【生きてゆく人間花たち/2016年5月の唄】

平成二十八年五月三十一日
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 あすは母(伊神千代子)の満96歳の誕生日。デ、日進の愛知国際病院に併設された老健施設「愛泉館」へ出向いた。鶴舞線の黒笹駅でおり、歩いて往復したが自然いっぱいの道を歩きながら野山を駆け回っていた和田(愛知県江南市)での少年時代が思い出され、懐かしく感じた。
「おまえだけだよ。なかなか会いに来てくれへんのは。何やっとるの、たかちゃん(本名が孝信なので)。なんで、こうへんの」とのことばに迎えられ、ひさしぶりに母と楽しいひとときとなったのである。私と家族の近況などについても報告したがタマネギ収穫の話になると「たつ江さん(舞のこと)、えらいネ」と母の目は輝いた。

 愛泉館のスタッフと一緒に。温かくやさしさに満ち溢れた皆さんに囲まれ、母は幸せ。満足そうだった
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 きのうはゴミゼロデーで、きょうはWHO(世界保健機関)の世界禁煙デー。〈ゴミゼロ(530)の日〉は分かるが、なぜきょうが禁煙の日なのだろう。ちなみに6月6日までが禁煙週間だそうだ。
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 アベノミクス失敗などを理由に民進など4野党から出されていた安倍内閣に対する不信任決議案が衆院本会議で自民、公明両党の反対多数で否決された。また、東京地検特捜部はきょうあっせん利得処罰法違反容疑で告発された甘利明・前経済再生担当相(66)と、元公設第一秘書(39)元政策秘書(35)の3人を嫌疑不十分で不起訴とした。世の中、いったい何が正義なのか、がよく分からない。

 なぜか、唐突にも私の頭に悪人正機説の代名詞ともいえる「歎異抄」にある親鸞のことば、【善人猶以て往生を遂ぐ、況んや悪人をや】のことばが浮かんだ。ニンゲンというもの、誰しも悪を承知で生きていくいきものなのか。善人は自力をたのみに往生できるのだから、他力をたのむ悪人が往生できるのは当然か。無常観とは、こうしたものなのか。ことの善悪がわからないまま、それでもニンゲンたちは生きていく。

 深夜未明。NHKスペシャル『〈核燃料デブリ 迫られる決断〉廃炉への道』をあらためて見て私なりに検証し、あれこれ考えてみる。メルトダウンしたままの原発の廃炉化に当たっては、やはり放射性廃棄物の堆積物とでもいえようか、デブリの取り出しが40年後に出来ているかどうか。これが、最大の難関であることを痛いほど身にしみて感じた。人類がいまだ経験したことのない廃炉は成し遂げられるのか。私たちは、科学者をはじめとした関係者のあくなき挑戦を、ただ信じて見守るほかない。

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 東京地裁が覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)に「自助努力による更生がふさわしい」として保護観察なしの懲役2年6月、執行猶予4年の判決。判決文朗読後に吉戒純一裁判官から「全国の根強いファンがあなたの更生を心から望んでいることを忘れないでください」と声をかけられた清原被告は傍聴席を振り返り「このたびは申し訳ありませんでした」と頭を下げた。
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【きょうの一文・ことば】
(安倍首相は)結論が先にあって、あとから理屈をつけただけではないのか。自分の任期中は増税しないで任期を全うしようとしている。なぜ増税が先送りなのか。そして、なぜ2019年10月なのか。納得のいく筋のいく説明を求めたい。将来世代に対する責任をどうしたらいいのか。あらためて考えるべきではないのか。
=31日夜NHK『〈時論公論〉消費増税の行方』のなかで。今井純子解説委員

【新聞テレビから】
☆『元稲沢市議(桜木琢磨被告)判決また延期 中国の地裁7度目 8月末まで勾留』、『自らも被災 名大出身の地元紙記者 益城復興まで町の声伝える』、『神戸山口組系の幹部射殺 岡山 腹など数発撃たれる』『昨夏分裂後 抗争75件』、『ATM不正男2人逮捕 14億円事件 愛知、窃盗容疑』『内閣不信任案4野党提出「アベノミクス失敗」首相あす増税延期表明』『清原被告に猶予判決=懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)= 東京地裁 覚せい剤取締法違反』、『熊本ツアー 最大半額補助 復興補正予算 九州の観光業支援』、『赤いラインいざ大空へ MRJ2号機初飛行』、『笑いへの貢献100点 歌丸さん文科大臣表彰受ける』(31日付、中日夕刊)
☆『蚊を退治 出番待つ豚』、『陸奥湾のイルカ情報ネットで 青森大教授サイト制作 定期船観測情報集め、観光客呼び込め』『安保反対愛知のグループ 抗議より「選挙行こう」若者に呼び掛け』、『北朝鮮また発射失敗 日本海沿岸 中距離ミサイルか』、『正恩氏側近が訪中』、『「メル友相談応じ報酬」女性の詐欺被害多数 30、40代主婦の相談多く』『「首相判断踏まえ対応」 増税2年半延期で菅氏』、『テレビ液晶撤退 パナソニック、赤字続き』(31日付、毎日夕刊)
☆『アジア大会3県46会場 愛知県と名古屋市 JOCに開催構想』、『新潟水俣病7人認定命令 新潟地裁最高裁の判断踏襲』、『甘利氏を不起訴へ 口利き容疑で東京地検』、『長良川鵜飼 7日ぶり 救命胴衣着用』、『賛成 中部の市民反応 反対 増税延期真っ二つ ¥子育て支援に必要 ¥買い控えもういや』『戸惑う流通業界、外食「ホッ」』『アベノミクス行き詰まり 与党増税延期を容認 同日選見送りも決定』『引き上げ環境整わず』、『覚せい剤2.8㌔密輸未遂 メキシコ人起訴』、『アイシン子会社工場爆発 生産ライン当面停止』(31日付、中日朝刊)
☆『首相、同日選見送り 増税再延期「参院選で問う」自公は了承へ』、『露、大統領公式訪日要求 日本「非公式・山口で」打診』、『色彩穏やか「対面所」 名古屋城本丸御殿あす公開』、『既存施設活用46会場選定 アジア大会誘致暫定構想』、『無人タクシー 公道実証実験 愛知県 住民参加で来月にも』、『〈熊本地震ふるさとよ 第2部⑦〉児童減らず 元気に校歌(益城町立飯野小)』(31日付、毎日朝刊)

五月三十日
 夏の参院選は単独で行われることになりそうだ。6月22日公示、7月10日投開票予定で。この日、安倍首相が麻生副総理兼財務相に消費税率10%への引き上げを2019年10月まで2年半再延期し衆参同日選は見送ることに理解を求め、麻生副総理が容認したためで、このままだと安倍ペースで進みそうだ。民進、共産、社民、生活の4党はあす内閣不信任案を共同提出するという。
 それにしても、安倍首相自ら2014年に「再び延期することは断じてありえない」と言い切った国民へのあの約束は、一体全体どこへ行ってしまったのか。「再延期するなら、衆参同時選で国民の信を問うべきだ」と発言した稲田政調会長の姿勢のほうが真摯で正しい、と言える。政治家たるもの、やはり嘘を平気で言う集団に思えてならない。あゝ
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 今夜は酢豚ならぬ酢鶏。エデンの東で収穫されたタマネギはじめ、家庭ミニ菜園で舞がいつのまにか栽培していたニンジンにパセリの隠し味も。この料理、彼女が志摩で覚えた手こねずしに匹敵する味だった
 突然、食卓に出されたタマネギいりの酢鶏
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【きょうの一文・ことば】
 鼎談で、小出社長は広島を訪問したオバマ大統領が「広島と長崎は(人類にとって)道徳的な目覚めの始まりとして知られるだろう」と述べたことを評価。「グローバルに考え、人類全体でこれは進めよう、という考え方が大事だ」と述べた。
=30日付中日朝刊『玄侑さんら岐阜で鼎談 こころの好縁会』(大興寺、中日新聞社共催)の記事のなかで。小出宣昭中日新聞社社長の発言カ所をとらえた下り
※鼎談は高野山真言宗の前管長、松長有慶さんと芥川賞作家で僧侶の玄侑宗久さん、小出社長によるもので岐阜グランドホテルで29日、松長、玄侑両氏の基調講演に続いてあった

「3食自分で作ってしっかり食べています。ひとり者だから、みんなに世話になってんだよ」(昭和11年生まれで10年前に亡くなった妻を思い、生きるフタツキさん)「ひとりになったら、ただ公園にポツンと座っているだけなんだから」(同じ齢の女優市原悦子さん)「いつもだったら(チャンネルを)切っちゃうけど。きょうは切れないよ(妻)
=30日夜、NHK総合『〈鶴瓶の家族に乾杯〉北海道で市原鶴瓶の珍道中 ぶっつけ本番の旅』のなかで。訪問先の男性と市原悦子さん、妻の口から出たことば
※番組は市原さんの希望で1人住まいを訪ねる形で進んだ。戦時中に父から届いた何枚ものはがきを胸に抱いて生きる女性らの姿に、寂しくても楽しく生きる喜びがにじんでいた

【新聞テレビから】
☆『熊本支援集結 自衛隊が撤収 発生一カ月半』、『★皇后さまが(皇居内の紅葉山御養蚕所で)「上蔟(じょうぞく)」作業=「蔟(まぶし)」と呼ばれる網に成長した蚕を移し、繭作りを促す作業』、『尾張の栄華きらびやか 名古屋城本丸御殿「対面所」など完成』、『トヨタ2台完走 独24時間耐久レース』、『ちはやふる 大津の「聖地」 参拝客すずなり』『かるたゆかりの街 期待感』、『勇気出せば道示される 聴覚障害者=東京都立川市、登山家田村聡さん(51歳)= 初エベレスト登頂』『安田さんか新たな画像 シリア不明「活動家」がFB公開』『政府、本人とみて分析』『「政府は接触を」ジャーナリスト仲間』、『首相同日選見送り意向 増税延期公明容認へ』、『工場爆発 4人けが 刈谷のアイシン 子会社』、『組員知人、裁判員に接触 地裁小倉支部 判決期日取り消し』(30日付、中日夕刊)
☆『禎子の鶴 米博物館に 兄とトルーマン元米大統領孫 式典に』、『火星 あす地球最接近』、『白川郷田植えの季節』、『自公「増税再延期」集約へ 午後にも党首会談』、『6市に気象予報士派遣 災害時に適切避難指示 国モデル事業台風多い6~9月』、『全盲男性事故死禁錮2年の判決 徳島地裁』(30日付、毎日夕刊)
☆『オバマ氏の折り鶴 公開検討 原爆資料館 「見たい」相次ぐ』、『全国初の18歳選挙 6・26長野売木村か 7・3滋賀日野町か 参院選公示日次第で決定』『〈選挙権@18歳〉地方選で一足先に  長野・売木 若者の意見投じる■興味あるが…■行かない 滋賀・日野 選管は準備着々 18歳もヤル気に』、『麻生氏の解散要求拒否 首相「参院選単独」固める』『内閣支持55%に上昇 世論調査 オバマ氏広島訪問98%評価』、『★新メンバーは三平さん=日テレ系演芸番組「笑点」で、新司会者となった落語家春風亭昇太さんに代わる大喜利レギュラーメンバーが林家三平さん(45)に決まり、三平さんは29日の生放送に出演』、『陸自東富士演習場の地主団体 3億2000万円所得隠し』、『衝突、炎上4人死亡 群馬の国道 車とバイク』『ダムに車転落5人死亡 大阪50~60代、行楽の帰り』『RV横転運転の少年逮捕 米原 19歳死亡事故 容疑認める』(30日付、中日朝刊)
☆『「増税延期なら同日選を」麻生副総理異例の言及』『増税延期「賛成」66% 内閣支持5㌽増49% 本社世論調査』、『市民サミットで伊団体代表 「発言の継続を」結集呼びかけ』、『燃費試験「国際基準」 不正防止 国交省18年採用へ』、『豊田 女性遺体 「衣類? で首絞めた」万井容疑者殺人容疑で再逮捕』、『置き去り7歳男児不明 北海道の山林 父「しつけ」』、『大韓機出火 脱出時に混乱「シューター補助なし」』(30日付、毎日朝刊)

五月二十九日
 安倍首相が消費税率10%への引き上げを来年4月から2年半再延期する方針に伴い、麻生太郎副総理兼財務相らが求めていた夏の参院選に合わせた衆参同日選に応じず見送る意向を固めたという。麻生氏らの要求を突っぱねた形だけに、こんごの政権運営がどうなるのか。波乱含みとなってきた。消費税の引き上げ再延期も含め、政治の世界は自分勝手にクルクル変わるのが常だけに、なんともいえない。
 一方で安倍内閣の支持率は4月の前回調査48・3%から7%上昇して55・3%に。オバマ大統領の広島訪問は「よかった」との回答が98・0%と驚異的な記録に。広島訪問で「謝罪すべきだった」は、18・3%、「謝罪する必要はなかった」は、74・7%。「日米地位協定を改定すべきだ」は、71・0%、安倍首相の下での「憲法改正に反対」は、54・9%だった(共同通信の全国電話世論調査から)
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 収穫された小玉のタマネギさんたち
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 午後3時、自宅を出発。天気は薄曇り。舞が3つの畝で手塩にかけ育ててきたタマネギを、全て手際よく収穫。私は「もう少し収穫は見合わせるべきだ」と提案したが「これ以上は育たない。雨の季節に入り根腐れでも起こしかねない」との彼女の判断で結局、全てのタマネギが容赦のない手によって引きぬかれた。
 収穫後、畝の土を備中で掘り起こし土の表面部分に白い石灰をまぶしていく姿は、もはや農婦そのもので手慣れた仕草には、ただただ恐れ入った。私は畝の傍らの畦部分に生えていた雑草を備中と鎌の両刀使いで排除。妻は先週苗を植えたばかりのスイカ畑に水を与えることも忘れなかった。この先、スイカは本当に根付いてくれるのか。ふと、不安が私の胸をよぎる。
 夕食時。天津飯とともに出されたスープには切り刻まれたタマネギさんたちの白い肉片が入れられていた。愛しいものでも食べるように口のなかに入れたが、とろけるような美味しさだった。タマネギの栽培が、いかに難しいか、を実感。来年は、もっと早く大きな玉になるよう育てねば、と誓いを新たにした

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 地中海のリビア沖で欧州をめざす多数の難民らが乗った密航船の転覆が相次ぎ、3日間で700人以上が死亡した、と国連難民高等弁務官事務所。それによると、ここ数日間でこどもを含む1万人以上がイタリア海軍などに保護されたものの、なお650人以上が行方不明のままだという。紛争や政情不安、貧困…からの脱出。昨年以降、中東やアフリカからの難民や移民が増え続けているのが世界の現状なのである。
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【きょうの一文・ことば】
 もう(官僚たちが仕切る伊勢志摩サミットのような、そんな)サミットなんかは、いらないのではないか。今こそ、1975年にフランスで行われたランブイエ・サミットの精神に立ち戻る必要がある。あのときは、仏大統領ジスカール・デスタンさん(第20代大統領)の提案で初めて各国首脳が集まってサミットが実現。日本からは三木武夫さん(当時首相、66代内閣総理大臣)が出席されて石油ショックから抜け出る方法などが真剣に膝つき合わせて話し合われました。私自身、取材して本当にいい会議、実のある中身だったことを鮮明に覚えていますよ。
=29日夜の東海テレビ『Mr.サンデー』のなかで。コメンテーターの木村太郎さん(木村さんは元NHK記者)

【新聞テレビから】
☆『〈NHKスペシャル〉廃炉への道2016=原発最深部でいま何が 特殊ロボットによる放射能封じ込めの闘いが続く』(29日夜、NHK総合)『〈古典芸能への招待〉中村芝雀改め五代目中村雀右衛門の襲名披露』、『〈美の壺選 心に風を〉華麗な扇子 雪中寒梅など』(29日夜、NHKEテレ)
☆『赤い輝きお近づきの印 31日に火星 地球に最接近』、『〈サンデー版大図解〉日本の銭湯』、『サミット首脳宣言 評価厳しめ 〈女性〉具体策や資金不明〈経済〉日本と各国温度差〈課税逃れ〉途上国の側立たず〈環境〉石炭火力言及なし〈市民協働〉市民の声 反映せず』、『消費増税19年10月に 首相、再延期の意向 同日選は見送り想定 麻生、谷垣氏は難色』、『海洋安保で中国けん制 首相 途上国6首脳と会談』『拡大会合参加国名古屋で会談 未来へ期待感』『大村知事「意義深かった」 各国トップ帰国』、『「日隅賞」奨励賞本紙記者=本紙榊原崇仁記者(現新城通信局長)。特別報道部在職時に福島第1原発事故を巡る健康影響に関する記事などを粘り強く執筆=が受賞 福島事故の取材尽力』、『ヘリ救急医療 動画撮り共有 愛知医大など 学習ソフト』、『タービン回転翼破断 羽田・大韓機出火 根元から数十枚』(29日付、中日朝刊)
☆『「増税2年半延期」提案 首相、政権幹部に 19年参院選後の10月』『基礎的財政収支 20年度黒字化配慮』、『オバマ氏細心演説 広島 被爆者に自然な歩み寄り』『折り鶴「禎子も喜んだだろう」 オバマ氏見学に兄(佐々木)雅弘さん感激』、『五輪初三つ子姉妹代表 エストニア』、『〈Sストーリー〉貧困と向き合い35年――カンボジア支援86歳神父=東京のカトリック吉祥寺教会神父の後藤文雄さん=』『教育「自立のため」カンボジアで小学校建設 元少年兵を里子に 「頼られる存在」一区切り』、『〈熊本地震 ふるさとよ 第2部5〉ケンカ頻発の避難所』、『米海兵隊「沖縄は感情的」 着任兵士向け資料で 知事「上から目線」と批判』(29日付、毎日朝刊)

五月二十八日
 誓い新たなオバマ大統領と核廃絶を願う高橋史絵さん(※高橋さんの亡き夫は大統領の広島訪問を求める手紙を出し続けた)、「人を思う心が強いのか。話が進むに従い、オバマさんの握手する力は強くなっていきました」と日本原水爆被害者団体協議会代表委員の坪井直さん(右端)=NHK総合ニュース画面から
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 原爆を投下した米国の大統領が被爆地を訪れたのは歴史的な行動である。広島への思いを、直接語った。世界は核廃絶に進まなくてはならない――とは、本日付中日(東京)新聞の社説【広島の願いを世界へ オバマ大統領訪問】である。
 社説は、こうも続けた(以下は私の、抜粋)
 オバマ氏は残る約八カ月の任期中に、国連総会の場で核実験の凍結を訴えるなど、もう一度、強い意志を示してほしい。米次期政権に核廃絶への取り組みを引き継ぐ義務もある。
 残念なことだが、現在は冷戦時代よりむしろ、核の危機が高まっているという悲観論が広がる。/
 各国指導者とりわけ核兵器を持つ国々の首脳には、ぜひ被爆地を訪問してほしい。核兵器の恐ろしさを伝える記録や証言を直接見聞きすることから始めるべきではないか。ロシアや中国にも呼びかけたい。/
 日本は唯一の被爆国である一方で、北朝鮮情勢など安全保障政策では米国の「核の傘」に依存している。
 だが、オバマ氏が広島を訪ねた後も、日本の政策に変化がないようだと、被爆国としての訴えも次第に色あせる。広島訪問は日本を後押ししている。抑止力より核の脅威、非人道性の議論に重点を移すべきではないか。
 政府は同盟国である米国に対し、ロシアとの交渉進展など、一層の軍縮を促す必要がある。国連など国際会議では、核廃絶を主張する国々と積極的に提携していきたい。
 各国の市民、指導者の意識改革を促すのは、日本が率先して取り組むべき使命である。
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 インド西部ではインド洋の海水温上昇がたたって観測史上、最高の51度を記録。熱波による死者は440人以上に及んでいるという。作家瀬戸内寂聴さんがSTAP細胞で世間を騒がせた、あの小保方晴子さんに「あなたは必ずよみがえります。だから小説を書きなさい」と婦人公論(6月14日号)の対談で激ましのことば。「赤裸々にありのままを書いてほしい。そうすれば、道は開かれる」と――

【きょうの一文・ことば】
 ▼七十一年前、原爆の投下で世界は変わった▼死亡した十万人以上の日本人と多くの朝鮮半島出身者、米国人捕虜を追悼するために来た▼原爆の記憶は風化させてはならない▼われわれは歴史を直視する責任を共有している▼戦争に対する考え方を変え、紛争を阻止するための外交努力を続けなければならない▼核兵器なき世界を追求する勇気を持たなければならない▼謝罪はせず
=28日付中日朝刊1面『米大統領広島で追悼「核なき世界」へ決意 オバマ氏、現職初訪問』の記事のなかで示された〈米大統領演説ポイント〉

「私たちは戦争の苦しみを経験した。共に平和を広め、核兵器のない世界を追求する勇気を持とう」=オバマ米大統領が27日訪れた広島市の平和記念資料館(原爆資料館)で行った記帳の全文
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 仕事には、明確に二つの軸があった。一つは「戦争に反対する」、もう一つは「置き去りにされる人がいない社会をつくる」。パーソナリティーをやめた後も折に触れて語り、著書にも書いた。
 50歳で始めた童話「かわいそうなぞう」の朗読は、「戦争のない世界のための小さな種まき」と語り、毎年終戦の日に合わせ生放送で読んだ。戦時中に動物園のゾウが餓死させられる悲しい物語だ。
 最後の朗読は昨年。体調が悪化し寝込みがちだったが、TBSラジオのスタッフが懐かしい仕事仲間を集めて自宅を訪ねると、起き上がって歓迎し、本に向かった。
「よどみない声で一発OKでした。この仕事にかけてこられた迫力を感じた」とディレクターの吉沢亮太さん(45)。音声は3日後放送された。
=28日付中日夕刊『〈偲ぶ〉平和の大切さをラジオから語り続けた評論家の秋山ちえ子さん 「戦争反対」の種まく 4月6日、99歳で死去』の記事の中から。抜粋

【新聞テレビから】
☆『規制解除、鉄道も再開 賢島日常戻る』『〈オバマ氏広島訪問〉核なき世界どう実現 「原爆議論の転換点」米専門家 被爆者・岩佐さん「あなたの思いは」』『韓国人慰霊碑訪問なく失望 韓国各紙』『核廃絶折り鶴に願う オバマ氏広島訪問一夜明け』『サミットどうだった? G7以外の記者に聞く ◎女性・貧困支援○対テロ△経済』『インフラ支援を強化 安倍首相 途上国首脳らと会談』、『正恩氏8歳で後継に決定? 誕生会に将官服叔母が振り返る』、『こだわり結婚式場名駅の陣 隠れ家風など競争激化』『綱紀粛正「服喪のため」 遺棄事件で沖縄米軍トップ』、『RV横転19歳死亡 米原、若者6人重軽傷』、『〈大波小波〉何が本当の「暴挙」か? (閻魔・ボヴァリー)』、『〈目耳録〉市民のけ者? (長田弘己)(28日付、中日夕刊)
☆『賢島いつもの朝 サミット規制 1週間ぶり解除 無事閉幕に安堵 /観光客増に期待』『「科学の光と影」に共鳴 オバマ氏訪問演説 元船舶通信隊所属田中正司さん(89)「本当にうれしい」』『核廃絶には懐疑的 各地被爆者』『米国内称賛と不満 NY紙「敵対関係乗り越えた」 タカ派は「恥ずべき 謝罪の旅 オバマ氏演説』『核なき世界へ 広島誓い新た』『真珠湾訪問を期待 ホワイトハウス、首相に 米紙報道』『謝罪しなければ訪問は構わない トランプ氏』、『熊本地震 不服申し立て6000件超 罹災証明書 家屋被害判定に』、『停止700㍍手前で異常か 大韓機出火 エンジン部品集中落下』『利上げ「数カ月内が適切」 FRB議長 米経済は改善』、『●eye 刑務所内中学の春 しっかり未来つかむため=松本少年刑務所(長野県松本市)に設置された全国唯一の刑務所内中学校は、市立旭町中学校桐分校。高い塀に囲まれた教室で、丸刈りの受刑者が学生服に身を包み日々、授業に臨んでいる』(28日付、毎日夕刊)
☆『〈オバマ大統領広島演説全文〉8月6日の記憶風化させてはならない われわれは人類という一つの家族の仲間』『資料館見学の詳細は非公表 館長「米側との約束」』『非核大きな一歩 被爆者哀悼の意十分 長崎も来てほしかった』『勇気世界に訴え オバマ大統領訪問 広島で歴史的握手「罪なき人々を忘れない」 面会の被爆者「何度も訪れ対話して」』『自作の折り鶴をオバマ氏手渡す』『今こそ平和の風を「原爆乙女」佐古さん キルトに祈り』『米大統領広島で追悼 「核なき世界」へ決意 オバマ氏、現職初訪問』『「とても力強い内容」 海外メディア 厳しい声も』『全経済政策を実行 首脳宣言 伊勢志摩サミット閉幕』』、『〈編集局デスク〉伊勢と広島で願う 編集局長臼田信行』『(28日付、中日朝刊)
☆『広島の苦悩共有 米大統領訪問「原爆 人類の不幸」被爆者、思い伝え握手 71年前、ここは繁華街だった 平和記念公園』『抱き合い、涙 米兵の被爆調査 森さん』『オバマ氏「神聖な地訪れ光栄」 伊勢神宮首脳ら記帳』『期待と不満交錯 「所感表現 物足りぬ」厳しい表情の市民も 「何をしに来たのか」平岡敬元広島市長』『踏み込んだ発言を期待していたが… 長崎被爆者』『米大統領広島で追悼 原爆「記憶消してはならぬ」オバマ氏核廃絶へ決意』、『九頭竜湖事件 「抑圧し死に追い込んだ」 別の女性傷害致死罪 検察側が指摘』(28日付、毎日朝刊)

五月二十七日
 広島で、長崎で、伊勢志摩で。日本、いや世界じゅうの人びとが胸を熱くして核廃絶、核のない世界への新たな1歩が始まった。きょうは人類の再出発、スタートの日でもある。核戦争のない平和な世界、それこそが人類が願う永遠のテーマである(27日深夜。伊神権太記)。
 
 午後零時38分、羽田空港C滑走路を離陸滑走中の大韓航空機(ボーイング777―300型)左翼エンジンから出火しているのを管制官が気付いて機長に連絡。急ブレーキをかけ滑走路の1000㍍地点で停止、駆けつけた消防隊が30分後に消し止めた。乗客302人と乗員17人は全員、シューターで脱出し無事だった(うち19人は腰を打つなど軽いけが)。警視庁によれば、不審物は見当たらず事件性はない、という。

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 私の心のなかで新たな透明な扉が開かれ、〈かぜ〉が吹き始めた。
 オバマさんは、私たち1人ひとりの胸に決して目には見えないけれど、果てなき〈虹〉のようなものを与えてくれた。ありがとう オバマさん。そしてオバマ米大統領の被爆地・ヒロシマへの米大統領としては初めての訪問に力を尽くされた政府関係者ら多くの人びとにも感謝と敬意の気持ちを捧げたい。
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 献花し、演説するオバマ米大統領
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「71年前、雲一つない明るい朝、空から死が落ちてきて、世界は変わった。閃光と炎の壁は都市を破壊し、人類が自らを破壊するすべを手に入れたことを実証した。
 なぜわれわれはこの地、広島に来るのか。それほど遠くない過去に解き放たれた恐ろしい力について考えるためだ。10万人を超える日本の男性、女性、子どもたち、多くの朝鮮半島出身者、そして捕虜となっていた十数人の米国人を含む犠牲者を追悼するためだ。/
 世界はここで永遠に変わってしまったが、今日、この都市の子どもたちは平和の中で日々を生きていくだろう。なんと貴重なことだろうか。そのことは守る価値があり、そして全ての子どもたちに広げる価値がある。
 それは私たちが選ぶことのできる未来だ。その未来では、広島と長崎は核戦争の夜明けとしてではなく、道徳的な目覚めの始まりとして知られるだろう。」(オバマ大統領の広島演説から。抜粋)

 オバマ大統領と安倍首相の演説は、わが家の番人である次女猫シロちゃんも真剣に聴き入った=27日夕、愛知県江南市の自宅にて
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 オバマさんの被爆地ヒロシマ訪問も含め、長い旅路のようだった伊勢志摩サミットが無事、終わった。各国首脳ばかりでなく、志摩で、伊勢で、広島で、世界の果てでも誰もがそれぞれの熱き願いと祈りを込めての歴史に1ページを刻む首脳会議だった。警備に当たる人々はむろん、真珠養殖漁民や海女さんら関係した全ての地元の方々は、さぞかし大変だったに違いない。美しい海と山に囲まれた地元の理解、協力があればこそ、のサミットだった。
 どこかに潜む〈女神〉が天から、この地上に下り立ち、微笑んでくれたのか。きのう、きょうと賢島は、かつてはたちの舞が初めて近鉄鵜方駅のプラットホームに降り立ったときのように光りがさし、当初予想された大雨にたたられることもなく、天気までが味方する歴史的なサミットとなった。真珠と海女のふるさと、私たちの生活が始まったその聖地は昔のまま、どこまでも清く美しく、人情豊かでもあった。

 私と妻の舞にとっての志摩半島の英虞湾。そこはかつて着の身着のままで三重県志摩郡阿児町鵜方(現志摩市)の新聞社通信部に転がり込むようにして、私のもとに飛び込んできた舞との生活の出発の場でもある。絶望のなか、ひと筋の光りを求めて生き、長男を授かった忘れられない土地だ。それだけに、テレビや新聞などニュース画面に映る何もかもが懐かしく、報道の1つひとつが、とても気になる会議だった。
「オバマさんとしては、精一杯のことをしたんじゃないの。アベさん(安倍晋三首相)も、よくやったと思う。日本人の魂を見せてくれた」とは、かつてベ平連(ベトナム民主平和連合)にも所属した闘士で、はや初老となった舞の率直な感想である。きょうは、ここいらで筆を止めておこう。代わりに、これまでに新聞テレビで報道された紙面や画面の写真ダイジェスト版を以下に紹介し、この先人類の世界平和への一助になれば、と願う。

 以下は、ダイジェストの一コマひとコマ(中日新聞やNHKなどマスコミ各社の紙面や画像から)
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【きょうの一文・ことば】
 27日付毎日朝刊『〈私の見方 米大統領の広島訪問〉非核 責任と覚悟を 日本原水爆被害者団体協議会事務局長 田中熙巳さん(84)』の記事のなかで。田中さんのことば全文
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【新聞テレビから】
☆『〈サミット報道特別番組〉伊勢志摩と広島から 世界へのメッセージを読み解く▽歴史的訪問 オバマ米大統領が広島へ 核廃絶につながるか▽世界経済の先行きは 首脳宣言めぐる舞台裏 財政出動で日独が激突』(27日夜、NHK総合)
☆『伊勢志摩サミット 首脳宣言を採択「新たな経済危機回避」』『女性進出G7で指針 課税逃れ対策も 6付属文書採択』『オバマ氏、今夕広島へ』『人類の幸せ 広島で伝えて 県被団恊理事長(坪井直さん。91歳) オバマ氏訪問「手を携えたい」』『言葉でおもてなし〈伊勢志摩サミット〉奮闘 外国語ボランティア』『報道センターを首脳夫人が視察』、『傷害致死無罪を主張 冷凍事件など 林被告裁判員裁判』『林被告小さな声で返事』、『大韓機出火320人が脱出 羽田、テロ兆候なし』、『「命のビザ」逸話広がれ 敦賀市作製 リンゴ型タオル配布』(27日付、中日夕刊)
☆『オバマ氏、今夕広島へ』『大統領これが原爆 オバマ氏今夕訪問 焼けたもんぺ心の支え 被爆女性 資料館に寄贈』『訪問外国人 期待と注文』『〈伊勢志摩サミット2016〉三重ブランド世界へ 松阪牛PR、伊賀忍者ショーも「これをきっかけに売り出したい」 県産アワビなど3大食材が登場』『サミット首脳宣言 世界経済下方リスク 財政出動「機動的に」』『紛争解決仲裁に言及 南シナ海問題を念頭』、『沖縄県議選が告示 普天間移設・参院選占う』、『女子大生刺傷 容疑者登録警察が失念 3年前別の女性相談時』(27日付。毎日夕刊)
☆『〈写真グラフ伊勢志摩サミット〉世界の顔 美し国に 食の粋で首脳歓迎』、『被爆者に国境ない 広島の男性 米兵の犠牲調査半生ささげ』『〈伊勢志摩サミット〉「ようこそ三重」魅力発信 首脳配偶者に食や海女紹介 厳戒警備 交流少なく不満も』『拡大会合 名古屋流おもてなし 歓迎式典 手羽先、きしめん』『伊勢の原爆展をEU関係者見学』『「経済リスクに直面」一致 首相「リーマン前の状況」 伊勢志摩サミット開幕』『南シナ海厳正に対処』『原爆「現代史の曲がり角」オバマ氏きょう広島訪問』、『伊勢エビ、アワビ… 三重の七つ星首脳ら堪能』、『19歳=女子大生、南谷真鈴さん=エベレスト登頂 日本人最年少』、『市川右近さん右団次を襲名』、『〈ひと・仕事〉(短編小説「犬が鳴く」で)第29回中部ペンクラブ文学賞を受賞 阿部千絵さん(44)=愛知県田原市= 作家夢見て毎夜執筆』、『別女性にも嫌がらせ アイドル刺傷容疑者 3年前、ブログに』『「電話始めたから刺した」供述』、『長良川鵜飼30日再開 船頭死亡で当面5隻に』(27日付、中日朝刊)
☆『71年の苦難を オバマ大統領きょう広島へ かつての生活の場 祈り』『消費増税 再延期へ』『首相「リーマン前に似る」脱デフレに必要と判断』『世界経済成長を主導 伊勢志摩サミット「危機」に疑問も』『オバマ氏、被爆者と面会へ きょう広島訪問「平和を構築」』『〈伊勢志摩サミット2016〉豊かな自然文化に触れ 夫人ら海女と交流 ミキモト真珠島 素潜りに感銘』『松阪牛にぎり 伊勢エビ アワビ 自慢の食材満載』『相加高生腕ふるう「高校生レストラン」のモデル』『新興国6カ国も名古屋市で祭典』『自動運転車PR 安倍首相ら試乗』(27日付、毎日朝刊)

五月二十六日
 過ちは繰り返しません、という言葉。誰が言い始めたのかは、知らないけれど。あれは、全ての人間に対する言葉だと思うよ。
――わが相棒で、志摩への思いがことのほか強い舞が何を思ってか繰り返される伊勢志摩サミットの報道を目の前に突然、私に向かってポツリと言った。そうか。全人類に対して、戦争は繰り返すな。繰り返してはいけない、と言っているのだ。けれど、戦争は繰り返されてしまう。 現に世界の各地でテロとか紛争、戦争が毎日のように起きている。ニンゲンとは恐ろしきものだ、とつくづく思う。
        ★        ★

 伊勢志摩サミットが開幕。午前中の伊勢神宮参拝に続き、午後は志摩市の志摩観光ホテルで各国首脳による熱心な討議が始まった。安倍首相は「現在の経済状況が〈2008年のリーマン・ショック前〉に似ている。対応を誤ると危機に陥る」と強調したが、他首脳からは「リーマン級の危機というのは、いかがなものか」との発言も。ともあれ、真珠の海英虞湾を眼下に熱心な討議が始まった。
 会議の一方の主役オバマさんは、いよいよあす歴代米大統領として初めて被爆地ヒロシマを訪ねるが、どんなメッセージを世界に向けて表明するのか。被爆国日本のみならず世界中が息をころし、その瞬間を待っている。
 オバマ大統領はこの日、被爆地・広島訪問を前に記者会見し、1945年8月6日の原爆投下につき「現代史の曲がり角だった。私が行くことでもう一度核廃絶を考えたい。第二次世界大戦による罪のない人々の死の悲劇を振り返るだけでなく、戦争が今なお続いていることを私たち自身に思い起こさせるためだ」などと述べた。

 伊勢神宮内宮をそろって参拝する各国首脳を報じる中日新聞夕刊
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 サミット開催に伴い多くのドラマが展開された。安倍首相のリーマン・ショック前発言には違和感を唱える外国人記者も。オバマさんを一日千秋の思いで待つ人たちは。=メーテレの報道ステーション、CBCのNEWS23などから
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        ☆        ☆

 午前中は社交ダンスのレッスン。2級のルンバ、チャチャチャ、タンゴ、ワルツのほかに、足慣らしを兼ねてのサンバに挑んだ。ベイシック、ホイスク、ステーショナルホイスクの順で音楽に合わせステップを踏み、これを繰り返したが結構な運動量である。
 一度マスターしてしまえばナンのこともないが、ひとつ踏み足(ステップ)を間違えてしまうと、全てが総崩れになってしまい、ダンスそのものが破綻をきたす。デ、ここは先生の指導に従い、多少動きは遅くとも確実に踊ることに集中して学んだ。
 あとは、ワルツ。スピンターンする際、上半身が仰向けになることなく、むしろ前傾姿勢になるようにするにはどうしたらよいか、を学んだ。この点については、ターンをしたあと右足を後ろにヒョイと出すと、全体の流れがよくなる「秘伝」を教えていただいた。

 帰り際、加賀乙彦さんのフランス語による熱唱をお聴きして以降、このところ〈夢に夢を重ねて…〉の歌詞がずっと気になり、無性に踊りたく思っている「枯れ葉」について、この曲は何になりますかと先生に問うと、曲を聞かせてよ―とのこと。デ、越路吹雪のシャンソンをスマホで聞いていただいたところ、先生はウーンとうなったあと「ルンバの超おそいヤツかな」と言いながら踊ろうとした。でも、ルンバにしてはあまりにもテンポが遅すぎる。
 それでは踊れない、と疑問を感じた私は、次にジャズの「枯れ葉」を聞いていただいた。
と、先生いわく「この曲なら、ブルースかな。タンゴでもいけるはず。これなら、大丈夫よ」と、その場でメロディーに合わせ踊られ始めた。華麗に舞うその姿には、どういってよいのか。とても優雅な社交ダンスを見る思いだった。私自身、ゆくゆくはこの〈枯れ葉〉でダンスを踊ってみたく思っている。

        ×        ×
 最近のはな子と悼む声
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 東京・武蔵野の井の頭自然文化園で飼育され人気者だった雌のアジアゾウ「はな子」が老衰のため亡くなった。朝、室内で横たわっているのを飼育員が見つけ立たせようとしたが、徐々に反応がなくなり午後3時すぎに息絶えたという。戦後まもなく来日し、ずっと日本人とともに花も嵐も乗り超え暮らしてきた、はな子。69歳の旅立ちは、まさに静かで穏やかな旅立ちだったという。おやすらかに― は・な・こ!

「人間が近づかぬよう、10万年後まで地下70㍍に封印。低レベル放射性廃棄物埋設の規制方針。どうやって引き継いでいくのだろう。」とは、本日付毎日夕刊の〈近事片々〉氏。ほんとに、どうやって引き継いでいくのか。第1、そのころは既に人間など存在していないかもしれないのに。
        ×        ×

【きょうの一文・ことば】
 70年の間で初めて(米大統領として)こられる。その勇気と来られることがとても大事。求めているのは謝罪ではない。原爆慰霊碑に拝まれて、資料館を見られて、そのときの気持ちを皆さんに伝えてほしい。それをしてください、と私は心のなかで祈っています。
=26日夜のCBC『〈NEWS23〉オバマ待つ広島の緊張』の中で。1・5㌔で被爆し爆風で飛ばされた原爆乙女、笹森恵子さん(83)のオバマ大統領に期待する声

「わが国の伝統にそった形で表敬いただいた」「神宮の凛とした空気に触れ、日本の精神文化をじかに感じていただいたことは、大変意義深い。これを機会に、自然、平和、祈りが調和している日本の文化が、国際平和と発展に一層貢献できることを願う」
=26日付の中日夕刊『「伝統そった形で表敬いただいた」大宮司がコメント』の記事のなかで。伊勢神宮のトップ、鷹司尚武大宮司が首脳の訪問後に発表したコメント

【新聞テレビから】
☆『伊勢志摩サミット開幕 経済、テロ対策議論 首脳ら伊勢神宮訪問 内宮に勢ぞろい』『伊勢の森首脳包む 市民ら歓迎ムード』『悪天候厳戒の陸路 3首脳ヘリ使えず』『際立つ存在感 オバマ大統領リムジン』『沖縄県議会が抗議決議 遺棄事件 海兵隊撤退を要求』『オバマ氏発言 米「遺憾」に訂正』『米国務長官が深い謝罪の意』『元米捕虜 広島訪問取りやめ 米政府、招待を見送り』、『クリントン氏 「規則違反」メール問題、国務省が報告書』、『里見が美濃囲い 女流王位戦第2局』、『流通大手節目の株主総会 セブン新経営体制に』『「ユニー・ファミマ」承認』(26日付、中日夕刊)
☆『夕張メロン300万円 史上最高値』、『次回サミットシチリア島 伊首相表明 難民対策アピール』『ようこそ神宮へ 小旗で総出の歓迎「日本人の精神性感じて」』『被爆者の声来て聞いて 米大統領広島訪問「はだしのゲン」作者中沢啓治さん オバマ氏への手紙発見』『空港から陸路195㌔ 悪天候首脳ヘリ飛べず 高速道規制』『伊勢志摩サミット開幕 経済成長へ「強固な対応」首脳宣言に明記』『被爆者と対話 米大統領検討』『地位協定見直し「言及なく残念」沖縄知事が批判』『米海兵隊の撤退要求 抗議決議 沖縄県議会が可決』、『リニア延伸前倒し検討 政府・JR東海 大阪へ最大8年』、『台湾の2市長が熊本を来月訪問 2億円を寄付』(26日付、毎日夕刊)
☆『〈伊勢志摩サミット きょう開幕〉 見た 撮った 握手した 各国首脳の現地入り「歓迎」』『カナダ首相は夫婦で山登り 結婚記念日を祝う』『成功に足並みそろえて 世界のNGO(非政府組織)パフォーマンス』『広島、沖縄への思い深く オバマ氏会見、重苦しさ』『オバマ大統領哀悼の意 沖縄遺棄 日米首脳が会談 地位協定改定に消極的』『「県民の理解得られない」翁長知事が批判』『サミットきょう開幕 三重県、年内に独自宣言』、『名古屋ボストン 閉館へ』、『三菱自 特損191億円 燃費不正 補償の一部に』、『愛知県は5100万円賠償を 名高裁判決 勾留中失明、逆転勝訴』、『不明の船頭=関市小瀬、山田勇二さん(73)=遺体で発見 長良川鵜飼 川で流され、溺死か』(26日付、中日朝刊)
☆『ウィンドウズ10「勝手に更新」 利用者から苦情 相次ぐ』、『〈伊勢志摩サミット2016〉心込めておもてなし 7カ国首脳きょう伊勢神宮訪問 門前町旗揚げ歓迎』『大統領に新成人が花束』『沖縄軍属事件 米大統領「深い哀悼」 日米首脳再発防止へ全力 G7サミットきょう開幕』『「基地のない沖縄を」東京で集会』、『教習所の津波犠牲和解 大幅減額25人分1250万円に 仙台高裁』、『〈熊本地震ふるさとよ〉「満点避難所」25歳仕切る』、『女子大生刺傷「ストーカー」対象外 SNS書き込み 警察「切迫性なし」』(26日付、毎日朝刊)

五月二十五日
 首脳会談後の記者会見に臨んだオバマ大統領と安倍首相=25日夜。NHK総合テレビの生中継から
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 夜。安倍晋三首相とオバマ米大統領が三重県志摩半島での主要国首脳会議〈伊勢志摩サミット〉の開幕を前に、サミット会場である賢島の志摩観光ホテルでの会談に臨んだ。専用機エアホースワンで中部空港に降り立ったオバマ大統領はヘリコプターで志摩へ。首脳会談後は両首脳そろって共同記者会見、記者団の質問に応じた。
 冒頭、安倍首相が米軍属の男(元米海兵隊員)による沖縄県の女性遺棄事件について「身勝手で卑劣極まりない行為には沖縄はじめ日本中が強い憤りを感じており、日本の総理として強く抗議。日米地位協定にはさまざまな議論があるが、目に見える改善を積み重ねてほしい旨、要望した」と述べたのに対し、オバマ大統領は「心からの深い哀悼と遺憾の意」を表明すると同時に「地位協定があるからといって、日本の司法制度で訴追を受けることを妨害するものでは決してない。全面的に捜査に協力し、再発防止につながる全てを行いたい」と言明。引き続き、沖縄の基地負担軽減に日米が全力を尽くすことで一致した、とも強調した。
 また、大統領としては初の被爆地・広島への訪問については「戦争というのは、両方が苦しむということをあらためて〈世界〉に知ってほしい。戦争を防ぐことこそが先決だ。第二次世界大戦で命を失った多くの人々に敬意を表し、核兵器のない世界の実現を示し、日米同盟の強化を強調することができる」などと語り、安倍首相も「核兵器のない世界実現への力になると確信している」と歓迎。首相自身のパールハーバー(真珠湾)への訪問については「今現在、ハワイを訪問する計画はない」と述べた。
        ☆        ☆

 昨夜からずっと読むことと書くことに夢中だったので、といまさら言い訳はすまい。本来なら、きょうは朝1番で近くの公民館まで出向いて8月25日分(木曜日)の社交ダンスのレッスン会場を確保する役割を順番で仰せつかっていたのに。ダンスのことは、すっかり頭から離れ、忘れていた。というよりも、執筆その他で頭がいっぱいで、それどころではなかったのだが。「まさか、きょうが場所取り日だったとは」。

 というわけで、午後ひと段落したところで、市立図書館へと立ち上がった刹那に、なぜかこの物忘れに気づいたので、さあ~、それからが大変。かといって、たとえ既に他グループに場所を確保されていたとしても、だ。その昔、禄を食んだブンヤ(新聞記者)の世界には【現場百回】という言葉があるではないか、と自らを叱咤激励し最寄りの公民館へと車を走らせた。結果は、運良く他のグループの「その日の申し込みは今のところありません」とのことで、場所は無事、確保とあいなった。

 とまれ、このところ私が1番気にしている伊勢志摩サミット開催直前のなか、名も知れぬ地方ではこうした人間たちのドラマが繰り広げられているのである。社交ダンスのレッスン場を確保できた私は最初の目的どおり江南市立図書館へ。加賀乙彦さんの本2冊、〈ああ父よ ああ母よ〉と〈夕映えの人〉を借り帰宅したが〈永遠の都〉は所蔵されていなかったので【1.夏の海辺】をとりあえずリクエストさせていただき、帰ったのである。
 在職中は新聞社近くの県立図書館によく行ったものだが、蔵書数こそ少ないが地方の図書館もそれなりに味わい深く、気に入った。これからは、ちょくちょく顔を出そうと思う。

 夕食時。再び疼き出した歯に顔をしかめると、舞いわく「もしかして。神経からきてるのでは。あれもこれも、と欲張るからよ。なんでもいいので1日ひとつだけにしておかなきゃあ。眠くなったら寝るの」と言われてしまった。

【きょうの一文・ことば】
 僕は二歳から十八歳まで、三重県名張市で育ちました。その縁で、伊勢志摩サミットの公認サポーターとして応援ソング「TIME」を担当させていただきました。
(中略)
 僕は政治経済に詳しくないので、サミットについて語ることは難しいですが、これを機に、宝物がいっぱいある三重の魅力が世界に伝わればいいなと思います。そして、各国の首脳が集う会合が、ただ主権を争うのではなく、手をつなぐ場であってほしいと願っています。
=25日付中日朝刊〈2016伊勢志摩サミットあす開幕〉別刷り特集『国超え手をつなぐ時 平井堅さんメッセージ』の中から。応援ソングをつくった平井さんが本紙に寄せたメッセージの抜粋

