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2014/07/08

黒宮涼の新連載小説【死神の秘密】がスタート


 ウエブ文学同人誌「熱砂」が誇る若手・黒宮涼のファンタジー小説「死神の秘密〈その1〉」を、お届けします。この小説は、これから週一回のペースで、計7回を予定しています。
 「死神が死んだと言うのなら、自分は本当に死んだのだろう。死神とはそういう、死者の魂を運ぶ役割のある存在のはずだ。」「天国とか地獄とか、自分はそういう何かを期待しているのだ。」「死神になって、こうして死ぬ前の世界に戻ってきてしまっている。しかもここはどこだろう。全く見覚えのない住居がならんでいる。」
 「今日はどうかしている。何もかも。死んで、生き返ったような気分だった。生まれ変わったわけじゃなく、人間として生きてはいないけれど。すごく不思議な感覚だった。」……
 ―黒宮涼ならでは。言葉の魔術師、いや、織り姫にも似た、世にも不思議な世界を大いに楽しんでください。
【連載開始に当たって・作者から】
 初の連載です。四年かけて育てた、思い入れのある作品なので嬉しいです。この作品を読んだ人たちの心に、少しでも何か残るように祈っています。死神ユタの物語。最後まで読んでいただけると幸いです。

2014/07/06

加藤行が童話詩「ペンタ君 雲にのる」と「なかよし」


 この夏の詩集「ピュアな風に舞う」(文芸社)の出版・刊行を前にした奈良県生駒郡在住の「熱砂」同人、加藤行の詩〈ペンタ君 雲にのる〉と〈なかよし〉をお茶の間にお届けします。どちらもリズム感にあふれた、ステキな【童話詩】です。親子や友だち同士、兄妹そろっての朗読をお勧めします(もちろん、一人朗読も大いに歓迎です)。なんだか、全編にホンワカ感と優しさが漂っており、幸せいっぱい、夢いっぱいの世界に誘われること、間違いなしです。詩集刊行の詳しいご案内、いましばらくお待ちください。(「熱砂」主宰・伊神権太記)

2014/07/02

「生きてゆく人間花たち/2014年7月の唄」と【熱砂】の次回テーマエッセイのお知らせ


 災害や戦争、病……。きょうも、あがき、苦しむニンゲンたち。より豊かで、平和な世界実現を願い、続行します。平和とは。幸せ、って。一体何だろう。愛と憎しみの間でもがき苦しむニンゲンたち。そこにあるのは? 【ウエブ作品集伊神権太】の頁をご覧ください。
 それから私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の【次回テーマエッセイは〈忘れもの〉】です。〈音楽と私〉を皮切りに〈酒〉〈雨〉〈色〉〈時〉〈夜明け〉…〈泣く〉〈東京五輪〉〈あの人〉と続いてきた、テーマエッセイも今回で16回目となります。最新の〈忘れもの〉は、こんご同人の作品を随時、公開してゆきます。ぜひ、ご期待ください。

2014/06/02

「伊神権太の生きてゆく人間花たち/6月の唄」がスタート


 「生きてゆく人間花たち」をインターネットで検索すると、日によっては60万件以上に達します。これは、もう続投せざるをえません。一匹(いっぴき)文士のこの〝目〟でこの世に生きる人たちのありのままを活写、たとえ一部でも後世に伝えられたら、というのが狙いです。幸い、伊神権太の元には国内外の多くから「読みました。毎日楽しみにしています」といったメールなどが相次いでおり、「生きてゆく人間花」に対するアクセス数も驚くほどの多さになってきました。こんごとも、よろしくお願いいたします。

2014/05/30

加藤行が新境地の詩2編


 加藤行の詩2編を、お茶の間に。「タンタ君の忘れもの」、そして「いくぞ 海賊コアラ君」の2編です。〈学校からの 帰りみち〉にタヌキのタンタ君の丸眼鏡がどこかへ行っちゃった。さてさて、どこへ消えてしまったのかしら。動物たちがいっぱい出てきます。
 もう1編は、〈船出だ 船出だ いざ出陣だ〉と黒い眼帯をしたコアラの号令一下、何百匹ものコアラたちが乗った〈ぼくらの海賊船〉が大海原へ船出。でも、この海賊たち、貧しい人々を救うのが目的で〈明日も 希望の 陽が昇るんだ〉ってよ。ユーモアと楽しさ、やさしさに満ち、希望の道に通じる加藤行ならでは、のリズム感あふれる名作です。
 ご家庭でお母さんやお父さんらと一緒にぜひ、読んでくださいネ!