局長として在任したことがある職場だっただけに、とても他人ごとではなく、このプロジェクトXを注意深く拝見させて頂いた次第である。滋賀県庁前に建つ新しい大津支局の局舎にはなぜか懐かしさも感じたのである。そればかりか、かつての同僚、秦記者の姿までも思いがけずテレビ画面で拝見。後輩記者たちは皆それぞれのポストで地道にがんばっているなあーと改めて思った次第である。
(7月4日)
金曜日だ。
第27回参院選が昨日の3日に公示され、20日の投開票に向け、選挙戦が始まった。今回の選挙戦はコメをはじめとした物価高対策に自民党派閥の裏金事件に端を発した政治とカネの問題、さらにはトランプ米政権の高間税措置への対応などが主な争点とは、新聞の論調である。
そして。昨年10月の衆院選で少数与党となってから初の国政選挙で結果次第では、石破茂首相(自民党総裁)の政権運営に直結する選挙になることも十分、考えられる。というわけで、各紙とも【「国難」の今 選ぶ未来は 参院選公示 物価、裏金など争点 522人届け出20日投開票】(中日)【日本の針路選ぶ 20日投開票 問われる物価高対策 参院選公示 自公過半数焦点】(毎日)と選挙一色の展開が目立つのである。
本日付の中日夕刊は【王谷さん小説英ダガー賞 日本人初「ババヤガの夜】はじめ【トランプ関税文書で通知 4日から一方的措置】【悪石島 一部島外避難 震度6弱 鹿児島市へ1週間程度】【東海 梅雨明け 3位タイの早さ】。また日経夕刊は【トランプ減税成立へ 下院通過富裕層・企業に恩恵 490兆円財政悪化】といったところか。
(7月3日)
トランプ米大統領は1日、日本との関税交渉の早期合意は困難との認識を示し、相互関税を念頭に近く日本に30%や35%など高い税率を課す可能性を示唆した。相互関税の上乗せ分の停止期限が9日に迫る中、関税停止期限の延長にも否定的な考えを改めて示し、日本に対する圧力を強めた。――とは、3日付の毎日新聞朝刊1面リード記事。そして。これを受けての見出しは【対日相互関税35%示唆 トランプ氏 交渉合意疑問視 停止期限の延長否定】というものだった。
一方、中日新聞の1面見出しは【参院選2025 きょう公示 給付か減税か各党応酬】【対日関税「30%か35%か」 トランプ氏 交渉合意 疑問視】【「対米投資、雇用創出で打開」首相】というものであった。
そして。本日3日付夕刊といえば、だ。【石破政権 どう評価 参院選公示20日投開票 物価対策が争点 491人立候補】(日経)【物価対策裏金など論戦 510人超届け出 1人区に注目 参院選公示 20日投開票 愛知14 岐阜6 三重4 静岡7】(中日)と選挙一色モードに。
そんな中、本日午後4時13分ごろ、このところ地震が多発している鹿児島県トカラ列島の十島村で最大震度6弱の地震が発生。気象庁の緊急会見によれば、十島村で最大震度6弱を観測することは初めてのことだという。十島村では震度1以上は1050回に達する、とは気象庁。
(7月2日)
中日新聞の本日付朝刊中面(14、15面)に【行って、知って。能登】の見開きの特集紙面。この紙面展開に中日の郷土愛を感じた。
2日付の中日見開き特集紙面
先日16日付の能登版紙面
どこまでも。能登半島全域に対する広く、深い愛が感じられた中日特集紙面。記者たちの限りなき頑張りに期待したい。
このほかの紙面は。【死者8割減 目標再び 南海トラフ防災計画を改定 重要施策進捗を毎年確認】【参院選あす公示 510人超が立候補準備】【新会場に新横綱 大相撲名古屋場所開幕を前に、設営が進むIGアリーナを見て回る新横綱・大の里関、横綱・豊昇龍関】【路線価伸び幅最大2.7% 25年訪日客、マンション後押し】といったところか。
(2025年7月1日)
火曜日。中日新聞の夕刊によれば、昨年の能登半島地震と記録的豪雨で被災した石川県輪島市の沖合でこの日、すなわちきょう7月1日、海女さんによるもずく漁が1年ぶりに行われたとのことだ。約140人の海女さんが出漁。午前9時過ぎ、漁を終えた船が輪島港に次々と戻り、海女さんたちが籠いっぱいに積んだもずくを運び上げた-とのことだが、圧巻だったに違いない。記事には「地震前は海女1人で200㌔のもずくが採れる日もあったが、元通りになるには数年かかるといい、この日は1人20㌔と制限をつけた」というがその光景は圧巻だったに違いない。
私の場合、海女さんといえば、どうしても、かつて【海女その世界】の連載企画を書いた三重県志摩半島の海女さんを思い出してしまうが、能登在任時には輪島沖に浮かぶ舳倉(へくら)島の海女さんを「能登人間ものがたり」で取材し、紹介したことがある。それだけに、志摩半島の海女さん同様、能登の海女さんの存在もなぜか懐かしく感じられることも事実だ。こうした体験もあってだ。今は能登の海女さんたちが1日も早く元に戻ることを願い、かつ期待したいのである。