【新聞テレビから】
☆『伊勢志摩サミットあす開幕 「主役」続々賢島へ オバマ氏は今夜日本に』『警備体制最高レベル 空港、伊勢神宮ピリピリ』『うまし三重PRの好機〈伊勢志摩サミット〉メディアセンター食事 海外記者ら舌鼓』、『日本化学会会長に中部大の山本教授』、『太陽光入札で買い取り 再生エネ改正法が成立』、『71歳女将有終シャンソン 豊橋50代で挑戦魅惑のステージ』、『米作家反トランプ声明 良心の問題として断固反対 スティーブン・キング氏ら』、『ポール・マッカートニーさん ビートルズ解散後「うつ状態」だった』、『長良川で遺体発見 不明船頭の可能性』、『立てこもり女性保護 松山 発生16時間 容疑の男逮捕』(25日付、中日夕刊)
☆『夕張メロン 今期初収穫』、『沖縄米軍属事件 首相、綱紀粛正要求 今夜、日米首脳会談』『オバマ氏広島訪問 国内外から注目』『「被爆者の目を見て」(核兵器廃絶を目指す国際的な科学者組織)パグウォッシュ会議会長ら』『カナダ首相夫妻三重に一番乗り』『〈伊勢志摩サミット2016〉花、MRJ、燃料電池車、名古屋めし… 愛知県産品PR躍起』、『震災伝える「語り部」に 妹亡くした大川小卒業生 広島の子どもと交流』、『「ジャパン・アズ・ナンバーワン」に脚光 中国の書店に平積み』、『シリアIS「首都」奪還作戦開始 クルド、米支援受け攻勢』、『アイドル刺傷 警察、現場把握せず 被害者が110番 自宅に向かう』、『東証一時300円高』(25日付、毎日夕刊)
☆『〈別刷り特集〉国超え手をつなぐ時』『〈開幕まで1日 伊勢志摩サミット〉期待 子どもの貧困・難民対策 市民団体賢き策を』『落胆 宿泊取り消し続出 警備 広島、熊本へ』『会場のテロ警戒不法電波を監視 東海総合通信局』『カナダ首相一番乗り』『伊勢志摩サミットあす開幕 「核」「テロ対策」テーマ 記者も厳しい手荷物検査』『メディアセンタープレオープン 別館で三重と和 演出』、『名古屋ボストン契約終了 美術館側調整 赤字で18年度限り』、『名商次期会頭に山本(亜土)氏 名鉄出身は9年ぶり』、『トラクター狙われています 東海3県11台盗難被害』(25日付、中日朝刊)
☆『食料品買いだめ (間崎島の)離島住民 立ち入り規制中』『日米首脳今夜会談 米軍属事件 再発防止策を協議』『被爆者招待で調整 オバマ氏広島献花の場 日米両政府』『経済安定化へ決意 G7サミットあす開幕 会場周辺厳戒警備』『〈伊勢志摩サミット2016〉地球規模でつながろう 市民サミット閉幕 世界変える僕らの声』『参院選313人出馬予定 全1人区で与野党激突』、『水路から凶器の棒 沖縄・遺棄 米軍属、証拠隠滅か』(25日付、毎日朝刊)

五月二十四日
「世界経済」をはじめ、「核」と「テロ対策」「シリア難民」「タックス・ヘイブン(租税回避地)を利用した課税逃れ」などをテーマとした先進7カ国(G7)による主要国首脳会議、伊勢志摩サミットがいよいよ明後日、26日に迫り、中部地域はどこも厳戒態勢が敷かれ、ものものしい雰囲気に包まれている。
 かつて【真珠と海女のふるさと】を〈志摩〉の枕詞に何度も何度も新聞記事を書いてきた、わが青春の地がナンダカ日に日に外部の手によって、いつもの志摩ではない、別の顔になっていきそうで心がざわめいている。賢島はじめ鵜方、安乗、立神、甲賀、志島、国府……の人々が保安検査場を通って島に入るなぞ、信じられないことだ。

 このうえは、オバマ米大統領のヒロシマ訪問も合わせ、世界の首脳たちが世界平和に向かって足並みをそろえ、それなりの効果をあげ無事平穏にサミットが終わることを、ただただ祈るばかりである。そして伊勢志摩の地が元の笑顔に戻ったら、出来るだけ早く現地を訪ね、森羅万象もの皆全てを慰労したく思う。
        ❤        ❤

 私自身も一匹文士(いっぴきぶんし)としてメンバーに加わる「脱原発社会をめざす文学者の会」の会報第6号(2016年5月)が、江南のわが家に届いたので、あらためて目を通してみる。

 わが家に届いた脱原発社会をめざす文学者の会の会報第6号の1面
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 シンガーソングライターで脱文学者の会会員、「東日本大震災に咲く会ひまわり会長」でもある橘光顕さんの1面トップ記事〈追悼式に寄せて〉をはじめ、私すなわち伊神権太の〈☆夢に夢をかさねて。負けないで!〉、橘かがりさんの〈福島のこけし〉、村上政彦さんの〈シラコバト追悼式・第3部、そして第4部〉、森川雅美さんの〈日録―2016年3月11日上尾市シラコバト団地追悼式に―〉〈静かな小春日に―シンポジウム「いのちと原子力、私たちの未来への道」私見〉、森詠さんの〈いのちか、原子力か〉、山本源一さんの〈報告「文学サロンについて」〉、そして同じ会員である林京子さんから森詠さんあてに届いた〈林京子さんの手紙〉と、どれもこれもが読み応えのある被災地への愛と人間社会への警句が込められた内容ばかりでこうした努力を続けてさえいけば、いつの日にか脱原発社会への道が開けるのではないか。たとえ道は果てなくとも、次第に輝きのようなものが近づいてくる、と。そんな思いにとらわれたのである。

 ここでとりわけ私の心に染みた一節を以下に抄録として紹介させていただく。
――アーニーさんは福島の被災地を訪ね、除染の実態を視察して回った。
「除染されたのは居住区だけで、山林は手付かず。そのため山林の放射能に汚染された土や埃は、風や雨に乗り除染済みの居住地に再び降り積もっている。あいかわらず汚染は拡がっている。イノシシたちは、放射能汚染の影響か、白内障にかかっていた」
「福島の原発事故で放出された放射能の微粒子は、人体や車両に付着して、全国各地に拡散しつづけている。福島から遠く離れた名古屋の家庭で掃除機が吸い込んだ微量のゴミから7ミクロンの放射性物質が見つかった。
 放射性物質は、どんなに微量でも、体内に取り込まぬようにしないといけない。日頃から外出から帰ったら、家の外で衣類や躰に付着した塵や埃を叩き落とし、出来るだけ家の中に持ち込まないように心がけることが大事だ。」
「福島の被災地には、刈り取った草木や汚染物質を詰め込んだ黒いビニール製のフレコン袋が七千万個もある。かつての田圃などにそれらが積まれ、見渡す限り、そこかしこに置かれている。しかし、あと五年も放置すれば、それらは破損し、汚染物質が外に漏れだす。厄介なことに、それらを処分しようと焼却すると放射能を空中に散乱させることになる。今後、それらのフレコンバッグをどうしたらいいのか考えねばならない。」
「福島第一原発のメルトダウンした原子炉の周辺を流れる地下水を止めることは出来ない。すでに汲み上げて保管している放射能汚染水は80万トンに達し、いまも一日に550トンずつ増え続けている。地下水は引き続き太平洋に流出しており、このまま手を拱いていれば、十年、五十年、百年と果てしなく太平洋を汚染し続ける。
 東京電力や日本政府は、彼らだけで汚染水対策をしようとし、我々外国の知恵を出しても耳を貸そうとしないのは問題だ。太平洋の放射能汚染を防ぐのは、日本だけでなく世界の問題だからだ。」=会報第6号の〈いのちか、原子力か(森詠さん)〉の中から抜粋
※アーニーさんとは、ことし3月4日に鎌倉で開かれたシンポジウム「いのちと原子力、私たちの未来への道」(「脱原発社会をめざす文学者の会」も参加した同未来への道実行委主催、鎌倉市教委後援)にアメリカから招かれた原子力技術者や放射能研究者のひとりのアーニー・ガンダーセンさん。アメリカの原子力発電に45年にわたり関わってきた原子力技術の専門家で、原子力企業ニュークリア―・エナジー・サービス社副社長として長年勤めたキャリアがあり、原子炉運転資格も所有。福島第一原発のGE製の沸騰水型BWR原子炉の設計にも携わった原子炉のプロで著書に〈福島第一原発 真相と展望(集英社新書)〉がある。

 森詠さんの〈いのちか、原子力か〉のなかには米原子力情報サービスの女性生物学者メアリー・オルソンさんのニューヨーク国連本部での「核兵器不拡散条約の再検討会議」の席などでの衝撃的スピーチも紹介されていた。会報から
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 時世時節は移ろい。オバマ米大統領「ハノイの微笑」。対ベトナム武器禁輸措置を完全解除。果てなき泥と炎の戦い演じた敵もきょうの友。
 南シナ海の波高く。
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 口と目の動きで的確な表現。ヘルパーが支えるコミュニケーション。国会で、ALS患者、岡部宏生さんの訴え。
 言論の府を引き締める。
=いずれも24日付毎日夕刊〈近事片々〉から
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【きょうの一文・ことば】
「日米首脳が神宮に並ぶことは、過去の争いを乗り越え、平和を願う上で広島とともに意義がある」=24日付中日夕刊『〈伊勢志摩サミット 首脳に期待「広島とも重なる」〉伊勢神宮訪問共存の一歩に 皇学館大特別教授桜井治男氏に聞く』のなかで。桜井さんのことば

【新聞テレビから】
☆『「オバマ氏被爆者と面会を」オリバー・ストーン氏ら書簡』『謝罪はいらない。ヒロシマに心寄せて 「原爆の子」執筆男性 米大統領来訪に思い』『〈開幕まで2日 伊勢志摩サミット〉スタンプで三重発信』『〈なんどらそや〉〈行こにっ! だいすきやにっ〉特産品や海女さんかわいらしく LINE用5~6倍に急増』、『益城町テント村撤去へ 熱中症の恐れ 600人、順次避難所に』、『ペンクラブ「戦争と文学」シンポ 「主張していかなければ」』、『「義経千本桜」木ノ下歌舞伎が再演 “今”を投影新たな舞台 多田淳之介演出 対立と和解描く』、『ヘイトスピーチ対策法が成立 罰則なし実効性に疑問も』、『長良川船頭依然不明 鵜飼い今夜は中止』(24日付、中日夕刊)
☆『〈伊勢志摩サミット2016〉反対デモこぢんまり 三重で申請 数十人規模9件のみ』『真珠養殖識別旗付け英虞湾』『MRJ(国産初のジェット旅客機、三菱リージョナルジェット)も見ていってね』『「被爆者と面会を」有識者70人米大統領に要請 オリバー・ストーン氏ら』、『那覇市議会が抗議決議可決 米軍属事件』、『結婚の不安「お金」4割 英仏より高く 未婚の一因 内閣府国際調査』、『日本ハム本拠地移転検討 札幌近郊で新球場建設』、『女性を盗撮容疑43歳弁護士逮捕 (小1女児が殺害された)今市事件を担当』(24日付、毎日夕刊)
☆『技術、軍事利用の恐れ 科学者は自覚持って ノーベル賞益川さんインタビュー』、『困窮学生に役立てて 本紙に匿名寄付1000万円』『貧困に苦しむ子一人じゃないよ 連載通じ1000万円寄付 財団「自立のため使う」』、『〈伊勢志摩サミット〉四日市公害教訓世界が学んで 語り部ら市民サミットで訴え』、『「市長へ現金」再び証言 美濃加茂事件 業者、控訴審でも』、『難病のALS患者、岡部宏生さん「国会が障害者らへの配慮に取り組んで」』、『「スパイ行為」と中国で拘束 稲沢の男性を起訴』、『長良川鵜飼で73歳船頭不明 鵜追い飛び込む?』『箕浦宗吉氏死去 89歳 名古屋商議所元会頭』(24日付、中日朝刊)
☆『米、武器禁輸を全面解除 対ベトナム オバマ氏表明』、『〈伊勢志摩サミット26日開幕〉 100隻体制で海上警戒 英虞湾』『地元の業者ため息 宿泊キャンセル1.4万泊分 警備体制熊本・広島への見直しで』『おもてなしブース開設 中部国際空港』、『被害最大4.6兆円 熊本地震「中越」上回る 内閣府試算』、『東京五輪疑惑 竹田会長発言転々「事務局判断」から「私が署名」』、『神戸児童殺傷「もう関わりたくない」加害男性手記に遺族失望』、『出生率21年ぶり高水準 15年1.46 晩婚の進行鈍化』(24日付、毎日朝刊)

五月二十三日
 群馬県桐生市で34・2度を記録するなど日本列島は、ことし1番の暑さに。名古屋32・8、仙台31・7、東京30・9、大阪30・7度といずれも30度以上になり、全国929観測地点のうちの214地点で30度を越す真夏日となった。
 シリアでは地中海に面した西部のラタキア、タルトスのアサド政権支配地域の2都市で過激派組織「イスラム国」による連続同時爆破テロが相次ぎ、148人もの尊い命が奪われた。やはり、人間とは殺戮を犯すいきものなのか。この悪行は、もはや人間社会ではどうにも止まらないことなのか。殺し合いなどしなくても、風水害や地震などで十分に傷めつけられているのに。なんと性懲りもないニンゲンたちなのか。あゝ

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 山崎豊子さんが「陽が傾き、潮が満ちはじめると、志摩半島の英虞湾に華麗な黄昏が訪れる…」と描いた海は今、厳戒態勢で窒息寸前か。五芒星が魔を封じ、元の静かな海に戻れますよう。」とは、きょうの中日夕刊の〈夕歩道〉。同感である。
 そういえば、かつて真珠の海、英虞湾を飛び回っていたころ、山崎さんには取材に訪れるつど、志摩観光ホテル内の喫茶でコーヒーをおごってもらったものである。あの名作〈華麗なる一族〉が世に出たのも、ここ志摩観光ホテルからだった。彼女は長期間、このホテルに滞在し小説を書き上げた。
 ちょうどドラゴンズの谷沢選手が全盛期のころ。谷沢は自主トレで賢島を走り、酒をからだにぬって洗い流しお風呂に入る手法で自身のからだを鍛錬し話題をさらった。昭和49年ごろだったか。ドラゴンズが巨人の連覇を阻んでセ・リーグ優勝を果たしたころの話である。
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【きょうの一文・ことば】
(議員がご指摘された2兆3637億円の)全てが課税されているわけではないのは事実だ。課税逃れを見直さねばならないことは、おっしゃるとおり。
=麻生太郎財務大臣がこの日の国会で共産党議員のケイマン諸島でのペーパーカンパニー存在の事実に関する質問に対する答弁で
※ケイマン諸島は、カリブ海に浮かぶ英国領で租税回避地(タックス・ヘイブン)の島で知られ、日本の金融投資、融資残高は63兆円(2015年末現在)にのぼるとされる。大和総研ではこの現状につき「あくまで合理的な企業行動であり、法律上の問題があるわけではない。ただ、こんごの国際世論や規制の動向次第で、租税回避地での金融取引が一定の制約を受ける可能性はある」としている

【新聞テレビから】
☆『〈大波小波〉「踏み絵」を踏まされる時代』『「わだつみのこえ」きょう没後70年木村久夫 召集前の手帳 果たせなかった 経済書翻訳(加古陽治)』、『名古屋で初の真夏日』『〈開幕まで3日 伊勢志摩サミット〉海外メディアの取材殺到 海女脚光 ユネスコ文化遺産登録へ追い風』『オバマ氏待つ「被爆アオギリ」』『陸自ヘリVIP用に変身 オバマ大統領は自前で米軍機』『海自護衛艦名港に着岸』『三重県の木「神宮スギ」 首脳内宮に植樹へ』『一足早く市民がサミット 四日市』、『「基地あるゆえの犯罪」沖縄女性遺棄 翁長知事、首相と会談』、『〈脱原発推進 独の今 フランクフルト・ルポ〉生かそう再生エネの知恵 自然生かし空調・給湯 公共建築に導入』『理想かかげ経営努力 顧客サービス充実 電力仕入先工夫』『シェーナウ電力会社 自由化たくましく事業拡大(垣見洋樹、写真も)』、『〈デスクの眼〉核兵器「非人道性」巡る矛盾』、『隠れ家 怪物登場 逃走路 映画の中の下水道 元名古屋市職員が一冊に』(23日付、中日夕刊)
☆『〈G7伊勢志摩サミット〉各地の駅厳戒 ロッカー封鎖/行き交う警察官 24時刊態勢で警備も』『最新装備で守れ ▶ドローン捕まえるドローン◀最高速70㌔ゴムボート▶水中カメラ 中部空港沖にはブイ』、『「オバマ氏に訴えたい」沖縄米軍属事件 翁長知事、首相に』、『「保育所入所基準 明確に」6割 厚労省保護者ネット調査』、『貿易黒字8235億円 3カ月連続 原油安が寄与 4月』『G7成果乏しく東証一時300円安』、『■■Topics『薄田泣菫書簡集』完結 文人たちの息づかい 出身地の倉敷市収集 産官学が協力』(23日付、毎日夕刊)
☆『〈桟敷席〉稀勢2ハイ2ハイ連続13勝 綱とり名古屋へ 初優勝が昇進条件』『(11勝4敗の)御嶽海初三賞 敢闘賞』『白鵬全勝V最多12度目』、『〈国内115人アンケート〉被爆者78%謝罪求めず 米大統領訪問91%評価』『広島市長も求めず』『〈伊勢志摩サミット 開幕まで3日〉核廃絶伊勢でアピール 広島・長崎から遺品や写真』『メディアセンター完成』『「G7ユース」三重大で議論』、『十六銀男性「過労でうつ、自殺」遺族、労災認定求め提訴 名地裁、25日に初弁論』『「異常な働き方、明らかに」無念の父裁判へ思い』、『「贈り物返されカッと」アイドル女性刺傷で容疑者』『ストーカー部門に武蔵野署連絡せず』、『火事中1男子が死亡 港区、祖母や姉らやけど』『「パティシエに」散った夢』(23日付、中日朝刊)
☆『避難所から通学801人 熊本地震学習環境厳しく』、『〈伊勢志摩サミット2016〉ヒロシマ・ナガサキ原爆展開幕 首脳へ 核廃絶訴え』『報道陣取材拠点 伊勢で完成式典』、『笑点6代目司会者 昇太さん 歌丸さん 終了後に涙』、『租税回避地使い核取引 リビア130億円送金 00~03年』、『タリバン指導者を殺害 マンスール氏 米軍が空爆 パキスタン』『アフガン和平に影響 指導者殺害 タリバン内部混乱も』、『軍事研究6割制限なし 国内主要大学 指針策定せず』、『■福山雅治さん宅、侵入の容疑者(48歳。マンションの管理や住人の世話をしているコンシェルジュの女性)を逮捕』(23日付、毎日朝刊)

五月二十二日
 ガールスカウトの日だそうだ。日本テレビ系演芸番組「笑点」の司会を務めてきた落語家桂歌丸さん(79)が最後の出演。後任の6代目司会者には、春風亭昇太さん(56)が抜擢されることに。ナゴヤドームでの巨人戦。昨季途中の右肘手術などで低迷していたドラゴンズの吉見投手が昨年5月9日いらいの白星(中日5―1巨人)。お立ち台にたった吉見は「何勝もしてる=昨年までに74勝=けど、きょうが1番うれしい。野球ができることが奇跡です」と喜びをあらわにした。

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 少しは育ってきたタマネギたちと、スイカ苗が植えられた〈エデンの東〉畝
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 きのうトミさんから頂いたスイカ苗を手に、久しぶりにわが畑〈エデンの東〉に二人で出向いた。出向く前に市内の園芸肥料店へ寄り、女性店主にスイカ栽培の方法についてあれこれ伝授してもらう。彼女によれば、「鶏糞肥料の場合、スイカが水っぽくなってしまう。油粕にすれば甘さが格段と増す。ただし油粕は必ず苗よりも下か周辺にする。そうしないと、スイカ苗が肥料焼けしてしまう」とのことだった。
 デ、少しだけ分かった気持ちになり、イザ出陣とあいなった。畑に着くと、さっそくスイカ用の畝をつくり、トミさんからもらった苗2本を、両腕の広さひとひらほどの間隔を開け植えたのである。こんごはワラを敷き、黄色い花が咲いたら受粉もさせなければ、と思うと何やら頭が痛くなってくる。が、ここは舞という強力な相棒と一緒に失敗を恐れず挑戦してみたい。
 嬉しかったのは、彼女が気にしていたタマネギが、それなりに育ってきていたことだ。頭を垂れて収穫サインを示すまでには、かなりかかりそうだが少しだけ嬉しい気がした。「まだまだ。まだよ。(他の畑のそれに比べたら)比べものにならないわよ」と叫ぶ舞の声も心なしか弾んで聞こえた。
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「ご心境という言葉は私のなかで存在しません。だからお答えしません」「〈喜んでいらっしゃる〉とは、はた迷惑な話。80歳の人間に賞を与える場面が起こってしまったことは日本文化にとって、嘆かわしいことだと思っています」……
 この言葉を耳に思わず私の口から出たことばは「ハスミという男。あれではイカン。とんでもない。思い上がりも甚だしい。80を代表して【こんな年になっても賞をいただけ、感謝感激で励みになります】となんで言わんのか。思い上がりも甚だしい」だった。

「伯爵夫人」で第29回三島由紀夫賞とやらを受賞した元東大総長でフランス文学者の蓮實重彦なる人物。新聞テレビなどで、やいのやいのともてはやされてきたトドのつまりが、これである。記者会見の様子を見ていると、なんだかお山の大将というか、人間にとって最も醜いおごり、長年の芥が全身から噴き出している気がする。これではいけない。私に言わせれば、どこかに〈トウダイ出身のえりいとだった〉という何の力もない、そんな虚栄がちらつく。こんなジンに人の胸を打つものが書けるはずもない。
 それに記者たちは何やっとるんだ、と言いたい。そこで引き下がってしまっては相手の思うつぼである。私だったら「お答えできません、と言って答えていられるではないか。これまでの他の受賞者に対しても大変失礼な物言いだと思いますが、この点についてひと言話してください。嬉しくないのなら、辞退して当然ではないのか。」と切り返すのだが。

 ちなみに弁護士の私の兄は東大文1出身だが、そんな傲慢さなぞカケラもない。兄のようにトウダイ出でも品格、人格、謙虚さともに人間味あふれる人はいっぱいおいでになることを、ここに付け足しておきたい。このハスミなる男、何かにつけ、チヤホヤされ過ぎ、甘やかされて育ってきているので今さらのニンゲン改造、すなわち改善は無理である。文句があれば、直接、わたし伊神権太を訪ねて反論してくれたまえ。私の考えをしっかり教えてあげよう。
――と、まあそんなことを思っていたら、東大生5人が強制わいせつで逮捕のニュース、同じ東大生が「勉強のし過ぎで、遊び方が分からなくなっちゃったんじゃないか」とコメントしていた。もちろん許されないことで断罪されるべきではあるが、むしろ、こちらの方が分かりやすい。世の中、すなおが1番。文学もすなおなタッチでこそ、人々の胸に迫るものが書ける。私は常々、そう思っている。

 これを読んだ皆さんには、ぜひ他山の捨て石にしてほしい。
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 ■「原爆投下は誤り」、英では多数―とは、きょうの毎日朝刊。記事は、英国の調査会社が原爆投下が正しい決定だったかどうかを問う世論調査を米英両国で実施したところ、英国では41%が誤った決定だと答え、正しい決定と答えたのは28%だったのに対して、米国では正しいが45%、誤りが25%だった、といった内容。ただ「原爆の発明」については、「悪い事」との回答が両国とも6割を超えた、とのことだ。人びとを殺戮し不幸のどん底に突き落とす原爆など悪の象徴でしかない、ことは皆わかっている。
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【きょうの一文・ことば】
♪十分に咲いて葉になる桜かな  豊屋素陽の辞世句
=愛知県江南市内在住のフェイスブックの友の書き込みから
※素陽は、明治初期の江南を代表する俳人。大庄屋で経済人、古知野銀行の創設者。明治26年3月に俳誌「花月集」を出版

【新聞テレビから】
☆『〈開幕まで4日 伊勢志摩サミット〉賢島封鎖空気一変 消えた観光客 高まる緊張(志摩通信部・安永陽祐)』『名古屋上空にオスプレイ』、『〈サンデー版大図解〉京野菜』、『米政府家族に謝罪を 沖縄女性遺棄事件 ヘリー元国防長官インタビュー』『女性葬儀 涙と怒り』、『白鵬 最多37度目V 夏場所』、『女子バレー リオへ』、『〈ジュニア中日〉舞妓さんにうっとり 岐阜 長良川鵜飼の観覧船 あでやかな踊り披露』『海女84人、アワビ採る神事 サミットを記念=鳥羽市の海岸で伊勢志摩サミット開催を記念して海女漁の儀式「御潜(みかづき)神事が再現された』、『〈訃報〉西村滋氏(にしむら・しげる=作家)21日、多臓器不全のため死去、91歳。代表作「お菓子放浪記」(76年)は木下恵介監督がテレビドラマ化した』、『アイドル刺され重体 東京、傷害容疑 ファンの27歳男逮捕 警察に何度も相談』(22日付、中日朝刊)
☆『募金で女川♡熊本 津波で姉亡くした小3次女』『熊本地震 校庭に仮設建設 田畑と「交換」し体力維持』、『〈伊勢志摩サミット2016〉「封鎖」賢島ひっそり 漁船消え光る警察の目』『県産食材でおもてなし? 「極秘」メニューに地元やきもき』『G7財政出動は各国判断 税逃れ対策で一致 財政相会議閉幕』、『刃物の傷骨まで 米軍属、強い殺意か 沖縄・遺棄容疑』『告別式に800人「許せない」』、『35自治体民泊緩和せず フロント設置義務付け』、『〈Sストーリー〉ものづくり「広報大使」――玉屋庄兵衛さんのからくり』(22日付、毎日朝刊)

五月二十一日
 主要国首脳会議〈伊勢志摩サミット〉を前に午前6時、本土と会場の島をつなぐ2本の橋のひとつ、全長153㍍の賢島大橋が蛇腹状の柵で閉められ、とうとう全面封鎖された。一方、シャトルバスが通る東側の賢島橋では島に入る手前の保安検査場での運用が始まり、通行車両に停止を求めての警備員による通行証や車内、トランクなどの確認が始まった。
        ☆        ☆

 高気圧に覆われた日本列島は、この日各地で気温が上昇。岐阜県郡上八幡市で31・7度、多治見市で31・3度、岐阜市と長野県飯田市も30度で初の真夏日に。名古屋市29・7度、津市28・4度と、のき並み暑い1日となった。
 中日ドラゴンズの田島投手がナゴヤドームでの巨人戦で2リーグ制後のプロ最長記録となる開幕から27試合連続無失点記録を達成(試合の方も6―4で中日の勝ち)。東京・両国国技館での大相撲夏場所。横綱白鵬が千秋楽を待たずに14戦負けなしで通算37度目の優勝を決め、自身の持つ歴代最多優勝記録を更新。

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 久しぶりに足を運んだ岐阜・各務原での社交ダンスのレッスン。アウトサイド、シャッセ、ツーライト、シービーエム、スピンターン……となんだか〈異国の丘〉でステップを踏んでいるような不思議な感覚に。そんななか、「ゴンタさん」の声に振り向くと「これ、スイカの苗。枯れてもいいから、いちど植えてみぃ」とは、兄貴分の吉田富茂吉さん、トミさんだった。自信はないが、せっかくだから挑戦してみようか。だが、舞がどんな反応を示すか。「あんたになんか。出来っこないよ」の声がはね返ってきそうだ。
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【きょうの一文・ことば】
(一人で踊る場合、くるりと一回転して違うキャラクターになるという決まりがあるが、ここでウサギとタヌキが切り替わる。寿南海は)「ここをしっかり表現しないと、面白さも半減する。大人だけでなく子どもも踊る演目だが力量がないと難しい。きれいに踊ればいいというものでもない。重要なのは品」と強調する。/「日本舞踊は決して敷居の高いものではなく、本来楽しいもの。もし楽しくなかったら、それは舞踊家の努力が足りないということ。特に初心者は品のある舞踊家の舞台を見てほしい」
=21日付中日夕刊『〈はじめの1本! 二〇一六鑑賞のススメ〉品格問う玉兎 花柳寿南海「理屈抜きで楽しめる」』のなかで。花柳寿南海さんのことば※花柳さんは91歳。2004年に人間国宝、05年文化功労者。古典技術の伝承に努める一方、創作活動にも尽力し、創作曲の振り付けは100曲を超える。

 指揮者は音楽をやるだけじゃなくて、プロデューサーであり政治家でもなきゃ。作曲家がどこで生まれたか、は大事なこと。ショパンやグスタフ・マーラーなど、それぞれの曲の出たところと時代など楽譜に出ていないところを知ることが大切で、今そこで作られてやるというのがクラシック音楽の喜びですね。時代を超えて、場所も超えて。作曲家の言葉を演じている、うたっているのが真実です。(井上道義)
 外科医に求められる資質は判断力、スピーディーな秒単位の判断。手術中に何が起きるかわかりません。そのとき、いかに対応するかなんです。外科医には、アスリート的な運動能力半分、サイエンス半分なのです。いかに速く平然と縫えるように自分を持っていくか、で手術の前には必ずイメージトレーニングをしています。料理と手術は不思議とよく似ている。創造性がすごく大切なのですよね。(須磨久善)
=『〈スイッチインタビュー達人達選〉指揮者井上道義×心臓外科医須磨久善』(21日夜、NHKEテレ)のなかで。マエストロ井上と心臓外科医須磨のことば

【新聞テレビから】
☆『〈週刊読書かいわい 文学一般 清水良典〉■殉教者(講談社)加賀乙彦 過酷で壮大な冒険の旅』、『〈開幕まで5日 伊勢志摩サミット〉晴れたらいいね 警備 観光 天気やきもき 「洞爺湖」は☂』『伊勢志摩サミットあと5日 賢島の封鎖開始 出入り住民らに限定』『近鉄鵜方―賢島間シャトルバス運行』『原爆資料館修学旅行控えて』、『「舛添氏 身引くしか」 知事経験者から批判続々』(21日付、中日夕刊)
☆『〈●eye 見つめ続ける 大震災〉原発禍の牛 東日本大震災から5年 飼い主らの献身で原発20㌔圏内で生きる家畜を描く』、『税逃れ対策強化合意へ G7財務相会議 午後閉幕』、『米軍属「性的暴行」供述 背後から女性殴打か 沖縄・遺棄容疑』『防衛相沖縄入り 再発防止要請』、『露大統領「島売らぬ」 北方領土と』、『アジアの小学生ツバメ調査 日本野鳥の会呼びかけ ガイドブック発行』(21日付、毎日夕刊)
☆『有松の町並み 重伝建地区(国の重要伝統的建造物群保存地区)に 緑区』、『〈開幕まで5日 伊勢志摩サミット〉離島規制生活1週間 人口90人の間崎島 通院不安、買いだめも』『名空港にオスプレイ 27日まで利用 5機が初着陸』、『もんじゅ受け皿明示せず 文科省検討会 報告書案を了承 〈解説〉 「再稼働ありき」の議論(東京科学部・榊原智康)』、『舛添氏釈明増す不信』『都民「クリーンさは思い違いだった」 ホテル代・自身団体への寄付…「公私混同」疑惑続々』『舛添知事「外部調査を依頼」政治資金疑惑 期限は明言せず』、『元米兵「わいせつ目的」 沖縄女性遺棄 スマホで生存偽装か』(21日付、中日朝刊)
☆『〈伊勢志摩サミット2016〉伝えたい世界へ あすから伊勢で原爆展』『ボランティァガイド始動 海外メディアに応対』『オスプレイ4機名空港に初着陸 サミット関連』『賢島きょうから封鎖 伊勢志摩サミット控え警戒』『G7、対テロ行動計画 航空搭乗者情報を共有へ』、『軍事研究否定見直し検討 学術会議 年内に見解』『〈解説〉戦後日本科学 転換の可能性【千葉紀和】』、『台湾「一つの中国」言及せず 蔡(英文)総統就任 対中国で玉虫色』(21日付、毎日朝刊)

五月二十日
 伊勢志摩サミットが近づいている。

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 前にも本欄で触れたが、なんだかテロ防止のための規制、規制で地元の人たちがかわいそうだ。特に旧阿児町(現志摩市)で賢島に近い鵜方をはじめ、立神、志島、国府、安乗、旧の浜島、磯辺町(同)など周辺の人たちは、どうしておいでだろうか。
 なかでも真珠の海で知られる英虞湾の隣、磯辺の的矢湾に浮かぶ女護ガ島・渡鹿野(わたかの)の人々は女性も含め、どうしておいでなのだろう。英虞湾を眼下に見下ろす横山はじめ、安乗、波切の両灯台、登茂山、和具大島、白い砂浜がどこまでも続く御座白浜、御座岬は、と。若い日々に取材で何度も足を運んだ場所だけに、なぜか気になって仕方ない。

 今ごろ安乗や大王の波切、船越、志摩の布施田、片田、和具……では海からあがった海女さんたちが火場で「はよ、おわってくれんかいな」「いつまでも、これじゃあ。オレたち。安心して海にも潜れん、こまるがいね」と話し合っている気がしてならない。
 そういえば、昭和40年代の後半だったか。伊良湖水道で衝突、沈没した大型タンカーの油が志摩の海岸線にまで漂着し、海女漁が何日もストップしてしまい大騒ぎしたことがあった。ウミネコたちが大空を乱舞していた熊野灘にうかぶ自然豊かな三頭島も思い起こされる。

 テロで志摩の海と人たちが悲しいことになることだけは避けてほしい。しばらく心配な日々がつづく。
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 名古屋市緑区有松地区の町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されることに。国の文化審議会が馳浩文部科学相に選定を答申したためで、有松といえば、江戸時代に絞り染めで栄えた商家などが残る町並みで知られる。それだけに、とても喜ばしい。選定対象は東海道沿いの約7・3㌶。1831年(天保2年)に建てられた竹田家住宅が最も古くて、建物など123件が既に市の伝統的建造物に指定されている。

 数々の政治資金疑惑が噴き出している東京都の舛添要一知事。こんどは定例記者会見がおわび会見の場となったが、この人はもはや全く信用するわけにはいかない。口を開けば開くほどに、人を食う悪魔のような悪い顔に変わっていく。いやいや元々わるかった顔に気付かなかっただけかも知れぬが。
 ここはジタバタするより、都知事をそっこく辞任し都民にすなおに陳謝してくれた方がよほどいい。都知事の件は貴重な紙面がもったいない。これ以上書くのは、よそう。
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 織田信長・徳川家康の連合軍が武田勝頼軍を破った長篠の戦いは天正三年、一五七五年のあす五月二十一日。天下無敵の強さを誇ってきた騎馬軍団を新兵器の鉄炮で制した戦国史の転換点である。/ところが、先人たちはその後、火器の開発をやめ、昔ながらの刀に戻る。軍縮によって徳川時代の長い平和は築かれた、と米ダートマス大教授だったノエル・ペリンの『鉄炮をすてた日本人』に。/伊勢志摩サミットに主要国の首脳が集まる。米大統領は広島へも足を延ばす。昔の日本の軍縮経験に着目して同書を世に問うたペリン氏の心は、核軍縮に向いていたという。昔の経験を忘れるな。=中日20日付夕刊〈夕歩道〉から(全文)
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【きょうの一文・ことば】
「三十年前の方が精神的に楽だった。任務をやり遂げた達成感があった」。……それがいま「病気で苦しむ仲間のために政府に訴えても、聞き入れられない」=1986年4月26日に旧ソ連・チェルノブイリ(現ウクライナ)で起きた原発事故の事故処理作業者の1人、レオニード・アントニュークさん(56)/「部下を現場にやらなければ、こんなことにならなかった」=事故当時、ジトーミル州の消防局長だったボリス・チュマクさん(77)
 いずれも20日付中日朝刊連載企画『〈汚染大地の今 チェルノブイリ原発事故30年㊦縮む支援〉 追い詰められる英雄』の中から。記事に登場するアントニュークさんらリクビダートルと呼ばれる事故処理作業者は事故後、旧ソ連の「国家勲章」を受章して英雄とたたえられたが、歳月とともに英雄たちは苦悩を深めている

【新聞テレビから】
☆『〈5・26、27 伊勢志摩サミット〉美し国に集う⑤ 資源守る海女漁』『〈写真グラフ〉伊勢志摩サミット 緊張感と高揚感 開幕前の賢島厳戒』『広島、長崎は罪なき人の犠牲の象徴 オバマ氏、広島で言及へ』、『熊本地震 いのちの電話相談100件超 震災心の傷聞いて』、『大卒の就職率過去最高97.3% 高卒も好調』、『石原慎太郎氏の詞に自ら作曲 五木ひろし、思い入れの新曲 「裕次郎さんの縁かも」』『国際意識調査 日本の高齢者友達少ない?』、『衆院「0増6減」成立 三重など1減、来春から』、『元米兵「首絞め刺した」沖縄女性遺棄 車内に血痕付着』『首脳会談で対応要請』、『〈大波小波〉蓮實重彦の栄光』(20日付、中日夕刊)
☆『〈伊勢志摩サミット2016〉電車、バス、高速道路など あすから交通規制 中部国際空港付近も』、『熊本地震 郵便4700通配達できず 避難先届け出呼びかけ』、『規制法違反容疑 舛添知事を告発 市民団体』、『沖縄米軍族逮捕 政府米に再発防止要求 首脳会談で言及へ』、『「広島・長崎 核犠牲の象徴」米大統領訪問時に所感』、『台湾蔡(英文)新総統が就任 中国との対立回避へ』、『広域通信高「質」確保へ ウィッツ青山支援金不正契機に 文科省に専門家会議ガイドライン策定』(20日付、毎日夕刊)
☆『オバマ米大統領27日広島訪問 「核なき世界」発信へ』、『被災者に勇気、元気 熊本訪問 両陛下の言葉に涙も』、『沖縄女性失踪元米兵逮捕 遺棄疑い32歳軍属、殺害示唆 供述通り遺体発見』、『エジプト機墜落確認 航空相「テロの可能性も」』、『「なすび」さんがエベレスト登頂=福島市出身の俳優「なすび」こと浜津智明さん(40)が、東日本大震災からの福島県の復興を訴え、世界最高峰のエベレスト登頂に挑戦していた』(20日付、中日朝刊)
☆『世界記憶遺産目指し千畝の資料提出 ビザ発給リストなど』、『日本長寿また世界一(2015年の男女合わせた日本の平均寿命は83・7歳で世界の平均寿命71・4歳を大きく上回った) WHO統計20年以上連続キープ』、『ハチ公「家族」そろう 飼い主の墓に妻も納骨』、『パリ発エジプト機墜落 露長官「テロ攻撃」 66人乗り』、『似顔絵まんじゅう9万円 舛添知事、政治資金で』、『〈訃報〉水谷優子さん51歳(みずたに・ゆうこ〈本名・西久保優子=にしくぼ・ゆうこ〉声優)17日、乳がんのため死去。アニメ「ちびまる子ちゃん」のお姉ちゃん役を1990年の初回から担当』(20日付、毎日朝刊)

五月十九日
 天皇、皇后両陛下が日帰りで熊本地震の被災地へ。南阿蘇村と益城町の避難所で「怖かったでしょう」「お大事にね」といたわりの言葉をかけられた。沖縄県警がうるま市の会社員島袋里奈さん(20)が4月から行方不明となっている事件で与那原町に住む米軍属で米国人のシンザト・ケネス・フランクリン容疑者(32)を死体遺棄の疑いで逮捕。供述に基づき恩納村の雑木林で里奈さんの白骨遺体を発見した。
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 5月のかぜがとてもさわやかだ。
 薫風とはよくぞ、言ったものである。気持ちのいい〈かぜ〉を受けていると心身ともに透明に若返っていく。そんな感覚すら覚える。もう何年になるのか。この心臓が鼓動を打ち続けるのは。そろそろ止まってもよいのに、心臓はいまも僕の体に巣食い、まるで車を動かすエンジンの如く鼓動を続けている。
 ある日突然に、この心臓が「もうやぁ~めた」と動きを止めても決して不思議でない。そんな胸の愛しい部分に手をあててみて私は「ありがとう」と礼を言ってみる。人間も、心臓も。まっこと、不思議ないきものである。
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 きょうは市内での社交ダンスのレッスンに続き、名古屋へ。大須の師匠宅で横笛のレッスンを受け帰宅。引き続き洗濯物の出し入れなど家事雑事のあれこれを終え夕方になり、やっとこせデスク前に。新聞を読み始めたが、眠けに全身を襲われ気が付くと傍らのソファに背を預けたまま寝入ってしまっていた自分がそこにはいた。

 こうした居眠りの繰り返しは、その後まもなく帰宅した舞による夕食後も同じで私はそのまま2階寝室で寝ることを決断。あとは、ベッドのうえで白河夜船とあいなったのである。あゝ~(起きたのは翌20日早朝で、私は翌朝のいまになって自身にノルマとして課している本欄【生きてゆく人間花たち】をこうして書いている)。
 それにしても疲れた。隣で舞が何やら言っている。「もうダメよ。年なんだから。1日にひとつよ、と言ってるじゃない。ひとつにしておかなきゃあ。」と。私は寝ぼけまなこでその声を聴きながら内心で反発する。「何言ってんのだよ。帰ってからも、おまえに言われていた干された布団の室内入れやらナンダカンダをやらされたのだから。みっつ、やったんだよ」と。

 舞の毎日を観察していると結構、大手術をした人間とは思われぬほどに強靭である。気力の表れなのか。ボランティア同然のリサイクルショップ「ミヌエット」の運営に始まり、家事一般、母親の入浴介護、そして俳句、短歌……と、どれもこれも全力疾走である。精神力だけから見れば、私よりかなりつよい。それだけに、無理をしないでほしいと祈る気持ちだ。でも、わたしよりはずっと若い。わかいから無理が続くのか。などと妙なところで感心したりしてはいる。若いことはいいことだよネ、と私。

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 気象庁が19日発表したところによれば、4月14日以降に観測した熊本での震度1以上の有感地震が今月19日午前中で、1500回に達した。これは昨年1年に全国で観測された有感地震(1842回)の8割を1カ月余りで超えたことになる。このうちマグニチュード3・5以上の地震は、今月18日午後1時半までに245回発生。阪神大震災や新潟県中越地震を上回るペースで推移しているという。
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【きょうの一文・ことば】
「〈打ち指〉は同じ音符が続く場合に」「息を止める時は、吸う場合」
=19日午後、大須の師匠宅。横笛の稽古場で

【新聞テレビから】
☆『道義的責任広島で言及へ オバマ氏被爆者と接触も 大統領副補佐官明かす』『数分間の「所見」表明』『〈開幕まで7日 伊勢志摩サミット〉三重ゆかりの人たちに聞く 首脳の集合写真ココで撮って! 内宮の宇治橋前 食の神祭る外宮 英虞湾望む高所』『識者 志摩の海背景に』、『パリ発エジプト機不明 66人搭乗 地中海墜落か 救難信号なし』、『両陛下が熊本入り 被災地視察、住民お見舞い』、『3年連続待機児童ゼロ 名古屋市 「隠れ待機」課題残る』(19日付、中日夕刊)
☆『〈点描 伊勢志摩を巡る―2016サミット―〉夫婦愛のシンボル(安乗埼灯台、この灯台は、灯台守の夫婦愛を描いた1957年公開の映画「喜びも悲しみも幾年月」=木下恵介監督=のロケ地でも知られる)』『米、広島に寄贈へ 原爆の「効果」24枚』『オバマ氏発言数分間 27日 広島平和公園訪問後』『「道義的責任」言及、追悼へ』『サミット警備2.3万人 警察庁広島は最大4600人』『〈伊勢志摩サミット2016〉不安あれば相談を 近鉄賢島駅前に臨時派出所 2警官厳戒態勢下 住民と交流』『あべのハルカス近鉄百貨店休業 サミット期間中』、『震度7連続で1.5倍必要 耐震強度 基準内で倒壊の恐れ』『地震回数1500回 罹災証明書発行南阿蘇で始まる』(19日付、毎日夕刊)
☆『首相、消費増税を再延期 景気低迷、意向固める 表明時期与党内で調整』、『スズキ燃費不正210万台超 27車種2010年ごろから』、『〈開幕まで7日 伊勢志摩サミット〉 (三重県警と第4管区海上保安本部による最後の合同訓練)海上デモ想定 厳戒の水際』、『熊本に義援金5億円 本社と社会事業団届ける』『熊本食材よか給食 高山の小中学校で来月』、『開会1時間前撤回 河村市長 副市長案議会反対で』(19日付、中日朝刊)
☆『首相、同日選視野 消費増税 先送り検討』『増税・改憲巡り 応酬 今国会初の党首討論』、『三菱自燃費不正9車種 国に報告 社長が引責辞任』『スズキも不正計測 27車種燃費 改ざんは否定』、『業績評価「C」にご不満? 籾井NHK会長 急きょ会議欠席』、『名古屋2副市長空席へ 市長、人事案撤回 議会との分裂回避』、『毒ぶどう酒 弁護団新証拠を提出 製造時と異なるのり成分』(19日付、毎日朝刊)

五月十八日
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 愛猫こすも・ここが満22歳の驚異的な長寿で亡くなったのが、3月7日の朝だった。
 早いもので、もう2カ月以上たつ。きょうは、少し余裕があったので彼女の生前の写真を前に、横笛の自主練習を兼ねて〈惜別の歌(唄)〉を繰り返しふいてみた。譜面と在りし日の写真を前に音を奏でるうち、とめどなくあふれ出る涙たち。こすもォ、ここちゃん! あなたは今どこでどうしているのですか。

 譜面と元気だったころの愛猫こすも・ここ
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 こんどは ♪遠き別れに耐えかねて この高殿に登るかな 悲しむなかれ我が友よ 旅の衣を ととのえよ/ ♪別れと言えば昔より この人の世の常なるを 流るる水を眺むれば 夢はずかしき涙かな…と地声でひとり静かに、何度も何度もうたう私がそこにはいたのである。うたったあとは横笛をふき、彼女への思いを熱くした。
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 中部ペンクラブの秋の新企画として、ことし11月1日に愛知県西尾市の三河湾リゾートリンクスで実施予定である【文学座談会 「中ペン同人、大いに語る」】について、事業企画運営委員会役員仲間の石川好子さん(文芸きなり)と電話とメールできのう、きょうと最終調整。この催しは、この地方で活発な同人誌活動の〈今〉を見つめ、同人誌の原点に立ち返って文学本来のあるべき姿を自由に話し合い、同人誌の持つ存在意義をいま一度見つめ直し、みんなで考える機会にしようという試みだけに、1人でも多くの参加が望まれる。
 それにしても、毎度のことではあるが案内文の作成ひとつにせよ、石川さんのお心遣いと機敏かつ、スピーディーな対応には恐れ入る。すでに80歳を超えている、とお聞きし、それこそ「ホントかしら」と、またまた驚きいる。要は、物事を進めるに当たっては年齢なぞ関係ないということだ。中ペンには、いつも若々しい、こうした逸材がちょくちょくおいでだけに私も見習わねば、と思いを新たにした次第である。

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 けさの新聞によれば、ことしは2年ぶりの火星接近の年だそうだ。最接近は今月の31日。火星さんは夜8時ごろ、南東の低空にひときわ明るく輝く、とのこと。いまから楽しみだ。

