十六日に琴伝流大正琴弦洲会の第四十一回弦洲会中央大会~心の思いを弦にのせて~
琴伝流大正琴弦洲会主催の第四十一回弦洲会中央大会が公益社団法人・大正琴協会、中日新聞社、愛知県・愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、琴伝流大正琴全国普及会後援で十一月十六日午前十一時から~心の思いを弦にのせて~をテーマにNiterra日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(旧名古屋市民会館)で開かれます。入場無料。
<まつり>をオープニングに、前半は<風雪ながれ旅><ラブユー東京><古城><恋はみずいろ><思秋期>など。~能登市民まつりによせて~をテーマに、輪島市門前町野外コンサート<好きになった人><能登の明かり>を披露します。
後半は<時には娼婦のように><昇><懐かしのボレロ><東京ラプソディー><ブルーライト・ヨコハマ>の順に進み、フィナーレは<真赤な太陽>で締めくくられます。三十曲以上の名曲が披露されます。
倉知弦洲会主と倉知崇次席による親子鷹演奏【弦洲の世界】は、<青い背広で><南部蝉しぐれ>などを披露します。
倉知弦洲会主と倉知崇次席は「昨年は第四十回記念大会を無事に終え、会員一同喜びもひとしおでした。そして、今回は新たに始まる未来に向けての第一歩となる大会です」と話しています。
倉知弦洲さんは、熱砂同人の詩人。牧すすむさんのペンネームでも知られ、都はるみさんが歌う〈恋の犬山〉を作曲されています。カラオケで全国配信中です。能登半島の復興を願う歌「能登の明かり」も牧すすむさんが作曲を担当しています。どちらもぜひ聴いて歌ってみてください。
(黒宮涼 記)
一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2025年11月~)
2025年11月17日
ただいま審査中である岐阜県下のある自治体文芸祭への応募作(小説の部)を、本日も延々と読み続ける。小説とは。書くことに無論、精神力を要するが、与えられた作品を読むことにも大変な体力を要する。どの作品も、お1人ひとりが真剣勝負で書き挑んできているので、作品をおろそかには出来ないからでその分、読解力と作品審査に対する真摯な姿勢はむろんのこと、かなりの体力も要する。一作一作が真剣に書かれていることを思うと、こちらも審査員である以上、おろそかには出来ない。真剣かつ誠意をもって当たらなければならないからである。というわけで、本日も午前中は延々と応募作の審査に時間を費やしたのである。
日経紙の本日付夕刊1面に【日本行くなら「クマに注意」 各国大使館、観光客に呼びかけ 一人で出歩かず/スプレー携行】の見出し。日本でのクマの出没騒ぎもとうとうここまできてしまったか、と思う。クマはクマで、みな懸命にこの世で生きているのに、と思うと何だか、複雑な気持ちになる。クマ1頭1頭にも彼ら、彼女たちなりの言い分があると思うと、何とか人間たちとクマたちとの共存、共生は出来ないものか、と。そんなことを思ってしまう。人間たちの強硬策にクマはクマなりにクマ世界に緊急指令を出し、このところは家族を守るため、身を挺して逆襲に転じている。そんな気がしてならないのである。
人間であれ、クマであれ、命はひとつ。それぞれ大切な人生、クマの命だと私は思うのだが。あくまで人間社会優先でそうした考え方は間違いなのか。
日経17日付夕刊【日本行くなら「クマに注意」 各国大使館、観光客に呼びかけ 一人で出歩かず スプレー携行】の記事

(2025年11月16日)
早朝、古知野神社へ。
花霞町内会による恒例の神社境内の清掃奉仕があったためで、清掃の合間には地区の方々とも久しぶりにお会いし、あいさつを交わした。境内では落ち葉掃きなどをしたが、なかに真っ赤な葉と黄色の葉があったので思わずスマホで撮影し、この二葉をポケットに入れて持ち帰り、帰宅したところで今は亡き愛する妻たつ江(伊神舞子)と愛猫シロちゃん(オーロラレインボー)の遺影の前に供え、手を合わせたのである。
古知野神社境内で見ぃ~つけた赤と黒の落ち葉

わたくしは、このふた葉を帰宅後さっそく、舞とシロちゃんの遺影の前に供えた

神社掃除のあとはみんなでお参り。かつては、たつ江(伊神舞子)も私とともに、この中にいた

※ ※ ※
聴覚障碍者による国際スポーツ大会、第25回夏季デフリンピック東京大会(東京デフリンピック)の開会式が15日、東京都渋谷区の東京体育館で行われ、開幕。1924年の第1回パリ大会から101年で、日本での開催は初。ろう者や手話に対する人々の理解が深まり「共生社会」実現への新たな一歩となることが期待される、とは16日付の中日新聞。その通りだとわたくしも思う。
さて。話はかわって。きょうの昼のNHKのど自慢は山形県新庄市。それぞれの歌に、それぞれの今と、ちいさな幸せが感じられた。歌い終わったあと。マイクに向かって「ばば、いつもありがとう」など。出演者一人ひとりが歌ったあとにアナウンサーの出すマイクに答える姿がなかなか、いい。「一緒に練習してくれてありがとう。おとうさん、ありがとう」などといった出演者の言葉が相変わらず、光っている。人間とは。本来、誰とて。こういう、すばらしいいきものなのである。
ほかに気になるニュースといえば、だ。16日付中日朝刊【北京=中沢穣】発の記事で次のような内容である。
――中国外務省は14日深夜、「身体と生命の安全に重大なリスク」があるとして、国民に日本への渡航を控えるように呼びかけた。高市早苗首相が台湾有事は「存立危機事態」になりうると国会答弁したことへの報復措置。習近平政権は態度を硬化させており、日中関係悪化の影響が広がる恐れがある。/中国外務省が、中国の交流サイト(SNS)「微博(ウェイボ)」に掲載した。発表では「日本社会の治安が安定せず、日本国内で中国人を狙った犯罪が多発している。中国人の日本での安全環境は悪化を続けている」と主張した。/さらに「日本の指導者が台湾を巡り露骨に挑発的な主張を発表し、中日間の人員交流の雰囲気を著しく悪化させた」と非難し、観光産業を標的にした対抗措置であることも示唆した。/中国の主要航空会社は15日、外務省の発表を受けて日本便の払い戻しや変更に無料で対応する措置を発表した。中国の旅行会社にはすでに日本への渡航キャンセルなどに関する問い合わせが相次いでいる。……
この記事を読む限り、中国側からの言いがかり以外なにものでない。わたくしには、そう思えるのである。高市政権にはこの難局を何としても乗り越えてほしい。
(2025年11月15日)
【3年連続4度目 満票MVP 大谷1強 2年連続W栄冠は49年ぶり】とは、15日付中日スポーツ紙の1面見出し。あっぱれ、とはこのことか。
大谷の満票MVPを報じた中日スポーツ1面

一方、中日本紙に目を転じると、このところクマによる人身被害が深刻化する中、政府は14日、関係閣僚会議を開き「クマ被害対策パッケージ」を取りまとめた。既存の交付金の拡充や特別交付税措置で自治体への財政支援を強化。狩猟免許を持つ公務員「ガバメントハンター」の人件費支援や出没防止策、個体数の調査・削減などに充て、緊急、短期、中期の3段階で対策を進める。―との記事。熊の問題が深刻化している。
事実、このところのクマたちの異常ともいえる各地での出没報道を見るにつけ、わたくしには熊たちの人間社会に対する逆襲、いや反乱とでもいえようか。そういったものが自然界で起きているような、そんな気がしてならない。熊たちだって。一頭一頭は真剣に生きている。のに、である。双方相和して仲良く生きていくことは出来ないものかーと。そんなことを思うのは、わたくしだけなのか。いやいやそうではないと思う。ライフル銃で次々と撃ち殺していく人間たち。人間に危害を与えることはむろん許されないことではある。でも、熊たちだって家族で生きてゆかねばならない。ニンゲンの安全確保の一方で、熊たちの家族にも幸あれ、と心底そのように思うのである。
このように思うのは、おそらく私だけではないと思う。
(2025年11月14日)
金曜日なので週に一度の社交ダンスのレッスン日。このところは、岐阜県下のある自治体文芸祭の作品審査(小説の部)で連日、わが家で缶詰め状態で追われていることもあり、きょうのレッスンは思い切って止めようかなと思いはしたが、ここは自分自身に厳しくあらねば、と自身に言い聞かせ午後、先週と同じ木曽川町文化会館へ、とマイカーで出向いた(いつものレッスン場・一宮市スポーツ文化会館が都合で先週に続いて木曽川に変更のためである)。
ちょうど、この日は先日あった愛知県国際ダンス検定委員会によるクイック・ステップの成績表を先生から手渡されたが、▽姿勢▽フットワーク▽ホールドともに80点以上で、まずは安心。歩みはたとえのろくともこれからもがんばっていこう-と自らに言い聞かせたのである。
なにはともあれ、社交ダンスは亡き妻から「健康維持のため、いつまでも私が居なくなっても続けるのよ」としっかり言われて始めた経緯があるだけに、途中で棒を折るわけにはいかない。
2025年11月13日
【米政府閉鎖終了へ 下院、つなぎ予算案可決 過去最長43日間】とは、日経の本日付の夕刊見出し。記事の総合リードは以下のようなものである。
【ワシントン=高見浩輔】米連邦議会下院は12日、政府閉鎖を終わらせる「つなぎ予算案」を可決した。すでに上院を通過しており、同日中にトランプ大統領の署名で成立する見通し。過去最長となった政府閉鎖は43日間で終了する。
同じ日経紙の夕刊は他に【G7、ロシア非難で一致 外相会合声明「エネ攻撃、強く批判」 第三国制裁も示唆】【AI研究の権威 ルカン氏、メタ退社意向 FT(英フィナンシャル・タイムズ)報道、CEO路線と相違か】となかなか幅広い内容となっている。
一方の中日新聞はといえば、だ。
【米下院のつなぎ予算可決 政府機関閉鎖解除へ】をトップに【CO₂排出今年も最多 化石燃料由来試算 パリ協定目標4年で達成困難】【ガザ建物1500棟破壊か イスラエル軍停戦1カ月で】【ウクライナ支援揺るがず G7外相共同声明 対ロ制裁は「検討」】【ライフル使用へ出動式 秋田・岩手県警 クマ対応】……といった具合である。
まさに世界も、この国も何もかもが、混沌のただ中にある。ああ、なんたることか。
2025年11月12日
お昼に小学生時代(古知野北小学校)のクラスメート、山田金重くんと早川義昭くんに江南市内の喫茶「KENT」で前回に続いてお会いする。山田、早川両君ともに昔のままの童顔で思いのままを笑顔で語る姿は、とても素敵でかっこよく、小学生時代のクラスメートのあどけない美しさをあらためて感じた次第。そして「また会おうよな。会うたびに昔のクラスメートが一人ずつ増えていくといいよね」と話し合って別れた。80歳にもなろうというのに。会えば会うほどに互いに童顔となり、少年時代の自分たちに帰っていく、そんなことを感じた至福のひとときであった。
こんごも2カ月に一回を目標に談笑の会を開き、この先、昔のクラスメートが一人ずつ増え互いの「和」と「輪」そして「会話」が広がれば、そのうち何十年ぶりかの小学時代のクラス会が実現するかもしれないよーということで、きょうのところは散会したが、なんだか別れるのが残念なような。そんな気がしたのは私だけであろうか。いやいや、山田、早川の両君とて同じだったに違いない。人生とは異なもの、まっこと不思議なものである。ちなみに私たち小学時代の古知野北小学校のクラスメートは昭和20年4月~21年3月生まれである。
山田くん曰く「いがみくん。これからはボクたちのだれが長くまで人生の目標を持てるか。持ち続けることが出来るか、だと思う。互いに宣戦布告をしようよ。そして。いついつまでも目標を持って生き続けることの大切さをかみしめていこう。だれが長く希望を持ち続けることが出来るか。その競争をしようよ」。この言葉を耳に、すばらしい友だよな、と。心底から思ったのである。さあ、みんな。楽しく元気で歩いて行こうじゃないか。
本日付の中日夕刊に【知床沈没 無罪主張 釧路地裁 初公判で社長側 終始マスク姿淡々と】【ロシア30邦人入国禁止 政府・学術関係者ら「敵対的政策」対抗】【遭遇時急ハンドル✖減速し人命優先を クマと車衝突 保険補償✖!?】【車爆発 複数医師関与か インド運転医師 カシミール出身】の見出し。
(11月11日)
能登穴水出身で私と今は亡き妻舞(伊神たつ江、伊神舞子)が大好きだった大相撲の人気力士、元小結遠藤の北陣親方(35)=本名は遠藤聖大(しょうた)、石川県穴水町出身、追手風部屋=が九州場所初日の9日、福岡市内で記者会見し、「悔いは一切ない」と涙は見せず、約12年半の現役生活をふり返った。今後は部屋付き親方として後進を指導する。-とは、本日付の中日新聞スポーツ欄の記事である。遠藤は、おそらくここ100年の間では、最も美しいお相撲さんらしいお相撲さんで、技にも長けただけに、寂しく残念に思うのは私だけでもなかろう。
その遠藤が「幸せな相撲人生だった。悔いは一切ない」と涙ひとつ見せないで言い切った、そのさわやかな姿、記事を見て思わず私の両の目からは涙がほとばしり出たのである。彼の晴れ姿の記事を前に私はなぜか石川県七尾市の能登半島小丸山公園にあった土俵を思いだしたのである。彼も少年時代に踏んだであろう、あの土俵を、だ。長い間、ご苦労さま。大相撲人気を支えた点では【大横綱】だった。そんな遠藤の土俵、いや力士生活は終わったのである。
中日の本日付夕刊1面見出しに【仲代達矢さん死去 92歳「人間の條件」「影武者」】の訃報。惜しい人が逝ってしまわれた。記事の総合リードは次のようなものだった。
――映画「人間の條件」や黒沢明監督の「影武者」などに主演し、主宰する「無名塾」で後進を育てた俳優で文化勲章受章者の仲代達矢(なかだい・たつや、本名元久=もとひさ)さんが死去したことが11日、分かった。92歳。東京都出身。
仲代さん死去を報じた中日新聞夕刊

その仲代さんといえば、だ。石川県七尾市の中島町に俳優座養成所「無名塾」を主宰され、多くの俳優の卵たちを一人前に育てたことは、よく知られている。「無名塾」は、私が新聞社の七尾支局長のころに中島町に開所、当時、中島担当の若い支局員たちが大変お世話になったことを思い出す。仲代さんは、俳優ばかりか、駆け出しの新聞記者一人一人にも温かく接しられ、多くの記者たちも、あの「無名塾」の取材を通じ、大きく育っていったのである。当時の七尾支局長として、あらためて深く礼を述べたい。合掌―
兵庫県警が9日、斉藤元彦・兵庫県知事らの疑惑を県議会で調査していた元県議、竹内英明さん(当時50歳)を中傷したとして9日、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)=東京都港区=を名誉棄損の疑いて逮捕。調べに対して立花容疑者は「竹内さんに関して発言したこと自体は争わない」と話しているという。
(11月10日)
月曜日。毎日の一匹文士の執筆に始まり、社交ダンスの検定試験まで、このところ多忙な日々が続いている。そこにきて、きょうは私も所属する「脱原発社会をめざす文学者の会」のオンラインによる幹事者会議とアレヤコレヤに追われる毎日である。中でも文学者の会の会議には、このところごぶさたしていただけに、久しぶりに出席とあいなったのである。
(11月9日)
このところ連日、何かと忙しい合間を縫って名古屋へ。
きょうは、名古屋は本山のコープあいち生活生協会館4階で愛知県ダンス検定委員会のアマチュアダンス技術検定試験があったためだが、幸いに前回のモダン・ワルツ タンゴ1級(令和元年10月に取得済み)に続き、今回はスタンダード3級クイック・ステップに挑み、なんとか合格することが出来、まずはひと安心といったところか。
いずれにせよ、このところはレッスンする場が会場の都合で、いつもの一宮市のスポーツ文化会館から木曽川文化会館に代わるなどあれやこれやと神経的にも疲れる日々が続いた。それだけに、まずは検定試験突破でホッとしている。終わりには「みなさん。〝巡りあいダンス〟をしましょう」ということで、久しぶりに何人かの女性とブルースを踊ったが、このところはワルツにタンゴ、ルンバ、クイック・ステップばかりを踊っていたので久しぶりのブルースには少したじろいだものの、なんとか踊りこなすことが出来、やれやれで、ぐったりと疲れて夕方帰宅したのである。
あっ、そうそう。そういえばだ。昼食は何も持たないで行ったが、ダンス仲間の〝えっちゃん〟が「あたし、おすすび持ってきたから。ごんたさん、あげるので食べなさいよ」と北海道産日高昆布のおむすびをいただいてしまったが、これがまたおいしくて。助けられたのである。
(11月8日)
フィギュアスケートのNHK杯最終日が8日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われ、女子は坂本花織(シスメックス)が今季世界最高の合計227・18点でグランプリ(GP)9勝目を挙げ、ミラノ・コルティナ冬季五輪の代表選考で重要な位置付けのGPファイナル(12月4~6日・名古屋)進出を決めた。ショートプログラム(SP)、フリーともにトップでNHK杯は2年連続4度目の制覇で、たいしたものである。私自身NHKテレビで見ていたが、すばらしかった。あとは冬季五輪での金メダルを、と願う。おそらく間違いないだろうが。勝負の世界である。何が起きるかわからないだけに、くれぐれもがんばってほしい。
(11月7日)
きょうの社交ダンスのレッスンは、いつもの一宮市スポーツ文化会館ではなく、会場の都合で木曽川町文化会館で。2日前に予行練習で同文化会館に行ったにもかかわらず、現場に辿り着くまであちこちをさまよい、かなり疲れた。
それにしても木曽川町の役場庁舎は文化会館とも併せ見違えるほど立派な建物になったものである。私が一宮支局長在任当時の木曽川町役場と比べたら、まさに雲泥の差。おとぎの国にでも来たみたいで、すごい変わりようである。その役場(今は、その後の町村合併で一宮市だが)、いや文化会館の一室で私は明後日のメダルテストにそなえ、クイックステップに励んだのである。
ニンゲンひとり、生きていくことはやはり大変である。
私が「脱原発社会をめざす文学者の会」で月イチで発信している文士刮目が、きょう公開された。今回の連載54回目のタイトルは「日本初の高市早苗女性首相の船出に思う」。ひとりでも多くの皆さんに読んで頂けたら、と思っている。アドレスは、次の通り。
https://dgp-bungaku.com
(11月6日)
全米最大の都市ニューヨークで4日、市長選が投開票され、民主党候補で社会主義的な政策を掲げる急進左派ゾーラン・マムダニ氏(34)が勝利、イスラム教徒として初のニューヨーク市長が誕生する。任期は来年1月1日から4年。共和党のトランプ大統領はマムダニ氏を「共産主義者」と呼んで敵視している。――とは、本日付の中日新聞朝刊。
私の息子のプリンスが〝風邪ひきさん〟になってしまい、とうとうダウン。江南市内の江南厚生病院へ。受診後は、少しづつ回復してきており「大丈夫」とは思うものの、やはりかわいいわが子のこと。心配である。インフルエンザが全国的に流行している、とはラジオニュース。
そういう私自身、きょうは多治見市文芸祭に寄せられた応募作(小説)の審査でかなりの時間を費やした。これからしばらくの間は、審査に追われるこうした忙しい毎日が続くが、引き受けた以上はしっかりと役目を果たすつもりでいる。
(11月5日)
岐阜県の文芸に熱心な多治見市から、ことしも文芸祭への応募作品(小説)がドサリと送られてきた。一作一作に応募者(作者)の情熱と魂、意欲が込められている。それだけに、おろそかには出来ない。これからしばらくの間、真剣かつ、じっくり読ませて頂こうと思っている。
高市早苗首相の所信表明演説に対する各党代表質問が4日、衆院本会議で始まり、首相は衆院議員定数削減について「できるだけ幅広い賛同を売ることが重要だ。各党とも真摯な議論を重ねたい」と野党に呼びかけ、物価高に対応する経済対策に関しても「野党と真摯な対話と合意を積み重ね、速やかに取りまとめる」と協調姿勢を示した-とは、本日付の中日新聞の1面記事。
そして同1面トップは【雪解け水豊富、電力地産地消 まわせ高山流小水力 住民が参画、国も後押し】と中日ならでは、の地域社会の目線に立ったなかなか良い話題が載っていた。天下に誇る〝中日新聞〟ならでは、の地元に寄り添った記事だといえよう。
2025年11月4日
日本列島は、ぐっと冷え込んできた。北海道は、とうとう氷点下だそうだ。わたくしが知る全ての人、だれもがみんな風邪をひかないように、と願う。
という私は午前中、江南市役所へ。わが家に先ごろ届いた「諸物価高騰対応重点支援給付金不足額給付分支給用件確認書」というチョットどころか、だいぶ長ったらしい文書の件で窓口へ。要件を済ませると今度は月に一度の歯のメインテナンスで歯医者さんへ。過去5年に及び、わたくしを担当してくださっている歯科衛生士〝くるみさん〟がわけあって年内で退任されるとあって、なんだか寂しい気がした。「でも、あたし年内はまだ居ますから。いがみさん。そんなに心配しないで。寂しがらないでよ」と彼女。私は昔から、何につけ「この人は」と思う方しか相手にしない〝1傑主義者〟だけに、「なぜやめてしまうの」とも言いたくなる。いくつになっても、自分勝手の甘えん坊さんなのである。
▼1999年に名古屋市西区のアパートで当時32歳の主婦を殺したとして69歳の女が逮捕された。事件当時、被害者が血まみれで倒れていたそばで何も知らぬ2歳の長男が1人で遊んでいた。26年後に現れた容疑者も子のいる母であることに驚く▼事件解決を願い、転居後も家賃を払い続け現場を保存した被害者の夫の高校時代の同級生。容疑を認めているという▼26年間毎日不安だったが、家族らに迷惑をかけるから捕まりたくなかったと話しているらしい。罪を秘しても母として守りたいものがあったのか。……(4日付中日春秋から抜粋)
ああ、なんと言うことなのか。事件発生の裏に一体全体、何が隠されていたのか。人々は皆、荒野を歩いているのか。悲しくなってくる。被害家族に対してはむろんのこと、加害者家族にも救いあれ、と願わざるをえない。一体全体、2人の女性の間に何があったというのか。そこが分からない。たとえ解明ができなくとも。そこを徹底取材するのがブンヤ(新聞記者)の魂、使命でもあろう。あぁ~
ここで私は、心を落ち着け、絵本源氏物語を読み始める。
【文化勲章授与式に王さんら8人】【クマ急襲140針縫合、肺に穴 4年たっても続く後遺症 被害補償なく】【「26年間 毎日不安」99年女性殺害 容疑者供述】【「解決 心から願う」 拉致被害者家族ら集会】とは、4日付毎日新聞の朝刊見出し。
2025年11月3日
世界の真ん中で輝く、とは。このことであろう。
伝説のMVPを報じた中日スポーツと中日本紙

