ウエブ文学同人誌『熱砂』 誕生に当たって

主宰・伊神 権太

全国でも珍しい文庫本同人誌「熱砂(ねっさ)」が、この名古屋の地で創刊されたのは2001年の2月21日付、当時は中日出版社(事務局・名古屋市東区)からの発行でした。「熱砂」はその後、名古屋市の助成も受け文庫本同人誌をさらに一段と大きく飛躍、進化させ日本古来の縦書き活字文化にこだわる形で、2008年からは全国的にも珍しいウエブ文学同人誌「熱砂」(事務局・愛知県江南市)として再スタート、またまた未知の大海原に船出しました。

ウエブ文学同人誌「熱砂」の最初の乗組員は私(伊神権太)とホワイト好子(碧木ニイナ)、片山浩治(真伏善人)、牧すすむ、山の杜伊吹、光村伸一郎(その後、香村夢二に改名)の決死の6人衆でした。このうち、伊神、碧木、真伏、牧は既に多くの根強い読者を抱える作家で山の杜、香村は未完ながら将来性あふれる新鋭としての旅立ちとなりました。その後もこれら同人に若手黒宮涼をはじめ、関西の詩人加藤行、中部地方の文壇で勇名をはせる平子純の俊英三氏も加わりました。そして。2012年8月からは、ホワイト好子さんの熱意と努力もあり、これまでのウエブ文学「熱砂」の公開範囲も一段と広がり、どこでも誰もが読むことが出来るよう、さらに大きな一歩を踏み出しました。同人は皆、この地方を代表する書き手ばかりです。それだけに、今後どんな作品が飛び出してくるのか。大いに期待し、この“熱砂文学”をこれまで以上に大きく育てて頂けましたら、と願っています。

なお、ウエブ文学同人誌「熱砂」の創刊に当たっては、ウエブの世界では画期的ともいえる縦書き作品集の実現化など、株式会社コンテンツファーム・倉内さまのご理解とご協力があったこと、そして熱砂文学のメインテナンスに当たっては、これまで来島里奈さんに、さらに新生『熱砂』誕生にあたっては、株式会社アライズの山岸さんに、それぞれことのほかお世話になったことも、ここにご報告させていただきます。

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