読者の皆さまへ 心からのお願い
私たちの縦書きにこだわったウエブ文学同人誌「熱砂」も歩き始めて4年ー。今では東海地区はじめ全国的にも、すっかり知られた存在に育ちつつあります。
そこで、お願いです。この熱砂の輪をさらに一段と広げるためにも皆さまからの作品に対する温かくて熱い感想をお待ちしています。文脈上の痛烈なるご批評も大いに結構です。主宰者あてのお問い合わせから寄せていただければ幸いです。 (主宰・伊神権太)
【追記】ただし、神聖な作品に対する中傷、個人攻撃のたぐいは、表現の自由を著しく侵すことになります。時と場合によっては刑事告発(名誉毀損、恐喝などの容疑で)も辞さず、厳しい姿勢で対処させていただきます。
加藤行が掌編小説と詩2編を発表
☆掌編「社内恋愛必勝作戦」 かわいい後輩のための恋愛作戦、いいですねえ。ベビーフェイスの主人公・水野クン、なんだか作者に似てませんか。
☆詩 言葉をひとりよがりでひねくり回し、ともすれば分かりづらい粗悪な詩が横行するなか、「熱砂」ならでは、の詩2編の登場となりました。
▽夏が過ぎて 全編がリズミカルで軽やかに胸弾む作品です。「スイカ割りの夢をみている」の終章が効きました。
▽こころ 偶然に出会った丸い石ころさんに拝む。人間の万物への敬愛がにじむ1編です。
読者の皆さん。加藤行の世界を今後ともよろしく、お願いいたします。作品に対する論評もどしどしお寄せください。
ぜひ、お楽しみを 同人のテーマエッセイ(テーマは「便り」)
ウエブ文学同人誌「熱砂」の特色でもある、テーマエッセイの第九弾が公開されました。今回は同人9人のうち7人が作品を寄せました。
作品名は次の通りです。
☆「思うひと」 伊神権太
☆「パリからの異国便り」 碧木ニイナ
☆「便り」 牧すすむ
☆「朝だよりありてい」真伏善人
☆「再会」 山の杜伊吹
☆「便りはどこへ」 加藤行
☆「『花便り』と『花の塔』」 平子純
受贈誌(澪、北斗、峠、名古屋文学)ありがとうございます
☆短歌雑誌「澪 2011・5月号(れい) №36」(編集発行・山崎国枝子、発行所・澪短歌会=石川県七尾市万行町、印刷・斉藤印刷出版)
☆文芸同人誌「北斗 五月号」(編集発行人・竹中忍、発行所・北斗工房、連絡窓口・棚橋鏡代=名古屋市中区伊勢山)
☆文芸誌「№60 峠」(発行日・四月一日、発行所・「峠の会」=名古屋市名東区、桑原方)
☆「名古屋文学 №28」(編集・名古屋文学の会、発行・名古屋市緑区滝ノ水、吉田弘秋方)
牧さんが、愛するひとに…「あれは遠い日のこと」
☆牧さんが詩「~遠い日のこと~」
あれは遠い日のこと
ホームで一人列車を待つ君
何気なくかけた言葉に振り向いた笑顔
……
みなさん! 愛する女性(男性)を前に声に出して繰り返し、読んでみてください。なんと甘酸っぱい、リズム感のある詩なのでしょう。牧さんならでは透明感のあるだれにもある郷愁を誘う男女の恋歌みたいな、そんな詩です。
あれは遠い日のこと あれは遠い日のこと…
と声に出しうたっていると、涙がでてきました。
ーその君(かよちゃん)は今 僕(すすむ)の横で眠っている ちいさな寝息をたてて
(追記)琴伝流大正琴弦洲会会主(大師範・倉知弦洲さん)でもある牧さんは先ごろ、イギリスで行ったチャリティ・コンサートの模様を新設の弦洲会コミュニティブログで紹介。BBCのスタジオ生出演などについて書かれています。「熱砂」にリンクされた琴伝流大正琴弦洲会から入れますので、皆さん、ぜひこちらのホームページも読んでくださいね。