【生きてゆく人間花たち/2015年7月の唄】

平成二十七年七月三十一日
 ♪風に立ち 風に吹かれて 粋な日々 モーツァルトと モルト愛して(歌人、山本孝義)

 あの日々を思い。45年に及んだ放送人生活を振り返りつつ感慨を込め、お礼を述べる小野憲生さん=31日夜。八事サーウィンストンホテルにて
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 中京テレビ、中京テレビ事業と放送界ひと筋に歩み、これまで何かとお声をかけて頂いた小野憲生さん、俳人小野酔泡さん=俳句の集まり楽力「楽名句会」宗匠=でも知られる大人(たいじん)の中京テレビ事業社長退任と再出発を祝う〝小野憲生さんお疲れ様でした〟の集いが今宵、名古屋市昭和区の八事サーウィンストンホテル内、メゾン・ド・フルールで行われ、お声をかけて頂いたので喜んで出席した。
 自らに厳しく努力と行動力、人の輪を大切にされる小野さんならでは、根っからの放送人の過去45年の道を慕う多くの〝若者たち〟(1部、私のやうな年配組や俳句仲間も)が集い、これまでのご苦労と足跡を称え、こんごの人生を語りあった。若武者・小野さんは大地を踏みしめ、またヒタスラに新しき道を歩き始めるに違いない。
 この日は小野さんが番組制作にあたって長年、師匠と慕い続けてきたオルタスジャパン代表取締役の小田昭太郎さん夫妻はじめ、株式会社「えふぶんの壱」チーフプロデューサー本間岳史さんらも東京から駆け付け、華やいだなか、出席者が互いに小野さんの過去、現在、未来を酒の肴に進んだ。皆さん、底の底から楽しそうで〈人生、意気に感ず〉とは、このことだな、とつくづく思った次第である。

「見識、造けいともに〝ひとりの放送人〟として文化的側面を象徴しているのが、小野さんだ。これだけ愛情をもって仕事に取り組む男は、そうそうざらにはいない。しかし、これからが長いぞ。趣味だけでは過ごせない時間が待ち受けているはずだ」(小田さん)の愛情あふれる乾杯の音頭で始まった、この集い。中京テレビでは制作畑出身の初の生え抜き社長となった山本孝義さんのはなむけの短歌が冒頭の1首である。山本さんは、あいさつで「我々は、小野さんから編成に対する姿勢を学び、小野さんの背中を見ながら一緒に、ここまでついてきた。小野さんが道筋を敷いてくださった〝テレビのファッション〟は、いつまでも受け継いでいく」とも語った。
 何はともあれ、小野さん! 45年間の長きにわたって放送界に力を尽くされ本当にお疲れさまでした。そして私の小説に対する手厳しい指摘とアドバイスも、ありがとう。感謝しています。(帰りには、シダ―の香りがする、ちょっとお洒落な衣類・布製品用消臭剤ニューヨーク発ブランド「ファブリックフレッシュ」をお土産に帰路に)

 というわけで、少しホロ酔い気分の私は名鉄江南駅でタクシーを拾い江南市内の、とある居酒屋へ。カラオケで「熱砂」同人仲間の音楽家で詩人牧すすむさんが作曲した都はるみの〈恋の犬山〉はじめ、寺山修司作詞の〈時には母のない子のように〉など数曲を歌い、しばらく歓談して帰った。ママと話すうち「かつて三重の和具大島沖、潮かけ祭りの取材のさなか、海に投げ込まれたあの海女さんたちの言葉にイントネーションが似ているな」と思いきや、「あたし伊勢から尾張に来たんよ」の言葉には驚かされた。また行こう。
 つい、先ほど帰宅したが、もう夜は遅い。いや、この原稿を書いているうちに朝になってしまった。

【きょうの一文・ことば】
 かつて〈東京に名古屋を探せ〉の視点から中京テレビのローカル特番を制作したことがありますが、あのときつくづく思いましたよ。「江戸の文化は実は、今も三河や尾張でもっている。徳川家康の力は絶大です」=「えふぶんの壱」チーフプロデューサー、本間岳史さんのことば。本間さんは日テレ【ワザあり! 日本】の制作にも携わった。小野さんの会からの帰宅途中、地下鉄車内にて

「平和」をめぐる状況が一変してしまったのだ。戦後長らく戦争根絶の願いだった「平和」は、戦後七十年の今、戦争隠しの管制言葉として流通する。石内の苛立ちはこんな今に関わるに違いない。戦争につながる平和か、戦争を拒む平和か。参院での安保法制審議はまず「平和」の定義から始めてほしい。(ピース)=31日付中日夕刊『〈大波小波〉「平和」の意味の変質』の記事から。抜粋

【新聞テレビから】
☆『なんて暑いの 桑名で37・7度』『御嶽山で火山性地震 噴火後で最大規模観測』、『「エンブレム変更を」ベルギーロゴ学者IOCに要請へ』、『沈没漁船 夢を乗せ復活 漁業の街・蒲郡 再興託して』、『〈旅〉佐渡島 新潟県 殿様気分のたらい舟(文・写真 富永賢治)』、『〈グラフ〉魔女のささやき 聞こえてきそう 名古屋市博物館で特別展』、『町家保存学生の手で 住民の負担教育活用でカバー 名古屋の商家を名城大生再生』(31日付、中日夕刊)
☆『陸前高田のマツ「孫」誕生 住民「生命力の強さ見せてくれた」』『復興予算執行率60% 14年度2・4兆円使われず』、『セブンとユニクロ提携 年内めど商品共同開発へ』、『原爆模型塗り替え 長崎・資料館 投下当時の色に』、『AED普及進む 市民解禁の04年以降63万台販売 使用率の低さが課題』(31日付、毎日夕刊)
☆『地下壕埋もれる戦後 大阪・高槻「タチソ」ルポ 進む荒廃「守るべき遺跡」』『犬山や可児見学難しく』、『長良川河口堰 耐震未着工のまま 調査遅れ危険放置の指摘 津波被害拡大の恐れ』、『出光、昭和シェル統合へ 1691億円で筆頭株主に』、『〈戦後70年 甦る経済秘史〉ピンチ救った真珠の貝殻』、『〈通風筒〉◇…福井県美浜町日向沖で三十日早朝、細長い深海魚のリュウグウノツカイ(竜宮の使い)が見つかり、地元の漁師によって引き揚げられた=写真。……』(31日付、中日朝刊)
☆『スカウト若者ら 毎日4000人広島へ=第23回世界スカウトジャンボリーで「広島ピースプログラム」が始まった。毎日4000人が広島市で平和について学ぶ』『「平和祈り続ける」 ジミー・ペイジさん=1970年代に活躍した英国の伝説的ロックバンド「レッド・ツェッペリン」のリーダーでギタリスト、71歳=広島再訪 感動残した1971年の公演』、『戦後70年宣言首相宛て提出 愛知の市民団体』、『住民側が上告へ 厚木騒音高裁判決 国も検討』、『TPP(環太平洋パートナーシップ協定) 米、車関税20年で撤廃 日本に恩恵限定的』、『川内 来月10日再稼働 九電方針 大規模訓練を終了』、『磯崎氏参考人招致 来月3日 公明も進退言及』、『五輪招致人権を重視 IOC会長が寄稿 22年(冬季五輪)開催地きょう決定』、『■ダルビッシュ投手に男児誕生』(31日付、毎日朝刊)

七月三十日
 午後9時50分、鹿児島県の諏訪之瀬島が噴火、噴煙が1000㍍の高さに立ち上がっているという。安保法制の集団的自衛権の行使容認を巡り「法的安定性で国は守れますか。こんなもので守れるはずがない」と発言。野党どころか、身内の自民党内の議員からも批判にさらされている磯崎陽輔首相補佐官が来週の参院特別委に参考人招致されることに。一方できょうの国会質疑で「徴兵制の導入は憲法18条の定めからも違憲で禁じており、ありえない。子どもが兵隊に取られることは断じてありません」と安倍首相。
 名古屋市のパロマ瑞穂球場であった高校野球愛知大会決勝戦。中京大中京が4―3で愛工大名電に勝ち、5年ぶり27回目の夏の甲子園出場を決めた。

 日本ペンクラブの会報(7月20日発行)、中日社報(7月15日)などの郵便物にまじって、ことしもあの〝トンペイさん〟(木村東平さん、日本プロ麻雀連盟中部本部 本部長八段)=松坂屋友の会カトレヤ文化教室講師、中日文化センターレディス麻雀教室講師、名鉄カルチャーセンターレディス麻雀教室講師など=から「2015年 平成27年 盛夏 しょちゅうおみまいもうしあげます」と書かれた暑中御見舞のはがきを頂いた。
 相変わらず、トンペイさんならでは、の機知と機転、ユーモア、アイロニーに満ちあふれたもので、とても1人だけで読ませて頂くにはもったいない、世相を見事にとらえた名作だ。
 以下、ここにその一端を紹介させてもらう。
自衛隊の方々【し】
他国(ヨソノクニ)の戦闘地域で銃を撃ったり撃たれたりすることなく【ょ】
躊躇なく安保反対を唱えて下さい【ち】
夢にも靖国の御霊にならない様に【ゅ】
産(うま)く、喚起(カンキ)、喝策(カツサク)で迎えた【う】
オリンピック(2020年・東京)【お】
見目(ミタメ)のいいザハ・ハディド氏のキールアーチ【み】
本気(マジ)で建設? 13億は支払ったが、白紙にして良かった【ま】
今の日本に建築学者が〇〇もいないの【い】
もう少し正確に物事を進行してくれないと【も】
……

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 手元に届いた日本ペンクラブ会報P.E.Nの第431号の1面見出しは【第31回「平和の日」富山の集い 「平和の日に想う 旅・愛・命・平和への祈り】というもので、ことし3月1日に富山市・芸術文化ホールであった4組8名のリレートーク=中西進氏+下重暁子氏〈旅〉 新井満氏+太田治子氏〈愛〉 志茂田景樹氏+中島京子氏〈命〉 浅田次郎氏+落合恵子氏〈平和への祈り〉=を紹介する内容だった。読みごたえがありそうなので、さっそく読み始めた。1人の会員としても、日本ペンの意欲的な取り組みはとてもよいことだと思う。
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【きょうの一文・ことば】
(『明るい方へ―父・太宰治と母・太田静子』を)拝読して、感動しました。お母さんのくだりに付箋を貼ってきましたので、ちょっとだけ朗読させてください。
 私は声を上げて泣きたくなった。あまりにも恵まれた少女時代を送った母と、私の知っている、倉庫会社の食堂で働き詰めだった母は、どうしても結び付かなかった。
 自分の心を欺くことなく生きてきた母はそれで本望だったのだ。しかし、未婚の母として、女手一つで私を育てるために、身を粉にして働き続けた母の姿が浮かんでくると、かわいそうでたまらなくなった。
=日本ペンクラブ会報431〈リレートーク2 平和の日に想う 愛 新井満氏+太田治子氏〉のなかで。新井満さんが太田治子さんに対して

 世界中に平和を求めていない人は一人もいないはずなのに、なぜか暴力と戦争はいつまでたっても絶えることがありません。恒久の平和が人類の最大の望みです。これが実現されることを祈念して、本日の「平和の日」の集いのイベントを成功させたいと思います。皆さんもこれを機会に、平和とは何かということをお考えくだされば幸いです。
=第31回「平和の日」富山の集いで。浅田次郎日本ペンクラブ会長のあいさつ

【新聞テレビから】
☆『文士が愛した賢島 山崎豊子さん宮本輝さん田辺聖子さん』『〈賢島が登場する主な文学作品〉歴史、文化、風土が引きつける?』、『来年末までの被害賠償 高裁初認定 厚木基地騒音で 自衛隊機夜間差し止め』『〈解説〉米軍機判断避けた司法(相模原通信局・寺岡秀樹)』、『米、日本産牛肉関税撤廃へ TPP 低関税枠3000トンに拡大』、『〈文化〉信州大に「北杜夫文庫」創設』、『誕生首長くして待った 東山動物園 キリンの赤ちゃん』(30日付、中日夕刊)
☆『オマル師死亡確認 アフガン政府 タリバン最高指導者』、『イラク炎暑50度予想 4日間公休に』、『国連の世界人口予測 2100年に112億人 日本、8300万人に減少』、『厚木騒音東京高裁判決 自衛隊機2審も飛行停止 将来まで賠償拡大』、『磯崎氏の更迭拒否 法的安定性発言 首相「電話で注意」』、『マレーシア機残骸か インド洋西部の島』、『月刊「宝島」休刊』、『労働運動は未然防止/農民組合は解散を/映画など上映禁止 「特高」教育資料 山形で発見1941年県警が各署に配布』、『日生ナイン 激闘Vを本社報告 都市対抗』、『似てる!? 東京五輪エンブレム ロゴ作者が指摘 ベルギーの劇場ロゴ』『アダルトサイト閲覧「登録解約に32万円」 警官1813万円詐欺被害』(30日付、毎日夕刊)
☆『安保法案を論破! 自民動画=自民党が作ったアニメ動画「教えて!ヒゲの隊長」=のパロディー人気「立憲主義否定どこの独裁国家って感じ」』『怒りの赤 栄に集結』、『うなる御嶽捜索命懸け 再開初日 不明者発見できず 山小屋に遺留品』、『南シナ掃海排除せず 首相「新3要件満たせば」』、『慰安婦問題「なかったのか」 河野洋平氏談話批判に反論』(30日付、中日朝刊)
☆『被爆者治療を政治利用 米原爆調査委所長が書簡』『〈被爆者治療セズ ABCC(米原爆傷害調査委員会)㊤〉内緒でペニシリン投与 患者は研究対象 医師ら葛藤』、『真央さんおかえり 長久手・アイスショー』、『大阪決戦 日生V 都市対抗』(30日付、毎日朝刊)

七月二十九日
 多治見が37・3度。きょうも暑い日だ。
 皇后陛下の美智子さまが先月末から胸の痛みを訴えられ、急性心筋虚血の疑い(8月に東大病院で精密検査)。沖縄の翁長知事が都内での講演で「辺野古の海の埋め立て承認は合法的に取り消せる」と明言。前知事による埋め立て承認を検証した第3者委が手続きの法的瑕疵の指摘を受けての発言だという。
        ★        ★
 深夜遅く。パソコンのユーチューブでフランク永井の〝大阪ろまん〟と〝大阪ぐらし〟〝こいさんのラブコール〟〝公園の手品師〟を繰り返し聴く。どれも、心に染み入る。耳を傾け大阪にますます魅かれていく自分。なぜ、大阪が好きなのか。
        ❤        ❤
 寝具を清潔に一新され「余は満足じゃ」とうれしそう。「暑いので皆さん、おからだ大切に」と長女猫のこすも・ここ=29日。自宅〈ここの間〉にて
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 きょうは、わが友の1人でもある長女猫、こすも・ここちゃんに振り回された。彼女は、お漏らしなどをして失敗して汚してしまうと、決まって私の傍らに走りきて、♯ニャン、ニャン、ニャ、ニャア~ンと、それはけたたましく鳴き叫び、一歩も引かない。早く取り除いてきれいに、と要求してくるのである。デ、こんな時は妻よりも私の方にきてせがむ。私の方が彼女にとっては与しやすいからか。
 というわけで、汚れた専用のカーペットの汚れを雑巾で丁寧にふきとってやる。そして天気もいいことだし、いい機会とばかり他のカーペットなど寝具一式の汚れをきれいさっぱりふき取ったうえでベランダで干そう、と決断。終わって夕方、新たに敷いたそこに座らせると座り心地がふかふかでよほど快適だったのか。甘えた声でニャア~ン、ニャア~ンと満20歳(人間なら95、6歳)という高齢の割りには、つぶらな目で礼を言われたのには驚いた。彼女にも「きれいにしてもらえたことが分かるんだ」。

 合間をみて、横笛の自主練習を始める。きのうお師匠さん宅での個人レッスンで「暗譜をして姿勢をよくしてふけるようになったらいいよね。今度くる時までに暗譜してきてみてよ」と言われたこともあって、先ずは現在練習中の〈平城山(ならやま)〉の演奏から姿勢をよくして始める。この曲の暗譜を、と心に期しての挑戦となっただけに、我ながらかなり気合の入ったいっときとなった。暗譜とは別に、譜面を前に〈さくら〉をはじめ、〈風の盆恋歌〉〈越後獅子の唄〉〈酒よ〉〈惜別の歌〉などもふいてみる。
 情感を込め、空気を切り裂いてふき進めるうち「ヨシッ、いける。この調子」と自分で自分にハッパをかける。笛吹き名人に一歩近づいた、そんな錯覚に全身が包まれるなか「まだまだ。まだまだ、だよ」ともう1人の私が自身を攻めたてる。と思ったところへ、舞が帰宅。「まだまだよ。こちらがお金を払って聴いてもらわなきゃ」と相変わらず手厳しい。でも、このところの上達に目を見張ってくれていることも疑いなさそうだ。

 というわけで、遊び人でもある一匹文士、伊神権太の1日はきょうも暮れていった。ただ先日の野菜畑での草引きがたたってか、背中の片側、左の奥でズキンズキンと痛さが押し寄せてきている。横にもなれない。少し動き過ぎかもしれない。ほおっておけば自然に治るだろう。
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 米マイクロソフト(MS)がきょうから、最新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」の無料提供をインターネット上で始めた。無料化に伴い店頭での製品取り扱いはなくなったが、同社はこの日、新機能などを紹介するイベントを世界13都市で開催した。こうしたウィンドウズの無料提供は初の試みで、現時点では「ウィンドゥズ7 SP1」「ウィンドウズ8・1 アップデート」の利用者が対象で1年に限った措置。まず開発協力者が優先され、その後に一般協力者が取り込める。
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【きょうの一文・ことば】
「8年ぶりの手紙をもらうなんて、長く生きたかいがあったよ。」「100年たとうが、心の傷は癒えない。けれどね」。「どんな雑談だっていい。教壇に立った彼女が原爆の惨禍を伝え、生徒の一人でも『戦争はいけない』と思ってくれたらバトンタッチだ。こんな喜びはないんじゃないかな」。
=29日付毎日朝刊『「少女」の手紙再び 広島で被爆張本さんへ 8年ぶり届く「原爆伝える教師志す」』の記事のなかで。元プロ野球選手で現在、プロ野球評論家の張本勲さんのことば。張本さんは5歳の時に、爆心地から約2・3㌔離れた広島市段原新町(現南区)の自宅で被爆した

「やさしくね やさしくね やさしいことはつよいこと」=29日朝NHK総合『おはよう日本▽宮城まり子さんが語る戦争経験から福祉まで』の番組のなかで。日本初の肢体不自由児の社会福祉施設「ねむの木学園」園長宮城まり子さん

【新聞テレビから】
☆『不明者家族の思いを胸に 御嶽山9カ月ぶり捜索 重点エリアに3地点』、『最低賃金 平均18円上げ 過去最大幅、時給798円に』、『男子厨房入れば楽し 大府で映画ロケ 趣味・友人増え満幅』、『パンダ ギネスだ 香港・37歳最高齢』、『清須の重傷事故 不起訴不当議決 検審「過失運転再捜査を」』(29日付、中日夕刊)
☆『九州北部梅雨明け』、『102歳自殺 東電を提訴 遺族「避難強いられた」福島地裁』、『御嶽山不明聴覚障害の夫婦 「早く一緒にしてあげたい」 発見を願う家族、知人』『標高3000㍍、過酷な捜索』、『マッカーサー部屋公開 3年ぶり「千の証言」展も開催』ね『対中国「対話を継続」 安保法制 首相、必要性強調』、『74歳「研究で人生わくわく」 名大博士号取得 中部地方の電気事業史』(29日付、毎日夕刊)―
☆『御嶽不明者6人きょう捜索再開 長野岐阜 麓で結隊式』、『草の根抗議広がる 安保法案 学生やNGO「廃案に」』『首相、補佐官更迭を拒否 安保法案 法的安定性発言で 参院特委野党が追及』、『谷繁最多3018試合出場』『努力の人 勝利を』『もっくん山里が原点』、『誘導路で離陸滑走 シンガポール 日航機ミス、報告怠る』、『〈中部の文芸 小説・評論 清水信〉馬場駿吉「加納光於とともに」本質照射の筆力に瞠目』(29日付、中日朝刊)
☆『新国立担当局長辞職 「しっぽ切り」批判相次ぐ』、『5人殺害放火 死刑判決 山口地裁 責任能力認める』、『安保法案反対1万5000人集会 東京・日比谷』『駆けつけ警護追加 南スーダン自衛隊PKO 政府検討 安保法施行後』『集団的自衛権 攻撃意思表明なしでも 行使要件 参院安保特委で首相』、『「LINE」小中高生調査 10万人ネットトラブル把握へ』、『■気象庁、来月から「噴火速報」開始』(29日付、毎日朝刊)

七月二十八日
 一宮空襲から70年。一宮市桜の大乗公園では727人の犠牲者の冥福を祈って追悼式が催された。
 ジン、ジン、ジン。ジン。蝉しぐれが滝の流れから、こんどは〝吹き矢〟同然となって降り注ぐ。名古屋への道すがら、名鉄江南駅に立ち、何げはなしに目を注いだプラットホーム。ここでは1羽の蝉がじぃっとしたまま動かない。抜け殻には早そうだが。「死んでるかな」と思い革靴で少し突ついてみたら、瞬間、蝉は慌てたように羽を広げ空中に浮かんで飛び去った。暑くて体力がもたず休んでいたのだろうか。

 最近、よく思う。
 室内にいて時折、耳に入ってくる階段を上り下りする足音とその気配が、長女猫のこすも・ここと妻の舞、息子の3人とも、とても良く似ている、と。♪タン、タン、タン♪タン、タン、タンと大気を切って歩むリズミカルなもので、室内でワルツを踊っているように聞こえくるのだ。デ、私は足音がするとワルツが始まった、と思うことにしている。
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 プロ野球中日の谷繁元信監督兼選手(44)がナゴヤドームであった阪神戦に「八番・捕手」として先発しプロ野球最多出場記録となる3018試合出場を達成した。試合の方は6―4で負けたが「勝って偉大なる記録をつくってほしかった」。「相手に負けたくない。自分にも負けたくない。そういう思いでやってきました」と谷繁選手。
 夏の高校野球の方も、この日は神奈川大会決勝で東海大相模=2年連続10度目の出場を決める=に敗れた横浜の渡辺元智監督が現役監督としての指揮を終えた。通算51勝、春夏合わせ過去5回の優勝経験を持つ監督は「多くの選手に恵まれ、(高校野球は)自分の人生そのものでした」と感慨深げ。こんごは終身名誉監督として後進を見守ってゆく。
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 翼の長さが81・7㍍もある、海に浮かぶ超大型の風車「ふくしま新風」。世界最大級の洋上風力発電が福島県楢葉町沖現場海域の約70㌔離れた目的地に向かって福島県いわき市の小名浜港を出港した。発電能力は7メガワット、一般家庭6000世帯の電力が賄えるという。順調なら9月から発電が始まり、その電気はすべて東北電力に売電されることになっている。今回タイプの洋上風力発電は、ノルウェーやポルトガルで研究が始まったばかり。技術面での課題が残るなか、福島第一原発の事故を受け、再生可能エネルギーへの期待が膨らむ日本でも実証研究を、というわけだ。
 この日は、福島第一原発事故1号機の原子炉を覆う建屋カバーの取り外し作業も始まり、廃炉に向けての節目を迎えた。カバーは放射性物質の飛散防止のため設置されていたが、東京電力によると、取り外しの前後で空気中の放射線量に大きな変化はないという。建屋カバー全体の解体を終えたら、建屋上部にあるがれきの撤去作業が行われ、2020年度には、使用済み核燃料の取り出しに着手したい、としている。歩みはのろい。でも、少しずつではあるが「改善」に向けての努力が進む。

 きょうの毎日夕刊によれば、ウクライナ人女性アーチストのダリア・マルチェンコさんが約5000個の薬きょうを使ってロシアのプーチン大統領の肖像画を制作して公開。題は「戦争の顔」だが、ひと目でプーチン大統領と分かる。ロイター通信によれば、薬きょうは、ウクライナ軍と親ロシア派組織の紛争が続くウクライナ東部の前線で集められたもので〈奪われた命〉を意味している。
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【きょうの一文・ことば】
「食べて終わりではなく、地形の成り立ちを知り、実際に足を運んでもらいたい」「自然の成り立ちを知ると、自然への畏敬の念が湧く。菓子を通じて自然や火山の魅力を多くの人と共有したい」「お菓子をきっかけに地形の成り立ちに関心を持ってもらいたい」=28日付毎日夕刊『地質かたどりお菓子 食べたい火山の恵み 伊豆の鈴木さんら手作り』の記事のなかで。伊豆半島の火山活動でつくられた地質や景観をかたどった菓子「ジオ菓子」を手作りする静岡県南伊豆町のグラフィックデザイナー鈴木美智子さん(43)

【新聞テレビから】
☆『〈目耳録〉熱い思い(井上昇治)』、『建屋カバーの解体開始 福島第一1号機16年度中に完了へ』『102歳自殺 東電提訴へ 原発事故「避難したくない」』、『御嶽捜索 岐阜県隊が入山』、『参院選「2合区」成立 改正公選法 来夏から「10増10減」』、『燃料片道の5倍積載 小型機墜落 重量と気温影響か 飛行前の計算重要』(28日付、中日夕刊)
☆『〈戦後70年〉豊川空襲2500人再現劇 市内の小中高生ら上演 来月7日』、『首相「野党は対案を」 安保法案 参院実質審議始まる』『磯崎補佐官が謝罪』、『新国立担当局長が辞職 定年まで1年半 事実上の更迭か 文科省』『首相秘書官後任も女性』、『情報通信技術で地方雇用20万人 白書で活用試算』、『「慣熟」「遊覧」あいまい 小型機墜落 都、確認は困難』(28日付、毎日夕刊)
☆『夏色一面ユリ香る 岐阜・郡上』、『〈特報〉国立大への「不要」圧力強まるけれど… 今こそ人文系 私塾は大入り』『答えがない問い追究 社会問題考えなきゃ―』『「機雷特定国想定せず」 安保参院審議 首相揺らぐ説明』、『〈戦後70年〉平和のペダル踏み出す 高校生灯つないで名古屋へ=「自転車ピースリレー」が27日、岩手県花巻市をスタート。毎日100㌔ほど走行し名古屋をめざす』、『計画性否定、死刑回避訴え 蟹江殺傷控訴審 10月14日に判決』『散髪し自力出廷 林被告』、『墜落 当初予定と別機体 管理会社 理由は説明せず 事故調交信記録聞き取り』『★ヨン様が結婚式』(28日付、中日朝刊)
☆『汚染浄化地下水 漁協が放出容認 福島第1』、『〈御巣鷹からの伝言④ 日航ジャンボ機墜落事故30年〉親子3代歯科医 26歳、亡き祖父に誓う 遺体返す手助けを 父同様、災害時に身元確認したい』、『著作権保護70年に統一 TPP閣僚会合合意へ 文学作品無料公開に影響』、『安保法案 公明離れの学会員次々 自民と協調に「失望した」』『解釈改憲巡り参院議員11人 2年前全員「認めない」』(28日付、毎日朝刊)

七月二十七日
 群馬県館林市で38・7度。関東を中心に厳しい暑さが続き都心でも午後、35度を超え2日連続の猛暑日に。ここ尾張名古屋もうだる暑さで、自宅周辺の木々からは1日じゅうセミ時雨が滝の流れの如く頭上から落ちてきて、暑さをいっそうかりたてた。日本列島が高気圧に覆われた影響もあり、この日全国928観測点のうち最高気温が35度以上の猛暑日は60地点以上、30度以上の真夏日となると猛暑日の地点も含め600地点を超えた。名古屋は34・8度、岐阜33・9度だった。
 
 それでも、この暑さのなか、ナンダカンダと時が過ぎゆく。人間みな右に左に、前に後ろに、とそれぞれの運命を背負い、思惑と意識のなかを生きていく。見えない神のなせる業には、誰とて抗えない何かが潜む。傍らで座り、かわいい顔で私をじっと見つめている猫ちゃんたちだって同じだ。見えない運命の、その糸のなかを生きている。
 きょうは、昨日の「熱砂」例会に欠席した同人に、その内容をメールで1人ひとりに丁寧に知らせるのに結構な時間を費やした。主宰として全員に公平に知らせ、次への創作に少しでも生かしてくれたらと、そんなささやかな願いからである。何はともあれ、書かなければ始まらない。同人には、これまで以上の執筆意欲とその創作内容に期待したい。

 お店が休みということもあってか。夕方になり突然「イクヨ」と発せられた指令の下、【ゴッホの種蒔く農夫】の世界よろしく、ふたりは農夫と農婦に変身。和田二タ子の畑へ。相棒が畝に葱苗を植えていくなか、私はまたも生え放題になりかけていた雑草取りに追われた。1時間のドラマではあったが、さすがに帰宅するや「ふろに入って汗ながす」と彼女。いろいろ病を抱えているだけに心配ではあるが、やると言ったらトコトンやる女だけに従うほかあるまい。
 せめての救いは大きく育った茄子とピーマン、赤いミニトマトが結構な量とれたことか。鋏で収穫する時の彼女は「アラッ、なってる。また、なってるじゃないの。信じられない」と笑顔がはじけた。
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 夏季休暇でフランス南部バロリスの別荘に滞在しているのが、サウジアラビアのサルマン国王。ところが、仏当局が警備上の理由から別荘に面した海岸約1㌔を立ち入り禁止としたから治まらないのは付近住民たち。「ビーチの私物化だ」と訴え、10万人の署名を集めて抗議する騒ぎに。AFP通信などによると、国王は25日に南仏に到着。約3週間、エレベーターで海岸に下りることができる別荘で過ごす予定。側近ら1000人もホテルなどに同行宿泊していることもあって業界関係者は滞在を歓迎している、という。
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【きょうの一文・ことば】
 ことし自分が初めて表彰台に乗れ、嬉しい気持ちでいっぱいです(乾友紀子)出来ないわけないよな。あれだけ練習してきたのだから。デュエット1個のメダルだけでは、私も日本に帰れません(井村雅代ヘッドコーチ)=カザニ(ロシア)であった世界選手権のシンクロ種目で乾友紀子(井村シンクロク)三井梨紗子(東京シンクロク)組が92・0079点をマーク。2007年メルボルン大会いらい4大会ぶりに日本に銅メダルをもたらしたあと。報道陣の前で、感極まり

【新聞テレビから】
☆『0―5から早実8回8点大逆転 100周年聖地に怪物1年生 清宮(幸太郎)甲子園 男泣き 早実8―6東海大菅生』(27日付、中日スポーツ)
☆『〈戦後70年〉特攻隊員生きざま描く 養成部隊に焦点 証言映画』、『北米生産SUV岡崎移管 三菱自 現地工場閉鎖を発表』、『名古屋で両陛下 国際学会に出席』、『旭天鵬 引退を表明「気持ちの糸が切れた」』、『高度上がらず左旋回 小型機墜落 離陸直後異常か 警察と消防 現場検証』『犬好き助けようと 小型機墜落巻き添えの女性「いつまた…」住民不安残る』(27日付、中日夕刊)
☆『ソマリア首都 自爆13人死亡 過激派が犯行声明』、『(反政府勢力の)タリバンが治安部隊制圧 アフガン北東部 兵士ら110人拘束』、『韓国MERS 隔離対象者ゼロ 2カ月ぶり』、『薬物売買容疑72人逮捕 警視庁 新宿の暴力団幹部ら』、『第三者卵子で受精卵 無償提供 不妊治療、国内初』『法整備なく課題多く』、『川内原発 再稼働へ大規模訓練 新たに導入 安全対策点検』、『安保論戦参院スタート 首相 抑止力強化訴え』、『小型機墜落「操縦士養成」許可なし 死亡機長の経営会社』(27日付、毎日夕刊)
☆『小型機住宅街に墜落 東京・調布 住民含む3人死亡』『5人けが、10棟焼く』、『固き絆 男二人の千秋楽 初土俵23年半 旭天鵬と若の里』、『白鵬35度目V 名古屋場所 旭天鵬引退へ』、『「気に入ったナイフで刺した」日進強殺 少年、殺人に興味か』(27日付、中日朝刊)
☆『「なんと美しい」宇宙から夜景 油井さん投稿』、『「いじめ自殺の一因」 岩手・中2 学校が調査報告書 6件を認定』『父「報告書納得できぬ」岩手・中2自殺 アンケート開示要求 同級生らを告訴』、『昭和新山噴火情報伏せる 北海道警に記録 太平洋戦争末期 戦意低下恐れ』(27日付、毎日朝刊)

七月二十六日
 名古屋駅に近い「つちやホテル」会議室での中部ペンクラブ理事会に出席後、同じホテル内の喫茶室に場所を替え、私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の例会に臨んだ。中ペン理事会では、さきに開かれた創立30周年記念総会での反省点はじめ、会誌「中部ペン」22号発行、秋の公開シンポジウム『中部ペン』を読み文学を語るシンポジウム(9月20日愛知芸術文化センター12階アートスペース)、さらには文学散歩「清流と名水の城下町、郡上八幡への旅(若宮集古館、古今伝授の里、和歌文学館。11月11日)」の進め方などにつき熱心に話し合われた。
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 写真は〈あぁ玉砕の島〉での牧さん=琴伝流大正琴・弦洲会会主で大師範=らによる慰霊の大正琴演奏を報じた現地紙【MARIANAS VARIETY NEWS AND VIEWS】
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 引き続き開かれた「熱砂」例会。大津と岐阜からの同人は所用などで参加できなかったが、出席した同人1人ひとりが、それぞれの近況と文学に立ち向かう意欲と姿勢、創作中の作品の切り方などにつき互いに意見を求め、熱心に語り合う有意義な会となった。「熱砂」の場合、瞬時にいつだって自在に世界に作品を公開できる。この強みと創作欲を生かし日本に誇るウエブ文学同人誌を土俵に世界を視野に、より効果的に日本文学を未来と世界に向けて発信していく。そして何よりも、同人同士が互いに切磋琢磨していくことをあらためて約束しあったのである。

 例会の席で出た主な発言は以下の通り。
▽せっかく、全国でも他に先がけこの地方で産声を上げたウエブ同人誌だ。同人1人ひとりが揺るぎなき誇りと自信をもって、努力に努力を重ね創作活動を続け、それぞれの作品を発信していくべきだ▽同人相互の交換日記(往復書簡)を交わす方法もいい▽子育てに忙しい同人は、自らの体験を基に三好京三とは違った角度からの〝子育てごっこ〟の執筆に挑んでほしい。新婚間もない同人は、何げない日常の風景を切り取って第二の向田邦子を狙え▽300字小説など【起、承、転、結】で終わる掌編を積み重ねてドシドシ書いていくことも大切だ▽自らの文には、あくまで厳しく。納得いくまで書きなおす。決して自己陶酔に終わることのないよう(なかで「いつも妻に作品を突き返され、この関門を超えるのが大変です」の声も)▽新たな詩集を出したいが、手文字にするか活字にするかを検討している▽(足と腰を痛めて現在、病気療養中の同人には)出来たら、正岡子規の向こうを張った新「病牀六尺」に挑戦してほしい。俳句でも詩、エッセイでもダイアリィーでもいい。1日2、3行~5、6行でもいいから、など。

 席上、同人で詩人、ふるさと音楽家倉知弦洲として琴伝流大正琴「弦洲会」を主宰し世界をステージに活躍する牧すすむさんからは、先月23日に玉砕の島・サイパン島の岬「バンザイクリフ」で32年ぶりに慰霊の演奏を実現させ、写真入りで現地紙に大きく報道された(7月7日付中日近郊版でも【戦後70年】のカットつきでトップ扱い)旨、報告があった。また私からは私自身も加わり、加賀乙彦、森詠、山本源一さんら日本ペンクラブ有志らを中心とした〈反原発をめざす文学者の会〉活動の現況を説明。ネパール大震災の後、カトマンズを拠点に現地の復興支援活動に献身努力する稲沢市出身の長谷川裕子さん、ニルマニ・ラル・シュレスタさん夫妻の身を粉にしての奮闘努力ぶりなど私の周辺事情についても説明させて頂いた。
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 午前11時ごろ、東京・調布の住宅地に5人が乗った小型プロペラ機が墜落。操縦していた機長ら小型機の2人と住宅にいて巻き込まれた女性の計3人が死亡、5人がケガをし住宅1棟が全焼、9棟の1部と車2台を焼いた。大相撲名古屋場所の千秋楽が名古屋市の愛知県体育館で開かれ、横綱白鵬が鶴竜との横綱対決を寄り切りで制し、14勝1敗で35度目の優勝に輝いた。
 大相撲といえば、能登・穴水出身の遠藤が阿夢露相手にもろ差しで寄り切って快勝。4場所ぶりに2桁勝利をあげた。一方で前日、11敗目を喫して十両への陥落が決定的となった旭天鵬(モンゴル出身、西前頭11枚目。友綱。40歳)は大歓声のなか、栃の心との1番に挑んだが寄り切られて黒星。タオルで目をぬぐい引き揚げる姿が印象的だった。
 初のモンゴル出身力士の1人で幕内出場回数を史上最多の1470回にまで積み上げ、史上最年長の初優勝を果たしたことでも知られる元関脇旭天鵬。今場所は3勝12敗で引退が確実に。そして引退と言えば今ひとり、元関脇で西十両11枚目の若の里(39歳)も4勝11敗に終わり幕下転落が確定的でふるさと青森での夏巡業後の引退の可能性が強くなった。
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【きょうの一文・ことば】
 ボクは終戦の翌年の9月に新潟のブタ小屋で生まれました。ちいさいころは、親がせんべいを焼いて作る和菓子屋をやっていたから。いつだってひとりぽっち。悲しくて淋しいことばっかりでした。夜は、おばあちゃんのオッパイにしがみついてた=ウエブ文学同人誌「熱砂」の例会のあと。名古屋市内の居酒屋「昭和食堂」にて。詩人で作家でもある真伏善人は昔を思いだし、しみじみとこう語った

「大魔神のフォークが最初ですよ。ボールが一度収まったら、逃げないようになっている」「『もっと深く』『もうちょっと深く』と何度も作り直しているうちに、いまの形になった」「捕手としての進化と野球哲学がミットに表れている」=26日付中日朝刊『3017試合受け止めた相棒 谷繁ミット進化の形 横浜のファンも祝福』の記事のなかで。谷繁の選手生活を裏側で支えてきた野球用品メーカー「ハタケヤマ」(大阪市平野区)の畠山佳久社長※谷繁選手のミットは独特の形をしている。一般的なものと比べて間口が狭く、奥行きが深い
【新聞テレビから】
☆『忍者 歴史の舞台裏で活躍した忍者。その存在は謎に包まれているからこそ、私たちの心を惹きつけるのかもしれません。さあ夏休み、忍者の世界へGO!』(26日付中日、〈サンデー版 世界と日本 大図解シリーズ №1209〉)
☆『猛暑の夜「ドン」と咲く 長良川中日花火』、『〈戦後70年〉1942年 球児は「選士」だった』『戦時色幻の甲子園 松本商業OB「召集の場内放送」記憶』、『谷繁3017試合出場 プロ最多タイ=プロ野球中日の谷繁元信監督兼選手(44)が25日、神宮球場で行われたヤクルト15回戦に7回から出場、野村克也(南海=現ソフトバンク=など)が1980年にマークした最多出場記録に並んだ』、『強盗犯意の有無焦点 蟹江3人殺傷 あす控訴審初公判』、『「夕飯のことで叱られた」日進強殺 家族の確認取れず』(26日付、中日朝刊)
☆『水面照らす船ゆらゆら 津島で天王祭』、『少年 IS(過激派組織「イスラム国」)戦力に シリアで自爆訓練証言「お金くれる」友と参加』、『日進強殺 関与疑い家族で協議 逮捕前 県警がメモ押収』『逮捕から1週間「抵抗され無我夢中でやった」「祖父に似ていたので狙った」 家族関係に不満? 証拠隠滅か』、『(人気アニメ「ドラえもん」の声で知られる)大山のぶ代さん 声の収録に復帰 認知症公表後初』、『■開高健ノンフィクション賞に朝日記者=三浦英之さん(41)の「五色の虹~満州建国大学卒業生たちの戦後~」が選ばれた』、『■膳場アナが結婚、出産へ』(26日付、毎日朝刊)

七月二十五日
 いろいろ、やらねばならぬことが多過ぎるせいか。よって、頭のなかが何かに向かって機関銃掃射している。めまぐるしくて激しい。なんて言うとカッコいいのだが。
 きょうは、社交ダンスのレッスンに行きながら肝心なダンスシューズを忘れてしまっていた。次いで訪れた中南米の楽器サンポーニャの教室。どうしたわけか、こちらも会場を訪れ初めて、譜面はあれどこのところ持ちなれていたはずの楽器が手元にないことに気付き、目の間が真っ暗になる始末。どちらも大慌ての、惨憺たる1日であった。

 もはや、齢が齢なので「あのひと、もしかして。認知症かも、よ。とうとう来るべきものがきたんだ」と憐れまれたとしても決して不思議でない。でも、本人の私は至って正常だ。というわけで、社交ダンスの方は素足の稽古に挑戦とあいなったが、これがまた味わい深く内心では「素足も悪くはない。波が打ち寄せる浜辺で素足のまま互いに、いたわりあうようにおどるシーンを連想すればいい」とひそかに思った次第。これは小説の名場面執筆に残しておこう。
 一方のサンポーニャ。こちらは、こうした事態に備えて用意されていた逸品を先生が貸してくださり、無事練習決行とあいなった。帰宅して妻に話すと「デ、それから。それから、どうしたの。どうなったのよ」といつものように興味津々、むしろ私の失敗を楽しんでいる傾向大で、恥知らずもいいところである。それにしても、きょうは車のエアコンもきかないほどの暑さ。愛猫ふたりも、涼しいところを選びじっとしたままだった。
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 能登の友から送られてきた心のこもった石川県河北産のブドウ
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 大暑も過ぎ、ことしも心が通い合う〝中元のキャッチボール〟がやっとひと通り、終わったというところか。互いの品物は、送り、送られてくるモノの中身をみれば、別に会話などは重ねなくても、そこはかとなく感謝の気持ちが伝わってくるものである。
 きょうは志摩半島の友人から届いた長崎は島原名物の冷やしソーメン(確か奥さまが長崎の出身だったからか)、きのうは河北のぶどう…と大切な友たちに思いをはせつつ、賞味させていただいた。ほかにビール、松阪肉、お茶、妻の体調を気遣ってか、いつも一宮から決まって届く野菜ジュース、さらには大垣などからの高級アイスクリーム、和歌山名産の梅干し、信州みそ……と、ことしも各地からお中元をいただいた。
 ありがとう、以外に言葉が浮かばない。こちらがお世話になり通しなのに。現役を離れた風来坊同然の、一匹文士の私なぞによくぞ、と思うほどに熱く温かいお中元の数々にはお礼のしようもない。当然、何かで報いなければ、とも思いはするが。いや、互いにこの世での奇跡的ともいえる巡り合いに思いをいたせば、報いることが出来なくても、それはそれでよいか。ここでなぜか。かつての懐かしき流行歌、奥村チヨさんの〈ごめんネ…ジロー 愛してるから〉が浮かんだのはなぜか。
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 ◇…スポーツを通して東日本大震災の復興を支援しようと、青森から東京までの沿岸部を十五日かけて約千四百人がランニングや自転車でたすきをつなぐ「未来(あした)への道 1000㎞縦断リレー2015」が二十四日、青森市内の公園からスタートした。◇…この日は二〇二〇年東京五輪の開会式までちょうど五年。スタート式で、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんは「オリンピックが手に届く存在だと感じて」とあいさつ。この後、約百人のランナーが一斉にスタートした。……(25日付中日朝刊〈通風筒〉より)。

【きょうの一文・ことば】
 決勝戦には、どんな球でも打ってやる、という気持ちで挑みチームのための切符をめざしたい。野球を始めるきっかけが子どものころ観戦した甲子園なので、そこで楽しくプレーをしたい。=神宮球場での夏の高校野球西東京大会準決勝、日大三高戦に3番一塁で出場し自らの適時打で2―0に下して決勝進出を決めた早稲田実業高校の怪物スラッガー・清宮幸太郎内野手(1年)のことば

