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2011/12/22

真伏善人の短編小説「暗転転」


☆クリスマスを前に腕組み流し目、はにかみ野郎の真伏善人ならではーの短編の世界を読者の皆さまにお届けします。
 一見して普通のサラリーマン生活を続ける時玉八郎。給料日に高校の二年後輩の同僚と行きつけの飲み屋に行くが、そこで知った現実は。同僚よりも少ない給与明細…。そこから、悲劇の舞台が始まる。
 サラリーマンに共通した悲哀と恨み。給与を査定した職長・大熊への復讐に燃えた時玉八郎の目の前にはもがけばもがくほど暗転に継ぐ暗転が待っていた。
 「いくら皆んなより薄い賃金で生活していても八郎はこの辺で夢とか希望とか、気持のふくらむものが人並みにあってもいいのではないか……」
 女。競馬。競輪。パチンコ。酒…サラリーマンの悲哀は、やがては自暴自棄に。結末が現代サラリーマンの一端を浮き立たせ、人間臭い、赤裸々な小説となって誕生した。あぁ~、暗転、転。サラリーマン社会特有の転落の絵が、ここにはある。

2011/12/09

「熱砂」同人のテーマエッセイ「走る」を公開


☆ウエブ文学同人誌「熱砂」自慢でもあるテーマエッセイ「走る」を公開しました。この試みも十回目です。みなさん、ぜひ読んでください。
 タイトルと作者名は次の通りです。
「ただヒタスラに」(伊神権太)
「メモリー」(碧木ニイナ)
「走る」(牧すすむ)
「母の小走り」(真伏善人)
「カメがピョンピョン」(山の杜伊吹)
「かけっこ」(黒宮涼)
「走るということ」(加藤行)
「走る」(平子純)
ー頑張っても出来ないことがある。でも、とにかく全力を出そう(黒宮)絶対に出来ないと思っていたら本当に出来ないかもしれない。けれど、もしかしたら出来るかもと思っていたら、本当に出来るかもしれない(加藤)。その通りですね。みなさま。よいお年をー

2011/11/26

受贈誌(文芸同人誌「海」、文芸「弥」)をありがとうございます


☆文芸同人誌「海 №84」(11月1日発行、表紙・カット/一見幸次、編集発行人・編集委員長遠藤昭己=三重県いなべ市=、印刷所・株式会社プリンテック、編集委員・南柊一、小久保修)
☆文芸「弥 IYOIYO◆第二号」(発行日・平成23年11月23日、表紙・水野義文、さし絵・水野八千代、発行者・会長寺田繁=名古屋市昭和区=、編集・大西隆信、水野義文、発行所・栄印刷)

2011/11/21

今ここに、加藤行の新ワールド


「誕生」「怒号」「喜び」の詩3編が、新たに産声をあげました。いずれも、すばらしい出来栄えです。世の中を見る加藤さんの汚れのない透明感、純粋な目が光り輝いています。
 皆さん! 詩の1篇1篇を声にあげて読み上げてください。そこには、人間たちの喜びや怒り、悲しみの世界が横たわっています。
               

2011/11/12

おめでとう、倉知会主! そして弦洲会の皆みなさま


☆私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」同人のひとり、牧すすむさん(詩人、琴伝流大正琴・弦洲会会主)に、このほど大変な栄誉が与えられました。琴伝流宗家より琴伝流の最高位である「上席大師範第一位認定」を拝受されたのです。
 大正琴は、名古屋は大須生まれ。誕生百年という記念すべき年の最高の栄誉でもあり、倉知会主はもとより弦洲会一門の喜びたるや、いかほどでしょう。倉知会主、すなわち牧さんのこれまでの人知れない努力の積み重ねがあればこそ。もちろん、限りなくやさしく、かつ温かい奥さまらご家族の協力なくしてここまでは、来れなかったに違いありません。「熱砂」同人全員にとっても、誇らしく晴れがましい限りです。
 なお、倉知弦洲上席大師範記念祝賀会が13日午後3時から、名古屋駅前のマリオットアソシアホテルのアイリス(名駅ビル16階)で催される、とのこと。「熱砂」同人からもステージにお祝い花を飾らせて頂き、今後のさらなる飛躍を願うことに、させてもらいました。琴伝流大正琴弦洲会については、「熱砂」の当ホームページにリンクさせて頂いています。みなさま、ぜひご覧ください。