【生きてゆく人間花たち/2016年3月の唄】

平成二十八年三月三十日
 自民、公明両党が野党提出の安全保障関連法廃止法案を今国会で審議しないと決め、「安保よりも消費税の増税、同日選、憲法論議に国民の関心を向けさせようとしているのでは」との憶測が強まっている。経営再建中のシャープが取締会を開き、台湾の鴻海精密工業からの出資額が当初予定より1000億円減の3888億円となる条件変更の受け入れを正式決定。鴻海もこの日開かれた取締役会でシャープの買収を決めた。
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 夜。江南の夜のちまたへ。舞の俳句仲間でもある中西彬さんとの一杯会を約束していたためだが、駅前の【ここは や台や】で飲んだあとは、歩いて【キサック画廊】なるカラオケつき居酒屋へ。飲みながら、人生の先輩でもある中西さんからは〈一生仕事 一生遊び〉の言葉に始まり、♪パソコンもスマホも無縁月見酒♪遠吠えの冬三日月の折れそうな♪夏座敷ちいさく占めて嬰眠る―など中日俳壇などにも掲載された自作俳句の多くを教えられ、忘れえぬひとときに。
 〈とまり木と言われて嬉し―二十八年目〉の自らの書を店の一角に張り、客をもてなす女将もなかなか粋で、帰りしなには【縁ありて我人生豊なり】【今宵の出逢いは明日の糧】と書かれた毛筆の書までいただいた。知らなかっただけで、江南にもこんなに良いお店があったとは。
 いただいた毛筆の書ふたつ
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 客のなかには80歳前後の男性もおられ、俳優石原裕次郎と歌手小林旭の違いについて持論を展開されるなど和気あいあいの時が流れていったのである。この方は、元郵便局員とか、で私のふるさと和田の地理についてもめっぽう詳しく、小学時代の私の幼友だちが今も和田で元気でおいでになることまで教えてくださった。いやはや、縁は異なもの、味なものだ。

【きょうの一文・ことば】
♪オリオンがきれいですよ! と帰りしな
=30日夜江南市内の居酒屋にて。中西彬さん

【新聞テレビから】
☆『被災地「復活」歌に願い 日本の高校生が米大学生と合唱 NY』『各国高校生招き「津波サミット」11月に日本で開催』『〈震災から5年〉東北から考える「文学の役割」 書くことで向き合える』、『反戦シャンソン12歳が歌い継ぐ 名古屋で活動 加藤(ハツ)さんの遺志胸に』『安保廃止法案審議せず 自公「決着済み」で一致』、『特定秘密初の報告書 衆参審査会 政府に改善要求も』、『生徒「手つながれ外出」誘拐容疑の男逃走防止か』『公衆電話緊急時の命綱 無料で110番可能 重要性を再評価』、『教科書謝礼2校長戒告 愛知県教委が計69人処分』、『日本人含む58人一時拘束 モンテネグロ「オウム信者」と報道』、『凝ったデザイン全国30種 ご当地マンホールカードで集める 第1弾を無料配布』(30日付、中日夕刊)
☆『ニホンカモシカ見つけた』、『福島第1原発「凍土壁」認可決定 規制委 東電、海側から作業へ』『除染廃棄物に減量技術 環境省計画案 低濃度の土は再利用』、『車ナンバー付け替え 誘拐後 少女目撃』、『憧れのタカラジェンヌへ 104期生40人合格発表』、『救急医9人退職へ 名大病院「来月2人補充」』、『万引きGメン窃盗容疑で逮捕 滋賀・スーパーの保安員 財布丸見え「困らせようと」』、『配偶者失うと脳卒中リスク高い? がんセンターなど調査 生活習慣など影響か』(30日付、毎日夕刊)
☆『ドーム満開竜快幕』、『福島→岐阜避難いじめ…過酷5年 十五の春前を向く「原発なければ」無念、手記に託し』『福島避難者へ深刻な差別』『若者よ まだ遅くない 俳優天野鎮雄さん(80) 安保法抗議の声やまず』、『再生エネ選びたいけど 電源構成公表7社のみ 電力自由化 中部20社』、『「餃子の王将」200億円流出 第三者委報告 特定の経営者に 射殺の社長、清算に乗り出す』、『名古屋城木造天守500億円 事業者は竹中 市民アンケートへ』『財源や工期…課題山積』(30日付、中日朝刊)
☆『「最高裁隔離法廷は差別」ハンセン病有識者委』『ハンセン病家族提訴 熊本地裁第2陣509人国賠請求』、『安保法施行「それでも違憲は違憲」東海3県で抗議集会』『「戦争しない」は通用しない 自衛隊員募集現場困惑』、『首相、追加経済対策示唆 過去最大 16年度予算成立』、『NPB(日本野球機構)産経新聞に抗議 野球賭博報道 施設立ち入り禁止』、『埼玉・誘拐 手紙消印で居場所偽装か 少女「上尾には行ってない」』(30日付、毎日朝刊)

三月二十九日
 球団創設80周年の中日ドラゴンズが今夜、ナゴヤドームでの今季開幕戦を迎え、広島に4―2で逆転勝ち。この日の始球式は、あのフォークの神さまで元中日エース、杉下茂さん(90)が務めた。
 ロイター電などによると、エジプトのアレクサンドリア発カイロ行きのエジプト航空の旅客機(エアバス320型機)が29日、爆発物を身に着けた男にハイジャックされ、キプロスのラルナカ空港に着陸。犯人はその後の交渉で投降し、乗員・乗客81人は全員無事に解放された。具体的な動機はまだ分かっていない。
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 未明に、このところ連夜おそくまで書き続けてきた小説「海に向かいて、―瞬き」を、東京の〈脱原発社会をめざす文学者の会〉事務局あてにメール出稿。つい先日の文学者の会の会報原稿(第6号用)につづく出稿で少し肩の荷が下りたのも事実。さあ、寝なければ。あしたは、あしたの風がふくのだ。

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 報道によれば、名古屋・栄のテレビ塔に昨夜、中日ドラゴンズの球団創設80周年を記念し優勝を祈願した「昇り竜」が点灯された、という。中日新聞と地元企業などが取り組む「WE LOVE DRAGONS」プロジェクトの一環として実現、テレビ塔の南面の地上25㍍の位置から90㍍の展望台に向かって、黄色に輝く竜が昇っていく様子が発光ダイオード(LED)で表現され、それは見事。これには「点灯は1夜限りだったけれど、チームは息切れすることなく頂上をめざして」と、ドラファン。
 一方、コンビニエンスストアの「サークルKサンクス」も球団創立80周年を記念して東区矢田のナゴヤドーム近くの店舗を球団の応援仕様に改装。外装は、ドラゴンズブルーを基調とし店頭のガラスには公式キャラクターのドアラなどをあしらい、ホームの試合が行われる日は従業員もユニホーム姿になるという徹底ぶり。ドラゴンズ一色で優勝に役立ちたい、としている。
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【きょうの一文・ことば】
「お父さんとお母さんが離婚することになった。弁護士が保護してくれるから車に乗って」=29日付の中日夕刊『フルネームで声掛け 埼玉誘拐 女子生徒「面識ない」』の記事のなかで。当時中1だった女子生徒(15)が下校途中、寺内樺風容疑者(23)が話しかけたことば

【新聞テレビから】
☆『〈伝える訴える〉 1993年にケビン・カーターがスーダンで撮影した「少女とハゲワシ」「命を救うため」撮る アフリカ紛争地で 写真の力㊦』、『96兆円超 16年度予算今夕成立』、『(安保関連)法施行受け国会論戦 首相、意義強調野党は法批判 安保法廃止ここから シールズ東海参院選手応え』『「愚行繰り返すな」 戦争体験者ら安保法抗議 国会前』、『「食卓塩」35%値上げ 来月、24年ぶり 輸入調達費が上昇』、『中皮腫苦しくても生きる 稲沢の男性 希望伝える闘病記(「仄かな希望」)』、『ホリーです。よろしく 東山動物園で(オーストラリア・タロンガ動物園から贈られた雌のコアラ「ホリー」=2歳=の)一般公開』(29日付、中日夕刊)
☆『「南三陸のワカメ味わって」 宮城 漁師と体験ツアー人気』、『安保関連法施行 首相「日米同盟強化」野党「違憲変わらず」』『「声上げる」全国34都市で抗議集会』『歴史の教訓に学べ 第一次大戦中 対象外地域派遣で海軍犠牲 安保法施行 米国要請で拡大恐れ』『日英同盟下 要求エスカレート』、『少女の氏名呼び誘拐 容疑者、目隠しも準備か』『誘拐容疑者 発覚察知し逃走か 少女逃亡後 伊東駅似た映像』、『センバツ 「ドリームシート」で未来の球児夢膨らませ 今大会から導入』、『福岡県警 前署長ひき逃げ容疑 自転車接触 書類送検、戒告処分』(29日付、毎日夕刊)
☆『安保法施行 集団的自衛権行使可能に 国会前やまぬ抗議の声』『「海外で銃…想像できない」自衛官胸中複雑』、『名古屋競馬場、弥富移転へ 跡にアジア大会選手村案』、『〈伊勢志摩サミット〉賢島の交通規制 5月21日の開始で調整』『結婚・転居後も 海女やりたい 「3世代」中川さん 漁協が特例検討』、『公然わいせつの疑い 名大准教授書類送検』(29日付、中日朝刊)
☆『「逆さ桜」幻想的 岐阜・白川町』、『八角親方(元横綱北勝海)理事長再選 貴乃花親方に6対2 相撲協会 収入増の手腕評価』『衆参同日選5月に判断 首相、増税是非も 経済対策指示』、『千葉は外から鍵逃げられなかった 監禁の少女 父に説明』『少女「手紙書かされた」 誘拐容疑23歳、家出偽装か』、『菜七子騎手のサイン欲しさに ゼッケン「失敬」侵入容疑の男逮捕』、『鹿児島県警 捜査放置 母子殺害事件で7年間』、『道庁爆破事件の死刑囚再審棄却 札幌地裁』、『静岡の風力発電 羽根破損し飛散 けが人なし』(29日付、毎日朝刊)

三月二十八日
 埼玉県朝霞市で2014年3月に当時中学1年生だった女子生徒(15)が誘拐され、東京都内で保護された事件で埼玉県警が未成年者誘拐の疑いで東京都中野区に住む寺内樺風容疑者(23)を静岡県伊東市内で確保。この日午前3時20分ごろ「血だらけの男が歩いている」との通報があり、容疑者は「カッターで首を切って死のうとした」と供述し、病院で手当てを受けている。県警では回復を待って逮捕する。
 これまでの調べによると、寺内容疑者は今春、千葉市の千葉大学を卒業し先月、中野区のマンションに転居。この間、女子生徒は外出を許されず、2年間にわたって千葉市と中野区の容疑者宅で監禁状態にされていた。不明となった直後に自宅ポストで見つかった女子生徒の名前で書かれたメモ「家も学校もちょっと休みたいです。しばらく友達の家です。さがさないで下さい」、ほかにしばらくして自宅に届いた手紙「元気に過ごしている。迷惑かけてごめんなさい。しばらくは帰らない」については、車の中や千葉のマンションで書かされた、などと話しているという。
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 さまざまなる〈さくら〉たち 早々と花を開いた桜があれば、蕾のままのものも。さやかな川面が満開の時を待ち望んでいた=大口町の五条川堤にて
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 きょうは月曜で、舞のリサイクルショップはお休み。デ、ひと段落したところで午後のいっときをあて車で木曽川の堤防道路を経て犬山城から大口、扶桑…へと流してみる。桜がどんなか、を見てみたかったこともあるが木によっては満開に近いのがあれば、蕾のものも。平均すれば、どこも五分咲き前後といったところか。この地方では桜の名所で知られる五条川もまだまだだったが、ふたりで堤を1㌔ほどあるいてみる。

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 無事、保護された女子生徒。彼女の父親が記者会見で語ったことばは。
「身長が5㌢ほど伸びたようで、言葉の表現が大人っぽくなった。娘は、私たちが県警や市の関係者、支援者らと協力して街頭でチラシを配るなどして情報提供を呼びかけてきたが、その様子をインターネットで見ており、『チラシを配っていたのを知っていたよ』と話している。(自分たちが)頑張っている姿が娘の背中を押したのだと思う」
 いずれにせよ、よかったナと思う。
 飛行機が大好きでパイロットにあこがれて、海外研修までし就職も決まっていたという容疑者。彼にも言いたいことがあるに違いない。ここは、あまりに軽率かつ許されない行動が彼をして「光源氏には、なれなかった」ということか。人生、紙一重がその人の人生を変えてしまう。男性は、まだ若い。悔いあらため、新たな道を進んでほしい。人間万事塞翁が馬である。
 昔、凶悪事件の取材のつど自らの心を戒めた言葉【罪を憎んで人を憎まず】を思い出した。
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【きょうの一文・ことば】
……日本文学の軟弱な戯作的風土を退けたはずの批評家が、八十歳を目前に控えて、寺山修司の「上海異人娼館」のごときエキゾチック・ポルノに興じる姿は正直イタイ。正体見たり枯れ尾花というべきか。」
=28日付中日『〈大波小波〉元東大総長の高踏的ポルノ』の中から。(死刑執行人もまた死す)氏

【新聞テレビから】
☆『テロタリバン系が声明 パキスタン、死者72人に』『キリスト教徒標的に』、『女生徒誘拐容疑の男確保 伊東で 首に傷自殺図る?』『千葉大を今春卒業』『近所「まさか」監禁2年 女生徒誘拐怪しまれず生活 中野の住宅街』『卒業後就職先も決定 担当教員「普通の学生」千葉大周辺』『血だらけの男が「病院に連絡を」確保の現場』、『ピンポン外交の心子どもたちに 主催の劉会長「日本へ恩返し」あすから交流会』、『衛星「ひとみ」分解か 米軍確認 軌道近くに物体五個』『何とか通信回復を 松本・名大准教授』、『カーリング女子「銀」 世界選手権日本初のメダル』、『「難民 恐れる前に知って」シリア人が動画投稿 「ハグして」揺れる独世相映す』、『運転男性を在宅起訴へ 名地検 3度不起訴のひき逃げ』、『〈文化彩々〉数学の話をする人(三田村康和)』(28日付、中日夕刊)
☆『15歳少女誘拐 容疑者静岡で確保 千葉大在籍時監禁か』『血だらけ「自殺図った」寺内容疑者、通報要請』『米国で航空機の操縦免許を取得』、『水銀固形化実証へ 埋め立て 国、水俣条約に対応』、『大阪小型機墜落 機長以外が操縦か 同乗者事業用免許訓練中』、『キリンの嫁入り「プリン」を祝福 福岡・大牟田動物園』、『与那国島に陸自配備 中国軍などの動向監視 160人常駐』『安保法向き合う若者「自衛隊活動拡大容認」6割/「安保政権不信」9割 あす施行 デモ参加者アンケート』(28日付、毎日夕刊)
☆『民進党「立憲主義守る」 結党大会衆参156人で発足』『違憲論争残し 安保法あす施行』、『15歳少女2年ぶり保護 埼玉で不明 誘拐容疑、男に逮捕状』『隙みて電話「私だよ」 少女保護母と涙の再会 父「空白の時間取り戻す」』『安堵の声続々と 支援者のフェイスブック』、『写真×経験強力タッグ 御嶽山噴火1年 不明者捜す案内人』『遺族らが追悼』、『白鵬涙の36度目V 日馬戦で変化異例の謝罪』、『名古屋城天守閣木造復元構想
 竹中の提案が高評価』、『春風とともに4574人駆ける 穂の国・豊橋ハーフマラソン』(28日付、中日朝刊)
☆『中間貯蔵施設「用地取得最大7割」環境省20年度末見通し=環境省が福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設(福島県大熊、双葉両町)について2020年度末までに用地の最大7割を取得し、最大4割の汚染土を搬入する、との見通しを発表』『ありがとう女川FM 宮城高校生ら最後の生放送』、『女子生徒保護 弱々しい声「お母さん」 公衆電話から自宅に』『情報提供呼びかけ続け』、『墜落直前に急上昇 大阪小型機 操縦ミスで失速か』、『変化でV白鵬にヤジ 春場所「決まるとは…」涙で謝罪』、『若手研究者に「高い」期待 国の新設雇用制度 トヨタ 年1450万円を提示』(28日付、毎日朝刊)

三月二十七日
 きょうは〈さくらの日〉だそうな。日本さくらの会が平成4年(1992年)に制定したという。3×9=〈27〉という数字の語呂合わせと、〈72候〉のひとつである〈桜始開〉と重なることから命名されたという。
 いろんな日がある。桜といえば日本を代表する花だけに、あってもおかしくはない。
        
 埼玉県朝霞市で2014年3月、当時中1のころ行方不明となった女子生徒(15)が東京都中野区内で保護された。女子生徒は「一緒にいた男が部屋からいなくなった隙に逃げ出し、午後零時半過ぎJR東中野駅の公衆電話から110番。「知らない男(23)に車に乗せられ連れて行かれた」「男が外出した隙を狙って駅まで来た」「常に監視下にあった」などと話している。いったい何があったのか。
 大阪市のエディオンアリーナで行われていた大相撲春場所千秋楽、横綱白鵬(31)が横綱日馬富士を変化からの突き落としで破り14勝1敗で4場所ぶり36度目の優勝を飾り自身が持つ最多優勝記録を更新。変化からの後味の悪い内容にやじも飛んだ優勝インタビューでは涙を浮かべ「本当に申し訳ない」と異例の謝罪もした。

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 世界を駆け抜けた27日付のSunday世界日報。1面肩の「今週の顔」でも長谷川裕子さんの写真入りで大きく報じられた
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 「続くネパール大地震復興支援」「日本人女性とネパール人男性の夫妻が献身的活動」(Sunday世界日報見出しから)。
 きょうのニュースは何といっても27日付のSunday世界日報に私、すなわち伊神権太の寄稿記事が写真グラフとして1面を充て、6枚の写真を使って報じられたことか(写真は、夫妻からの提供写真と1部私の撮影)。読者の皆さまには、ぜひ国境を超えた愛に結ばれた日本人女性とネパール人男性の苦闘のドラマを読んでいただけたら、と願う。書き出しは次の通りである。
――昨年4月25日に大震災に襲われ、全土が被災から立ち直ろうとしているネパール。この国では今、国境を超えて結ばれた日本人女性とネパール人男性夫妻を中心とした、あくなき復興支援活動が進む。女性は愛知県稲沢市出身の長谷川裕子さん(52)。男性はネパールでは一番古い歴史を刻み、昨年創立50周年を迎えたカトマンズ日本語学院校長に就任間もないニルマニ・ラル・シュレスタさん(47)、その人である。
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『◇…東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島県出身の小学生から大学生約百人で編成する「東北ユース・オーケストラ」が二十六日、代表・監督を務める音楽家坂本龍一さん(64)と初めて東京公演を開催した。』とは、27日付中日朝刊の〈通風筒〉。
 記事は、『◇…坂本さんによる復興支援プロジェクトで、ジャズピアニストの山下洋輔さん(74)らが出演。柳沢寿男さん(44)の指揮で、オケは山下さんとガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」で共演した。』と続く。
 そして『◇…坂本さんは公演後に「離れた県に住む子どもたちが集まって一つの音楽をつくる素晴らしい体験ができた」。』とも。いま、音楽こそが東日本の被災者たちを勇気づけ、復興支援に役立っているのだ。
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【きょうの一文・ことば】
 我々は丸裸だった過去がある  稲本八重子(80) 愛知県江南市
=27日付中日朝刊1面〈平和の俳句〉から

【新聞テレビから】
☆『古典芸能への招待 歌舞伎「伽羅先代萩」「竹の間」ほか』(27夜、NHKEテレ)『〈Mr.サンデー〉さよなら…女子高生たった一人の駅=石北本線旧白滝駅=が廃止』(27日夜、東海テレビ)『〈情熱大陸〉若き建築家 パリ発巨大建築に挑む』(27日夜、CBCテレビ)
☆『桜 今年長~く楽しめそう 花冷えで満開29日以降』、『〈社説/週のはじめに考える〉福島はふるさとだから』『怒り怒り怒り 東京で脱原発集会』『汚染水流入止まる 東電発表福島1号機タービン建屋』『中間貯蔵用地最大7割取得 福島に施設、20年度見通し』『核燃サイクル米懸念 次官補核安保サミット控え』、『噴火1年半 御嶽の教訓後世に 王滝・木曽 記録施設具体化へ』『アスリート合宿続々 高山・下呂の高地 レスリング代表も』、『小型機墜落4人死亡 大阪・八尾空港 周囲に住宅街』『「着陸難しい機体」元所有者』、『空港実行犯か男逮捕 ベルギーテロ直後逃走パリ首謀者関与か 潜伏先に空港図』、『新幹線北の大地に』『青函トンネル開通から28年 掘削に汗95歳「夢のよう」』、『★小栗(康平)監督が藤田嗣治語る』『中央道多治見→小牧あすから 登坂車線やめ合流を安全に』(27日付、中日朝刊)
☆『ハンセン病「今も差別」77% 本紙調査 療養所入退所者』、『東京へ最速4時間2分 北海道新幹線開業 最大16往復』、『ベルギーテロ 放射性物質入手計画か 容疑者ら「汚い爆弾」製造狙う』、『〈Sストーリー〉11歳の私を捜して――肉親4人奪った長崎原爆』『親子引き裂く戦争 語り始めた長崎原爆体験「別世界じゃったき」』『孫やひ孫に伝えたい』、『「大川小 未来に語り継ぐ」卒業生の決意「保存」後押し 遺族への配慮課題』『姿消す遺構』、『東邦完敗=愛知代表・東邦が兵庫代表・明石商に3―0で敗れる=「夏に戻る」心一つに再起誓う センバツ8強ならず』『大入り6万2000人』、『■賢島周辺の上空ドローン飛行禁止に』(27日付、毎日朝刊)

三月二十六日
 北海道新幹線の新青森―新函館北斗間の149㌔がこの日、開業。東京―新函館北斗間が最短4時間2分で結ばれ、1964年の東海道新幹線開業から半世紀余、新幹線が初めて青函トンネルを通って北海道に入り、鹿児島まで列島を縦断できるようになった。
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 ソハラ社交ダンスサークルの仲間たちの花見会が蘇原コミュニティセンターでのレッスンに続き、各務原市内の新境川に面した公園一角で楽しく行われ、私も参加した。新聞の桜だよりは「咲き始め」だったが7、8分咲きのソメイヨシノは、やはり美しく華麗でもあった。
 ビールや弁当、つまみ、お茶、ビニールシートなどをみんなで用意しての和気あいあいの集いで、花見の宴のあとは全員が近くのカラオケ店に移動。楽しいひとときとなった。会計も明朗で、皆さん、すばらしい人ばかり。こうした仲間たちこそが本物だといえよう。皆、日々を懸命に生きているなかでの貴重なひとときでもある。
 私は勧められて恥ずかしながら第1回レコード大賞に輝いた水原弘の〈黒い花びら〉と、舟木一夫の〈学園広場〉小林旭の〈惜別の唄〉、ほかにデュエットで〈ふたりの大阪〉〈東京ナイトクラブ〉を、京子先生も〈瀬戸の花嫁〉や〈For you〉〈桃色吐息〉など数曲を歌われた。
 なかで〈およげたいやきくん〉や〈黒猫のタンゴ〉、〈あさが来た〉を歌う楽しい仲間たちの姿も。〈およげたいやきくん〉は長男が生まれたころに大ヒットした懐かしの名曲だけに、胸にじわりと来、思わず一緒にくちづさんでしまっていた。

 というわけで、楽しいひとときはアッというまに過ぎ去っていった。帰宅も夜遅くなり、おかげで、きょうは何ひとつする時間もなく、今になってこうして書き連らねている次第。車での行き来だったのでノンアルコールでしのいだが、やはり酒は本物でなければ。それだけが心残りとなったのである。

 写真は花見、カラオケとつづいた名場面のひとこま
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 先にオバマ米大統領が現職米大統領として88年ぶりに訪れた社会主義国キューバの首都ハバナで25日、英国の伝説的ロックバンド「ローリング・ストーンズ」が初のコンサートを開催。ストーンズはホームページで歴史的なコンサートになる、と宣言。「キューバの人々のため特別なショーにしたい」(リードボーカルのミック・ジャガーさん)と述べたが観客は実に50万人にも及んだという。両国の関係改善がコンサート実現につながった。歌が世界を結んでいる。
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【きょうの一文・ことば】
『青猫』と言えば萩原朔太郎だが、今年は生誕百三十年。朔太郎は昭和十四年「童話と教育について」という小文で、子供たちが荒唐無稽なおとぎ話など喜ばず、彼らの喜ぶものは現実的で事実に即し、科学的合理性のある童話だ、というちまたの「教育上」の説に反駁している。「すべての人間の子供は本来(略)夢の宮殿に住んでいるのだ」と力説。そして「一切の文化は―文学でも、芸術でも、科学でも―その発育の芽生えを、子供のファンタスチックな夢の中に持っているのである」と熱く語る。
=26日付中日夕刊『〈大波小波〉ファンタスチックな夢』のなかで。筆者は(月に吠える)氏

 アインシュタインの相対性理論によると、新幹線に乗っている人の時計は、ホームに立っている人の時計よりゆっくり進む。また高いビルの屋上に置かれた時計は、一階にある時計より速く進む。つまり私に流れている時間と、あなたに流れている時間はそれぞれ違うのだ。だったら「同時」とは一体なんだろうと、いまさらながら考えるようになった。
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 おしまいにもう一度。若い人はあこがれとロマンを持って進んでほしい。それから英語は重要。ありがとう。
=26日付中日夕刊『〈この道 物理学者益川敏英〉69回目=最終回= まだ謎解き』から

【新聞テレビから】
☆『日本列島つながった 北海道新幹線開業 東京―新函館北斗 最短4時間2分』『長年の悲願 津軽海峡越え』『新幹線はじめまして 北海道民 歓喜の出迎え』『迫られる大雪対策 貨物と線路共有 不安も』、『〈選ぶエネルギー〉森林保全 健康 地域振興 新電力個性派続々』、『新たに3人拘束発表 ベルギー 仏テロ未遂計画関与か』『怒号、銃声…住民に恐怖 捜索のスカールベーク地区』、『防衛相が沖縄訪問「辺野古、理解得たい」』(26日付、中日夕刊)
☆『ストーンズ公演に50万人 キューバ』、『復活祭ローマ厳戒 特別聖年重なり 法王、テロ非難』『ベルギーテロ アバウド容疑者計画か パリ事件首謀 潜伏先に空港図』『ISナンバー2殺害 米軍、シリアで急襲作戦』、『アジア市場安定へ 中国主導新構想 金融機関連携日本も関心』、『名松線、全線復旧 台風被害、6年半ぶり』、『海底から夢届いた 81歳元青函トンネル作業員 忘れえぬ難工事、仲間の死』、『〈人・模・様〉フランス人監督(パリ在住のマルク・プティジャン監督。64歳) 核を追う=広島で被爆した医師、肥田舜太郎さん(99)らを追った映画「ヒロシマ、そしてフクシマ」が今月、東京・渋谷のユーロスペースで公開された』(26日付、毎日夕刊)
☆『プロ野球開幕 中日白星発進』、『名張事件 新証拠提出へ 弁護団瓶ふたの紙を分析』『カメラ以外で証拠「写す」特殊機器 裁判所に持ち込む』、『新テスト複数回は見送り 大学入試最終報告 科目など示せず』、『実行犯ら銃乱射も計画か ベルギーテロ 捜索に特殊部隊』、『東海の3月上旬 気温過去最高 4県の観測点 平均7.3度』(26日付、中日朝刊)
☆『ハンセン病患者「隔離法定」手続き形骸化 最高裁一律に決定』、『労基法見直し検討 時間外労使協定にも上限 首相表明』、『謝罪で幕開け=プロ野球が開幕し、試合前に一連の不祥事について頭を下げる巨人の老川祥一オーナーと高橋由伸監督(東京ドームで)』、『鴻海出資1000億円減 シャープ受け入れ31日契約』、『欧米間共有できず ベルギーテロ容疑者情報』(26日付、毎日朝刊)

三月二十五日
 プロ野球のセ・パ両リーグが開幕。中日ドラゴンズは大阪市の京セラドーム大阪で阪神と対戦し5―2で快勝、4年ぶりのシーズン白星発信に。この日は、プロ5年目の高橋周平が3安打、新外国人のダヤン・ビシエドが来日初本塁打を放つなど打線が爆発、初の開幕投手を任された大野雄大が7回3分の2を2点に抑えた。東日本大震災の津波で児童74人、教職員10人の命が奪われた宮城県石巻市立大川小学校の被災校舎につき、市が震災遺構として保存する方針を固めたという。
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 快晴の春である。結構、まだまだ寒く各地とも桜は「咲き始め」こそ増えたものの、「満開」には至ってはいない。きょうも1日、原発全般を学びながらスベトラーナ・アレクシエービッチさんの著書〈チェルノブイリの祈り 未来の物語(岩波書店、松本妙子訳)〉を教本の如く傍らに置き、ただただ、どこまでも書き続ける。

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 四国電力が来年、運転開始から40年になる伊方原発1号機(愛媛県伊方町)の廃炉を決めた。【安全のてんびんに掛ければその実態、とてつもなく高くつく「安価なエネルギー」原子力。伊方1号機、廃炉へ。】とは、本日付の毎日〈近事片々〉から
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【きょうの一文・ことば】
 時は巡り、明日からは新幹線直通で四時間ほどに。♪はるばる来たぜ函館へ…と歌ったのは北島三郎さんだが、感慨にふける間もなくなろう。歌にはなりにくくなるが、それも時代か。良い旅を。
=25日付中日夕刊夕歩道から

♪あなたと一緒にいられないなら/出会わなければよかった………
 歌は言葉よりもより深く届く。音楽が1番伝わる
=25日夜NHK総合『〈SONGSスペシャル〉福山雅治ソングライン 世界の音楽をたどる旅 衝撃!アボリジニの歌 中国の少数民族300人と奇跡の共演が実現』のなかで。福山雅治さん

【新聞テレビから】
☆『〈写真グラフ〉名古屋の山中喜雄さん若きカメラ修理職人 未来写してほしい 独学で技術習得、中古品販売』『人情最後の大売り出し 大須の公設市場閉鎖まで1年』『こめ騒動契機大正から続く』、『伊方1号機廃炉決定 四国電 老朽化対策重荷に』、『2人の死刑執行 女性5人殺害 福岡連続保険金殺人』、『ベルギーテロで新たに6人拘束 現地報道』、『組み体操、国が初の指針 禁止や制限盛り込まず』、『日進殺害少年を逆送 名古屋家裁「善悪の判断能力保持」』、『「会議出ずラベンダー観光」で廃止 半田市議会政活費復活 透明性高め条例可決』『傍聴者は複雑「市民の声聞け」「まだ信用できない」』『全国で不適切使用絶えず』、『〈伊勢志摩サミット〉名古屋城でテロ許さぬ 愛知県警など訓練』(25日付、中日夕刊)
☆『大川小被災校舎保存へ 震災遺構「悲惨な事実を後世に」』、『(ローマ)法王、難民の足を洗う 受け入れ施設で』、『8月までに新統治機構 シリア和平米露合意』、『私はイスラム教徒でシリア人ですがテロリストではありません 難民女性、ベルギーで訴え 同時テロ追悼集会』、『「一層磨きを」名大で卒業式』『「君が代」斉唱岐阜大もなし』、『皇居・乾通りを一般公開』、『千種・高級マンション 耐震隙間6割施行不良 業者管理組合に謝罪、補修』(25日付、毎日夕刊)
☆『アイフォーン解除 サン電子に脚光 子会社捜査機器 100カ国で導入』、『中経連会長に豊田鉄郎氏 豊田織機会長 トヨタ系から2人目』、『ヨハン・クライフ氏死去 68歳 サッカー「空飛ぶオランダ人」』、『テロの芽はびこる欧州 ふえる若者支持見えぬ根絶』『原発職員立ち入り禁止 ベルギーで報道 テロ対象だった?』『ISに参加図った和歌山の23歳帰国「日本の生活嫌に」』、『話題の発掘/ニュースの追跡〈特報〉安保法29日施行 有事の頼みは民間人? 自衛官の応募足りず 国民保護法協力強いる根拠に』『〈本音のコラム〉佐藤優 核兵器の使用容認』(25日付、中日朝刊)
☆『戦没者遺骨収集法成立 来月1日施行「国の責務」明記〈解説〉実施期間9年成果期待【栗原俊雄】』『埋葬地知る人減っている。早くしないと 関係者事業加速期待』、『芝田山親方に賠償命令 3200万円支払い 兄弟子から暴力 東京地裁』、『一時預かりで臨時対応 待機児童緊急対策 政府原案 保育所定員超過拡大も』『質低下招かぬ施策を』、『ベルギーテロ別の男も関与か 実行犯5人に 銃規制で爆弾使用』、『災害備蓄食料176万食廃棄 5年間・17自治体 賞味期限切れ』(25日付、毎日朝刊)

三月二十四日
 本日付中日夕刊で情報通信関連事業などを手掛けるサン電子(愛知県江南市)が、思わぬ脚光を浴びている。というのは、米カリフォルニア州の銃乱射事件で死亡したテロ容疑者のiPhone(アイフォーン)のロック解除をめぐって表現の自由の保護かテロ対策か、を巡って米アップルと米連邦捜査局(FBI)が対立している問題に関与。イスラエルの子会社「セレブライト」(IT企業)がアイフォーンのロック解除のノウハウを提供したというのだ。
「セレブライト」は携帯電話買い替え時のデータ移行サービスなどを提供。スマホや携帯電話内のデータを取り出して復元する最先端の技術を持つ。そればかりか、サン電子社内には犯罪捜査部門もありロックされたままのスマホから情報を取り出す技術を全面にうたい、このサービスは世界100カ国、3万もの警察や軍、情報機関などに導入されているという(うち米国での販売シェアは55%に及ぶそうだ)。
 FBIへの捜査協力には「コメントできない」(サン電子広報担当)と口を閉ざすが、平和への貢献につながるなら、それ以上のことはない。いやはや、びっくりポンの企業が身近にあったとは。驚いた。

 新聞テレビなどメディアというメディアが連日報じているベルギーの首都ブリュッセルでの同時テロは、捜査当局のその後の調べで、これまでに特定された容疑者とは別の実行犯と思われる男が大きなバックを抱えている姿が監視カメラに映っているのが確認されるなど5人目の容疑者が浮上。
 さらにベルギー公共放送のRTBFがこの日(24日)、ベルギー南部にあるティアンジュ原発の職員計11人が施設への立ち入りを禁止されている事実を報道。大衆紙デルニエール・ウールも同時テロ実行犯の兄弟=ブラヒム・バクラウィ、ハリド・バクラウィの両容疑者=が核科学者をスパイしていた疑いを報じ、原発がテロの対象になった可能性を指摘し深刻な事態となっている。
 ただでさえ、チェルノブイリで、フクシマで、と原発事故による放射能汚染と地域・自然・人間破壊に手を焼いている。のに。原発をテロの対象にするなぞ、許されないことだ。人間が自分たちでつくった科学で人間社会を襲う。それこそ人類の破滅につながってしまう。あってはならないことが、まさに進んでいる。愚かなるニンゲンたち、か。
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 きょうは午前中、社交ダンスのレッスンで外出したほかは現在執筆中の小説をより幅広く、肉付けするためにも、と1日原発事故の修復に挑む作業員の苦闘と家族の姿など原発全般につき振り返り、あらためて検証してみた。フクシマの原発事故発生で、どれだけ多くの人々が、その巻き添えになり苦難の道を歩んでいるのか。このことをあらためて自身に言い聞かせもする。2度とあってはならない悲劇。そのためにも平和を希求する、あくなき文学は必要だと思う。フクシマは泣き続けているのだ。
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【きょうの一文・ことば】
「一生の思い出。死ぬまで絶対に忘れない1日になりました。」
=24日、さいたま市の浦和競馬場で行われた地方競馬の浦和第3レースでデビュー初勝利を挙げ、続いて騎乗した第6レースでも2勝目をマークした藤田菜七子騎手(18)がレース後、報道陣に語った
※藤田騎手は日本中央競馬会(JRA)で16年ぶりに誕生した女性ジョッキー

「僕は尻の形」「良しあしは子牛で決まる。大きな尻の子は肉付きがいい」「どんな子牛がいいのか、(特産松阪牛の秋のコンテストで10回の優勝経験=最高牛は1000万円以上の値がついた=がある亡き)父を見ていても分からなかった」「高値で落札した牛ではなく、安い牛ばかりがよく育った」「まだ自信はない」
=24日付中日夕刊『〈匠地技〉松阪牛三重・松阪① 2秒で子牛の肉質選別』の記事のなかで。三重県松阪市の永田憲明さん(48)

【新聞テレビから】
☆『サン電子(愛知県江南市)子会社FBIに協力か アイフォーンロック解除』、『藤田菜七子騎手初勝利=さいたま市の浦和競馬場で行われた地方競馬の浦和第3レースで1着となり、デビュー36戦目で初勝利』、『京都の花街守る若者 岐阜出身の男女、舞妓・裏方で奮闘■あすから北野をどり』、『津波遺族へ(約2650万円の)賠償命じる 仙台地裁野蒜小の過失認定 避難後、帰宅させ女児死亡』『震災後増加率全国の5倍超 福島増える不登校 転校、家族離散ストレスに』、『パリテロで爆弾製造役 ベルギーの自爆3人目 別の実行犯トルコ、昨年に警告』、『民進、政調会長に山尾氏=民主党の山尾志桜里衆院議員(41)、愛知7区=』、『高速道最高速120㌔へ 新東名など来年以降110㌔試行』、『「2人以上出産」発言 校長が進退伺を提出 大阪市教委に』、『複数女性との不倫 乙武さん認め謝罪「妻を裏切る行為」』(24日付、中日夕刊)
☆『建屋内で5㌧汚染水漏えい 福島第1原発』、『オホーツク新名物? 珍現象 流氷大回転』、『ピロリに強い酵素発見 胃がん発症を抑制 東大チーム』、『EU、テロ根絶へ決意 内相・法相会議 ベルギーと連帯』、『東洋ゴムを捜索 免震データ 虚偽表示容疑 大阪府警』、『高速道談合関東でも 公取委 舗装8社立ち入り 独禁法違反容疑』、『トヨタ下請け所得隠し 名古屋国税指摘 架空経費で1億円』『所得を過少申告 5300万円脱税容疑 太陽光設備製造』、『「マイナンバーは違憲」名地裁 愛知など19人提訴』、『新城6棟全焼 住民16人無事』(24日付、毎日夕刊)
☆『IS参加図った邦人拘束か トルコ』、『30代邦人意識不明 ベルギーテロ50代男性は軽傷 実行犯は4人』『病院関係者 重体者、至近で爆発』『地下鉄内「突然ごう音」 邦人男性 鼓膜破れ右足けが』『「テロ温床」首都圏点在 捜査・情報共有困難』『テロ対策鍵は「市民の目」 サミット間近 集落施設で訓練本格化』、『好みの車素早く開発 トヨタ、海外拠点に裁量 デザインや装備など』、『住宅全焼3遺体 四日市80代夫婦と長男か』(24日付、中日朝刊)
☆『不登校乗り越えたった1人卒業式 全町避難 福島・双葉の小学校〈暗いトンネルの中にいた僕を明るく照らしてくれた先生方、本当にどうもありがとう〉』『飯舘「避難解除」来年3月末目標』『東電社員を書類送検 原発賠償詐取NPOに指南 詐欺容疑』、『三井物産初の最終赤字 16年3月期 資源安で700億円』、『ベルギーテロ 容疑者らパリ事件関係 日本人1人重体』『集中治療室に 日本人男性』、『逃げたシマウマ死ぬ ゴルフ場の池 麻酔効き溺れる 土岐』、『防犯カメラに男3人組 名古屋・男性重体 強殺未遂で捜査』(24日付、毎日朝刊)

三月二十三日
 朝からまっさおな空がひろがる。でも、少し寒い。

 ベルギー捜査当局がベルギー連続爆破テロに関連し、ブリュッセル首都圏で実施した家宅捜索で過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)の旗や爆弾を押収、空港内の監視カメラがとらえた容疑者とみられる男3人の画像を公開した。テロの連鎖の世界へのさらなる拡大が懸念されている。
 キューバのハバナを訪問中のオバマ米大統領がラウル・カストロ国家評議会議長と一緒に米大リーグ・レイズとキューバ代表の友好試合を観戦。キューバで大リーグ球団が試合をするのは1999年いらい、17年ぶりだという。
 
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 朝刊の〈桜だより〉は名古屋の東山公園、名古屋城、平和公園、岐阜の岐阜公園、各務原の新境川堤、大垣の大垣公園……が【咲き始め】、名古屋の山崎川、岩倉の岩倉五条川、小牧山、津の津偕楽公園、伊賀の上野公園……がそれぞれ【つぼみ】。まだまだ、これからだが、あす以降どうなっていくか。楽しみだ。私は開花を願い、横笛で〈さくら〉を2度、3度とふいてみる。それを黙ってきいてくれるのが愛猫の次女シロちゃんである。
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【きょうの一文・ことば】
「イスラム国は、イスラム教徒の病である」
=23日夜のメーテレ報道ステーションで。ベルギーテロに関連し内藤正典同志社大学大学院教授

「キューバ国民が自由で豊かな生活を手に入れられるよう、彼らの声を聞いて政策を定めていきたい」「権利を行使する人々を恣意的に拘束するのは法治ではない」「(ラウル・カストロ国家評議会議長に向け)国民の声を恐れる必要はない。国民は正しい選択をする」
=22日ハバナの在キューバ米大使館に反体制派市民を招いての会合と、これに先立ちハバナの劇場で行ったキューバ国民向けの演説で。オバマ米大統領

【新聞テレビから】
☆『「竜魂燃焼」で躍進を 熱田神宮、選手ら祈願』、『伊方3号機工事計画認可 規制委 四国電、7月再稼働へ』、『キューバ反体制派と懇談 オバマ氏 人権問題重視を強調』、『テロ2邦人重軽傷 ベルギー 捜索先にIS旗』『「邦人安全確保を」安倍首相が指示』『パリの容疑者逮捕 実行前倒しか』『追悼のライトアップ 欧州各地でベルギー国旗』『サミットテロ警戒強化 東海の交通各社 地下鉄駅で対処訓練』、『「普天間5年内に停止を」和解後初協議 沖縄、政府に要請』、『土岐のゴルフ場に逃げ…脱走シマウマ死ぬ』、『居眠り運転認める 山陽道追突、逮捕の男供述』、『刈谷工生自殺に見舞金 2800万円 不支給の判断撤回』、『〈中部発〉自然や人うまい配慮 岐阜・高校生の開発米=岐阜農林高(岐阜県北方町)の楽旨米』(23日付、中日夕刊)
☆『米大統領広島訪問を検討 5月サミット来日時』、『愛教大卒業式で初めて国歌斉唱』、『ベルギーテロ 日本人2男性重軽傷 ISが犯行声明』『連帯のベルギー旗 テロ追悼のライトアップ』『日本人安全確保「全力を挙げる」岸田外相』『祈る市民首都に続々』『NY株が反落 8営業日ぶり=ベルギーのテロなどでダウ工業株30種平均が反落し、前日終了比41・30㌦安の1万7582・57㌦で終了』、『岡山短大 視覚障害理由授業外す 准教授、地位確認求め提訴』(23日付、毎日夕刊)
☆『ベルギー首都同時テロ 34人死亡130人超けが 空港、地下鉄駅で爆発 ISが犯行声明』『2人自爆1人逃走 カメラに映像』、『全国公示地価8年ぶり上昇 名古屋圏などけん引』『愛知上昇幅拡大 岐阜は下落続く 商業地』『〈街が変わる リニア本格着工〉「下町」名駅西にも効果 公示地価 東海地方トップの伸び』、『名古屋市議団を拒否 仁川(インチョン)市議会 教科書検定に抗議』、『家族3人殺害懲役27年 豊田の事件判決 詐欺被害を考慮』『「悲しい事件」悩んだ裁判員』、『国内3例目ジカ熱 神奈川の女性感染(渡航先のブラジルで)』(23日付、中日朝刊)
☆『ベルギーテロ34人死亡 ブリュッセル 空港・駅爆発3回 警戒最高レベルに』、『ANA障害146便が欠航 7万人に影響』、『高木京投手1年間失格 コミッショナー処分 巨人、契約解除』『ヤクルト、阪神、ソフトバンク 高校野球対象に賭け』、『弁護側「自白は誘導」 宇都宮地裁女児殺害無期求刑』、『■経産省が避難標識の図記号公表』、『中学生自殺 職員、所長に報告せず 中学教師「親が暴行」連絡』『自殺対策 自治体に対策計画義務 改正基本法成立 国がデータ収集』(23日付、毎日朝刊)