【新聞テレビから】
☆『〈SONGS〉感動熱唱さだまさし▽精霊流し 風に立つライオン物語』(25日夜、NHK総合)
☆『〈戦後70年〉高校生平和の銀輪リレー 灯火を2000㌔つなぎ名古屋へ 100校以上参加、催しも/「戦争知ろうとしなかった。後悔」』、『〈紙つぶて〉国宝五城 小和田哲男(静岡大名誉教授)』、『ハッカー侵入、遠隔操作 ネット接続機能車 乗っ取られる危険 米で140万台リコール』、『名古屋と豊田 今年初猛暑日 熱中症警戒呼び掛け』、『爆買い客地方もつかめ 東海3県免税店、半年で2倍超』『14年の訪日客消費額 過去最高2兆278億円』、『神話の森 児童ゼミ セミ時雨の熱田神宮 伝統学ぶ』、『流れる氷河 上空にもや NASA 冥王星探査機撮影』、『オオグソムシ菓子に 南知多のメーカー協力 焼津でせんべい好評』(25日付、中日夕刊)
☆『〇eye〈戦後70年〉 広島、長崎 祈りの夏』、『御嶽捜索に向けシェルター設置 長野・岐阜計4基』、『空に浮かぶ幸せの黄色=東海道新幹線の軌道点検車両「ドクターイエロー」の検査作業が、JR東海浜松工場で一般公開され、クレーンで車両をつり上げる「車体上げ」の実演などが行われた』、『アマゾン時価総額首位 世界の小売業 ウォルマート抜く』、『米大統領ケニア訪問 亡父の故郷 テロ対策で厳戒』、『涼しげな手作り(陶製)金魚 瀬戸』(25日付、毎日夕刊)
☆『〈川上慶子さん兄語る〉日航事故30年 妹頑張った 3人の子育てに奮闘中』、『時速7㌔120㍍試験走行 恵那発SL復活の旅』、『被害12億円‼ 台風クロマグロ1万匹死ぬ=和歌山県串本町沖で』、『顧客の預金4500万円着服 十六銀行員、懲戒解雇に』、『小遣いもらえず不満か 日進強殺容疑少年 押収ナイフ凶器』『想定問答を準備 少年、証拠隠滅の形跡』(25日付、中日朝刊)
☆『〈ネパール地震3カ月〉被災児連れ去り多発 人身売買目的 困窮家屋狙い』、『参院10増10減 合区・減員「地方を無視」抜本改革求める声』『2増の愛知は「チャンス」 最高裁、評価の可能性も』(25日付、毎日朝刊)

七月二十四日
 土用の丑の日だ。蝉しぐれが〝矢〟となって全身を射るかの如く降り注ぎ、うだる暑さとなったこの日。日本の各地のうなぎ料理店では開店前から行列が出来、わが家も夕食はうなぎのかば焼きであった。暦の関係で、ことしの土用の丑はきょうと八月五日の二回ある、という。

「ベトナムに平和を! 市民連合」(べ平連)や「九条の会」、2011年の東電福島第1原発事故以降は脱原発の勧めなど幅広い活動を通して国が抱える矛盾点に真っ向から〈異〉を唱え続けてきた哲学者で評論家、京都市在住の、あの鶴見俊輔さんが20日午後10時56分、肺炎のため死去した。93歳だった。遺族によれば、遺言に従って葬儀はなく、火葬を終えたという。
       ×        ×
 2020東京五輪とパラリンピックのエンブレム(東京都庁前。25日付中日朝刊から)
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 2020年東京五輪の開幕まで5年となったこの日、大会組織委員会と東京都が大会のシンボルマークとなる公式エンブレムを発表。五輪とパラリンピックの2種類で全ての色が集まることで生まれる多様性を表す黒、熱い情熱、すなわち鼓動の象徴ともいえる赤の円が鮮やかなシンプルなデザイン。「T」にはチーム、トゥモロー(あす)の頭文字を取り、一つになって大会に向かう願いが込められたという。
 国内外から寄せられた応募作104件のなかからアートデザイナー佐野研二郎さん(42歳)の作品が選ばれたもので、佐野さんは「五輪に向け、気持ちがひとつになるよう和を強く意識したエンブレムを目指したが、まさか選ばれたとは。夢かと思った。いつかは五輪のシンボルを作りたかったが、かなわないと思っていた。でも(夢は)捨てなければ、かなう」と話している。
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【きょうの一文・ことば】
 鶴見さんは私と同い年で、親しくしていたけれど、心から尊敬していました。私が(大逆事件で処刑された)管野スガのことを小説にした時、どの出版社からも断られた中で、鶴見さんのやっていらっしゃった「思想の科学」が書かせてくれた。最後にお会いしたのは二、三年前のこと。もうご病気をされていました。もし今お元気だったら、日本の現状に対して黙っていなかったでしょう。(安保関連法案の動きに)憤慨して、一緒に反対運動をしてくれたと思います。
=24日付中日夕刊『心から尊敬していた』のなかで。作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん

【新聞テレビから】
☆『親子で楽しむ西遊記の世界▽舞踊「孫悟空」▽名人列伝・七世尾上梅幸の「藤娘」など』(24日夜、NHK総合〈にっぽんの芸能〉)
☆『鶴見俊輔さん死去 93歳 哲学者、平和運動』『「安保の夏に…」惜しむ声』『〈評伝〉戦争の傷考え抜く 鶴見俊輔さん 日本の貪欲さ懸念(東京文化部・大日方公男)』、『診療所火災16人搬送 天白で未明、放火の疑いも』『未明高齢患者ら騒然 天白火災 シーツ担架に避難』、『参院戦来夏に2合区 本会議10増10減案可決 愛知など2増』、『鈴鹿に夏 8耐予選始まる』(24日付、中日夕刊)
☆『四国が梅雨明け』『暑さに備えウナギ料理 土用の丑の日』、『鶴見さん死去 反戦平和追求貫く「九条の会」呼びかけ 負ける時に負ける側にいたい―』、『日経フィナンシャル・タイムズ買収 「非英語圏」の衝撃 編集権の独立ET記者懸念「メディア文化違う」』、『5年後へ疾走 東京五輪リレー』(24日付、毎日夕刊)
☆『殺害方法を検索、傷一致 日進強殺容疑少年 刃の向きや部位』『押収のサバイバルナイフ 販売規制の対象外』、『〈戦後70年 厚労省資料分析〉陸軍の比戦没者終戦直後 飢え、衰弱7割病死』『中国人強制連行和解へ 三菱マテ、3700人に謝罪金』、『地球きれい みんなに見せたい』『油井さん宇宙滞在スタート』『亀のように一歩一歩が頑張る 油井さん 家族と笑顔で交信「重力ないから戸惑っている」』、『意外?ケッコー縦社会ですね 朝の一鳴き 名大グループ発見 強い者が先』、『』(24日付、中日朝刊)
☆『涼しさを演出 一宮七夕まつり開幕』、『英紙フィナンシャル・タイムズ 日経が1600億円買収』、『〈御巣鷹からの伝言 日航ジャンボ機墜落事故30年〉①家族3代結ぶ絵本』『形見の柿 パパとの絆 懸命に生きる家族描く』、『岐阜市版レッドリスト 天然アユ→「天然遡上」 漁協抗議受け市が表記変更』、『新国立白紙「今になってなぜ」 住民揺れる思い 取り壊される隣接の都営団地 地域の再開発構想に影』『「責任者処分すべきだ」舛添知事、講演会で指摘』『ハディド氏再び建設関与に意欲』(24日付、毎日朝刊)

七月二十三日
 大暑。とはいっても、きょうはそんなに暑くはない。愛知県一宮市では本町商店街のアーケード街をメーン会場に伝統である夏の風物詩、おりもの感謝祭一宮七夕まつりが始まり、浴衣姿の多くの人々が繰り出した。日本三大七夕まつりの1つで毎年100万人以上の人出でにぎわうこの七夕まつりも、ことしは60回目。最終日の26日には東京ディズニーリゾートスペシャルパレードが予定されているという。
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 長野県川上村出身の日本人宇宙飛行士、油井亀美也さん(45)ら3人が搭乗するソユーズ宇宙船を載せたロケットがきょう、23日午前3時2分(日本時間同6時2分)、国際宇宙ステーション・ISSに向けてカザフスタンのバイコヌール基地から打ち上げられた。9分後、予定どおりロケットから分離された宇宙船は6時間かけ高度400㌔のステーションに近づき、午前11時45分(日本時間)に到着、ハッチを開けるのに少し手間取ったが油井さんらは午後2時前、無事宇宙ステーション内に入り滞在中の飛行士らに迎えられた。

 そして。【7月23日】は私にとって忘れられない日だ。昭和57年のこの日は、長崎大水害のあった日でもある。
 その日の深夜、中日新聞名古屋本社の高羽国広社会部ローテデスク(現在石川テレビ社長)から入った一本の電話をきっかけに何百人もの死者、行方不明者が出た長崎大水害の現場取材に写真部後藤カメラマン(後に写真部長)らとともに本社機「はやたか二世」で長崎へ。悪天のなか、長崎空港に強行着陸、水の海同然と仮したなか、空港近くで道行く車高の高い大型トラックに手当たり次第手を上げ、前に立ちふさがって止めようとするうち、中に1台だけ止まってくれた運転手さんの協力もあって現地入りした。
 それから四日間、大水害に泣いた長崎市内を走り回った、あの日々を忘れることはできない。市内でタクシーをチャーターし、あちこち飛び回るうち、思案橋、中央橋、中島川沿い長崎の中心地、そしてグラウンドのある爆心地方向と一通り分かるまでになった。
――中でも眼鏡橋(国宝)のたもとには何度となく訪れた。眼鏡橋再生を願う市民の心は純粋で、物言わぬ眼鏡橋が長崎市民の魂であることを「いやというほど」思い知った。鳴滝、本河内町……にも入ったが、嫁、妹、孫ら身内三世帯九人を一瞬に失った農業松尾君枝さん(68)の「この土の下さ、だれもおらへん。みんな死んじまった。嫁も妹も。原爆より怖かけん」のことばが、胸に焼きついた。/滞在中、西日本新聞長崎総局の方々には本当にお世話になった。総局長の的確な判断に何度か、助けられもした。……=この項、私の著書〈火焔―空と海 伊神ごん〉(能登印刷)から。※当時のペンネームは、伊神ごん

 あのとき水害発生直後からしばらく、身内や知人を追い求め大雨のなか、パニック寸前となっていた長崎市民を助けたのは地元長崎放送が、ぶっ通しで流した家族の、そして知人の在り処を伝え続けた安否情報だった。この話は特ダネとして当時の7月27日付中日新聞朝刊で「被災者を支えた英断番組 長崎放送」の見出し入りで報じたが、難行苦行の取材にずっと付き合ってくださったタクシーの運転手さんはじめ、45万長崎市民の誰もが「長崎放送はよくやってくれた」と口を合わせていた。あの日々を忘れることは、今なおできないのである。
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『ギリシャ議会 金融改革案を可決 EUと支援交渉開始へ』『爆弾テロ50人死亡 ナイジェリアなど (イスラム過激派の)ボコ・ハラム関与か』『最古のコーラン断片か 英大学「645年以前」』というのが、きょうの毎日夕刊が掲げた見出しの1部。なかでも、英バーミンガム大学のイスラム教の聖典コーランの世界最古の断片とみられる7世紀前半の古文書が見つかった、との発表には驚いた。年代測定が正しければ、文書はイスラム教の預言者ムハンマドが死去したとされる632年前後に作成されたことになる。
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【きょうの一文・ことば】
 少しずつ。一歩、一歩。ボクの名まえ、亀美也にある〝亀さん〟みたいに仕事ができるよう。がんばります。飛行も順調だったし、地球がすごくきれいで言葉がないくらい。きれいな地球を、みんなに見てもらえるよう、お父さんも写真を撮って送ります。
=23日、油井さんが国際宇宙ステーションに到着後。カザフスタン・バイコヌール基地近くのホールでドッキングの様子を見守った家族と交信した会話から

【新聞テレビから】
☆『▽10年ぶり 井村コーチが代表指揮で日本シンクロ界復活』(23日夜メ~テレ、〈報道ステーション〉)
☆『油井さん宇宙へ ISS(国際宇宙ステーション)到着 打ち上げ成功』『「亀のようにおっとりした子が…」挑戦続けて中年の星に』『故郷の星油井さん輝け 長野・川上村 ゆかりの人らが応援』『「スーパーマンになっちゃった」父感慨』『かつて勤務 空自岐阜基地でも』、『色彩のシャワー 一宮七夕まつり』、『上田昭夫さん死去 ラグビー慶大率い日本一=難病のアミロイド―シスのため東京都内の自宅で23日朝、死去。62歳』、『ドイツのスージョ 相撲愛10年「近さが魅力」』、『会員世界3700万人 不倫SNS情報流出「最低」と攻撃』(23日付、中日夕刊)
☆『除染廃棄物投棄の疑い 現場責任者を逮捕 福島・南相馬』、『ソユーズ打ち上げ成功 油井さんISS到着』、『貿易赤字縮小1・7兆円 原油安で前年比77%減 1~6月』『NY原油反落終値50㌦割れ』、『旅客機、ドローンとあわや衝突 ポーランド・100㍍に接近』、『五輪へ「平和」望む 元(日航)客室乗務員・横尾さん 前回聖火を空輸』、『相互理解深め意見交換 参加者の成果発信に期待』(23日付、毎日夕刊)
☆『ホストクラブ7700万円脱税 名地検特捜部 経営者ら疑い逮捕』『「業界のカリスマ」高級路線 中区の本店平日もほぼ満席 記者が潜入ルポ』『天引き所得税納付逃れ多く』、『中国ガス田新たに12基 東シナ海 日本政府が写真公表』『中国「主権の範囲内」』、『新国立で文科省 コスト意識薄く 3000億円情報 積極対応せず』、『熱中症リスク短時間で算出 名工大など注意情報に活用へ』、『東大生飲酒死で提訴 両親「サークル仲間見殺し」』(23日付、中日朝刊)
☆『首相訪中中国が3条件 日程交渉進展狙う』『靖国不参拝など 解釈に余地』、『訪日外国人914万人 46%増 過去最多 1~6月』、『多めに味わえそう? ウナギ輸入 ピーク』、『真央さん再び氷上に 現役続行後、初』、『羽生1320勝 歴代2位 加藤一二三に並ぶ』、『「北斗星」切符すぐに完売 来月22日完全引退』(23日付、毎日朝刊)

七月二十二日
 ♪泣かへんおひとがしのび泣く/濡れてやさしいみどりの雨よ/好きやねん好きやねん/………咲くやこの花大阪ろまん(歌・フランク永井)
 大阪は〝大阪ろまん〟を地で行く情緒あるシトシト雨だった、とか。ここ木曽川河畔の尾張の国は、小雨が降ったりやんだりの1日だった。
 でも、この日は日本じゅうが異常気象に振り回された。九州や四国、関西など西日本の1部地域が激しい雨や雷に襲われる一方で群馬県館林では、きょうも38・2度と全国最高に。岩手県奥州市でも37・2度を記録、八王子では35・3度となるなど大変な暑さが続く。ここ1週間の間に全国で6165人が熱中症で病院に運ばれ、うち14人が亡くなったという。
 連日の報道に接する限り、もはや「ニンゲンたちの敵は自然界にアリ」だ。いかに、仲良く上手に自然と向き合い、付き合っていくかーがそれこそ、生きるか死ぬかの分かれ目と言っていい。地震、雷、風、津波、炎熱地獄…と世界に冠たる自然災害の国、ニッポンとしては戦争法案よりも、宇宙初の自然との平和共生法案でも作ってみたらどうか。
 そして。世界各地の被災国に対しては日本の過去の災害体験から生まれた貴重で他に誇るノウハウを駆使し国連統括下でかつて例をみない国際平和安全活動、いわば新しい形のPKO活動に若者たちを各国に送り込み、世界平和に率先し努めてみたらどうか。
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 日本政府は、この日中国が東シナ海の日中中間線の中国側で開発を進めているガス田のうち2013年6月以降に新たに確認された12基と併せ、既設の4基も加えた16基を公表、「一方的な資源開発は極めて遺憾だ」と批判。これに対して中国外務省は「間違いなく中国が管轄する海域で進めており、主権の及ぶ範囲内だ」との声明を出して反論した。
 その中国からは、豪華客船「マリナ―・オブ・ザ・シーズ号」で3400人の観光客が、鳥取県境港にまたまた大挙して〝上陸〟。観光バス90台を連らね、松江市の観光牡丹園や国宝松江城を見て回り、途中立ち寄った土産物店街では、焼かにせんべいなど〝ミニ爆買い〟する光景が続出したという。
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【きょうのことば・一文】
「(原発事故で被災し、残したままのバラたちのことを思い)バラたちは家族も同然で申し訳ない気持ちでいっぱいです。なんとか再び咲かせてみたい。今は泣いても、泣いても、泣き切れない。そんな状況にある。悔しいけれど、それが現実なのです。でも、(その後、養護学校の子らに〝バラ博士〟と呼ばれてバラづくりを教え、久しぶりに開花したバラたちを目の前に)へこたれてはいけない。元気を出さなければ、と思うようになりました」
=22日夜のNHK総合クローズアップ現代『福島のバラをもう一度 再生願う人々の輪』の番組のなかで。過去40数年、人生の全てをかけ育て、作った双葉ばら園の園長岡田勝秀さん(71歳)。岡田さんのバラ園は福島原発から8㌔地点。帰還困難地域内にある。バラの国際会議で日本を代表するバラ園のひとつに選ばれ、1日も早い再生が待たれる

【新聞テレビから】
☆『昭和の記憶残った 一宮「繊維」ビル 解体計画1転』、『魯山人初公開の6点 金沢で展覧会25日開幕』、『〈戦後70年〉原爆の惨状 新たな姿 反核訴え写真集刊行』、『70年談話「反省の思いを」米高官、盛り込みに期待感』『南シナ海情勢「深刻な緊張」米高官、中国をけん制』、『都知事「全面的に協力」新国立見直し 五輪相と会談』、『ジョージ英王子すくすく 2歳の誕生日』(22日付、中日夕刊)
☆『〈千の証言〉「口減らし」爆薬背負い突撃 飢え、病、脱落は死 比セブ島で山岳戦 92歳』、『東芝財務強化を加速 不正会計 資産売却本格化』、『「女性 正社員登用を」 経済財政白書原案 労働力増提言』(22日付、毎日夕刊)
☆『東芝経営陣9人が辞任 不正会計問題 部下への圧力否定』『〈解説〉利益必達暗黙の重圧(東京経済部・神野光伸)』、『遺族とモデル事務所和解 一宮女性殺害 再発防止策を明記』、『エアアジア中部拠点に LCC初 来春、日本再参入へ』、『温暖化増える猛暑日 10年で0.4日増加 名古屋は2.3日に 気象庁まとめ』、『中部国際空港島でマムシ相次ぎ発見 立ち入り制限区域内』(22日付、中日朝刊)
☆『〈ふるさと―原発事故52カ月〉福島の味忘れない 避難先の情報誌=「んめぇ~ふくしまレシピ」が掲載されている情報誌「ふうあいおたより」=で料理紹介』、『新国立 省庁横断で対応 閣僚が初会合 五輪相をトップに』『舛添氏「新組織しっかり」 新国立 森氏は文科省批判』、『66歳の女を再逮捕 豊田3人殺害 被告妻から詐取容疑』、『■レッサーパンダ風太のパートナー死ぬ=千葉市動物園が、後ろ脚だけで立つ姿で人気となったレッサーパンダ「風太」のパートナーで、10匹の子を産んだ「チィチィ」(12歳)が死んだ、と発表』(22日付、毎日朝刊)

七月二十一日
 火曜日。群馬・館林の37・3度を最高に各地で猛暑日に。東京も、ことし最高の34・9度を記録。日本列島の各地がうだる暑さとなったなか、北陸地方が梅雨あけした。
 私の亡き父の祥月命日(26日)を前に、妻の舞を伴って墓参りに。この暑さで萎れ切っていた花を新しく取り替え、水を供え線香と蝋燭の火を点して手を合わせた。ついでに墓石周囲の雑草も取り除いたが、知らぬ間に自然に生え育っていた赤い鶏頭の花が墓全体を華やかに浮き立たせており、どこか心がなごんだ。
 墓参りのあとは、江南厚生病院へ。妻の月1度の定期診療のためだが、このところ時折、何かの拍子に左前頭部に一本の筋、〝神経線〟とでもいったらよいのか、微かに亀裂の如きものが走る、そんな感覚的な違和感をかんじている私自身も診てもらった。幸い「大丈夫。心配ありませんよ」との脳外医師の診断には、少し安心した。
 いやはや、生きている以上、誰とてニンゲンには日々なんだかんだとある。
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 焼けつく暑さの一方で、九州の屋久島、十島村が大雨に。中之島では24時間雨量が482・5㍉に達し、一方で先日訪れた福島では落雷も。こんな異常気象が続くなか、半径10㌔以内の雨降りの状況を知らせてくれる〝探知アプリ〟が誕生しましたとは、あるニュース報道。なんだか、あれもこれも分かってしまうなぞ、つまらない気がせぬでもない。
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【きょうのことば・一文】
「五輪は国民皆さんの祭典だ。主役は国民、アスリートだ。皆さんに祝福される大会でなければならない」(安倍晋三首相)/「これまで金額(建設費)が跳ね上がって、どうしちゃったのかなと思った。選手の声も生かされていなかったし、問い掛けもなかった。今後は使いやすさを第一に考え、夢にあふれ、多くの皆さんに喜ばれる競技場であってほしい」(女子マラソンの五輪銀・銅メダリスト、有森裕子さん)/「計画が変更されても、立ち退きは進む。立ち退かなくてもいい小さい競技場になればうれしい。年寄りはここに住みたいから」(来年1月の立ち退きを迫られている88歳女性)
=21日付中日夕刊『〈スポーツひと・とき 満薗文博〉新国立白紙に 混迷の喜劇 幕下ろせ』の記事のなかで。3人のことば
 
【新聞テレビから】
☆『「完全正常化へ長い旅に」米国 外相会議 キューバ「違い尊重し共存できる」』『日米同盟と安保強調 防衛白書 中朝やテロ対策で』、『僕ら宇宙少年だった 故郷の星空 油井さんと語った夢』『空自エリート、岐阜で訓練』、『東芝歴代3社長辞任へ 第三者委に責任問われ』、『中電と国際石油帝石 電力販売で提携方針』、『会長に「札束」英コメディアンの皮肉=「これは2026年の北朝鮮のため」と言って英国のコメディアン、サイモン・ブロドキン氏がFIFA臨時理事会後のブラッター会長の記者会見でFIFAの「金権体質」を強烈に皮肉る「事件」があった』、『マンションで41歳女性死亡 横浜、胸刺される』(21日付、中日夕刊)
☆『福島・渡利3107人(1107世帯)申し立て 原発ADR=裁判外紛争解決手続き=「避難指示区域並みに(1人月10万円の慰謝料求め)」』、『腎臓売買ホームレス誘う 移植法違反容疑 暴力団幹部逮捕 報酬200万円で計画』、『日進・強盗殺人 少年「凶器、自分で購入」 入手ルート解明へ』、『「新国立」早急に第三者委 下村文科相 責任所在を検証』(21日付、毎日夕刊)
☆『学者150人安保法案ノー 「首相判断で戦争が可能に」』『「子どもを戦地に行かせない」名古屋でデモ 母親ら声熱く』、『殺害女性モデル労災認定 一宮の事件 国、労基署判断覆す 識者「安全管理求める採決」』、『米・キューバ大使館を再開 54年ぶり』(21日付、中日朝刊)
☆『東芝トップ水増し認識 社長きょう辞任表明 第三者委報告』『課徴金勧告検討 監視委』、『竹本源大夫さん死去 人間国宝 人形浄瑠璃 83歳』、『紀平悌子さん死去 元参院議員 女性政治参加尽力 87歳』、『自宅から乳児5遺体 愛媛 34歳女「産んで隠した」遺棄容疑逮捕 「おなか大きいのに」市にも情報』(21日付、毎日朝刊)

七月二十日
 海の日。せめて、きょうだけでも〈海を感じる心〉を、と世界じゅうの人々に願いたい。そしたら少しは人びとの気持ちも安らぎ、戦争とか殺し合いなどの野蛮なふるまいも減るだろう。東海地方が梅雨明けした。今月25日夜には伝統の長良川中日花火も予定され、川面に尺玉やスターマイン、芸術花火など、鮮やかな色彩の美が浮かび上がるに違いない。
        ☆        ☆
 東日本大震災の被災地・いわきでは、それこそこの世で初めての方々ばかり、多くとの出会いがあった。〈いわきのおもてなし犬〉ユキちゃん=YUKIちゃん=も、そのひとり。思いがけず、駅玄関で見送られ、心がなごんだ=JR常磐線湯本駅で。19日昼
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 ♪ありがとう、ありがとう、ありがとう 創業50周年を迎えたスパリゾートハワイアンズでは女性たちの踊りに復興への〝力強さ〟を感じた
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 相棒の妻、舞が首を長くして待った夏休みの南紀行き。和歌山出身作家で私も大好きだった中上健次のふるさと新宮に近いばかりか、俳句が盛んな土地柄でもある那智勝浦へ、と思いきや17日は台風11号に阻まれJRの南紀ビューが1日運休というので急きょ、行き先をみちのくへの旅に変更。東京まで新幹線で出て特急スーパーひたち17号いわき行きに乗り換え彼女が前から「いつかは見たい。行こうよ」と言っていたフラガールの里・いわきの湯本温泉に行った。
 湯本は〝フラの里〟とはいえ、〈雨降りお月さん〉や〈七つの子〉〈兎のダンス〉〈あの町この町〉〈波浮の港〉など数々の作詞で知られる童謡、民謡詩人野口雨情の逗留と温泉、石炭と恐竜・熱帯の歴史がよく分かる化石館でも知られる。それだけに、街を歩くうち、思いがけない楽しい出会いや発見がいくつかあり、充実したひとときを過ごせ、名古屋駅で行き先を思い切って変えて良かった。私自身は、東日本大震災の発生後、いわきへは何度も足を運んでいる。でも、こうして舞を伴い1カ所でじっくりと温泉情緒を味わうなど、和倉を管内に控えていた能登時代は別にして、あまり記憶がない。
 どこへ行っても昔からの悪い癖でサッ、サッ、サアーッと必要なことだけを済ませたら、あとは脱兎の如く走り抜けてしまうという生活が大半だっただけに、自ら反省すべき点も多いナ、とあらためて感じた次第。長女猫こすも・ここ、と次女猫シロちゃんを気にしながらも旅に出られるのも息子がいてくれるおかげ、だと感謝もしている。

 今回は野口雨情の童謡館で舞が見よう見まねで、ボランティアの女性三人の手助けで蓄音機を実地にかけた〝大事件〟のあと、雨情が生前、好んで歩いた芸妓置屋近くの散歩道を二人で傘をさし、あっちに彷徨い、こっちに迷うなどしながら歩いてみたのが何よりで道中、舞が〈しゃぼん玉〉が生まれた背景について教えてくれたのには、少々、驚きもし感激した。
 さらに宿泊した【雨情のやど 新つた】の大露天風呂と新鮮な海の幸の数々を堪能、夜は浪江町から避難してきた夫妻が駅前で営む居酒屋に寄り楽しいひとときに。たまたま店内に顔を見せられた石川守江さん(いわき湯本温泉観光協会の会長さん)ともお会い出来、そればかりか、湯本駅では〝ユキちゃん〟との奇跡的とも言える出会いの劇に巡り合ったことなど本欄で紹介出来るのは、ごくわずかに限られる。
 というわけで、本欄【生きてゆく…】紙面だけで名場面の数々を書き切ることなぞ、とうてい出来るはずもない。デ、これら以外の秘話については、この先私が書く小説を読んでいただけたら、と思っている。きょうのところは旅先で出会った多くのドラマのなかでも記憶に残ったシーンをオムニバス形式の写真で、ここに掲載しておきたい(ユキちゃんは〈東日本大震災の被災地、いわきの星 YUKIちゃんと、その2〉で、フラガールは〈ありがとう。ありがとう。ありがとう! 息もぴったりのフラガール〉でユーチューブにもアップ。検索し見て頂けたら幸せです)。
【写真で見るドキュメント、いわき湯本行】
 華麗なステージを繰り広げるフラガールには皆うっとり
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 野口雨情童謡館では実際に蓄音機で〈証城寺の狸ばやし〉〈赤い靴〉など童謡の数々に親しんだ
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 湯本駅前の居酒屋では猫と犬を愛する女将さんらと楽しいひととき。でも、ここまで来て「なぜ、ねこまんまなの?」
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 被災地いわきに降り注いだ朝の光り
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 湯本駅玄関先では、いわきの〝おもてなし看板犬・YUKIちゃん〟とも運命的に出会った
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 宿泊した雨情の宿のお菓子がまた、おいしかった。帰りは女将自らが車を運転し湯本駅まで私たちを送ってくださった
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【新聞テレビから】
☆『少年宅ナイフ複数押収 日進強殺容疑 血付いた衣類も』『目立たぬ少年なぜ 日進強殺 住民や同級生動揺』、『電気柵で感電2人死亡 西伊豆の川 獣害用、他5人搬送』『「ギャー」川に大の字 2人感電死「地元の人近づかない」』、『五輪後、基金運用益を穴埋め 新国立変更でも国費毎年5億円』『〈がんばろう木曽〉御嶽海一気8連勝 37年ぶり関取長野大歓声』、『リヤカーでアフリカ縦断 34歳男性が4大陸制覇 鳥取市の吉田正仁さん』(20日付、中日朝刊)
☆『安保法案 ネットで動いた若い声 埼玉 高校生らがデモ行進』『「法案通したら戦争」寂聴さん』『「支持率犠牲にしても」 高村氏 安保法案成立期す』、『遺族変わらぬ思いつづる 日航ジャンボ機墜落30年=1985年8月12日に墜落、520人が犠牲になった=で文集』『カーボンナノチューブ発がん性 厚労省一部製品注意喚起へ 人に影響未確定』、『自治会長殺害 17歳高3男子を逮捕 日進 強盗殺人容疑で』、『社外取締役が問題視 東芝業績 前社長時代、黙殺 きょう第三者委報告』、(20日付、毎日朝刊)

七月十七日
 昨夜遅く、高知県室戸市付近に上陸した台風11号。台風は、そのご各地に雨、風、河川の氾濫などの被害をもたらし今朝、岡山県倉敷市に再上陸して北上。このまま日本海に抜ける見通しである。
 そんななか、私は少しの間、外に出る。〝嵐の中の旅路〟といえば、少しおおげさだが同行者が〈ひと足早い夏休みだ〉と称し、思うままに勝手に決めたプランに従っての道行き。同じ物書き同志、互いにためになればと願って用心棒も兼ね付き合うことにした。
 本日付中日朝刊1面「憲法が泣いている」(論説担当 深田実)を読んでの出発である。行き先は、帰るまでは秘密にしておこう。
 それでは。皆さん、しばらく。サヨウナラ

七月十六日
 午前零時近い。台風11号はつい先ほど午後11時に高知県室戸市に上陸したという。きょうは、台風接近が近づくにつれ空、陸の交通が各地で遮断され大勢の人々に影響が出た。そればかりか、豪雨や河川のはんらんなどで避難指示が出され、避難する人々も続出。停電する地域も相当数に及んだ。自然は、何ひとつとして物言わぬが、やはり怖い。
 地震や風水害、火山爆発、河川はんらんなど。自然災害という、それだけでもニンゲンたちは手におえない不幸に追い立てられているのに。〝戦争法案だ〟とか。なんだか、ややこやしい法案で自爆テロさながらに。自分で自分の首を絞めている。なんとかならないものか、とも思う。
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 起立多数。安保法制案は衆院を通過し、参議院へ=16日午後、衆院本会議場。NHK総合ニュース画像から
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 集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法案が午後、自民、公明両党の賛成により衆院本会議で可決され、衆院を通過した。この可決を受け「日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増すなか、戦争を防ぐためにも絶対に必要な法案で、きょうから新たな議論がスタートします。国民の皆さまにはさらに丁寧で分かりやすい説明に当たり理解を深めていただき良識の府ならでは、の議論を進めたい」と安倍晋三首相。

 この日、採決に先だつ反対討論には民主、維新、共産党の各代表が立ち、いずれも反対理由を説明、各党の目指すところが、それなりによく分かる内容となった、ここに最大野党でもある民主党代表岡田克也さんの反対討論の1部を抜粋し記録に留めたい。
 岡田さんならでは、の名演説で【岡田首相】の実現を待望する国民も多かったに違いない。ここで私、伊神権太に言わせてもらうなら、要は戦争のない明るく幸せな社会の創造に、この際政治家諸氏は党派を超えて一丸となってほしい。それぞれにいろんな考えがあるだろう。でも、市井に浮かぶ庶民の1人としては、ただ戦争のない、家族や友人、知人らが戦争に巻き込まれない幸せな日本国、それを願うのみである。
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 反対討論に立つ岡田克也民主党代表、NHKニュース画面
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(岡田克也さんの反対討論から。抜粋) 安倍総理、総理は本当に採決するのでしょうか。いまからでも遅くはありません。再考すべきです。/国民の8割が政府の説明は不十分と言い、半数以上が政府の安全保障関連法案は憲法違反あるいは反対と答えています。平和を求めて国会を取り巻く若者たちは日に日に増えています。大多数の憲法学者、歴代内閣法制局長官経験者、そして、長らく自民党において安全保障政策の責任者を務めてきた自民党元議員などが、声を揃えて、政府案は違憲またはその疑いが強いと断じています。/そういう中で強行採決をすることは戦後日本の民主主義にとって大きな汚点になります。採決を取り止め憲法違反の政府案を撤回することを強く求めます。

 まず、政府の安全保障関連法案には、その内容以前に、大きな問題があります。
 第1に、法案の前提となっている昨年7月の閣議決定です。私は昨年の予算委員会で、集団的自衛権の問題を何度も取り上げました。しかし、安倍総理は有識者懇談会や与党協議を理由に答弁を拒みました。そして、国会閉会後の7月1日、与党協議がまとまったその日に閣議決定したのです。そもそも歴代内閣が否定してきた集団的自衛権の行使を認めるという、憲法改正に匹敵するような憲法解釈の変更です。本来であれば国民の過半数の賛成を得て憲法改正すべきものです。国会での議論も国民の理解もなく、戦後70年間、歴代内閣と国会が積み上げてきた憲法解釈を一内閣の独断で変更してしまったことは、大きな間違いです。安倍総理、あなたの罪はあまりに大きいのです。
 第2に米国議会で法案の成立を約束したことです。本来、国会に法案の審議と成立をお願いする立場の総理が「この夏までに成就させる」と期限を切って断言するなど、日本の国会での発言であったとしても大問題になる話です。それを米国議会で約束するなど前代未聞、国民無視、国会軽視ここに極まれり、です。
 第3に、そもそも安倍総理には、本気で法案を議論する考えがありません。11本の法案を一度に国会に提出、しかも、そのうち10本を一つの法案に束ねて提出しました。国民の皆さんからは非常に分かりにくいものになっています。いや、意図的に分かりにくくしたのではありませんか。政府・与党は、衆議院で100時間以上審議をしたと言いますが、法案1本あたりわずか10時間です。全く不十分です。この程度の議論で、我が国の安全保障政策を根本的に転換することなど到底許されません。

 私が党首討論で述べたように、戦後70年間、平和で豊かな日本を実現するにあたり重要な役割を果たしたのは、憲法の平和主義と日米同盟の抑止力です。日本を取り巻く安全保障環境が近年大きく変わりつつあるとの認識も共有しています。/こういった基本認識に立ち、民主党は4月に「安全保障法制に関する民主党の考え方」を党議決定しました。憲法の平和主義を貫き、専守防衛に徹することを基本に、「近くは現実的に、遠くは抑制的に、人道支援は積極的に」対応するとの方針の下、私たちが考える安全保障政策の全体像を示したものです。
(中略)
 いま国民の皆さんの前には、この二つの道があります。安全保障関連法案の強行採決を許せば、さしたる議論もないまま、自民党が目指す「普通に海外で武力行使できる国」へと大きく踏み出すことになる。そういう強い危機感を、国民の皆さんにも是非、共有していただきたいと思います。/メディアの調査によれば、この二カ月間の特別委員会での議論の中で、政府の安全保障関連法案に対する反対の声はより高まっています。総理や閣僚が答弁を重ねれば重ねるほど、国民の反対や疑問が増え続けるという、いままでになかったことが起きているのです。安倍総理は、国民の理解を得ることに見事に失敗したのです。
 いま安倍総理がなすべきことは、政府案が国民の理解を得ることができなかったことを率直に認め、直ちに撤回することです。安倍総理にとって、それしか道はありません。/与党議員の皆さん、「あのとき賛成すべきではなかった」と後から思っても、もう遅いのです。どのような国を目指すのかを議論するには、すべてがあまりにも不十分です。本当に有権者、国民の皆さんに対して、強行採決を説明できますか。この議場の与党議員の皆さん一人ひとりが、もう一度静かに考え直していただくことを強く期待し、私の反対討論を終わります。
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 第153回芥川賞は、人気お笑い芸人・又吉直樹さんの「火花」と、羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」に。同直木賞は、東山彰良さんの「流」に決まったという。
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【きょうの一文、ことば】
「安倍さん、本当の戦争をご存じありませんね」=16日付毎日夕刊『87歳女性、手紙で直訴 神戸空襲経験、夫は戦地で負傷 「首相は戦争知らない」』の記事のなかで。政府が集団的自衛権の行使容認を閣議決定した昨年7月、安倍晋三首相に手紙を書いて出した神戸市北区の材井あさ子さん(首相からその後、返事はない)

【新聞テレビから】
☆『安保法案衆院通過へ 5野党採決参加せず』『国民リスク、違憲論 問題山積のまま』『批判耳ふさぐ与党』『安保法案衆院通過へ 野党、市民、置き去り』『身内も「採決早い」自民地方議員、厳しい視線』、『ギリシャ再建法案可決 EU金融支援再開へ前進』、『「コスト徹底議論せず」新国立 安藤氏、選考経過を説明』『「頼まれたのはデザイン」 安藤氏、コスト責任否定』『ザハ案「発信力」で採用』(16日付、中日夕刊)
☆『台風11号北上続く あす未明に四国上陸恐れ』、『安保法案午後衆院通過 自民、議員に「言論規制」 圧力発言以降相次ぐ』『「異常事態だ」田原総一朗氏』、『「費用拡大 承知せず」 新国立 安藤審査委員長』、『キトラの星 中国で観測か 紀元前に作図修正加え日本に』『冥王星に氷の山脈 標高3500㍍級、地殻活動中か 米探査機撮影』、『■ソーラー飛行機、世界一周中断』、『■小澤征爾さんにケネディ名誉賞』(16日付、毎日夕刊)
☆『〈社説〉「違憲」立法は許さない 安保法案、採決強行』、『新国立計画見直しへ 政府、批判高まり検討』、『【列島怒る】安保法案強行採決 「アベやめろ」名古屋 「民主主義壊す進め方だ」広島 「廃案になるまで抗議」那覇』『「今すぐ撤回を」札幌 「復興どうする」石巻 10万人「勝手に決めるな」東京 「なぜ、そんなに急ぐ」金沢 「9条壊すな」座り込み新潟 テロ誘発懸念静岡』『野党「必ず廃案に」与党「説明続ける」』(16日付、中日朝刊)
☆『ノーベル平和賞「憲法9条候補」 市民団体発表』、『安保法案きょう衆院通過 与党強行特別委で可決 本会議野党は退席へ』『民意畏れぬ「数頼み」 政治部長末次省三』『立憲主義危機深く 憲法学者長谷部恭男氏「国民、気づき始めた」』『「人の命を大切にして」「強行採決やむを得ない」 東海3県街の声』『「国民理解ない」採決 国会前数万人怒り 被爆3世23歳「絶対認めぬ」』『東海3県でも抗議活動 沖縄300人が反対デモ』(16日付、毎日朝刊)

七月十五日
「きょうの強行採決は〝権力の暴走〟だ」「法律を10本も束ねるとは、いかがなものか。」「9条だけでなく〝国民主権〟を蹂躪するものだ」。
「アベサンが米国に行った時に密約を交わした結果が、こうした形になって表れた」「まさに暴挙だ。今は一党独裁で権力者が党を牛耳っている。弁明の余地がない。許せない」「有権者が立ち上がれば、政治は変わってゆく」「私は戦争孤児。もう、これ以上の戦争はイヤです」。
「どういう理屈であれ、戦争はダメ。正気の沙汰ではない」「集団的自衛権は、日本を守るためにもやはり必要だと思います」「アベサンの自民党を選んだのは、私たち国民じゃないの。私たちにも責任はある。アベサンを信じようよ」「アベサンご自身、国民の理解はまだ十分でないので、丁寧に説明していきたい、とおっしゃっているのだから」など等。
 熱い1日が通り過ぎていった。
        ★        ★
 安全保障関連法案の採決を報じる15日付新聞夕刊各紙とNHKテレビのニュースから
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 日本人たちは、今どこに向かっていこうとしているのか。誰にも分からない。第一、私たちが、この世で生きて存在していること自体、ふしぎなのだ。ニンゲンたちは過去、何代にもわたって殺したり殺されたりの、戦争を繰り返してきた。性懲りもなく、だ。
 だからこそ、いまを生きる日本人は、戦争のない平和な社会のお手本を示さなければ進歩はない。この思いは別にアベサンだって同じだと思う。どの人も一生懸命に生きている。ここは〝戦争法案〟の誤解を解くためにも、白紙に戻して世界に類を見ない〝真の平和法案〟にするにはどうしたらよいのか、をみんなでイチから考え直した方がいいに決まっている。
 世論、いや、日本国民の賛同が得られていない以上、アベサン自らが「私自身、勉強不足で考えが甘く、間違っていたようです」と廃案を決意し、真の平和法案作成に向け、先頭に立って再出発してみたらどうか。そしたら、アベサン。日本人の心をとらえた、と拍手喝采されるのは間違いない。柔道の技と同じで押したあと、崩して引く。引くときは、潔く引いた方が後々の展開がスムーズにいく。技もかけやすい。

 安保法制案はやはり、アベサン自らの判断で没にすべきである。60日間ルールなぞ、けちな手法は取るべきでない。
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 集団的自衛権の行使容認を柱とする政府の安全保障関連法案がきょう午後、開かれた衆院平和安全法制特別委員会で自民、公明両党の賛成で可決された。民主、維新、共産の野党三党は強行だと抗議し採決に加わらなかった。      
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 日本三大火祭りのひとつ「那智の扇祭り(火祭り)」がきのう和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社であり、神気みなぎる炎の乱舞に一万人が酔いしれたという。この祭り、熊野那智大社に祭られている神々が年に一度、那智の滝に里帰りする神事で「那智の火祭り」として知られてきたが三月に国の重要無形民俗文化財に指定されたのを機に本来の名称に戻した、とのこと。重さ60㌔にも上る大松明を担いだ男たちがもみあう勇壮な姿をぜひ見てみたいな、と思った次第。
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【きょうの一文・ことば】
 ほとんどのアスリートがいろいろ言いたいと思う。心から願うのはオリンピックが皆さんの「負の要素」のきっかけに思われるようなことは一人のアスリートとして本望ではありません。=きのう14日にあった新国立競技場を考えるシンポジウムの場で。五輪女子マラソンメダリストの有森裕子さんが涙ながらに

【新聞テレビから】
☆『台風11号あすにも列島に上陸の恐れ』、『安保法案を強行採決 衆院特別委可決 民維共が猛抗議』『委員長囲み騒然 与党側は万歳も』『〈解説〉進まぬ理解 首相も認める(政治部・新開浩)』『採決反対最後まで 「安保」強行 野党怒号』『市民「最悪の法案」国会前徹夜の座り込み』『集会で市民ら「数の力」憤り』『名古屋からも「戦い続ける」』、『〈縁の行方、今 瀬戸内寂聴〉―松本清張さん―悪女 生々しきゆえん』、『「接近成功」信号届く NASA冥王星探査機から』、『数学検定準1級 最年少小2合格 高3レベル』(15日付、中日夕刊)
☆『採決強行解せない 国民の支持なしに危険任務果たせぬ イラク派遣の元陸自隊員』『今こそ「伝家の宝刀」 スト権確立続々と 戦争起きれば真っ先に巻き込まれる』『オスプレイ5機売却 米政府、日本に410億円で』、『伊方、新基準適合 3号機 規制委決定、3例目』、『中国GDP7.0%増 投資伸び悩み目標ぎりぎり 4~6月』、『山口組組長ら1億円賠償 名古屋放火殺人 従業員遺族と和解』、『世界柔道「未到」7連覇へ 男子100㌔超級 仏のリネール 練習相手を求め来日』、『高橋一三さん死去 巨人V9時代、左のエース 69歳』(15日付、毎日夕刊)
☆『与党きょう安保採決 衆院特別委 「強行採決許されない」 反対デモ栄に1000人』、『イラン核協議最終合意 欧米など 濃縮制限し制裁解除』、『連続安打記録あと2 秋山(西武)31試合で止まる 延長十回四球選びサヨナラ弾呼ぶ』、『名古屋、14日間「満員御礼」「のこった、のこった」きょうだけ』(15日付、中日朝刊)
☆『イラン核最終合意 ウラン濃縮制限 核武装道閉ざす 6カ国側 制裁解除』、『安保法案反対・慎重意見書 全国393自治体議会可決 4分の1で自・公も賛成』『子供を戦争に関わらせない 豊橋・主婦ら50人デモ』、『画びょうで耳に穴 生徒ら5人逮捕 同級生暴行容疑 名古屋の専修学校』(15日付、毎日朝刊)