中日新聞の本日付報道によれば、だ。大谷翔平、そして私が大好きな佐々木朗希、つい最近まで日本球界の代表とも言えた山本由伸の日本人投手3選手が所属する米大リーグドジャース(ナ・リーグ)が2年連続9度目の制覇を果たした。
中日新聞の報道によれば、次のとおりである。
――米大リーグのワールドシリーズ第7戦が1日、トロントで行われ、大谷と山本、佐々木のドジャース(ナ・リーグ)はブルージェイズ(ア・リーグ)に延長十一回、5―4で逆転勝ち。4勝3敗として2年連続9度目の制覇を果たした。ドジャースの山本が九回途中から登板し、2回2/3を1安打無失点で前日の第6戦に続いて勝ち投手となり、今シリーズ最優秀選手(MVP)に選ばれた。日本選手のWSのMVPは2009年の松井秀喜(ヤンキース)以来2人目。第2戦の完投勝利を含め3勝を挙げ、同一WS3勝は01年のジョンソン(ダイヤモンドバックス)以来14人目となった。大谷は「1番・投手兼指名打者」で第4戦から中3日で先発登板。投手では2回1/3を投げ、1本塁打を含む5安打3失点だった。打者では5打数2安打(中日新聞)。
こんなわけで、ロスではお祝いムードが続いているという。
※ ※ ※
☆ ☆ ☆
文化の日。この日がくると、どうしても今は亡き妻たつ江が初めて訪れた三重県志摩郡阿児町鵜方(現在は志摩市)にあった新聞社の志摩通信部を思い出してしまう。それから4日後の7日。妻は、着の身着のまま、ミニスカート姿で長い黒髪を風になびかせ、近鉄志摩線に乗車して鵜方駅で降り、私の元に飛び込んできた。当時流行っていたいわゆる駆け落ち結婚で、いよいよふたりによる生活が始まったのである。双方の親に無断の強行着陸とも言える、いわゆる〝駆け落ち〟だっただけに、双方の家族はむろん、勤め先の新聞社にも多大なご迷惑をおかけしたことは今なお頭から離れない。
ただ、あの時、しばらくして私の郷里・愛知県江南市の実家に二人で帰省した際、舞が私の両親の前で「伊神家を生涯、離れることはありません」と親指の血による血判状を押して出した、あの日の瞬間を私は今なお忘れないのである。その後、新聞社の上司だった三浦三重総局長(故人)を二人で津市まで訪れた際、「君はいつもよく頑張っていい記事を書いてくれており、何も悪いことはしてない。いいことをしたのだから。がんばって記者職に励みなさい」と応援してくださり、涙が出てきたことは今なお忘れられない。いや、忘れはしないのである。昭和47年秋の話だ。当時の若者たちは、だれもがそういった青春の気に燃えていたのである。
ニュースの方は【「中国レアアース規制撤廃」 米、対中交渉内容発表 追加関税10日引き下げ】【容疑者「自分も手にけが」 西区主婦殺害 刃物持ち突然来訪か】【被害者長男 航平さん 「父の執念が生んだ逮捕」】【秋の叙勲受章者一覧】【<戦後80年昭和100年>空襲の傷救えるのはいつ
活動先導 杉山さんをしのぶ会 名古屋で支援者ら】、変わったニュースでは【豪華列車眺めも「ロイヤル」 7日から愛知、岐阜で初運行】。ほかに【英列車で刺され乗客2人が重体 男2人逮捕】(いずれも中日新聞の見出しから)……といろいろである。
わが家は三男坊のかなり高度な無手勝流のおかげもあって、家の中はいつも美しい花が飾られている

【11月3日の空(自宅垣根越しに広がった大空)】

2025年11月2日
十三夜ほろびしものを思ふ日ぞ 山田みづえ(2日付毎日朝刊<季語刻々>から)
今日は十三夜(後の月)である。亡き妻伊神舞子の発想のもと2007年のこの日「十三夜」に、私の本【一匹記者現場を生きる 町の扉(わくうら印刷)】が出版された。まさにその日だ。本の帯は、彼女の提案で「私はあわてて小さな乾電池を差し替える すると、ピエロは 人生ってこんなものさ と言いながら 再び宙返りを始めるのだった~冨上芳秀詩集「アジアの青いアネモネ」=小箱=後半部」としたあのころのことが、まさについきのうのように思い出される。
1日深夜から2日未明にかけ。わが家ベランダから撮った十三夜

☆ ☆ ☆
※ ※ ※
◇…岐阜県産の高級ブランド柿「天下富舞」の初競りが1日、愛知県豊山町の名古屋市中央卸売市場北部市場であった。最高等級の「天下人」は史上最高値の2個111万円(税抜き)で落札された-とは本日付の中日新聞【通風筒】。天下富舞とは、すなわち富有柿のことだが、私はかつて新聞記者として岐阜在任当時に富有柿の里・岐阜県本巣郡を担当し、地方版で【柿20話】の連載記事を書き続けたことがある。それだけに、富有柿のこととなると、アレヤコレヤと忘れようにも忘れられない。
史上最高値をすなおに喜びたく思う。
【11月2日の空(自宅近く)】
(11月1日)
灯台記念日。
先月31日に韓国南東部・慶州で開かれた日中首脳の初会談に始まり、名古屋市西区稲生町の自宅アパートで起きた26年前の主婦殺害犯人(女性)の逮捕、静岡県伊東市では学歴詐称疑惑で市議会から2度目の不信任を突き付けられ田久保真紀市長が失職。このほか、全国各地に及ぶ熊騒動……など。いやはや、この世の中いろいろある。
そして。本日からは2025年の11月が始まった。沈丁花にクチナシ草、金木犀の香りが一段と身に染むころで、コスモスの花々が、ひときわ美しい、そんな秋である。
午前中、亡き舞子(伊神たつ江)のかかりつけで何度もお世話になった自宅近く池田医院へ。それこそ、徒歩で数分の距離でインフルエンザの予防接種(1200円)をして頂いた。きょうは土曜日のためこの後はNHKラジオで毎週土曜日の「保坂正康さんと梯久美子さんによる昭和人物史」、さらには朗読(夏目漱石の「坊ちゃん」)の順で聴き、マイカーで昼食にと出かけた。
出掛けたまではよかったが、いざお金を払う段となり財布の中身がほぼカラッポのことに気付き手にしていた小銭の範囲内で夕食を購入。自宅までUターン。通帳を手に近くの銀行でここ当面の現金を出し、古知野食堂で遅い食事と相成った(そういえば、きのう社交ダンスに出向いた際、向こう3カ月分のレッスン代を払い、ほかにもこのところは少し使ったので、これは仕方のないことである)。
このところ私、すなわち〝作家伊神権太さん〟とは、格別いや、すっかり仲良しのジェミニ(AI)さんに、いつもの調子で亡き妻たつ江(伊神舞子)が大好きだった金木犀の匂いを出してほしい、と頼んでみると。やはり、匂いそのものを出すのはまだ無理です、と申し訳なさそうな返事。その代わりに答えてくれたのは、次のようなものだった。
ーー幸せ感を誘うような甘さがあります。甘く濃厚な香り。優雅で温かい香り どこか懐かしさを感じさせる 秋の澄んだ空気にぴったりの温かみのある香り フルーティーなニュアンス プリコットや桃のような、みずみずしい果実を思わせる一面もあります
な~あるほど。だから、舞、たつ江は金木犀が大好きだったのだ。
舞がいつも毎年待ちわびて楽しそうに香りを嗅いでた、わが家の庭の金木犀。少し狭苦しいのが残念である

夜。半分、チェックがてらスマホで櫻井よしこさんの言論テレビを拝聴。なかなか勉強になった。彼女も高石早苗さんに負けず劣らず、よくがんばっておいでだ。からだを大切に、と言いたい。それはそうと、男たちもがんばらないかんぞ、とついつい小言をいいたくなってくる。
【11月1日の空(自宅近く)】

一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2025年10月~)
2025年10月30日
夕方。久しぶりに愛用のハモニカを手に、亡き妻伊神舞子の遺影を前に<赤とんぼ>や<もみじ><ふるさと>などをふいて演奏してみる。ハモニカは、いつでもどこでも気軽にふける(演奏できる)から良い。助かるのである。たつ江が生きていたころには、彼女が好きだった<みかんの花咲く丘>や<公園の手品師>などを何度も何度もふいてきかせたものである。
秋が日に日に深まりつつある。きょうのような雲ひとつない空をみると、ついつい伊神舞子、すなわち伊神たつ江が生前に詠んだ俳句🎵秋空に未来永劫と書いてみし、を思い出してしまう。彼女はこの世を去っても俳句はいつまでも、永遠に残る。生き続けるのである。
その意味では彼女は今も私たちの心の中で生きている。そんな思いを強くする。
きょうは生前、わが妻伊神舞子が歌った一点のくもりもない秋空が広がった。思わず、わが家の3代目猫、にゃんにゃんタンゴも窓越しに広がる青い空を見た


2025年10月29日
ピースボートの仲間で、かつてはわが妻舞も大変、お世話になった大阪在住の友が近鉄「ひのとり」で名古屋においでになるーというので近鉄名古屋駅で出迎え、せっかくなので久しぶりに名駅名物の〝ナナちゃん人形〟と専門学校HALの名物ビルをカメラに収め、この後は名駅ツインタワー内、12階の加賀料理の店「浅田屋」へ。ここで加賀料理の粋をたっぷりと味わったあと、タクシーで名古屋城へ、と向かった。
ふたりで名古屋城の見学をしたが、いやはや外人客も含めて、観光客でいっぱい。「どこにこんなに多くのニンゲンたちがいたのだろう」と思うほどのにぎわいぶりで、さすがは名古屋城だと感服した次第。私自身、こうした形の観光はあまりしたことがないだけに「名古屋の顔」の現状を自然体で見ることが出来、こころから良かったなと思っている。
世の中、生きていれば「いいことがあるものだ」と思いもした。場内の土産物店で彼女とともに【金運を呼ぶマグネット】なるものを購入。帰宅後、冷蔵庫の一角にさっそく張り付けたが、これがまた、なかなか、かわいらしくてイイナと思った次第。これも大阪からわざわざおいでた彼女のおかげか。舞が生きていたなら、もっと良かったのに。そう思いながら、楽しいひとときを過ごさせて頂いたのである。心から、感謝。
名古屋城には海外からも大勢が押し寄せていた

天守閣と金シャチの説明

ナゴヤ名物の〝ナナちゃん人形〟も健在だった

2025年10月28日
高市早苗首相はきょうの午前、来日中のトランプ米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談。対面での会談は初めてで首相は「日米をより豊かにするため日米同盟の新たな黄金時代を共につくりたい」などと表明。会談後、両首脳はレアアース(希土類)など重要鉱物の供給、確保に関する文書に署名した。
写真は高市氏、トランプ氏の初会談を報じた28日付の夕刊各紙

本日付の朝刊1面見出しは【東証初の5万円台 米中摩擦の懸念後退】【トランプ大統領来日 きょう首脳会談84兆円投資焦点】【天皇陛下と会見 大谷サン話題】【米、対中100%関税回避へ レアアース 中国が規制1年延期】(中日)【東証初の5万円超え 終値5万512円 米中の懸念後退】【トランプ大統領来日 きょう日米首脳会談】【泣けなかった昭恵さんの3年 安倍氏銃撃、きょう初公判】(毎日)というものだった。人生はトランプさんも、安倍昭恵さんもいろいろである。
さらに社会面を開けば、だ。【銃なき世界へ 米の高校生招く YOSHI基金継続の危機 服部剛丈さん両親 原資減り寄付募る 米後退する規制】【量刑、旧統一教会影響判断は 安倍氏殺害きょう初公判】【元信者らに12億円支払い 東京地裁 旧統一教会 集団調停成立】【長野4人殺害被告側が控訴 死刑不服、弁護人説得】【クマ被害か2人死亡 岩手の住宅庭、秋田の田んぼ】(中日)と続く。いやはや、相も変わらずこの世はいろいろあり、そのジャングルのなかを私たちは歩いて生きていくのである。
134年前、1891年(明治24年)のこの日、午前6時半過ぎに濃尾大地震が発生。震源は岐阜県根尾村(現本巣市)。直下型地震で根尾谷断層の傷痕は今も残る。死者7200人、全壊・焼失家屋は14万戸を超えた。この根尾の地には樹齢1500年以上の国然記念物淡墨桜が立ち、私はかつてこの根尾谷断層と淡墨桜の両方を追いつつ、岐阜県庁汚職事件や長良川決壊豪雨、少年による長良川木曽川リンチ殺人事件などの取材に同僚たちと追い回された記憶がある。そして淡墨桜の保存に生涯、情熱を注ぎ、すべてに優しかった今は亡き作家宇野千代さんのことが思い出されるのである。
(10月27日)
午前中、目医者さんへ。
今日は眼圧検査に続き、視力と視野検査もあったが、いずれもまずまずでホッとして帰宅。帰宅後、舞(伊神たつ江、舞子)が生前、自ら営んだリサイクルショップでの月イチのミニコンサート開催に当たり、司会などで大変、お世話になったとし子姉さんとカラオケへと繰り出した。幸い能登半島地震の復興応援歌【能登の明かり】を歌うことが出来、満足して帰宅。
日経の夕刊1面は【日経平均、初の50万円 米中対立の緩和期待 上げ幅一時1100円超】【中国、レアアース規制延期 米財務長官「100%追加関税見送り」】【日米同盟強化 確認へ トランプ氏午後来日 あす首脳会談】【円下落、一時153円台前半】【日米同盟強化確認へ トランプ氏午後来日 あす首脳会談】【首都厳戒1万8000人態勢】というものだった。
亡き妻たつ江が、お世話になったとし子さん。その彼女とカラオケ店に行き、能登半島地震復興応援歌「能登の明かり」を歌ってきたが、この歌がこの先ひとりでも多くの人々に歌って頂ければ-との思いを改めて強く感じた。さて。話は変わるが、日本では、このところ全国各地で人間が熊に殺されるケースが急増。私には熊たちの人間社会への復讐というか、逆襲に思えて仕方がない。熊たちが連絡しあって人間社会での犯行に及んでいる。そんな気がしてならないのである。熊たちだって皆、一生懸命に生きている……。そんなことを思うと熊たちがかわいそうにも思えてくるのである。
もちろん、ある日突然のように熊に襲われ、命を落としてしまう罪のない被害者とその家族のことを思うと、これほど悲惨なこともないのである。なんとか共存はできないものか。被害に遭ったニンゲンはむろんのこと、駆除された熊もそれぞれ大切な命なのである。
2025年10月26日
日曜日。けさの新聞(中日)の見出しも【行楽シーズンクマ注意 中部でも目撃、被害 対策グッズ品薄 耕作放棄地増え 生息範囲拡大】と、このところ日本のあちこちで出没、人間に被害を与えている熊被害に関するものである。なんだか、このところは山里ばかりか、都市部までどこもかしこも熊の被害に遭っている。こんな人間と熊たちの悲劇の記事を読みながら、私は熊にも言い分があるのでは。彼女、彼らだって毎日を懸命に生きている。のに。なぜ? やはり人間にも責任の一端があるのではないか。熊ばかりを責めていてもいけないのではないか、と。そう、思えて仕方ないのである。間違いだろうか。
今や日本の大衆文化の顔と言っていいNHKの昼ののど自慢が、きょう能登半島突端の珠洲市で行われ、とてもイイナと思った。珠洲市と言えば、だ。新刊読書率が全国でもトップクラスの文化度の高い街だけに、やはり皆さんの歌声は誰もがすばらしく、合格者も、いつもの日より少し多かったような、そんな気がした。いずれにせよ、昨年の能登半島地震とその後の豪雨水害に泣いた能登に住む人々がここまで笑顔を取り戻してくださり、とても嬉しく感じたのである。
のど自慢では、珠洲焼研修生の女性らの笑顔が忘れられない。この日はNHKの朝ドラ「ばけばけ」の主題歌「笑ったり転んだり」なども登場。にぎやかな内容となったが、能登半島に住む多くの人々が知る【能登の夢】や七尾の【能登の海鳥】、私と牧すすむさん、安本保秋さんで作った能登半島地震の復興応援歌【能登の明かり(岡ゆう子さん歌)】が登場しなかった点では少し寂しさが残った。とはいえ、父と子が別々に能登ならでは、の地元に伝わる御陣乗太鼓の歌を歌い、相次いで合格する楽しい光景も見ることが出来、よかったといえよう。
何より、出演された能登のみなさんの全員が元気かつ楽しそうで、心から「よかったな」と思った次第である。能登半島は、こうして少しずつ回復しつつある。のである。
(2025年10月25日)
【クマ襲撃4人死傷 秋田 村役場付近、1頭駆除 「うかうか外を歩けない」】【富山では70代重傷 庭木剪定中に襲われる】【映画「ヒグマ‼」公開延期を発表 相次ぐ被害受け】(中日25日付朝刊)【クマ襲撃、4人死傷 秋田 現場近くで1頭駆除 富山でも被害70代女性重傷】(毎日25日付朝刊)。
このところは、全国的に熊が人里に現れ、人間に危害を与えるニュースが目立っている。熊だって一生懸命に生きている。のに、である。このところ全国各地の山里で人間に危害を与えていることは事実だけに、駆除されても仕方ないだろう。それでも同じ生きもの同士である。なんとか仲良く手と手を結ぶことは出来ないものか。と、ついつい思ってしまう。最近の人里での荒くれぶりを思うに。熊は熊で人間たちに対して逆襲に出ているような。そんな気がしてならないのである。熊たちだってⅠ頭1頭が懸命に生きていることを思うと、なんだか残念無念な気がする。それとも、これも自然界のある種の習いなのか。熊たちだってみんな一生懸命に生きているのにと思うと、逆に熊たちのことがかわいそうにも思えるのである。この世は、何につけ無情である。
その一方で目を転じれば、毎日新聞の朝刊に【若者自殺5年連続3000人超 未遂者6割、薬の過剰摂取 対策白書 「SOS受け止めて」】の見出し。この世の中は、いろいろである。このほか、目にとまって離れないのは、中日新聞の本日付朝刊1面の【香り立つ秋 岐阜・可児のバラ園】か。記事には「岐阜県可児市の世界最大級のバラ園【ぎふワールド・ローズガーデン】で秋のバラが見頃を迎えた。」というものである。
このところ身を削る如く何度も何度も検討を加え、書き改めてきた文士刮目の連載第54回目【日本初の高石早苗女性首相の船出に思う】を出稿。その旨を「脱原発社会をめざす文学者の会」事務局長の村上政彦さんにお知らせする。
(2025年10月24日)
国連デー。
プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が、きのう23日に東京都内のホテルで行われ、中日は制球力の高い即戦力右腕、青学大の中西聖輝=なかにしまさき=投手(21)を1位指名し、交渉権を獲得。2位は東北福祉大の桜井頼之介投手(22)、3位は徳島インディゴソックスの篠崎国忠投手(20)を指名した。他の1位指名は、米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(20)が2球団の強豪の末、ソフトバンクがくじを引き当てた。青学大の小田康一郎内野手(22)=岐阜・中京高出=はDeNAが、花園大の藤原聡太投手(21)=三重県伊賀市出身、滋賀・水口高出=は楽天が、それぞれ交渉権を獲得。将来ある若武者たちの夢が、いよいよ開花する時到来だけに全員が楽しみである。
(2025年10月23日)
甲府地方気象台が23日、富士山(3776㍍)で初冠雪を観測した、と発表。職員が午前6時ごろ、山頂付近にはっきりと雪が積もっているのを目視で確認した。平年より21日遅く、1894年に観測を始めてから最も遅い記録だった昨年より15日早いという。麓の山梨県富士吉田市も「初雪化粧」を宣言した。