三月二十二日
 ベルギーの首都ブリュッセルの国際空港出発ロビーと欧州連合(EU)本部近く地下鉄駅で22日午前8時(日本時間午後4時)ごろ、連続同時テロ爆発が起き34人が死亡、130人以上(日本人2人含む)が重軽傷。空港監視カメラに容疑者とみられる男3人が写っており、2人が自爆死、残り1人が逃走、過激派イスラム組織「イスラム国」(IS)が2カ所でテロを実行した、との犯行声明を出した。
 日本では全日空が就航する国内50空港全てで搭乗手続きをするシステムに不具合が発生、国内線の146便、7万2000人の足に影響が出て各空港とも大混乱。思いもしない事件、事故が日々波のうねりとなって人間世界を襲う。どれもこれもが、おのれがおのれの首を絞めるように、だ。この不幸は止まらないのか。それとも、見えない神の手による極悪非道極まる仕打ちなのか。
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 中日新聞の本日付夕刊文化欄に日本文学研究者ジェフリー・アングルスさん=米国西ミシガン大准教授=が東日本大震災をテーマにした英訳詩集「These Things Here and Now」(城西大学出版会)をまとめた、との話題。表現者による震災の記録を広く世界に発信するというもので11日には、詩人たちが収録作をめぐって議論を交わすシンポジウムが都内であったという。
 記事によれば、収録作は日本で活躍する詩人14人の36編。タイトルは高橋睦郎さんの詩「いまここにこれらのことを」からとった。さまざまな詩の言葉で深刻な状況が表現されている。たとえば和合亮一さんの詩〈放射能が降っています。/静かな夜です〉は〈Radiation is falling./It is a quiet night〉に。いずれも意味と語感を崩さないよう訳された。
「アメリカで震災の詩を紹介したら、なるほどこういう表現があるのかと、高い関心を示す人が多かった。一冊にまとめることでよりたくさんの人に日本の詩について知ってもらいたい」と話すアングルスさんは「ものすごいトラウマを受けた時、社会の表現欲が変わるという事例がある。今回、ほとんどの詩人が自分の芸術、文芸に対する立場をあらためて考えたでしょう。文学の世界も揺れたのでは」と語りかけたという。
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【きょうの一文・ことば】
 日本人はわりと専門を決めつけたがる。ほかの分野に手を出すことは本業を妨げると思いがちだ。だが外から問題を眺めてみることは、本命の仕事や研究にもいい影響を与えるはずだ。
 井の中の蛙は大海を知らない。でも、いったん井戸の外につまみ出されれば「こんな世界があったのか」と気づく。さらに周りを見渡して、この向こうにも何かがあるんじゃないかと考え始める。そうして自分がいた井戸の本当の意味や姿に気づくものだ。
=22日付中日夕刊『〈この道 物理学者益川敏英 65回目〉井の中の蛙』の中から抜粋。益川さん

【新聞テレビから】
☆『スー・チー氏4閣僚兼任 ミャンマー外務、教育など』、『プルトニウム輸送船に積載 東海港、米に出航へ』、『全日空システム障害 国内線87便欠航、1万人超に影響 3時間後復旧』、『安保法29日に施行 集団的自衛権 行使可能に』『「宿営地共同防衛」秋以降に先送りへ 中谷防衛相示唆』、『米、人権問題改善促す 首脳会談 キューバは反発』、『東証が大幅反発 一時1万7000円台 米株高を好感』、『文化芸能〈エンタメモ〉 ブラビンズ=名古屋フィルハーモニー交響楽団常任指揮者を3年で去ったマーティン・ブラビンズ。最後のタクトは英国のセシル・コール作曲「悲しみの踊り」だった=の退任(長谷義隆)』『悲しみ透ける喜劇 「リア王」人形劇共同制作 愛知、長野の人形劇センター 名古屋で26、27日』、『三重知事給与削減廃止 県議会で可決「日本一安い」転換』、『児相保護せず中2自殺 相模原 両親から虐待で通所中』、『締め忘れ指示伝わらず 緊急時の対応経験なく 東山 観覧車トラブルで従業員』(22日付、中日夕刊)
☆『■客船「クイーン・エリザベス」(豪華客船。全長294㍍、9万900㌧)大阪入港』、『■誤爆被害のナビラさん支援募金』、『全日空システム障害 50空港搭乗できず 国内線』、『文化庁京都に移転 政府決定 消費者庁は8月結論』、『北海道新幹線26日開業へ着々 電気設備や貨物機関車 新規格に切り替え』『急行「はまなす(青森―札幌間480㌔)」ラストラン終え』、『緑藻遺伝子で視覚回復 米チーム臨床試験実施へ』、『女児殺害無期懲役求刑 検察「欲望で拉致し残虐」宇都宮地裁』(22日付、毎日夕刊)
☆『米大統領、キューバ訪問 88年ぶり関係正常化加速へ』、『信大卒業式で国旗を初掲揚』、『「沖縄の怒り 沸騰点に」 米兵の女性暴行 抗議集会に2500人』、『観覧車扉閉め忘れ一周 東山動植物園乗車の子4人無事 遊園地、営業当面停止』、『住民「共助」の防災計画着々 中部11地区 行政機能まひ想定』、『プルトニウム輸送船到着 東海村から米へ近く出航』、『夏樹静子さん死去 77歳「Wの悲劇」「蒸発」』、『〈脱貧困〉子ども食堂 いらっしゃい「支えたい。知ってほしい」』『中部も続々課題は継続性 全国で100カ所』、『弘道会本部 三重県警が捜索 組員傷害容疑 松阪の事件』(22日付、中日朝刊)
☆『センバツ釜石初勝利 津波犠牲の友と声援 ユニホーム掲げ後輩見守る』、『地下鉄車内優雅な調べ 名フィルが演奏会』、『A1(人工知能)執筆の小説まだ力不足 星新一賞落選』、『「業務スーパー」2.8億円所得隠し 大阪国税指摘』、『■戦争描く舞台SEALDsらが応援』、『福島第1原発・正門周辺の大気中の環境放射線量 21日正午現在0.690マイクロシーベルト毎時 数値は東京電力の計測結果から 前日は0.695マイクロシーベルト毎時』、『〈チャイナセンセーション 第2部変わる家族の形⑤〉東大狙う留学生予備校「日本で人生変えたい」』(22日付、毎日朝刊)

三月二十一日
 長年の孤立化政策を転換して昨年7月、54年ぶりにキューバとの国交を回復した米国。その国のオバマ大統領が20日、米大統領として88年ぶりにハバナを訪れ、翌21日にはラウル・カストロ国家評議会議長と革命宮殿で会談した。推理作家の夏樹静子さんが19日未明、急性心不全のため福岡市内の病院で死去。77歳だった。

 月曜日。春分の日の振り替えで、おやすみ。福岡、名古屋に次いで、東京でも桜の開花宣言があり、いよいよ桜の季節到来である。
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 きょうは唄と踊り、お芝居の大衆演劇で知られる芝居小屋「鈴蘭南座」に行きたい、との突然の妻の願いにボディーガードを兼ねて名古屋へ。名鉄犬山線で金山まで出たあとは地下鉄名城線に乗り、大曽根で下車。タクシーで南座を訪れた。ここで【お待ちかね! 一竜座の夢舞台】の触れ込みで〈一竜座あおい竜也初公演〉が3月いっぱい上演されているためで、いやはやぎっしりの観客には驚いた。それも大半が女性だ。とはいえ、パラパラと見かけた男性客のなかに今をときめく大相撲のあの大関琴奨菊のそっくりさんまで。
 この男性。馴染みの女性客の間では、どうやら〈琴奨菊さん〉で通っているらしいが、大衆演劇についての詳しさときたら、天下一品。この連休中も3日連続で通っているそうで、この日は幕末に京の町を震え上がらせた土佐勤王党の志士【人斬り以蔵】で主演を張った役者風月光志さんの誕生日だったことや、「子役で出ている」かわいい子は、メシ屋のだんなを務めた役者の実のお子さんである、ことなぞ舞にあれやこれや、と教えてくださったという。

 それにしても名古屋の大曽根の地に根付いたこの大衆演劇。世話役で飛び回る女性はじめ、観客たちなど女性パワーの凄さに圧倒された。芝居を鑑賞する前のオデンもひと味違って、とても美味しかった。何はともあれ、見るにもパワーというか。相当なエネルギーが必要であることを、身をもって感じもした。
 舞台そでに駆け寄って役者に渡すおひねりの洪水には、またまた驚かされた。1万、2万、3万と出演者の衣装に投げ込むが如く挟み込む、観客たちの粋というか、キップの良さもすごかった。尋常ではない。やっぱしナゴヤは三英傑の生まれ育った土地柄だ。その気になれば、どえりゃあことをやるおヒトがいっぱいいなさる。やっぱぁ、ここはニッポンイチ金持ちが多いところかも知れない。

 写真は金鯱の舞台に大入り満員の客。舞台では芝居に続き、歌と踊りも披露され、観客は皆、春の1日を楽しんだ。これぞ、本物の庶民文化といっていい。「頑張って」の声を残し芝居小屋をあとにした
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【きょうの一文・ことば】
「(夫婦の契りを交わした)〈おみっちゃん〉までが…。死んでしまい。わしはナニモカモ失ってしまいました。ほんにすべてを失ってしまった。私はひとりの人間です。皆白状して、死んでいきたい。」「この世の中が争いのない光りでおおい尽くされるよう、私が流した血を桜の花々でおおいかぶせてください」=唄と踊りとお芝居・大衆演劇「鈴蘭南座」公演のなかで。〈人斬り以蔵〉の台詞のひとこま

【新聞テレビから】
☆『多彩なSakura咲き誇れ 英園芸家20世紀前半多種収集 ソメイヨシノ一色日本に危機感』、『米大統領きょうキューバ訪問 民主化促す演説へ』、『辺野古39議会が疑問視 意見書可決「地方自治損なう」』、『義足左腕聖地に立つ 選抜きょう初戦釜石高・沢田投手○震災で自宅は倒壊○ワンポイント期待』『障害者バッテリー ストライクに笑顔』、『科学甲子園海陽V岐阜高は3位入賞』、『エコパーク拡張を決定 ユネスコ、白山など3地域』、『〈月刊サッカーストリート〉 Jヴィレッジ 19年春新生 福島復興の象徴に』(21日付、中日朝刊)
☆『藤田(菜七子)騎手=18歳=初の重賞JRA(日本中央競馬会)所属女性 最速更新』『汚染ごみ焼却開始 作業員衣類 体積減らし保管 福島第1』、『地下鉄サリン21年 怒り、あの日のまま 遺族・駅員現場で献花』、『山口組分裂 暴力行為激化の一途 路上で乱闘、事務所に車… 東京、大阪などで4件』、『プロ野球 DeNAも甲子園くじ 調査終了 金銭授受7球団で』、『〈チャイナセンセーション 第2部変わる家族の形④〉アジアから「嫁買い」一人っ子政策女性減』『貧農狙い業者暗躍 中国人女性と結婚700万円必要「外国人の嫁」なら170万円』『NGO「男性も被害者」』『中国・男児の出生なぜ多い? 根強い男尊女卑 労働力として期待』(21日付、毎日朝刊)

三月二十日
 春はセンバツから
 高校球児の祭典、第88回選抜高校野球大会が甲子園で始まった。21世紀枠では大震災の被災地にある釜石(岩手)と長田(兵庫)、来春の統合で消える小豆島(香川)が出場しての大会である。
 きょうは、太陽が真東から昇り真西に沈む日。昼と夜の長さが、ほぼ同じの春分の日だ(実際は昼が夜より、10数分長い)。13人の命が奪われ、6000人以上が重軽傷を負った、あの1995年の地下鉄サリン事件から21年になる。

        ❤        ❤
 午後は、相棒の舞とずっと一緒。両家の父が眠るお墓参りをはじめ、同じ市内に住む妹宅訪問(姪に赤ちゃんが生まれた)に始まり〈エデンの東(私たちの所有畑)〉、ホームセンターに、と飛び回る。この間ずっと車内で流し続けたのが、小唄〈鶴八鶴次郎〉をはじめとした〈縁かいな〉や〈雪のだるま〉〈お互いに〉〈潮来出島〉といった【うたの数々】で、うたいながらの東奔西走に。

 なかで1番きつかったのが、一念発起し昨年から始めた畑仕事である。ことしに入り、2度にわたって日頃の管理をお願いしている方に教えられ、やっとこせ実現させた小型耕うん機による田起こしに次ぐ作業で、きょうは備中とスコップを手に畝づくりに挑んだ。作業は、私がつくった畝に舞がジャガイモの種いも、キタアカリを植えていくという方法で進んだ。疲れた私が少しでも休もうものなら、彼女が備中を手にどんどん新しい畝をこしらえようとするのでウカウカしているわけにもいかない。

 気がついたら、両足がガクガクになっていた。それでも気になっていた作業をなんとか終えホッとしたことも事実だ。これもそれも、舞がその気にならなければ放ったらかしは目に見えていただけに、まずは感謝しなければ、とおもっている。

 作業のあとは先日、本堂が消失した病気治癒で知られるお薬師さん(二タ子薬師)のことが気になり、現場を見に。近くの食べ物屋さんで甘酒とぜんざいでひと休み。ついでに、周辺の人々に何げなく出火当時の状況について聞いてみると。
 出火前の二タ子薬師奉賛会の開催を前にお社内に五寸釘で打たれた稲わらがあったとか、出火当日の深夜未明にかけ、不審車両が長い間停まっていたとか、はたまた本堂が焼け落ちてまもなく近くの田んぼで火が燃え広がったなどの事実が浮かび上がった。これは間違いなくつけ火、放火である。

 帰りの道すがら寄ったホームセンターでは亡き愛猫こすも・ここが眠る庭に、と舞の判断でハナミズキの苗1本を購入。帰宅し、ふたりで植え彼女のお墓にお参りして1日は終わった。

 写真は墓参り、〈エデンの東〉に新しく誕生した畝、本堂焼失の被害に遭ったお薬師さんと薬師石、庭でのハナミズキ植樹の順で進んだ1日のメモリー
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【きょうの一文・ことば】
 今から92年前、第1回全国選抜中等学校野球大会が開催されました。その翌年に創部された僕の野球部は、来年の春、高校の統合に伴い、新しく生まれ変わります。当たり前にあった景色がなくなる。その重みを僕たちは忘れたくありません。当たり前にある日常のありがたさを胸に、僕たちはグラウンドに立ちます。そして支えてくださる方々を笑顔にできるよう気迫を前面に出し、全身全霊でプレーすることを誓います。
=第88回センバツ開会式での選手宣誓全文。小豆島の樋本尚也主将

【新聞テレビから】
☆『〈サンデー版大図解〉増える訪日客』、『第75回中日農業賞 大臣賞に石川・能登町の柴野立太さん(39)=酪農』、『上野駅で2000人(寝台特急)カシオペア(上野――札幌)惜別 下り最終列車』、『防衛大任官拒否2倍 安保法影響も卒業生の1割超』、『マイナス金利マイナンバー 金庫ダブル特需 休日返上フル生産』、『〈安保を考える〉ピースあいち館長 野間美喜子さん(76歳)』『安保法10代も「待った!!」 成立半年 名古屋、岐阜などで集会』『成立半年「反対」続く』、『闘病の女性社会人に 素顔の私羽ばたく春 偏見苦しむ人支える側に』(20日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年 見つめ続ける ひと、思い〉涙ぬぐう希望の手=大震災から5年の命日。仕事で実家に預けていた長男佑哉君(当時2歳)を津波で亡くした宮城県東松島市の介護施設職員、佐藤美貴子さん(38)は、市内の寺で営まれた法要に夫強さん(47)、長女百華ちゃん(3つ)と参列した』、『■井上ひさしさんの翻訳原稿発見=見つかったのは、フランスの劇作家モンテルランが1945年に執筆した戯曲「サンチャゴの騎士団長」の翻訳で、本文は原稿用紙87枚』、『中国「無国籍1300万人」重く 第2子罰金払えず』、『郷田王将初防衛 4勝2敗 羽生を破る』(20日付、毎日朝刊)

三月十九日
 午後1時過ぎ。名古屋市で桜(ソメイヨシノ)が開花した、と名古屋地方気象台。昨年に比べ2日、いつもの年よりは7日はやい。ひと足早く、この日午前に全国1番乗りで開花が発表された福岡市と並び、最も早い春の便りとなった。

 夕方、私は次女猫シロちゃんを前に横笛で2度、3度と〈さくら〉をふいてやる。いつのまにか亡き長女猫こすも・ここの精霊も窓からさわやかな〈かぜ〉とともに室内に入り込み、ふたりとも両手をそろえ、あのかわいいしぐさで聴き入ってくれた。ありがとう、シロちゃん。そしてここ。これからも、よろしく ネ
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 安保関連法成立から半年を迎えたこの日、全国各地で同法の廃止を訴える集会が開かれ、名古屋市でも2800人が参加。集団的自衛権に異議あり、と訴えた。ロシア南部ロストフナドヌー空港ではアラブ首長国連邦のドバイ発ボーイング737旅客機が墜落、炎上し乗員乗客の全員61人が死亡。トルコのイスタンブールで、またしても自爆テロが起き5人が死亡、12人の外国人を含む36人が重軽傷を負った。

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 午後。ひと段落したところでフェイスブックを開き、かつてドラゴンズファンクラブで大変お世話になった生粋の落合信者佐藤彩乃さん宅の愛犬チュチュちゃんがきょうの未明、午前1時36分に亡くなったと知る。12歳と11カ月だった。チュチュは「仕事が終わってから、新幹線に飛び乗って私が帰ってくるのを待っていてくれたのかのように亡くなり最期は、何か言いたげだったけど、声が出ないみたいだった」という。
「こんなに小さな体で本当によく頑張ってくれた。チュチュが亡くなる夢をもう何度も見て、もし仕事中に亡くなってしまったらどうしようとかそんなことばかりを考えていたけど、無用だったね。本当におりこうさんな子だったよ。うちは家族が少ないから私が大学で上京して、両親が私の弟として迎え入れたんだったね。今もまだ少し暖かくて、起きてきそうな気がしている。今度は私の子どもとして生まれておいで。ありがとうね。」とは、彩乃さん。

 私は「チュチュ、おやすらかに。彩乃さんの気持ちよく分かります。ぼくも、これまで右腕だった愛する猫を失ったばかりです。泣かないで。たとえチュチュはいなくなってもチュチュの魂は、彩乃さんのこ・こ・ろの中で生き続けているはずです」と返信すると、まもなくして「ここちゃん、22歳すごく長い間一緒にいてくれたのですね。普段は全くもってスピリチュアルなことを言い出さない母が明け方、もうチュチュが来てくれたと言っていました。布団の周りを軽い足どりで回っていたと。病気の痛みから解放されて、元気にお友達と遊んでいるといいな…」と彩乃さん。
 チュチュちゃんのご冥福を祈りたい。おやすらかに
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 ショーンKで知られ報道ステーションなどのコメンテーターでも知られた経営コンサルタントのショーン・マクアード川上さん(47)が自らの経歴詐称について謝罪。川上さんは、この日FMラジオ局に録音出演。「ご心配とご迷惑をおかけし、おわびのことばも見つかりません」と謝罪。それにしても、経歴を事前にしっかりチェックできなかったものか。テレビ局のいい加減さが露呈された。
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【きょうの一文・ことば】
 卒業生入場。スーツに身を包み、車いすの息子は立派な青年です。発作と闘いつつ学校生活をしっかり楽しみ、新しい世界へと旅立ちます。これから先も、いろいろなことが待っていると思います。
 今までも多くの方に助けていただきました。これからもきっと、手を差し伸べてくださる方は、たくさんいるはずです。さあ、前を向いて進んでいきましょうね。
=19日付中日朝刊『〈くらしの作文〉息子の卒業』のなかで。愛知県半田市の主婦榊原厚子さん(58歳)

「かなりのプレッシャーをかけられましたが、これを力にしてドラゴンズの魂やプライドを持って戦いたい。優勝に向かって全力で戦っていきます」=19日付中日スポーツ『「秋には美酒を」財界が激励会』の記事のなかで。ドラゴンズの谷繁監督

【新聞テレビから】
☆『☂のち✿名古屋で桜開花』、『〈東日本大震災5年〉かるたが癒やす原発全町避難 富岡の心の景色 語り継ぐ』、『春ギラギラ「けんか祭り」半田』、『旅客機墜落全61人死亡 ロシア南部、ドバイ発B737』、『パリ同時テロ容疑者逮捕 ベルギー警察 唯一生存、国際手配』『LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)身近に 企業や教育現場研修会広がる 塾「クラスに1人は」』『理解訴える記述増 高校教科書に初登場』、『〈中部の文芸 小説・評論清水信〉清水良典「デビュー小説論」8人の作品を徹底解剖』(19日付、中日夕刊)
☆『全国トップ切り福岡で桜が開花』、『●eye見つめ続ける大震災 帰る場所はここ 石巻・長面地区』『津波弱める海岸林守ろう 報道写真きっかけ 宮城県緑化推進委 子供向け冊子発刊』『新たな高台の墓彼岸に冥福祈る 宮城・女川』、『バッテリー搭載しないEV(電気自動車)開発 豊橋技科大など専用道から電気取り入れ』、『入所障害児429人に虐待歴 医療型施設 6人に1人 本紙調査』『被虐待児ケア現場任せ 治療親同意も難しく 医療型障害児入所施設』『〈解説〉国は速やかな支援を(野倉恵)』、『〈チェック〉マスクで魅力ますます メーク術紹介/小顔効果の新商品 販売倍増491億円』、『高崎線火災 漏電検知できず 電気設備焼損し被害拡大』、『東芝前社長を任意聴取 証券監視委 不正会計問題巡り』(19日付、毎日夕刊)
☆『3歳の未来壊さないで 〈平和の俳句〉最年少 蒼ちゃんの一言母に響く=壊れるのが戦争って言うんだよ 桜井蒼(3)愛知県豊橋市』、『燃料電池車本格量産へ トヨタが専用ライン 20年めど年3万台』、『集団的自衛権に意見多数 高校教科書検定 領土記述も増加』、『消費増税の再延期検討 首相、衆参同日選も視野』、『神戸の女児殺害死刑 裁判員判決 被害者1人で 4例目』、『市議報酬増額を再可決 名古屋市長 「リコールなら応援」』、『岐阜県知事10%減給 パワハラ自殺問題で引責へ』(19日付、中日朝刊)
☆『安田さん密入国トルコ・シリア国境 記者狙い営利誘拐横行 ブローカー組織内通か』、『栃木女児殺害 自白の「信用性」焦点 被告供述遺体状況と差異』、『〈チャイナセンセーション 第2部変わる家族の形②〉代理出産闇ビジネス 歌舞伎町中国人夫婦74組 組関係者が「母」紹介』、『竹島・尖閣に意見25件 高1教科書検定 政権方針反映』、『トラック運転手を逮捕 広島トンネル事故 過失致死容疑』、『成年後見人6650万円着服 名地検元司法書士を在宅起訴』、『両親の手に卒業証書 豊田 御岳噴火で犠牲の少女』(19日付、毎日朝刊) 

三月十八日
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 よる。外は、しとしと雨。涙雨である。
 愛猫こすも・ここの大好きだった【Amazing Grace】 をユーチューブで繰り返し、聞く。涙があふれ出る。ここの魂は、この雨の一滴一滴のなかに潜んでいる。そうして「おとん、気イ、おとさんとね。みんな元気にしてるゥ。みんながお世話になった方々には、あいさつしてきたから」と私たちに語りかけてくるのが、よく分かる。
 彼女が天に旅立ち10日以上が過ぎ去った。

 外はあめ。涙の雨である。この雨たちに打たれ、まもなく彼女の精とともに桜が花開く。
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 文科省が来春から高校1年生が使う教科書の検定結果を公表、政府見解の明記を求めた新検定基準が初めて適用され「竹島」や「尖閣諸島」を〈固有の領土〉と明記したことに伴い領土に関する記述が現行本の1・6倍になった。北朝鮮が中西部平安南道の粛川(スクチョン)付近から東の日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射、ミサイルは約800㌔飛び日本海に落下したもようだ。

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 伊勢志摩サミットが開かれる三重県志摩市賢島にある水族館「志摩マリンランド」で17日から、サミット参加国にちなんだ魚介類を紹介する特別展「賢島おさかなサミット」が始まった。6月26日まで。
 中日新聞通風筒によれば「◇…各国を代表する魚介類が大集合。日本代表は伊勢エビ、フランスやイタリア、英国代表はヨーロッパマダイで、ドイツは一九八七年に当時の西ドイツの水族館から提供されてマリンランドが繁殖させたハナカケトラザメを展示した。」とのこと。志摩マリンランドといえば、新聞社の志摩通信部時代に、なんども取材に訪れただけに、とても懐かしい。
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【きょうの一文・ことば】
 ▼熊といえば、「捕らぬたぬきの皮算用」の西欧版に「熊を仕留めぬうちに、熊の皮を売るな」という諺がある。国民の多くが実感できぬまま効用ばかり強調されるアベノミクスは、皮算用ばかりのベアノミクスになってしまうのか。
=18日付中日朝刊中日春秋から。最終の下りを抜粋

「病気の治癒を願う人などが毎日四十~五十人訪れ、毎月の法要も行っていた。多くの人に親しまれていたので、大変残念だ」
=18日付中日朝刊(尾張版)『二夕子薬師本堂が全焼 江南』の記事のなかで。二夕子薬師奉賛会の大脇桂会長(79)の話
※市によると、二夕子薬師の創建時期は不明だが、江戸時代の絵図に載っている、という。ちなみに、この二夕子薬師は、私たちの土地〈エデンの東〉のすぐそばにあり、訪れたこともあるので残念な気がする。それにしても、一体何者が。なぜ、貴重な文化財に火をつけたのか。そこを知りたい。

 名古屋大の私の部屋のホワイトボードには、恩師の坂田昌一先生からいただいた言葉が張ってある。「科学者は科学者として学問を愛するより以前に、まず人間として人類を愛さねばならない」
=18日付中日夕刊『〈この道 物理学者益川敏英63回目〉恩師の言葉』から

【新聞テレビから】
☆『〈ナビゲーション〉山口組分裂でいま何が 激化する抗争』、『〈ドキュメント72時間〉恋愛の神様(恋木神社)にお願い!!』(18日夜、NHK総合)、『〈報道ステーション〉独ワイマール憲法の教訓 なぜ独裁が生まれたのか 「緊急事態条項」の危うさ』(18夜、メーテレ)
☆『美濃路に高貴な赤 長良川鉄道「ながら」』、『「理想の美」感性込めて 麗しきおもかげ 日本近代美術の女性像』、『ドラゴンズ80年の道 ナゴヤドーム前駅登場』、『初めての巣立ち 西区なごや小』、『海外へGOHEIもち 奥三河の味ベトナム向け 新城のベンチャー』、『震災関連自殺23人 15年 福島で増加 19人に』、『「核使用憲法禁止せず」横畠法制局長官 実現性は否定的』、『教科書、領土記述1.6倍に 高1用検定 政府見解沿い』『教科書 防災・復興に厚み 津波写真「覚えていますか」』『被災地の学校「認識深まる」』、『北が中距離弾道弾発射 ノドンか800㌔飛び、日本海落下』(18日付、中日夕刊)
☆『夢いっぱい小学校で卒業式 愛知・三重』、『教科書「領土」記述6割増 安倍政権色強く 高1用検定 近現代史に意見5件』『「LGBT=レズビアン(女性同性愛者)ゲイ(男性同性愛者)バイセクシュアル(両性愛者)トランスジェンダー(性同一性障害者ら心と体の性が異なる人)の英語の頭文字をとった性的少数者の総称」=登場 「子どもの貧困」記述増 高校教科書今を反映』、『自白調書証拠採用 栃木女児殺害公判 任意性認める』、『「殺処分1匹78円」に衝撃「捨て猫なくせ」作文、絵本に豊橋の小学生作、出版へ募金活動』、『ツタンカーメン墓、未発見の2部屋 ほぼ確実に』、『自殺者6年連続減少 2万4025人 うつ病対策進み』(18日付、毎日夕刊)
☆『名古屋22・3度 中部各地で暖かく』、『名古屋に小児がん基金 最先端医療安価に 名大病院の研究支援』、『清原被告を保釈「必ず更生」』、『「安田さん」映像ネット公開 仲間ら解放への道探る』『母、涙浮かべ「無事帰って」』、『グライダー墜落搭乗の2人死亡 千葉の民家』(18日付、中日朝刊)
☆『6人マラソン初代表 リオ五輪』、『〈チャイナセンセーショナル 第2部 変わる家族の形①〉不妊に悩む富裕層、米へ 中国に代理母需要 一人っ子政策撤廃 仲介業者「50組待機中」』、『自民、アダムズ方式容認 衆院選挙制度 幹事長に一任』、『東電社員「数百万円を受領」 賠償金詐取NPO側から』、『■「クローズアップ現代」最終回』(18日付、毎日朝刊)

三月十七日
 彼岸の入り。高気圧に覆われたこの地方は、各地で4月中旬から5月中旬並みの暖かさに。名古屋と岐阜では最高気温が平年を8度ほど上回る22・3度にまで上昇。木曽川河畔の桜のつぼみが一気に膨らんだ。開花は、もう目の前に迫っている。
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 覚せい剤取締法違反の罪で逮捕、起訴されていた元プロ野球選手清原和博被告(48)が逮捕から44日ぶりに保釈された。清原被告は保釈金500万円を即日納付。
 昨年内戦が続くシリアで行方不明となっていたフリージャーナリスト安田純平さん(42)と見られる人物が英語で話している映像が昨日、インターネット上で公開された。イスラム過激派組織「ヌスラ戦線」に拘束されているとみられる。家族らへのメッセージが読み上げられるのを聞いた埼玉県入間市に住む母親は「息子です」と語ったという。
        
 来月25日のネパール大震災からまもなく1年。
 ことしは、そのネパールと日本の国交樹立60年の記念すべき年でもある。被災地でのあくなき復興支援活動が今も続くなか、国境を超えて結ばれた私の友人夫妻を中心とした支援の素顔が近々、サンデー世界日報(週刊)の写真グラフとして紹介されることになり、原稿の内容をめぐって東京の記者とメールと電話の繰り返しとなった。

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 そんななか、携帯に入ったあの懐かしいピースボートの船友からのメールは次のようなものだった。
――可愛がられていた猫が死んでしまったとのことで、ペットロス症候群になっていませんか? 大丈夫ですか? 昨日は、不思議なことに起きる直前に猫の夢を見てたんですよね。茶トラの年取った猫が、夢の中の我が家に遊びにきた夢でした。お力落としのありませんように。ではまた

 私は「うちの愛猫こすも・ここが、おとんがお世話になっている大切なあなたのことを思い出し、あいさつに伺ったに違いありません。本当にかわいい、いつだって私の傍らにいてくれた同士でした。残念です。私の右腕だっただけに、悲しいです。ありがとう。もう、泣きません」とメールを打ち返したのである。
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「3連休にもサクラサク 名古屋20日、岐阜21日」とは17日付中日新聞朝刊見出し。日本気象協会による最新の桜の開花予想発表記事で、それによると「今週末にかけて気温が上昇し、20日に名古屋市と愛媛県宇和島市で、21日には東京都心と岐阜市で開花宣言が出ると見込んでいる。」とのこと。
 さらに「開花時期は全国的に平年並みか平年より2~5日早めと見られる。関東より西では3月末から4月1週目ごろに多くの場所で満開になる見通し。」だという。
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【きょうの一文・ことば】
 今は、皆様を裏切ってしまったことを深く後悔するとともに、これまで応援してくださった皆様のお気持ちに報いるためにも、一から出直し、必ず更生することを決意しています。/必ず人の役に立つ人間になることを心に誓っております。/いつか機会をいただき、直接皆さまに謝罪したいと切に願っています。
=保釈された清原和博被告が発表したコメントから。1部を抜粋

【新聞テレビから】
☆『“光”一点 三重・紀北の天満洞』、『津波犠牲者に両陛下が拝礼 石巻の県水産会館』『南署、中村署へ 母娘2代、現金添え近況 善意の便り終わらない』、『トンネル事故2人死亡 広島・山陽道5台炎上、68人搬送』、『不明「安田さん」の映像 過激派組織 シリアで拘束か』『母「本人だと思う」「安田さん」映像 知人も安否気遣う』、『リベンジポルノ1143件 昨年の相談件数 20代以下が6割』、『ひき逃げ弁護士逮捕 東署 男性重傷、容疑を否認』(17日付、中日夕刊)
☆『ストーカー被害2.2万件 昨年DV、最多6.3万件 警察庁まとめ』『標的型メール攻撃倍増 昨年被害3828件 年金機構125万件流出も』、『IT社員自殺は「過労」 東京地裁 会社に6000万円賠償命令』、『妖怪、水木さん悼む 東京コレクション』、『知恩院の鬼瓦を復元 高浜』、『住宅火災3人死亡 大阪 高齢夫婦と次男か 長男重体』、『ビラで女性脅迫容疑 神奈川県警 年金機構職員逮捕』(17日付、毎日夕刊)
☆『両陛下原発避難者と懇談』、『蒲郡殺人消えぬ謎 9日朝に犯行か 発覚1週間』『豊田3人殺害被告に無期求刑「8000万円詐欺気付けず…絶望」長女は15年引きこもり』、『選挙権@18歳 高校生の政治活動 愛知、名古屋届け出求めず 悩む中部の教委 対応「未定」も』、『トランプ氏3勝 オハイオ落とす 米5州予備選 クリントン氏4勝』、『高浜 異議審も同じ裁判長 大津地裁 差し止め決定の山本氏』、『車、電機ベア前年割れ 「官製春闘」の失速鮮明に』(17日付、中日朝刊)
☆『米大統領選予備選5州 トランプ氏首位固め クリントン氏着々 ルビオ氏撤退』、『有事輸送民間の2隻確保 船員予備自衛官化 特別会社設立 防衛省』、『大阪女児焼死 母と男性無罪 確定へ 再審三者協議 検察、有罪主張せず』『「検察は謝ってほしい」 青木さん』、『公式戦勝利後のご祝儀「円陣」 ソフトバンクも』、『より良い地域作り願い 両陛下、福島の被災者と懇談』(17日付、毎日朝刊)

三月十六日
 大阪市で1995年に起きた小6女児死亡火災の再審公判で検察側が有罪の主張はしない旨を明らかに。この結果、殺人や放火などの罪で無期懲役が確定後に再審開始が決まっていた女児の母親青木恵子さん(52)と元同居相手朴龍皓さん(50)の無罪が決まった。大阪市内で記者会見した恵子さんは「正しい捜査をしてくれていたなら、娘殺しの母親にはならなかった。検察は謝罪してほしい」と訴えている。
 五輪で5個の金メダルを獲得した塚原光男さん(68)の長男で1996年アトランタから3大会連続で五輪に出場。アテネで団体優勝し、日本初の親子金メダリストとなった塚原直也さん(38)=朝日生命=が東京都内で引退の記者会見。「10歳から体操を始め、現役を続けてきたが『限界かな』との思いはあったので名残惜しい気持ちはありません」と語った。
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 執筆の合間に、横笛に挑む。
 このところは、亡き愛猫こすも・ここの魂が私の心身に宿っているせいか、驚くほどに透明で美しい音だ。我ながら、ふくほどに幽幻の世界に惹きこまれていく。 

 先日の発表会では音が掠れてしまい、どうにもならなかった笛がまるで別人となり、いきものと化して音をだしてくれる。われながら感激しつつ1つずつ丁寧に音をたどっていくが、これほどの音色が出ると、吹いていても気持ちがいい。
 ふきながら、これは亡き〈こすも〉のしわざだ。こすもの〈精〉、いや〈魂〉とでもいったらよいのか。目には見えないけれど、そうしたモノが私と笛、気に乗り移って応援してくれている。そう思いつつ〈平城山〉〈かごめ〉〈越後獅子〉〈風の盆恋歌〉〈さくら〉〈惜別の唄〉の順で繰り返しふいていったが、内心でこの調子ならイケル! と確信した。

 愛用の笛は【青葉の笛】で知られる福井県大野市の笛の里内、笛資料館で朝日順子さんが見守るなか、笛職人の指導で私自身がこしらえたもので愛着もひとしおだ。それだけに、とても嬉しく思ったのである。こすもが私の傍らから居なくなって以降、笛も社交ダンスも、これまでの歩みののろさが信じられないほど上達してきていることがよく分かる。
 私自身、彼女の死後は笛をふくときは決まって、亡き彼女に向かって。ダンスを踊るときもペアを組む相手はいつだって〈こすも〉なのだと思い、ステップを踏むよう心がけている。なんだか、どちらもこの調子だとほんとに名人になれる。そんな気がしてきた。いや、遠回りしてでもなって見せてやろうではないか。
※青葉の笛=平治の乱に破れ、越前大野に匿われていた源義平が上洛を決意し京に上る際、身ごもっていた妻に遺した、その1本の横笛をさす。

 夜。あの満95歳の三宅邦夫おじさん(元中日こども会主事)から電話が入る。
「いがみさん、元気。私はいまも全国各地を幼児教育の講演で飛び回ってるよ。つい先日も釧路までいってきた。今は〈上手な死に方〉という本を書いている。みんな新聞を読まなくなってしまった。これじゃあ、いかんね。それに、あんたサンみたいな、恐ろしいほどのこわもて記者もいなくなってしまった。あんたさんが、なつかしくってネ」など話しは延々と。
 いやはや、まだまだお元気そのものだ。
「ボクも元気でいますので。ありがとう。それよりも、ミヤケさん。何よりおからだ、大切にして百歳をめざしてくださいネ。」と言って受話器を置いた。
 
【きょうの一文・ことば】
「でも、手は最後。手が早いオトコはダメ。手を出すのは最後」「やっぱり遠回りすること、すごく大事です。遠回りすることが近道なのです」
=16日夜の報道ステーション『〈スペシャルインタビュー〉イチロー(42)×稲葉篤紀(43)対談』で。大リーガー(マーリンズ)のイチローが野球解説者稲葉篤紀との対談のなかで

【新聞テレビから】
☆『〈クローズアップ現代〉激増! 市民を襲うテロ 拡散する過激思想』(16日夜、NHK総合テレビ)
☆『両陛下が福島入り 被災者らと懇談へ』『東南アジアへ三陸の魚介を 宮城の若手漁師ら売り込み 原状回復でなく飛躍目指す』、『日本一小さな発電所 岐阜・68歳 執念光る自作6㍗』、『「俳優座」が戦争題材に年間上演 舞台から反戦の輪』、『〈2016年米大統領選〉トランプ氏フロリダ制す 予備選集中日 ルビオ氏は撤退』『大手ベア縮小相次ぐ 春闘 株安、円高で慎重姿勢』『トヨタ社長「潮目変わった」』、『「消費増税延期を」ノーベル経済学者、首相らに提言』、『甘利氏らを刑事告発弁護士団体「あっせん利得」容疑で』、『調書ねつ造男性に無罪 地裁立川支部 覚せい剤「ずさん捜査」』『尿すり替えは「確認できず」警視庁』(16日付、中日夕刊)
☆『「旭堂」お墨付き講談師に タレントの水谷ミミさんと古池真由美さん』、『赤ちゃん星の成長見えた 南米の望遠鏡で東大チーム』、『〈米国の選択16年大統領選〉主流派望みつなぐ 共和・ケーシック氏オハイオ制す「分断でなく一つに」』『クリントン氏 手堅く 民主』、『主要企業ベア鈍化 春闘一斉回答 経済の減速懸念』、『熊谷6人殺害妻と娘2人失い 苦悩終わり見えず 事件半年公判見通し立たず』、『トラック突入相次ぐ 大阪 山口組抗争双方が被害』(16日付、毎日夕刊)
☆『子亡くなった原因追究を 軽井沢バス事故2カ月遺族会見』、『中1男子、いじめ受け転校 豊田市教委 半年経て本格調査』『重大事態認定遅れ いじめ防止法 学校、欠席数に固執』、『日本ロジテック除名へ 日本卸電力、取引を停止』『売電金回収せねば別電力へ変更検討 中部の自治体広がる混乱』、『山口組抗争徹底摘発へ 弘道会と神戸側 中部で衝突続発』『リニアなど利権争いも』『銃弾発射の組員起訴 福井地検』、『トヨタ、ベア1500円決着 一時金は6年連続満額』、『東芝白物、中国家電 大手へ 数百億円で売却見通し』(16日付、中日朝刊)
☆『スーチー氏側近 大統領に ミャンマー半世紀ぶり文民』、『阪神・西武でも現金 公式戦・円陣 勝敗でやりとり』『「許されぬ行為」コミッショナー』、『囲碁AⅠが4勝目 李九段「定石に疑問湧いた 五番勝負最終局』『「人間が勝っている部分も」 井山本因坊に聞く』、『マイナンバー 別人に通知書写し送付 名古屋市暗証番号など記載』、『多湖輝さん死去 心理学者「頭の体操」シリーズ 90歳』(16日付、毎日朝刊)

三月十五日
 北朝鮮の金正恩第1書記が「核弾頭が装着可能な多くの種類の弾道ミサイル発射実験を早い時期に断行する」と述べ波紋を広げるなか、ミャンマー国会は次期大統領に与党・国民民主連盟(NLD)のアウン・サン・スー・チー党首(70)の側近ティン・チョー氏を選出。
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 きのうと違い、きょうは快晴。ナントナク身も心も弾む、うららかな春となった。今は何よりも雑音をはねのけ精神をひとつに集中させ、練習を繰り返し、自分自身が納得する【笛吹きびと】にならなければ、と。ただ、それだけを願う。それが幸せというものである。
 敵はまわりでも何でもなく、私自身のなかに潜む。舌切雀とはよく言ったもので、まわりのピーチクパーチクに振り回されることがあってはならない。ニンゲン、皆「私が、私が」と思って生きている。
 デ、なければ生きてはいけないか。人みな全て限りなきほどの愚か者ばかりなのだ。それでも〈私はわたしを生きてゆく〉ほかない。かよわき、かつ品格なきニンゲンたちよ

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 夜遅く。ネパール大地震の復興支援に尽くすカトマンズ在住の裕子さんからメールが入り、なにやらホッと。4月25日になれば、あの未曾有の大地震から丸1年になる。日本とネパールは、ことしが国交樹立60周年の節目の年でもあるだけに東日本大震災の被災地も含めた、互いの支援活動を大切にしたい。
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【きょうの一文・ことば】
「頭真っ白でよく覚えてないけれど。うれしかったですね。ハイ」
=15日大相撲春場所(大阪)3日目に横綱日馬富士を押し出しで破って初の金星をあげた琴勇輝(24歳。東前頭1枚目。佐渡嶽部屋。香川出身)
※3日目までに3横綱全員に黒星がついたのは、1982年秋場所(千代の富士、2代目若乃花、北の湖)いらい34年ぶり

【新聞テレビから】
☆『ロ大統領、シリア撤退命令 きょう開始 停戦監視に基地維持』、『阪神でも現金やりとり 円陣やノック 社長「1人数千円」』『53年守った味わい「ロゴスキー」27日閉店』、『漁師育てるシェアハウス 宮城 被災地の人手確保へ』『ハンセン病「補償得て」弁護団呼び掛け 請求期限は今月末』『TBS政治記者万引容疑で逮捕 警視庁、うなぎなど』(15日付、中日夕刊)
☆『北朝鮮「近く核弾頭実験」金第1書記 弾道弾発射も表明』『「断じて許せぬ」官房長官』、『劇団員殺害「手で首絞めた」容疑者供述 後つけ帰宅直後襲う ドアノブ拭き証拠隠しか』、『東芝家電中国に売却 美的集団最終調整』、『被爆の惨状立体映像で 長崎原爆資料館』、『火星探査機打ち上げ ロシア基地 生命の存在調査』、『「大夫」表記を「太夫」に変更 人形浄瑠璃文楽』、『高崎だるま台湾で人気 蔡氏総統選勝利に一役? 若者に大ウケ追加注文3000個』、『ティラノサウルス耳進化で大型化か 聴覚の感度高まり狩りで有利に』(15日付、毎日夕刊)
☆『巨大星団の産声=大きな星が集まる中心付近で、ガス雲同士の衝突が確認できた巨大星団「RCW38」。名古屋大の福井康雄教授(電波天文学)らのチームが初めて捉えた』、『新党名は「民進党」 民主・維新世論調査で多数』、『関電、異議申し立て 高浜差し止め仮処分に』、『日本ロジテック破綻へ 負債71億円電力代金払えず』『甘いチェック国民にツケ』、『人件費、材料費…甘くない現実 井村屋「あずきバー」60円→70円』、『巨人「1戦最大14万円」 選手間で現金「験担ぎ」』、『三重大にサイバー攻撃か HPに障害「アノニマス」が声明「イルカ研究に反対」』、『県議「視察 車で地球1周半」大分 領収書なし燃料費 年245万円』(15日付、中日朝刊)
☆『〈クローズアップ2016〉野球とカネ甘い認識 「賭博でない」NPB(日本野球機構)公表せず 巨人現金やりとり 試合舞台に4季続く』、『自爆テロ半年で4件 トルコ 市民標的不安高まる 死者計180人超』、『新党名「民進党」政策アピールに注力 東海3県 各県連、有権者意識』『新味感じぬ/別の名に/無理やりの感』(15日付、毎日朝刊)