七月十四日
「命ある限り戦争する国には絶対したくない」(釜石市の85歳女性)。米軍による東北釜石への艦砲射撃から丸70年。大船渡、陸前高田など気仙地区への空襲からもあすで70年-大震災の被災地、東北の仮設住宅などで手を合わせる姿が目立った。

 群馬県館林市が今夏全国最高の39・3度を記録。東北から関東1円を中心に全国99カ所で35度以上の猛暑日に。熱中症で807人が病院に運ばれ3人が死亡、5人が重体。小笠原諸島を北上中の台風11号。依然、日本を伺い四国地方に上陸する可能性が出てきている。
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 近くの内科医へ。喉の状況などを診て頂いたが「ばい菌をやっつける薬とうがい薬を出しておきます。喉も診させて頂いたが、良くなるかと思います。」と医師。念のために、と左の指に線量計のようなものを挟まれたのには驚いた。「それ、何ですか」との問いに「酸素が指先にまで来ているかどうかを測るためです。肺などが悪いと目盛の数値が上がらなくなるので一目瞭然です。99%まできたので心配ありません」とのことだった。
 初めて見る医療器具だったので「医学界では、いつごろから使用されているのですか」と聞くと「昭和天皇が、お亡くなりになったころから」との返事。これまで目にすることがなかっただけに勉強になった。「多分心配ないかと思います。水分をこまめにとってください」の声を背に「なかなかの名医だ」と自らに言いきかせて帰る。
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 集団的自衛権行使を可能とする安全保障関連法案の採決(政府は15日の採決方針を表明)を前に、日本国の国民はこの日も全国22地点で〝戦争法案反対〟〝9条を守れ〟の抗議行動を展開、国会周辺には2万人を超える人々が集まり法案採決反対、廃案にすべきだ、の意思表示をした。
「(日本の防衛は)専守防衛、個別的自衛権で十分足りるはずなのに」といった疑問の声が広がるなか、こんな按配では安倍政権を黙って肯定している人々が浮かばれない気もする。この際、ややこしい関連法案などは廃案にしてしまい憲法9条の存在意義を中心に国民の双方代表が徹底討論してみたらどうか。
 あくまでゼロからの再出発を薦めたい。人には、それぞれの立場、考え、生まれ育った環境からもいろんな見方があるからだ。新たな道は、互いの主張にまず耳を傾けるところから始まる。
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【きょうの一文・ことば】
「毎日五萬も十萬も戦死する時代だ。芸術が何んだ哲学が何んだ。今は考へることすらゆるされない時代だ」
……
「こんな時代に自己なんて言ふ小さいものは問題にならぬ。希望だ理想だ、そんなものは旧時代のものだ。/現在と言ふ現実をみれば、どんな将来の希望もふつ飛んでしまふ」
 二度とこんな時代、社会にしないために我々は憲法第九条を七十年間護持してきたのである。(鬼太郎)
=14日付中日夕刊『〈大波小波〉第9条の生まれた背景』のなかから。1部を抜粋

「現行憲法のことを米国からの『押しつけ』だから改正しようと言う。しかし同じ『押しつけ』であっても日米安保条約はかたくなに守ろうとする。大変な矛盾ではないか。安倍政権は憲法より日米安保条約を上位に置こうとしているのです」=14日付毎日夕刊『〈特集ワイド この国はどこへ行こうとしているのか 「平和」の名の下に〉憲法を憎んでいるのか 作家島田雅彦さん』のインタビューのなかで。島田さん

【新聞テレビから】
☆『〈クローズアップ現代〉高まる和食人気 世界市場への戦略は』(14日夜、NHK総合)
☆『台風11号が北上 週末列島縦断か』、『南ア・白根三山 吹き抜ける涼風 夏山シーズン本番』、『高速バス横転27人搬送 四日市・東名阪 ダンプに追突か』『夜中に茶畑転落 車内悲鳴』、『ギリシャ サムライ債償還』『東京株が続伸 一時300円超す ギリシャ合意好感』『国内初 大型ティラノ 体長推定10㍍超 長崎で歯の化石』、『祇園祭彩る名古屋の技 人形師・玉屋庄兵衛さん 父子で蟷螂山と歩む』『17日・前祭で巡行 歩道広げ間近に』、『安保特委 民共が欠席 あす採決へ与党・維新協議』『進まぬ国民理解 閣僚2人が指摘 塩崎、石破両氏』、『いじめ専門校生5人逮捕 容疑で愛知県警 無理やりピアス穴』(14日付、中日夕刊)
☆『イラン核合意最終調整 全体会合 文書案協議へ』、『冥王星に今夜最接近 無人探査機(ニューホライズンズ)NASA公開』、『〈戦後70年〉「津波より戦争が怖い」 岩手「気仙空襲」あす70年 96歳「悲しみ今も消えず」』『〈千の証言〉強行軍手提げ鍋と 母子5人で朝鮮半島縦断 薄い雑炊 唯一の楽しみ』、『東証一時300円高』(14日付、毎日夕刊)
☆『〈核心〉EU結束優先 強硬ドイツ(メルケル首相)妥協の合意 ▲5年間除名案▲盟主の立場で』『失墜ギリシャ内憂外患』『「ユーロ離脱困る」「(チプラス)首相に失望」 アテネ市民不安の声』、『〈戦後70年〉被爆体験最後の証言 原爆訴訟 名地裁であす 90歳・一宮の森さん 5地裁3高裁で係争中 原爆症認定をめぐる訴訟』、『自民、安保あす採決方針 衆院委 民主拒否、攻防ヤマ場』『炎天下(安保関連法案の廃案を訴え)熱い訴え』、『EUギリシャ支援合意 ユーロ圏離脱回避』、『空の玄関に女性駅長 名鉄中部空港駅「こまやかに対応」 戦時以降記録なし』、『〈中部ペンクラブ30周年 文芸評論家が鼎談〉同人誌の可能性熱く 文学に首長や怒り示して』(14日付、中日朝刊)
☆『学者ら「安保」廃案要求 主要メンバー 国民法制懇が声明 あす衆院委採決』、『人権派連行100人超か 中国当局「弁護士らは犯罪集団」』、『ミャンマー与党亀裂 スーチー氏の野党総選挙参加 大統領選へ主導権争い』、『貧困層との連帯 ローマ法王強調 南米歴訪 エクアドル→ボリビア→パラグアイ』、『Jヴィレッジ=福島県楢葉、広野両町にまたがるサッカーの練習施設。東京五輪の男女のサッカー日本代表チームが合宿や練習に使用予定=除染始まる 19年全面再開 東京五輪向け』、『少女 医療少年院送致 佐世保高1殺害「矯正可能性残る」』『控訴審、即日結審 11月16日判決 95年豊田2人刺殺 名古屋高裁』、『■セブン銀行にサイバー攻撃』(14日付、毎日朝刊)

七月十三日
 パリ祭(フランス革命記念日)前日。風の強い、暑い1日に。マルサの男だった父が生きていれば満99歳になるはずだった。
 全国的にも35度以上の猛暑日を記録したところが122地点に及び、新潟県上越市では38・5度を記録。全国各地で熱中症で千人近くが病院に運ばれ、4人が亡くなる温熱地獄の日本列島となった。そんななか、南の海では台風11号が日本を伺うようにしており、今後の動きが気になる。
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 月曜日の午後。舞の店がお休みであることもあって、陽射しが弱くなったところで(とはいっても、1日じゅう暑かったが)ふたりで、きのうに続きまたまた炎熱畑へ。1時間ほど〝見なれない農夫と農婦〟になりきり何とか、残る雑草たちを取り除いてきた。できる時にやっておかないと、雑草たちが〝雪だるま〟式に増えていってしまうためで、きょうのところは、ふたりとも上半身汗だくになりながらも、雑草軍団を人力戦でけ散らした。
 昔、忙しさに追われるなか、後回しにすればするほど取材対象が増え、手をつけられなくなっていた記者たちの悪しき現実を痛いほど目にしてきた体験上(実際、読者からの取材依頼の多さときたらハンパでなかった。それだけ読者の期待が多い証しでもあったのだが)、取材するかどうかは、自分なりに即座に判断。すぐに対応する癖がついているだけに、ここは一気に息の根でも止める気持ちで、ときのうに続く雑草取りとあいなったわけだ。
 それにしても大地に生き生きとした根を張った草たちと泥を見るかぎり、濃尾平野が肥沃な土地であることが感覚的にもよく分かる。もしも近くに原発があり福島のような事故を起こし、放射性物質が飛んできたらと思うと、なんだかやりきれない気持ちにもなる。現に福島では多くの土地が除染もされないまま、草茫茫に荒れ果てているのである。ニンゲンたちは手をつけられぬまま、ただ見守るばかりだ。
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 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対するアニメ映画監督の宮崎駿さん。「辺野古基金」の共同代表でもある宮崎さんが、都内で記者会見。記者から安保法案の成立を急ぐ安倍晋三首相について問われ「憲法解釈を変えた偉大な男として歴史に名前を残したいのだろうが、愚劣なことだ」と批判。
 その安倍政権だが、集団的自衛権行使を可能とする安全保障関連法案の衆院平和安全法制特別委での採決(採決日程は15日)を目前にNHKが世論調査したところ、「支持しない」(43%)が「支持する」(41%)を初めて上回った。
 この日、法案の強行採決を心配してネットでフェイスブック【安保関連法案に反対するママの会】を開設して立ち上がった三児の母、西郷南海子さん=27歳、京都市=らが2260人の賛同を集めて東京・永田町の参院議員会館で記者会見。「だれの子どもも殺させない」と決意表明。26日には東京・渋谷で街頭デモ「戦争立法反対! ママの渋谷ジャック!」を行うという。
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【きょうの一文・ことば】
〈この無惨(むざん)、惨状、戦争は絶対いけないものだ。人類の不幸は戦争から始まるものだ〉〈私の胸から一生忘れられない焼印だ〉=13日付中日夕刊『人類の不幸は戦争から始まる 山崎豊子さんの戦時日記発見』の記事のなかで。「…母をはげましながら火の海となった御堂筋を逃げる。しかし自宅は焼失。一帯の焼け野原を見ながら」に続く山崎さんの日記

【新聞テレビから】
☆『テニス■ウィンブルドン ジョコビッチ連覇=男子シングルス決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)がロジャー・フェデラー(スイス)に7―6、6―7、6―4、6―3で勝ち、2年連続3度目の優勝を果たした』、『自治会長刺され死亡 日進の路上 強盗殺人で捜査』『集会後「コンビニ寄る」住民懸命の蘇生かなわず』、『1勝亡き球友と共に 落雷事故の誠信高「甲子園へ」』、『〈安保法案中央公聴会〉採決にらみ賛否 野党側「明白な違憲 廃案に」与党側「国際情勢に対応を」』、『ギリシャ協議難航 ユーロ圏一時離脱案も』、『瑞浪市長に水野氏3選』、『任天堂岩田聡社長死去 55歳、DSやWii開発』、『本ドミノギネス超え 岐阜市の図書館9862冊』(13日付、中日夕刊)
☆『ゆうべ寝られた? 東海各地で熱帯夜』、『メキシコ麻薬王また脱獄 刑務所職員も関与? 1.5㌔トンネルで』、『安保法案 5人中3人「違憲」 中央公聴会有識者が意見』、『ギリシャ改革法制化要求 EU首脳会議 協議続く』、『御嶽捜索先遣隊が入山 山頂付近に登山靴、手袋』、『大分で震度5強 3人けが』、『日馬富士休場 大相撲名古屋場所』(13日付、毎日夕刊)

七月十二日
 日曜日。午後4時過ぎ。妻、舞と和田二タ子の野菜畑へ。相変わらず生え放題の雑草の草取りにふたりで黙々と励んだが、舞も私もかなり疲れた。草たちは先日来、再三、訪れて刈り取ってはいるのだが。抜いても、抜いても。あとからあとからと。それこそ、逞しい生命力で生えてくるのだ。間隔をおいていたのでは、すぐ草だらけになってしまう。あぁ~
 だから、とりあえずは今、目の前にある雑草たちを引き抜かなければ。そう思ってふたりで黙々と草たちを相手に〝対抗する〟のだが、なかなか手ごわい相手だ。それでも、お慰みにか、茄子とピーマンが数個ずつ生っていたのに舞が気付き、収穫したときには心からバンザイと叫びたい気持ちにかられた。
「俺たち、とうとう〝ゴッホの世界〟の農夫と農婦になったんだ」と、しみじみ言う私に彼女曰く。「何いってんのよ。こんなの、農業やったうちに入らない。単なるままごとよ」と。ままごとごっこ、か。それもそうだが。ままごとがこんなにも大変だったとは。

 帰って。長女猫のこすも・ここちゃんに「まだまだ残っているが、草引きをしてきた」と報告すると「ああ、そうかそうか。よく頑張ったネ」と言ったつもりなのか。ニャア~、ニャア~ンと頷いてくれ疲れが吹き飛んだのである。風呂上がりに、喉から大量に血が出ているのに気付き、うがいをして早々に寝入り、執筆と読書のため深夜遅くまた起き、酒を飲む。喉が弱いのか。それとも敏感すぎるのか。ここ数年、無理をすると、血が混じる。しばらくすると、血は治まるのだが。きようは相棒も疲れ切ったようで、私を放り投げたまま早々と寝てしまったようだ。
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 つい、先ほど読み終えた文學界8月号掲載の吉村萬壱の「紅い花」。「チャンピックスを一錠飲んで煙草を一本吸うと頭がクラッとして、再び布団に横たわり、二時間ほど眠った。目覚めてから、フルーツグラノーラを食べ、コーヒーを淹れて飲んだ。ラジオを点けると透き通った声の女性アナウンサーが……」の下りが小説執筆に挑む男の心情がよく出ていた。よく分かる。
 フィニッシュの「私は心臓を鷲掴みにして、俯いた妻の足許の床に咲いていく幾つもの紅い花を凝視する。 (了)」の下りなど、いい表現だナ、と思った。なんだか見えない壁に向かって執筆に挑む私自身を映像で見てゐるやふな、そんな錯覚にもとらわれたのである。「そんなことは、もういいよ。早く寝なければ。からだに触るよ」とこすも・ここが、嗜めるようにニャァ~ンと言い聞かせ、私を見上げてないた。
 ここは満二十歳。ニンゲンなら百歳近いが、まだまだその妖艶さは衰えを知らない。この地上に1人しかいない天下の猫である。むろん、シロちゃんだって、そう。私たちにとって、掛け替えのない存在なのだ。
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 今夜の東海テレビ。私が好きな宮沢りえ、居酒屋女将によるヨルタモリ。ゲスト出演の加山雄三さんが7月20日の祝日【海の日】誕生秘話にもふれ、なかなかよかった。
 海といえば、志摩にいたころは御座白浜での海開き、和具大島の海女さんたちとハマユウ群落、そして能登七尾では〈海を感じる心を〉と国内外に発信した「海の詩(うた)」公募事業、さらには七尾港まつりでの〝ちびっこ広場〟開設、和倉のジャズフェスティバル、七尾湾を舞台としての〝海で遊ばん会〟活動、さらにはのとじま水族館などが脳裏をよぎって懐かしい。
 でも、私はこれらドラマの数々を単なる情緒的な回想に終わらせるのではなく、こんごの執筆に生かす、あくまでも【始まりの序曲に】と思っている。まだまだ、書かねばならないことは無尽蔵にある。全てが今から。いま、この瞬間が始まりなのである。
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【きょうの一文・ことば】
……自分が何を書きたいのか分からない。自分の言葉が見付からない。勿論、言葉は私の占有物ではない。しかし言葉が流れる管が詰まっている。耳鳴りがする。私はイヤホンを耳に挿し、アイフォンでちあきなおみを聴く。ちあきなおみは巫女だと思う。ボリュームを上げる。「かもめの街」が、夜明けの海を眺めながら一服する女の歌を唄い、無性に煙草が吸いたくなる。……=文學界8月号『創作 吉村萬壱「紅い花」』から。

「人の痛みに無自覚で、思考停止する人間になりたくない。だから声をあげる」。
=12日付中日朝刊『〈核心〉安保法案「国民なめんな」 学生らのグループ「シールズ」訴え 地域、年代超え共感呼ぶ』の記事のなかで。国会前の人波の中で宣言した女子大生のことば

【新聞テレビから】
☆『戦争法案 世論が包囲』『安倍政権強行採決許すな』『残虐行為の米軍の仲間に アフガニスタンで人道支援を続けるペシャワール会現地代表、医師 中村哲さん』、『「九条俳句」掲載拒否問題 作者女性さいたま市を提訴』『言論抑圧の流れ止めたい 「市民応援団」発足』(しんぶん赤旗日曜版、7月12日付)
☆『「おどり」開幕 熱い暑い郡上に夏 全国最高35・8度』、『〈わたしの記念日 戦後70年②福原キクエさん〉カップが紅で染まった日』『化粧ができる平和 原爆 鏡の中、土まみれの顔』『ひめゆり悲劇忘れないで 元学徒ら20年ぶりに戦跡巡り』『安保法案緊迫の舌戦 審議大詰め市民に訴え 与党今週採決 野党強行許さぬ』『議論の深まり 疑問の声』、『ギリシャ支援 EUきょう判断』、『〈小中学生・なるほどランド〉2000年前に巨大津波 【1三重県で 池の底の堆積物を調査】【2広い範囲 九州や四国にも同じ跡 南海トラフ巨大地震の想定震源域】【3語り継ぐ 過去の被害教訓に備え】(紙山直泰)』(12日付、中日朝刊)
☆『(能登半島の)「宇出津事件」指揮元捜査員 拉致1号風化させぬ 摘発の内幕 病床から語る』、『〈安保法制 私はこう考える〉国際的行動 即応可能に 外交評論家岡本行夫さん(69)』『安保法案反対訴える 「遺書」書いた元自衛官 札幌』、『ミラノに東北の祭り集結』、『優しい子奪われた笑顔 父無念いじめ解明誓う 岩手・中2自殺』『校長 教委指示伝えず 前兆発見対策不徹底』、『不適切会計 西田社長時代も 東芝3代第三者委追及』、『ユーロ圏財務相 ギリシャ支援再開を協議 議会の譲歩案承認受け』、『〈Sストーリー〉2度飛んだ特攻隊員―生き別れの母へ手紙残し』(12日付、毎日朝刊)

七月十一日
 なんだかんだ、と日は過ぎゆく。ハヤテのようだ。ニンゲンたち。もの皆すべてが、その星の乗客か。

 昨夜遅く、カトマンズ在住の長谷川裕子さん、ニルマニさん夫妻からメール送信されてきた〝ネパールでの復興支援活動のご報告〟と添付写真を何度も繰り返し読んだり見たりし、本紙ウエブ文学同人誌「熱砂」の本欄【生きてゆく人間花たち/7月の唄】はじめ、【WORLD WINDOW―世界の窓―】【What‘s New】欄への執筆、公開を終えると、真っ暗闇だった戸外も知らぬ間に明け、朝の白い光りが射しこんでいた。
 それにしても、裕子さんとニルさんは本当によくやっている。息の合ったコンビである。復興支援活動は、これからもまだまだ先が長く果てがない。それだけに、あまり無理することのないように、と祈る思いだ。2人の献身奉仕の精神には、ただ頭が下がる。と同時に、ネパールの人々に1日も早く以前の平穏な生活が戻ることを願う。
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 楽しく進んだ笑顔でうたおう♪ 音楽会=愛知県江南市の「ミヌエット」店内で
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 きょうは午後、妻、舞の営むリサイクルショップ「ミヌエット」でボランティアの演奏家ふたり=二胡大加秀治さん、電子ピアノ林まみこさん=による〝ちいさな音楽会〟があり、〈夏の思い出〉〈海〉〈浜千鳥〉〈蘇州夜曲〉〈みかんの花咲く丘〉〈古城〉〈シバの女王〉……と唱歌、童謡からかつての流行歌など懐かしいメロディーが流れ、参加者全員が楽しくうたう場面もあり、微笑ましいひとときに。
 笑顔でうたおう! そのままの試みには日ごろ家事に追われて忙しい女性たちにとって、しばし安らぎのひとときになったのなら、と嬉しく思った。なかで大加さんの、わが子の結婚式を前にゼロからの出発で二胡を独学でマスターした、とのお話しには胸に熱いものが。ミヌエットのテーマ曲でもある〈みかんの花咲く丘〉が流れた時には、毎度ながら、今は亡きあの作詞者、加藤省吾さんとの能登での日々を思い出した。
 加藤省吾さんは〈かわいい魚やさん〉など数々の名曲の作詞でも知られる。私が新聞社の七尾支局長在任時に、地元青年会議所の若者たちと一緒に「海を感じる心を国内外に発信しよう」と始めた海の詩(うた)大賞公募の初代審査委員長をして頂いた関係で、二代目審査委員長の森繁久弥さん=故人=親子もまじえ、和倉温泉で共に飲み、語り合った仲でもある。
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 2520億円以上とは、巨大な費用をかけ過ぎだと批判が出ている東京五輪を前にしての新国立競技場建設問題。キールアーチ手法などこの設計に当たったのはイラク人女性建築家のザハ・ハディドさん。建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞受賞者でも知られる彼女、実はカーブを描くつなぎ目を見せない、宇宙から飛び出たような斬新かつ革新的デザインが工事業者泣かせで、建てられない建築家、すなわち〝アンビルトの女王〟との異名でも知られる。
「妥協は私のスタイルではない」のが信条というが、今夜どこかのテレビであるコメンテーター氏が指摘していたように「デザイン美よりも機能美を大切に」とは、その通りである。それにしてもザハ氏を推薦したという日本の建築家安藤忠雄さんらは、なぜその後沈黙したままでいるのか。どこかにやましいものでもあるのか。エラくなり過ぎると、晩年の秀吉のように本来の「我」を見失い、人間そのものが悪しきモノに解体されてしまう。こちらにも説明責任がある。
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【きょうの一文・ことば】
「悠々は自分の姿勢を曲げず、意志を貫いた。遺族ではなく一個人として尊敬する。資料を見て、後に続くような人が現れればうれしい」=11日付中日夕刊『反骨記者魂の寄託 出身地・金沢に 直筆原稿など300点超』の記事のなかで。資料を管理する孫の桐生浩三さん(73歳、東京練馬区)のことば

【新聞テレビから】
☆『震災4年4カ月 各県警集中捜索』『岐阜県先遣隊17人(昨年9月の御嶽山噴火による行方不明者の再捜索に向け) 御嶽入山』、『あす初日 胸高鳴る 名古屋場所土俵祭り』、『中国、安倍首相を招待 9月の抗日戦勝記念行事』『ギリシャ譲歩案議会承認 EU支援 再開あす判断』、『14歳単身NHL(北米プロアイスホッケーリーグ)の夢 日進出身、米で奮闘』(11日付、中日夕刊)
☆『〇eye戦後70年 爆心地は訴える 米公文書館所蔵長崎の映像』、『(太平洋赤道域の海面水温が南米ペルー沖で高まる)エルニーニョ継続の見通し 気象庁監視速報』、『陸前高田知的障害の男性 亡き人にささぐ絵 がれきの街優しく描く』『「安保法案 慎重審議を」 長崎平和宣言言及 起草委案』、『不適切会計 東芝社長辞任へ 損失先送り指示か』(11日付、毎日夕刊)
☆『〈戦後70年 わたしの記念日①橋本克巳さん〉〝息子〟が高校を卒業した日』『子の笑顔願い続け 戦争孤児が10人の里親に』、『安保法案「反対」「慎重審議を」 中部90議会が意見書』『「平和に会派関係なし」 高山自民系市議も賛同 安保法案意見書を可決』、『西野カナさんの曲で伊勢志摩へ ♬ 近鉄名古屋発特急発車メロディーに』、『豊橋市電描き600枚 伊奈彦定さん(80) 開業90年 元教諭変わらぬ風景残す』(11日付、中日朝刊)
☆『陸自隊員に「遺書」指示 北部方面隊元隊員が証言 総監部「服務指導の一環」』『集団的自衛権「明白な危機」で行使可能』 米艦への攻撃 首相が答弁 裁量拡大の余地』『反対の人波 国会前に 安保関連法案に反対の声をあげる人たち』、『岩手・中2自殺 アンケートに「いじめ」 矢巾町教育長 一因と認め謝罪』、『岐阜市の準絶滅危惧種「削除を」「天然アユ」選定漁師反発 「長良川、遡上増えている」』(11日付、毎日朝刊)

七月十日
 みんな心はひとつ 着々と進む仮設住宅のかまぼこ形シェルターづくり(中央黄色の半纏を着た男性がニルマニ・ラル・シュレスタさん)=長谷川裕子さん写す
 NO.35支援活動①

 深夜零時前。カトマンズを拠点にネパール大地震の被災地の支援活動に没頭する稲沢市出身の長谷川裕子さん、ニルマニ・ラル・シュレスタさん夫妻から私のスマホにメールが入った。「こんばんは。深夜遅くにお邪魔してすみません。先ほどパソコンの方へ報告書と写真をお送りしましたので、ご確認お願いします。熱砂拝読しました。……」というものだった。
 で、こんどはパソコンを開くと、これまでの支援のありのままを綴った報告書とともに数々の復興、支援現場を一コマひとコマ丁寧に記録した写真まで添付されていた。貴重な資料である。ここで日本からの支援者に対する報告の意味も込め、本紙「熱砂」紙上でも報告書の全文を以下に掲載させていただく。
        ※        ※
 【ネパール大地震への義捐金をお預かりした皆様へ】
 ネパールでの復興支援活動のご報告1(2015年7月5日)

 改めまして、この度はネパール大地震復興支援のために、皆様から温かい義捐金をいただき、心よりお礼申し上げます。皆様からご信頼いただき、お預かりした義捐金で、私たちがネパールの復興支援活動をさせていただくことに、心より感謝申し上げます。微力ではございますが、今後私たちの支援活動状況を、随時ご報告させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
 6月下旬ネパールに戻り、まずはカトマンズ市内、バクタプルをはじめ、郊外の村々を視察しました。(もしよろしければ長谷川裕子のFacebookに投稿していますので、ご覧下さい(https://www.facebook.com/yuko.hasegawa.3990418)
 すでに他の国や、他の団体が支援している村々(添付写真NO11~13)もありますので、支援が1カ所に重ならないように注意をしながら、村人たちの生の声を聞いて、本当に必要と思われる場所に支援できるよう心がけています。
【支援活動①】
 現在下記の6つの村に、シェルターを計62個と消毒液36本を提供することに決めました。シェルターは添付した写真のように、トタンを組み合わせ屋根を丸く作ったかまぼこ型です。雨期(6月中旬〜8月末頃)でも十分耐えうるでしょう。トタンは家を建て直す際に、また利用できて無駄にはなりません。(添付写真NO.17)
 1個のシェルターに約8名寝ることができます。消毒液(添付写真NO.44,45)は、日本の某大学教授が開発したもので、全てオーガニックなので、間違って口に入っても問題なく、消毒効果も絶大と聞いています。援助に来ている国連からも推薦されているそうです。雨期は特に伝染病などが流行りやすいので、被災後の村々には衛生面にも注意が必要です。
〈支援する6つの村〉
①バクタプル・・・街全体が世界遺産で、ネパールの宝とも言える美しい街でした。地震で街の3分の1が倒壊しています。(添付写真NO.1~9)政府も復興に力を入れていますが、住民たちも地元の組合で協力しながら、自ら道路の整備や瓦礫の排除等、頑張っています。家が全壊して寝る場所もない人たちにシェルター25個分
②レレ村(パタンの近く)・・・シェルター15個分
③コカナ村・・・シェルター16個分
④フトゥン村・・・シェルター2個分
⑤ナイカプ村・・・シェルター1個分
⑥バラジュ(カトマンズ市内)・・・3個分
〈支援活動①の流れ〉
シェルターの材料を購入し、我が家の前の広場で材料を分ける作業をしました。
7月1日 シェルターの屋根を支える鉄パイプを購入。屋根の丸い形に合わせ、パイプを曲げる作業をしました。(写真NO.14~16)
7月2日 シェルターの屋根の部分のトタン、屋根と鉄パイプをつなげるための太い針金を購入(写真NO.18~20)
7月3日 購入した材料を個別に分ける作業をしました。(写真NO.21~23)
7月4日 6つの村の代表者に我が家に来てもらい、シェルターの作り方を教え、各村の必要な個数の材料を、各々のトラックで持ち帰ってもらいました。トラックは全部で5台(写真NO.24~43)

 約1週間後位に上記6つの村に行き、シェルターが正しく作られ、どのように利用されているか視察して参ります。
〈支援活動①に必要な費用〉
トタン 672枚・・・・約956,000円
鉄パイプ 248本・・・・約116,280円
太い針金・・・・・・・・・約9,735円
道具類(ペンチなど)・・・約1,070円
杭 496本・・・・・・約30,600円
輸送代 トラック5台・・・約28,800円
消毒液・・・・・・・・・・約36,000円
合計         1,178,485円 
〈今後の計画〉
★家が全壊し住む家がない、孤立無縁のお年寄り(家族を失ったなど)の支援★村全体が全壊した「サクー」(カトマンズの約20km東)にシェルター25個★焼き物で有名な「ティミ」(カトマンズの約10km東)に支援が必要という情報があるので視察
【〈参照〉(写真NO.46,47)】
 ニルマニの所属するカトマンズ・ロータリークラブ・ニューロードシティ支部からの支援として名古屋・大須ロータリークラブからの義捐金、名古屋インターアクトクラブの高校生による募金は、ドイツの友人からの義捐金と合わせて、ダーディ村(Dhad Gaun)に40個のシェルターを作りました。(私たちが日本滞在中にスタートし、すでに終了しました)

 以上、報告させていただきます。アシュトストラベルズ&ツアーズ ニルマニ・ラル・シュレスタ 長谷川裕子
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 生きてゆくことは、誰しも大変なことである――。
 NHKテレビでこのところは毎週見ている『ドキュメント72時間』で「とんこつラーメン物語 濃厚な人生を映す一杯 疲れた日も泣いた日も」を見終え、ラーメン屋に寄る多くの人びとの人間模様を見て、つくづくそう思う。そういふ私とてしかり、この世に生きる全ての人が懸命なのである。 
 文學界8月号で栗原裕一郎の評論『元少年A「絶歌」の〝文学性〟』を読んだ。神戸の連続児童殺傷事件の犯人〝酒鬼薔薇聖斗〟のことは私が新聞社の大津支局長在任当時に起きた。あのとき私自ら管外での発生事件とは承知のうえで休みの日を充て神戸へ。現場のタンク山や小学校周辺を取材して歩き回ったこともあるだけに、「絶歌」については、いろいろ感じることも多い。が、今夜のところは論評を控えたい。
 というのは、冒頭でも触れたとおり、つい先ほど深夜に入って、ネパールから裕子さんとニルマニさん夫妻渾身のレポートが私あてに届いたからだ。私にとって、いま何より大切なことは〝酒鬼薔薇聖斗〟の書いた本云々よりも、夜を徹して当然先にしなければならない(それは本欄で夫妻の頑張りを伝える、責任とでもいったものだが)ことが出てきたのである。人間、いま何をすべきか、が大切なのだから。
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【きょうの一文・ことば】
「民主主義の王道を歩んでいく」。安倍晋三首相は今国会でこう強調する。しかし、自民党の衆院議員からは言論の自由を脅かす発言が飛び出し、「違憲」との反対論が根強い安全保障関連法案の成立に向け、与党は強行採決を構えていると伝えられる。これが果たして「民主主義の王道」なのか?
=10日付毎日夕刊『〈特集ワイド・続報真相〉安倍さん、強行採決が「民主主義の王道」? 野党の言い分を聞くのが国会 多数決はやむを得ず行う手段 美名を借りて忍びこむ「独裁」』の記事のなかで。出だし部分の前文(総合リード)から

【新聞テレビから】
☆『名古屋で初競り サンマ1匹3000円‼』、『井伊直弼生誕200年文化人の一面発信 彦根でイベント』、『辺野古埋め立て承認手続き欠陥 沖縄有識者委報告へ』、『ギリシャ、EUに譲歩 再建案提出 7兆2000億円支援と交換』、『盛岡震度5弱』(10日付、中日夕刊)
☆『台風9号沖縄通過 3地点で7月最大風速』、『成長分かち合って 英王女洗礼式』、『安保法案 首相、民・維対案を疑問視 領域警備「新法必要ない」』、『5人殺害・放火 死刑求刑 山口地裁検察「社会震撼させた」』、『〈MLB〉田中5勝目1カ月ぶり 八回途中2失点「調子上向き実感」』(10日付、毎日夕刊)
☆『〈岩手の中2死亡〉なぜ生徒のSOS届かない 多忙過ぎる教師ジレンマ 背景に教師の孤立化 死亡生徒、面談順番待ち』『「学校は変わっていない」大河内清輝君の父』、『炎の悲劇に祈り 岐阜空襲70年』、『プリウス廃電池工場用の電源に トヨタ 電気代10%削減目標』、『参院戦初の合区導入へ 自民「10増10減」同意』『愛知増擁立手探り 長野減一気に激戦』、『お化け屋敷で「ビビり度」測定 NTT西が新サービス』(10日付、中日朝刊)
☆『お手ごろカラフル雑貨東海上陸 栄に(デンマーク発祥の雑貨店)「フライング タイガー」』、『被害者「大きな前進」MRI社長ら米で起訴』『4000万円出資し自殺 夫「家族の人生暗転」』、『〈戦後70年〉原爆犠牲815柱遺族に届けたい 広島市 積極調査へ』、『日中株価乱高下 上海、当局てこ入れ』(10日付、毎日朝刊)

七月九日
 ネパール大地震の支援活動に従事する人々。長谷川裕子撮影(「Yuko Hasegawa」のフェイスブックから)
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        ☆        ☆
 岐阜空襲70年の夜。台風9号が沖縄を直撃、南城市では午後10時に最大瞬間風速が42・6㍍に達した。愛媛県松山市では道路が水没、一方で九州地方はゲリラ豪雨と猛暑のダブルパンチを食らっている。
「いつも思う。台風のエネルギーをそっくり自然エネルギーに転換できないものかしら。人間の科学技術もまだまだだよ、ネ。これだけのエネルギーをうまく生かせば、危険な原発も必要でなくなるのに」。
 相棒の嘆息が聞こえてくる。

 私の直感だが、このままだと現安倍政権は急降下し破綻への道を辿るのではなかろうか。あなたは本気で国民を守ろうとしているのか、と問うてみたい。集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案に対する一連の流れと、噴出している反対意見を見る限り〝アベサン〟はこの際、衆院解散・総選挙に打って出てその是非を世に問うた方が分かりやすい。
 ご本人は「議論を進めれば理解は少しずつ増えていく。丁寧に、なるべく分かりやすく説明していきたい」とおっしゃっているようだが、衆院解散が無理なら、現安全保障関連法案を廃案にしてしまい、今一度ゼロから出直して【戦争をしない日本国民を守る平和法】でも作るのなら、それなりに評価したい。
        ★        ★
 先日、ネパールのカトマンズに帰った愛知県稲沢市出身の長谷川裕子さん、そして夫のニルマニ・ラル・シュレスタさん。夫妻が大地震で被災したネパールの方たちへの支援、救済活動を血眼になって始め、その献身奉仕ぶりに心打たれる日々が続いている。
 Yuko Hasegawaの名で送られてくるフェイスブック。これを見れば2人の日々の支援活動が、よく分かる。ふたりの純真かつ情熱的、自ら先陣を切って動く行動力には、ただただ感心している。頭が下がる。ただ、まだまだ先は長い。あまり無理して健康を害することだけは避けてほしい。
 というわけで以下、その活動の一端を日を追ってフェイスブックの文言から切り取って記録に残したい。
        ❤        ❤
 先週末にネパールへもどりました〜! 支援物資も一緒です。これから支援活動開始です。心配していた余震は、ほとんど感じられないくらいです。ほ〜。カトマンズ市内はすでに平常通りの生活に戻っています。(6月26日)
 私たちが日本に滞在中にお預かりした義捐金を頼りに、すでにネパールのロータリークラブのメンバーが支援活動を始めていました。今、ネパールは雨期の真っ只中。ビニールシートではもたないので、トタンで屋根を丸く作り、かまぼこ型のシェルターを作ります。1つのシェルターに、8〜10名は寝られるそうです。トタンだと後で住居を建てる際に、屋根等に再利用できるので、無駄がありません。1つのシェルターは約2万円。とりあえずは50個のシェルターを目指しています。(6月27日)
 自力で復興を目指すマッツェ村1 皆さまからお預かりした貴重な義捐金で目に見える活きた支援をするため慎重に視察をしています。他の団体から支援を受けていても、受けていないような顔をして2重、3重に支援をもらっている人々、村々があるので要注意です。カトマンズの西、7〜8㌔のあたりにあるマッツェ村。被害がひどいと聞いて視察に出かけました。
 村人に状況を聞いてみると…「私らは今のところ、自力で何とか家をなおせる。もっと困っている村があるから、そっちを助けてあげて」と言う。なんと純朴な人たち…。こういう田舎の村の家は、写真にあるようにレンガと粘土(籾と牛糞が混ざっている)でできているので、崩れやすく被害が大きいのだろう。(7月2日22時48分)

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 自力で復興を目指すマッツェ村2 ちょうど視察をした日は、この村のお祭りでした。ナラヤンの神様が、魚の化身になってこの村に現れた日を祝うお祭り この村は大丈夫だ。被災しても祭りにかけるパワーを、強烈に感じました。祭りは1ヶ月も続くそうです。(7月2日22時59分)
~不幸中の幸い~
 カトマンズに住む友人宅の、近くの学校の写真です。大地震が起こったのが、土曜日(ネパールでは土曜日が休日、日曜日が平日になります)だったため、子供たちが難を逃れました。学校の2階の部分が上から押されてつぶれています。鉄でできてる椅子も机もぺちゃんこです。ここに子供たちがいたら…と思うとおぞましい。(7月2日23時34分)
 主人(ニルマニ)が所属するカトマンズのロータリークラブ・ニューロードシティー支部は、名古屋・大須ロータリークラブからの義捐金と、名古屋インターアクトクラブの高校生たちが募金してくれた義捐金、ドイツの友人の義捐金で、ダーディ村(ナガルコットの近く)に40個のシェルターを作りました。1つのシェルターは約2万円、約8名が寝られます。おかげさまでたくさんの村人たちが、雨期まっただ中のシーズンを無事に過ごしています。心よりお礼申し上げます(7月5日)
 ロータリークラブの支援活動に引き続き、私たちに託していただいた義捐金での支援活動もスタートしました。今までの視察の結果、6カ所(バクダプル、コカナ村、レレ村、フトゥン村、ナイカプ村、バラジュ)に計62個のシェルターを作る事に決めました。シェルターの材料(トタン、てつパイプ、太い針金など)を、我が家の前の広場に運び、屋根を支える鉄パイプを、丸い屋根に合わせて曲げる作業をしました。(7月9日15時59分)
 そして先週末、シェルターを贈る6カ所の代表者たちを我が家へ呼んで、シェルターの作り方を教えました。みな喜んで、各村々へ材料を持ち帰りました。1週間後にこの6カ所の村へ、シェルターが正しく作られ、利用されているか確認に行く予定です。ロータリークラブの一部の有志、友人有志、ボランティアグループの方々も駆けつけてくれました。みんな、ありがとう!!(7月9日)
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 自民党は、この日の参院議員総会で、参院選の1票の格差縮小に向け隣り合う2県を一つの選挙区に統合する「合区」ふたつを含む定数「10増10減」=「鳥取・島根」「徳島・高知」を、それぞれ改選数1の選挙区にすると同時に宮城、新潟、長野3県の改選数をそれぞれ2から1に減らす。北海道、東京、愛知、兵庫、福岡は改選数を1ずつ増やす=の野党4党による選挙制度改革案を受け入れることに。
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【きょうの一文・ことば】
 …それでも、私の下で走りたいと訴えてきた。「走りたい、もっと強くなりたい」の思いは、私の想像をはるかに超えるものだった。真っすぐに私の目を見て話す彼女に、私は根負けした。=9日付中日夕刊『〈この道 ランニング指導者小出義雄〉高橋尚子①』の記事のなかで。小出義雄さん

 まみことさま(正田ひふみ)の教え、つまりは大神様の神意の要諦は、――死は存在せず、ただ、食うて食われる。摂理がこの世を覆っている。という事だった。/生き死にではなく、食べて食べられるという循環がある。そのために死という通過点が設定されているに過ぎないという考え方で、死ぬと思わなければ、生物は幾らでも転生できると説く。
=9日付中日夕刊連載小説『記憶の渚にて 225〈17〉』から。白石一文

【新聞テレビから】
☆『玉音放送原盤公開へ 来月上旬 皇居防空壕写真も』、『くれ君しのぶ涙雨 南木曽・土石流1年』、『中国を警戒、東証続落 下げ幅、一時620円超』『上海株 一時3%超安』、『MRI=ネバダ州ラスベガスに本社を置く資産運用会社=元社長ら米で3人起訴 巨額詐欺事件』、『ギリシャ危機難民に余波 銀行休業で食品配給中止』『銀行休業13日まで継続』、『東芝佐々木副会長退任へ 不適切会計 子会社株一部売却も』、『殴られる姿 級友目撃 死亡の中2=岩手県矢巾町のJR駅で列車に惹かれ死亡した= ノートに「ずっと暴力」』(9日付、中日夕刊)
☆『〈戦後70年〉歴史の事実を見てほしい 関ケ原旧陸軍火薬庫跡を11日から公開』、『ゲリラ浸水に警報 市街地住民に(緊急速報)メール 国、下水水位計に補助』、『民間人死者1500人超す イエメン内戦避難100万人 国連発表』、『アルカイダ系も英字機関誌 外国人勧誘 ISに対抗』、『車で線路1・3㌔ 73歳逮捕 「道分からなくなった」大阪・阪急京都線』、『大口開けていざ出陣 菰野・万古焼=蚊取り線香を入れる「蚊遣り隊」の生産が追い込み時期を迎えている』(9日付、毎日夕刊)
☆『〈岐阜空襲70年〉この痛みやっと話せる 父失い大やけどの女性』、『憲法学者9割「違憲」 安保法案本紙調査204人回答「立憲主義の危機」』、『東証今年最大638円下げ 終値 中国減速で2万円割れ』『NY市場が取引停止 システム障害原因か』(9日付、中日朝刊)
☆『〈1945消せない夏㊤ヒロシマ・ナガサキ〉迫る火勢妹を助けてあげられなかった 体験語る93歳女性 自責の念今も』『被爆者アンケ回答790通 証言経験者2割 健康不安抱え』、『無戸籍小中学生142人 文科省調査 生活保護世帯が12%』『支援者「調査 氷山の一角』、『中国株安アジア波及 東証今年最大638円安』『上海香港5%超下落』、『安保法案15日特別委採決 維新の協力得られず 政府・与党方針』、『77歳女性5日連続で詐欺被害 「今日も足りない」 警視庁、6日目に容疑者逮捕』(9日付、毎日朝刊)

七月八日
 昨日、七夕さまの7日付本欄【生きてゆく人間花たち/7月の唄】を書くのに深夜未明にかけ思った以上に時間をとられ少し疲れた。執筆後にやっとアップすることが出来、ほっとしたこともあり睡眠不足を補おうと2階寝室へ。
 ところが、だ。母の指摘どおり元来が〝お寝ぶたさん〟の私のこと、いつの間にやら熟睡、目覚めて起きた先は正午をとおに過ぎ去っていた。これには驚いた。1日の計画が全て狂ってくる。デ、それからが大変。猛スピードで新聞をチェックする。と同時に昨日、馴染みの本屋さんから届いたばかりの文學界8月号にも目を通す。この後は、横笛とサンポーニャの自主練習に挑む。