 星空の図付きで火星最接近を報じる朝刊
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【きょうの一文・ことば】
♪女の子は 可愛くなきゃね 学生時代は おバカでいい♪(秋元康さん作詞の歌詞の1節)/学生は将来輝くために勉強している。可愛いことと頭が良いことを二律背反に捉えた詞には違和感がある(恵泉女学園大=東京・多摩市=の大日方雅美学長)/『女の子は恋が仕事よ』とあるが、今は女性も働き、知識や聡明さもないと生きていけない時代。昭和的価値観を強調するのは時代遅れだ(千田有紀武蔵大教授)
=18日付毎日朝刊『HKT48新曲に 「女性蔑視」批判』の記事のなかで。秋元康さんが作詞したアイドルグループ「HKT48」の歌「アインシュタインよりディアナ・アグロン」に、「女性蔑視の歌詞だ」と指摘された歌詞と、これを批判した学長ブログと社会学者。
※秋元氏は返答すべきではないのか。この方、時代錯誤も甚だしい。少し有頂天になりすぎ何か大切なものを見失ってしまっているのではないか。とは、私伊神権太の率直な感想である

【新聞テレビから】
☆『〈美し国に集う 5・26、27伊勢志摩サミット3〉真珠養殖一筋に』『〈開幕まで8日 伊勢志摩サミット〉志摩の味ぎゅっと詰めて 弁当業者売り上げ2割増』、『バレエ・ブノワ賞 オニール八菜さん 日本出身2人目の快挙』、『原爆の犠牲言及か 広島訪問でオバマ大統領』、『送金時期に宝飾品 東京五輪招致疑惑 陸連元会長側購入』、『スズキも走行試験不正 燃費問題データ改ざんは否定』、『GDP(国内総生産、季節調整値)年1.7%増 1~3月期2期ぶりプラス うるう年、消費かさ上げ』『増税再延期めぐり 自公党首会談へ』(18日付、中日夕刊)
☆『〈点描 伊勢志摩を巡る―2016サミット―〉サーファーの楽園』、『「働き方改革」再重視 1億総活躍プラン公表』、『露薬物違反本格調査 WADA(世界反ドーピング機関)ソチ五輪疑惑巡り』、『「よりどころ」再建遠く 熊本地震 神社仏閣被害 県内1000超』『補助金なし大半』、『放火・殺人か 盛岡2人死亡 争い目撃情報』、『民家に女性2遺体 外傷なし 81歳母と娘か 岐阜・大野』、『芸能人私的画像のぞき見 長澤まさみさんら被害 不正アクセス容疑者逮捕』『便利さ・危険隣り合わせ』(18日付、毎日夕刊)
☆『常滑汚職別の市議逮捕 前市議と共謀 詐欺の疑い』『土地測量費名目で地権者から550万円』、『北京五輪31選手薬物陽性 IOC(国際オリンピック委員会)再検査 リオ出場困難か』、『西洋美術館世界遺産へ コルビュジエ建築 7月に正式決定』、『保険制度破綻の恐れ 超高額がん薬投与急増 年3500万円個人負担200万円』『効果あるのは2割』、『「引退後薬物に負けた」清原被告初公判2年6月求刑』『コーチや監督になれず心に隙間』『「2回目ないと信じる」佐々木氏が出廷』『覚醒剤高い再犯者率 昨年64%』『清原被告やりとり「野球少年に申し訳ない」』(18日付、中日朝刊)
☆『〈3・11それから’16春〉陸前高田そば店「やぶ屋」 店舗仲間と共同再建』、『国会障害者に配慮を ALS(難病の筋萎縮側索硬化症)患者ら衆参議長に要望書』、『〈政治18しようよ〉10代「投票行く」66% 20歳以上並み 有権者意識が浸透』『LINEゲーム通貨認定 「宝箱の鍵」供託不足125億円 関東財務局 資金決済法違反指摘』、『2副市長交代不同意へ 名古屋市議会 解職、空席の可能性』、『熊本地震 労働相談1万2000件 労働局 雇用への影響広がる』(18日付、毎日朝刊)

五月十七日
 覚せい剤取締法違反(所持、使用など)に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)に対する初公判が東京地裁で開かれ、清原被告は起訴内容を全面的に認めた。
 被告人質問で被告は「プロ野球をめざす少年たちに申し訳ない。野球界に大変な裏切りをした」と謝罪、「非情に優しい子で、これからは私が全力でサポートしていきます」との父親の決意が弁護側によって披露され、涙ぐむ場面も。公判には弁護側証人として現役時代の投球が大魔神として知られた佐々木主浩さん(48)が出廷。「今でも野球人だと思っている。後輩たちに野球を教えてやってほしい。2回目はないと信じている」と述べた。
        ☆        ☆

 きょうは、朝からわが人生の大いなる友で同伴者でもある、舞を伴って江南厚生病院へ。
 舞の大手術後、半年に一度続く頭部造影MRI検査のためだったが、病院を訪れいつも思うことは患者の多さだ。いかに多くの人びとが日々、病と闘いながら生きているのか、という現実を思い知った。みんな苦しみながら、それでも懸命に生きているのである。
 待合室画面には、〈動物めぐり〉とか〈きょうの言葉〉〈週間ベントセラー〉〈きょうの花ボタン 花言葉 富貴〉などといった癒し系のものから、〈腎臓病教室〉や〈がんサロン「虹の会」〉の案内などといった映像が次々と流れていた。検査の間は、角川ソフィア文庫の島津忠夫訳注による新版百人一首に目を通したり、新潮文庫の「春琴抄」(谷崎潤一郎著)を読み返すなどしていたが、いやはや待つ時間は、とてつもなく長い。
 
 帰って。やっと少しだけ落ち着いたところで横笛をふいてみる。〈かごめ〉〈さくら〉〈平城山〉…と順番に自らの魂を掘り返すごとくふく。ふきながら。もしかしたら、このところの歯痛の原因は、笛吹きに遠因があるのでは、などとフト思ってみたりする。と同時に、こんどは睡魔が私をおそいきた。

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 日本ハムの大谷が北九州でのソフトバンク戦で1回に先制の8号2ランを放ち、ソフトバンク戦で5試合ぶりの勝利(7―2)に貢献。球団では本塁打王と打点王に輝いた1981年のソレイタいらいの5試合連続本塁打。この日は調子の良さを買われて今季初めて3番・指名打者で起用され、1死一塁で迎えた第1打席でバンデンハークの2球目の変化球を振り抜くと、球は中型スタンド上段に吸い込まれていった。
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【きょうの一文・ことば】
「トルーマン氏には数多くの子どもたち非戦闘員の被害を考えてもらい、『すまなかった』の一言がほしかった」(オバマ氏に対しては)「原爆資料館の展示を見て子どもたちの死に向き合ってほしい。『一緒に頑張ろう』との思いを抱かせるような核兵器廃絶の力強い宣言を聞きたい」
=17日付中日夕刊1面『「核廃絶」オバマ氏語って トルーマン面会の被爆者 64年メモ原爆正当化憤り』の記事のなかで。広島、長崎への原爆投下時の米国大統領トルーマン氏と被爆19年後に面会した被爆者のひとり森下弘さん(85歳)のことば

【新聞テレビから】
☆『〈論説委員のワールド観望〉仏像が日韓つなぐ(山本勇二)』、『〈伝える訴える〉「性の自由」次世代に ジェンダーの束縛㊦インド(文・舟越美夏、写真・高橋邦典=いずれも共同)』、『漱石ゆかりの♨守りたい 阿蘇・内牧温泉 湯量激減再建の道模索』『応援のお礼に来たモン 銀座熊本館』、『高齢化技術革新で対処 G7科技相会合 声明採択し閉幕』、『サミットで税逃れ議論 参院予算委 首相、主導の考え』、『住宅火災5歳児死亡か 彦根、母と兄2人けが』、『清原被告起訴内容認める 覚せい剤初公判 傍聴希望に3700人列』、『GPS情報通知なく提供 ドコモの新機種捜査協力へ対応』、『福山雅治さん宅 女が不法に侵入』(17日付、中日夕刊)
☆『〈点描 伊勢志摩を巡る―2016サミット―②〉笑い絶えぬ海女の都』、『岡崎選手「感動」優勝パレード 英・レスター』『熊本地震 被災者台帳15市町村導入 一元管理 支援漏れ防止』『両陛下19日訪問』、『〈漂う民〉難民審査「2度も」アリさん一家独に半年 アフガン人に厳しく』『アリさん夢を支えに「ウエブデザイナーになる」』、『舛添氏09年から豪華支出 ミシュラン ★★6.8万円 参院議員時代の政党支部』『お盆、お正月に集中』、『支援の絆紡ぐ復活「ガラ紡」 80代職人ら 三河の技術をカンボジアへ』(17日付、毎日夕刊)
☆『熊本地震で混乱親も疲弊 発達障害の子配慮を 小さな余震敏感』『遮音ボード苦痛を軽減』『本震1カ月 雨の黙とう』、『〈新貧乏物語=連載第4部〉子ども貧困率9割未調査 都道府県・政令市 実施、沖縄のみ』『第4部子どもたちのSOS ①しぼむ未来 10歳パンを売り歩く』、『住民投票条例案を否決 名古屋市議会 報酬引き上げめぐり』(17日付、中日朝刊)
☆『指定廃棄物倉庫焼く 放射線量ほぼ変化なし福島・郡山』、『「心のケア必要」2100人 熊本地震本震1カ月 児童生徒3.5% 市教委アンケート』、『〈問われる真価 伊勢志摩サミット①〉アベノミクス再起動 首相、経済停滞に焦り』『〈課題日本の現場から 伊勢志摩サミット上〉気候変動 温暖化農水産物に異変 「磯焼け」海女苦悩』、『日産主導、EV(電気自動車)共同開発へ 三菱自、得意分野に集中』、『政治資金で絵画落札 ヤフオク 舛添知事「資料」と説明』、『部下を集団暴行容疑 蒲郡の消防士3人逮捕』(17日付、毎日朝刊)

五月十六日
 熊本では、マグニチュード(M)7・3の本震発生から1カ月を迎えた。午後9時23分ごろ、茨城県小美玉市で震度5弱の地震。震源は茨城県南部、震源の深さは約42㌔、地震の規模はM5・5と推定されたが、心配された津波はなかった。
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 きょうは妻の舞に叱られ、重い足取りで歯医者さんへ。
 レントゲンを撮ってもらい内用薬と痛み止めを手に帰ったが、「歯のなかの部分ではなく、歯茎のどこかが何らかの原因で傷んだのでは。よく分からない。歯周病が影響しているのは確かです」とは、若き医師。私はこの方の亡きお父さんのころから診てもらってきたが名医の子なので、とは思うものの原因が今ひとつ分からない―には、いささか失望した。
 でも、どんな医師でも分からないものは分からないので、むしろ正直な医師なのだろう。あの名医のお子さんなのだから、と自身に言い聞かせ、20日に次の予約をとって帰った。それでも時がたつにしたがって痛みは薄れてきたようだ。やはり名医のお子さんなのだから、と。自身に言い聞かせる。

 きのう名古屋市内で行った私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の例会内容を、欠席した同人全員に例会資料をつけ、メールで丁寧にお知らせする。同人1人ひとりの顔を思い出しながらなので深夜にまで結構な時間かかったが、これは主宰として当然の義務、責任だ。全員に、すばらしい書き手になってほしい。その一念での、心からのお知らせである。

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 東京五輪招致に絡んで送金された二億円余は、業務に対する正当なコンサル料だという。履物の散らばる玄関先からはなかなか想像できないが、きっと素晴らしいアドバイスを受けたのだろう。=16日付中日夕刊〈夕歩道〉から
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【きょうの一文・ことば】
 とうとうこのときが来てしまいました。ハムレットのけいこ初日にやせ細って車いすに座るあなたの声の弱々しさに胸が震えました。でも、だんだんけいこが積み重なって、そのうちにとても大きな声でどなり散らすあなたの姿に、パワーがよみがえってきているのかなと、うれしく思っていたのに。
 薄れゆく記憶を呼び戻せば、芝居で出会ったのはあなたが40歳、僕が42歳、三島由紀夫作、卒塔婆小町の99歳の老女を僕が演じた時でした。千秋楽が近づいた時、この人とは長くつきあうことになるだろうなという予感がしました。事実、それから40年、まあ、不本意なブランクの10年もありましたが、王女メディア、近松心中物語、タンゴ・冬の終わりに、テンペスト、リア王、などなどあなたと四つに組んだ17本の芝居、僕の宝です。充実した演劇人生を生きることができました。本当にありがとう。
 でもあなたは一度も僕の演技を褒めてはくれませんでしたね。シャイなのだということはわかってましたが、僕はなんとかしてあなたから褒め言葉を引き出したくて、熱演に熱演を続けました。肺を痛めてしまうまで。本当はもう少し理知的に演じればよかったかもしれません。
 でもあなたの中の怒りと熱情に突き動かされ、僕の中のほむらが燃え上がってしまうのです。その火はまだ消えてはいません。あなたがいなくなった後、このほむらを誰に受け止めてもらえるのか。まるでシャーロック・ホームズに死なれたワトソンのように途方に暮れてます。ドラマのシャーロックのように生き返って欲しい。
 でも今はあなたの怒りと熱情をやすらげてください。さようならはいいません。タンゴ・冬の終わりに、の中の一節をささげます。
「僕らはまた、近いうちに再会する」。
=12日に80歳で死去した演出家で文化勲章受章者蜷川幸雄さんの葬儀・告別式(東京港区・青山葬儀所)で。俳優平幹二朗さんの弔辞全文

「星空は人と人とをつなぐ」「あの星の光は二十五年かけて地球に届いています。そのころ、皆さんは何をしていましたか」「星がきれいな場所は他にもある。星空と人の営みが調和しているのがここの魅力」。
=16日付中日夕刊『〈美(うま)し国に集う① 5・26、27 伊勢志摩サミット〉星空がつなぐ心』から。志摩市を拠点に年間百回以上、星空観察会を開く宮本秀明さん(47)は、こう語る

【新聞テレビから】
☆『〈伊勢志摩サミット 開幕まで10日〉外国人の目魅力発信 鳥羽のホテルスタッフ「旅行者望むもの」HPに写真』『2月も伸び率全国トップ 三重県内外国人宿泊者数』『アジア大会招致サミットでPR 大村知事、働き掛けへ』、『連続「震度7」で被害拡大 本震1カ月鎮魂 熊本地震 水前寺公園が再開』『優美な池水戻った 水前寺公園 底露出が解消』『雨の避難所で追悼』『熊本地震 遺族、自責抱えつつ前へ 犠牲の母へ「ありがとう」』、『〈ブラジル・リオ貧民街ルポ〉犯罪隣り合わせ五輪は縁遠く 麻薬売買、銃撃戦住民「祈る毎日」(リオデジャネイロで、北島忠輔、写真も)』、『「トモダチ作戦」被ばく係争中 元米兵と小泉元首相が面会』、『「あなたとの芝居 僕の宝」蜷川幸雄さん葬儀』(16日付、中日夕刊)
☆『オバマ氏 被爆者と面会困難 広島訪問 米当局者「時間の制約」』、『熊本地震 観光地続々再開 水前寺公園 水位半分戻る』『祈りの朝 本震1カ月』『首相「物資滞留を精査」 補正予算案午後衆院通過』、『〈点描 伊勢志摩を巡る―2016サミット―①〉真珠育む美しい海』『松阪牛好機なるか 課題は欧米基準の食肉施設 輸出実現へ整備目指す』(16日付、毎日夕刊)
☆『平安の装い都大路に 京都で葵祭8万人見物』、『木造名古屋城賛否交錯 6月市議会へ 市民報告会終了』、『初夏の風 1万3000人快走 ぎふ清流ハーフマラソン』『釜石と岐阜復興伴送 清流ハーフ 支援の縁「ありがとう」』、『精いっぱい…でも 熊本地震 救助隊員ら悔い』『熊本地震マンション損傷 構造スリット有無で明暗 施行不良も発覚』、『東京五輪疑惑男性 招致金銭受領を否定 疑惑の関係図』(16日付、中日朝刊)
☆『砂煙、勇ましく いなべ草競馬ファン大歓声』、『〈伊勢志摩サミット2016〉外国語案内ボランティア津で結団式 おもてなし力いっぱい』『300人18言語に対応』、『〈3・11それから’16春〉大川小遺族の夫婦 幼い笑顔に背押され「前向き、幸せになろう」』、『熊本地震 緊急道寸断 耐震基準設定なく』『命の道無念の寸断 熊本地震緊急道 捜索、輸送に影響』『一丸となり前へ J2熊本公式戦復帰』、『本土復帰44年の平和行進に2500人 那覇』、『五輪招致「金銭授受ない」国際陸連前会長の息子、主張』、『車掌20分居眠り JR東・ドア開かず気づく』(16日付、毎日朝刊)

五月十五日
 私が主宰する、私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の例会を午後、名駅近く地下街のとある喫茶店内で開いた。席上、各同人とも、それぞれに目指す文学談議を披露し、いつものように時間はアッという間に過ぎ去った。これまでに20回の歴史を刻んだテーマエッセイ(現在、テーマ〈手〉の作品を公開中)の内容に対する率直な感想も述べ合い、次回のテーマをどうするかなどについても話し合った。
「熱砂」の場合、将来を大いに期待していい若手もいるため「とにかく、書いて、書いて書き続けること。そして他の人の小説を読むことの大切さ」を強調。うち26歳の【天空を駆ける未来の作家】黒宮涼さんは現在、テーマを絞り切っての短編連作を執筆中とのことだったのでこんご順次、「熱砂」紙面で公開していき5、6編を書き上げたところで早い時期に〈1冊の本〉にまとめる努力をしていこう、ということで互いに意見が一致した。
 最近、絵画にも挑戦している「熱砂」編集委員でもある真伏善人さんには「はじめはデッサンでも良いので、詩とかエッセイなどの作品とコラボで熱砂紙面に掲載する手もあるのではないか」と私なりの考えを提言するなど互いに味わい深いひとときとなったのである。牧さんはこの日自らが大師範を務める琴伝流大正琴の中京大会があったため弦洲会の会主(倉知弦洲)としての大役もあるため残念ながら欠席だった。
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 きょうは朝から左前上の奥歯に激痛が走り、正直いって外に出ていても辛い1日に。日曜でもあり、行きつけの歯医者も休診日だけに、ここは我慢比べ。痛みをこらえながらの時を何とかこなした。それにしても、このところの疲労に深酒、睡眠不足も手伝ってか、歯が痛い。なぜ、これほどまでに染みるのか。
 とうとう痛みに耐え切れず、夜は全身を海に鎮めるかのごとくそろそろと床に横たえるが時折、襲いくる激痛はどうしようもない。やはり、全身が金属疲労の如くボロボロに衰えつつあるのか。いやいや、そんなはずはないと痛さをこらえて頭(かぶり)を振る私。のたうちまわる寸前の私を傍らで見守る舞の方が、かえって痛々しい。
 この年になっても丈夫なからだだけは誰にも増して自信があったのだが。激痛が事実とあっては仕方ない。あすは歯医者さんにいってくるか。酒ものめず、ふろにも入れず、読むつもりでいた本も読めず。歯が私にとって、これほどまでの強敵、くせものだったとは。これでは横笛もふけない。こんなわけで、いつもなら例会を終えると同時に、欠席した同人にその夜のうちにメールまたは電話で内容をしらせる結果報告も少し遅れざるをえない。

 人生、とは異なもの、不思議なもの、容赦なきもの。自然災害、人間関係も含めて不意打ちの連続である。やはり、齢にも関係あるかも知れない。私なぞは、文壇でいまも健在で活躍される先輩諸氏に比べたら、まだまだ足軽、ヒョッコも同然なのだが。ナニはともあれ、この痛さにストップをかけなければ。
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「外務省は14日、伊勢志摩サミットの主会場となる三重県志摩市の賢島の住民らに、島の出入りに必要な識別証(IDカード)の交付を始めた。賢島は21~28日に立ち入りが規制され、入るには賢島橋近くに設けられる保安検査場で提示が必要となる」とは、けさの中日新聞の報道。その昔、新聞社の地方記者として志摩半島を飛び回っていた私としては、南国志摩と言われるほどにおおらかな土地柄での立ち入り規制だけに、なんだか地元の人々がかわいそうな気がしないでもない。
 一方で、伊勢志摩サミットを記念して鳥羽市国崎町の海岸で14日、海女漁の儀式「御潜(みかづき)神事」が再現され、地元の海女さん84人が白い磯着姿で海にもぐった、とのニュース。海女さんたちは浅瀬にもぐってアワビを採ったあと、アワビの稚貝5000個を放流したと報じていたが、サミツト開催もこうした志摩の人々のおかげがあればこそ、だと思う。
 志摩の海女さんといえば、20代の若き日々に〈海女その世界〉を新聞の地方版で長期にわたって連載し続け、かつては日本海を渡った海女の歴史に始まり、海女信仰、けいこ・舟人(ふなど)・徒人(かちど)海女といった種類などいろんなことを学び、火場へも何度となく足を運んだことがある。
 熊野灘に浮かぶ海女たちの島、和具大島での潮かけ祭りでは島からの帰りに数人の海女さんに舟から海に投げ込まれた思い出が忘れられない。「あのなあ~。ほいでなあ。あにさん。好きなんよ」と、あの抑揚に富んだ声が懐かしい海女さんたちにとって、サミットの開催そのものが堅苦しいものにならなければよいが、と。ただ、そのことだけを願う。
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【きょうの一文・ことば】
 人工知能は終わりではなく、新たな時代の始まりではないか。驚異的な能力を持つ人工知能だが、それ自体に倫理感はない。私たちは人工知能がどうあるべきか。考えるときだと思う。=15日夜の『〈NHKスペシャル〉天使か悪魔か 羽生善治人工知能を探る』『人間VS人工知能 天才棋士が見たものは』のなかで

【新聞テレビから】
 15日付中日新聞市民版で紹介されたカトマンズ日本語学院校長、ニルマニ・ラル・シュレスタさんの講演(紙面にある日本人学校は、日本語学校の誤り)
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☆『〈伊勢志摩サミット開幕まで11日〉反対デモ警察ぴりぴり △規模の把握難しく△洞爺湖では混乱も』『賢島の住民らにIDカード交付』、『再稼働より廃炉技術を 浜岡原発停止5年 (川勝平太)静岡知事に聞く』、『〈地震1カ月追悼〉熊本支え合う 福祉作業所炊き出し脚光』『熊本地震「またみんなで笑いたい」 東海大生 南阿蘇戻り復興活動』『「見つけるから…頑張れ」不明学生の両親 おにぎり谷底へ投げ入れ』、『「パレスチナに骨うずめる」レバノンで日本赤軍・岡本(公三)容疑者』、『児童労働の製品撲滅を 14年ノーベル平和賞 サトヤルティさん講演』、『きょうぎふ清流マラソン』、『夕闇裂く熱気 下社「建御柱」諏訪大社』、『〈サンデー版世界と日本大図解シリーズ№1251〉人と人をつなぐ仕事 通訳者』(15日付、中日朝刊)
☆『サハリン残留者 魂集う場に 慰霊祭に120人 NPO、札幌に共同墓所』、『鎮魂と再生祈る 熊本地震1カ月 子供ら 手作り追悼式』『優しい娘 スクスク 本震の日誕生』『〈検証 熊本地震5〉県「安全」と企業誘致 発生1カ月 警告伝わらず』『住宅損壊8万棟超』『東海17庁舎耐震不足 防災拠点 機能せぬ恐れ』、『ハンセン病追悼式典 最高裁事務総長出席へ』、『■「阪神・巨人」4度目上方漫才大賞』(15日付、毎日朝刊)

五月十四日
 被災地・熊本では、きょうも苦難をはねのけて避難者らが互いに手に手をとりあい、助けあって生きている。早く元通り、ふつうの生活が戻ってくるよう願わずにはいられない。

 熊本地震から1カ月。新聞の見出しは、朝夕刊とも〈熊本地震1カ月〉であふれかえる1日に。そして、きょうは今ひとつ、名古屋の人々にとっては、忘れられない日でもある。
 実は71年前のこの日、すなわち昭和20年5月14日は【あゝ燃えてしまう 空前の規模で繰り広げられた名古屋空襲により、名古屋城炎上。徳川家康公の築城以来燦然と輝いた金の鯱が、天守閣とともに崩れ落ちた――】(長谷川園子著「あゝ炎の鯱(碧天舎)」の帯から)、まさにその日なのだ。
 長谷川園子さんの著書「あゝ 炎の鯱」
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 このところのハードな日程続きに歯痛が重なり、いささか弱りがちな心身を奮い立たせて名古屋へ。というのは、この日は私の親しい友人でもある稲沢市出身の長谷川裕子さんの夫ニルマニ・ラル・シュレスタさん(昨年創立50周年の歴史を刻んだカトマンズ日本語学院校長、アシュトストラベルズ&ツアーズ社長、ネパール・ロータリークラブニューロードシティ支部インターナショナルディレクターなど)による講演会が地下鉄伏見駅近くのビル4階であったためである。

 講演をするニルマニ・ラル・シュレスタさんと妻裕子さん=名古屋市内で
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 講演会は主に中国文学を中心に東洋の文化を研究する有志による民間団体・東洋文化振興会の主催で実現。演題は「摩訶不思議な国 ネパール」で、ニルマニさんは昨年の4月25日に祖国を襲った死者9000人以上に及んだネパール大地震の被害の実態と自らも何日もの間、寝食を忘れて携わった救出劇、その後の夫妻はじめロータリアンらによるあくなき支援活動をご本人が撮影した生々しい映像とともに日本語で紹介、引き続きネパールの生活習慣や食文化、仏教とヒンズー教との関わりなどについても詳しく説明し、人びとの心に迫った。
 特にネパールでは、大家族が互いに思いやりの心でひとつ屋根の下で助けあって生き、家族はむろん、友だちやこどもをとても大切にする慣習などについても触れ、「日本人が忘れかけているものが、この国には、まだまだ多く残されています」と話し、聞く者の胸を鷲づかみにする場面も。さらには、ヒンズー教の神々の化身の話、ネパールならでは、の民族(110以上)と言語(70以上)の多さや料理の数々、世界一高い山(8848㍍)エベレストの話など興味のつきない内容となった。

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 講演会では、久しぶりにふるさとに帰った裕子さん夫妻にお会い出来、とても嬉しく思った。特に、ニルマニさんが講演会の冒頭、熊本地震と東日本大震災、福島原発事故の被災地に向かって心からのご冥福を祈りたい、とおっしゃられた瞬間には胸に熱いものが走った。ネパールの人々にも幸いあれ、と。

 避難者の住まい確保を一日も早く。なお1万人以上が避難所や車中で不安を抱えて暮らす。熊本地震から1カ月。=14日付毎日夕刊〈近事片々〉から
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【きょうの一文・ことば】
 写真は古着の切れで誕生したお人形さん
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「(マリアさまは、こう言っています)行動しなさい。行動する者は希望を語り、行動しないものは不平を語る、と」「過去は変えることは出来ない。でも未来は変えることができます。ぐちっては、いけません」「(加賀乙彦先生の著作を愛読する私は今)過去に行ったり、いまに戻ったり。若いときに着ていた私のワンピースの古着の切れ端などでかわいいお人形さんをつくって、タンザニアの人々に生かすなどしています」
=昨13日、愛知県江南市の長谷川園子さん宅で※園子さん、〈そのこさん〉は「あゝ 炎の鯱」の作者でも知られる元英語教師。85歳の高齢ながら、国際貢献に尽くされている

【新聞テレビから】
☆『中電つないだ「配電魂」被災地支援大手で最多』『熊本地震1カ月 進む再建、ボランティアは不足』『困った人いる限り 名古屋のNPO活動続ける26歳』、『鉄道の安全誓い新た 信楽事故25年法要』、『(約2億2000万円もの)振込先は古い公営住宅 東京招致疑惑 看板や社名表示なく』『主要7カ国以外の大須裏サミット(1面カラー展開)』(14日付、中日夕刊)
☆『〈●eye伊勢志摩と女性〉女神たちの鼓動 サミット開催地から=サミット開催地で地域ならではの仕事に情熱を注ぐ女性を紹介』、『地震1カ月祈る熊本 寺復旧ようやく葬儀』『息子との再会信じて』『「6弱の余震に注意」今後1カ月気象庁呼びかけ』『熊本地震ニーズ多様化に備え 長い目で一緒に 岩手のNPO理事長被災経験生かし』『学習塾教室開放 友達と会える。勉強も頑張る』、『中国南沙埋め立て拡大 米国防総省報告 1年で6倍に』、『資金の流れ違法性焦点 五輪招致委送金 仏検察が捜査』『インターホン応答なし 送金先関係のスイス企業』、『新事務局長初の女性 FIFA(国際サッカー連盟)国連職員サムラ氏』(14付、毎日夕刊)
☆『熊本1カ月 避難なお1万人超 進まぬ仮設住宅建設』『清正の危機、秀吉動く 熊本・被災神社へ 中村区の豊国神社寄付』、『舛添知事政治資金で謝罪 辞職否定 私的宿泊、飲食計上』、『〈選挙権〉@18歳〉愛知4大学で期日前投票 参院選 学生が受け付けも』『唐九郎記念館100点盗難 倉庫の三男陶芸作品、収集品』、『少年の刑事罰問わず 伊勢・高3刺殺 家裁、少年院送致「長期の矯正必要」』(14日付、中日朝刊)
☆『〈熊本地震きょう1カ月〉生活再建へ一歩ずつ』『熊本地震1カ月 小中学生転出742人 関東や東海にも』『避難1万人 農林水産被害1345億円』、『招致委「コンサル料」 東京五輪海外送金認める』『東京五輪疑惑「必要な額だった」 2億3000万円 竹田・JOC会長強調』『フランス検察コメントせず』『シンガポール当局捜査協力』、『舛添氏会見 不透明な釈明終始 追及され反省の弁』『高額出張費用でも批判』『一問一答 さらに徳積んで努力/真摯な対応取った』(14日付、毎日朝刊)

五月十三日
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 熊本で。東日本で。さらにはネパールで。世界の各地で被災者たちの苦闘の日々が続く。
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 そんな中にあって、東京都の舛添要一知事。世界のリーダーたる、この人物は一体全体、ナニをしているのか、と都民でなくとも首をひねらざるをえない。ほんとに、ほんとに。とんでもない人が知事になったものだ。
 今度はご自身が代表を務める政治団体の政治資金収支報告書に家族との宿泊費や私的飲食費を計上していたとして謝罪、「全力を挙げて信頼を回復し、都民のために今まで以上に働く」と知事を続ける考えを強調したが、公私混同も甚だしい。これまでに露呈したお山の大将気分のド派手な海外視察(就任以降9回で計2億円以上の支出)はじめ、度重なる公用車の別荘への私的流用など限りなき都費の無駄遣いを見る限り、もはや責任をとって潔く辞めるべきではないのか。
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 きょうは5月13日。口数の少ない舞が珍しく「それに金曜日の仏滅なんだってよ」と話しかけてきた。「あぁ、そうか」と何げない表情で私。
 でも、高校1年生のこの日、私は滝高校(当時は滝実業高校と言い進学校に突き進もうとしていたころで、私は普通科に在籍していた ※〈時計台〉と〈赤い夕日〉が美しく、私が高校3年生のとき、舟木一夫さんや姿美千子さん、高田美和さんらが高校3年生のロケをしたことでも知られる)で柔道の稽古中、たまたま訪れたOBにかけられた捨身小内刈りにより、右足を複雑骨折。翌春まで自宅で寝たまま療養することになった運命の日でもある。
 私は両親が猛反対するなか、それでも再び柔道を始め高2で講道館柔道の2段を、そのご大学に進学後も1年に抜抜戦を勝ち抜いて実力3段を取得、ユニバーシアードの東海地区の軽量級代表選手になったりオールミッション柔道の全国大会で優秀選手に輝くなどした。あの日々はもう帰らないが、あのとき文武両道とは別の柔道一直線の道を選択していたら、その後の人生はガラリと変わっていたかも知れない。

 なんだか青春時代の話に戻ってしまったが、このところは東日本大震災と原発事故の被災地・福島訪問など、何かと休む間もなかっただけに、きょうのところは、ここいらで筆を止めたい。何よりも寝なければ、と思う。

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 舞台裏で何か。東京五輪誘致にからみ送金の疑惑ありとして、仏検察当局動くが。=13日付毎日夕刊〈近事片々〉から

 こちらも仰天。パナマ文書騒動を機に国際通貨基金がまとめた報告書では、世界中の賄賂は年間二百二十兆円とか。人目を忍ぶ金の流れが地球を覆う。なるほど、並の動物とはやることが違うか。=13日付中日夕刊〈夕歩道〉から
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【きょうの一文・ことば】
「宇宙とは、存在するすべてのものを意味します」「あなたは今。もしかしたら、もう1人の夢(の世界)を生きているのかも分からないのです」=13日夜、NHKEテレ〈モーガンフリーマン 時空を超えて 実在? パラレルワールドとは〉から

【新聞テレビから】
☆『〈ドキュメント72時間〉東京・新大久保 外国人ばかりのハンコ店 日本でかなえる夢と恋』(13日夜、NHK総合)
☆『大西さん宇宙へ 来月24日打ち上げ』、『五輪招致疑惑 国が調査要求 首相「早急に確認」』、『三菱自、改ざん前に協議 子会社に不正指示か 国交省、本社に立ち入り』『名古屋で28日首脳会談 サミット拡大会合7カ国と』、『ソチ金メダリストら禁止薬物 ロシア・ドーピング検査元所長証言 米紙報道 尿検体すり替えも』、『田原証券を提訴 レセプト債 投資家ら106人』、『ミャンマーに世界平和の塔 岐阜の元日本人学校長 戦没者悼み建立』(13日付、中日夕刊)
☆『日米関係重要性言及 27日 広島でオバマ大統領』、『熊本地震 建設ダム直下活断層か 専門家「造るべきでない」』『阿蘇神社完全復旧に10年』、『福岡、松山空港も不正 東亜建設工業 滑走路工事データ』、『神宮球場使用80日案 東京五輪組織委 7ヵ月から譲歩』(13日付、毎日夕刊)
☆『三菱自 日産から会長 2373億円出資受け再建 ゴーン氏「ブランド守る」』『生産や雇用維持へ 岡崎開発拠点 日産が技術者派遣』『電撃提携に困惑 三菱自関係者「販売は?」「大なた期待」』『「岡崎の維持を」大村知事が歓迎』、『蜷川幸雄さん死去 80歳 演出家「マクベス」』、『(全身黒ずくめの服で留守宅に侵入し、短時間で盗む忍者スタイルの)「黒忍者」窃盗団3容疑者を逮捕 愛知県警』、『14年にマニラで 邦人を射殺疑い 山梨県警、4人逮捕』、『巡査寮費90万円着服か 港署、きょうにも書類送検』(13日付、中日朝刊)
☆『熊本地震「避難生活続く」50人 本紙100人調査 40人は帰宅めどなし』『三菱自、日産傘下入り ゴーン氏「好機だった」燃費不正問題』、『ブラジル大統領停職 上院、弾劾裁判を決定』、『蜷川幸雄さん死去 文化勲章シェークスピア演出 80歳』『アングラから世界へ 厳しい演出、俳優育成 蜷川幸雄さん死去』、『東京五輪裏金 仏当局捜査 招致巡り 国際陸連前会長側に』『クリーンと認識 菅官房長官』、『白鵬駄目押し 横審「ダメ」』(13日付、毎日朝刊)

五月十二日
 午後5時4分ごろ、熊本県宇城市で震度4の地震。熊本での震度4の地震は、今月5日いらい。熊本では今も容赦なき地震が続く。演出家で文化勲章受章者の蜷川幸雄さんが多臓器不全のため死去。80歳だった。日産自動車と三菱自動車が業務提携することで基本合意。
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 この子らに早く幸せを! 浪江町の請戸小学校に掲げられていた壁画
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 十、十一の両日、〈脱原発社会をめざす文学者の会〉の福島訪問団に加わり、現地を見て回り、昨夜遅く帰った。まる2日間にわたって、いささかハードなスケジュールではあったが、文学者の会代表である87歳の加賀乙彦さんはじめ参加した11人全員が無事、大役をこなし1人の落伍者も出ることなく中身の濃い訪問となった。
 
 一行は、いわき市に到着後、駅前でレンタカー2台に分乗。かつて中東の戦場カメラマンで死線を数限りなく越え、福島原発事故の放射能汚染問題はむろんチェルノブイリの原発事故後の取材経験も豊富なこの日のゲストカメラマン豊田直己さんが先導する豊田さんご自身の車のあとを2台で追いかけながらの現地訪問に。レンタカーの運転は作家の森詠さん夫妻と、編集者のヤマゲンさんこと、山本源一さんが自ら買って出てくださり、雨のなかでの福島行となった。

 現地案内と分かりやすい現状説明に当たってくださったトヨさんこと、豊田直己さん
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 行く先々にモニタリングの放射能線量計が設置されていた=南相馬市の小高駅前で
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 行き先は初日が国道6号線を北上。久之浜、末次、広野、楢葉経由で本来なら、夜ノ森桜やツツジ、グリーンフィールドなど数々の名所で知られているはずの原発10㌔圏内の帰還困難区域、富岡町へ。町内の中心街や児童公園を見て歩いたあと福島第1原発の全景を至近距離から遠望し、再び6号に戻って同じく帰還困難区域である大熊町、双葉町商店街経由で相馬馬追いの町、南相馬市へ、と向かった。

 南相馬市では市内小高区の浮舟文化会館内にある、ゆかりの作家埴谷雄高と島尾敏雄に関する資料が展示されている埴谷島尾記念文学資料館へと足を運んだ。引き続き、下蛯沢の慰霊碑や大津波に襲われた国指定史跡・薬師観音堂、製塩遺跡あと、津波がひと息に乗り越えた海に面した高台、建設が進む防潮堤の工事現場などを巡回、同夜は原町駅前のロイヤルホテル丸屋で一泊とあいなり、夜はホテル近く居酒屋「源太」で地元在住の詩人若松丈太郎さんを囲んでの夕食懇親会で貴重なひとときになったのである。

 2日目。
 早朝の午前8時30分過ぎ。前日と同じくトヨさん(豊田さん)の車の先導によりホテルを2台のレンタカーで出発した私たちは【脱原発都市宣言、核兵器反対都市宣言】の立て看板が掲げられた南相馬市役所庁舎を横目に濃霧と小雨のなかを飯舘村に向かった。途中、視界に映る黒い夥しい量の放射性廃棄物の入った除染袋には胸が押し潰される。至る所に山積みされた黒い山は、以前訪れた時よりも確実に増えていた。
 汚染された放射能廃棄物を前に人間たちは、どうしてよいのか分からない。除染された廃棄物が押し込められた黒い袋の山、山、山。限りなき不幸という不幸を運ぶ、黒の軍団に見えてしまう。雨のためか青いブルーシーツで覆われた小山の群れたちもある。
「一体全体、何が変わったというのか。これでは事態は悪化するばかりではないのか」。思わず腹の底から怒りのようなものがわき上がってくる。と同時に、無常というような、得体の知れない化け物に私自身の身も心も捕縛されてしまったような、そんな錯覚、いや現実に囚われの身となった。
 ニンゲンたちの放射能汚染に対する足掻き。無駄な抵抗とは、このことを言うのか。人の手で造られながら、いったん悲しい事故が起きてしまったら何ひとつ制御出来ない。汚染の黒い輪が10年、20年いや100年、1000年、10万年と続く。その間、この黒い袋たちは永遠の墓さえ得られないまま仮置き場、仮仮置き場、さらにそのまた仮仮仮置き場とジプシーの如く彷徨い続けるのか。10万年も立てばニンゲンたちは今の言語を話しているのかすら、分からない。イヤ、人間の存在自体が分からない。のに、だ。

 ニンゲンといういきものはなんて、どいつもこいつも愚かなのか。これとて、見えざる神の手なのか、と。そんなことを思ううち全てが虚しく感じられる自分がそこには居た。あぁ~。それでも人々はナントシテモと汚染を除去しようとしているのだ。こんなくらいなら、除染など最初からしないでいっそ、そのままとし自然界にされるがまま、あるがままにしておかれた方がよかったのかも知れない。いじくればいじくるほど膿が噴き出してきている。目の前には、そんな惨状がどこまでも広がっていた。

 ふと我に返る。と、3台の車は、かつてはわらび野が広がっていたという蕨平を突っ走り、次の目的地である飯舘村の放射性廃棄物大規模処理工場を見下ろす丘へと入っていった。丘の中腹墓地一角には先の東日本大震災で犠牲になられた方々の朽ちかけた墓標もたち、私たちは手を合わせた。この処理場は、いつまでこうした状態でいるのだろうか。そんな不安も胸をよぎる。
 一行は引き続き、今なお多くが暮らす南相馬市の仮設住宅へ。ここから浪江町に入り、大津波と原発事故汚染で破壊され尽くした当時のままの姿をさらけだした請戸小学校や住宅街、市街地に足を踏み入れ、浜通りの海岸線にそって走る国道6号を南下、いわきに戻り、JRの特急列車に飛び乗って家路を急いだ。
 帰りの車中。私はあの全身傷だらけの請戸小学校玄関先に掲げられた壁画のなかで笑顔でいた小学生の顔が忘れられず、こどもたちに幸せが戻ることを願い、空を仰ぎみた。

 以下、福島訪問時の写真ダイジェストを掲載し、とりあえずの報告とさせていただく。

 加賀さんも雨のなかを歩く。あるく=富岡町の公園で
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 美しいツツジも病んでいる
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 南相馬市小高町の埴谷島尾文学館にて
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 いたるところが復旧工事現場だった
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 10万年後の廃棄物処理は、どうなっているのか=飯舘村の大規模処理場にて
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 除染廃棄物が入った黒い袋の山また山がどこまでも続いた、なかにはブルーシートに覆われた廃棄物も
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 海は、どこも泣いていた
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 海を見下ろす高台には、「海」の墓碑も=浪江町にて
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  訪問中、私はご自身も中東の取材経験が長い森詠さんが運転するレンタカーの後部座席に乗らせていただいたが助手席で放射線量を測る線量計を手にし、要所での放射線計測値をそのつど告げる妻千春さんの表情には、ある種、鬼気迫るものさえ感じた。
 特に原発事故現場に近い大熊町に入るや、「エイさん。上がってきたわよ」「警告音が連続で出てる。止まらない」「上がってます」「メモしてる間に、どんどん超えてるわよ」「止まらない」「止まらないわ」と千春さんの声がひきつって聞こえてきた。
 0・88、0・917、0・950、0・997、1・028、1・058、1・063、1・077、1・113、1・190、1・214、1・232……1・156=単位はマイクロシーベルト毎時。人間の許容量は0・23マイクロシーベルト。原発事故発生前の平均放射線量は0・04~0・05マイクロシーベルトだったという=と、上がる一方の数値だけが耳に飛び込んでくる。尋常でない線量だ。
 この間、線量計からはずっとリリッ、リリ、リーッ、リ、リッツと警告音が流れ続けていたのである(ちなみに、戸外の国道6号に特設されたモニタリングの線量は、実に3・08を記録)。人が住める状況ではないことを全員が身をもって体験した。

【新聞テレビから】
☆『アユ今年は控えめ 岐阜で初競り』、『〈選挙権〉@18歳〉熊本に寄り添い、思う 政治家は被災地へ来て■防災訴え聞きたい』、『市議会リコール手続き 議員報酬増に反対』、『リニア反対20日に提訴 中部などの沿線住民700人超』、『★日伊友好150年照らす(ローマ・共同)』、『里見 居飛車の構え 女流王位戦(中日新聞社主催)第1局』(12日付、中日夕刊)
☆『三菱自、日産傘下で再建 2000億円出資受け入れ 提携午後にも発表へ』、『経常黒字倍増17兆円 昨年度国際収支 5年ぶり高水準』、『「車中泊避難」に指針 地震対応 政府が策定検討』『ペット連れも車中泊 飼い主「迷惑かかる」 熊本地震』、『18の違反 認知症検査対象』『高齢者運転 信号無視や逆走 警視庁試案』(12日付、毎日夕刊)

五月十日
 きょうは、「脱原発社会をめざす文学者の会」メンバーの1員として福島原発事故の被災地訪問で早朝、自宅を出発し新幹線で名古屋をたち東京経由で福島へ向かう。
 そんなわけで、本欄執筆は帰るまでしばらくお休みさせていただく。いまは10日午前零時20分を過ぎたところだ。朝一番の出発なので、そろそろ寝なければ―

五月九日
 東京・両国国技館で行われている大相撲夏場所2日目。横綱白鵬は平幕の宝富士を寄り切りで下し、元大関魁皇を抜いて幕内歴代トップとなる880勝を達成。白鵬は「ひとつの記録が話題になってくれれば嬉しい」とひと言。なかなか憎いことを言う。
 
 NHKの世論調査によれば、安倍内閣の支持率は前回より3ポイント上がって45%、支持しないも3ポイント下がって36%に。国民の安倍内閣に対する期待は、まだまだ枯れてはいない。一方の北朝鮮。この国では金正恩第一書記が朝鮮労働党の委員長に就任。祖父である金第一書記のおじいちゃん、すなわち金日成時代の再来だとの声が高まっている。両者とも切に、世界平和に貢献してほしく思う。

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 きょうの中日夕刊に『日本人は世界一寝不足 米大調査』の見出し。記事は【ワシントン=AFP・時事】電で、それによれば、調査は米ミシガン大の研究チームによって100カ国の15歳以上約6000人を対象に行われ、国別の平均睡眠時間では日本とシンガポールが7時間24分で最も短いことが明らかになったという。ちなみに最長は、オランダの8時間12分。結果につき米疾患対策センターでは「慢性的な睡眠不足は肥満、糖尿病、高血圧、心疾患の危険性を高める」と警告している。やはり、睡眠はとらなければ。ネ!
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【きょうの一文・ことば】
 ハア―エンヤー そろたそろたよ ア ヨイヨイ 踊り子がそろた サア― ヨ―ヤサッサ 稲の出穂よりなおそろた ハンヤー ハンサのサ―
=9日付中日夕刊記事『故竜鉄也さん妻ら復活に尽力 飛騨ハンヤ節慕情伝承』の中から。
奥飛騨発祥で、知る人が少なくなった盆踊り「飛騨ハンヤ節」の一節
※リズム感のある曲調に尻を振るような踊り。「ハンヤ」は「繁栄」を意味するという説もある

【新聞テレビから】
☆『ビキニ被ばく初提訴 高知地裁 元船員ら45人国賠請求』『後で知った被ばく情報隠しに怒り「亡き仲間のため戦う」』『多治見の空襲新映像 市民団体 米から入手、公開』『安保法廃止訴え政治団体 参院選、憲法学者ら出馬へ』、『おやじの日記感謝残し 熊本被災家屋から「すてきな1日だった」毎日』、『「東方の核大国」強調 北朝鮮 党大会、決定書採択』、『〈訃報〉坪井清足氏死去 94歳 考古学発掘体制を確立』、『★「かりあげクン」など大賞』、『最高齢アザラシ天国へ おたる水族館=雌のゼニガタアザラシ「トラ」が推定46歳。人間なら100歳以上の長寿で死去』、『〈大波小波〉石原慎太郎対田中角栄』(9日付、中日夕刊)
☆『熊本の小中62校再開 11日までに全校で』『益城や熊本で簡易給食続く』『「またいっぱいあそぼう」熊本地震 南阿蘇の小5 親友への手紙 記者に託す』、『党大会活動報告採択 北朝鮮 新体制発足か』、『7冠・井山に高尾挑む 本因坊戦第1局幕開け』、『東証が反発 7営業日ぶり』、『〈テニス マドリードOP〉ジョコビッチ(セルビア)V 5年ぶり』(9日付、毎日夕刊)
☆『避難者2000人、18施設に移動 地震で 熊本市 160カ所から集約へ』『ボランティア「GW後も継続支援を」連休中、延べ2万人が汗』『熊本思う歌止まらない 被災の元C―C―B笠さんら きょうから無料配信』、『〈伊勢志摩サミット 開幕まで17日〉各国首脳使用のヘリポート スペイン村に設置』、『金正恩氏党大会報告 北「核兵力さらに強化」 日本に過去の謝罪要求』、『冨田勲さん死去 84歳シンセサイザー先駆者』、『豊田・女性遺棄容疑で男逮捕 現場近くの24歳認める 女性は尾張旭出身22歳』『派遣会社接点/容疑者父「信じられず」』、『母殺害疑い 高1長女逮捕 東京 黙秘、首に絞められた痕』『教育熱心、厳しい母』(9日付、中日朝刊)
☆『「北朝鮮は核保有国」 正恩氏経済と「並進」党大会活動報告』、『連続震度7想定せず 防災計画 全ての都道府県』『〈検証 熊本地震②〉失われた行政拠点』『熊本地震 車中泊8割孤立化「行政の接触ない」NPOなど調査』『学校再開へ避難者移転』『通学困難な生徒 寄宿舎引っ越し 南阿蘇』、『マナスル初登頂 記念イベント 皇太子さま映画鑑賞』、『〈ボクシングダブル世界戦〉 WBO(世界ボクシング機構) スーパーフライ級王座戦   井上2度目の防衛 右拳痛めKO逃す』『IBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級王座戦 八重樫判定で初防衛 追撃の一打不発』、『〈大相撲夏場所初日〉白鵬幕内最多879勝 魁皇に並ぶ「重みある1勝」』、『■米ゴスペル大会で日本人優勝 米東部ニュージャージー州ニューアークで開かれた米最大級のゴスペル大会で日本人女性3人でつくる「おむすびシアターズ」が黒人霊歌を熱唱してグループ部門で優勝した』(9日付、毎日朝刊)

