【一匹文士 伊神権太がゆく人生そぞろ歩き(2019年6月1日~)】

2019年6月24日
傷兵を幾人看取るひめゆり忌(23日)行基の胎内仏や柿青し(24日)
 =伊神舞子の〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 月曜日。
 月日はどんどん、どんどんと。何ひとつ言葉を発するでもなく未知の世へと駆けていく。まさに、【月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり(奥の細道)】だ。同じ人間同士とて。新しくこの世に生まれ出る者を除けば、皆並んで同じ年齢差でそれぞれの道なき道を等間隔で、あてどなき道を並んで、ただ歩いてゆくのである。

 きのう23日は太平洋戦争末期に20万人超もの人々が命を落とした沖縄戦の終結から74年となる「沖縄慰霊の日」を迎え、沖縄県主催の沖縄全戦没者追悼式が最後の激戦地、糸満市摩文仁の平和祈念公園で営まれた。席上、玉城デニー知事は平和宣言で米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を断念するよう政府に求めたが、安倍晋三首相はあいさつで「沖縄の基地負担軽減に全力を尽くし、米軍普天間飛行場の1日も早い全面返還に向け全力で取り組みたい」と述べ、移設を進める方針を強調したという。
 この日、平和の詩【本当の幸せ】を朗読した糸満市立兼城小6年の山内玲奈さんは「子どもまで巻き込まれる戦争は、二度と繰り返してはいけない。家族と友達と笑いあえる毎日こそが、本当の幸せです」と訴えた。そのとおりである。
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 23日午後。名古屋市千種区覚王山通のホテル・ルブラ王山で中部ペンクラブの令和元年度第34回総会が開かれ、私も出席した。総会に続く公開文学講演会は「落花」が直木賞候補作になっている歴史作家澤田瞳子さんが登壇。「古代を描くと言うこと」を演題に話し、引き続き場所をパーティー会場に移し、第32回中部ペンクラブ文学賞の表彰式・選評があり、懇親会に移った。
 このうち中ペン文学賞の表彰式では、中部ペンクラブの三田村博史会長と中日新聞社の清水俊郎文化部長から、それぞれ賞金10万円と賞状、中日盾が「ジャングルまんだら」(文芸中部107号)の作者大西真紀さん(伊勢市在住)に手渡された。引き続き選評に移り、文芸評論家清水良典さんが「変な設定で奇妙なところが多かったが、小説を読んでいることを忘れるほどに引きづり込まれて面白かった。〝真紀〟という名前からして男性なのか、女性なのかが分からなかったが、きょうこうしてお会いし随分とお若い方なので新鮮さも感じた。架空の鳥やら、遭難やらで、とにかく面白かった。これからもどんどん書いていってください」と述べ、お礼の挨拶に立った大西さんが「ストーリー性のあるもの。人間を描いてゆきたい」と力強く語った。

 写真は三田村会長と清水部長から表彰され、引き続き抱負を述べる大西真紀さん=ホテル・ルブラ王山にて
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 この日は総会の席上、第3回全国同人雑誌会議が10月19日(土曜日)の午後1時から東京都千代田区の池坊東京会館で文芸思潮と中部ペンクラブ主催、日本文藝家協会と中日新聞、東京新聞、三田文学、季刊文科後援で開かれることになった経緯も総会と懇親会の席で披露された。また、文芸思潮の主宰・編集長で今回同人雑誌会議開催の引き金にもなった五十嵐勉さんが懇親会の席で壇上に立ち、〈活字文化の危機と同人雑誌の役割〉について熱弁を奮うひと幕も見られた。
 会場には「北斗」や「じゅん文学」「弦の会」「文芸中部」「海」「文芸きなり」「長良文学」「峠の会」などこの地方の同人誌に所属する大勢の人々が集まり、中には富山から山口馨さん(渤海)も駆けつけ、夜遅くまで懇親の輪が広がった。私自身も個人会員の竹内令さん(津市在住)ら多くの方々と談笑、あれやこれやと話し合ううち「分かりやすさも大切だが、腹に残る作品がいいですね」(清水良典さん)との言葉が腹にズシリときたのである。
 会場には病を見事、克服された鳥影社編集部長小野英一さんや地元童話作家の藤真知子さん、各社の文芸担当記者らも顔を見せ、わいわいガヤガヤと楽しく有意義なひとときが過ぎていった。私自身も病み上がりのからだだけに、飲み過ぎで少しばかり体に応えたといえようか。でも、大丈夫である。
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 沖縄戦に看護要員として動員された「ひめゆり学徒隊」の被害を伝える沖縄県糸満市の「ひめゆり平和祈念資料館」が慰霊の日の23日、開館30年となり、戦没者名を刻んだ「ひめゆりの塔」で慰霊祭があった。7月7日に初日を迎える大相撲名古屋場所を前に23日、幕下以下を中心とした力士や引率の親方ら約200人が新幹線で一斉に名古屋入り。
 24日付中日新聞通風筒によれば、大阪市で20カ国地域首脳会議(G20サミット)が開かれるのに合わせ、平均年齢66歳の大阪のアイドルグルーブ「オバチャーン」が、大阪の魅力を伝える全編英語の新曲を発表。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開しているとか。

 覚せい剤取締法違反などの罪で実刑が確定。横浜地検が収容しようとした際、刃物を振り回したあげく車で逃げた男が23日、公務執行妨害容疑で神奈川県警に逮捕され、地検に引き渡された。

6月21日
 南天の白き小さき花の降る
 =伊神舞子の〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 金曜日。あすは夏至である。
 短歌研究社が短歌研究7月号で【「令和」と『万葉集』を語った講演を完全収録 中西進『万葉集とその未来』】を詳述。
 きょうは昼間に時間を見計らって近くの郵便局へ。25日に東京・如水会館で開かれる日本ペンクラブの第63回定時総会の欠席はがきと翌26日、東京・千代田区パレスホテル東京でのJXTGホールディングスの株主総会欠席はがきをそれぞれ投函。たとえ取るに足らない株主ではあっても返事はしっかり出した方が良い、と判断したからである。

 しばらく本欄を離れている間に、米トランプ大統領の再選出馬表明をはじめ、中国の習近平国家主席が20、21日と北朝鮮の平壌を訪問し金正恩・朝鮮労働党委員長と会談したり、フランスの自動車大手ルノーが20日に声明を発表し企業連合を組む日産自動車が新たに整える統治体制でなら、ルノー代表2人をそれぞれ委員会のメンバーにするとの日産の決定を歓迎するーなどと表明したり、と。いろいろあった。
 なかでも茶の間を突然襲ったショックといえば、18日深夜に新潟県村上市と山形県鶴岡市を最大震度6強で襲った新潟・山形地震にほかならない(鶴岡市の海岸部では一時4800戸が停電)。当初は、東日本大震災の大津波による悪夢を思い出させ、津波による被害の拡大が心配されたが幸い大事に至らなかったのは何よりである。
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 さてこの間の私はといえば、だ。
 週1ペースでのこの地方の著名な生活情報誌へのコラム執筆に始まり早朝、私たちの畑〈エデンの東〉に出向いての再三の雑草除去、ほかに私の小説にも登場する知人〝トシコさん〟が自らの声で録音してくださった拙著「信長残照伝」のカセットテープを高校時代のクラスメートに聴いてもらうため小牧にまで出向いて届けたり、永正寺さんでの尾張芸術文化懇話会への出席……等など。あれやこれやとあった。
 そして印象深かったのは私自身も加わる「脱原発社会をめざす文学者の会」の作家志賀泉さんから届いた先月25、26日に同文学者の会有志らが現地を訪れた時の模様が収録された【第7回 FUKUSHIMA原発被災地訪問(双葉・浪江・富岡)】のDVD(45分)をさっそく購入して昨日のうちに拝見させていただいたことだろう。
 このほか、東京の文芸思潮と中部ペンクラブの主催でいよいよ「令和の文芸復興に強烈パンチを」と五十嵐勉さん(文芸思潮)を中心とした関係者の熱意と努力でことしの秋、10月19日に東京・池坊東京会館で実現することになった第3回全国同人雑誌会議(日本文藝家協会、東京新聞、中日新聞、三田文学、季刊文科後援)の連絡調整、関係資料のコピーなどもあって、結構あれやこれやとあったのである。