 落ち着いたところで、〈青春の街・小牧〉〈能登の夢〉〈ラブバード・カトマンズ〉〈愛のラブバード〉など。過去、何らかの形で携わった歌を、あらためてインターネットの動画サイトで聴いてみる。能登半島といえば、私自身、七尾支局長在任時に携わった能都町宇出津(現能登町宇出津)を舞台に生まれた岡ゆうこさんの〈さよなら橋〉だけが、どうしても出てこない。古過ぎるのか。それとも。当時、カセット化はしてあったけれどCD化まではしてなかった、からかも知れない。
 ともあれ、この曲は新沼謙治の〈さよなら橋〉より、ずっと以前にわが友、牧すすむさんの作曲=詞は無名の人物=で出来、宇出津に実存する〝さよなら橋〟にまつわる伝説の遊女恋歌と言ってもいい。それだけに、その後どうなってしまったのか。一度、現地に足を踏み入れ、調べてみる必要がある。
 このほか、私が大好きな〈能登の海鳥〉や〈知床旅情〉〈琵琶湖周航の歌〉=これらは今でも思い出したように時々うたう=、そして能登七尾を代表する歌手岬ゆたかさんの〈ああ能登半島〉なども懐かしく捨てがたい。
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 欧州連合(EU)が7日、ブリュッセルで開いた緊急のユーロ圏首脳会議。この席で、ギリシャへの金融支援とその前提となる財政再建策について話しあわれ、12日にEU全28カ国て開く首脳会議で最終判断することで一致したという。
 米大手旅行雑誌「トラベル+レジャー」が発表した2015年の世界の人気観光都市ランキングで京都市が昨年に続き2年連続で1位に。以下、チャールストン(米国)、シェムリアップ(カンボジア)フィレンツェ、ローマ(イタリア)バンコク(タイ)クラクフ(ポーランド)バルセロナ(スペイン)ケープタウン(南アフリカ)エルサレム(イスラエル)の順。
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【きょうの一文・ことば】
「延期は無理と思っていたので受け入れてくれて驚いた。命を優先する心優しい人にツバメは救われた。引っ越して来られたら感謝の気持ちを伝えたい」=8日付中日夕刊『巣立つまで工事羽休め 新築 小さな命と優しさの縁 土岐』の記事のなかで。隣家の解体を知り建築業者にひなが巣立つまで工事を待って、と思いを訴え実現させた土岐市の鍼灸師熊沢こなみさん(41)

【新聞テレビから】
☆『〈五感の旅 伊賀②〉触 打たれて強く清く』、『人気観光都市京都が2連覇 米旅行誌格付け』、『ギリシャ12日が交渉期限 財政再建策EU、最終判断へ』『東証2万円割れ 下げ幅一時500円超』『債務危機でも「休暇はギリシャ」 ドイツで人気衰えず』、『遠藤五輪相側に一斉献金 山形の畜産会社 役員4人、計500万円』、『マタハラ6人に1人経験 民間調査 解雇話や心ない言葉』、『壁倒壊 施行側に賠償命令 岐阜地裁判決 女子高生下敷き死』(8日付、中日夕刊)
☆『〈特集ワイド〉「忘災」の原発列島 国が避難指示解除→支援打ち切り「20㍉シーベルトは安全」の非情』『福島県南相馬市 住民808人が取り消し求め集団訴訟』、『今春開校 福島・ふたば未来学園(広野町)1年生17人の挑戦 高校野球10日県大会初戦』、『7億円の夢求め「サマージャンボ」発売』、『クロマグロ漁自主規制 壱岐・対馬の漁師 資源保護目指し』、『中国株3割売買停止 下落進み企業が申請』、『日本惑星協会4年ぶり再始動へ 若手研究者が協力』、『五輪「銅」経験生かし テコンドー女子岡本依子ヘッドコーチ 「東京」見据え「厳しく」』(8日付、毎日夕刊)
☆『長寿の秘訣「喜ぶこと」 112歳 国内最高齢男性 小出さん=名古屋市守山区に住む小出安太郎さん』、『バロー創業者 伊藤喜美氏死去』『〈評伝〉軍隊体験経営の原点 伊藤喜美さん死去 バロー中部有数に』、『新国立 年20億円赤字か 総工費2520億円了承 五輪後、管理費で』『後づけ屋根の設置に168億円 総工費と別に』、『川内原発核燃料を装填 新規制で初 再稼働、来月13日ごろ』(8日付、中日朝刊)
☆『台風9号、あす沖縄接近の恐れ 11号も発生』、『「できる限りのことした」宮間選手 なでしこ帰国』、『(ペルーの)ナスカ新たに「リャマ」24個 地上絵 山形大調査』、『「川内」燃料装置「住民説明なし」批判 経済団体、地元活性化に』『九電東京支社前抗議行動に200人』『「絶対的安全ない」福島県民』、『「安保」議会2割反対・慎重 東海3県意見書採択の動き 法案「十分な説明を」』『2年間追加支援要求へ ギリシャ、ユーロ圏と協議』、『■自民報道圧力でIPI(国際新聞編集者協会)が声明■経済同友会も報道圧力批判』(8日付、毎日朝刊)

七月七日
「熱砂」同人、牧すすむさん、すなわち倉知弦洲さん親子のサイパン・バンザイクリフでの大正琴慰霊演奏を報じた中日新聞朝刊
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 七夕なのに。雨、雨、雨が、わが心を打ちのめす。この状況を少し無理があるのを承知で本日付中日朝刊の連載漫画【おーい栗之助 森栗丸】で以下、再現しておこう。
「天の川! おりひめ! ひこぼし!」「ステキ 今宵が年に一度の逢瀬だなんて…」「川べりでおしゃべりばっかして仕事なまけてたから引き離されたんでしょ 彼女の怒った顔を初めてみた。」「チッ 今宵 別れの予感」
        ☆        ☆
 九州電力が川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉に核燃料を装填する作業を始めた。8月10日ごろに原子炉を起動し13日前後に発電と送電を開始予定。東京五輪の主会場となる新国立競技場建設で総工費2520億円かかる案が事業主体の日本スポーツ振興センターから有識者会議に報告され、了承されたという。
 どちらもニンゲンたちが愚かな道を敢えて選んで進んでいる。そんな気がする。ニンゲンとはそういうものか、とも。一方でどこからか。「安倍さん、今こそチャンスだよ」の声も。緊急記者会見し「やはり、よくよく思案したら、どちらも相当〝危ない橋〟を渡ることになりそうだ。原発稼働も、完成までが難しそうな国立競技場建設も私自身、一国の首相の考えとして中止するよう進言したい。出来たら全額を高齢化社会の福祉に役立てたい」とでも言ったらどうか。
 かのお坊ちゃん宰相なら、それこそ言ってのけてしまえそうな気がする。それだって、才能のひとつなのだから。ここらで世間をアッと言わせてみたらどうか。安倍さん、なぜか憎めないあなただったなら、こうした軌道修正など簡単な気もするのだが。やっぱり、取り巻きがイマイチかも、ね。でも。あなたなら、できるよ。英断を! ヒトは過ちに気付いたら、そのつど直していけばいい。絶対安全なら、そんなこと言わないよ。
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 カーネギーホールなど世界各地を舞台に大正琴の演奏で活躍する「熱砂」同人、牧すすむさん(琴伝流大正琴大師範で弦洲会会主の倉知弦洲さん。詩人。愛知県小牧市在住)から「先日のサイパンの件、今日の朝刊=中日新聞=に載りました。近郊版だったけど大きくカラーでした。生徒も喜んでいました」のショートメール。
「よかったですね。あとで中日プラスワンで読ませて頂きます」と返信メールをさせて頂き、さっそくプラスワンで確認すると近郊版トップ扱いで【戦後70年】のカットとカラー写真付きで〈慰霊の大正琴 サイパンで演奏〉〈小牧 倉知さん 32年ぶり、亡き叔父しのぶ〉の見出しが躍っていた。
 牧さんとは、私が空飛ぶ記者として日本じゅうの事件現場や被災地を本社機(ヘリであったり双発ジェットであったりした)で飛び回っていた昭和50年代のころからの親しい友で、あぁ玉砕の島・サイパンへは32年前の1983年(昭和58年)に同行取材したことがある。内容は記事を読んで頂けたら詳しく分かるので差し控えるが、先の太平洋戦争で「天皇陛下バンザイ」と叫んで、あの断崖絶壁から海に身を投じていった多くの日本兵や民間人を慰霊するのが目的だったことは、あの時も今回も変わらない。
 あれから。何年もの歳月が流れたが、今回は長男で弦洲会次席でもある崇さん(43)と共に、いわゆる〝父子鷹〟となって、あの断崖絶壁を見下ろすバンザイクリフのステージで亡き人々に対する慰霊の演奏をした、そこに意義がある。弦洲会の有志代表メンバー15人も伴ってのこの平和を願った慰霊演奏はテニアン島でも行われたが、これら一連の演奏がサイパンの現地紙に大きく報じられたことは言うまでもない。=詳しくは本紙「熱砂」の琴伝流大正琴「弦洲会」のリンクをクリックし参照されるとよい=
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 麻薬オキシコドンの錠剤輸入で逮捕された米国籍のトヨタ元常務役員、ジュリーハンプ容疑者(55)について東京地検が7日、勾留期限の8日に起訴猶予とし釈放する、とのこと。大分の家族4人焼死事件、逮捕された夫は「単身赴任先の江田島に戻るのを妻が見送らなかったから、突発的に火をつけてしまった」と供述。取り返しがつかない、とはこのことだ。名古屋市中川区で5日夜から不明になっていた4歳男児は7日午後、自宅近く新川で遺体となって浮いているところを愛知県警の捜査員が発見、事故死で事件性はない。
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【きょうの一文・ことば】
「飛行機は止まると落ちます。人間の力によって止めるのではなく、大自然の大気の中でいかに滑空させるかが、一番の安全策。人間の中に、大自然に身を任せる精神がないといけない分野なのです」=7日付中日朝刊特集『航空産業シンポジウムin名古屋 明日の航空産業キープレーヤーを目指して』『主催者あいさつ中日新聞社代表取締役社長 小出宣昭|自動車の次は航空産業 大空にロマンと夢を抱く』から

 常識的な読みではなく、個性的で型破りな論評でますます暴れてほしい。新しい読者層を開拓し、すぐれた執筆者の獲得にも意欲を示してもらいたい。新しい文学は、新しい読みを通してうまれてくるものなのだ。(酷文学)=7日付中日夕刊『〈大波小波〉批評系同人誌の健闘』から。抜粋

 外の移動は車いすだが、屋内は自分で歩き、耳はやや遠くなったが健康そのもの。入れ歯もなく、毎朝、食パンを一枚食べ、メガネなしで一日かけてじっくりと中日新聞を読むのが日課という。=7日付中日夕刊『守山の小出さん=名古屋市守山区の小出保太郎さん。1903年(明治36年)3月13日生まれ=が国内最高齢男性に 日課は新聞熟読』の記事のなかから。

【新聞テレビから】
☆『112歳、世界最高齢の男性 百井盛さん死去=慢性腎不全のため、5日午後8時45分死去。福島県出身。自宅はさいたま市中央区。1903年(明治36年)2月5日生まれ』、『川内原発燃料装填を開始 再稼働、来月13日前後予定』、『ひまわり8号〝開花〟 運用始まる、台風3個観測』、『トヨタ広報責任者 早川専務が兼務』、『伊藤喜美氏死去 93歳、バロー創業者』、『理研に論文掲載料返還 STAP問題 小保方氏が60万円』(7日付、中日夕刊)
☆『債務3割軽減要求 ギリシャが新提案へ 東証が反発一時300円高』、『資金供給増額せず ECB(欧州中央銀行)担保査定を厳格化』、『川内 核燃料の装着作業 1号機 来月再稼働へ最終段階』『〈解説〉ゴールなき安全確保』、『芸舞妓ら「お千度」 京都・八坂神社』、『中2いじめ自殺か 線路飛び込み 担任に相談 岩手』(7日付、毎日夕刊)
☆『賛成派も慎重審議要求 那覇など安保法案 参考人質疑』、『ギリシャ新再建策提示へ 財務相辞任 交渉前進狙う』、『放火容疑者妻と口論か 大分4人死亡 出火時言い争う声』『「俺が悪い」泣き叫ぶ』(7日付、中日朝刊)
☆『楢葉 避難解除9月5日 副経産相「安心は心の問題」 町民ら反発』『安全への不信 帰郷の壁』、『「旧動燃で差別待遇」提訴 退職者4人 1億1080万円賠償請求』『〈欧州激震 国民投票の衝撃㊤〉EUに反発緊縮策拒否6割 ギリシャ「屈辱感」増幅 ユーロ圏、あす首脳会議』『東証、一時520円下げ』、『大須演芸場が入場料金発表 9月営業再開』(7日付、毎日朝刊)

七月六日
【あぁ有情 被災地は】ことし2月に訪れた楢葉町(竜田)は、人っ子ひとり住んでおらず不気味さに包まれていた。そんななか、町のあちこちに立つ案内板や町民憲章が心に残った
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 政府が「生活できる環境は整った」として今年盆の避難指示解除の方針を一方的に伝えていた、福島原発事故被災地の福島県楢葉町。国はきょうになって、町の現状を見る限り、暮らしに欠かせない水や田畑の汚染、買い物や通院の不便さなどがまだ解消されてはいない、を理由に避難指示の解除を9月5日まで先延ばしすると発表した。当然のことで、それでもまだ早過ぎる。
 本日付中日新聞の『〈核心〉楢葉町民 帰還二の足 飲み水心配/買い物、医療 不便』で報道されていた通りの楢葉町。田んぼの汚染。水源地(水戸ダム)の水の放射能汚染。商店は昨夏オープンした役場近く常磐道に面して立つ仮設スーパーだけ。病院もなく、それで本当によいのかと思っていただけに、少し安心した。
 楢葉町は人口約7400人。ほぼ全域が福島第1原発から20㌔圏内の「避難指示解除準備区域」にあり、ことし4月からは避難指示解除に向け住民が長期滞在できる「準備宿泊」が始まっている。政府はこれまでお盆前の解除方針を町側に提示し8月10日を軸に解除日程を検討していたが、6月に開かれた住民懇談会では「生活環境が整っていない。時期尚早だ」とする声が相次いでいた。
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 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会の決勝が5日(日本時間6日朝)、バンクーバーで行われ、日本は前半、立ち上がりに相次いで失点したのが最後まで響き米国に2―5で敗れ、連覇はならなかった。おそらく日本じゅうで多くのサッカーファンがこの決勝戦をテレビで見ていたに違いない。率直に言って「なでしこジャパン」の選手たちは皆よくがんばった。お疲れさま、おめでとう。その労をねぎらいたい。
「優勝はしてほしかったけど。夢と希望をもらいました」「元気をもらいました」といった賛辞のことばが相次ぐなか、選手のなかには「優勝は出来なかったけれど。手に出来たのは、チームの仲間たちです」(宮間主将)の声も。〝ノリさん〟のニックネームでも知られた佐々木則夫監督は「立ち上がりに気を引き締めていれば、という思いはあるが、最後の最後まで選手はよく走ってくれた。この4年間、王者として重圧のある中、このステージに上がってきた選手はよくやった。誇りに思う。」(6日付毎日夕刊、佐々木監督の談話から)と述べた。
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 昨夜遅くに出火。住宅が全焼し焼け跡から、この家に住む家族10人のうち5~14歳の子ども4人(長女、次女、4男、5男)が焼死体で見つかった、大分県杵築市八坂の放火事件。その後、父親の海上自衛官末棟憲一郎容疑者(40)が現住建造物等放火の疑いで逮捕されたという。高校生の長男(18歳)を頭に3歳の三女まで子だくさんに恵まれ、父親が単身赴任先の広島県江田島から帰った休日には家族そろっての野菜づくりもしばしば見られた、というのに。
 この平和な家を、一体全体何が襲ったというのか。

 安保法制にせよ、沖縄に対する侮辱発言にせよ、テレビ各社でコメンテーターとして出演している若い憲法学者らの考えを聞く限り、いまの日本人、50代以上の中高年齢者よりも20~40代の若者たちの方が、はるかに能力が上で日本の行く末を真剣に考えている。私にはそう思えてならない。
 ここは内閣を総辞職させ、日本の舵取りを全員50歳未満の若者世代にしてみたらどうか。私は新聞を読んだり、テレビを見たりしているうち、ふとそんな思いに攻めたてられるのである。冗談なぞではなく、本気でそう思う。がんばれ! わかものたちよ、と。
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【きょうの一文・ことば】
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 俵万智
=6日付中日夕刊文化『〈一首のものがたり〉軽やかな恋の歌 社会現象に(東京文化部長・加古陽治)』の記事のなかで

【新聞テレビから】
☆『なでしこ連覇ならず W杯決勝米に2―5 澤「やりきった」』『ギリシャ緊縮策「反対」 国民投票20㌽超差(反対票61・31%、賛成票38・69%) EUと再交渉難航必至』『東証一時500円超下落』、『霧島連山=気象庁が6日、鹿児島、宮崎県境の霧島連山・えびの高原(硫黄山)で5日に火山性地震が急増した、と発表=で24回 火山性地震観測』、『〈聞き事〉NGOマイティ・ネパール代表アヌラダ・コイララ氏 人身売買ネパールの実情 手口など巧妙化 震災で対応後手』、『住宅全焼子ども? 4遺体 大分 放火容疑40歳父逮捕』、『原発事故5日間で避難 岐阜県想定、19市町76万人』、『CBC制作ドラマ「月に行く舟」国際賞を受賞』(6日付、中日夕刊)
☆『明治産業遺産登録決定 地元気持ち新たに』『「地元に敬意」安倍首相』、『若者に反緊縮機運 ギリシャ国民投票 高い失業率で疲弊 対EU 強気の首相を信任』『「有利な条件」期待薄く EU側、譲歩に強い抵抗感』『「強者に屈せず」反対派が喜びの声』『賛成派は先行き不安視』、『工藤会トップ再逮捕 福岡県警 組織的殺人未遂容疑』(6日付、毎日夕刊)
☆『明治の施設世界遺産 軍艦島など日韓の協議決着』、『河口堰維持に239億円 「長良川」20年利水16%どまり』『〈検証 長良川河口堰 運用開始から20年①〉無限の金「原発と一緒」』、『日進市長に萩野氏3選』、『教諭時代生徒と交際 愛知県立高 元校長、退職金返納へ』(6日付、中日朝刊)
☆『安倍内閣不支持上回る 安保法案 説明不足8割 本社世論調査』、『明治産業遺産登録決定 世界遺産 日韓の調整決着』、『〈長良川河口堰稼働20年〉減るシジミ 嘆きの漁師 「自然はむちゃ微妙や」』、『群馬知事選 大沢氏3選』、『女児監禁容疑男を逮捕 奈良 1日後に無事保護』(6日付、毎日朝刊)

七月五日
 日本にとっては懸案だった「明治日本の産業革命遺産」が今夜、難産の末、世界遺産に決まった。ドイツ・ボンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が世界遺産登録を正式決定したためで、日本では喜びが広まった。土壇場になって歴史問題をめぐり調整に手間取っていた日本と韓国が互いにゆずりあう〝謙譲の美徳〟精神が発揮されたもようで、最終段階でどんな調整が図られたのか。気になるところだ。
        ☆        ☆
 日曜日。
 午後は、相棒とふたりで和田の畑へ。草が生え放題になっているためで、きょうが、この春以降、四度目の草引きとなった。幸い、雨上がりで陽射しも強くなく、草引きには絶好の条件。とはいえ、引いても引いても一向に減らない。そればかりか、あとからもどんどん伸びてくる草軍団には、とうとう精神的にも愛想を尽かす寸前に。かといって、自分が土地の所有者であることもあって、誰に文句を言うわけにもいかない。自業自得というヤツだ。
 この日は、とても立派な出来具合とはいえないが、なんとかジャガイモも収穫。一緒に草引きをしていた舞が肥料の石灰を知らぬ間に土中に含ませ、かきまぜてくれたので、最後に畝をあらためて作って、きょうのところは退却とあいなった。幸い、土地を野菜畑としてお貸ししているおふたりのうちの1人が農作業中だったこともあり、これからはどんな野菜の種や苗を植えたらよいのか、についても教えてもらうことが出来、おまけに収穫したてのカボチャやニラウリ(ゴウヤに似ている)、ミニトマトまで頂いて帰った。
 とはいえ、舞が私に向かってよく言う「歳は歳なのよ」の言葉どおり結構、体力を消耗するひとときでもあった。帰宅すると、農作業を知ってか知らでか。長女猫のこすも・ここちゃんが私の元に歩み寄り、私たちの疲れを癒やすでもするかのように♪ニャア~ン、ニャア~ンと顔を上げ、いたわるように慰めてくれた。きょうは朝一番でお隣さんから「家でとれたので」とジャガイモとトマトを頂くなど、なんだかジャガイモに縁のある日でもあった。
「ウチも作っています」などとエラそうなことも言えず「どうもありがとうございました」と礼を述べたが、「これは、この先、野菜づくりをしっかり勉強しなさい」という神さまからのお達し、なのかもしれない。あぁ、と思った次第である。
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 沖縄の翁長雄志知事と菅義偉官房長官が昨夜、都内のホテルで会談。この席で菅氏は自民党若手議員による勉強会の席で出た沖縄侮辱発言に関連し「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と陳謝した、という。次回は菅さんが沖縄県を訪ねるということだが、これはこれで意思の疎通がはかれて良いことだ、と思う。ものごと、相手のふところに飛び込んでこそ扉も開くというものである。そうたやすいことではないが、人間関係を構築するところから始めてほしい。
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【きょうの一文・ことば】
 投手に一息つかせてさあいくぞ、という気持ちを持たせない。これがたいせつですね。初回から気迫で、いかなきゃ=5日夜、NHK『〈サンデースポーツ〉村田諒太! 相撲特訓&福留』のなかで。阪神・福留選手(元中日の福留)

【新聞テレビから】
☆『〈ひと〉短編集「地下水路の夜」を刊行 作家阿刀田高さん 普通の人間の、普通の夢』(しんぶん赤旗日曜版 2015年7月5日号)
☆『〈核心〉楢葉町民帰還二の足 福島原発事故 避難指示解除へ 飲み水心配/買い物、医療不便』、『〈この人〉第16回「300文字小説賞」で最優秀賞 川崎秀三さん(63)』、『虫おくり殿のお通りだ―い 熊野・丸山千枚田』、『日本の世界遺産審査延期 きょう審査 韓国と協議難航』『歴史問題 最終局面で再燃』、『菅氏勉強会発言を陳謝 沖縄知事会談 対話継続で一致』、『世論調査賛否伯仲 ギリシャきょう国民投票』(5日付、中日朝刊)
☆『沖縄侮辱 百田氏発言を陳謝 官房長官、翁長知事に』『「沖縄侮辱」受け自民に非難決議 県政与党5会派』、『〈日米安保の現場 軍用地料の「意図」④〉基地継続求める矛盾 名護市長 地元要望受け』、『「火垂(ほた)るの墓」の病棟解体 兵庫・築78年』、『危険ドラッグを輸入容疑で逮捕 NHK関連職員=NHK関連団体「インターナショナル」の契約嘱託職員で国際事業部エグゼクティブプロデューサー、池尾優容疑者(64)を医薬品医療機器法違反の疑いで。池尾容疑者はNHKで「生きもの地球紀行」のプロデューサーを務め、2006年に定年退職』(5日付、毎日朝刊)

七月四日
 昼過ぎ。車に乗っていたら、天が割れるほどの雨が集中して降ってきた。こういうことは年に数度はあるが、みるみる行く手の路上が水没してゆくさまには、恐怖さえ覚える。しばらくして治まったがあの勢いで雨が降り続いたら、木曽川だって氾濫しかねない。この日、南の海には、またも台風11号が発生、自然は容赦ない。
 雨といえば、昭和51年当時に起きた長良川決壊豪雨が思い起こされる。あのときは来る日も来る日も雨で、雨のなかを新聞社の岐阜総局(現岐阜支社)を拠点に、時には首まで水に浸かって西に東にと取材に飛び回るうち、とうとう安八町で長良川が決壊した。
 でも、私はそれよりずっと前、高校生のころに流行った橋幸夫の【雨の中の二人】が大好きである。 
♪雨が小粒の真珠なら 恋はピンクのバラの花 肩を寄せ合う小さな傘が 若いこころを燃えさせる 別れたくないふたりなら 濡れてゆこうよ何処までも…、といった歌詞だ。あのころ十代後半だった私は、窓越しに見る雨を横目に勉強などそっちのけで自室でよくうたったものだ。
        ☆        ☆
 欧州連合(EU)などの債権団が求める財政緊縮策を受け入れるかどうか。
 これを問う5日の国民投票を前に賛成と反対が真二つに割れているギリシャ。国民の日常生活の方は、銀行からのユーロ引き出しをのぞけば案外落ち着いたもので、あきらめにも似た〈ディナカヌノ(仕方がない)〉の声が目立つという。楽観的な国民性のなせるわざだが、日本でいう〈ケ・セラ・セラ(なるようになる)〉か。要はいまさらジタバタしたところで、どうにもならないのだ。
 深夜遅く。NHKのEテレで【福島をずっと見ているTV 南相馬の若者たち】を見る。画面にあの仮設住宅が映し出され、藤島昌治さんの笑顔が現れたのには驚くやら、懐かしいやら。ほかにバイオガスを温室栽培に生かそう、との若者の挑戦などそのヒタムキさに、胸打たれる。みんな、よく未来を見据えてがんばっているナ、と頭が下がる。
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 スイスの団体が開発し、太陽エネルギーだけでの世界一周飛行に挑んでいる1人乗りプロペラ飛行機「ソーラー・インパルス2」が日本時間の4日未明(現地時間3日朝)、米ハワイのカラエロア空港に到着した。アンドレ・ボルシュベルグさんがコンピューターによる自動操縦で先月29日に愛知県豊山町の県営名古屋空港を離陸。操縦席を倒して最長20分の睡眠を細切れに取りながらフライトを乗り切った。
 1度の飛行としては過去最高の約7200㌔に達し、飛行時間は約118時間。米冒険家の故スティーブ・フォセットさんが持つ76時間45分の単独飛行世界記録を塗り替えた。いやはや、これはすごい。昔、冒険野郎のロッキー青木さんが気球による太平洋横断を試み何度も名古屋空港を離陸、そのつど取材ヘリで気球を追ったものだが、隔世の感とはこのことか。
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【きょうの一文・ことば】
 阿部浩資さんの「くすぐったい」は、鳥とたわむれる子どもの表情が最高です。どんなに素晴らしい役者でもかなわない素直な表情をカメラでとらえました。
=4日付中日夕刊『みんなのアルバム 〈ふぁいんだー〉鳥とたわむれる表情が最高(田島直樹)』の記事のなかで。田島直樹さんの評

【新聞テレビから】
☆『世界最長118時間飛んだ ソーラー機 名古屋―ハワイ』、『皇太子夫妻戴冠式に トンガ』、『永遠の扉開け地球ゴマ 生産終了惜しみ縁日実演 浅草10日』、『20カ所と不審な通信 年金情報流出 米、シンガポール内も』『東芝不適切会計1500億円 半導体事業などに拡大 〈解説〉悪質性の認定焦点』、『ギリシャ両派が大規模集会 あす国民投票 賛否訴え』(4日付、中日夕刊)
☆『岐阜で熱戦始まる 夏の高校野球』、『ギリシャ窮状鮮明 あす国民投票 資本規制 商店「現金足りぬ」』『首相「債権者の脅しにノーを」 反対・賛成派が大規模デモ 「欧州の中にとどまりたい」』、『メコン7500億円支援 流域5カ国 首相が表明 首脳会議』、『心臓など術後7人死亡 千葉市立病院 3カ月の間に』、『同性婚救済申し立て 日弁連に451人 立法化勧告求め 実名で「風穴開けたい」』、『元警官銃撃総裁ら再逮捕へ 殺人未遂容疑 工藤会の十数人 福岡県警』(4日付、毎日夕刊)
☆『「みなづき賞」贈呈 本紙と選者に』『平和の俳句今後も期待 ドナルド・キーンさん』、『与党、15日安保採決の構え 衆院特別委 13日に中央公聴会』『そもそも公聴会って? 採決直前の実施が通例』『国会前で反安保「リレートーク」憲法学者ら15人訴え』、『〈戦後70年 甦る経済秘史〉乾麺から〝スター(ベビースターラーメン)〟誕生』、『偽造身分証少女に流通 JKビジネス 数千円から 年齢詐称し規制逃れ』(4日付、中日朝刊)
☆『セ・リーグ前代未聞 全球団が負け越し』『セ界同時借金危機 交流戦負け越し響く』、『首相幕引きの謝罪 圧力発言 勉強会から1週間後』、『市民が「戦後70年宣言」 愛知の平和団体「謝罪、和解の礎」』、『〈クローズアップ2015〉北朝鮮、拉致報告を延期 打開策見えぬ1年 対話継続では一致』『家族ら失望膨らむ』(4日付、毎日朝刊)

七月三日
 東京・渋谷の学校法人「専門学校清水とき・きものアカデミア」から届いた招待状。ときさん、ときさんと呼ばせて頂き何かと可愛がっていただいた、あの日々から十数年がたつのに。律義なお方だな、と思う。
 文面は次のようなものだった。
―来る八月十日は、清水とき先生 九十四回目のお誕生日でございます。先生は九十四歳とは思えぬ若さと、バイタリティーで、大好きなきものを通じて、国際交流、文化の継承、教育、育成にと、相変わらず日夜寸暇を惜しんで活動されています。/きものを愛する気心の知れた皆様とお会いし、楽しいひとときを過ごしながら、とき先生が、いつまでもお元気でご活躍されます様、お誕生日をお祝いしたいと存じます。……「清水とき先生のお誕生日を祝う会」幹事一同

 何より、あの〝ときさん〟が今も元気で活躍されていると知り、嬉しかった。
        ☆        ☆
「発言が極めて不適切だったことは国民に申し訳ない。自民党が長年行ってきた沖縄振興や基地負担軽減の努力を水泡に帰すもので大変残念。沖縄の皆さんの気持ちを傷つけるとすれば、申し訳ない。党本部で行われた勉強会なので最終的には私に責任がある。大変遺憾で非常識。国民の信頼を損ね、看過できない」など。
 午前の安全保障関連法案に関する衆院特別委員会。この席で安倍晋三首相(自民党総裁)は自民党若手議員の一連の発言について陳謝。また、これより先、1日の特別委で参考人のジャーナリスト、鳥越俊太郎さんから出された「安倍政権の姿勢が報道機関を萎縮させているのでは」の指摘には「安倍政権は現に大きな批判にさらされている。民主主義が機能している証しだ。常に権力の問題点に立ち向かっていくことこそが、報道機関には求められている。」と言いきった。
 一方、今夜の報道ステーション、この陳謝発言を報道するなかで「それにしてもなんで謝罪するのにこんなにも時間がかかったのか」と疑問を呈しながらも「きょうは、おそらく私にとって、イチバン良い日となりました。なんだか霧が晴れ、モヤも晴れた気持ちです。これからもガンガン言わせてもらいたい」と古舘伊知郎ニュースキャスター。この映像を見ながらマスメディアと政権が真っ向から意見を論じ合う現状、これすなわち、この国の民主主義はまだまだ捨てたものではない、と思った次第。だが、油断は禁物だ。何と言っても、いざとなれば、政府には国家権力がある。
        ☆        ☆
 ウエブ文学同人誌「熱砂」同人の例会をいつにするか。いろいろ考えあぐねた末、最後は琴伝流大正琴の弦洲会の会主兼大師範として多忙な牧すすむさん(倉知弦洲さん)の都合のいい日を聞いたうえで、真伏善人編集委員とも相談し、今月26日に決定。同人全員にきょうのうちに公平にメールや電話で連絡させて頂いた。
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 今夜のテレビ報道によれば、この日、上海から世界最大の豪華客船で鳥取県境港で下船した中国人観光客4000人が人口3455人の村、日吉津(ひえづ)村を埋め尽くして〝爆買い〟に及んだ、とか。村は中国人観光客であふれ、店という店は買い物客でちょっとした、パニック寸前に陥るなど信じられない事態に。それでも「お金が落ちてくるのだから良いことだ。歓迎しなければ」と笑顔の日本人。何かが狂っているような気がするのだが。
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【きょうの一文・ことば】
〈人間の生命が 煙のように消えてしまう 戦争をして何が残るのだろう 人間の生命より大きいものが あるのだろうか〉=3日付毎日夕刊『〈戦後70年〉広島の回想記復刻 「坊や」冷たくなったお母さんの手をにぎらせ 「ゆりちゃん」抱きしめると静かに天国に行った 当時31歳女性 被爆直後子供たち描く』の記事から。復刻された原爆回想記「空が、赤く、焼けて」の著者奥田貞子さんの生前の思いから

【新聞テレビから】
☆『かつては生業の場 城とまちミュージアム 企画展「木曽川~犬山を支える川~」開催中』(3日付尾北ホームニュース)
☆『首相、報道圧力問題陳謝 衆院特別委「最終的に私に責任」』『拉致報告「延期」 北朝鮮通告 首相、対策を強化』、『田辺誠元委員長死去 93歳 旧社会党、現実路線推進』、『〈戦後70年〉サッカーの夢あきらめないで 母子家庭に奨学金 小学生対象』『石井幹子さん 父はベルリン五輪主将 シベリア抑留で死亡』(3日付、中日夕刊)
☆『6・8兆円支援必要 ギリシャ財政再建に IMF試算』『再建案 世論を二分』、『維新が各党に安保対案提示』、『閣僚8会合はつくばなどで 伊勢志摩サミット』、『北朝鮮報告延期「政府は制裁強化も」拉致被害者家族ら落胆』、『トンガご到着 雅子さま笑顔』、『石綿 泉南以外初の和解 大阪地裁 国、原告に1430万円賠償』、『ハワイの望遠鏡また中断 建設反対抗議再燃 11人逮捕』(3日付、毎日夕刊)
☆『〈戦後70年〉銃持てば戦争ありうる ノーベル賞赤崎さん「安保法案に絶対反対」』、『子宮頸がんワクチン 副作用 中部で135件報告』、『JA全中会長に奥野氏 三重から初選出 組織改革訴え』、『個人情報18000人分 新日本プロレスで流出』、『「武功夜話」の解説書出版 江南の須賀(弘之)さん=84歳= 11年間の連載まとめる』、『「図書館の雰囲気、文化堪能を」ぎふメディアコスモス益川名誉館長アピール』(3日付、中日朝刊)
☆『辺野古移設 政府、知事10権限に対抗 訴訟視野に分析』『翁長知事あす菅長官と会談』、『偽「母乳」ネット販売 細菌1000倍乳児に危険』、『なでしこW杯決勝へ (初戦のスイス戦で負傷離脱した)安藤(梢)選手と共に戦う=これまで背番号「7」のユニホームを着せた白いクマのぬいぐるみを抱いて戦ってきた= 現地で応援予定』、『新幹線放火 液体はガソリン 林崎容疑者 自宅近くで購入』(3日付、毎日朝刊)

七月二日
 きのうが深夜帰りで遅く、けさも未明からの執筆で早かったところへ、午前中は社交ダンスのレッスン日。会場が初めての学供施設とあって案の定、捜すのにひと苦労。周辺の畑の一本道と五条川の川沿いを30分ほどさまよったあげく途中、電話で何度も場所を聞き、やっと着くはめに。ここいらはその昔、信長や吉乃、秀吉らが飛び回っていたところなんだ、と自らに言い聞かせて気を鎮めてみる。
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 サッカー女子ワールドカップカナダ大会の準決勝が1日(日本時間2日)、カナダのエドモントンであり、日本は終了間際のオウンゴールが決勝点となる劇的展開。イングランドを2―1で倒し、初優勝した前回ドイツ大会に続いて2大会連続の決勝進出を決めた。決勝戦は5日午後4時(同6日午前8時)からバンクーバーで。前大会と同じく米国と戦う。
 九州の鹿児島は中之島を中心にきょうも大雨。箱根の山では新たに3つの噴気孔が見つかった。いずれも水蒸気が勢いよく噴出しており、地下マグマが活発化していることの表れだという。南の海では台風9号に続いて10号が発生。パリではなんと39・7度(平年は25・2度)、68年ぶりの熱射に。フランス全土では40度を越すところも。
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「世論が左翼勢力に乗っ取られている」「沖縄の世論がゆがんでいる」「2社をぶっつぶせ」などと自民党若手議員の勉強会で講師を務めた百田尚樹氏や1部議員に揶揄された沖縄タイムズと琉球新報の両編集局長が東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見。
「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの言論の自由に対する挑戦。問題を矮小化せず、危機感を共有してほしい」「百田氏にも表現の自由はあるが、言論の自由を認めないというのなら民主主義の否定。冗談ですむ話ではない」「事実に基づかない言説を流布するのは表現者の取るべき態度ではない」などと発言の撤回と訂正を求め、「新聞は本来、地域社会や読者の支持なくしてありえない。世論に突き動かされてこそ、新聞がある。誤った話をいさめるのが党総裁、安倍さんの責務ではないのか」とも述べた。
 この問題、党内良識派の間で安倍体制に対する火種となって燻り始めており、もしかしたら自民党が音をたてて崩れてゆくピンホールにもなりかねない。このありさまでは全うな考えから自民党を支持している有権者に対しても申し開きができなくなってくるのではないのか。私に言わせればヒョッコ同然と言っていい〝百田なにがし〟の発言。これに関しては「マスコミをコバカ扱いするのは、自分自身をバカ扱いすることなんだよね」とは、ある女性。
 そうか、カノ男は作品の善し悪しは別にマスコミをうまく悪用した張本人だった。――
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【きょうの一文・ことば】
 Keep your head up(顔を上げて/元気を出して)=W杯女子サッカー日本戦でオウンゴールを出し、泣き崩れたイングランド・バセット選手に対し世界じゅうのサッカーファンからツィッターなどによるメッセージが寄せられた。そのなかの一つ、〈泣かないで、バセット〉

 国会では今「戦争法案」が審議中。ほとんどが違憲とする憲法学者らの声を無視する強権政治の行きつく先には、治安維持法が見え隠れする。すでに言論表現や思想信条に社会の許容度は狭くなり、息苦しい。
 時代の重荷を背負って最先端をいく者には、困難がたちはだかる。愚を繰り返さないよう真摯に歴史を学ぶことが大切だ。(秋水)=2日付中日夕刊『〈大波小波〉近代史に学び警鐘を』の記事のなかで。

【新聞テレビから】
☆『モーガン・フリーマン 死からよみがえる』(2日夜、NHKEテレ)
☆『〈準決勝 なでしこ決勝進出 W杯連覇かけ 米と6日対決 佐々木監督「日本に元気届けたい」』、『国民投票まで協議せず EU、ギリシャと再び亀裂』、『武装集団の100人殺害 エジプト軍 シナイ半島テロ弾圧』、『御嶽 御来光に祈り 岐阜側から入山、犠牲者悼む』、『逮捕報道検索結果削除を さいたま地裁 仮処分、グーグルに命じる』、『〈訃報〉水島哲(みずしま・てつ=作詞家、本名安倍亮一=あべ・りょういち)6月27日、大腸がんのため東京都内の自宅で死去。86歳。仙台市出身。「霧の摩周湖」「星は何でも知っている」「君だけを」などのヒット曲を手掛けた』、『町田特別顧問=経営再建中の元社長、町田勝彦さん(72)=シャープ退社 液晶普及の立役者』(2日付、中日夕刊)
☆『米キューバ国交回復合意 オバマ氏「歴史的一歩」大使館20日再開 共和党は反発』、『ギリシャ支援 EU交渉は国民投票後 「反対」訴える首相に反発』『ギリシャ格下げムーディーズも』『欧米株高を好感 東証が大幅続伸』、『大詰め核協議 「断食」イラン交渉団に試練 連日16時間、水にも手を付けず』(2日付、毎日夕刊)
☆『米キューバ国交回復 54年ぶり歴史的転換 米大統領発表 大使館再開へ』、『ギリシャ債務返済できず EUに譲歩案提出』、『年金不満自殺を示唆 新幹線放火 容疑者、知人女性に』『「今はそっとして」被害者の夫』『危険物携帯と煙排出が課題 国交省が検討要請』(2日付、中日朝刊)
☆『安保法制「今すぐ廃案」名古屋で集会』、『新幹線放火東京駅から乗車 防犯カメラ 自殺の男』『周囲に生活苦訴え 林崎容疑者』、『錦織選手2回戦棄権 ウィンブルドン左脚けが回復せず』、『軍用地料政治姿勢で差 名護 革新市政に低く 防衛省算定』『「辺野古」提案後は急増』、『(制服姿の女子高校生=JK=の接待などを売り物にした)「JKビジネス」一斉調査 全国初 愛知県規制条例施行』、『宿泊所運営者ら逮捕 たばこ無許可販売容疑 愛知県警』(2日付、毎日朝刊)

七月一日
 朝のうち、土砂降りの雨だった空も次第に小ぶりとなり、新幹線で京都を過ぎるころには薄日が差し、大阪に着いたときは止んでいた。どこにいたのか、晴れ女のせいかもしれぬ。

 きょうは、納屋橋饅頭を手に、大阪へ。
 吹田市在住のカトマンズ日本語学院草の根校舎の会代表立山清弘さんにお会いするためで、これまでフェイスブックでの友だちだった立山さんに、やっとお会い出来た。駅前のちょっと洒落た大衆食堂で昼食をしながら彼が仲間と進めておいでになるこの秋の「草の根校舎の会50周年記念事業」に始まり、ネパール大地震のその後と復興話、私の小説「カトマンズの恋」のこと、さらには脱原発や集団的自衛権、ギリシャの債務不履行、世情全般に至るまでアレヤコレヤと話しが出来、あらためて立山さんの存在の大きさを知った。
 たまたま話し合っていた席に、市内千里山に住む堀田詔子さんも加わり、現在の安倍政権のありようにつき侃々諤々の論議に。「吹田は日本で最初に非核宣言をした都市なのだから。核廃絶にせよ、反原発にせよ、市民の多くが先頭に立って運動を進めている。あ~ぁ、それなのに。日本は他国に原発を売り込もうとしている。敦賀原発が稼働し、もし事故でも起きたら、琵琶湖も淀川水系も放射能物質に汚染されることは目に見えている。安倍さんはそうした現実を直視すべきよ」など等。
 時のたつのも忘れるほどの激しい話し合いを前に、私はただ頷くしかなかった。

 立山さんと十分話し合った私はJRで大阪梅田へ。
 大丸近く吹き抜けのスペース広場一角のチェアに座ってしばらく過ごしたあと、阪急デパート12階のカフェ「ロカンダ」で、かつて乗船した地球一周の船旅で大変お世話になった船友と再会。互いにその後の積もる話に、会話が弾んだ。
 この友は「私は核の抑止力に賛成よ。くるくる政権が変わるよりは、今のまま安倍政権がつづき、世の中が安定し景気もよくなってほしい」と、つい先ほどまでの話とは真逆の姿勢で思わず身を乗り出し、彼女の話に聞き入った。「マスコミは、それ集団的自衛権に反対だ、反原発だと騒ぎたてているが、本当に日本を守る気持ちがあるのかしら。日本を守る気があるの、と言いたい」とも。
 私は彼女が真剣な表情で話すことばの数々に耳を傾け「日本はやはり、ある面〝平和ぼけ〟している。危機感がない。無責任かもしれない。確かに生きるか死ぬかの状況下にあったら、考えは違ってくるかもしれない。」とふと、そんなことを思い「この場に、先ほどまでの立山さんたちがいれば、どんな反論をするのだろう。一緒にこればよかった。案外、どこかで一致点が見出されるかもしれない。第一、戦争のない国を目指し日本を守る―という点では双方とも同じ気持ちのはずだ」と自らに言い聴かせもしていた。
 と同時に「そんな戦争を絶対しないためにも、憲法9条は守り、ここまで国民が反対している安全保障関連法案はいったん廃案とすべきで1度ご破算にしてから、もう一度話し合えば案外いい方向が見いだせるかもしれないのでは」と思ったのである。
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 米国とキューバの1961年の国交断絶以来、続いていた敵対関係が54年ぶりに解消され国交回復へ。資金難に陥っているギリシャでは国際通貨基金(IMF)への借金2100億円の返済が遅れ、欧州連合(EU)などの金融支援策が1日に失効、EUなどから新たな資金も借りることが出来なくなった。
 トヨタが先に麻薬成分を含む錠剤、オキシコドンを輸入したとして麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された米国籍の常務役員ジュリー・ハンプ容疑者(55)が6月30日付で辞任した、と発表。会社に混乱をもたらした責任を取ったとみられ、トヨタは「世間を大変お騒がせし、多くの方々にご心配をおかけしたことを勘案し、受け入れた」としている。
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【きょうの一文・ことば】
 本当に日本人を守る気があるのかしら。撃たれてから撃つなんて。遅い。悲しいでしょ。でも、ね。日本はすばらしい国。これだけ憲法9条反対、集団的自衛権反対の世論のなか、右寄りの〝真逆〟が言えるだ、なんて。ネ!=7月1日大阪市内で。船友仲間の女性