三月十四日
 私は泣いている。ベッドのうえで。こすも・ここは、もう帰らない。

 ホワイトデー。男が女に返す。ちまたでは、どんなドラマが繰り広げられたのだろう。窓辺には菜の花を濡らす鮮やかな水滴。〈彩花雨〉のなかに、あのつぶらな瞳が潜んで「元気でいますか。おとん。オカン」と呼びかけてくる。こさむい日だよね。身も、こ・こ・ろも冷えちまうよ。
        ☆        ☆

 民主、維新の合流に伴う党名は「民進党」で合意。プロ野球の巨人選手が自チームの公式戦にからんで現金のやりとりをしていた事実が判明、廃棄されるはずの冷凍カツなどが不正に横流しされていた事件で産業廃棄物処理業「ダイコー」(愛知県稲沢市)が2度目の不渡りを出し、事実上の倒産。

       ❤        ❤
 ウーマンリブ運動の旗手、いや担い手でありつづける東京・目黒在住のイクさん(林郁さん)から思いがけず、【春到来! 祈願 平和・ご多幸!】で始まる1枚のはがきが届いた。
「3・11から5年 あの衝撃!!余震の中で有限の命を想い、終活の整理をしました。5年経ち、小宅のモノ・書籍類増。良書はゴミにすまいと送り先を方々考えて時間がかかり、年末パソコン故障、1月2月緊急の用多々、忙中考えること思うことの多い厳冬でした。ご無沙汰しましたが、元気早起きしています。
 昨年は共著『検証・安倍談話』明石書店刊に不戦の小文寄稿。自身の長編未完、今年は『おんなの異境』(仮題)狂詩曲に集中したく。………ご健康、ご活躍をお祈りしております」
 といった内容で、「伊神権太様」の宛先の左下には〈明日は「フクシマを忘れない!」(文京シビックホール)その準備中〉の添え書きもされていた。
                
 今は深夜未明。岩手の地酒、特別純米酒「酔仙」を傍らに、杯を傾けている。
        ❤        ❤

        ×        ×
 ブラジルでは8月のリオデジャネイロ五輪を前に13日、全国320以上の都市で360万人による大規模デモがあった。与党政治家らが関与したとされる国営石油会社による大規模汚職や経済の低迷に抗議してのデモでルセフ大統領の弾劾を求める事態に発展。
 リオの観光地コパカバーナの海岸沿いでは囚人服姿のルラ氏(前大統領でルセフ現大統領の後ろ盾)を描いたシャツを着た人や国旗をまとった人々が「ブラジルが終わる前にジルマ(ルセル氏)はやめろ」などと書かれたプラカードを手に「労働党は出て行け」といった訴えが日に日に拡大化、リオ五輪を前にブラジル政府の不安定さを印象づけている。
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【きょうの一文・ことば】
 新しい科学の発見がどう使われる可能性があるか。一番よく分かっているのは、ほかでもない科学者だと思う。科学者こそが、科学や技術があわせもつ危険性を事前に指摘していかなければならない。ピエール・キュリーは「ノーベルは、新しい発見は害悪より多くの利益を人類にもたらすと考えた。私もそう信じる」と講演をしめくくっている。
 ノーベルは遺言状に「遺産から生まれる利子は、人類に対して最大の貢献をした人に賞金として配分する」と書き残した。私も配分を受けた一人として、彼の苦悩を忘れるわけにはいかない。戦争の悲惨さを自分なりに伝え、科学のあるべき姿について考えていかなければならないと思っている。
=14日付中日夕刊『〈この道 物理学者益川敏英 59回目〉科学と戦争2』のなかで。益川敏英さん

「今年は谷繁監督が監督に専念するなど、チームが様変わりする。素晴らしい結果を出すと信じている」=14日付の中日夕刊『今年こそ燃えよドラゴンズ マツザカヤ優勝させる会発会式』の記事のなかで。中日ドラゴンズの佐々木崇夫球団社長のことば

【新聞テレビから】
☆『奥原、女子単39年ぶりV 全英バドミントン 男子 早川・遠藤組は準優勝 長野(大町市)出身 走れなくなるまで走ってやる』、『トルコ首都爆発、34人死亡 クルド勢力の自爆テロか』『巨人選手、勝敗に絡み現金 NPB(日本野球機構)把握 自チーム公式戦で 敗退行為と正反対 球団総務本部長』、『容疑者、一転し「殺した」 劇団員女性殺害で供述』、『〈東日本大震災5年〉被災を糧に三重で防災 四日市大生2人 南海トラフ津波「備えて」』、『袴田さん平穏取り戻す日々 釈放後の記録映画 名古屋では19日から上映』、『★是枝裕和さん伊丹十三賞』、『〈大波小波〉B級史から学ぶ(B級グルメ)』(14日付、中日夕刊)
☆『ファッション・ウイーク東京開幕 ショー華やかに』、『〈特集ワイド〉陸前高田 後戻りできぬ復興事業―くしの歯が欠けたような街に?』『被災地消防団員2000人減 3県37市町村 防災の担い手不足』『聴覚障害夫妻 孤独続く いわき仮設に手話できる人なし』、『皇室典範指摘「適当でない」参院予算委首相、国連委を非難』、『機械受注15%増 1月鉄鋼業から大型案件』『東証一時300円高』、『家族3人殺害、放火認める 豊田民家全焼 初公判で被告 名古屋地裁支部』、『富山の組事務所発砲音と弾痕』『拳銃で撃たれ男性が頭けが 福岡の飲食店』(14日付、毎日夕刊)
☆『1秒差振り切り日本人トップ 田中2位リオ確実 名古屋ウィメンズマラソン最多1万9607人』『残り1枠執念の130㍍』『声援の花道野口完走 2時間33秒54秒元女王笑顔と涙』『夢へ女子力マックス CA就活自信ついた NZ地震志望の原点』『土田さん3連覇 ホイールチェアマラソン』、『上田正昭氏死去 88歳 古代史研究、「渡来人」提唱』『「戦争のむごさ知って」原発事故に怒り』、『人間が意地! プロ棋士、アルファ碁に』、『外国人宿泊1100万人に 中部9県昇龍道が19年新目標』、『ブルーインパルス小牧航空祭で飛行 抗議行動も』(14付、中日朝刊)
☆『〈漂う民〉アリさん一家独4カ月「駄目ならアフガンに帰るしかない」難民認定期待と不安』『独政府、送還に本腰』『アリさん「今は前を向く」娘は幼稚園に通う』、『自民党大会「民共無責任勢力」首相、参院選へ対決姿勢』、『選挙13日 松本市長(長野県)菅谷昭氏(72)が4選。元NHK解説委員の臥雲義尚氏(52)を破る』『NHK内の映像元職員陣営配布 松本市長選』、『劇団員殺害「引っ越し準備していた」 容疑者供述 翌月家賃払い済み』(14日付、毎日朝刊)

三月十三日
 名古屋のナゴヤドームを発着点に行われた「名古屋ウィメンズマラソン」。
 田中智美(28)=第一生命=が小原怜(25)=天満屋=とゴール直前まで競り合い1秒差の2時間23分19秒で日本人トップの2位となり、自身初の五輪代表入りを確実にした。優勝したのは、昨年の世界選手権銅メダリストのユニスジェプキルイ・キルワ(31)=バーレーン=だった。2004年アテネ五輪の金メダリスト野口みずき(37)=シスメックス=は23位に終わった。
 この日の大会には1万9607人が出場。女性だけのマラソン大会では世界最大としてギネス世界記録に認められた前回を1761人上回り、記録を更新した。完走率は97・5%。男女ハーフマラソンなどの「名古屋シティマラソン」と女性の車いすランナーが10・5㌔を競う「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン」も同時に開催され、1万人近いボランティアが沿道での交通整理や給水などの奉仕作業に携わった。
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 朝。長男夫妻から愛猫こすも・ここの「死」を悼んだ供花が届き、妻の舞がさっそく庭の墓地にそなえた。ここの亡きがらは、ちょうど土の上に置かれた枯れ葉の下辺りで眠っている。舞の配慮もあり、花々はその傍らに供えられたのである。

 眠れよ、眠れ ここは死んでも永遠に私たちの心のなかで生き続ける=庭の墓地で
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 きょうは午後、名古屋の愛知芸術文化センター会議室で行われた中部ペンクラブの理事会に出席。引き続いて同じ場所であった文芸セミナーにも耳を傾けた。ことしの文芸セミナー講師は北川朱実さん(日本文藝家協会・日本現代詩人会会員)で、演題は「詩と小説の旅」で、この地方を代表する書き手ならではの、なかなか中身の濃い聴き応えのある内容だった。

「私たちはいつも、どこかに向かっていく途中」「何を書くか、は何を背負っているか、です」「影のような人を書いてみたい」などと話す北川さん
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 夜。NHK総合テレビでNHKスペシャル『「原発メルトダウン」危機深刻化した88時間 新証言で実録ドラマ化』を見る。制御が効かなくなったなかで、手がつけられないまま地獄に突き進む原発がいかに怖いものであるか、にあらためて突きあたる。
――大量放出がどこまでも続く放射線量。冷温停止状態になったままの3つの原子炉。ふえ続ける地表汚染。セシウム137。ドライウェル(格納容器)が壊れそうだ。デイスターブ(じゃま)しないでください。原子炉の水位が下がってる。なんで水位が回復しないのだ。ベントよりも先にSR弁を開けるべきだ。飛び交う怒号。もし失敗したら、地獄だぞ。(現場に行く前に)水を飲ませてください。我々のイメージは東日本壊滅ですよ(吉田所長)。最悪の場合、東日本に人は住めなくなる。我々は皆、討ち死にだ。奇跡的に3日間、持ち続けた。3号機の水素爆発……

 私たちニンゲンは、核を制御できてはいない。やはり叡智を結集し、何よりも核を、事故発生時の原発を制御できる科学を生み出さねばならない。作りっぱなしの原発なぞは、必要ないのだ。

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 このところは睡眠不足に酒飲み、と例によって不摂生な日々が続いているせいか、歯が痛み出したので、名古屋からの帰りに駅から自宅まで歩く途中にある老舗の薬局に寄る。珍しく〈今治水〉があったので高齢の、どこか頼りがいのあるチョットきれいな女性店主から購入、患部にぬると痛みは魔法の如く消え去った。
 こ・ん・じ・す・い。少年のころ、いつも自慢だった美しい歯が痛むとは両親に「たかちゃん、こ・ん・じ・す・い、ぬっておきゃあ」と言われ、ぬるとピタリと痛みが消えたのでよく覚えている。まさか、その薬さんに会えた、だなんて。強力な助っ人が増えた気がする。
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【きょうの一文・ことば】
「罪悪感と恥ずかしさ。この失敗をすなおに真っ直ぐ見て、それを後世に伝えていきたい」=13日夜のNHKスペシャル「原発メルトダウン」のなかで。メルトダウン当時、最前線で苦闘した原発スタッフの1人 

「今の力で精いっぱいやった。もう悔いはない」「最後の10㌔は花道のような気がして。笑顔で(走りました)」「(最悪のタイム2時間33分54秒、23位で終わったレースを)最高の42・195㌔だったなと思っています」=アテネ五輪金メダリストの元女王野口みずき選手がレース後、こう語った

【新聞テレビから】
☆『〈情熱大陸〉プリプリ(プリンセス・プリンセス)が震災5年で感じたこと』(13日夜、CBCテレビ)
☆『〈サンデー版大図解〉復興の光と影』『〈東日本大震災5年〉巨大防潮堤「海見えない」 工事進む宮古 他に選択肢なし』『造らぬ女川 復興に海不可欠』『不屈の拳ハウスで育つ 宮城県農業高ボクシング部 リング壊れ…「我慢は強さに」』『復興の灯 僕らで=東日本大震災の翌日に長野県栄村で震度6強を観測した地震から5年となった12日、栄村のJR飯山線森宮野原駅前で復興祈願イベント「灯明祭」があった』『爆発から5年教訓を生かせ 栄などで福島の移住者らデモ』『原発仮処分住民に賠償リスク 制度のあり方問う声も 実際には考えにくい』、『法科大学院、中部3校(名古屋大と南山大、愛知大)だけに』、『「亀のように進めば夢かなう」 ゆかり各務原で油井さんが講演』、『保育士確保へ無償奨学金 保育所運営会社 学生に最大120万円』(13日付、中日朝刊)
☆『〈Sストーリー〉にぎわい福島に再び――「LIFEKU」の挑戦』『胸を張って「来福を」原発事故乗り越え商店主ら結集』『故郷をあきらめぬ 不安ゼロじゃないけれど』『〈見つめ続ける ひと、思い〉さようなら思い出のグラウンド 気仙沼市立面瀬中学校二七年度卒業式』、『育て上げるぞブランド牛 長野県北部地震 復興意気込む3代目』、『東京・劇団員殺害 容疑者事件直後福島に 追及恐れ転居可能性 税理士目指し上京 容疑者』『公立中教諭90人を接待 東京の私立高校(大森学園高校) 入試説明会で酒提供』、『神戸連続殺傷 遺族、手紙受け取り拒否 加害男性の手記発表で』(13日付、毎日朝刊)

三月十二日
 きのうは深夜おそく帰った。
        ☆        ☆

 東日本大震災から丸5年の3月11日。日本列島は巨大地震と津波、福島第1原発事故の被害に遭った岩手、宮城、福島の各県はじめ被災地からの避難者がいまだに避難生活を過ごす全国至るところで追悼式展が催され、日本列島全域が鎮魂の1日に。(東京・国立競技場では政府主催の追悼式があり岩手、宮城、福島3県遺族や安倍晋三首相、天皇皇后両陛下ら1090人が参列、黙とうした)。多くの犠牲者を出した被災地はどこも鎮魂の祈りに包まれるなか復興、再生の声一色に染まった。
 
 私自身も〈脱原発をめざす文学者の会〉メンバーの1員として朝、名古屋を新幹線で出発し高崎線を乗り継いで埼玉県上尾市のシラコバト団地集会所へ。ここでの【東日本大震災に咲く会ひまわり】主催の東日本大震災追悼式(シラコバト団地自治会、団地花と緑の会、団地ことばとサロン、埼玉県福祉協議会、『福玉便り』編集部、鴻巣「想い」、株式会社ヨシケイ大宮、合同会社映像工房たまき、脱原発社会をめざす文学者の会協力)に参列。福島県浪江町で被災した文学者の会会員でもあるシンガーソングライター橘光顕さんら多くの被災者がこの団地で避難生活を過ごし、橘さんご自身もひまわりの会会長を務められていることもあって、足を運んだ。

 というわけで、この日は文学者の会会員も協力に1役。会の代表加賀乙彦さんはじめ、副代表の森詠さん、ほかに岳真也さん、橘かがりさんら10人ほどが式典に参列。式典はマスコミ各社のフラッシュがたかれるなか、始まった。
 午後2時。追悼式は、太鼓と笛の集団「響」の力強い演奏で幕開け。第1部が黙祷の会、第2部語らいの集いの順で進んだが途中、運命のとき、午後2時46分には全員で黙とうし、ふかく頭をたれたが、なかには無念極まりない表情で手を合わせる姿が相次いだ。

 黙とうのあとには、写真や手紙、絵などそれぞれの思いが染みた忘れられない品々が収納されたタイムカプセルが封印される場面も。このカプセルは南相馬市に置かれ、10年後に開封されるという。(文学者の会からは、これまでに発行された会報5号までが、私自身も地震発生の翌春、世に出した自著『いがみの権太 大震災「笛猫野球日記」』と大震災発生丸5年後のこの日発行された2016年3月11日付中日新聞朝刊を収納させていただいた』)。

 以下、追悼式のもようを写真で紹介し、記録にとどめたい。

 黙祷する人々
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 封印されるタイムカプセル
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 語らいの集いで話す浪江町の篠原美陽子さんと聖華さん(東京音大1年ピアノ科)母子。聖華さんはショパンの〈エチュード〉などのピアノ演奏も
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 会場を彩った大震災に咲く会ひまわりの貼り絵
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 文学者の会を代表して協力を約束する加賀乙彦さん。加賀代表は、この日シャンソンの枯葉を、♪夢に夢をかさねて一人生きるかなしさ…、とフランス語でうたいあげた
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 昨夜はおそい帰宅だったので、からだが例によって半分寝たままだ。でも、けさの空はカラリと晴れ上がり、窓辺を映し出す陽射しが、とても気持ちよい。庭に土葬されている亡き愛猫こすも・ここの魂が朝の光りと共に室内にはいってこられるように、と少しだけ窓を開けてやる。
 こすものことだ。きっと、興味津々のあの愛らしい顔としぐさで室内に入ってきたに違いない。彼女は本当に、いつだって一生懸命生きていた。ありがとう。ここ! また頬を涙が伝った。かといって、いつまでも女々しくしているわけにもいかぬ。デ、眠ったからだを起こして自宅近くスタンドへ。給油していただいている間、ここに住むニャン太くんに、こすもの生前の写真を見せ、その死を知らせておいた。
 私はその足で木曽川を隔てた各務原へ。むろん幻の彼女と一緒に踊りステップを踏むため、社交ダンスのレッスンに参加するため、である。こんなわけで追悼式から帰宅後の本欄執筆再開が大幅に遅れ、12日深夜から13日未明にずれ込んだのである。
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【きょうの一文・ことば】
 今、私たちは国の方針として退去を迫られている。来年は、どこにいるのか。いつまでいられることか。ここでの避難生活は大震災と原発事故が起きてまもない5年前、第1陣入居の15世帯から始まりました。(そのご、1人ひとりが互いに寄り添い励まし合う生活が続き、気がつくと絆が絆を生み)ここでの生活は楽しく、いまはいつまでも一緒にいたい気持ちでいっぱいです。
=追悼式での東日本大震災に咲く会ひまわりの会長、橘光顕さんのあいさつから

【新聞テレビから】
☆『きらめく琵琶湖 春がきた』、『〈東日本大震災5年〉漂流漁船「あの日忘れるな」 ハワイ→石巻に帰還 まるで父からの伝言』『3・11英で福島の舞 子どもら希望伝える』、『あす名古屋ウィメンズ&シティマラソン』、『〈土曜訪問〉「へんてこな春画」を出版 石上阿希さん(国際日本文化センター特任助教)性が伝える江戸文化』、『西室郵政社長退任へ 後任、ゆうちょ銀・長門氏で調整』『劇団員殺害容疑で男逮捕 警視庁 当時近所の37歳否認』、『通用口・勝手口も施錠 蒲郡絞殺 発覚遅らせる目的か』、『被害者は一宮の75歳 江南の男性刺殺』(12日付、中日夕刊)
☆『春色の散歩道=名古屋市東区の市道で、オオカンザクラとカンヒザクラが満開に。ピンクと紅色の花が通り一面を染め、春の訪れをアピールしている』、『劇団員殺害容疑37歳逮捕 福島の男 近所に当時居住 警視庁 終始うつむき=戸倉高広容疑者は殺された「加賀谷理沙さん(当時25歳)方に行ったこともないし、殺してもいない」と話し、容疑を否認している』『劇団員殺害 1000人のDNA型捜査 37歳男逮捕 半年後の急展開』(12日付、毎日夕刊)
☆『生きるあなたの分も 東日本大震災5年 2時46分遺族静かに祈り 友へ届け』『サンタさん、お姉ちゃんとりょこうできたよ 少女の夢人形とめぐる』『自宅流され移住「これからが正念場だ」 栄などで追悼式 復興の力 中部から湧く』『名古屋で岩手日報 特別号外配布「支援、感謝でいっぱい」』、『飛島ふ頭大型船対応 名古屋港、国直轄で325億円』、『9日夕~10日早朝殺害か 蒲郡女性絞殺、抵抗の痕も』(12日付、中日朝刊)
☆『東日本大震災5年 被災者変わらぬ思い』『声が届くかな、お兄ちゃん 春から社会人「一生懸命生きなきゃ」』『日当たりよし、戻ってこい 妻の望み通りに再建』『教訓に災害備える 名古屋で追悼集会』『仮設の住民ら50人が黙とう 釜石・追悼の会』、『ジカ熱 愛知の女性感染』(12日付、毎日朝刊)

三月十日
 五年前に震災が起きた日の前夜。木曜日だ。

 夜空に浮かぶ「星」たち。そのきらめく光りという光りが泣いている。東日本大震災が発生して、あすで5年。「星」たちは黙っているが。なんでも知っている。愛猫ひとりが天に召されて逝った。ただ、それだけでも、あれだけ涙があふれ出るのに。ましてや巨大津波で家族や恋人を奪われたり、原発事故でふるさとを捨て一家もろとも離れ離れになってしまった人びとの気持ちはどんなだろうか。

『遺児ら 前を向いて』『お母さん、娘が5歳になるよ』『3児引き取った男性 姉さん、俺頑張ったかな まもなく小学校卒業』『東日本壊滅の危機。原発事故5年。5つの「なぜ」を解く』…このところは各メディアとも、大震災発生後5年のニュースを大々的に取り上げ新聞、テレビ、ラジオはどこもかしこも5周年企画の紙面化や放映が目立つ。
        ★        ★

 巨大地震が起きた翌年、この世に生まれ出た1冊の本『いがみの権太 大震災「笛猫野球日記」』。この本は、大震災が発生したころ妻の入院などで一家が苦境に陥っていたとき、愛猫が毎朝私を起こしてくれたおかげもあって誕生した
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 そう言う私自身も一匹文士として被災地の「今」を少しでも正確に、よりリアルに後世に文学作品として残すことが大切だと信じて過去、東日本の被災地には何度も足を運んできた。先月下旬にも毎年、訪れているいわき市の塩屋埼灯台直下の被災地から、福島第1原発事故発生に伴う放射能汚染に苦しむ浜通りを北上。この目で被災地の現況を見て回り、このところはこの時の収録ビデオのパソコンへの取り込みや執筆、メモの整理に追われてきている。
 そして。その間に突然起きたのが愛猫こすも・ここのニンゲンなら100歳長寿といってもいい「22歳の死」だった。私のなかでは、震災発生後に被災地を訪ね歩くうちに彼女の存在自身が私の巨大地震と原発事故取材に向き合う姿勢につながるものだっただけに、単なる死というだけでは片付けられない、ある種、因縁のようなものを感じているのである。
 いまにして思えば、私はこれまで被災地に向かうたびごとに〈こすも・ここ〉への思いも同時に募らせていった。「すぐに帰るから。元気でいろよ」と。だから。彼女は、5周年を前に生け贄として天に召されていった。そんな気がしてしかたがない。

 というわけで、あすは私自身〈脱原発社会をめざす文学者の会〉のメンバーの1人として、津波や原発事故の被災者がふるさと浪江町などを離れて避難生活をする埼玉県上尾市のシラコバト団地で行われる追悼式典に参加。当日はタイムカプセルが用意され、震災に関わる物、手紙、DVDなどを持参すると収納してもらえるというので大震災が発生した翌年に出版した本【いがみの権太 大震災「笛猫野球日記」】1冊を収納、犠牲者の霊を悼んでくるつもりだ。
(ちなみにカプセルの埋設場所は南相馬の予定で開封は10年後という) 
        ☆        ☆

 きょうは午前中の社交ダンスのレッスンに続き、午後は江南市内の床屋さんへ。本音をいえば先日、足を運んだ東日本大災害の被災地いわき市の四倉、豊間など塩屋埼灯台界隈を歩いた際に現地の床屋さんで、と思っていたのだが。あちこち探してあるいたが見つからず、残念無念の気持ちで帰ってきた経緯がある。
 社交ダンスのレッスンだが、これからは亡きこすも・ここを見えないパートナーとして、いつも胸に抱いて一緒に踊ろうと決意し臨んだが案の定、ステップをふむうち、こみあげるものを感じ、ここの存在の大きさを思い知った。私の踊る相手。その女性は、これからはいつだって、〈地震猫〉すなわち、こすも・ここ、その人なのである。

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 死者1万5894人、不明者2561人を出した東日本大震災の発生から5年。震災と東電福島第1原発事故による全国の避難者は、今なお17万4000人に及び、避難生活での体調悪化などで亡くなった震災関連死も3410人に達している(いずれも3月10日現在)。千年にいちどの大災害が起きた運命の日11日には、被災地をはじめとする全国各地で追悼式が催され、鎮魂の祈りがささげられる。
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【きょうの一文・ことば】
「おかあさん、またくるね。じゃあね」「必ず帰ってこいよ。何年たってもあきらめねえ」「いま、みんな4人とも全員家族でがんばっているから。心配しなくていいよ。お父さん、元気。聞きたいことがひとつ。なんで死んだ。なんでお父さんだけが」「とにかく、さっさと見つかって。お母さんが1番悲しんでいるからさ。お父さんがいなくなって。1番つらいのおかあさんだ。さいごくらいさ。話がしたかった」「死んだ方が楽だなっ。見ね、悲しいことばかり。これからは楽しいことを、と思うんだけども」……
=10日夜『〈NHKスペシャル〉「風の電話」帰らぬ人に語りかける被災地の丘にある電話▽家族が涙の報告』から
※この「風の電話」は、被災地を見下ろす大槌町の丘の一角に立つ。線のつながっていない電話だが無数の思いが〈かぜ〉によって伝えられ、被災者たちの生きる支えとなり続けている

【新聞テレビから】
☆『〈東日本大震災5年〉遺児ら前を向いて 母校の校舎保存訴え 父と家を失い転校佐藤真歩さん(17)/後悔乗り越え体験談 外出やめた母犠牲 佐藤迅さん(20)』、『原発と司法問い続け 高浜差し止め弁護団長「第2の事故防ぐ」』『高浜3号機、今夜停止 原子炉に制御棒挿入開始』、『平和の教訓忘れない 東京大空襲71年慰霊』、『広島・中3自殺 学校「責任ある」校長らが調査報告書「あんなに元気だったのに…」』、『伊勢湾コウナゴ今シーズン禁漁』、『北、短距離ミサイル発射 日本海へ2発 米韓演習に反発か』『開城工業団地など韓国の資産精算へ 北、独自制裁に対抗』(10日付、中日夕刊)
☆『〈東日本大震災5年〉前を向き 命を守る教育使命に』『語り継ぐ 思い今こそ受け止め』『大震災あす5年「どこかに、きっと」 陸前高田で洋上献花』『帰宅困難者一時滞在施設 事前公表望まず7割 都集計企業、殺到を懸念』、『危険ドラッグ検挙最多 昨年・警察庁発表56%増の1100件』『職場セクハラ6割が泣き寝入り』(10日付、毎日夕刊)
☆『高浜原発差し止め 3号機きょう停止 大津地裁新基準安全性疑問 稼働中で初 仮処分〈解説〉立地県外の声に応える』『「止めた」もっと闘える 高浜差し止め3・11前 住民「勝利」』『「第二の福島にしたくない」南相馬出身女性が支援』『「訴訟中の私たちに力」楢葉町の住職』『「声が司法に届き始めた」中部への避難者』『地元首長困惑隠せず 福井知事「行政、司法と別」 滋賀・京都「国、誠実対応を」』『〈東日本大震災5年〉お母さん、娘が5歳になるよ 出産前初めて見た母、津波の犠牲に』、『〈街が変わるリニア本格着工〉「ランチ難民」解消遠い? 大名古屋ビル開業 飲食店増えても…働く人は2万人増』(10日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年〉3児引き取った男性 姉さん、俺頑張ったかな まもなく小学校卒業』『防潮堤そびえ立つ 大船渡』『被災3県の小中学生12%減 復興担い手不足の恐れ』『5年経過後も「M8に留意を」 地震調査委』『〈復興の途上第3部 東日本大震災5年〉福島の明日④夢の構想 風評が壁』『浜通り再生構想 雇用創出にジレンマ 先端研究世界から技術者 地元人材の定着課題』、『〈クローズアップ2016〉高浜運転差し止め 新基準への不安指摘「福島解明不十分」 電力訴訟拡大を』警戒』『〈質問なるほドリ〉原発新規制基準、なぜできた? 福島事故が契機 地震や浸水対策強化』(10日付、毎日朝刊)

三月九日
 大津地裁が滋賀県の住民29人から出されていた関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めを求めた仮処分手続きで住民側の主張を認め、運転を停止するよう命じた。決定は法的拘束力を持つため関電は営業運転中の3号機を10日午後、停止する。福島第1原発事故を伴う東日本大震災が起きた3・11から5年を前に、原発事故でふるさとフクシマを追われた被災者が4万人を超えるなかでの判決。再稼働にひた走る政府への大きな警鐘といっていい。
 こどもを保育所に入れられない。そんな怒りを投稿した匿名のブログに共感した母親たちがインターネットによる2万7682人もの署名簿を国会内で塩崎恭久厚生労働相に手渡した。塩崎厚労相はこの後に開かれた国会で、こどもを入所させるための保護者の活動実態を調べる意向を表明。匿名ブログをきっかけにした反響が、政府を動かすほどの社会の大きなうねりとなってきた。 
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 愛猫こすも・ここが亡くなってから3日目。寒く真冬に戻ったようなこの日は、朝から1日じゅう、涙雨となった。天国に逝った愛猫こすも・ここのしわざに違いない。雨よふれふれ、どこまでも。ここの気持ちが晴れるのなら、どんどん降れ。そう、天を仰いで願う。

 やはり、彼女すなわち、こすも・ここの居ないわが家なんて、ナンダカ重要なものが欠けているようだ。味気なくておかしい。2階寝室窓から真下の庭を見ると、ちょうどその場所に、ここの遺体は埋葬されている。窓を開け、〈ここっ、ここっ。元気でいるか〉と呼んでみる。
 妻の舞と妹シロちゃんの落胆ぶりが日に日に進んでいる。慰めようにも言葉が出てこない。じっと、黙ったままだ。どう言って励ましたらよいのか。雨上がりの夜。そこには、さやかな空に暗い雲が妖しく浮かぶ。ここっ、と呼んでみる。と、一瞬、あのパッチリ目をしたこすも・ここのおちゃめだった大きな顔が空の大画面に大きく浮かんで消えた。
「心配しないで。大丈夫だから。それより、みんな気を落とさないでよネ」と、こすもが笑った。彼女のからだが瞬時にして大気のなかに消え入ったのは、まさにその時だった。

  泣かんとき! シロちゃん=いつもお姉ちゃんと一緒にいたテーブルの下で。頭が1部、隠れてしまった。9日撮影
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 夜おそく。ウエブ文学同人誌「熱砂」の仲間たちに次のテーマエッセイのテーマは「手」とする旨ひとり1人にメールと電話で知らせる。テーマエッセイも回を重ねて次回で丸20回目。同人1人ひとりが多忙な中「よくぞつづいたもの」と感慨新たでもある。

        ×        ×
 野球賭博への関与が明らかになったプロ野球巨人の高木京介投手(26)が東京の球団事務所で記者会見。「小学校から野球をしてきて多くの皆さんを裏切ってしまい、申し訳ございませんでした。奥さんと両親に相談して真実を話すことを決意しました。まずは自分が野球賭博をしてしまったことを深く反省し、それを受け止めて前に進んでいきたい」と語った。
        ×        ×

【きょうの一文・ことば】
「津波で床、柱、屋根だけになった家が、茶わんや火鉢、着物などを置くだけで、日本文化の様相を取り戻すことに感銘を受けた。ドイツで同じことが起きたら、こうして取り戻せる文化があるだろうか」
=9日付中日夕刊『〈世界の街海外リポート〉ベルリン――福島への温かな視線(垣見洋樹)』の記事のなかで。震災後の福島を描いた映画「フクシマ・モナムール」のドイツ人女性監督ドリス・デリエさん
※この映画はベルリン国際映画祭で公開された。記事によれば、ドリス・デリエさんは、この映画をつくった動機について〈怒り〉だった、と説明。「震災後、多くの外国人が日本を離れたこと。そして、故郷ドイツの交響楽団が来日公演を取りやめたことに対してだ」と話しているという。

【新聞テレビから】
☆『大名古屋ビル開業 雨にも負けず300人行列』、『〈東日本大震災5年〉被災地のミニコミ紙岐路 廃刊、発行回数減…読者「寂しい」』『復興業務派遣の岩手県職員自殺』、『トランプ氏が2勝 クリントン氏は1勝1敗』、『気温上がります。水分取って 走ってリアル気象中継 NHKキャスター石榑さん』『医療ボランティア1300人 国内最大規模』、『努力でサクラ咲かせた名古屋大で合格発表』『志望大学(大阪大法学部)に合格福岡で刺殺の北川さん』、『〈世界の街海外リポート〉 カトマンズ寺院に並んだ体重計(伊東誠)』、『〈中部発〉芸者も遊べるお座敷 下呂で大学生提案』、『〈大波小波〉 同性愛文学の行方』、『★「日食」国内は観測不調』『タレントの医師逮捕 組長らと診療報酬詐取疑い』『名古屋市教育長は杉崎人事委局長に 文科省職員の起用不調』(9日付、中日夕刊)
☆『〈沿岸行 東日本大震災5年〉夕日に染まる住宅跡 福島・浪江』『喪失の痛み後世に 祖母亡くし、母不明 大槌出身の女性 遺族の証言聞き取り』『結果で元気届ける リオ五輪射撃代表松田選手 石巻惨状「忘れない」』『専門医療習得へ福島の大学院に「被ばく」と向き合う 浪江出身22歳悩んだ末の帰郷』、『「先進」と「地元」融合 大名古屋ビルヂング全面開業』『パリコレ「ネコノミクス」効果』、『シリア停戦 死者半減 発効後民間人10日で165人』『「IS戦争相」殺害か シリア北東部 米軍が空爆』(9日付、毎日夕刊)
☆『大名古屋ビル特集』、『東北被災地15万人減 宮城・岩手・福島 沿岸部で流出顕著』『〈東日本大震災5年〉人口流出故郷への思い 残る若者「海と山がある」石巻』『お年寄り「帰りたいけど…」 内陸へ移住』『介助犬福島の子に癒やし 江南の森田さん 訪問重ね教室』、『巨人・高木京投手も賭博 渡辺最高顧問ら引責辞任』、『中部空港沖に名港土砂 整備局第2滑走路へ一歩』、『名古屋市議報酬増案可決 河村市長「再議」を表明』、『イビデンでパワハラ自殺 大垣労基署認定 遺族が損賠提訴』、『非行歴取り違え「ずさん」 広島 中3自殺、保護者ら怒り』(9日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年〉人口「10%以上減」被災地市町村長10年後予測本紙アンケート』『福島原発事故 自主避難37%が未成年 本紙調査子育て世帯多く』『不安のみ込み暮らす 経済的、精神的に疲れ切り』『祈りの灯250基 カナダ大使館』『戸籍調査を民間委託 政府容認へ 所有者不明地に対処』、『巨人3首脳辞任へ 賭博4人目引責 渡辺恒氏ら 新たに高木京投手』『「球界の膿出し切れず 巨人の幹部ら痛恨 賭博4人目』『渡辺氏巨人「退場」』、『非行誤記載推薦拒否 広島の中3男子自殺』、『名古屋市議会「報酬増」条例案を可決 河村市長再議権行使へ』『河村市長の動き3会派読み違え』(9日付、毎日朝刊)

三月八日
 昨年、野球賭博への3選手の関与が発覚、3選手の無期失格処分で落着したはずのプロ野球巨人軍でまたしても高木京介投手(26)が関与していた事実が発覚。渡辺恒雄球団最高顧問(89)と白石興二郎オーナー(69)、桃井恒和球団会長(69)が引責辞任する、と発表。球団の調査の甘さが露呈する形となった。
 元世界ランキング1位の女子テニス界の妖精、マリア・シャラポア(28、ロシア)がロサンゼルスで記者会見。黒一色に身を包んで登場したスター選手は、「大きな過ちをおかしました」と神妙に話し始め1月の全豪オープンのドーピング検査で陽性反応が出たことを自ら明かした。1月から禁止薬物となった「メルドニウム」の禁止薬物改定追加をチェックしないまま従来通り使用してしまった、と過失を主張しているが。さて、この先どうなるのか。
        ☆        ☆
        
 きょうの私にとっての最大ニュースは、きのう天国に逝った愛猫こすも・ここの年齢を本欄では、これまでずっと20歳だと書き続けてきたのが過ちで、実はわが家に来てから22年が過ぎていたという重い事実。庭への埋葬を終え、近くの回転寿司で共に食事をしながら、大垣時代に彼女がわが家に来た日のことを振り返り、家族の指摘であらためて逆算するなかで私の思い込みが2年少なかったことが判明した。
 読者の皆さまには、基本的な思い込みミスを深く反省。こすも・ここちゃんの名誉回復のためにも、この場で享年20歳をニンゲンなら百歳前後にもなる「22歳」と訂正し、同時に深くお詫びをさせていただく(シロちゃんは19歳で間違いない)。

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 朝。目覚めて外を見る。と、なんと美しいことか。霧の摩周湖のようなキリが町の空高くに白く、ゆらゆらと揺れていた。神秘的な、その流れを見ながら、私はあらためて私たちの愛猫こすも・ここは、もうこの世には生きていない。旅立ってしまったのだ、と言い聞かせる。
 そう思って流れるキリを見あげると、なぜだかそのなかにこすもの魂までが含まれている気がして、涙があふれ出た。オトン。おかん。かづほ。シロちゃん。まさつら。よしかつ。この世は楽しかったよ。ほんとにありがとう。さようなら。あの声が耳に迫りくる。

 カメラを向けると、いつだって1番いい顔をしてくれポーズとりの名人でもあったこすも・ここ。彼女は、もはや傍らには居ない。どんなに泣いたところで戻ってくることなぞ、ないのだ。

 おちゃめ盛りだったころのこすも・ここ=一宮時代。3男坊が撮影
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 やがて霧が晴れると、こんどは東の空たかくにまで昇った朝の陽がたゆたい、こすも・ここの新天地をめがけ、光りの海で気を包み込んだ。私たちは温かい陽が注ぐなかで亡き命を土中に埋めてやることができたらと思い、陽が差している間に土を乗せ、そのうえには同じ庭に植わっていた草々を敷くなどして埋葬に励んだのである。
 途中、何を思ってか。こことはずっと、喜びも悲しみも同じ道を歩いてきた3男坊が縫いぐるみの妖怪猫も一緒にというので、作業は中断。土をもう一度掘り返して傍らに妖怪猫を付き人として置き、再び土のなかに一緒に埋めたのである。「22年間も生き抜いた妖怪ちゃんだったのだから。妖怪猫をお伴につけよかったと思うよ」とは舞の心からの述懐である。

 こんなわけで、きょうは午前中、私と妻、3男坊、シロちゃんの4人で、きのう掘っておいた庭の一角に亡き愛猫こすも・ここの遺体を埋めて葬った。全ての作業を終えた直後に、次女猫シロちゃん(トンヌラ)が、これまで聞いたことのないほどの甲高い声を出して泣いたが、この悲鳴にも似た叫びは、お姉さんとの最後の別れに、ありたけの声を出したからにほかならない。泣くな! 〈泣かんとこ シロ〉能登方言でシロに声をかけると、シロはなぜか泣き止んだ。
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【きょうの一文・ことば】
 大津波の 一夜明け初む 生けるわれ 如何なる無惨 この目で見るや(2011年)
 潮通ふ 入江田沼の 瓦礫の中 不明の姉の 居るやと思ふ(11年)
 津波より 三か月過ぎ 姉と甥 不明のままに死者となりたり(11年)
 生きをれば 百歳の夫 彼岸にて 被災のわれを 憐れみゐんか(12年)
 被災せし 町より稽古の 祭囃子 海を渡りて 仮設に聞こゆ(13年)
 不明なる 姉と流れし 施設にて 花見弁当 食ひし日思う(14年)
 家流れ 草繁りたる 原の果て 夕日に光る 海が見えをり(15年)
 仮設にて 過ごせる5年 長かりき 月日よ飛べと わが思ふまで(16年)
=8日付毎日夕刊『過ごせる5年長かりき 岩手・山田の96歳 心の変遷短歌に刻む』の記事のなかから。仮設住宅で被災者の気持ちを短歌に詠み続ける中村トキさんが過去、5年の間に歌った数千首のなかの8首

【新聞テレビから】
☆『かすむ街並み』、『〈東日本大震災5年 宮城女川〉お帰り海辺の老舗食堂 がれきから看板と丼…再建し今月移転』『シャラポワ(女子テニスの元世界ランキング1位)薬物違反 12日から暫定資格停止』、『再婚禁止100日閣議決定 民法改正案 今国会成立目指す』、『TPP法案閣議決定 輸入関税95%撤廃 来月審議入り』、『一見高い初任給実は残業代込み? 就職四季報が内訳紹介』『「ブラック求人」後絶たず 14年度 苦情1万2000件超』(8日付、中日夕刊)
☆『〈沿岸行 東日本大震災5年〉復興見守る旧校舎 岩手・陸前高田』『過ごせる5年長かりき 岩手・山田の96歳 心の変遷短歌に刻む』『子供たちに将来の宝を 福島・南相馬 保養先招き交流』『伊で原発ドキュメント 菅元首相招き上映会開く』『岐阜大ロボットハンド 災害時に期待 省電力でパワフル』、『軍・警察襲撃54人死亡 IS名乗る武装集団 チュニジア』、『アルシャバブの訓練施設を空爆 ソマリアで米軍』、『「ある幹部汚職112億円」貧しい9県の収入超える 全人代報告』、『田母神氏報酬配布指示か 政治資金横領容疑「知人に30万円を」』(8日付、毎日夕刊)
☆『〈社説〉原発に頼らない国へ (論説主幹・深田実)』『〈社説〉命の安全第一に 3・11から5年』『〈核心〉震災遺構保存か解体か 答え出せず悩める被災地「判断先送り」選択肢の一つ』『遊休機械東北へ3266件 被災企業支援 愛知が最多1080件』、『「保育園落ちた」広がる共感 匿名ブログ 首相無視できず』(8日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年〉液状化対策10市進まず 断念・縮小住民負担重く 千葉・茨城』『娘の思い出訪ね続けて』『家族の帰り 待ち続け/娘思い海に叫ぶ/面影知らないパパ/苦しみ私だけじゃない/心の整理ついた時に/妻が作った衣装で/父指導の野球やりきった』『〈再起⑤〉父と愛犬思い運ぶ針』、『辺野古国が是正指示 承認取り消し知事「大変残念」』、『なでしこリオ逃す 佐々木監督退任へ』、『山口組分裂「抗争」に 全国で衝突49件 警察庁が認定』(8日付、毎日朝刊)

三月七日
「みなさん。ありがとう。さようなら」。愛猫こすも・ここが亡くなる前に私に見せた優しい視線=3月1日撮影
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 涙があふれる。とまらない。あとからあとからポタポタと滴が落ちる。際限がない。まるで意識をもった魔法のいきものみたいだ。
 私にとっての最高のパートナーかつ、文学の限りなき師でもあった愛猫こすも・ここ。彼女は、もうこの世にいない。いつも私の傍らで黙って座ってくれていたのに。けさ天に召されて逝った。ながい間、ありがとう。ここ!

 ニンゲンたちのように何の不平をいうでなく、悪口も言わず、あのつぶらな目をカッと見開いたまま、全身が崩折れるが如く、医師と私たちの目の前でからだじゅうのものをきれいさっぱり洗いざらい出し、みるみるうちに息たえた。享年20歳。見事な最期だった。
 こすも・ここは、交通事故死した能登猫・てまりのあとをついで大垣、一宮、そして現在の江南と、辛いときも楽しいときも、いつだってわたしたち家族に寄り添ってくれ宝も同然だった。ほんとに。ほんとに。本当に。残念で仕方ない。涙があふれ出て止まらない。いまは目の前の全てに彼女、こことの甘く互いに辛かった日々が広がる。いろんなことに出くわし、そのつど乗り越えてこられたのも彼女がいたからだ。
 風呂上がりに決まってウチワで煽ってやると、気持ちよさそうにしていた。ウチワのあとはギュッと全身を何度も何度も抱きしめてやった。ここは、そのつど嬉しそうにゴロゴロゴロ。ゴロ、ゴロ。目をうるまして喉を鳴らした。あのときの光景と声は私の脳裏から消えることはない。その彼女が突如として、目の前から消えてしまった。

 舞も、私も、シロちゃん、息子も放心状態の1日となったのである。

        ❤        ❤
 午後、ちいさな裏庭の中央にスコップで舞と大きな穴を掘る。安置した舞の部屋で棺代わりのダンボール箱に入れられての通夜となり、別れの日がきた彼女、こすも・ここ。この名前は宇宙の片隅の〈ここ〉という場所に、1つのかけがえのないちいさな命がある。一生懸命に生きているのだ―との願いを込め、私が20年前に名付けた。
 こすも・ここの、これまでの人生は、この先私が描く小説世界のなかで詳しく紹介していくつもりでいる。きょうのところは、遺体を前にハモニカで大好きだった〈この道〉と〈夕焼け小焼け〉を、横笛で〈平城山〉と〈惜別の唄〉を遺体の傍らで、それぞれふいて供養とした。ここは、いつだって私の演奏を文句のひとつも言わず、黙って座って聞いてくれていた。ハモニカを。横笛をふきながら、またしても涙があふれてやまない。

 こすも・ここの命は天に取られてしまった。でも、彼女の存在そのものは私たちの心のなかで永久に生き続ける。この気持を大切に、これからも彼女への思いを抱きしめ、私たち家族はこの道を歩いていこう。そう思っている。

 棺には舞の手で庭に咲いた黄色の水仙と白いかすみ草はじめ、赤とピンクの薔薇、紫のカーネーション、赤いチューリップ、白いアルストロメリアが添えられた。さ・よ・う・な・ら。こすも・ここ。ボスちゃん。また会おう。ネ!