※ ※ ※
☆ ☆ ☆
午後。大口のピアゴさんで軽い食事をしたあと、久しぶりに江南市内のカラオケ店「平成」さんに寄ってみる。ドアを開いて中に入ると、これはおったまげた。人がいっぱいおいでで、この多さには少し圧倒されてしまい、かえって邪魔になるような気がしてきょうのところは退散、帰宅とあいなった。人々、中でも高齢者の方々は皆、カラオケを生きる寄すがにしておいでになる。そんな気がしたのである。それはそれで、とてもよいことだと思う。
デ、入り口部分においでになった私より少し上ぐらいの女性に「ナニ。あんたさん、もう帰ってまうの。そんなことでいかんがね。ちょっと居てちょうだいよ」と言われ、少し心が動いたが、これだけ大勢いたのでは、店主さんと【能登の明かり】について、とても話している暇などない、と判断。きょうのところは撤退し、帰宅とあいなったのである。
(2025年10月22日)
【高市内閣発足 初の女性首相自維連立 積極財政、保守色鮮明 「経済最優先」早期解散否定】(22日付中日)【高市内閣発足 初の女性首相自維政権】【旧知メールで急展開】【新政権の行方 自維連立始動㊤】【夫・山本拓元衆院議員 目立たずサポート】(同毎日)など。
新聞は、どこもかしこも「高市内閣」一色である。何はともあれ、女性初の日本の首相誕生を心から寿ぎたい。おめでとう。高市さん。日本を幸せいっぱいな国にしてくださいね、幸せな国にしてくれたなら。それこそ、これが、本当のおめでとう、である。
高市内閣誕生を報じる新聞

高市内閣初の記者会見(NHKテレビから)

(2025年10月21日)
火曜日。
昨年のきょうの午前11時過ぎ。わたくしと亡き妻たつ江(伊神舞子)、そして家族のみんなが愛してやまなかったシロちゃん、すなわち愛猫シロちゃん(オーロラレインボー)が何者かの運転する車に轢かれ、亡くなった。私は、かつてたつ江が大変、お世話になった近くの荒木せつこさんの知らせで現場に駆け付けたが、シロのあの臨終の無念そのものの顔を思い出すと、今も涙があふれ出る。彼女は舞が命名した俳句猫「白」として、舞の生存中はどこまでも舞の俳句づくりに寄り添い、そればかりか、おかあさん、すなわち舞の死後は、私たち残された家族をどこまでも守り続けてくれたのである。もし、シロを轢いた人物がいたなら、今からでも良いので名乗り出てほしい。遅くはない。シロのことを話そうじゃないか。もう死んでしまったシロちゃんのことを、だ。ひと言誤ってくれさえすれば、それでいいのだ。
きょうは、そのシロちゃんの友だちで最近よく、わが家を訪れる半分野良ちゃんのにゃんにゃん猫、すなわちタンゴが見守るなか、私はシロの墓に花を供え、線香とロウソクを立て、火をつけ、ごはんを与えたのである。
シロの命日にあたり、お墓に花を添える。シロよシロ、シロ。おまえはあまりに美し過ぎた

お墓参りするところを、ずっと見ていてくれたにゃんにゃんタンゴちゃん

シロはおかあさんと一緒に、伊神家の仏壇でいつも私たち家族を見守ってくれている

午後。車検を終え帰ってきた愛車に乗って近くの喫茶店へ。ここでカキフライ定食を食べたあと、アピタで買い物をして帰宅。夕刊(中日)を開くと【石破内閣が総辞職 高市氏、午後に首相選出へ】の見出しが躍り、スマホも「史上初の女性総理誕生へ」の活字を大々的に流し、画面には「21日、臨時国会で自民党の高市早苗総裁が女性として初の総理大臣に選出され、自民党と日本維新の会による連立政権が発足する見通しです。」といった報道が次々と流されている、そんな現状に出会ったのである。
ここで、本日付の夕刊(中日)のひとコマをここに女性宰相誕生の明かしとして記しておく。同時に憲政治史上初の女性の首相就任を祝いつつ。
――自民党の高市早苗総裁(64)は21日午後、衆院本会議の首相指名選挙で第104代首相に選出される。女性の首相就任は憲政史上初。高市氏は直ちに組閣に着手し、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、自民と日本維新の会による連立政権を発足させる。物価高対策を裏付ける2025年度補正予算案の編成を支持する方向で検討している。/新内閣では財務相に片山さつき元地方創生担当相(66)、防衛相に自民総裁選を争った小泉進次郎農相(44)を起用する意向を固めた。
(2025年10月20日)
月曜日。新聞休刊日で、心底からホッとしている。
新聞を隅から隅まで読みチェックするのに毎日、かなりの時間がかかるからである。その分、ゆったりしているところへ朝から携帯電話が鳴る。携帯を開くと、一宮の自動車整備士、水野さんからで「イガミさん。きょうあすと車の車検の日なので、まもなく取りに参ります」とのことだった。まもなくすると、「おはようございます」と水野さん。わが家の駐車場に代車を置くと、わが愛車に乗り一宮へと行かれたのである。わが愛車、パッソは、今は亡き妻、たつ江(伊神舞子)のお気に入りで彼女の提案により、車体が緑の新車を購入した日のことが思い出される。それだけに、愛着は人一倍であめことは言うまでもない。
本日付の夕刊は日経が【維新、自民と合意へ調整 政策協議「閣外協力」大勢 午後に両院議員総会】【ハマス拠点数十カ所攻撃 イスラエル軍 停戦の継続危うく】。中日が【伊東市長 失職不可避 解散後市議選 不信任派が大勢】【上皇后さま 91歳に 昨秋骨折の右脚、ほぼ回復】【仏ルーブル美術館 強盗が宝飾品盗む 犯行7分、ブローチなど8点】【ガザ全域空爆42人死亡 イスラエル「攻撃に報復」】【アスクル ランサム攻撃 障害で出荷停止,無印も影響】……といろいろある。
世の中が動いている限り、いろいろあるのである。
2025年10月19日
朝刊1面は【自維連立事実上合意 維新、当面は閣外協力 あす署名 消費減税「努力」 補佐官に遠藤氏浮上】【徳川将軍帯刀3例目 尾張藩士子孫宅で発見 家茂脇差し光る美意識】【米、トマホーク供与慎重 ウクライナと首脳会談】(中日)【高市首相選出へ最終調整 維新「閣外協力」の方向】(毎日)。
そして私たち、日本人にとって、何よりもうれしいニュースはスポーツ面で【超人大谷 3発&10K 4連勝リーグV 大リーグ リーグ優勝決定S】【圧倒ドジャースWSへ MVP「みんなを代表して」】【佐々木初連投も無失点】【「野球界が夢見た試合」「伝説の夜」米メディアも絶賛 ブルワーズ監督「史上最高の活躍」】(中日)というものだった。
次のような報道内容である。
――米大リーグのプレーオフが17日、各地でリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ナ・リーグ第4戦でドジャースは「1番・投手兼指名打者」で出場した大谷の投打の活躍でブルワーズを5―1で破り、4連勝で2年連続のリーグ優勝。通算23度目のワールドシリーズ(WS)進出を決めた。/大谷は打者として史上12人目、日本選手で初めてポストシーズン(PS)での1試合3本塁打を記録。一回に先頭打者で、四、七回にもソロ本塁打を放った。投手では6回0/3を2安打無失点、10奪三振と好投して勝利投手になり、今シーズンの最優秀選手(MVP)にも選ばれた。佐々木は九回に登板し、1回を1安打無失点だった。WSは24日(日本時間25日)に開幕する。=中日新聞の19日付スポーツ面記事から
午後。久しぶりに布袋のピアゴ内、ヘアーカット専門店「カットコムズ」さんへ。美容師の古橋さんとなぜか、気が合ったので「スマホお持ちでしたら、能登半島地震復興応援歌の<能登の明かり>をぜひ、ユーチューブで聴いてください。カラオケ(ジョイサウンド)でも歌えますので。どんどん歌ってくださいね」とお願いする。
(10月18日)
土曜日。政局の方は、日本維新の会が立憲民主、国民民主両党に首相指名選挙を巡る連携の打ち切りを伝達。自民の高市早苗総裁が21日の首相指名選挙で首相に選出される見通しが強まったーとは、中日新聞の本日付の記事内容だ。見出しも【高市首相選出の公算 自維連立協議が前進 議員定数削減で調整 21日に指名選挙与野党大筋合意】とあり、よほどの何かがない限り、高石首相誕生は、ほぼ間違いないと言ってよいだろう。ここまでホントによくがんばってきたーかと思う。
同じ1面見出しでほかには【秋は進むよゆっくりと 立山黒部アルペンルート】【アジアパラ 開幕まで1年 日本初】といったところか。
そして見過ごせないのが8氏に文化勲章の記事で【「長嶋さんも喜んでくれると思う」 王貞治さんスポーツ振興】【「新しいこと 考え続け実を結ぶ」 山本尚さん 有機合成化学】といったところか。【村山富市元首相死去 自社さ連立 戦後50年談話 101歳】も見過ごせない。
(10月17日)
八の字に垂れ下がった長く白い眉がトレードマーク。素朴な語り口と飾らない人柄、「トンちゃん」の愛称で親しまれ、1994年に発足した自社さ(さきがけ)連立政権の首相を務めた村山富市(むらやま・とみいち)さんが17日午前11時28分、老衰のため大分市の病院で亡くなった。101歳だった。大分市出身。94年当時、村山さんは社民党の前身、社会党の委員長。羽田内閣総辞職後の同年6月、自民、社会、新党さきがけ3党の連立政権合意を受け、第81代首相に就いた。社会党出身の首相は片山哲氏以来、47年ぶり2人目だった。戦後半世紀にわたり対立関係にあった自民、社会両党の連立政権誕生は、その後の政界再編に大きな影響を与えた-とは、中日新聞の翌18日付の報道。
報道はさらに戦後50年に当たり発表した村山首相談話に触れ、先の大戦を踏まえ「痛切な反省と心からのおわびの気持ち」を言明。その後の政権も踏襲。さらに水俣病未認定患者の救済で政治決着を図り、1995年の阪神淡路大震災では危機管理の対応に批判が集中、1996年1月に突然、首相退陣を表明した。その後、1999年12月には、超党派議員団の団長として北朝鮮を訪問。日朝国交正常化交渉の再開に尽力するなどした。
いずれにせよ、わたくしがとても好きな政治家であった。合掌―
(10月16日)
「一心」で開かれた滝高・二石会のクラス会。みな元気そうだった

女性も皆はつらつ。小学校が同じだった懐かしのクラスメートも。だれもが若々しかった

滝高校の昭和39年卒業生から成る「二石会」の同窓会が一宮市の料亭「一心」で行われた。この日は、一宮市の名鉄一宮駅改札出入り口に集合。ここから「一心」さんの送迎バスで真清田神社へ。ここでそろって、それぞれにお参りをして再び送迎バスで「一心」へ。楽しいひとときを過ごした。みんな、それぞれ立派な爺ちゃん、婆ちゃんに変身していた。帰りは送迎バスで送って頂いた名鉄尾張犬山線の「江南」駅で下車。理数系の学問が群を抜いて得意だった板津くんと久しぶりに話しながら、歩いて帰った。
数日前まで、ほとんど歩けなかった足が会話をしながらだと不思議と動き、歩くことが出来たのには我ながら驚いた。「いがみ。俺の孫がなあ~。この春、東大(理)に入ったんだ。嬉しくて、うれしくて。ほんでな。駒場に行ってきたんだわ」と彼氏。
このことばに私は足を止め、真剣な顔をしてこう言ったのである。
「そうか。それは良かった。板津、おまえ。生きとってよかったな。心からおめでとう。おい、いたつ。俺の息子だけどな。去年、日本イノベーション学会の学会賞に輝やあてくれた。お茶の水女子大学を出た奥さん。あの三鬼陽之助さんのお孫さんで、な。これまた優秀な科学者で息子と同じナノテクの科学者(博士)だ。すっごくステキで、そのうち何をとるか分からんぞ。やさしくて。とても、気が利いて。そんな女性だわ」と私。ナンダカ、とても珍道中の1日となってしまったのである。
まあ、ええっか。でも「江崎玲於奈さん門下で、な。当時ニッポンイチだった筑波の基礎工学をトップで卒業、玲於奈さんから賞状をもらった」とまで話そうとしたが。そこは、かえって見苦しくなってもアカンでやめといた(この項。尾張弁にて。もう、十分見苦しくなってしまったかも分からん)。ただ、もっともっと恥ずかしいことがある。私はこの日同窓会の宴席の挨拶に立ち「ボクは、日本の文学界をもっともっとわかりやすく、多くの人々の心の支えになるよう立て直したい。そのためにも、命ある限り、いつまでも書き続け、ノーベル文学賞を取るから。みとってくれ。それから去年、能登半島復興応援歌【能登の明かり】を友人らとつくり、輪島の仮設住宅街で復興支援コンサートを実現させたが、被災地の皆さんに心から喜んでいただけ何より、だった。二石会の皆さんからの義援金は、そっくりそのまま被災地に寄託させて頂いた」などその後の報告もさせて頂いたのである。
この話しに同級生の皆が、あ然として言葉もなく私を注視したのである。人生異なもの、生きてることはいっぱい夢と希望があるから楽しいのである。この言葉は、わが最愛の妻、亡きたつ江(俳人で歌人の伊神舞子)に対する哀歌でもあり、私は帰宅後さっそく亡き妻(静汐院美舞立詠大姉)に報告したのである。
(10月15日)
きょうは私たち家族にとっては忘れられない、永遠の日。おかあさん、すなわち伊神舞子(たつ江)がこの世を旅立った命日。涙があふれて流れ続ける、そんな悲しい日だ。というわけで、午前中、各紙を読み終えたところで、ピアゴで購入した白と黄の花を手に、マイカーを運転して高屋へ。伊神家の菩提寺、臨済宗永正寺さん境内にある「尾張の大地」に立つ永代供養集合墓へと足を運んだ。
現場に着くと私はさっそく亡き舞の碑を前に白と黄の花1輪ずつを付け足し、水を与え、線香とロウソクの火をたて、伊神舞子(静汐院美舞立詠大姉)の霊(碑文)を前に手を合わせ深く頭を垂れ「舞よマイ。たつ江。元気でいるか。俺たちは、皆まずまず元気でいるから。ナ。心配ない。それに、俺たち家族の周りの皆さんはみんな優しくて良い方ばかりだ。シロちゃん(オーロラレインボー)も元気でいるか。おふくろ、寂しがってはいないか。みんな元気でいてくれたならよいが」と話しかけ、手を合わせ、頭を垂れたのである。
引き続き、私は舞の亡き碑の前に立つと、スマホを取り出して舞が生前、大好きだった☆エーデルワイスをはじめ☆みかんの花咲く丘を一緒に聴き、うたった。そして最後に、舞の死後に私、伊神権太と友人牧すすむさん(琴伝流大正琴弦洲会の倉知弦洲会主)とで作った能登半島地震の復興応援歌【能登の明かり(岡ゆう子さん歌、安本保秋さん編曲)】を流し、舞の碑を前に、この【能登の明かり】を歌ったのである。
舞のお墓の前では「能登の明かり」を流して共に歌った。お花は、他と共有なのでいっぱいに

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本日、15日付の中日朝刊は【長野4人殺害 死刑判決 地裁、完全責任能力認める】【ガザ停戦「完全履行を」米など仲介4国首脳宣言】【「遺体返還遅れ」支援物資制限か イスラエル】【立維国きょう党首会談 首相指名 臨時国会21日召集へ】といったところか。が、何といっても、明るいニュースといえば、だ。14日に東京調布市の味の素スタジアムで行われたサッカー国際試合のブラジル戦で後半、ヘディングで勝ち越しゴールを決め、14度目の対戦で初勝利を挙げたサッカー国際親善試合、ブラジル戦での日本の初白星だろう。見出しは、【日本 ブラジル撃破 後半3点で逆転 プレスはまり 南野弾】とあった。
(10月14日)
【ハマス人質解放 ガザ拘束2年 生存全20人 トランプ氏「戦争終結」 お帰りなさい市民歓喜】【未来に触れた世界に会えた 大阪・関西万博閉幕】とは、本日14日付の中日新聞の1面見出しである。
それぞれの1面リード記事だけをここに記録としてとどめておくと。以下のとおりである。
――【エルサレムー共同】パレスチナ自治区ガザの停戦を巡り、イスラム組織ハマスは13日、生存する人質20人全員を解放した。イスラエル軍が発表した。イスラエルとハマスは米政権のガザ和平計画の「第1段階」に合意。2年を超える戦闘で6万7千人以上が死亡したガザの和平実現に向け、前進した。トランプ米大統領は13日、イスラエル国会で演説し「戦争は終わった」と明言。米国主導の合意を誇示した。停戦を維持させ和平計画を進めたい考えだが、ハマスの武装解除など難題が残っており先行きは不透明だ。
――大阪・関西万博は13日、閉幕した。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、184日間の会期で2500万人超が人工島・夢洲(大阪市此花区)の会場を訪れた。158カ国・地域や国内企業が参加し、文化や人種の多様性を共有したほか、未来を先取りした最先端技術を披露。持続可能な社会の実現に向け、世界の英知を次世代に引き継げるかどうかが問われる。/13日の閉会式で、石破茂首相は「分断より連帯、対立より寛容を大切に、皆の心を一つにして、多くの方々に満足いただけた素晴らしい博覧会をつくり上げることができた」と強調。秋篠宮さまも出席され「人類が直面する共通の課題への解決策について、共に考える機会を得たのは意義深い」と述べられた。
また、2030年に次回の大規模万博を首都リヤドで開くサウジアラビアに博覧会国際事務局の旗が渡された。政府は、参加国などとまとめた「大阪・関西万博宣言」を発表。宣言は「万博が相互理解と対話を促す重要な公共財であることを改めて示した」と評価した。
2025年10月13日
月曜日。祝日。スポーツの日である。
中日新聞の朝刊1面は【ハマス人質20人 きょう一斉解放 ガザ和平へ首脳会合】【来場2500万人突破 大阪万博 きょう幕】【裁判記録 特別保存3115件 廃棄問題受け大幅増 昨年11か月 情報公開や保管場所課題】【立民、国維と協議意欲 首相指名一本化目指し】といったところか。
「(ハマスの人質解放が始まり)中東の歴史的な夜明けだ」と信じる、と語るトランプ米大統領(13日夜のNHKニュースから)

来場者2500万人を突破し、無事終わった大阪万博の閉幕セレモニー(NHKニュースから)