 写真は、〈新たな創造エネルギーの発露へ――文芸復興をめざして〉を歌い文句に実現する第3回全国同人雑誌会議の告知チラシ
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 というわけで、いろいろすべきことは多かった。

 とはいえ、この間の私にとっての最大の責務は、江南厚生病院で相棒の健康上の必須ともいえる大切な検査に付き添うことだった。これはピロリ菌の有無を調べる尿素呼気検査、そして以前に彼女が大手術をされた脳の開頭縫合後の定期的なMRI造影検査で、おかげでふたつの検査は、どちらも昨日までに無事終えたのである。(このうちピロリ菌の方はほぼ退治できたと知り、ホッとしている。MRIの方の脳外担当医師による診断は後日、受診することになっている)

 この間のわが家の変化といえば、だ。愛猫の2代目シロちゃん(虹猫オーロラレインボー)がすっかり飼い猫になってしまったことか。それでも私たちが病院から帰ったりするとは、必ず玄関先まで出迎えてくれるのには、なんだかホッと安心させられもする。
 そればかりでない。舞が「ミヌエット」に出勤するときにも決まって玄関先まで出てお座りをして見送り、私が帰宅しても決まって玄関まで出迎えてくれるのである。もはや、家族の一員同然とは、このことか。

 きょうも出迎えてくれたオーロラレインボー
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 そして。もうひとつ。社交ダンスのレッスンも相変わらず先生の指導の下、続けている。最近では体力の維持と同時に老化防止にもなるのでは―とプラス志向で、と自身に言い聞かせてもいる。それでもホーラウエイ、バックコルテ、リバースタイン……とワルツ、タンゴとも1級のレッスンはかなりの高度で体力もつかう。
 私は社交ダンスは、横笛やハモニカ、サンポーニャなどの音楽演奏と同じで、文学には欠かせないものと信じているだけに、どれもおろそかには出来ないでいる。その分、大変ではあるがレッスンは続けなければ、と思っている。ほかにも、ささやかではあるが、新たな小説連載の話もあり、既に書き始めてはいるが今宵はここらあたりで。何より、喜びも悲しみも。人々と共に歩いてゆける、そんなホットな物語にしたい。
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 欧州特許庁(本部・ドイツ)が20日、ことしの「欧州発明家賞」の非欧州部門で、名城大大学院理工学研究科の吉野彰教授が受賞したと発表した。受賞理由は「リチウムイオン電池の発明と改良」。
 米プロバスケットボールNBAのドラフト会議が20日(日本時間21日)、ニューヨークで行われ、ゴンザガ大の八村塁(21)=富山市出身。富山・奥田中時代にバスケットボールを始め、宮城・明成高時代にU17(17歳以下)世界選手権に出場して得点王。全国高校選抜優勝大会3連覇に貢献。203㌢。104㌔。ベナン人の父と日本人の母を持つ=がウィザーズから1巡目(全体9位)で指名された。日本選手の1巡目氏名は初の快挙。契約金は4億円だそうだ。 
 18日深夜に起きた新潟・山形地震。その後の調べで新潟、山形両県で200戸超の住宅で屋根瓦の崩壊などの被害が確認されたという。
 トランプ米大統領が20日、米軍の無人偵察機がイランに撃墜されたことについて「非常に大きな過ちだ」と改めてイランを批判。

 愛知県警が20日、コカインを所持していたとして麻薬取締法違反(所持)の疑いでラグビー・トップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツ選手、椛島亮太容疑者(28)=トヨタ自動車社員=を逮捕。調べに対して椛島容疑者は「覚えがありません」と容疑を否認している。
 窃盗などで実刑が確定。横浜地検の収容時に逃げた小林誠容疑者(43)が逃走した19日に神奈川県厚木市内の理髪店に立ち寄っていたことが判明。捜査関係者によれば、逃走後にコンビニを訪れる前後に寄り、髪を短く切ったという。

6月11日
 入梅。火曜日。
 カナダ政府が10日、プラスチックごみによる海洋環境の悪化を食い止めるため使い捨てプラスチック製品の使用を2021年にも禁止する、と発表。

 雨、雨、雨(ドラゴンズもこのところは残念ながら交流戦での負けがこんでいる。幸い、きょうはオリックスに2―1で勝った)のあと。けさは、やっと晴れの夜明けとなった。夜明けといえば、あの織田信長が清洲の城を出陣し、田楽狭間に向かい世に言う桶狭間の奇襲作戦で今川義元の大軍を打ち負かしたのが新暦で言えばあす6月12日=永禄3年(1560年)旧暦の5月19日=。信長は、どんな思いで清洲を発ったのか。時に26歳のことである。
 夜に入り。猛り狂うような雷雨まじりの豪雨がいっとき、ここ尾張名古屋の屋根を叩きつけたが、459年前のあす田楽狭間に向かう信長一行も、おそらくこれと同じような豪雨のなかを、桶狭間に向かって進軍したに違いない(詳しくは拙著「信長残照伝」=人間社刊「ピース・イズ・ラブ 君がいるから」に所蔵=の2出陣、3「月の輪」凱旋を読まれるとよい)

 夏本番を前に岐阜市の長良川沿い工房では竹の骨組みに薄い美濃和紙を張って、ニスを塗り鵜飼いや金魚などを絵柄としてこしらえる伝統工芸品「水うちわ」の製作が盛んだという。大阪弁を駆使した恋愛小説や軽妙なエッセイなどで知られ、大阪育ちの文化勲章受章作家、田辺聖子さんが6日午後、総胆管結石による胆管炎で亡くなった。91歳だった。全てに親しみやすく肩肘をはらなくてもいい、庶民派作家だった。合掌―
 本日付夕刊軟派(社会面)トップに【性暴力「無罪」異議あり 法改正求め「フラワーデモ」 名古屋で今夜開催】の記事。同じ夕刊軟派脇には【3週間 食事与えず? 札幌衰弱死 男と同居 暴行開始か】と痛ましい見出し。札幌市中央区の池田詩梨(ことり)ちゃん(2つ)が衰弱死し、傷害容疑で母親の池田莉菜容疑者(21)と交際相手の男が逮捕された事件で司法解剖の結果、詩梨ちゃんは死亡前の約3週間、ほとんど食事を与えられていなかったことが北海道警への取材で分かったという。
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 きょうは、かつて私たち家族に貢献してくれた初代愛猫シロの大役を代わって果たす、わが家の虹猫、〝2代目シロちゃん〟、すなわちオーロラレインボー(愛称は〝ローラ〟とも)についても少しだけ。彼女はこのところは、朝はこの家のご主人さまである舞を私と一緒に玄関で見送り、夕方はお出迎えといった日常スタイルがすっかり板についてきた。昼間は外遊もしばしばではあるが。気がつけば、いつのまにやら、舞にとってはかけがえなき〝癒し猫〟になってしまったようだ。
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 香港で9日、1997年の香港返還以降では最多103万人(主催者発表、警察発表は24万人)による刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡せるようにする「逃亡犯条例」改正に反対する大規模デモがあった。
 サッカー女子ワールドカップ(W杯)フランス大会で2大会ぶりの優勝を狙う日本代表「なでしこジャパン」が10日(日本時間11日未明)パリで行われた1次リーグD組第1戦でアルゼンチンと対戦し、0―0で引き分けた。 
 米ニューヨーク市中心部マンハッタンの54階建て高層ビルの屋上に10日午後(日本時間11日未明)、ヘリコプターが墜落、炎上。男性操縦士1人が死亡した。
 インドの首都ニューデリーで10日、6月としては史上最高の48・0度を記録。これまでの最高は2014年の47・8度。
 老後に貯蓄2000万円必要との報告書は「不正確」と首相。当初案は年金水準の低下にも言及。そちらが正確? とは、11日付毎日夕刊〈近事片々〉氏。同日付中日夕刊も「麻生太郎副総理兼金融担当相は11日、公的年金以外に夫婦で老後に2000万円の蓄えが必要と試算した金融庁の金融審議会の報告書を受け取らない考えを表明した」と1面トップで報じた。