 とこしえの眠りに入ったこすも・ここ。遺体の周りには舞の手で花々が供えられた
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        ☆        ☆
 けさ起きて「こすも・ここは。ボスはどこ」と聞くと「珍しく、あなたの部屋のデスクの下の(これまでも、ずっと座り続けてきた)丸いリラクシング・ウエアのなかで静かに座っているわよ。あれがいい。お気に入りなのだから。それにしても、よくあそこまで行けたよね」と舞。どれどれ、とデスク下を覗くと、そこには確かに大きな両目をうるませ何か言いたげな表情で、彼女はこちらを向いていたのである。「ここっ」といつものように呼んでみる。ニャア~ンと微かにこたえてくれた、ここ。
 それにしても、このところ数日というもの、よろけつつ今にも倒れそうになりながらも、立ち止まり、立ち止まり歩くのが「やっと」のはずだったのに。舞の部屋からよくぞ、ここまできたものだ。少し気分でもよいのかな、と思いはしたが、これもホンの束の間のことだった。

 しばらくして、いつもの動物病院へ。こすも・ここはこの2、3日は抵抗する力もなくなってきたので、きょうに限って舞は彼女を毛布にくるみ胸に赤ちゃんでも抱くようにして私が運転するクルマの助手席に。病院に着いたところで「さあ、診察を受けよう」というところで異変は突如、起きた。舞に抱かれたまま待合室に座ったところで、こすも・ここは急に苦しそうに内蔵物を何回も吐き始めたのだ。
 付き添った私が病院一角に置かれたティッシュで何度も、舞に抱かれたままの彼女の口元やからだを繰り返しふいてやり、やっと順番が訪れたので天にも祈る気持ちで診察室へ。ところが、診療台に横たわり「さあ~、体重測定を」という段階になり、こすも・ここの口からは夥しい量の吐瀉物がまるで津波でも押し寄せる如く、体内から噴き出し始めたのである。
「もう、ダメ。だめだ。このこは本当に、ここまでよくがんばってきたのに。もうダメ、だめだ」。これまでお世話になり続けてきた医師が両手をここの全身にあてがいながら祈るように叫ぶ。ああ~。あぁ~。ここは、こうして私たちの目の前で、みるみるうちに絶命したのである。それは見事のひと言に尽きる壮絶な死だった。

 夜。ここの傍らで号泣する三男坊を横に、こすも・ここからは真の愛を教えられたとしみじみ思う。いつもただ黙って、私のデスク横のカーペツトの上の丸いウエアの中で座っていた。彼女は私の傍らで日々寄り添う。それだけのことが幸せのようだった。私も私で、彼女が居てくれるだけで毎日が満ち足りていた。
 でも、こうして先立たれ、私は今になって初めて〈愛〉というものがなんであるか、が分かる気がしてきた。言葉なぞなくとも、そこには真実の愛が通い合っていたことを。互いに意思が通じあってさえいれば、余分なことなぞ必要ない。そのことの大切さを、である。

 こすも・ここ、ありがとう。涙はとまらない。ここが全身からはきだしたものが私の両の目から、涙の海となってあふれでる。ここっ、ここっ。ここちゃん! 私の再三にわたる東日本大震災の被災地への現地行にも、舞と一緒にいつも温かく送り出してくれたよね。
 そればかりでない。舞の大手術、救急車などによる度重なった緊急入院など家族の危機に、ここはいつだって家族を支え続けてくれた。ドラゴンズのセ・リーグ2連覇時に私が執筆した〈いがみの権太 大震災「笛猫野球日記」〉出版に当たっては舞が入院中、毎朝午前5時には決まって私の枕元にきて起こしてくれたよね。だから私はあの貴重な歴史に残る1冊を書くことが出来た。ほかにもいっぱいの思い出があるが、きょうはもうやめておこう。

 あらためて。もう一度。これまで長い間、本当にありがとう。
「別れは必ずあるのだから。」「ボスは、どんなに体力が消耗して弱り切っていても、私とあなたの誕生日が過ぎるまではナントシテモ生きていなくちゃあ、と。そう思って、ここまで頑張って生きてくれたんだよ」。傍らで舞が独り言をつぶやく。
 こすも・ここも、舞も、シロちゃんも。口数は少ないが互いにたがいを思いやる気持ちは天下一品である。ねえ~、シロちゃん。お姉さんが旅立ってしまい寂しくなってしまったね。でも、みんながシロちゃんのこと応援してくれているから。負けないで!

 寂しそうなシロちゃん。でも、負けないよ
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 またしても涙がせきを切って落ちてきた。
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【御礼】読者の皆さま。これまで何かと、こすも・ここのことを気遣っていただき、本当にありがとうございました。心から感謝します。
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 大阪市のキンチョウスタジアムで行われたサッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選。日本代表の「なでしこジャパン」はベトナムを6―1で下し初勝利したが、中国が韓国に勝ったため出場権を得られる2位以内に入る可能性が消え、4大会連続のオリンピック出場を逃した。なでしこジャパンは東日本大震災が起きた2011年のワールドカップドイツ大会で初優勝し、国民栄誉賞を受賞。12年のロンドン五輪で銀メダル、昨年のW杯カナダ大会でも準優勝と実績を残していた。
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【きょうの一文・ことば】
 今日一日、/怒らず、恐れず、悲しまず、/正直、親切、愉快に生きよ 中村天風
=ネパール・カトマンズ在住のポカレル本田明美さんから、私のフェイスブックに届いたことば。メッセージには「おはようございます。スッバプラバード。ネパールの休日。でも、私は予定がぎっしり。いつも、背中を押してもらってる言葉です。皆さんとシェアさせて頂きます」との添え書きがついていた

【新聞テレビから】
☆『〈東日本大震災5年〉不明2562人 揺れる思い 再捜索へ署名2万8000人 進む埋め立て 復興妨げては』『母の遺体なく いまも胸痛む 阪神大震災不明3人』『NYから3・11へ共に歩む 教会で追悼式典』、『〈G7 2016〉お伊勢さん「いいね!」FB 写真共有アプリ 動画投稿サイト サミット控えネット発信強化』、『米韓軍事演習始まる 北朝鮮に圧力最大規模』『北朝鮮は反発「総攻撃入る」』、『名古屋のホタル保全に光 「絶滅の危険」守山から東山動植物園へ』(7日付、中日夕刊)
☆『米韓最大規模の演習 30万人超「先制攻撃」想定も』『北朝鮮反発「総攻撃に入る」』、『〈沿岸行 東日本大震災5年〉農業阻む津波の痕跡 福島・南相馬』『山の再生若者に託す 双葉・森林組合が正規雇用 担い手育成へ布石』『NYで追悼集会 岩手から被災者初参加』、『元米大統領=故ロナルド・レーガン元大統領(共和党)=の夫人ナンシーさん死去。94歳』(7日付、毎日夕刊)
☆『福島原発ヘリで水投下前に電話 米軍トップ「果敢な行動」促す 折木元統幕長明かす』『「震災句集と小説」対談』『教訓胸に刻む 各地で震災追悼式』、『売電未回収金32億円 ロジテックから名古屋など15県市』、『名古屋20.8度 4月並み陽気 中部、今日以降も』(7日付、中日朝刊)
☆『〈復興の途上 第3部 東日本大震災5年〉福島の明日① 廃炉誰が担う 若手集まらず/残る偽装請負』『福島の子甲状腺がん 原発事故影響解明要求 国際学会 政府と県に書簡』『「忘れない」震災5年の追悼』『〈再起4〉 小名浜の魚いつか 信じてくれる客のため』『聖火台石巻で点火式 被災地の復興願い』『シイタケ原木福島へ 被災農家支援3年で1万本 三重の里山保存NPO』『高齢者避難検証 大槌で住民訓練』、『北島2位リオ確実 びわ湖毎日(マラソン)』、『「伝説」復帰成田選手=成田真由美選手(45歳)、横浜サクラ=リオへ パラ競泳「魅力伝えたい」』(7日付、毎日朝刊)

三月六日
 こすも・ここは、よれよれになりながらも、この世で生きている。なかなか動かないからだを懸命に少しずつ、動かしながらだ。
 きょうも彼女の大好きな曲・アメージング・グレースを2度、3度。3度、4度とユーチューブで聞かせてやる。ここは満足そうに、つぶらな目を輝かせ聞き入ってくれた。曲はほかにも彼女の大好きな〈コンドルは飛んでいく〉〈太陽の季節〉……と続いた。

        ❤        ❤
 よわい20歳、ニンゲンなら百歳になろうとする愛猫こすも・ここは、生きている。きのうに続き、きょうも1日衰弱しきった様子ながら、その生命力は見上げたものだ。本人の不撓不屈の魂はむろん、医師の点滴、注射の投与など治療がよいからこそ、生きているのだろう。
 この医師(愛北動物病院)は患者優先の姿勢が見事なほどで、日曜でも急患が訪れれば患者最優先で午前10時までに限って診てくださる。おかげで、老体のこことシロは危機に陥るつど、これまでも、どれだけ助けられてきたことか。手を合わせたい心境である。
 たとえ休みとはいえ、心配そうな表情で愛犬や愛猫を胸に訪れる家族にとっては、これほどありがたいことはない。まさに、わが町の名医さんである。
 
 きょう、朝の食膳に赤飯が出されていたのには、驚いた。
 舞のやさしい配慮で私が誕生日を迎えたからである。心からありがとう。夜に入り、友人知人からのフェイスブックへのお祝いメッセージを読ませていただき順次、一人ひとりに心を込め返電し始め、現在は日付を超え午前2時近い。送信し終え、感謝すると同時にホッとしているところだ。
 先ほどまで私の傍らで重体のからだを横たえていた、こすも・ここ。彼女は時折、息を弾ませとても苦しそうだが今は、お姉さんである舞の部屋で妹シロちゃん(正式名はトンヌラ)と共に三姉妹でいる。きょうも午前中医院に連れていったが体重はきのうの2.26㌔から2.36㌔に少し増えていた。
 医師によれば、「きのうは診察したのが遅かったので夕方の点滴が、まだ残っているからでは」との診たて(昨日は私たちの都合もあって午後7時前、治療してもらっている)で、「おしっこを出しておきましょう」とそれこそ、魔法の手のような仕草でおなかを擦ったら、小水が出てきた。そこで、もう1度、体重計で計ると今度は2.32㌔を示したのである。

 ともあれ、ここは必死の形相で生きている。生きようとしている。三男坊が室内にストーブを持ち込むなど、あれやこれやと彼女のことを気遣ってくれており随分と助かる。ここ、がんばって。死ぬんじゃないよ。私たち家族の闘いは、まだまだ続く。
        ❤        ❤

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 クアラルンプールで開催中の卓球世界選手権団体戦最終日がこの日、クアラルンプールで開かれ、日本は前回東京大会に続いて決勝に進出した女子、1977年英国バーミング大会いらい39年ぶりに決勝へ進んだ男子がともに中国に0―3で破れはしたものの、よくぞ健闘した。「リオ五輪に向け、すごくいい宿題をもらいました」とは、エースの石川佳純さん(全農)。
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【きょうの一文・ことば】
日の丸は戦うための旗でない  奥井淑子(91)石川県七尾市
=6日付中日新聞1面『平和の俳句』から。〈いとうせいこう〉戦争のために使われる旗でなく、平和の象徴として空にはためいてほしい。〈金子兜太〉戦争に付きものは悲惨な死者。日の丸ではない。日の丸は平和の証し。

【新聞テレビから】
☆『〈NHKスペシャル〉「被ばくの森はいま」 原発事故5年目の記録 無人の町で動物大繁殖 最新放射能汚染マップ 生物への影響調査は?』(6日付、NHK総合)
☆『〈サンデー版〉震災から5年 東北と再生可能エネルギー』『〈東日本大震災5年〉震災時から650人以上 外国人実習生沿岸の支え 水産業人手不足…「今や圧力」』『新人消防士「今度は自分が守る」 当時の中学生、夢を実現』、『名古屋ウィメンズマラソン 経済効果 100億円超 13日号砲』、『「お母さん、来てくれてありがとう」優しい昌さん忘れない』、『真田信之の像にスプレー状塗料 群馬、幸村の兄』、『北朝鮮船差し押さえ フィリピン 国連制裁決議後初か』、『〈おくやみ〉伊藤智幸氏(いとう・ともゆきさん。中日新聞一宮北部専売店主。元尾張中日会会長)=5日、腎不全のため死去、95歳。67年から01年まで中日新聞販売店でつくる尾張中日会の会長を務められた。長い間。おつかれさまでした』(6日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年〉原発事故原告1万2539人 訴訟全国31件 請求額1132億円』『福島・(田村市)都路地区原発賠償の原告団長=今泉信行さん(68)= 「何年かけても闘う」 家族も地域もずたずたに』『〈Sストーリー〉刻まれし命向き合う―大川小遺族と交流5年』『41歳父 涙の追憶 津波の大川小救えなかった命 秘めた思い切々と 立ち止まっていられない』、『保育園落ちたの私だ ブログに共感国会前で集会』、『分裂山口組衝突続く「実質的には抗争に近い」』、『■H氏賞に森本(孝徳)氏=34歳。詩集「零余子(むかご)回報」(思潮社)=、現代詩人賞に尾花(仙朔)氏=88歳。詩集「晩鐘」(同)=』(6日付、毎日朝刊)

三月五日
 啓蟄。春がきた。
 長男から季節の栞=季語・佐保姫(さほひめ)=入り「翁屋」の手づくり和菓子が届いた。恥ずかしながら、あす私が生まれた日だからに違いない。ほんとうに、いつもありがとう。

 毎年心のなかで叫んではいる。私はフェイスブックで「○月○日は△△さんのお誕生日です」というお知らせは、身ぐるみはがされるようで、どうしても好きにはなれない。逆にひとさまの誕生日のお知らせが届いたりすると、それは、それで祝福するようにはしているのだが。だから、この場を借りてフェイスブックで一方的に告知してくる私の誕生日の知らせは無視してほしい。くれぐれも、そうお願いしたい。
        ☆        ☆

 そんなことよりも、死線をさまよう愛猫こすも・ここは、きょうもよくがんばった。傍らで見ていると、骨と皮だけになり、それこそ今にも崩折れてしまいそうななか、命がけで時には座り、時には立ってあるいた。その姿をみていると、ヨレヨレで今にも倒れてしまいそうで見ているだけでも痛々しい。でも、彼女なりにがんばり、まさに仁王立ちで生きている。
 スプーンで口元に水を向けても一向に飲もうとしない、ここ。そんな彼女が午後、何を思ってか、自分から台所の水飲み場に出向き、元気なころと同じように水をゴクゴクのんでくれた時には、それこそ思わず「バンザイ」と叫んでしまった。本当に嬉しかった。
 きょうは土曜日。午前中は妻の俳句教室など互いにそれぞれの予定があったこともあり近くの動物病院へは夕方いっしょに出向いた。水を飲んでいたせいか体重はきのうに比べ0.08㌔増の2.26㌔であった。とはいえ、衰弱が激しく、あるくのがやっとの状態が相変わらず続いている。いまは3月5日の日付を超え6日の午前1時近いが、スプーンに水滴を乗せ口元に運んでも飲もうとはしない。

 午前1時を過ぎた。ここは、もうよれよれだ。私の部屋から居間までの廊下、10㍍ほどを一度に歩くことができない。1、2㍍ほどはあるくが、そこで立ち止まり考えたあとしばらくの間、座り込んでしまう。それでも、気力を振り絞ってまた立ち上がる。歩き出そうとするが足がふらふらで、おぼつかない。先程からそんなことの繰り返しだ。見かねた私は、ここを抱き上げいつもの茶の間に座らせる、というか、眠らせ、こうして原稿を書いている。
 あごはずっと波打ち口の両端からは白いよだれがかなりの量垂れている。あごがプクプクしており、なんだか全身が何か見えない手でえぐられていくやうでもある。そんなここの口を私は水を浸したタオルで拭き取ってやる。傍らでは心配そうな顔でシロがお姉さんの様子を気にしつつ横たわっている。このままだと、あすの朝、息を引き取っているやも知れぬ。あすの朝。生きていてくれたら、どんなに嬉しいことか。

 今夜は珍しく舞も早く寝てしまった。舞は愛猫、ここのことを既に覚悟しているのかもしれない。もう、寝よう。頑張れ! こすも・ここ。

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 土曜日。あれこれと起きるなか「継続は力なり」を何とか実践していかねば、と合間を縫って木曽川ひとつを越えた各務原蘇原コミュニティセンターへ。社交ダンスのレッスンをするためである。
 ブルース、チャチャチャ、ジルバ、ワルツのステップを学んだが先生曰く「基本はリズムです。リズムに合わせて踊ることが出来さえすれば、ブルースひとつでも十分。ダンスは立派に踊れます。ステップはリズムに付随してのもの。何よりリズムに合わせる。リズムを覚えてください」。
 よく分かる。何はともあれ、リズムをからだに染み込ませたうえで踊ることが肝心である。

【きょうの一文・ことば】
「本当に世界で一番幸せなプロ野球選手でした。本当に三十二年間ありがとうございました」=5日ナゴヤドームであった元中日ドラゴンズの山元昌投手(本名・山元昌広さん)の引退試合後のセレモニーで。マサさんのあいさつ

【新聞テレビから】
☆『〈東日本大震災5年〉職員派遣復興支える 中部の自治体 震災前の縁守る◆分野「丸ごと」も 名古屋市→岩手県陸前高田市 長野県佐久市→岩手県大船渡市 愛知県東浦市→大船渡市 富山県高岡市→宮城県多賀城市』『やり遂げるこの手で 応援先で定住、結婚 愛知県西尾市→宮城県七ヶ浜町』『「対口支援」が有効 ニーズつかみマッチング』、『マサ 最後の勇姿 ナゴヤドームで引退試合 ファン見納め「感無量」』、『中国成長率目標引き下げ 全人代開幕16~20年 6.5%以上』『国防費7.6%増 伸び鈍化も高水準』、『NY株が続伸 1万7000㌦回復 終値2カ月ぶり』、『組事務所に車突っ込む 津で盗難後 抗争か、けが人なし』(5日付、中日夕刊)
☆『春の舞ギフチョウ・名和昆虫博物館』、『〈沿岸行 東日本大震災5年〉廃炉へ長い闘い 福島第1原発』『●eye〈見つめ続ける大震災〉 綱渡りの廃炉作業 福島第1原発奮闘の7000人』『気仙沼出身の豊橋の高校生 太鼓に込める鎮魂 11日、駅前の追悼集会で演奏』、『中国成長「6.5%以上」 5カ年計画目標引き下げ 全人代開幕 16年国防費7.6%増』『米空母、南シナ海監視 周囲に中国軍艦多数』、『「大麻」検挙者2割増 危険ドラッグ規制強化で 昨年・全国』、『修学旅行「サミット後に」 関西の小学校影響恐れ変更続々 伊勢・志摩離れ心配』、『■琴奨菊関が故郷(福岡県柳川市)で水上パレード』、『■メディア王マードックさん結婚=「メディア王」の異名を取るルパート・マードック氏(84)と元スーパーモデルのジェリー・ホールさん(59)が、結婚。マードックさんは4度目の結婚。ホールさんは初婚』(5日付、毎日夕刊)
☆『〈東日本大震災5年〉釜石高「プレーで恩返し」 夢の選抜野球 亡き家族や支援者思い』、『辺野古工事中断 国と県和解再協議へ 首相、移設方針は変えず〈解説〉抜本解決道筋見えず』、『「父と不和」未投函の思い 志賀直哉の書簡など1万1886点寄贈』『17~19歳多くが投票意欲 中部9県ネット調査 参院選戸惑いも』、『ランニングポリス初出場 安全へ「共走」』、『「朝鮮学校補助を停止」 河村市長 核実験受け表明』(5日付、中日朝刊)
☆『ぽかぽか陽気4月中旬並み 東海地方』、『〈東日本大震災5年 再起③〉父と友の言葉で前へ できることやる』『原発PR看板2基目を撤去 双葉町』、『新国立聖火台 置き場所検討漏れ 五輪担当相「まず内か外か」』、『廃棄食品の撤去排出元に要請へ ダイコー』(5日付、毎日朝刊)

三月四日
 リオ五輪アジア最終予選の第3戦が大阪で行われ、「なでしこジャパン」は中国に2―1で敗れた。残念である。あすは、ナゴヤドームでマサさん=プロ野球元中日投手の山本昌さん(50)=の現役引退試合。少し見たい気もしないではないが、ことしも招待券は知人に。ドラファンに喜んでいただけたら、それでいい。
 マサさん、長い間お疲れさまでした。

『辺野古訴訟が和解 首相、工事中止受け入れ 「普天間固定化を回避」』『〈解説〉参院選への悪影響懸念 首相』
 きょうの中日新聞夕刊1面トップ見出しだ。紙面は、安倍首相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐる代執行訴訟で福岡高裁那覇支部が示した工事中止を含む和解案を受け入れる方針を表明。県側も受け入れ、和解が成立。国、県双方の対立が続けば移設計画も危うくなるとして受け入れを決断したなどと伝えている。
 安倍首相は受け入れを表明後、翁長雄志知事と官邸で会見、和解は成立したが「あれほどの強硬姿勢がなぜ、一転したのか。受け入れ表明は、夏の沖縄県議選と参院選への影響を配慮したためでは」など。いろんな思惑が乱れ飛んでいる。が、それはそれとして両者が同じテーブルに着いた点でこれはこれで大きな前進だ、といえよう。
        ☆        ☆

 きょうはポカポカ陽気で、春到来の観である。
 朝から大津、ネパール、東京…へと電話やメールをしたりされたり。某紙からの問い合わせにも答えるなど、慌ただしい1日に。合間には、まもなく満95歳となる義母も見舞う。そんななか、朝1番で愛猫こすも・ここを病院に連れていき点滴と抗生物質の注射をしてもらって帰ったが体重はまたしても減り、苦闘のドラマは延々と続く。
 妻とふたりでなんとか食事をさせようとするが、頑として食べようとしない。いや、食べられないのか。無理やり、少しだけチューブで食べさせてはいるが、これとて限界があり困っている。こうした拒否反応は、以前にもあったのだが。何かの拍子で食べるようになってくれたら、と。ただそのことを願うばかりである。

 深夜遅く。それでも風呂あがりでくつろいでいるところへ彼女は痩せ衰えたからだを奮い立たせるようにして、ヨタヨタと全身を震わせながら私の傍らにやってくる。その姿がなんとも痛々しくかつ、けなげに見え私は思わず、「ここっ、ありがとう。あまり、無理しないようにネ!」と声をかけてやる。
 すると、ここはうるんだ目を私に注ぎ、決まって、口をあけニャ~アン、と答えてくれるのである。「ここ、死んじゃいけない。少しでも長く生きるのだよ」と私。

 ここで1編、即興で書いた詩を記しておきたい
【こすも・ここへの讃歌】
♪ここは何もいわない
 ただ黙って
 力尽きそうな顔を
 それでも視線をあげ
 負けないよ、と
 前を見て座りつづける
 何を考えているのだろう
 
 ここは何もいわない
 ただ黙って
 私たちニンゲンみたいに
 うらみ、つらみを言うはずもない
 負けないよ、と
 自らの運命だけを
 静かに受け入れようとしている

 あわてることなんか ないよ
 こすも・ここ
 ゆっくり 
 ゆっくりと
 前に向かって進もう

        ×        ×
 本日付中日夕刊に『平和へ「何なすべきか」刻む』『東京 故加藤周一氏の詩碑計画』の見出し。
 それによると、生前「知の巨人」と呼ばれ、「9条の会」の呼びかけ人ともなった故加藤周一さん(89歳で死去)が〈故郷を愛する詩〉を作っており、没後7年余となり、留学生支援などを行うNPO法人「国際人材交流支援協力機構」理事長の松岡温彦さん(75)らが故人をしのび、東京・渋谷区内で平和を象徴する詩碑建立準備を進めているという。
 詩は【春の宵 さくらが咲くと花ばかり さくら横ちょう想出す 恋の昨日 君はもうここにいないと】

【きょうの一文・ことば】
「自分が頑張る姿を見せることで、浪江や福島の人たちが一歩を踏み出せるようになれば」「いろんな思いの込められたピアノ。被災者の気持ちが前に向くように弾きたい」
=4日付中日夕刊『〈東日本大震災5年〉 奇跡のピアノ夢奏でる 福島・浪江出身 音大生プロ目指す』の記事のなかで。今月、東京都内で開かれる復興支援イベントで津波被害を受けながら修復された奇跡のピアノを奏でる東京音楽大1年の篠原聖華さん(19)。14、15日に東京・日本橋高島屋での出演を前に語った
※このピアノは、元はいわき市の豊間中学校の所有だった。津波被害に遭ったあと、いわき市内のピアノ調律師遠藤洋さん(57)が修復し、よみがえらせたことから「奇跡のピアノ」と呼ばれている。

【新聞テレビから】
☆『辺野古訴訟が和解 首相、工事中止受け入れ「普天間固定化を回避」』『〈解説〉参院選への悪影響懸念 首相』『「まさかの受け入れ」辺野古訴訟和解 沖縄、歓迎と戸惑い』、『〈東日本大震災5年〉 奇跡のピアノ夢奏でる 福島・浪江出身 音大生プロ目指す』、『大名古屋ビル9日全面開業 口紅300本春をメーク』『花粉症つらい春? 飛散量例年より少なめ予想』、『純金の曲線美1億5000万円 大須でバイオリン展示』、『★(芸人で芥川賞作家の)又吉(直樹)さんがキャスターに』、『★(シンガーソングライターの)徳永英明さん活動休止』(4日付、中日夕刊)
☆『世界に届け新茶の香り 四日市で初摘』、『先人の志語り継ぐ 気仙沼出身の美術教師 民話の世界に導かれ 流失の地蔵新たに制作』『〈沿岸行 東日本大震災5年〉漁港にそびえる防潮堤 岩手・山田』、『〈政府30年目標〉 温室ガス26%減へ 家庭用燃料電池530万台 全照明LEDに』、『宇宙ベンチャー支援 事故時の賠償など法整備』、『悪質商法 罰金最高1億円 改正案閣議決定 消費者に返金指示』、『出雲大社「庁の舎」解体検討 複数の建築賞 学会、保存要望へ』、『AV出演強要被害急増 人権団体、法規制求める』(4日付、毎日夕刊)
☆『涙の海卒業できたよ 浜名湖ボート事故 親友の死、いじめ乗り越え』、『〈東日本大震災5年〉災害公営住宅入居進まず 家賃重荷 住民ニーズとズレ』『仮設の交流消え「寂しい」』『再出発亡き家族に囲まれ 仮設から災害公営住宅入居』、『中川路上殺人2人逮捕 容疑で県警 イラン人、他にも逃走』、『廃棄物「撤去は困難」ダイコー、愛知県に通知』、『再履修単位把握せず ウィッツ青山 伊賀市と対策協議』『修学実態ない生徒も』、『〈訃報〉秋田Bスケ氏(あきた・びーすけ)=2月22日、急性循環不全のため死去。89歳。神戸市出身』(4日付、中日朝刊)
☆『春の光浴び 輝くサンマ(宮城県女川町)』『〈東日本大震災5年 再起②〉語り継ぐ父よ妹よ 2度の津波、生き残り(南三陸町)』『被災3県 復興住宅孤独死11人 1年間交流支援が課題』『常磐線全面開通「20年春までに」 政府方針』、『虐待相談ダイヤル189番「つながる前に切る」75% 長い音声案内改善検討』、『ディーゼル車 NOx排出走行中も規制 国交省試験 屋内基準の最高10倍』、『〈伊勢志摩サミット2016〉「ナゴヤドームでテロ」 愛知県警が訓練』(4日付、毎日朝刊)

三月三日
 お雛さま。
 原子力規制委員会の有識者調査団が北陸電力志賀原発(石川県)の1号機原子力建屋直下を通る「S―1断層」を活断層と結論付けた。これに対して北電側は断層の活動性を否定。再稼働をめざして新規制基準の適合性審査を申請する方針を表明。
 きょうの参院予算委。この席で安倍晋三首相は「憲法が出来、70年近くになるが私たちの手で憲法をつくっていく精神を持つことは大切だ」「現憲法には指1本触れてはならないという空気を醸成し、思考停止に陥ることがあってはならない」と改憲への意欲を語った。
        ☆        ☆
 
 女性たちがナントナク華やぐ日なのだが。わが家は愛猫こすも・ここが闘病中でもあり、全体にどこか沈んでいる。きょうも朝1番で近くの病院へ。痩せ細る一方の中で相変わらず信じられないほどの力を出して治療を嫌がるここ。そんな彼女を診療台の上で妻と看護師が厚手のタオルで押さえつけた際、何かの弾みで彼女が床下に落ちるというハプニングには一瞬、もうダメか、と諦めはしたが、強靭な彼女は大丈夫でケロリとしており安心した。

 それにしても、ここ2週間ほどは連日の医者通いで、それこそ命がけの治療が続いているのである。回復してくれることを、ただひたすらに信じ。きょうは夕方、ここと妹シロちゃんを前に〈ふるさと〉〈この道〉〈夕焼け小焼け〉〈みかんの花咲く丘〉〈ゴンドラの唄〉〈琵琶湖就航の唄〉……と、思いつくままにハモニカをふいてやったのである。ふたりとも満足そうに聴き入ってくれ、いっとき、ここの顔に光りが差してきた、その事実を私は忘れない。

 ともあれ、このところ執筆その他の諸事にも追われ、舞ともども睡眠不足が続く。1日じゅう、大の字になって何も考えず眠りこけたい。小説にはどんなものであれ、「人間も。動物も。植物だって。みんな生きている。誰もが苦しみながら懸命に生きている」。この視点から書き続けることこそ、私すなわち一匹文士(いっぴきぶんし)伊神権太ならでは、の道であり世界だと信じている。

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 ニュースの方はおひなさまならでは、日本中央競馬会(JRA)に16年ぶりに女性騎手が誕生した話題が各マスコミを通じて日本列島を駆け巡った。この女性騎手は、藤田菜七子さん(18)=根本康広厩舎=。この日、川崎競馬でデビューした菜七子さんは計6レースに騎乗し初勝利こそ逃したが第5レースで2着、最終レースでも3着に入り、7000人を超す観衆から盛んな声援が送られた。
「この日が待ち遠しかった。競走馬に乗れ、感激しています。女性も男性もない世界、結果を残せる騎手になりたい。100点をめざして頑張ります」と菜七子さん。楽しみな騎手が出てきた。がんばって。ななこさん!
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【きょうの一文・ことば】
「人々はおのれ一人の利益を優先させるあまり、互いを思いやる慈悲の心を忘れている」
=3日付中日朝刊『天台座主の森川氏「世界 慈悲の心を」 紛争解決へ意欲』の記事のなかで。天台宗最高位の第257世天台座主に就任した森川宏映さん(90)が天台宗務庁で開いた記者会見の席で。世界情勢にふれて、こう述べた

【新聞テレビから】
☆『福島の子県外避難1万人 原発事故不安 復興に影響の遅れ』『〈東日本大震災5年〉性同一性障害と向き合い前へ 災害FM心支えた職』『情報発信終え 多くが閉局  運営に苦しみ』、『北が飛翔体6発 決議に反発か』、『リオで五輪初の「難民選手団」 IOCがチーム結成』『ゴールは東京パラ五輪 沖縄の「新星」嘉納さん挑戦 13日名古屋で車いすマラソン』、『志賀1号機直下に活断層 調査団が最終判断 廃炉強まる 北陸電「納得できぬ」』、『吉野家「1号店」うまく残して 築地から移転で名称論議』、『★尾上菊五郎さんが休演』、『不正送金30億円超す 昨年、ネットで 信金など被害急増』、『教育長に平松氏 愛知県、教育委員長役割も』(3日付、中日夕刊)
☆『無病息災願い 名古屋で園児が流しびな』、『〈沿岸行 東日本大震災5年〉悲劇の庁舎囲む盛り土 南三陸』『「阪神」から慰霊の灯=宮城県名取市の仮設住宅で開かれる追悼行事で、ことしも神戸の竹灯籠がともされる』、『北朝鮮制裁決議を採択 安保理 禁輸など強化』『短距離弾発射か 北朝鮮』『米、中露に履行迫る 対北朝鮮制裁安保理採択 EUは追加措置検討』『米が独自制裁 正恩氏側近も対象』(3日付、毎日夕刊)
☆『〈東日本大震災5年/中日ボイス8658人回答〉記憶の風化に危機感 「どこかひとごと」 思い複雑』『両陛下が復興視察 福島、宮城訪問へ 16~18日、被災者と懇談』、『〈2016年米大統領選 スーパーチューズデー〉共和トランプ氏 民主クリントン氏 7州勝利 指名へ前進』、『貧困高齢者160万人増 最近5年間試算 年金減、増税で負担』、『ユニー電力販売参入 家庭向け 大手スーパーで初』、『★石川遼選手が結婚』(3日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年〉夫といた場所が古里 娘2人と不安乗り越え 再起』『マイホーム つなぐ夢』『「ふるさと返せ」原発被害者集会 東京・日比谷』、『首相「改憲 在任中に」 賛成勢力 参院選2/3意欲』、『新規生徒募集停止を ウィッツ指導伊賀市に要請 文科省』『トラブル解決に4100万円 鳥羽市副市長「脅し取られた」被害届け出へ 相手側は否定』、『青酸連続殺人 筧(かけひ)被告の薬成分検出 遺体と押収の小袋から』、『18歳の選挙 最初は町長選? 滋賀県日野町 7月3日投開票決定』、『21世紀枠・兵庫の長田高 ふるさと納税支援1174万円』、『■トカラ列島で噴火』(3日付、毎日朝刊)

三月二日
 米大統領選指名候補を決める序盤戦のヤマ場、スーパーチューズデーで民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)、共和党は不動産王ドナル・トランプ氏(69)がともに7州で勝利し指名獲得に向け、大きく前進した。
 午後9時50分ごろ(現地時間は7時50分ごろ)、インドネシア・スマトラ島の西南西沖の深さ24㌔地点を震源にマグニチュード(M)7・8の強い地震が発生。
        ☆        ☆

 毎日、妻とふたりで愛猫こすも・ここを近くの動物病院に連れて行っている。彼女は、このところずっと大好物のはずの黒缶を受け付けないばかりか、水ものもうとしない。そんな苦闘の日々が続いている。これでは、やせほそるばかりだ。
 あぁ、それなのに。医師の前で、いざ点滴と注射をされるとなると全身で力を出し抵抗しようとする。ふたりで痛々しくやせ細ってしまっている全身を押さえつけ、そのつど治療を受けさせるのだが。一体全体、どこにあんなに強い力があるのか。
 そんな状態なので、きょうからは獣医師専用の栄養補給のための高タンパク質・高カロリーに調整した特別療法食(米国産)を与えることにしてストロー式チューブとともに持ち帰り、頑として開かない口を無理やり開かせ食べさせることを始めはしたのだが。夜遅く二度目を与えたあと、グァッという音を出し放物線を描いて吐瀉してしまう事態に陥っている。
 そんな、こすもを傍らにきょうもアレヤコレヤと、すべきことをこなしながら1日が去っていった。

        ×        ×
 女子のリオ五輪アジア最終予選第2日が2日、大阪市で開かれ、日本代表「なでしこジャパン」は韓国と対戦、1―1の引き分け。4大会連続の五輪出場への自力突破が消滅した。がんばれ! ニッポン
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【きょうの一文・ことば】
 息子さんを亡くし、悲しみに暮れている津島さんを復活させた一つの“発見”があった。それは、目の前のすべてのものが、死者によって作られたものだという、変哲もない発見だ。街も、橋も、家も、道も、そして思想や言葉さえも、今は生きていない死んだ人たちが作り、この世に残していってくれたものだ。その時に、もちろん悲しみが消え去ることはなかったが、大きくて深い喪失感から立ち直ることができたと、津島さんは書いていた。
=2日付毎日夕刊『▶寄稿 川村湊(文芸評論家) 光り輝く生命の根源 津島佑子さんを悼む』から。抜粋

【新聞テレビから】
☆『降り注ぐ香り 天白でしだれ梅見頃』、『最後の願い「海の再捜索を」 陸前高田市長へ被災者家族ら署名提出』『〈東日本大震災5年〉復興アイデア学生目線 東海地方の大学から、観光の島へ』、『高浜4号機冷温停止 障害原因究明へ 営業運転来月以降』、『〈2016年米大統領選〉クリントン氏に勢い8勝 スーパーチューズデートランプ氏6勝 2氏が勝利宣言』『将来託す一票 熱く』、『飛騨出身の彫刻家 本紙紙面使い表現 9条危機アートな訴え』、『JR東が海外初 パリでEKIBEN(駅弁販売)』(2日付、中日夕刊)
☆『近未来の市松花柄 パリコレ開幕』『(英ロックバンド・ローリング)ストーンズキューバ公演 25日「歴史的かつ画期的」』、『対北朝鮮 制裁決議1日延期 安保理 露提案で一部修正』、『「令状なしGPS(全地球測位システム)」適法 大阪高裁 1審と逆の判断』、『東証一時600円高 3週間ぶりの高値』、『〈東日本大震災5年〉「奇跡のあじさい」復興の象徴に 福島・須賀川 犠牲者出たダムに群生 全国に株分け』、『カンニング防止「受験者は下着姿に」 インド 軍隊の入隊試験』(2日付、毎日夕刊)
☆『〈東日本大震災5年〉被災3県経済「悪化」5割 主な要因「販路縮小」最多 商議所・商工会アンケート』、『認知症事故家族に責任なし JR東海逆転敗訴 最高裁初判断「監督難しい場合」』(2日付、中日朝刊)
☆『被災農地74%復旧 除染影響 福島は33% 農水省調査』、『予算案が衆院通過』、『対北朝鮮制裁決議案 安保理きょう採択』、『高浜再稼働中旬以降に 4号機緊急停止 大電流を検出器検知』、『〈東日本大震災5年〉岩手と米国の高校生交換 太平洋漂流絆運んだ舟 友情を描いた絵本に』(2日付、毎日朝刊)

三月一日
 愛知県大府市で2007年12月7日に当時91歳だった認知症の男性がはねられ亡くなった。この事故をめぐって家族が鉄道会社への賠償責任を負うかどうかで争われていた訴訟の上告審判決で最高裁第三小法廷(岡部喜代子裁判長)はこの日、「監督は困難だった」として家族に責任はないと判断しJR東海の賠償請求を棄却した。
        ☆        ☆

 けさ起きると車にはうすらと白い雪がかぶさっていた。この地方も含め日本の各地で寒波が襲来、岐阜県高山市の斐太高校では雪のなか、旧制中学時代から過去70年以上続く卒業式恒例の「白線流し」が学校前の川で行われ、恩師や友との別れを惜しんだ。
 
 裏目、裏目の1日となった。人生いろいろ。たまには、こうした日もいいか。人間だから。誰とて欠点はあろうというものだ。ニンゲン、どんなに信頼に足る人物だとしても、完璧な人なぞはいない。であればこそ、芸の道を歩めるのやもしれぬ。

 名古屋に出る前に、江南市内のケーキ屋さんに寄って1日遅れとは知りつつ妻の誕生日祝いのケーキを【〈2016年2月29日〉の日付と〈伊神舞子へ〉】のあて名入りで作ってもらおうと勇躍、店を訪れたが、無情にもシヤッターは下りたまま。休みと分かった。
 気を取り直して名古屋へ出向く。いろんなドラマが目の前に表れては消えていった。自分自身にも言い聞かせたが、人の悪口を他人にいうことは避けたい。それから、褒めすぎ。さほどでもないのに。思い込みも度を過ぎており、これも繰り返し聞かされる方がうんざりする。
 悪気はなくとも、やはり聞くに耐えない。品格が落ちる。みなさん、それなりに懸命にこの世を泳いでいるのだから。みんな同じなのだ。もう、これ以上はやめておこう。悪い点は本人にズバリと指摘すれば、それで事足りる。

 とは言うものの皆さん。いい人ばかりだ。なので、ここは【自戒の気持ち】もこめ風に流してひと呼吸しなければ、と自らに言い聞かせこうしてデスクに向かっている次第。ヒトのふり見てわが身を正せとは、なるほどよくいったものだ。私も含め、ニンゲンたちは皆未完成品の集合体である。ヒトそれぞれにいいところもある。私自身も多々、反省しなければと思っている。この世で1番の悪は私なのだから…。
 なんだか、おかしな話になってしまった。太宰治の作品世界でもなかろうがこの世のなか。「自分でよかれ、と思って行動していることが、実は他人を深く傷つけている」。この点は、ありがたい指摘だ、とすなおに思っている。

        ×        ×
 2004年に史上7人目の三冠王に輝き昨季限りでソフトバンクを退団した松中信彦内野手(42)が福岡市内で現役引退の記者会見。松中内野手は2月末まで複数球団の入団テストを打診していたが不調に終わり「現実は厳しい。この終わり方がぼろぼろなのかもしれない。後悔はありません」ときっぱり。大阪国際女子マラソンを制した福士加代子さん(ワコール)がリオ五輪の最終代表選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソン(13日)の欠場を発表。
        ×        ×

【きょうの一文・ことば】
「一緒に年を取りながら、チンパンジーの老化を研究したい」「学習能力が高かったアイと一緒だったから、さまざまな成果を出せた」「僕も年を取って、最近物忘れが増えた」「チンパンジーが老いると認知能力はどう変わるのか、最後まで見届けたい。世界でまだ誰もやっていない研究になる」
=3月1日付中日夕刊軟派トップ『アイと38年 老後も一緒 京大霊長研・松沢教授が定年「老化の研究を」』の記事のなかから。チンパンジーの認知能力研究の第一人者として知られる松沢哲郎・京都大教授(65)が今秋40歳となり人間なら還暦を迎える研究パートナー・アイについて

【新聞テレビより】
☆『〈3・11からの出発 東日本大震災5年〉石巻市萱葺き業熊谷秋雄さん 伝統の新しさを発見 すべて流されて 東京の真ん中に(出田阿生)』、『短期決戦いざ就活 会社説明会解禁 面接まで3カ月』『選考日集中も■素早い判断必要■留学生に影響』、『集団的自衛権を全面容認 衆院予算委 改憲方針で首相答弁 予算案衆院通過へ』、『高浜緊急停止は過電流が原因か 関電発表』、『爆買い拠点栄に上陸「丸栄」に中部初 ラオックス開店』(3月1日付、中日夕刊)
☆『「清く美しく」言葉胸に卒業 宝塚音楽学校』、『被災地3県高校の卒業式』『〈東日本大震災5年〉滋賀(彦根)の女性・介護予防DVDに出演 「立ち直った姿」恩返しに 被災、介護悩み地域に救われ』、『短期決戦就活スタート 面接解禁まで3カ月選考前倒し 名古屋140社出展』、『求人倍率改善1.28倍 消費は5カ月連続減少1月失業率改善3.2% 暖冬で衣類不振』(1日付、毎日夕刊)
☆『津波予測の可否争点 福島事故 東電元会長ら強制起訴』『高浜4号機緊急停止 再稼働3日 発送電操作の直後』『報道陣見守る中 警報』『高浜町長「慎重に」 4号機停止トラブル続き注文』『震災復旧談合で起訴 東京地検特捜部大手含む舗装10社』、『〈2016年米大統領選〉きょうスーパーチューズデー 指名争い正念場 有力2氏に勢い』、『本紙CMに又吉さん、遼河さん』、『「勾留延長は3カ月間」元稲沢市議に中国の地裁通知』、『電波停止宣言「表現の自由に反する」 田原さん鳥越さんら抗議』、『昇龍道の大使に中野良子さんら』(1日付、中日朝刊)
☆『消費増税先送り観測も 首相「世界経済収縮なら」』、『北海道大荒れ帯広1人死亡』、『基準超えほぼゼロ セシウム調査 福島沖の魚』、『「原発事故 津波対策怠る」東電元会長ら強制起訴』、『なでしこ初戦黒星 五輪最終予選 豪州に1―3』、『栃木小1殺害「自白、事実と矛盾」 弁護側、検察証拠に反論』(1日付、毎日朝刊)