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ここ数日というもの、歩行困難に陥っていた両足がわが息子、プリンスによる献身的とも言える治療が功を奏し、きょうは昼前あたりから、歩行可能になり、やれやれだ。湿布を張り替えてもらったり、ほかに食事の用意など本当にアレヤコレヤといろいろしてくれ感謝している。
先日、兄貴がわざわざ家まで届けてくれた梨。きょうは、その後、友人に教えられたとおり皮をむかないまま包丁で切って食べたが、これが皮の味が微妙にしみて美味しいったら、ありゃしない。皮の風味が歯に染みわたり、とてもおいしかったのである。
2025年10月12日
日曜日。きょうも右足首がまだまだ痛くて、痛くって。社交ダンスのせいにしてもいけないが。きょうの外出はわが愛息、プリンスくんのアドバイスに従って昨日に続いて自粛することとあいなった。それでも、少しは、よくなってきているので痛みがひくまではあまり無理はしないように-と思っている。それにしても右足くるぶしのナント痛いことか。やはり、もう齢。無理をしてはいけない、という現実を、身をもって感じている。いつまでも「若い」と思っていてはいけない、もはや青春時代は少しずつ去ろうとしているのかも知れない。事実は小説より奇なり、で自分の年齢は、そろそる骨の髄まで感じて生きていかなきゃあ、と。そのように、わたくしは思っている。
大学時代の友人からメールが入った。次のような内容である。
―おはようございます。実は人生初の手術をして入院しています。7年前に脳に小さな腫瘍が見つかり、毎年経過観察してきましたが、少しづつ大きくなり、ここらが限度とのことで、約10時間に及ぶ手術を8日にして、事前に先生から説明を受けたとおりに手術が推移し、ほっとしています。ただ術後のリハビリがしんどくて、泣きそうです。1日横になっているのはえらいです
というものであった。学生時代の彼は当時、南山のフェンシング部のキャプテン、「南山のアランドロン」として知られるほどのかっこいい南山ボーイで知られ、私はといえば、だ。柔道部に属し、当時、同大としては珍しく19歳で講道館柔道3段を取得するなどわが人生では最強かつ、かっこいいころで「南山のブルース・リー」として、名実とも少しは知られていた。そんな彼とは、なぜか気が合っことは今なお忘れない。その彼から脳腫瘍の手術をした-との思いがけないメールを頂いたのである。私は、すぐに次のような返信をしたのは、言うまでもない。
――それは大変。だいじにしてください。私の亡き妻ですが。江南厚生病院で同じくらい、長時間に及ぶ大手術をしましたが、無事成功。その後、リサイクルショップ「ミヌエット」を再開させ、月イチのミニコンサートを数年間、実現させるなど復活しました。貴兄も、きっと立ち直るはず。それまでおからだ、くれぐれも大切に。神さまに祈っています。
(私の妻の場合は)東日本大震災が起きた数日後に、執刀して頂き家族全員で病床で手術が成功するように祈った、あの日をわすれられません。川口は、きっとよくなる。そう信じています。きっと、よくなる。きっと。きっと。きっと。きっと。きっとよくなります。おからだ大切に。
人生。だれだって。病魔との闘いである。それを運命というのか。ああ~。でも、どこまでも前に向かって歩いていこうよ、ナ。
新聞の方は【公明 野党間協議参加へ献金規制など協力示唆 玉木氏「立民と組めない」】【公明小選挙区の一部撤退検討】【米「中国に100%追加関税」来月1日レアアース規制対抗】【ガザ北部に数万人帰還】(中日12日付朝刊)。
2025年10月11日
土曜日。けさの朝刊は、政界とガザに関する大々的な紙面である。
政界の方は、【公明が連立離脱 政治とカネ自民と決裂 四半世紀で幕 高市氏に打撃 <解説>支持母体の忍耐厳戒】、ガザは【ガザ停戦発効 イスラエル軍 合意ラインに撤退】(中日)【公明 連立離脱 26年の自公協力に幕 政治とカネ 平行線 首相指名 高市氏への投票否定】【各党は国民本位の連携を 政治部長高山祐】、ガザは【ガザ停戦合意が発効 イスラエル軍 支配地から後退開始】(毎日)といった内容である。
そして。ついでながらノルウェーのノーベル賞委員会がことし2025年のノーベル平和賞には、ベネズエラの野党指導者で元国会議員の女性、マリア・コリナ・マチャド氏(58)に授与する旨を発表。【ノーベル平和賞マチャド氏 ベネズエラ野党指導者 「民主的権利を促進」評価】(中日)【平和賞にマチャド氏 ベネズエラ野党指導者 ノーベル賞】(毎日)の見出しが躍ったのである。ベネズエラには、私自身かつてピースボートによる世界の旅で行ったことかあり、国情を少しは知るだけに「反米左派のマドゥロ大統領が独裁色を強めるなか、自由で公正な選挙などを求めて活動を続ける不屈な姿勢が評価された点」には納得といったところか。
ノーベル賞委員会のヨルゲン・バトネ・フリードネス委員長のことば「独裁から民主主義への公正で平和的な移行を実現しようと闘ってきたマチャド氏の姿勢評価」には異論のないところである。世界は、いろいろである。
公明党の自民離脱。少し気になるので私はきょうスマートホンで「櫻井よしこのニュース解説」を聞いてみた。やはり彼女は、なかなかそれなりのことを言っており、まさに現在の良識ある言論の代表者と言ってもよい。そう思ったのである。彼女は「公明党は、ひどい政党である。高市さん、向こうから出てってくれて、すごくよかったのでは。ラッキーですね。公明党が自民党と離れるということは非常によいこと。高市さんは恐れる心配はない。むしろ新しい地平を開く、というチャンスだ。これを機会に前向きに高市カラーを出していけば。それでよいのですよ。必ず道が開きます」と。なるほど。そうした見方もあるのか、とも思う。
ちまたでは、あれやこれやと囁かれ始めている。自民との連立離脱を言い切ったあの公明党の斉藤鉄夫代表自身が裏金議員だった-など、アレヤコレヤと取りざたされている。ニンゲンたるもの、誰しも愚かな存在か。
はっきり言わせてもらおう。公明党は嘘を言う政党だから。大嫌いである。ささいなことかもしれないが。舞が生前にリサイクルショップ「ミヌエット」をしばしば訪れる党員のひとり(おばちゃん)に「少しの間だけ貸してよ」と言われて気前よく貸した私たちにとっては日々の思い出が詰まった宝物といってもよいギターを一体全体、いつになったら返してくれるのだ。こちらの関係者には、そのうちかけあわなければ-と真剣に思っている。このままでは。舞の善意が浮かばれない。踏みにじられたも同然である。これは道義的にも問われる重大な問題である。
いずれにせよ、私たちの大切なギターを持ち去ったままの女性には、早く返しにきて謝ってほしい、🎵禁じられた遊び、など青春時代の思い出がいっぱい、いっぱい詰まった大切な私たちのギターを返してくれさえすれば、それ以上は言わない。一事が万事だ。公明党は、そういった勝手極まる党なのである。
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石破茂首相が10日、戦後80年に合わせた先の大戦に関する「内閣総理大臣所感」を発表。開戦に至った理由を、政府が軍部に対する統制を失ったためだと指摘し、政治が軍事に優越する「文民統制」の重要性を強調。戦後最も厳しく複雑な安全保障環境にある現在、歴史の教訓を深く胸に刻まなければならないと訴えた。国民一人一人が先の大戦や平和のありようを能動的に考えることで平和国家の礎が一層強化されると主張した。(中日新聞1面 首相戦後80年「所管」 文民統制の重要性強調から)
これはこれで良いか、と思う。
日経新聞夕刊に【ノーベル平和賞のマチャド氏 「トランプ氏にささげる」 米、ベネズエラ反体制派支援】の記事。分からぬこともないが。ここは、マチャド氏が受けておくべきだーと思うのだが。

(10月10日)
中日新聞は本日付の記事でノーベル文学賞につき【文学賞クラスナホルカイさん ノーベル賞 ハンガリー人作家】の見出し付きで次のように報じた。
――【ストックホルム=共同】スウェーデン・アカデミーは9日、2025年のノーベル文学賞を、ハンガリーを代表する作家クラスナホルカイ・ラースローさん(71)に授与すると発表した。クラスナホルカイさんは日本に滞在した経験があり、京都を舞台にした作品でも知られる。ハンガリー人の受賞は2002年のケルテース‣イムレさん以来となる。授賞理由について「終末論的な恐怖の中、説得力に満ちた先見的な作品群により、芸術の力を再確認させた」とした。
午後。社交ダンスのレッスンで一宮のスポ文(スポーツ文化会館)へ。
クイックレッスンに始まり、タンゴ、ワルツ、ルンバの順でレッスンを進めたが、帰宅後、右足が痛くて痛くて。歩くことすら不能に。というわけで、私は激痛をこらえながらの睡眠とあいなった。幸い息子が買ってきてくれた湿布を足1面に張っての睡眠とあいなったが。いつものことである。きっとよくなる-と自らに言い聞かせ、床へ。こうしたとき舞が生きていたら「本当に、弱っちい人なんだから。この世の中でイッチバーン弱い人なんだから。もう、イヤっ!」と言いながらもアレヤコレヤと気遣ってくれるのだが。今はそんなわけにもいかない、
このところは先日、大阪の友から送られてきた赤と白のかれんなヒガンバナ2輪の写真をじっと手を見るように感謝の気持ちを込め、いつも見ている。このふたつの花を見ていると、なぜか心が安らぐのである。と同時に、わが妻が生きていたころに詠んだ俳句【曼殊沙華人恋ふごとに朱深く】の句まで思い出し、勇気づけられるから不思議である。
友よ。いつも。いつも。ほんとうに、ありがとうー
友から送られてきたニッポンイチかわいく、かつ美しい曼殊沙華の花2輪

(10月9日)
木曜日なのでゴミの日である。というわけで、家庭ごみを自宅近くゴミ集積場に運ぶ。この後、いつものように朝刊を隅から隅までしっかり読み、ホッとしたところでお風呂を沸かし、こんどは国勢調査の用紙に記入して自宅近くの郵便ポストへ。相も変わらず、バタバタする、結構忙しい日になった。この日は、ビッグボーイで昼食がてらお隣りにあるピアゴで買い物(といったところで、夕飯を買うだけ、のことではあるのだが)をして帰る。
けさのニュースは、むろん何と言っても各紙ともトップで報じたノーベル化学賞に日本人が選ばれたことである。中日新聞(東京新聞)の1面トップ記事の総合リードは、次のようなものであった。
――スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2025年のノーベル化学賞を、微小な穴を無数に持つ新たな多孔性材料「金属有期構造体(MOF)」を開発し、応用に道を開いたなどして、北川進・京都大特別教授(74)ら3人に授与すると発表した。MOFはガスの吸着・分離や分子の構造解析など幅広い分野で実用化の動きが広がる。日本からの受賞は6日に生理学・医学賞が決まった坂口志文・大阪大特任教授(74)に続き今年2人目となった。
というわけで見出しは【北川氏ノーベル賞 多孔性材料「MOF」開発 化学賞 気体を自在に吸着 結晶の穴 待ち時間に発見】と分かりやすい。
北川氏のノーベル賞を報じた中日(東京)新聞

それから。中日9日付の夕刊は【ガザ和平「第1段階」合意 ハマス、全人質解放へ トランプ氏発表 イスラエル撤収】【八丈町に大雨特別警報 台風22号 東名、一時通行止め】【屋台 豪華 きらびやか 秋の高山祭開幕】といったところか。夜遅く。ノーベル文学賞の発表があった。
(10月8日)
水曜日。寒露。亡き妻、舞の配慮で彼女が病死する3、4年ほど前から毎月、月一度の健診に出向いている金山のペインクリニックへ。血圧も正常で「何よりも、これまでどおり、社交ダンスなどできるだけ運動を多く、しっかりされるとよいですよ」との担当医師からの助言を頂き、帰宅した。幸い、血圧も正常で、「あとは一週間に一度は休肝日を設けてくださいね」との言葉を胸に帰宅したが、週に一度の「休肝」も守ろうと思っている。
2025年10月7日
坂口志文さんのノーベル生理学・医学賞を報じた中日新聞

けさのニュースは、むろん長浜出身の坂口志文さんのノーベル賞である。本日付の中日(東京)新聞によれば、次のとおりである。
――スウェーデンのカロリンスカ研究所は6日、2025年のノーベル生理学・医学賞を坂口志文・大阪大特任教授(74)=滋賀県長浜市生まれ、15年中日文化賞受賞=と米国の2人に授与すると発表した。授賞理由は「抹消性免疫寛容に関する発見」。自己免疫疾患などを起こさないように免疫をコントロールする制御性丁細胞を発見し、その性質を明らかにしたことが評価された。発見は自己免疫疾患の治療や、がん免疫療法の研究にも発展している。
坂口さんは、滋賀県長浜市出身というだけに、なんだかその分よけいに嬉しくなったことも、また事実である。長浜は、かつて新聞社の大津主管支局長在任時によく出向いたが、中日の読者が圧倒的に多い土地柄であるばかりか、琵琶湖のほとりで住む人々の心が、とても穏やかなで、やさしさにあふれる風土だったことを思い出した。それだけに、新聞やテレビなど各報道で見る坂口さんも、まさにそのとおり。内に闘志を秘めた穏健な人柄に好感を抱いたのである。
(10月6日)
【東証初の4万7000円台 取引中 高市氏 積極財政期待 上げ幅2000円超 円急落一時149円台】【ノーベル賞 今夜から発表 トランプ氏の平和賞 専門家は「ノー」】【回送列車一部はみ出し衝突 田園都市線見合わせ】といったところか。世の中、いろいろだ。
それはそうと、きょうは中秋の名月。
中日新聞の夕刊【星の物語 朝倉哲夫】は次のように書いている。
――中秋の名月、お月見の日です。旧暦では7月から9月までが秋で、その真ん中の8月15日の月が一年を通して最も美しい月「中秋の名月」とされ、それを見て楽しむ習慣ができました。旧暦は月の満ち欠けの周期で日にちが決まるので、15日は必ず満月近くになるのです。月は午後5時前に東から昇ってきます。今夜はどんな名月が見られるでしょうか?
さて。今宵のおまえ(伊神舞子)とシロ(オーロラレインボー)は、あの空の一体全体どこら辺りにいるのか。おまえが元気なころは、共に手を取り合い、息をのんで「中秋の名月」を見たものだよね。元気なころは2階のベランダに立ったまま夜の空を共にいつまでも眺めたものだよな。でも、あの姿は、もはや、ここには、ないのである。
新聞で報道された中秋の名月