6月7日
 夏燕すいと笙の彼方より
 =伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 朝から雨。
 久しぶりに雨の日だ。
 それでも、夕方には雨もやみ、どこかひんやりとした風が肌を撫で通り過ぎていく。気持ちのいい夜風である。
 気象庁によれば、関東甲信、北陸、東北南部、そして私たちが住む東海地方も梅雨入り。アジサイの美しさが、ことのほか目に染み入る季節の到来となった。
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 舞は、きょうお店を臨時休業として明日から江南市民文化会館で始まる市制65周年記念市民文化祭に出展する自作の俳句を展示しに出かけると言うので、私は〝アッシーくん〟として彼女を車に乗せ市民文化会館へ。送り届けて帰宅後はいつものように新聞を読み、近く著名な文藝誌に掲載される小説の最終稿の読み直しと校正、その他の執筆をし、さらにはこの町に住むトシコさんがわざわざ録音してくださった私の書き下ろし小説「信長残照伝」(人間社)のテープによる改めての聴き取り…と、結構慌ただしい1日に。

 市民文化祭に出品された舞の俳句と展示された作品の数々=江南市民文化会館、俳句・俳画の展示場にて
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 このうち、舞の出展は先日の私の父の13回忌の際、同時進行で行われた私の母の白寿のお祝いの際、母からお返しとして舞にプレゼントされた手作りの刺し子に自作の俳句を短冊として飾る、というもので味わい深いものとなった。このほかトシコさん苦心の朗読テープ「信長残照伝」に耳を傾けるうち出来ればもう1セット(上、中、下の3本立て)ダビングしてもらい、より多くの方々にも聴いてほしい―と思い立ち、直接お宅に伺ったりしている間に、時はアッという間に過ぎ去っていったのである。

 きょうは、わが家の虹猫2代目シロちゃん、すなわちオーロラレインボーも留守番の大役をなんども果たして朝から晩まで大変だった。でも、夜おそく東京から帰宅した息子に北海道産の「マスカルポーネ」を使ったふんわりチーズケーキ酪円菓(らくまどか)を土産にもらい、舞と半分ずつ食べ、とても嬉しそうだった。
 そして。もうひとつ。このところソフトバンクに3連敗するなど5連敗と最悪だったドラゴンズがナゴヤドームでの楽天との交流戦で13―3でやっと、勝ってくれた。野球は人生そのもの。勝ったり負けたりで、いいこともあれば悪いこともある。腐らないで勝ち(幸せ)をつかみにいく。そうした姿勢こそが大切だと思うのだが。負け惜しみか。とにもかくにも、この世の中み~んな、全ての人々が一生懸命に生きてるのだから。
 深夜。いや翌未明に北海道のドラキチ・會川さんから私のスマホに歓喜のメッセージが入ってきた。全国共通のドラゴンズファンとは有り難いものである。會川さんは、どうやら北海道から名古屋にまで来て応援してくれてたらしい。
 次のような内容だった。
「こんばんは。3回以外は毎回得点の13点と燃えよドラゴンズの大合唱でした。終わってから、世界の山ちゃんで手羽先とジュースで祝勝会でした。今日は、岐阜の脇田さんからいただいたチケットで一緒に応援します」(6月8日2:47)
 ほんとにホントに、喜びがここまで飛んできそうである。會川さん! ありがとう。でも、あんまり無理せんといてよね。
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 米フロリダ大のサニブラウン・ハキーム(20歳)が7日、テキサス州オースティンで行われた全米大学選手権の100㍍決勝で追い風0・8㍍の条件下、9秒97の日本新記録で3位となった。桐生祥秀(日本生命)が2017年9月にマークした9秒98を0秒01更新した。サニブラウンはガーナ人の父と日本人の母の間に生まれ、東京・城西高2年当時(2015年)に世界ユース選手権の200㍍でウサイン・ボルト(ジャマイカ)の大会記録を更新し、100㍍との二冠を達成。188㌢。83㌔。桐生選手らほかの有望な日本人短距離選手とともに東京五輪への期待が膨らんでいる。
 こんご、どこまで記録が伸びるのか。楽しみだ。

 7日付中日夕刊によれば、政府は7日、2019年版「環境・循環型社会・生物多様性白書(環境白書)」を閣議決定。今月下旬の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)の主要議題となるプラスチックごみ問題の章を新たに設け、海へ流れ出したプラごみについて「途上国を含む世界全体の課題として対処する必要がある」と強調。毎年八百万㌧以上のプラごみが海へ流出し、50年には海洋中で魚の重量を超えるとの試算がある、として警鐘を鳴らしたという。
 トヨタ自動車が電気自動車などの電動車の世界販売について2030年に550万台以上に増やすこれまでの目標を前倒しして、達成時期を2025年ごろとする計画を決めた。

 私たちの先輩でもあった、あの佐橋嘉彦さん(ベトナム戦争当時の中日新聞サイゴン特派員。特派員時代の抑留経験を書いた連載「解放戦線の光と影」で新聞協会賞)が5日、心不全で突然、亡くなった。新聞で知った。おやすらかに、のほか言葉は浮かばない。後輩たちにはいつも、優しいまなざしで「いい記事だったね」とほめることを忘れない、そんな大記者だった。

6月4日
 将棋の羽生善治九段(48)が東京・渋谷の将棋会館で行われた第六十期王位戦(中日新聞社主催)の挑戦者決定リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王(26)に勝ち、通算勝利数を1434勝(591敗2持将棋=引き分け)として、歴代単独一位の新記録を達成した。

 中国で民主化を求める学生や市民らが共産党政府に悉く武力弾圧されたあの天安門事件からきょうで30年。事件当時、6月3日深夜から4日未明にかけ、民主化や幹部の腐敗一掃を求めた学生らに人民解放軍が発砲し多数の死傷者が出た=死者は319人と公表されているが、実際はもっと多い=天安門広場などは、この日厳しい警備体制が取られた。
 あのころ。私は能登半島の七尾で地方記者生活をしていたがテレビから流れる血の粛清といってもいい、残忍極まる弾圧には背筋が寒くなる一方で現場の模様を自分の目で見たく思ったのを、よく覚えている。