五月八日
 母の日。これまで、感謝の気持ちを込め、ずっと続けてきたカーネーション送りも昨年からは私の母も、舞の母も高齢なうえ、施設で過ごしたり寝たきりでいるため「かえって手を煩わせてもいけない」との判断で、やめている。

        ❤        ❤
 代わりに、きょうは午後、私の母が亡き父とともに、かつて手塩にして野菜を育て続けた私たちの土地〈エデンの東〉に、2人で出向き感謝の気持ちを込めて、畝の間や空いた畑地にいつのまにか生え、茫々となりかけていた草取りに黙々と励んだ。同時に、タマネギやジャガイモの生育状況も見て回ったが素人の割には、まずまずの出来だと思いきや、妻曰く「あ~ぁ。いつになったら大きく育ってくれるの。ちいっちゃ過ぎるよ」と悔しそう。
 
 まずは順調な生育ぶりで葉も目立ってきたジャガイモ畑と、収穫にはまだまだのタマネギ=エデンの東にて
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 そんなところへ、日ごろ畑地の手入れをしてくださっている方がヒョッコリ現れたので、▽ネギは、しばらくしたら下方部分で切り取って土をかぶせ鶏糞などの肥料を与えて、寝かせておけば新しいネギが育つ▽ネギ坊主は頭の部分だけを切って、円形にして同じ場所に置いておく。そうすれば、種が飛び散って新芽が出てくる▽タマネギは、これから、まだまだ大きくなるはずで、頭部が寝てしまったら熟した証拠なので収穫する―など、あれやこれやと野菜の上手な育て方について教えていただき、充実したひとときとなった。
 帰りの道すがら、他の家の畑のタマネギが大きく育っているのを目の前にした舞曰く「あ~ぁ、なんであんなに立派に育つのだろう。落ち込んじゃうな」と。「仕方ないよ、俺たちは素人なのだから」と私。それにしても夫婦の末路は、こんなものか。いやいや、私たちのやるべきことは俳句に創作に、と山ほどあるのだ。前に向かって歩いていかなければ。

 帰宅後は満95歳になる両方の母の無事、円満と幸せを願って横笛を手に、しみじみと〈さくら〉と〈平城山〉〈越後獅子〉などをふき、合わせてきのうで亡くなって丸2カ月たつ長女猫こすも・ここの御霊に向かっても、〈惜別の唄〉をふいた。いずれも私たちにとっては大切な母であり、愛娘だけに、自ら吹く笛の音に哀愁の如きものを感じたのである。と、まあ~母の日の1日は、こんな按配で幕を閉じたので、ございます。
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「米大統領選はヒラリー・クリントン(民主党)が弱いから、トランプ(共和党)が勝ってしまう」とは、今夜の東海テレビ〈Mr.サンデー〉に出演したコメンテーター木村太郎さんの見解。聞きながら、トランプ氏は何かと唯我独尊で日本への外交姿勢も手厳しく批判こそ多いものの、政策の是非はさしおき、何よりも分かりやすく、ある面では有権者の心をつかむのがうまいナ、と思ってしまうのも事実だ。
 カナダで山火事。8万8000人もが避難しているという。大型連休中の交通事故による死者は60人に。そういえば、連休期間中、新聞各紙の社会面は連日、交通事故死を報道する紙面が目立っていた気がする。
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【きょうの一文・ことば】
(ふたり一緒に寝転がって頭上に輝く満点の星空を見ながら、ああして)母と手をつなぐだなんて、何十年ぶりだったでしょう。母の手が、こんなにあたたかった、とは。涙が出てしまいました。美しい星空を演出していただいて本当にありがとうございました。
=8日夜の東海テレビ『〈Mr.サンデー、NEWSストーリー〉GWで人気殺到の村 日本一きれいな星空で寂しい温泉が復活秘話』の番組のなかで。長野県昼神温泉のあるスタービレッジ阿智村誘客促進協議会に届いた1通の手紙から

 先日、長崎の祖母が亡くなった。原爆が落ちた日、長崎市内で父を産んだ。厠(かわや)の戸は吹っ飛んだが、爆心地から十三㌔ほど離れており、被爆は免れたという。
 子ども心に怖いくらい、冷静で賢い「おばあちゃま」だった。………
 高校生の頃だったか、よく覚えていない。あるとき台所で洗い物を手伝っていたら、突然問わず語りに話し始めた。
 父を出産してすぐ、爆心地の方から大やけどをした女性が乳飲み子を抱いてやって来た。祖母に赤ちゃんを託すと、力尽きて亡くなった。父と赤ちゃんと二人におっぱいを飲ませたけれど、その子も二週間ほどで死んでしまった。
 振り返ると口を閉じてしまいそうで、背中で聞いていた。いまも夢かと思うくらい、たった一度だけだった。
 ……
 おばあちゃま、むこうでおじいちゃまに会えていますか。いままで育ててくれてありがとうございました。(出田阿生)
=7日付中日夕刊文化面『〈コンパス〉祖母と原爆の記憶』から。1部を抜粋

【新聞テレビから】
☆『〈美の壺選〉 江戸前ずし』、『〈サイエンスZERO選〉“宇宙の果て”に迫る』(8日夜、NHKEテレ)
☆『被災地 笑顔の母の日に』『食中毒発生/エアコンなし 熊本の避難所 暑さ対策急務』『生活保護費減額・停止に不安 熊本地震「収入」扱い制度が壁 義援金受け取り 尻込み』『熊本労働局に相談5500件 休業補償、企業助成金など』『アルバイト解雇 職探し募る不安』、『党の強化、発展を強調 北朝鮮党大会 正恩氏の業績称賛』、『即席麺に虫混入 寿がきやが回収 5食入りの3万6000パック』『ノビル? 実はスイセンだった 伊那の小学生10人が食中毒』、『家事、育児シェア 豊田で取り組み 産後ママ支える友の輪』『出産前からの計画が大切』(8日付、中日朝刊)
☆『〈熊本地震 検証1〉予断与えた「余震警戒」28時間後に本震 犠牲拡大』『車で寝泊まり命削る 熊本地震73歳難病女性が関連死 福祉避難所存在知らず』『発電所の水 大量放出 九電調査 周辺集落で泥流被害』、『領土「現首脳間で解決」日露、新アプローチ』、『〈Sストーリー〉4万6300人の名刻む―シベリア抑留死「村山名簿」』『執念支えた夫婦の絆 墓参偉業の原点』『名前は「人格」格闘10年』、『■映画「64―ロクヨン―」前編公開』(8日付、毎日朝刊)

五月七日
 母の日を前に息子夫婦から届いた花に、私たち家族からの分も加わった。舞の手でさっそく室内一角に飾られた
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 長女猫こすも・ここの大役を引き継ぐシロちゃん
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 土曜日の朝。いつもなら階下の自分の居場所にいるはずの次女猫シロちゃんが2階寝室まで上がって来て時折、ンニャア、ナャア…と甘えた声をあげて私の顔を盛んになめ回してくる。
 例によって、ちいさな音声でつけはなしのNHKラジオからは「時刻は午前7時半を過ぎました」の声。なぜ、こんなにもなめてくるのか。そういえば、亡き長女猫こすも・ここも生前は時折、私の枕元まできて、よくこんな調子でなめまわしてきたものだ。こすもは、私たち2人ともが少し寝過ぎてしまった時なぞ、上に来て「もう起きなきゃあ」と、私の顔をなめながら、しげしげと見つめて何度も息を吹きかけてきたものだ。そして。そんなときには、決まって妻ではなくて私の方を起こそうとした。
 そのここが亡くなり、ちょうど2カ月。きょうは祥月命日である。シロは私たちが寝過ごしたら、私を起こすように、と教えられていたのかもしれない。というわけで、きょうも寝不足な中、1日が始まった。
        ☆        ☆

 昼間、名古屋の国際センタービル5階会議室で開かれた中部ペンクラブの理事会に出席。8期、16年と長期政権が続く三田村博史会長から先に各理事あてにメールで送信されてきたご本人からの辞任申し出などにつき、真剣な論議が交わされた。
 三田村会長からは、その後になり再び理事のみなさまあてに【1、会計 戸田鎮子2、会報責任編集長 竹中忍3、会誌「中部ペン」は中村(賢三)さん主導ですでに編集作業始まっていると思いますので、23号は中村さんに任せる。が、来年以降は遠藤昭己さんが実質責任者となる。以上、提言します。(中略)「上記提言1、2、3いずれも受け入れられた場合に限り」よろしければもう少し会長をやらせていただきます】のメールが届いたが、いったん辞任の申し出をしながら前言を翻してきた、ともみられかねず、この点に関しては少し独裁的でいただけないのでは。だったら、理事会の場に出てきて堂々とご自身、意図されるところを発言すべきではないのか。それとも身辺で何か良からぬことがあったのではないか、と勘ぐってしまう。
 そう思ったので常任理事(事業企画運営委員長)の私としては、失礼とは承知しつつ「1、会計………」の下り、この部分だけは撤回してもらうべきだ、と強く指摘させていただいた。いずれにせよ、中村さん=現副会長、会誌・会報編集委員会委員長=だけに負担を強いることのないよう円滑かつスムーズなペンクラフ運営を願うあまりの三田村発言であることは確かで、そんなに目くじらをたてる必要もない気がしないでもない。長年の会長職で孤独感に襲われているのかもしれない。実績もあり、人柄も本来温厚でやさしく、東海文学の顔的存在であることも事実だ。ここは、しばらく頭を冷やした方が良いのかもしれない。とまれ、中部ペンクでも脱皮への動きがいよいよ始まったということか。いい機会かもしれない。
 というわけで、誰もが真剣なだけに、熱い論議の応酬となったのである。それ自体はいいことだと思う。
      
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 帰りの道すがら。名鉄名古屋駅横タクシー乗り場近くが長蛇の列となっているので「何事か」と覗いたところ、母の日の花売り場で順番を待つ人々と分かった。「あっ、そうだったか。そういえば、きのういち早く舞にも川崎に住む息子夫妻から届いていたナ」と思いつつ、ついつい、つられて私も行列の1員に。帰りは恥ずかしながら3つの花束を胸に抱えてのご帰還とあいなった。「ハイ、俺たち(私と残る息子2人分)からだ」と帰宅第1声―
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 世界最大の生き物はクジラではありません。米国で発見されたオニナラタケというキノコ。地中に広がる菌床の広さは約九平方㌔。重さ約六百㌧。本当に本当に、地べたのことは分かりません。=中日7日付〈夕歩道〉から

 北朝鮮で36年ぶりの朝鮮労働党大会開幕。核実験の成果自賛も、会場内の取材は許さず。「選ばれてあることの恍惚と不安」か、単なるうぬぼれか? 第1書記殿。
        ◇
 泡沫から切り札へ。米共和党の大統領候補選びはトランプ氏で決着。数々の「暴言」が異端でなくなるのか。本選での徹底した論戦を。
=7日付毎日夕刊〈近事片々〉から

【きょうの一文・ことば】
「そういうことじゃないの。カレーのひとつでも作ってもらった方が、よっぽど嬉しいよ」
=花束を胸に帰った私に向かって(まんざらでもなさそうな顔をしながらも)舞が放った痛烈なるひと言。それでも彼女は、笑顔ですぐに花を飾った、女心は分からない

【新聞テレビから】
☆『続く不安地震酔い増加 余震多発の熊本「休める場所を」』『「(豪華寝台列車の)ななつ星」復興へ再出発 JR九州』『住宅、避難所窃盗が多発 容疑の男逮捕』『食中毒疑い24人に 熊本の避難所』『田んぼに亀裂田植えできぬ 南阿蘇や益城』、『ロンドン市長にイスラム教徒 労働党、カーン氏』、『正恩氏「最高位」へ 北朝鮮党大会 推挙見通し』、『【問題】数学好きになるためには【解】ぼーっとする時間を フィールズ賞・森重文さん』、『北方領土「新発想で交渉 首脳会談 首相、ロ大統領に提案』、『大量土砂無許可掘削の疑い 伊賀の会社社長逮捕』(7日付、中日夕刊)
☆『跳ぶ稚アユ 岐阜・根尾川』、『●eye熊本地震 沈む大地 身寄せ合う』、『安否確認SNS威力 熊本地震「既読」機能生き』『LINEで支え合い 熊本地震 友達に弱音、愚痴 中高生「素直に言える」』『広がるネット支援課題も』、『ロンドンにムスリム市長 欧州主要都市で初』、『北方領土「新アプローチ」 日露首脳9月に再会談』、『羽田滑走路 薬液管231本全て不備 データ改ざん 掘削計画と相違』(7日付、毎日夕刊)
☆『動物愛護の熊本市 助けたい 被災ペット支援続々』『嘔吐や腹痛を訴え避難所の23人搬送 集団食中毒か』、『正恩氏核開発を誇示 北朝鮮、党大会開会 経済と「並進」』『大会会場前に多数の警備員』、『北方領土「首脳間で解決」 日ロ一致 9月再会談の意向』、『中部140社採用傾向 求む行動力・柔軟性 新聞、就活に「効果大」』、『新潟焼山が小規模噴火』、『つばめタクシー初乗り 500円→450円 距離は短縮、加算分を9%値上げ』(7日付、中日朝刊)
☆『露に経済協力提示へ 首相 民間主体8項目 首脳会談』、『農業被害1000億円超 熊本地震 田畑地割れ深刻』、『内閣官房 検査院協議記録作らず 特定秘密 公文書管理法違反か』、『名古屋新人「出世欲」強く 東京・大阪に比べて 安定産業多いから?』、『アイヌ人権回復目指す 萱野(茂)さん没後10年 次男、決意語る』、『ホタルの光簡単に 中部大・名大 化学物質の合成法発見』、『アカウント2億7230万件流出 ロシアで売買か』(7日付、毎日朝刊)

五月六日
 金曜日。新聞休刊日で朝刊はない。
 北朝鮮の第7回朝鮮労働党大会が首都平壌で始まった。党大会の開催は1980年いらい36年ぶりで、この日金正恩第一書記はスーツにネクタイ姿で登壇、開会の辞を読み上げ「わが軍隊と人民は今年、初の水爆実験と光明星4号発射を成功させ、主体朝鮮の尊厳と国力を最上の境地で輝かせた」と述べた。
 朝鮮中央テレビや平壌放送などによれば、党大会には3667人の代表者とオブザーバーが参加。国に貢献した人の名前が読み上げられたあと、全員で黙とうが捧げられたという。また金第一書記は前党大会以降を「偉大な変貌が遂げられた勝利の年代だ」と振り返り、核開発と経済建設を同時に進める〈並進路線〉の大切さを強調した、とも伝えられている。いずれにせよ、北朝鮮は新しい時代に入った、ということか。
        ☆        ☆

 熊本では、避難所で焼きそばや野菜サラダ、おにぎりの炊き出しを食べた男女計23人が集団食中毒症状で病院に運ばれる事態に。これから夏に向け、環境面での劣悪な状況下での生活が懸念されている。トルコ国境に近いシリアのイドリブ県では子どもたち28人が空爆の犠牲に。一体いつになったら、殺し合いは終わるのか。愚か極まる人間たち。カナダでは山火事で東京都の4割方が焼き尽くされ、原油価格にまで影響が出てきたという。

 私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」例会を15日午後、名古屋市内で開くことが決まり、中部圏に散らばる全同人に電話やメールで公平にお知らせする。

【きょうの一文・ことば】
 正解が分からないから自由に打つ。基本的にはどこに打ってもいい。その日の気分でキャンバスに絵を描いていく感じです。…でも、絵は苦手ですね。今でも負けると、涙がでます。なぜ、負けたのか。反省しないと進歩はない。
=6日夜のメ~テレ『〈報道ステ―ション〉史上初の偉業を達成した囲碁七冠井山裕太さんって どんな人?』のなかで。井山さんの発言

「デスクワークよりも(食べることって)健康に必要かなって思う。(保険外交の仕事で)めちゃくちゃ歩くんで……」
=6日夜NHK総合『〈ドキュメント72時間〉北のどんぶり飯物語 半田屋』のなかで。「震災から5年 ヒトはどんぶりごはんを前に何を考えるのか」の問いに対して。ある男性

【新聞テレビから】
☆『3週間ぶり帰ったモン』『熊本市の2000人「当面帰宅困難」』『被災者、市営住宅入居へ 熊本地震 益城で仮設の建設開始』『震災関連死疑い18人に』『トヨタ工場全て再開』、『北朝鮮36年ぶり党大会「正恩時代」を宣言へ』、『首相財政出動を訴え「サミットで発信」メルケル氏は慎重』、『御柱祭男性が転落死 諏訪大社・上社 建てた柱から』『足場の片付け作業中に』『前回(2010年)も2人死亡』『伝統行事の事故 安全対策 難しく』、『車に落石女子学生死亡 島根、防止ネットなし』『関越道で追突 男性2人死亡 埼玉、2人重傷』『トンネルで衝突2人死亡 運転の徳島・美馬市長らけが』『常磐道事故 女児も死亡 福島、死者2人に』、『グライダー墜落43歳男性が死亡 福島・三春』、『〈訃報〉ヤドランカ・ストヤコビッチさん(日本でも一時活動した旧ユーゴスラビア出身の女性歌手) 3日、ボスニア・ヘルツェゴビナ北部バニャルカの老人ホームで死去。65歳。難病の筋萎縮症側索硬化症を患っていた』(6日付、中日夕刊)
☆『熊本地震 益城町に仮設160戸 建設開始 来月中旬完成』、『熱中症搬送 181人 1人死亡1日までの1週間』、『36年ぶり朝鮮労働党大会 金正恩時代アピール』、『財政出動 独英と溝 安倍首相G7で継続議論へ』、『「米軍駐留費 全額負担を」トランプ氏迫る 共和指名確定』、『闘病の子どもに歌をプレゼント 東京 歌手・菅原洋一さん』、『東海道新幹線車掌喫煙 走行中に電子たばこ』、『テニスボール大 ダイヤ原石 競売 ロンドン予想価格75億円』(6日付、毎日夕刊)

五月五日
 こどもの日。立夏である。東京は27・4度に。
 福島県三春町でグライダーが墜落して1人が死亡、諏訪大社でも男性(41)が不幸にも御柱から10㍍下に落下して命を落としたという。
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 欧州を歴訪中の安倍首相がロンドンで内外記者団を前に、記者会見。各国記者の質問内容を聞いていると、日本の経済政策に対する世界の目の厳しさはじめ、米国の対日政策の微妙な変化というような兆しが感じられる会見内容となった。特にドイツ・メルケル首相の日本の金融政策に対する考えは尋常ではない厳しさで、やはり日銀のこれまでのジャブジャブ政策がいろんな面で悪影響をもたらしている。
 黒田日銀総裁は即刻、これまで自身でまき散らしてきた金融政策の責任の一端を取って辞任すべきではないのか。それとも、これまで安倍政権下でむしろ政府主導といってもいい甘い世界にどっぷり浸かってしまい、居心地の良さに権力の片棒を担ぐことに執着しているのか。まことにもって困った人である。もっと有能な人材はいっぱい、いるはずなのに。
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 総務省のことし4月1日現在の推計によれば、外国人も含めた14歳以下の子どもの数は前年に比べて15万人減の1605万人で35年連続の減少に。総人口に占める割合となると、12・6%で42年連続の低下。内訳は男子822万余人、女子782万余人だった。
 また都道府県別では、増えたのは東京だけ。福岡、沖縄が横ばいで、他の44道府県はいずれも減少、人口に占める子どもの割合は沖縄の17・4%が最高、秋田の10・6%が最低。中部地方の場合、滋賀14・5、愛知13・8、岐阜と福井が13・3、三重13・1、長野13%だったという。
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【きょうの一文・ことば】
「目を見張り、耳を澄まし、正直な意見を述べあうことが、生活を前進させる」
=5日付中日朝刊『87歳充実の学び 中日くらし友の会と60年』『10日に総会8人表彰 名古屋』の記事のなかで。昭和32年の友の会結成総会で招かれた小説家壺井栄さんが、友の会会員に呼びかけたことば

「どうしてコーラン(イスラム教の聖典)を学ばせず、サッカーをやらせるのか」
=5日付毎日朝刊『イスラム過激派から脅迫され「メッシの少年」避難』の記事のなかで。貧しい農家の生まれで、ポリ袋で作ったユニホームを着て遊ぶ写真がインターネットで話題になり、ことし2月にメッシ選手から本物のサイン入りユニホームが贈られた、ムルタザ・アフマディちゃん(5歳)。少年の一家は、タリバンとみられるイスラム過激派から繰り返し脅迫を受け、現在は隣国パキスタンに避難しているという。

【新聞テレビから】
☆『熊本震度4が3回』『お休みくまモンきょうから復帰 避難所など訪問』、『被爆者「核禁止条約締結を」広島・長崎の2人 国連部会で訴え』、『山陽道死亡は母子3人 渋滞にトラック 運転容疑者逮捕』『13歳息子、9歳娘…山口の知人、涙』『福島でも母子死傷 常磐道 車がバスに正面衝突』『高線量の地域対面通行期間』、『子ども35年連続減 15万人減1605万人、過去最少』、『思い出も掘り出せ 蒲郡・竹島』、『GW Uターンピーク』『新東名・東名・走行ルポ 分散効果で渋滞なく』、『〈2016年米大統領選〉トランプ氏指名確実 共和党クルーズ氏撤退 クリントン氏と本選へ』、『収賄容疑で逮捕の前常滑市議 用地取得から関与か』『企業誘致「俺でないと」前常滑市議 経験豊富、事件主導か』(5日付、中日朝刊)
☆『人馬ひとつ駆け上がれ 三重・多度神社』『22保育所再開まだ 熊本地震2150人通園できず』、『18、19歳 「参院選行く」56% 共同世論調査「改憲不要」58%』、『トランプ氏指名確実 共和クルーズ氏撤退 米大統領選 クリントン氏と対決へ』、『〈伊勢志摩サミット2016〉 修学旅行シーズン重なり バス確保 官民が汗 運転手もフル動員』、『〈政治18しようよ〉名古屋で高校生サミット 人ごとを 「自分ごと」に』(5日付、毎日朝刊)

五月四日
 きょうは「みどりの日」。
 毎年思う。この日、すなわち5月4日付毎日新聞朝刊は1面題字を緑色に染め、環境への配慮がありあり、粋で清々しい。

 半面、群馬県館林市で31・6度になるなど全国7地点が真夏日に。熊本も初夏を思わせる暑さで避難テントのなかが30度を超すなど蒸し風呂同然に。被災地では皆、悪環境下での生活を強いられている。福島では東電福島第1原発事故現場とは眼と鼻の先、高放射線量で住民の立ち入りが制限されたまま避難区域となっている大熊町の常磐自動車道でこの日夜、大型バスと乗用車が正面衝突。乗用車を運転していた33歳の母が頭を強く打って死亡、助手席の娘(6つ)も意識不明の重体、バスの乗客と運転手計41人のほとんどがケガをしたという。
 米大統領選の共和党候補者選びは、不動産王のドナルド・トランプ氏(69)が中西部インディアナ州予備選で圧勝、2位テッド・クルーズ上院議員(45)が指名争いからの撤退を表明したことで、指名獲得が確実に。「信じられない。すてきな勝利だ」とトランプ氏。濃厚になった民主党、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)との決戦を前に、発言もバランス感覚よく見事なほどに軟化し、トランプ大統領出現が現実のものとなってきた。どうする。ヒラリーさん!
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 本欄の読者の皆さんには、ぜひ本日の、すなわち4日付中日(東京)5面の社説『舛添東京都知事 血税への乏しい感性』を読んでいただきたい。一体全体舛添知事は何やっとるんだ。こんなヤツ(あえて「ヤツ」と言わせていただく。文句があれば、私の前に来て反論すればよい。聞いてやろう)に都知事をやらせておいてはアカンがや。名古屋のカワムラさん(河村市長)とこで見とると、都民はみんな何しとるの、と思ってまう。カワムラさんだったら「信じられんこった」と、今ごろ怒ってりゃあすに違ゃあなゃあぜ。
 ここには社説の前文と、最後の部分だけを紹介させていただく。こんな馬鹿げた人のことを書くには貴重で大切な紙面がもったいないからだ。少しだけにしておこう。反省してちょーせば許してもいいが。ヌクヌクと育ったこの男には言ったっても、馬耳東風で分からんかも知れへん。それより、こんどの選挙で落っことしたることだ。それともこのじん、天下の都知事からだと、図に乗ってアベさんのまねしとるつもりか。チョコッとちがうきがするで、なもし。

 社説の1部は次のとおりデス。
 海外出張や公用車に、まるで湯水のごとく血税を費やすような振る舞いは、納税者の目にどう映るだろうか。舛添要一東京都知事のリーダーとしての資質も、都政への心構えも疑われてならない。
 (中略)
 “世界一貧しい大統領”と呼ばれたウルグァイのホセ・ムヒカ氏の来日は、さわやかな印象を残した。報酬のほとんどを社会福祉に寄付し、愛車を自ら運転するリーダーだった。失礼ながら人間の厚みは雲泥の差に見えてしまう。

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 ○…確率は、宇宙人やネッシー発見よりも低かったそうです。――とは、4日付中日新聞の〈編集日誌〉。毎日新聞も同じ日の朝刊で『開幕前オッズ5001倍 「ネッシー発見」でも501倍』の見出し。これはどういうことか、と言うと。「今季の開幕前、英大手ブックメーカー(賭け屋)のウィリアムヒルがつけたレスター優勝のオッズ(賭け率)は5001倍だった。幻の怪獣「ネッシー」発見の501倍、2017年より前に宇宙人が見つかるという1001倍を大きく上回る。あらゆる事案を賭けの対象にする英国で、どれほどあり得ないことと予想されていたかが分かる。」(毎日紙面)ということらしい。
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【きょうの一文・ことば】
「(国際調査報道ジャーナリスト連合=ICIJ=との合同取材を選んだのは)自分たちや家族の(安全)を守るためだった」「記者は皆、エゴイストだ。自分にとっても重大な決断だったが、合同取材をしなければこれだけ幅広く調査するのは不可能だった」「(世界中の記者と資料を共有しながら事前に情報が漏れなかったのは)奇跡だ」
=4日付中日朝刊『合同取材「家族守るため」』『「パナマ文書」入手の南ドイツ新聞記者』の記事の中から。タックス・ヘイブン(租税回避地)に関する膨大な資料「パナマ文書」を入手した欧州有力紙、南ドイツ新聞の記者フレデリク・オーバーマイヤー氏がベルリンでの記者会見でこう述べた

【新聞テレビから】
☆『岡崎歓喜 (サッカーのプレミアリーグで)レスター初V』、『〈選挙権@18歳〉若者 憲法手探り』『「9条変えない。何となく…」「意味ある一票を考えたい』『護憲・改憲両派が集会 憲法69年』『18歳、19歳憲法記念日に考える 「9条に関心」「災害備えを」』『憲法記念日正答は36%』『零戦パイロット反戦の語り部 原田要さん死去 99歳』『「原爆の図」二つの叫び 埼玉・丸木美術館で展示』、『女性政調会長静かに火花 自民・稲田氏VS民進・山尾氏』、『円一時105円台 海外市場』、『車暴走5人はねる 神戸・三宮 容疑者「覚えない」 GMの繁華街衝突音と悲鳴』『山陽道で2人死亡 山口多重事故 心肺停止も』、『宇宙航空理工学科 中部大が新設準備』、『ギョウジャニンニク購入…実は毒草 食べた男性食中毒に 飛騨の市場誤って販売』、『佐藤信二氏死去 栄作元首相の次男。84歳』(4日付、中日朝刊)
☆『岡崎「初V信じられない」 レスターの奇跡』『開幕前オッズ5001倍 「ネッシー発見」でも501倍』、『〈きょうは「みどりの日」〉 伊勢志摩 行き渡る森の恵み』、『改憲署名氏子を動員 賛成派700万人分 憲法論議各地で活発 国民投票時に活用』『安保法反対署名1200万人』『若者100人アンケート改憲反対増える 名駅前』、『北陸線特急39本 強風影響で運休』、『〈熊本地震ふるさとよ②〉病院機材倒れガラス散乱 全患者310人院外避難へ』『熊本地震 防げ空き巣警官5000人 全国から投入 詐欺・性犯罪も警戒』、『勇壮に海へ 亀崎潮干祭』、『■リオ五輪聖火リレー始まる』、『■朝日新聞支局襲撃 現場で花手向け』(4日付、毎日朝刊)

五月三日
 憲法記念日。
 被災地の熊本、大分はじめ西日本各地で低気圧や寒冷前線の影響で強い雨、風が1日吹き荒れた。愛媛の伊方では瞬間最大風速が32・8㍍にも。神戸・三宮の繁華街で乗用車が暴走、歩行者5人を次々とはね、車に乗っていた2人を含む7人が重軽傷。
        ★        ★

 欧州サッカーのイングランド・プレミアリーグでFW岡崎慎司(30)が所属するレスターが奇跡の初優勝、クラブ創設132年でのリーグ初制覇を決めた。これまで決して強豪とは呼べなかったクラブの大番狂わせといっていい快挙には、地元レスタ市はじめ世界じゅうのサッカーファンが「やれば出来るのだ」との歓喜に満ち湧いている。

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 亡き父と私たちを一生懸命に育ててくれた母。まだまだ口は達者だ=5月3日。江南市の実家にて
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 この6月1日で満96歳になる母が兄とともに名古屋からご帰還ということで、合間を見て和田の家まで会いに出向く。しばらく雑談して帰ったが、「おまえだけ、なかなか会いにきてくれへん(舞が忙しい合間を縫ってよく行ってくれているはずだが)。一体何やっとるの。こういう時は弁当の1つでも持ってくるもんだよ」と、ナンダカンダ、アアダコウダと、何だか叱られに行ってきたみたいだ。
 でも、それだけ小言を言えることは元気な証拠だ。「俺には、なかなか会えないのだから。誰よりも非情な半面、誰よりもホットなことこそ、記者時代からの俺の哲学だ」と内心で少しだけ反発して帰ってきた次第。いずれにせよ、母の孫やひ孫の話などで盛り上がり、よかったと思う。憲法記念日といえば、そのなかの1人で大垣に住む次男坊の誕生日でもあり、おばあちゃんの元気な写真を子どもたちにも公平にメールで送る。子らは、95歳の祖母の元気な姿を見て、どう思うのだろう。
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 大災害や有事の際に国に強力な権限を与える緊急事態条項は、5年前の東日本大震災や原発事故の教訓を踏まえ、自民党が憲法改正草案に盛り込んだとされる。だが実際の震災被災地の首長たちからは「必要ない」「地方に権限を下ろしてほしい」と懐疑的な声が聞こえてくる。――とは、憲法記念日の本日付毎日朝刊記事『緊急事態条項不要論』『浪江 情報網こそ重要』『被災地「命救えない」』の総合リードで、そのとおりだ。
 記事は、さらに『「市民に近い自治体の話を聞くのが国の役割ではないか。現場を知らないまま上から抑えつけようとするのは、おかしい」 福島県浪江町の馬場有町長は、熊本地震で政府が屋外避難を問題視し、熊本県知事が不快感を示した経緯について、そう評した。東京電力福島第1原発事故で浪江町民約2万人は今なお全員避難生活を強いられている。首相や内閣に強力な権限を与える緊急事態条項は、人の命を救うのか。馬場氏は5年前の体験を踏まえ、明確に否定した。』と続く。
 そのとおりだ、と思う。
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【きょうの一文・ことば】
「久しぶりに我を失うほどに嬉しい。ミラクルというか。信じられない。こういうチームにいれるということが幸せです」
=イングランド・プレミアリーグで初優勝に貢献したレスター岡崎慎司選手

 どう言ったらいいのかな。(しばらく沈黙…)残念としかいいようがない。
=被災地・熊本の米栽培農家の男性。降り続ける雨を目の前に

「避難所が足りないのではない。余震が怖くて中にいられないんだ。現場が分かっていない」(蒲島郁夫熊本県知事)
 住んでいた1階は押し潰された。「中にいたら死んでいた」と淋(そそぎ)さんは言う。災害時に国が強権を振るう必要性は「現場に近い市町村の方がきちんと判断できる」とのみ込めない表情だった。
=3日付毎日朝刊『熊本地震菅長官が前向き発言 きょう憲法記念日 頭もたげる「緊急事態」 識者批判「惨事に便乗」』の記事のなかで。

【新聞テレビから】
☆『〈エジプト・クフ王のピラミッド〉古代遺跡透視 大ピラミッド永遠の謎に挑む 内部構造を明らかにする=名古屋大学の高エネルギー加速機構の研究者らが素粒子ミュオンによる内部透視に挑戦している』(3日夜。NHKスペシャル)
☆『施行69年問われる理念 きょう憲法記念日』『変質する「平和」―揺らぐ立憲社会― 「絶対自由」に政治の圧力㊤学問』、『業平愛したカキツバタ 知立・無量寿寺』、『ハンセン病法廷「痛恨の出来事」最高裁長官会見』、『ボランティア自治体格差 熊本地震熊本市に集中 調整へ』『義援金の配分を決定 熊本県 遺族、全壊家屋に20万円』『溶けない熊本愛 岐阜で幇間見習い22歳、かき氷販売』『くまモン自粛 復活は?』、『名駅←→名港 船の旅を 中川運河に来春定期便』、『採用「増」「前年並み」75% 中部137社 来春も売り手市場』、『アジア大会共同招致 愛知県と名古屋市調整』(3日付、中日朝刊)
☆『9条改正反対52% 本社世論調査 きょう憲法記念日』、『内閣官房 特定秘密提供通知骨抜き 検査院との合意反し』、『〈熊本ふるさとよ〉益城試練の序章』『本震混乱の病院 倒壊の恐れ入院患者ら路上に避難』『学校再開へ避難所集約 8日めど18カ所に 熊本市方針』『(熊本県)義援金57億3000万円に』、『北ア遭難死者5人に』、『名古屋城アンケ発送 天守閣復元構想 5月中に集計』、『■アメダス 一時通信障害=気象庁が全国に設置する地域気象観測システム(アメダス)の観測所約1300カ所のうち、77カ所の観測データが2日朝から収集できなくなった。約10時間後に復旧したが、さいたま市や福島県郡山市、岩手県陸前高田市など全国24カ所で最高気温などが不明で、データ受信には数日かかるという』(3日付、毎日朝刊)

五月二日
 京都の舞鶴で31・4度に。被災地熊本でも27・5度を記録、5月に入り、クールビズが始まったと思うや、こんどはいよいよ暑さとの闘いが間近に迫っている。ところによっては既に現実のものと化しつつある。一方で、このころは季節的にも〈5月のかぜ〉と言われるほど心身ともに気持ちいい〈かぜ〉の吹く日が多い。それだけに、被災地で、少しでもさわやかな日が続くよう願わないではいられない。
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 さわやか、と言えば私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の同人仲間で子育てに追われている【姫ちゃん】こと、山の杜伊吹さんからテーマエッセイ=テーマは〈手〉=が送られてきたので、編集しアップ(公開)したが、♪季節の風を胸に――と題からしてさわやかそのものの内容である。読者の皆さまには、ぜひとも読んでほしく思う。
 ことし中学に入学した長男。気がついたら親の手を次第に離れ、1人で寝るようになっていた。そればかりか、ピアノ演奏会では〈トルコ行進曲〉を見事に弾きこなした、といった内容で、家族愛に満ちたストーリーが読む者の心を打ちそうだ。
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 今夜のメ~テレ〈報道ステーション〉の「サニブラウンの秘密に松岡修造が迫ります」。
 ガーナ人の父親と日本人女性の間に生まれ、ジュニア世界選手権では、ボルトの記録をも破り世界最速の高校生ランナーで日本の星として知られるサニブラウン・アブデルハキール選手(17歳。高3。身長1㍍88㌢)の言葉が気に入った。その言葉とは。
「お母さんが言っている。ボクにはボルトさんやカール・ルイスさんと同じアフリカの血が流れているから、と。自分を信じれば何でも出来るはずです。五輪で金メダルを取り、世界新記録も出したい。日本の陸上界を盛り上げる選手になりたい」と。
 その意気やヨシ! である。
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【きょうの一文・ことば】
「九条は平和を願う精神が反映され、真珠のようなもの。他に類がなく、光った存在です」「理想だけではいけないが、理想を掲げることなくしては、人類は悪い方向にしか進まない。多くのカナダ人に九条を知ってほしい」=デイビッド・マッキントッシュさん(55)/「いかに自分が『九条の防弾チョッキ』に守られていたのか分かった。米国と同類とみなされ、テロの標的になる危険が高まるなど、安保法の一番の当事者は海外在住日本人だ」=武井由紀子弁護士(48)/「世界の人が九条の精神を支持し、一緒に広めてくれていることは心強い」=主婦鷹巣直美さん(39)
=2日付中日夕刊1面トップ『「9条守れ」海を渡る 海外法人ら「世界に広める」』『84カ国1200人が署名「OVERSEAs」に寄せられたメッセージ(抜粋)』の記事のなかで。
※マッキントッシュさんはカナダ国籍で2011年に来日した日本基督教団職員で東京都杉並区在住。武井さんは安保法に反対する海外の日本人らが昨年8月に結成した「OVERSEAs」(約2週間で84カ国、1200人からの賛同署名とメッセージが集まったという)の発起人。鷹巣さんは神奈川県座間市の主婦で「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会を発足させた

「だめね。悔しいけど。悔しいけれど、だめで、ござんすよ。でもね。あの子たちの役にたったら、いいじゃない」「障害がある人にやさしくしたり、同情することなんてない。だって。才能あるんだもん。そこを認めてやること」
=2日夜、CBCの『〈NEWS23〉誕生から48年「ねむの木学園」 子どもたちはなぜ描く?』から。園長の宮城まり子さん(89歳)。

【新聞テレビから】
☆『再審公判母親「私は無実」大阪女児焼死 検察有罪立証せず』『弁護側「無罪論告すべきだ」』、『クールビズGW谷間のスタート』、『18日ぶりに登校「再会うれしい」熊本市内の小中学校』、『北ア新たに4人死亡 GW中遭難死は計5人に』、『〈開幕まで24日 伊勢志摩サミット〉サミット応援歌私も「盛り上げたい」高校生や作詞家ら 記念の曲づくり日本独特の動き』、『児童扶養手当を増額 改正法成立 第2子最大で1万円』、『常滑汚職市議が辞職願 収賄容疑逮捕 議長に提出、受理』(2日付、中日夕刊)
☆『城の復旧広がる支援 熊本地震 修復に膨大な予算』『温泉止まる 阿蘇市内9軒』『人吉市など役場機能分散移転 5庁舎損壊使用できず 4庁舎は旧耐震基準』、『児童扶養手当大幅増 2人目以降、最大で倍 改正法成立』、『機動的財政出動を 日伊首脳会談へ 首相、G7結束要請』『東証一時700円近く下落』、『認知症女性鉄道事故死 名鉄常滑線 柵乗り越え線路内に?』、『番組制作7100万円脱税 東京国税告発 架空経費を計上』、『厄介物竹が変身 愛知の団体が環境にも配慮 荒れた林を活用 包装材に』(2日付、毎日夕刊)
☆『水俣病60年解決遠く なお2000人超 患者認定申請』、『家族心配でも熊本守る 町職員や看護師懸命』『「息子に掛ける言葉が…」捜索打ち切り大和さん父』『熊本応援CM被災地で放送』、『愛知県、医療観光を推進 海外から患者名大などと研究会』、『72歳13日ぶり救出 エクアドル地震』、『パラ走り幅跳び 山本が世界新V=山本篤選手(スズキ浜松AC)が6㍍56= 日本選手権』(2日付、中日朝刊)
☆『緑鮮やか 西尾で茶摘み 八十八夜』、『相次ぐ遭難3人死亡 北アでは14人救助要請』、『〈水俣病公式確認60年〉年齢で救済せず「おかしい」 特措法に対象期間』『慰霊祭で犠牲者追悼』、『商店街 活気と影 熊本地震 復興セール盛況 事業者、保険未加入多く』『家屋3割「危険」 熊本地震 4万7000件判定終了』、『主要121社調査「景気踊り場」7割 円高・株安で停滞感』、『欧州・露歴訪へ 安倍首相が出発』『日露関係強化提案へ 首相領土問題環境整備』、『メーデーで安倍政権批判 愛労連』(2日付、毎日朝刊)

五月一日
 八十八夜。夏が近づく。
        ☆        ☆

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 朝から私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の画面が表示されず、管理画面にも入れない(ログインが出来ない)不具合が続き、管理者である名古屋のサーバー業者にメールや電話、パソコンで何度連絡しても連休中のド真ん中もあってか、なかなかつかまらず、振り回される1日に。本欄は日本各地をはじめ結構、海外の読者も多い。それだけに、素人考えで朝からあれやこれや、と回復を試みてみるが回復せず、あがけばあがくほど身も心もボロボロの状態に。

 おかげで、本来ならきょうの午前中の早い段階で編集作業を終え、作品アップ(公開)を終えているはずの本欄【生きてゆく人間花たち/4月の唄】の4月30日付もアップできないまま時ばかりが流れていった。

 社交ダンスの花が開いたダンスフェスタ。いつ子さんも、よくがんばった。おめでとう!=名古屋市今池のグランドダンスプラザにて。5月1日夕写す
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 それはそうと、きょうは名古屋今池のグランドダンスプラザで【晩春、ダンスフェスタ】があり、社交ダンス仲間でまだまだ若い、齢(よわい)ウン歳=年齢は読者の想像にお任せする=の岡田いつ子さんがアマチュアデモンストレーションの1部でタンゴ、2部でワルツを若原先生と一緒に踊られる、というので「ごんたさん。ぜひ、いつ子さんの応援のためにも来てほしい」と言われており、気が気でない。
 サーバー業者からは何の連絡もないので成す術もないまま午後3時過ぎに、江南の自宅を飛び出した。地下鉄「今池」駅をおりたところで地上に出て、スマホをチェックすると業者から電話連絡が入っていたので折り返す。と、「修復させていただきました」の弁。やはり、〈餅は餅屋〉でアッというまの復旧を終えた、との由。やれやれで、ホッとした。

――というわけで、いつ子さんと若さんの息のあった名演は2部だけを見させていただいた。出演者は皆さん、思い思いの衣装とテクニック、迫力で見事な演技の連続。いやはやパワー全開で花が咲いたようで最後までじっくり見たかったが「熱砂」作品集【生きてゆく人間花たち】の4月30日付の公開がまだだったので、取って返して公開作業は夜遅くにずれ込んだのである。

 思わぬ不具合もあって、きょうは各マスメディアの十分なチェックはじめ、しようと思っていた私自身のことも何ひとつ出来ないまま時は流れていった。敢えて言えば、このところ気になっていた文學界新人賞受賞作の「市街戦」(砂川文次)を、文學界5月号を手に名古屋への行き帰りに名鉄や地下鉄車内で読み進めたことぐらいか。いやはや、何もできない1日が過ぎ去った。

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 大津市のスキー場「びわ湖バレイ」で30万球のスイセンが満開に。蓬莱山(1174㍍)の山肌を鮮やかな黄色に染めているという。滋賀の都は、かつて3年余暮らしていただけに、懐かしい。びわ湖バレイといえば、赤とんぼが空いっぱいに群舞していた、あの日々が忘れられない。
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【きょうの一文・ことば】
「(一時は)あきらめてしまっている自分がどこかにいました。でも、(惨敗した)あの試合があったからこそ、今に至れた。苦手と思ったら、演技がちいっちゃくなってしまう。(床、跳馬、平均台、段違い平行棒と完璧なオールラウンダーめざして)やるしかない。ドンピシャではまる演技を」(村上茉愛選手)
「いろんな経験をこの1年できた。自主的に動くようになったところが成長してきている。努力していけば、もうチョット上がれるかな」(瀬尾京子監督)
=5月1日付NHK総合『〈アスリートの魂〉夢へ殻を破れ 変身を誓う天才少女▽急成長の秘密に迫る▽運命を変えた一戦』のなかで。体操、村上茉愛選手(日本体育大生、19歳)の決意と、いつも温かく、かつ厳しく見守る瀬尾京子監督からの助言

【新聞テレビから】
☆『サイエンスZERO▽緊急報告・熊本地震 被害解明に挑む』(5月1日夜、NHKEテレ)
☆『昭和史研究の重鎮半藤一利さん 新刊「B面昭和史1926~1945」 今また歴史の岐路 戦争しない過去の教訓に学ぶ時 憲法の精神 何よりも大事』(5月1、8日合併号しんぶん赤旗日曜版)
☆『〈チェルノブイリ30㌔圏ルポ〉 子どもも未来も消えた 局所的に高線量 ■自主帰還157人(チェルノブイリで、西尾述志)=「もう年だし、ほかの土地に行きたくもない。夢なんて(生きていくための)何の足しにもならないよ」とサマショーロ(自主帰還者)のセメニューク・イバンさん。81歳』、『水俣病60年 苦しみ今も 第1号患者の家族語る』、『北アルプス遭難相次ぐ』、『「情報不足」不満の声も サミット住民説明会終了』、『避難所腹ぺこにさせない 子ども食堂熊本に次々』『激震地の益城 建物被害調査 罹災証明書発行へ』、『笑点(落語家の桂)歌丸さんが(5月22日の生放送を最後に)司会引退へ=15日放送予定の「笑点50周年記念スペシャル」の収録と記者会見で明らかに』、『野球賭博事件 元巨人3選手 書類送検へ 笠原容疑者、数百万円集める』『「ハンディ」 射幸心あおる』、『MRJ(国産初の小型ジェット旅客機)米で夏にも試験 日程前倒し 年末までに4機』、『北朝鮮に「深刻な懸念」日中外相会談 南シナ海は平行線』、『〈脱貧困〉奨学金PT(プロジェクトチーム)義家座長 給付型個性に応じて』(5月1日付、中日朝刊)
☆『熊本地震介護職員 130人不足 全国から応援派遣』『「高齢者守る」奮闘 熊本地震 介護職員も被災 人数減でも仕事増加』『小中学生563人転出九州6県へ』『「危険」家屋1万2013件 過去最多に』『南阿蘇の土砂量 約50万立法㍍』『罹災証明 調査開始 きょうから受け付け 益城町』、『日中改善に努力 外相会談 「南シナ海」は平行線』、『〈Sストーリー〉弱い者が勝つ興奮 ――進化する東大野球部』、『■水俣病公式確認 きょう60年』、『初登庁60年を祝う マナスル ネパールで式典』『国旗・国家新たに15大学 86国立大調査 文科相要請後』(1日付、毎日朝刊)