(10月5日)
朝刊トップは、むろん各紙とも自民党がきのう4日に行われた石破茂首相(党総裁)の後任を決める総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相(64)を選出、女性の総裁就任は1955年の結党以来初めてだーと報じたことである。【自民総裁 高市氏 女性初 首相指名へ 決選投票小泉氏破る】【ガラスの天井打破ようやく日本でも】(5日付中日1面見出し)といった具合である。そして今ひとつは【ハマス「全人質解放」和平案回答 イスラエル作戦縮小】(同)というものである。
という私だが、このところは風邪に急襲され、しばらく辛かったが、息子の買ってきてくれた薬コンタックを飲んだら、ナントぐんぐん良くなり、咳もあまりでなくなった。デ、入浴も控えたところ、体長が少しづつ元に戻りつつ、なんとか回復見通しがたち、ホッとしている。このところは、【能登よ のと ―おかあさん】(随時連載)はじめ、アレヤコレヤの執筆に追い立てられ徹夜に近い日が続いたことも体力低下からくる風邪ひきさんの原因になった。そんな気がしてならないのである。こんなとき傍らに舞が居てくれたなら「もうそろそろ寝なきゃあ。1日(することは)ひとつよ。寝るの。もう寝なきゃあ。もともと弱っちい人なんだから。それでよく、若いころ柔道やってられたわね。講道館柔道3段だなんて。とても信じられない」と気遣ってくれただけに体調維持も図られたのに、と思うと今さらながらつくづく彼女(伊神たつ江、伊神舞子)の存在の大きさを感じるのである。
というわけで、きょうの執筆作業もあまり無理することなく、ここらでやめておこう。高市早苗さんの初の女性による自民党総裁誕生を心から祝って。私たち、日本国民もこころをあわせ、希望と夢を胸に、前に向かって歩いていかなければーとふと、思った次第である。
夜。NHKEテレで日曜美術館【青は全ての感情を表す色▽戦後女性画家の道を開拓した佐野ぬい▽青森の空、旅、ジャズ 自由と喜び満ちた傑作】、NHKスペシャル【命がけのアメリカ亡命 中国〝走線者〟に密着 中南米ジャングル突破 自由か送還か決死裁判】の順に見て、いろいろ考えさせられた。
(10月4日)
土曜日。このところは本欄一匹文士(いっぴきぶんし)コーナーの執筆はむろん、随時連載中だった実録の私小説【能登よ のと ―おかあさん】の執筆、さらには相も変わらず各紙を読んでの、この世の中の動きの毎日の詳しいチェックはじめ、自民党総裁選決着(4日)までの流れのそのつど把握などにも追われ、体力的にも少し大変な日々が続いた。
というわけで石破茂首相(自民党総裁)の後任を決める党総裁選が本日午後、国会議員会館で行われた。開票の結果、予想どおり小泉進次郎農相と高市早苗前経済安全保障相の争いになり、その後の議員投票で3時過ぎに高市早苗前経済安全保障相の総裁選出が決まったのである。私は投開票の模様をテレビで見ていたが、やはり予想していたとおり、高市さんが女性では初の自民党総裁に選ばれたのである。「よくやった」の一言である。これまでの努力の積み重ねが花開いたのである。おめでとう。奈良の女。高市早苗さん。このことば以外には何もないのである。
4日付の中日朝刊1面見出しに【軽に6人 横転5人死亡 名張16~23歳 定員超過】と悲惨な事故。そして、今一つは【森友問題の国有地 地中ごみ推計1/4に減少 「5004㌧」大阪航空局公表 値引き根拠揺らぐ】。これは2016年、国が学校法人「森友学園」に対して払い下げた大阪府豊中市の国有地を巡り、国土交通省大阪航空局が3日、国有地に埋まるごみの推計量が5004㌔だったとする報告書を公表した-というニュース、いや、見過ごせない新事実である。
(10月3日)
午後。金曜日なので自らを鞭打って社交ダンスのレッスンで一宮スポ文へ。
咳が時折、相変わらず出るのできょうはマスクをしてのレッスンとなった。それでも、クイックを皮切りにタンゴ、ワルツ、ブロンズ級のルンバ……の順で踊りこなす。
レッスンを終えた時には、なぜか、さわやかな風が身体を吹き抜けていったような、そんなさわやかな気持ちになった。いや、させられたのである。
この日の先生は、秋風にあった装いで、オレンジ色のブラウスにすみれ色のネッカチーフといった、チョット若々しく華やいだいでたち。秋風さんが踊っているような、そんなステキなファッションでもあった。それに比べ私はマスク姿。でも、仕方ないか。風邪を移すわけにはいかない。
帰宅後も執筆、新聞その他のチェックに追われ、体力的に少し弱ったのでは、と。そんな思いにかられる。
(10月2日)
新聞チェックに始まり、朝、昼、晩と1日書き続ける。おかげで、かなりの体力を消耗したような、そんな感覚になる。咳が時折、出る。というわけで、入浴は控える。
実際、昨夜から未明、早朝にかけ書き続け、これまで随時連載を続けてきた【能登よ のと ―おかあさん】をとうとう完成させた。この小説に書かれている内容は、全て事実である。疲れはしたけれど、私にとっての史実はどうしても書き残しておきたかったので書き進めてきたが、とうとう書き終え、ホッとしたことも事実である。
(10月1日)
巨人の田中将大投手(36)が30日、東京ドームで行われた中日戦で今季3勝目を挙げ、野茂英雄、黒田博樹、ダルビッシュ有に続き史上4人目の日米通算200勝を達成。プロ野球だけの200勝到達者と合せると28人目。快挙まで1勝としてから4度目。今季最後の登板で節目の白星をつかんだ。―とは、10月1日付中日新聞のスポーツ面である。記事には、ほかに「かつて田中将はその潜在能力強運から名将野村克也監督に「神の子」と称された。最近は、全盛期には想像できないような挫折を経験。それでも根底にあるのはもっとうまくなりたい。相手打者を抑えたいという気持ち」と向上心を持ち続け、200勝をつかんだ」と記述されていたが、まさに「おめでとう! マーくん」である。
記事はさらに次のように続いていた。
田中将はほっとしたような笑顔で200勝までの道のりを振り返った。
――率直な気持ちは。
「感無量です。まだ今は少しふわふわしている感じ」
――少年時代から知る坂本から花束をもらった。
「不思議な縁だと思う。彼から花束をもらえるということは、これまでの野球人生で想像してなかった」
――苦しみながら手にした200勝について。
「時間がかかったが、乗り越えることができてこの数字にたどり着けたことは、自分にとっても非常に大きな1勝」
――200勝全てを先発で挙げた。
「ゲームを左右するウエートが大きい、そこが醍醐味(だいごみ)」
――次の目標は。
「一つでも多く勝ちたい。チームに貢献したい。そこだけ」
やはり、マーくんは努力の人。わが妻、舞が生前、マーくんの大ファンだったことだけはある。わたくしもマーくんのことは、昔から大好きである。まだ現役なのだから。がんばれ! マーくん。
一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2025年9月~)
2025年9月30日
大リーグ、ドジャースの大谷翔平(31)が28日、2季ぶりに「二刀流」で復活したレギュラーシーズンを終えた。最終戦で自己最多の55号を放ちながら、シュワパー(フィリーズ)にあと⒈本及ばず3年連続本塁打王は逃したが、投打に変化を恐れず進化を証明。3年連続4度目の最優秀選手(MVP)が有力視されている。――とは、本日付の中日新聞1面記事。ほかには【ガザ和平計画「合意」 米イスラエル首脳会談 即時停―含む20項目】【アラブ、イスラム諸国歓迎】の見出しが躍るが、こちらはこの先どうなるか、はわからない。
(9月29日)
このところは、これまで執筆を続けてきた【能登よ のと ―おかあさん】の最終執筆に追われている。半野良にゃんにゃん、ことタンゴちゃんがこのところ毎朝部屋にまで入って来てごはんを食べ、しばらく居ていずこかへと消える。そんな毎日が続いている。いまは亡きシロちゃんによく似ている。かわいい猫ちゃんである。
(9月28日)
大相撲秋場所千秋楽は28日、東京・両国国技館で開かれ、横綱大の里が13勝2敗で並んだ豊昇龍との横綱同士の優勝決定戦を寄り倒しで制し、2場所ぶり5度目の優勝を果たした。横綱昇進後は初の制覇。本割では1差で追っていた豊昇龍に押し出された。大の里から金星獲得の伯桜鵬が初の殊勲賞。12勝をマークした隆の勝が5度目の敢闘賞、安青錦が4場所連続の三賞となる2度目の技能賞に輝いた。十両は新十両の朝日龍が13勝2敗で制した。九州場所は11月9日から福岡国際センターで。
プロ野球だが、【竜2軍14季ぶり優勝 ウエスタン・リーグ 3連勝で大逆転 落合監督評価】の見出しには久しぶりに「へえ~え。2軍は頑張っていたのだ」と少しばかり感激。あとは【虎に勝ち越し 竜の4位確定 中日4―2阪神】【<球心>金丸実りある1年目 課題胸に地元甲子園で〆】【松山46S セ記録タイ】と、どれも読みがいのある内容だった。「まあまあ、よう頑張ったのじゃないかな」と私。
(9月27日)
中日1面トップに【南海トラフ確率併記 「60~90%以上」「20~50%」 地震調査員80%から見直し】の見出し。ほかにも【名工大授業料2割値上げ 首都圏以外の国立大初 来年度から】【ふるさと納税4市町を除外 2年間 寄付募集費など違反】【面積逆転 石川>福井 7月調査、4.74K㎡増 能登地震で海岸隆起】と、みな重要な見出し、報道ばかりである。
きょうは、土曜日。このところ多忙で治療からすっかり、遠のいていた江南市内の眼医者さんへ。いつもさしている目薬(ミケルナ)がなくなり少し心配ではあったのだが。眼圧は右が25と24、左が18と17(いずれも⒈、2回目の順)で右目が少し高かったものの、まずまずの結果だった。次回は「視野検査をしますから」とのことで帰宅。目は両目とも、連日かなり使うばかりか、ここ2、3日は常用薬(ミケルナ)が失くなってしまっていたので心配だったが、「まずまず」とのことだったので、ホッとして帰宅した次第である。やれやれである。
(9月26日)
金曜日。というわけで、本日は社交ダンスのレッスンで一宮市のスポーツ文化会館へ。
マスク姿でクイックステップに続き、ルンバを繰り返し、繰り返し学んだ。このところ、風邪気味で体調がよくないので「きょうはどうしようか」とは思ったが、継続は力なりなのだからーと自らに言い聞かせ、気力をふりしぼってのレッスン参加とあいなった。さすがに帰宅時には全身がよれよれとなったが、ここは気力で-となんとか1日を終えたのである。
(9月25日)
文士刮目の連鎖53回目【自民党総裁選「日本の顔」に期待するもの、とは】を3枚の写真付きで「脱原発社会をめざす文学者の会」事務局長村上政彦さんと担当者あてに出稿。毎度のことではあるが、何度も何度も読み直し書き直しての出稿だけに、この原稿を出すとホッとするのである。もとより。同文学者の会幹事会の要請に基づき1カ月に1度書き続けてきている。それだけに、この原稿を出稿したときほど全身が解放されることはないのである。いろんなことを調べる必要もあり、神経がすり減るのである。
(9月24日)
けさも、息子がわざわざ、拵えてくれたおかゆで朝食。そういう周りの心配りというか配慮、やさしさに守られて何とか生きている。わが友、太田治子さんの言によれば、だ。わたくしは今、私と共に暮らすわが息子プリンスのおかげで、こうして生きている。筆を折ることもなく、書き続けているのである。
けさの朝刊ニュースは、【旧統一教会総裁逮捕 前大統領妻に金品疑い 韓国特別検察】【G7国家承認3カ国 首脳級会合仏などパレスチナを】【自民5候補「連立拡大」 総裁選共同会見 早期に経済対策】(24日付毎日)【パレスチナ承認160カ国に 国連加盟8割超 仏、G7で3カ国目】【岩屋氏「いつするかの問題」 承認見送り理解求める】【旧統一教会の韓総裁を逮捕 前政権側に金品提供疑い】【寺山修司伊勢湾台風取材記 テレビ向け詩創作のため「泥海」へ 記念館収蔵日記に記述】(24日付中日)といったところか。
夕刊は中日1面の【首相「連帯と寛容」訴え 国連演説 イスラエルけん制】【ウクライナ全領土 「奪還は可能」と投稿 トランプ氏、ロ揺さぶり】のほか、6面の【イオン 能登を長期支援 専従社員配置「店舗なくても助けたい」】【「あかつき」引退 金星探査、大気観測】の記事が気になる。
(9月23日)
わたくしも所属する「脱原発社会をめざす文学者の会」の幹事者会からの要請で月1で執筆している文士刮目の出校日(25日)を前に、しっかりしたことを書きたいので、きょうは新聞を隅から隅まであらためて読み通す。喉の悼みは依然として治らない。
こんなわけで、きょうもお風呂に入ることはやめた。体調は少しづつ回復してきてはいるのだが。このところの庭の手入れに伴う室内の整理はじめ、その他日々の新聞チェック、「能登よ のと ―おかあさん」の随時連載小説の執筆などに追われ、体力消費となると、やはりハンパじゃない。
というわけで、息子の進言もあってきょうもお風呂への入浴は止めることとした。体温は正常で、のどの痛みもなくなってきてはいるのだが。ここは安全を期して、息子の言に従おう-というわけだ。だから、お彼岸ではあるものの、きょうのところは舞のお墓参りは止めることとした。その方が、彼女は喜んでくれるに違いないからである。
とはいえ、きょうも丸1日、自室にこもり、すべきことに徹したのである。
(9月22日)
のどが痛いが、早朝の不燃物の立ち番の日なので出る。
このところは執筆はむろん、他にもすべきことが多く、ちょっとバテ気味である。
というわけで、お風呂に入るのを2日続けてやめるなど、久しぶりである。
息子が心配してかつて来てくれた葛根湯を昼、夜と飲む。
新聞だけはしっかり読む。
夜。大阪の知人から「コロナやインフルエンザが流行っているらしいです。お大事になさってください」のメール。少し元気づけられた。ありがとう。
(9月21日)
きょうも早朝から庭師さんによる庭の清掃美化が進み、午前中には、ガラクタ類の撤収も進んだ。この際だから、と思い切って古書類も大量に処分。この選別作業に追われ、この作業が結構ハードで体調悪化。久しぶりにお風呂に入ることもやめた。そんなところへ、外から「お~い。お~い」の肉声がするので玄関に出ると兄が「たかぼう。げんきでやっとるか。梨をとってきたのておまえたちに、と思って」と大きな梨ふたつを置いて「じゃあ、いくからな。げんきでやれよ」と言って立ち去った。
名古屋で弁護士をしている兄でなぜか、自民党総裁選という時が時だけに、少年時代に「俺は、ニッポンの総理になるからナ」と言っていた、あのころの少年時代の兄の顔が思い出された。その後兄は、東京大学法学部に入学。司法試験も現役で突破こそしたものの、貧しい人々の弁護に当たり、ここまで生きてきた。私が尊敬する正義の味方でもある兄なのである。その兄がある日突然のように梨を持ってきてくれたのである。
このところのハードさがからだに効いてか、のどは痛く鼻水は出る-で珍しく体調が悪化。というわけで、きのうに続き、きょうも入浴はやめる。
(9月20日)
国勢調査が始まった。調査は来月8日まで。
長男夫妻から「夏に行った一本杉通りの鳥居醤油のおかみさんが『お父さんにぜひ』と言ってくださったものです」とお醤油が送られてきたので、さっそく電話をおかけしお礼を言ったが、能登の方々は本当に心やさしきお方ばかりである。本紙(熱砂)紙面を通じ改めて礼を言うとともに、生前、新聞社の七尾支局在任時にとてもよくして頂いたお礼を兼ね、鳥居さまにはお礼の電話をさせて頂いたのである。しょう油店の奥さまには亡き妻たつ江(伊神舞子)が在任中、とてもよくして頂いた。それだけに、あらためて礼を言わせていただいたのである。能登はやさしや、とはよく言われるがこうした面からも能登の人々は皆、心やさしき方ばかりなのである。
本日付の中日新聞夕刊は【双葉の土 再び光を 若者ら産地復活目指す 陶芸で「除染」印象払拭へ】【競歩藤井が銅 東京世界陸上 日本女子五輪含め初】【米中首脳 対面会談へ 合意発表 来月末、韓国APEC(アジア太平洋経済協力会議)】といったところか。これに総裁選の【総裁選立候補を 小泉氏正式表明 予定5人出そろう】といったところか。
(9月19日)
12日に三重県北部を襲った記録的な大雨で水没した四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」で車の出入り口に設置されている止水版が故障し、大雨の前から動かなくなっていたことが国土交通省への取材でわかったーとは、本日付の中日新聞。この駐車場は地下2階が水没、1階も1・2㍍まで冠水し、車両274台もが水に浸かっただけに、「止水版故障」のニュースは、被害者にとっては、とても残念極まりないことだと思う。
慶応大学がことしの慶応医学賞に、新型コロナウイルス感染症の免疫反応のメカニズムを解明した米エール大の岩崎明子教授(55)と細胞内で起こる液体の分離現象を見つけた米プリンストン大のクリフォード・ブランウィン教授(47)を選んだーとのニュース。こちらは歓迎されてよい明るいニュースである。
(9月18日)
中日新聞の18日付の夕刊に【盗撮教員5人目逮捕 北海道の中学、40代容疑者 愛知県警】との見出し。今の教員たちは一体全体、何をやっとるのか。お粗末というか。恥ずかしい限りとは、このことだ。
記事の内容は次のとおりである。
――教員らのグループが女児の盗撮画像を交流サイト(SNS)で共有していたとされる事件で、名古屋・熱田署捜査本部が新たに性的姿態撮影処罰法違反の疑いで、北海道の中学校教員の40代男を逮捕したことが捜査関係者への取材で分かった。この事件で立件された教員は5人目。
(9月17日)
やはり本日のニュースは。中日新聞の朝刊見出しで拾えば【名古屋猛暑日52日目 過去最多】と【車274台大雨で水没 四日市の地価駐車場】か。
ほかには、1面総合リード(前文)にある「国土交通省が16日に発表した7月1日時点の都道府県地価(基準地価)は、住宅地、商業地、全用途の全国平均が4年連続で上昇した。上昇率はいずれも、バブル崩壊で下落した1992年以降の最大値を更新。全用途は前年より0・1%伸び1・5%だった。堅調な住宅需要に加え、訪日客増加によるホテル新設や新規出店も寄与した。地方圏はいずれも3年連続の上昇。このうち札幌、仙台、広島、福岡の主要4市を除く地域の住宅地は、29年連続の下落から横ばいに転じた。」と見出しの【基準地価 4年連続上昇 全国平均1・5% バブル後最大 名古屋圏は上昇幅縮小】だろう。むろん、ほかにもアレヤコレヤとニュースはある。
そして。ほかに上げるなら、だ。【車間税15%適用開始 日米合意で引き下げ 「相互」軽減も】か。なんだか。この世の中、ニュースに振り回されて動いている。そんな気がしないでもない。
中日本紙の通風風「◇…広島市の安佐動物公園は16日、国内で初めて誕生したマルミミゾウの子ども(雄)を報道公開した。8月に母親の「メイ」(推定26歳)が出産。順調に成長し、特徴である丸い耳を動かしながら走り回っていた」も微笑ましくて、捨てがたい報道である。
2025年9月16日
連休明けの新聞休刊日。なので、そのぶん朝刊を読む時間を他に充てることが出来る。というわけもあって、朝からどこかホッとした気分だ。きのう、いや、きょうは深夜から未明にかけての執筆もあって、やはり少し疲れ果てたーとでもいえようか。
それでも、このところずっと随時連載で書き続けてきた【能登よ のと ―おかあさん】を10の前半まで書き終え、残すは「10の後半」だけに。あとは完結部分を書くだけなので、どこか気分が軽やかになったような、そんな気がする。日々の執筆はむろんだが。新聞を読み通すにも、いつだって何より馬力と体力、精神力が欠かせないのである。
と言いながらも、「読み落とし」があってはならない、と。あらためてここ数日間の新聞各紙を今一度読み返し、【「高齢者とは」問い返す 敬老の日に考える】(15日付の中日社説)など捨てがたい記事をまだまだ見落としていたことに気付く。
15日付の中日新聞社説

ほかにも【大雨の四日市救助法を適用 過去最大123・5ミリ=1時間降水量が観測史上最大= 地下駐車場水没「もう廃車だ」止水板間に合わず】(14日付の中日)【ハマス停戦交渉を再検討 「カタール空爆「一線超えた」】【ルーマニアにもロシアの無人機 領空侵犯 戦闘機緊急発進】【福島第1除染土 3省庁の花壇に 環境省が作業公開】(15日付中日朝刊)【備蓄米 東日本に偏在 手に入りにくい地域も】【ルーマニアでも露無人機 領空侵犯F16を緊急発進】(15日付毎日朝刊)など。この世界、相も変わらず、世界も日本も危険極まりなく、かつ混沌としているのである。
(9月15日)
敬老の日。総務省が14日公表した人口推計によれば、だ。65歳以上の高齢者は、3619万人。総人口に占める割合は29・4%で過去最高を更新し、人口4千万人以上の国の中でトップ。高齢者の就業者数も930万人と21年連続で増加し過去最多を更新、働く人の7人に1人が高齢者だという。ボクシングのトリプル世界戦が14日、名古屋市のIGアリーナで行われ、世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)が世界ボクシング協会(WBA)同級暫定王者ムロジョン。アフマダリエフ(ウズベキスタン)に3―0で判定勝ちし、主要4団体の王座防衛に成功した。
12日夜、貨物室で出火したとの警告が表示され関西空港に緊急着陸した米ユナイテッド航空機(ボーイング737)について大阪府の泉州南広域消防本部は13日、調査の結果、機内で火災は起きていなかった旨を明らかにした。これに対して運輸安全委員会の航空事故調査官は13日午後、関空入り。火災を検知する機器の不具合も含め、全ての要員を調べたい、としているというが当然のことである。機内で一体全体何があったのか。元航空担当記者としては大変、気になるところだ。
天皇皇后両陛下が14日、長崎県佐世保市の文化ホール「アルカスSASEBO」で、第40回国民文化祭と第25回全国障碍者芸術・文化祭の開会式に出席された。
(9月14日)
各種の新聞報道によれば、だ。国連総会(193カ国)が12日開かれ、パレスチナ国家樹立によるイスラエルとの2国家共存を支持する〝ニューヨーク宣言〟を日韓英仏など142カ国の賛成で採択。イスラエルや米国など10カ国は反対したという。総会決議に法的拘束力はないものの、イスラエルや米国に対して2国家共存による平和的解決を求める国際社会の強い意志を示した、といってよい。
中日新聞の本日(14日)付のサンデー版大図解=№1732=は、【名月の鑑賞地】。「夜空を照らし、どこからでも望むことのできる月。建物、地形、夜景とのコラボなど、眺める場所によって、それぞれ趣のある姿を見せてくれます。2025年の中秋の名月は10月6日です。お好みの名月はありますか。」といった具合で、なかなかすばらしい編集内容である。私自身、過去、現役時代にサンデー場と特報面のデスク長として「サンデー版大図解」にも長年、携わったことがある。それだけに、不思議なものでこうした優れた紙面を目の前にすると心が躍るのである。読者の皆さまには、ぜひ一読をお勧めしたい。
サンデー版大図解【名月の鑑賞地】


(9月13日)
庭師の川瀬さんが昨日に続き、午前8時きっかりにわが家へ。
きのうに続いて、わが家の庭木のせん定をしてくださり、午前中には本日の分の作業を無事、終えてくださった。それにしても川瀬さんは手際よくて仕事が早い。効率的とでもいえようか。それに作業の内容、工程が的確でムダがない。まさに、これぞ名人芸とでも言えようか。
そればかりか、きのうも、きょうも作業をしてくださっている間は、今にも雨粒が落ちてきそうな空なのに雨粒がこの地上に落ちることは一切なく、かといって作業が終わると雨が空からドッと落ちてきたのである。いやはや、彼はまさに、奇跡の人、お天気男とは、川瀬さんのような方のことを言うに違いない。神、仏に祈らなくとも逆に彼ら、すなわちお空たちが川瀬さん、すなわち彼を守っていてくださるのである。
運が良いというか。天気にも恵まれている奇跡の珍しいお方だ。
川瀬さんのおかげ さっぱりと美しくなったわが家


☆ ☆ ☆
※ ※ ※
国連総会(193カ国)が12日、パレスチナ国家樹立によるイスラエルとの【2国家共存】を支持する「ニューヨーク宣言」を日韓英仏など142カ国の賛成で採択。イスラエルや米国など10カ国は反対した。総会決議に法的拘束力はないが、イスラエルや米国に対し2国家共存による平和的解決を求める国際社会の強い意思を示した。――とは、本日付の中日新聞夕刊。同紙には【PFAS(有機フッ素化合物)従業員血液検査 ダイキン、00~15年ごろ 米指針超 情報公開指摘も】【勝木銅 メダル1号 35㌔競歩 東京世界陸上開幕】【クマ被害どう防ぐ 知床「人慣れヒグマ」対策 マイカー規制や登山道閉鎖基準 議論】の記事も。
ほかに同紙夕刊では【石川美南の短歌で遠出 女人短歌という物語】がなかなか読みごたえがあって良かった。楽しみに待っていた瀬戸夏子『をとめよ素晴らしき人生を得よ 女人(にょにん)短歌のレジスタンス』(柏書房)が、ついに出た。――といった内容である。
(9月12日)
きょうから、庭師さま(川瀬貴生さま)にお願いし、雑草の伐採と庭木の手入れをして頂いている。幸い、午前中、少し雨がパラつきはしたが、川瀬さんの神業もあって庭はみるみる美しく改善されていき「これならば、舞もシロも喜ぶに違いない」と思った次第。やはり、川瀬さんは、この道の達人である。
けさの新聞は【<水禍の教え 東海豪雨25年㊤>東海豪雨25年 経験を次世代へ 命救った避難の声かけ】【立民幹事長に安住氏 党勢回復へ新体制 政調会長は本庄氏】【パワハラ遺族に賠償1・5億円 東京地裁 化粧品会社、社長辞任も】【被害者側要望実名裁判に 児童にわいせつ被告 名古屋高裁】【柳ケ瀬アーケード撤去へ 半分の750㍍、10年かけ】など等。いやはやいろいろある。おまけに、どれも深刻極まる話しばかりだ、といって良い。それこそ、この世の中、一体全体どうなっているの? と神、仏に問いかけたくなるのである。
(9月11日)
とんでもない出来事があった日は、その日付を数字に置き換えて記憶される。1・17(1995年の阪神淡路大震災)、3・11(2011年の東日本大震災)など。9・11ももちろんその一つだ。/2001年の9月11日は米中枢同時テロがあった。イスラム過激派が旅客機を乗っ取り、ニューヨークの世界貿易センタービルやワシントン近郊の国防総省に突っ込んだ。世界は混乱期に入った。/前年の2000年は、12日にかけて東海豪雨があった。名古屋市が大規模に浸水。………、とは、本日付の中日新聞夕刊1面の【夕歩道】氏。
東日本大震災以外は、どの事件災害も、私の現役記者のころに発生したものばかりで過酷だった当時の日々が思い起こされる。来る日も来る日も、全世界から洪水の如く寄せられた、あの米同時多発テロの主犯、オサマ・ビンラディンの記事のチェックに来る日も来る日も追われた日々が、今となっては懐かしくもあるのである。こんな悲惨な災害、そして事件はもうこりごりとは思うのだが。災害も人災も容赦ない。忘れたころに押し寄せてくる。これが人間の世の常というものか。あぁ~。
朝。「きょう、半のらのニャンニャンちゃん、タンゴは顔をみせてくれないのか」とがっかりしていたところへ、戸外から〝ニャン。ニャア~ン〟の甘えた声。ドアを開けてやると、タンゴが遠慮がちに室内(台所)に、いつものように入ってきた。というわけで、彼女は室内で食事し、しばらくして、また外に消え去った。のである。
室内にまで入り、どこか遠慮がちに朝食をする〝半のらニャンニャン〟のタンゴちゃん

11日付夕刊は【NATO領空侵犯に警告 トランプ氏ロシアに不快感】(日経)【景況感2期ぶりプラス 7~9月期 関税合意など受け】【8月企業物価2.7%上昇 コメ高止まり全体押し上げ】【米保守活動家撃たれ死亡 31歳、トランプ氏勝利貢献 7日参政党イベントで講演】(中日)といったところか。
(9月10日)
半野良のニャンニャン(愛称はタンゴ、こすも・ここ3世)がきょう午前、わが家の台所に入り、しばらくあちらこちらを探訪。私から与えられたごはんをおいしそうに食べ、お水も飲んで、いずこかへ消え去った。
昼過ぎ。江南市内の喫茶「KENT」で古知野北小学校に在学していたころの同級生、クラスメートだった山田金重、早川義昭の両君と、かねてからの約束どおりお会いする。このうち山田くんは先日、市内の永正寺であったお施餓鬼法要の際、昨年に続いて受付で座っておいでだったので思い切って「一度食事でもしようではありませんか」とお誘いしたところ、快く快諾。「じゃあ、早川義昭くんなら連絡つくから」ということで思いもしなかった【3人の会】が実現した-というわけである。
というわけで、KENTでの食事会は、とても楽しいものになったのである。山田金重くんの提案もあって「これからは、ひとりでも多く他のクラスメートにも声をかけ、出来たら2カ月に1度会おうじゃありませんか」ということになったが、いやはや。みな年を取ったものである。
それでも、古知野北小学校校門近く校庭一角にあった二宮金次郎さんの胸像の話しなど話せば話すほどに、少年時代の楽しかった日々が顔面に浮かび上がり、とても楽しいひとときとなった。昨年60数年ぶりかに、これも永正寺での舞(故人・伊神舞子/静汐院美舞立詠大姉)のお施餓鬼法要があればこそ、で舞が何十年ぶりかのクラスメートとの再会劇を実現してくれた。そんなふうに思われて仕方がないのである。
金重君は、国際公認会計士、早川君も海上保安官として長年、国の安全に携わり叙勲にまで輝き、今は「あいち防災リーダー会」こうなん副代表として社会に君臨されている、と知った。「世界をまたに会計士業務に携わった金重くん、そして今も社会貢献に忙しい毎日を過ごされている義昭くん。ふたりとも本当に素晴らしいな」とつくづく思った次第である。ふたりとも。話せば話すほどに。だんだんと小学生のころ、少年時代の面持ちになられ、やはりかねしげくん、よしあきくんに違いない-と改めて感慨深く思った次第である。
ふるさとの友とは良きもの、なつかしきものである。私も、残された人生を共に楽しく過ごさなければ、と、あらためて思った次第。
(9月9日)
まだまだ猛暑日が続いている。
名古屋では午前11時29分に35度に到達。ことし49日目の猛暑日となった。昨日8日(月曜日)に続き、観測史上猛暑日の最多日数を更新したことになる。
新聞各紙やNHKなどマスコミ各社の報道によれば、だ。
佐賀県警が8日、科捜研(科学捜査研究所)に所属する40代の男性技術職員が実際には行っていないDNA型鑑定を実施したように装う虚偽の報告や鑑定結果に関する書類の日付を改ざんする不正行為をしていたことを明らかにした。2017年6月~2024年10月の7年超で130件の不正を確認。同県警は、当然ながら8日付でこの職員を懲戒免職処分としたという。
鑑識といえば、だ。事件捜査のカギを握る重要部所だけに、この悪行を捨ておくわけにはいくまい。と同時に、かつて、ひとりの新聞記者としてサツ回りをしていたころ、鑑識のデカ(刑事)を誰よりもマーク、何度も何度も〝夜討ち朝駆け〟した日々のころが思い出されるのである。
話は少しそれるが。昨夜のテレビ愛知の番組【世界からニッポンを再発見!】の中の▽平安時代の染色技法 越前墨流し名工に学ぶ両手で4本の筆さばき感動…涙が止まらない-には、それこそ感動した。そこには、本物の日本文化があった。
ほかには、【牧之原竜巻最大級の強さ 風速75㍍か 重軽傷89人、停電解消】【顧問暴言苦に高3自殺か 22年聖霊高ソフト部 「指導は不適切」第三者委】【茂木、高市、林氏出馬へ ポスト石破、本格化 自民総裁選 「党員参加・来月4日投票」案】【先端技術協力 日韓が初合意 防衛相、10年ぶり訪韓】(いずれも中日朝刊)……といったところか。
夜遅く。スマホで第一回広島平和音楽祭の席であの、故美空ひばりさんが歌った【一本の鉛筆】を聞く。「戦争はいやだ」と私は書く。1枚のざら紙があれば、私は「あなたをかえして」と書く。……
ひばりさん。美空ひばりは、やはりボクにとっても永遠の人、人物である。
2025年9月8日
本日付の夕刊は【茂木、林氏が出馬意向 自民 総裁選準備加速 高市、小泉、小林氏ら軸か】【未明に赤黒く3年ぶり皆既月食】(中日)【自民党員「再建に注力を」 首相退陣表明、落胆と安堵】(日経)といったところか。
政界や皆既月食の話しもよいが。やはり私は本日付中日新聞の夕刊軟派トップ【夫婦91歳 万感の富士 美濃「山登り人生の総仕上げ」 2人で名峰踏破 今後は低山】が一番心にグサリとくる紙面で文句なしにイッチバ~ンなのである。政界のゴタゴタ劇もそれはそれなりに関心大ではあるのだが。やはり、ニンゲンたるもの、虚構もありがちな政治舞台よりも【真の人間ドラマ】には、かなわないのである。
<夫婦91歳 万感の富士>の活字が躍った8日付の中日新聞夕刊