 その日から30年後のこの日の世界といえば。初の国賓待遇で英国を訪れたトランプ米大統領夫妻が各地でトランプ反対の大規模抗議活動が伝えられるなか、バッキンガム宮殿でエリザベス女王の歓迎を受け、民主化デモが続くスーダンの首都ハルツームでは3日、治安部隊が国防省周辺を占拠するデモ隊の強制排除に乗り出し、少なくとも13人が死亡し、150人以上が負傷したという。世界では殺戮がない日がない。
 きょうの夕刊報道によれば、先日自宅で長男(44)を刺したとして殺人容疑で逮捕された元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)=東京都練馬区=が「(長男の英一郎さんを)刺さないと私が殺されていたと思う」と供述していることが分かったという。
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 きょうは、私の小説「海に向かいて――前・後編/脱原発社会をめざして」の登場人物でもある〝トシコさん〟がご自身の声で3本のテープに録音してくださった私の書き下ろし小説「信長残照伝」=人間社文庫『ピース・イズ・ラブ 君がいるから』と日本ペンクラブ電子文藝館所蔵=が思いがけず、舞の手を通じてトシコさんから手元に届いた。さっそく聴かせていただいた。
 少女のころにNHK児童合唱団のうれっこ団員だったトシコさんならでは、の抑揚ある、ひとこと一言かみしめながらのきっちりした愛らしい声は、信長と吉乃の時代を先取りした戦国の世のラブロマンスが生き映しの如く語られており、作者として心底【ありがたき幸せかな】と思ったのである。機会があれば、ぜひ一般の方々にも聴いてほしい。
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 人生百年時代の金融庁の試算では、公的年金ではとても老後資金を賄えず、定年夫婦には二千万円の蓄えが必要だとか。長生きには自助努力を。「公助」が怪しくなったのは、国民の責任かいな。
――とは中日新聞の4日付夕刊〈夕歩道〉。的確な急所を突いた記事だ。       

6月1日
 第一歩は左足から衣替え
 =伊神舞子の〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 令和元年の最初の1カ月が過ぎ、早や6月である。愛知県犬山市と岐阜県各務原市の境を流れる木曽川では1日、「木曽川うかい」が始まった。10月15日まで続く。
 天皇、皇后両陛下が1日午前、初の地方訪問で2日に尾張旭市内で開かれる全国植樹祭に出席されるため愛知県入り。午後、あま市の七宝焼アートヴィレッジを見学され、夕方は宿泊先の名古屋市内のホテルで植樹祭関連のポスター原画コンクールの入賞作品の鑑賞をされたりした。
 この日は2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会による来年3月26日から47都道府県を巡る五輪聖火リレーのルート概要の発表も。ルートには2011年の東日本大震災による大津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」はじめ、2016年の熊本地震で破損し修復中の熊本城、さらには昨年7月の西日本豪雨からの復旧作業が続く広島県南部なども加えられた。

 昨夜のドラゴンズは東京ドームで巨人を7―3で破り、三連勝のあとは二連敗でなんとか止め、ドラファンはホッと。やれやれと思いはしたが、きょうは6―5で巨人に負けた。というわけで6月1日現在でドラはここまで23勝28敗。負け越し5で苦しい戦いが続いている。
 ヤクルトは横浜球場でDeNAに7―0で負け自チームが1970年8月に作ったセ・リーグのワースト記録16連敗に並んだ。ちなみにプロ野球のワーストは1998年6月から7月にロッテがマークした18連敗。また巨人の阿部慎之助捕手はこの日、東京ドームでの中日戦で6回、田島から今季初本塁打を放ち、40歳2カ月でプロ野球19人目の通算400本塁打を達成した。
 さて。それとは別に、きょうの中日本紙運動面によれば、令和最初の1カ月の殊勲打者はプロ野球記録に並ぶ月間8度の1試合3安打以上をマークした高橋周平か。31日の巨人戦では月間9度目の1試合3安打以上まであと1本に迫ったが、最後はバットが空を切り、残念無念の結果に。 
 でも、ドラが勝ったのだから。きのうの巨人戦に限れば、よしとしよう。
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 あす2日は神戸市須磨区の源平ゆかりの名刹で知られる大本山須磨寺で宗派や地域を越えて僧侶たちが一堂に集い、磨き上げた法話(制限時間は10分)を披露し合い【もう一度会いたいお坊さんナンバーワン】を決める初の取り組み〝H1法話グランプリ〟が開かれ、その模様は須磨寺ホームページでもライブ中継(毎日新聞後援)され、リアルタイムで見ることが出来る。どんな法話が繰り広げられるか。今から楽しみだ。
 このグランプリには私たちが住む愛知県江南市の臨済宗妙心寺派、永正寺の副住職、中村建岳さんもチャレンジされる。それだけに、あすは私もパソコンに映し出されるライブ中継を前に応援したく思っている。平成から令和へと新しい時代の到来に伴って僧侶の世界が替わるひとつの時代の節目でもあるだけに、順位とは別に出演者全員の健闘を祈りたい。

 ♪水仙やしばらくわれの切れさうな ♪逢引のこえのくらがりさくらんぼ ♪なかなかの母の声澄む蕗の薹 ♪裏方の僧が動きて麦の秋 ♪貧農はどこより解かれ雪降れり……
 夜。息子がAIがこしらえたという〝AI俳句〟10句をパソコンで印刷し、舞と私に「参考に」と手渡してくれた。そこには以下のような添え書きもあった。
 ――ここに取り上げた句はいずれも、九千を数えるアウトブットの中から僕の一存で取り上げた作品である。AIの教師データ自体はそれぞれ俳句作家が過去に詠み上げた作品の数々であり、もちろんそれぞれの作風が映じている。その影響を受けているとはいえ、AI俳句自体を統一的な作風として語ることは難しい。しかし、このようにして拾い読みしていくと僕には何故か、やや虚無的な自意識をもった主体の存在が感ぜられてならなかったのである。そしておそらく、そのような主体はとても、僕自身に対する自己認識に近いことが恐ろしい。………
 明治から昭和にかけて俳壇に君臨した大俳人・高浜虚子に「選は創作なり」という言葉がある。このようにして他者の作品を選びだすこと自体もクリエイティビティの発露であり、しかも、それは他者を擬制する行為になりうる。その危うさと快感の狭間で俳句は読まれ続けていく。
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 本日付中日新聞1面に【ジブリパーク 3者知恵の森 整備や運営 愛知県や本社と合意】の見出し。愛知県とスタジオジブリ、中日新聞社が5月31日、長久手市の愛・地球博記念公園に「ジブリパーク」を整備する構想に関連、共同出資して設立する新会社で管理運営を担うことで基本合意。こんごは2022年秋の開業をめざしていくことになったという。
 同1日付国際面では「北が対米交渉者粛清か 情報錯綜 真相は不明」の見出し。韓国メディアが2回目の米朝首脳会談の交渉を担当した北朝鮮高官らが会談決裂の責任を問われて更迭や粛清の処分に遭った、と報道している。韓国政府は「確認できない」と慎重な見方でいるが北朝鮮関係筋は報道内容には否定的。情報が錯綜しており、真相が明らかになるには今少し時間がかかりそうだ、としている。
 政治団体「れいわ新選組」代表の山本太郎参院議員が先月31日、東京都内で記者会見。同団体の公認候補として、北朝鮮拉致被害者の兄で家族会の元事務局長蓮池透さん(64)を国政選挙に擁立する、と発表。