16年3月2日

ウェブ作品集

伊神 権太

実録随想「残り花」

平成二十八年三月三十日
 自民、公明両党が野党提出の安全保障関連法廃止法案を今国会で審議しないと決め、「安保よりも消費税の増税、同日選、憲法論議に国民の関心を向けさせようとしているのでは」との憶測が強まっている。経営再建中のシャープが取締会を開き、台湾の鴻海精密工業からの出資額が当初予定より1000億円減の3888億円となる条件変更の受け入れを正式決定。鴻海もこの日開かれた取締役会でシャープの買収を決めた。
        ☆        ☆

 夜。江南の夜のちまたへ。舞の俳句仲間でもある中西彬さんとの一杯会を約束していたためだが、駅前の【ここは や台や】で飲んだあとは、歩いて【キサック画廊】なるカラオケつき居酒屋へ。飲みながら、人生の先輩でもある中西さんからは〈一生仕事 一生遊び〉の言葉に始まり、♪パソコンもスマホも無縁月見酒♪遠吠えの冬三日月の折れそうな♪夏座敷ちいさく占めて嬰眠る―など中日俳壇などにも掲載された自作俳句の多くを教えられ、忘れえぬひとときに。
 〈とまり木と言われて嬉し―二十八年目〉の自らの書を店の一角に張り、客をもてなす女将もなかなか粋で、帰りしなには【縁ありて我人生豊なり】【今宵の出逢いは明日の糧】と書かれた毛筆の書までいただいた。知らなかっただけで、江南にもこんなに良いお店があったとは。
 いただいた毛筆の書ふたつ
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 客のなかには80歳前後の男性もおられ、俳優石原裕次郎と歌手小林旭の違いについて持論を展開されるなど和気あいあいの時が流れていったのである。この方は、元郵便局員とか、で私のふるさと和田の地理についてもめっぽう詳しく、小学時代の私の幼友だちが今も和田で元気でおいでになることまで教えてくださった。いやはや、縁は異なもの、味なものだ。

【きょうの一文・ことば】
♪オリオンがきれいですよ! と帰りしな
=30日夜江南市内の居酒屋にて。中西彬さん

【新聞テレビから】
☆『被災地「復活」歌に願い 日本の高校生が米大学生と合唱 NY』『各国高校生招き「津波サミット」11月に日本で開催』『〈震災から5年〉東北から考える「文学の役割」 書くことで向き合える』、『反戦シャンソン12歳が歌い継ぐ 名古屋で活動 加藤(ハツ)さんの遺志胸に』『安保廃止法案審議せず 自公「決着済み」で一致』、『特定秘密初の報告書 衆参審査会 政府に改善要求も』、『生徒「手つながれ外出」誘拐容疑の男逃走防止か』『公衆電話緊急時の命綱 無料で110番可能 重要性を再評価』、『教科書謝礼2校長戒告 愛知県教委が計69人処分』、『日本人含む58人一時拘束 モンテネグロ「オウム信者」と報道』、『凝ったデザイン全国30種 ご当地マンホールカードで集める 第1弾を無料配布』(30日付、中日夕刊)
☆『ニホンカモシカ見つけた』、『福島第1原発「凍土壁」認可決定 規制委 東電、海側から作業へ』『除染廃棄物に減量技術 環境省計画案 低濃度の土は再利用』、『車ナンバー付け替え 誘拐後 少女目撃』、『憧れのタカラジェンヌへ 104期生40人合格発表』、『救急医9人退職へ 名大病院「来月2人補充」』、『万引きGメン窃盗容疑で逮捕 滋賀・スーパーの保安員 財布丸見え「困らせようと」』、『配偶者失うと脳卒中リスク高い? がんセンターなど調査 生活習慣など影響か』(30日付、毎日夕刊)
☆『ドーム満開竜快幕』、『福島→岐阜避難いじめ…過酷5年 十五の春前を向く「原発なければ」無念、手記に託し』『福島避難者へ深刻な差別』『若者よ まだ遅くない 俳優天野鎮雄さん(80) 安保法抗議の声やまず』、『再生エネ選びたいけど 電源構成公表7社のみ 電力自由化 中部20社』、『「餃子の王将」200億円流出 第三者委報告 特定の経営者に 射殺の社長、清算に乗り出す』、『名古屋城木造天守500億円 事業者は竹中 市民アンケートへ』『財源や工期…課題山積』(30日付、中日朝刊)
☆『「最高裁隔離法廷は差別」ハンセン病有識者委』『ハンセン病家族提訴 熊本地裁第2陣509人国賠請求』、『安保法施行「それでも違憲は違憲」東海3県で抗議集会』『「戦争しない」は通用しない 自衛隊員募集現場困惑』、『首相、追加経済対策示唆 過去最大 16年度予算成立』、『NPB(日本野球機構)産経新聞に抗議 野球賭博報道 施設立ち入り禁止』、『埼玉・誘拐 手紙消印で居場所偽装か 少女「上尾には行ってない」』(30日付、毎日朝刊)

三月二十九日
 球団創設80周年の中日ドラゴンズが今夜、ナゴヤドームでの今季開幕戦を迎え、広島に4―2で逆転勝ち。この日の始球式は、あのフォークの神さまで元中日エース、杉下茂さん(90)が務めた。
 ロイター電などによると、エジプトのアレクサンドリア発カイロ行きのエジプト航空の旅客機(エアバス320型機)が29日、爆発物を身に着けた男にハイジャックされ、キプロスのラルナカ空港に着陸。犯人はその後の交渉で投降し、乗員・乗客81人は全員無事に解放された。具体的な動機はまだ分かっていない。
        ☆        ☆

 未明に、このところ連夜おそくまで書き続けてきた小説「海に向かいて、―瞬き」を、東京の〈脱原発社会をめざす文学者の会〉事務局あてにメール出稿。つい先日の文学者の会の会報原稿(第6号用)につづく出稿で少し肩の荷が下りたのも事実。さあ、寝なければ。あしたは、あしたの風がふくのだ。

        ×        ×
 報道によれば、名古屋・栄のテレビ塔に昨夜、中日ドラゴンズの球団創設80周年を記念し優勝を祈願した「昇り竜」が点灯された、という。中日新聞と地元企業などが取り組む「WE LOVE DRAGONS」プロジェクトの一環として実現、テレビ塔の南面の地上25㍍の位置から90㍍の展望台に向かって、黄色に輝く竜が昇っていく様子が発光ダイオード(LED)で表現され、それは見事。これには「点灯は1夜限りだったけれど、チームは息切れすることなく頂上をめざして」と、ドラファン。
 一方、コンビニエンスストアの「サークルKサンクス」も球団創立80周年を記念して東区矢田のナゴヤドーム近くの店舗を球団の応援仕様に改装。外装は、ドラゴンズブルーを基調とし店頭のガラスには公式キャラクターのドアラなどをあしらい、ホームの試合が行われる日は従業員もユニホーム姿になるという徹底ぶり。ドラゴンズ一色で優勝に役立ちたい、としている。
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【きょうの一文・ことば】
「お父さんとお母さんが離婚することになった。弁護士が保護してくれるから車に乗って」=29日付の中日夕刊『フルネームで声掛け 埼玉誘拐 女子生徒「面識ない」』の記事のなかで。当時中1だった女子生徒(15)が下校途中、寺内樺風容疑者(23)が話しかけたことば

【新聞テレビから】
☆『〈伝える訴える〉 1993年にケビン・カーターがスーダンで撮影した「少女とハゲワシ」「命を救うため」撮る アフリカ紛争地で 写真の力㊦』、『96兆円超 16年度予算今夕成立』、『(安保関連)法施行受け国会論戦 首相、意義強調野党は法批判 安保法廃止ここから シールズ東海参院選手応え』『「愚行繰り返すな」 戦争体験者ら安保法抗議 国会前』、『「食卓塩」35%値上げ 来月、24年ぶり 輸入調達費が上昇』、『中皮腫苦しくても生きる 稲沢の男性 希望伝える闘病記(「仄かな希望」)』、『ホリーです。よろしく 東山動物園で(オーストラリア・タロンガ動物園から贈られた雌のコアラ「ホリー」=2歳=の)一般公開』(29日付、中日夕刊)
☆『「南三陸のワカメ味わって」 宮城 漁師と体験ツアー人気』、『安保関連法施行 首相「日米同盟強化」野党「違憲変わらず」』『「声上げる」全国34都市で抗議集会』『歴史の教訓に学べ 第一次大戦中 対象外地域派遣で海軍犠牲 安保法施行 米国要請で拡大恐れ』『日英同盟下 要求エスカレート』、『少女の氏名呼び誘拐 容疑者、目隠しも準備か』『誘拐容疑者 発覚察知し逃走か 少女逃亡後 伊東駅似た映像』、『センバツ 「ドリームシート」で未来の球児夢膨らませ 今大会から導入』、『福岡県警 前署長ひき逃げ容疑 自転車接触 書類送検、戒告処分』(29日付、毎日夕刊)
☆『安保法施行 集団的自衛権行使可能に 国会前やまぬ抗議の声』『「海外で銃…想像できない」自衛官胸中複雑』、『名古屋競馬場、弥富移転へ 跡にアジア大会選手村案』、『〈伊勢志摩サミット〉賢島の交通規制 5月21日の開始で調整』『結婚・転居後も 海女やりたい 「3世代」中川さん 漁協が特例検討』、『公然わいせつの疑い 名大准教授書類送検』(29日付、中日朝刊)
☆『「逆さ桜」幻想的 岐阜・白川町』、『八角親方(元横綱北勝海)理事長再選 貴乃花親方に6対2 相撲協会 収入増の手腕評価』『衆参同日選5月に判断 首相、増税是非も 経済対策指示』、『千葉は外から鍵逃げられなかった 監禁の少女 父に説明』『少女「手紙書かされた」 誘拐容疑23歳、家出偽装か』、『菜七子騎手のサイン欲しさに ゼッケン「失敬」侵入容疑の男逮捕』、『鹿児島県警 捜査放置 母子殺害事件で7年間』、『道庁爆破事件の死刑囚再審棄却 札幌地裁』、『静岡の風力発電 羽根破損し飛散 けが人なし』(29日付、毎日朝刊)

三月二十八日
 埼玉県朝霞市で2014年3月に当時中学1年生だった女子生徒(15)が誘拐され、東京都内で保護された事件で埼玉県警が未成年者誘拐の疑いで東京都中野区に住む寺内樺風容疑者(23)を静岡県伊東市内で確保。この日午前3時20分ごろ「血だらけの男が歩いている」との通報があり、容疑者は「カッターで首を切って死のうとした」と供述し、病院で手当てを受けている。県警では回復を待って逮捕する。
 これまでの調べによると、寺内容疑者は今春、千葉市の千葉大学を卒業し先月、中野区のマンションに転居。この間、女子生徒は外出を許されず、2年間にわたって千葉市と中野区の容疑者宅で監禁状態にされていた。不明となった直後に自宅ポストで見つかった女子生徒の名前で書かれたメモ「家も学校もちょっと休みたいです。しばらく友達の家です。さがさないで下さい」、ほかにしばらくして自宅に届いた手紙「元気に過ごしている。迷惑かけてごめんなさい。しばらくは帰らない」については、車の中や千葉のマンションで書かされた、などと話しているという。
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 さまざまなる〈さくら〉たち 早々と花を開いた桜があれば、蕾のままのものも。さやかな川面が満開の時を待ち望んでいた=大口町の五条川堤にて
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 きょうは月曜で、舞のリサイクルショップはお休み。デ、ひと段落したところで午後のいっときをあて車で木曽川の堤防道路を経て犬山城から大口、扶桑…へと流してみる。桜がどんなか、を見てみたかったこともあるが木によっては満開に近いのがあれば、蕾のものも。平均すれば、どこも五分咲き前後といったところか。この地方では桜の名所で知られる五条川もまだまだだったが、ふたりで堤を1㌔ほどあるいてみる。

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 無事、保護された女子生徒。彼女の父親が記者会見で語ったことばは。
「身長が5㌢ほど伸びたようで、言葉の表現が大人っぽくなった。娘は、私たちが県警や市の関係者、支援者らと協力して街頭でチラシを配るなどして情報提供を呼びかけてきたが、その様子をインターネットで見ており、『チラシを配っていたのを知っていたよ』と話している。(自分たちが)頑張っている姿が娘の背中を押したのだと思う」
 いずれにせよ、よかったナと思う。
 飛行機が大好きでパイロットにあこがれて、海外研修までし就職も決まっていたという容疑者。彼にも言いたいことがあるに違いない。ここは、あまりに軽率かつ許されない行動が彼をして「光源氏には、なれなかった」ということか。人生、紙一重がその人の人生を変えてしまう。男性は、まだ若い。悔いあらため、新たな道を進んでほしい。人間万事塞翁が馬である。
 昔、凶悪事件の取材のつど自らの心を戒めた言葉【罪を憎んで人を憎まず】を思い出した。
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【きょうの一文・ことば】
……日本文学の軟弱な戯作的風土を退けたはずの批評家が、八十歳を目前に控えて、寺山修司の「上海異人娼館」のごときエキゾチック・ポルノに興じる姿は正直イタイ。正体見たり枯れ尾花というべきか。」
=28日付中日『〈大波小波〉元東大総長の高踏的ポルノ』の中から。(死刑執行人もまた死す)氏

【新聞テレビから】
☆『テロタリバン系が声明 パキスタン、死者72人に』『キリスト教徒標的に』、『女生徒誘拐容疑の男確保 伊東で 首に傷自殺図る?』『千葉大を今春卒業』『近所「まさか」監禁2年 女生徒誘拐怪しまれず生活 中野の住宅街』『卒業後就職先も決定 担当教員「普通の学生」千葉大周辺』『血だらけの男が「病院に連絡を」確保の現場』、『ピンポン外交の心子どもたちに 主催の劉会長「日本へ恩返し」あすから交流会』、『衛星「ひとみ」分解か 米軍確認 軌道近くに物体五個』『何とか通信回復を 松本・名大准教授』、『カーリング女子「銀」 世界選手権日本初のメダル』、『「難民 恐れる前に知って」シリア人が動画投稿 「ハグして」揺れる独世相映す』、『運転男性を在宅起訴へ 名地検 3度不起訴のひき逃げ』、『〈文化彩々〉数学の話をする人(三田村康和)』(28日付、中日夕刊)
☆『15歳少女誘拐 容疑者静岡で確保 千葉大在籍時監禁か』『血だらけ「自殺図った」寺内容疑者、通報要請』『米国で航空機の操縦免許を取得』、『水銀固形化実証へ 埋め立て 国、水俣条約に対応』、『大阪小型機墜落 機長以外が操縦か 同乗者事業用免許訓練中』、『キリンの嫁入り「プリン」を祝福 福岡・大牟田動物園』、『与那国島に陸自配備 中国軍などの動向監視 160人常駐』『安保法向き合う若者「自衛隊活動拡大容認」6割/「安保政権不信」9割 あす施行 デモ参加者アンケート』(28日付、毎日夕刊)
☆『民進党「立憲主義守る」 結党大会衆参156人で発足』『違憲論争残し 安保法あす施行』、『15歳少女2年ぶり保護 埼玉で不明 誘拐容疑、男に逮捕状』『隙みて電話「私だよ」 少女保護母と涙の再会 父「空白の時間取り戻す」』『安堵の声続々と 支援者のフェイスブック』、『写真×経験強力タッグ 御嶽山噴火1年 不明者捜す案内人』『遺族らが追悼』、『白鵬涙の36度目V 日馬戦で変化異例の謝罪』、『名古屋城天守閣木造復元構想
 竹中の提案が高評価』、『春風とともに4574人駆ける 穂の国・豊橋ハーフマラソン』(28日付、中日朝刊)
☆『中間貯蔵施設「用地取得最大7割」環境省20年度末見通し=環境省が福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設(福島県大熊、双葉両町)について2020年度末までに用地の最大7割を取得し、最大4割の汚染土を搬入する、との見通しを発表』『ありがとう女川FM 宮城高校生ら最後の生放送』、『女子生徒保護 弱々しい声「お母さん」 公衆電話から自宅に』『情報提供呼びかけ続け』、『墜落直前に急上昇 大阪小型機 操縦ミスで失速か』、『変化でV白鵬にヤジ 春場所「決まるとは…」涙で謝罪』、『若手研究者に「高い」期待 国の新設雇用制度 トヨタ 年1450万円を提示』(28日付、毎日朝刊)

三月二十七日
 きょうは〈さくらの日〉だそうな。日本さくらの会が平成4年(1992年)に制定したという。3×9=〈27〉という数字の語呂合わせと、〈72候〉のひとつである〈桜始開〉と重なることから命名されたという。
 いろんな日がある。桜といえば日本を代表する花だけに、あってもおかしくはない。
        
 埼玉県朝霞市で2014年3月、当時中1のころ行方不明となった女子生徒(15)が東京都中野区内で保護された。女子生徒は「一緒にいた男が部屋からいなくなった隙に逃げ出し、午後零時半過ぎJR東中野駅の公衆電話から110番。「知らない男(23)に車に乗せられ連れて行かれた」「男が外出した隙を狙って駅まで来た」「常に監視下にあった」などと話している。いったい何があったのか。
 大阪市のエディオンアリーナで行われていた大相撲春場所千秋楽、横綱白鵬(31)が横綱日馬富士を変化からの突き落としで破り14勝1敗で4場所ぶり36度目の優勝を飾り自身が持つ最多優勝記録を更新。変化からの後味の悪い内容にやじも飛んだ優勝インタビューでは涙を浮かべ「本当に申し訳ない」と異例の謝罪もした。

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 世界を駆け抜けた27日付のSunday世界日報。1面肩の「今週の顔」でも長谷川裕子さんの写真入りで大きく報じられた
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 「続くネパール大地震復興支援」「日本人女性とネパール人男性の夫妻が献身的活動」(Sunday世界日報見出しから)。
 きょうのニュースは何といっても27日付のSunday世界日報に私、すなわち伊神権太の寄稿記事が写真グラフとして1面を充て、6枚の写真を使って報じられたことか(写真は、夫妻からの提供写真と1部私の撮影)。読者の皆さまには、ぜひ国境を超えた愛に結ばれた日本人女性とネパール人男性の苦闘のドラマを読んでいただけたら、と願う。書き出しは次の通りである。
――昨年4月25日に大震災に襲われ、全土が被災から立ち直ろうとしているネパール。この国では今、国境を超えて結ばれた日本人女性とネパール人男性夫妻を中心とした、あくなき復興支援活動が進む。女性は愛知県稲沢市出身の長谷川裕子さん(52)。男性はネパールでは一番古い歴史を刻み、昨年創立50周年を迎えたカトマンズ日本語学院校長に就任間もないニルマニ・ラル・シュレスタさん(47)、その人である。
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『◇…東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島県出身の小学生から大学生約百人で編成する「東北ユース・オーケストラ」が二十六日、代表・監督を務める音楽家坂本龍一さん(64)と初めて東京公演を開催した。』とは、27日付中日朝刊の〈通風筒〉。
 記事は、『◇…坂本さんによる復興支援プロジェクトで、ジャズピアニストの山下洋輔さん(74)らが出演。柳沢寿男さん(44)の指揮で、オケは山下さんとガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」で共演した。』と続く。
 そして『◇…坂本さんは公演後に「離れた県に住む子どもたちが集まって一つの音楽をつくる素晴らしい体験ができた」。』とも。いま、音楽こそが東日本の被災者たちを勇気づけ、復興支援に役立っているのだ。
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【きょうの一文・ことば】
 我々は丸裸だった過去がある  稲本八重子(80) 愛知県江南市
=27日付中日朝刊1面〈平和の俳句〉から

【新聞テレビから】
☆『古典芸能への招待 歌舞伎「伽羅先代萩」「竹の間」ほか』(27夜、NHKEテレ)『〈Mr.サンデー〉さよなら…女子高生たった一人の駅=石北本線旧白滝駅=が廃止』(27日夜、東海テレビ)『〈情熱大陸〉若き建築家 パリ発巨大建築に挑む』(27日夜、CBCテレビ)
☆『桜 今年長~く楽しめそう 花冷えで満開29日以降』、『〈社説/週のはじめに考える〉福島はふるさとだから』『怒り怒り怒り 東京で脱原発集会』『汚染水流入止まる 東電発表福島1号機タービン建屋』『中間貯蔵用地最大7割取得 福島に施設、20年度見通し』『核燃サイクル米懸念 次官補核安保サミット控え』、『噴火1年半 御嶽の教訓後世に 王滝・木曽 記録施設具体化へ』『アスリート合宿続々 高山・下呂の高地 レスリング代表も』、『小型機墜落4人死亡 大阪・八尾空港 周囲に住宅街』『「着陸難しい機体」元所有者』、『空港実行犯か男逮捕 ベルギーテロ直後逃走パリ首謀者関与か 潜伏先に空港図』、『新幹線北の大地に』『青函トンネル開通から28年 掘削に汗95歳「夢のよう」』、『★小栗(康平)監督が藤田嗣治語る』『中央道多治見→小牧あすから 登坂車線やめ合流を安全に』(27日付、中日朝刊)
☆『ハンセン病「今も差別」77% 本紙調査 療養所入退所者』、『東京へ最速4時間2分 北海道新幹線開業 最大16往復』、『ベルギーテロ 放射性物質入手計画か 容疑者ら「汚い爆弾」製造狙う』、『〈Sストーリー〉11歳の私を捜して――肉親4人奪った長崎原爆』『親子引き裂く戦争 語り始めた長崎原爆体験「別世界じゃったき」』『孫やひ孫に伝えたい』、『「大川小 未来に語り継ぐ」卒業生の決意「保存」後押し 遺族への配慮課題』『姿消す遺構』、『東邦完敗=愛知代表・東邦が兵庫代表・明石商に3―0で敗れる=「夏に戻る」心一つに再起誓う センバツ8強ならず』『大入り6万2000人』、『■賢島周辺の上空ドローン飛行禁止に』(27日付、毎日朝刊)

三月二十六日
 北海道新幹線の新青森―新函館北斗間の149㌔がこの日、開業。東京―新函館北斗間が最短4時間2分で結ばれ、1964年の東海道新幹線開業から半世紀余、新幹線が初めて青函トンネルを通って北海道に入り、鹿児島まで列島を縦断できるようになった。
        ☆        ☆

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 ソハラ社交ダンスサークルの仲間たちの花見会が蘇原コミュニティセンターでのレッスンに続き、各務原市内の新境川に面した公園一角で楽しく行われ、私も参加した。新聞の桜だよりは「咲き始め」だったが7、8分咲きのソメイヨシノは、やはり美しく華麗でもあった。
 ビールや弁当、つまみ、お茶、ビニールシートなどをみんなで用意しての和気あいあいの集いで、花見の宴のあとは全員が近くのカラオケ店に移動。楽しいひとときとなった。会計も明朗で、皆さん、すばらしい人ばかり。こうした仲間たちこそが本物だといえよう。皆、日々を懸命に生きているなかでの貴重なひとときでもある。
 私は勧められて恥ずかしながら第1回レコード大賞に輝いた水原弘の〈黒い花びら〉と、舟木一夫の〈学園広場〉小林旭の〈惜別の唄〉、ほかにデュエットで〈ふたりの大阪〉〈東京ナイトクラブ〉を、京子先生も〈瀬戸の花嫁〉や〈For you〉〈桃色吐息〉など数曲を歌われた。
 なかで〈およげたいやきくん〉や〈黒猫のタンゴ〉、〈あさが来た〉を歌う楽しい仲間たちの姿も。〈およげたいやきくん〉は長男が生まれたころに大ヒットした懐かしの名曲だけに、胸にじわりと来、思わず一緒にくちづさんでしまっていた。

 というわけで、楽しいひとときはアッというまに過ぎ去っていった。帰宅も夜遅くなり、おかげで、きょうは何ひとつする時間もなく、今になってこうして書き連らねている次第。車での行き来だったのでノンアルコールでしのいだが、やはり酒は本物でなければ。それだけが心残りとなったのである。

 写真は花見、カラオケとつづいた名場面のひとこま
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 先にオバマ米大統領が現職米大統領として88年ぶりに訪れた社会主義国キューバの首都ハバナで25日、英国の伝説的ロックバンド「ローリング・ストーンズ」が初のコンサートを開催。ストーンズはホームページで歴史的なコンサートになる、と宣言。「キューバの人々のため特別なショーにしたい」(リードボーカルのミック・ジャガーさん)と述べたが観客は実に50万人にも及んだという。両国の関係改善がコンサート実現につながった。歌が世界を結んでいる。
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【きょうの一文・ことば】
『青猫』と言えば萩原朔太郎だが、今年は生誕百三十年。朔太郎は昭和十四年「童話と教育について」という小文で、子供たちが荒唐無稽なおとぎ話など喜ばず、彼らの喜ぶものは現実的で事実に即し、科学的合理性のある童話だ、というちまたの「教育上」の説に反駁している。「すべての人間の子供は本来(略)夢の宮殿に住んでいるのだ」と力説。そして「一切の文化は―文学でも、芸術でも、科学でも―その発育の芽生えを、子供のファンタスチックな夢の中に持っているのである」と熱く語る。
=26日付中日夕刊『〈大波小波〉ファンタスチックな夢』のなかで。筆者は(月に吠える)氏

 アインシュタインの相対性理論によると、新幹線に乗っている人の時計は、ホームに立っている人の時計よりゆっくり進む。また高いビルの屋上に置かれた時計は、一階にある時計より速く進む。つまり私に流れている時間と、あなたに流れている時間はそれぞれ違うのだ。だったら「同時」とは一体なんだろうと、いまさらながら考えるようになった。
………
 おしまいにもう一度。若い人はあこがれとロマンを持って進んでほしい。それから英語は重要。ありがとう。
=26日付中日夕刊『〈この道 物理学者益川敏英〉69回目=最終回= まだ謎解き』から

【新聞テレビから】
☆『日本列島つながった 北海道新幹線開業 東京―新函館北斗 最短4時間2分』『長年の悲願 津軽海峡越え』『新幹線はじめまして 北海道民 歓喜の出迎え』『迫られる大雪対策 貨物と線路共有 不安も』、『〈選ぶエネルギー〉森林保全 健康 地域振興 新電力個性派続々』、『新たに3人拘束発表 ベルギー 仏テロ未遂計画関与か』『怒号、銃声…住民に恐怖 捜索のスカールベーク地区』、『防衛相が沖縄訪問「辺野古、理解得たい」』(26日付、中日夕刊)
☆『ストーンズ公演に50万人 キューバ』、『復活祭ローマ厳戒 特別聖年重なり 法王、テロ非難』『ベルギーテロ アバウド容疑者計画か パリ事件首謀 潜伏先に空港図』『ISナンバー2殺害 米軍、シリアで急襲作戦』、『アジア市場安定へ 中国主導新構想 金融機関連携日本も関心』、『名松線、全線復旧 台風被害、6年半ぶり』、『海底から夢届いた 81歳元青函トンネル作業員 忘れえぬ難工事、仲間の死』、『〈人・模・様〉フランス人監督(パリ在住のマルク・プティジャン監督。64歳) 核を追う=広島で被爆した医師、肥田舜太郎さん(99)らを追った映画「ヒロシマ、そしてフクシマ」が今月、東京・渋谷のユーロスペースで公開された』(26日付、毎日夕刊)
☆『プロ野球開幕 中日白星発進』、『名張事件 新証拠提出へ 弁護団瓶ふたの紙を分析』『カメラ以外で証拠「写す」特殊機器 裁判所に持ち込む』、『新テスト複数回は見送り 大学入試最終報告 科目など示せず』、『実行犯ら銃乱射も計画か ベルギーテロ 捜索に特殊部隊』、『東海の3月上旬 気温過去最高 4県の観測点 平均7.3度』(26日付、中日朝刊)
☆『ハンセン病患者「隔離法定」手続き形骸化 最高裁一律に決定』、『労基法見直し検討 時間外労使協定にも上限 首相表明』、『謝罪で幕開け=プロ野球が開幕し、試合前に一連の不祥事について頭を下げる巨人の老川祥一オーナーと高橋由伸監督(東京ドームで)』、『鴻海出資1000億円減 シャープ受け入れ31日契約』、『欧米間共有できず ベルギーテロ容疑者情報』(26日付、毎日朝刊)

三月二十五日
 プロ野球のセ・パ両リーグが開幕。中日ドラゴンズは大阪市の京セラドーム大阪で阪神と対戦し5―2で快勝、4年ぶりのシーズン白星発信に。この日は、プロ5年目の高橋周平が3安打、新外国人のダヤン・ビシエドが来日初本塁打を放つなど打線が爆発、初の開幕投手を任された大野雄大が7回3分の2を2点に抑えた。東日本大震災の津波で児童74人、教職員10人の命が奪われた宮城県石巻市立大川小学校の被災校舎につき、市が震災遺構として保存する方針を固めたという。
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 快晴の春である。結構、まだまだ寒く各地とも桜は「咲き始め」こそ増えたものの、「満開」には至ってはいない。きょうも1日、原発全般を学びながらスベトラーナ・アレクシエービッチさんの著書〈チェルノブイリの祈り 未来の物語(岩波書店、松本妙子訳)〉を教本の如く傍らに置き、ただただ、どこまでも書き続ける。

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 四国電力が来年、運転開始から40年になる伊方原発1号機(愛媛県伊方町)の廃炉を決めた。【安全のてんびんに掛ければその実態、とてつもなく高くつく「安価なエネルギー」原子力。伊方1号機、廃炉へ。】とは、本日付の毎日〈近事片々〉から
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【きょうの一文・ことば】
 時は巡り、明日からは新幹線直通で四時間ほどに。♪はるばる来たぜ函館へ…と歌ったのは北島三郎さんだが、感慨にふける間もなくなろう。歌にはなりにくくなるが、それも時代か。良い旅を。
=25日付中日夕刊夕歩道から

♪あなたと一緒にいられないなら/出会わなければよかった………
 歌は言葉よりもより深く届く。音楽が1番伝わる
=25日夜NHK総合『〈SONGSスペシャル〉福山雅治ソングライン 世界の音楽をたどる旅 衝撃!アボリジニの歌 中国の少数民族300人と奇跡の共演が実現』のなかで。福山雅治さん

【新聞テレビから】
☆『〈写真グラフ〉名古屋の山中喜雄さん若きカメラ修理職人 未来写してほしい 独学で技術習得、中古品販売』『人情最後の大売り出し 大須の公設市場閉鎖まで1年』『こめ騒動契機大正から続く』、『伊方1号機廃炉決定 四国電 老朽化対策重荷に』、『2人の死刑執行 女性5人殺害 福岡連続保険金殺人』、『ベルギーテロで新たに6人拘束 現地報道』、『組み体操、国が初の指針 禁止や制限盛り込まず』、『日進殺害少年を逆送 名古屋家裁「善悪の判断能力保持」』、『「会議出ずラベンダー観光」で廃止 半田市議会政活費復活 透明性高め条例可決』『傍聴者は複雑「市民の声聞け」「まだ信用できない」』『全国で不適切使用絶えず』、『〈伊勢志摩サミット〉名古屋城でテロ許さぬ 愛知県警など訓練』(25日付、中日夕刊)
☆『大川小被災校舎保存へ 震災遺構「悲惨な事実を後世に」』、『(ローマ)法王、難民の足を洗う 受け入れ施設で』、『8月までに新統治機構 シリア和平米露合意』、『私はイスラム教徒でシリア人ですがテロリストではありません 難民女性、ベルギーで訴え 同時テロ追悼集会』、『「一層磨きを」名大で卒業式』『「君が代」斉唱岐阜大もなし』、『皇居・乾通りを一般公開』、『千種・高級マンション 耐震隙間6割施行不良 業者管理組合に謝罪、補修』(25日付、毎日夕刊)
☆『アイフォーン解除 サン電子に脚光 子会社捜査機器 100カ国で導入』、『中経連会長に豊田鉄郎氏 豊田織機会長 トヨタ系から2人目』、『ヨハン・クライフ氏死去 68歳 サッカー「空飛ぶオランダ人」』、『テロの芽はびこる欧州 ふえる若者支持見えぬ根絶』『原発職員立ち入り禁止 ベルギーで報道 テロ対象だった?』『ISに参加図った和歌山の23歳帰国「日本の生活嫌に」』、『話題の発掘/ニュースの追跡〈特報〉安保法29日施行 有事の頼みは民間人? 自衛官の応募足りず 国民保護法協力強いる根拠に』『〈本音のコラム〉佐藤優 核兵器の使用容認』(25日付、中日朝刊)
☆『戦没者遺骨収集法成立 来月1日施行「国の責務」明記〈解説〉実施期間9年成果期待【栗原俊雄】』『埋葬地知る人減っている。早くしないと 関係者事業加速期待』、『芝田山親方に賠償命令 3200万円支払い 兄弟子から暴力 東京地裁』、『一時預かりで臨時対応 待機児童緊急対策 政府原案 保育所定員超過拡大も』『質低下招かぬ施策を』、『ベルギーテロ別の男も関与か 実行犯5人に 銃規制で爆弾使用』、『災害備蓄食料176万食廃棄 5年間・17自治体 賞味期限切れ』(25日付、毎日朝刊)

三月二十四日
 本日付中日夕刊で情報通信関連事業などを手掛けるサン電子(愛知県江南市)が、思わぬ脚光を浴びている。というのは、米カリフォルニア州の銃乱射事件で死亡したテロ容疑者のiPhone(アイフォーン)のロック解除をめぐって表現の自由の保護かテロ対策か、を巡って米アップルと米連邦捜査局(FBI)が対立している問題に関与。イスラエルの子会社「セレブライト」(IT企業)がアイフォーンのロック解除のノウハウを提供したというのだ。
「セレブライト」は携帯電話買い替え時のデータ移行サービスなどを提供。スマホや携帯電話内のデータを取り出して復元する最先端の技術を持つ。そればかりか、サン電子社内には犯罪捜査部門もありロックされたままのスマホから情報を取り出す技術を全面にうたい、このサービスは世界100カ国、3万もの警察や軍、情報機関などに導入されているという(うち米国での販売シェアは55%に及ぶそうだ)。
 FBIへの捜査協力には「コメントできない」(サン電子広報担当)と口を閉ざすが、平和への貢献につながるなら、それ以上のことはない。いやはや、びっくりポンの企業が身近にあったとは。驚いた。

 新聞テレビなどメディアというメディアが連日報じているベルギーの首都ブリュッセルでの同時テロは、捜査当局のその後の調べで、これまでに特定された容疑者とは別の実行犯と思われる男が大きなバックを抱えている姿が監視カメラに映っているのが確認されるなど5人目の容疑者が浮上。
 さらにベルギー公共放送のRTBFがこの日(24日)、ベルギー南部にあるティアンジュ原発の職員計11人が施設への立ち入りを禁止されている事実を報道。大衆紙デルニエール・ウールも同時テロ実行犯の兄弟=ブラヒム・バクラウィ、ハリド・バクラウィの両容疑者=が核科学者をスパイしていた疑いを報じ、原発がテロの対象になった可能性を指摘し深刻な事態となっている。
 ただでさえ、チェルノブイリで、フクシマで、と原発事故による放射能汚染と地域・自然・人間破壊に手を焼いている。のに。原発をテロの対象にするなぞ、許されないことだ。人間が自分たちでつくった科学で人間社会を襲う。それこそ人類の破滅につながってしまう。あってはならないことが、まさに進んでいる。愚かなるニンゲンたち、か。
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 きょうは午前中、社交ダンスのレッスンで外出したほかは現在執筆中の小説をより幅広く、肉付けするためにも、と1日原発事故の修復に挑む作業員の苦闘と家族の姿など原発全般につき振り返り、あらためて検証してみた。フクシマの原発事故発生で、どれだけ多くの人々が、その巻き添えになり苦難の道を歩んでいるのか。このことをあらためて自身に言い聞かせもする。2度とあってはならない悲劇。そのためにも平和を希求する、あくなき文学は必要だと思う。フクシマは泣き続けているのだ。
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【きょうの一文・ことば】
「一生の思い出。死ぬまで絶対に忘れない1日になりました。」
=24日、さいたま市の浦和競馬場で行われた地方競馬の浦和第3レースでデビュー初勝利を挙げ、続いて騎乗した第6レースでも2勝目をマークした藤田菜七子騎手(18)がレース後、報道陣に語った
※藤田騎手は日本中央競馬会(JRA)で16年ぶりに誕生した女性ジョッキー

「僕は尻の形」「良しあしは子牛で決まる。大きな尻の子は肉付きがいい」「どんな子牛がいいのか、(特産松阪牛の秋のコンテストで10回の優勝経験=最高牛は1000万円以上の値がついた=がある亡き)父を見ていても分からなかった」「高値で落札した牛ではなく、安い牛ばかりがよく育った」「まだ自信はない」
=24日付中日夕刊『〈匠地技〉松阪牛三重・松阪① 2秒で子牛の肉質選別』の記事のなかで。三重県松阪市の永田憲明さん(48)

【新聞テレビから】
☆『サン電子(愛知県江南市)子会社FBIに協力か アイフォーンロック解除』、『藤田菜七子騎手初勝利=さいたま市の浦和競馬場で行われた地方競馬の浦和第3レースで1着となり、デビュー36戦目で初勝利』、『京都の花街守る若者 岐阜出身の男女、舞妓・裏方で奮闘■あすから北野をどり』、『津波遺族へ(約2650万円の)賠償命じる 仙台地裁野蒜小の過失認定 避難後、帰宅させ女児死亡』『震災後増加率全国の5倍超 福島増える不登校 転校、家族離散ストレスに』、『パリテロで爆弾製造役 ベルギーの自爆3人目 別の実行犯トルコ、昨年に警告』、『民進、政調会長に山尾氏=民主党の山尾志桜里衆院議員(41)、愛知7区=』、『高速道最高速120㌔へ 新東名など来年以降110㌔試行』、『「2人以上出産」発言 校長が進退伺を提出 大阪市教委に』、『複数女性との不倫 乙武さん認め謝罪「妻を裏切る行為」』(24日付、中日夕刊)
☆『建屋内で5㌧汚染水漏えい 福島第1原発』、『オホーツク新名物? 珍現象 流氷大回転』、『ピロリに強い酵素発見 胃がん発症を抑制 東大チーム』、『EU、テロ根絶へ決意 内相・法相会議 ベルギーと連帯』、『東洋ゴムを捜索 免震データ 虚偽表示容疑 大阪府警』、『高速道談合関東でも 公取委 舗装8社立ち入り 独禁法違反容疑』、『トヨタ下請け所得隠し 名古屋国税指摘 架空経費で1億円』『所得を過少申告 5300万円脱税容疑 太陽光設備製造』、『「マイナンバーは違憲」名地裁 愛知など19人提訴』、『新城6棟全焼 住民16人無事』(24日付、毎日夕刊)
☆『IS参加図った邦人拘束か トルコ』、『30代邦人意識不明 ベルギーテロ50代男性は軽傷 実行犯は4人』『病院関係者 重体者、至近で爆発』『地下鉄内「突然ごう音」 邦人男性 鼓膜破れ右足けが』『「テロ温床」首都圏点在 捜査・情報共有困難』『テロ対策鍵は「市民の目」 サミット間近 集落施設で訓練本格化』、『好みの車素早く開発 トヨタ、海外拠点に裁量 デザインや装備など』、『住宅全焼3遺体 四日市80代夫婦と長男か』(24日付、中日朝刊)
☆『不登校乗り越えたった1人卒業式 全町避難 福島・双葉の小学校〈暗いトンネルの中にいた僕を明るく照らしてくれた先生方、本当にどうもありがとう〉』『飯舘「避難解除」来年3月末目標』『東電社員を書類送検 原発賠償詐取NPOに指南 詐欺容疑』、『三井物産初の最終赤字 16年3月期 資源安で700億円』、『ベルギーテロ 容疑者らパリ事件関係 日本人1人重体』『集中治療室に 日本人男性』、『逃げたシマウマ死ぬ ゴルフ場の池 麻酔効き溺れる 土岐』、『防犯カメラに男3人組 名古屋・男性重体 強殺未遂で捜査』(24日付、毎日朝刊)

三月二十三日
 朝からまっさおな空がひろがる。でも、少し寒い。

 ベルギー捜査当局がベルギー連続爆破テロに関連し、ブリュッセル首都圏で実施した家宅捜索で過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)の旗や爆弾を押収、空港内の監視カメラがとらえた容疑者とみられる男3人の画像を公開した。テロの連鎖の世界へのさらなる拡大が懸念されている。
 キューバのハバナを訪問中のオバマ米大統領がラウル・カストロ国家評議会議長と一緒に米大リーグ・レイズとキューバ代表の友好試合を観戦。キューバで大リーグ球団が試合をするのは1999年いらい、17年ぶりだという。
 
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 朝刊の〈桜だより〉は名古屋の東山公園、名古屋城、平和公園、岐阜の岐阜公園、各務原の新境川堤、大垣の大垣公園……が【咲き始め】、名古屋の山崎川、岩倉の岩倉五条川、小牧山、津の津偕楽公園、伊賀の上野公園……がそれぞれ【つぼみ】。まだまだ、これからだが、あす以降どうなっていくか。楽しみだ。私は開花を願い、横笛で〈さくら〉を2度、3度とふいてみる。それを黙ってきいてくれるのが愛猫の次女シロちゃんである。
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【きょうの一文・ことば】
「イスラム国は、イスラム教徒の病である」
=23日夜のメーテレ報道ステーションで。ベルギーテロに関連し内藤正典同志社大学大学院教授

「キューバ国民が自由で豊かな生活を手に入れられるよう、彼らの声を聞いて政策を定めていきたい」「権利を行使する人々を恣意的に拘束するのは法治ではない」「(ラウル・カストロ国家評議会議長に向け)国民の声を恐れる必要はない。国民は正しい選択をする」
=22日ハバナの在キューバ米大使館に反体制派市民を招いての会合と、これに先立ちハバナの劇場で行ったキューバ国民向けの演説で。オバマ米大統領

【新聞テレビから】
☆『「竜魂燃焼」で躍進を 熱田神宮、選手ら祈願』、『伊方3号機工事計画認可 規制委 四国電、7月再稼働へ』、『キューバ反体制派と懇談 オバマ氏 人権問題重視を強調』、『テロ2邦人重軽傷 ベルギー 捜索先にIS旗』『「邦人安全確保を」安倍首相が指示』『パリの容疑者逮捕 実行前倒しか』『追悼のライトアップ 欧州各地でベルギー国旗』『サミットテロ警戒強化 東海の交通各社 地下鉄駅で対処訓練』、『「普天間5年内に停止を」和解後初協議 沖縄、政府に要請』、『土岐のゴルフ場に逃げ…脱走シマウマ死ぬ』、『居眠り運転認める 山陽道追突、逮捕の男供述』、『刈谷工生自殺に見舞金 2800万円 不支給の判断撤回』、『〈中部発〉自然や人うまい配慮 岐阜・高校生の開発米=岐阜農林高(岐阜県北方町)の楽旨米』(23日付、中日夕刊)
☆『米大統領広島訪問を検討 5月サミット来日時』、『愛教大卒業式で初めて国歌斉唱』、『ベルギーテロ 日本人2男性重軽傷 ISが犯行声明』『連帯のベルギー旗 テロ追悼のライトアップ』『日本人安全確保「全力を挙げる」岸田外相』『祈る市民首都に続々』『NY株が反落 8営業日ぶり=ベルギーのテロなどでダウ工業株30種平均が反落し、前日終了比41・30㌦安の1万7582・57㌦で終了』、『岡山短大 視覚障害理由授業外す 准教授、地位確認求め提訴』(23日付、毎日夕刊)
☆『ベルギー首都同時テロ 34人死亡130人超けが 空港、地下鉄駅で爆発 ISが犯行声明』『2人自爆1人逃走 カメラに映像』、『全国公示地価8年ぶり上昇 名古屋圏などけん引』『愛知上昇幅拡大 岐阜は下落続く 商業地』『〈街が変わる リニア本格着工〉「下町」名駅西にも効果 公示地価 東海地方トップの伸び』、『名古屋市議団を拒否 仁川(インチョン)市議会 教科書検定に抗議』、『家族3人殺害懲役27年 豊田の事件判決 詐欺被害を考慮』『「悲しい事件」悩んだ裁判員』、『国内3例目ジカ熱 神奈川の女性感染(渡航先のブラジルで)』(23日付、中日朝刊)
☆『ベルギーテロ34人死亡 ブリュッセル 空港・駅爆発3回 警戒最高レベルに』、『ANA障害146便が欠航 7万人に影響』、『高木京投手1年間失格 コミッショナー処分 巨人、契約解除』『ヤクルト、阪神、ソフトバンク 高校野球対象に賭け』、『弁護側「自白は誘導」 宇都宮地裁女児殺害無期求刑』、『■経産省が避難標識の図記号公表』、『中学生自殺 職員、所長に報告せず 中学教師「親が暴行」連絡』『自殺対策 自治体に対策計画義務 改正基本法成立 国がデータ収集』(23日付、毎日朝刊)