【新聞テレビから】
☆『18年ぶり平日うるう秒』、『ギリシャ債務返済できず 対IMF 事実上デフォルト(債務不履行)』、『名神全通50年 日本の大動脈 社会を変えた』、『路線価名駅通り11%上昇 最高地点 名古屋、横浜を逆転』『栄地区を「爆買い」後押し 路線価高い伸び 名古屋らしさ魅力』、『リュックにポリタンク 新幹線放火 車内カメラに姿』『前日にポリタンク運ぶ 新幹線放火の男 知人女性が目撃』『桑原さん同僚「優しい人」 仲良し3人家族』(7月1日付、中日夕刊)
☆『新幹線 排煙設備なく 焼身放火 対策後手に』『「お伊勢参りへ」事件犠牲者の女性』、『米キューバ国交正常化 大使館、今月再開で合意』、『景況感3期ぶり改善 大企業・製造業 設備投資堅調 日銀6月短観』(1日付、毎日夕刊)
☆『新幹線で放火 男死亡』『女性が巻き添え死 25人けが、9万人に影響』『何度も車内を行き来』、『箱根山が小規模噴火 警戒レベル3 半径1㌔避難指示』(1日付、中日朝刊)
☆『EUと瀬戸際交渉 ギリシャ「解決策探る』、『井山本因坊 4連覇』、『名神高速全線開通50年 老朽化安全対策が課題 新技術改修着手へ』(1日付、毎日朝刊)

15年7月2日

ウェブ作品集

伊神 権太

実録随想「残り花」

平成二十七年七月三十一日
 ♪風に立ち 風に吹かれて 粋な日々 モーツァルトと モルト愛して(歌人、山本孝義)

 あの日々を思い。45年に及んだ放送人生活を振り返りつつ感慨を込め、お礼を述べる小野憲生さん=31日夜。八事サーウィンストンホテルにて
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 中京テレビ、中京テレビ事業と放送界ひと筋に歩み、これまで何かとお声をかけて頂いた小野憲生さん、俳人小野酔泡さん=俳句の集まり楽力「楽名句会」宗匠=でも知られる大人(たいじん)の中京テレビ事業社長退任と再出発を祝う〝小野憲生さんお疲れ様でした〟の集いが今宵、名古屋市昭和区の八事サーウィンストンホテル内、メゾン・ド・フルールで行われ、お声をかけて頂いたので喜んで出席した。
 自らに厳しく努力と行動力、人の輪を大切にされる小野さんならでは、根っからの放送人の過去45年の道を慕う多くの〝若者たち〟(1部、私のやうな年配組や俳句仲間も)が集い、これまでのご苦労と足跡を称え、こんごの人生を語りあった。若武者・小野さんは大地を踏みしめ、またヒタスラに新しき道を歩き始めるに違いない。
 この日は小野さんが番組制作にあたって長年、師匠と慕い続けてきたオルタスジャパン代表取締役の小田昭太郎さん夫妻はじめ、株式会社「えふぶんの壱」チーフプロデューサー本間岳史さんらも東京から駆け付け、華やいだなか、出席者が互いに小野さんの過去、現在、未来を酒の肴に進んだ。皆さん、底の底から楽しそうで〈人生、意気に感ず〉とは、このことだな、とつくづく思った次第である。

「見識、造けいともに〝ひとりの放送人〟として文化的側面を象徴しているのが、小野さんだ。これだけ愛情をもって仕事に取り組む男は、そうそうざらにはいない。しかし、これからが長いぞ。趣味だけでは過ごせない時間が待ち受けているはずだ」(小田さん)の愛情あふれる乾杯の音頭で始まった、この集い。中京テレビでは制作畑出身の初の生え抜き社長となった山本孝義さんのはなむけの短歌が冒頭の1首である。山本さんは、あいさつで「我々は、小野さんから編成に対する姿勢を学び、小野さんの背中を見ながら一緒に、ここまでついてきた。小野さんが道筋を敷いてくださった〝テレビのファッション〟は、いつまでも受け継いでいく」とも語った。
 何はともあれ、小野さん! 45年間の長きにわたって放送界に力を尽くされ本当にお疲れさまでした。そして私の小説に対する手厳しい指摘とアドバイスも、ありがとう。感謝しています。(帰りには、シダ―の香りがする、ちょっとお洒落な衣類・布製品用消臭剤ニューヨーク発ブランド「ファブリックフレッシュ」をお土産に帰路に)

 というわけで、少しホロ酔い気分の私は名鉄江南駅でタクシーを拾い江南市内の、とある居酒屋へ。カラオケで「熱砂」同人仲間の音楽家で詩人牧すすむさんが作曲した都はるみの〈恋の犬山〉はじめ、寺山修司作詞の〈時には母のない子のように〉など数曲を歌い、しばらく歓談して帰った。ママと話すうち「かつて三重の和具大島沖、潮かけ祭りの取材のさなか、海に投げ込まれたあの海女さんたちの言葉にイントネーションが似ているな」と思いきや、「あたし伊勢から尾張に来たんよ」の言葉には驚かされた。また行こう。
 つい、先ほど帰宅したが、もう夜は遅い。いや、この原稿を書いているうちに朝になってしまった。

【きょうの一文・ことば】
 かつて〈東京に名古屋を探せ〉の視点から中京テレビのローカル特番を制作したことがありますが、あのときつくづく思いましたよ。「江戸の文化は実は、今も三河や尾張でもっている。徳川家康の力は絶大です」=「えふぶんの壱」チーフプロデューサー、本間岳史さんのことば。本間さんは日テレ【ワザあり! 日本】の制作にも携わった。小野さんの会からの帰宅途中、地下鉄車内にて

「平和」をめぐる状況が一変してしまったのだ。戦後長らく戦争根絶の願いだった「平和」は、戦後七十年の今、戦争隠しの管制言葉として流通する。石内の苛立ちはこんな今に関わるに違いない。戦争につながる平和か、戦争を拒む平和か。参院での安保法制審議はまず「平和」の定義から始めてほしい。(ピース)=31日付中日夕刊『〈大波小波〉「平和」の意味の変質』の記事から。抜粋

【新聞テレビから】
☆『なんて暑いの 桑名で37・7度』『御嶽山で火山性地震 噴火後で最大規模観測』、『「エンブレム変更を」ベルギーロゴ学者IOCに要請へ』、『沈没漁船 夢を乗せ復活 漁業の街・蒲郡 再興託して』、『〈旅〉佐渡島 新潟県 殿様気分のたらい舟(文・写真 富永賢治)』、『〈グラフ〉魔女のささやき 聞こえてきそう 名古屋市博物館で特別展』、『町家保存学生の手で 住民の負担教育活用でカバー 名古屋の商家を名城大生再生』(31日付、中日夕刊)
☆『陸前高田のマツ「孫」誕生 住民「生命力の強さ見せてくれた」』『復興予算執行率60% 14年度2・4兆円使われず』、『セブンとユニクロ提携 年内めど商品共同開発へ』、『原爆模型塗り替え 長崎・資料館 投下当時の色に』、『AED普及進む 市民解禁の04年以降63万台販売 使用率の低さが課題』(31日付、毎日夕刊)
☆『地下壕埋もれる戦後 大阪・高槻「タチソ」ルポ 進む荒廃「守るべき遺跡」』『犬山や可児見学難しく』、『長良川河口堰 耐震未着工のまま 調査遅れ危険放置の指摘 津波被害拡大の恐れ』、『出光、昭和シェル統合へ 1691億円で筆頭株主に』、『〈戦後70年 甦る経済秘史〉ピンチ救った真珠の貝殻』、『〈通風筒〉◇…福井県美浜町日向沖で三十日早朝、細長い深海魚のリュウグウノツカイ(竜宮の使い)が見つかり、地元の漁師によって引き揚げられた=写真。……』(31日付、中日朝刊)
☆『スカウト若者ら 毎日4000人広島へ=第23回世界スカウトジャンボリーで「広島ピースプログラム」が始まった。毎日4000人が広島市で平和について学ぶ』『「平和祈り続ける」 ジミー・ペイジさん=1970年代に活躍した英国の伝説的ロックバンド「レッド・ツェッペリン」のリーダーでギタリスト、71歳=広島再訪 感動残した1971年の公演』、『戦後70年宣言首相宛て提出 愛知の市民団体』、『住民側が上告へ 厚木騒音高裁判決 国も検討』、『TPP(環太平洋パートナーシップ協定) 米、車関税20年で撤廃 日本に恩恵限定的』、『川内 来月10日再稼働 九電方針 大規模訓練を終了』、『磯崎氏参考人招致 来月3日 公明も進退言及』、『五輪招致人権を重視 IOC会長が寄稿 22年(冬季五輪)開催地きょう決定』、『■ダルビッシュ投手に男児誕生』(31日付、毎日朝刊)

七月三十日
 午後9時50分、鹿児島県の諏訪之瀬島が噴火、噴煙が1000㍍の高さに立ち上がっているという。安保法制の集団的自衛権の行使容認を巡り「法的安定性で国は守れますか。こんなもので守れるはずがない」と発言。野党どころか、身内の自民党内の議員からも批判にさらされている磯崎陽輔首相補佐官が来週の参院特別委に参考人招致されることに。一方できょうの国会質疑で「徴兵制の導入は憲法18条の定めからも違憲で禁じており、ありえない。子どもが兵隊に取られることは断じてありません」と安倍首相。
 名古屋市のパロマ瑞穂球場であった高校野球愛知大会決勝戦。中京大中京が4―3で愛工大名電に勝ち、5年ぶり27回目の夏の甲子園出場を決めた。

 日本ペンクラブの会報(7月20日発行)、中日社報(7月15日)などの郵便物にまじって、ことしもあの〝トンペイさん〟(木村東平さん、日本プロ麻雀連盟中部本部 本部長八段)=松坂屋友の会カトレヤ文化教室講師、中日文化センターレディス麻雀教室講師、名鉄カルチャーセンターレディス麻雀教室講師など=から「2015年 平成27年 盛夏 しょちゅうおみまいもうしあげます」と書かれた暑中御見舞のはがきを頂いた。
 相変わらず、トンペイさんならでは、の機知と機転、ユーモア、アイロニーに満ちあふれたもので、とても1人だけで読ませて頂くにはもったいない、世相を見事にとらえた名作だ。
 以下、ここにその一端を紹介させてもらう。
自衛隊の方々【し】
他国(ヨソノクニ)の戦闘地域で銃を撃ったり撃たれたりすることなく【ょ】
躊躇なく安保反対を唱えて下さい【ち】
夢にも靖国の御霊にならない様に【ゅ】
産(うま)く、喚起(カンキ)、喝策(カツサク)で迎えた【う】
オリンピック(2020年・東京)【お】
見目(ミタメ)のいいザハ・ハディド氏のキールアーチ【み】
本気(マジ)で建設? 13億は支払ったが、白紙にして良かった【ま】
今の日本に建築学者が〇〇もいないの【い】
もう少し正確に物事を進行してくれないと【も】
……

        ×        ×
 手元に届いた日本ペンクラブ会報P.E.Nの第431号の1面見出しは【第31回「平和の日」富山の集い 「平和の日に想う 旅・愛・命・平和への祈り】というもので、ことし3月1日に富山市・芸術文化ホールであった4組8名のリレートーク=中西進氏+下重暁子氏〈旅〉 新井満氏+太田治子氏〈愛〉 志茂田景樹氏+中島京子氏〈命〉 浅田次郎氏+落合恵子氏〈平和への祈り〉=を紹介する内容だった。読みごたえがありそうなので、さっそく読み始めた。1人の会員としても、日本ペンの意欲的な取り組みはとてもよいことだと思う。
        ×        ×
【きょうの一文・ことば】
(『明るい方へ―父・太宰治と母・太田静子』を)拝読して、感動しました。お母さんのくだりに付箋を貼ってきましたので、ちょっとだけ朗読させてください。
 私は声を上げて泣きたくなった。あまりにも恵まれた少女時代を送った母と、私の知っている、倉庫会社の食堂で働き詰めだった母は、どうしても結び付かなかった。
 自分の心を欺くことなく生きてきた母はそれで本望だったのだ。しかし、未婚の母として、女手一つで私を育てるために、身を粉にして働き続けた母の姿が浮かんでくると、かわいそうでたまらなくなった。
=日本ペンクラブ会報431〈リレートーク2 平和の日に想う 愛 新井満氏+太田治子氏〉のなかで。新井満さんが太田治子さんに対して

 世界中に平和を求めていない人は一人もいないはずなのに、なぜか暴力と戦争はいつまでたっても絶えることがありません。恒久の平和が人類の最大の望みです。これが実現されることを祈念して、本日の「平和の日」の集いのイベントを成功させたいと思います。皆さんもこれを機会に、平和とは何かということをお考えくだされば幸いです。
=第31回「平和の日」富山の集いで。浅田次郎日本ペンクラブ会長のあいさつ

【新聞テレビから】
☆『文士が愛した賢島 山崎豊子さん宮本輝さん田辺聖子さん』『〈賢島が登場する主な文学作品〉歴史、文化、風土が引きつける?』、『来年末までの被害賠償 高裁初認定 厚木基地騒音で 自衛隊機夜間差し止め』『〈解説〉米軍機判断避けた司法(相模原通信局・寺岡秀樹)』、『米、日本産牛肉関税撤廃へ TPP 低関税枠3000トンに拡大』、『〈文化〉信州大に「北杜夫文庫」創設』、『誕生首長くして待った 東山動物園 キリンの赤ちゃん』(30日付、中日夕刊)
☆『オマル師死亡確認 アフガン政府 タリバン最高指導者』、『イラク炎暑50度予想 4日間公休に』、『国連の世界人口予測 2100年に112億人 日本、8300万人に減少』、『厚木騒音東京高裁判決 自衛隊機2審も飛行停止 将来まで賠償拡大』、『磯崎氏の更迭拒否 法的安定性発言 首相「電話で注意」』、『マレーシア機残骸か インド洋西部の島』、『月刊「宝島」休刊』、『労働運動は未然防止/農民組合は解散を/映画など上映禁止 「特高」教育資料 山形で発見1941年県警が各署に配布』、『日生ナイン 激闘Vを本社報告 都市対抗』、『似てる!? 東京五輪エンブレム ロゴ作者が指摘 ベルギーの劇場ロゴ』『アダルトサイト閲覧「登録解約に32万円」 警官1813万円詐欺被害』(30日付、毎日夕刊)
☆『安保法案を論破! 自民動画=自民党が作ったアニメ動画「教えて!ヒゲの隊長」=のパロディー人気「立憲主義否定どこの独裁国家って感じ」』『怒りの赤 栄に集結』、『うなる御嶽捜索命懸け 再開初日 不明者発見できず 山小屋に遺留品』、『南シナ掃海排除せず 首相「新3要件満たせば」』、『慰安婦問題「なかったのか」 河野洋平氏談話批判に反論』(30日付、中日朝刊)
☆『被爆者治療を政治利用 米原爆調査委所長が書簡』『〈被爆者治療セズ ABCC(米原爆傷害調査委員会)㊤〉内緒でペニシリン投与 患者は研究対象 医師ら葛藤』、『真央さんおかえり 長久手・アイスショー』、『大阪決戦 日生V 都市対抗』(30日付、毎日朝刊)

七月二十九日
 多治見が37・3度。きょうも暑い日だ。
 皇后陛下の美智子さまが先月末から胸の痛みを訴えられ、急性心筋虚血の疑い(8月に東大病院で精密検査)。沖縄の翁長知事が都内での講演で「辺野古の海の埋め立て承認は合法的に取り消せる」と明言。前知事による埋め立て承認を検証した第3者委が手続きの法的瑕疵の指摘を受けての発言だという。
        ★        ★
 深夜遅く。パソコンのユーチューブでフランク永井の〝大阪ろまん〟と〝大阪ぐらし〟〝こいさんのラブコール〟〝公園の手品師〟を繰り返し聴く。どれも、心に染み入る。耳を傾け大阪にますます魅かれていく自分。なぜ、大阪が好きなのか。
        ❤        ❤
 寝具を清潔に一新され「余は満足じゃ」とうれしそう。「暑いので皆さん、おからだ大切に」と長女猫のこすも・ここ=29日。自宅〈ここの間〉にて
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 きょうは、わが友の1人でもある長女猫、こすも・ここちゃんに振り回された。彼女は、お漏らしなどをして失敗して汚してしまうと、決まって私の傍らに走りきて、♯ニャン、ニャン、ニャ、ニャア~ンと、それはけたたましく鳴き叫び、一歩も引かない。早く取り除いてきれいに、と要求してくるのである。デ、こんな時は妻よりも私の方にきてせがむ。私の方が彼女にとっては与しやすいからか。
 というわけで、汚れた専用のカーペットの汚れを雑巾で丁寧にふきとってやる。そして天気もいいことだし、いい機会とばかり他のカーペットなど寝具一式の汚れをきれいさっぱりふき取ったうえでベランダで干そう、と決断。終わって夕方、新たに敷いたそこに座らせると座り心地がふかふかでよほど快適だったのか。甘えた声でニャア~ン、ニャア~ンと満20歳(人間なら95、6歳)という高齢の割りには、つぶらな目で礼を言われたのには驚いた。彼女にも「きれいにしてもらえたことが分かるんだ」。

 合間をみて、横笛の自主練習を始める。きのうお師匠さん宅での個人レッスンで「暗譜をして姿勢をよくしてふけるようになったらいいよね。今度くる時までに暗譜してきてみてよ」と言われたこともあって、先ずは現在練習中の〈平城山(ならやま)〉の演奏から姿勢をよくして始める。この曲の暗譜を、と心に期しての挑戦となっただけに、我ながらかなり気合の入ったいっときとなった。暗譜とは別に、譜面を前に〈さくら〉をはじめ、〈風の盆恋歌〉〈越後獅子の唄〉〈酒よ〉〈惜別の歌〉などもふいてみる。
 情感を込め、空気を切り裂いてふき進めるうち「ヨシッ、いける。この調子」と自分で自分にハッパをかける。笛吹き名人に一歩近づいた、そんな錯覚に全身が包まれるなか「まだまだ。まだまだ、だよ」ともう1人の私が自身を攻めたてる。と思ったところへ、舞が帰宅。「まだまだよ。こちらがお金を払って聴いてもらわなきゃ」と相変わらず手厳しい。でも、このところの上達に目を見張ってくれていることも疑いなさそうだ。

 というわけで、遊び人でもある一匹文士、伊神権太の1日はきょうも暮れていった。ただ先日の野菜畑での草引きがたたってか、背中の片側、左の奥でズキンズキンと痛さが押し寄せてきている。横にもなれない。少し動き過ぎかもしれない。ほおっておけば自然に治るだろう。
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 米マイクロソフト(MS)がきょうから、最新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」の無料提供をインターネット上で始めた。無料化に伴い店頭での製品取り扱いはなくなったが、同社はこの日、新機能などを紹介するイベントを世界13都市で開催した。こうしたウィンドウズの無料提供は初の試みで、現時点では「ウィンドゥズ7 SP1」「ウィンドウズ8・1 アップデート」の利用者が対象で1年に限った措置。まず開発協力者が優先され、その後に一般協力者が取り込める。
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【きょうの一文・ことば】
「8年ぶりの手紙をもらうなんて、長く生きたかいがあったよ。」「100年たとうが、心の傷は癒えない。けれどね」。「どんな雑談だっていい。教壇に立った彼女が原爆の惨禍を伝え、生徒の一人でも『戦争はいけない』と思ってくれたらバトンタッチだ。こんな喜びはないんじゃないかな」。
=29日付毎日朝刊『「少女」の手紙再び 広島で被爆張本さんへ 8年ぶり届く「原爆伝える教師志す」』の記事のなかで。元プロ野球選手で現在、プロ野球評論家の張本勲さんのことば。張本さんは5歳の時に、爆心地から約2・3㌔離れた広島市段原新町(現南区)の自宅で被爆した

「やさしくね やさしくね やさしいことはつよいこと」=29日朝NHK総合『おはよう日本▽宮城まり子さんが語る戦争経験から福祉まで』の番組のなかで。日本初の肢体不自由児の社会福祉施設「ねむの木学園」園長宮城まり子さん

【新聞テレビから】
☆『不明者家族の思いを胸に 御嶽山9カ月ぶり捜索 重点エリアに3地点』、『最低賃金 平均18円上げ 過去最大幅、時給798円に』、『男子厨房入れば楽し 大府で映画ロケ 趣味・友人増え満幅』、『パンダ ギネスだ 香港・37歳最高齢』、『清須の重傷事故 不起訴不当議決 検審「過失運転再捜査を」』(29日付、中日夕刊)
☆『九州北部梅雨明け』、『102歳自殺 東電を提訴 遺族「避難強いられた」福島地裁』、『御嶽山不明聴覚障害の夫婦 「早く一緒にしてあげたい」 発見を願う家族、知人』『標高3000㍍、過酷な捜索』、『マッカーサー部屋公開 3年ぶり「千の証言」展も開催』ね『対中国「対話を継続」 安保法制 首相、必要性強調』、『74歳「研究で人生わくわく」 名大博士号取得 中部地方の電気事業史』(29日付、毎日夕刊)―
☆『御嶽不明者6人きょう捜索再開 長野岐阜 麓で結隊式』、『草の根抗議広がる 安保法案 学生やNGO「廃案に」』『首相、補佐官更迭を拒否 安保法案 法的安定性発言で 参院特委野党が追及』、『谷繁最多3018試合出場』『努力の人 勝利を』『もっくん山里が原点』、『誘導路で離陸滑走 シンガポール 日航機ミス、報告怠る』、『〈中部の文芸 小説・評論 清水信〉馬場駿吉「加納光於とともに」本質照射の筆力に瞠目』(29日付、中日朝刊)
☆『新国立担当局長辞職 「しっぽ切り」批判相次ぐ』、『5人殺害放火 死刑判決 山口地裁 責任能力認める』、『安保法案反対1万5000人集会 東京・日比谷』『駆けつけ警護追加 南スーダン自衛隊PKO 政府検討 安保法施行後』『集団的自衛権 攻撃意思表明なしでも 行使要件 参院安保特委で首相』、『「LINE」小中高生調査 10万人ネットトラブル把握へ』、『■気象庁、来月から「噴火速報」開始』(29日付、毎日朝刊)

七月二十八日
 一宮空襲から70年。一宮市桜の大乗公園では727人の犠牲者の冥福を祈って追悼式が催された。
 ジン、ジン、ジン。ジン。蝉しぐれが滝の流れから、こんどは〝吹き矢〟同然となって降り注ぐ。名古屋への道すがら、名鉄江南駅に立ち、何げはなしに目を注いだプラットホーム。ここでは1羽の蝉がじぃっとしたまま動かない。抜け殻には早そうだが。「死んでるかな」と思い革靴で少し突ついてみたら、瞬間、蝉は慌てたように羽を広げ空中に浮かんで飛び去った。暑くて体力がもたず休んでいたのだろうか。

 最近、よく思う。
 室内にいて時折、耳に入ってくる階段を上り下りする足音とその気配が、長女猫のこすも・ここと妻の舞、息子の3人とも、とても良く似ている、と。♪タン、タン、タン♪タン、タン、タンと大気を切って歩むリズミカルなもので、室内でワルツを踊っているように聞こえくるのだ。デ、私は足音がするとワルツが始まった、と思うことにしている。
        ❤        ❤
 プロ野球中日の谷繁元信監督兼選手(44)がナゴヤドームであった阪神戦に「八番・捕手」として先発しプロ野球最多出場記録となる3018試合出場を達成した。試合の方は6―4で負けたが「勝って偉大なる記録をつくってほしかった」。「相手に負けたくない。自分にも負けたくない。そういう思いでやってきました」と谷繁選手。
 夏の高校野球の方も、この日は神奈川大会決勝で東海大相模=2年連続10度目の出場を決める=に敗れた横浜の渡辺元智監督が現役監督としての指揮を終えた。通算51勝、春夏合わせ過去5回の優勝経験を持つ監督は「多くの選手に恵まれ、(高校野球は)自分の人生そのものでした」と感慨深げ。こんごは終身名誉監督として後進を見守ってゆく。
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 翼の長さが81・7㍍もある、海に浮かぶ超大型の風車「ふくしま新風」。世界最大級の洋上風力発電が福島県楢葉町沖現場海域の約70㌔離れた目的地に向かって福島県いわき市の小名浜港を出港した。発電能力は7メガワット、一般家庭6000世帯の電力が賄えるという。順調なら9月から発電が始まり、その電気はすべて東北電力に売電されることになっている。今回タイプの洋上風力発電は、ノルウェーやポルトガルで研究が始まったばかり。技術面での課題が残るなか、福島第一原発の事故を受け、再生可能エネルギーへの期待が膨らむ日本でも実証研究を、というわけだ。
 この日は、福島第一原発事故1号機の原子炉を覆う建屋カバーの取り外し作業も始まり、廃炉に向けての節目を迎えた。カバーは放射性物質の飛散防止のため設置されていたが、東京電力によると、取り外しの前後で空気中の放射線量に大きな変化はないという。建屋カバー全体の解体を終えたら、建屋上部にあるがれきの撤去作業が行われ、2020年度には、使用済み核燃料の取り出しに着手したい、としている。歩みはのろい。でも、少しずつではあるが「改善」に向けての努力が進む。

 きょうの毎日夕刊によれば、ウクライナ人女性アーチストのダリア・マルチェンコさんが約5000個の薬きょうを使ってロシアのプーチン大統領の肖像画を制作して公開。題は「戦争の顔」だが、ひと目でプーチン大統領と分かる。ロイター通信によれば、薬きょうは、ウクライナ軍と親ロシア派組織の紛争が続くウクライナ東部の前線で集められたもので〈奪われた命〉を意味している。
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【きょうの一文・ことば】
「食べて終わりではなく、地形の成り立ちを知り、実際に足を運んでもらいたい」「自然の成り立ちを知ると、自然への畏敬の念が湧く。菓子を通じて自然や火山の魅力を多くの人と共有したい」「お菓子をきっかけに地形の成り立ちに関心を持ってもらいたい」=28日付毎日夕刊『地質かたどりお菓子 食べたい火山の恵み 伊豆の鈴木さんら手作り』の記事のなかで。伊豆半島の火山活動でつくられた地質や景観をかたどった菓子「ジオ菓子」を手作りする静岡県南伊豆町のグラフィックデザイナー鈴木美智子さん(43)

【新聞テレビから】
☆『〈目耳録〉熱い思い(井上昇治)』、『建屋カバーの解体開始 福島第一1号機16年度中に完了へ』『102歳自殺 東電提訴へ 原発事故「避難したくない」』、『御嶽捜索 岐阜県隊が入山』、『参院選「2合区」成立 改正公選法 来夏から「10増10減」』、『燃料片道の5倍積載 小型機墜落 重量と気温影響か 飛行前の計算重要』(28日付、中日夕刊)
☆『〈戦後70年〉豊川空襲2500人再現劇 市内の小中高生ら上演 来月7日』、『首相「野党は対案を」 安保法案 参院実質審議始まる』『磯崎補佐官が謝罪』、『新国立担当局長が辞職 定年まで1年半 事実上の更迭か 文科省』『首相秘書官後任も女性』、『情報通信技術で地方雇用20万人 白書で活用試算』、『「慣熟」「遊覧」あいまい 小型機墜落 都、確認は困難』(28日付、毎日夕刊)
☆『夏色一面ユリ香る 岐阜・郡上』、『〈特報〉国立大への「不要」圧力強まるけれど… 今こそ人文系 私塾は大入り』『答えがない問い追究 社会問題考えなきゃ―』『「機雷特定国想定せず」 安保参院審議 首相揺らぐ説明』、『〈戦後70年〉平和のペダル踏み出す 高校生灯つないで名古屋へ=「自転車ピースリレー」が27日、岩手県花巻市をスタート。毎日100㌔ほど走行し名古屋をめざす』、『計画性否定、死刑回避訴え 蟹江殺傷控訴審 10月14日に判決』『散髪し自力出廷 林被告』、『墜落 当初予定と別機体 管理会社 理由は説明せず 事故調交信記録聞き取り』『★ヨン様が結婚式』(28日付、中日朝刊)
☆『汚染浄化地下水 漁協が放出容認 福島第1』、『〈御巣鷹からの伝言④ 日航ジャンボ機墜落事故30年〉親子3代歯科医 26歳、亡き祖父に誓う 遺体返す手助けを 父同様、災害時に身元確認したい』、『著作権保護70年に統一 TPP閣僚会合合意へ 文学作品無料公開に影響』、『安保法案 公明離れの学会員次々 自民と協調に「失望した」』『解釈改憲巡り参院議員11人 2年前全員「認めない」』(28日付、毎日朝刊)

七月二十七日
 群馬県館林市で38・7度。関東を中心に厳しい暑さが続き都心でも午後、35度を超え2日連続の猛暑日に。ここ尾張名古屋もうだる暑さで、自宅周辺の木々からは1日じゅうセミ時雨が滝の流れの如く頭上から落ちてきて、暑さをいっそうかりたてた。日本列島が高気圧に覆われた影響もあり、この日全国928観測点のうち最高気温が35度以上の猛暑日は60地点以上、30度以上の真夏日となると猛暑日の地点も含め600地点を超えた。名古屋は34・8度、岐阜33・9度だった。
 
 それでも、この暑さのなか、ナンダカンダと時が過ぎゆく。人間みな右に左に、前に後ろに、とそれぞれの運命を背負い、思惑と意識のなかを生きていく。見えない神のなせる業には、誰とて抗えない何かが潜む。傍らで座り、かわいい顔で私をじっと見つめている猫ちゃんたちだって同じだ。見えない運命の、その糸のなかを生きている。
 きょうは、昨日の「熱砂」例会に欠席した同人に、その内容をメールで1人ひとりに丁寧に知らせるのに結構な時間を費やした。主宰として全員に公平に知らせ、次への創作に少しでも生かしてくれたらと、そんなささやかな願いからである。何はともあれ、書かなければ始まらない。同人には、これまで以上の執筆意欲とその創作内容に期待したい。

 お店が休みということもあってか。夕方になり突然「イクヨ」と発せられた指令の下、【ゴッホの種蒔く農夫】の世界よろしく、ふたりは農夫と農婦に変身。和田二タ子の畑へ。相棒が畝に葱苗を植えていくなか、私はまたも生え放題になりかけていた雑草取りに追われた。1時間のドラマではあったが、さすがに帰宅するや「ふろに入って汗ながす」と彼女。いろいろ病を抱えているだけに心配ではあるが、やると言ったらトコトンやる女だけに従うほかあるまい。
 せめての救いは大きく育った茄子とピーマン、赤いミニトマトが結構な量とれたことか。鋏で収穫する時の彼女は「アラッ、なってる。また、なってるじゃないの。信じられない」と笑顔がはじけた。
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 夏季休暇でフランス南部バロリスの別荘に滞在しているのが、サウジアラビアのサルマン国王。ところが、仏当局が警備上の理由から別荘に面した海岸約1㌔を立ち入り禁止としたから治まらないのは付近住民たち。「ビーチの私物化だ」と訴え、10万人の署名を集めて抗議する騒ぎに。AFP通信などによると、国王は25日に南仏に到着。約3週間、エレベーターで海岸に下りることができる別荘で過ごす予定。側近ら1000人もホテルなどに同行宿泊していることもあって業界関係者は滞在を歓迎している、という。
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【きょうの一文・ことば】
 ことし自分が初めて表彰台に乗れ、嬉しい気持ちでいっぱいです(乾友紀子)出来ないわけないよな。あれだけ練習してきたのだから。デュエット1個のメダルだけでは、私も日本に帰れません(井村雅代ヘッドコーチ)=カザニ(ロシア)であった世界選手権のシンクロ種目で乾友紀子(井村シンクロク)三井梨紗子(東京シンクロク)組が92・0079点をマーク。2007年メルボルン大会いらい4大会ぶりに日本に銅メダルをもたらしたあと。報道陣の前で、感極まり

【新聞テレビから】
☆『0―5から早実8回8点大逆転 100周年聖地に怪物1年生 清宮(幸太郎)甲子園 男泣き 早実8―6東海大菅生』(27日付、中日スポーツ)
☆『〈戦後70年〉特攻隊員生きざま描く 養成部隊に焦点 証言映画』、『北米生産SUV岡崎移管 三菱自 現地工場閉鎖を発表』、『名古屋で両陛下 国際学会に出席』、『旭天鵬 引退を表明「気持ちの糸が切れた」』、『高度上がらず左旋回 小型機墜落 離陸直後異常か 警察と消防 現場検証』『犬好き助けようと 小型機墜落巻き添えの女性「いつまた…」住民不安残る』(27日付、中日夕刊)
☆『ソマリア首都 自爆13人死亡 過激派が犯行声明』、『(反政府勢力の)タリバンが治安部隊制圧 アフガン北東部 兵士ら110人拘束』、『韓国MERS 隔離対象者ゼロ 2カ月ぶり』、『薬物売買容疑72人逮捕 警視庁 新宿の暴力団幹部ら』、『第三者卵子で受精卵 無償提供 不妊治療、国内初』『法整備なく課題多く』、『川内原発 再稼働へ大規模訓練 新たに導入 安全対策点検』、『安保論戦参院スタート 首相 抑止力強化訴え』、『小型機墜落「操縦士養成」許可なし 死亡機長の経営会社』(27日付、毎日夕刊)
☆『小型機住宅街に墜落 東京・調布 住民含む3人死亡』『5人けが、10棟焼く』、『固き絆 男二人の千秋楽 初土俵23年半 旭天鵬と若の里』、『白鵬35度目V 名古屋場所 旭天鵬引退へ』、『「気に入ったナイフで刺した」日進強殺 少年、殺人に興味か』(27日付、中日朝刊)
☆『「なんと美しい」宇宙から夜景 油井さん投稿』、『「いじめ自殺の一因」 岩手・中2 学校が調査報告書 6件を認定』『父「報告書納得できぬ」岩手・中2自殺 アンケート開示要求 同級生らを告訴』、『昭和新山噴火情報伏せる 北海道警に記録 太平洋戦争末期 戦意低下恐れ』(27日付、毎日朝刊)

七月二十六日
 名古屋駅に近い「つちやホテル」会議室での中部ペンクラブ理事会に出席後、同じホテル内の喫茶室に場所を替え、私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の例会に臨んだ。中ペン理事会では、さきに開かれた創立30周年記念総会での反省点はじめ、会誌「中部ペン」22号発行、秋の公開シンポジウム『中部ペン』を読み文学を語るシンポジウム(9月20日愛知芸術文化センター12階アートスペース)、さらには文学散歩「清流と名水の城下町、郡上八幡への旅(若宮集古館、古今伝授の里、和歌文学館。11月11日)」の進め方などにつき熱心に話し合われた。
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 写真は〈あぁ玉砕の島〉での牧さん=琴伝流大正琴・弦洲会会主で大師範=らによる慰霊の大正琴演奏を報じた現地紙【MARIANAS VARIETY NEWS AND VIEWS】
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 引き続き開かれた「熱砂」例会。大津と岐阜からの同人は所用などで参加できなかったが、出席した同人1人ひとりが、それぞれの近況と文学に立ち向かう意欲と姿勢、創作中の作品の切り方などにつき互いに意見を求め、熱心に語り合う有意義な会となった。「熱砂」の場合、瞬時にいつだって自在に世界に作品を公開できる。この強みと創作欲を生かし日本に誇るウエブ文学同人誌を土俵に世界を視野に、より効果的に日本文学を未来と世界に向けて発信していく。そして何よりも、同人同士が互いに切磋琢磨していくことをあらためて約束しあったのである。

 例会の席で出た主な発言は以下の通り。
▽せっかく、全国でも他に先がけこの地方で産声を上げたウエブ同人誌だ。同人1人ひとりが揺るぎなき誇りと自信をもって、努力に努力を重ね創作活動を続け、それぞれの作品を発信していくべきだ▽同人相互の交換日記(往復書簡)を交わす方法もいい▽子育てに忙しい同人は、自らの体験を基に三好京三とは違った角度からの〝子育てごっこ〟の執筆に挑んでほしい。新婚間もない同人は、何げない日常の風景を切り取って第二の向田邦子を狙え▽300字小説など【起、承、転、結】で終わる掌編を積み重ねてドシドシ書いていくことも大切だ▽自らの文には、あくまで厳しく。納得いくまで書きなおす。決して自己陶酔に終わることのないよう(なかで「いつも妻に作品を突き返され、この関門を超えるのが大変です」の声も)▽新たな詩集を出したいが、手文字にするか活字にするかを検討している▽(足と腰を痛めて現在、病気療養中の同人には)出来たら、正岡子規の向こうを張った新「病牀六尺」に挑戦してほしい。俳句でも詩、エッセイでもダイアリィーでもいい。1日2、3行~5、6行でもいいから、など。

 席上、同人で詩人、ふるさと音楽家倉知弦洲として琴伝流大正琴「弦洲会」を主宰し世界をステージに活躍する牧すすむさんからは、先月23日に玉砕の島・サイパン島の岬「バンザイクリフ」で32年ぶりに慰霊の演奏を実現させ、写真入りで現地紙に大きく報道された(7月7日付中日近郊版でも【戦後70年】のカットつきでトップ扱い)旨、報告があった。また私からは私自身も加わり、加賀乙彦、森詠、山本源一さんら日本ペンクラブ有志らを中心とした〈反原発をめざす文学者の会〉活動の現況を説明。ネパール大震災の後、カトマンズを拠点に現地の復興支援活動に献身努力する稲沢市出身の長谷川裕子さん、ニルマニ・ラル・シュレスタさん夫妻の身を粉にしての奮闘努力ぶりなど私の周辺事情についても説明させて頂いた。
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 午前11時ごろ、東京・調布の住宅地に5人が乗った小型プロペラ機が墜落。操縦していた機長ら小型機の2人と住宅にいて巻き込まれた女性の計3人が死亡、5人がケガをし住宅1棟が全焼、9棟の1部と車2台を焼いた。大相撲名古屋場所の千秋楽が名古屋市の愛知県体育館で開かれ、横綱白鵬が鶴竜との横綱対決を寄り切りで制し、14勝1敗で35度目の優勝に輝いた。
 大相撲といえば、能登・穴水出身の遠藤が阿夢露相手にもろ差しで寄り切って快勝。4場所ぶりに2桁勝利をあげた。一方で前日、11敗目を喫して十両への陥落が決定的となった旭天鵬(モンゴル出身、西前頭11枚目。友綱。40歳)は大歓声のなか、栃の心との1番に挑んだが寄り切られて黒星。タオルで目をぬぐい引き揚げる姿が印象的だった。
 初のモンゴル出身力士の1人で幕内出場回数を史上最多の1470回にまで積み上げ、史上最年長の初優勝を果たしたことでも知られる元関脇旭天鵬。今場所は3勝12敗で引退が確実に。そして引退と言えば今ひとり、元関脇で西十両11枚目の若の里(39歳)も4勝11敗に終わり幕下転落が確定的でふるさと青森での夏巡業後の引退の可能性が強くなった。
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【きょうの一文・ことば】
 ボクは終戦の翌年の9月に新潟のブタ小屋で生まれました。ちいさいころは、親がせんべいを焼いて作る和菓子屋をやっていたから。いつだってひとりぽっち。悲しくて淋しいことばっかりでした。夜は、おばあちゃんのオッパイにしがみついてた=ウエブ文学同人誌「熱砂」の例会のあと。名古屋市内の居酒屋「昭和食堂」にて。詩人で作家でもある真伏善人は昔を思いだし、しみじみとこう語った

「大魔神のフォークが最初ですよ。ボールが一度収まったら、逃げないようになっている」「『もっと深く』『もうちょっと深く』と何度も作り直しているうちに、いまの形になった」「捕手としての進化と野球哲学がミットに表れている」=26日付中日朝刊『3017試合受け止めた相棒 谷繁ミット進化の形 横浜のファンも祝福』の記事のなかで。谷繁の選手生活を裏側で支えてきた野球用品メーカー「ハタケヤマ」(大阪市平野区)の畠山佳久社長※谷繁選手のミットは独特の形をしている。一般的なものと比べて間口が狭く、奥行きが深い
【新聞テレビから】
☆『忍者 歴史の舞台裏で活躍した忍者。その存在は謎に包まれているからこそ、私たちの心を惹きつけるのかもしれません。さあ夏休み、忍者の世界へGO!』(26日付中日、〈サンデー版 世界と日本 大図解シリーズ №1209〉)
☆『猛暑の夜「ドン」と咲く 長良川中日花火』、『〈戦後70年〉1942年 球児は「選士」だった』『戦時色幻の甲子園 松本商業OB「召集の場内放送」記憶』、『谷繁3017試合出場 プロ最多タイ=プロ野球中日の谷繁元信監督兼選手(44)が25日、神宮球場で行われたヤクルト15回戦に7回から出場、野村克也(南海=現ソフトバンク=など)が1980年にマークした最多出場記録に並んだ』、『強盗犯意の有無焦点 蟹江3人殺傷 あす控訴審初公判』、『「夕飯のことで叱られた」日進強殺 家族の確認取れず』(26日付、中日朝刊)
☆『水面照らす船ゆらゆら 津島で天王祭』、『少年 IS(過激派組織「イスラム国」)戦力に シリアで自爆訓練証言「お金くれる」友と参加』、『日進強殺 関与疑い家族で協議 逮捕前 県警がメモ押収』『逮捕から1週間「抵抗され無我夢中でやった」「祖父に似ていたので狙った」 家族関係に不満? 証拠隠滅か』、『(人気アニメ「ドラえもん」の声で知られる)大山のぶ代さん 声の収録に復帰 認知症公表後初』、『■開高健ノンフィクション賞に朝日記者=三浦英之さん(41)の「五色の虹~満州建国大学卒業生たちの戦後~」が選ばれた』、『■膳場アナが結婚、出産へ』(26日付、毎日朝刊)

七月二十五日
 いろいろ、やらねばならぬことが多過ぎるせいか。よって、頭のなかが何かに向かって機関銃掃射している。めまぐるしくて激しい。なんて言うとカッコいいのだが。
 きょうは、社交ダンスのレッスンに行きながら肝心なダンスシューズを忘れてしまっていた。次いで訪れた中南米の楽器サンポーニャの教室。どうしたわけか、こちらも会場を訪れ初めて、譜面はあれどこのところ持ちなれていたはずの楽器が手元にないことに気付き、目の間が真っ暗になる始末。どちらも大慌ての、惨憺たる1日であった。

