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2017/04/14

16日に小牧駅前ラピオあさひホールで琴伝流大正琴弦洲会第三十三回春の宴。ぜひ、見てくださいね!


 「熱砂」同人の詩人牧すすむさん。その牧さんが倉知弦洲として琴伝流大正琴弦洲会会主と大師範を務める弦洲会の33回目の春の宴が愛知県小牧市の小牧駅前ラピオ5階あさひホールで16日午前10時30分から開演します。入場無料。司会は年々人気の的の松田恵子さん、その人が務めます。
 オープニングは春琴会第一のみなさんによる〈風雪流れ旅〉。次いで〈桜舞曲(T・O・P・S)〉〈アメリカ橋(さみどり)〉〈酒よ(桃花台教室)〉〈つぐない(桜洲会ひまわり・ささゆり)〉〈達者でナ(ゆめじ)〉〈白雲の城(岩倉い~わ会第一)〉……の順で全43曲を次々と披露。フィナーレは、国民文化祭参加曲〈川の流れのように(参加グループ)〉で締めくくります。
 この間には豊菜会による友踊り●名古屋コーチン音頭●飛騨川恋唄の披露も。クライマックス【弦洲の世界】では~船村演歌~と銘打ち、弦洲会主と次席崇さんによる●別れの一本杉●兄弟船の2曲が親子鷹演奏され、息のぴったりあったニッポンイチの名演奏が観客を魅了しそうです。詳しくは弦洲会本部=電話0568(79)3669=まで、お問い合わせください。

2017/03/15

「熱砂」22回目のテーマエッセイ〈まわる〉を公開


 4月3日に以下の通り、「熱砂」同人7人全員のテーマエッセイを公開。まわる、とヒトコトに言っても人それぞれ。それこそ、いろんな人生があるんですよね。読者のみなさまには、ぜひ読んで頂けたら、と願っています。
「女子高生の焼身自殺」/伊神権太、「駐在さん」/牧すすむ、「まわしまわる一日」/真伏善人、「いつまでまわる」/黒宮涼、「まわる」/平子純、「回る回る 回転すし」/眞鍋京子、「残像」/山の杜伊吹

2017/01/29

平子純が回想録「翻弄」第2弾〈ある名古屋の宿の物語〉を発表


 新幹線開業により大量輸送が可能になり旅も変わり日本人の意識も変わっていった。
 旅行会社は各々大きくなり修学旅行、団体旅行を激しく争奪合戦をし始めた。そうなると旅行業者は旅館を自分の意のままにしたいと考えそれぞれ協定旅館組合の組織を競って作った。各地域に支部を結成し全国総会は春に行うようになった。(原文通り)

 ウエブ文学同人誌「熱砂」同人、平子純の回想録「翻弄 第一章名古屋駅裏編」に続く「翻弄 ある名古屋の宿の物語 第二章成長編」はこんな書き出しで始まります。作中に登場する主人公一夫は、平子の実の父で平子自身(作中の政志)も幼少期から、そんな父の苦闘の背中を間近に見て育ってきました。それだけに、宿を取り巻く厳しくも、かつ優しく温かい人間模様が繰り成す栄枯盛衰のドラマは、まさに家族が共に泣き、笑いながら歩んだ忘れ得ぬ〈道なき道〉であると同時に、名古屋の旅館業界の歴史そのものだともいえます。
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 脳梗塞に言語障害、不自由な足という三重苦のなか、家族や友人らの声援もあって、平子さんは今再び果敢に立ち上がっています。前途を照らす、その渾身の作「翻弄」の第2章成長編をぜひ、読んでいただけたら、と思います。どうか、ナゴヤの街に〈一輪の花〉を咲かせ続ける、傷だらけの実録証言にご期待ください。(ウエブ文学同人誌「熱砂」主宰、伊神権太)
※「翻弄」は引き続き、繁栄編、挫折編、理想を求めて(仮)の順でつづきます。

2016/11/04

「熱砂」21回目のテーマエッセイ=テーマは〈嵐〉=が、晴れて全作公開


〈音楽と私〉〈酒〉〈雨〉〈色〉〈時〉〈夜明け〉〈◯◯にて〉〈贈り物〉〈便り〉〈走る〉〈声〉〈巡る〉〈泣く〉〈東京五輪〉〈あの人〉……と続いてきたテーマエッセイも今回が21回目。テーマは20代の若手ホープ、黒宮涼提唱による〈嵐〉です。皆さん、ぜひとも読んでください。読んでいただけましたら、とても嬉しく思います。
 11月18日には、平子純の〈嵐〉も公開され、これで「熱砂」の全員が集合。全作が出そろいました。公開されたテーマエッセイは、次のとおりです。

「嵐の日」/黒宮涼、「灼熱収容所」/山の杜伊吹、「あらしの記憶」/真伏善人、「恐ろしい嵐の思い出」/眞鍋京子、「あゝ 人生とは」/伊神権太、「嵐」/牧すすむ、「嵐」/平子純

2016/09/07

❤脱原発社会をめざした文学『OFF 言葉と想像力によって 第1号』が誕生 伊神権太も小説〈海に向かいて、―瞬(まばた)き〉を発表❤


 日本の文壇に登場した『OFF 言葉と想像力によって 第1号』。巻頭の1頁には【『脱原発社会をめざす文学者の会』は、文学によって、新しい社会を構想し、その実現に取り組みます。ここに小さな旗を立てました。】のことばが添えられた。
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 ノーモア広島、長崎、福島――を合言葉に原発事故の被災地・福島を訪ねるなど幅広い行動を続ける日本の〈脱原発社会をめざす文学者の会・編〉による『OFF 言葉と想像力によって 第1号』(発行人・加賀乙彦、編集人・村上政彦、住所・東京都三鷹市、山本源一方)が9月3日、長野県の軽井沢朗読館で開催された会員による〈鎮魂の原爆文学を読む会〉の席で公開された(1冊1000円)。

 執筆陣と作品は、次のとおり。
 詩〈はるかからの波〉〈二〇一六年の春に〉〈いちばんの味方は事故〉若松丈太郎、エッセー〈脱原発通信 君はゴジラを見たか?〉〈飯舘村は何を失ったのか〉川村湊、小説〈星の子供たち〉森千春、詩〈天井譚〉森川雅美、小説〈アトムの子供〉村上政彦、小説〈海に向かいて、―瞬き〉伊神権太、エッセー〈二つの爆発から思えたこと〉橘光顕

 なお、ウエブ文学同人誌「熱砂」主宰でもある作家、伊神権太の小説〈海に向かいて、―瞬き〉は、「熱砂」の伊神権太作品集のなかでも7日から公開を始めています。ぜひ、読んでください。