19年6月1日

ウェブ作品集

伊神 権太

実録随想「残り花」

2019年6月24日
傷兵を幾人看取るひめゆり忌(23日)行基の胎内仏や柿青し(24日)
 =伊神舞子の〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 月曜日。
 月日はどんどん、どんどんと。何ひとつ言葉を発するでもなく未知の世へと駆けていく。まさに、【月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり(奥の細道)】だ。同じ人間同士とて。新しくこの世に生まれ出る者を除けば、皆並んで同じ年齢差でそれぞれの道なき道を等間隔で、あてどなき道を並んで、ただ歩いてゆくのである。

 きのう23日は太平洋戦争末期に20万人超もの人々が命を落とした沖縄戦の終結から74年となる「沖縄慰霊の日」を迎え、沖縄県主催の沖縄全戦没者追悼式が最後の激戦地、糸満市摩文仁の平和祈念公園で営まれた。席上、玉城デニー知事は平和宣言で米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を断念するよう政府に求めたが、安倍晋三首相はあいさつで「沖縄の基地負担軽減に全力を尽くし、米軍普天間飛行場の1日も早い全面返還に向け全力で取り組みたい」と述べ、移設を進める方針を強調したという。
 この日、平和の詩【本当の幸せ】を朗読した糸満市立兼城小6年の山内玲奈さんは「子どもまで巻き込まれる戦争は、二度と繰り返してはいけない。家族と友達と笑いあえる毎日こそが、本当の幸せです」と訴えた。そのとおりである。
        ☆        ☆

 23日午後。名古屋市千種区覚王山通のホテル・ルブラ王山で中部ペンクラブの令和元年度第34回総会が開かれ、私も出席した。総会に続く公開文学講演会は「落花」が直木賞候補作になっている歴史作家澤田瞳子さんが登壇。「古代を描くと言うこと」を演題に話し、引き続き場所をパーティー会場に移し、第32回中部ペンクラブ文学賞の表彰式・選評があり、懇親会に移った。
 このうち中ペン文学賞の表彰式では、中部ペンクラブの三田村博史会長と中日新聞社の清水俊郎文化部長から、それぞれ賞金10万円と賞状、中日盾が「ジャングルまんだら」(文芸中部107号)の作者大西真紀さん(伊勢市在住)に手渡された。引き続き選評に移り、文芸評論家清水良典さんが「変な設定で奇妙なところが多かったが、小説を読んでいることを忘れるほどに引きづり込まれて面白かった。〝真紀〟という名前からして男性なのか、女性なのかが分からなかったが、きょうこうしてお会いし随分とお若い方なので新鮮さも感じた。架空の鳥やら、遭難やらで、とにかく面白かった。これからもどんどん書いていってください」と述べ、お礼の挨拶に立った大西さんが「ストーリー性のあるもの。人間を描いてゆきたい」と力強く語った。

 写真は三田村会長と清水部長から表彰され、引き続き抱負を述べる大西真紀さん=ホテル・ルブラ王山にて
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 この日は総会の席上、第3回全国同人雑誌会議が10月19日(土曜日)の午後1時から東京都千代田区の池坊東京会館で文芸思潮と中部ペンクラブ主催、日本文藝家協会と中日新聞、東京新聞、三田文学、季刊文科後援で開かれることになった経緯も総会と懇親会の席で披露された。また、文芸思潮の主宰・編集長で今回同人雑誌会議開催の引き金にもなった五十嵐勉さんが懇親会の席で壇上に立ち、〈活字文化の危機と同人雑誌の役割〉について熱弁を奮うひと幕も見られた。
 会場には「北斗」や「じゅん文学」「弦の会」「文芸中部」「海」「文芸きなり」「長良文学」「峠の会」などこの地方の同人誌に所属する大勢の人々が集まり、中には富山から山口馨さん(渤海)も駆けつけ、夜遅くまで懇親の輪が広がった。私自身も個人会員の竹内令さん(津市在住)ら多くの方々と談笑、あれやこれやと話し合ううち「分かりやすさも大切だが、腹に残る作品がいいですね」(清水良典さん)との言葉が腹にズシリときたのである。
 会場には病を見事、克服された鳥影社編集部長小野英一さんや地元童話作家の藤真知子さん、各社の文芸担当記者らも顔を見せ、わいわいガヤガヤと楽しく有意義なひとときが過ぎていった。私自身も病み上がりのからだだけに、飲み過ぎで少しばかり体に応えたといえようか。でも、大丈夫である。
        ×        ×

 沖縄戦に看護要員として動員された「ひめゆり学徒隊」の被害を伝える沖縄県糸満市の「ひめゆり平和祈念資料館」が慰霊の日の23日、開館30年となり、戦没者名を刻んだ「ひめゆりの塔」で慰霊祭があった。7月7日に初日を迎える大相撲名古屋場所を前に23日、幕下以下を中心とした力士や引率の親方ら約200人が新幹線で一斉に名古屋入り。
 24日付中日新聞通風筒によれば、大阪市で20カ国地域首脳会議(G20サミット)が開かれるのに合わせ、平均年齢66歳の大阪のアイドルグルーブ「オバチャーン」が、大阪の魅力を伝える全編英語の新曲を発表。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開しているとか。

 覚せい剤取締法違反などの罪で実刑が確定。横浜地検が収容しようとした際、刃物を振り回したあげく車で逃げた男が23日、公務執行妨害容疑で神奈川県警に逮捕され、地検に引き渡された。

6月21日
 南天の白き小さき花の降る
 =伊神舞子の〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 金曜日。あすは夏至である。
 短歌研究社が短歌研究7月号で【「令和」と『万葉集』を語った講演を完全収録 中西進『万葉集とその未来』】を詳述。
 きょうは昼間に時間を見計らって近くの郵便局へ。25日に東京・如水会館で開かれる日本ペンクラブの第63回定時総会の欠席はがきと翌26日、東京・千代田区パレスホテル東京でのJXTGホールディングスの株主総会欠席はがきをそれぞれ投函。たとえ取るに足らない株主ではあっても返事はしっかり出した方が良い、と判断したからである。

 しばらく本欄を離れている間に、米トランプ大統領の再選出馬表明をはじめ、中国の習近平国家主席が20、21日と北朝鮮の平壌を訪問し金正恩・朝鮮労働党委員長と会談したり、フランスの自動車大手ルノーが20日に声明を発表し企業連合を組む日産自動車が新たに整える統治体制でなら、ルノー代表2人をそれぞれ委員会のメンバーにするとの日産の決定を歓迎するーなどと表明したり、と。いろいろあった。
 なかでも茶の間を突然襲ったショックといえば、18日深夜に新潟県村上市と山形県鶴岡市を最大震度6強で襲った新潟・山形地震にほかならない(鶴岡市の海岸部では一時4800戸が停電)。当初は、東日本大震災の大津波による悪夢を思い出させ、津波による被害の拡大が心配されたが幸い大事に至らなかったのは何よりである。
        ☆        ☆