三月二十二日
 ベルギーの首都ブリュッセルの国際空港出発ロビーと欧州連合(EU)本部近く地下鉄駅で22日午前8時(日本時間午後4時)ごろ、連続同時テロ爆発が起き34人が死亡、130人以上(日本人2人含む)が重軽傷。空港監視カメラに容疑者とみられる男3人が写っており、2人が自爆死、残り1人が逃走、過激派イスラム組織「イスラム国」(IS)が2カ所でテロを実行した、との犯行声明を出した。
 日本では全日空が就航する国内50空港全てで搭乗手続きをするシステムに不具合が発生、国内線の146便、7万2000人の足に影響が出て各空港とも大混乱。思いもしない事件、事故が日々波のうねりとなって人間世界を襲う。どれもこれもが、おのれがおのれの首を絞めるように、だ。この不幸は止まらないのか。それとも、見えない神の手による極悪非道極まる仕打ちなのか。
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 中日新聞の本日付夕刊文化欄に日本文学研究者ジェフリー・アングルスさん=米国西ミシガン大准教授=が東日本大震災をテーマにした英訳詩集「These Things Here and Now」(城西大学出版会)をまとめた、との話題。表現者による震災の記録を広く世界に発信するというもので11日には、詩人たちが収録作をめぐって議論を交わすシンポジウムが都内であったという。
 記事によれば、収録作は日本で活躍する詩人14人の36編。タイトルは高橋睦郎さんの詩「いまここにこれらのことを」からとった。さまざまな詩の言葉で深刻な状況が表現されている。たとえば和合亮一さんの詩〈放射能が降っています。/静かな夜です〉は〈Radiation is falling./It is a quiet night〉に。いずれも意味と語感を崩さないよう訳された。
「アメリカで震災の詩を紹介したら、なるほどこういう表現があるのかと、高い関心を示す人が多かった。一冊にまとめることでよりたくさんの人に日本の詩について知ってもらいたい」と話すアングルスさんは「ものすごいトラウマを受けた時、社会の表現欲が変わるという事例がある。今回、ほとんどの詩人が自分の芸術、文芸に対する立場をあらためて考えたでしょう。文学の世界も揺れたのでは」と語りかけたという。
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【きょうの一文・ことば】
 日本人はわりと専門を決めつけたがる。ほかの分野に手を出すことは本業を妨げると思いがちだ。だが外から問題を眺めてみることは、本命の仕事や研究にもいい影響を与えるはずだ。
 井の中の蛙は大海を知らない。でも、いったん井戸の外につまみ出されれば「こんな世界があったのか」と気づく。さらに周りを見渡して、この向こうにも何かがあるんじゃないかと考え始める。そうして自分がいた井戸の本当の意味や姿に気づくものだ。
=22日付中日夕刊『〈この道 物理学者益川敏英 65回目〉井の中の蛙』の中から抜粋。益川さん

【新聞テレビから】
☆『スー・チー氏4閣僚兼任 ミャンマー外務、教育など』、『プルトニウム輸送船に積載 東海港、米に出航へ』、『全日空システム障害 国内線87便欠航、1万人超に影響 3時間後復旧』、『安保法29日に施行 集団的自衛権 行使可能に』『「宿営地共同防衛」秋以降に先送りへ 中谷防衛相示唆』、『米、人権問題改善促す 首脳会談 キューバは反発』、『東証が大幅反発 一時1万7000円台 米株高を好感』、『文化芸能〈エンタメモ〉 ブラビンズ=名古屋フィルハーモニー交響楽団常任指揮者を3年で去ったマーティン・ブラビンズ。最後のタクトは英国のセシル・コール作曲「悲しみの踊り」だった=の退任(長谷義隆)』『悲しみ透ける喜劇 「リア王」人形劇共同制作 愛知、長野の人形劇センター 名古屋で26、27日』、『三重知事給与削減廃止 県議会で可決「日本一安い」転換』、『児相保護せず中2自殺 相模原 両親から虐待で通所中』、『締め忘れ指示伝わらず 緊急時の対応経験なく 東山 観覧車トラブルで従業員』(22日付、中日夕刊)
☆『■客船「クイーン・エリザベス」(豪華客船。全長294㍍、9万900㌧)大阪入港』、『■誤爆被害のナビラさん支援募金』、『全日空システム障害 50空港搭乗できず 国内線』、『文化庁京都に移転 政府決定 消費者庁は8月結論』、『北海道新幹線26日開業へ着々 電気設備や貨物機関車 新規格に切り替え』『急行「はまなす(青森―札幌間480㌔)」ラストラン終え』、『緑藻遺伝子で視覚回復 米チーム臨床試験実施へ』、『女児殺害無期懲役求刑 検察「欲望で拉致し残虐」宇都宮地裁』(22日付、毎日夕刊)
☆『米大統領、キューバ訪問 88年ぶり関係正常化加速へ』、『信大卒業式で国旗を初掲揚』、『「沖縄の怒り 沸騰点に」 米兵の女性暴行 抗議集会に2500人』、『観覧車扉閉め忘れ一周 東山動植物園乗車の子4人無事 遊園地、営業当面停止』、『住民「共助」の防災計画着々 中部11地区 行政機能まひ想定』、『プルトニウム輸送船到着 東海村から米へ近く出航』、『夏樹静子さん死去 77歳「Wの悲劇」「蒸発」』、『〈脱貧困〉子ども食堂 いらっしゃい「支えたい。知ってほしい」』『中部も続々課題は継続性 全国で100カ所』、『弘道会本部 三重県警が捜索 組員傷害容疑 松阪の事件』(22日付、中日朝刊)
☆『センバツ釜石初勝利 津波犠牲の友と声援 ユニホーム掲げ後輩見守る』、『地下鉄車内優雅な調べ 名フィルが演奏会』、『A1(人工知能)執筆の小説まだ力不足 星新一賞落選』、『「業務スーパー」2.8億円所得隠し 大阪国税指摘』、『■戦争描く舞台SEALDsらが応援』、『福島第1原発・正門周辺の大気中の環境放射線量 21日正午現在0.690マイクロシーベルト毎時 数値は東京電力の計測結果から 前日は0.695マイクロシーベルト毎時』、『〈チャイナセンセーション 第2部変わる家族の形⑤〉東大狙う留学生予備校「日本で人生変えたい」』(22日付、毎日朝刊)

三月二十一日
 長年の孤立化政策を転換して昨年7月、54年ぶりにキューバとの国交を回復した米国。その国のオバマ大統領が20日、米大統領として88年ぶりにハバナを訪れ、翌21日にはラウル・カストロ国家評議会議長と革命宮殿で会談した。推理作家の夏樹静子さんが19日未明、急性心不全のため福岡市内の病院で死去。77歳だった。

 月曜日。春分の日の振り替えで、おやすみ。福岡、名古屋に次いで、東京でも桜の開花宣言があり、いよいよ桜の季節到来である。
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 きょうは唄と踊り、お芝居の大衆演劇で知られる芝居小屋「鈴蘭南座」に行きたい、との突然の妻の願いにボディーガードを兼ねて名古屋へ。名鉄犬山線で金山まで出たあとは地下鉄名城線に乗り、大曽根で下車。タクシーで南座を訪れた。ここで【お待ちかね! 一竜座の夢舞台】の触れ込みで〈一竜座あおい竜也初公演〉が3月いっぱい上演されているためで、いやはやぎっしりの観客には驚いた。それも大半が女性だ。とはいえ、パラパラと見かけた男性客のなかに今をときめく大相撲のあの大関琴奨菊のそっくりさんまで。
 この男性。馴染みの女性客の間では、どうやら〈琴奨菊さん〉で通っているらしいが、大衆演劇についての詳しさときたら、天下一品。この連休中も3日連続で通っているそうで、この日は幕末に京の町を震え上がらせた土佐勤王党の志士【人斬り以蔵】で主演を張った役者風月光志さんの誕生日だったことや、「子役で出ている」かわいい子は、メシ屋のだんなを務めた役者の実のお子さんである、ことなぞ舞にあれやこれや、と教えてくださったという。

 それにしても名古屋の大曽根の地に根付いたこの大衆演劇。世話役で飛び回る女性はじめ、観客たちなど女性パワーの凄さに圧倒された。芝居を鑑賞する前のオデンもひと味違って、とても美味しかった。何はともあれ、見るにもパワーというか。相当なエネルギーが必要であることを、身をもって感じもした。
 舞台そでに駆け寄って役者に渡すおひねりの洪水には、またまた驚かされた。1万、2万、3万と出演者の衣装に投げ込むが如く挟み込む、観客たちの粋というか、キップの良さもすごかった。尋常ではない。やっぱしナゴヤは三英傑の生まれ育った土地柄だ。その気になれば、どえりゃあことをやるおヒトがいっぱいいなさる。やっぱぁ、ここはニッポンイチ金持ちが多いところかも知れない。

 写真は金鯱の舞台に大入り満員の客。舞台では芝居に続き、歌と踊りも披露され、観客は皆、春の1日を楽しんだ。これぞ、本物の庶民文化といっていい。「頑張って」の声を残し芝居小屋をあとにした
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【きょうの一文・ことば】
「(夫婦の契りを交わした)〈おみっちゃん〉までが…。死んでしまい。わしはナニモカモ失ってしまいました。ほんにすべてを失ってしまった。私はひとりの人間です。皆白状して、死んでいきたい。」「この世の中が争いのない光りでおおい尽くされるよう、私が流した血を桜の花々でおおいかぶせてください」=唄と踊りとお芝居・大衆演劇「鈴蘭南座」公演のなかで。〈人斬り以蔵〉の台詞のひとこま

【新聞テレビから】
☆『多彩なSakura咲き誇れ 英園芸家20世紀前半多種収集 ソメイヨシノ一色日本に危機感』、『米大統領きょうキューバ訪問 民主化促す演説へ』、『辺野古39議会が疑問視 意見書可決「地方自治損なう」』、『義足左腕聖地に立つ 選抜きょう初戦釜石高・沢田投手○震災で自宅は倒壊○ワンポイント期待』『障害者バッテリー ストライクに笑顔』、『科学甲子園海陽V岐阜高は3位入賞』、『エコパーク拡張を決定 ユネスコ、白山など3地域』、『〈月刊サッカーストリート〉 Jヴィレッジ 19年春新生 福島復興の象徴に』(21日付、中日朝刊)
☆『藤田(菜七子)騎手=18歳=初の重賞JRA(日本中央競馬会)所属女性 最速更新』『汚染ごみ焼却開始 作業員衣類 体積減らし保管 福島第1』、『地下鉄サリン21年 怒り、あの日のまま 遺族・駅員現場で献花』、『山口組分裂 暴力行為激化の一途 路上で乱闘、事務所に車… 東京、大阪などで4件』、『プロ野球 DeNAも甲子園くじ 調査終了 金銭授受7球団で』、『〈チャイナセンセーション 第2部変わる家族の形④〉アジアから「嫁買い」一人っ子政策女性減』『貧農狙い業者暗躍 中国人女性と結婚700万円必要「外国人の嫁」なら170万円』『NGO「男性も被害者」』『中国・男児の出生なぜ多い? 根強い男尊女卑 労働力として期待』(21日付、毎日朝刊)

三月二十日
 春はセンバツから
 高校球児の祭典、第88回選抜高校野球大会が甲子園で始まった。21世紀枠では大震災の被災地にある釜石(岩手)と長田(兵庫)、来春の統合で消える小豆島(香川)が出場しての大会である。
 きょうは、太陽が真東から昇り真西に沈む日。昼と夜の長さが、ほぼ同じの春分の日だ(実際は昼が夜より、10数分長い)。13人の命が奪われ、6000人以上が重軽傷を負った、あの1995年の地下鉄サリン事件から21年になる。

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 午後は、相棒の舞とずっと一緒。両家の父が眠るお墓参りをはじめ、同じ市内に住む妹宅訪問(姪に赤ちゃんが生まれた)に始まり〈エデンの東(私たちの所有畑)〉、ホームセンターに、と飛び回る。この間ずっと車内で流し続けたのが、小唄〈鶴八鶴次郎〉をはじめとした〈縁かいな〉や〈雪のだるま〉〈お互いに〉〈潮来出島〉といった【うたの数々】で、うたいながらの東奔西走に。

 なかで1番きつかったのが、一念発起し昨年から始めた畑仕事である。ことしに入り、2度にわたって日頃の管理をお願いしている方に教えられ、やっとこせ実現させた小型耕うん機による田起こしに次ぐ作業で、きょうは備中とスコップを手に畝づくりに挑んだ。作業は、私がつくった畝に舞がジャガイモの種いも、キタアカリを植えていくという方法で進んだ。疲れた私が少しでも休もうものなら、彼女が備中を手にどんどん新しい畝をこしらえようとするのでウカウカしているわけにもいかない。

 気がついたら、両足がガクガクになっていた。それでも気になっていた作業をなんとか終えホッとしたことも事実だ。これもそれも、舞がその気にならなければ放ったらかしは目に見えていただけに、まずは感謝しなければ、とおもっている。

 作業のあとは先日、本堂が消失した病気治癒で知られるお薬師さん(二タ子薬師)のことが気になり、現場を見に。近くの食べ物屋さんで甘酒とぜんざいでひと休み。ついでに、周辺の人々に何げなく出火当時の状況について聞いてみると。
 出火前の二タ子薬師奉賛会の開催を前にお社内に五寸釘で打たれた稲わらがあったとか、出火当日の深夜未明にかけ、不審車両が長い間停まっていたとか、はたまた本堂が焼け落ちてまもなく近くの田んぼで火が燃え広がったなどの事実が浮かび上がった。これは間違いなくつけ火、放火である。

 帰りの道すがら寄ったホームセンターでは亡き愛猫こすも・ここが眠る庭に、と舞の判断でハナミズキの苗1本を購入。帰宅し、ふたりで植え彼女のお墓にお参りして1日は終わった。

 写真は墓参り、〈エデンの東〉に新しく誕生した畝、本堂焼失の被害に遭ったお薬師さんと薬師石、庭でのハナミズキ植樹の順で進んだ1日のメモリー
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【きょうの一文・ことば】
 今から92年前、第1回全国選抜中等学校野球大会が開催されました。その翌年に創部された僕の野球部は、来年の春、高校の統合に伴い、新しく生まれ変わります。当たり前にあった景色がなくなる。その重みを僕たちは忘れたくありません。当たり前にある日常のありがたさを胸に、僕たちはグラウンドに立ちます。そして支えてくださる方々を笑顔にできるよう気迫を前面に出し、全身全霊でプレーすることを誓います。
=第88回センバツ開会式での選手宣誓全文。小豆島の樋本尚也主将

【新聞テレビから】
☆『〈サンデー版大図解〉増える訪日客』、『第75回中日農業賞 大臣賞に石川・能登町の柴野立太さん(39)=酪農』、『上野駅で2000人(寝台特急)カシオペア(上野――札幌)惜別 下り最終列車』、『防衛大任官拒否2倍 安保法影響も卒業生の1割超』、『マイナス金利マイナンバー 金庫ダブル特需 休日返上フル生産』、『〈安保を考える〉ピースあいち館長 野間美喜子さん(76歳)』『安保法10代も「待った!!」 成立半年 名古屋、岐阜などで集会』『成立半年「反対」続く』、『闘病の女性社会人に 素顔の私羽ばたく春 偏見苦しむ人支える側に』(20日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年 見つめ続ける ひと、思い〉涙ぬぐう希望の手=大震災から5年の命日。仕事で実家に預けていた長男佑哉君(当時2歳)を津波で亡くした宮城県東松島市の介護施設職員、佐藤美貴子さん(38)は、市内の寺で営まれた法要に夫強さん(47)、長女百華ちゃん(3つ)と参列した』、『■井上ひさしさんの翻訳原稿発見=見つかったのは、フランスの劇作家モンテルランが1945年に執筆した戯曲「サンチャゴの騎士団長」の翻訳で、本文は原稿用紙87枚』、『中国「無国籍1300万人」重く 第2子罰金払えず』、『郷田王将初防衛 4勝2敗 羽生を破る』(20日付、毎日朝刊)

三月十九日
 午後1時過ぎ。名古屋市で桜(ソメイヨシノ)が開花した、と名古屋地方気象台。昨年に比べ2日、いつもの年よりは7日はやい。ひと足早く、この日午前に全国1番乗りで開花が発表された福岡市と並び、最も早い春の便りとなった。

 夕方、私は次女猫シロちゃんを前に横笛で2度、3度と〈さくら〉をふいてやる。いつのまにか亡き長女猫こすも・ここの精霊も窓からさわやかな〈かぜ〉とともに室内に入り込み、ふたりとも両手をそろえ、あのかわいいしぐさで聴き入ってくれた。ありがとう、シロちゃん。そしてここ。これからも、よろしく ネ
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 安保関連法成立から半年を迎えたこの日、全国各地で同法の廃止を訴える集会が開かれ、名古屋市でも2800人が参加。集団的自衛権に異議あり、と訴えた。ロシア南部ロストフナドヌー空港ではアラブ首長国連邦のドバイ発ボーイング737旅客機が墜落、炎上し乗員乗客の全員61人が死亡。トルコのイスタンブールで、またしても自爆テロが起き5人が死亡、12人の外国人を含む36人が重軽傷を負った。

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 午後。ひと段落したところでフェイスブックを開き、かつてドラゴンズファンクラブで大変お世話になった生粋の落合信者佐藤彩乃さん宅の愛犬チュチュちゃんがきょうの未明、午前1時36分に亡くなったと知る。12歳と11カ月だった。チュチュは「仕事が終わってから、新幹線に飛び乗って私が帰ってくるのを待っていてくれたのかのように亡くなり最期は、何か言いたげだったけど、声が出ないみたいだった」という。
「こんなに小さな体で本当によく頑張ってくれた。チュチュが亡くなる夢をもう何度も見て、もし仕事中に亡くなってしまったらどうしようとかそんなことばかりを考えていたけど、無用だったね。本当におりこうさんな子だったよ。うちは家族が少ないから私が大学で上京して、両親が私の弟として迎え入れたんだったね。今もまだ少し暖かくて、起きてきそうな気がしている。今度は私の子どもとして生まれておいで。ありがとうね。」とは、彩乃さん。

 私は「チュチュ、おやすらかに。彩乃さんの気持ちよく分かります。ぼくも、これまで右腕だった愛する猫を失ったばかりです。泣かないで。たとえチュチュはいなくなってもチュチュの魂は、彩乃さんのこ・こ・ろの中で生き続けているはずです」と返信すると、まもなくして「ここちゃん、22歳すごく長い間一緒にいてくれたのですね。普段は全くもってスピリチュアルなことを言い出さない母が明け方、もうチュチュが来てくれたと言っていました。布団の周りを軽い足どりで回っていたと。病気の痛みから解放されて、元気にお友達と遊んでいるといいな…」と彩乃さん。
 チュチュちゃんのご冥福を祈りたい。おやすらかに
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 ショーンKで知られ報道ステーションなどのコメンテーターでも知られた経営コンサルタントのショーン・マクアード川上さん(47)が自らの経歴詐称について謝罪。川上さんは、この日FMラジオ局に録音出演。「ご心配とご迷惑をおかけし、おわびのことばも見つかりません」と謝罪。それにしても、経歴を事前にしっかりチェックできなかったものか。テレビ局のいい加減さが露呈された。
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【きょうの一文・ことば】
 卒業生入場。スーツに身を包み、車いすの息子は立派な青年です。発作と闘いつつ学校生活をしっかり楽しみ、新しい世界へと旅立ちます。これから先も、いろいろなことが待っていると思います。
 今までも多くの方に助けていただきました。これからもきっと、手を差し伸べてくださる方は、たくさんいるはずです。さあ、前を向いて進んでいきましょうね。
=19日付中日朝刊『〈くらしの作文〉息子の卒業』のなかで。愛知県半田市の主婦榊原厚子さん(58歳)

「かなりのプレッシャーをかけられましたが、これを力にしてドラゴンズの魂やプライドを持って戦いたい。優勝に向かって全力で戦っていきます」=19日付中日スポーツ『「秋には美酒を」財界が激励会』の記事のなかで。ドラゴンズの谷繁監督

【新聞テレビから】
☆『☂のち✿名古屋で桜開花』、『〈東日本大震災5年〉かるたが癒やす原発全町避難 富岡の心の景色 語り継ぐ』、『春ギラギラ「けんか祭り」半田』、『旅客機墜落全61人死亡 ロシア南部、ドバイ発B737』、『パリ同時テロ容疑者逮捕 ベルギー警察 唯一生存、国際手配』『LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)身近に 企業や教育現場研修会広がる 塾「クラスに1人は」』『理解訴える記述増 高校教科書に初登場』、『〈中部の文芸 小説・評論清水信〉清水良典「デビュー小説論」8人の作品を徹底解剖』(19日付、中日夕刊)
☆『全国トップ切り福岡で桜が開花』、『●eye見つめ続ける大震災 帰る場所はここ 石巻・長面地区』『津波弱める海岸林守ろう 報道写真きっかけ 宮城県緑化推進委 子供向け冊子発刊』『新たな高台の墓彼岸に冥福祈る 宮城・女川』、『バッテリー搭載しないEV(電気自動車)開発 豊橋技科大など専用道から電気取り入れ』、『入所障害児429人に虐待歴 医療型施設 6人に1人 本紙調査』『被虐待児ケア現場任せ 治療親同意も難しく 医療型障害児入所施設』『〈解説〉国は速やかな支援を(野倉恵)』、『〈チェック〉マスクで魅力ますます メーク術紹介/小顔効果の新商品 販売倍増491億円』、『高崎線火災 漏電検知できず 電気設備焼損し被害拡大』、『東芝前社長を任意聴取 証券監視委 不正会計問題巡り』(19日付、毎日夕刊)
☆『3歳の未来壊さないで 〈平和の俳句〉最年少 蒼ちゃんの一言母に響く=壊れるのが戦争って言うんだよ 桜井蒼(3)愛知県豊橋市』、『燃料電池車本格量産へ トヨタが専用ライン 20年めど年3万台』、『集団的自衛権に意見多数 高校教科書検定 領土記述も増加』、『消費増税の再延期検討 首相、衆参同日選も視野』、『神戸の女児殺害死刑 裁判員判決 被害者1人で 4例目』、『市議報酬増額を再可決 名古屋市長 「リコールなら応援」』、『岐阜県知事10%減給 パワハラ自殺問題で引責へ』(19日付、中日朝刊)
☆『安田さん密入国トルコ・シリア国境 記者狙い営利誘拐横行 ブローカー組織内通か』、『栃木女児殺害 自白の「信用性」焦点 被告供述遺体状況と差異』、『〈チャイナセンセーション 第2部変わる家族の形②〉代理出産闇ビジネス 歌舞伎町中国人夫婦74組 組関係者が「母」紹介』、『竹島・尖閣に意見25件 高1教科書検定 政権方針反映』、『トラック運転手を逮捕 広島トンネル事故 過失致死容疑』、『成年後見人6650万円着服 名地検元司法書士を在宅起訴』、『両親の手に卒業証書 豊田 御岳噴火で犠牲の少女』(19日付、毎日朝刊) 

三月十八日
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 よる。外は、しとしと雨。涙雨である。
 愛猫こすも・ここの大好きだった【Amazing Grace】 をユーチューブで繰り返し、聞く。涙があふれ出る。ここの魂は、この雨の一滴一滴のなかに潜んでいる。そうして「おとん、気イ、おとさんとね。みんな元気にしてるゥ。みんながお世話になった方々には、あいさつしてきたから」と私たちに語りかけてくるのが、よく分かる。
 彼女が天に旅立ち10日以上が過ぎ去った。

 外はあめ。涙の雨である。この雨たちに打たれ、まもなく彼女の精とともに桜が花開く。
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 文科省が来春から高校1年生が使う教科書の検定結果を公表、政府見解の明記を求めた新検定基準が初めて適用され「竹島」や「尖閣諸島」を〈固有の領土〉と明記したことに伴い領土に関する記述が現行本の1・6倍になった。北朝鮮が中西部平安南道の粛川(スクチョン)付近から東の日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射、ミサイルは約800㌔飛び日本海に落下したもようだ。

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 伊勢志摩サミットが開かれる三重県志摩市賢島にある水族館「志摩マリンランド」で17日から、サミット参加国にちなんだ魚介類を紹介する特別展「賢島おさかなサミット」が始まった。6月26日まで。
 中日新聞通風筒によれば「◇…各国を代表する魚介類が大集合。日本代表は伊勢エビ、フランスやイタリア、英国代表はヨーロッパマダイで、ドイツは一九八七年に当時の西ドイツの水族館から提供されてマリンランドが繁殖させたハナカケトラザメを展示した。」とのこと。志摩マリンランドといえば、新聞社の志摩通信部時代に、なんども取材に訪れただけに、とても懐かしい。
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【きょうの一文・ことば】
 ▼熊といえば、「捕らぬたぬきの皮算用」の西欧版に「熊を仕留めぬうちに、熊の皮を売るな」という諺がある。国民の多くが実感できぬまま効用ばかり強調されるアベノミクスは、皮算用ばかりのベアノミクスになってしまうのか。
=18日付中日朝刊中日春秋から。最終の下りを抜粋

「病気の治癒を願う人などが毎日四十~五十人訪れ、毎月の法要も行っていた。多くの人に親しまれていたので、大変残念だ」
=18日付中日朝刊(尾張版)『二夕子薬師本堂が全焼 江南』の記事のなかで。二夕子薬師奉賛会の大脇桂会長(79)の話
※市によると、二夕子薬師の創建時期は不明だが、江戸時代の絵図に載っている、という。ちなみに、この二夕子薬師は、私たちの土地〈エデンの東〉のすぐそばにあり、訪れたこともあるので残念な気がする。それにしても、一体何者が。なぜ、貴重な文化財に火をつけたのか。そこを知りたい。

 名古屋大の私の部屋のホワイトボードには、恩師の坂田昌一先生からいただいた言葉が張ってある。「科学者は科学者として学問を愛するより以前に、まず人間として人類を愛さねばならない」
=18日付中日夕刊『〈この道 物理学者益川敏英63回目〉恩師の言葉』から

【新聞テレビから】
☆『〈ナビゲーション〉山口組分裂でいま何が 激化する抗争』、『〈ドキュメント72時間〉恋愛の神様(恋木神社)にお願い!!』(18日夜、NHK総合)、『〈報道ステーション〉独ワイマール憲法の教訓 なぜ独裁が生まれたのか 「緊急事態条項」の危うさ』(18夜、メーテレ)
☆『美濃路に高貴な赤 長良川鉄道「ながら」』、『「理想の美」感性込めて 麗しきおもかげ 日本近代美術の女性像』、『ドラゴンズ80年の道 ナゴヤドーム前駅登場』、『初めての巣立ち 西区なごや小』、『海外へGOHEIもち 奥三河の味ベトナム向け 新城のベンチャー』、『震災関連自殺23人 15年 福島で増加 19人に』、『「核使用憲法禁止せず」横畠法制局長官 実現性は否定的』、『教科書、領土記述1.6倍に 高1用検定 政府見解沿い』『教科書 防災・復興に厚み 津波写真「覚えていますか」』『被災地の学校「認識深まる」』、『北が中距離弾道弾発射 ノドンか800㌔飛び、日本海落下』(18日付、中日夕刊)
☆『夢いっぱい小学校で卒業式 愛知・三重』、『教科書「領土」記述6割増 安倍政権色強く 高1用検定 近現代史に意見5件』『「LGBT=レズビアン(女性同性愛者)ゲイ(男性同性愛者)バイセクシュアル(両性愛者)トランスジェンダー(性同一性障害者ら心と体の性が異なる人)の英語の頭文字をとった性的少数者の総称」=登場 「子どもの貧困」記述増 高校教科書今を反映』、『自白調書証拠採用 栃木女児殺害公判 任意性認める』、『「殺処分1匹78円」に衝撃「捨て猫なくせ」作文、絵本に豊橋の小学生作、出版へ募金活動』、『ツタンカーメン墓、未発見の2部屋 ほぼ確実に』、『自殺者6年連続減少 2万4025人 うつ病対策進み』(18日付、毎日夕刊)
☆『名古屋22・3度 中部各地で暖かく』、『名古屋に小児がん基金 最先端医療安価に 名大病院の研究支援』、『清原被告を保釈「必ず更生」』、『「安田さん」映像ネット公開 仲間ら解放への道探る』『母、涙浮かべ「無事帰って」』、『グライダー墜落搭乗の2人死亡 千葉の民家』(18日付、中日朝刊)
☆『6人マラソン初代表 リオ五輪』、『〈チャイナセンセーショナル 第2部 変わる家族の形①〉不妊に悩む富裕層、米へ 中国に代理母需要 一人っ子政策撤廃 仲介業者「50組待機中」』、『自民、アダムズ方式容認 衆院選挙制度 幹事長に一任』、『東電社員「数百万円を受領」 賠償金詐取NPO側から』、『■「クローズアップ現代」最終回』(18日付、毎日朝刊)

三月十七日
 彼岸の入り。高気圧に覆われたこの地方は、各地で4月中旬から5月中旬並みの暖かさに。名古屋と岐阜では最高気温が平年を8度ほど上回る22・3度にまで上昇。木曽川河畔の桜のつぼみが一気に膨らんだ。開花は、もう目の前に迫っている。
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 覚せい剤取締法違反の罪で逮捕、起訴されていた元プロ野球選手清原和博被告(48)が逮捕から44日ぶりに保釈された。清原被告は保釈金500万円を即日納付。
 昨年内戦が続くシリアで行方不明となっていたフリージャーナリスト安田純平さん(42)と見られる人物が英語で話している映像が昨日、インターネット上で公開された。イスラム過激派組織「ヌスラ戦線」に拘束されているとみられる。家族らへのメッセージが読み上げられるのを聞いた埼玉県入間市に住む母親は「息子です」と語ったという。
        
 来月25日のネパール大震災からまもなく1年。
 ことしは、そのネパールと日本の国交樹立60年の記念すべき年でもある。被災地でのあくなき復興支援活動が今も続くなか、国境を超えて結ばれた私の友人夫妻を中心とした支援の素顔が近々、サンデー世界日報(週刊)の写真グラフとして紹介されることになり、原稿の内容をめぐって東京の記者とメールと電話の繰り返しとなった。

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 そんななか、携帯に入ったあの懐かしいピースボートの船友からのメールは次のようなものだった。
――可愛がられていた猫が死んでしまったとのことで、ペットロス症候群になっていませんか? 大丈夫ですか? 昨日は、不思議なことに起きる直前に猫の夢を見てたんですよね。茶トラの年取った猫が、夢の中の我が家に遊びにきた夢でした。お力落としのありませんように。ではまた

 私は「うちの愛猫こすも・ここが、おとんがお世話になっている大切なあなたのことを思い出し、あいさつに伺ったに違いありません。本当にかわいい、いつだって私の傍らにいてくれた同士でした。残念です。私の右腕だっただけに、悲しいです。ありがとう。もう、泣きません」とメールを打ち返したのである。
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「3連休にもサクラサク 名古屋20日、岐阜21日」とは17日付中日新聞朝刊見出し。日本気象協会による最新の桜の開花予想発表記事で、それによると「今週末にかけて気温が上昇し、20日に名古屋市と愛媛県宇和島市で、21日には東京都心と岐阜市で開花宣言が出ると見込んでいる。」とのこと。
 さらに「開花時期は全国的に平年並みか平年より2~5日早めと見られる。関東より西では3月末から4月1週目ごろに多くの場所で満開になる見通し。」だという。
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【きょうの一文・ことば】
 今は、皆様を裏切ってしまったことを深く後悔するとともに、これまで応援してくださった皆様のお気持ちに報いるためにも、一から出直し、必ず更生することを決意しています。/必ず人の役に立つ人間になることを心に誓っております。/いつか機会をいただき、直接皆さまに謝罪したいと切に願っています。
=保釈された清原和博被告が発表したコメントから。1部を抜粋

【新聞テレビから】
☆『“光”一点 三重・紀北の天満洞』、『津波犠牲者に両陛下が拝礼 石巻の県水産会館』『南署、中村署へ 母娘2代、現金添え近況 善意の便り終わらない』、『トンネル事故2人死亡 広島・山陽道5台炎上、68人搬送』、『不明「安田さん」の映像 過激派組織 シリアで拘束か』『母「本人だと思う」「安田さん」映像 知人も安否気遣う』、『リベンジポルノ1143件 昨年の相談件数 20代以下が6割』、『ひき逃げ弁護士逮捕 東署 男性重傷、容疑を否認』(17日付、中日夕刊)
☆『ストーカー被害2.2万件 昨年DV、最多6.3万件 警察庁まとめ』『標的型メール攻撃倍増 昨年被害3828件 年金機構125万件流出も』、『IT社員自殺は「過労」 東京地裁 会社に6000万円賠償命令』、『妖怪、水木さん悼む 東京コレクション』、『知恩院の鬼瓦を復元 高浜』、『住宅火災3人死亡 大阪 高齢夫婦と次男か 長男重体』、『ビラで女性脅迫容疑 神奈川県警 年金機構職員逮捕』(17日付、毎日夕刊)
☆『両陛下原発避難者と懇談』、『蒲郡殺人消えぬ謎 9日朝に犯行か 発覚1週間』『豊田3人殺害被告に無期求刑「8000万円詐欺気付けず…絶望」長女は15年引きこもり』、『選挙権@18歳 高校生の政治活動 愛知、名古屋届け出求めず 悩む中部の教委 対応「未定」も』、『トランプ氏3勝 オハイオ落とす 米5州予備選 クリントン氏4勝』、『高浜 異議審も同じ裁判長 大津地裁 差し止め決定の山本氏』、『車、電機ベア前年割れ 「官製春闘」の失速鮮明に』(17日付、中日朝刊)
☆『米大統領選予備選5州 トランプ氏首位固め クリントン氏着々 ルビオ氏撤退』、『有事輸送民間の2隻確保 船員予備自衛官化 特別会社設立 防衛省』、『大阪女児焼死 母と男性無罪 確定へ 再審三者協議 検察、有罪主張せず』『「検察は謝ってほしい」 青木さん』、『公式戦勝利後のご祝儀「円陣」 ソフトバンクも』、『より良い地域作り願い 両陛下、福島の被災者と懇談』(17日付、毎日朝刊)

三月十六日
 大阪市で1995年に起きた小6女児死亡火災の再審公判で検察側が有罪の主張はしない旨を明らかに。この結果、殺人や放火などの罪で無期懲役が確定後に再審開始が決まっていた女児の母親青木恵子さん(52)と元同居相手朴龍皓さん(50)の無罪が決まった。大阪市内で記者会見した恵子さんは「正しい捜査をしてくれていたなら、娘殺しの母親にはならなかった。検察は謝罪してほしい」と訴えている。
 五輪で5個の金メダルを獲得した塚原光男さん(68)の長男で1996年アトランタから3大会連続で五輪に出場。アテネで団体優勝し、日本初の親子金メダリストとなった塚原直也さん(38)=朝日生命=が東京都内で引退の記者会見。「10歳から体操を始め、現役を続けてきたが『限界かな』との思いはあったので名残惜しい気持ちはありません」と語った。
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 執筆の合間に、横笛に挑む。
 このところは、亡き愛猫こすも・ここの魂が私の心身に宿っているせいか、驚くほどに透明で美しい音だ。我ながら、ふくほどに幽幻の世界に惹きこまれていく。 

 先日の発表会では音が掠れてしまい、どうにもならなかった笛がまるで別人となり、いきものと化して音をだしてくれる。われながら感激しつつ1つずつ丁寧に音をたどっていくが、これほどの音色が出ると、吹いていても気持ちがいい。
 ふきながら、これは亡き〈こすも〉のしわざだ。こすもの〈精〉、いや〈魂〉とでもいったらよいのか。目には見えないけれど、そうしたモノが私と笛、気に乗り移って応援してくれている。そう思いつつ〈平城山〉〈かごめ〉〈越後獅子〉〈風の盆恋歌〉〈さくら〉〈惜別の唄〉の順で繰り返しふいていったが、内心でこの調子ならイケル! と確信した。

 愛用の笛は【青葉の笛】で知られる福井県大野市の笛の里内、笛資料館で朝日順子さんが見守るなか、笛職人の指導で私自身がこしらえたもので愛着もひとしおだ。それだけに、とても嬉しく思ったのである。こすもが私の傍らから居なくなって以降、笛も社交ダンスも、これまでの歩みののろさが信じられないほど上達してきていることがよく分かる。
 私自身、彼女の死後は笛をふくときは決まって、亡き彼女に向かって。ダンスを踊るときもペアを組む相手はいつだって〈こすも〉なのだと思い、ステップを踏むよう心がけている。なんだか、どちらもこの調子だとほんとに名人になれる。そんな気がしてきた。いや、遠回りしてでもなって見せてやろうではないか。
※青葉の笛=平治の乱に破れ、越前大野に匿われていた源義平が上洛を決意し京に上る際、身ごもっていた妻に遺した、その1本の横笛をさす。

 夜。あの満95歳の三宅邦夫おじさん(元中日こども会主事)から電話が入る。
「いがみさん、元気。私はいまも全国各地を幼児教育の講演で飛び回ってるよ。つい先日も釧路までいってきた。今は〈上手な死に方〉という本を書いている。みんな新聞を読まなくなってしまった。これじゃあ、いかんね。それに、あんたサンみたいな、恐ろしいほどのこわもて記者もいなくなってしまった。あんたさんが、なつかしくってネ」など話しは延々と。
 いやはや、まだまだお元気そのものだ。
「ボクも元気でいますので。ありがとう。それよりも、ミヤケさん。何よりおからだ、大切にして百歳をめざしてくださいネ。」と言って受話器を置いた。
 
【きょうの一文・ことば】
「でも、手は最後。手が早いオトコはダメ。手を出すのは最後」「やっぱり遠回りすること、すごく大事です。遠回りすることが近道なのです」
=16日夜の報道ステーション『〈スペシャルインタビュー〉イチロー(42)×稲葉篤紀(43)対談』で。大リーガー(マーリンズ)のイチローが野球解説者稲葉篤紀との対談のなかで

【新聞テレビから】
☆『〈クローズアップ現代〉激増! 市民を襲うテロ 拡散する過激思想』(16日夜、NHK総合テレビ)
☆『両陛下が福島入り 被災者らと懇談へ』『東南アジアへ三陸の魚介を 宮城の若手漁師ら売り込み 原状回復でなく飛躍目指す』、『日本一小さな発電所 岐阜・68歳 執念光る自作6㍗』、『「俳優座」が戦争題材に年間上演 舞台から反戦の輪』、『〈2016年米大統領選〉トランプ氏フロリダ制す 予備選集中日 ルビオ氏は撤退』『大手ベア縮小相次ぐ 春闘 株安、円高で慎重姿勢』『トヨタ社長「潮目変わった」』、『「消費増税延期を」ノーベル経済学者、首相らに提言』、『甘利氏らを刑事告発弁護士団体「あっせん利得」容疑で』、『調書ねつ造男性に無罪 地裁立川支部 覚せい剤「ずさん捜査」』『尿すり替えは「確認できず」警視庁』(16日付、中日夕刊)
☆『「旭堂」お墨付き講談師に タレントの水谷ミミさんと古池真由美さん』、『赤ちゃん星の成長見えた 南米の望遠鏡で東大チーム』、『〈米国の選択16年大統領選〉主流派望みつなぐ 共和・ケーシック氏オハイオ制す「分断でなく一つに」』『クリントン氏 手堅く 民主』、『主要企業ベア鈍化 春闘一斉回答 経済の減速懸念』、『熊谷6人殺害妻と娘2人失い 苦悩終わり見えず 事件半年公判見通し立たず』、『トラック突入相次ぐ 大阪 山口組抗争双方が被害』(16日付、毎日夕刊)
☆『子亡くなった原因追究を 軽井沢バス事故2カ月遺族会見』、『中1男子、いじめ受け転校 豊田市教委 半年経て本格調査』『重大事態認定遅れ いじめ防止法 学校、欠席数に固執』、『日本ロジテック除名へ 日本卸電力、取引を停止』『売電金回収せねば別電力へ変更検討 中部の自治体広がる混乱』、『山口組抗争徹底摘発へ 弘道会と神戸側 中部で衝突続発』『リニアなど利権争いも』『銃弾発射の組員起訴 福井地検』、『トヨタ、ベア1500円決着 一時金は6年連続満額』、『東芝白物、中国家電 大手へ 数百億円で売却見通し』(16日付、中日朝刊)
☆『スーチー氏側近 大統領に ミャンマー半世紀ぶり文民』、『阪神・西武でも現金 公式戦・円陣 勝敗でやりとり』『「許されぬ行為」コミッショナー』、『囲碁AⅠが4勝目 李九段「定石に疑問湧いた 五番勝負最終局』『「人間が勝っている部分も」 井山本因坊に聞く』、『マイナンバー 別人に通知書写し送付 名古屋市暗証番号など記載』、『多湖輝さん死去 心理学者「頭の体操」シリーズ 90歳』(16日付、毎日朝刊)

三月十五日
 北朝鮮の金正恩第1書記が「核弾頭が装着可能な多くの種類の弾道ミサイル発射実験を早い時期に断行する」と述べ波紋を広げるなか、ミャンマー国会は次期大統領に与党・国民民主連盟(NLD)のアウン・サン・スー・チー党首(70)の側近ティン・チョー氏を選出。
        ☆        ☆

 きのうと違い、きょうは快晴。ナントナク身も心も弾む、うららかな春となった。今は何よりも雑音をはねのけ精神をひとつに集中させ、練習を繰り返し、自分自身が納得する【笛吹きびと】にならなければ、と。ただ、それだけを願う。それが幸せというものである。
 敵はまわりでも何でもなく、私自身のなかに潜む。舌切雀とはよく言ったもので、まわりのピーチクパーチクに振り回されることがあってはならない。ニンゲン、皆「私が、私が」と思って生きている。
 デ、なければ生きてはいけないか。人みな全て限りなきほどの愚か者ばかりなのだ。それでも〈私はわたしを生きてゆく〉ほかない。かよわき、かつ品格なきニンゲンたちよ

        ❤        ❤
 夜遅く。ネパール大地震の復興支援に尽くすカトマンズ在住の裕子さんからメールが入り、なにやらホッと。4月25日になれば、あの未曾有の大地震から丸1年になる。日本とネパールは、ことしが国交樹立60周年の節目の年でもあるだけに東日本大震災の被災地も含めた、互いの支援活動を大切にしたい。
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【きょうの一文・ことば】
「頭真っ白でよく覚えてないけれど。うれしかったですね。ハイ」
=15日大相撲春場所(大阪)3日目に横綱日馬富士を押し出しで破って初の金星をあげた琴勇輝(24歳。東前頭1枚目。佐渡嶽部屋。香川出身)
※3日目までに3横綱全員に黒星がついたのは、1982年秋場所(千代の富士、2代目若乃花、北の湖)いらい34年ぶり

【新聞テレビから】
☆『ロ大統領、シリア撤退命令 きょう開始 停戦監視に基地維持』、『阪神でも現金やりとり 円陣やノック 社長「1人数千円」』『53年守った味わい「ロゴスキー」27日閉店』、『漁師育てるシェアハウス 宮城 被災地の人手確保へ』『ハンセン病「補償得て」弁護団呼び掛け 請求期限は今月末』『TBS政治記者万引容疑で逮捕 警視庁、うなぎなど』(15日付、中日夕刊)
☆『北朝鮮「近く核弾頭実験」金第1書記 弾道弾発射も表明』『「断じて許せぬ」官房長官』、『劇団員殺害「手で首絞めた」容疑者供述 後つけ帰宅直後襲う ドアノブ拭き証拠隠しか』、『東芝家電中国に売却 美的集団最終調整』、『被爆の惨状立体映像で 長崎原爆資料館』、『火星探査機打ち上げ ロシア基地 生命の存在調査』、『「大夫」表記を「太夫」に変更 人形浄瑠璃文楽』、『高崎だるま台湾で人気 蔡氏総統選勝利に一役? 若者に大ウケ追加注文3000個』、『ティラノサウルス耳進化で大型化か 聴覚の感度高まり狩りで有利に』(15日付、毎日夕刊)
☆『巨大星団の産声=大きな星が集まる中心付近で、ガス雲同士の衝突が確認できた巨大星団「RCW38」。名古屋大の福井康雄教授(電波天文学)らのチームが初めて捉えた』、『新党名は「民進党」 民主・維新世論調査で多数』、『関電、異議申し立て 高浜差し止め仮処分に』、『日本ロジテック破綻へ 負債71億円電力代金払えず』『甘いチェック国民にツケ』、『人件費、材料費…甘くない現実 井村屋「あずきバー」60円→70円』、『巨人「1戦最大14万円」 選手間で現金「験担ぎ」』、『三重大にサイバー攻撃か HPに障害「アノニマス」が声明「イルカ研究に反対」』、『県議「視察 車で地球1周半」大分 領収書なし燃料費 年245万円』(15日付、中日朝刊)
☆『〈クローズアップ2016〉野球とカネ甘い認識 「賭博でない」NPB(日本野球機構)公表せず 巨人現金やりとり 試合舞台に4季続く』、『自爆テロ半年で4件 トルコ 市民標的不安高まる 死者計180人超』、『新党名「民進党」政策アピールに注力 東海3県 各県連、有権者意識』『新味感じぬ/別の名に/無理やりの感』(15日付、毎日朝刊)