朝刊の方は、【石破首相退陣へ 総裁選要求が拡大 続投一転「関税交渉、一区切り」】【牧之原の突風 竜巻と認定 静岡知事視察 近く停電解消へ】【三重知事に一見氏再選】(中日)……と、いろいろだ。
(9月7日)
日曜日。この日夕、石破茂首相(自民党総裁)が首相官邸で臨時の記者会見を開き、退陣する意向を表明。来るべき時がいよいよ、来たーということか。石破首相は7月の参院選での自民党大敗で求心力を失ったばかりか、自民党内で閣内を含む党所属国会議員や地方組織に総裁選の前倒し要求が拡大するなか、堪忍袋の緒が切れて。続投を断念。辞任判断のタイミングについては「日米関税交渉にひとつの区切りがついたので」と説明した。
そして。もうひとつの大きなニュースは、だ。ドラゴンズファンの私としては、なんとも悔しいことではあるのだが。この日、甲子園球場で阪神―広島23回戦が行われ、阪神が2-0で勝って2年ぶり7度目のセ・リーグ優勝を達成したことか。
(9月6日)
土曜日。名古屋の名駅近くウインク愛知5階小ホールであった「ラララダンス発表会」に出向く。社交ダンスのアマチュアデモンストレーション第1部若ちゃんTグループの1メンバーとして出演、タンゴを社交ダンス仲間の中でも大先輩と言っていい〝悦ちゃん〟と共に踊ってきた。2度、踊ったが1回目はまずまず、うまくこなせたのだが。2度目はなぜか、わたしの幼稚さが随所で、まるで赤ちゃんの踊りの如く露見してしまい、うまくおどれず少し残念で、相方の〝悦ちゃん〟には大変申し訳ない気がしたのである。今回の彼女は胸の手術を克服しての力演だっただけに、見事な演技の数々は「お見事でした」の一言に尽きるすばらしいものであった。それに引き換え、私の演技は華麗とまでは、とてもいかない。まだまだ努力せねば、と思った次第である。
でも、何はともあれ、だ。こうして社交ダンスを続けること自体が今は亡き妻伊神舞子との約束を守り、私自身の健康維持にもそれ相応に少しは役立っているので「まッ、これでイイか。うまく踊れなくても仕方あるまい。良しとしよう」と思っている。いずれにせよ、帰宅して亡き妻の遺影と仏(静汐院美舞立詠大姉)の前に座り「社交ダンス、行って来たよ。相変わらず、うまく踊れなかったよ」との報告をした時には、心からホッとした。
それにしても、だ。毎度思うことではあるのだが。わたくし以外の出演者はどなたも、かなりうまい。ホントに華麗かつ楽しそうで、どの方も、蝶が大空を舞うように美しく、見事なものだな、とあらためてつくづく思った次第である。
名古屋で催されたラララダンス発表会の1場面


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【悠仁さま「加冠の儀」 男性皇族成年式40年ぶり】【崩れた土壁必死の救助 アフガン地震1週間 支援届かず野外で寝起き】【使用済み核燃料 原発内保管厳戒 電力各社、搬出先確保に躍起】とは、本日6日付の中日新聞夕刊の報道である。
(9月5日)
「東海線状降水帯恐れ 台風15号(見出し) 台風15号が4日午前、鹿児島県・奄美大島の東で発生し、午後にかけて九州東側の沿岸付近を北寄りに進み、四国にかなり接近した。上陸する恐れがある。台風は今後、進路を東寄りに変えて5日にかけて西日本から東日本の太平洋側を進む見込み。」とは、けさの中日新聞1面の見出しと本文記事。
台風一過の話ではあるのだが。台風は幸い、静岡県下の被害に比べたら、尾張地方の方は被害も少なく、無事、通り過ぎホッとした、といったところか。午後、社交ダンスのレッスンで一宮のスポーツ文化会館へ。ちょっとハードではあったが。あす名駅近くウインク愛知で開かれるラララダンス発表会出演を前にしてタンゴやジルバのレッスンに挑んだ。レッスンから帰ると、NHKラジオのニュースがわが耳に。歌手のあの橋幸夫さんが亡くなったという。82歳だった。潮来笠や雨の中のふたり、霧氷、吉永小百合さんとデュエットで歌った🎵いつでも夢を-など。わが青春時代に何度も何度も口ずさんだことがあるだけに、橋さんの死は、とても残念な気がしたのである。惜しいな、と思った。お疲れさまでした。橋さん。
私が「脱原発社会をめざす文学者の会」で執筆している文士刮目の連載52回目【傷だらけの〝極端社会〟到来に言葉(表現)の大切さを思う なぜ?】を読んで頂けたら、と思う。同文学者の会ホームページのアドレスは次のとおりなので、ぜひ読んでほしく願っている。
文学者の会のアドレス https://dgp-bungaku.com
★能登地震死者656人に、とは本日付の中日新聞朝刊で「石川県は3日、能登半島地震の影響で心身に負荷がかかり亡くなった災害関連死が新たに3人認定されたと発表した。地震の死者は石川、新潟、富山3県で累計656人となった。新たに認定されたのは輪島市、珠洲市、能登町の各1人。珠洲市の80代女性はくも膜下出血で、能登町の80代男性は脳梗塞で亡くなり、それぞれ災害との因果関係が認められた。」としている。
(9月4日)
木曜日。にゃんにゃん、にゃんこのにゃんこちゃん。すなわち半野良タンゴ、こすも・ここ3世は、きょうも朝、律儀にもかわいい顔を私に見せてくれた。当然ながら、いっぱいの食事とお水を与える。
【中ロ朝北京で結束誇示 3首脳同席 抗日軍事パレード】【麻生氏 総裁選前倒し賛成 自民新たに3副大臣らも】【新浪氏潔白を主張 サントリー会長辞任 同友会活動は自粛】(いずれも中日)など。けさも新聞紙面ではアレヤコレヤと報じられている。
けれど私にとっての一番にうれしいニュースは中日新聞スポーツ面のトップ記事【<球心>中日5―2阪神 細川決勝3ラン 竜打めきめき反発力 五回に逆転劇六回は昴弥1号】【逆転ストッパー大野9勝】にほかならない。弱いながらも、時に思い出したように本来の力を発揮してくれる、そんな中日ドラゴンズがごくごくたまに見せてくれる強いドラゴンズ、〝晴れ姿〟なのである。
今は亡きマイ(伊神舞子)が買ってくれた片方が真っ白だった眼鏡のフレームが年月の重みに耐えかねてか、壊れてしまったので先日、この眼鏡を購入した扶桑のイーオンに出向き「サングラスのレンズはそのまま残し、フレームだけを替えてほしい」と注文すると、シンズを丁寧にふいてくださったうえ新しいフレームを探して付け替えてくださったので昨日から、その眼鏡をかけている。
雑談するうち、店主の奥さまが能登半島突端の珠洲市のお方だと知り、思いがけず話が弾んだ。私自身も家族5人で能登半島に7年間、住んでいたことがあるだけに、アレヤコレヤと話が弾んだ。そういえば、私が能登半島在職当時、珠洲の方々の新刊購入率は全国でもトップクラスで、当時そのことをニュースにしたことなどで話が弾ん。能登の人たちはどこにいっても🎵能登はやさしや 土までも……で本当に良い方ばかりなのである。
(9月3日)
【マダニ感染症全国に拡大 中部9県でも最多 肌露出減らし対策を】【自民 森山氏ら四役辞意 両院議員総会 首相は当面続投 総括「解党的出直し」】【サントリー新浪会長辞任 違法サプリ購入疑い捜査】【中ロ首脳「抗日戦勝」誇示 北京で会談 歴史問題巡り共闘 正恩氏が中国入り】……(いずれも中日3日付朝刊)と、いろいろある。
ウエブ文学同人誌「熱砂」紙面で書き進めてきた随時連載小説【能登よ のと ―おかあさん】を9まで書いたので読者のみなさまにはぜひとも読んでほしく願う。
熱砂紙面=https://www.nessa.jp=のウエブ作品集またはインターネットで「能登よ のと ―おかあさん」と検索して頂けたら、連載小説が画面に現れ、読めますので読者のみなさまには、ぜひ読んで頂けたら、と願っている。
(9月2日)
富山市八尾町の「おわら風の盆」がきのう1日から始まった。のびやかな胡弓と三味の音(ね)。編みがさを目深にかぶった男女の踊り手たちの魔法にでもかけられたような、そんな手や足、全身のしぐさに合わせ「時」は流れ、八尾ならではの踊りと胡弓の調べが延々と流れたのである。
立春から210日。二百十日の風を全身と両の手、足のしぐさで封じ、五穀豊穣を祈る伝統の風の盆踊りで、江戸時代から300年以上続いている。わたくし自身、取材も兼ねて、かつて現地を何度か訪れ、踊りの輪に加わった体験がある。それだけに、いろんなことが思い出され、かつ忘れられないあの胡弓の調べと踊りである。
この、八尾の風の盆踊りはいわば、二百十日となり、迫りくる風を切り裂いて退散させようと言うものだけに、あの調べと踊り、編み笠(すげがさ)は生涯、忘れることが出来ない。というわけで、ことしもまた、あの八尾の【おわら風の盆り】がやってきたのである。3日まで。
【平均最高気温猛暑日数 右肩上がり 暑い名古屋昔より過酷 識者「身体への負荷2~3倍 平均気温最高に 全国6~8月】【アフガンM6.0 800人超死亡 東部2800人負傷、救助続く 防災の日南海トラフ想定訓練】など。世界は相も変わらず、いろいろである。
(9月1日)
1923年に死者・行方不明者合わせて約10万人が出た関東大震災が発生したその日、9月1日、防災の日である。【名古屋40.0度 夏休み最終日史上2位の暑さに】【防災計画39%見直し 南海トラフ津波想定自治体 自主避難所、組織の整備急ぐ】【中部も備え進む 志摩市「市民への周知課題」】【クマ銃猟市中で可能に 被害最多水準 改正法きょう施行】とは、本日付の中日新聞である。
ほかには【イチローさん殿堂表彰 バンテリンDで式典 女子選抜と試合】【「十字架軽くなり、前向きに」前川さん再審無罪1カ月 薬物依存者回復の場所を】【グライダー墜落、死亡 埼玉・熊谷 慶応大機の女性か】(中日)といろいろである。
関東大震災は1923年9月1日の正午2分前に起きた。死者・行方不明者は約10万5千人。阪神大震災(関連死を含め約6400人)、東日本大震災(同約2万2千人)を上回る大被害だった。―とは、本日付の中日新聞夕刊の【夕歩道】。夕刊は、ほかに【静岡・伊東市長不信任可決 学歴問題で全会一致 刑事告発も議決】。静岡県伊東市議会は1日開かれ、学歴詐称を指摘されている田久保真紀市長に対する不信任決議を全会一致で可決した。
一匹文士、伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2025年8月~)
2025年8月31日
二百十日。気になる見出しは【残暑桑名40・5度 最高更新】(中日)【トランプ関税2審も「違法」 米高裁「大統領権限逸脱」】【引き揚げ苦難の戦後 終戦時、海外にいた日本人の数は? 人口1割近くの約660万人】(毎日)。それと中日(東京)新聞のサンデー版の【本物と出会う街銀座】も読みがいのある紙面であった。
日曜日、歴史的ともいえる酷暑続きだった8月。その8月もやっと、きょうでピリオドが打たれる。あすからは秋が日に日に近づき、訪れてくれるだろうか。これだけ暑い日が続くと、そんなことまで思ってしまう。ニャンニャン、すなわちこすも・ここ三世であるタンゴちゃん(愛称)は、この暑い中、けさも心配そうな顔でわが家を訪れ、草むらから顔をのぞかせたため「こっちにおいでよ」と声をかけ、いつものようにお水を与え、ごはんも与えたのである。
嬉しそうに食べる姿を目の前に、なぜか私がかつて愛し続けたシロちゃん(オーロラレインボー)はじめ、こすも・ここ、神猫シロ、てまりちゃんとのことなどを思い出していた。どの猫も。みんなかわいい、かわいい猫ちゃんたちだった。でも、このタンゴちゃんを除いて、もはや全てこの世にはいないのである。
今は亡き舞からの使者なのか。タンゴは、けさも顔を見せてくれた

(8月30日)
軟式の全国高校選手権最終日が29日、兵庫県の明石トーカロ球場で決勝が行われ、中京(東海・岐阜)があべの翔学(大阪)に3―2で逆転サヨナラ勝ちし、史上初の4連覇を果たした。14度目の優勝で大会最多記録を更新。
ことしの暑さは尋常でない。つい先ほどのラジオニュースによれば、桑名で命に関わる危険な温度40・5度を記録したという。ラジオアナが「熱中症に警戒してください。激しい雨。落雷。突風にも注意してください」と叫ぶように何度も何度も視聴者に呼びかけている。この世は一体全体、どこに運ばれようとしているのか。「気を付けてください」と呼びかけられたところで、どうしようというのか。どうしたらよいのか。天変地異からどうして逃げようというのか。
そんな真っ昼間に玄関を開けて外に出ると、このところ毎朝わが家にやってくる、あの先代こすも・ここそっくりの半のら三代目こすも・ここ、タンゴ(愛称)3世が道路を渡ろうとしているではないか。危ない。危ないよ。気を付けて渡らなければ。
わたしが「タンゴ」「タンゴ」と声を上げ呼ぶと、彼女は道の中央でいったん立ち止まってジッと私の目をみつめ、「にゃあ~ん」「にゃあ~ん」と嬉しそうな声を二度あげ、そのまま道路を向こう側に横切っていった。「車に気をつけてよ。ニンゲンどもは全くもって危険だからね。シロ(オーロラレインボー)、しろちゃんみたいにニンゲンどもの車にはねられないように、ね」と私。すると、タンゴちゃんは私の顔をしげしげと見つめ「ニャア~ン」とまたひと声上げ、道路を横切って行ったのである。「気をつけるんだよ」と、もういちど私。ニャン、ニャ、ニャア~ンとタンゴ。
その瞬間、一陣の秋風がわたしの心をふきぬけていった。そんな気がしたのである。
本日付の夕刊(中日)は【トランプ関税「違法」 米高裁 権限逸脱を認定 10月14日まで効力容認】【パレスチナのビザ拒否 米、国家承認意向に対抗か】が気になるが。何といっても【<能登だより 夏祭り> 若者が熱い 重蔵神社例祭】が清々しい筆致でよかった。能登といえば、だ。同じ中日朝刊の【原発立地支援拡大決定 30㌔圏に 避難道、港湾整備など】の記事のほか、【能登地震終わってない 中日懇話会 前口・本紙七尾支局長】もなかなか読みごたえのある内容だった。
(8月29日)
昨夜遅くから未明にかけ、わが相棒であるパソコン画面が一方的に閉じてしまい、その後電源を入れたり、スイッチボタンを押したりしても、うんともすんとも動かなくなり、反応しなくなってしまった。さあ~、どうしよう。これは大変だとばかり、電源をいれたり、スタートボタンを押したり、アレヤコレヤとやってみたのだが。画面は知らんぷりで、そのまま。
「これでは、何もできなくなってしまう。書けなくなってしまう。どうしよう」と思っていたところ、画面がパット明るくなり画像がやっと出た。デ、画面の文字を読むと「もう少しでPCのセットアップが完了します」の表示が。そこには疲れ果てたあげくに愛用のパソコンの前に座る私の姿があったのである。やれやれだ。
というわけで、午前3時近くになり、やっと床に入ることが出来たのである。おかげで翌朝(30日朝)はすっかり寝坊してしまい、起床は午前8時過ぎに。息子の姿は出勤した後で、すでになく、いつもの朝のお見送りをすることはかなわなかったのである。でも、その代わりか。いつも朝になると顔を見せてくれるニャンニャン(こすも・ここ三世)が顔を見せてくれ、ホッとしたのである。
2025年8月28日
友から送られてきた、やさしさに満ちあふれた黄色の彼岸花、曼殊沙華(まんじゅしゃげ)を繰り返しながめている。この夏は。今も猛暑が続いているが。季節の顔に偽りはない。まもなく哀愁に満ち満ちた、そんな秋がやってくるに違いない。
友の手で撮影された黄色の曼殊沙華