16年5月2日

ウェブ作品集

伊神 権太

実録随想「残り花」

平成二十八年五月三十一日
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 あすは母(伊神千代子)の満96歳の誕生日。デ、日進の愛知国際病院に併設された老健施設「愛泉館」へ出向いた。鶴舞線の黒笹駅でおり、歩いて往復したが自然いっぱいの道を歩きながら野山を駆け回っていた和田(愛知県江南市)での少年時代が思い出され、懐かしく感じた。
「おまえだけだよ。なかなか会いに来てくれへんのは。何やっとるの、たかちゃん(本名が孝信なので)。なんで、こうへんの」とのことばに迎えられ、ひさしぶりに母と楽しいひとときとなったのである。私と家族の近況などについても報告したがタマネギ収穫の話になると「たつ江さん(舞のこと)、えらいネ」と母の目は輝いた。

 愛泉館のスタッフと一緒に。温かくやさしさに満ち溢れた皆さんに囲まれ、母は幸せ。満足そうだった
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        ❤        ❤

 きのうはゴミゼロデーで、きょうはWHO(世界保健機関)の世界禁煙デー。〈ゴミゼロ(530)の日〉は分かるが、なぜきょうが禁煙の日なのだろう。ちなみに6月6日までが禁煙週間だそうだ。
        ☆        ☆

 アベノミクス失敗などを理由に民進など4野党から出されていた安倍内閣に対する不信任決議案が衆院本会議で自民、公明両党の反対多数で否決された。また、東京地検特捜部はきょうあっせん利得処罰法違反容疑で告発された甘利明・前経済再生担当相(66)と、元公設第一秘書(39)元政策秘書(35)の3人を嫌疑不十分で不起訴とした。世の中、いったい何が正義なのか、がよく分からない。

 なぜか、唐突にも私の頭に悪人正機説の代名詞ともいえる「歎異抄」にある親鸞のことば、【善人猶以て往生を遂ぐ、況んや悪人をや】のことばが浮かんだ。ニンゲンというもの、誰しも悪を承知で生きていくいきものなのか。善人は自力をたのみに往生できるのだから、他力をたのむ悪人が往生できるのは当然か。無常観とは、こうしたものなのか。ことの善悪がわからないまま、それでもニンゲンたちは生きていく。

 深夜未明。NHKスペシャル『〈核燃料デブリ 迫られる決断〉廃炉への道』をあらためて見て私なりに検証し、あれこれ考えてみる。メルトダウンしたままの原発の廃炉化に当たっては、やはり放射性廃棄物の堆積物とでもいえようか、デブリの取り出しが40年後に出来ているかどうか。これが、最大の難関であることを痛いほど身にしみて感じた。人類がいまだ経験したことのない廃炉は成し遂げられるのか。私たちは、科学者をはじめとした関係者のあくなき挑戦を、ただ信じて見守るほかない。

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 東京地裁が覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)に「自助努力による更生がふさわしい」として保護観察なしの懲役2年6月、執行猶予4年の判決。判決文朗読後に吉戒純一裁判官から「全国の根強いファンがあなたの更生を心から望んでいることを忘れないでください」と声をかけられた清原被告は傍聴席を振り返り「このたびは申し訳ありませんでした」と頭を下げた。
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【きょうの一文・ことば】
(安倍首相は)結論が先にあって、あとから理屈をつけただけではないのか。自分の任期中は増税しないで任期を全うしようとしている。なぜ増税が先送りなのか。そして、なぜ2019年10月なのか。納得のいく筋のいく説明を求めたい。将来世代に対する責任をどうしたらいいのか。あらためて考えるべきではないのか。
=31日夜NHK『〈時論公論〉消費増税の行方』のなかで。今井純子解説委員

【新聞テレビから】
☆『元稲沢市議(桜木琢磨被告)判決また延期 中国の地裁7度目 8月末まで勾留』、『自らも被災 名大出身の地元紙記者 益城復興まで町の声伝える』、『神戸山口組系の幹部射殺 岡山 腹など数発撃たれる』『昨夏分裂後 抗争75件』、『ATM不正男2人逮捕 14億円事件 愛知、窃盗容疑』『内閣不信任案4野党提出「アベノミクス失敗」首相あす増税延期表明』『清原被告に猶予判決=懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)= 東京地裁 覚せい剤取締法違反』、『熊本ツアー 最大半額補助 復興補正予算 九州の観光業支援』、『赤いラインいざ大空へ MRJ2号機初飛行』、『笑いへの貢献100点 歌丸さん文科大臣表彰受ける』(31日付、中日夕刊)
☆『蚊を退治 出番待つ豚』、『陸奥湾のイルカ情報ネットで 青森大教授サイト制作 定期船観測情報集め、観光客呼び込め』『安保反対愛知のグループ 抗議より「選挙行こう」若者に呼び掛け』、『北朝鮮また発射失敗 日本海沿岸 中距離ミサイルか』、『正恩氏側近が訪中』、『「メル友相談応じ報酬」女性の詐欺被害多数 30、40代主婦の相談多く』『「首相判断踏まえ対応」 増税2年半延期で菅氏』、『テレビ液晶撤退 パナソニック、赤字続き』(31日付、毎日夕刊)
☆『アジア大会3県46会場 愛知県と名古屋市 JOCに開催構想』、『新潟水俣病7人認定命令 新潟地裁最高裁の判断踏襲』、『甘利氏を不起訴へ 口利き容疑で東京地検』、『長良川鵜飼 7日ぶり 救命胴衣着用』、『賛成 中部の市民反応 反対 増税延期真っ二つ ¥子育て支援に必要 ¥買い控えもういや』『戸惑う流通業界、外食「ホッ」』『アベノミクス行き詰まり 与党増税延期を容認 同日選見送りも決定』『引き上げ環境整わず』、『覚せい剤2.8㌔密輸未遂 メキシコ人起訴』、『アイシン子会社工場爆発 生産ライン当面停止』(31日付、中日朝刊)
☆『首相、同日選見送り 増税再延期「参院選で問う」自公は了承へ』、『露、大統領公式訪日要求 日本「非公式・山口で」打診』、『色彩穏やか「対面所」 名古屋城本丸御殿あす公開』、『既存施設活用46会場選定 アジア大会誘致暫定構想』、『無人タクシー 公道実証実験 愛知県 住民参加で来月にも』、『〈熊本地震ふるさとよ 第2部⑦〉児童減らず 元気に校歌(益城町立飯野小)』(31日付、毎日朝刊)

五月三十日
 夏の参院選は単独で行われることになりそうだ。6月22日公示、7月10日投開票予定で。この日、安倍首相が麻生副総理兼財務相に消費税率10%への引き上げを2019年10月まで2年半再延期し衆参同日選は見送ることに理解を求め、麻生副総理が容認したためで、このままだと安倍ペースで進みそうだ。民進、共産、社民、生活の4党はあす内閣不信任案を共同提出するという。
 それにしても、安倍首相自ら2014年に「再び延期することは断じてありえない」と言い切った国民へのあの約束は、一体全体どこへ行ってしまったのか。「再延期するなら、衆参同時選で国民の信を問うべきだ」と発言した稲田政調会長の姿勢のほうが真摯で正しい、と言える。政治家たるもの、やはり嘘を平気で言う集団に思えてならない。あゝ
        ☆        ☆

 今夜は酢豚ならぬ酢鶏。エデンの東で収穫されたタマネギはじめ、家庭ミニ菜園で舞がいつのまにか栽培していたニンジンにパセリの隠し味も。この料理、彼女が志摩で覚えた手こねずしに匹敵する味だった
 突然、食卓に出されたタマネギいりの酢鶏
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【きょうの一文・ことば】
 鼎談で、小出社長は広島を訪問したオバマ大統領が「広島と長崎は(人類にとって)道徳的な目覚めの始まりとして知られるだろう」と述べたことを評価。「グローバルに考え、人類全体でこれは進めよう、という考え方が大事だ」と述べた。
=30日付中日朝刊『玄侑さんら岐阜で鼎談 こころの好縁会』(大興寺、中日新聞社共催)の記事のなかで。小出宣昭中日新聞社社長の発言カ所をとらえた下り
※鼎談は高野山真言宗の前管長、松長有慶さんと芥川賞作家で僧侶の玄侑宗久さん、小出社長によるもので岐阜グランドホテルで29日、松長、玄侑両氏の基調講演に続いてあった

「3食自分で作ってしっかり食べています。ひとり者だから、みんなに世話になってんだよ」(昭和11年生まれで10年前に亡くなった妻を思い、生きるフタツキさん)「ひとりになったら、ただ公園にポツンと座っているだけなんだから」(同じ齢の女優市原悦子さん)「いつもだったら(チャンネルを)切っちゃうけど。きょうは切れないよ(妻)
=30日夜、NHK総合『〈鶴瓶の家族に乾杯〉北海道で市原鶴瓶の珍道中 ぶっつけ本番の旅』のなかで。訪問先の男性と市原悦子さん、妻の口から出たことば
※番組は市原さんの希望で1人住まいを訪ねる形で進んだ。戦時中に父から届いた何枚ものはがきを胸に抱いて生きる女性らの姿に、寂しくても楽しく生きる喜びがにじんでいた

【新聞テレビから】
☆『熊本支援集結 自衛隊が撤収 発生一カ月半』、『★皇后さまが(皇居内の紅葉山御養蚕所で)「上蔟(じょうぞく)」作業=「蔟(まぶし)」と呼ばれる網に成長した蚕を移し、繭作りを促す作業』、『尾張の栄華きらびやか 名古屋城本丸御殿「対面所」など完成』、『トヨタ2台完走 独24時間耐久レース』、『ちはやふる 大津の「聖地」 参拝客すずなり』『かるたゆかりの街 期待感』、『勇気出せば道示される 聴覚障害者=東京都立川市、登山家田村聡さん(51歳)= 初エベレスト登頂』『安田さんか新たな画像 シリア不明「活動家」がFB公開』『政府、本人とみて分析』『「政府は接触を」ジャーナリスト仲間』、『首相同日選見送り意向 増税延期公明容認へ』、『工場爆発 4人けが 刈谷のアイシン 子会社』、『組員知人、裁判員に接触 地裁小倉支部 判決期日取り消し』(30日付、中日夕刊)
☆『禎子の鶴 米博物館に 兄とトルーマン元米大統領孫 式典に』、『火星 あす地球最接近』、『白川郷田植えの季節』、『自公「増税再延期」集約へ 午後にも党首会談』、『6市に気象予報士派遣 災害時に適切避難指示 国モデル事業台風多い6~9月』、『全盲男性事故死禁錮2年の判決 徳島地裁』(30日付、毎日夕刊)
☆『オバマ氏の折り鶴 公開検討 原爆資料館 「見たい」相次ぐ』、『全国初の18歳選挙 6・26長野売木村か 7・3滋賀日野町か 参院選公示日次第で決定』『〈選挙権@18歳〉地方選で一足先に  長野・売木 若者の意見投じる■興味あるが…■行かない 滋賀・日野 選管は準備着々 18歳もヤル気に』、『麻生氏の解散要求拒否 首相「参院選単独」固める』『内閣支持55%に上昇 世論調査 オバマ氏広島訪問98%評価』、『★新メンバーは三平さん=日テレ系演芸番組「笑点」で、新司会者となった落語家春風亭昇太さんに代わる大喜利レギュラーメンバーが林家三平さん(45)に決まり、三平さんは29日の生放送に出演』、『陸自東富士演習場の地主団体 3億2000万円所得隠し』、『衝突、炎上4人死亡 群馬の国道 車とバイク』『ダムに車転落5人死亡 大阪50~60代、行楽の帰り』『RV横転運転の少年逮捕 米原 19歳死亡事故 容疑認める』(30日付、中日朝刊)
☆『「増税延期なら同日選を」麻生副総理異例の言及』『増税延期「賛成」66% 内閣支持5㌽増49% 本社世論調査』、『市民サミットで伊団体代表 「発言の継続を」結集呼びかけ』、『燃費試験「国際基準」 不正防止 国交省18年採用へ』、『豊田 女性遺体 「衣類? で首絞めた」万井容疑者殺人容疑で再逮捕』、『置き去り7歳男児不明 北海道の山林 父「しつけ」』、『大韓機出火 脱出時に混乱「シューター補助なし」』(30日付、毎日朝刊)

五月二十九日
 安倍首相が消費税率10%への引き上げを来年4月から2年半再延期する方針に伴い、麻生太郎副総理兼財務相らが求めていた夏の参院選に合わせた衆参同日選に応じず見送る意向を固めたという。麻生氏らの要求を突っぱねた形だけに、こんごの政権運営がどうなるのか。波乱含みとなってきた。消費税の引き上げ再延期も含め、政治の世界は自分勝手にクルクル変わるのが常だけに、なんともいえない。
 一方で安倍内閣の支持率は4月の前回調査48・3%から7%上昇して55・3%に。オバマ大統領の広島訪問は「よかった」との回答が98・0%と驚異的な記録に。広島訪問で「謝罪すべきだった」は、18・3%、「謝罪する必要はなかった」は、74・7%。「日米地位協定を改定すべきだ」は、71・0%、安倍首相の下での「憲法改正に反対」は、54・9%だった(共同通信の全国電話世論調査から)
        ☆        ☆

 収穫された小玉のタマネギさんたち
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 午後3時、自宅を出発。天気は薄曇り。舞が3つの畝で手塩にかけ育ててきたタマネギを、全て手際よく収穫。私は「もう少し収穫は見合わせるべきだ」と提案したが「これ以上は育たない。雨の季節に入り根腐れでも起こしかねない」との彼女の判断で結局、全てのタマネギが容赦のない手によって引きぬかれた。
 収穫後、畝の土を備中で掘り起こし土の表面部分に白い石灰をまぶしていく姿は、もはや農婦そのもので手慣れた仕草には、ただただ恐れ入った。私は畝の傍らの畦部分に生えていた雑草を備中と鎌の両刀使いで排除。妻は先週苗を植えたばかりのスイカ畑に水を与えることも忘れなかった。この先、スイカは本当に根付いてくれるのか。ふと、不安が私の胸をよぎる。
 夕食時。天津飯とともに出されたスープには切り刻まれたタマネギさんたちの白い肉片が入れられていた。愛しいものでも食べるように口のなかに入れたが、とろけるような美味しさだった。タマネギの栽培が、いかに難しいか、を実感。来年は、もっと早く大きな玉になるよう育てねば、と誓いを新たにした

        ×        ×
 地中海のリビア沖で欧州をめざす多数の難民らが乗った密航船の転覆が相次ぎ、3日間で700人以上が死亡した、と国連難民高等弁務官事務所。それによると、ここ数日間でこどもを含む1万人以上がイタリア海軍などに保護されたものの、なお650人以上が行方不明のままだという。紛争や政情不安、貧困…からの脱出。昨年以降、中東やアフリカからの難民や移民が増え続けているのが世界の現状なのである。
        ×        ×  

【きょうの一文・ことば】
 もう(官僚たちが仕切る伊勢志摩サミットのような、そんな)サミットなんかは、いらないのではないか。今こそ、1975年にフランスで行われたランブイエ・サミットの精神に立ち戻る必要がある。あのときは、仏大統領ジスカール・デスタンさん(第20代大統領)の提案で初めて各国首脳が集まってサミットが実現。日本からは三木武夫さん(当時首相、66代内閣総理大臣)が出席されて石油ショックから抜け出る方法などが真剣に膝つき合わせて話し合われました。私自身、取材して本当にいい会議、実のある中身だったことを鮮明に覚えていますよ。
=29日夜の東海テレビ『Mr.サンデー』のなかで。コメンテーターの木村太郎さん(木村さんは元NHK記者)

【新聞テレビから】
☆『〈NHKスペシャル〉廃炉への道2016=原発最深部でいま何が 特殊ロボットによる放射能封じ込めの闘いが続く』(29日夜、NHK総合)『〈古典芸能への招待〉中村芝雀改め五代目中村雀右衛門の襲名披露』、『〈美の壺選 心に風を〉華麗な扇子 雪中寒梅など』(29日夜、NHKEテレ)
☆『赤い輝きお近づきの印 31日に火星 地球に最接近』、『〈サンデー版大図解〉日本の銭湯』、『サミット首脳宣言 評価厳しめ 〈女性〉具体策や資金不明〈経済〉日本と各国温度差〈課税逃れ〉途上国の側立たず〈環境〉石炭火力言及なし〈市民協働〉市民の声 反映せず』、『消費増税19年10月に 首相、再延期の意向 同日選は見送り想定 麻生、谷垣氏は難色』、『海洋安保で中国けん制 首相 途上国6首脳と会談』『拡大会合参加国名古屋で会談 未来へ期待感』『大村知事「意義深かった」 各国トップ帰国』、『「日隅賞」奨励賞本紙記者=本紙榊原崇仁記者(現新城通信局長)。特別報道部在職時に福島第1原発事故を巡る健康影響に関する記事などを粘り強く執筆=が受賞 福島事故の取材尽力』、『ヘリ救急医療 動画撮り共有 愛知医大など 学習ソフト』、『タービン回転翼破断 羽田・大韓機出火 根元から数十枚』(29日付、中日朝刊)
☆『「増税2年半延期」提案 首相、政権幹部に 19年参院選後の10月』『基礎的財政収支 20年度黒字化配慮』、『オバマ氏細心演説 広島 被爆者に自然な歩み寄り』『折り鶴「禎子も喜んだだろう」 オバマ氏見学に兄(佐々木)雅弘さん感激』、『五輪初三つ子姉妹代表 エストニア』、『〈Sストーリー〉貧困と向き合い35年――カンボジア支援86歳神父=東京のカトリック吉祥寺教会神父の後藤文雄さん=』『教育「自立のため」カンボジアで小学校建設 元少年兵を里子に 「頼られる存在」一区切り』、『〈熊本地震 ふるさとよ 第2部5〉ケンカ頻発の避難所』、『米海兵隊「沖縄は感情的」 着任兵士向け資料で 知事「上から目線」と批判』(29日付、毎日朝刊)

五月二十八日
 誓い新たなオバマ大統領と核廃絶を願う高橋史絵さん(※高橋さんの亡き夫は大統領の広島訪問を求める手紙を出し続けた)、「人を思う心が強いのか。話が進むに従い、オバマさんの握手する力は強くなっていきました」と日本原水爆被害者団体協議会代表委員の坪井直さん(右端)=NHK総合ニュース画面から
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 原爆を投下した米国の大統領が被爆地を訪れたのは歴史的な行動である。広島への思いを、直接語った。世界は核廃絶に進まなくてはならない――とは、本日付中日(東京)新聞の社説【広島の願いを世界へ オバマ大統領訪問】である。
 社説は、こうも続けた(以下は私の、抜粋)
 オバマ氏は残る約八カ月の任期中に、国連総会の場で核実験の凍結を訴えるなど、もう一度、強い意志を示してほしい。米次期政権に核廃絶への取り組みを引き継ぐ義務もある。
 残念なことだが、現在は冷戦時代よりむしろ、核の危機が高まっているという悲観論が広がる。/
 各国指導者とりわけ核兵器を持つ国々の首脳には、ぜひ被爆地を訪問してほしい。核兵器の恐ろしさを伝える記録や証言を直接見聞きすることから始めるべきではないか。ロシアや中国にも呼びかけたい。/
 日本は唯一の被爆国である一方で、北朝鮮情勢など安全保障政策では米国の「核の傘」に依存している。
 だが、オバマ氏が広島を訪ねた後も、日本の政策に変化がないようだと、被爆国としての訴えも次第に色あせる。広島訪問は日本を後押ししている。抑止力より核の脅威、非人道性の議論に重点を移すべきではないか。
 政府は同盟国である米国に対し、ロシアとの交渉進展など、一層の軍縮を促す必要がある。国連など国際会議では、核廃絶を主張する国々と積極的に提携していきたい。
 各国の市民、指導者の意識改革を促すのは、日本が率先して取り組むべき使命である。
        ☆        ☆

 インド西部ではインド洋の海水温上昇がたたって観測史上、最高の51度を記録。熱波による死者は440人以上に及んでいるという。作家瀬戸内寂聴さんがSTAP細胞で世間を騒がせた、あの小保方晴子さんに「あなたは必ずよみがえります。だから小説を書きなさい」と婦人公論(6月14日号)の対談で激ましのことば。「赤裸々にありのままを書いてほしい。そうすれば、道は開かれる」と――

【きょうの一文・ことば】
 ▼七十一年前、原爆の投下で世界は変わった▼死亡した十万人以上の日本人と多くの朝鮮半島出身者、米国人捕虜を追悼するために来た▼原爆の記憶は風化させてはならない▼われわれは歴史を直視する責任を共有している▼戦争に対する考え方を変え、紛争を阻止するための外交努力を続けなければならない▼核兵器なき世界を追求する勇気を持たなければならない▼謝罪はせず
=28日付中日朝刊1面『米大統領広島で追悼「核なき世界」へ決意 オバマ氏、現職初訪問』の記事のなかで示された〈米大統領演説ポイント〉

「私たちは戦争の苦しみを経験した。共に平和を広め、核兵器のない世界を追求する勇気を持とう」=オバマ米大統領が27日訪れた広島市の平和記念資料館(原爆資料館)で行った記帳の全文
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 仕事には、明確に二つの軸があった。一つは「戦争に反対する」、もう一つは「置き去りにされる人がいない社会をつくる」。パーソナリティーをやめた後も折に触れて語り、著書にも書いた。
 50歳で始めた童話「かわいそうなぞう」の朗読は、「戦争のない世界のための小さな種まき」と語り、毎年終戦の日に合わせ生放送で読んだ。戦時中に動物園のゾウが餓死させられる悲しい物語だ。
 最後の朗読は昨年。体調が悪化し寝込みがちだったが、TBSラジオのスタッフが懐かしい仕事仲間を集めて自宅を訪ねると、起き上がって歓迎し、本に向かった。
「よどみない声で一発OKでした。この仕事にかけてこられた迫力を感じた」とディレクターの吉沢亮太さん(45)。音声は3日後放送された。
=28日付中日夕刊『〈偲ぶ〉平和の大切さをラジオから語り続けた評論家の秋山ちえ子さん 「戦争反対」の種まく 4月6日、99歳で死去』の記事の中から。抜粋

【新聞テレビから】
☆『規制解除、鉄道も再開 賢島日常戻る』『〈オバマ氏広島訪問〉核なき世界どう実現 「原爆議論の転換点」米専門家 被爆者・岩佐さん「あなたの思いは」』『韓国人慰霊碑訪問なく失望 韓国各紙』『核廃絶折り鶴に願う オバマ氏広島訪問一夜明け』『サミットどうだった? G7以外の記者に聞く ◎女性・貧困支援○対テロ△経済』『インフラ支援を強化 安倍首相 途上国首脳らと会談』、『正恩氏8歳で後継に決定? 誕生会に将官服叔母が振り返る』、『こだわり結婚式場名駅の陣 隠れ家風など競争激化』『綱紀粛正「服喪のため」 遺棄事件で沖縄米軍トップ』、『RV横転19歳死亡 米原、若者6人重軽傷』、『〈大波小波〉何が本当の「暴挙」か? (閻魔・ボヴァリー)』、『〈目耳録〉市民のけ者? (長田弘己)(28日付、中日夕刊)
☆『賢島いつもの朝 サミット規制 1週間ぶり解除 無事閉幕に安堵 /観光客増に期待』『「科学の光と影」に共鳴 オバマ氏訪問演説 元船舶通信隊所属田中正司さん(89)「本当にうれしい」』『核廃絶には懐疑的 各地被爆者』『米国内称賛と不満 NY紙「敵対関係乗り越えた」 タカ派は「恥ずべき 謝罪の旅 オバマ氏演説』『核なき世界へ 広島誓い新た』『真珠湾訪問を期待 ホワイトハウス、首相に 米紙報道』『謝罪しなければ訪問は構わない トランプ氏』、『熊本地震 不服申し立て6000件超 罹災証明書 家屋被害判定に』、『停止700㍍手前で異常か 大韓機出火 エンジン部品集中落下』『利上げ「数カ月内が適切」 FRB議長 米経済は改善』、『●eye 刑務所内中学の春 しっかり未来つかむため=松本少年刑務所(長野県松本市)に設置された全国唯一の刑務所内中学校は、市立旭町中学校桐分校。高い塀に囲まれた教室で、丸刈りの受刑者が学生服に身を包み日々、授業に臨んでいる』(28日付、毎日夕刊)
☆『〈オバマ大統領広島演説全文〉8月6日の記憶風化させてはならない われわれは人類という一つの家族の仲間』『資料館見学の詳細は非公表 館長「米側との約束」』『非核大きな一歩 被爆者哀悼の意十分 長崎も来てほしかった』『勇気世界に訴え オバマ大統領訪問 広島で歴史的握手「罪なき人々を忘れない」 面会の被爆者「何度も訪れ対話して」』『自作の折り鶴をオバマ氏手渡す』『今こそ平和の風を「原爆乙女」佐古さん キルトに祈り』『米大統領広島で追悼 「核なき世界」へ決意 オバマ氏、現職初訪問』『「とても力強い内容」 海外メディア 厳しい声も』『全経済政策を実行 首脳宣言 伊勢志摩サミット閉幕』』、『〈編集局デスク〉伊勢と広島で願う 編集局長臼田信行』『(28日付、中日朝刊)
☆『広島の苦悩共有 米大統領訪問「原爆 人類の不幸」被爆者、思い伝え握手 71年前、ここは繁華街だった 平和記念公園』『抱き合い、涙 米兵の被爆調査 森さん』『オバマ氏「神聖な地訪れ光栄」 伊勢神宮首脳ら記帳』『期待と不満交錯 「所感表現 物足りぬ」厳しい表情の市民も 「何をしに来たのか」平岡敬元広島市長』『踏み込んだ発言を期待していたが… 長崎被爆者』『米大統領広島で追悼 原爆「記憶消してはならぬ」オバマ氏核廃絶へ決意』、『九頭竜湖事件 「抑圧し死に追い込んだ」 別の女性傷害致死罪 検察側が指摘』(28日付、毎日朝刊)

五月二十七日
 広島で、長崎で、伊勢志摩で。日本、いや世界じゅうの人びとが胸を熱くして核廃絶、核のない世界への新たな1歩が始まった。きょうは人類の再出発、スタートの日でもある。核戦争のない平和な世界、それこそが人類が願う永遠のテーマである(27日深夜。伊神権太記)。
 
 午後零時38分、羽田空港C滑走路を離陸滑走中の大韓航空機(ボーイング777―300型)左翼エンジンから出火しているのを管制官が気付いて機長に連絡。急ブレーキをかけ滑走路の1000㍍地点で停止、駆けつけた消防隊が30分後に消し止めた。乗客302人と乗員17人は全員、シューターで脱出し無事だった(うち19人は腰を打つなど軽いけが)。警視庁によれば、不審物は見当たらず事件性はない、という。

        ❤        ❤
 私の心のなかで新たな透明な扉が開かれ、〈かぜ〉が吹き始めた。
 オバマさんは、私たち1人ひとりの胸に決して目には見えないけれど、果てなき〈虹〉のようなものを与えてくれた。ありがとう オバマさん。そしてオバマ米大統領の被爆地・ヒロシマへの米大統領としては初めての訪問に力を尽くされた政府関係者ら多くの人びとにも感謝と敬意の気持ちを捧げたい。
        ❤        ❤

 献花し、演説するオバマ米大統領
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「71年前、雲一つない明るい朝、空から死が落ちてきて、世界は変わった。閃光と炎の壁は都市を破壊し、人類が自らを破壊するすべを手に入れたことを実証した。
 なぜわれわれはこの地、広島に来るのか。それほど遠くない過去に解き放たれた恐ろしい力について考えるためだ。10万人を超える日本の男性、女性、子どもたち、多くの朝鮮半島出身者、そして捕虜となっていた十数人の米国人を含む犠牲者を追悼するためだ。/
 世界はここで永遠に変わってしまったが、今日、この都市の子どもたちは平和の中で日々を生きていくだろう。なんと貴重なことだろうか。そのことは守る価値があり、そして全ての子どもたちに広げる価値がある。
 それは私たちが選ぶことのできる未来だ。その未来では、広島と長崎は核戦争の夜明けとしてではなく、道徳的な目覚めの始まりとして知られるだろう。」(オバマ大統領の広島演説から。抜粋)

 オバマ大統領と安倍首相の演説は、わが家の番人である次女猫シロちゃんも真剣に聴き入った=27日夕、愛知県江南市の自宅にて
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 オバマさんの被爆地ヒロシマ訪問も含め、長い旅路のようだった伊勢志摩サミットが無事、終わった。各国首脳ばかりでなく、志摩で、伊勢で、広島で、世界の果てでも誰もがそれぞれの熱き願いと祈りを込めての歴史に1ページを刻む首脳会議だった。警備に当たる人々はむろん、真珠養殖漁民や海女さんら関係した全ての地元の方々は、さぞかし大変だったに違いない。美しい海と山に囲まれた地元の理解、協力があればこそ、のサミットだった。
 どこかに潜む〈女神〉が天から、この地上に下り立ち、微笑んでくれたのか。きのう、きょうと賢島は、かつてはたちの舞が初めて近鉄鵜方駅のプラットホームに降り立ったときのように光りがさし、当初予想された大雨にたたられることもなく、天気までが味方する歴史的なサミットとなった。真珠と海女のふるさと、私たちの生活が始まったその聖地は昔のまま、どこまでも清く美しく、人情豊かでもあった。

 私と妻の舞にとっての志摩半島の英虞湾。そこはかつて着の身着のままで三重県志摩郡阿児町鵜方(現志摩市)の新聞社通信部に転がり込むようにして、私のもとに飛び込んできた舞との生活の出発の場でもある。絶望のなか、ひと筋の光りを求めて生き、長男を授かった忘れられない土地だ。それだけに、テレビや新聞などニュース画面に映る何もかもが懐かしく、報道の1つひとつが、とても気になる会議だった。
「オバマさんとしては、精一杯のことをしたんじゃないの。アベさん(安倍晋三首相)も、よくやったと思う。日本人の魂を見せてくれた」とは、かつてベ平連(ベトナム民主平和連合)にも所属した闘士で、はや初老となった舞の率直な感想である。きょうは、ここいらで筆を止めておこう。代わりに、これまでに新聞テレビで報道された紙面や画面の写真ダイジェスト版を以下に紹介し、この先人類の世界平和への一助になれば、と願う。

 以下は、ダイジェストの一コマひとコマ(中日新聞やNHKなどマスコミ各社の紙面や画像から)
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【きょうの一文・ことば】
 27日付毎日朝刊『〈私の見方 米大統領の広島訪問〉非核 責任と覚悟を 日本原水爆被害者団体協議会事務局長 田中熙巳さん(84)』の記事のなかで。田中さんのことば全文
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【新聞テレビから】
☆『〈サミット報道特別番組〉伊勢志摩と広島から 世界へのメッセージを読み解く▽歴史的訪問 オバマ米大統領が広島へ 核廃絶につながるか▽世界経済の先行きは 首脳宣言めぐる舞台裏 財政出動で日独が激突』(27日夜、NHK総合)
☆『伊勢志摩サミット 首脳宣言を採択「新たな経済危機回避」』『女性進出G7で指針 課税逃れ対策も 6付属文書採択』『オバマ氏、今夕広島へ』『人類の幸せ 広島で伝えて 県被団恊理事長(坪井直さん。91歳) オバマ氏訪問「手を携えたい」』『言葉でおもてなし〈伊勢志摩サミット〉奮闘 外国語ボランティア』『報道センターを首脳夫人が視察』、『傷害致死無罪を主張 冷凍事件など 林被告裁判員裁判』『林被告小さな声で返事』、『大韓機出火320人が脱出 羽田、テロ兆候なし』、『「命のビザ」逸話広がれ 敦賀市作製 リンゴ型タオル配布』(27日付、中日夕刊)
☆『オバマ氏、今夕広島へ』『大統領これが原爆 オバマ氏今夕訪問 焼けたもんぺ心の支え 被爆女性 資料館に寄贈』『訪問外国人 期待と注文』『〈伊勢志摩サミット2016〉三重ブランド世界へ 松阪牛PR、伊賀忍者ショーも「これをきっかけに売り出したい」 県産アワビなど3大食材が登場』『サミット首脳宣言 世界経済下方リスク 財政出動「機動的に」』『紛争解決仲裁に言及 南シナ海問題を念頭』、『沖縄県議選が告示 普天間移設・参院選占う』、『女子大生刺傷 容疑者登録警察が失念 3年前別の女性相談時』(27日付。毎日夕刊)
☆『〈写真グラフ伊勢志摩サミット〉世界の顔 美し国に 食の粋で首脳歓迎』、『被爆者に国境ない 広島の男性 米兵の犠牲調査半生ささげ』『〈伊勢志摩サミット〉「ようこそ三重」魅力発信 首脳配偶者に食や海女紹介 厳戒警備 交流少なく不満も』『拡大会合 名古屋流おもてなし 歓迎式典 手羽先、きしめん』『伊勢の原爆展をEU関係者見学』『「経済リスクに直面」一致 首相「リーマン前の状況」 伊勢志摩サミット開幕』『南シナ海厳正に対処』『原爆「現代史の曲がり角」オバマ氏きょう広島訪問』、『伊勢エビ、アワビ… 三重の七つ星首脳ら堪能』、『19歳=女子大生、南谷真鈴さん=エベレスト登頂 日本人最年少』、『市川右近さん右団次を襲名』、『〈ひと・仕事〉(短編小説「犬が鳴く」で)第29回中部ペンクラブ文学賞を受賞 阿部千絵さん(44)=愛知県田原市= 作家夢見て毎夜執筆』、『別女性にも嫌がらせ アイドル刺傷容疑者 3年前、ブログに』『「電話始めたから刺した」供述』、『長良川鵜飼30日再開 船頭死亡で当面5隻に』(27日付、中日朝刊)
☆『71年の苦難を オバマ大統領きょう広島へ かつての生活の場 祈り』『消費増税 再延期へ』『首相「リーマン前に似る」脱デフレに必要と判断』『世界経済成長を主導 伊勢志摩サミット「危機」に疑問も』『オバマ氏、被爆者と面会へ きょう広島訪問「平和を構築」』『〈伊勢志摩サミット2016〉豊かな自然文化に触れ 夫人ら海女と交流 ミキモト真珠島 素潜りに感銘』『松阪牛にぎり 伊勢エビ アワビ 自慢の食材満載』『相加高生腕ふるう「高校生レストラン」のモデル』『新興国6カ国も名古屋市で祭典』『自動運転車PR 安倍首相ら試乗』(27日付、毎日朝刊)

五月二十六日
 過ちは繰り返しません、という言葉。誰が言い始めたのかは、知らないけれど。あれは、全ての人間に対する言葉だと思うよ。
――わが相棒で、志摩への思いがことのほか強い舞が何を思ってか繰り返される伊勢志摩サミットの報道を目の前に突然、私に向かってポツリと言った。そうか。全人類に対して、戦争は繰り返すな。繰り返してはいけない、と言っているのだ。けれど、戦争は繰り返されてしまう。 現に世界の各地でテロとか紛争、戦争が毎日のように起きている。ニンゲンとは恐ろしきものだ、とつくづく思う。
        ★        ★

 伊勢志摩サミットが開幕。午前中の伊勢神宮参拝に続き、午後は志摩市の志摩観光ホテルで各国首脳による熱心な討議が始まった。安倍首相は「現在の経済状況が〈2008年のリーマン・ショック前〉に似ている。対応を誤ると危機に陥る」と強調したが、他首脳からは「リーマン級の危機というのは、いかがなものか」との発言も。ともあれ、真珠の海英虞湾を眼下に熱心な討議が始まった。
 会議の一方の主役オバマさんは、いよいよあす歴代米大統領として初めて被爆地ヒロシマを訪ねるが、どんなメッセージを世界に向けて表明するのか。被爆国日本のみならず世界中が息をころし、その瞬間を待っている。
 オバマ大統領はこの日、被爆地・広島訪問を前に記者会見し、1945年8月6日の原爆投下につき「現代史の曲がり角だった。私が行くことでもう一度核廃絶を考えたい。第二次世界大戦による罪のない人々の死の悲劇を振り返るだけでなく、戦争が今なお続いていることを私たち自身に思い起こさせるためだ」などと述べた。

 伊勢神宮内宮をそろって参拝する各国首脳を報じる中日新聞夕刊
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 サミット開催に伴い多くのドラマが展開された。安倍首相のリーマン・ショック前発言には違和感を唱える外国人記者も。オバマさんを一日千秋の思いで待つ人たちは。=メーテレの報道ステーション、CBCのNEWS23などから
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        ☆        ☆

 午前中は社交ダンスのレッスン。2級のルンバ、チャチャチャ、タンゴ、ワルツのほかに、足慣らしを兼ねてのサンバに挑んだ。ベイシック、ホイスク、ステーショナルホイスクの順で音楽に合わせステップを踏み、これを繰り返したが結構な運動量である。
 一度マスターしてしまえばナンのこともないが、ひとつ踏み足(ステップ)を間違えてしまうと、全てが総崩れになってしまい、ダンスそのものが破綻をきたす。デ、ここは先生の指導に従い、多少動きは遅くとも確実に踊ることに集中して学んだ。
 あとは、ワルツ。スピンターンする際、上半身が仰向けになることなく、むしろ前傾姿勢になるようにするにはどうしたらよいか、を学んだ。この点については、ターンをしたあと右足を後ろにヒョイと出すと、全体の流れがよくなる「秘伝」を教えていただいた。

 帰り際、加賀乙彦さんのフランス語による熱唱をお聴きして以降、このところ〈夢に夢を重ねて…〉の歌詞がずっと気になり、無性に踊りたく思っている「枯れ葉」について、この曲は何になりますかと先生に問うと、曲を聞かせてよ―とのこと。デ、越路吹雪のシャンソンをスマホで聞いていただいたところ、先生はウーンとうなったあと「ルンバの超おそいヤツかな」と言いながら踊ろうとした。でも、ルンバにしてはあまりにもテンポが遅すぎる。
 それでは踊れない、と疑問を感じた私は、次にジャズの「枯れ葉」を聞いていただいた。
と、先生いわく「この曲なら、ブルースかな。タンゴでもいけるはず。これなら、大丈夫よ」と、その場でメロディーに合わせ踊られ始めた。華麗に舞うその姿には、どういってよいのか。とても優雅な社交ダンスを見る思いだった。私自身、ゆくゆくはこの〈枯れ葉〉でダンスを踊ってみたく思っている。

        ×        ×
 最近のはな子と悼む声
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 東京・武蔵野の井の頭自然文化園で飼育され人気者だった雌のアジアゾウ「はな子」が老衰のため亡くなった。朝、室内で横たわっているのを飼育員が見つけ立たせようとしたが、徐々に反応がなくなり午後3時すぎに息絶えたという。戦後まもなく来日し、ずっと日本人とともに花も嵐も乗り超え暮らしてきた、はな子。69歳の旅立ちは、まさに静かで穏やかな旅立ちだったという。おやすらかに― は・な・こ!

「人間が近づかぬよう、10万年後まで地下70㍍に封印。低レベル放射性廃棄物埋設の規制方針。どうやって引き継いでいくのだろう。」とは、本日付毎日夕刊の〈近事片々〉氏。ほんとに、どうやって引き継いでいくのか。第1、そのころは既に人間など存在していないかもしれないのに。
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【きょうの一文・ことば】
 70年の間で初めて(米大統領として)こられる。その勇気と来られることがとても大事。求めているのは謝罪ではない。原爆慰霊碑に拝まれて、資料館を見られて、そのときの気持ちを皆さんに伝えてほしい。それをしてください、と私は心のなかで祈っています。
=26日夜のCBC『〈NEWS23〉オバマ待つ広島の緊張』の中で。1・5㌔で被爆し爆風で飛ばされた原爆乙女、笹森恵子さん(83)のオバマ大統領に期待する声

「わが国の伝統にそった形で表敬いただいた」「神宮の凛とした空気に触れ、日本の精神文化をじかに感じていただいたことは、大変意義深い。これを機会に、自然、平和、祈りが調和している日本の文化が、国際平和と発展に一層貢献できることを願う」
=26日付の中日夕刊『「伝統そった形で表敬いただいた」大宮司がコメント』の記事のなかで。伊勢神宮のトップ、鷹司尚武大宮司が首脳の訪問後に発表したコメント

【新聞テレビから】
☆『伊勢志摩サミット開幕 経済、テロ対策議論 首脳ら伊勢神宮訪問 内宮に勢ぞろい』『伊勢の森首脳包む 市民ら歓迎ムード』『悪天候厳戒の陸路 3首脳ヘリ使えず』『際立つ存在感 オバマ大統領リムジン』『沖縄県議会が抗議決議 遺棄事件 海兵隊撤退を要求』『オバマ氏発言 米「遺憾」に訂正』『米国務長官が深い謝罪の意』『元米捕虜 広島訪問取りやめ 米政府、招待を見送り』、『クリントン氏 「規則違反」メール問題、国務省が報告書』、『里見が美濃囲い 女流王位戦第2局』、『流通大手節目の株主総会 セブン新経営体制に』『「ユニー・ファミマ」承認』(26日付、中日夕刊)
☆『夕張メロン300万円 史上最高値』、『次回サミットシチリア島 伊首相表明 難民対策アピール』『ようこそ神宮へ 小旗で総出の歓迎「日本人の精神性感じて」』『被爆者の声来て聞いて 米大統領広島訪問「はだしのゲン」作者中沢啓治さん オバマ氏への手紙発見』『空港から陸路195㌔ 悪天候首脳ヘリ飛べず 高速道規制』『伊勢志摩サミット開幕 経済成長へ「強固な対応」首脳宣言に明記』『被爆者と対話 米大統領検討』『地位協定見直し「言及なく残念」沖縄知事が批判』『米海兵隊の撤退要求 抗議決議 沖縄県議会が可決』、『リニア延伸前倒し検討 政府・JR東海 大阪へ最大8年』、『台湾の2市長が熊本を来月訪問 2億円を寄付』(26日付、毎日夕刊)
☆『〈伊勢志摩サミット きょう開幕〉 見た 撮った 握手した 各国首脳の現地入り「歓迎」』『カナダ首相は夫婦で山登り 結婚記念日を祝う』『成功に足並みそろえて 世界のNGO(非政府組織)パフォーマンス』『広島、沖縄への思い深く オバマ氏会見、重苦しさ』『オバマ大統領哀悼の意 沖縄遺棄 日米首脳が会談 地位協定改定に消極的』『「県民の理解得られない」翁長知事が批判』『サミットきょう開幕 三重県、年内に独自宣言』、『名古屋ボストン 閉館へ』、『三菱自 特損191億円 燃費不正 補償の一部に』、『愛知県は5100万円賠償を 名高裁判決 勾留中失明、逆転勝訴』、『不明の船頭=関市小瀬、山田勇二さん(73)=遺体で発見 長良川鵜飼 川で流され、溺死か』(26日付、中日朝刊)
☆『ウィンドウズ10「勝手に更新」 利用者から苦情 相次ぐ』、『〈伊勢志摩サミット2016〉心込めておもてなし 7カ国首脳きょう伊勢神宮訪問 門前町旗揚げ歓迎』『大統領に新成人が花束』『沖縄軍属事件 米大統領「深い哀悼」 日米首脳再発防止へ全力 G7サミットきょう開幕』『「基地のない沖縄を」東京で集会』、『教習所の津波犠牲和解 大幅減額25人分1250万円に 仙台高裁』、『〈熊本地震ふるさとよ〉「満点避難所」25歳仕切る』、『女子大生刺傷「ストーカー」対象外 SNS書き込み 警察「切迫性なし」』(26日付、毎日朝刊)

五月二十五日
 首脳会談後の記者会見に臨んだオバマ大統領と安倍首相=25日夜。NHK総合テレビの生中継から
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 夜。安倍晋三首相とオバマ米大統領が三重県志摩半島での主要国首脳会議〈伊勢志摩サミット〉の開幕を前に、サミット会場である賢島の志摩観光ホテルでの会談に臨んだ。専用機エアホースワンで中部空港に降り立ったオバマ大統領はヘリコプターで志摩へ。首脳会談後は両首脳そろって共同記者会見、記者団の質問に応じた。
 冒頭、安倍首相が米軍属の男(元米海兵隊員)による沖縄県の女性遺棄事件について「身勝手で卑劣極まりない行為には沖縄はじめ日本中が強い憤りを感じており、日本の総理として強く抗議。日米地位協定にはさまざまな議論があるが、目に見える改善を積み重ねてほしい旨、要望した」と述べたのに対し、オバマ大統領は「心からの深い哀悼と遺憾の意」を表明すると同時に「地位協定があるからといって、日本の司法制度で訴追を受けることを妨害するものでは決してない。全面的に捜査に協力し、再発防止につながる全てを行いたい」と言明。引き続き、沖縄の基地負担軽減に日米が全力を尽くすことで一致した、とも強調した。
 また、大統領としては初の被爆地・広島への訪問については「戦争というのは、両方が苦しむということをあらためて〈世界〉に知ってほしい。戦争を防ぐことこそが先決だ。第二次世界大戦で命を失った多くの人々に敬意を表し、核兵器のない世界の実現を示し、日米同盟の強化を強調することができる」などと語り、安倍首相も「核兵器のない世界実現への力になると確信している」と歓迎。首相自身のパールハーバー(真珠湾)への訪問については「今現在、ハワイを訪問する計画はない」と述べた。
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 昨夜からずっと読むことと書くことに夢中だったので、といまさら言い訳はすまい。本来なら、きょうは朝1番で近くの公民館まで出向いて8月25日分(木曜日)の社交ダンスのレッスン会場を確保する役割を順番で仰せつかっていたのに。ダンスのことは、すっかり頭から離れ、忘れていた。というよりも、執筆その他で頭がいっぱいで、それどころではなかったのだが。「まさか、きょうが場所取り日だったとは」。

 というわけで、午後ひと段落したところで、市立図書館へと立ち上がった刹那に、なぜかこの物忘れに気づいたので、さあ~、それからが大変。かといって、たとえ既に他グループに場所を確保されていたとしても、だ。その昔、禄を食んだブンヤ(新聞記者)の世界には【現場百回】という言葉があるではないか、と自らを叱咤激励し最寄りの公民館へと車を走らせた。結果は、運良く他のグループの「その日の申し込みは今のところありません」とのことで、場所は無事、確保とあいなった。

 とまれ、このところ私が1番気にしている伊勢志摩サミット開催直前のなか、名も知れぬ地方ではこうした人間たちのドラマが繰り広げられているのである。社交ダンスのレッスン場を確保できた私は最初の目的どおり江南市立図書館へ。加賀乙彦さんの本2冊、〈ああ父よ ああ母よ〉と〈夕映えの人〉を借り帰宅したが〈永遠の都〉は所蔵されていなかったので【1.夏の海辺】をとりあえずリクエストさせていただき、帰ったのである。
 在職中は新聞社近くの県立図書館によく行ったものだが、蔵書数こそ少ないが地方の図書館もそれなりに味わい深く、気に入った。これからは、ちょくちょく顔を出そうと思う。

 夕食時。再び疼き出した歯に顔をしかめると、舞いわく「もしかして。神経からきてるのでは。あれもこれも、と欲張るからよ。なんでもいいので1日ひとつだけにしておかなきゃあ。眠くなったら寝るの」と言われてしまった。

【きょうの一文・ことば】
 僕は二歳から十八歳まで、三重県名張市で育ちました。その縁で、伊勢志摩サミットの公認サポーターとして応援ソング「TIME」を担当させていただきました。
(中略)
 僕は政治経済に詳しくないので、サミットについて語ることは難しいですが、これを機に、宝物がいっぱいある三重の魅力が世界に伝わればいいなと思います。そして、各国の首脳が集う会合が、ただ主権を争うのではなく、手をつなぐ場であってほしいと願っています。
=25日付中日朝刊〈2016伊勢志摩サミットあす開幕〉別刷り特集『国超え手をつなぐ時 平井堅さんメッセージ』の中から。応援ソングをつくった平井さんが本紙に寄せたメッセージの抜粋