 もはや、齢が齢なので「あのひと、もしかして。認知症かも、よ。とうとう来るべきものがきたんだ」と憐れまれたとしても決して不思議でない。でも、本人の私は至って正常だ。というわけで、社交ダンスの方は素足の稽古に挑戦とあいなったが、これがまた味わい深く内心では「素足も悪くはない。波が打ち寄せる浜辺で素足のまま互いに、いたわりあうようにおどるシーンを連想すればいい」とひそかに思った次第。これは小説の名場面執筆に残しておこう。
 一方のサンポーニャ。こちらは、こうした事態に備えて用意されていた逸品を先生が貸してくださり、無事練習決行とあいなった。帰宅して妻に話すと「デ、それから。それから、どうしたの。どうなったのよ」といつものように興味津々、むしろ私の失敗を楽しんでいる傾向大で、恥知らずもいいところである。それにしても、きょうは車のエアコンもきかないほどの暑さ。愛猫ふたりも、涼しいところを選びじっとしたままだった。
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 能登の友から送られてきた心のこもった石川県河北産のブドウ
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 大暑も過ぎ、ことしも心が通い合う〝中元のキャッチボール〟がやっとひと通り、終わったというところか。互いの品物は、送り、送られてくるモノの中身をみれば、別に会話などは重ねなくても、そこはかとなく感謝の気持ちが伝わってくるものである。
 きょうは志摩半島の友人から届いた長崎は島原名物の冷やしソーメン(確か奥さまが長崎の出身だったからか)、きのうは河北のぶどう…と大切な友たちに思いをはせつつ、賞味させていただいた。ほかにビール、松阪肉、お茶、妻の体調を気遣ってか、いつも一宮から決まって届く野菜ジュース、さらには大垣などからの高級アイスクリーム、和歌山名産の梅干し、信州みそ……と、ことしも各地からお中元をいただいた。
 ありがとう、以外に言葉が浮かばない。こちらがお世話になり通しなのに。現役を離れた風来坊同然の、一匹文士の私なぞによくぞ、と思うほどに熱く温かいお中元の数々にはお礼のしようもない。当然、何かで報いなければ、とも思いはするが。いや、互いにこの世での奇跡的ともいえる巡り合いに思いをいたせば、報いることが出来なくても、それはそれでよいか。ここでなぜか。かつての懐かしき流行歌、奥村チヨさんの〈ごめんネ…ジロー 愛してるから〉が浮かんだのはなぜか。
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 ◇…スポーツを通して東日本大震災の復興を支援しようと、青森から東京までの沿岸部を十五日かけて約千四百人がランニングや自転車でたすきをつなぐ「未来(あした)への道 1000㎞縦断リレー2015」が二十四日、青森市内の公園からスタートした。◇…この日は二〇二〇年東京五輪の開会式までちょうど五年。スタート式で、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんは「オリンピックが手に届く存在だと感じて」とあいさつ。この後、約百人のランナーが一斉にスタートした。……(25日付中日朝刊〈通風筒〉より)。

【きょうの一文・ことば】
 決勝戦には、どんな球でも打ってやる、という気持ちで挑みチームのための切符をめざしたい。野球を始めるきっかけが子どものころ観戦した甲子園なので、そこで楽しくプレーをしたい。=神宮球場での夏の高校野球西東京大会準決勝、日大三高戦に3番一塁で出場し自らの適時打で2―0に下して決勝進出を決めた早稲田実業高校の怪物スラッガー・清宮幸太郎内野手(1年)のことば

【新聞テレビから】
☆『〈SONGS〉感動熱唱さだまさし▽精霊流し 風に立つライオン物語』(25日夜、NHK総合)
☆『〈戦後70年〉高校生平和の銀輪リレー 灯火を2000㌔つなぎ名古屋へ 100校以上参加、催しも/「戦争知ろうとしなかった。後悔」』、『〈紙つぶて〉国宝五城 小和田哲男(静岡大名誉教授)』、『ハッカー侵入、遠隔操作 ネット接続機能車 乗っ取られる危険 米で140万台リコール』、『名古屋と豊田 今年初猛暑日 熱中症警戒呼び掛け』、『爆買い客地方もつかめ 東海3県免税店、半年で2倍超』『14年の訪日客消費額 過去最高2兆278億円』、『神話の森 児童ゼミ セミ時雨の熱田神宮 伝統学ぶ』、『流れる氷河 上空にもや NASA 冥王星探査機撮影』、『オオグソムシ菓子に 南知多のメーカー協力 焼津でせんべい好評』(25日付、中日夕刊)
☆『〇eye〈戦後70年〉 広島、長崎 祈りの夏』、『御嶽捜索に向けシェルター設置 長野・岐阜計4基』、『空に浮かぶ幸せの黄色=東海道新幹線の軌道点検車両「ドクターイエロー」の検査作業が、JR東海浜松工場で一般公開され、クレーンで車両をつり上げる「車体上げ」の実演などが行われた』、『アマゾン時価総額首位 世界の小売業 ウォルマート抜く』、『米大統領ケニア訪問 亡父の故郷 テロ対策で厳戒』、『涼しげな手作り(陶製)金魚 瀬戸』(25日付、毎日夕刊)
☆『〈川上慶子さん兄語る〉日航事故30年 妹頑張った 3人の子育てに奮闘中』、『時速7㌔120㍍試験走行 恵那発SL復活の旅』、『被害12億円‼ 台風クロマグロ1万匹死ぬ=和歌山県串本町沖で』、『顧客の預金4500万円着服 十六銀行員、懲戒解雇に』、『小遣いもらえず不満か 日進強殺容疑少年 押収ナイフ凶器』『想定問答を準備 少年、証拠隠滅の形跡』(25日付、中日朝刊)
☆『〈ネパール地震3カ月〉被災児連れ去り多発 人身売買目的 困窮家屋狙い』、『参院10増10減 合区・減員「地方を無視」抜本改革求める声』『2増の愛知は「チャンス」 最高裁、評価の可能性も』(25日付、毎日朝刊)

七月二十四日
 土用の丑の日だ。蝉しぐれが〝矢〟となって全身を射るかの如く降り注ぎ、うだる暑さとなったこの日。日本の各地のうなぎ料理店では開店前から行列が出来、わが家も夕食はうなぎのかば焼きであった。暦の関係で、ことしの土用の丑はきょうと八月五日の二回ある、という。

「ベトナムに平和を! 市民連合」(べ平連)や「九条の会」、2011年の東電福島第1原発事故以降は脱原発の勧めなど幅広い活動を通して国が抱える矛盾点に真っ向から〈異〉を唱え続けてきた哲学者で評論家、京都市在住の、あの鶴見俊輔さんが20日午後10時56分、肺炎のため死去した。93歳だった。遺族によれば、遺言に従って葬儀はなく、火葬を終えたという。
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 2020東京五輪とパラリンピックのエンブレム(東京都庁前。25日付中日朝刊から)
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 2020年東京五輪の開幕まで5年となったこの日、大会組織委員会と東京都が大会のシンボルマークとなる公式エンブレムを発表。五輪とパラリンピックの2種類で全ての色が集まることで生まれる多様性を表す黒、熱い情熱、すなわち鼓動の象徴ともいえる赤の円が鮮やかなシンプルなデザイン。「T」にはチーム、トゥモロー(あす)の頭文字を取り、一つになって大会に向かう願いが込められたという。
 国内外から寄せられた応募作104件のなかからアートデザイナー佐野研二郎さん(42歳)の作品が選ばれたもので、佐野さんは「五輪に向け、気持ちがひとつになるよう和を強く意識したエンブレムを目指したが、まさか選ばれたとは。夢かと思った。いつかは五輪のシンボルを作りたかったが、かなわないと思っていた。でも(夢は)捨てなければ、かなう」と話している。
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【きょうの一文・ことば】
 鶴見さんは私と同い年で、親しくしていたけれど、心から尊敬していました。私が(大逆事件で処刑された)管野スガのことを小説にした時、どの出版社からも断られた中で、鶴見さんのやっていらっしゃった「思想の科学」が書かせてくれた。最後にお会いしたのは二、三年前のこと。もうご病気をされていました。もし今お元気だったら、日本の現状に対して黙っていなかったでしょう。(安保関連法案の動きに)憤慨して、一緒に反対運動をしてくれたと思います。
=24日付中日夕刊『心から尊敬していた』のなかで。作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん

【新聞テレビから】
☆『親子で楽しむ西遊記の世界▽舞踊「孫悟空」▽名人列伝・七世尾上梅幸の「藤娘」など』(24日夜、NHK総合〈にっぽんの芸能〉)
☆『鶴見俊輔さん死去 93歳 哲学者、平和運動』『「安保の夏に…」惜しむ声』『〈評伝〉戦争の傷考え抜く 鶴見俊輔さん 日本の貪欲さ懸念(東京文化部・大日方公男)』、『診療所火災16人搬送 天白で未明、放火の疑いも』『未明高齢患者ら騒然 天白火災 シーツ担架に避難』、『参院戦来夏に2合区 本会議10増10減案可決 愛知など2増』、『鈴鹿に夏 8耐予選始まる』(24日付、中日夕刊)
☆『四国が梅雨明け』『暑さに備えウナギ料理 土用の丑の日』、『鶴見さん死去 反戦平和追求貫く「九条の会」呼びかけ 負ける時に負ける側にいたい―』、『日経フィナンシャル・タイムズ買収 「非英語圏」の衝撃 編集権の独立ET記者懸念「メディア文化違う」』、『5年後へ疾走 東京五輪リレー』(24日付、毎日夕刊)
☆『殺害方法を検索、傷一致 日進強殺容疑少年 刃の向きや部位』『押収のサバイバルナイフ 販売規制の対象外』、『〈戦後70年 厚労省資料分析〉陸軍の比戦没者終戦直後 飢え、衰弱7割病死』『中国人強制連行和解へ 三菱マテ、3700人に謝罪金』、『地球きれい みんなに見せたい』『油井さん宇宙滞在スタート』『亀のように一歩一歩が頑張る 油井さん 家族と笑顔で交信「重力ないから戸惑っている」』、『意外?ケッコー縦社会ですね 朝の一鳴き 名大グループ発見 強い者が先』、『』(24日付、中日朝刊)
☆『涼しさを演出 一宮七夕まつり開幕』、『英紙フィナンシャル・タイムズ 日経が1600億円買収』、『〈御巣鷹からの伝言 日航ジャンボ機墜落事故30年〉①家族3代結ぶ絵本』『形見の柿 パパとの絆 懸命に生きる家族描く』、『岐阜市版レッドリスト 天然アユ→「天然遡上」 漁協抗議受け市が表記変更』、『新国立白紙「今になってなぜ」 住民揺れる思い 取り壊される隣接の都営団地 地域の再開発構想に影』『「責任者処分すべきだ」舛添知事、講演会で指摘』『ハディド氏再び建設関与に意欲』(24日付、毎日朝刊)

七月二十三日
 大暑。とはいっても、きょうはそんなに暑くはない。愛知県一宮市では本町商店街のアーケード街をメーン会場に伝統である夏の風物詩、おりもの感謝祭一宮七夕まつりが始まり、浴衣姿の多くの人々が繰り出した。日本三大七夕まつりの1つで毎年100万人以上の人出でにぎわうこの七夕まつりも、ことしは60回目。最終日の26日には東京ディズニーリゾートスペシャルパレードが予定されているという。
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 長野県川上村出身の日本人宇宙飛行士、油井亀美也さん(45)ら3人が搭乗するソユーズ宇宙船を載せたロケットがきょう、23日午前3時2分(日本時間同6時2分)、国際宇宙ステーション・ISSに向けてカザフスタンのバイコヌール基地から打ち上げられた。9分後、予定どおりロケットから分離された宇宙船は6時間かけ高度400㌔のステーションに近づき、午前11時45分(日本時間)に到着、ハッチを開けるのに少し手間取ったが油井さんらは午後2時前、無事宇宙ステーション内に入り滞在中の飛行士らに迎えられた。

 そして。【7月23日】は私にとって忘れられない日だ。昭和57年のこの日は、長崎大水害のあった日でもある。
 その日の深夜、中日新聞名古屋本社の高羽国広社会部ローテデスク(現在石川テレビ社長)から入った一本の電話をきっかけに何百人もの死者、行方不明者が出た長崎大水害の現場取材に写真部後藤カメラマン(後に写真部長)らとともに本社機「はやたか二世」で長崎へ。悪天のなか、長崎空港に強行着陸、水の海同然と仮したなか、空港近くで道行く車高の高い大型トラックに手当たり次第手を上げ、前に立ちふさがって止めようとするうち、中に1台だけ止まってくれた運転手さんの協力もあって現地入りした。
 それから四日間、大水害に泣いた長崎市内を走り回った、あの日々を忘れることはできない。市内でタクシーをチャーターし、あちこち飛び回るうち、思案橋、中央橋、中島川沿い長崎の中心地、そしてグラウンドのある爆心地方向と一通り分かるまでになった。
――中でも眼鏡橋(国宝)のたもとには何度となく訪れた。眼鏡橋再生を願う市民の心は純粋で、物言わぬ眼鏡橋が長崎市民の魂であることを「いやというほど」思い知った。鳴滝、本河内町……にも入ったが、嫁、妹、孫ら身内三世帯九人を一瞬に失った農業松尾君枝さん(68)の「この土の下さ、だれもおらへん。みんな死んじまった。嫁も妹も。原爆より怖かけん」のことばが、胸に焼きついた。/滞在中、西日本新聞長崎総局の方々には本当にお世話になった。総局長の的確な判断に何度か、助けられもした。……=この項、私の著書〈火焔―空と海 伊神ごん〉(能登印刷)から。※当時のペンネームは、伊神ごん

 あのとき水害発生直後からしばらく、身内や知人を追い求め大雨のなか、パニック寸前となっていた長崎市民を助けたのは地元長崎放送が、ぶっ通しで流した家族の、そして知人の在り処を伝え続けた安否情報だった。この話は特ダネとして当時の7月27日付中日新聞朝刊で「被災者を支えた英断番組 長崎放送」の見出し入りで報じたが、難行苦行の取材にずっと付き合ってくださったタクシーの運転手さんはじめ、45万長崎市民の誰もが「長崎放送はよくやってくれた」と口を合わせていた。あの日々を忘れることは、今なおできないのである。
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『ギリシャ議会 金融改革案を可決 EUと支援交渉開始へ』『爆弾テロ50人死亡 ナイジェリアなど (イスラム過激派の)ボコ・ハラム関与か』『最古のコーラン断片か 英大学「645年以前」』というのが、きょうの毎日夕刊が掲げた見出しの1部。なかでも、英バーミンガム大学のイスラム教の聖典コーランの世界最古の断片とみられる7世紀前半の古文書が見つかった、との発表には驚いた。年代測定が正しければ、文書はイスラム教の預言者ムハンマドが死去したとされる632年前後に作成されたことになる。
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【きょうの一文・ことば】
 少しずつ。一歩、一歩。ボクの名まえ、亀美也にある〝亀さん〟みたいに仕事ができるよう。がんばります。飛行も順調だったし、地球がすごくきれいで言葉がないくらい。きれいな地球を、みんなに見てもらえるよう、お父さんも写真を撮って送ります。
=23日、油井さんが国際宇宙ステーションに到着後。カザフスタン・バイコヌール基地近くのホールでドッキングの様子を見守った家族と交信した会話から

【新聞テレビから】
☆『▽10年ぶり 井村コーチが代表指揮で日本シンクロ界復活』(23日夜メ~テレ、〈報道ステーション〉)
☆『油井さん宇宙へ ISS(国際宇宙ステーション)到着 打ち上げ成功』『「亀のようにおっとりした子が…」挑戦続けて中年の星に』『故郷の星油井さん輝け 長野・川上村 ゆかりの人らが応援』『「スーパーマンになっちゃった」父感慨』『かつて勤務 空自岐阜基地でも』、『色彩のシャワー 一宮七夕まつり』、『上田昭夫さん死去 ラグビー慶大率い日本一=難病のアミロイド―シスのため東京都内の自宅で23日朝、死去。62歳』、『ドイツのスージョ 相撲愛10年「近さが魅力」』、『会員世界3700万人 不倫SNS情報流出「最低」と攻撃』(23日付、中日夕刊)
☆『除染廃棄物投棄の疑い 現場責任者を逮捕 福島・南相馬』、『ソユーズ打ち上げ成功 油井さんISS到着』、『貿易赤字縮小1・7兆円 原油安で前年比77%減 1~6月』『NY原油反落終値50㌦割れ』、『旅客機、ドローンとあわや衝突 ポーランド・100㍍に接近』、『五輪へ「平和」望む 元(日航)客室乗務員・横尾さん 前回聖火を空輸』、『相互理解深め意見交換 参加者の成果発信に期待』(23日付、毎日夕刊)
☆『ホストクラブ7700万円脱税 名地検特捜部 経営者ら疑い逮捕』『「業界のカリスマ」高級路線 中区の本店平日もほぼ満席 記者が潜入ルポ』『天引き所得税納付逃れ多く』、『中国ガス田新たに12基 東シナ海 日本政府が写真公表』『中国「主権の範囲内」』、『新国立で文科省 コスト意識薄く 3000億円情報 積極対応せず』、『熱中症リスク短時間で算出 名工大など注意情報に活用へ』、『東大生飲酒死で提訴 両親「サークル仲間見殺し」』(23日付、中日朝刊)
☆『首相訪中中国が3条件 日程交渉進展狙う』『靖国不参拝など 解釈に余地』、『訪日外国人914万人 46%増 過去最多 1~6月』、『多めに味わえそう? ウナギ輸入 ピーク』、『真央さん再び氷上に 現役続行後、初』、『羽生1320勝 歴代2位 加藤一二三に並ぶ』、『「北斗星」切符すぐに完売 来月22日完全引退』(23日付、毎日朝刊)

七月二十二日
 ♪泣かへんおひとがしのび泣く/濡れてやさしいみどりの雨よ/好きやねん好きやねん/………咲くやこの花大阪ろまん(歌・フランク永井)
 大阪は〝大阪ろまん〟を地で行く情緒あるシトシト雨だった、とか。ここ木曽川河畔の尾張の国は、小雨が降ったりやんだりの1日だった。
 でも、この日は日本じゅうが異常気象に振り回された。九州や四国、関西など西日本の1部地域が激しい雨や雷に襲われる一方で群馬県館林では、きょうも38・2度と全国最高に。岩手県奥州市でも37・2度を記録、八王子では35・3度となるなど大変な暑さが続く。ここ1週間の間に全国で6165人が熱中症で病院に運ばれ、うち14人が亡くなったという。
 連日の報道に接する限り、もはや「ニンゲンたちの敵は自然界にアリ」だ。いかに、仲良く上手に自然と向き合い、付き合っていくかーがそれこそ、生きるか死ぬかの分かれ目と言っていい。地震、雷、風、津波、炎熱地獄…と世界に冠たる自然災害の国、ニッポンとしては戦争法案よりも、宇宙初の自然との平和共生法案でも作ってみたらどうか。
 そして。世界各地の被災国に対しては日本の過去の災害体験から生まれた貴重で他に誇るノウハウを駆使し国連統括下でかつて例をみない国際平和安全活動、いわば新しい形のPKO活動に若者たちを各国に送り込み、世界平和に率先し努めてみたらどうか。
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 日本政府は、この日中国が東シナ海の日中中間線の中国側で開発を進めているガス田のうち2013年6月以降に新たに確認された12基と併せ、既設の4基も加えた16基を公表、「一方的な資源開発は極めて遺憾だ」と批判。これに対して中国外務省は「間違いなく中国が管轄する海域で進めており、主権の及ぶ範囲内だ」との声明を出して反論した。
 その中国からは、豪華客船「マリナ―・オブ・ザ・シーズ号」で3400人の観光客が、鳥取県境港にまたまた大挙して〝上陸〟。観光バス90台を連らね、松江市の観光牡丹園や国宝松江城を見て回り、途中立ち寄った土産物店街では、焼かにせんべいなど〝ミニ爆買い〟する光景が続出したという。
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【きょうのことば・一文】
「(原発事故で被災し、残したままのバラたちのことを思い)バラたちは家族も同然で申し訳ない気持ちでいっぱいです。なんとか再び咲かせてみたい。今は泣いても、泣いても、泣き切れない。そんな状況にある。悔しいけれど、それが現実なのです。でも、(その後、養護学校の子らに〝バラ博士〟と呼ばれてバラづくりを教え、久しぶりに開花したバラたちを目の前に)へこたれてはいけない。元気を出さなければ、と思うようになりました」
=22日夜のNHK総合クローズアップ現代『福島のバラをもう一度 再生願う人々の輪』の番組のなかで。過去40数年、人生の全てをかけ育て、作った双葉ばら園の園長岡田勝秀さん(71歳)。岡田さんのバラ園は福島原発から8㌔地点。帰還困難地域内にある。バラの国際会議で日本を代表するバラ園のひとつに選ばれ、1日も早い再生が待たれる

【新聞テレビから】
☆『昭和の記憶残った 一宮「繊維」ビル 解体計画1転』、『魯山人初公開の6点 金沢で展覧会25日開幕』、『〈戦後70年〉原爆の惨状 新たな姿 反核訴え写真集刊行』、『70年談話「反省の思いを」米高官、盛り込みに期待感』『南シナ海情勢「深刻な緊張」米高官、中国をけん制』、『都知事「全面的に協力」新国立見直し 五輪相と会談』、『ジョージ英王子すくすく 2歳の誕生日』(22日付、中日夕刊)
☆『〈千の証言〉「口減らし」爆薬背負い突撃 飢え、病、脱落は死 比セブ島で山岳戦 92歳』、『東芝財務強化を加速 不正会計 資産売却本格化』、『「女性 正社員登用を」 経済財政白書原案 労働力増提言』(22日付、毎日夕刊)
☆『東芝経営陣9人が辞任 不正会計問題 部下への圧力否定』『〈解説〉利益必達暗黙の重圧(東京経済部・神野光伸)』、『遺族とモデル事務所和解 一宮女性殺害 再発防止策を明記』、『エアアジア中部拠点に LCC初 来春、日本再参入へ』、『温暖化増える猛暑日 10年で0.4日増加 名古屋は2.3日に 気象庁まとめ』、『中部国際空港島でマムシ相次ぎ発見 立ち入り制限区域内』(22日付、中日朝刊)
☆『〈ふるさと―原発事故52カ月〉福島の味忘れない 避難先の情報誌=「んめぇ~ふくしまレシピ」が掲載されている情報誌「ふうあいおたより」=で料理紹介』、『新国立 省庁横断で対応 閣僚が初会合 五輪相をトップに』『舛添氏「新組織しっかり」 新国立 森氏は文科省批判』、『66歳の女を再逮捕 豊田3人殺害 被告妻から詐取容疑』、『■レッサーパンダ風太のパートナー死ぬ=千葉市動物園が、後ろ脚だけで立つ姿で人気となったレッサーパンダ「風太」のパートナーで、10匹の子を産んだ「チィチィ」(12歳)が死んだ、と発表』(22日付、毎日朝刊)

七月二十一日
 火曜日。群馬・館林の37・3度を最高に各地で猛暑日に。東京も、ことし最高の34・9度を記録。日本列島の各地がうだる暑さとなったなか、北陸地方が梅雨あけした。
 私の亡き父の祥月命日(26日)を前に、妻の舞を伴って墓参りに。この暑さで萎れ切っていた花を新しく取り替え、水を供え線香と蝋燭の火を点して手を合わせた。ついでに墓石周囲の雑草も取り除いたが、知らぬ間に自然に生え育っていた赤い鶏頭の花が墓全体を華やかに浮き立たせており、どこか心がなごんだ。
 墓参りのあとは、江南厚生病院へ。妻の月1度の定期診療のためだが、このところ時折、何かの拍子に左前頭部に一本の筋、〝神経線〟とでもいったらよいのか、微かに亀裂の如きものが走る、そんな感覚的な違和感をかんじている私自身も診てもらった。幸い「大丈夫。心配ありませんよ」との脳外医師の診断には、少し安心した。
 いやはや、生きている以上、誰とてニンゲンには日々なんだかんだとある。
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 焼けつく暑さの一方で、九州の屋久島、十島村が大雨に。中之島では24時間雨量が482・5㍉に達し、一方で先日訪れた福島では落雷も。こんな異常気象が続くなか、半径10㌔以内の雨降りの状況を知らせてくれる〝探知アプリ〟が誕生しましたとは、あるニュース報道。なんだか、あれもこれも分かってしまうなぞ、つまらない気がせぬでもない。
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【きょうのことば・一文】
「五輪は国民皆さんの祭典だ。主役は国民、アスリートだ。皆さんに祝福される大会でなければならない」(安倍晋三首相)/「これまで金額(建設費)が跳ね上がって、どうしちゃったのかなと思った。選手の声も生かされていなかったし、問い掛けもなかった。今後は使いやすさを第一に考え、夢にあふれ、多くの皆さんに喜ばれる競技場であってほしい」(女子マラソンの五輪銀・銅メダリスト、有森裕子さん)/「計画が変更されても、立ち退きは進む。立ち退かなくてもいい小さい競技場になればうれしい。年寄りはここに住みたいから」(来年1月の立ち退きを迫られている88歳女性)
=21日付中日夕刊『〈スポーツひと・とき 満薗文博〉新国立白紙に 混迷の喜劇 幕下ろせ』の記事のなかで。3人のことば
 
【新聞テレビから】
☆『「完全正常化へ長い旅に」米国 外相会議 キューバ「違い尊重し共存できる」』『日米同盟と安保強調 防衛白書 中朝やテロ対策で』、『僕ら宇宙少年だった 故郷の星空 油井さんと語った夢』『空自エリート、岐阜で訓練』、『東芝歴代3社長辞任へ 第三者委に責任問われ』、『中電と国際石油帝石 電力販売で提携方針』、『会長に「札束」英コメディアンの皮肉=「これは2026年の北朝鮮のため」と言って英国のコメディアン、サイモン・ブロドキン氏がFIFA臨時理事会後のブラッター会長の記者会見でFIFAの「金権体質」を強烈に皮肉る「事件」があった』、『マンションで41歳女性死亡 横浜、胸刺される』(21日付、中日夕刊)
☆『福島・渡利3107人(1107世帯)申し立て 原発ADR=裁判外紛争解決手続き=「避難指示区域並みに(1人月10万円の慰謝料求め)」』、『腎臓売買ホームレス誘う 移植法違反容疑 暴力団幹部逮捕 報酬200万円で計画』、『日進・強盗殺人 少年「凶器、自分で購入」 入手ルート解明へ』、『「新国立」早急に第三者委 下村文科相 責任所在を検証』(21日付、毎日夕刊)
☆『学者150人安保法案ノー 「首相判断で戦争が可能に」』『「子どもを戦地に行かせない」名古屋でデモ 母親ら声熱く』、『殺害女性モデル労災認定 一宮の事件 国、労基署判断覆す 識者「安全管理求める採決」』、『米・キューバ大使館を再開 54年ぶり』(21日付、中日朝刊)
☆『東芝トップ水増し認識 社長きょう辞任表明 第三者委報告』『課徴金勧告検討 監視委』、『竹本源大夫さん死去 人間国宝 人形浄瑠璃 83歳』、『紀平悌子さん死去 元参院議員 女性政治参加尽力 87歳』、『自宅から乳児5遺体 愛媛 34歳女「産んで隠した」遺棄容疑逮捕 「おなか大きいのに」市にも情報』(21日付、毎日朝刊)

七月二十日
 海の日。せめて、きょうだけでも〈海を感じる心〉を、と世界じゅうの人々に願いたい。そしたら少しは人びとの気持ちも安らぎ、戦争とか殺し合いなどの野蛮なふるまいも減るだろう。東海地方が梅雨明けした。今月25日夜には伝統の長良川中日花火も予定され、川面に尺玉やスターマイン、芸術花火など、鮮やかな色彩の美が浮かび上がるに違いない。
        ☆        ☆
 東日本大震災の被災地・いわきでは、それこそこの世で初めての方々ばかり、多くとの出会いがあった。〈いわきのおもてなし犬〉ユキちゃん=YUKIちゃん=も、そのひとり。思いがけず、駅玄関で見送られ、心がなごんだ=JR常磐線湯本駅で。19日昼
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 ♪ありがとう、ありがとう、ありがとう 創業50周年を迎えたスパリゾートハワイアンズでは女性たちの踊りに復興への〝力強さ〟を感じた
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        ❤        ❤
 相棒の妻、舞が首を長くして待った夏休みの南紀行き。和歌山出身作家で私も大好きだった中上健次のふるさと新宮に近いばかりか、俳句が盛んな土地柄でもある那智勝浦へ、と思いきや17日は台風11号に阻まれJRの南紀ビューが1日運休というので急きょ、行き先をみちのくへの旅に変更。東京まで新幹線で出て特急スーパーひたち17号いわき行きに乗り換え彼女が前から「いつかは見たい。行こうよ」と言っていたフラガールの里・いわきの湯本温泉に行った。
 湯本は〝フラの里〟とはいえ、〈雨降りお月さん〉や〈七つの子〉〈兎のダンス〉〈あの町この町〉〈波浮の港〉など数々の作詞で知られる童謡、民謡詩人野口雨情の逗留と温泉、石炭と恐竜・熱帯の歴史がよく分かる化石館でも知られる。それだけに、街を歩くうち、思いがけない楽しい出会いや発見がいくつかあり、充実したひとときを過ごせ、名古屋駅で行き先を思い切って変えて良かった。私自身は、東日本大震災の発生後、いわきへは何度も足を運んでいる。でも、こうして舞を伴い1カ所でじっくりと温泉情緒を味わうなど、和倉を管内に控えていた能登時代は別にして、あまり記憶がない。
 どこへ行っても昔からの悪い癖でサッ、サッ、サアーッと必要なことだけを済ませたら、あとは脱兎の如く走り抜けてしまうという生活が大半だっただけに、自ら反省すべき点も多いナ、とあらためて感じた次第。長女猫こすも・ここ、と次女猫シロちゃんを気にしながらも旅に出られるのも息子がいてくれるおかげ、だと感謝もしている。

 今回は野口雨情の童謡館で舞が見よう見まねで、ボランティアの女性三人の手助けで蓄音機を実地にかけた〝大事件〟のあと、雨情が生前、好んで歩いた芸妓置屋近くの散歩道を二人で傘をさし、あっちに彷徨い、こっちに迷うなどしながら歩いてみたのが何よりで道中、舞が〈しゃぼん玉〉が生まれた背景について教えてくれたのには、少々、驚きもし感激した。
 さらに宿泊した【雨情のやど 新つた】の大露天風呂と新鮮な海の幸の数々を堪能、夜は浪江町から避難してきた夫妻が駅前で営む居酒屋に寄り楽しいひとときに。たまたま店内に顔を見せられた石川守江さん(いわき湯本温泉観光協会の会長さん)ともお会い出来、そればかりか、湯本駅では〝ユキちゃん〟との奇跡的とも言える出会いの劇に巡り合ったことなど本欄で紹介出来るのは、ごくわずかに限られる。
 というわけで、本欄【生きてゆく…】紙面だけで名場面の数々を書き切ることなぞ、とうてい出来るはずもない。デ、これら以外の秘話については、この先私が書く小説を読んでいただけたら、と思っている。きょうのところは旅先で出会った多くのドラマのなかでも記憶に残ったシーンをオムニバス形式の写真で、ここに掲載しておきたい(ユキちゃんは〈東日本大震災の被災地、いわきの星 YUKIちゃんと、その2〉で、フラガールは〈ありがとう。ありがとう。ありがとう! 息もぴったりのフラガール〉でユーチューブにもアップ。検索し見て頂けたら幸せです)。
【写真で見るドキュメント、いわき湯本行】
 華麗なステージを繰り広げるフラガールには皆うっとり
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 野口雨情童謡館では実際に蓄音機で〈証城寺の狸ばやし〉〈赤い靴〉など童謡の数々に親しんだ
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 湯本駅前の居酒屋では猫と犬を愛する女将さんらと楽しいひととき。でも、ここまで来て「なぜ、ねこまんまなの?」
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 被災地いわきに降り注いだ朝の光り
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 湯本駅玄関先では、いわきの〝おもてなし看板犬・YUKIちゃん〟とも運命的に出会った
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 宿泊した雨情の宿のお菓子がまた、おいしかった。帰りは女将自らが車を運転し湯本駅まで私たちを送ってくださった
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【新聞テレビから】
☆『少年宅ナイフ複数押収 日進強殺容疑 血付いた衣類も』『目立たぬ少年なぜ 日進強殺 住民や同級生動揺』、『電気柵で感電2人死亡 西伊豆の川 獣害用、他5人搬送』『「ギャー」川に大の字 2人感電死「地元の人近づかない」』、『五輪後、基金運用益を穴埋め 新国立変更でも国費毎年5億円』『〈がんばろう木曽〉御嶽海一気8連勝 37年ぶり関取長野大歓声』、『リヤカーでアフリカ縦断 34歳男性が4大陸制覇 鳥取市の吉田正仁さん』(20日付、中日朝刊)
☆『安保法案 ネットで動いた若い声 埼玉 高校生らがデモ行進』『「法案通したら戦争」寂聴さん』『「支持率犠牲にしても」 高村氏 安保法案成立期す』、『遺族変わらぬ思いつづる 日航ジャンボ機墜落30年=1985年8月12日に墜落、520人が犠牲になった=で文集』『カーボンナノチューブ発がん性 厚労省一部製品注意喚起へ 人に影響未確定』、『自治会長殺害 17歳高3男子を逮捕 日進 強盗殺人容疑で』、『社外取締役が問題視 東芝業績 前社長時代、黙殺 きょう第三者委報告』、(20日付、毎日朝刊)

七月十七日
 昨夜遅く、高知県室戸市付近に上陸した台風11号。台風は、そのご各地に雨、風、河川の氾濫などの被害をもたらし今朝、岡山県倉敷市に再上陸して北上。このまま日本海に抜ける見通しである。
 そんななか、私は少しの間、外に出る。〝嵐の中の旅路〟といえば、少しおおげさだが同行者が〈ひと足早い夏休みだ〉と称し、思うままに勝手に決めたプランに従っての道行き。同じ物書き同志、互いにためになればと願って用心棒も兼ね付き合うことにした。
 本日付中日朝刊1面「憲法が泣いている」(論説担当 深田実)を読んでの出発である。行き先は、帰るまでは秘密にしておこう。
 それでは。皆さん、しばらく。サヨウナラ

七月十六日
 午前零時近い。台風11号はつい先ほど午後11時に高知県室戸市に上陸したという。きょうは、台風接近が近づくにつれ空、陸の交通が各地で遮断され大勢の人々に影響が出た。そればかりか、豪雨や河川のはんらんなどで避難指示が出され、避難する人々も続出。停電する地域も相当数に及んだ。自然は、何ひとつとして物言わぬが、やはり怖い。
 地震や風水害、火山爆発、河川はんらんなど。自然災害という、それだけでもニンゲンたちは手におえない不幸に追い立てられているのに。〝戦争法案だ〟とか。なんだか、ややこやしい法案で自爆テロさながらに。自分で自分の首を絞めている。なんとかならないものか、とも思う。
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 起立多数。安保法制案は衆院を通過し、参議院へ=16日午後、衆院本会議場。NHK総合ニュース画像から
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 集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法案が午後、自民、公明両党の賛成により衆院本会議で可決され、衆院を通過した。この可決を受け「日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増すなか、戦争を防ぐためにも絶対に必要な法案で、きょうから新たな議論がスタートします。国民の皆さまにはさらに丁寧で分かりやすい説明に当たり理解を深めていただき良識の府ならでは、の議論を進めたい」と安倍晋三首相。

 この日、採決に先だつ反対討論には民主、維新、共産党の各代表が立ち、いずれも反対理由を説明、各党の目指すところが、それなりによく分かる内容となった、ここに最大野党でもある民主党代表岡田克也さんの反対討論の1部を抜粋し記録に留めたい。
 岡田さんならでは、の名演説で【岡田首相】の実現を待望する国民も多かったに違いない。ここで私、伊神権太に言わせてもらうなら、要は戦争のない明るく幸せな社会の創造に、この際政治家諸氏は党派を超えて一丸となってほしい。それぞれにいろんな考えがあるだろう。でも、市井に浮かぶ庶民の1人としては、ただ戦争のない、家族や友人、知人らが戦争に巻き込まれない幸せな日本国、それを願うのみである。
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 反対討論に立つ岡田克也民主党代表、NHKニュース画面
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(岡田克也さんの反対討論から。抜粋) 安倍総理、総理は本当に採決するのでしょうか。いまからでも遅くはありません。再考すべきです。/国民の8割が政府の説明は不十分と言い、半数以上が政府の安全保障関連法案は憲法違反あるいは反対と答えています。平和を求めて国会を取り巻く若者たちは日に日に増えています。大多数の憲法学者、歴代内閣法制局長官経験者、そして、長らく自民党において安全保障政策の責任者を務めてきた自民党元議員などが、声を揃えて、政府案は違憲またはその疑いが強いと断じています。/そういう中で強行採決をすることは戦後日本の民主主義にとって大きな汚点になります。採決を取り止め憲法違反の政府案を撤回することを強く求めます。

 まず、政府の安全保障関連法案には、その内容以前に、大きな問題があります。
 第1に、法案の前提となっている昨年7月の閣議決定です。私は昨年の予算委員会で、集団的自衛権の問題を何度も取り上げました。しかし、安倍総理は有識者懇談会や与党協議を理由に答弁を拒みました。そして、国会閉会後の7月1日、与党協議がまとまったその日に閣議決定したのです。そもそも歴代内閣が否定してきた集団的自衛権の行使を認めるという、憲法改正に匹敵するような憲法解釈の変更です。本来であれば国民の過半数の賛成を得て憲法改正すべきものです。国会での議論も国民の理解もなく、戦後70年間、歴代内閣と国会が積み上げてきた憲法解釈を一内閣の独断で変更してしまったことは、大きな間違いです。安倍総理、あなたの罪はあまりに大きいのです。
 第2に米国議会で法案の成立を約束したことです。本来、国会に法案の審議と成立をお願いする立場の総理が「この夏までに成就させる」と期限を切って断言するなど、日本の国会での発言であったとしても大問題になる話です。それを米国議会で約束するなど前代未聞、国民無視、国会軽視ここに極まれり、です。
 第3に、そもそも安倍総理には、本気で法案を議論する考えがありません。11本の法案を一度に国会に提出、しかも、そのうち10本を一つの法案に束ねて提出しました。国民の皆さんからは非常に分かりにくいものになっています。いや、意図的に分かりにくくしたのではありませんか。政府・与党は、衆議院で100時間以上審議をしたと言いますが、法案1本あたりわずか10時間です。全く不十分です。この程度の議論で、我が国の安全保障政策を根本的に転換することなど到底許されません。

 私が党首討論で述べたように、戦後70年間、平和で豊かな日本を実現するにあたり重要な役割を果たしたのは、憲法の平和主義と日米同盟の抑止力です。日本を取り巻く安全保障環境が近年大きく変わりつつあるとの認識も共有しています。/こういった基本認識に立ち、民主党は4月に「安全保障法制に関する民主党の考え方」を党議決定しました。憲法の平和主義を貫き、専守防衛に徹することを基本に、「近くは現実的に、遠くは抑制的に、人道支援は積極的に」対応するとの方針の下、私たちが考える安全保障政策の全体像を示したものです。
(中略)
 いま国民の皆さんの前には、この二つの道があります。安全保障関連法案の強行採決を許せば、さしたる議論もないまま、自民党が目指す「普通に海外で武力行使できる国」へと大きく踏み出すことになる。そういう強い危機感を、国民の皆さんにも是非、共有していただきたいと思います。/メディアの調査によれば、この二カ月間の特別委員会での議論の中で、政府の安全保障関連法案に対する反対の声はより高まっています。総理や閣僚が答弁を重ねれば重ねるほど、国民の反対や疑問が増え続けるという、いままでになかったことが起きているのです。安倍総理は、国民の理解を得ることに見事に失敗したのです。
 いま安倍総理がなすべきことは、政府案が国民の理解を得ることができなかったことを率直に認め、直ちに撤回することです。安倍総理にとって、それしか道はありません。/与党議員の皆さん、「あのとき賛成すべきではなかった」と後から思っても、もう遅いのです。どのような国を目指すのかを議論するには、すべてがあまりにも不十分です。本当に有権者、国民の皆さんに対して、強行採決を説明できますか。この議場の与党議員の皆さん一人ひとりが、もう一度静かに考え直していただくことを強く期待し、私の反対討論を終わります。
        ×        ×
 第153回芥川賞は、人気お笑い芸人・又吉直樹さんの「火花」と、羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」に。同直木賞は、東山彰良さんの「流」に決まったという。
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【きょうの一文、ことば】
「安倍さん、本当の戦争をご存じありませんね」=16日付毎日夕刊『87歳女性、手紙で直訴 神戸空襲経験、夫は戦地で負傷 「首相は戦争知らない」』の記事のなかで。政府が集団的自衛権の行使容認を閣議決定した昨年7月、安倍晋三首相に手紙を書いて出した神戸市北区の材井あさ子さん(首相からその後、返事はない)

【新聞テレビから】
☆『安保法案衆院通過へ 5野党採決参加せず』『国民リスク、違憲論 問題山積のまま』『批判耳ふさぐ与党』『安保法案衆院通過へ 野党、市民、置き去り』『身内も「採決早い」自民地方議員、厳しい視線』、『ギリシャ再建法案可決 EU金融支援再開へ前進』、『「コスト徹底議論せず」新国立 安藤氏、選考経過を説明』『「頼まれたのはデザイン」 安藤氏、コスト責任否定』『ザハ案「発信力」で採用』(16日付、中日夕刊)
☆『台風11号北上続く あす未明に四国上陸恐れ』、『安保法案午後衆院通過 自民、議員に「言論規制」 圧力発言以降相次ぐ』『「異常事態だ」田原総一朗氏』、『「費用拡大 承知せず」 新国立 安藤審査委員長』、『キトラの星 中国で観測か 紀元前に作図修正加え日本に』『冥王星に氷の山脈 標高3500㍍級、地殻活動中か 米探査機撮影』、『■ソーラー飛行機、世界一周中断』、『■小澤征爾さんにケネディ名誉賞』(16日付、毎日夕刊)
☆『〈社説〉「違憲」立法は許さない 安保法案、採決強行』、『新国立計画見直しへ 政府、批判高まり検討』、『【列島怒る】安保法案強行採決 「アベやめろ」名古屋 「民主主義壊す進め方だ」広島 「廃案になるまで抗議」那覇』『「今すぐ撤回を」札幌 「復興どうする」石巻 10万人「勝手に決めるな」東京 「なぜ、そんなに急ぐ」金沢 「9条壊すな」座り込み新潟 テロ誘発懸念静岡』『野党「必ず廃案に」与党「説明続ける」』(16日付、中日朝刊)
☆『ノーベル平和賞「憲法9条候補」 市民団体発表』、『安保法案きょう衆院通過 与党強行特別委で可決 本会議野党は退席へ』『民意畏れぬ「数頼み」 政治部長末次省三』『立憲主義危機深く 憲法学者長谷部恭男氏「国民、気づき始めた」』『「人の命を大切にして」「強行採決やむを得ない」 東海3県街の声』『「国民理解ない」採決 国会前数万人怒り 被爆3世23歳「絶対認めぬ」』『東海3県でも抗議活動 沖縄300人が反対デモ』(16日付、毎日朝刊)

七月十五日
「きょうの強行採決は〝権力の暴走〟だ」「法律を10本も束ねるとは、いかがなものか。」「9条だけでなく〝国民主権〟を蹂躪するものだ」。
「アベサンが米国に行った時に密約を交わした結果が、こうした形になって表れた」「まさに暴挙だ。今は一党独裁で権力者が党を牛耳っている。弁明の余地がない。許せない」「有権者が立ち上がれば、政治は変わってゆく」「私は戦争孤児。もう、これ以上の戦争はイヤです」。
「どういう理屈であれ、戦争はダメ。正気の沙汰ではない」「集団的自衛権は、日本を守るためにもやはり必要だと思います」「アベサンの自民党を選んだのは、私たち国民じゃないの。私たちにも責任はある。アベサンを信じようよ」「アベサンご自身、国民の理解はまだ十分でないので、丁寧に説明していきたい、とおっしゃっているのだから」など等。
 熱い1日が通り過ぎていった。
        ★        ★
 安全保障関連法案の採決を報じる15日付新聞夕刊各紙とNHKテレビのニュースから
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 日本人たちは、今どこに向かっていこうとしているのか。誰にも分からない。第一、私たちが、この世で生きて存在していること自体、ふしぎなのだ。ニンゲンたちは過去、何代にもわたって殺したり殺されたりの、戦争を繰り返してきた。性懲りもなく、だ。
 だからこそ、いまを生きる日本人は、戦争のない平和な社会のお手本を示さなければ進歩はない。この思いは別にアベサンだって同じだと思う。どの人も一生懸命に生きている。ここは〝戦争法案〟の誤解を解くためにも、白紙に戻して世界に類を見ない〝真の平和法案〟にするにはどうしたらよいのか、をみんなでイチから考え直した方がいいに決まっている。
 世論、いや、日本国民の賛同が得られていない以上、アベサン自らが「私自身、勉強不足で考えが甘く、間違っていたようです」と廃案を決意し、真の平和法案作成に向け、先頭に立って再出発してみたらどうか。そしたら、アベサン。日本人の心をとらえた、と拍手喝采されるのは間違いない。柔道の技と同じで押したあと、崩して引く。引くときは、潔く引いた方が後々の展開がスムーズにいく。技もかけやすい。