三月十四日
 私は泣いている。ベッドのうえで。こすも・ここは、もう帰らない。

 ホワイトデー。男が女に返す。ちまたでは、どんなドラマが繰り広げられたのだろう。窓辺には菜の花を濡らす鮮やかな水滴。〈彩花雨〉のなかに、あのつぶらな瞳が潜んで「元気でいますか。おとん。オカン」と呼びかけてくる。こさむい日だよね。身も、こ・こ・ろも冷えちまうよ。
        ☆        ☆

 民主、維新の合流に伴う党名は「民進党」で合意。プロ野球の巨人選手が自チームの公式戦にからんで現金のやりとりをしていた事実が判明、廃棄されるはずの冷凍カツなどが不正に横流しされていた事件で産業廃棄物処理業「ダイコー」(愛知県稲沢市)が2度目の不渡りを出し、事実上の倒産。

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 ウーマンリブ運動の旗手、いや担い手でありつづける東京・目黒在住のイクさん(林郁さん)から思いがけず、【春到来! 祈願 平和・ご多幸!】で始まる1枚のはがきが届いた。
「3・11から5年 あの衝撃!!余震の中で有限の命を想い、終活の整理をしました。5年経ち、小宅のモノ・書籍類増。良書はゴミにすまいと送り先を方々考えて時間がかかり、年末パソコン故障、1月2月緊急の用多々、忙中考えること思うことの多い厳冬でした。ご無沙汰しましたが、元気早起きしています。
 昨年は共著『検証・安倍談話』明石書店刊に不戦の小文寄稿。自身の長編未完、今年は『おんなの異境』(仮題)狂詩曲に集中したく。………ご健康、ご活躍をお祈りしております」
 といった内容で、「伊神権太様」の宛先の左下には〈明日は「フクシマを忘れない!」(文京シビックホール)その準備中〉の添え書きもされていた。
                
 今は深夜未明。岩手の地酒、特別純米酒「酔仙」を傍らに、杯を傾けている。
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 ブラジルでは8月のリオデジャネイロ五輪を前に13日、全国320以上の都市で360万人による大規模デモがあった。与党政治家らが関与したとされる国営石油会社による大規模汚職や経済の低迷に抗議してのデモでルセフ大統領の弾劾を求める事態に発展。
 リオの観光地コパカバーナの海岸沿いでは囚人服姿のルラ氏(前大統領でルセフ現大統領の後ろ盾)を描いたシャツを着た人や国旗をまとった人々が「ブラジルが終わる前にジルマ(ルセル氏)はやめろ」などと書かれたプラカードを手に「労働党は出て行け」といった訴えが日に日に拡大化、リオ五輪を前にブラジル政府の不安定さを印象づけている。
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【きょうの一文・ことば】
 新しい科学の発見がどう使われる可能性があるか。一番よく分かっているのは、ほかでもない科学者だと思う。科学者こそが、科学や技術があわせもつ危険性を事前に指摘していかなければならない。ピエール・キュリーは「ノーベルは、新しい発見は害悪より多くの利益を人類にもたらすと考えた。私もそう信じる」と講演をしめくくっている。
 ノーベルは遺言状に「遺産から生まれる利子は、人類に対して最大の貢献をした人に賞金として配分する」と書き残した。私も配分を受けた一人として、彼の苦悩を忘れるわけにはいかない。戦争の悲惨さを自分なりに伝え、科学のあるべき姿について考えていかなければならないと思っている。
=14日付中日夕刊『〈この道 物理学者益川敏英 59回目〉科学と戦争2』のなかで。益川敏英さん

「今年は谷繁監督が監督に専念するなど、チームが様変わりする。素晴らしい結果を出すと信じている」=14日付の中日夕刊『今年こそ燃えよドラゴンズ マツザカヤ優勝させる会発会式』の記事のなかで。中日ドラゴンズの佐々木崇夫球団社長のことば

【新聞テレビから】
☆『奥原、女子単39年ぶりV 全英バドミントン 男子 早川・遠藤組は準優勝 長野(大町市)出身 走れなくなるまで走ってやる』、『トルコ首都爆発、34人死亡 クルド勢力の自爆テロか』『巨人選手、勝敗に絡み現金 NPB(日本野球機構)把握 自チーム公式戦で 敗退行為と正反対 球団総務本部長』、『容疑者、一転し「殺した」 劇団員女性殺害で供述』、『〈東日本大震災5年〉被災を糧に三重で防災 四日市大生2人 南海トラフ津波「備えて」』、『袴田さん平穏取り戻す日々 釈放後の記録映画 名古屋では19日から上映』、『★是枝裕和さん伊丹十三賞』、『〈大波小波〉B級史から学ぶ(B級グルメ)』(14日付、中日夕刊)
☆『ファッション・ウイーク東京開幕 ショー華やかに』、『〈特集ワイド〉陸前高田 後戻りできぬ復興事業―くしの歯が欠けたような街に?』『被災地消防団員2000人減 3県37市町村 防災の担い手不足』『聴覚障害夫妻 孤独続く いわき仮設に手話できる人なし』、『皇室典範指摘「適当でない」参院予算委首相、国連委を非難』、『機械受注15%増 1月鉄鋼業から大型案件』『東証一時300円高』、『家族3人殺害、放火認める 豊田民家全焼 初公判で被告 名古屋地裁支部』、『富山の組事務所発砲音と弾痕』『拳銃で撃たれ男性が頭けが 福岡の飲食店』(14日付、毎日夕刊)
☆『1秒差振り切り日本人トップ 田中2位リオ確実 名古屋ウィメンズマラソン最多1万9607人』『残り1枠執念の130㍍』『声援の花道野口完走 2時間33秒54秒元女王笑顔と涙』『夢へ女子力マックス CA就活自信ついた NZ地震志望の原点』『土田さん3連覇 ホイールチェアマラソン』、『上田正昭氏死去 88歳 古代史研究、「渡来人」提唱』『「戦争のむごさ知って」原発事故に怒り』、『人間が意地! プロ棋士、アルファ碁に』、『外国人宿泊1100万人に 中部9県昇龍道が19年新目標』、『ブルーインパルス小牧航空祭で飛行 抗議行動も』(14付、中日朝刊)
☆『〈漂う民〉アリさん一家独4カ月「駄目ならアフガンに帰るしかない」難民認定期待と不安』『独政府、送還に本腰』『アリさん「今は前を向く」娘は幼稚園に通う』、『自民党大会「民共無責任勢力」首相、参院選へ対決姿勢』、『選挙13日 松本市長(長野県)菅谷昭氏(72)が4選。元NHK解説委員の臥雲義尚氏(52)を破る』『NHK内の映像元職員陣営配布 松本市長選』、『劇団員殺害「引っ越し準備していた」 容疑者供述 翌月家賃払い済み』(14日付、毎日朝刊)

三月十三日
 名古屋のナゴヤドームを発着点に行われた「名古屋ウィメンズマラソン」。
 田中智美(28)=第一生命=が小原怜(25)=天満屋=とゴール直前まで競り合い1秒差の2時間23分19秒で日本人トップの2位となり、自身初の五輪代表入りを確実にした。優勝したのは、昨年の世界選手権銅メダリストのユニスジェプキルイ・キルワ(31)=バーレーン=だった。2004年アテネ五輪の金メダリスト野口みずき(37)=シスメックス=は23位に終わった。
 この日の大会には1万9607人が出場。女性だけのマラソン大会では世界最大としてギネス世界記録に認められた前回を1761人上回り、記録を更新した。完走率は97・5%。男女ハーフマラソンなどの「名古屋シティマラソン」と女性の車いすランナーが10・5㌔を競う「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン」も同時に開催され、1万人近いボランティアが沿道での交通整理や給水などの奉仕作業に携わった。
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 朝。長男夫妻から愛猫こすも・ここの「死」を悼んだ供花が届き、妻の舞がさっそく庭の墓地にそなえた。ここの亡きがらは、ちょうど土の上に置かれた枯れ葉の下辺りで眠っている。舞の配慮もあり、花々はその傍らに供えられたのである。

 眠れよ、眠れ ここは死んでも永遠に私たちの心のなかで生き続ける=庭の墓地で
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 きょうは午後、名古屋の愛知芸術文化センター会議室で行われた中部ペンクラブの理事会に出席。引き続いて同じ場所であった文芸セミナーにも耳を傾けた。ことしの文芸セミナー講師は北川朱実さん(日本文藝家協会・日本現代詩人会会員)で、演題は「詩と小説の旅」で、この地方を代表する書き手ならではの、なかなか中身の濃い聴き応えのある内容だった。

「私たちはいつも、どこかに向かっていく途中」「何を書くか、は何を背負っているか、です」「影のような人を書いてみたい」などと話す北川さん
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 夜。NHK総合テレビでNHKスペシャル『「原発メルトダウン」危機深刻化した88時間 新証言で実録ドラマ化』を見る。制御が効かなくなったなかで、手がつけられないまま地獄に突き進む原発がいかに怖いものであるか、にあらためて突きあたる。
――大量放出がどこまでも続く放射線量。冷温停止状態になったままの3つの原子炉。ふえ続ける地表汚染。セシウム137。ドライウェル(格納容器)が壊れそうだ。デイスターブ(じゃま)しないでください。原子炉の水位が下がってる。なんで水位が回復しないのだ。ベントよりも先にSR弁を開けるべきだ。飛び交う怒号。もし失敗したら、地獄だぞ。(現場に行く前に)水を飲ませてください。我々のイメージは東日本壊滅ですよ(吉田所長)。最悪の場合、東日本に人は住めなくなる。我々は皆、討ち死にだ。奇跡的に3日間、持ち続けた。3号機の水素爆発……

 私たちニンゲンは、核を制御できてはいない。やはり叡智を結集し、何よりも核を、事故発生時の原発を制御できる科学を生み出さねばならない。作りっぱなしの原発なぞは、必要ないのだ。

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 このところは睡眠不足に酒飲み、と例によって不摂生な日々が続いているせいか、歯が痛み出したので、名古屋からの帰りに駅から自宅まで歩く途中にある老舗の薬局に寄る。珍しく〈今治水〉があったので高齢の、どこか頼りがいのあるチョットきれいな女性店主から購入、患部にぬると痛みは魔法の如く消え去った。
 こ・ん・じ・す・い。少年のころ、いつも自慢だった美しい歯が痛むとは両親に「たかちゃん、こ・ん・じ・す・い、ぬっておきゃあ」と言われ、ぬるとピタリと痛みが消えたのでよく覚えている。まさか、その薬さんに会えた、だなんて。強力な助っ人が増えた気がする。
        ×        ×

【きょうの一文・ことば】
「罪悪感と恥ずかしさ。この失敗をすなおに真っ直ぐ見て、それを後世に伝えていきたい」=13日夜のNHKスペシャル「原発メルトダウン」のなかで。メルトダウン当時、最前線で苦闘した原発スタッフの1人 

「今の力で精いっぱいやった。もう悔いはない」「最後の10㌔は花道のような気がして。笑顔で(走りました)」「(最悪のタイム2時間33分54秒、23位で終わったレースを)最高の42・195㌔だったなと思っています」=アテネ五輪金メダリストの元女王野口みずき選手がレース後、こう語った

【新聞テレビから】
☆『〈情熱大陸〉プリプリ(プリンセス・プリンセス)が震災5年で感じたこと』(13日夜、CBCテレビ)
☆『〈サンデー版大図解〉復興の光と影』『〈東日本大震災5年〉巨大防潮堤「海見えない」 工事進む宮古 他に選択肢なし』『造らぬ女川 復興に海不可欠』『不屈の拳ハウスで育つ 宮城県農業高ボクシング部 リング壊れ…「我慢は強さに」』『復興の灯 僕らで=東日本大震災の翌日に長野県栄村で震度6強を観測した地震から5年となった12日、栄村のJR飯山線森宮野原駅前で復興祈願イベント「灯明祭」があった』『爆発から5年教訓を生かせ 栄などで福島の移住者らデモ』『原発仮処分住民に賠償リスク 制度のあり方問う声も 実際には考えにくい』、『法科大学院、中部3校(名古屋大と南山大、愛知大)だけに』、『「亀のように進めば夢かなう」 ゆかり各務原で油井さんが講演』、『保育士確保へ無償奨学金 保育所運営会社 学生に最大120万円』(13日付、中日朝刊)
☆『〈Sストーリー〉にぎわい福島に再び――「LIFEKU」の挑戦』『胸を張って「来福を」原発事故乗り越え商店主ら結集』『故郷をあきらめぬ 不安ゼロじゃないけれど』『〈見つめ続ける ひと、思い〉さようなら思い出のグラウンド 気仙沼市立面瀬中学校二七年度卒業式』、『育て上げるぞブランド牛 長野県北部地震 復興意気込む3代目』、『東京・劇団員殺害 容疑者事件直後福島に 追及恐れ転居可能性 税理士目指し上京 容疑者』『公立中教諭90人を接待 東京の私立高校(大森学園高校) 入試説明会で酒提供』、『神戸連続殺傷 遺族、手紙受け取り拒否 加害男性の手記発表で』(13日付、毎日朝刊)

三月十二日
 きのうは深夜おそく帰った。
        ☆        ☆

 東日本大震災から丸5年の3月11日。日本列島は巨大地震と津波、福島第1原発事故の被害に遭った岩手、宮城、福島の各県はじめ被災地からの避難者がいまだに避難生活を過ごす全国至るところで追悼式展が催され、日本列島全域が鎮魂の1日に。(東京・国立競技場では政府主催の追悼式があり岩手、宮城、福島3県遺族や安倍晋三首相、天皇皇后両陛下ら1090人が参列、黙とうした)。多くの犠牲者を出した被災地はどこも鎮魂の祈りに包まれるなか復興、再生の声一色に染まった。
 
 私自身も〈脱原発をめざす文学者の会〉メンバーの1員として朝、名古屋を新幹線で出発し高崎線を乗り継いで埼玉県上尾市のシラコバト団地集会所へ。ここでの【東日本大震災に咲く会ひまわり】主催の東日本大震災追悼式(シラコバト団地自治会、団地花と緑の会、団地ことばとサロン、埼玉県福祉協議会、『福玉便り』編集部、鴻巣「想い」、株式会社ヨシケイ大宮、合同会社映像工房たまき、脱原発社会をめざす文学者の会協力)に参列。福島県浪江町で被災した文学者の会会員でもあるシンガーソングライター橘光顕さんら多くの被災者がこの団地で避難生活を過ごし、橘さんご自身もひまわりの会会長を務められていることもあって、足を運んだ。

 というわけで、この日は文学者の会会員も協力に1役。会の代表加賀乙彦さんはじめ、副代表の森詠さん、ほかに岳真也さん、橘かがりさんら10人ほどが式典に参列。式典はマスコミ各社のフラッシュがたかれるなか、始まった。
 午後2時。追悼式は、太鼓と笛の集団「響」の力強い演奏で幕開け。第1部が黙祷の会、第2部語らいの集いの順で進んだが途中、運命のとき、午後2時46分には全員で黙とうし、ふかく頭をたれたが、なかには無念極まりない表情で手を合わせる姿が相次いだ。

 黙とうのあとには、写真や手紙、絵などそれぞれの思いが染みた忘れられない品々が収納されたタイムカプセルが封印される場面も。このカプセルは南相馬市に置かれ、10年後に開封されるという。(文学者の会からは、これまでに発行された会報5号までが、私自身も地震発生の翌春、世に出した自著『いがみの権太 大震災「笛猫野球日記」』と大震災発生丸5年後のこの日発行された2016年3月11日付中日新聞朝刊を収納させていただいた』)。

 以下、追悼式のもようを写真で紹介し、記録にとどめたい。

 黙祷する人々
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 封印されるタイムカプセル
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 語らいの集いで話す浪江町の篠原美陽子さんと聖華さん(東京音大1年ピアノ科)母子。聖華さんはショパンの〈エチュード〉などのピアノ演奏も
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 会場を彩った大震災に咲く会ひまわりの貼り絵
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 文学者の会を代表して協力を約束する加賀乙彦さん。加賀代表は、この日シャンソンの枯葉を、♪夢に夢をかさねて一人生きるかなしさ…、とフランス語でうたいあげた
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 昨夜はおそい帰宅だったので、からだが例によって半分寝たままだ。でも、けさの空はカラリと晴れ上がり、窓辺を映し出す陽射しが、とても気持ちよい。庭に土葬されている亡き愛猫こすも・ここの魂が朝の光りと共に室内にはいってこられるように、と少しだけ窓を開けてやる。
 こすものことだ。きっと、興味津々のあの愛らしい顔としぐさで室内に入ってきたに違いない。彼女は本当に、いつだって一生懸命生きていた。ありがとう。ここ! また頬を涙が伝った。かといって、いつまでも女々しくしているわけにもいかぬ。デ、眠ったからだを起こして自宅近くスタンドへ。給油していただいている間、ここに住むニャン太くんに、こすもの生前の写真を見せ、その死を知らせておいた。
 私はその足で木曽川を隔てた各務原へ。むろん幻の彼女と一緒に踊りステップを踏むため、社交ダンスのレッスンに参加するため、である。こんなわけで追悼式から帰宅後の本欄執筆再開が大幅に遅れ、12日深夜から13日未明にずれ込んだのである。
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【きょうの一文・ことば】
 今、私たちは国の方針として退去を迫られている。来年は、どこにいるのか。いつまでいられることか。ここでの避難生活は大震災と原発事故が起きてまもない5年前、第1陣入居の15世帯から始まりました。(そのご、1人ひとりが互いに寄り添い励まし合う生活が続き、気がつくと絆が絆を生み)ここでの生活は楽しく、いまはいつまでも一緒にいたい気持ちでいっぱいです。
=追悼式での東日本大震災に咲く会ひまわりの会長、橘光顕さんのあいさつから

【新聞テレビから】
☆『きらめく琵琶湖 春がきた』、『〈東日本大震災5年〉漂流漁船「あの日忘れるな」 ハワイ→石巻に帰還 まるで父からの伝言』『3・11英で福島の舞 子どもら希望伝える』、『あす名古屋ウィメンズ&シティマラソン』、『〈土曜訪問〉「へんてこな春画」を出版 石上阿希さん(国際日本文化センター特任助教)性が伝える江戸文化』、『西室郵政社長退任へ 後任、ゆうちょ銀・長門氏で調整』『劇団員殺害容疑で男逮捕 警視庁 当時近所の37歳否認』、『通用口・勝手口も施錠 蒲郡絞殺 発覚遅らせる目的か』、『被害者は一宮の75歳 江南の男性刺殺』(12日付、中日夕刊)
☆『春色の散歩道=名古屋市東区の市道で、オオカンザクラとカンヒザクラが満開に。ピンクと紅色の花が通り一面を染め、春の訪れをアピールしている』、『劇団員殺害容疑37歳逮捕 福島の男 近所に当時居住 警視庁 終始うつむき=戸倉高広容疑者は殺された「加賀谷理沙さん(当時25歳)方に行ったこともないし、殺してもいない」と話し、容疑を否認している』『劇団員殺害 1000人のDNA型捜査 37歳男逮捕 半年後の急展開』(12日付、毎日夕刊)
☆『生きるあなたの分も 東日本大震災5年 2時46分遺族静かに祈り 友へ届け』『サンタさん、お姉ちゃんとりょこうできたよ 少女の夢人形とめぐる』『自宅流され移住「これからが正念場だ」 栄などで追悼式 復興の力 中部から湧く』『名古屋で岩手日報 特別号外配布「支援、感謝でいっぱい」』、『飛島ふ頭大型船対応 名古屋港、国直轄で325億円』、『9日夕~10日早朝殺害か 蒲郡女性絞殺、抵抗の痕も』(12日付、中日朝刊)
☆『東日本大震災5年 被災者変わらぬ思い』『声が届くかな、お兄ちゃん 春から社会人「一生懸命生きなきゃ」』『日当たりよし、戻ってこい 妻の望み通りに再建』『教訓に災害備える 名古屋で追悼集会』『仮設の住民ら50人が黙とう 釜石・追悼の会』、『ジカ熱 愛知の女性感染』(12日付、毎日朝刊)

三月十日
 五年前に震災が起きた日の前夜。木曜日だ。

 夜空に浮かぶ「星」たち。そのきらめく光りという光りが泣いている。東日本大震災が発生して、あすで5年。「星」たちは黙っているが。なんでも知っている。愛猫ひとりが天に召されて逝った。ただ、それだけでも、あれだけ涙があふれ出るのに。ましてや巨大津波で家族や恋人を奪われたり、原発事故でふるさとを捨て一家もろとも離れ離れになってしまった人びとの気持ちはどんなだろうか。

『遺児ら 前を向いて』『お母さん、娘が5歳になるよ』『3児引き取った男性 姉さん、俺頑張ったかな まもなく小学校卒業』『東日本壊滅の危機。原発事故5年。5つの「なぜ」を解く』…このところは各メディアとも、大震災発生後5年のニュースを大々的に取り上げ新聞、テレビ、ラジオはどこもかしこも5周年企画の紙面化や放映が目立つ。
        ★        ★

 巨大地震が起きた翌年、この世に生まれ出た1冊の本『いがみの権太 大震災「笛猫野球日記」』。この本は、大震災が発生したころ妻の入院などで一家が苦境に陥っていたとき、愛猫が毎朝私を起こしてくれたおかげもあって誕生した
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 そう言う私自身も一匹文士として被災地の「今」を少しでも正確に、よりリアルに後世に文学作品として残すことが大切だと信じて過去、東日本の被災地には何度も足を運んできた。先月下旬にも毎年、訪れているいわき市の塩屋埼灯台直下の被災地から、福島第1原発事故発生に伴う放射能汚染に苦しむ浜通りを北上。この目で被災地の現況を見て回り、このところはこの時の収録ビデオのパソコンへの取り込みや執筆、メモの整理に追われてきている。
 そして。その間に突然起きたのが愛猫こすも・ここのニンゲンなら100歳長寿といってもいい「22歳の死」だった。私のなかでは、震災発生後に被災地を訪ね歩くうちに彼女の存在自身が私の巨大地震と原発事故取材に向き合う姿勢につながるものだっただけに、単なる死というだけでは片付けられない、ある種、因縁のようなものを感じているのである。
 いまにして思えば、私はこれまで被災地に向かうたびごとに〈こすも・ここ〉への思いも同時に募らせていった。「すぐに帰るから。元気でいろよ」と。だから。彼女は、5周年を前に生け贄として天に召されていった。そんな気がしてしかたがない。

 というわけで、あすは私自身〈脱原発社会をめざす文学者の会〉のメンバーの1人として、津波や原発事故の被災者がふるさと浪江町などを離れて避難生活をする埼玉県上尾市のシラコバト団地で行われる追悼式典に参加。当日はタイムカプセルが用意され、震災に関わる物、手紙、DVDなどを持参すると収納してもらえるというので大震災が発生した翌年に出版した本【いがみの権太 大震災「笛猫野球日記」】1冊を収納、犠牲者の霊を悼んでくるつもりだ。
(ちなみにカプセルの埋設場所は南相馬の予定で開封は10年後という) 
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 きょうは午前中の社交ダンスのレッスンに続き、午後は江南市内の床屋さんへ。本音をいえば先日、足を運んだ東日本大災害の被災地いわき市の四倉、豊間など塩屋埼灯台界隈を歩いた際に現地の床屋さんで、と思っていたのだが。あちこち探してあるいたが見つからず、残念無念の気持ちで帰ってきた経緯がある。
 社交ダンスのレッスンだが、これからは亡きこすも・ここを見えないパートナーとして、いつも胸に抱いて一緒に踊ろうと決意し臨んだが案の定、ステップをふむうち、こみあげるものを感じ、ここの存在の大きさを思い知った。私の踊る相手。その女性は、これからはいつだって、〈地震猫〉すなわち、こすも・ここ、その人なのである。

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 死者1万5894人、不明者2561人を出した東日本大震災の発生から5年。震災と東電福島第1原発事故による全国の避難者は、今なお17万4000人に及び、避難生活での体調悪化などで亡くなった震災関連死も3410人に達している(いずれも3月10日現在)。千年にいちどの大災害が起きた運命の日11日には、被災地をはじめとする全国各地で追悼式が催され、鎮魂の祈りがささげられる。
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【きょうの一文・ことば】
「おかあさん、またくるね。じゃあね」「必ず帰ってこいよ。何年たってもあきらめねえ」「いま、みんな4人とも全員家族でがんばっているから。心配しなくていいよ。お父さん、元気。聞きたいことがひとつ。なんで死んだ。なんでお父さんだけが」「とにかく、さっさと見つかって。お母さんが1番悲しんでいるからさ。お父さんがいなくなって。1番つらいのおかあさんだ。さいごくらいさ。話がしたかった」「死んだ方が楽だなっ。見ね、悲しいことばかり。これからは楽しいことを、と思うんだけども」……
=10日夜『〈NHKスペシャル〉「風の電話」帰らぬ人に語りかける被災地の丘にある電話▽家族が涙の報告』から
※この「風の電話」は、被災地を見下ろす大槌町の丘の一角に立つ。線のつながっていない電話だが無数の思いが〈かぜ〉によって伝えられ、被災者たちの生きる支えとなり続けている

【新聞テレビから】
☆『〈東日本大震災5年〉遺児ら前を向いて 母校の校舎保存訴え 父と家を失い転校佐藤真歩さん(17)/後悔乗り越え体験談 外出やめた母犠牲 佐藤迅さん(20)』、『原発と司法問い続け 高浜差し止め弁護団長「第2の事故防ぐ」』『高浜3号機、今夜停止 原子炉に制御棒挿入開始』、『平和の教訓忘れない 東京大空襲71年慰霊』、『広島・中3自殺 学校「責任ある」校長らが調査報告書「あんなに元気だったのに…」』、『伊勢湾コウナゴ今シーズン禁漁』、『北、短距離ミサイル発射 日本海へ2発 米韓演習に反発か』『開城工業団地など韓国の資産精算へ 北、独自制裁に対抗』(10日付、中日夕刊)
☆『〈東日本大震災5年〉前を向き 命を守る教育使命に』『語り継ぐ 思い今こそ受け止め』『大震災あす5年「どこかに、きっと」 陸前高田で洋上献花』『帰宅困難者一時滞在施設 事前公表望まず7割 都集計企業、殺到を懸念』、『危険ドラッグ検挙最多 昨年・警察庁発表56%増の1100件』『職場セクハラ6割が泣き寝入り』(10日付、毎日夕刊)
☆『高浜原発差し止め 3号機きょう停止 大津地裁新基準安全性疑問 稼働中で初 仮処分〈解説〉立地県外の声に応える』『「止めた」もっと闘える 高浜差し止め3・11前 住民「勝利」』『「第二の福島にしたくない」南相馬出身女性が支援』『「訴訟中の私たちに力」楢葉町の住職』『「声が司法に届き始めた」中部への避難者』『地元首長困惑隠せず 福井知事「行政、司法と別」 滋賀・京都「国、誠実対応を」』『〈東日本大震災5年〉お母さん、娘が5歳になるよ 出産前初めて見た母、津波の犠牲に』、『〈街が変わるリニア本格着工〉「ランチ難民」解消遠い? 大名古屋ビル開業 飲食店増えても…働く人は2万人増』(10日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年〉3児引き取った男性 姉さん、俺頑張ったかな まもなく小学校卒業』『防潮堤そびえ立つ 大船渡』『被災3県の小中学生12%減 復興担い手不足の恐れ』『5年経過後も「M8に留意を」 地震調査委』『〈復興の途上第3部 東日本大震災5年〉福島の明日④夢の構想 風評が壁』『浜通り再生構想 雇用創出にジレンマ 先端研究世界から技術者 地元人材の定着課題』、『〈クローズアップ2016〉高浜運転差し止め 新基準への不安指摘「福島解明不十分」 電力訴訟拡大を』警戒』『〈質問なるほドリ〉原発新規制基準、なぜできた? 福島事故が契機 地震や浸水対策強化』(10日付、毎日朝刊)

三月九日
 大津地裁が滋賀県の住民29人から出されていた関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めを求めた仮処分手続きで住民側の主張を認め、運転を停止するよう命じた。決定は法的拘束力を持つため関電は営業運転中の3号機を10日午後、停止する。福島第1原発事故を伴う東日本大震災が起きた3・11から5年を前に、原発事故でふるさとフクシマを追われた被災者が4万人を超えるなかでの判決。再稼働にひた走る政府への大きな警鐘といっていい。
 こどもを保育所に入れられない。そんな怒りを投稿した匿名のブログに共感した母親たちがインターネットによる2万7682人もの署名簿を国会内で塩崎恭久厚生労働相に手渡した。塩崎厚労相はこの後に開かれた国会で、こどもを入所させるための保護者の活動実態を調べる意向を表明。匿名ブログをきっかけにした反響が、政府を動かすほどの社会の大きなうねりとなってきた。 
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 愛猫こすも・ここが亡くなってから3日目。寒く真冬に戻ったようなこの日は、朝から1日じゅう、涙雨となった。天国に逝った愛猫こすも・ここのしわざに違いない。雨よふれふれ、どこまでも。ここの気持ちが晴れるのなら、どんどん降れ。そう、天を仰いで願う。

 やはり、彼女すなわち、こすも・ここの居ないわが家なんて、ナンダカ重要なものが欠けているようだ。味気なくておかしい。2階寝室窓から真下の庭を見ると、ちょうどその場所に、ここの遺体は埋葬されている。窓を開け、〈ここっ、ここっ。元気でいるか〉と呼んでみる。
 妻の舞と妹シロちゃんの落胆ぶりが日に日に進んでいる。慰めようにも言葉が出てこない。じっと、黙ったままだ。どう言って励ましたらよいのか。雨上がりの夜。そこには、さやかな空に暗い雲が妖しく浮かぶ。ここっ、と呼んでみる。と、一瞬、あのパッチリ目をしたこすも・ここのおちゃめだった大きな顔が空の大画面に大きく浮かんで消えた。
「心配しないで。大丈夫だから。それより、みんな気を落とさないでよネ」と、こすもが笑った。彼女のからだが瞬時にして大気のなかに消え入ったのは、まさにその時だった。

  泣かんとき! シロちゃん=いつもお姉ちゃんと一緒にいたテーブルの下で。頭が1部、隠れてしまった。9日撮影
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 夜おそく。ウエブ文学同人誌「熱砂」の仲間たちに次のテーマエッセイのテーマは「手」とする旨ひとり1人にメールと電話で知らせる。テーマエッセイも回を重ねて次回で丸20回目。同人1人ひとりが多忙な中「よくぞつづいたもの」と感慨新たでもある。

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 野球賭博への関与が明らかになったプロ野球巨人の高木京介投手(26)が東京の球団事務所で記者会見。「小学校から野球をしてきて多くの皆さんを裏切ってしまい、申し訳ございませんでした。奥さんと両親に相談して真実を話すことを決意しました。まずは自分が野球賭博をしてしまったことを深く反省し、それを受け止めて前に進んでいきたい」と語った。
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【きょうの一文・ことば】
「津波で床、柱、屋根だけになった家が、茶わんや火鉢、着物などを置くだけで、日本文化の様相を取り戻すことに感銘を受けた。ドイツで同じことが起きたら、こうして取り戻せる文化があるだろうか」
=9日付中日夕刊『〈世界の街海外リポート〉ベルリン――福島への温かな視線(垣見洋樹)』の記事のなかで。震災後の福島を描いた映画「フクシマ・モナムール」のドイツ人女性監督ドリス・デリエさん
※この映画はベルリン国際映画祭で公開された。記事によれば、ドリス・デリエさんは、この映画をつくった動機について〈怒り〉だった、と説明。「震災後、多くの外国人が日本を離れたこと。そして、故郷ドイツの交響楽団が来日公演を取りやめたことに対してだ」と話しているという。

【新聞テレビから】
☆『大名古屋ビル開業 雨にも負けず300人行列』、『〈東日本大震災5年〉被災地のミニコミ紙岐路 廃刊、発行回数減…読者「寂しい」』『復興業務派遣の岩手県職員自殺』、『トランプ氏が2勝 クリントン氏は1勝1敗』、『気温上がります。水分取って 走ってリアル気象中継 NHKキャスター石榑さん』『医療ボランティア1300人 国内最大規模』、『努力でサクラ咲かせた名古屋大で合格発表』『志望大学(大阪大法学部)に合格福岡で刺殺の北川さん』、『〈世界の街海外リポート〉 カトマンズ寺院に並んだ体重計(伊東誠)』、『〈中部発〉芸者も遊べるお座敷 下呂で大学生提案』、『〈大波小波〉 同性愛文学の行方』、『★「日食」国内は観測不調』『タレントの医師逮捕 組長らと診療報酬詐取疑い』『名古屋市教育長は杉崎人事委局長に 文科省職員の起用不調』(9日付、中日夕刊)
☆『〈沿岸行 東日本大震災5年〉夕日に染まる住宅跡 福島・浪江』『喪失の痛み後世に 祖母亡くし、母不明 大槌出身の女性 遺族の証言聞き取り』『結果で元気届ける リオ五輪射撃代表松田選手 石巻惨状「忘れない」』『専門医療習得へ福島の大学院に「被ばく」と向き合う 浪江出身22歳悩んだ末の帰郷』、『「先進」と「地元」融合 大名古屋ビルヂング全面開業』『パリコレ「ネコノミクス」効果』、『シリア停戦 死者半減 発効後民間人10日で165人』『「IS戦争相」殺害か シリア北東部 米軍が空爆』(9日付、毎日夕刊)
☆『大名古屋ビル特集』、『東北被災地15万人減 宮城・岩手・福島 沿岸部で流出顕著』『〈東日本大震災5年〉人口流出故郷への思い 残る若者「海と山がある」石巻』『お年寄り「帰りたいけど…」 内陸へ移住』『介助犬福島の子に癒やし 江南の森田さん 訪問重ね教室』、『巨人・高木京投手も賭博 渡辺最高顧問ら引責辞任』、『中部空港沖に名港土砂 整備局第2滑走路へ一歩』、『名古屋市議報酬増案可決 河村市長「再議」を表明』、『イビデンでパワハラ自殺 大垣労基署認定 遺族が損賠提訴』、『非行歴取り違え「ずさん」 広島 中3自殺、保護者ら怒り』(9日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年〉人口「10%以上減」被災地市町村長10年後予測本紙アンケート』『福島原発事故 自主避難37%が未成年 本紙調査子育て世帯多く』『不安のみ込み暮らす 経済的、精神的に疲れ切り』『祈りの灯250基 カナダ大使館』『戸籍調査を民間委託 政府容認へ 所有者不明地に対処』、『巨人3首脳辞任へ 賭博4人目引責 渡辺恒氏ら 新たに高木京投手』『「球界の膿出し切れず 巨人の幹部ら痛恨 賭博4人目』『渡辺氏巨人「退場」』、『非行誤記載推薦拒否 広島の中3男子自殺』、『名古屋市議会「報酬増」条例案を可決 河村市長再議権行使へ』『河村市長の動き3会派読み違え』(9日付、毎日朝刊)

三月八日
 昨年、野球賭博への3選手の関与が発覚、3選手の無期失格処分で落着したはずのプロ野球巨人軍でまたしても高木京介投手(26)が関与していた事実が発覚。渡辺恒雄球団最高顧問(89)と白石興二郎オーナー(69)、桃井恒和球団会長(69)が引責辞任する、と発表。球団の調査の甘さが露呈する形となった。
 元世界ランキング1位の女子テニス界の妖精、マリア・シャラポア(28、ロシア)がロサンゼルスで記者会見。黒一色に身を包んで登場したスター選手は、「大きな過ちをおかしました」と神妙に話し始め1月の全豪オープンのドーピング検査で陽性反応が出たことを自ら明かした。1月から禁止薬物となった「メルドニウム」の禁止薬物改定追加をチェックしないまま従来通り使用してしまった、と過失を主張しているが。さて、この先どうなるのか。
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 きょうの私にとっての最大ニュースは、きのう天国に逝った愛猫こすも・ここの年齢を本欄では、これまでずっと20歳だと書き続けてきたのが過ちで、実はわが家に来てから22年が過ぎていたという重い事実。庭への埋葬を終え、近くの回転寿司で共に食事をしながら、大垣時代に彼女がわが家に来た日のことを振り返り、家族の指摘であらためて逆算するなかで私の思い込みが2年少なかったことが判明した。
 読者の皆さまには、基本的な思い込みミスを深く反省。こすも・ここちゃんの名誉回復のためにも、この場で享年20歳をニンゲンなら百歳前後にもなる「22歳」と訂正し、同時に深くお詫びをさせていただく(シロちゃんは19歳で間違いない)。

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 朝。目覚めて外を見る。と、なんと美しいことか。霧の摩周湖のようなキリが町の空高くに白く、ゆらゆらと揺れていた。神秘的な、その流れを見ながら、私はあらためて私たちの愛猫こすも・ここは、もうこの世には生きていない。旅立ってしまったのだ、と言い聞かせる。
 そう思って流れるキリを見あげると、なぜだかそのなかにこすもの魂までが含まれている気がして、涙があふれ出た。オトン。おかん。かづほ。シロちゃん。まさつら。よしかつ。この世は楽しかったよ。ほんとにありがとう。さようなら。あの声が耳に迫りくる。

 カメラを向けると、いつだって1番いい顔をしてくれポーズとりの名人でもあったこすも・ここ。彼女は、もはや傍らには居ない。どんなに泣いたところで戻ってくることなぞ、ないのだ。

 おちゃめ盛りだったころのこすも・ここ=一宮時代。3男坊が撮影
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 やがて霧が晴れると、こんどは東の空たかくにまで昇った朝の陽がたゆたい、こすも・ここの新天地をめがけ、光りの海で気を包み込んだ。私たちは温かい陽が注ぐなかで亡き命を土中に埋めてやることができたらと思い、陽が差している間に土を乗せ、そのうえには同じ庭に植わっていた草々を敷くなどして埋葬に励んだのである。
 途中、何を思ってか。こことはずっと、喜びも悲しみも同じ道を歩いてきた3男坊が縫いぐるみの妖怪猫も一緒にというので、作業は中断。土をもう一度掘り返して傍らに妖怪猫を付き人として置き、再び土のなかに一緒に埋めたのである。「22年間も生き抜いた妖怪ちゃんだったのだから。妖怪猫をお伴につけよかったと思うよ」とは舞の心からの述懐である。

 こんなわけで、きょうは午前中、私と妻、3男坊、シロちゃんの4人で、きのう掘っておいた庭の一角に亡き愛猫こすも・ここの遺体を埋めて葬った。全ての作業を終えた直後に、次女猫シロちゃん(トンヌラ)が、これまで聞いたことのないほどの甲高い声を出して泣いたが、この悲鳴にも似た叫びは、お姉さんとの最後の別れに、ありたけの声を出したからにほかならない。泣くな! 〈泣かんとこ シロ〉能登方言でシロに声をかけると、シロはなぜか泣き止んだ。
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【きょうの一文・ことば】
 大津波の 一夜明け初む 生けるわれ 如何なる無惨 この目で見るや(2011年)
 潮通ふ 入江田沼の 瓦礫の中 不明の姉の 居るやと思ふ(11年)
 津波より 三か月過ぎ 姉と甥 不明のままに死者となりたり(11年)
 生きをれば 百歳の夫 彼岸にて 被災のわれを 憐れみゐんか(12年)
 被災せし 町より稽古の 祭囃子 海を渡りて 仮設に聞こゆ(13年)
 不明なる 姉と流れし 施設にて 花見弁当 食ひし日思う(14年)
 家流れ 草繁りたる 原の果て 夕日に光る 海が見えをり(15年)
 仮設にて 過ごせる5年 長かりき 月日よ飛べと わが思ふまで(16年)
=8日付毎日夕刊『過ごせる5年長かりき 岩手・山田の96歳 心の変遷短歌に刻む』の記事のなかから。仮設住宅で被災者の気持ちを短歌に詠み続ける中村トキさんが過去、5年の間に歌った数千首のなかの8首

【新聞テレビから】
☆『かすむ街並み』、『〈東日本大震災5年 宮城女川〉お帰り海辺の老舗食堂 がれきから看板と丼…再建し今月移転』『シャラポワ(女子テニスの元世界ランキング1位)薬物違反 12日から暫定資格停止』、『再婚禁止100日閣議決定 民法改正案 今国会成立目指す』、『TPP法案閣議決定 輸入関税95%撤廃 来月審議入り』、『一見高い初任給実は残業代込み? 就職四季報が内訳紹介』『「ブラック求人」後絶たず 14年度 苦情1万2000件超』(8日付、中日夕刊)
☆『〈沿岸行 東日本大震災5年〉復興見守る旧校舎 岩手・陸前高田』『過ごせる5年長かりき 岩手・山田の96歳 心の変遷短歌に刻む』『子供たちに将来の宝を 福島・南相馬 保養先招き交流』『伊で原発ドキュメント 菅元首相招き上映会開く』『岐阜大ロボットハンド 災害時に期待 省電力でパワフル』、『軍・警察襲撃54人死亡 IS名乗る武装集団 チュニジア』、『アルシャバブの訓練施設を空爆 ソマリアで米軍』、『「ある幹部汚職112億円」貧しい9県の収入超える 全人代報告』、『田母神氏報酬配布指示か 政治資金横領容疑「知人に30万円を」』(8日付、毎日夕刊)
☆『〈社説〉原発に頼らない国へ (論説主幹・深田実)』『〈社説〉命の安全第一に 3・11から5年』『〈核心〉震災遺構保存か解体か 答え出せず悩める被災地「判断先送り」選択肢の一つ』『遊休機械東北へ3266件 被災企業支援 愛知が最多1080件』、『「保育園落ちた」広がる共感 匿名ブログ 首相無視できず』(8日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年〉液状化対策10市進まず 断念・縮小住民負担重く 千葉・茨城』『娘の思い出訪ね続けて』『家族の帰り 待ち続け/娘思い海に叫ぶ/面影知らないパパ/苦しみ私だけじゃない/心の整理ついた時に/妻が作った衣装で/父指導の野球やりきった』『〈再起⑤〉父と愛犬思い運ぶ針』、『辺野古国が是正指示 承認取り消し知事「大変残念」』、『なでしこリオ逃す 佐々木監督退任へ』、『山口組分裂「抗争」に 全国で衝突49件 警察庁が認定』(8日付、毎日朝刊)

三月七日
「みなさん。ありがとう。さようなら」。愛猫こすも・ここが亡くなる前に私に見せた優しい視線=3月1日撮影
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 涙があふれる。とまらない。あとからあとからポタポタと滴が落ちる。際限がない。まるで意識をもった魔法のいきものみたいだ。
 私にとっての最高のパートナーかつ、文学の限りなき師でもあった愛猫こすも・ここ。彼女は、もうこの世にいない。いつも私の傍らで黙って座ってくれていたのに。けさ天に召されて逝った。ながい間、ありがとう。ここ!

 ニンゲンたちのように何の不平をいうでなく、悪口も言わず、あのつぶらな目をカッと見開いたまま、全身が崩折れるが如く、医師と私たちの目の前でからだじゅうのものをきれいさっぱり洗いざらい出し、みるみるうちに息たえた。享年20歳。見事な最期だった。
 こすも・ここは、交通事故死した能登猫・てまりのあとをついで大垣、一宮、そして現在の江南と、辛いときも楽しいときも、いつだってわたしたち家族に寄り添ってくれ宝も同然だった。ほんとに。ほんとに。本当に。残念で仕方ない。涙があふれ出て止まらない。いまは目の前の全てに彼女、こことの甘く互いに辛かった日々が広がる。いろんなことに出くわし、そのつど乗り越えてこられたのも彼女がいたからだ。
 風呂上がりに決まってウチワで煽ってやると、気持ちよさそうにしていた。ウチワのあとはギュッと全身を何度も何度も抱きしめてやった。ここは、そのつど嬉しそうにゴロゴロゴロ。ゴロ、ゴロ。目をうるまして喉を鳴らした。あのときの光景と声は私の脳裏から消えることはない。その彼女が突如として、目の前から消えてしまった。

 舞も、私も、シロちゃん、息子も放心状態の1日となったのである。

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 午後、ちいさな裏庭の中央にスコップで舞と大きな穴を掘る。安置した舞の部屋で棺代わりのダンボール箱に入れられての通夜となり、別れの日がきた彼女、こすも・ここ。この名前は宇宙の片隅の〈ここ〉という場所に、1つのかけがえのないちいさな命がある。一生懸命に生きているのだ―との願いを込め、私が20年前に名付けた。
 こすも・ここの、これまでの人生は、この先私が描く小説世界のなかで詳しく紹介していくつもりでいる。きょうのところは、遺体を前にハモニカで大好きだった〈この道〉と〈夕焼け小焼け〉を、横笛で〈平城山〉と〈惜別の唄〉を遺体の傍らで、それぞれふいて供養とした。ここは、いつだって私の演奏を文句のひとつも言わず、黙って座って聞いてくれていた。ハモニカを。横笛をふきながら、またしても涙があふれてやまない。

 こすも・ここの命は天に取られてしまった。でも、彼女の存在そのものは私たちの心のなかで永久に生き続ける。この気持を大切に、これからも彼女への思いを抱きしめ、私たち家族はこの道を歩いていこう。そう思っている。

 棺には舞の手で庭に咲いた黄色の水仙と白いかすみ草はじめ、赤とピンクの薔薇、紫のカーネーション、赤いチューリップ、白いアルストロメリアが添えられた。さ・よ・う・な・ら。こすも・ここ。ボスちゃん。また会おう。ネ!

