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2016/03/28

「Sunday世界日報」がネパール大地震復興支援活動を大きく紹介


 世界を駆け抜けた2016年3月27日付「Sunday世界日報
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 27日付Sunday世界日報が、1面を使い報じた。読者の皆さまには、ぜひ国境を超えた愛に結ばれた夫妻を中心に繰り広げられている被災地での苦闘のドラマを読んでいただきたい。筆者は、ウエブ文学同人誌「熱砂」主宰の伊神権太(写真は主に夫妻から提供)。
 書き出しは次の通りだ。
――昨年4月25日に大震災に襲われ、全土が被災から立ち直ろうとしているネパール。この国では今、国境を超えて結ばれた日本人女性とネパール人男性夫妻を中心とした、あくなき復興支援活動が進む。女性は愛知県稲沢市出身の長谷川裕子さん(52)。男性はネパールでは一番古い歴史を刻み、昨年創立50周年を迎えたカトマンズ日本語学院校長に就任間もないニルマニ・ラル・シュレスタさん(47)、その人である。

2016/01/02

伊神権太の❤生きてゆく人間花たち2016年の唄❤がスタート


 昭和のころ。かつて、あの岐阜県庁汚職や長良川決壊豪雨取材に明け暮れていたころ、若き新聞記者だった私を、桜のお宿「住吉屋」などで幾度となく励ましてくださったのが、今は亡き作家、宇野千代さんだった。彼女が樹齢1500年の根尾の淡墨桜(うすずみざくら)を前に「この桜はネ。齢を取ればとるほど若く美しくなっていくの。老いるほど輝くの。雨にうたれてもジッと耐えている、ちいさな花びらを見るにつけ愛おしくって」と話してくださった言葉は今も頭を離れない。
 その千代さんが書き続けたのが【生きていく私】。そして。その強い意志にそって書き続けているのが私、伊神権太の【生きてゆく人間花たち】なのである。そこには生と死、愛、喜び、悲しみ、苦しみの世界が広がる。人間たちは所詮だれもが悲しい涙の道を歩いて逝く〈いきもの〉なのか。いやいや、そうではない。生きとし生きるもの全てが希望に向かって困難を乗り越え歩いてゆくのである。(伊神権太、2016年1月1日記)

2015/12/18

「熱砂」の19回目のテーマエッセイ、【しあわせ】を公開


 私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」のテーマエッセイも歴史を刻んで19回目。今回は若手、黒宮涼の提案でテーマは「しあわせ」です。12月に入り、真伏善人の〈ギャラリーのある湖畔〉を皮切りに伊神権太〈大切ないま。今は幸せかい〉、眞鍋京子の〈いろいろなしあわせ〉、黒宮涼〈家族という幸せ〉、山の杜伊吹〈困ったナ〉、牧すすむ〈スマホ〉の順で公開しました。ぜひ、読んで皆さまそれぞれの幸せとは何か、胸に手をあて考えてください。

2015/12/13

連載詩小説「FLQX」の最終回(11)を公開


 結末は、主人公の無職を知る女主人からの【コチコイ】【ハヤクコイ】だった。あとは、本文をじっくりお楽しみください。〈食いついて離す者に用は無し〉〈食いついて離さぬ者にはごちそうを〉で、だから、ここに引き込まれた。それぞれの想像を膨らませて読んでみてください。
 どこかしら優しさがにじむ展開が胸を打ちます。いつの世にもありがちな話しに、ホッとさせられもします。人間、誰しも傷つきながら悲しみを背負って生きてゆく。その弱い一端が垣間見られました。さあ~ タツオォ、前を向いて、どこまでも歩いていこう。
 ところでFLQXって。どういう意味? ミカァ 教えてください。

2015/12/09

連載詩小説「FLQX」(9)(10)まできました。ラストは次回(11)です


 真伏善人による未知数の詩小説「FLQX」が(10)まできました。事の顛末やいかに。
(9)「残りのコーヒー 続けざまに二度すする」 分かる気がする。「はや夕暮れ/昨日と同じように/夕暮れがくる」 これも分かる。これでは、なんだかパズルだ。頭の体操ごっこをしているみたい。最初はちんぷんかんで、ナニガナンダカワカラナカッタ。
 でも、文句なく面白い。―フルキュゥクス。ワタシハミカ。アナタノコトシテルヨ。イイコトアルヨ。外人? が大変、気になる。文学が、いやヘンテコリンここに極まれり、の詩小説が、これほど頭の活性化になるだなんて。それこそ主宰の私もカンパイ、カンパ~イである。

(10)真伏の風貌からも表れているが文全体に、そこはかとなき寂しさと哀愁が漂う。それも。いつだって弱者の味方としての、だ。ワタシハミカが気になる。作者には悪いが、この詩小説を読むうち「一体何を言いたいのか」と首をひねったことも何度か。が、読み進めるうち「つまらんことは、実はイイコトダ」と悟った。読者の皆さまには、こりないで最初から何度も何度も読み返してほしい。真伏は、とうとう庶民文学の星、キラメキになった。鍵はリングノートの謎めいたアルファベット、ワタシミカ、外人、それとも作者本人か。
※作者曰く「当初10回の予定だった連載を11回にまで伸ばします」と。アタイミカにたどり着くためにも、あと1回ということらしい。フィナーレがとても楽しみである。皆さん 応援、くれぐれもよろしくお願いします。(「熱砂」主宰・伊神権太)