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2012/09/29

☆文芸誌「北斗 十月號」(591号、平成24年10月1日発行、編集発行人・竹中忍、発行所・北斗工房、連絡窓口=名古屋市中区、棚橋鏡代、電話052ー321ー0218)
ー尾関忠雄が「第一回齋藤緑雨文化賞アフォリズム賞」を受けることになった。アフォリズムといえばオーストリアのカール・クラウスが真っ先に思い浮かぶように、詩的ひらめきと哲学的素養、社会批判精神、そして何事にも対する野次馬根性が必要だろう。とても常人のよくするところではない。賞は与えられるべき者に与えられる、だ。十一月号で「タダオ・アフォリズム」について特集を組みたいと考えている。……(竹中忍)【編集後記より】
 今号も、評論、エッセイ、小説、詩、タダオ・アフォリズム、人口天文台と充実。日本を代表する同人誌といってよい。

☆楽力「楽名句会」句集(表紙、挿画・音部訓子、編集・小野憲生、発行日・平成二十三年四月一日)
 平成九年一月から始まった「楽名句会」の十五周年を前に誕生した初の句集。句会の醍醐味はなんといっても、同じ題のもと、どのように異なる句が寄せられ披露されるかにあります。さる職人の言葉に「自分ひとりでやっていると見えなくなる」とあるように、俳句も句会で白日のもとに晒されてこそ自作の良さ悪さが分かろうというものです。」とは、粋泡放送人・小野憲生の名言。

 なお、関連記事は「熱砂」作品集のなかの二十八日付「生きてゆく人間花たち/九月の唄」(伊神権太)に詳しい。