 とこしえの眠りに入ったこすも・ここ。遺体の周りには舞の手で花々が供えられた
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 けさ起きて「こすも・ここは。ボスはどこ」と聞くと「珍しく、あなたの部屋のデスクの下の(これまでも、ずっと座り続けてきた)丸いリラクシング・ウエアのなかで静かに座っているわよ。あれがいい。お気に入りなのだから。それにしても、よくあそこまで行けたよね」と舞。どれどれ、とデスク下を覗くと、そこには確かに大きな両目をうるませ何か言いたげな表情で、彼女はこちらを向いていたのである。「ここっ」といつものように呼んでみる。ニャア~ンと微かにこたえてくれた、ここ。
 それにしても、このところ数日というもの、よろけつつ今にも倒れそうになりながらも、立ち止まり、立ち止まり歩くのが「やっと」のはずだったのに。舞の部屋からよくぞ、ここまできたものだ。少し気分でもよいのかな、と思いはしたが、これもホンの束の間のことだった。

 しばらくして、いつもの動物病院へ。こすも・ここはこの2、3日は抵抗する力もなくなってきたので、きょうに限って舞は彼女を毛布にくるみ胸に赤ちゃんでも抱くようにして私が運転するクルマの助手席に。病院に着いたところで「さあ、診察を受けよう」というところで異変は突如、起きた。舞に抱かれたまま待合室に座ったところで、こすも・ここは急に苦しそうに内蔵物を何回も吐き始めたのだ。
 付き添った私が病院一角に置かれたティッシュで何度も、舞に抱かれたままの彼女の口元やからだを繰り返しふいてやり、やっと順番が訪れたので天にも祈る気持ちで診察室へ。ところが、診療台に横たわり「さあ~、体重測定を」という段階になり、こすも・ここの口からは夥しい量の吐瀉物がまるで津波でも押し寄せる如く、体内から噴き出し始めたのである。
「もう、ダメ。だめだ。このこは本当に、ここまでよくがんばってきたのに。もうダメ、だめだ」。これまでお世話になり続けてきた医師が両手をここの全身にあてがいながら祈るように叫ぶ。ああ~。あぁ~。ここは、こうして私たちの目の前で、みるみるうちに絶命したのである。それは見事のひと言に尽きる壮絶な死だった。

 夜。ここの傍らで号泣する三男坊を横に、こすも・ここからは真の愛を教えられたとしみじみ思う。いつもただ黙って、私のデスク横のカーペツトの上の丸いウエアの中で座っていた。彼女は私の傍らで日々寄り添う。それだけのことが幸せのようだった。私も私で、彼女が居てくれるだけで毎日が満ち足りていた。
 でも、こうして先立たれ、私は今になって初めて〈愛〉というものがなんであるか、が分かる気がしてきた。言葉なぞなくとも、そこには真実の愛が通い合っていたことを。互いに意思が通じあってさえいれば、余分なことなぞ必要ない。そのことの大切さを、である。

 こすも・ここ、ありがとう。涙はとまらない。ここが全身からはきだしたものが私の両の目から、涙の海となってあふれでる。ここっ、ここっ。ここちゃん! 私の再三にわたる東日本大震災の被災地への現地行にも、舞と一緒にいつも温かく送り出してくれたよね。
 そればかりでない。舞の大手術、救急車などによる度重なった緊急入院など家族の危機に、ここはいつだって家族を支え続けてくれた。ドラゴンズのセ・リーグ2連覇時に私が執筆した〈いがみの権太 大震災「笛猫野球日記」〉出版に当たっては舞が入院中、毎朝午前5時には決まって私の枕元にきて起こしてくれたよね。だから私はあの貴重な歴史に残る1冊を書くことが出来た。ほかにもいっぱいの思い出があるが、きょうはもうやめておこう。

 あらためて。もう一度。これまで長い間、本当にありがとう。
「別れは必ずあるのだから。」「ボスは、どんなに体力が消耗して弱り切っていても、私とあなたの誕生日が過ぎるまではナントシテモ生きていなくちゃあ、と。そう思って、ここまで頑張って生きてくれたんだよ」。傍らで舞が独り言をつぶやく。
 こすも・ここも、舞も、シロちゃんも。口数は少ないが互いにたがいを思いやる気持ちは天下一品である。ねえ~、シロちゃん。お姉さんが旅立ってしまい寂しくなってしまったね。でも、みんながシロちゃんのこと応援してくれているから。負けないで!

 寂しそうなシロちゃん。でも、負けないよ
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 またしても涙がせきを切って落ちてきた。
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【御礼】読者の皆さま。これまで何かと、こすも・ここのことを気遣っていただき、本当にありがとうございました。心から感謝します。
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 大阪市のキンチョウスタジアムで行われたサッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選。日本代表の「なでしこジャパン」はベトナムを6―1で下し初勝利したが、中国が韓国に勝ったため出場権を得られる2位以内に入る可能性が消え、4大会連続のオリンピック出場を逃した。なでしこジャパンは東日本大震災が起きた2011年のワールドカップドイツ大会で初優勝し、国民栄誉賞を受賞。12年のロンドン五輪で銀メダル、昨年のW杯カナダ大会でも準優勝と実績を残していた。
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【きょうの一文・ことば】
 今日一日、/怒らず、恐れず、悲しまず、/正直、親切、愉快に生きよ 中村天風
=ネパール・カトマンズ在住のポカレル本田明美さんから、私のフェイスブックに届いたことば。メッセージには「おはようございます。スッバプラバード。ネパールの休日。でも、私は予定がぎっしり。いつも、背中を押してもらってる言葉です。皆さんとシェアさせて頂きます」との添え書きがついていた

【新聞テレビから】
☆『〈東日本大震災5年〉不明2562人 揺れる思い 再捜索へ署名2万8000人 進む埋め立て 復興妨げては』『母の遺体なく いまも胸痛む 阪神大震災不明3人』『NYから3・11へ共に歩む 教会で追悼式典』、『〈G7 2016〉お伊勢さん「いいね!」FB 写真共有アプリ 動画投稿サイト サミット控えネット発信強化』、『米韓軍事演習始まる 北朝鮮に圧力最大規模』『北朝鮮は反発「総攻撃入る」』、『名古屋のホタル保全に光 「絶滅の危険」守山から東山動植物園へ』(7日付、中日夕刊)
☆『米韓最大規模の演習 30万人超「先制攻撃」想定も』『北朝鮮反発「総攻撃に入る」』、『〈沿岸行 東日本大震災5年〉農業阻む津波の痕跡 福島・南相馬』『山の再生若者に託す 双葉・森林組合が正規雇用 担い手育成へ布石』『NYで追悼集会 岩手から被災者初参加』、『元米大統領=故ロナルド・レーガン元大統領(共和党)=の夫人ナンシーさん死去。94歳』(7日付、毎日夕刊)
☆『福島原発ヘリで水投下前に電話 米軍トップ「果敢な行動」促す 折木元統幕長明かす』『「震災句集と小説」対談』『教訓胸に刻む 各地で震災追悼式』、『売電未回収金32億円 ロジテックから名古屋など15県市』、『名古屋20.8度 4月並み陽気 中部、今日以降も』(7日付、中日朝刊)
☆『〈復興の途上 第3部 東日本大震災5年〉福島の明日① 廃炉誰が担う 若手集まらず/残る偽装請負』『福島の子甲状腺がん 原発事故影響解明要求 国際学会 政府と県に書簡』『「忘れない」震災5年の追悼』『〈再起4〉 小名浜の魚いつか 信じてくれる客のため』『聖火台石巻で点火式 被災地の復興願い』『シイタケ原木福島へ 被災農家支援3年で1万本 三重の里山保存NPO』『高齢者避難検証 大槌で住民訓練』、『北島2位リオ確実 びわ湖毎日(マラソン)』、『「伝説」復帰成田選手=成田真由美選手(45歳)、横浜サクラ=リオへ パラ競泳「魅力伝えたい」』(7日付、毎日朝刊)

三月六日
 こすも・ここは、よれよれになりながらも、この世で生きている。なかなか動かないからだを懸命に少しずつ、動かしながらだ。
 きょうも彼女の大好きな曲・アメージング・グレースを2度、3度。3度、4度とユーチューブで聞かせてやる。ここは満足そうに、つぶらな目を輝かせ聞き入ってくれた。曲はほかにも彼女の大好きな〈コンドルは飛んでいく〉〈太陽の季節〉……と続いた。

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 よわい20歳、ニンゲンなら百歳になろうとする愛猫こすも・ここは、生きている。きのうに続き、きょうも1日衰弱しきった様子ながら、その生命力は見上げたものだ。本人の不撓不屈の魂はむろん、医師の点滴、注射の投与など治療がよいからこそ、生きているのだろう。
 この医師(愛北動物病院)は患者優先の姿勢が見事なほどで、日曜でも急患が訪れれば患者最優先で午前10時までに限って診てくださる。おかげで、老体のこことシロは危機に陥るつど、これまでも、どれだけ助けられてきたことか。手を合わせたい心境である。
 たとえ休みとはいえ、心配そうな表情で愛犬や愛猫を胸に訪れる家族にとっては、これほどありがたいことはない。まさに、わが町の名医さんである。
 
 きょう、朝の食膳に赤飯が出されていたのには、驚いた。
 舞のやさしい配慮で私が誕生日を迎えたからである。心からありがとう。夜に入り、友人知人からのフェイスブックへのお祝いメッセージを読ませていただき順次、一人ひとりに心を込め返電し始め、現在は日付を超え午前2時近い。送信し終え、感謝すると同時にホッとしているところだ。
 先ほどまで私の傍らで重体のからだを横たえていた、こすも・ここ。彼女は時折、息を弾ませとても苦しそうだが今は、お姉さんである舞の部屋で妹シロちゃん(正式名はトンヌラ)と共に三姉妹でいる。きょうも午前中医院に連れていったが体重はきのうの2.26㌔から2.36㌔に少し増えていた。
 医師によれば、「きのうは診察したのが遅かったので夕方の点滴が、まだ残っているからでは」との診たて(昨日は私たちの都合もあって午後7時前、治療してもらっている)で、「おしっこを出しておきましょう」とそれこそ、魔法の手のような仕草でおなかを擦ったら、小水が出てきた。そこで、もう1度、体重計で計ると今度は2.32㌔を示したのである。

 ともあれ、ここは必死の形相で生きている。生きようとしている。三男坊が室内にストーブを持ち込むなど、あれやこれやと彼女のことを気遣ってくれており随分と助かる。ここ、がんばって。死ぬんじゃないよ。私たち家族の闘いは、まだまだ続く。
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 クアラルンプールで開催中の卓球世界選手権団体戦最終日がこの日、クアラルンプールで開かれ、日本は前回東京大会に続いて決勝に進出した女子、1977年英国バーミング大会いらい39年ぶりに決勝へ進んだ男子がともに中国に0―3で破れはしたものの、よくぞ健闘した。「リオ五輪に向け、すごくいい宿題をもらいました」とは、エースの石川佳純さん(全農)。
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【きょうの一文・ことば】
日の丸は戦うための旗でない  奥井淑子(91)石川県七尾市
=6日付中日新聞1面『平和の俳句』から。〈いとうせいこう〉戦争のために使われる旗でなく、平和の象徴として空にはためいてほしい。〈金子兜太〉戦争に付きものは悲惨な死者。日の丸ではない。日の丸は平和の証し。

【新聞テレビから】
☆『〈NHKスペシャル〉「被ばくの森はいま」 原発事故5年目の記録 無人の町で動物大繁殖 最新放射能汚染マップ 生物への影響調査は?』(6日付、NHK総合)
☆『〈サンデー版〉震災から5年 東北と再生可能エネルギー』『〈東日本大震災5年〉震災時から650人以上 外国人実習生沿岸の支え 水産業人手不足…「今や圧力」』『新人消防士「今度は自分が守る」 当時の中学生、夢を実現』、『名古屋ウィメンズマラソン 経済効果 100億円超 13日号砲』、『「お母さん、来てくれてありがとう」優しい昌さん忘れない』、『真田信之の像にスプレー状塗料 群馬、幸村の兄』、『北朝鮮船差し押さえ フィリピン 国連制裁決議後初か』、『〈おくやみ〉伊藤智幸氏(いとう・ともゆきさん。中日新聞一宮北部専売店主。元尾張中日会会長)=5日、腎不全のため死去、95歳。67年から01年まで中日新聞販売店でつくる尾張中日会の会長を務められた。長い間。おつかれさまでした』(6日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年〉原発事故原告1万2539人 訴訟全国31件 請求額1132億円』『福島・(田村市)都路地区原発賠償の原告団長=今泉信行さん(68)= 「何年かけても闘う」 家族も地域もずたずたに』『〈Sストーリー〉刻まれし命向き合う―大川小遺族と交流5年』『41歳父 涙の追憶 津波の大川小救えなかった命 秘めた思い切々と 立ち止まっていられない』、『保育園落ちたの私だ ブログに共感国会前で集会』、『分裂山口組衝突続く「実質的には抗争に近い」』、『■H氏賞に森本(孝徳)氏=34歳。詩集「零余子(むかご)回報」(思潮社)=、現代詩人賞に尾花(仙朔)氏=88歳。詩集「晩鐘」(同)=』(6日付、毎日朝刊)

三月五日
 啓蟄。春がきた。
 長男から季節の栞=季語・佐保姫(さほひめ)=入り「翁屋」の手づくり和菓子が届いた。恥ずかしながら、あす私が生まれた日だからに違いない。ほんとうに、いつもありがとう。

 毎年心のなかで叫んではいる。私はフェイスブックで「○月○日は△△さんのお誕生日です」というお知らせは、身ぐるみはがされるようで、どうしても好きにはなれない。逆にひとさまの誕生日のお知らせが届いたりすると、それは、それで祝福するようにはしているのだが。だから、この場を借りてフェイスブックで一方的に告知してくる私の誕生日の知らせは無視してほしい。くれぐれも、そうお願いしたい。
        ☆        ☆

 そんなことよりも、死線をさまよう愛猫こすも・ここは、きょうもよくがんばった。傍らで見ていると、骨と皮だけになり、それこそ今にも崩折れてしまいそうななか、命がけで時には座り、時には立ってあるいた。その姿をみていると、ヨレヨレで今にも倒れてしまいそうで見ているだけでも痛々しい。でも、彼女なりにがんばり、まさに仁王立ちで生きている。
 スプーンで口元に水を向けても一向に飲もうとしない、ここ。そんな彼女が午後、何を思ってか、自分から台所の水飲み場に出向き、元気なころと同じように水をゴクゴクのんでくれた時には、それこそ思わず「バンザイ」と叫んでしまった。本当に嬉しかった。
 きょうは土曜日。午前中は妻の俳句教室など互いにそれぞれの予定があったこともあり近くの動物病院へは夕方いっしょに出向いた。水を飲んでいたせいか体重はきのうに比べ0.08㌔増の2.26㌔であった。とはいえ、衰弱が激しく、あるくのがやっとの状態が相変わらず続いている。いまは3月5日の日付を超え6日の午前1時近いが、スプーンに水滴を乗せ口元に運んでも飲もうとはしない。

 午前1時を過ぎた。ここは、もうよれよれだ。私の部屋から居間までの廊下、10㍍ほどを一度に歩くことができない。1、2㍍ほどはあるくが、そこで立ち止まり考えたあとしばらくの間、座り込んでしまう。それでも、気力を振り絞ってまた立ち上がる。歩き出そうとするが足がふらふらで、おぼつかない。先程からそんなことの繰り返しだ。見かねた私は、ここを抱き上げいつもの茶の間に座らせる、というか、眠らせ、こうして原稿を書いている。
 あごはずっと波打ち口の両端からは白いよだれがかなりの量垂れている。あごがプクプクしており、なんだか全身が何か見えない手でえぐられていくやうでもある。そんなここの口を私は水を浸したタオルで拭き取ってやる。傍らでは心配そうな顔でシロがお姉さんの様子を気にしつつ横たわっている。このままだと、あすの朝、息を引き取っているやも知れぬ。あすの朝。生きていてくれたら、どんなに嬉しいことか。

 今夜は珍しく舞も早く寝てしまった。舞は愛猫、ここのことを既に覚悟しているのかもしれない。もう、寝よう。頑張れ! こすも・ここ。

        ×        ×
 土曜日。あれこれと起きるなか「継続は力なり」を何とか実践していかねば、と合間を縫って木曽川ひとつを越えた各務原蘇原コミュニティセンターへ。社交ダンスのレッスンをするためである。
 ブルース、チャチャチャ、ジルバ、ワルツのステップを学んだが先生曰く「基本はリズムです。リズムに合わせて踊ることが出来さえすれば、ブルースひとつでも十分。ダンスは立派に踊れます。ステップはリズムに付随してのもの。何よりリズムに合わせる。リズムを覚えてください」。
 よく分かる。何はともあれ、リズムをからだに染み込ませたうえで踊ることが肝心である。

【きょうの一文・ことば】
「本当に世界で一番幸せなプロ野球選手でした。本当に三十二年間ありがとうございました」=5日ナゴヤドームであった元中日ドラゴンズの山元昌投手(本名・山元昌広さん)の引退試合後のセレモニーで。マサさんのあいさつ

【新聞テレビから】
☆『〈東日本大震災5年〉職員派遣復興支える 中部の自治体 震災前の縁守る◆分野「丸ごと」も 名古屋市→岩手県陸前高田市 長野県佐久市→岩手県大船渡市 愛知県東浦市→大船渡市 富山県高岡市→宮城県多賀城市』『やり遂げるこの手で 応援先で定住、結婚 愛知県西尾市→宮城県七ヶ浜町』『「対口支援」が有効 ニーズつかみマッチング』、『マサ 最後の勇姿 ナゴヤドームで引退試合 ファン見納め「感無量」』、『中国成長率目標引き下げ 全人代開幕16~20年 6.5%以上』『国防費7.6%増 伸び鈍化も高水準』、『NY株が続伸 1万7000㌦回復 終値2カ月ぶり』、『組事務所に車突っ込む 津で盗難後 抗争か、けが人なし』(5日付、中日夕刊)
☆『春の舞ギフチョウ・名和昆虫博物館』、『〈沿岸行 東日本大震災5年〉廃炉へ長い闘い 福島第1原発』『●eye〈見つめ続ける大震災〉 綱渡りの廃炉作業 福島第1原発奮闘の7000人』『気仙沼出身の豊橋の高校生 太鼓に込める鎮魂 11日、駅前の追悼集会で演奏』、『中国成長「6.5%以上」 5カ年計画目標引き下げ 全人代開幕 16年国防費7.6%増』『米空母、南シナ海監視 周囲に中国軍艦多数』、『「大麻」検挙者2割増 危険ドラッグ規制強化で 昨年・全国』、『修学旅行「サミット後に」 関西の小学校影響恐れ変更続々 伊勢・志摩離れ心配』、『■琴奨菊関が故郷(福岡県柳川市)で水上パレード』、『■メディア王マードックさん結婚=「メディア王」の異名を取るルパート・マードック氏(84)と元スーパーモデルのジェリー・ホールさん(59)が、結婚。マードックさんは4度目の結婚。ホールさんは初婚』(5日付、毎日夕刊)
☆『〈東日本大震災5年〉釜石高「プレーで恩返し」 夢の選抜野球 亡き家族や支援者思い』、『辺野古工事中断 国と県和解再協議へ 首相、移設方針は変えず〈解説〉抜本解決道筋見えず』、『「父と不和」未投函の思い 志賀直哉の書簡など1万1886点寄贈』『17~19歳多くが投票意欲 中部9県ネット調査 参院選戸惑いも』、『ランニングポリス初出場 安全へ「共走」』、『「朝鮮学校補助を停止」 河村市長 核実験受け表明』(5日付、中日朝刊)
☆『ぽかぽか陽気4月中旬並み 東海地方』、『〈東日本大震災5年 再起③〉父と友の言葉で前へ できることやる』『原発PR看板2基目を撤去 双葉町』、『新国立聖火台 置き場所検討漏れ 五輪担当相「まず内か外か」』、『廃棄食品の撤去排出元に要請へ ダイコー』(5日付、毎日朝刊)

三月四日
 リオ五輪アジア最終予選の第3戦が大阪で行われ、「なでしこジャパン」は中国に2―1で敗れた。残念である。あすは、ナゴヤドームでマサさん=プロ野球元中日投手の山本昌さん(50)=の現役引退試合。少し見たい気もしないではないが、ことしも招待券は知人に。ドラファンに喜んでいただけたら、それでいい。
 マサさん、長い間お疲れさまでした。

『辺野古訴訟が和解 首相、工事中止受け入れ 「普天間固定化を回避」』『〈解説〉参院選への悪影響懸念 首相』
 きょうの中日新聞夕刊1面トップ見出しだ。紙面は、安倍首相が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐる代執行訴訟で福岡高裁那覇支部が示した工事中止を含む和解案を受け入れる方針を表明。県側も受け入れ、和解が成立。国、県双方の対立が続けば移設計画も危うくなるとして受け入れを決断したなどと伝えている。
 安倍首相は受け入れを表明後、翁長雄志知事と官邸で会見、和解は成立したが「あれほどの強硬姿勢がなぜ、一転したのか。受け入れ表明は、夏の沖縄県議選と参院選への影響を配慮したためでは」など。いろんな思惑が乱れ飛んでいる。が、それはそれとして両者が同じテーブルに着いた点でこれはこれで大きな前進だ、といえよう。
        ☆        ☆

 きょうはポカポカ陽気で、春到来の観である。
 朝から大津、ネパール、東京…へと電話やメールをしたりされたり。某紙からの問い合わせにも答えるなど、慌ただしい1日に。合間には、まもなく満95歳となる義母も見舞う。そんななか、朝1番で愛猫こすも・ここを病院に連れていき点滴と抗生物質の注射をしてもらって帰ったが体重はまたしても減り、苦闘のドラマは延々と続く。
 妻とふたりでなんとか食事をさせようとするが、頑として食べようとしない。いや、食べられないのか。無理やり、少しだけチューブで食べさせてはいるが、これとて限界があり困っている。こうした拒否反応は、以前にもあったのだが。何かの拍子で食べるようになってくれたら、と。ただそのことを願うばかりである。

 深夜遅く。それでも風呂あがりでくつろいでいるところへ彼女は痩せ衰えたからだを奮い立たせるようにして、ヨタヨタと全身を震わせながら私の傍らにやってくる。その姿がなんとも痛々しくかつ、けなげに見え私は思わず、「ここっ、ありがとう。あまり、無理しないようにネ!」と声をかけてやる。
 すると、ここはうるんだ目を私に注ぎ、決まって、口をあけニャ~アン、と答えてくれるのである。「ここ、死んじゃいけない。少しでも長く生きるのだよ」と私。

 ここで1編、即興で書いた詩を記しておきたい
【こすも・ここへの讃歌】
♪ここは何もいわない
 ただ黙って
 力尽きそうな顔を
 それでも視線をあげ
 負けないよ、と
 前を見て座りつづける
 何を考えているのだろう
 
 ここは何もいわない
 ただ黙って
 私たちニンゲンみたいに
 うらみ、つらみを言うはずもない
 負けないよ、と
 自らの運命だけを
 静かに受け入れようとしている

 あわてることなんか ないよ
 こすも・ここ
 ゆっくり 
 ゆっくりと
 前に向かって進もう

        ×        ×
 本日付中日夕刊に『平和へ「何なすべきか」刻む』『東京 故加藤周一氏の詩碑計画』の見出し。
 それによると、生前「知の巨人」と呼ばれ、「9条の会」の呼びかけ人ともなった故加藤周一さん(89歳で死去)が〈故郷を愛する詩〉を作っており、没後7年余となり、留学生支援などを行うNPO法人「国際人材交流支援協力機構」理事長の松岡温彦さん(75)らが故人をしのび、東京・渋谷区内で平和を象徴する詩碑建立準備を進めているという。
 詩は【春の宵 さくらが咲くと花ばかり さくら横ちょう想出す 恋の昨日 君はもうここにいないと】

【きょうの一文・ことば】
「自分が頑張る姿を見せることで、浪江や福島の人たちが一歩を踏み出せるようになれば」「いろんな思いの込められたピアノ。被災者の気持ちが前に向くように弾きたい」
=4日付中日夕刊『〈東日本大震災5年〉 奇跡のピアノ夢奏でる 福島・浪江出身 音大生プロ目指す』の記事のなかで。今月、東京都内で開かれる復興支援イベントで津波被害を受けながら修復された奇跡のピアノを奏でる東京音楽大1年の篠原聖華さん(19)。14、15日に東京・日本橋高島屋での出演を前に語った
※このピアノは、元はいわき市の豊間中学校の所有だった。津波被害に遭ったあと、いわき市内のピアノ調律師遠藤洋さん(57)が修復し、よみがえらせたことから「奇跡のピアノ」と呼ばれている。

【新聞テレビから】
☆『辺野古訴訟が和解 首相、工事中止受け入れ「普天間固定化を回避」』『〈解説〉参院選への悪影響懸念 首相』『「まさかの受け入れ」辺野古訴訟和解 沖縄、歓迎と戸惑い』、『〈東日本大震災5年〉 奇跡のピアノ夢奏でる 福島・浪江出身 音大生プロ目指す』、『大名古屋ビル9日全面開業 口紅300本春をメーク』『花粉症つらい春? 飛散量例年より少なめ予想』、『純金の曲線美1億5000万円 大須でバイオリン展示』、『★(芸人で芥川賞作家の)又吉(直樹)さんがキャスターに』、『★(シンガーソングライターの)徳永英明さん活動休止』(4日付、中日夕刊)
☆『世界に届け新茶の香り 四日市で初摘』、『先人の志語り継ぐ 気仙沼出身の美術教師 民話の世界に導かれ 流失の地蔵新たに制作』『〈沿岸行 東日本大震災5年〉漁港にそびえる防潮堤 岩手・山田』、『〈政府30年目標〉 温室ガス26%減へ 家庭用燃料電池530万台 全照明LEDに』、『宇宙ベンチャー支援 事故時の賠償など法整備』、『悪質商法 罰金最高1億円 改正案閣議決定 消費者に返金指示』、『出雲大社「庁の舎」解体検討 複数の建築賞 学会、保存要望へ』、『AV出演強要被害急増 人権団体、法規制求める』(4日付、毎日夕刊)
☆『涙の海卒業できたよ 浜名湖ボート事故 親友の死、いじめ乗り越え』、『〈東日本大震災5年〉災害公営住宅入居進まず 家賃重荷 住民ニーズとズレ』『仮設の交流消え「寂しい」』『再出発亡き家族に囲まれ 仮設から災害公営住宅入居』、『中川路上殺人2人逮捕 容疑で県警 イラン人、他にも逃走』、『廃棄物「撤去は困難」ダイコー、愛知県に通知』、『再履修単位把握せず ウィッツ青山 伊賀市と対策協議』『修学実態ない生徒も』、『〈訃報〉秋田Bスケ氏(あきた・びーすけ)=2月22日、急性循環不全のため死去。89歳。神戸市出身』(4日付、中日朝刊)
☆『春の光浴び 輝くサンマ(宮城県女川町)』『〈東日本大震災5年 再起②〉語り継ぐ父よ妹よ 2度の津波、生き残り(南三陸町)』『被災3県 復興住宅孤独死11人 1年間交流支援が課題』『常磐線全面開通「20年春までに」 政府方針』、『虐待相談ダイヤル189番「つながる前に切る」75% 長い音声案内改善検討』、『ディーゼル車 NOx排出走行中も規制 国交省試験 屋内基準の最高10倍』、『〈伊勢志摩サミット2016〉「ナゴヤドームでテロ」 愛知県警が訓練』(4日付、毎日朝刊)

三月三日
 お雛さま。
 原子力規制委員会の有識者調査団が北陸電力志賀原発(石川県)の1号機原子力建屋直下を通る「S―1断層」を活断層と結論付けた。これに対して北電側は断層の活動性を否定。再稼働をめざして新規制基準の適合性審査を申請する方針を表明。
 きょうの参院予算委。この席で安倍晋三首相は「憲法が出来、70年近くになるが私たちの手で憲法をつくっていく精神を持つことは大切だ」「現憲法には指1本触れてはならないという空気を醸成し、思考停止に陥ることがあってはならない」と改憲への意欲を語った。
        ☆        ☆
 
 女性たちがナントナク華やぐ日なのだが。わが家は愛猫こすも・ここが闘病中でもあり、全体にどこか沈んでいる。きょうも朝1番で近くの病院へ。痩せ細る一方の中で相変わらず信じられないほどの力を出して治療を嫌がるここ。そんな彼女を診療台の上で妻と看護師が厚手のタオルで押さえつけた際、何かの弾みで彼女が床下に落ちるというハプニングには一瞬、もうダメか、と諦めはしたが、強靭な彼女は大丈夫でケロリとしており安心した。

 それにしても、ここ2週間ほどは連日の医者通いで、それこそ命がけの治療が続いているのである。回復してくれることを、ただひたすらに信じ。きょうは夕方、ここと妹シロちゃんを前に〈ふるさと〉〈この道〉〈夕焼け小焼け〉〈みかんの花咲く丘〉〈ゴンドラの唄〉〈琵琶湖就航の唄〉……と、思いつくままにハモニカをふいてやったのである。ふたりとも満足そうに聴き入ってくれ、いっとき、ここの顔に光りが差してきた、その事実を私は忘れない。

 ともあれ、このところ執筆その他の諸事にも追われ、舞ともども睡眠不足が続く。1日じゅう、大の字になって何も考えず眠りこけたい。小説にはどんなものであれ、「人間も。動物も。植物だって。みんな生きている。誰もが苦しみながら懸命に生きている」。この視点から書き続けることこそ、私すなわち一匹文士(いっぴきぶんし)伊神権太ならでは、の道であり世界だと信じている。

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 ニュースの方はおひなさまならでは、日本中央競馬会(JRA)に16年ぶりに女性騎手が誕生した話題が各マスコミを通じて日本列島を駆け巡った。この女性騎手は、藤田菜七子さん(18)=根本康広厩舎=。この日、川崎競馬でデビューした菜七子さんは計6レースに騎乗し初勝利こそ逃したが第5レースで2着、最終レースでも3着に入り、7000人を超す観衆から盛んな声援が送られた。
「この日が待ち遠しかった。競走馬に乗れ、感激しています。女性も男性もない世界、結果を残せる騎手になりたい。100点をめざして頑張ります」と菜七子さん。楽しみな騎手が出てきた。がんばって。ななこさん!
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【きょうの一文・ことば】
「人々はおのれ一人の利益を優先させるあまり、互いを思いやる慈悲の心を忘れている」
=3日付中日朝刊『天台座主の森川氏「世界 慈悲の心を」 紛争解決へ意欲』の記事のなかで。天台宗最高位の第257世天台座主に就任した森川宏映さん(90)が天台宗務庁で開いた記者会見の席で。世界情勢にふれて、こう述べた

【新聞テレビから】
☆『福島の子県外避難1万人 原発事故不安 復興に影響の遅れ』『〈東日本大震災5年〉性同一性障害と向き合い前へ 災害FM心支えた職』『情報発信終え 多くが閉局  運営に苦しみ』、『北が飛翔体6発 決議に反発か』、『リオで五輪初の「難民選手団」 IOCがチーム結成』『ゴールは東京パラ五輪 沖縄の「新星」嘉納さん挑戦 13日名古屋で車いすマラソン』、『志賀1号機直下に活断層 調査団が最終判断 廃炉強まる 北陸電「納得できぬ」』、『吉野家「1号店」うまく残して 築地から移転で名称論議』、『★尾上菊五郎さんが休演』、『不正送金30億円超す 昨年、ネットで 信金など被害急増』、『教育長に平松氏 愛知県、教育委員長役割も』(3日付、中日夕刊)
☆『無病息災願い 名古屋で園児が流しびな』、『〈沿岸行 東日本大震災5年〉悲劇の庁舎囲む盛り土 南三陸』『「阪神」から慰霊の灯=宮城県名取市の仮設住宅で開かれる追悼行事で、ことしも神戸の竹灯籠がともされる』、『北朝鮮制裁決議を採択 安保理 禁輸など強化』『短距離弾発射か 北朝鮮』『米、中露に履行迫る 対北朝鮮制裁安保理採択 EUは追加措置検討』『米が独自制裁 正恩氏側近も対象』(3日付、毎日夕刊)
☆『〈東日本大震災5年/中日ボイス8658人回答〉記憶の風化に危機感 「どこかひとごと」 思い複雑』『両陛下が復興視察 福島、宮城訪問へ 16~18日、被災者と懇談』、『〈2016年米大統領選 スーパーチューズデー〉共和トランプ氏 民主クリントン氏 7州勝利 指名へ前進』、『貧困高齢者160万人増 最近5年間試算 年金減、増税で負担』、『ユニー電力販売参入 家庭向け 大手スーパーで初』、『★石川遼選手が結婚』(3日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災5年〉夫といた場所が古里 娘2人と不安乗り越え 再起』『マイホーム つなぐ夢』『「ふるさと返せ」原発被害者集会 東京・日比谷』、『首相「改憲 在任中に」 賛成勢力 参院選2/3意欲』、『新規生徒募集停止を ウィッツ指導伊賀市に要請 文科省』『トラブル解決に4100万円 鳥羽市副市長「脅し取られた」被害届け出へ 相手側は否定』、『青酸連続殺人 筧(かけひ)被告の薬成分検出 遺体と押収の小袋から』、『18歳の選挙 最初は町長選? 滋賀県日野町 7月3日投開票決定』、『21世紀枠・兵庫の長田高 ふるさと納税支援1174万円』、『■トカラ列島で噴火』(3日付、毎日朝刊)

三月二日
 米大統領選指名候補を決める序盤戦のヤマ場、スーパーチューズデーで民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)、共和党は不動産王ドナル・トランプ氏(69)がともに7州で勝利し指名獲得に向け、大きく前進した。
 午後9時50分ごろ(現地時間は7時50分ごろ)、インドネシア・スマトラ島の西南西沖の深さ24㌔地点を震源にマグニチュード(M)7・8の強い地震が発生。
        ☆        ☆

 毎日、妻とふたりで愛猫こすも・ここを近くの動物病院に連れて行っている。彼女は、このところずっと大好物のはずの黒缶を受け付けないばかりか、水ものもうとしない。そんな苦闘の日々が続いている。これでは、やせほそるばかりだ。
 あぁ、それなのに。医師の前で、いざ点滴と注射をされるとなると全身で力を出し抵抗しようとする。ふたりで痛々しくやせ細ってしまっている全身を押さえつけ、そのつど治療を受けさせるのだが。一体全体、どこにあんなに強い力があるのか。
 そんな状態なので、きょうからは獣医師専用の栄養補給のための高タンパク質・高カロリーに調整した特別療法食(米国産)を与えることにしてストロー式チューブとともに持ち帰り、頑として開かない口を無理やり開かせ食べさせることを始めはしたのだが。夜遅く二度目を与えたあと、グァッという音を出し放物線を描いて吐瀉してしまう事態に陥っている。
 そんな、こすもを傍らにきょうもアレヤコレヤと、すべきことをこなしながら1日が去っていった。

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 女子のリオ五輪アジア最終予選第2日が2日、大阪市で開かれ、日本代表「なでしこジャパン」は韓国と対戦、1―1の引き分け。4大会連続の五輪出場への自力突破が消滅した。がんばれ! ニッポン
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【きょうの一文・ことば】
 息子さんを亡くし、悲しみに暮れている津島さんを復活させた一つの“発見”があった。それは、目の前のすべてのものが、死者によって作られたものだという、変哲もない発見だ。街も、橋も、家も、道も、そして思想や言葉さえも、今は生きていない死んだ人たちが作り、この世に残していってくれたものだ。その時に、もちろん悲しみが消え去ることはなかったが、大きくて深い喪失感から立ち直ることができたと、津島さんは書いていた。
=2日付毎日夕刊『▶寄稿 川村湊(文芸評論家) 光り輝く生命の根源 津島佑子さんを悼む』から。抜粋

【新聞テレビから】
☆『降り注ぐ香り 天白でしだれ梅見頃』、『最後の願い「海の再捜索を」 陸前高田市長へ被災者家族ら署名提出』『〈東日本大震災5年〉復興アイデア学生目線 東海地方の大学から、観光の島へ』、『高浜4号機冷温停止 障害原因究明へ 営業運転来月以降』、『〈2016年米大統領選〉クリントン氏に勢い8勝 スーパーチューズデートランプ氏6勝 2氏が勝利宣言』『将来託す一票 熱く』、『飛騨出身の彫刻家 本紙紙面使い表現 9条危機アートな訴え』、『JR東が海外初 パリでEKIBEN(駅弁販売)』(2日付、中日夕刊)
☆『近未来の市松花柄 パリコレ開幕』『(英ロックバンド・ローリング)ストーンズキューバ公演 25日「歴史的かつ画期的」』、『対北朝鮮 制裁決議1日延期 安保理 露提案で一部修正』、『「令状なしGPS(全地球測位システム)」適法 大阪高裁 1審と逆の判断』、『東証一時600円高 3週間ぶりの高値』、『〈東日本大震災5年〉「奇跡のあじさい」復興の象徴に 福島・須賀川 犠牲者出たダムに群生 全国に株分け』、『カンニング防止「受験者は下着姿に」 インド 軍隊の入隊試験』(2日付、毎日夕刊)
☆『〈東日本大震災5年〉被災3県経済「悪化」5割 主な要因「販路縮小」最多 商議所・商工会アンケート』、『認知症事故家族に責任なし JR東海逆転敗訴 最高裁初判断「監督難しい場合」』(2日付、中日朝刊)
☆『被災農地74%復旧 除染影響 福島は33% 農水省調査』、『予算案が衆院通過』、『対北朝鮮制裁決議案 安保理きょう採択』、『高浜再稼働中旬以降に 4号機緊急停止 大電流を検出器検知』、『〈東日本大震災5年〉岩手と米国の高校生交換 太平洋漂流絆運んだ舟 友情を描いた絵本に』(2日付、毎日朝刊)

三月一日
 愛知県大府市で2007年12月7日に当時91歳だった認知症の男性がはねられ亡くなった。この事故をめぐって家族が鉄道会社への賠償責任を負うかどうかで争われていた訴訟の上告審判決で最高裁第三小法廷(岡部喜代子裁判長)はこの日、「監督は困難だった」として家族に責任はないと判断しJR東海の賠償請求を棄却した。
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 けさ起きると車にはうすらと白い雪がかぶさっていた。この地方も含め日本の各地で寒波が襲来、岐阜県高山市の斐太高校では雪のなか、旧制中学時代から過去70年以上続く卒業式恒例の「白線流し」が学校前の川で行われ、恩師や友との別れを惜しんだ。
 
 裏目、裏目の1日となった。人生いろいろ。たまには、こうした日もいいか。人間だから。誰とて欠点はあろうというものだ。ニンゲン、どんなに信頼に足る人物だとしても、完璧な人なぞはいない。であればこそ、芸の道を歩めるのやもしれぬ。

 名古屋に出る前に、江南市内のケーキ屋さんに寄って1日遅れとは知りつつ妻の誕生日祝いのケーキを【〈2016年2月29日〉の日付と〈伊神舞子へ〉】のあて名入りで作ってもらおうと勇躍、店を訪れたが、無情にもシヤッターは下りたまま。休みと分かった。
 気を取り直して名古屋へ出向く。いろんなドラマが目の前に表れては消えていった。自分自身にも言い聞かせたが、人の悪口を他人にいうことは避けたい。それから、褒めすぎ。さほどでもないのに。思い込みも度を過ぎており、これも繰り返し聞かされる方がうんざりする。
 悪気はなくとも、やはり聞くに耐えない。品格が落ちる。みなさん、それなりに懸命にこの世を泳いでいるのだから。みんな同じなのだ。もう、これ以上はやめておこう。悪い点は本人にズバリと指摘すれば、それで事足りる。

 とは言うものの皆さん。いい人ばかりだ。なので、ここは【自戒の気持ち】もこめ風に流してひと呼吸しなければ、と自らに言い聞かせこうしてデスクに向かっている次第。ヒトのふり見てわが身を正せとは、なるほどよくいったものだ。私も含め、ニンゲンたちは皆未完成品の集合体である。ヒトそれぞれにいいところもある。私自身も多々、反省しなければと思っている。この世で1番の悪は私なのだから…。
 なんだか、おかしな話になってしまった。太宰治の作品世界でもなかろうがこの世のなか。「自分でよかれ、と思って行動していることが、実は他人を深く傷つけている」。この点は、ありがたい指摘だ、とすなおに思っている。

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 2004年に史上7人目の三冠王に輝き昨季限りでソフトバンクを退団した松中信彦内野手(42)が福岡市内で現役引退の記者会見。松中内野手は2月末まで複数球団の入団テストを打診していたが不調に終わり「現実は厳しい。この終わり方がぼろぼろなのかもしれない。後悔はありません」ときっぱり。大阪国際女子マラソンを制した福士加代子さん(ワコール)がリオ五輪の最終代表選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソン(13日)の欠場を発表。
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【きょうの一文・ことば】
「一緒に年を取りながら、チンパンジーの老化を研究したい」「学習能力が高かったアイと一緒だったから、さまざまな成果を出せた」「僕も年を取って、最近物忘れが増えた」「チンパンジーが老いると認知能力はどう変わるのか、最後まで見届けたい。世界でまだ誰もやっていない研究になる」
=3月1日付中日夕刊軟派トップ『アイと38年 老後も一緒 京大霊長研・松沢教授が定年「老化の研究を」』の記事のなかから。チンパンジーの認知能力研究の第一人者として知られる松沢哲郎・京都大教授(65)が今秋40歳となり人間なら還暦を迎える研究パートナー・アイについて

【新聞テレビより】
☆『〈3・11からの出発 東日本大震災5年〉石巻市萱葺き業熊谷秋雄さん 伝統の新しさを発見 すべて流されて 東京の真ん中に(出田阿生)』、『短期決戦いざ就活 会社説明会解禁 面接まで3カ月』『選考日集中も■素早い判断必要■留学生に影響』、『集団的自衛権を全面容認 衆院予算委 改憲方針で首相答弁 予算案衆院通過へ』、『高浜緊急停止は過電流が原因か 関電発表』、『爆買い拠点栄に上陸「丸栄」に中部初 ラオックス開店』(3月1日付、中日夕刊)
☆『「清く美しく」言葉胸に卒業 宝塚音楽学校』、『被災地3県高校の卒業式』『〈東日本大震災5年〉滋賀(彦根)の女性・介護予防DVDに出演 「立ち直った姿」恩返しに 被災、介護悩み地域に救われ』、『短期決戦就活スタート 面接解禁まで3カ月選考前倒し 名古屋140社出展』、『求人倍率改善1.28倍 消費は5カ月連続減少1月失業率改善3.2% 暖冬で衣類不振』(1日付、毎日夕刊)
☆『津波予測の可否争点 福島事故 東電元会長ら強制起訴』『高浜4号機緊急停止 再稼働3日 発送電操作の直後』『報道陣見守る中 警報』『高浜町長「慎重に」 4号機停止トラブル続き注文』『震災復旧談合で起訴 東京地検特捜部大手含む舗装10社』、『〈2016年米大統領選〉きょうスーパーチューズデー 指名争い正念場 有力2氏に勢い』、『本紙CMに又吉さん、遼河さん』、『「勾留延長は3カ月間」元稲沢市議に中国の地裁通知』、『電波停止宣言「表現の自由に反する」 田原さん鳥越さんら抗議』、『昇龍道の大使に中野良子さんら』(1日付、中日朝刊)
☆『消費増税先送り観測も 首相「世界経済収縮なら」』、『北海道大荒れ帯広1人死亡』、『基準超えほぼゼロ セシウム調査 福島沖の魚』、『「原発事故 津波対策怠る」東電元会長ら強制起訴』、『なでしこ初戦黒星 五輪最終予選 豪州に1―3』、『栃木小1殺害「自白、事実と矛盾」 弁護側、検察証拠に反論』(1日付、毎日朝刊)

08/4/26