【新聞テレビから】
☆『伊勢志摩サミットあす開幕 「主役」続々賢島へ オバマ氏は今夜日本に』『警備体制最高レベル 空港、伊勢神宮ピリピリ』『うまし三重PRの好機〈伊勢志摩サミット〉メディアセンター食事 海外記者ら舌鼓』、『日本化学会会長に中部大の山本教授』、『太陽光入札で買い取り 再生エネ改正法が成立』、『71歳女将有終シャンソン 豊橋50代で挑戦魅惑のステージ』、『米作家反トランプ声明 良心の問題として断固反対 スティーブン・キング氏ら』、『ポール・マッカートニーさん ビートルズ解散後「うつ状態」だった』、『長良川で遺体発見 不明船頭の可能性』、『立てこもり女性保護 松山 発生16時間 容疑の男逮捕』(25日付、中日夕刊)
☆『夕張メロン 今期初収穫』、『沖縄米軍属事件 首相、綱紀粛正要求 今夜、日米首脳会談』『オバマ氏広島訪問 国内外から注目』『「被爆者の目を見て」(核兵器廃絶を目指す国際的な科学者組織)パグウォッシュ会議会長ら』『カナダ首相夫妻三重に一番乗り』『〈伊勢志摩サミット2016〉花、MRJ、燃料電池車、名古屋めし… 愛知県産品PR躍起』、『震災伝える「語り部」に 妹亡くした大川小卒業生 広島の子どもと交流』、『「ジャパン・アズ・ナンバーワン」に脚光 中国の書店に平積み』、『シリアIS「首都」奪還作戦開始 クルド、米支援受け攻勢』、『アイドル刺傷 警察、現場把握せず 被害者が110番 自宅に向かう』、『東証一時300円高』(25日付、毎日夕刊)
☆『〈別刷り特集〉国超え手をつなぐ時』『〈開幕まで1日 伊勢志摩サミット〉期待 子どもの貧困・難民対策 市民団体賢き策を』『落胆 宿泊取り消し続出 警備 広島、熊本へ』『会場のテロ警戒不法電波を監視 東海総合通信局』『カナダ首相一番乗り』『伊勢志摩サミットあす開幕 「核」「テロ対策」テーマ 記者も厳しい手荷物検査』『メディアセンタープレオープン 別館で三重と和 演出』、『名古屋ボストン契約終了 美術館側調整 赤字で18年度限り』、『名商次期会頭に山本(亜土)氏 名鉄出身は9年ぶり』、『トラクター狙われています 東海3県11台盗難被害』(25日付、中日朝刊)
☆『食料品買いだめ (間崎島の)離島住民 立ち入り規制中』『日米首脳今夜会談 米軍属事件 再発防止策を協議』『被爆者招待で調整 オバマ氏広島献花の場 日米両政府』『経済安定化へ決意 G7サミットあす開幕 会場周辺厳戒警備』『〈伊勢志摩サミット2016〉地球規模でつながろう 市民サミット閉幕 世界変える僕らの声』『参院選313人出馬予定 全1人区で与野党激突』、『水路から凶器の棒 沖縄・遺棄 米軍属、証拠隠滅か』(25日付、毎日朝刊)

五月二十四日
「世界経済」をはじめ、「核」と「テロ対策」「シリア難民」「タックス・ヘイブン(租税回避地)を利用した課税逃れ」などをテーマとした先進7カ国(G7)による主要国首脳会議、伊勢志摩サミットがいよいよ明後日、26日に迫り、中部地域はどこも厳戒態勢が敷かれ、ものものしい雰囲気に包まれている。
 かつて【真珠と海女のふるさと】を〈志摩〉の枕詞に何度も何度も新聞記事を書いてきた、わが青春の地がナンダカ日に日に外部の手によって、いつもの志摩ではない、別の顔になっていきそうで心がざわめいている。賢島はじめ鵜方、安乗、立神、甲賀、志島、国府……の人々が保安検査場を通って島に入るなぞ、信じられないことだ。

 このうえは、オバマ米大統領のヒロシマ訪問も合わせ、世界の首脳たちが世界平和に向かって足並みをそろえ、それなりの効果をあげ無事平穏にサミットが終わることを、ただただ祈るばかりである。そして伊勢志摩の地が元の笑顔に戻ったら、出来るだけ早く現地を訪ね、森羅万象もの皆全てを慰労したく思う。
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 私自身も一匹文士(いっぴきぶんし)としてメンバーに加わる「脱原発社会をめざす文学者の会」の会報第6号(2016年5月)が、江南のわが家に届いたので、あらためて目を通してみる。

 わが家に届いた脱原発社会をめざす文学者の会の会報第6号の1面
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 シンガーソングライターで脱文学者の会会員、「東日本大震災に咲く会ひまわり会長」でもある橘光顕さんの1面トップ記事〈追悼式に寄せて〉をはじめ、私すなわち伊神権太の〈☆夢に夢をかさねて。負けないで!〉、橘かがりさんの〈福島のこけし〉、村上政彦さんの〈シラコバト追悼式・第3部、そして第4部〉、森川雅美さんの〈日録―2016年3月11日上尾市シラコバト団地追悼式に―〉〈静かな小春日に―シンポジウム「いのちと原子力、私たちの未来への道」私見〉、森詠さんの〈いのちか、原子力か〉、山本源一さんの〈報告「文学サロンについて」〉、そして同じ会員である林京子さんから森詠さんあてに届いた〈林京子さんの手紙〉と、どれもこれもが読み応えのある被災地への愛と人間社会への警句が込められた内容ばかりでこうした努力を続けてさえいけば、いつの日にか脱原発社会への道が開けるのではないか。たとえ道は果てなくとも、次第に輝きのようなものが近づいてくる、と。そんな思いにとらわれたのである。

 ここでとりわけ私の心に染みた一節を以下に抄録として紹介させていただく。
――アーニーさんは福島の被災地を訪ね、除染の実態を視察して回った。
「除染されたのは居住区だけで、山林は手付かず。そのため山林の放射能に汚染された土や埃は、風や雨に乗り除染済みの居住地に再び降り積もっている。あいかわらず汚染は拡がっている。イノシシたちは、放射能汚染の影響か、白内障にかかっていた」
「福島の原発事故で放出された放射能の微粒子は、人体や車両に付着して、全国各地に拡散しつづけている。福島から遠く離れた名古屋の家庭で掃除機が吸い込んだ微量のゴミから7ミクロンの放射性物質が見つかった。
 放射性物質は、どんなに微量でも、体内に取り込まぬようにしないといけない。日頃から外出から帰ったら、家の外で衣類や躰に付着した塵や埃を叩き落とし、出来るだけ家の中に持ち込まないように心がけることが大事だ。」
「福島の被災地には、刈り取った草木や汚染物質を詰め込んだ黒いビニール製のフレコン袋が七千万個もある。かつての田圃などにそれらが積まれ、見渡す限り、そこかしこに置かれている。しかし、あと五年も放置すれば、それらは破損し、汚染物質が外に漏れだす。厄介なことに、それらを処分しようと焼却すると放射能を空中に散乱させることになる。今後、それらのフレコンバッグをどうしたらいいのか考えねばならない。」
「福島第一原発のメルトダウンした原子炉の周辺を流れる地下水を止めることは出来ない。すでに汲み上げて保管している放射能汚染水は80万トンに達し、いまも一日に550トンずつ増え続けている。地下水は引き続き太平洋に流出しており、このまま手を拱いていれば、十年、五十年、百年と果てしなく太平洋を汚染し続ける。
 東京電力や日本政府は、彼らだけで汚染水対策をしようとし、我々外国の知恵を出しても耳を貸そうとしないのは問題だ。太平洋の放射能汚染を防ぐのは、日本だけでなく世界の問題だからだ。」=会報第6号の〈いのちか、原子力か(森詠さん)〉の中から抜粋
※アーニーさんとは、ことし3月4日に鎌倉で開かれたシンポジウム「いのちと原子力、私たちの未来への道」(「脱原発社会をめざす文学者の会」も参加した同未来への道実行委主催、鎌倉市教委後援)にアメリカから招かれた原子力技術者や放射能研究者のひとりのアーニー・ガンダーセンさん。アメリカの原子力発電に45年にわたり関わってきた原子力技術の専門家で、原子力企業ニュークリア―・エナジー・サービス社副社長として長年勤めたキャリアがあり、原子炉運転資格も所有。福島第一原発のGE製の沸騰水型BWR原子炉の設計にも携わった原子炉のプロで著書に〈福島第一原発 真相と展望(集英社新書)〉がある。

 森詠さんの〈いのちか、原子力か〉のなかには米原子力情報サービスの女性生物学者メアリー・オルソンさんのニューヨーク国連本部での「核兵器不拡散条約の再検討会議」の席などでの衝撃的スピーチも紹介されていた。会報から
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 時世時節は移ろい。オバマ米大統領「ハノイの微笑」。対ベトナム武器禁輸措置を完全解除。果てなき泥と炎の戦い演じた敵もきょうの友。
 南シナ海の波高く。
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 口と目の動きで的確な表現。ヘルパーが支えるコミュニケーション。国会で、ALS患者、岡部宏生さんの訴え。
 言論の府を引き締める。
=いずれも24日付毎日夕刊〈近事片々〉から
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【きょうの一文・ことば】
「日米首脳が神宮に並ぶことは、過去の争いを乗り越え、平和を願う上で広島とともに意義がある」=24日付中日夕刊『〈伊勢志摩サミット 首脳に期待「広島とも重なる」〉伊勢神宮訪問共存の一歩に 皇学館大特別教授桜井治男氏に聞く』のなかで。桜井さんのことば

【新聞テレビから】
☆『「オバマ氏被爆者と面会を」オリバー・ストーン氏ら書簡』『謝罪はいらない。ヒロシマに心寄せて 「原爆の子」執筆男性 米大統領来訪に思い』『〈開幕まで2日 伊勢志摩サミット〉スタンプで三重発信』『〈なんどらそや〉〈行こにっ! だいすきやにっ〉特産品や海女さんかわいらしく LINE用5~6倍に急増』、『益城町テント村撤去へ 熱中症の恐れ 600人、順次避難所に』、『ペンクラブ「戦争と文学」シンポ 「主張していかなければ」』、『「義経千本桜」木ノ下歌舞伎が再演 “今”を投影新たな舞台 多田淳之介演出 対立と和解描く』、『ヘイトスピーチ対策法が成立 罰則なし実効性に疑問も』、『長良川船頭依然不明 鵜飼い今夜は中止』(24日付、中日夕刊)
☆『〈伊勢志摩サミット2016〉反対デモこぢんまり 三重で申請 数十人規模9件のみ』『真珠養殖識別旗付け英虞湾』『MRJ(国産初のジェット旅客機、三菱リージョナルジェット)も見ていってね』『「被爆者と面会を」有識者70人米大統領に要請 オリバー・ストーン氏ら』、『那覇市議会が抗議決議可決 米軍属事件』、『結婚の不安「お金」4割 英仏より高く 未婚の一因 内閣府国際調査』、『日本ハム本拠地移転検討 札幌近郊で新球場建設』、『女性を盗撮容疑43歳弁護士逮捕 (小1女児が殺害された)今市事件を担当』(24日付、毎日夕刊)
☆『技術、軍事利用の恐れ 科学者は自覚持って ノーベル賞益川さんインタビュー』、『困窮学生に役立てて 本紙に匿名寄付1000万円』『貧困に苦しむ子一人じゃないよ 連載通じ1000万円寄付 財団「自立のため使う」』、『〈伊勢志摩サミット〉四日市公害教訓世界が学んで 語り部ら市民サミットで訴え』、『「市長へ現金」再び証言 美濃加茂事件 業者、控訴審でも』、『難病のALS患者、岡部宏生さん「国会が障害者らへの配慮に取り組んで」』、『「スパイ行為」と中国で拘束 稲沢の男性を起訴』、『長良川鵜飼で73歳船頭不明 鵜追い飛び込む?』『箕浦宗吉氏死去 89歳 名古屋商議所元会頭』(24日付、中日朝刊)
☆『米、武器禁輸を全面解除 対ベトナム オバマ氏表明』、『〈伊勢志摩サミット26日開幕〉 100隻体制で海上警戒 英虞湾』『地元の業者ため息 宿泊キャンセル1.4万泊分 警備体制熊本・広島への見直しで』『おもてなしブース開設 中部国際空港』、『被害最大4.6兆円 熊本地震「中越」上回る 内閣府試算』、『東京五輪疑惑 竹田会長発言転々「事務局判断」から「私が署名」』、『神戸児童殺傷「もう関わりたくない」加害男性手記に遺族失望』、『出生率21年ぶり高水準 15年1.46 晩婚の進行鈍化』(24日付、毎日朝刊)

五月二十三日
 群馬県桐生市で34・2度を記録するなど日本列島は、ことし1番の暑さに。名古屋32・8、仙台31・7、東京30・9、大阪30・7度といずれも30度以上になり、全国929観測地点のうちの214地点で30度を越す真夏日となった。
 シリアでは地中海に面した西部のラタキア、タルトスのアサド政権支配地域の2都市で過激派組織「イスラム国」による連続同時爆破テロが相次ぎ、148人もの尊い命が奪われた。やはり、人間とは殺戮を犯すいきものなのか。この悪行は、もはや人間社会ではどうにも止まらないことなのか。殺し合いなどしなくても、風水害や地震などで十分に傷めつけられているのに。なんと性懲りもないニンゲンたちなのか。あゝ

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 山崎豊子さんが「陽が傾き、潮が満ちはじめると、志摩半島の英虞湾に華麗な黄昏が訪れる…」と描いた海は今、厳戒態勢で窒息寸前か。五芒星が魔を封じ、元の静かな海に戻れますよう。」とは、きょうの中日夕刊の〈夕歩道〉。同感である。
 そういえば、かつて真珠の海、英虞湾を飛び回っていたころ、山崎さんには取材に訪れるつど、志摩観光ホテル内の喫茶でコーヒーをおごってもらったものである。あの名作〈華麗なる一族〉が世に出たのも、ここ志摩観光ホテルからだった。彼女は長期間、このホテルに滞在し小説を書き上げた。
 ちょうどドラゴンズの谷沢選手が全盛期のころ。谷沢は自主トレで賢島を走り、酒をからだにぬって洗い流しお風呂に入る手法で自身のからだを鍛錬し話題をさらった。昭和49年ごろだったか。ドラゴンズが巨人の連覇を阻んでセ・リーグ優勝を果たしたころの話である。
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【きょうの一文・ことば】
(議員がご指摘された2兆3637億円の)全てが課税されているわけではないのは事実だ。課税逃れを見直さねばならないことは、おっしゃるとおり。
=麻生太郎財務大臣がこの日の国会で共産党議員のケイマン諸島でのペーパーカンパニー存在の事実に関する質問に対する答弁で
※ケイマン諸島は、カリブ海に浮かぶ英国領で租税回避地(タックス・ヘイブン)の島で知られ、日本の金融投資、融資残高は63兆円(2015年末現在)にのぼるとされる。大和総研ではこの現状につき「あくまで合理的な企業行動であり、法律上の問題があるわけではない。ただ、こんごの国際世論や規制の動向次第で、租税回避地での金融取引が一定の制約を受ける可能性はある」としている

【新聞テレビから】
☆『〈大波小波〉「踏み絵」を踏まされる時代』『「わだつみのこえ」きょう没後70年木村久夫 召集前の手帳 果たせなかった 経済書翻訳(加古陽治)』、『名古屋で初の真夏日』『〈開幕まで3日 伊勢志摩サミット〉海外メディアの取材殺到 海女脚光 ユネスコ文化遺産登録へ追い風』『オバマ氏待つ「被爆アオギリ」』『陸自ヘリVIP用に変身 オバマ大統領は自前で米軍機』『海自護衛艦名港に着岸』『三重県の木「神宮スギ」 首脳内宮に植樹へ』『一足早く市民がサミット 四日市』、『「基地あるゆえの犯罪」沖縄女性遺棄 翁長知事、首相と会談』、『〈脱原発推進 独の今 フランクフルト・ルポ〉生かそう再生エネの知恵 自然生かし空調・給湯 公共建築に導入』『理想かかげ経営努力 顧客サービス充実 電力仕入先工夫』『シェーナウ電力会社 自由化たくましく事業拡大(垣見洋樹、写真も)』、『〈デスクの眼〉核兵器「非人道性」巡る矛盾』、『隠れ家 怪物登場 逃走路 映画の中の下水道 元名古屋市職員が一冊に』(23日付、中日夕刊)
☆『〈G7伊勢志摩サミット〉各地の駅厳戒 ロッカー封鎖/行き交う警察官 24時刊態勢で警備も』『最新装備で守れ ▶ドローン捕まえるドローン◀最高速70㌔ゴムボート▶水中カメラ 中部空港沖にはブイ』、『「オバマ氏に訴えたい」沖縄米軍属事件 翁長知事、首相に』、『「保育所入所基準 明確に」6割 厚労省保護者ネット調査』、『貿易黒字8235億円 3カ月連続 原油安が寄与 4月』『G7成果乏しく東証一時300円安』、『■■Topics『薄田泣菫書簡集』完結 文人たちの息づかい 出身地の倉敷市収集 産官学が協力』(23日付、毎日夕刊)
☆『〈桟敷席〉稀勢2ハイ2ハイ連続13勝 綱とり名古屋へ 初優勝が昇進条件』『(11勝4敗の)御嶽海初三賞 敢闘賞』『白鵬全勝V最多12度目』、『〈国内115人アンケート〉被爆者78%謝罪求めず 米大統領訪問91%評価』『広島市長も求めず』『〈伊勢志摩サミット 開幕まで3日〉核廃絶伊勢でアピール 広島・長崎から遺品や写真』『メディアセンター完成』『「G7ユース」三重大で議論』、『十六銀男性「過労でうつ、自殺」遺族、労災認定求め提訴 名地裁、25日に初弁論』『「異常な働き方、明らかに」無念の父裁判へ思い』、『「贈り物返されカッと」アイドル女性刺傷で容疑者』『ストーカー部門に武蔵野署連絡せず』、『火事中1男子が死亡 港区、祖母や姉らやけど』『「パティシエに」散った夢』(23日付、中日朝刊)
☆『避難所から通学801人 熊本地震学習環境厳しく』、『〈伊勢志摩サミット2016〉ヒロシマ・ナガサキ原爆展開幕 首脳へ 核廃絶訴え』『報道陣取材拠点 伊勢で完成式典』、『笑点6代目司会者 昇太さん 歌丸さん 終了後に涙』、『租税回避地使い核取引 リビア130億円送金 00~03年』、『タリバン指導者を殺害 マンスール氏 米軍が空爆 パキスタン』『アフガン和平に影響 指導者殺害 タリバン内部混乱も』、『軍事研究6割制限なし 国内主要大学 指針策定せず』、『■福山雅治さん宅、侵入の容疑者(48歳。マンションの管理や住人の世話をしているコンシェルジュの女性)を逮捕』(23日付、毎日朝刊)

五月二十二日
 ガールスカウトの日だそうだ。日本テレビ系演芸番組「笑点」の司会を務めてきた落語家桂歌丸さん(79)が最後の出演。後任の6代目司会者には、春風亭昇太さん(56)が抜擢されることに。ナゴヤドームでの巨人戦。昨季途中の右肘手術などで低迷していたドラゴンズの吉見投手が昨年5月9日いらいの白星(中日5―1巨人)。お立ち台にたった吉見は「何勝もしてる=昨年までに74勝=けど、きょうが1番うれしい。野球ができることが奇跡です」と喜びをあらわにした。

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 少しは育ってきたタマネギたちと、スイカ苗が植えられた〈エデンの東〉畝
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 きのうトミさんから頂いたスイカ苗を手に、久しぶりにわが畑〈エデンの東〉に二人で出向いた。出向く前に市内の園芸肥料店へ寄り、女性店主にスイカ栽培の方法についてあれこれ伝授してもらう。彼女によれば、「鶏糞肥料の場合、スイカが水っぽくなってしまう。油粕にすれば甘さが格段と増す。ただし油粕は必ず苗よりも下か周辺にする。そうしないと、スイカ苗が肥料焼けしてしまう」とのことだった。
 デ、少しだけ分かった気持ちになり、イザ出陣とあいなった。畑に着くと、さっそくスイカ用の畝をつくり、トミさんからもらった苗2本を、両腕の広さひとひらほどの間隔を開け植えたのである。こんごはワラを敷き、黄色い花が咲いたら受粉もさせなければ、と思うと何やら頭が痛くなってくる。が、ここは舞という強力な相棒と一緒に失敗を恐れず挑戦してみたい。
 嬉しかったのは、彼女が気にしていたタマネギが、それなりに育ってきていたことだ。頭を垂れて収穫サインを示すまでには、かなりかかりそうだが少しだけ嬉しい気がした。「まだまだ。まだよ。(他の畑のそれに比べたら)比べものにならないわよ」と叫ぶ舞の声も心なしか弾んで聞こえた。
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「ご心境という言葉は私のなかで存在しません。だからお答えしません」「〈喜んでいらっしゃる〉とは、はた迷惑な話。80歳の人間に賞を与える場面が起こってしまったことは日本文化にとって、嘆かわしいことだと思っています」……
 この言葉を耳に思わず私の口から出たことばは「ハスミという男。あれではイカン。とんでもない。思い上がりも甚だしい。80を代表して【こんな年になっても賞をいただけ、感謝感激で励みになります】となんで言わんのか。思い上がりも甚だしい」だった。

「伯爵夫人」で第29回三島由紀夫賞とやらを受賞した元東大総長でフランス文学者の蓮實重彦なる人物。新聞テレビなどで、やいのやいのともてはやされてきたトドのつまりが、これである。記者会見の様子を見ていると、なんだかお山の大将というか、人間にとって最も醜いおごり、長年の芥が全身から噴き出している気がする。これではいけない。私に言わせれば、どこかに〈トウダイ出身のえりいとだった〉という何の力もない、そんな虚栄がちらつく。こんなジンに人の胸を打つものが書けるはずもない。
 それに記者たちは何やっとるんだ、と言いたい。そこで引き下がってしまっては相手の思うつぼである。私だったら「お答えできません、と言って答えていられるではないか。これまでの他の受賞者に対しても大変失礼な物言いだと思いますが、この点についてひと言話してください。嬉しくないのなら、辞退して当然ではないのか。」と切り返すのだが。

 ちなみに弁護士の私の兄は東大文1出身だが、そんな傲慢さなぞカケラもない。兄のようにトウダイ出でも品格、人格、謙虚さともに人間味あふれる人はいっぱいおいでになることを、ここに付け足しておきたい。このハスミなる男、何かにつけ、チヤホヤされ過ぎ、甘やかされて育ってきているので今さらのニンゲン改造、すなわち改善は無理である。文句があれば、直接、わたし伊神権太を訪ねて反論してくれたまえ。私の考えをしっかり教えてあげよう。
――と、まあそんなことを思っていたら、東大生5人が強制わいせつで逮捕のニュース、同じ東大生が「勉強のし過ぎで、遊び方が分からなくなっちゃったんじゃないか」とコメントしていた。もちろん許されないことで断罪されるべきではあるが、むしろ、こちらの方が分かりやすい。世の中、すなおが1番。文学もすなおなタッチでこそ、人々の胸に迫るものが書ける。私は常々、そう思っている。

 これを読んだ皆さんには、ぜひ他山の捨て石にしてほしい。
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 ■「原爆投下は誤り」、英では多数―とは、きょうの毎日朝刊。記事は、英国の調査会社が原爆投下が正しい決定だったかどうかを問う世論調査を米英両国で実施したところ、英国では41%が誤った決定だと答え、正しい決定と答えたのは28%だったのに対して、米国では正しいが45%、誤りが25%だった、といった内容。ただ「原爆の発明」については、「悪い事」との回答が両国とも6割を超えた、とのことだ。人びとを殺戮し不幸のどん底に突き落とす原爆など悪の象徴でしかない、ことは皆わかっている。
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【きょうの一文・ことば】
♪十分に咲いて葉になる桜かな  豊屋素陽の辞世句
=愛知県江南市内在住のフェイスブックの友の書き込みから
※素陽は、明治初期の江南を代表する俳人。大庄屋で経済人、古知野銀行の創設者。明治26年3月に俳誌「花月集」を出版

【新聞テレビから】
☆『〈開幕まで4日 伊勢志摩サミット〉賢島封鎖空気一変 消えた観光客 高まる緊張(志摩通信部・安永陽祐)』『名古屋上空にオスプレイ』、『〈サンデー版大図解〉京野菜』、『米政府家族に謝罪を 沖縄女性遺棄事件 ヘリー元国防長官インタビュー』『女性葬儀 涙と怒り』、『白鵬 最多37度目V 夏場所』、『女子バレー リオへ』、『〈ジュニア中日〉舞妓さんにうっとり 岐阜 長良川鵜飼の観覧船 あでやかな踊り披露』『海女84人、アワビ採る神事 サミットを記念=鳥羽市の海岸で伊勢志摩サミット開催を記念して海女漁の儀式「御潜(みかづき)神事が再現された』、『〈訃報〉西村滋氏(にしむら・しげる=作家)21日、多臓器不全のため死去、91歳。代表作「お菓子放浪記」(76年)は木下恵介監督がテレビドラマ化した』、『アイドル刺され重体 東京、傷害容疑 ファンの27歳男逮捕 警察に何度も相談』(22日付、中日朝刊)
☆『募金で女川♡熊本 津波で姉亡くした小3次女』『熊本地震 校庭に仮設建設 田畑と「交換」し体力維持』、『〈伊勢志摩サミット2016〉「封鎖」賢島ひっそり 漁船消え光る警察の目』『県産食材でおもてなし? 「極秘」メニューに地元やきもき』『G7財政出動は各国判断 税逃れ対策で一致 財政相会議閉幕』、『刃物の傷骨まで 米軍属、強い殺意か 沖縄・遺棄容疑』『告別式に800人「許せない」』、『35自治体民泊緩和せず フロント設置義務付け』、『〈Sストーリー〉ものづくり「広報大使」――玉屋庄兵衛さんのからくり』(22日付、毎日朝刊)

五月二十一日
 主要国首脳会議〈伊勢志摩サミット〉を前に午前6時、本土と会場の島をつなぐ2本の橋のひとつ、全長153㍍の賢島大橋が蛇腹状の柵で閉められ、とうとう全面封鎖された。一方、シャトルバスが通る東側の賢島橋では島に入る手前の保安検査場での運用が始まり、通行車両に停止を求めての警備員による通行証や車内、トランクなどの確認が始まった。
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 高気圧に覆われた日本列島は、この日各地で気温が上昇。岐阜県郡上八幡市で31・7度、多治見市で31・3度、岐阜市と長野県飯田市も30度で初の真夏日に。名古屋市29・7度、津市28・4度と、のき並み暑い1日となった。
 中日ドラゴンズの田島投手がナゴヤドームでの巨人戦で2リーグ制後のプロ最長記録となる開幕から27試合連続無失点記録を達成(試合の方も6―4で中日の勝ち)。東京・両国国技館での大相撲夏場所。横綱白鵬が千秋楽を待たずに14戦負けなしで通算37度目の優勝を決め、自身の持つ歴代最多優勝記録を更新。

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 久しぶりに足を運んだ岐阜・各務原での社交ダンスのレッスン。アウトサイド、シャッセ、ツーライト、シービーエム、スピンターン……となんだか〈異国の丘〉でステップを踏んでいるような不思議な感覚に。そんななか、「ゴンタさん」の声に振り向くと「これ、スイカの苗。枯れてもいいから、いちど植えてみぃ」とは、兄貴分の吉田富茂吉さん、トミさんだった。自信はないが、せっかくだから挑戦してみようか。だが、舞がどんな反応を示すか。「あんたになんか。出来っこないよ」の声がはね返ってきそうだ。
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【きょうの一文・ことば】
(一人で踊る場合、くるりと一回転して違うキャラクターになるという決まりがあるが、ここでウサギとタヌキが切り替わる。寿南海は)「ここをしっかり表現しないと、面白さも半減する。大人だけでなく子どもも踊る演目だが力量がないと難しい。きれいに踊ればいいというものでもない。重要なのは品」と強調する。/「日本舞踊は決して敷居の高いものではなく、本来楽しいもの。もし楽しくなかったら、それは舞踊家の努力が足りないということ。特に初心者は品のある舞踊家の舞台を見てほしい」
=21日付中日夕刊『〈はじめの1本! 二〇一六鑑賞のススメ〉品格問う玉兎 花柳寿南海「理屈抜きで楽しめる」』のなかで。花柳寿南海さんのことば※花柳さんは91歳。2004年に人間国宝、05年文化功労者。古典技術の伝承に努める一方、創作活動にも尽力し、創作曲の振り付けは100曲を超える。

 指揮者は音楽をやるだけじゃなくて、プロデューサーであり政治家でもなきゃ。作曲家がどこで生まれたか、は大事なこと。ショパンやグスタフ・マーラーなど、それぞれの曲の出たところと時代など楽譜に出ていないところを知ることが大切で、今そこで作られてやるというのがクラシック音楽の喜びですね。時代を超えて、場所も超えて。作曲家の言葉を演じている、うたっているのが真実です。(井上道義)
 外科医に求められる資質は判断力、スピーディーな秒単位の判断。手術中に何が起きるかわかりません。そのとき、いかに対応するかなんです。外科医には、アスリート的な運動能力半分、サイエンス半分なのです。いかに速く平然と縫えるように自分を持っていくか、で手術の前には必ずイメージトレーニングをしています。料理と手術は不思議とよく似ている。創造性がすごく大切なのですよね。(須磨久善)
=『〈スイッチインタビュー達人達選〉指揮者井上道義×心臓外科医須磨久善』(21日夜、NHKEテレ)のなかで。マエストロ井上と心臓外科医須磨のことば

【新聞テレビから】
☆『〈週刊読書かいわい 文学一般 清水良典〉■殉教者(講談社)加賀乙彦 過酷で壮大な冒険の旅』、『〈開幕まで5日 伊勢志摩サミット〉晴れたらいいね 警備 観光 天気やきもき 「洞爺湖」は☂』『伊勢志摩サミットあと5日 賢島の封鎖開始 出入り住民らに限定』『近鉄鵜方―賢島間シャトルバス運行』『原爆資料館修学旅行控えて』、『「舛添氏 身引くしか」 知事経験者から批判続々』(21日付、中日夕刊)
☆『〈●eye 見つめ続ける 大震災〉原発禍の牛 東日本大震災から5年 飼い主らの献身で原発20㌔圏内で生きる家畜を描く』、『税逃れ対策強化合意へ G7財務相会議 午後閉幕』、『米軍属「性的暴行」供述 背後から女性殴打か 沖縄・遺棄容疑』『防衛相沖縄入り 再発防止要請』、『露大統領「島売らぬ」 北方領土と』、『アジアの小学生ツバメ調査 日本野鳥の会呼びかけ ガイドブック発行』(21日付、毎日夕刊)
☆『有松の町並み 重伝建地区(国の重要伝統的建造物群保存地区)に 緑区』、『〈開幕まで5日 伊勢志摩サミット〉離島規制生活1週間 人口90人の間崎島 通院不安、買いだめも』『名空港にオスプレイ 27日まで利用 5機が初着陸』、『もんじゅ受け皿明示せず 文科省検討会 報告書案を了承 〈解説〉 「再稼働ありき」の議論(東京科学部・榊原智康)』、『舛添氏釈明増す不信』『都民「クリーンさは思い違いだった」 ホテル代・自身団体への寄付…「公私混同」疑惑続々』『舛添知事「外部調査を依頼」政治資金疑惑 期限は明言せず』、『元米兵「わいせつ目的」 沖縄女性遺棄 スマホで生存偽装か』(21日付、中日朝刊)
☆『〈伊勢志摩サミット2016〉伝えたい世界へ あすから伊勢で原爆展』『ボランティァガイド始動 海外メディアに応対』『オスプレイ4機名空港に初着陸 サミット関連』『賢島きょうから封鎖 伊勢志摩サミット控え警戒』『G7、対テロ行動計画 航空搭乗者情報を共有へ』、『軍事研究否定見直し検討 学術会議 年内に見解』『〈解説〉戦後日本科学 転換の可能性【千葉紀和】』、『台湾「一つの中国」言及せず 蔡(英文)総統就任 対中国で玉虫色』(21日付、毎日朝刊)

五月二十日
 伊勢志摩サミットが近づいている。

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 前にも本欄で触れたが、なんだかテロ防止のための規制、規制で地元の人たちがかわいそうだ。特に旧阿児町(現志摩市)で賢島に近い鵜方をはじめ、立神、志島、国府、安乗、旧の浜島、磯辺町(同)など周辺の人たちは、どうしておいでだろうか。
 なかでも真珠の海で知られる英虞湾の隣、磯辺の的矢湾に浮かぶ女護ガ島・渡鹿野(わたかの)の人々は女性も含め、どうしておいでなのだろう。英虞湾を眼下に見下ろす横山はじめ、安乗、波切の両灯台、登茂山、和具大島、白い砂浜がどこまでも続く御座白浜、御座岬は、と。若い日々に取材で何度も足を運んだ場所だけに、なぜか気になって仕方ない。

 今ごろ安乗や大王の波切、船越、志摩の布施田、片田、和具……では海からあがった海女さんたちが火場で「はよ、おわってくれんかいな」「いつまでも、これじゃあ。オレたち。安心して海にも潜れん、こまるがいね」と話し合っている気がしてならない。
 そういえば、昭和40年代の後半だったか。伊良湖水道で衝突、沈没した大型タンカーの油が志摩の海岸線にまで漂着し、海女漁が何日もストップしてしまい大騒ぎしたことがあった。ウミネコたちが大空を乱舞していた熊野灘にうかぶ自然豊かな三頭島も思い起こされる。

 テロで志摩の海と人たちが悲しいことになることだけは避けてほしい。しばらく心配な日々がつづく。
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 名古屋市緑区有松地区の町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されることに。国の文化審議会が馳浩文部科学相に選定を答申したためで、有松といえば、江戸時代に絞り染めで栄えた商家などが残る町並みで知られる。それだけに、とても喜ばしい。選定対象は東海道沿いの約7・3㌶。1831年(天保2年)に建てられた竹田家住宅が最も古くて、建物など123件が既に市の伝統的建造物に指定されている。

 数々の政治資金疑惑が噴き出している東京都の舛添要一知事。こんどは定例記者会見がおわび会見の場となったが、この人はもはや全く信用するわけにはいかない。口を開けば開くほどに、人を食う悪魔のような悪い顔に変わっていく。いやいや元々わるかった顔に気付かなかっただけかも知れぬが。
 ここはジタバタするより、都知事をそっこく辞任し都民にすなおに陳謝してくれた方がよほどいい。都知事の件は貴重な紙面がもったいない。これ以上書くのは、よそう。
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 織田信長・徳川家康の連合軍が武田勝頼軍を破った長篠の戦いは天正三年、一五七五年のあす五月二十一日。天下無敵の強さを誇ってきた騎馬軍団を新兵器の鉄炮で制した戦国史の転換点である。/ところが、先人たちはその後、火器の開発をやめ、昔ながらの刀に戻る。軍縮によって徳川時代の長い平和は築かれた、と米ダートマス大教授だったノエル・ペリンの『鉄炮をすてた日本人』に。/伊勢志摩サミットに主要国の首脳が集まる。米大統領は広島へも足を延ばす。昔の日本の軍縮経験に着目して同書を世に問うたペリン氏の心は、核軍縮に向いていたという。昔の経験を忘れるな。=中日20日付夕刊〈夕歩道〉から(全文)
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【きょうの一文・ことば】
「三十年前の方が精神的に楽だった。任務をやり遂げた達成感があった」。……それがいま「病気で苦しむ仲間のために政府に訴えても、聞き入れられない」=1986年4月26日に旧ソ連・チェルノブイリ(現ウクライナ)で起きた原発事故の事故処理作業者の1人、レオニード・アントニュークさん(56)/「部下を現場にやらなければ、こんなことにならなかった」=事故当時、ジトーミル州の消防局長だったボリス・チュマクさん(77)
 いずれも20日付中日朝刊連載企画『〈汚染大地の今 チェルノブイリ原発事故30年㊦縮む支援〉 追い詰められる英雄』の中から。記事に登場するアントニュークさんらリクビダートルと呼ばれる事故処理作業者は事故後、旧ソ連の「国家勲章」を受章して英雄とたたえられたが、歳月とともに英雄たちは苦悩を深めている

【新聞テレビから】
☆『〈5・26、27 伊勢志摩サミット〉美し国に集う⑤ 資源守る海女漁』『〈写真グラフ〉伊勢志摩サミット 緊張感と高揚感 開幕前の賢島厳戒』『広島、長崎は罪なき人の犠牲の象徴 オバマ氏、広島で言及へ』、『熊本地震 いのちの電話相談100件超 震災心の傷聞いて』、『大卒の就職率過去最高97.3% 高卒も好調』、『石原慎太郎氏の詞に自ら作曲 五木ひろし、思い入れの新曲 「裕次郎さんの縁かも」』『国際意識調査 日本の高齢者友達少ない?』、『衆院「0増6減」成立 三重など1減、来春から』、『元米兵「首絞め刺した」沖縄女性遺棄 車内に血痕付着』『首脳会談で対応要請』、『〈大波小波〉蓮實重彦の栄光』(20日付、中日夕刊)
☆『〈伊勢志摩サミット2016〉電車、バス、高速道路など あすから交通規制 中部国際空港付近も』、『熊本地震 郵便4700通配達できず 避難先届け出呼びかけ』、『規制法違反容疑 舛添知事を告発 市民団体』、『沖縄米軍族逮捕 政府米に再発防止要求 首脳会談で言及へ』、『「広島・長崎 核犠牲の象徴」米大統領訪問時に所感』、『台湾蔡(英文)新総統が就任 中国との対立回避へ』、『広域通信高「質」確保へ ウィッツ青山支援金不正契機に 文科省に専門家会議ガイドライン策定』(20日付、毎日夕刊)
☆『オバマ米大統領27日広島訪問 「核なき世界」発信へ』、『被災者に勇気、元気 熊本訪問 両陛下の言葉に涙も』、『沖縄女性失踪元米兵逮捕 遺棄疑い32歳軍属、殺害示唆 供述通り遺体発見』、『エジプト機墜落確認 航空相「テロの可能性も」』、『「なすび」さんがエベレスト登頂=福島市出身の俳優「なすび」こと浜津智明さん(40)が、東日本大震災からの福島県の復興を訴え、世界最高峰のエベレスト登頂に挑戦していた』(20日付、中日朝刊)
☆『世界記憶遺産目指し千畝の資料提出 ビザ発給リストなど』、『日本長寿また世界一(2015年の男女合わせた日本の平均寿命は83・7歳で世界の平均寿命71・4歳を大きく上回った) WHO統計20年以上連続キープ』、『ハチ公「家族」そろう 飼い主の墓に妻も納骨』、『パリ発エジプト機墜落 露長官「テロ攻撃」 66人乗り』、『似顔絵まんじゅう9万円 舛添知事、政治資金で』、『〈訃報〉水谷優子さん51歳(みずたに・ゆうこ〈本名・西久保優子=にしくぼ・ゆうこ〉声優)17日、乳がんのため死去。アニメ「ちびまる子ちゃん」のお姉ちゃん役を1990年の初回から担当』(20日付、毎日朝刊)

五月十九日
 天皇、皇后両陛下が日帰りで熊本地震の被災地へ。南阿蘇村と益城町の避難所で「怖かったでしょう」「お大事にね」といたわりの言葉をかけられた。沖縄県警がうるま市の会社員島袋里奈さん(20)が4月から行方不明となっている事件で与那原町に住む米軍属で米国人のシンザト・ケネス・フランクリン容疑者(32)を死体遺棄の疑いで逮捕。供述に基づき恩納村の雑木林で里奈さんの白骨遺体を発見した。
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 5月のかぜがとてもさわやかだ。
 薫風とはよくぞ、言ったものである。気持ちのいい〈かぜ〉を受けていると心身ともに透明に若返っていく。そんな感覚すら覚える。もう何年になるのか。この心臓が鼓動を打ち続けるのは。そろそろ止まってもよいのに、心臓はいまも僕の体に巣食い、まるで車を動かすエンジンの如く鼓動を続けている。
 ある日突然に、この心臓が「もうやぁ~めた」と動きを止めても決して不思議でない。そんな胸の愛しい部分に手をあててみて私は「ありがとう」と礼を言ってみる。人間も、心臓も。まっこと、不思議ないきものである。
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 きょうは市内での社交ダンスのレッスンに続き、名古屋へ。大須の師匠宅で横笛のレッスンを受け帰宅。引き続き洗濯物の出し入れなど家事雑事のあれこれを終え夕方になり、やっとこせデスク前に。新聞を読み始めたが、眠けに全身を襲われ気が付くと傍らのソファに背を預けたまま寝入ってしまっていた自分がそこにはいた。

 こうした居眠りの繰り返しは、その後まもなく帰宅した舞による夕食後も同じで私はそのまま2階寝室で寝ることを決断。あとは、ベッドのうえで白河夜船とあいなったのである。あゝ~(起きたのは翌20日早朝で、私は翌朝のいまになって自身にノルマとして課している本欄【生きてゆく人間花たち】をこうして書いている)。
 それにしても疲れた。隣で舞が何やら言っている。「もうダメよ。年なんだから。1日にひとつよ、と言ってるじゃない。ひとつにしておかなきゃあ。」と。私は寝ぼけまなこでその声を聴きながら内心で反発する。「何言ってんのだよ。帰ってからも、おまえに言われていた干された布団の室内入れやらナンダカンダをやらされたのだから。みっつ、やったんだよ」と。

 舞の毎日を観察していると結構、大手術をした人間とは思われぬほどに強靭である。気力の表れなのか。ボランティア同然のリサイクルショップ「ミヌエット」の運営に始まり、家事一般、母親の入浴介護、そして俳句、短歌……と、どれもこれも全力疾走である。精神力だけから見れば、私よりかなりつよい。それだけに、無理をしないでほしいと祈る気持ちだ。でも、わたしよりはずっと若い。わかいから無理が続くのか。などと妙なところで感心したりしてはいる。若いことはいいことだよネ、と私。

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 気象庁が19日発表したところによれば、4月14日以降に観測した熊本での震度1以上の有感地震が今月19日午前中で、1500回に達した。これは昨年1年に全国で観測された有感地震(1842回)の8割を1カ月余りで超えたことになる。このうちマグニチュード3・5以上の地震は、今月18日午後1時半までに245回発生。阪神大震災や新潟県中越地震を上回るペースで推移しているという。
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【きょうの一文・ことば】
「〈打ち指〉は同じ音符が続く場合に」「息を止める時は、吸う場合」
=19日午後、大須の師匠宅。横笛の稽古場で

【新聞テレビから】
☆『道義的責任広島で言及へ オバマ氏被爆者と接触も 大統領副補佐官明かす』『数分間の「所見」表明』『〈開幕まで7日 伊勢志摩サミット〉三重ゆかりの人たちに聞く 首脳の集合写真ココで撮って! 内宮の宇治橋前 食の神祭る外宮 英虞湾望む高所』『識者 志摩の海背景に』、『パリ発エジプト機不明 66人搭乗 地中海墜落か 救難信号なし』、『両陛下が熊本入り 被災地視察、住民お見舞い』、『3年連続待機児童ゼロ 名古屋市 「隠れ待機」課題残る』(19日付、中日夕刊)
☆『〈点描 伊勢志摩を巡る―2016サミット―〉夫婦愛のシンボル(安乗埼灯台、この灯台は、灯台守の夫婦愛を描いた1957年公開の映画「喜びも悲しみも幾年月」=木下恵介監督=のロケ地でも知られる)』『米、広島に寄贈へ 原爆の「効果」24枚』『オバマ氏発言数分間 27日 広島平和公園訪問後』『「道義的責任」言及、追悼へ』『サミット警備2.3万人 警察庁広島は最大4600人』『〈伊勢志摩サミット2016〉不安あれば相談を 近鉄賢島駅前に臨時派出所 2警官厳戒態勢下 住民と交流』『あべのハルカス近鉄百貨店休業 サミット期間中』、『震度7連続で1.5倍必要 耐震強度 基準内で倒壊の恐れ』『地震回数1500回 罹災証明書発行南阿蘇で始まる』(19日付、毎日夕刊)
☆『首相、消費増税を再延期 景気低迷、意向固める 表明時期与党内で調整』、『スズキ燃費不正210万台超 27車種2010年ごろから』、『〈開幕まで7日 伊勢志摩サミット〉 (三重県警と第4管区海上保安本部による最後の合同訓練)海上デモ想定 厳戒の水際』、『熊本に義援金5億円 本社と社会事業団届ける』『熊本食材よか給食 高山の小中学校で来月』、『開会1時間前撤回 河村市長 副市長案議会反対で』(19日付、中日朝刊)
☆『首相、同日選視野 消費増税 先送り検討』『増税・改憲巡り 応酬 今国会初の党首討論』、『三菱自燃費不正9車種 国に報告 社長が引責辞任』『スズキも不正計測 27車種燃費 改ざんは否定』、『業績評価「C」にご不満? 籾井NHK会長 急きょ会議欠席』、『名古屋2副市長空席へ 市長、人事案撤回 議会との分裂回避』、『毒ぶどう酒 弁護団新証拠を提出 製造時と異なるのり成分』(19日付、毎日朝刊)

五月十八日
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 愛猫こすも・ここが満22歳の驚異的な長寿で亡くなったのが、3月7日の朝だった。
 早いもので、もう2カ月以上たつ。きょうは、少し余裕があったので彼女の生前の写真を前に、横笛の自主練習を兼ねて〈惜別の歌(唄)〉を繰り返しふいてみた。譜面と在りし日の写真を前に音を奏でるうち、とめどなくあふれ出る涙たち。こすもォ、ここちゃん! あなたは今どこでどうしているのですか。

 譜面と元気だったころの愛猫こすも・ここ
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 こんどは ♪遠き別れに耐えかねて この高殿に登るかな 悲しむなかれ我が友よ 旅の衣を ととのえよ/ ♪別れと言えば昔より この人の世の常なるを 流るる水を眺むれば 夢はずかしき涙かな…と地声でひとり静かに、何度も何度もうたう私がそこにはいたのである。うたったあとは横笛をふき、彼女への思いを熱くした。
        ❤        ❤

 中部ペンクラブの秋の新企画として、ことし11月1日に愛知県西尾市の三河湾リゾートリンクスで実施予定である【文学座談会 「中ペン同人、大いに語る」】について、事業企画運営委員会役員仲間の石川好子さん(文芸きなり)と電話とメールできのう、きょうと最終調整。この催しは、この地方で活発な同人誌活動の〈今〉を見つめ、同人誌の原点に立ち返って文学本来のあるべき姿を自由に話し合い、同人誌の持つ存在意義をいま一度見つめ直し、みんなで考える機会にしようという試みだけに、1人でも多くの参加が望まれる。
 それにしても、毎度のことではあるが案内文の作成ひとつにせよ、石川さんのお心遣いと機敏かつ、スピーディーな対応には恐れ入る。すでに80歳を超えている、とお聞きし、それこそ「ホントかしら」と、またまた驚きいる。要は、物事を進めるに当たっては年齢なぞ関係ないということだ。中ペンには、いつも若々しい、こうした逸材がちょくちょくおいでだけに私も見習わねば、と思いを新たにした次第である。

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 けさの新聞によれば、ことしは2年ぶりの火星接近の年だそうだ。最接近は今月の31日。火星さんは夜8時ごろ、南東の低空にひときわ明るく輝く、とのこと。いまから楽しみだ。