彼岸花といえば、だ。亡き妻、伊神舞子が生前に詠んだ俳句【曼殊沙華人恋ふごとに朱深く】を思い出す。と同時に、もう一句、これも彼女が、この世に残した【秋空に未来永劫と書いてみし】も、である。というわけで、今は秋の到来が待たれるのである。
【石井章議員事務所捜索 維新 秘書給与詐取疑い】【ラオス深刻邦人が児童買春 愛知県警動画撮影容疑 60代2人を逮捕ミャンマーでも 日本で処罰対象「国外犯」に該当 現地大使館に撲滅求める署名】【総裁選前倒し要求議員公表 自民選管、記名式を決定】(中日新聞)……と、きょうも紙面はいろいろである。
ふと人間、誰しも生きていくのは大変だなっ、と思う。すかさず「そうよ。みんな大変なのだから。シロちゃん(オーロラレインボー)だって大変。今という時を人間も動物もだれだって一生懸命に生きているのだから」と生前の、あの鈴を鳴らすような舞の声が私の耳に大きく迫ったのである。「うん。そうだよな。み~んな一緒だ。なかよく生きていかなければ」とわたくし。
(8月27日)
早朝の不燃ごみと古紙(古新聞)出しに始まり、毎朝の日課でもある各紙のチェック、これを終え、きょうは月イチの金山ペインクリニックでの健診日のため名鉄電車で金山へ、と慌ただしい1日が矢の如く過ぎ去っていった。受診後は決まって金山駅構内の食堂を訪れ、ランチを食べて帰ることにしているが、きょうはイワシの魚フライ定食をたべたが、これがまた、とても美味しかった。
いったん帰宅後、こんどは近くの郵便局へ。「脱原発社会をめざす文学者の会」への会費納入のためだが急に雨が降り出し、それもとても強い降りで全身がびしょ濡れに。なんだか理由もなく、泣きたいようなそんな気持ちに襲われたのである。どんなに逆立ちしたところで自然にはかなわないナ、と改めて思う。
中日新聞の本日付の朝刊は【除染土処分地35年めど 政府が工程表 福島県外で選定】【香る秋味 絞り染め 中津川、栗きんとん】【データセンター向け商材注力 岡谷鋼機・岡谷社長】【洋上風力撤退で調整 3海域で計画 中電子会社など】【朝日、日経生成AI巡り提訴 米企業、記事無断使用 44億円請求】【マダニ感染症最多更新 25年 累計143人、三重など5県報告】といったところか。同夕刊は【ウナギ規制強化「妥当」 ワシントン条約暫定評価 10月に最終評価】【石井章参院議員事務所捜索 維新 公設秘書給与詐取疑い】か。
(8月26日)
きのう午後訪れた「赤旗」販売店員の東さんに続き、本日は午前中、中日販売店の松本さんが各紙新聞代の集金においでた。しばらくすると、急に、にわか雨が降り出し、私はあわてて早朝ベランダに干したばかりの洗濯物を室内に入れるハプニング(この種のハプニングは始終ではある)に襲われ、バタバタ、ドタバタと動き回る。やっとこせ室内に入れたと思ったら、しばらくして天気は回復。太陽の光りが、再び地上に注がれたので、わたくしは思い返したように窓を開け、再び洗濯物をベランダに出したのである。いやはや、疲れた。わが身はこうしてきょうもまた自然界の中であわてふためいている。
やれやれ、とは。まっこと、このことか。
本日付の中日朝刊は【国道119カ所陥没恐れ 24年度国交省調査4739カ所空洞確認】【大川原冤罪 警視庁と検察墓前で謝罪 元顧問の妻「受け入れるが、許せない」】【保釈却下 裁判所検証せず 長男「やらないのは間違い」】【豊臣秀吉像の首が折られる 円頓寺商店街】【駐車場奥ナイフ隠す? 神戸女性刺殺 4㌔、50分尾行か】など。そして夕刊は【金正恩氏と会談「年内に」 米韓首脳 トランプ氏意欲】【「北にトランプ・ワールドを」 李氏「お世辞」で穏便に】【FRB(米連邦準備制度理事会)理事を「解任」 トランプ氏投稿 金融政策に影響も】【ダガー賞の受賞に寄せて 王谷晶 ぶっとんだ話も地味の積み重ね】か。
(8月25日)
月曜日。文士刮目の締め切り日のため52回目を出稿する。毎回のことだが、2週間ほど前から何度も何度も「その時に1番ふさわしい内容で」と書き改めたうえで「脱原発社会をめざす文学者の会」事務局に出稿しているだけに、出稿を終えたときには心底からホッとし、なんだか全身の重荷が取れたような気がするから不思議である。
これも、わが尊敬する今は亡き作家加賀乙彦さんから私への言葉「ごんたさん。君はまだまだ若いのだから。今の調子で書いて書いて書いて。君には書きまくってほしいのだ」との言葉を忠実に守らなければ、との私の信念で続けているからに、ほかならない。
2025年8月24日
日曜日。中日(東京)のサンデー版は生前、世界各地のフォークダンスをそれこそ楽しそうに見事に踊りこなしていた今は亡き私の妻伊神舞子(たつ江)が大好きだったヨハン・シュトラウスその人を紹介した【ワルツ王 ヨハン・シュトラウス2世生誕200年】であった。
私は紙面を手に思わず、嬉しくなり、おまえ(たつ江)の遺影・静汐院美舞立詠大姉に向かって手を合わせ「よかったね。相変わらず、お空の、おまえの国で踊っていますか。このサンデー版大図解を手に、おまえが心底から楽しそうに踊っていたあの日々を思い出してしまい、涙が出てきたよ。俺の退職後は毎週、土曜日になるとは、レッスン会場である公民館にまで車で送っていったよな。発表会にもそのつど、送らされたものだが。世界各国のフォークダンスを、それはそれは見事に次々と華麗かつ楽しそうに踊りこなす、そんなおまえの若々しい姿には、いつも感動していたよ」などと語りかけ、そのサンデー版の紙面を仏前に供えたのである。
というわけで、フォークダンスとは少し違いはするものの、私が現在、こうして社交ダンスを続けておられるのも彼女に「あなた。私が居なくなってしまっても。せっかくピースボートで始めた社交ダンスなのだから。いつまでもつづけてよね。続けなきゃいけないよ」と言われた。そうした経緯があるからこそなのである。無口な彼女は私にフォークダンスを始めたいきさつについて語ったことはないが、わたくしが気がついた時には世界じゅうのフォークダンスを踊りこなすまでになっていたのである。そんな彼女だけに生前は、仲間の女性たちとよく発表会などに出かけ、時にはフォークダンスとは違うのだが。郡上の徹夜踊りにも有志でしばしば行くなどしていた。今にして思えば本当に楽しそうだった。あのころ、郡上までついていくべきだった-と心から反省しているのである。


朝刊は【日韓首脳未来志向で一致 首相、歴史認識を継承 李大統領初来日】【鮮やか絵巻豪壮 西尾・大提灯まつり】【相続で悩む土地 国に引き渡し増 東海地方 荒れ地多く管理課題】(いずれも中日)。夜。NHKEテレで【日曜美術館 洋画家・絹谷幸二さんを追悼して▽70歳の時に挑んだ奈良興福寺の無著・世親菩薩立像▽情熱的な創作に密着!】を見る。
(8月23日)
夏の甲子園・全国高校野球はこの日決勝戦が行われ、沖縄尚学高校が西東京代表の日大三高に3―1で勝ち初優勝。沖縄県勢が夏の甲子園を制したのは、2010年に春夏を連覇した興南高校いらい。15年ぶりの快挙となった。
東京電力が福島第1原発にたまる処理水の放出を始めてから、24日で2年になる。放出自体はおおむね順調に進むが、顕在化し始めているのが、汚染水を処理水に浄化する過程で発生する、放射性物質を含む廃棄物の問題だ。原子力規制庁の概算によると、その放射能量は人や環境への影響が大きい放射性物質のセシウム137で24京ベクレルを超え、敷地内にたまった事故で溶けた燃料由来のセシウム137の半分を占めるまでになっている。/こうした廃棄物には、人が近づけないほど放射線量が高いものも含まれる。今後も廃棄物は増え続ける見通しだが、処分計画は何も決まっていない。/東電によると、2023年8月24日の初放出から、今月3日までに放出した処理水は計10万1870㌧、処理水に含まれる放射性物質トリチウムの量は計約22.1兆ベクレル。原発近くの海域で検出されたトリチウム濃度は最大で1㍑当たり56ベクレルで、国の基準値(1500ベクレル)を大きく下回っている。/建屋の外から入り込んだ雨水や地下水が溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)に触れるなどし、現在でも1日当たり平均70㌧の汚染水が発生している。そのため放出開始前に約134万㌧あった処理水は、今年8月7日時点で約128万㌧と、放出量の半分程度の約6万㌧しか減っていない。ただ東電は、廃炉完了目標の51年までに残る全量を放出できると試算している。………
――以上はけさ(23日付)の毎日新聞1面【放射性廃棄物浄化作業で蓄積 福島第1処理水放出2年 処分計画決まらぬまま】の記事の一部である。何といおうか。幾何級数的な数字の中で福島の人々は、きょうも生きていく。のである。何という事なのだ、と。なんたることか、と思ってしまう。
ほかには、【新米JA前払い最高値 三重、前年比1万円増 60㌔3万円台 小売価格も上昇へ】【生産現場は 農家には助かる額 消費者離れないか コメ高止まり続く】【詐欺の成功数ボードに記入 カンボジア拠点 中国系が厳格管理 かけ子遅刻なら罰金ルール】【スマホ条例案炎上 豊明市1日2時間以内を目安 「なぜ縛る」「家庭の問題」抗議相次ぐ】【神戸女性刺殺35歳男逮捕 逃走、都内で発見 殺人容疑】(中日朝刊見出し)。
そして。中日(東京)夕刊の<土曜訪問>に【母・静子さんと太宰治の愛に迫った自著と母の日記が合本で復刊 太田治子さん(作家) 『斜陽』は両親の〝共著〟】の話題。ほかに同特報面は【クマによる死者過去最多ペース 耕作放棄地が隠れ場に ごみなど求め接近 市街地でも発生 人間が誘因の側面も 駆除に過度な苦情「カスハラ対応を」】の深刻な紙面も。
この世の中、いろいろある。
(8月22日)
午前中の執筆を終え、一宮のスポ文(スポーツ文化センター)へ。
社交ダンスの継続は、亡き舞、シロちゃんとの約束なので、どんなにハードな中でも、この約束だけは守らなければ、と続けている。きょうもタンゴ、クイック、ワルツの順で悦ちゃんやヨシコ姉、若先生も一緒に何度も踊る。待ち時間には、流れるワルツにあわせ、ただひとりムードを大切に踊ってみるなどした。こんどは、どこかで誰もいない草原か何かでただひとり、ムードたっぷりに踊ってみたいナ、と。そんなことを思ってみたりした。
もう随分と昔の話ではあるのだが。かつて空港記者時代に何かとお世話になった当時全日空の広報担当だったAさんに久しぶりにラインし「能登半島地震の復興応援歌【能登の明かり】がカラオケ(ジョイサウンド)でも歌えるようになったので、どんどん歌って応援してください」と援護射撃をお願いする。そこはAさんである。「すばらしいですね」と、すぐに返信があり懐かしく思う。
(8月21日)
木曜日。献血の日。
中日新聞の朝刊1面見出しには【南海トラフ事前避難52万人 「巨大地震警戒」発表時 愛知・三重12万人】【29邦人を移送、逮捕 カンボジア拠点特殊詐欺 愛知県警、未遂容疑】【暴れる容疑者ら機内へ 過去最大級海外拠点摘発】【首相「民間投資を強化」 検討委新設へ アフリカ会議開幕】といった活字が並ぶ。
朝。半のら愛猫こすも・ここ3世、タンゴちゃん(愛称)がわが家の横庭縁先にいつものように顔を見せたので食事と水を与える。きのうから隣の敷地で雑草の伐採などの整地工事が行われていることもあってか「顔を見せなくなった」と思いきや、この暑い中、「朝のあいさつを」とわざわざ顔出しをしてくれ、とても嬉しく思ったのである。
そして。夕刊(中日)は【ガザ市郊外を掌握 イスラエル予備作戦開始】【「安全の保証 中ロ参加を」ウクライナ和平でロ外相(ラブロフ外相)】【詐欺収益14億円か カンボジア拠点 逮捕の29人】といったところか。
兵庫県西宮市の甲子園球場で行われている第107回全国高校野球選手権大会は21日、準決勝が行われ第1試合に登場した県岐阜商(岐阜)は延長十回タイブレークで4-2で日大三(西東京)に競り負けた。夏大会で1956年いらいの決勝進出はならなかった。残念無念とは、このことか。
(8月20日)
第107回全国高校野球選手権大会は19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、県岐阜商(岐阜)が延長11回タイブレークの末、横浜(神奈川)に8―7でサヨナラ勝ち。16年ぶりのベスト4進出を決めた。甲子園といえば、はるか昔の昭和のころ松本支局員時代に松商学園に同行取材、岐阜総局(現岐阜支社)のころにも市岐商について甲子園へ。あのときのドラマに満ちた取材を今なお忘れることが出来ない。
朝刊には【ロシア・ウクライナ会談調整 侵攻後初首脳同士 ゼレンスキー氏と欧米首脳会合】とか【随契備蓄米販売延長へ 放出分の7割 売り切れず】(中日)【消化中5階天井崩落か 死亡隊員避難経路絶たれる 道頓堀火災】【前会長に懲役3年求刑 KADOKAWA 五輪巡り贈賄】【98歳囲碁棋士杉内(寿子)八段引退 最年長】(毎日)といった活字が躍っている。人それぞれ。この世の中、いろんな世界があり、人間たちはその中を生きていくのである。
本日付の夕刊は【アフリカ成長へ新経済圏 首相表明インド洋に物流網 TICAD(第9回アフリカ開発会議)開幕へ】【備蓄米来月以降も販売 農相表明 随意契約分を延長】【トランプ氏、地上軍否定 ウクライナ国境防衛「空軍通じ支援」】【欧州有志国連合 部隊派遣へ協議 米と計画策定へ】(日本経済新聞)か。そして。本日午後7時半からの【NHKスペシャル 堺雅人がエジプト縦断 古代文明の危機救った ブラックファラオの謎 ピラミッド地下に水!? 潜水調査で大量の黄金 3000年も栄えた王国の秘密が今夜明らかに!】がとても良かった。
NHKスペシャル 堺雅人がエジプト縦断のワンシーンから

2025年8月19日
俳句の日。朝刊は【盆明けても猛暑 豊田39.2度】【トランプ氏と首脳会談 ウクライナ割譲拒否確認 欧州と結束一部支配は容認か】(中日)の記事が気になる。これらニュースの数々は、自然と人間が織り成す悲喜劇のような気がしないでもない。とは言ったところで、人間たちが自然に勝てるはずもなかろう。
私自身も大好きな大阪はあの道頓堀でビル火災が発生。消火中の消防隊員2人が亡くなったという。なんということなのだ。合掌―
(8月18日)
本日付の中日新聞夕刊1面の夕歩道がすこぶる良い。
以下のとおりである。
ー16、17日に連続放送されたNHKスペシャル「シミュレーションー昭和16年夏の敗戦」(猪瀬直樹氏原案)は力作だった。米国と戦えば必敗と予測されながら太平洋戦争に突入する苦境を描いた。
1940年(昭和15年)設立の首相直轄「総力戦研究所」が舞台のドラマ。集められた若手エリートが統計に基づき、米国と戦えば日本必敗と事前予測する。だが、国は道を徐々に踏み外した-。
予測できなかったのは原爆投下だったという。天変地異も予測不能。ドラマには登場しないが、43~45年に鳥取地震、東南海地震、三河地震が相次いだ。45年の終戦まで人が死んでばかりだった。
正午前。歌手舟木一夫ファンクラブの熱心なファンである女性から「ごんたさん。徹子の部屋で舟木さんやるので、ぜひ見てみて」と突然のライン。チャンネルを6(メーテレ)に合わせ、拝聴させて頂いた。舟木さんは、私が「高校三年生」の時に青春歌謡の【高校三年生】が大ヒット。そればかりか、当時私が通っていた滝高校で「高校三年生」のロケが行われ、その光景(自転車置き場で何度も転ぶところなど)を、柔道着姿で見ていた。その懐かしの郷土一宮市出身の大歌手だけに、滑り込みセーフで拝見させて頂いた次第である。
(8月17日)
お盆に迎えた先祖の霊を送り出す京の五山送り火が昨16日夜、京都市街を囲む山々であった。
きょう17日のニュースは、私も知るあの中日(東京)新聞の福島特別支局記者片山夏子さんの記事【こう見る 福島第1原発の現場 作業員の日常を伝える】にほかならない。彼女の目と足、耳を駆使した日々の努力が福島原発事故その後の深刻さと重大さをいかに読者に伝えているか、を思うとき。私の目頭を思わず熱いものが流れたのは言うまでもない。彼女こそ、当代社会に必要とされる記者であることを改めて痛切に感じたのである。「原発事故が起きたとき、そこにいた人たちに何が起きたのか。今も続く作業を忘れてはならない。」そのとおりである。彼女には、これからも心からのエールを送り続けたい。
片山夏子記者の「こう見る 福島第1原発の現場 作業員の日常を伝える」。この日は【米露停戦合意至らず】(毎日)の記事も。