 さてこの間の私はといえば、だ。
 週1ペースでのこの地方の著名な生活情報誌へのコラム執筆に始まり早朝、私たちの畑〈エデンの東〉に出向いての再三の雑草除去、ほかに私の小説にも登場する知人〝トシコさん〟が自らの声で録音してくださった拙著「信長残照伝」のカセットテープを高校時代のクラスメートに聴いてもらうため小牧にまで出向いて届けたり、永正寺さんでの尾張芸術文化懇話会への出席……等など。あれやこれやとあった。
 そして印象深かったのは私自身も加わる「脱原発社会をめざす文学者の会」の作家志賀泉さんから届いた先月25、26日に同文学者の会有志らが現地を訪れた時の模様が収録された【第7回 FUKUSHIMA原発被災地訪問(双葉・浪江・富岡)】のDVD(45分)をさっそく購入して昨日のうちに拝見させていただいたことだろう。
 このほか、東京の文芸思潮と中部ペンクラブの主催でいよいよ「令和の文芸復興に強烈パンチを」と五十嵐勉さん(文芸思潮)を中心とした関係者の熱意と努力でことしの秋、10月19日に東京・池坊東京会館で実現することになった第3回全国同人雑誌会議(日本文藝家協会、東京新聞、中日新聞、三田文学、季刊文科後援)の連絡調整、関係資料のコピーなどもあって、結構あれやこれやとあったのである。

 写真は、〈新たな創造エネルギーの発露へ――文芸復興をめざして〉を歌い文句に実現する第3回全国同人雑誌会議の告知チラシ
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 というわけで、いろいろすべきことは多かった。

 とはいえ、この間の私にとっての最大の責務は、江南厚生病院で相棒の健康上の必須ともいえる大切な検査に付き添うことだった。これはピロリ菌の有無を調べる尿素呼気検査、そして以前に彼女が大手術をされた脳の開頭縫合後の定期的なMRI造影検査で、おかげでふたつの検査は、どちらも昨日までに無事終えたのである。(このうちピロリ菌の方はほぼ退治できたと知り、ホッとしている。MRIの方の脳外担当医師による診断は後日、受診することになっている)

 この間のわが家の変化といえば、だ。愛猫の2代目シロちゃん(虹猫オーロラレインボー)がすっかり飼い猫になってしまったことか。それでも私たちが病院から帰ったりするとは、必ず玄関先まで出迎えてくれるのには、なんだかホッと安心させられもする。
 そればかりでない。舞が「ミヌエット」に出勤するときにも決まって玄関先まで出てお座りをして見送り、私が帰宅しても決まって玄関まで出迎えてくれるのである。もはや、家族の一員同然とは、このことか。

 きょうも出迎えてくれたオーロラレインボー
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 そして。もうひとつ。社交ダンスのレッスンも相変わらず先生の指導の下、続けている。最近では体力の維持と同時に老化防止にもなるのでは―とプラス志向で、と自身に言い聞かせてもいる。それでもホーラウエイ、バックコルテ、リバースタイン……とワルツ、タンゴとも1級のレッスンはかなりの高度で体力もつかう。
 私は社交ダンスは、横笛やハモニカ、サンポーニャなどの音楽演奏と同じで、文学には欠かせないものと信じているだけに、どれもおろそかには出来ないでいる。その分、大変ではあるがレッスンは続けなければ、と思っている。ほかにも、ささやかではあるが、新たな小説連載の話もあり、既に書き始めてはいるが今宵はここらあたりで。何より、喜びも悲しみも。人々と共に歩いてゆける、そんなホットな物語にしたい。
        ×        ×
 
 欧州特許庁(本部・ドイツ)が20日、ことしの「欧州発明家賞」の非欧州部門で、名城大大学院理工学研究科の吉野彰教授が受賞したと発表した。受賞理由は「リチウムイオン電池の発明と改良」。
 米プロバスケットボールNBAのドラフト会議が20日(日本時間21日)、ニューヨークで行われ、ゴンザガ大の八村塁(21)=富山市出身。富山・奥田中時代にバスケットボールを始め、宮城・明成高時代にU17(17歳以下)世界選手権に出場して得点王。全国高校選抜優勝大会3連覇に貢献。203㌢。104㌔。ベナン人の父と日本人の母を持つ=がウィザーズから1巡目(全体9位)で指名された。日本選手の1巡目氏名は初の快挙。契約金は4億円だそうだ。 
 18日深夜に起きた新潟・山形地震。その後の調べで新潟、山形両県で200戸超の住宅で屋根瓦の崩壊などの被害が確認されたという。
 トランプ米大統領が20日、米軍の無人偵察機がイランに撃墜されたことについて「非常に大きな過ちだ」と改めてイランを批判。

 愛知県警が20日、コカインを所持していたとして麻薬取締法違反(所持)の疑いでラグビー・トップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツ選手、椛島亮太容疑者(28)=トヨタ自動車社員=を逮捕。調べに対して椛島容疑者は「覚えがありません」と容疑を否認している。
 窃盗などで実刑が確定。横浜地検の収容時に逃げた小林誠容疑者(43)が逃走した19日に神奈川県厚木市内の理髪店に立ち寄っていたことが判明。捜査関係者によれば、逃走後にコンビニを訪れる前後に寄り、髪を短く切ったという。

6月11日
 入梅。火曜日。
 カナダ政府が10日、プラスチックごみによる海洋環境の悪化を食い止めるため使い捨てプラスチック製品の使用を2021年にも禁止する、と発表。

 雨、雨、雨(ドラゴンズもこのところは残念ながら交流戦での負けがこんでいる。幸い、きょうはオリックスに2―1で勝った)のあと。けさは、やっと晴れの夜明けとなった。夜明けといえば、あの織田信長が清洲の城を出陣し、田楽狭間に向かい世に言う桶狭間の奇襲作戦で今川義元の大軍を打ち負かしたのが新暦で言えばあす6月12日=永禄3年(1560年)旧暦の5月19日=。信長は、どんな思いで清洲を発ったのか。時に26歳のことである。
 夜に入り。猛り狂うような雷雨まじりの豪雨がいっとき、ここ尾張名古屋の屋根を叩きつけたが、459年前のあす田楽狭間に向かう信長一行も、おそらくこれと同じような豪雨のなかを、桶狭間に向かって進軍したに違いない(詳しくは拙著「信長残照伝」=人間社刊「ピース・イズ・ラブ 君がいるから」に所蔵=の2出陣、3「月の輪」凱旋を読まれるとよい)

 夏本番を前に岐阜市の長良川沿い工房では竹の骨組みに薄い美濃和紙を張って、ニスを塗り鵜飼いや金魚などを絵柄としてこしらえる伝統工芸品「水うちわ」の製作が盛んだという。大阪弁を駆使した恋愛小説や軽妙なエッセイなどで知られ、大阪育ちの文化勲章受章作家、田辺聖子さんが6日午後、総胆管結石による胆管炎で亡くなった。91歳だった。全てに親しみやすく肩肘をはらなくてもいい、庶民派作家だった。合掌―
 本日付夕刊軟派(社会面)トップに【性暴力「無罪」異議あり 法改正求め「フラワーデモ」 名古屋で今夜開催】の記事。同じ夕刊軟派脇には【3週間 食事与えず? 札幌衰弱死 男と同居 暴行開始か】と痛ましい見出し。札幌市中央区の池田詩梨(ことり)ちゃん(2つ)が衰弱死し、傷害容疑で母親の池田莉菜容疑者(21)と交際相手の男が逮捕された事件で司法解剖の結果、詩梨ちゃんは死亡前の約3週間、ほとんど食事を与えられていなかったことが北海道警への取材で分かったという。
        ☆        ☆