 安保法制案はやはり、アベサン自らの判断で没にすべきである。60日間ルールなぞ、けちな手法は取るべきでない。
        ★        ★
 集団的自衛権の行使容認を柱とする政府の安全保障関連法案がきょう午後、開かれた衆院平和安全法制特別委員会で自民、公明両党の賛成で可決された。民主、維新、共産の野党三党は強行だと抗議し採決に加わらなかった。      
        ×        ×
 日本三大火祭りのひとつ「那智の扇祭り(火祭り)」がきのう和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社であり、神気みなぎる炎の乱舞に一万人が酔いしれたという。この祭り、熊野那智大社に祭られている神々が年に一度、那智の滝に里帰りする神事で「那智の火祭り」として知られてきたが三月に国の重要無形民俗文化財に指定されたのを機に本来の名称に戻した、とのこと。重さ60㌔にも上る大松明を担いだ男たちがもみあう勇壮な姿をぜひ見てみたいな、と思った次第。
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【きょうの一文・ことば】
 ほとんどのアスリートがいろいろ言いたいと思う。心から願うのはオリンピックが皆さんの「負の要素」のきっかけに思われるようなことは一人のアスリートとして本望ではありません。=きのう14日にあった新国立競技場を考えるシンポジウムの場で。五輪女子マラソンメダリストの有森裕子さんが涙ながらに

【新聞テレビから】
☆『台風11号あすにも列島に上陸の恐れ』、『安保法案を強行採決 衆院特別委可決 民維共が猛抗議』『委員長囲み騒然 与党側は万歳も』『〈解説〉進まぬ理解 首相も認める(政治部・新開浩)』『採決反対最後まで 「安保」強行 野党怒号』『市民「最悪の法案」国会前徹夜の座り込み』『集会で市民ら「数の力」憤り』『名古屋からも「戦い続ける」』、『〈縁の行方、今 瀬戸内寂聴〉―松本清張さん―悪女 生々しきゆえん』、『「接近成功」信号届く NASA冥王星探査機から』、『数学検定準1級 最年少小2合格 高3レベル』(15日付、中日夕刊)
☆『採決強行解せない 国民の支持なしに危険任務果たせぬ イラク派遣の元陸自隊員』『今こそ「伝家の宝刀」 スト権確立続々と 戦争起きれば真っ先に巻き込まれる』『オスプレイ5機売却 米政府、日本に410億円で』、『伊方、新基準適合 3号機 規制委決定、3例目』、『中国GDP7.0%増 投資伸び悩み目標ぎりぎり 4~6月』、『山口組組長ら1億円賠償 名古屋放火殺人 従業員遺族と和解』、『世界柔道「未到」7連覇へ 男子100㌔超級 仏のリネール 練習相手を求め来日』、『高橋一三さん死去 巨人V9時代、左のエース 69歳』(15日付、毎日夕刊)
☆『与党きょう安保採決 衆院特別委 「強行採決許されない」 反対デモ栄に1000人』、『イラン核協議最終合意 欧米など 濃縮制限し制裁解除』、『連続安打記録あと2 秋山(西武)31試合で止まる 延長十回四球選びサヨナラ弾呼ぶ』、『名古屋、14日間「満員御礼」「のこった、のこった」きょうだけ』(15日付、中日朝刊)
☆『イラン核最終合意 ウラン濃縮制限 核武装道閉ざす 6カ国側 制裁解除』、『安保法案反対・慎重意見書 全国393自治体議会可決 4分の1で自・公も賛成』『子供を戦争に関わらせない 豊橋・主婦ら50人デモ』、『画びょうで耳に穴 生徒ら5人逮捕 同級生暴行容疑 名古屋の専修学校』(15日付、毎日朝刊)

七月十四日
「命ある限り戦争する国には絶対したくない」(釜石市の85歳女性)。米軍による東北釜石への艦砲射撃から丸70年。大船渡、陸前高田など気仙地区への空襲からもあすで70年-大震災の被災地、東北の仮設住宅などで手を合わせる姿が目立った。

 群馬県館林市が今夏全国最高の39・3度を記録。東北から関東1円を中心に全国99カ所で35度以上の猛暑日に。熱中症で807人が病院に運ばれ3人が死亡、5人が重体。小笠原諸島を北上中の台風11号。依然、日本を伺い四国地方に上陸する可能性が出てきている。
        ☆        ☆
 近くの内科医へ。喉の状況などを診て頂いたが「ばい菌をやっつける薬とうがい薬を出しておきます。喉も診させて頂いたが、良くなるかと思います。」と医師。念のために、と左の指に線量計のようなものを挟まれたのには驚いた。「それ、何ですか」との問いに「酸素が指先にまで来ているかどうかを測るためです。肺などが悪いと目盛の数値が上がらなくなるので一目瞭然です。99%まできたので心配ありません」とのことだった。
 初めて見る医療器具だったので「医学界では、いつごろから使用されているのですか」と聞くと「昭和天皇が、お亡くなりになったころから」との返事。これまで目にすることがなかっただけに勉強になった。「多分心配ないかと思います。水分をこまめにとってください」の声を背に「なかなかの名医だ」と自らに言いきかせて帰る。
        ×        ×
 集団的自衛権行使を可能とする安全保障関連法案の採決(政府は15日の採決方針を表明)を前に、日本国の国民はこの日も全国22地点で〝戦争法案反対〟〝9条を守れ〟の抗議行動を展開、国会周辺には2万人を超える人々が集まり法案採決反対、廃案にすべきだ、の意思表示をした。
「(日本の防衛は)専守防衛、個別的自衛権で十分足りるはずなのに」といった疑問の声が広がるなか、こんな按配では安倍政権を黙って肯定している人々が浮かばれない気もする。この際、ややこしい関連法案などは廃案にしてしまい憲法9条の存在意義を中心に国民の双方代表が徹底討論してみたらどうか。
 あくまでゼロからの再出発を薦めたい。人には、それぞれの立場、考え、生まれ育った環境からもいろんな見方があるからだ。新たな道は、互いの主張にまず耳を傾けるところから始まる。
        ×        ×
【きょうの一文・ことば】
「毎日五萬も十萬も戦死する時代だ。芸術が何んだ哲学が何んだ。今は考へることすらゆるされない時代だ」
……
「こんな時代に自己なんて言ふ小さいものは問題にならぬ。希望だ理想だ、そんなものは旧時代のものだ。/現在と言ふ現実をみれば、どんな将来の希望もふつ飛んでしまふ」
 二度とこんな時代、社会にしないために我々は憲法第九条を七十年間護持してきたのである。(鬼太郎)
=14日付中日夕刊『〈大波小波〉第9条の生まれた背景』のなかから。1部を抜粋

「現行憲法のことを米国からの『押しつけ』だから改正しようと言う。しかし同じ『押しつけ』であっても日米安保条約はかたくなに守ろうとする。大変な矛盾ではないか。安倍政権は憲法より日米安保条約を上位に置こうとしているのです」=14日付毎日夕刊『〈特集ワイド この国はどこへ行こうとしているのか 「平和」の名の下に〉憲法を憎んでいるのか 作家島田雅彦さん』のインタビューのなかで。島田さん

【新聞テレビから】
☆『〈クローズアップ現代〉高まる和食人気 世界市場への戦略は』(14日夜、NHK総合)
☆『台風11号が北上 週末列島縦断か』、『南ア・白根三山 吹き抜ける涼風 夏山シーズン本番』、『高速バス横転27人搬送 四日市・東名阪 ダンプに追突か』『夜中に茶畑転落 車内悲鳴』、『ギリシャ サムライ債償還』『東京株が続伸 一時300円超す ギリシャ合意好感』『国内初 大型ティラノ 体長推定10㍍超 長崎で歯の化石』、『祇園祭彩る名古屋の技 人形師・玉屋庄兵衛さん 父子で蟷螂山と歩む』『17日・前祭で巡行 歩道広げ間近に』、『安保特委 民共が欠席 あす採決へ与党・維新協議』『進まぬ国民理解 閣僚2人が指摘 塩崎、石破両氏』、『いじめ専門校生5人逮捕 容疑で愛知県警 無理やりピアス穴』(14日付、中日夕刊)
☆『イラン核合意最終調整 全体会合 文書案協議へ』、『冥王星に今夜最接近 無人探査機(ニューホライズンズ)NASA公開』、『〈戦後70年〉「津波より戦争が怖い」 岩手「気仙空襲」あす70年 96歳「悲しみ今も消えず」』『〈千の証言〉強行軍手提げ鍋と 母子5人で朝鮮半島縦断 薄い雑炊 唯一の楽しみ』、『東証一時300円高』(14日付、毎日夕刊)
☆『〈核心〉EU結束優先 強硬ドイツ(メルケル首相)妥協の合意 ▲5年間除名案▲盟主の立場で』『失墜ギリシャ内憂外患』『「ユーロ離脱困る」「(チプラス)首相に失望」 アテネ市民不安の声』、『〈戦後70年〉被爆体験最後の証言 原爆訴訟 名地裁であす 90歳・一宮の森さん 5地裁3高裁で係争中 原爆症認定をめぐる訴訟』、『自民、安保あす採決方針 衆院委 民主拒否、攻防ヤマ場』『炎天下(安保関連法案の廃案を訴え)熱い訴え』、『EUギリシャ支援合意 ユーロ圏離脱回避』、『空の玄関に女性駅長 名鉄中部空港駅「こまやかに対応」 戦時以降記録なし』、『〈中部ペンクラブ30周年 文芸評論家が鼎談〉同人誌の可能性熱く 文学に首長や怒り示して』(14日付、中日朝刊)
☆『学者ら「安保」廃案要求 主要メンバー 国民法制懇が声明 あす衆院委採決』、『人権派連行100人超か 中国当局「弁護士らは犯罪集団」』、『ミャンマー与党亀裂 スーチー氏の野党総選挙参加 大統領選へ主導権争い』、『貧困層との連帯 ローマ法王強調 南米歴訪 エクアドル→ボリビア→パラグアイ』、『Jヴィレッジ=福島県楢葉、広野両町にまたがるサッカーの練習施設。東京五輪の男女のサッカー日本代表チームが合宿や練習に使用予定=除染始まる 19年全面再開 東京五輪向け』、『少女 医療少年院送致 佐世保高1殺害「矯正可能性残る」』『控訴審、即日結審 11月16日判決 95年豊田2人刺殺 名古屋高裁』、『■セブン銀行にサイバー攻撃』(14日付、毎日朝刊)

七月十三日
 パリ祭(フランス革命記念日)前日。風の強い、暑い1日に。マルサの男だった父が生きていれば満99歳になるはずだった。
 全国的にも35度以上の猛暑日を記録したところが122地点に及び、新潟県上越市では38・5度を記録。全国各地で熱中症で千人近くが病院に運ばれ、4人が亡くなる温熱地獄の日本列島となった。そんななか、南の海では台風11号が日本を伺うようにしており、今後の動きが気になる。
        ☆        ☆
 月曜日の午後。舞の店がお休みであることもあって、陽射しが弱くなったところで(とはいっても、1日じゅう暑かったが)ふたりで、きのうに続きまたまた炎熱畑へ。1時間ほど〝見なれない農夫と農婦〟になりきり何とか、残る雑草たちを取り除いてきた。できる時にやっておかないと、雑草たちが〝雪だるま〟式に増えていってしまうためで、きょうのところは、ふたりとも上半身汗だくになりながらも、雑草軍団を人力戦でけ散らした。
 昔、忙しさに追われるなか、後回しにすればするほど取材対象が増え、手をつけられなくなっていた記者たちの悪しき現実を痛いほど目にしてきた体験上(実際、読者からの取材依頼の多さときたらハンパでなかった。それだけ読者の期待が多い証しでもあったのだが)、取材するかどうかは、自分なりに即座に判断。すぐに対応する癖がついているだけに、ここは一気に息の根でも止める気持ちで、ときのうに続く雑草取りとあいなったわけだ。
 それにしても大地に生き生きとした根を張った草たちと泥を見るかぎり、濃尾平野が肥沃な土地であることが感覚的にもよく分かる。もしも近くに原発があり福島のような事故を起こし、放射性物質が飛んできたらと思うと、なんだかやりきれない気持ちにもなる。現に福島では多くの土地が除染もされないまま、草茫茫に荒れ果てているのである。ニンゲンたちは手をつけられぬまま、ただ見守るばかりだ。
        ×        ×
 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対するアニメ映画監督の宮崎駿さん。「辺野古基金」の共同代表でもある宮崎さんが、都内で記者会見。記者から安保法案の成立を急ぐ安倍晋三首相について問われ「憲法解釈を変えた偉大な男として歴史に名前を残したいのだろうが、愚劣なことだ」と批判。
 その安倍政権だが、集団的自衛権行使を可能とする安全保障関連法案の衆院平和安全法制特別委での採決(採決日程は15日)を目前にNHKが世論調査したところ、「支持しない」(43%)が「支持する」(41%)を初めて上回った。
 この日、法案の強行採決を心配してネットでフェイスブック【安保関連法案に反対するママの会】を開設して立ち上がった三児の母、西郷南海子さん=27歳、京都市=らが2260人の賛同を集めて東京・永田町の参院議員会館で記者会見。「だれの子どもも殺させない」と決意表明。26日には東京・渋谷で街頭デモ「戦争立法反対! ママの渋谷ジャック!」を行うという。
        ×        ×
【きょうの一文・ことば】
〈この無惨(むざん)、惨状、戦争は絶対いけないものだ。人類の不幸は戦争から始まるものだ〉〈私の胸から一生忘れられない焼印だ〉=13日付中日夕刊『人類の不幸は戦争から始まる 山崎豊子さんの戦時日記発見』の記事のなかで。「…母をはげましながら火の海となった御堂筋を逃げる。しかし自宅は焼失。一帯の焼け野原を見ながら」に続く山崎さんの日記

【新聞テレビから】
☆『テニス■ウィンブルドン ジョコビッチ連覇=男子シングルス決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)がロジャー・フェデラー(スイス)に7―6、6―7、6―4、6―3で勝ち、2年連続3度目の優勝を果たした』、『自治会長刺され死亡 日進の路上 強盗殺人で捜査』『集会後「コンビニ寄る」住民懸命の蘇生かなわず』、『1勝亡き球友と共に 落雷事故の誠信高「甲子園へ」』、『〈安保法案中央公聴会〉採決にらみ賛否 野党側「明白な違憲 廃案に」与党側「国際情勢に対応を」』、『ギリシャ協議難航 ユーロ圏一時離脱案も』、『瑞浪市長に水野氏3選』、『任天堂岩田聡社長死去 55歳、DSやWii開発』、『本ドミノギネス超え 岐阜市の図書館9862冊』(13日付、中日夕刊)
☆『ゆうべ寝られた? 東海各地で熱帯夜』、『メキシコ麻薬王また脱獄 刑務所職員も関与? 1.5㌔トンネルで』、『安保法案 5人中3人「違憲」 中央公聴会有識者が意見』、『ギリシャ改革法制化要求 EU首脳会議 協議続く』、『御嶽捜索先遣隊が入山 山頂付近に登山靴、手袋』、『大分で震度5強 3人けが』、『日馬富士休場 大相撲名古屋場所』(13日付、毎日夕刊)

七月十二日
 日曜日。午後4時過ぎ。妻、舞と和田二タ子の野菜畑へ。相変わらず生え放題の雑草の草取りにふたりで黙々と励んだが、舞も私もかなり疲れた。草たちは先日来、再三、訪れて刈り取ってはいるのだが。抜いても、抜いても。あとからあとからと。それこそ、逞しい生命力で生えてくるのだ。間隔をおいていたのでは、すぐ草だらけになってしまう。あぁ~
 だから、とりあえずは今、目の前にある雑草たちを引き抜かなければ。そう思ってふたりで黙々と草たちを相手に〝対抗する〟のだが、なかなか手ごわい相手だ。それでも、お慰みにか、茄子とピーマンが数個ずつ生っていたのに舞が気付き、収穫したときには心からバンザイと叫びたい気持ちにかられた。
「俺たち、とうとう〝ゴッホの世界〟の農夫と農婦になったんだ」と、しみじみ言う私に彼女曰く。「何いってんのよ。こんなの、農業やったうちに入らない。単なるままごとよ」と。ままごとごっこ、か。それもそうだが。ままごとがこんなにも大変だったとは。

 帰って。長女猫のこすも・ここちゃんに「まだまだ残っているが、草引きをしてきた」と報告すると「ああ、そうかそうか。よく頑張ったネ」と言ったつもりなのか。ニャア~、ニャア~ンと頷いてくれ疲れが吹き飛んだのである。風呂上がりに、喉から大量に血が出ているのに気付き、うがいをして早々に寝入り、執筆と読書のため深夜遅くまた起き、酒を飲む。喉が弱いのか。それとも敏感すぎるのか。ここ数年、無理をすると、血が混じる。しばらくすると、血は治まるのだが。きようは相棒も疲れ切ったようで、私を放り投げたまま早々と寝てしまったようだ。
        ☆        ☆
 つい、先ほど読み終えた文學界8月号掲載の吉村萬壱の「紅い花」。「チャンピックスを一錠飲んで煙草を一本吸うと頭がクラッとして、再び布団に横たわり、二時間ほど眠った。目覚めてから、フルーツグラノーラを食べ、コーヒーを淹れて飲んだ。ラジオを点けると透き通った声の女性アナウンサーが……」の下りが小説執筆に挑む男の心情がよく出ていた。よく分かる。
 フィニッシュの「私は心臓を鷲掴みにして、俯いた妻の足許の床に咲いていく幾つもの紅い花を凝視する。 (了)」の下りなど、いい表現だナ、と思った。なんだか見えない壁に向かって執筆に挑む私自身を映像で見てゐるやふな、そんな錯覚にもとらわれたのである。「そんなことは、もういいよ。早く寝なければ。からだに触るよ」とこすも・ここが、嗜めるようにニャァ~ンと言い聞かせ、私を見上げてないた。
 ここは満二十歳。ニンゲンなら百歳近いが、まだまだその妖艶さは衰えを知らない。この地上に1人しかいない天下の猫である。むろん、シロちゃんだって、そう。私たちにとって、掛け替えのない存在なのだ。
        ×        ×
 今夜の東海テレビ。私が好きな宮沢りえ、居酒屋女将によるヨルタモリ。ゲスト出演の加山雄三さんが7月20日の祝日【海の日】誕生秘話にもふれ、なかなかよかった。
 海といえば、志摩にいたころは御座白浜での海開き、和具大島の海女さんたちとハマユウ群落、そして能登七尾では〈海を感じる心を〉と国内外に発信した「海の詩(うた)」公募事業、さらには七尾港まつりでの〝ちびっこ広場〟開設、和倉のジャズフェスティバル、七尾湾を舞台としての〝海で遊ばん会〟活動、さらにはのとじま水族館などが脳裏をよぎって懐かしい。
 でも、私はこれらドラマの数々を単なる情緒的な回想に終わらせるのではなく、こんごの執筆に生かす、あくまでも【始まりの序曲に】と思っている。まだまだ、書かねばならないことは無尽蔵にある。全てが今から。いま、この瞬間が始まりなのである。
        ×        ×
【きょうの一文・ことば】
……自分が何を書きたいのか分からない。自分の言葉が見付からない。勿論、言葉は私の占有物ではない。しかし言葉が流れる管が詰まっている。耳鳴りがする。私はイヤホンを耳に挿し、アイフォンでちあきなおみを聴く。ちあきなおみは巫女だと思う。ボリュームを上げる。「かもめの街」が、夜明けの海を眺めながら一服する女の歌を唄い、無性に煙草が吸いたくなる。……=文學界8月号『創作 吉村萬壱「紅い花」』から。

「人の痛みに無自覚で、思考停止する人間になりたくない。だから声をあげる」。
=12日付中日朝刊『〈核心〉安保法案「国民なめんな」 学生らのグループ「シールズ」訴え 地域、年代超え共感呼ぶ』の記事のなかで。国会前の人波の中で宣言した女子大生のことば

【新聞テレビから】
☆『戦争法案 世論が包囲』『安倍政権強行採決許すな』『残虐行為の米軍の仲間に アフガニスタンで人道支援を続けるペシャワール会現地代表、医師 中村哲さん』、『「九条俳句」掲載拒否問題 作者女性さいたま市を提訴』『言論抑圧の流れ止めたい 「市民応援団」発足』(しんぶん赤旗日曜版、7月12日付)
☆『「おどり」開幕 熱い暑い郡上に夏 全国最高35・8度』、『〈わたしの記念日 戦後70年②福原キクエさん〉カップが紅で染まった日』『化粧ができる平和 原爆 鏡の中、土まみれの顔』『ひめゆり悲劇忘れないで 元学徒ら20年ぶりに戦跡巡り』『安保法案緊迫の舌戦 審議大詰め市民に訴え 与党今週採決 野党強行許さぬ』『議論の深まり 疑問の声』、『ギリシャ支援 EUきょう判断』、『〈小中学生・なるほどランド〉2000年前に巨大津波 【1三重県で 池の底の堆積物を調査】【2広い範囲 九州や四国にも同じ跡 南海トラフ巨大地震の想定震源域】【3語り継ぐ 過去の被害教訓に備え】(紙山直泰)』(12日付、中日朝刊)
☆『(能登半島の)「宇出津事件」指揮元捜査員 拉致1号風化させぬ 摘発の内幕 病床から語る』、『〈安保法制 私はこう考える〉国際的行動 即応可能に 外交評論家岡本行夫さん(69)』『安保法案反対訴える 「遺書」書いた元自衛官 札幌』、『ミラノに東北の祭り集結』、『優しい子奪われた笑顔 父無念いじめ解明誓う 岩手・中2自殺』『校長 教委指示伝えず 前兆発見対策不徹底』、『不適切会計 西田社長時代も 東芝3代第三者委追及』、『ユーロ圏財務相 ギリシャ支援再開を協議 議会の譲歩案承認受け』、『〈Sストーリー〉2度飛んだ特攻隊員―生き別れの母へ手紙残し』(12日付、毎日朝刊)

七月十一日
 なんだかんだ、と日は過ぎゆく。ハヤテのようだ。ニンゲンたち。もの皆すべてが、その星の乗客か。

 昨夜遅く、カトマンズ在住の長谷川裕子さん、ニルマニさん夫妻からメール送信されてきた〝ネパールでの復興支援活動のご報告〟と添付写真を何度も繰り返し読んだり見たりし、本紙ウエブ文学同人誌「熱砂」の本欄【生きてゆく人間花たち/7月の唄】はじめ、【WORLD WINDOW―世界の窓―】【What‘s New】欄への執筆、公開を終えると、真っ暗闇だった戸外も知らぬ間に明け、朝の白い光りが射しこんでいた。
 それにしても、裕子さんとニルさんは本当によくやっている。息の合ったコンビである。復興支援活動は、これからもまだまだ先が長く果てがない。それだけに、あまり無理することのないように、と祈る思いだ。2人の献身奉仕の精神には、ただ頭が下がる。と同時に、ネパールの人々に1日も早く以前の平穏な生活が戻ることを願う。
        ☆        ☆
 楽しく進んだ笑顔でうたおう♪ 音楽会=愛知県江南市の「ミヌエット」店内で
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 きょうは午後、妻、舞の営むリサイクルショップ「ミヌエット」でボランティアの演奏家ふたり=二胡大加秀治さん、電子ピアノ林まみこさん=による〝ちいさな音楽会〟があり、〈夏の思い出〉〈海〉〈浜千鳥〉〈蘇州夜曲〉〈みかんの花咲く丘〉〈古城〉〈シバの女王〉……と唱歌、童謡からかつての流行歌など懐かしいメロディーが流れ、参加者全員が楽しくうたう場面もあり、微笑ましいひとときに。
 笑顔でうたおう! そのままの試みには日ごろ家事に追われて忙しい女性たちにとって、しばし安らぎのひとときになったのなら、と嬉しく思った。なかで大加さんの、わが子の結婚式を前にゼロからの出発で二胡を独学でマスターした、とのお話しには胸に熱いものが。ミヌエットのテーマ曲でもある〈みかんの花咲く丘〉が流れた時には、毎度ながら、今は亡きあの作詞者、加藤省吾さんとの能登での日々を思い出した。
 加藤省吾さんは〈かわいい魚やさん〉など数々の名曲の作詞でも知られる。私が新聞社の七尾支局長在任時に、地元青年会議所の若者たちと一緒に「海を感じる心を国内外に発信しよう」と始めた海の詩(うた)大賞公募の初代審査委員長をして頂いた関係で、二代目審査委員長の森繁久弥さん=故人=親子もまじえ、和倉温泉で共に飲み、語り合った仲でもある。
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 2520億円以上とは、巨大な費用をかけ過ぎだと批判が出ている東京五輪を前にしての新国立競技場建設問題。キールアーチ手法などこの設計に当たったのはイラク人女性建築家のザハ・ハディドさん。建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞受賞者でも知られる彼女、実はカーブを描くつなぎ目を見せない、宇宙から飛び出たような斬新かつ革新的デザインが工事業者泣かせで、建てられない建築家、すなわち〝アンビルトの女王〟との異名でも知られる。
「妥協は私のスタイルではない」のが信条というが、今夜どこかのテレビであるコメンテーター氏が指摘していたように「デザイン美よりも機能美を大切に」とは、その通りである。それにしてもザハ氏を推薦したという日本の建築家安藤忠雄さんらは、なぜその後沈黙したままでいるのか。どこかにやましいものでもあるのか。エラくなり過ぎると、晩年の秀吉のように本来の「我」を見失い、人間そのものが悪しきモノに解体されてしまう。こちらにも説明責任がある。
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【きょうの一文・ことば】
「悠々は自分の姿勢を曲げず、意志を貫いた。遺族ではなく一個人として尊敬する。資料を見て、後に続くような人が現れればうれしい」=11日付中日夕刊『反骨記者魂の寄託 出身地・金沢に 直筆原稿など300点超』の記事のなかで。資料を管理する孫の桐生浩三さん(73歳、東京練馬区)のことば

【新聞テレビから】
☆『震災4年4カ月 各県警集中捜索』『岐阜県先遣隊17人(昨年9月の御嶽山噴火による行方不明者の再捜索に向け) 御嶽入山』、『あす初日 胸高鳴る 名古屋場所土俵祭り』、『中国、安倍首相を招待 9月の抗日戦勝記念行事』『ギリシャ譲歩案議会承認 EU支援 再開あす判断』、『14歳単身NHL(北米プロアイスホッケーリーグ)の夢 日進出身、米で奮闘』(11日付、中日夕刊)
☆『〇eye戦後70年 爆心地は訴える 米公文書館所蔵長崎の映像』、『(太平洋赤道域の海面水温が南米ペルー沖で高まる)エルニーニョ継続の見通し 気象庁監視速報』、『陸前高田知的障害の男性 亡き人にささぐ絵 がれきの街優しく描く』『「安保法案 慎重審議を」 長崎平和宣言言及 起草委案』、『不適切会計 東芝社長辞任へ 損失先送り指示か』(11日付、毎日夕刊)
☆『〈戦後70年 わたしの記念日①橋本克巳さん〉〝息子〟が高校を卒業した日』『子の笑顔願い続け 戦争孤児が10人の里親に』、『安保法案「反対」「慎重審議を」 中部90議会が意見書』『「平和に会派関係なし」 高山自民系市議も賛同 安保法案意見書を可決』、『西野カナさんの曲で伊勢志摩へ ♬ 近鉄名古屋発特急発車メロディーに』、『豊橋市電描き600枚 伊奈彦定さん(80) 開業90年 元教諭変わらぬ風景残す』(11日付、中日朝刊)
☆『陸自隊員に「遺書」指示 北部方面隊元隊員が証言 総監部「服務指導の一環」』『集団的自衛権「明白な危機」で行使可能』 米艦への攻撃 首相が答弁 裁量拡大の余地』『反対の人波 国会前に 安保関連法案に反対の声をあげる人たち』、『岩手・中2自殺 アンケートに「いじめ」 矢巾町教育長 一因と認め謝罪』、『岐阜市の準絶滅危惧種「削除を」「天然アユ」選定漁師反発 「長良川、遡上増えている」』(11日付、毎日朝刊)

七月十日
 みんな心はひとつ 着々と進む仮設住宅のかまぼこ形シェルターづくり(中央黄色の半纏を着た男性がニルマニ・ラル・シュレスタさん)=長谷川裕子さん写す
 NO.35支援活動①

 深夜零時前。カトマンズを拠点にネパール大地震の被災地の支援活動に没頭する稲沢市出身の長谷川裕子さん、ニルマニ・ラル・シュレスタさん夫妻から私のスマホにメールが入った。「こんばんは。深夜遅くにお邪魔してすみません。先ほどパソコンの方へ報告書と写真をお送りしましたので、ご確認お願いします。熱砂拝読しました。……」というものだった。
 で、こんどはパソコンを開くと、これまでの支援のありのままを綴った報告書とともに数々の復興、支援現場を一コマひとコマ丁寧に記録した写真まで添付されていた。貴重な資料である。ここで日本からの支援者に対する報告の意味も込め、本紙「熱砂」紙上でも報告書の全文を以下に掲載させていただく。
        ※        ※
 【ネパール大地震への義捐金をお預かりした皆様へ】
 ネパールでの復興支援活動のご報告1(2015年7月5日)

 改めまして、この度はネパール大地震復興支援のために、皆様から温かい義捐金をいただき、心よりお礼申し上げます。皆様からご信頼いただき、お預かりした義捐金で、私たちがネパールの復興支援活動をさせていただくことに、心より感謝申し上げます。微力ではございますが、今後私たちの支援活動状況を、随時ご報告させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
 6月下旬ネパールに戻り、まずはカトマンズ市内、バクタプルをはじめ、郊外の村々を視察しました。(もしよろしければ長谷川裕子のFacebookに投稿していますので、ご覧下さい(https://www.facebook.com/yuko.hasegawa.3990418)
 すでに他の国や、他の団体が支援している村々(添付写真NO11~13)もありますので、支援が1カ所に重ならないように注意をしながら、村人たちの生の声を聞いて、本当に必要と思われる場所に支援できるよう心がけています。
【支援活動①】
 現在下記の6つの村に、シェルターを計62個と消毒液36本を提供することに決めました。シェルターは添付した写真のように、トタンを組み合わせ屋根を丸く作ったかまぼこ型です。雨期(6月中旬〜8月末頃)でも十分耐えうるでしょう。トタンは家を建て直す際に、また利用できて無駄にはなりません。(添付写真NO.17)
 1個のシェルターに約8名寝ることができます。消毒液(添付写真NO.44,45)は、日本の某大学教授が開発したもので、全てオーガニックなので、間違って口に入っても問題なく、消毒効果も絶大と聞いています。援助に来ている国連からも推薦されているそうです。雨期は特に伝染病などが流行りやすいので、被災後の村々には衛生面にも注意が必要です。
〈支援する6つの村〉
①バクタプル・・・街全体が世界遺産で、ネパールの宝とも言える美しい街でした。地震で街の3分の1が倒壊しています。(添付写真NO.1~9)政府も復興に力を入れていますが、住民たちも地元の組合で協力しながら、自ら道路の整備や瓦礫の排除等、頑張っています。家が全壊して寝る場所もない人たちにシェルター25個分
②レレ村(パタンの近く)・・・シェルター15個分
③コカナ村・・・シェルター16個分
④フトゥン村・・・シェルター2個分
⑤ナイカプ村・・・シェルター1個分
⑥バラジュ(カトマンズ市内)・・・3個分
〈支援活動①の流れ〉
シェルターの材料を購入し、我が家の前の広場で材料を分ける作業をしました。
7月1日 シェルターの屋根を支える鉄パイプを購入。屋根の丸い形に合わせ、パイプを曲げる作業をしました。(写真NO.14~16)
7月2日 シェルターの屋根の部分のトタン、屋根と鉄パイプをつなげるための太い針金を購入(写真NO.18~20)
7月3日 購入した材料を個別に分ける作業をしました。(写真NO.21~23)
7月4日 6つの村の代表者に我が家に来てもらい、シェルターの作り方を教え、各村の必要な個数の材料を、各々のトラックで持ち帰ってもらいました。トラックは全部で5台(写真NO.24~43)

 約1週間後位に上記6つの村に行き、シェルターが正しく作られ、どのように利用されているか視察して参ります。
〈支援活動①に必要な費用〉
トタン 672枚・・・・約956,000円
鉄パイプ 248本・・・・約116,280円
太い針金・・・・・・・・・約9,735円
道具類(ペンチなど)・・・約1,070円
杭 496本・・・・・・約30,600円
輸送代 トラック5台・・・約28,800円
消毒液・・・・・・・・・・約36,000円
合計         1,178,485円 
〈今後の計画〉
★家が全壊し住む家がない、孤立無縁のお年寄り(家族を失ったなど)の支援★村全体が全壊した「サクー」(カトマンズの約20km東)にシェルター25個★焼き物で有名な「ティミ」(カトマンズの約10km東)に支援が必要という情報があるので視察
【〈参照〉(写真NO.46,47)】
 ニルマニの所属するカトマンズ・ロータリークラブ・ニューロードシティ支部からの支援として名古屋・大須ロータリークラブからの義捐金、名古屋インターアクトクラブの高校生による募金は、ドイツの友人からの義捐金と合わせて、ダーディ村(Dhad Gaun)に40個のシェルターを作りました。(私たちが日本滞在中にスタートし、すでに終了しました)

 以上、報告させていただきます。アシュトストラベルズ&ツアーズ ニルマニ・ラル・シュレスタ 長谷川裕子
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 生きてゆくことは、誰しも大変なことである――。
 NHKテレビでこのところは毎週見ている『ドキュメント72時間』で「とんこつラーメン物語 濃厚な人生を映す一杯 疲れた日も泣いた日も」を見終え、ラーメン屋に寄る多くの人びとの人間模様を見て、つくづくそう思う。そういふ私とてしかり、この世に生きる全ての人が懸命なのである。 
 文學界8月号で栗原裕一郎の評論『元少年A「絶歌」の〝文学性〟』を読んだ。神戸の連続児童殺傷事件の犯人〝酒鬼薔薇聖斗〟のことは私が新聞社の大津支局長在任当時に起きた。あのとき私自ら管外での発生事件とは承知のうえで休みの日を充て神戸へ。現場のタンク山や小学校周辺を取材して歩き回ったこともあるだけに、「絶歌」については、いろいろ感じることも多い。が、今夜のところは論評を控えたい。
 というのは、冒頭でも触れたとおり、つい先ほど深夜に入って、ネパールから裕子さんとニルマニさん夫妻渾身のレポートが私あてに届いたからだ。私にとって、いま何より大切なことは〝酒鬼薔薇聖斗〟の書いた本云々よりも、夜を徹して当然先にしなければならない(それは本欄で夫妻の頑張りを伝える、責任とでもいったものだが)ことが出てきたのである。人間、いま何をすべきか、が大切なのだから。
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【きょうの一文・ことば】
「民主主義の王道を歩んでいく」。安倍晋三首相は今国会でこう強調する。しかし、自民党の衆院議員からは言論の自由を脅かす発言が飛び出し、「違憲」との反対論が根強い安全保障関連法案の成立に向け、与党は強行採決を構えていると伝えられる。これが果たして「民主主義の王道」なのか?
=10日付毎日夕刊『〈特集ワイド・続報真相〉安倍さん、強行採決が「民主主義の王道」? 野党の言い分を聞くのが国会 多数決はやむを得ず行う手段 美名を借りて忍びこむ「独裁」』の記事のなかで。出だし部分の前文(総合リード)から

【新聞テレビから】
☆『名古屋で初競り サンマ1匹3000円‼』、『井伊直弼生誕200年文化人の一面発信 彦根でイベント』、『辺野古埋め立て承認手続き欠陥 沖縄有識者委報告へ』、『ギリシャ、EUに譲歩 再建案提出 7兆2000億円支援と交換』、『盛岡震度5弱』(10日付、中日夕刊)
☆『台風9号沖縄通過 3地点で7月最大風速』、『成長分かち合って 英王女洗礼式』、『安保法案 首相、民・維対案を疑問視 領域警備「新法必要ない」』、『5人殺害・放火 死刑求刑 山口地裁検察「社会震撼させた」』、『〈MLB〉田中5勝目1カ月ぶり 八回途中2失点「調子上向き実感」』(10日付、毎日夕刊)
☆『〈岩手の中2死亡〉なぜ生徒のSOS届かない 多忙過ぎる教師ジレンマ 背景に教師の孤立化 死亡生徒、面談順番待ち』『「学校は変わっていない」大河内清輝君の父』、『炎の悲劇に祈り 岐阜空襲70年』、『プリウス廃電池工場用の電源に トヨタ 電気代10%削減目標』、『参院戦初の合区導入へ 自民「10増10減」同意』『愛知増擁立手探り 長野減一気に激戦』、『お化け屋敷で「ビビり度」測定 NTT西が新サービス』(10日付、中日朝刊)
☆『お手ごろカラフル雑貨東海上陸 栄に(デンマーク発祥の雑貨店)「フライング タイガー」』、『被害者「大きな前進」MRI社長ら米で起訴』『4000万円出資し自殺 夫「家族の人生暗転」』、『〈戦後70年〉原爆犠牲815柱遺族に届けたい 広島市 積極調査へ』、『日中株価乱高下 上海、当局てこ入れ』(10日付、毎日朝刊)

七月九日
 ネパール大地震の支援活動に従事する人々。長谷川裕子撮影(「Yuko Hasegawa」のフェイスブックから)
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        ☆        ☆
 岐阜空襲70年の夜。台風9号が沖縄を直撃、南城市では午後10時に最大瞬間風速が42・6㍍に達した。愛媛県松山市では道路が水没、一方で九州地方はゲリラ豪雨と猛暑のダブルパンチを食らっている。
「いつも思う。台風のエネルギーをそっくり自然エネルギーに転換できないものかしら。人間の科学技術もまだまだだよ、ネ。これだけのエネルギーをうまく生かせば、危険な原発も必要でなくなるのに」。
 相棒の嘆息が聞こえてくる。

 私の直感だが、このままだと現安倍政権は急降下し破綻への道を辿るのではなかろうか。あなたは本気で国民を守ろうとしているのか、と問うてみたい。集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案に対する一連の流れと、噴出している反対意見を見る限り〝アベサン〟はこの際、衆院解散・総選挙に打って出てその是非を世に問うた方が分かりやすい。
 ご本人は「議論を進めれば理解は少しずつ増えていく。丁寧に、なるべく分かりやすく説明していきたい」とおっしゃっているようだが、衆院解散が無理なら、現安全保障関連法案を廃案にしてしまい、今一度ゼロから出直して【戦争をしない日本国民を守る平和法】でも作るのなら、それなりに評価したい。
        ★        ★
 先日、ネパールのカトマンズに帰った愛知県稲沢市出身の長谷川裕子さん、そして夫のニルマニ・ラル・シュレスタさん。夫妻が大地震で被災したネパールの方たちへの支援、救済活動を血眼になって始め、その献身奉仕ぶりに心打たれる日々が続いている。
 Yuko Hasegawaの名で送られてくるフェイスブック。これを見れば2人の日々の支援活動が、よく分かる。ふたりの純真かつ情熱的、自ら先陣を切って動く行動力には、ただただ感心している。頭が下がる。ただ、まだまだ先は長い。あまり無理して健康を害することだけは避けてほしい。
 というわけで以下、その活動の一端を日を追ってフェイスブックの文言から切り取って記録に残したい。
        ❤        ❤
 先週末にネパールへもどりました〜! 支援物資も一緒です。これから支援活動開始です。心配していた余震は、ほとんど感じられないくらいです。ほ〜。カトマンズ市内はすでに平常通りの生活に戻っています。(6月26日)
 私たちが日本に滞在中にお預かりした義捐金を頼りに、すでにネパールのロータリークラブのメンバーが支援活動を始めていました。今、ネパールは雨期の真っ只中。ビニールシートではもたないので、トタンで屋根を丸く作り、かまぼこ型のシェルターを作ります。1つのシェルターに、8〜10名は寝られるそうです。トタンだと後で住居を建てる際に、屋根等に再利用できるので、無駄がありません。1つのシェルターは約2万円。とりあえずは50個のシェルターを目指しています。(6月27日)
 自力で復興を目指すマッツェ村1 皆さまからお預かりした貴重な義捐金で目に見える活きた支援をするため慎重に視察をしています。他の団体から支援を受けていても、受けていないような顔をして2重、3重に支援をもらっている人々、村々があるので要注意です。カトマンズの西、7〜8㌔のあたりにあるマッツェ村。被害がひどいと聞いて視察に出かけました。
 村人に状況を聞いてみると…「私らは今のところ、自力で何とか家をなおせる。もっと困っている村があるから、そっちを助けてあげて」と言う。なんと純朴な人たち…。こういう田舎の村の家は、写真にあるようにレンガと粘土(籾と牛糞が混ざっている)でできているので、崩れやすく被害が大きいのだろう。(7月2日22時48分)

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 自力で復興を目指すマッツェ村2 ちょうど視察をした日は、この村のお祭りでした。ナラヤンの神様が、魚の化身になってこの村に現れた日を祝うお祭り この村は大丈夫だ。被災しても祭りにかけるパワーを、強烈に感じました。祭りは1ヶ月も続くそうです。(7月2日22時59分)
~不幸中の幸い~
 カトマンズに住む友人宅の、近くの学校の写真です。大地震が起こったのが、土曜日(ネパールでは土曜日が休日、日曜日が平日になります)だったため、子供たちが難を逃れました。学校の2階の部分が上から押されてつぶれています。鉄でできてる椅子も机もぺちゃんこです。ここに子供たちがいたら…と思うとおぞましい。(7月2日23時34分)
 主人(ニルマニ)が所属するカトマンズのロータリークラブ・ニューロードシティー支部は、名古屋・大須ロータリークラブからの義捐金と、名古屋インターアクトクラブの高校生たちが募金してくれた義捐金、ドイツの友人の義捐金で、ダーディ村(ナガルコットの近く)に40個のシェルターを作りました。1つのシェルターは約2万円、約8名が寝られます。おかげさまでたくさんの村人たちが、雨期まっただ中のシーズンを無事に過ごしています。心よりお礼申し上げます(7月5日)
 ロータリークラブの支援活動に引き続き、私たちに託していただいた義捐金での支援活動もスタートしました。今までの視察の結果、6カ所(バクダプル、コカナ村、レレ村、フトゥン村、ナイカプ村、バラジュ)に計62個のシェルターを作る事に決めました。シェルターの材料(トタン、てつパイプ、太い針金など)を、我が家の前の広場に運び、屋根を支える鉄パイプを、丸い屋根に合わせて曲げる作業をしました。(7月9日15時59分)
 そして先週末、シェルターを贈る6カ所の代表者たちを我が家へ呼んで、シェルターの作り方を教えました。みな喜んで、各村々へ材料を持ち帰りました。1週間後にこの6カ所の村へ、シェルターが正しく作られ、利用されているか確認に行く予定です。ロータリークラブの一部の有志、友人有志、ボランティアグループの方々も駆けつけてくれました。みんな、ありがとう!!(7月9日)
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 自民党は、この日の参院議員総会で、参院選の1票の格差縮小に向け隣り合う2県を一つの選挙区に統合する「合区」ふたつを含む定数「10増10減」=「鳥取・島根」「徳島・高知」を、それぞれ改選数1の選挙区にすると同時に宮城、新潟、長野3県の改選数をそれぞれ2から1に減らす。北海道、東京、愛知、兵庫、福岡は改選数を1ずつ増やす=の野党4党による選挙制度改革案を受け入れることに。
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【きょうの一文・ことば】
 …それでも、私の下で走りたいと訴えてきた。「走りたい、もっと強くなりたい」の思いは、私の想像をはるかに超えるものだった。真っすぐに私の目を見て話す彼女に、私は根負けした。=9日付中日夕刊『〈この道 ランニング指導者小出義雄〉高橋尚子①』の記事のなかで。小出義雄さん

 まみことさま(正田ひふみ)の教え、つまりは大神様の神意の要諦は、――死は存在せず、ただ、食うて食われる。摂理がこの世を覆っている。という事だった。/生き死にではなく、食べて食べられるという循環がある。そのために死という通過点が設定されているに過ぎないという考え方で、死ぬと思わなければ、生物は幾らでも転生できると説く。
=9日付中日夕刊連載小説『記憶の渚にて 225〈17〉』から。白石一文