 星空の図付きで火星最接近を報じる朝刊
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【きょうの一文・ことば】
♪女の子は 可愛くなきゃね 学生時代は おバカでいい♪(秋元康さん作詞の歌詞の1節)/学生は将来輝くために勉強している。可愛いことと頭が良いことを二律背反に捉えた詞には違和感がある(恵泉女学園大=東京・多摩市=の大日方雅美学長)/『女の子は恋が仕事よ』とあるが、今は女性も働き、知識や聡明さもないと生きていけない時代。昭和的価値観を強調するのは時代遅れだ(千田有紀武蔵大教授)
=18日付毎日朝刊『HKT48新曲に 「女性蔑視」批判』の記事のなかで。秋元康さんが作詞したアイドルグループ「HKT48」の歌「アインシュタインよりディアナ・アグロン」に、「女性蔑視の歌詞だ」と指摘された歌詞と、これを批判した学長ブログと社会学者。
※秋元氏は返答すべきではないのか。この方、時代錯誤も甚だしい。少し有頂天になりすぎ何か大切なものを見失ってしまっているのではないか。とは、私伊神権太の率直な感想である

【新聞テレビから】
☆『〈美し国に集う 5・26、27伊勢志摩サミット3〉真珠養殖一筋に』『〈開幕まで8日 伊勢志摩サミット〉志摩の味ぎゅっと詰めて 弁当業者売り上げ2割増』、『バレエ・ブノワ賞 オニール八菜さん 日本出身2人目の快挙』、『原爆の犠牲言及か 広島訪問でオバマ大統領』、『送金時期に宝飾品 東京五輪招致疑惑 陸連元会長側購入』、『スズキも走行試験不正 燃費問題データ改ざんは否定』、『GDP(国内総生産、季節調整値)年1.7%増 1~3月期2期ぶりプラス うるう年、消費かさ上げ』『増税再延期めぐり 自公党首会談へ』(18日付、中日夕刊)
☆『〈点描 伊勢志摩を巡る―2016サミット―〉サーファーの楽園』、『「働き方改革」再重視 1億総活躍プラン公表』、『露薬物違反本格調査 WADA(世界反ドーピング機関)ソチ五輪疑惑巡り』、『「よりどころ」再建遠く 熊本地震 神社仏閣被害 県内1000超』『補助金なし大半』、『放火・殺人か 盛岡2人死亡 争い目撃情報』、『民家に女性2遺体 外傷なし 81歳母と娘か 岐阜・大野』、『芸能人私的画像のぞき見 長澤まさみさんら被害 不正アクセス容疑者逮捕』『便利さ・危険隣り合わせ』(18日付、毎日夕刊)
☆『常滑汚職別の市議逮捕 前市議と共謀 詐欺の疑い』『土地測量費名目で地権者から550万円』、『北京五輪31選手薬物陽性 IOC(国際オリンピック委員会)再検査 リオ出場困難か』、『西洋美術館世界遺産へ コルビュジエ建築 7月に正式決定』、『保険制度破綻の恐れ 超高額がん薬投与急増 年3500万円個人負担200万円』『効果あるのは2割』、『「引退後薬物に負けた」清原被告初公判2年6月求刑』『コーチや監督になれず心に隙間』『「2回目ないと信じる」佐々木氏が出廷』『覚醒剤高い再犯者率 昨年64%』『清原被告やりとり「野球少年に申し訳ない」』(18日付、中日朝刊)
☆『〈3・11それから’16春〉陸前高田そば店「やぶ屋」 店舗仲間と共同再建』、『国会障害者に配慮を ALS(難病の筋萎縮側索硬化症)患者ら衆参議長に要望書』、『〈政治18しようよ〉10代「投票行く」66% 20歳以上並み 有権者意識が浸透』『LINEゲーム通貨認定 「宝箱の鍵」供託不足125億円 関東財務局 資金決済法違反指摘』、『2副市長交代不同意へ 名古屋市議会 解職、空席の可能性』、『熊本地震 労働相談1万2000件 労働局 雇用への影響広がる』(18日付、毎日朝刊)

五月十七日
 覚せい剤取締法違反(所持、使用など)に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)に対する初公判が東京地裁で開かれ、清原被告は起訴内容を全面的に認めた。
 被告人質問で被告は「プロ野球をめざす少年たちに申し訳ない。野球界に大変な裏切りをした」と謝罪、「非情に優しい子で、これからは私が全力でサポートしていきます」との父親の決意が弁護側によって披露され、涙ぐむ場面も。公判には弁護側証人として現役時代の投球が大魔神として知られた佐々木主浩さん(48)が出廷。「今でも野球人だと思っている。後輩たちに野球を教えてやってほしい。2回目はないと信じている」と述べた。
        ☆        ☆

 きょうは、朝からわが人生の大いなる友で同伴者でもある、舞を伴って江南厚生病院へ。
 舞の大手術後、半年に一度続く頭部造影MRI検査のためだったが、病院を訪れいつも思うことは患者の多さだ。いかに多くの人びとが日々、病と闘いながら生きているのか、という現実を思い知った。みんな苦しみながら、それでも懸命に生きているのである。
 待合室画面には、〈動物めぐり〉とか〈きょうの言葉〉〈週間ベントセラー〉〈きょうの花ボタン 花言葉 富貴〉などといった癒し系のものから、〈腎臓病教室〉や〈がんサロン「虹の会」〉の案内などといった映像が次々と流れていた。検査の間は、角川ソフィア文庫の島津忠夫訳注による新版百人一首に目を通したり、新潮文庫の「春琴抄」(谷崎潤一郎著)を読み返すなどしていたが、いやはや待つ時間は、とてつもなく長い。
 
 帰って。やっと少しだけ落ち着いたところで横笛をふいてみる。〈かごめ〉〈さくら〉〈平城山〉…と順番に自らの魂を掘り返すごとくふく。ふきながら。もしかしたら、このところの歯痛の原因は、笛吹きに遠因があるのでは、などとフト思ってみたりする。と同時に、こんどは睡魔が私をおそいきた。

        ×        ×
 日本ハムの大谷が北九州でのソフトバンク戦で1回に先制の8号2ランを放ち、ソフトバンク戦で5試合ぶりの勝利(7―2)に貢献。球団では本塁打王と打点王に輝いた1981年のソレイタいらいの5試合連続本塁打。この日は調子の良さを買われて今季初めて3番・指名打者で起用され、1死一塁で迎えた第1打席でバンデンハークの2球目の変化球を振り抜くと、球は中型スタンド上段に吸い込まれていった。
        ×        ×

【きょうの一文・ことば】
「トルーマン氏には数多くの子どもたち非戦闘員の被害を考えてもらい、『すまなかった』の一言がほしかった」(オバマ氏に対しては)「原爆資料館の展示を見て子どもたちの死に向き合ってほしい。『一緒に頑張ろう』との思いを抱かせるような核兵器廃絶の力強い宣言を聞きたい」
=17日付中日夕刊1面『「核廃絶」オバマ氏語って トルーマン面会の被爆者 64年メモ原爆正当化憤り』の記事のなかで。広島、長崎への原爆投下時の米国大統領トルーマン氏と被爆19年後に面会した被爆者のひとり森下弘さん(85歳)のことば

【新聞テレビから】
☆『〈論説委員のワールド観望〉仏像が日韓つなぐ(山本勇二)』、『〈伝える訴える〉「性の自由」次世代に ジェンダーの束縛㊦インド(文・舟越美夏、写真・高橋邦典=いずれも共同)』、『漱石ゆかりの♨守りたい 阿蘇・内牧温泉 湯量激減再建の道模索』『応援のお礼に来たモン 銀座熊本館』、『高齢化技術革新で対処 G7科技相会合 声明採択し閉幕』、『サミットで税逃れ議論 参院予算委 首相、主導の考え』、『住宅火災5歳児死亡か 彦根、母と兄2人けが』、『清原被告起訴内容認める 覚せい剤初公判 傍聴希望に3700人列』、『GPS情報通知なく提供 ドコモの新機種捜査協力へ対応』、『福山雅治さん宅 女が不法に侵入』(17日付、中日夕刊)
☆『〈点描 伊勢志摩を巡る―2016サミット―②〉笑い絶えぬ海女の都』、『岡崎選手「感動」優勝パレード 英・レスター』『熊本地震 被災者台帳15市町村導入 一元管理 支援漏れ防止』『両陛下19日訪問』、『〈漂う民〉難民審査「2度も」アリさん一家独に半年 アフガン人に厳しく』『アリさん夢を支えに「ウエブデザイナーになる」』、『舛添氏09年から豪華支出 ミシュラン ★★6.8万円 参院議員時代の政党支部』『お盆、お正月に集中』、『支援の絆紡ぐ復活「ガラ紡」 80代職人ら 三河の技術をカンボジアへ』(17日付、毎日夕刊)
☆『熊本地震で混乱親も疲弊 発達障害の子配慮を 小さな余震敏感』『遮音ボード苦痛を軽減』『本震1カ月 雨の黙とう』、『〈新貧乏物語=連載第4部〉子ども貧困率9割未調査 都道府県・政令市 実施、沖縄のみ』『第4部子どもたちのSOS ①しぼむ未来 10歳パンを売り歩く』、『住民投票条例案を否決 名古屋市議会 報酬引き上げめぐり』(17日付、中日朝刊)
☆『指定廃棄物倉庫焼く 放射線量ほぼ変化なし福島・郡山』、『「心のケア必要」2100人 熊本地震本震1カ月 児童生徒3.5% 市教委アンケート』、『〈問われる真価 伊勢志摩サミット①〉アベノミクス再起動 首相、経済停滞に焦り』『〈課題日本の現場から 伊勢志摩サミット上〉気候変動 温暖化農水産物に異変 「磯焼け」海女苦悩』、『日産主導、EV(電気自動車)共同開発へ 三菱自、得意分野に集中』、『政治資金で絵画落札 ヤフオク 舛添知事「資料」と説明』、『部下を集団暴行容疑 蒲郡の消防士3人逮捕』(17日付、毎日朝刊)

五月十六日
 熊本では、マグニチュード(M)7・3の本震発生から1カ月を迎えた。午後9時23分ごろ、茨城県小美玉市で震度5弱の地震。震源は茨城県南部、震源の深さは約42㌔、地震の規模はM5・5と推定されたが、心配された津波はなかった。
        ☆        ☆

 きょうは妻の舞に叱られ、重い足取りで歯医者さんへ。
 レントゲンを撮ってもらい内用薬と痛み止めを手に帰ったが、「歯のなかの部分ではなく、歯茎のどこかが何らかの原因で傷んだのでは。よく分からない。歯周病が影響しているのは確かです」とは、若き医師。私はこの方の亡きお父さんのころから診てもらってきたが名医の子なので、とは思うものの原因が今ひとつ分からない―には、いささか失望した。
 でも、どんな医師でも分からないものは分からないので、むしろ正直な医師なのだろう。あの名医のお子さんなのだから、と自身に言い聞かせ、20日に次の予約をとって帰った。それでも時がたつにしたがって痛みは薄れてきたようだ。やはり名医のお子さんなのだから、と。自身に言い聞かせる。

 きのう名古屋市内で行った私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の例会内容を、欠席した同人全員に例会資料をつけ、メールで丁寧にお知らせする。同人1人ひとりの顔を思い出しながらなので深夜にまで結構な時間かかったが、これは主宰として当然の義務、責任だ。全員に、すばらしい書き手になってほしい。その一念での、心からのお知らせである。

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 東京五輪招致に絡んで送金された二億円余は、業務に対する正当なコンサル料だという。履物の散らばる玄関先からはなかなか想像できないが、きっと素晴らしいアドバイスを受けたのだろう。=16日付中日夕刊〈夕歩道〉から
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【きょうの一文・ことば】
 とうとうこのときが来てしまいました。ハムレットのけいこ初日にやせ細って車いすに座るあなたの声の弱々しさに胸が震えました。でも、だんだんけいこが積み重なって、そのうちにとても大きな声でどなり散らすあなたの姿に、パワーがよみがえってきているのかなと、うれしく思っていたのに。
 薄れゆく記憶を呼び戻せば、芝居で出会ったのはあなたが40歳、僕が42歳、三島由紀夫作、卒塔婆小町の99歳の老女を僕が演じた時でした。千秋楽が近づいた時、この人とは長くつきあうことになるだろうなという予感がしました。事実、それから40年、まあ、不本意なブランクの10年もありましたが、王女メディア、近松心中物語、タンゴ・冬の終わりに、テンペスト、リア王、などなどあなたと四つに組んだ17本の芝居、僕の宝です。充実した演劇人生を生きることができました。本当にありがとう。
 でもあなたは一度も僕の演技を褒めてはくれませんでしたね。シャイなのだということはわかってましたが、僕はなんとかしてあなたから褒め言葉を引き出したくて、熱演に熱演を続けました。肺を痛めてしまうまで。本当はもう少し理知的に演じればよかったかもしれません。
 でもあなたの中の怒りと熱情に突き動かされ、僕の中のほむらが燃え上がってしまうのです。その火はまだ消えてはいません。あなたがいなくなった後、このほむらを誰に受け止めてもらえるのか。まるでシャーロック・ホームズに死なれたワトソンのように途方に暮れてます。ドラマのシャーロックのように生き返って欲しい。
 でも今はあなたの怒りと熱情をやすらげてください。さようならはいいません。タンゴ・冬の終わりに、の中の一節をささげます。
「僕らはまた、近いうちに再会する」。
=12日に80歳で死去した演出家で文化勲章受章者蜷川幸雄さんの葬儀・告別式(東京港区・青山葬儀所)で。俳優平幹二朗さんの弔辞全文

「星空は人と人とをつなぐ」「あの星の光は二十五年かけて地球に届いています。そのころ、皆さんは何をしていましたか」「星がきれいな場所は他にもある。星空と人の営みが調和しているのがここの魅力」。
=16日付中日夕刊『〈美(うま)し国に集う① 5・26、27 伊勢志摩サミット〉星空がつなぐ心』から。志摩市を拠点に年間百回以上、星空観察会を開く宮本秀明さん(47)は、こう語る

【新聞テレビから】
☆『〈伊勢志摩サミット 開幕まで10日〉外国人の目魅力発信 鳥羽のホテルスタッフ「旅行者望むもの」HPに写真』『2月も伸び率全国トップ 三重県内外国人宿泊者数』『アジア大会招致サミットでPR 大村知事、働き掛けへ』、『連続「震度7」で被害拡大 本震1カ月鎮魂 熊本地震 水前寺公園が再開』『優美な池水戻った 水前寺公園 底露出が解消』『雨の避難所で追悼』『熊本地震 遺族、自責抱えつつ前へ 犠牲の母へ「ありがとう」』、『〈ブラジル・リオ貧民街ルポ〉犯罪隣り合わせ五輪は縁遠く 麻薬売買、銃撃戦住民「祈る毎日」(リオデジャネイロで、北島忠輔、写真も)』、『「トモダチ作戦」被ばく係争中 元米兵と小泉元首相が面会』、『「あなたとの芝居 僕の宝」蜷川幸雄さん葬儀』(16日付、中日夕刊)
☆『オバマ氏 被爆者と面会困難 広島訪問 米当局者「時間の制約」』、『熊本地震 観光地続々再開 水前寺公園 水位半分戻る』『祈りの朝 本震1カ月』『首相「物資滞留を精査」 補正予算案午後衆院通過』、『〈点描 伊勢志摩を巡る―2016サミット―①〉真珠育む美しい海』『松阪牛好機なるか 課題は欧米基準の食肉施設 輸出実現へ整備目指す』(16日付、毎日夕刊)
☆『平安の装い都大路に 京都で葵祭8万人見物』、『木造名古屋城賛否交錯 6月市議会へ 市民報告会終了』、『初夏の風 1万3000人快走 ぎふ清流ハーフマラソン』『釜石と岐阜復興伴送 清流ハーフ 支援の縁「ありがとう」』、『精いっぱい…でも 熊本地震 救助隊員ら悔い』『熊本地震マンション損傷 構造スリット有無で明暗 施行不良も発覚』、『東京五輪疑惑男性 招致金銭受領を否定 疑惑の関係図』(16日付、中日朝刊)
☆『砂煙、勇ましく いなべ草競馬ファン大歓声』、『〈伊勢志摩サミット2016〉外国語案内ボランティア津で結団式 おもてなし力いっぱい』『300人18言語に対応』、『〈3・11それから’16春〉大川小遺族の夫婦 幼い笑顔に背押され「前向き、幸せになろう」』、『熊本地震 緊急道寸断 耐震基準設定なく』『命の道無念の寸断 熊本地震緊急道 捜索、輸送に影響』『一丸となり前へ J2熊本公式戦復帰』、『本土復帰44年の平和行進に2500人 那覇』、『五輪招致「金銭授受ない」国際陸連前会長の息子、主張』、『車掌20分居眠り JR東・ドア開かず気づく』(16日付、毎日朝刊)

五月十五日
 私が主宰する、私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の例会を午後、名駅近く地下街のとある喫茶店内で開いた。席上、各同人とも、それぞれに目指す文学談議を披露し、いつものように時間はアッという間に過ぎ去った。これまでに20回の歴史を刻んだテーマエッセイ(現在、テーマ〈手〉の作品を公開中)の内容に対する率直な感想も述べ合い、次回のテーマをどうするかなどについても話し合った。
「熱砂」の場合、将来を大いに期待していい若手もいるため「とにかく、書いて、書いて書き続けること。そして他の人の小説を読むことの大切さ」を強調。うち26歳の【天空を駆ける未来の作家】黒宮涼さんは現在、テーマを絞り切っての短編連作を執筆中とのことだったのでこんご順次、「熱砂」紙面で公開していき5、6編を書き上げたところで早い時期に〈1冊の本〉にまとめる努力をしていこう、ということで互いに意見が一致した。
 最近、絵画にも挑戦している「熱砂」編集委員でもある真伏善人さんには「はじめはデッサンでも良いので、詩とかエッセイなどの作品とコラボで熱砂紙面に掲載する手もあるのではないか」と私なりの考えを提言するなど互いに味わい深いひとときとなったのである。牧さんはこの日自らが大師範を務める琴伝流大正琴の中京大会があったため弦洲会の会主(倉知弦洲)としての大役もあるため残念ながら欠席だった。
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 きょうは朝から左前上の奥歯に激痛が走り、正直いって外に出ていても辛い1日に。日曜でもあり、行きつけの歯医者も休診日だけに、ここは我慢比べ。痛みをこらえながらの時を何とかこなした。それにしても、このところの疲労に深酒、睡眠不足も手伝ってか、歯が痛い。なぜ、これほどまでに染みるのか。
 とうとう痛みに耐え切れず、夜は全身を海に鎮めるかのごとくそろそろと床に横たえるが時折、襲いくる激痛はどうしようもない。やはり、全身が金属疲労の如くボロボロに衰えつつあるのか。いやいや、そんなはずはないと痛さをこらえて頭(かぶり)を振る私。のたうちまわる寸前の私を傍らで見守る舞の方が、かえって痛々しい。
 この年になっても丈夫なからだだけは誰にも増して自信があったのだが。激痛が事実とあっては仕方ない。あすは歯医者さんにいってくるか。酒ものめず、ふろにも入れず、読むつもりでいた本も読めず。歯が私にとって、これほどまでの強敵、くせものだったとは。これでは横笛もふけない。こんなわけで、いつもなら例会を終えると同時に、欠席した同人にその夜のうちにメールまたは電話で内容をしらせる結果報告も少し遅れざるをえない。

 人生、とは異なもの、不思議なもの、容赦なきもの。自然災害、人間関係も含めて不意打ちの連続である。やはり、齢にも関係あるかも知れない。私なぞは、文壇でいまも健在で活躍される先輩諸氏に比べたら、まだまだ足軽、ヒョッコも同然なのだが。ナニはともあれ、この痛さにストップをかけなければ。
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「外務省は14日、伊勢志摩サミットの主会場となる三重県志摩市の賢島の住民らに、島の出入りに必要な識別証(IDカード)の交付を始めた。賢島は21~28日に立ち入りが規制され、入るには賢島橋近くに設けられる保安検査場で提示が必要となる」とは、けさの中日新聞の報道。その昔、新聞社の地方記者として志摩半島を飛び回っていた私としては、南国志摩と言われるほどにおおらかな土地柄での立ち入り規制だけに、なんだか地元の人々がかわいそうな気がしないでもない。
 一方で、伊勢志摩サミットを記念して鳥羽市国崎町の海岸で14日、海女漁の儀式「御潜(みかづき)神事」が再現され、地元の海女さん84人が白い磯着姿で海にもぐった、とのニュース。海女さんたちは浅瀬にもぐってアワビを採ったあと、アワビの稚貝5000個を放流したと報じていたが、サミツト開催もこうした志摩の人々のおかげがあればこそ、だと思う。
 志摩の海女さんといえば、20代の若き日々に〈海女その世界〉を新聞の地方版で長期にわたって連載し続け、かつては日本海を渡った海女の歴史に始まり、海女信仰、けいこ・舟人(ふなど)・徒人(かちど)海女といった種類などいろんなことを学び、火場へも何度となく足を運んだことがある。
 熊野灘に浮かぶ海女たちの島、和具大島での潮かけ祭りでは島からの帰りに数人の海女さんに舟から海に投げ込まれた思い出が忘れられない。「あのなあ~。ほいでなあ。あにさん。好きなんよ」と、あの抑揚に富んだ声が懐かしい海女さんたちにとって、サミットの開催そのものが堅苦しいものにならなければよいが、と。ただ、そのことだけを願う。
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【きょうの一文・ことば】
 人工知能は終わりではなく、新たな時代の始まりではないか。驚異的な能力を持つ人工知能だが、それ自体に倫理感はない。私たちは人工知能がどうあるべきか。考えるときだと思う。=15日夜の『〈NHKスペシャル〉天使か悪魔か 羽生善治人工知能を探る』『人間VS人工知能 天才棋士が見たものは』のなかで

【新聞テレビから】
 15日付中日新聞市民版で紹介されたカトマンズ日本語学院校長、ニルマニ・ラル・シュレスタさんの講演(紙面にある日本人学校は、日本語学校の誤り)
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☆『〈伊勢志摩サミット開幕まで11日〉反対デモ警察ぴりぴり △規模の把握難しく△洞爺湖では混乱も』『賢島の住民らにIDカード交付』、『再稼働より廃炉技術を 浜岡原発停止5年 (川勝平太)静岡知事に聞く』、『〈地震1カ月追悼〉熊本支え合う 福祉作業所炊き出し脚光』『熊本地震「またみんなで笑いたい」 東海大生 南阿蘇戻り復興活動』『「見つけるから…頑張れ」不明学生の両親 おにぎり谷底へ投げ入れ』、『「パレスチナに骨うずめる」レバノンで日本赤軍・岡本(公三)容疑者』、『児童労働の製品撲滅を 14年ノーベル平和賞 サトヤルティさん講演』、『きょうぎふ清流マラソン』、『夕闇裂く熱気 下社「建御柱」諏訪大社』、『〈サンデー版世界と日本大図解シリーズ№1251〉人と人をつなぐ仕事 通訳者』(15日付、中日朝刊)
☆『サハリン残留者 魂集う場に 慰霊祭に120人 NPO、札幌に共同墓所』、『鎮魂と再生祈る 熊本地震1カ月 子供ら 手作り追悼式』『優しい娘 スクスク 本震の日誕生』『〈検証 熊本地震5〉県「安全」と企業誘致 発生1カ月 警告伝わらず』『住宅損壊8万棟超』『東海17庁舎耐震不足 防災拠点 機能せぬ恐れ』、『ハンセン病追悼式典 最高裁事務総長出席へ』、『■「阪神・巨人」4度目上方漫才大賞』(15日付、毎日朝刊)

五月十四日
 被災地・熊本では、きょうも苦難をはねのけて避難者らが互いに手に手をとりあい、助けあって生きている。早く元通り、ふつうの生活が戻ってくるよう願わずにはいられない。

 熊本地震から1カ月。新聞の見出しは、朝夕刊とも〈熊本地震1カ月〉であふれかえる1日に。そして、きょうは今ひとつ、名古屋の人々にとっては、忘れられない日でもある。
 実は71年前のこの日、すなわち昭和20年5月14日は【あゝ燃えてしまう 空前の規模で繰り広げられた名古屋空襲により、名古屋城炎上。徳川家康公の築城以来燦然と輝いた金の鯱が、天守閣とともに崩れ落ちた――】(長谷川園子著「あゝ炎の鯱(碧天舎)」の帯から)、まさにその日なのだ。
 長谷川園子さんの著書「あゝ 炎の鯱」
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 このところのハードな日程続きに歯痛が重なり、いささか弱りがちな心身を奮い立たせて名古屋へ。というのは、この日は私の親しい友人でもある稲沢市出身の長谷川裕子さんの夫ニルマニ・ラル・シュレスタさん(昨年創立50周年の歴史を刻んだカトマンズ日本語学院校長、アシュトストラベルズ&ツアーズ社長、ネパール・ロータリークラブニューロードシティ支部インターナショナルディレクターなど)による講演会が地下鉄伏見駅近くのビル4階であったためである。

 講演をするニルマニ・ラル・シュレスタさんと妻裕子さん=名古屋市内で
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 講演会は主に中国文学を中心に東洋の文化を研究する有志による民間団体・東洋文化振興会の主催で実現。演題は「摩訶不思議な国 ネパール」で、ニルマニさんは昨年の4月25日に祖国を襲った死者9000人以上に及んだネパール大地震の被害の実態と自らも何日もの間、寝食を忘れて携わった救出劇、その後の夫妻はじめロータリアンらによるあくなき支援活動をご本人が撮影した生々しい映像とともに日本語で紹介、引き続きネパールの生活習慣や食文化、仏教とヒンズー教との関わりなどについても詳しく説明し、人びとの心に迫った。
 特にネパールでは、大家族が互いに思いやりの心でひとつ屋根の下で助けあって生き、家族はむろん、友だちやこどもをとても大切にする慣習などについても触れ、「日本人が忘れかけているものが、この国には、まだまだ多く残されています」と話し、聞く者の胸を鷲づかみにする場面も。さらには、ヒンズー教の神々の化身の話、ネパールならでは、の民族(110以上)と言語(70以上)の多さや料理の数々、世界一高い山(8848㍍)エベレストの話など興味のつきない内容となった。

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 講演会では、久しぶりにふるさとに帰った裕子さん夫妻にお会い出来、とても嬉しく思った。特に、ニルマニさんが講演会の冒頭、熊本地震と東日本大震災、福島原発事故の被災地に向かって心からのご冥福を祈りたい、とおっしゃられた瞬間には胸に熱いものが走った。ネパールの人々にも幸いあれ、と。

 避難者の住まい確保を一日も早く。なお1万人以上が避難所や車中で不安を抱えて暮らす。熊本地震から1カ月。=14日付毎日夕刊〈近事片々〉から
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【きょうの一文・ことば】
 写真は古着の切れで誕生したお人形さん
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「(マリアさまは、こう言っています)行動しなさい。行動する者は希望を語り、行動しないものは不平を語る、と」「過去は変えることは出来ない。でも未来は変えることができます。ぐちっては、いけません」「(加賀乙彦先生の著作を愛読する私は今)過去に行ったり、いまに戻ったり。若いときに着ていた私のワンピースの古着の切れ端などでかわいいお人形さんをつくって、タンザニアの人々に生かすなどしています」
=昨13日、愛知県江南市の長谷川園子さん宅で※園子さん、〈そのこさん〉は「あゝ 炎の鯱」の作者でも知られる元英語教師。85歳の高齢ながら、国際貢献に尽くされている

【新聞テレビから】
☆『中電つないだ「配電魂」被災地支援大手で最多』『熊本地震1カ月 進む再建、ボランティアは不足』『困った人いる限り 名古屋のNPO活動続ける26歳』、『鉄道の安全誓い新た 信楽事故25年法要』、『(約2億2000万円もの)振込先は古い公営住宅 東京招致疑惑 看板や社名表示なく』『主要7カ国以外の大須裏サミット(1面カラー展開)』(14日付、中日夕刊)
☆『〈●eye伊勢志摩と女性〉女神たちの鼓動 サミット開催地から=サミット開催地で地域ならではの仕事に情熱を注ぐ女性を紹介』、『地震1カ月祈る熊本 寺復旧ようやく葬儀』『息子との再会信じて』『「6弱の余震に注意」今後1カ月気象庁呼びかけ』『熊本地震ニーズ多様化に備え 長い目で一緒に 岩手のNPO理事長被災経験生かし』『学習塾教室開放 友達と会える。勉強も頑張る』、『中国南沙埋め立て拡大 米国防総省報告 1年で6倍に』、『資金の流れ違法性焦点 五輪招致委送金 仏検察が捜査』『インターホン応答なし 送金先関係のスイス企業』、『新事務局長初の女性 FIFA(国際サッカー連盟)国連職員サムラ氏』(14付、毎日夕刊)
☆『熊本1カ月 避難なお1万人超 進まぬ仮設住宅建設』『清正の危機、秀吉動く 熊本・被災神社へ 中村区の豊国神社寄付』、『舛添知事政治資金で謝罪 辞職否定 私的宿泊、飲食計上』、『〈選挙権〉@18歳〉愛知4大学で期日前投票 参院選 学生が受け付けも』『唐九郎記念館100点盗難 倉庫の三男陶芸作品、収集品』、『少年の刑事罰問わず 伊勢・高3刺殺 家裁、少年院送致「長期の矯正必要」』(14日付、中日朝刊)
☆『〈熊本地震きょう1カ月〉生活再建へ一歩ずつ』『熊本地震1カ月 小中学生転出742人 関東や東海にも』『避難1万人 農林水産被害1345億円』、『招致委「コンサル料」 東京五輪海外送金認める』『東京五輪疑惑「必要な額だった」 2億3000万円 竹田・JOC会長強調』『フランス検察コメントせず』『シンガポール当局捜査協力』、『舛添氏会見 不透明な釈明終始 追及され反省の弁』『高額出張費用でも批判』『一問一答 さらに徳積んで努力/真摯な対応取った』(14日付、毎日朝刊)

五月十三日
        ❤        ❤
 熊本で。東日本で。さらにはネパールで。世界の各地で被災者たちの苦闘の日々が続く。
        ❤        ❤

 そんな中にあって、東京都の舛添要一知事。世界のリーダーたる、この人物は一体全体、ナニをしているのか、と都民でなくとも首をひねらざるをえない。ほんとに、ほんとに。とんでもない人が知事になったものだ。
 今度はご自身が代表を務める政治団体の政治資金収支報告書に家族との宿泊費や私的飲食費を計上していたとして謝罪、「全力を挙げて信頼を回復し、都民のために今まで以上に働く」と知事を続ける考えを強調したが、公私混同も甚だしい。これまでに露呈したお山の大将気分のド派手な海外視察(就任以降9回で計2億円以上の支出)はじめ、度重なる公用車の別荘への私的流用など限りなき都費の無駄遣いを見る限り、もはや責任をとって潔く辞めるべきではないのか。
        ★        ★
 
 きょうは5月13日。口数の少ない舞が珍しく「それに金曜日の仏滅なんだってよ」と話しかけてきた。「あぁ、そうか」と何げない表情で私。
 でも、高校1年生のこの日、私は滝高校(当時は滝実業高校と言い進学校に突き進もうとしていたころで、私は普通科に在籍していた ※〈時計台〉と〈赤い夕日〉が美しく、私が高校3年生のとき、舟木一夫さんや姿美千子さん、高田美和さんらが高校3年生のロケをしたことでも知られる)で柔道の稽古中、たまたま訪れたOBにかけられた捨身小内刈りにより、右足を複雑骨折。翌春まで自宅で寝たまま療養することになった運命の日でもある。
 私は両親が猛反対するなか、それでも再び柔道を始め高2で講道館柔道の2段を、そのご大学に進学後も1年に抜抜戦を勝ち抜いて実力3段を取得、ユニバーシアードの東海地区の軽量級代表選手になったりオールミッション柔道の全国大会で優秀選手に輝くなどした。あの日々はもう帰らないが、あのとき文武両道とは別の柔道一直線の道を選択していたら、その後の人生はガラリと変わっていたかも知れない。

 なんだか青春時代の話に戻ってしまったが、このところは東日本大震災と原発事故の被災地・福島訪問など、何かと休む間もなかっただけに、きょうのところは、ここいらで筆を止めたい。何よりも寝なければ、と思う。

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 舞台裏で何か。東京五輪誘致にからみ送金の疑惑ありとして、仏検察当局動くが。=13日付毎日夕刊〈近事片々〉から

 こちらも仰天。パナマ文書騒動を機に国際通貨基金がまとめた報告書では、世界中の賄賂は年間二百二十兆円とか。人目を忍ぶ金の流れが地球を覆う。なるほど、並の動物とはやることが違うか。=13日付中日夕刊〈夕歩道〉から
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【きょうの一文・ことば】
「宇宙とは、存在するすべてのものを意味します」「あなたは今。もしかしたら、もう1人の夢(の世界)を生きているのかも分からないのです」=13日夜、NHKEテレ〈モーガンフリーマン 時空を超えて 実在? パラレルワールドとは〉から

【新聞テレビから】
☆『〈ドキュメント72時間〉東京・新大久保 外国人ばかりのハンコ店 日本でかなえる夢と恋』(13日夜、NHK総合)
☆『大西さん宇宙へ 来月24日打ち上げ』、『五輪招致疑惑 国が調査要求 首相「早急に確認」』、『三菱自、改ざん前に協議 子会社に不正指示か 国交省、本社に立ち入り』『名古屋で28日首脳会談 サミット拡大会合7カ国と』、『ソチ金メダリストら禁止薬物 ロシア・ドーピング検査元所長証言 米紙報道 尿検体すり替えも』、『田原証券を提訴 レセプト債 投資家ら106人』、『ミャンマーに世界平和の塔 岐阜の元日本人学校長 戦没者悼み建立』(13日付、中日夕刊)
☆『日米関係重要性言及 27日 広島でオバマ大統領』、『熊本地震 建設ダム直下活断層か 専門家「造るべきでない」』『阿蘇神社完全復旧に10年』、『福岡、松山空港も不正 東亜建設工業 滑走路工事データ』、『神宮球場使用80日案 東京五輪組織委 7ヵ月から譲歩』(13日付、毎日夕刊)
☆『三菱自 日産から会長 2373億円出資受け再建 ゴーン氏「ブランド守る」』『生産や雇用維持へ 岡崎開発拠点 日産が技術者派遣』『電撃提携に困惑 三菱自関係者「販売は?」「大なた期待」』『「岡崎の維持を」大村知事が歓迎』、『蜷川幸雄さん死去 80歳 演出家「マクベス」』、『(全身黒ずくめの服で留守宅に侵入し、短時間で盗む忍者スタイルの)「黒忍者」窃盗団3容疑者を逮捕 愛知県警』、『14年にマニラで 邦人を射殺疑い 山梨県警、4人逮捕』、『巡査寮費90万円着服か 港署、きょうにも書類送検』(13日付、中日朝刊)
☆『熊本地震「避難生活続く」50人 本紙100人調査 40人は帰宅めどなし』『三菱自、日産傘下入り ゴーン氏「好機だった」燃費不正問題』、『ブラジル大統領停職 上院、弾劾裁判を決定』、『蜷川幸雄さん死去 文化勲章シェークスピア演出 80歳』『アングラから世界へ 厳しい演出、俳優育成 蜷川幸雄さん死去』、『東京五輪裏金 仏当局捜査 招致巡り 国際陸連前会長側に』『クリーンと認識 菅官房長官』、『白鵬駄目押し 横審「ダメ」』(13日付、毎日朝刊)

五月十二日
 午後5時4分ごろ、熊本県宇城市で震度4の地震。熊本での震度4の地震は、今月5日いらい。熊本では今も容赦なき地震が続く。演出家で文化勲章受章者の蜷川幸雄さんが多臓器不全のため死去。80歳だった。日産自動車と三菱自動車が業務提携することで基本合意。
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 この子らに早く幸せを! 浪江町の請戸小学校に掲げられていた壁画
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 十、十一の両日、〈脱原発社会をめざす文学者の会〉の福島訪問団に加わり、現地を見て回り、昨夜遅く帰った。まる2日間にわたって、いささかハードなスケジュールではあったが、文学者の会代表である87歳の加賀乙彦さんはじめ参加した11人全員が無事、大役をこなし1人の落伍者も出ることなく中身の濃い訪問となった。
 
 一行は、いわき市に到着後、駅前でレンタカー2台に分乗。かつて中東の戦場カメラマンで死線を数限りなく越え、福島原発事故の放射能汚染問題はむろんチェルノブイリの原発事故後の取材経験も豊富なこの日のゲストカメラマン豊田直己さんが先導する豊田さんご自身の車のあとを2台で追いかけながらの現地訪問に。レンタカーの運転は作家の森詠さん夫妻と、編集者のヤマゲンさんこと、山本源一さんが自ら買って出てくださり、雨のなかでの福島行となった。

 現地案内と分かりやすい現状説明に当たってくださったトヨさんこと、豊田直己さん
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 行く先々にモニタリングの放射能線量計が設置されていた=南相馬市の小高駅前で
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 行き先は初日が国道6号線を北上。久之浜、末次、広野、楢葉経由で本来なら、夜ノ森桜やツツジ、グリーンフィールドなど数々の名所で知られているはずの原発10㌔圏内の帰還困難区域、富岡町へ。町内の中心街や児童公園を見て歩いたあと福島第1原発の全景を至近距離から遠望し、再び6号に戻って同じく帰還困難区域である大熊町、双葉町商店街経由で相馬馬追いの町、南相馬市へ、と向かった。

 南相馬市では市内小高区の浮舟文化会館内にある、ゆかりの作家埴谷雄高と島尾敏雄に関する資料が展示されている埴谷島尾記念文学資料館へと足を運んだ。引き続き、下蛯沢の慰霊碑や大津波に襲われた国指定史跡・薬師観音堂、製塩遺跡あと、津波がひと息に乗り越えた海に面した高台、建設が進む防潮堤の工事現場などを巡回、同夜は原町駅前のロイヤルホテル丸屋で一泊とあいなり、夜はホテル近く居酒屋「源太」で地元在住の詩人若松丈太郎さんを囲んでの夕食懇親会で貴重なひとときになったのである。

 2日目。
 早朝の午前8時30分過ぎ。前日と同じくトヨさん(豊田さん)の車の先導によりホテルを2台のレンタカーで出発した私たちは【脱原発都市宣言、核兵器反対都市宣言】の立て看板が掲げられた南相馬市役所庁舎を横目に濃霧と小雨のなかを飯舘村に向かった。途中、視界に映る黒い夥しい量の放射性廃棄物の入った除染袋には胸が押し潰される。至る所に山積みされた黒い山は、以前訪れた時よりも確実に増えていた。
 汚染された放射能廃棄物を前に人間たちは、どうしてよいのか分からない。除染された廃棄物が押し込められた黒い袋の山、山、山。限りなき不幸という不幸を運ぶ、黒の軍団に見えてしまう。雨のためか青いブルーシーツで覆われた小山の群れたちもある。
「一体全体、何が変わったというのか。これでは事態は悪化するばかりではないのか」。思わず腹の底から怒りのようなものがわき上がってくる。と同時に、無常というような、得体の知れない化け物に私自身の身も心も捕縛されてしまったような、そんな錯覚、いや現実に囚われの身となった。
 ニンゲンたちの放射能汚染に対する足掻き。無駄な抵抗とは、このことを言うのか。人の手で造られながら、いったん悲しい事故が起きてしまったら何ひとつ制御出来ない。汚染の黒い輪が10年、20年いや100年、1000年、10万年と続く。その間、この黒い袋たちは永遠の墓さえ得られないまま仮置き場、仮仮置き場、さらにそのまた仮仮仮置き場とジプシーの如く彷徨い続けるのか。10万年も立てばニンゲンたちは今の言語を話しているのかすら、分からない。イヤ、人間の存在自体が分からない。のに、だ。

 ニンゲンといういきものはなんて、どいつもこいつも愚かなのか。これとて、見えざる神の手なのか、と。そんなことを思ううち全てが虚しく感じられる自分がそこには居た。あぁ~。それでも人々はナントシテモと汚染を除去しようとしているのだ。こんなくらいなら、除染など最初からしないでいっそ、そのままとし自然界にされるがまま、あるがままにしておかれた方がよかったのかも知れない。いじくればいじくるほど膿が噴き出してきている。目の前には、そんな惨状がどこまでも広がっていた。

 ふと我に返る。と、3台の車は、かつてはわらび野が広がっていたという蕨平を突っ走り、次の目的地である飯舘村の放射性廃棄物大規模処理工場を見下ろす丘へと入っていった。丘の中腹墓地一角には先の東日本大震災で犠牲になられた方々の朽ちかけた墓標もたち、私たちは手を合わせた。この処理場は、いつまでこうした状態でいるのだろうか。そんな不安も胸をよぎる。
 一行は引き続き、今なお多くが暮らす南相馬市の仮設住宅へ。ここから浪江町に入り、大津波と原発事故汚染で破壊され尽くした当時のままの姿をさらけだした請戸小学校や住宅街、市街地に足を踏み入れ、浜通りの海岸線にそって走る国道6号を南下、いわきに戻り、JRの特急列車に飛び乗って家路を急いだ。
 帰りの車中。私はあの全身傷だらけの請戸小学校玄関先に掲げられた壁画のなかで笑顔でいた小学生の顔が忘れられず、こどもたちに幸せが戻ることを願い、空を仰ぎみた。

 以下、福島訪問時の写真ダイジェストを掲載し、とりあえずの報告とさせていただく。

 加賀さんも雨のなかを歩く。あるく=富岡町の公園で
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 美しいツツジも病んでいる
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 南相馬市小高町の埴谷島尾文学館にて
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 いたるところが復旧工事現場だった
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 10万年後の廃棄物処理は、どうなっているのか=飯舘村の大規模処理場にて
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 除染廃棄物が入った黒い袋の山また山がどこまでも続いた、なかにはブルーシートに覆われた廃棄物も
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 海は、どこも泣いていた
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 海を見下ろす高台には、「海」の墓碑も=浪江町にて
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  訪問中、私はご自身も中東の取材経験が長い森詠さんが運転するレンタカーの後部座席に乗らせていただいたが助手席で放射線量を測る線量計を手にし、要所での放射線計測値をそのつど告げる妻千春さんの表情には、ある種、鬼気迫るものさえ感じた。
 特に原発事故現場に近い大熊町に入るや、「エイさん。上がってきたわよ」「警告音が連続で出てる。止まらない」「上がってます」「メモしてる間に、どんどん超えてるわよ」「止まらない」「止まらないわ」と千春さんの声がひきつって聞こえてきた。
 0・88、0・917、0・950、0・997、1・028、1・058、1・063、1・077、1・113、1・190、1・214、1・232……1・156=単位はマイクロシーベルト毎時。人間の許容量は0・23マイクロシーベルト。原発事故発生前の平均放射線量は0・04~0・05マイクロシーベルトだったという=と、上がる一方の数値だけが耳に飛び込んでくる。尋常でない線量だ。
 この間、線量計からはずっとリリッ、リリ、リーッ、リ、リッツと警告音が流れ続けていたのである(ちなみに、戸外の国道6号に特設されたモニタリングの線量は、実に3・08を記録)。人が住める状況ではないことを全員が身をもって体験した。

【新聞テレビから】
☆『アユ今年は控えめ 岐阜で初競り』、『〈選挙権〉@18歳〉熊本に寄り添い、思う 政治家は被災地へ来て■防災訴え聞きたい』、『市議会リコール手続き 議員報酬増に反対』、『リニア反対20日に提訴 中部などの沿線住民700人超』、『★日伊友好150年照らす(ローマ・共同)』、『里見 居飛車の構え 女流王位戦(中日新聞社主催)第1局』(12日付、中日夕刊)
☆『三菱自、日産傘下で再建 2000億円出資受け入れ 提携午後にも発表へ』、『経常黒字倍増17兆円 昨年度国際収支 5年ぶり高水準』、『「車中泊避難」に指針 地震対応 政府が策定検討』『ペット連れも車中泊 飼い主「迷惑かかる」 熊本地震』、『18の違反 認知症検査対象』『高齢者運転 信号無視や逆走 警視庁試案』(12日付、毎日夕刊)

五月十日
 きょうは、「脱原発社会をめざす文学者の会」メンバーの1員として福島原発事故の被災地訪問で早朝、自宅を出発し新幹線で名古屋をたち東京経由で福島へ向かう。
 そんなわけで、本欄執筆は帰るまでしばらくお休みさせていただく。いまは10日午前零時20分を過ぎたところだ。朝一番の出発なので、そろそろ寝なければ―

五月九日
 東京・両国国技館で行われている大相撲夏場所2日目。横綱白鵬は平幕の宝富士を寄り切りで下し、元大関魁皇を抜いて幕内歴代トップとなる880勝を達成。白鵬は「ひとつの記録が話題になってくれれば嬉しい」とひと言。なかなか憎いことを言う。
 
 NHKの世論調査によれば、安倍内閣の支持率は前回より3ポイント上がって45%、支持しないも3ポイント下がって36%に。国民の安倍内閣に対する期待は、まだまだ枯れてはいない。一方の北朝鮮。この国では金正恩第一書記が朝鮮労働党の委員長に就任。祖父である金第一書記のおじいちゃん、すなわち金日成時代の再来だとの声が高まっている。両者とも切に、世界平和に貢献してほしく思う。

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 きょうの中日夕刊に『日本人は世界一寝不足 米大調査』の見出し。記事は【ワシントン=AFP・時事】電で、それによれば、調査は米ミシガン大の研究チームによって100カ国の15歳以上約6000人を対象に行われ、国別の平均睡眠時間では日本とシンガポールが7時間24分で最も短いことが明らかになったという。ちなみに最長は、オランダの8時間12分。結果につき米疾患対策センターでは「慢性的な睡眠不足は肥満、糖尿病、高血圧、心疾患の危険性を高める」と警告している。やはり、睡眠はとらなければ。ネ!
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【きょうの一文・ことば】
 ハア―エンヤー そろたそろたよ ア ヨイヨイ 踊り子がそろた サア― ヨ―ヤサッサ 稲の出穂よりなおそろた ハンヤー ハンサのサ―
=9日付中日夕刊記事『故竜鉄也さん妻ら復活に尽力 飛騨ハンヤ節慕情伝承』の中から。
奥飛騨発祥で、知る人が少なくなった盆踊り「飛騨ハンヤ節」の一節
※リズム感のある曲調に尻を振るような踊り。「ハンヤ」は「繁栄」を意味するという説もある

【新聞テレビから】
☆『ビキニ被ばく初提訴 高知地裁 元船員ら45人国賠請求』『後で知った被ばく情報隠しに怒り「亡き仲間のため戦う」』『多治見の空襲新映像 市民団体 米から入手、公開』『安保法廃止訴え政治団体 参院選、憲法学者ら出馬へ』、『おやじの日記感謝残し 熊本被災家屋から「すてきな1日だった」毎日』、『「東方の核大国」強調 北朝鮮 党大会、決定書採択』、『〈訃報〉坪井清足氏死去 94歳 考古学発掘体制を確立』、『★「かりあげクン」など大賞』、『最高齢アザラシ天国へ おたる水族館=雌のゼニガタアザラシ「トラ」が推定46歳。人間なら100歳以上の長寿で死去』、『〈大波小波〉石原慎太郎対田中角栄』(9日付、中日夕刊)
☆『熊本の小中62校再開 11日までに全校で』『益城や熊本で簡易給食続く』『「またいっぱいあそぼう」熊本地震 南阿蘇の小5 親友への手紙 記者に託す』、『党大会活動報告採択 北朝鮮 新体制発足か』、『7冠・井山に高尾挑む 本因坊戦第1局幕開け』、『東証が反発 7営業日ぶり』、『〈テニス マドリードOP〉ジョコビッチ(セルビア)V 5年ぶり』(9日付、毎日夕刊)
☆『避難者2000人、18施設に移動 地震で 熊本市 160カ所から集約へ』『ボランティア「GW後も継続支援を」連休中、延べ2万人が汗』『熊本思う歌止まらない 被災の元C―C―B笠さんら きょうから無料配信』、『〈伊勢志摩サミット 開幕まで17日〉各国首脳使用のヘリポート スペイン村に設置』、『金正恩氏党大会報告 北「核兵力さらに強化」 日本に過去の謝罪要求』、『冨田勲さん死去 84歳シンセサイザー先駆者』、『豊田・女性遺棄容疑で男逮捕 現場近くの24歳認める 女性は尾張旭出身22歳』『派遣会社接点/容疑者父「信じられず」』、『母殺害疑い 高1長女逮捕 東京 黙秘、首に絞められた痕』『教育熱心、厳しい母』(9日付、中日朝刊)
☆『「北朝鮮は核保有国」 正恩氏経済と「並進」党大会活動報告』、『連続震度7想定せず 防災計画 全ての都道府県』『〈検証 熊本地震②〉失われた行政拠点』『熊本地震 車中泊8割孤立化「行政の接触ない」NPOなど調査』『学校再開へ避難者移転』『通学困難な生徒 寄宿舎引っ越し 南阿蘇』、『マナスル初登頂 記念イベント 皇太子さま映画鑑賞』、『〈ボクシングダブル世界戦〉 WBO(世界ボクシング機構) スーパーフライ級王座戦   井上2度目の防衛 右拳痛めKO逃す』『IBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級王座戦 八重樫判定で初防衛 追撃の一打不発』、『〈大相撲夏場所初日〉白鵬幕内最多879勝 魁皇に並ぶ「重みある1勝」』、『■米ゴスペル大会で日本人優勝 米東部ニュージャージー州ニューアークで開かれた米最大級のゴスペル大会で日本人女性3人でつくる「おむすびシアターズ」が黒人霊歌を熱唱してグループ部門で優勝した』(9日付、毎日朝刊)

