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2010/08/29

☆詩集「BLACKPAN・1ー2010 98号」(発行/大和高田市土庫北方、発行者/日高てる、編集/岩谷まり、印刷/三晃社 定価1000円、平成22年1月30日発行) 今回は加納由将「未来の散歩」を特集。日高てるの『新 夢十一夜・その四』を抜粋するとー
 花魁は威儀をただして拾壱の香料を 彼女の周囲にたてかけさせる……
 銀箔(しろがね)の道は 夜の底の底へと
 夜の底の底へと つづき そして
☆詩集「部分 43 2010・8」(発行・三井喬子、印刷・サンワ印刷)
☆文芸誌「北斗」(570号、1冊500円、平成22年9月1日発行、編集発行人・竹中忍、発行所・北斗工房、連絡窓口・棚橋鏡代=名古屋市中区、電話052ー321ー0218=)
 小説、詩、エッセイ、評論と今回も充実している。小説『絶滅危惧IA類「ハリヨ」』(山中幸盛)がなかなか読ませて面白い。エッセイ「詩の宴ー日韓詩人交流会に寄せて」(尾関忠雄)なども一読に値する。文芸評論家・清水信さんの「ひたすら書いた人たち⑳ 現代文章作法」は、この先、文学を目指す若者たちにとっては、必読ものといっていい。