 きょうは、かつて私たち家族に貢献してくれた初代愛猫シロの大役を代わって果たす、わが家の虹猫、〝2代目シロちゃん〟、すなわちオーロラレインボー(愛称は〝ローラ〟とも)についても少しだけ。彼女はこのところは、朝はこの家のご主人さまである舞を私と一緒に玄関で見送り、夕方はお出迎えといった日常スタイルがすっかり板についてきた。昼間は外遊もしばしばではあるが。気がつけば、いつのまにやら、舞にとってはかけがえなき〝癒し猫〟になってしまったようだ。
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 香港で9日、1997年の香港返還以降では最多103万人(主催者発表、警察発表は24万人)による刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡せるようにする「逃亡犯条例」改正に反対する大規模デモがあった。
 サッカー女子ワールドカップ(W杯)フランス大会で2大会ぶりの優勝を狙う日本代表「なでしこジャパン」が10日(日本時間11日未明)パリで行われた1次リーグD組第1戦でアルゼンチンと対戦し、0―0で引き分けた。 
 米ニューヨーク市中心部マンハッタンの54階建て高層ビルの屋上に10日午後(日本時間11日未明)、ヘリコプターが墜落、炎上。男性操縦士1人が死亡した。
 インドの首都ニューデリーで10日、6月としては史上最高の48・0度を記録。これまでの最高は2014年の47・8度。
 老後に貯蓄2000万円必要との報告書は「不正確」と首相。当初案は年金水準の低下にも言及。そちらが正確? とは、11日付毎日夕刊〈近事片々〉氏。同日付中日夕刊も「麻生太郎副総理兼金融担当相は11日、公的年金以外に夫婦で老後に2000万円の蓄えが必要と試算した金融庁の金融審議会の報告書を受け取らない考えを表明した」と1面トップで報じた。

6月7日
 夏燕すいと笙の彼方より
 =伊神舞子〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 朝から雨。
 久しぶりに雨の日だ。
 それでも、夕方には雨もやみ、どこかひんやりとした風が肌を撫で通り過ぎていく。気持ちのいい夜風である。
 気象庁によれば、関東甲信、北陸、東北南部、そして私たちが住む東海地方も梅雨入り。アジサイの美しさが、ことのほか目に染み入る季節の到来となった。
        ☆        ☆

 舞は、きょうお店を臨時休業として明日から江南市民文化会館で始まる市制65周年記念市民文化祭に出展する自作の俳句を展示しに出かけると言うので、私は〝アッシーくん〟として彼女を車に乗せ市民文化会館へ。送り届けて帰宅後はいつものように新聞を読み、近く著名な文藝誌に掲載される小説の最終稿の読み直しと校正、その他の執筆をし、さらにはこの町に住むトシコさんがわざわざ録音してくださった私の書き下ろし小説「信長残照伝」(人間社)のテープによる改めての聴き取り…と、結構慌ただしい1日に。

 市民文化祭に出品された舞の俳句と展示された作品の数々=江南市民文化会館、俳句・俳画の展示場にて
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 このうち、舞の出展は先日の私の父の13回忌の際、同時進行で行われた私の母の白寿のお祝いの際、母からお返しとして舞にプレゼントされた手作りの刺し子に自作の俳句を短冊として飾る、というもので味わい深いものとなった。このほかトシコさん苦心の朗読テープ「信長残照伝」に耳を傾けるうち出来ればもう1セット(上、中、下の3本立て)ダビングしてもらい、より多くの方々にも聴いてほしい―と思い立ち、直接お宅に伺ったりしている間に、時はアッという間に過ぎ去っていったのである。

 きょうは、わが家の虹猫2代目シロちゃん、すなわちオーロラレインボーも留守番の大役をなんども果たして朝から晩まで大変だった。でも、夜おそく東京から帰宅した息子に北海道産の「マスカルポーネ」を使ったふんわりチーズケーキ酪円菓(らくまどか)を土産にもらい、舞と半分ずつ食べ、とても嬉しそうだった。
 そして。もうひとつ。このところソフトバンクに3連敗するなど5連敗と最悪だったドラゴンズがナゴヤドームでの楽天との交流戦で13―3でやっと、勝ってくれた。野球は人生そのもの。勝ったり負けたりで、いいこともあれば悪いこともある。腐らないで勝ち(幸せ)をつかみにいく。そうした姿勢こそが大切だと思うのだが。負け惜しみか。とにもかくにも、この世の中み~んな、全ての人々が一生懸命に生きてるのだから。
 深夜。いや翌未明に北海道のドラキチ・會川さんから私のスマホに歓喜のメッセージが入ってきた。全国共通のドラゴンズファンとは有り難いものである。會川さんは、どうやら北海道から名古屋にまで来て応援してくれてたらしい。
 次のような内容だった。
「こんばんは。3回以外は毎回得点の13点と燃えよドラゴンズの大合唱でした。終わってから、世界の山ちゃんで手羽先とジュースで祝勝会でした。今日は、岐阜の脇田さんからいただいたチケットで一緒に応援します」(6月8日2:47)
 ほんとにホントに、喜びがここまで飛んできそうである。會川さん! ありがとう。でも、あんまり無理せんといてよね。
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 米フロリダ大のサニブラウン・ハキーム(20歳)が7日、テキサス州オースティンで行われた全米大学選手権の100㍍決勝で追い風0・8㍍の条件下、9秒97の日本新記録で3位となった。桐生祥秀(日本生命)が2017年9月にマークした9秒98を0秒01更新した。サニブラウンはガーナ人の父と日本人の母の間に生まれ、東京・城西高2年当時(2015年)に世界ユース選手権の200㍍でウサイン・ボルト(ジャマイカ)の大会記録を更新し、100㍍との二冠を達成。188㌢。83㌔。桐生選手らほかの有望な日本人短距離選手とともに東京五輪への期待が膨らんでいる。
 こんご、どこまで記録が伸びるのか。楽しみだ。

 7日付中日夕刊によれば、政府は7日、2019年版「環境・循環型社会・生物多様性白書(環境白書)」を閣議決定。今月下旬の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)の主要議題となるプラスチックごみ問題の章を新たに設け、海へ流れ出したプラごみについて「途上国を含む世界全体の課題として対処する必要がある」と強調。毎年八百万㌧以上のプラごみが海へ流出し、50年には海洋中で魚の重量を超えるとの試算がある、として警鐘を鳴らしたという。
 トヨタ自動車が電気自動車などの電動車の世界販売について2030年に550万台以上に増やすこれまでの目標を前倒しして、達成時期を2025年ごろとする計画を決めた。

 私たちの先輩でもあった、あの佐橋嘉彦さん(ベトナム戦争当時の中日新聞サイゴン特派員。特派員時代の抑留経験を書いた連載「解放戦線の光と影」で新聞協会賞)が5日、心不全で突然、亡くなった。新聞で知った。おやすらかに、のほか言葉は浮かばない。後輩たちにはいつも、優しいまなざしで「いい記事だったね」とほめることを忘れない、そんな大記者だった。

6月4日
 将棋の羽生善治九段(48)が東京・渋谷の将棋会館で行われた第六十期王位戦(中日新聞社主催)の挑戦者決定リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王(26)に勝ち、通算勝利数を1434勝(591敗2持将棋=引き分け)として、歴代単独一位の新記録を達成した。

 中国で民主化を求める学生や市民らが共産党政府に悉く武力弾圧されたあの天安門事件からきょうで30年。事件当時、6月3日深夜から4日未明にかけ、民主化や幹部の腐敗一掃を求めた学生らに人民解放軍が発砲し多数の死傷者が出た=死者は319人と公表されているが、実際はもっと多い=天安門広場などは、この日厳しい警備体制が取られた。
 あのころ。私は能登半島の七尾で地方記者生活をしていたがテレビから流れる血の粛清といってもいい、残忍極まる弾圧には背筋が寒くなる一方で現場の模様を自分の目で見たく思ったのを、よく覚えている。