五月八日
 母の日。これまで、感謝の気持ちを込め、ずっと続けてきたカーネーション送りも昨年からは私の母も、舞の母も高齢なうえ、施設で過ごしたり寝たきりでいるため「かえって手を煩わせてもいけない」との判断で、やめている。

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 代わりに、きょうは午後、私の母が亡き父とともに、かつて手塩にして野菜を育て続けた私たちの土地〈エデンの東〉に、2人で出向き感謝の気持ちを込めて、畝の間や空いた畑地にいつのまにか生え、茫々となりかけていた草取りに黙々と励んだ。同時に、タマネギやジャガイモの生育状況も見て回ったが素人の割には、まずまずの出来だと思いきや、妻曰く「あ~ぁ。いつになったら大きく育ってくれるの。ちいっちゃ過ぎるよ」と悔しそう。
 
 まずは順調な生育ぶりで葉も目立ってきたジャガイモ畑と、収穫にはまだまだのタマネギ=エデンの東にて
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 そんなところへ、日ごろ畑地の手入れをしてくださっている方がヒョッコリ現れたので、▽ネギは、しばらくしたら下方部分で切り取って土をかぶせ鶏糞などの肥料を与えて、寝かせておけば新しいネギが育つ▽ネギ坊主は頭の部分だけを切って、円形にして同じ場所に置いておく。そうすれば、種が飛び散って新芽が出てくる▽タマネギは、これから、まだまだ大きくなるはずで、頭部が寝てしまったら熟した証拠なので収穫する―など、あれやこれやと野菜の上手な育て方について教えていただき、充実したひとときとなった。
 帰りの道すがら、他の家の畑のタマネギが大きく育っているのを目の前にした舞曰く「あ~ぁ、なんであんなに立派に育つのだろう。落ち込んじゃうな」と。「仕方ないよ、俺たちは素人なのだから」と私。それにしても夫婦の末路は、こんなものか。いやいや、私たちのやるべきことは俳句に創作に、と山ほどあるのだ。前に向かって歩いていかなければ。

 帰宅後は満95歳になる両方の母の無事、円満と幸せを願って横笛を手に、しみじみと〈さくら〉と〈平城山〉〈越後獅子〉などをふき、合わせてきのうで亡くなって丸2カ月たつ長女猫こすも・ここの御霊に向かっても、〈惜別の唄〉をふいた。いずれも私たちにとっては大切な母であり、愛娘だけに、自ら吹く笛の音に哀愁の如きものを感じたのである。と、まあ~母の日の1日は、こんな按配で幕を閉じたので、ございます。
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「米大統領選はヒラリー・クリントン(民主党)が弱いから、トランプ(共和党)が勝ってしまう」とは、今夜の東海テレビ〈Mr.サンデー〉に出演したコメンテーター木村太郎さんの見解。聞きながら、トランプ氏は何かと唯我独尊で日本への外交姿勢も手厳しく批判こそ多いものの、政策の是非はさしおき、何よりも分かりやすく、ある面では有権者の心をつかむのがうまいナ、と思ってしまうのも事実だ。
 カナダで山火事。8万8000人もが避難しているという。大型連休中の交通事故による死者は60人に。そういえば、連休期間中、新聞各紙の社会面は連日、交通事故死を報道する紙面が目立っていた気がする。
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【きょうの一文・ことば】
(ふたり一緒に寝転がって頭上に輝く満点の星空を見ながら、ああして)母と手をつなぐだなんて、何十年ぶりだったでしょう。母の手が、こんなにあたたかった、とは。涙が出てしまいました。美しい星空を演出していただいて本当にありがとうございました。
=8日夜の東海テレビ『〈Mr.サンデー、NEWSストーリー〉GWで人気殺到の村 日本一きれいな星空で寂しい温泉が復活秘話』の番組のなかで。長野県昼神温泉のあるスタービレッジ阿智村誘客促進協議会に届いた1通の手紙から

 先日、長崎の祖母が亡くなった。原爆が落ちた日、長崎市内で父を産んだ。厠(かわや)の戸は吹っ飛んだが、爆心地から十三㌔ほど離れており、被爆は免れたという。
 子ども心に怖いくらい、冷静で賢い「おばあちゃま」だった。………
 高校生の頃だったか、よく覚えていない。あるとき台所で洗い物を手伝っていたら、突然問わず語りに話し始めた。
 父を出産してすぐ、爆心地の方から大やけどをした女性が乳飲み子を抱いてやって来た。祖母に赤ちゃんを託すと、力尽きて亡くなった。父と赤ちゃんと二人におっぱいを飲ませたけれど、その子も二週間ほどで死んでしまった。
 振り返ると口を閉じてしまいそうで、背中で聞いていた。いまも夢かと思うくらい、たった一度だけだった。
 ……
 おばあちゃま、むこうでおじいちゃまに会えていますか。いままで育ててくれてありがとうございました。(出田阿生)
=7日付中日夕刊文化面『〈コンパス〉祖母と原爆の記憶』から。1部を抜粋

【新聞テレビから】
☆『〈美の壺選〉 江戸前ずし』、『〈サイエンスZERO選〉“宇宙の果て”に迫る』(8日夜、NHKEテレ)
☆『被災地 笑顔の母の日に』『食中毒発生/エアコンなし 熊本の避難所 暑さ対策急務』『生活保護費減額・停止に不安 熊本地震「収入」扱い制度が壁 義援金受け取り 尻込み』『熊本労働局に相談5500件 休業補償、企業助成金など』『アルバイト解雇 職探し募る不安』、『党の強化、発展を強調 北朝鮮党大会 正恩氏の業績称賛』、『即席麺に虫混入 寿がきやが回収 5食入りの3万6000パック』『ノビル? 実はスイセンだった 伊那の小学生10人が食中毒』、『家事、育児シェア 豊田で取り組み 産後ママ支える友の輪』『出産前からの計画が大切』(8日付、中日朝刊)
☆『〈熊本地震 検証1〉予断与えた「余震警戒」28時間後に本震 犠牲拡大』『車で寝泊まり命削る 熊本地震73歳難病女性が関連死 福祉避難所存在知らず』『発電所の水 大量放出 九電調査 周辺集落で泥流被害』、『領土「現首脳間で解決」日露、新アプローチ』、『〈Sストーリー〉4万6300人の名刻む―シベリア抑留死「村山名簿」』『執念支えた夫婦の絆 墓参偉業の原点』『名前は「人格」格闘10年』、『■映画「64―ロクヨン―」前編公開』(8日付、毎日朝刊)

五月七日
 母の日を前に息子夫婦から届いた花に、私たち家族からの分も加わった。舞の手でさっそく室内一角に飾られた
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 長女猫こすも・ここの大役を引き継ぐシロちゃん
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 土曜日の朝。いつもなら階下の自分の居場所にいるはずの次女猫シロちゃんが2階寝室まで上がって来て時折、ンニャア、ナャア…と甘えた声をあげて私の顔を盛んになめ回してくる。
 例によって、ちいさな音声でつけはなしのNHKラジオからは「時刻は午前7時半を過ぎました」の声。なぜ、こんなにもなめてくるのか。そういえば、亡き長女猫こすも・ここも生前は時折、私の枕元まできて、よくこんな調子でなめまわしてきたものだ。こすもは、私たち2人ともが少し寝過ぎてしまった時なぞ、上に来て「もう起きなきゃあ」と、私の顔をなめながら、しげしげと見つめて何度も息を吹きかけてきたものだ。そして。そんなときには、決まって妻ではなくて私の方を起こそうとした。
 そのここが亡くなり、ちょうど2カ月。きょうは祥月命日である。シロは私たちが寝過ごしたら、私を起こすように、と教えられていたのかもしれない。というわけで、きょうも寝不足な中、1日が始まった。
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 昼間、名古屋の国際センタービル5階会議室で開かれた中部ペンクラブの理事会に出席。8期、16年と長期政権が続く三田村博史会長から先に各理事あてにメールで送信されてきたご本人からの辞任申し出などにつき、真剣な論議が交わされた。
 三田村会長からは、その後になり再び理事のみなさまあてに【1、会計 戸田鎮子2、会報責任編集長 竹中忍3、会誌「中部ペン」は中村(賢三)さん主導ですでに編集作業始まっていると思いますので、23号は中村さんに任せる。が、来年以降は遠藤昭己さんが実質責任者となる。以上、提言します。(中略)「上記提言1、2、3いずれも受け入れられた場合に限り」よろしければもう少し会長をやらせていただきます】のメールが届いたが、いったん辞任の申し出をしながら前言を翻してきた、ともみられかねず、この点に関しては少し独裁的でいただけないのでは。だったら、理事会の場に出てきて堂々とご自身、意図されるところを発言すべきではないのか。それとも身辺で何か良からぬことがあったのではないか、と勘ぐってしまう。
 そう思ったので常任理事(事業企画運営委員長)の私としては、失礼とは承知しつつ「1、会計………」の下り、この部分だけは撤回してもらうべきだ、と強く指摘させていただいた。いずれにせよ、中村さん=現副会長、会誌・会報編集委員会委員長=だけに負担を強いることのないよう円滑かつスムーズなペンクラフ運営を願うあまりの三田村発言であることは確かで、そんなに目くじらをたてる必要もない気がしないでもない。長年の会長職で孤独感に襲われているのかもしれない。実績もあり、人柄も本来温厚でやさしく、東海文学の顔的存在であることも事実だ。ここは、しばらく頭を冷やした方が良いのかもしれない。とまれ、中部ペンクでも脱皮への動きがいよいよ始まったということか。いい機会かもしれない。
 というわけで、誰もが真剣なだけに、熱い論議の応酬となったのである。それ自体はいいことだと思う。
      
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 帰りの道すがら。名鉄名古屋駅横タクシー乗り場近くが長蛇の列となっているので「何事か」と覗いたところ、母の日の花売り場で順番を待つ人々と分かった。「あっ、そうだったか。そういえば、きのういち早く舞にも川崎に住む息子夫妻から届いていたナ」と思いつつ、ついつい、つられて私も行列の1員に。帰りは恥ずかしながら3つの花束を胸に抱えてのご帰還とあいなった。「ハイ、俺たち(私と残る息子2人分)からだ」と帰宅第1声―
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 世界最大の生き物はクジラではありません。米国で発見されたオニナラタケというキノコ。地中に広がる菌床の広さは約九平方㌔。重さ約六百㌧。本当に本当に、地べたのことは分かりません。=中日7日付〈夕歩道〉から

 北朝鮮で36年ぶりの朝鮮労働党大会開幕。核実験の成果自賛も、会場内の取材は許さず。「選ばれてあることの恍惚と不安」か、単なるうぬぼれか? 第1書記殿。
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 泡沫から切り札へ。米共和党の大統領候補選びはトランプ氏で決着。数々の「暴言」が異端でなくなるのか。本選での徹底した論戦を。
=7日付毎日夕刊〈近事片々〉から

【きょうの一文・ことば】
「そういうことじゃないの。カレーのひとつでも作ってもらった方が、よっぽど嬉しいよ」
=花束を胸に帰った私に向かって(まんざらでもなさそうな顔をしながらも)舞が放った痛烈なるひと言。それでも彼女は、笑顔ですぐに花を飾った、女心は分からない

【新聞テレビから】
☆『続く不安地震酔い増加 余震多発の熊本「休める場所を」』『「(豪華寝台列車の)ななつ星」復興へ再出発 JR九州』『住宅、避難所窃盗が多発 容疑の男逮捕』『食中毒疑い24人に 熊本の避難所』『田んぼに亀裂田植えできぬ 南阿蘇や益城』、『ロンドン市長にイスラム教徒 労働党、カーン氏』、『正恩氏「最高位」へ 北朝鮮党大会 推挙見通し』、『【問題】数学好きになるためには【解】ぼーっとする時間を フィールズ賞・森重文さん』、『北方領土「新発想で交渉 首脳会談 首相、ロ大統領に提案』、『大量土砂無許可掘削の疑い 伊賀の会社社長逮捕』(7日付、中日夕刊)
☆『跳ぶ稚アユ 岐阜・根尾川』、『●eye熊本地震 沈む大地 身寄せ合う』、『安否確認SNS威力 熊本地震「既読」機能生き』『LINEで支え合い 熊本地震 友達に弱音、愚痴 中高生「素直に言える」』『広がるネット支援課題も』、『ロンドンにムスリム市長 欧州主要都市で初』、『北方領土「新アプローチ」 日露首脳9月に再会談』、『羽田滑走路 薬液管231本全て不備 データ改ざん 掘削計画と相違』(7日付、毎日夕刊)
☆『動物愛護の熊本市 助けたい 被災ペット支援続々』『嘔吐や腹痛を訴え避難所の23人搬送 集団食中毒か』、『正恩氏核開発を誇示 北朝鮮、党大会開会 経済と「並進」』『大会会場前に多数の警備員』、『北方領土「首脳間で解決」 日ロ一致 9月再会談の意向』、『中部140社採用傾向 求む行動力・柔軟性 新聞、就活に「効果大」』、『新潟焼山が小規模噴火』、『つばめタクシー初乗り 500円→450円 距離は短縮、加算分を9%値上げ』(7日付、中日朝刊)
☆『露に経済協力提示へ 首相 民間主体8項目 首脳会談』、『農業被害1000億円超 熊本地震 田畑地割れ深刻』、『内閣官房 検査院協議記録作らず 特定秘密 公文書管理法違反か』、『名古屋新人「出世欲」強く 東京・大阪に比べて 安定産業多いから?』、『アイヌ人権回復目指す 萱野(茂)さん没後10年 次男、決意語る』、『ホタルの光簡単に 中部大・名大 化学物質の合成法発見』、『アカウント2億7230万件流出 ロシアで売買か』(7日付、毎日朝刊)

五月六日
 金曜日。新聞休刊日で朝刊はない。
 北朝鮮の第7回朝鮮労働党大会が首都平壌で始まった。党大会の開催は1980年いらい36年ぶりで、この日金正恩第一書記はスーツにネクタイ姿で登壇、開会の辞を読み上げ「わが軍隊と人民は今年、初の水爆実験と光明星4号発射を成功させ、主体朝鮮の尊厳と国力を最上の境地で輝かせた」と述べた。
 朝鮮中央テレビや平壌放送などによれば、党大会には3667人の代表者とオブザーバーが参加。国に貢献した人の名前が読み上げられたあと、全員で黙とうが捧げられたという。また金第一書記は前党大会以降を「偉大な変貌が遂げられた勝利の年代だ」と振り返り、核開発と経済建設を同時に進める〈並進路線〉の大切さを強調した、とも伝えられている。いずれにせよ、北朝鮮は新しい時代に入った、ということか。
        ☆        ☆

 熊本では、避難所で焼きそばや野菜サラダ、おにぎりの炊き出しを食べた男女計23人が集団食中毒症状で病院に運ばれる事態に。これから夏に向け、環境面での劣悪な状況下での生活が懸念されている。トルコ国境に近いシリアのイドリブ県では子どもたち28人が空爆の犠牲に。一体いつになったら、殺し合いは終わるのか。愚か極まる人間たち。カナダでは山火事で東京都の4割方が焼き尽くされ、原油価格にまで影響が出てきたという。

 私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」例会を15日午後、名古屋市内で開くことが決まり、中部圏に散らばる全同人に電話やメールで公平にお知らせする。

【きょうの一文・ことば】
 正解が分からないから自由に打つ。基本的にはどこに打ってもいい。その日の気分でキャンバスに絵を描いていく感じです。…でも、絵は苦手ですね。今でも負けると、涙がでます。なぜ、負けたのか。反省しないと進歩はない。
=6日夜のメ~テレ『〈報道ステ―ション〉史上初の偉業を達成した囲碁七冠井山裕太さんって どんな人?』のなかで。井山さんの発言

「デスクワークよりも(食べることって)健康に必要かなって思う。(保険外交の仕事で)めちゃくちゃ歩くんで……」
=6日夜NHK総合『〈ドキュメント72時間〉北のどんぶり飯物語 半田屋』のなかで。「震災から5年 ヒトはどんぶりごはんを前に何を考えるのか」の問いに対して。ある男性

【新聞テレビから】
☆『3週間ぶり帰ったモン』『熊本市の2000人「当面帰宅困難」』『被災者、市営住宅入居へ 熊本地震 益城で仮設の建設開始』『震災関連死疑い18人に』『トヨタ工場全て再開』、『北朝鮮36年ぶり党大会「正恩時代」を宣言へ』、『首相財政出動を訴え「サミットで発信」メルケル氏は慎重』、『御柱祭男性が転落死 諏訪大社・上社 建てた柱から』『足場の片付け作業中に』『前回(2010年)も2人死亡』『伝統行事の事故 安全対策 難しく』、『車に落石女子学生死亡 島根、防止ネットなし』『関越道で追突 男性2人死亡 埼玉、2人重傷』『トンネルで衝突2人死亡 運転の徳島・美馬市長らけが』『常磐道事故 女児も死亡 福島、死者2人に』、『グライダー墜落43歳男性が死亡 福島・三春』、『〈訃報〉ヤドランカ・ストヤコビッチさん(日本でも一時活動した旧ユーゴスラビア出身の女性歌手) 3日、ボスニア・ヘルツェゴビナ北部バニャルカの老人ホームで死去。65歳。難病の筋萎縮症側索硬化症を患っていた』(6日付、中日夕刊)
☆『熊本地震 益城町に仮設160戸 建設開始 来月中旬完成』、『熱中症搬送 181人 1人死亡1日までの1週間』、『36年ぶり朝鮮労働党大会 金正恩時代アピール』、『財政出動 独英と溝 安倍首相G7で継続議論へ』、『「米軍駐留費 全額負担を」トランプ氏迫る 共和指名確定』、『闘病の子どもに歌をプレゼント 東京 歌手・菅原洋一さん』、『東海道新幹線車掌喫煙 走行中に電子たばこ』、『テニスボール大 ダイヤ原石 競売 ロンドン予想価格75億円』(6日付、毎日夕刊)

五月五日
 こどもの日。立夏である。東京は27・4度に。
 福島県三春町でグライダーが墜落して1人が死亡、諏訪大社でも男性(41)が不幸にも御柱から10㍍下に落下して命を落としたという。
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 欧州を歴訪中の安倍首相がロンドンで内外記者団を前に、記者会見。各国記者の質問内容を聞いていると、日本の経済政策に対する世界の目の厳しさはじめ、米国の対日政策の微妙な変化というような兆しが感じられる会見内容となった。特にドイツ・メルケル首相の日本の金融政策に対する考えは尋常ではない厳しさで、やはり日銀のこれまでのジャブジャブ政策がいろんな面で悪影響をもたらしている。
 黒田日銀総裁は即刻、これまで自身でまき散らしてきた金融政策の責任の一端を取って辞任すべきではないのか。それとも、これまで安倍政権下でむしろ政府主導といってもいい甘い世界にどっぷり浸かってしまい、居心地の良さに権力の片棒を担ぐことに執着しているのか。まことにもって困った人である。もっと有能な人材はいっぱい、いるはずなのに。
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 総務省のことし4月1日現在の推計によれば、外国人も含めた14歳以下の子どもの数は前年に比べて15万人減の1605万人で35年連続の減少に。総人口に占める割合となると、12・6%で42年連続の低下。内訳は男子822万余人、女子782万余人だった。
 また都道府県別では、増えたのは東京だけ。福岡、沖縄が横ばいで、他の44道府県はいずれも減少、人口に占める子どもの割合は沖縄の17・4%が最高、秋田の10・6%が最低。中部地方の場合、滋賀14・5、愛知13・8、岐阜と福井が13・3、三重13・1、長野13%だったという。
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【きょうの一文・ことば】
「目を見張り、耳を澄まし、正直な意見を述べあうことが、生活を前進させる」
=5日付中日朝刊『87歳充実の学び 中日くらし友の会と60年』『10日に総会8人表彰 名古屋』の記事のなかで。昭和32年の友の会結成総会で招かれた小説家壺井栄さんが、友の会会員に呼びかけたことば

「どうしてコーラン(イスラム教の聖典)を学ばせず、サッカーをやらせるのか」
=5日付毎日朝刊『イスラム過激派から脅迫され「メッシの少年」避難』の記事のなかで。貧しい農家の生まれで、ポリ袋で作ったユニホームを着て遊ぶ写真がインターネットで話題になり、ことし2月にメッシ選手から本物のサイン入りユニホームが贈られた、ムルタザ・アフマディちゃん(5歳)。少年の一家は、タリバンとみられるイスラム過激派から繰り返し脅迫を受け、現在は隣国パキスタンに避難しているという。

【新聞テレビから】
☆『熊本震度4が3回』『お休みくまモンきょうから復帰 避難所など訪問』、『被爆者「核禁止条約締結を」広島・長崎の2人 国連部会で訴え』、『山陽道死亡は母子3人 渋滞にトラック 運転容疑者逮捕』『13歳息子、9歳娘…山口の知人、涙』『福島でも母子死傷 常磐道 車がバスに正面衝突』『高線量の地域対面通行期間』、『子ども35年連続減 15万人減1605万人、過去最少』、『思い出も掘り出せ 蒲郡・竹島』、『GW Uターンピーク』『新東名・東名・走行ルポ 分散効果で渋滞なく』、『〈2016年米大統領選〉トランプ氏指名確実 共和党クルーズ氏撤退 クリントン氏と本選へ』、『収賄容疑で逮捕の前常滑市議 用地取得から関与か』『企業誘致「俺でないと」前常滑市議 経験豊富、事件主導か』(5日付、中日朝刊)
☆『人馬ひとつ駆け上がれ 三重・多度神社』『22保育所再開まだ 熊本地震2150人通園できず』、『18、19歳 「参院選行く」56% 共同世論調査「改憲不要」58%』、『トランプ氏指名確実 共和クルーズ氏撤退 米大統領選 クリントン氏と対決へ』、『〈伊勢志摩サミット2016〉 修学旅行シーズン重なり バス確保 官民が汗 運転手もフル動員』、『〈政治18しようよ〉名古屋で高校生サミット 人ごとを 「自分ごと」に』(5日付、毎日朝刊)

五月四日
 きょうは「みどりの日」。
 毎年思う。この日、すなわち5月4日付毎日新聞朝刊は1面題字を緑色に染め、環境への配慮がありあり、粋で清々しい。

 半面、群馬県館林市で31・6度になるなど全国7地点が真夏日に。熊本も初夏を思わせる暑さで避難テントのなかが30度を超すなど蒸し風呂同然に。被災地では皆、悪環境下での生活を強いられている。福島では東電福島第1原発事故現場とは眼と鼻の先、高放射線量で住民の立ち入りが制限されたまま避難区域となっている大熊町の常磐自動車道でこの日夜、大型バスと乗用車が正面衝突。乗用車を運転していた33歳の母が頭を強く打って死亡、助手席の娘(6つ)も意識不明の重体、バスの乗客と運転手計41人のほとんどがケガをしたという。
 米大統領選の共和党候補者選びは、不動産王のドナルド・トランプ氏(69)が中西部インディアナ州予備選で圧勝、2位テッド・クルーズ上院議員(45)が指名争いからの撤退を表明したことで、指名獲得が確実に。「信じられない。すてきな勝利だ」とトランプ氏。濃厚になった民主党、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)との決戦を前に、発言もバランス感覚よく見事なほどに軟化し、トランプ大統領出現が現実のものとなってきた。どうする。ヒラリーさん!
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 本欄の読者の皆さんには、ぜひ本日の、すなわち4日付中日(東京)5面の社説『舛添東京都知事 血税への乏しい感性』を読んでいただきたい。一体全体舛添知事は何やっとるんだ。こんなヤツ(あえて「ヤツ」と言わせていただく。文句があれば、私の前に来て反論すればよい。聞いてやろう)に都知事をやらせておいてはアカンがや。名古屋のカワムラさん(河村市長)とこで見とると、都民はみんな何しとるの、と思ってまう。カワムラさんだったら「信じられんこった」と、今ごろ怒ってりゃあすに違ゃあなゃあぜ。
 ここには社説の前文と、最後の部分だけを紹介させていただく。こんな馬鹿げた人のことを書くには貴重で大切な紙面がもったいないからだ。少しだけにしておこう。反省してちょーせば許してもいいが。ヌクヌクと育ったこの男には言ったっても、馬耳東風で分からんかも知れへん。それより、こんどの選挙で落っことしたることだ。それともこのじん、天下の都知事からだと、図に乗ってアベさんのまねしとるつもりか。チョコッとちがうきがするで、なもし。

 社説の1部は次のとおりデス。
 海外出張や公用車に、まるで湯水のごとく血税を費やすような振る舞いは、納税者の目にどう映るだろうか。舛添要一東京都知事のリーダーとしての資質も、都政への心構えも疑われてならない。
 (中略)
 “世界一貧しい大統領”と呼ばれたウルグァイのホセ・ムヒカ氏の来日は、さわやかな印象を残した。報酬のほとんどを社会福祉に寄付し、愛車を自ら運転するリーダーだった。失礼ながら人間の厚みは雲泥の差に見えてしまう。

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 ○…確率は、宇宙人やネッシー発見よりも低かったそうです。――とは、4日付中日新聞の〈編集日誌〉。毎日新聞も同じ日の朝刊で『開幕前オッズ5001倍 「ネッシー発見」でも501倍』の見出し。これはどういうことか、と言うと。「今季の開幕前、英大手ブックメーカー(賭け屋)のウィリアムヒルがつけたレスター優勝のオッズ(賭け率)は5001倍だった。幻の怪獣「ネッシー」発見の501倍、2017年より前に宇宙人が見つかるという1001倍を大きく上回る。あらゆる事案を賭けの対象にする英国で、どれほどあり得ないことと予想されていたかが分かる。」(毎日紙面)ということらしい。
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【きょうの一文・ことば】
「(国際調査報道ジャーナリスト連合=ICIJ=との合同取材を選んだのは)自分たちや家族の(安全)を守るためだった」「記者は皆、エゴイストだ。自分にとっても重大な決断だったが、合同取材をしなければこれだけ幅広く調査するのは不可能だった」「(世界中の記者と資料を共有しながら事前に情報が漏れなかったのは)奇跡だ」
=4日付中日朝刊『合同取材「家族守るため」』『「パナマ文書」入手の南ドイツ新聞記者』の記事の中から。タックス・ヘイブン(租税回避地)に関する膨大な資料「パナマ文書」を入手した欧州有力紙、南ドイツ新聞の記者フレデリク・オーバーマイヤー氏がベルリンでの記者会見でこう述べた

【新聞テレビから】
☆『岡崎歓喜 (サッカーのプレミアリーグで)レスター初V』、『〈選挙権@18歳〉若者 憲法手探り』『「9条変えない。何となく…」「意味ある一票を考えたい』『護憲・改憲両派が集会 憲法69年』『18歳、19歳憲法記念日に考える 「9条に関心」「災害備えを」』『憲法記念日正答は36%』『零戦パイロット反戦の語り部 原田要さん死去 99歳』『「原爆の図」二つの叫び 埼玉・丸木美術館で展示』、『女性政調会長静かに火花 自民・稲田氏VS民進・山尾氏』、『円一時105円台 海外市場』、『車暴走5人はねる 神戸・三宮 容疑者「覚えない」 GMの繁華街衝突音と悲鳴』『山陽道で2人死亡 山口多重事故 心肺停止も』、『宇宙航空理工学科 中部大が新設準備』、『ギョウジャニンニク購入…実は毒草 食べた男性食中毒に 飛騨の市場誤って販売』、『佐藤信二氏死去 栄作元首相の次男。84歳』(4日付、中日朝刊)
☆『岡崎「初V信じられない」 レスターの奇跡』『開幕前オッズ5001倍 「ネッシー発見」でも501倍』、『〈きょうは「みどりの日」〉 伊勢志摩 行き渡る森の恵み』、『改憲署名氏子を動員 賛成派700万人分 憲法論議各地で活発 国民投票時に活用』『安保法反対署名1200万人』『若者100人アンケート改憲反対増える 名駅前』、『北陸線特急39本 強風影響で運休』、『〈熊本地震ふるさとよ②〉病院機材倒れガラス散乱 全患者310人院外避難へ』『熊本地震 防げ空き巣警官5000人 全国から投入 詐欺・性犯罪も警戒』、『勇壮に海へ 亀崎潮干祭』、『■リオ五輪聖火リレー始まる』、『■朝日新聞支局襲撃 現場で花手向け』(4日付、毎日朝刊)

五月三日
 憲法記念日。
 被災地の熊本、大分はじめ西日本各地で低気圧や寒冷前線の影響で強い雨、風が1日吹き荒れた。愛媛の伊方では瞬間最大風速が32・8㍍にも。神戸・三宮の繁華街で乗用車が暴走、歩行者5人を次々とはね、車に乗っていた2人を含む7人が重軽傷。
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 欧州サッカーのイングランド・プレミアリーグでFW岡崎慎司(30)が所属するレスターが奇跡の初優勝、クラブ創設132年でのリーグ初制覇を決めた。これまで決して強豪とは呼べなかったクラブの大番狂わせといっていい快挙には、地元レスタ市はじめ世界じゅうのサッカーファンが「やれば出来るのだ」との歓喜に満ち湧いている。

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 亡き父と私たちを一生懸命に育ててくれた母。まだまだ口は達者だ=5月3日。江南市の実家にて
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 この6月1日で満96歳になる母が兄とともに名古屋からご帰還ということで、合間を見て和田の家まで会いに出向く。しばらく雑談して帰ったが、「おまえだけ、なかなか会いにきてくれへん(舞が忙しい合間を縫ってよく行ってくれているはずだが)。一体何やっとるの。こういう時は弁当の1つでも持ってくるもんだよ」と、ナンダカンダ、アアダコウダと、何だか叱られに行ってきたみたいだ。
 でも、それだけ小言を言えることは元気な証拠だ。「俺には、なかなか会えないのだから。誰よりも非情な半面、誰よりもホットなことこそ、記者時代からの俺の哲学だ」と内心で少しだけ反発して帰ってきた次第。いずれにせよ、母の孫やひ孫の話などで盛り上がり、よかったと思う。憲法記念日といえば、そのなかの1人で大垣に住む次男坊の誕生日でもあり、おばあちゃんの元気な写真を子どもたちにも公平にメールで送る。子らは、95歳の祖母の元気な姿を見て、どう思うのだろう。
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 大災害や有事の際に国に強力な権限を与える緊急事態条項は、5年前の東日本大震災や原発事故の教訓を踏まえ、自民党が憲法改正草案に盛り込んだとされる。だが実際の震災被災地の首長たちからは「必要ない」「地方に権限を下ろしてほしい」と懐疑的な声が聞こえてくる。――とは、憲法記念日の本日付毎日朝刊記事『緊急事態条項不要論』『浪江 情報網こそ重要』『被災地「命救えない」』の総合リードで、そのとおりだ。
 記事は、さらに『「市民に近い自治体の話を聞くのが国の役割ではないか。現場を知らないまま上から抑えつけようとするのは、おかしい」 福島県浪江町の馬場有町長は、熊本地震で政府が屋外避難を問題視し、熊本県知事が不快感を示した経緯について、そう評した。東京電力福島第1原発事故で浪江町民約2万人は今なお全員避難生活を強いられている。首相や内閣に強力な権限を与える緊急事態条項は、人の命を救うのか。馬場氏は5年前の体験を踏まえ、明確に否定した。』と続く。
 そのとおりだ、と思う。
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【きょうの一文・ことば】
「久しぶりに我を失うほどに嬉しい。ミラクルというか。信じられない。こういうチームにいれるということが幸せです」
=イングランド・プレミアリーグで初優勝に貢献したレスター岡崎慎司選手

 どう言ったらいいのかな。(しばらく沈黙…)残念としかいいようがない。
=被災地・熊本の米栽培農家の男性。降り続ける雨を目の前に

「避難所が足りないのではない。余震が怖くて中にいられないんだ。現場が分かっていない」(蒲島郁夫熊本県知事)
 住んでいた1階は押し潰された。「中にいたら死んでいた」と淋(そそぎ)さんは言う。災害時に国が強権を振るう必要性は「現場に近い市町村の方がきちんと判断できる」とのみ込めない表情だった。
=3日付毎日朝刊『熊本地震菅長官が前向き発言 きょう憲法記念日 頭もたげる「緊急事態」 識者批判「惨事に便乗」』の記事のなかで。

【新聞テレビから】
☆『〈エジプト・クフ王のピラミッド〉古代遺跡透視 大ピラミッド永遠の謎に挑む 内部構造を明らかにする=名古屋大学の高エネルギー加速機構の研究者らが素粒子ミュオンによる内部透視に挑戦している』(3日夜。NHKスペシャル)
☆『施行69年問われる理念 きょう憲法記念日』『変質する「平和」―揺らぐ立憲社会― 「絶対自由」に政治の圧力㊤学問』、『業平愛したカキツバタ 知立・無量寿寺』、『ハンセン病法廷「痛恨の出来事」最高裁長官会見』、『ボランティア自治体格差 熊本地震熊本市に集中 調整へ』『義援金の配分を決定 熊本県 遺族、全壊家屋に20万円』『溶けない熊本愛 岐阜で幇間見習い22歳、かき氷販売』『くまモン自粛 復活は?』、『名駅←→名港 船の旅を 中川運河に来春定期便』、『採用「増」「前年並み」75% 中部137社 来春も売り手市場』、『アジア大会共同招致 愛知県と名古屋市調整』(3日付、中日朝刊)
☆『9条改正反対52% 本社世論調査 きょう憲法記念日』、『内閣官房 特定秘密提供通知骨抜き 検査院との合意反し』、『〈熊本ふるさとよ〉益城試練の序章』『本震混乱の病院 倒壊の恐れ入院患者ら路上に避難』『学校再開へ避難所集約 8日めど18カ所に 熊本市方針』『(熊本県)義援金57億3000万円に』、『北ア遭難死者5人に』、『名古屋城アンケ発送 天守閣復元構想 5月中に集計』、『■アメダス 一時通信障害=気象庁が全国に設置する地域気象観測システム(アメダス)の観測所約1300カ所のうち、77カ所の観測データが2日朝から収集できなくなった。約10時間後に復旧したが、さいたま市や福島県郡山市、岩手県陸前高田市など全国24カ所で最高気温などが不明で、データ受信には数日かかるという』(3日付、毎日朝刊)

五月二日
 京都の舞鶴で31・4度に。被災地熊本でも27・5度を記録、5月に入り、クールビズが始まったと思うや、こんどはいよいよ暑さとの闘いが間近に迫っている。ところによっては既に現実のものと化しつつある。一方で、このころは季節的にも〈5月のかぜ〉と言われるほど心身ともに気持ちいい〈かぜ〉の吹く日が多い。それだけに、被災地で、少しでもさわやかな日が続くよう願わないではいられない。
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 さわやか、と言えば私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の同人仲間で子育てに追われている【姫ちゃん】こと、山の杜伊吹さんからテーマエッセイ=テーマは〈手〉=が送られてきたので、編集しアップ(公開)したが、♪季節の風を胸に――と題からしてさわやかそのものの内容である。読者の皆さまには、ぜひとも読んでほしく思う。
 ことし中学に入学した長男。気がついたら親の手を次第に離れ、1人で寝るようになっていた。そればかりか、ピアノ演奏会では〈トルコ行進曲〉を見事に弾きこなした、といった内容で、家族愛に満ちたストーリーが読む者の心を打ちそうだ。
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 今夜のメ~テレ〈報道ステーション〉の「サニブラウンの秘密に松岡修造が迫ります」。
 ガーナ人の父親と日本人女性の間に生まれ、ジュニア世界選手権では、ボルトの記録をも破り世界最速の高校生ランナーで日本の星として知られるサニブラウン・アブデルハキール選手(17歳。高3。身長1㍍88㌢)の言葉が気に入った。その言葉とは。
「お母さんが言っている。ボクにはボルトさんやカール・ルイスさんと同じアフリカの血が流れているから、と。自分を信じれば何でも出来るはずです。五輪で金メダルを取り、世界新記録も出したい。日本の陸上界を盛り上げる選手になりたい」と。
 その意気やヨシ! である。
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【きょうの一文・ことば】
「九条は平和を願う精神が反映され、真珠のようなもの。他に類がなく、光った存在です」「理想だけではいけないが、理想を掲げることなくしては、人類は悪い方向にしか進まない。多くのカナダ人に九条を知ってほしい」=デイビッド・マッキントッシュさん(55)/「いかに自分が『九条の防弾チョッキ』に守られていたのか分かった。米国と同類とみなされ、テロの標的になる危険が高まるなど、安保法の一番の当事者は海外在住日本人だ」=武井由紀子弁護士(48)/「世界の人が九条の精神を支持し、一緒に広めてくれていることは心強い」=主婦鷹巣直美さん(39)
=2日付中日夕刊1面トップ『「9条守れ」海を渡る 海外法人ら「世界に広める」』『84カ国1200人が署名「OVERSEAs」に寄せられたメッセージ(抜粋)』の記事のなかで。
※マッキントッシュさんはカナダ国籍で2011年に来日した日本基督教団職員で東京都杉並区在住。武井さんは安保法に反対する海外の日本人らが昨年8月に結成した「OVERSEAs」(約2週間で84カ国、1200人からの賛同署名とメッセージが集まったという)の発起人。鷹巣さんは神奈川県座間市の主婦で「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会を発足させた

「だめね。悔しいけど。悔しいけれど、だめで、ござんすよ。でもね。あの子たちの役にたったら、いいじゃない」「障害がある人にやさしくしたり、同情することなんてない。だって。才能あるんだもん。そこを認めてやること」
=2日夜、CBCの『〈NEWS23〉誕生から48年「ねむの木学園」 子どもたちはなぜ描く?』から。園長の宮城まり子さん(89歳)。

【新聞テレビから】
☆『再審公判母親「私は無実」大阪女児焼死 検察有罪立証せず』『弁護側「無罪論告すべきだ」』、『クールビズGW谷間のスタート』、『18日ぶりに登校「再会うれしい」熊本市内の小中学校』、『北ア新たに4人死亡 GW中遭難死は計5人に』、『〈開幕まで24日 伊勢志摩サミット〉サミット応援歌私も「盛り上げたい」高校生や作詞家ら 記念の曲づくり日本独特の動き』、『児童扶養手当を増額 改正法成立 第2子最大で1万円』、『常滑汚職市議が辞職願 収賄容疑逮捕 議長に提出、受理』(2日付、中日夕刊)
☆『城の復旧広がる支援 熊本地震 修復に膨大な予算』『温泉止まる 阿蘇市内9軒』『人吉市など役場機能分散移転 5庁舎損壊使用できず 4庁舎は旧耐震基準』、『児童扶養手当大幅増 2人目以降、最大で倍 改正法成立』、『機動的財政出動を 日伊首脳会談へ 首相、G7結束要請』『東証一時700円近く下落』、『認知症女性鉄道事故死 名鉄常滑線 柵乗り越え線路内に?』、『番組制作7100万円脱税 東京国税告発 架空経費を計上』、『厄介物竹が変身 愛知の団体が環境にも配慮 荒れた林を活用 包装材に』(2日付、毎日夕刊)
☆『水俣病60年解決遠く なお2000人超 患者認定申請』、『家族心配でも熊本守る 町職員や看護師懸命』『「息子に掛ける言葉が…」捜索打ち切り大和さん父』『熊本応援CM被災地で放送』、『愛知県、医療観光を推進 海外から患者名大などと研究会』、『72歳13日ぶり救出 エクアドル地震』、『パラ走り幅跳び 山本が世界新V=山本篤選手(スズキ浜松AC)が6㍍56= 日本選手権』(2日付、中日朝刊)
☆『緑鮮やか 西尾で茶摘み 八十八夜』、『相次ぐ遭難3人死亡 北アでは14人救助要請』、『〈水俣病公式確認60年〉年齢で救済せず「おかしい」 特措法に対象期間』『慰霊祭で犠牲者追悼』、『商店街 活気と影 熊本地震 復興セール盛況 事業者、保険未加入多く』『家屋3割「危険」 熊本地震 4万7000件判定終了』、『主要121社調査「景気踊り場」7割 円高・株安で停滞感』、『欧州・露歴訪へ 安倍首相が出発』『日露関係強化提案へ 首相領土問題環境整備』、『メーデーで安倍政権批判 愛労連』(2日付、毎日朝刊)

五月一日
 八十八夜。夏が近づく。
        ☆        ☆

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 朝から私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の画面が表示されず、管理画面にも入れない(ログインが出来ない)不具合が続き、管理者である名古屋のサーバー業者にメールや電話、パソコンで何度連絡しても連休中のド真ん中もあってか、なかなかつかまらず、振り回される1日に。本欄は日本各地をはじめ結構、海外の読者も多い。それだけに、素人考えで朝からあれやこれや、と回復を試みてみるが回復せず、あがけばあがくほど身も心もボロボロの状態に。

 おかげで、本来ならきょうの午前中の早い段階で編集作業を終え、作品アップ(公開)を終えているはずの本欄【生きてゆく人間花たち/4月の唄】の4月30日付もアップできないまま時ばかりが流れていった。

 社交ダンスの花が開いたダンスフェスタ。いつ子さんも、よくがんばった。おめでとう!=名古屋市今池のグランドダンスプラザにて。5月1日夕写す
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 それはそうと、きょうは名古屋今池のグランドダンスプラザで【晩春、ダンスフェスタ】があり、社交ダンス仲間でまだまだ若い、齢(よわい)ウン歳=年齢は読者の想像にお任せする=の岡田いつ子さんがアマチュアデモンストレーションの1部でタンゴ、2部でワルツを若原先生と一緒に踊られる、というので「ごんたさん。ぜひ、いつ子さんの応援のためにも来てほしい」と言われており、気が気でない。
 サーバー業者からは何の連絡もないので成す術もないまま午後3時過ぎに、江南の自宅を飛び出した。地下鉄「今池」駅をおりたところで地上に出て、スマホをチェックすると業者から電話連絡が入っていたので折り返す。と、「修復させていただきました」の弁。やはり、〈餅は餅屋〉でアッというまの復旧を終えた、との由。やれやれで、ホッとした。

――というわけで、いつ子さんと若さんの息のあった名演は2部だけを見させていただいた。出演者は皆さん、思い思いの衣装とテクニック、迫力で見事な演技の連続。いやはやパワー全開で花が咲いたようで最後までじっくり見たかったが「熱砂」作品集【生きてゆく人間花たち】の4月30日付の公開がまだだったので、取って返して公開作業は夜遅くにずれ込んだのである。

 思わぬ不具合もあって、きょうは各マスメディアの十分なチェックはじめ、しようと思っていた私自身のことも何ひとつ出来ないまま時は流れていった。敢えて言えば、このところ気になっていた文學界新人賞受賞作の「市街戦」(砂川文次)を、文學界5月号を手に名古屋への行き帰りに名鉄や地下鉄車内で読み進めたことぐらいか。いやはや、何もできない1日が過ぎ去った。

        ×        ×
 大津市のスキー場「びわ湖バレイ」で30万球のスイセンが満開に。蓬莱山(1174㍍)の山肌を鮮やかな黄色に染めているという。滋賀の都は、かつて3年余暮らしていただけに、懐かしい。びわ湖バレイといえば、赤とんぼが空いっぱいに群舞していた、あの日々が忘れられない。
        ×        ×

【きょうの一文・ことば】
「(一時は)あきらめてしまっている自分がどこかにいました。でも、(惨敗した)あの試合があったからこそ、今に至れた。苦手と思ったら、演技がちいっちゃくなってしまう。(床、跳馬、平均台、段違い平行棒と完璧なオールラウンダーめざして)やるしかない。ドンピシャではまる演技を」(村上茉愛選手)
「いろんな経験をこの1年できた。自主的に動くようになったところが成長してきている。努力していけば、もうチョット上がれるかな」(瀬尾京子監督)
=5月1日付NHK総合『〈アスリートの魂〉夢へ殻を破れ 変身を誓う天才少女▽急成長の秘密に迫る▽運命を変えた一戦』のなかで。体操、村上茉愛選手(日本体育大生、19歳)の決意と、いつも温かく、かつ厳しく見守る瀬尾京子監督からの助言

【新聞テレビから】
☆『サイエンスZERO▽緊急報告・熊本地震 被害解明に挑む』(5月1日夜、NHKEテレ)
☆『昭和史研究の重鎮半藤一利さん 新刊「B面昭和史1926~1945」 今また歴史の岐路 戦争しない過去の教訓に学ぶ時 憲法の精神 何よりも大事』(5月1、8日合併号しんぶん赤旗日曜版)
☆『〈チェルノブイリ30㌔圏ルポ〉 子どもも未来も消えた 局所的に高線量 ■自主帰還157人(チェルノブイリで、西尾述志)=「もう年だし、ほかの土地に行きたくもない。夢なんて(生きていくための)何の足しにもならないよ」とサマショーロ(自主帰還者)のセメニューク・イバンさん。81歳』、『水俣病60年 苦しみ今も 第1号患者の家族語る』、『北アルプス遭難相次ぐ』、『「情報不足」不満の声も サミット住民説明会終了』、『避難所腹ぺこにさせない 子ども食堂熊本に次々』『激震地の益城 建物被害調査 罹災証明書発行へ』、『笑点(落語家の桂)歌丸さんが(5月22日の生放送を最後に)司会引退へ=15日放送予定の「笑点50周年記念スペシャル」の収録と記者会見で明らかに』、『野球賭博事件 元巨人3選手 書類送検へ 笠原容疑者、数百万円集める』『「ハンディ」 射幸心あおる』、『MRJ(国産初の小型ジェット旅客機)米で夏にも試験 日程前倒し 年末までに4機』、『北朝鮮に「深刻な懸念」日中外相会談 南シナ海は平行線』、『〈脱貧困〉奨学金PT(プロジェクトチーム)義家座長 給付型個性に応じて』(5月1日付、中日朝刊)
☆『熊本地震介護職員 130人不足 全国から応援派遣』『「高齢者守る」奮闘 熊本地震 介護職員も被災 人数減でも仕事増加』『小中学生563人転出九州6県へ』『「危険」家屋1万2013件 過去最多に』『南阿蘇の土砂量 約50万立法㍍』『罹災証明 調査開始 きょうから受け付け 益城町』、『日中改善に努力 外相会談 「南シナ海」は平行線』、『〈Sストーリー〉弱い者が勝つ興奮 ――進化する東大野球部』、『■水俣病公式確認 きょう60年』、『初登庁60年を祝う マナスル ネパールで式典』『国旗・国家新たに15大学 86国立大調査 文科相要請後』(1日付、毎日朝刊)

08/4/26