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2018/03/22

「熱砂」の第26回テーマエッセイ=テーマは〈雪〉=がそろい踏み


 大津市在住の最高齢同人、眞鍋京子さん(90歳)から寄せられたテーマエッセイ〈雪上での成果〉が22日、晴れて公開された。これにより「熱砂」全同人による26回目のテーマエッセイ全作品が出そろった。作品は次のとおり。
「雪万華」/伊神権太、「私と雪」/牧すすむ、「あのころ」/真伏善人、「30年の時を超えた声の記憶。ハッピーだよね」/山の杜伊吹、「積雪」/黒宮涼、「雪のあとさき」/平子純、「雪上での成果」/眞鍋京子

2017/12/03

5日に名古屋で~あなたの愛唱歌~をテーマに琴伝流大正琴第三十三回弦洲会中央大会


 詩人でもある牧すすむさん(ウエブ文学同人誌「熱砂」同人)が会主と大師範を務める弦洲会も風雪の時を刻んで33回目の宴に。今回も弦洲会会員が一同に集い、名古屋市の日本特殊陶業市民会館(旧名古屋市民会館)ビレッジホールで5日午前10時から華やかに繰り広げます。皆さん! こぞって見に来てくださいね。入場無料。司会は今や、弦洲会の顔的存在でやさしい語りかけが人気の的の松田恵子さん、その人が務めます。

 オープニングは栄中日文化センター受講生(名古屋)による〈ホワイトクリスマス〉。次いで〈越後水原(逢琴会第一・豊田)〉〈舟唄(L&G・知多)〉〈越後獅子の唄(碧洲会双葉第一、第二・刈谷)〉〈空に太陽があるかぎり(桜洲会フレンドリー・東三河)〉〈酒よ(フレンズ鳳来・奥三河)〉〈柔(岩倉い~わ会第一・尾北)〉〈リンゴ追分(PaFF・各地合同)〉〈大阪ラプソディ〉(アマリリス・豊田)〉〈津軽のふるさと(桜洲会ひまわり・東三河)〉〈川の流れのように(小牧城会、アザレア会・尾北)〉……の順で〈時代(T・O・P・S=豊田)〉まで全50曲を次々と披露。フィナーレは〈赤い靴のタンゴ(刈谷有志の会・刈谷)〉で締めくくります。

 この間には「COCO(ココ) かとうともこ」、「松澤毅とハープノーバ」による友情出演も。いまではすっかり名物となったクライマックス【弦洲の世界】では弦洲会主と次席崇さんによる●なみだの操●北の宿からの2曲が親子鷹演奏され、観衆を魅了しそうです。
 詳しくは弦洲会本部=電話0568(79)3669=に問い合わせるか、ホームページhttp://www.genshu.jpをごらんください。

2017/11/20

「熱砂」同人の平子純が回想録の第3弾「翻弄 ある名古屋の宿の物語 第三章かげり編」に続き、第4弾「第四章翻弄編」と第5弾「第五章死と別れ編」を公開


 喜び。悲しみ。苦しみ。社会、経済、世界情勢から世相、家族の歩みまで。全てをのみこんで大切な人たちを抱きしめながら生き抜いてきた名古屋の、あるお宿亭主の壮絶かつ貴重な歴史の回顧録証言集をぜひ、お読み下さい。そこからは〈時代の風〉に翻弄され、全身傷だらけ、仁王立ちになって生きてきた壮絶な人生劇場、男や女たちの苦闘の足跡が浮かび上がってきます。 =「熱砂」主宰・伊神権太記

2017/11/17

平子純が回想録の第3弾「翻弄 ある名古屋の宿の物語 第三章かげり編」を公開


 ウエブ文学同人誌「熱砂」の同人、平子純さんが先に公開済みである回想録・第二章成長編に続いて公開。いよいよ第三章かげり編の始まりで〈バブル〉〈外タレ〉〈北方領土〉〈裸文化〉〈里美の死〉……と作品世界ではノンフィクノベルならでは、涙、涙の人生劇場が繰り広げられます。引き続き、第四章翻弄、第五章死と別れ、と続きます。名古屋の旅館事情はじめ、その時々の【名古屋の顔】が生き映しとなった、ドラマチックな展開です。どうか、みなさま。ぜひ、ご愛読ください。
※病と闘う平子純さんは、〈家族の限りなき愛〉に支えられ、脳梗塞に伴う言語障害、不自由な足というハンディをはねのけての創作活動です【「熱砂」主宰、伊神権太記】

2017/11/02

23回テーマエッセイ=テーマは〈梅雨〉=の合評会での感想


 10月22日、名古屋市内で開かれた「熱砂」例会の席でテーマエッセイ〈梅雨〉についての合評会を行いましたので、感想をここにまとめてお知らせします。24回テーマエッセイとあわせ改めて読んでいただけましたら嬉しく思います。
【各作品】「雨の中のふたり〈私雨〉」では、小雨で傘を差さないイギリス人の話が印象的でした。国が違うとこうも異なるのかと皆さん、感心されていました。「おかあさん」では、母との強い絆を感じましたとの声がありました。「梅雨の頃の思い出」は、紫陽花の素敵なお話です。文章がとても素晴らしく、見習わなければという声がありました。
 「未来」も『あざみが咲いていた。』という書き出しが素晴らしく、多くの女性が経験しているであろう、人生の切り替えが書いてある。自分たちとは違う世界が書けるとの声がありました。「スコール」の失恋は長雨のようで、人生が輝くのは一瞬。との声が。個人的には恋愛はスコールのよう。と感じました。「田んぼ」と「貯水槽とおたまじゃくし」は同じ作風で、郷愁を感じる素朴さがにじみ出る内容。見ているところが同じ、との声がありました。
【総括】今回はとても刺激的な作品が多かったように思えます。一つの作品に対するそれぞれの見方の違いが面白いと感じました。次回の合評会も期待しています。(黒宮涼「熱砂」編集委員・記)