 その日から30年後のこの日の世界といえば。初の国賓待遇で英国を訪れたトランプ米大統領夫妻が各地でトランプ反対の大規模抗議活動が伝えられるなか、バッキンガム宮殿でエリザベス女王の歓迎を受け、民主化デモが続くスーダンの首都ハルツームでは3日、治安部隊が国防省周辺を占拠するデモ隊の強制排除に乗り出し、少なくとも13人が死亡し、150人以上が負傷したという。世界では殺戮がない日がない。
 きょうの夕刊報道によれば、先日自宅で長男(44)を刺したとして殺人容疑で逮捕された元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)=東京都練馬区=が「(長男の英一郎さんを)刺さないと私が殺されていたと思う」と供述していることが分かったという。
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 きょうは、私の小説「海に向かいて――前・後編/脱原発社会をめざして」の登場人物でもある〝トシコさん〟がご自身の声で3本のテープに録音してくださった私の書き下ろし小説「信長残照伝」=人間社文庫『ピース・イズ・ラブ 君がいるから』と日本ペンクラブ電子文藝館所蔵=が思いがけず、舞の手を通じてトシコさんから手元に届いた。さっそく聴かせていただいた。
 少女のころにNHK児童合唱団のうれっこ団員だったトシコさんならでは、の抑揚ある、ひとこと一言かみしめながらのきっちりした愛らしい声は、信長と吉乃の時代を先取りした戦国の世のラブロマンスが生き映しの如く語られており、作者として心底【ありがたき幸せかな】と思ったのである。機会があれば、ぜひ一般の方々にも聴いてほしい。
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 人生百年時代の金融庁の試算では、公的年金ではとても老後資金を賄えず、定年夫婦には二千万円の蓄えが必要だとか。長生きには自助努力を。「公助」が怪しくなったのは、国民の責任かいな。
――とは中日新聞の4日付夕刊〈夕歩道〉。的確な急所を突いた記事だ。       

6月1日
 第一歩は左足から衣替え
 =伊神舞子の〈きょうの俳句 minuetto-mi〉から

 令和元年の最初の1カ月が過ぎ、早や6月である。愛知県犬山市と岐阜県各務原市の境を流れる木曽川では1日、「木曽川うかい」が始まった。10月15日まで続く。
 天皇、皇后両陛下が1日午前、初の地方訪問で2日に尾張旭市内で開かれる全国植樹祭に出席されるため愛知県入り。午後、あま市の七宝焼アートヴィレッジを見学され、夕方は宿泊先の名古屋市内のホテルで植樹祭関連のポスター原画コンクールの入賞作品の鑑賞をされたりした。
 この日は2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会による来年3月26日から47都道府県を巡る五輪聖火リレーのルート概要の発表も。ルートには2011年の東日本大震災による大津波に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」はじめ、2016年の熊本地震で破損し修復中の熊本城、さらには昨年7月の西日本豪雨からの復旧作業が続く広島県南部なども加えられた。

 昨夜のドラゴンズは東京ドームで巨人を7―3で破り、三連勝のあとは二連敗でなんとか止め、ドラファンはホッと。やれやれと思いはしたが、きょうは6―5で巨人に負けた。というわけで6月1日現在でドラはここまで23勝28敗。負け越し5で苦しい戦いが続いている。
 ヤクルトは横浜球場でDeNAに7―0で負け自チームが1970年8月に作ったセ・リーグのワースト記録16連敗に並んだ。ちなみにプロ野球のワーストは1998年6月から7月にロッテがマークした18連敗。また巨人の阿部慎之助捕手はこの日、東京ドームでの中日戦で6回、田島から今季初本塁打を放ち、40歳2カ月でプロ野球19人目の通算400本塁打を達成した。
 さて。それとは別に、きょうの中日本紙運動面によれば、令和最初の1カ月の殊勲打者はプロ野球記録に並ぶ月間8度の1試合3安打以上をマークした高橋周平か。31日の巨人戦では月間9度目の1試合3安打以上まであと1本に迫ったが、最後はバットが空を切り、残念無念の結果に。 
 でも、ドラが勝ったのだから。きのうの巨人戦に限れば、よしとしよう。
        ☆        ☆

 あす2日は神戸市須磨区の源平ゆかりの名刹で知られる大本山須磨寺で宗派や地域を越えて僧侶たちが一堂に集い、磨き上げた法話(制限時間は10分)を披露し合い【もう一度会いたいお坊さんナンバーワン】を決める初の取り組み〝H1法話グランプリ〟が開かれ、その模様は須磨寺ホームページでもライブ中継(毎日新聞後援)され、リアルタイムで見ることが出来る。どんな法話が繰り広げられるか。今から楽しみだ。
 このグランプリには私たちが住む愛知県江南市の臨済宗妙心寺派、永正寺の副住職、中村建岳さんもチャレンジされる。それだけに、あすは私もパソコンに映し出されるライブ中継を前に応援したく思っている。平成から令和へと新しい時代の到来に伴って僧侶の世界が替わるひとつの時代の節目でもあるだけに、順位とは別に出演者全員の健闘を祈りたい。

 ♪水仙やしばらくわれの切れさうな ♪逢引のこえのくらがりさくらんぼ ♪なかなかの母の声澄む蕗の薹 ♪裏方の僧が動きて麦の秋 ♪貧農はどこより解かれ雪降れり……
 夜。息子がAIがこしらえたという〝AI俳句〟10句をパソコンで印刷し、舞と私に「参考に」と手渡してくれた。そこには以下のような添え書きもあった。
 ――ここに取り上げた句はいずれも、九千を数えるアウトブットの中から僕の一存で取り上げた作品である。AIの教師データ自体はそれぞれ俳句作家が過去に詠み上げた作品の数々であり、もちろんそれぞれの作風が映じている。その影響を受けているとはいえ、AI俳句自体を統一的な作風として語ることは難しい。しかし、このようにして拾い読みしていくと僕には何故か、やや虚無的な自意識をもった主体の存在が感ぜられてならなかったのである。そしておそらく、そのような主体はとても、僕自身に対する自己認識に近いことが恐ろしい。………
 明治から昭和にかけて俳壇に君臨した大俳人・高浜虚子に「選は創作なり」という言葉がある。このようにして他者の作品を選びだすこと自体もクリエイティビティの発露であり、しかも、それは他者を擬制する行為になりうる。その危うさと快感の狭間で俳句は読まれ続けていく。
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 本日付中日新聞1面に【ジブリパーク 3者知恵の森 整備や運営 愛知県や本社と合意】の見出し。愛知県とスタジオジブリ、中日新聞社が5月31日、長久手市の愛・地球博記念公園に「ジブリパーク」を整備する構想に関連、共同出資して設立する新会社で管理運営を担うことで基本合意。こんごは2022年秋の開業をめざしていくことになったという。
 同1日付国際面では「北が対米交渉者粛清か 情報錯綜 真相は不明」の見出し。韓国メディアが2回目の米朝首脳会談の交渉を担当した北朝鮮高官らが会談決裂の責任を問われて更迭や粛清の処分に遭った、と報道している。韓国政府は「確認できない」と慎重な見方でいるが北朝鮮関係筋は報道内容には否定的。情報が錯綜しており、真相が明らかになるには今少し時間がかかりそうだ、としている。
 政治団体「れいわ新選組」代表の山本太郎参院議員が先月31日、東京都内で記者会見。同団体の公認候補として、北朝鮮拉致被害者の兄で家族会の元事務局長蓮池透さん(64)を国政選挙に擁立する、と発表。

08/4/26