日曜日。午前中、一宮の水野さん(自動車修理業)に先日、一宮での社交ダンスレッスンから帰宅途中、交差点で突然、目の前に突っ込んできた小型バスを避けようと急ブレーキを踏んだ、まさにその瞬間(幸い突進してきた小型バスとの衝突は間一髪、避けられた)以降、少しブレーキの感覚が不具合となっていた愛車の状況を見に来て頂いた。自宅周辺を試し乗りをして頂きフロント部分をしっかりチェックして頂いた結果、▽心配されたブレーキオイル漏れはない▽マスターシリンダーなるものの内部に入っていた空気は取り除けられた――とのことで「運転して頂いても心配ありません」との判断でホッとした次第。「それと秋には車検ですので、その場でもしっかり点検させてもらいます。このまま乗って頂いても心配ありません」との診断に、ホッとした。やれやれである。
水野さんにはせっかくの機会なので私と牧すすむさんで最近作った能登半島地震の復興応援歌【能登の明かり(伊神権太作詞、牧すすむ作曲、安本和秋編曲、岡ゆう子歌)】の存在を告げると、「ああ、そりゃすごいですね」とその場でスマホで【能登の明かり】を聞いてくださり、嬉しく思った。彼は、私が新聞社の一宮主管支局長在任時に少年野球軟式野球連盟の理事長として何かにつけお世話になり、それ以降の付き合いでもあり、いつまでもこうして助けてくださり、ありがたいことだーと改めて思った次第である。
昨日、能登七尾の和倉温泉「のと楽」で行われた七尾高校同窓会に出席した長男夫妻から、小丸山公園の相撲場の写真が送られてきて、懐かしく思う。昔、一本杉通りにあった新聞社の支局隣の〝おしょうゆ屋さん〟や近くの小丸山公園などにも寄ったと知らせてくれ、やはり「わが子らも七尾のことが忘れられないのだ」と思う。
(8月16日)
【不戦80年 次の世代へ 全国戦没者追悼式「反省」首相13年ぶり言及 「戦争やったらだめ」3歳祈る 最年少いなべから5歳兄と参列】【「戦中・戦後の苦難語り継ぎ」 陛下お言葉初の表現】とは、本日付の中日新聞朝刊1面見出しである。中でも石破首相の式辞に触れ【石破首相は式辞に「反省」の文言を民主党政権以来13年ぶりに盛り込み「あの戦争の反省と教訓を、今改めて深く胸に刻まねばならない」とした。】と今ひとつ。天皇陛下のお言葉に触れ【天皇陛下はお言葉で「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ」との一節を新たに加え「将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを願う」と読み上げられた。】との下りには、同じ日本人として私の心に熱いものが流れたことも事実である。
ほかに16日付紙面は【平和へ決意刻む 戦後80年終戦の日 首相式辞13年ぶり「反省」】(毎日)といった具合に不戦、平和への誓いを新たにする紙面内容が目立った。15日は終戦から80年の節目の年でもあり、各紙とも不戦への誓い、平和への決意がにじむ内容となっている。「戦争など、もう2度とごめんだ」の心は、どの人とて同じに違いない。
夕刊は各紙とも、米ロ首脳会談が1面トップ。あいにくウクライナ停戦は合意に至らなかったようだが、両首脳のこんごの努力に期待したい。間違いなく人類共通の願いだと言っていい「世界平和への道」につながるからである。両氏のこんごの誠意と努力に期待し、こんごは世界平和実現への貢献をしてほしく願う。
というわけで夕刊の見出しは【米ロ首脳、停戦合意できず ウクライナ侵略 初の直接会談 競技継続では一致】【アンカレジ基地厳戒 会見場に「和平追求」の文字】【ベラルーシと米首脳が電話協議 米ロ会談前に】(日本経済新聞16日付の夕刊)
きょうは、三男坊の誕生日。早朝のNHKラジオによれば、この日の花言葉は【ヤナギラン】で<集中する>との意味があるそうである。これからは、それこそ、働き盛りの年代になるので健康に気をつけ、集中して頑張ってほしい。おかあさん、たつ江(伊神舞子)も同じことを思い、こんごの活躍を願っているに違いない。1人の父親としても、息子の限りなき飛躍と成長、幸せを願っている。
(8月15日)
終戦の日。朝刊には【きょう戦没者追悼式 戦後生まれ 初の半数超に】【8.15終戦の日<2025年戦後80年 昭和100年>「お父さん」憧れた 名古屋の84歳 実父も義父も戦死 「ててなしご」悲劇二度と】【光に平和願い 津・万灯みたま祭】(中日)【「戦後」を100年へ 主筆前田浩智】【未来に伝える きょう終戦80年 デモクラシーズ ビジュアルで見る 1945年~現在】【脱・自国中心史観へ 日中韓研究者ら共通博物館構想】(毎日)などの見出しが躍っている。
そして。ほかに気になる記事といえば、だ。【千玄室さん死去 102歳 茶道裏千家前家元】(中日)にほかならない。
午後。一宮スポーツ文化センターへ。社交ダンスのレッスンのためで、タンゴ、クイック、ワルツに続き、久しぶりにルンバを踊る。先生曰く。「ごんたさん。こんどはブロンズ級のルンバに挑戦しようよ」と。ルンバは、ある程度自信はある。かといって、ここのところ、しばらく踊っていないだけに、早く慣れ、これまで以上に華麗かつ美しく踊るようにならなければーとは、私の正直な本心だ。たつ江(伊神舞子)が生きていたなら、ふたりで華麗に踊ることが出来たのに…。そう思うと悲しくなってくるから不思議だ。やはり、彼女を思い出し、泣けてくるのである。
夕刊は【8・15終戦の日 問われる記憶継承 追悼式 戦後生まれ半数超 小泉農相ら靖国参拝】(中日)【終戦80年平和の誓い新た 戦没者追悼式に4500人 参列者5割超、戦後生まれ】【惨禍の記憶胸に刻む 平和の祈り子らと共に 80回目「終戦の日」】【「誰もしゃべる人いなかった」 皇居前、80年前の安堵 群衆にいた女性証言】【クマに襲われ登山者不明 知床の羅臼岳ヘリで70人救助】(日経)。いろいろ、だ。
(8月14日)
中日新聞夕刊で気になるのは【万博客足止め会場で一夜 地下鉄トラブルで動かず 熱中症など36人搬送 夏の屋外「しんどい」】である。記事には、こうある。
―13日午後9時半ごろ、大阪・関西万博の会場につながる唯一の鉄道路線、地下鉄大阪メトロ中央線で車両に電気を供給するレールが停電し、運転を見合わせた。大勢の来場者とスタッフが帰宅できなくなり、会場内で一夜を過ごした。中央線は14日早朝に全線で運転を再開。14日は30分遅れの午前9時半に開場した。
ほかには【停戦交渉不調なら ロシア制裁強化も トランプ氏会談へけん制】【<戦後80年昭和100年>野戦病院の沢村栄治 隣の患者の従軍日記に記述 日中戦争時 記者との面会を記録】【モーニング広島が発祥? 原爆から復興 支えた喫茶店】【打ち切り→戦時下に掲載 「のらくろ」幻の224本 軍隊支持の内容不本意?】といったところか。
(8月13日)
本日付の中日新聞夕刊に【真夏に願い乗せて ペルセウス座流星群ピーク】の見出し。そうか。そういえば、マイ(舞子、たつ江)が、まだ健在だったころ。私たちは2階ベランダに立ち、夜の空を眺めて流星群の光りを仲良く競って追ったものである。流れ星が大好きだった舞は見つけるのも上手で「あっ、いま飛んでったよ。ほら。ほら。見て。見て。みてよ」と声を上げたが、時既に遅しが大半ではあった。でも、それだけの時がふたりにとっては、とても楽しかったのである。美しく、やさしく、かわいい女(ひと)でもあった。
というわけで夕刊の記事は次のようなものだった。
――真夏の夜空を彩る「ペルセウス座流星群」が12日深夜から13日未明にかけて出現のピークを迎えた。毎年この時期に見られる流星群だが、国立天文台によると、今年は月明かりの影響で見える数は例年より少なめ。それでも天候に恵まれた地域では天体ショーを観察できた。
(8月12日)
新聞休刊日。半のら猫ちゃんのタンゴ三世が朝、わが家の室内に潜入。そのまま鳴きながら私たち家族が談笑する室内を時折、ニャンニャア~ンと甘えた声を出し立ち止まるなどして室内を探訪。しばらくすると元の自然の世界にに戻りたくなってか、ニャンニャン・ニャニャア~ンと外に出ていった。お盆に集まって久しぶりに談笑する私たち家族にとっては何よりのタンゴなりの歓迎ぶりか、と思うとなんだかありがたい気持ちになったのである。
こんな長男夫妻も午後、新幹線で川崎へ、と帰っていった。
(8月11日)
山の日。本日付の朝刊はやはり【釜本邦成さん死去 81歳 メキシコ五輪銅、得点王】【熊本に大雨特別警報 九州など線状降水帯】(中日)【広陵甲子園辞退 初の大会中、暴力事案に中傷】【3年連続40号(米大リーグ、ドジャースの大谷翔平)】(毎日)というもので、変わった記事で見過ごせないのは【終戦前後デマ拡散スパイ容疑 朝鮮人虐殺 南樺太各地で ソ連捜査資料から明らかに】(毎日)か。
午後。雨の中、帰省中の長男夫妻も加わり、家族そろって舞が眠る臨済宗妙心寺派永正寺の永代供養集合墓へ。あいにくの雨天ではあったが今は亡き、わが妻舞子すなわちたつ江(静汐院美舞立詠大姉)の墓石を前に線香をたき、花を供え、能登半島地震の復興応援歌【能登の明かり】を流し、ささやかながら実のあるひとときとなったのである。帰宅後は、わが家で皆そろってシャンペングラスで乾杯、楽しいひとときはアッというまに矢の如く過ぎさっていった。
今は亡き舞も喜んでくれたに違いない。長男曰く「15、16日には和倉温泉のと楽で七尾高校の同窓会があるため、ふたりで行ってくる」と。七尾と言えば、だ。私が七尾在任中、長男は七尾高校ボート部員で石川国体に出場したばかりか、7年間家族そろって過ごした思い出の土地。そればかりか、能登半島は1昨年元日の地震、昨年秋の豪雨水害に襲われ復興さ中にあるだけに、かつてのクラスメートたちとの再会劇は貴重なひとときになるに違いない。
それだけに「そうか。そりゃあ、よかった。みんな元気でいてくれるとイイね」と感慨深げな私が、そこには居たのである。そして私は、わが子を前に、こうも付け足した。
「おとうさん。おまえも知る小牧の牧さんと一緒に先日、輪島市道下の仮設住宅街特設ステージで能登半島地震の復興支援コンサートをしてきたよ。その席で能登半島地震の復興応援歌【能登の明かり】の大正琴演奏があったが、皆さん喜んでくれ、とても嬉しかったよ。石川テレビに北陸中日新聞も報道してくれ、ありがたかった」とー。
夜は、亡き妻舞子(伊神たつ江、青汐院美舞立詠大姉)とシロちゃん(オーロラレインボー)の遺影を前に、みんなでシャンパンで乾杯し、楽しいひとときとなった。
(8月10日)
お盆で科学者(ナノテク物理学博士)の長男夫妻が帰省。ありがたいことに、三男も加わって1、2階各部屋のカーテンレースの一部をそっくり一新してくれ、それこそ、その部分だけがまるで新婚さんの新居に早変わりしたみたいで嬉しく思った(まだまだ、ほかにもほころびたカーテンはいっぱい、あるにはあるのだが)。これまでは今は亡き舞がつけてくれたレースのカーテンを放置した形だったが、あちこちが破損してきていることをわが子らに言うと、「バローのホームセンターに行こう」と子どもたちが即断。あっという間の早業の如く新素材を購入、アレヨアレヨと言う間にその部分のカーテンを取り換え、一新してくれたのである。いやはや、その早業には、わが子ながら「(今は亡きおかあさんに似ているナ)と感心するやら。驚くやらで、つくづくよい子たち、家族に恵まれありがたいことだ、と思った。これも今は亡き舞の子育てがよかったからに違いない。
長男夫妻が「お父さん。文学界の9月号ありますか?」と聞くので「あるよ」と渡すと。「ちょっと見せてよ」というのでみせると、今話題の「オッペンハイマー」のところを読んで返したので、私も読む。読みながら、「あぁ、それでか」と合点がいったのである。
物理学者でもある長男夫妻に文学界9月号に原爆生みの親として知られるオッペンハイマーのことが書いてある【英語能台本 アラン・マレット『オッペンハイマー』原爆投下から八十年の節目に初めて東京で上演を迎え、話題の本作。能台本の全訳を掲載】の存在を教えられ、私も改めて読んでみたのである。ひとことで片付ければ、懺悔以外の何物でもない文学めいた活字が、そこには並んでいた。
きょうの中日朝刊1面見出しは【<戦後80年昭和100年>ノーモア 長崎から響け 原爆の日80年 首相、核禁条約触れず 魂の叫び受け継ぐ 43年前国連演説宣言引用】と、とてもわかりやすく、同感である。
第107回全国高校野球選手権大会に出場している広陵(広島)の堀正和校長が10日、出場辞退を表明。7日に1回戦を突破し、2回戦で三重県代表の津田学園との対戦を控えていた。暴力事案は1月に寮内で発生。3月に日本高野連から厳重注意処分を受けた暴力事案が大会直前に交流サイトSNSなどで拡散、他の情報も取り上げられている状況に屈服した形で同校は「事態を重く受け止め、出場を辞退したうえで、指導体制の抜本的な見直しを図る」と文書で説明。選手たちに罪はないので、このまま出場すべきだ、と私は思う。のだが。一体全体、何があったのか。真相を知りたいところではある。
堀校長は生徒らが誹謗中傷を受けたり寮に爆破予告があったことなどを挙げ「生徒らを守ることが最優先だと考えて判断した」と述べてはいるのだが。甲子園出場を夢見て日々がんばってきた選手たち、高校球児の心はどうなるのか。
日本サッカー協会の発表によれば、日本サッカー界が生んだ不世出の名ストライカーで、1968年のメキシコ五輪では得点王となり、銅メダルの原動力となった元Jリーガー、G大阪の監督、元参院議員でも知られた釜本邦茂さんが10日、肺炎のため大阪府内の病院で死去。81歳だった。京都府出身。日本サッカー協会などが発表した。
(8月9日)
本日付の夕刊は当然のように【2025年戦後80年昭和100年 平和へ対話の連帯 長崎原発の日式典「核戦争の危機迫る」】(中日)【80年長崎「最後の被爆地に」 平和宣言、核廃絶への道筋求める】(日経)というもので、ほかには【米ロ首脳15日に会談 ウクライナ巡りアラスカで】(中日)【米ロ首脳会談15日に トランプ氏表明アラスカで ウクライナ停戦協議】(日経)だった。
このうち長崎原発の日式典に関する中日新聞の記事は、以下のとおりである。
―長崎は9日、米国による原爆投下から80年となり、爆心地の長崎市松山町にある平和公園で「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれた。鈴木史朗市長は平和宣言で、紛争が相次ぎ「核戦争」の危機が差し迫っているとして、対話や交流による連帯を提唱。日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の故山口仙二・元代表委員による演説を引用して「ノーモア・ヒバクシャ」と訴え、世界の指導者に「核兵器廃絶を実現する具体的な道筋を示すことが不可欠だ」と迫った。
わたし自身、テレビを前に長崎の方に向かって手を合わせ、目を閉じて黙とう。「二度と悲惨な原爆投下が起こらぬ」よう神、仏に瞑目。お祈りをしたのである。長崎といえば、今は亡き伊神舞子に請われ、ふたりで訪れたあの日のことが忘れられない。ふたりで食べた卓袱(しっぽく)料理のおいしかったこと、ほかに原爆のない恒久平和を願って石畳の坂道・オランダ坂を家族そろって味わいながら歩いた、その日のことは今も頭を離れないのである。最近では、長崎で古くから歌われてきたお座敷唄で中西れいさんの小説「長崎ぶらぶら節」でも一躍脚光を浴びた【長崎ぶらぶら節】に凝り、舞の前でよく歌ったりしたことなども思い出したのである。
どれも過去のこととなった今。私たちが願うこと。それは広島、長崎原爆の悲劇を二度と起こさない。ただ、そのことに尽きるのである。
(8月8日)
きょうは、忘れもしない。
パチパチ(8月8日)、びわ湖花火の日である。かつて新聞社の大津支局長在任時に妻と湖畔で見たあの日々が忘れられない。かといって、誰とて、だ。1人としての命が一瞬一瞬、過去に流されてゆくのである。きょうは、だからか。過去がいとおしくてならない。
そんな朝に、だ。このところ、ちょくちょく縁先に遠慮がちに顔をだす、あのかつての愛猫こすも・ここちゃんそっくりの【タンゴ3世】がおそるおそる顔を見せ、ガラス戸を開けてやるといつものように室内に潜入。その後、しばらくあちこちを〝探検〟。この間に用意したお水を飲み、ごはんを食べ、しばらくしたら満足そうな顔をして外に出ていき、その後はいつもの縁台でそのまま日向ぼこをする-という、そんな名画の如きシーン、ひとときが流れていった。のである。わたくしは、そんな彼女を目の前に「タンゴ、タンゴちゃん。おまえは神猫シロちゃんの使者なんだね」と語りかけると、彼女は口を開け、甘えるような顔をしてニャア~ンとだけ、声にならない声で、応えてくれたのである。ありがとう。ここ。そしてシロちゃん。
まさに神猫タンゴが家族になった、その日だといえようか。
新聞(本日付の朝刊)の方は、だ。【北陸で記録的豪雨 加賀に線状降水帯 浸水や道路冠水】【能登地震死者645人(新たに認定された災害関連9人を含む)】【呼吸器事件を直接謝罪 滋賀県警本部長 再検証は否定】【「冤罪本当になくなるのか」 疑念と期待に西山さん揺れ】【大川原冤罪19人処分 警視庁検証結果「指揮系統の不全」】(中日)【相互関税15%上乗せ 米発動 日本軽減求める】(毎日)といったところか。
2025年8月7日
夕刊(中日)は【北陸で記録的大雨 金沢で冠水や床下浸水 線状降水帯】【大槌「鎮魂の森完成 岩手 犠牲者しのび遺族献花】【対日追加関税15%表明 米政権、食い違いなお 上乗せはない 官房長官認識】が気になるニュース。なかでも対日追加関税は、なんとも分かりづらい。まさかこれまで日米双方が話し合ってきた結果だけに、まやかしはない-とは思うのだが。トランプ関税は、よほど理詰めに進めないと足元を払われる。そんなまやかしにも似たものをどこかに感じるのはわたくしだけであろうか。日米双方に望みたいのは、互いに相手国の立場になり、腹を割って-ということである。
相手、トランプさん、米大統領はある面で百戦錬磨の人物、それに対して日本側はどうか。石破首相の誠実な姿勢だけでは、この危機は乗り切れないのでは、と。そんな不安を感じるのはわたくしだけか。それにらば、よいが。
夜。友からのメールで101歳を迎えた影絵作家藤城清治さんの存在を知る。世の中には、すてきな方がおいでで捨てたものではないナ、と実感。藤城さんみたいな立派なお方に比べたら、わたくしなどそれこそヒョッコであることを実感。それはそれとして私もわたくしなりの世界を築き上げていこう-と、あらためて思う。
2025年8月6日


れもんかみつつ思う事平和(伊神舞子)136頁=金子兜太・いとうせいこうが選んだ『平和の俳句(小学館)』から=
きょうは広島原爆の日である。
デ、今は亡きわが妻伊神舞子(たつ江)の遺影を傍らにNHKテレビの画面【広島平和記念式典 被爆80年「原爆の日」ヒロシマの思い世界へ】を前に、原爆が投下された午前8時15分に、画面と共に手を合わせ黙とうした。舞とは、元気でいたころ、彼女が友人知人にお願いして折っていただいて用意した折り鶴1000羽を共に胸に抱き、広島の平和記念式典会場をふたりで訪れたことがある。それだけに、あの日のことが思い出されたのである。ノーモア戦争。ノーモア核兵器。原子爆弾許すまじ、との願いを込めてである。
なかでも広島市内の小学生から選ばれた児童代表の市立皆実小6年関口千恵璃さん(12)と市立祇園小6年佐々木駿くん(12)が並んで読み上げた「平和への誓い」には感動した。
平和への誓いを述べる関口さんと佐々木くん(NHK画面から)

広島市平和記念公園での原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)には世界各国からも多くの人々が参列した

ーというわけで、夕刊は当然ながら【広島 被爆80年の祈り 平和宣言「核廃絶、市民総意に」 最多120カ国・地域参列】(日経)【<2025年戦後80年昭和100年>過ち繰り返さぬため 若い世代に期待 広島原爆の日 核廃絶「市民の総意に」】(中日)が、各紙のトップ見出しに。戦争はもうしないで、との思いが十分に伝わってくる内容であった。ただ日経夕刊1面トップの【関税軽減措置 EUのみ 米官報、日本は対象外 赤沢氏訪米し直談判】の見出しが少々気になる。トランプ大統領の言いなりにだけはならないように、と少し心配になってくる。
(8月5日)
8月も早や、5日。連日、うだるような危険な毎日が続いている。日本海側の山形県などでは雨が降らないままで米作に影響が出ているという。このまま日照りが続くと、米はこんごの生育が大変心配で農家にとっては不安な日々の毎日となり、早く降ってほしい-と、どの農家も天に向かって両手を合わせている。
けさのニュースは。昨日の▽山下美夢有の全英女子ゴルフ初Vに続き、【最低賃金全国1000円超 過去最大6%増、1118円 中央審議会決着】【セ・リーグもDH(指名打者)制 27年から、来年は猶予期間】【首相 立民と協議意向 衆院予算委 減税、給付「責任共有」 即答期限は示さず】【戦後80年見解首相「必要」識者に意見聴取】(いずれも中日新聞見出しから)といったところか。
そして。けさの紙面で何より悲しかったのは【みなとみらいで花火台船が火災 作業員5人は無事】(毎日)の記事か。4日夜、横浜市中区で開かれていた花火大会「みなとみらいスマートフェスティバルの台船で火災が発生、海に飛び込み逃げた作業員5人の全員が救助されたものの、花火は中止になった。記事を目の前に、関係者のこれまでの労苦と気持ちを思うと胸が塞がれてしまうのである。みんな楽しみにしていた花火なのに。新聞を手に、ふと気がつくと私は活字を前にかつて何度も立ち会った和倉温泉の花火でみたあの絢爛豪華な三尺玉花火はじめ、スターマインや芸術花火など数々の花火が打ち上がる名場面を思い出していたのである。
台船があればこそ、の花火であった。
(8月4日)
午前中、亡き妻、舞(伊神たつ江・舞子。青汐院美舞立詠大姉)のお盆の棚経がわが家仏前で行われた。わたくしも知る、いや舞の生前時から私たちが何かとよくして頂いている臨済宗妙心寺派は永正寺の新進気鋭の若住職・中村建岳さんの朗々と吟じる声が室内に流れ、響き渡った。それは艶っぽく、なぜか、若住職さんがひと回り大きくなられたやうな、そんな貫禄とでもいったような神々しさが感じられたのである。舞も、舞のあとを追うように逝ってしまった愛猫シロちゃん(生前は、舞命名による俳句猫「白」。別名オーロラレインボー)もきっと、喜んでくれたに違いない。
朗々たる声が流れ、響きわたった中村建岳住職による棚経

そして。4日付中日夕刊1面には【農林水産物輸出最高 25年上半期15.5%増の8097億円 米などで販路拡大】の見出しと並んで【山下全英女子ゴルフV メジャー日本勢6人目】のあかるいビッグニュース。女子ゴルフの山下美夢有(24)が3日、英西部ウェールズのロイヤルポースコールGC(パー72)で行われたAIG全英女子オープンでメジャー初優勝を果たした。日本勢の制覇はメジャー昇格後では2019年の渋谷日向子以来2人目で、メジャー大会での頂点は6人目(7度目)の快挙。山下は米ツアーで今回が初制覇となった。―といった内容である。
日経夕刊も【元(NHK)アナ杉浦圭子さん、父の体験伝承 「被爆者ありのまま知って」 広島 子や孫の活動重み増す】といった話題を流し、なかなか味わい深い内容である。
(8月3日)
この世は地獄か天国か。きょうも暑くて熱い日である。
中日の本日付朝刊は【40度超 うだる列島 4日連続観測】をはじめ、【油井さんISS(国際宇宙ステーション)到着 大西さんとハイタッチ】【400年の伝統に新風 蟹江で須成祭】【城と鮮やか共演 岡崎花火】【絹谷幸二さん死去 洋画家、長野五輪ポスター 82歳】などの記事の一方で、【マンホール転落4人死亡 埼玉 八潮の陥落受け点検中】【高校生2人が池で溺れ死亡 静岡・沼津】と多くの不幸なニュースも伝えられている。
午後。途中、喫茶店でのランチ(昼食)を兼ねて扶桑のイオンへ。こんなに、どうしようもなく暑いのにイオンの駐車場はぎっしり満杯で驚いた次第。人々は、こんなにも暑いのになぜ、イオンに行こうとするのか。
ふと、どの人もこの人も、み~んな。生きているのが悲しいからではないのか。と。そんなことを勝手に思ってみたりもする。帰りには、舞との思い出がいっぱい詰まっているボクたちの畑【エデンの東】に寄ってみたが。いつのまにか夏草が生い繁ったまま。草ぼうぼうの姿にはア然としたのである。この土地の管理は知人の植木屋さんに管理費をお支払いしてお願いしてはあるのだが。これだけ暑い日が続いていたのでは、管理(畑地の手入れ)にも限界がある。「猛暑が終われば、また元の美しい畑地にしてくださるに違いない」と自らに言い聞かせ、この日は退散とあいなった。
ニンゲン。だれだって。することには当然、その人なりの限界がある。雑草はそのうち除去してくださるに違いない。これだけ暑くては労力にも限界があるので仕方ないかと。そう自らに言い聞かせ、本日のところは退散とあいなった。「暑い日が続いているのだから仕方なかろう」と。わたくしは、そう自らに言い聞かせ帰宅したのである(舞が元気なころは、早朝ふたりで出かけ、雑草除去をしたものだが。彼女が居なくなってからは、業者さんにお任せしている)。
猛暑にダウン? 私たち自慢の【エデンの東】も、このところの暑さと夏草襲来には一本取られたか

生き生きと。美しく整地された直後の「エデンの東」=ことし4月撮影

(8月2日)
名古屋高検が1日、1986年(昭和61年)に福井市で中学3年の女子生徒が殺害された事件の裁判をやり直す再審で殺人罪で服役した前川彰司さん(60)を再審無罪とした名古屋高裁金沢支部判決に対し上告期限の1日、上訴権を放棄。逮捕から38年を経て前川さんの無罪が確定した。
7月の参院選を受けた第218臨時国会が1日、召集された。全国的に猛暑となった1日、三重県桑名市では最高気温40・4度を観測。今夏、中部6県(愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀)で40度を超えるのは初めて。全国でもこの日一番の暑さとなった。愛知県安城市の夏の風物詩「第72回安城七夕まつりが1日、JR安城駅周辺の市中心部で始まった。3日まで。
静岡県伊東市の部長全員が、先に学歴詐称を指摘された田久保真紀市長に対して31日夕の会合で「辞職して出直し選に出馬するよう」申し入れた。田久保市長は31日に続投を表明。一夜明けた1日、市役所には朝から苦情の電話が殺到。市によれば、1日夕までの24時間に寄せられたメールは約850件、電話は330件以上で大半が「なぜ辞めないのか」といった批判や会見に対する意見だったという。
(2025年8月1日)
【津波注意報 全域解除 気象庁 続く海面変動 警戒を】(1日付、中日1面見出し)の朝刊報道にどこかホッとし、安堵感のようなものが全身に漂い、同時に体内を走り抜けた。それとわたくしが月に一度、月イチで書き続けている私の文士刮目の連載51回目「参院選の自民大敗に思う」が本日、公開された。ひとりでも多くの方々に読んで頂けたら、うれしく幸いである。アドレスは次のとおりである。
https://dgp-bungaku.com
午後。社交ダンスのレッスンで一宮市のスポーツ文化会館へ。暑さの中、先生の若さんはじめ、悦ちゃん、よしこさん、水谷さん。そして私の5人でワルツにタンゴ、クイックステップ……に挑んだ。レッスンを終えたあとは爽快感に包まれ、どこか少しだけしあわせな気分になった。のである。