【新聞テレビから】
☆『玉音放送原盤公開へ 来月上旬 皇居防空壕写真も』、『くれ君しのぶ涙雨 南木曽・土石流1年』、『中国を警戒、東証続落 下げ幅、一時620円超』『上海株 一時3%超安』、『MRI=ネバダ州ラスベガスに本社を置く資産運用会社=元社長ら米で3人起訴 巨額詐欺事件』、『ギリシャ危機難民に余波 銀行休業で食品配給中止』『銀行休業13日まで継続』、『東芝佐々木副会長退任へ 不適切会計 子会社株一部売却も』、『殴られる姿 級友目撃 死亡の中2=岩手県矢巾町のJR駅で列車に惹かれ死亡した= ノートに「ずっと暴力」』(9日付、中日夕刊)
☆『〈戦後70年〉歴史の事実を見てほしい 関ケ原旧陸軍火薬庫跡を11日から公開』、『ゲリラ浸水に警報 市街地住民に(緊急速報)メール 国、下水水位計に補助』、『民間人死者1500人超す イエメン内戦避難100万人 国連発表』、『アルカイダ系も英字機関誌 外国人勧誘 ISに対抗』、『車で線路1・3㌔ 73歳逮捕 「道分からなくなった」大阪・阪急京都線』、『大口開けていざ出陣 菰野・万古焼=蚊取り線香を入れる「蚊遣り隊」の生産が追い込み時期を迎えている』(9日付、毎日夕刊)
☆『〈岐阜空襲70年〉この痛みやっと話せる 父失い大やけどの女性』、『憲法学者9割「違憲」 安保法案本紙調査204人回答「立憲主義の危機」』、『東証今年最大638円下げ 終値 中国減速で2万円割れ』『NY市場が取引停止 システム障害原因か』(9日付、中日朝刊)
☆『〈1945消せない夏㊤ヒロシマ・ナガサキ〉迫る火勢妹を助けてあげられなかった 体験語る93歳女性 自責の念今も』『被爆者アンケ回答790通 証言経験者2割 健康不安抱え』、『無戸籍小中学生142人 文科省調査 生活保護世帯が12%』『支援者「調査 氷山の一角』、『中国株安アジア波及 東証今年最大638円安』『上海香港5%超下落』、『安保法案15日特別委採決 維新の協力得られず 政府・与党方針』、『77歳女性5日連続で詐欺被害 「今日も足りない」 警視庁、6日目に容疑者逮捕』(9日付、毎日朝刊)

七月八日
 昨日、七夕さまの7日付本欄【生きてゆく人間花たち/7月の唄】を書くのに深夜未明にかけ思った以上に時間をとられ少し疲れた。執筆後にやっとアップすることが出来、ほっとしたこともあり睡眠不足を補おうと2階寝室へ。
 ところが、だ。母の指摘どおり元来が〝お寝ぶたさん〟の私のこと、いつの間にやら熟睡、目覚めて起きた先は正午をとおに過ぎ去っていた。これには驚いた。1日の計画が全て狂ってくる。デ、それからが大変。猛スピードで新聞をチェックする。と同時に昨日、馴染みの本屋さんから届いたばかりの文學界8月号にも目を通す。この後は、横笛とサンポーニャの自主練習に挑む。

 落ち着いたところで、〈青春の街・小牧〉〈能登の夢〉〈ラブバード・カトマンズ〉〈愛のラブバード〉など。過去、何らかの形で携わった歌を、あらためてインターネットの動画サイトで聴いてみる。能登半島といえば、私自身、七尾支局長在任時に携わった能都町宇出津(現能登町宇出津)を舞台に生まれた岡ゆうこさんの〈さよなら橋〉だけが、どうしても出てこない。古過ぎるのか。それとも。当時、カセット化はしてあったけれどCD化まではしてなかった、からかも知れない。
 ともあれ、この曲は新沼謙治の〈さよなら橋〉より、ずっと以前にわが友、牧すすむさんの作曲=詞は無名の人物=で出来、宇出津に実存する〝さよなら橋〟にまつわる伝説の遊女恋歌と言ってもいい。それだけに、その後どうなってしまったのか。一度、現地に足を踏み入れ、調べてみる必要がある。
 このほか、私が大好きな〈能登の海鳥〉や〈知床旅情〉〈琵琶湖周航の歌〉=これらは今でも思い出したように時々うたう=、そして能登七尾を代表する歌手岬ゆたかさんの〈ああ能登半島〉なども懐かしく捨てがたい。
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 欧州連合(EU)が7日、ブリュッセルで開いた緊急のユーロ圏首脳会議。この席で、ギリシャへの金融支援とその前提となる財政再建策について話しあわれ、12日にEU全28カ国て開く首脳会議で最終判断することで一致したという。
 米大手旅行雑誌「トラベル+レジャー」が発表した2015年の世界の人気観光都市ランキングで京都市が昨年に続き2年連続で1位に。以下、チャールストン(米国)、シェムリアップ(カンボジア)フィレンツェ、ローマ(イタリア)バンコク(タイ)クラクフ(ポーランド)バルセロナ(スペイン)ケープタウン(南アフリカ)エルサレム(イスラエル)の順。
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【きょうの一文・ことば】
「延期は無理と思っていたので受け入れてくれて驚いた。命を優先する心優しい人にツバメは救われた。引っ越して来られたら感謝の気持ちを伝えたい」=8日付中日夕刊『巣立つまで工事羽休め 新築 小さな命と優しさの縁 土岐』の記事のなかで。隣家の解体を知り建築業者にひなが巣立つまで工事を待って、と思いを訴え実現させた土岐市の鍼灸師熊沢こなみさん(41)

【新聞テレビから】
☆『〈五感の旅 伊賀②〉触 打たれて強く清く』、『人気観光都市京都が2連覇 米旅行誌格付け』、『ギリシャ12日が交渉期限 財政再建策EU、最終判断へ』『東証2万円割れ 下げ幅一時500円超』『債務危機でも「休暇はギリシャ」 ドイツで人気衰えず』、『遠藤五輪相側に一斉献金 山形の畜産会社 役員4人、計500万円』、『マタハラ6人に1人経験 民間調査 解雇話や心ない言葉』、『壁倒壊 施行側に賠償命令 岐阜地裁判決 女子高生下敷き死』(8日付、中日夕刊)
☆『〈特集ワイド〉「忘災」の原発列島 国が避難指示解除→支援打ち切り「20㍉シーベルトは安全」の非情』『福島県南相馬市 住民808人が取り消し求め集団訴訟』、『今春開校 福島・ふたば未来学園(広野町)1年生17人の挑戦 高校野球10日県大会初戦』、『7億円の夢求め「サマージャンボ」発売』、『クロマグロ漁自主規制 壱岐・対馬の漁師 資源保護目指し』、『中国株3割売買停止 下落進み企業が申請』、『日本惑星協会4年ぶり再始動へ 若手研究者が協力』、『五輪「銅」経験生かし テコンドー女子岡本依子ヘッドコーチ 「東京」見据え「厳しく」』(8日付、毎日夕刊)
☆『長寿の秘訣「喜ぶこと」 112歳 国内最高齢男性 小出さん=名古屋市守山区に住む小出安太郎さん』、『バロー創業者 伊藤喜美氏死去』『〈評伝〉軍隊体験経営の原点 伊藤喜美さん死去 バロー中部有数に』、『新国立 年20億円赤字か 総工費2520億円了承 五輪後、管理費で』『後づけ屋根の設置に168億円 総工費と別に』、『川内原発核燃料を装填 新規制で初 再稼働、来月13日ごろ』(8日付、中日朝刊)
☆『台風9号、あす沖縄接近の恐れ 11号も発生』、『「できる限りのことした」宮間選手 なでしこ帰国』、『(ペルーの)ナスカ新たに「リャマ」24個 地上絵 山形大調査』、『「川内」燃料装置「住民説明なし」批判 経済団体、地元活性化に』『九電東京支社前抗議行動に200人』『「絶対的安全ない」福島県民』、『「安保」議会2割反対・慎重 東海3県意見書採択の動き 法案「十分な説明を」』『2年間追加支援要求へ ギリシャ、ユーロ圏と協議』、『■自民報道圧力でIPI(国際新聞編集者協会)が声明■経済同友会も報道圧力批判』(8日付、毎日朝刊)

七月七日
「熱砂」同人、牧すすむさん、すなわち倉知弦洲さん親子のサイパン・バンザイクリフでの大正琴慰霊演奏を報じた中日新聞朝刊
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        ★        ★

 七夕なのに。雨、雨、雨が、わが心を打ちのめす。この状況を少し無理があるのを承知で本日付中日朝刊の連載漫画【おーい栗之助 森栗丸】で以下、再現しておこう。
「天の川! おりひめ! ひこぼし!」「ステキ 今宵が年に一度の逢瀬だなんて…」「川べりでおしゃべりばっかして仕事なまけてたから引き離されたんでしょ 彼女の怒った顔を初めてみた。」「チッ 今宵 別れの予感」
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 九州電力が川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉に核燃料を装填する作業を始めた。8月10日ごろに原子炉を起動し13日前後に発電と送電を開始予定。東京五輪の主会場となる新国立競技場建設で総工費2520億円かかる案が事業主体の日本スポーツ振興センターから有識者会議に報告され、了承されたという。
 どちらもニンゲンたちが愚かな道を敢えて選んで進んでいる。そんな気がする。ニンゲンとはそういうものか、とも。一方でどこからか。「安倍さん、今こそチャンスだよ」の声も。緊急記者会見し「やはり、よくよく思案したら、どちらも相当〝危ない橋〟を渡ることになりそうだ。原発稼働も、完成までが難しそうな国立競技場建設も私自身、一国の首相の考えとして中止するよう進言したい。出来たら全額を高齢化社会の福祉に役立てたい」とでも言ったらどうか。
 かのお坊ちゃん宰相なら、それこそ言ってのけてしまえそうな気がする。それだって、才能のひとつなのだから。ここらで世間をアッと言わせてみたらどうか。安倍さん、なぜか憎めないあなただったなら、こうした軌道修正など簡単な気もするのだが。やっぱり、取り巻きがイマイチかも、ね。でも。あなたなら、できるよ。英断を! ヒトは過ちに気付いたら、そのつど直していけばいい。絶対安全なら、そんなこと言わないよ。
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 カーネギーホールなど世界各地を舞台に大正琴の演奏で活躍する「熱砂」同人、牧すすむさん(琴伝流大正琴大師範で弦洲会会主の倉知弦洲さん。詩人。愛知県小牧市在住)から「先日のサイパンの件、今日の朝刊=中日新聞=に載りました。近郊版だったけど大きくカラーでした。生徒も喜んでいました」のショートメール。
「よかったですね。あとで中日プラスワンで読ませて頂きます」と返信メールをさせて頂き、さっそくプラスワンで確認すると近郊版トップ扱いで【戦後70年】のカットとカラー写真付きで〈慰霊の大正琴 サイパンで演奏〉〈小牧 倉知さん 32年ぶり、亡き叔父しのぶ〉の見出しが躍っていた。
 牧さんとは、私が空飛ぶ記者として日本じゅうの事件現場や被災地を本社機(ヘリであったり双発ジェットであったりした)で飛び回っていた昭和50年代のころからの親しい友で、あぁ玉砕の島・サイパンへは32年前の1983年(昭和58年)に同行取材したことがある。内容は記事を読んで頂けたら詳しく分かるので差し控えるが、先の太平洋戦争で「天皇陛下バンザイ」と叫んで、あの断崖絶壁から海に身を投じていった多くの日本兵や民間人を慰霊するのが目的だったことは、あの時も今回も変わらない。
 あれから。何年もの歳月が流れたが、今回は長男で弦洲会次席でもある崇さん(43)と共に、いわゆる〝父子鷹〟となって、あの断崖絶壁を見下ろすバンザイクリフのステージで亡き人々に対する慰霊の演奏をした、そこに意義がある。弦洲会の有志代表メンバー15人も伴ってのこの平和を願った慰霊演奏はテニアン島でも行われたが、これら一連の演奏がサイパンの現地紙に大きく報じられたことは言うまでもない。=詳しくは本紙「熱砂」の琴伝流大正琴「弦洲会」のリンクをクリックし参照されるとよい=
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 麻薬オキシコドンの錠剤輸入で逮捕された米国籍のトヨタ元常務役員、ジュリーハンプ容疑者(55)について東京地検が7日、勾留期限の8日に起訴猶予とし釈放する、とのこと。大分の家族4人焼死事件、逮捕された夫は「単身赴任先の江田島に戻るのを妻が見送らなかったから、突発的に火をつけてしまった」と供述。取り返しがつかない、とはこのことだ。名古屋市中川区で5日夜から不明になっていた4歳男児は7日午後、自宅近く新川で遺体となって浮いているところを愛知県警の捜査員が発見、事故死で事件性はない。
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【きょうの一文・ことば】
「飛行機は止まると落ちます。人間の力によって止めるのではなく、大自然の大気の中でいかに滑空させるかが、一番の安全策。人間の中に、大自然に身を任せる精神がないといけない分野なのです」=7日付中日朝刊特集『航空産業シンポジウムin名古屋 明日の航空産業キープレーヤーを目指して』『主催者あいさつ中日新聞社代表取締役社長 小出宣昭|自動車の次は航空産業 大空にロマンと夢を抱く』から

 常識的な読みではなく、個性的で型破りな論評でますます暴れてほしい。新しい読者層を開拓し、すぐれた執筆者の獲得にも意欲を示してもらいたい。新しい文学は、新しい読みを通してうまれてくるものなのだ。(酷文学)=7日付中日夕刊『〈大波小波〉批評系同人誌の健闘』から。抜粋

 外の移動は車いすだが、屋内は自分で歩き、耳はやや遠くなったが健康そのもの。入れ歯もなく、毎朝、食パンを一枚食べ、メガネなしで一日かけてじっくりと中日新聞を読むのが日課という。=7日付中日夕刊『守山の小出さん=名古屋市守山区の小出保太郎さん。1903年(明治36年)3月13日生まれ=が国内最高齢男性に 日課は新聞熟読』の記事のなかから。

【新聞テレビから】
☆『112歳、世界最高齢の男性 百井盛さん死去=慢性腎不全のため、5日午後8時45分死去。福島県出身。自宅はさいたま市中央区。1903年(明治36年)2月5日生まれ』、『川内原発燃料装填を開始 再稼働、来月13日前後予定』、『ひまわり8号〝開花〟 運用始まる、台風3個観測』、『トヨタ広報責任者 早川専務が兼務』、『伊藤喜美氏死去 93歳、バロー創業者』、『理研に論文掲載料返還 STAP問題 小保方氏が60万円』(7日付、中日夕刊)
☆『債務3割軽減要求 ギリシャが新提案へ 東証が反発一時300円高』、『資金供給増額せず ECB(欧州中央銀行)担保査定を厳格化』、『川内 核燃料の装着作業 1号機 来月再稼働へ最終段階』『〈解説〉ゴールなき安全確保』、『芸舞妓ら「お千度」 京都・八坂神社』、『中2いじめ自殺か 線路飛び込み 担任に相談 岩手』(7日付、毎日夕刊)
☆『賛成派も慎重審議要求 那覇など安保法案 参考人質疑』、『ギリシャ新再建策提示へ 財務相辞任 交渉前進狙う』、『放火容疑者妻と口論か 大分4人死亡 出火時言い争う声』『「俺が悪い」泣き叫ぶ』(7日付、中日朝刊)
☆『楢葉 避難解除9月5日 副経産相「安心は心の問題」 町民ら反発』『安全への不信 帰郷の壁』、『「旧動燃で差別待遇」提訴 退職者4人 1億1080万円賠償請求』『〈欧州激震 国民投票の衝撃㊤〉EUに反発緊縮策拒否6割 ギリシャ「屈辱感」増幅 ユーロ圏、あす首脳会議』『東証、一時520円下げ』、『大須演芸場が入場料金発表 9月営業再開』(7日付、毎日朝刊)

七月六日
【あぁ有情 被災地は】ことし2月に訪れた楢葉町(竜田)は、人っ子ひとり住んでおらず不気味さに包まれていた。そんななか、町のあちこちに立つ案内板や町民憲章が心に残った
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        ★    ★
 政府が「生活できる環境は整った」として今年盆の避難指示解除の方針を一方的に伝えていた、福島原発事故被災地の福島県楢葉町。国はきょうになって、町の現状を見る限り、暮らしに欠かせない水や田畑の汚染、買い物や通院の不便さなどがまだ解消されてはいない、を理由に避難指示の解除を9月5日まで先延ばしすると発表した。当然のことで、それでもまだ早過ぎる。
 本日付中日新聞の『〈核心〉楢葉町民 帰還二の足 飲み水心配/買い物、医療 不便』で報道されていた通りの楢葉町。田んぼの汚染。水源地(水戸ダム)の水の放射能汚染。商店は昨夏オープンした役場近く常磐道に面して立つ仮設スーパーだけ。病院もなく、それで本当によいのかと思っていただけに、少し安心した。
 楢葉町は人口約7400人。ほぼ全域が福島第1原発から20㌔圏内の「避難指示解除準備区域」にあり、ことし4月からは避難指示解除に向け住民が長期滞在できる「準備宿泊」が始まっている。政府はこれまでお盆前の解除方針を町側に提示し8月10日を軸に解除日程を検討していたが、6月に開かれた住民懇談会では「生活環境が整っていない。時期尚早だ」とする声が相次いでいた。
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 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会の決勝が5日(日本時間6日朝)、バンクーバーで行われ、日本は前半、立ち上がりに相次いで失点したのが最後まで響き米国に2―5で敗れ、連覇はならなかった。おそらく日本じゅうで多くのサッカーファンがこの決勝戦をテレビで見ていたに違いない。率直に言って「なでしこジャパン」の選手たちは皆よくがんばった。お疲れさま、おめでとう。その労をねぎらいたい。
「優勝はしてほしかったけど。夢と希望をもらいました」「元気をもらいました」といった賛辞のことばが相次ぐなか、選手のなかには「優勝は出来なかったけれど。手に出来たのは、チームの仲間たちです」(宮間主将)の声も。〝ノリさん〟のニックネームでも知られた佐々木則夫監督は「立ち上がりに気を引き締めていれば、という思いはあるが、最後の最後まで選手はよく走ってくれた。この4年間、王者として重圧のある中、このステージに上がってきた選手はよくやった。誇りに思う。」(6日付毎日夕刊、佐々木監督の談話から)と述べた。
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 昨夜遅くに出火。住宅が全焼し焼け跡から、この家に住む家族10人のうち5~14歳の子ども4人(長女、次女、4男、5男)が焼死体で見つかった、大分県杵築市八坂の放火事件。その後、父親の海上自衛官末棟憲一郎容疑者(40)が現住建造物等放火の疑いで逮捕されたという。高校生の長男(18歳)を頭に3歳の三女まで子だくさんに恵まれ、父親が単身赴任先の広島県江田島から帰った休日には家族そろっての野菜づくりもしばしば見られた、というのに。
 この平和な家を、一体全体何が襲ったというのか。

 安保法制にせよ、沖縄に対する侮辱発言にせよ、テレビ各社でコメンテーターとして出演している若い憲法学者らの考えを聞く限り、いまの日本人、50代以上の中高年齢者よりも20~40代の若者たちの方が、はるかに能力が上で日本の行く末を真剣に考えている。私にはそう思えてならない。
 ここは内閣を総辞職させ、日本の舵取りを全員50歳未満の若者世代にしてみたらどうか。私は新聞を読んだり、テレビを見たりしているうち、ふとそんな思いに攻めたてられるのである。冗談なぞではなく、本気でそう思う。がんばれ! わかものたちよ、と。
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【きょうの一文・ことば】
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 俵万智
=6日付中日夕刊文化『〈一首のものがたり〉軽やかな恋の歌 社会現象に(東京文化部長・加古陽治)』の記事のなかで

【新聞テレビから】
☆『なでしこ連覇ならず W杯決勝米に2―5 澤「やりきった」』『ギリシャ緊縮策「反対」 国民投票20㌽超差(反対票61・31%、賛成票38・69%) EUと再交渉難航必至』『東証一時500円超下落』、『霧島連山=気象庁が6日、鹿児島、宮崎県境の霧島連山・えびの高原(硫黄山)で5日に火山性地震が急増した、と発表=で24回 火山性地震観測』、『〈聞き事〉NGOマイティ・ネパール代表アヌラダ・コイララ氏 人身売買ネパールの実情 手口など巧妙化 震災で対応後手』、『住宅全焼子ども? 4遺体 大分 放火容疑40歳父逮捕』、『原発事故5日間で避難 岐阜県想定、19市町76万人』、『CBC制作ドラマ「月に行く舟」国際賞を受賞』(6日付、中日夕刊)
☆『明治産業遺産登録決定 地元気持ち新たに』『「地元に敬意」安倍首相』、『若者に反緊縮機運 ギリシャ国民投票 高い失業率で疲弊 対EU 強気の首相を信任』『「有利な条件」期待薄く EU側、譲歩に強い抵抗感』『「強者に屈せず」反対派が喜びの声』『賛成派は先行き不安視』、『工藤会トップ再逮捕 福岡県警 組織的殺人未遂容疑』(6日付、毎日夕刊)
☆『明治の施設世界遺産 軍艦島など日韓の協議決着』、『河口堰維持に239億円 「長良川」20年利水16%どまり』『〈検証 長良川河口堰 運用開始から20年①〉無限の金「原発と一緒」』、『日進市長に萩野氏3選』、『教諭時代生徒と交際 愛知県立高 元校長、退職金返納へ』(6日付、中日朝刊)
☆『安倍内閣不支持上回る 安保法案 説明不足8割 本社世論調査』、『明治産業遺産登録決定 世界遺産 日韓の調整決着』、『〈長良川河口堰稼働20年〉減るシジミ 嘆きの漁師 「自然はむちゃ微妙や」』、『群馬知事選 大沢氏3選』、『女児監禁容疑男を逮捕 奈良 1日後に無事保護』(6日付、毎日朝刊)

七月五日
 日本にとっては懸案だった「明治日本の産業革命遺産」が今夜、難産の末、世界遺産に決まった。ドイツ・ボンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が世界遺産登録を正式決定したためで、日本では喜びが広まった。土壇場になって歴史問題をめぐり調整に手間取っていた日本と韓国が互いにゆずりあう〝謙譲の美徳〟精神が発揮されたもようで、最終段階でどんな調整が図られたのか。気になるところだ。
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 日曜日。
 午後は、相棒とふたりで和田の畑へ。草が生え放題になっているためで、きょうが、この春以降、四度目の草引きとなった。幸い、雨上がりで陽射しも強くなく、草引きには絶好の条件。とはいえ、引いても引いても一向に減らない。そればかりか、あとからもどんどん伸びてくる草軍団には、とうとう精神的にも愛想を尽かす寸前に。かといって、自分が土地の所有者であることもあって、誰に文句を言うわけにもいかない。自業自得というヤツだ。
 この日は、とても立派な出来具合とはいえないが、なんとかジャガイモも収穫。一緒に草引きをしていた舞が肥料の石灰を知らぬ間に土中に含ませ、かきまぜてくれたので、最後に畝をあらためて作って、きょうのところは退却とあいなった。幸い、土地を野菜畑としてお貸ししているおふたりのうちの1人が農作業中だったこともあり、これからはどんな野菜の種や苗を植えたらよいのか、についても教えてもらうことが出来、おまけに収穫したてのカボチャやニラウリ(ゴウヤに似ている)、ミニトマトまで頂いて帰った。
 とはいえ、舞が私に向かってよく言う「歳は歳なのよ」の言葉どおり結構、体力を消耗するひとときでもあった。帰宅すると、農作業を知ってか知らでか。長女猫のこすも・ここちゃんが私の元に歩み寄り、私たちの疲れを癒やすでもするかのように♪ニャア~ン、ニャア~ンと顔を上げ、いたわるように慰めてくれた。きょうは朝一番でお隣さんから「家でとれたので」とジャガイモとトマトを頂くなど、なんだかジャガイモに縁のある日でもあった。
「ウチも作っています」などとエラそうなことも言えず「どうもありがとうございました」と礼を述べたが、「これは、この先、野菜づくりをしっかり勉強しなさい」という神さまからのお達し、なのかもしれない。あぁ、と思った次第である。
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 沖縄の翁長雄志知事と菅義偉官房長官が昨夜、都内のホテルで会談。この席で菅氏は自民党若手議員による勉強会の席で出た沖縄侮辱発言に関連し「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と陳謝した、という。次回は菅さんが沖縄県を訪ねるということだが、これはこれで意思の疎通がはかれて良いことだ、と思う。ものごと、相手のふところに飛び込んでこそ扉も開くというものである。そうたやすいことではないが、人間関係を構築するところから始めてほしい。
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【きょうの一文・ことば】
 投手に一息つかせてさあいくぞ、という気持ちを持たせない。これがたいせつですね。初回から気迫で、いかなきゃ=5日夜、NHK『〈サンデースポーツ〉村田諒太! 相撲特訓&福留』のなかで。阪神・福留選手(元中日の福留)

【新聞テレビから】
☆『〈ひと〉短編集「地下水路の夜」を刊行 作家阿刀田高さん 普通の人間の、普通の夢』(しんぶん赤旗日曜版 2015年7月5日号)
☆『〈核心〉楢葉町民帰還二の足 福島原発事故 避難指示解除へ 飲み水心配/買い物、医療不便』、『〈この人〉第16回「300文字小説賞」で最優秀賞 川崎秀三さん(63)』、『虫おくり殿のお通りだ―い 熊野・丸山千枚田』、『日本の世界遺産審査延期 きょう審査 韓国と協議難航』『歴史問題 最終局面で再燃』、『菅氏勉強会発言を陳謝 沖縄知事会談 対話継続で一致』、『世論調査賛否伯仲 ギリシャきょう国民投票』(5日付、中日朝刊)
☆『沖縄侮辱 百田氏発言を陳謝 官房長官、翁長知事に』『「沖縄侮辱」受け自民に非難決議 県政与党5会派』、『〈日米安保の現場 軍用地料の「意図」④〉基地継続求める矛盾 名護市長 地元要望受け』、『「火垂(ほた)るの墓」の病棟解体 兵庫・築78年』、『危険ドラッグを輸入容疑で逮捕 NHK関連職員=NHK関連団体「インターナショナル」の契約嘱託職員で国際事業部エグゼクティブプロデューサー、池尾優容疑者(64)を医薬品医療機器法違反の疑いで。池尾容疑者はNHKで「生きもの地球紀行」のプロデューサーを務め、2006年に定年退職』(5日付、毎日朝刊)

七月四日
 昼過ぎ。車に乗っていたら、天が割れるほどの雨が集中して降ってきた。こういうことは年に数度はあるが、みるみる行く手の路上が水没してゆくさまには、恐怖さえ覚える。しばらくして治まったがあの勢いで雨が降り続いたら、木曽川だって氾濫しかねない。この日、南の海には、またも台風11号が発生、自然は容赦ない。
 雨といえば、昭和51年当時に起きた長良川決壊豪雨が思い起こされる。あのときは来る日も来る日も雨で、雨のなかを新聞社の岐阜総局(現岐阜支社)を拠点に、時には首まで水に浸かって西に東にと取材に飛び回るうち、とうとう安八町で長良川が決壊した。
 でも、私はそれよりずっと前、高校生のころに流行った橋幸夫の【雨の中の二人】が大好きである。 
♪雨が小粒の真珠なら 恋はピンクのバラの花 肩を寄せ合う小さな傘が 若いこころを燃えさせる 別れたくないふたりなら 濡れてゆこうよ何処までも…、といった歌詞だ。あのころ十代後半だった私は、窓越しに見る雨を横目に勉強などそっちのけで自室でよくうたったものだ。
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 欧州連合(EU)などの債権団が求める財政緊縮策を受け入れるかどうか。
 これを問う5日の国民投票を前に賛成と反対が真二つに割れているギリシャ。国民の日常生活の方は、銀行からのユーロ引き出しをのぞけば案外落ち着いたもので、あきらめにも似た〈ディナカヌノ(仕方がない)〉の声が目立つという。楽観的な国民性のなせるわざだが、日本でいう〈ケ・セラ・セラ(なるようになる)〉か。要はいまさらジタバタしたところで、どうにもならないのだ。
 深夜遅く。NHKのEテレで【福島をずっと見ているTV 南相馬の若者たち】を見る。画面にあの仮設住宅が映し出され、藤島昌治さんの笑顔が現れたのには驚くやら、懐かしいやら。ほかにバイオガスを温室栽培に生かそう、との若者の挑戦などそのヒタムキさに、胸打たれる。みんな、よく未来を見据えてがんばっているナ、と頭が下がる。
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 スイスの団体が開発し、太陽エネルギーだけでの世界一周飛行に挑んでいる1人乗りプロペラ飛行機「ソーラー・インパルス2」が日本時間の4日未明(現地時間3日朝)、米ハワイのカラエロア空港に到着した。アンドレ・ボルシュベルグさんがコンピューターによる自動操縦で先月29日に愛知県豊山町の県営名古屋空港を離陸。操縦席を倒して最長20分の睡眠を細切れに取りながらフライトを乗り切った。
 1度の飛行としては過去最高の約7200㌔に達し、飛行時間は約118時間。米冒険家の故スティーブ・フォセットさんが持つ76時間45分の単独飛行世界記録を塗り替えた。いやはや、これはすごい。昔、冒険野郎のロッキー青木さんが気球による太平洋横断を試み何度も名古屋空港を離陸、そのつど取材ヘリで気球を追ったものだが、隔世の感とはこのことか。
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【きょうの一文・ことば】
 阿部浩資さんの「くすぐったい」は、鳥とたわむれる子どもの表情が最高です。どんなに素晴らしい役者でもかなわない素直な表情をカメラでとらえました。
=4日付中日夕刊『みんなのアルバム 〈ふぁいんだー〉鳥とたわむれる表情が最高(田島直樹)』の記事のなかで。田島直樹さんの評

【新聞テレビから】
☆『世界最長118時間飛んだ ソーラー機 名古屋―ハワイ』、『皇太子夫妻戴冠式に トンガ』、『永遠の扉開け地球ゴマ 生産終了惜しみ縁日実演 浅草10日』、『20カ所と不審な通信 年金情報流出 米、シンガポール内も』『東芝不適切会計1500億円 半導体事業などに拡大 〈解説〉悪質性の認定焦点』、『ギリシャ両派が大規模集会 あす国民投票 賛否訴え』(4日付、中日夕刊)
☆『岐阜で熱戦始まる 夏の高校野球』、『ギリシャ窮状鮮明 あす国民投票 資本規制 商店「現金足りぬ」』『首相「債権者の脅しにノーを」 反対・賛成派が大規模デモ 「欧州の中にとどまりたい」』、『メコン7500億円支援 流域5カ国 首相が表明 首脳会議』、『心臓など術後7人死亡 千葉市立病院 3カ月の間に』、『同性婚救済申し立て 日弁連に451人 立法化勧告求め 実名で「風穴開けたい」』、『元警官銃撃総裁ら再逮捕へ 殺人未遂容疑 工藤会の十数人 福岡県警』(4日付、毎日夕刊)
☆『「みなづき賞」贈呈 本紙と選者に』『平和の俳句今後も期待 ドナルド・キーンさん』、『与党、15日安保採決の構え 衆院特別委 13日に中央公聴会』『そもそも公聴会って? 採決直前の実施が通例』『国会前で反安保「リレートーク」憲法学者ら15人訴え』、『〈戦後70年 甦る経済秘史〉乾麺から〝スター(ベビースターラーメン)〟誕生』、『偽造身分証少女に流通 JKビジネス 数千円から 年齢詐称し規制逃れ』(4日付、中日朝刊)
☆『セ・リーグ前代未聞 全球団が負け越し』『セ界同時借金危機 交流戦負け越し響く』、『首相幕引きの謝罪 圧力発言 勉強会から1週間後』、『市民が「戦後70年宣言」 愛知の平和団体「謝罪、和解の礎」』、『〈クローズアップ2015〉北朝鮮、拉致報告を延期 打開策見えぬ1年 対話継続では一致』『家族ら失望膨らむ』(4日付、毎日朝刊)

七月三日
 東京・渋谷の学校法人「専門学校清水とき・きものアカデミア」から届いた招待状。ときさん、ときさんと呼ばせて頂き何かと可愛がっていただいた、あの日々から十数年がたつのに。律義なお方だな、と思う。
 文面は次のようなものだった。
―来る八月十日は、清水とき先生 九十四回目のお誕生日でございます。先生は九十四歳とは思えぬ若さと、バイタリティーで、大好きなきものを通じて、国際交流、文化の継承、教育、育成にと、相変わらず日夜寸暇を惜しんで活動されています。/きものを愛する気心の知れた皆様とお会いし、楽しいひとときを過ごしながら、とき先生が、いつまでもお元気でご活躍されます様、お誕生日をお祝いしたいと存じます。……「清水とき先生のお誕生日を祝う会」幹事一同

 何より、あの〝ときさん〟が今も元気で活躍されていると知り、嬉しかった。
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「発言が極めて不適切だったことは国民に申し訳ない。自民党が長年行ってきた沖縄振興や基地負担軽減の努力を水泡に帰すもので大変残念。沖縄の皆さんの気持ちを傷つけるとすれば、申し訳ない。党本部で行われた勉強会なので最終的には私に責任がある。大変遺憾で非常識。国民の信頼を損ね、看過できない」など。
 午前の安全保障関連法案に関する衆院特別委員会。この席で安倍晋三首相(自民党総裁)は自民党若手議員の一連の発言について陳謝。また、これより先、1日の特別委で参考人のジャーナリスト、鳥越俊太郎さんから出された「安倍政権の姿勢が報道機関を萎縮させているのでは」の指摘には「安倍政権は現に大きな批判にさらされている。民主主義が機能している証しだ。常に権力の問題点に立ち向かっていくことこそが、報道機関には求められている。」と言いきった。
 一方、今夜の報道ステーション、この陳謝発言を報道するなかで「それにしてもなんで謝罪するのにこんなにも時間がかかったのか」と疑問を呈しながらも「きょうは、おそらく私にとって、イチバン良い日となりました。なんだか霧が晴れ、モヤも晴れた気持ちです。これからもガンガン言わせてもらいたい」と古舘伊知郎ニュースキャスター。この映像を見ながらマスメディアと政権が真っ向から意見を論じ合う現状、これすなわち、この国の民主主義はまだまだ捨てたものではない、と思った次第。だが、油断は禁物だ。何と言っても、いざとなれば、政府には国家権力がある。
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 ウエブ文学同人誌「熱砂」同人の例会をいつにするか。いろいろ考えあぐねた末、最後は琴伝流大正琴の弦洲会の会主兼大師範として多忙な牧すすむさん(倉知弦洲さん)の都合のいい日を聞いたうえで、真伏善人編集委員とも相談し、今月26日に決定。同人全員にきょうのうちに公平にメールや電話で連絡させて頂いた。
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 今夜のテレビ報道によれば、この日、上海から世界最大の豪華客船で鳥取県境港で下船した中国人観光客4000人が人口3455人の村、日吉津(ひえづ)村を埋め尽くして〝爆買い〟に及んだ、とか。村は中国人観光客であふれ、店という店は買い物客でちょっとした、パニック寸前に陥るなど信じられない事態に。それでも「お金が落ちてくるのだから良いことだ。歓迎しなければ」と笑顔の日本人。何かが狂っているような気がするのだが。
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【きょうの一文・ことば】
〈人間の生命が 煙のように消えてしまう 戦争をして何が残るのだろう 人間の生命より大きいものが あるのだろうか〉=3日付毎日夕刊『〈戦後70年〉広島の回想記復刻 「坊や」冷たくなったお母さんの手をにぎらせ 「ゆりちゃん」抱きしめると静かに天国に行った 当時31歳女性 被爆直後子供たち描く』の記事から。復刻された原爆回想記「空が、赤く、焼けて」の著者奥田貞子さんの生前の思いから

【新聞テレビから】
☆『かつては生業の場 城とまちミュージアム 企画展「木曽川~犬山を支える川~」開催中』(3日付尾北ホームニュース)
☆『首相、報道圧力問題陳謝 衆院特別委「最終的に私に責任」』『拉致報告「延期」 北朝鮮通告 首相、対策を強化』、『田辺誠元委員長死去 93歳 旧社会党、現実路線推進』、『〈戦後70年〉サッカーの夢あきらめないで 母子家庭に奨学金 小学生対象』『石井幹子さん 父はベルリン五輪主将 シベリア抑留で死亡』(3日付、中日夕刊)
☆『6・8兆円支援必要 ギリシャ財政再建に IMF試算』『再建案 世論を二分』、『維新が各党に安保対案提示』、『閣僚8会合はつくばなどで 伊勢志摩サミット』、『北朝鮮報告延期「政府は制裁強化も」拉致被害者家族ら落胆』、『トンガご到着 雅子さま笑顔』、『石綿 泉南以外初の和解 大阪地裁 国、原告に1430万円賠償』、『ハワイの望遠鏡また中断 建設反対抗議再燃 11人逮捕』(3日付、毎日夕刊)
☆『〈戦後70年〉銃持てば戦争ありうる ノーベル賞赤崎さん「安保法案に絶対反対」』、『子宮頸がんワクチン 副作用 中部で135件報告』、『JA全中会長に奥野氏 三重から初選出 組織改革訴え』、『個人情報18000人分 新日本プロレスで流出』、『「武功夜話」の解説書出版 江南の須賀(弘之)さん=84歳= 11年間の連載まとめる』、『「図書館の雰囲気、文化堪能を」ぎふメディアコスモス益川名誉館長アピール』(3日付、中日朝刊)
☆『辺野古移設 政府、知事10権限に対抗 訴訟視野に分析』『翁長知事あす菅長官と会談』、『偽「母乳」ネット販売 細菌1000倍乳児に危険』、『なでしこW杯決勝へ (初戦のスイス戦で負傷離脱した)安藤(梢)選手と共に戦う=これまで背番号「7」のユニホームを着せた白いクマのぬいぐるみを抱いて戦ってきた= 現地で応援予定』、『新幹線放火 液体はガソリン 林崎容疑者 自宅近くで購入』(3日付、毎日朝刊)

七月二日
 きのうが深夜帰りで遅く、けさも未明からの執筆で早かったところへ、午前中は社交ダンスのレッスン日。会場が初めての学供施設とあって案の定、捜すのにひと苦労。周辺の畑の一本道と五条川の川沿いを30分ほどさまよったあげく途中、電話で何度も場所を聞き、やっと着くはめに。ここいらはその昔、信長や吉乃、秀吉らが飛び回っていたところなんだ、と自らに言い聞かせて気を鎮めてみる。
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 サッカー女子ワールドカップカナダ大会の準決勝が1日(日本時間2日)、カナダのエドモントンであり、日本は終了間際のオウンゴールが決勝点となる劇的展開。イングランドを2―1で倒し、初優勝した前回ドイツ大会に続いて2大会連続の決勝進出を決めた。決勝戦は5日午後4時(同6日午前8時)からバンクーバーで。前大会と同じく米国と戦う。
 九州の鹿児島は中之島を中心にきょうも大雨。箱根の山では新たに3つの噴気孔が見つかった。いずれも水蒸気が勢いよく噴出しており、地下マグマが活発化していることの表れだという。南の海では台風9号に続いて10号が発生。パリではなんと39・7度(平年は25・2度)、68年ぶりの熱射に。フランス全土では40度を越すところも。
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「世論が左翼勢力に乗っ取られている」「沖縄の世論がゆがんでいる」「2社をぶっつぶせ」などと自民党若手議員の勉強会で講師を務めた百田尚樹氏や1部議員に揶揄された沖縄タイムズと琉球新報の両編集局長が東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見。
「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの言論の自由に対する挑戦。問題を矮小化せず、危機感を共有してほしい」「百田氏にも表現の自由はあるが、言論の自由を認めないというのなら民主主義の否定。冗談ですむ話ではない」「事実に基づかない言説を流布するのは表現者の取るべき態度ではない」などと発言の撤回と訂正を求め、「新聞は本来、地域社会や読者の支持なくしてありえない。世論に突き動かされてこそ、新聞がある。誤った話をいさめるのが党総裁、安倍さんの責務ではないのか」とも述べた。
 この問題、党内良識派の間で安倍体制に対する火種となって燻り始めており、もしかしたら自民党が音をたてて崩れてゆくピンホールにもなりかねない。このありさまでは全うな考えから自民党を支持している有権者に対しても申し開きができなくなってくるのではないのか。私に言わせればヒョッコ同然と言っていい〝百田なにがし〟の発言。これに関しては「マスコミをコバカ扱いするのは、自分自身をバカ扱いすることなんだよね」とは、ある女性。
 そうか、カノ男は作品の善し悪しは別にマスコミをうまく悪用した張本人だった。――
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【きょうの一文・ことば】
 Keep your head up(顔を上げて/元気を出して)=W杯女子サッカー日本戦でオウンゴールを出し、泣き崩れたイングランド・バセット選手に対し世界じゅうのサッカーファンからツィッターなどによるメッセージが寄せられた。そのなかの一つ、〈泣かないで、バセット〉

 国会では今「戦争法案」が審議中。ほとんどが違憲とする憲法学者らの声を無視する強権政治の行きつく先には、治安維持法が見え隠れする。すでに言論表現や思想信条に社会の許容度は狭くなり、息苦しい。
 時代の重荷を背負って最先端をいく者には、困難がたちはだかる。愚を繰り返さないよう真摯に歴史を学ぶことが大切だ。(秋水)=2日付中日夕刊『〈大波小波〉近代史に学び警鐘を』の記事のなかで。

【新聞テレビから】
☆『モーガン・フリーマン 死からよみがえる』(2日夜、NHKEテレ)
☆『〈準決勝 なでしこ決勝進出 W杯連覇かけ 米と6日対決 佐々木監督「日本に元気届けたい」』、『国民投票まで協議せず EU、ギリシャと再び亀裂』、『武装集団の100人殺害 エジプト軍 シナイ半島テロ弾圧』、『御嶽 御来光に祈り 岐阜側から入山、犠牲者悼む』、『逮捕報道検索結果削除を さいたま地裁 仮処分、グーグルに命じる』、『〈訃報〉水島哲(みずしま・てつ=作詞家、本名安倍亮一=あべ・りょういち)6月27日、大腸がんのため東京都内の自宅で死去。86歳。仙台市出身。「霧の摩周湖」「星は何でも知っている」「君だけを」などのヒット曲を手掛けた』、『町田特別顧問=経営再建中の元社長、町田勝彦さん(72)=シャープ退社 液晶普及の立役者』(2日付、中日夕刊)
☆『米キューバ国交回復合意 オバマ氏「歴史的一歩」大使館20日再開 共和党は反発』、『ギリシャ支援 EU交渉は国民投票後 「反対」訴える首相に反発』『ギリシャ格下げムーディーズも』『欧米株高を好感 東証が大幅続伸』、『大詰め核協議 「断食」イラン交渉団に試練 連日16時間、水にも手を付けず』(2日付、毎日夕刊)
☆『米キューバ国交回復 54年ぶり歴史的転換 米大統領発表 大使館再開へ』、『ギリシャ債務返済できず EUに譲歩案提出』、『年金不満自殺を示唆 新幹線放火 容疑者、知人女性に』『「今はそっとして」被害者の夫』『危険物携帯と煙排出が課題 国交省が検討要請』(2日付、中日朝刊)
☆『安保法制「今すぐ廃案」名古屋で集会』、『新幹線放火東京駅から乗車 防犯カメラ 自殺の男』『周囲に生活苦訴え 林崎容疑者』、『錦織選手2回戦棄権 ウィンブルドン左脚けが回復せず』、『軍用地料政治姿勢で差 名護 革新市政に低く 防衛省算定』『「辺野古」提案後は急増』、『(制服姿の女子高校生=JK=の接待などを売り物にした)「JKビジネス」一斉調査 全国初 愛知県規制条例施行』、『宿泊所運営者ら逮捕 たばこ無許可販売容疑 愛知県警』(2日付、毎日朝刊)

七月一日
 朝のうち、土砂降りの雨だった空も次第に小ぶりとなり、新幹線で京都を過ぎるころには薄日が差し、大阪に着いたときは止んでいた。どこにいたのか、晴れ女のせいかもしれぬ。

 きょうは、納屋橋饅頭を手に、大阪へ。
 吹田市在住のカトマンズ日本語学院草の根校舎の会代表立山清弘さんにお会いするためで、これまでフェイスブックでの友だちだった立山さんに、やっとお会い出来た。駅前のちょっと洒落た大衆食堂で昼食をしながら彼が仲間と進めておいでになるこの秋の「草の根校舎の会50周年記念事業」に始まり、ネパール大地震のその後と復興話、私の小説「カトマンズの恋」のこと、さらには脱原発や集団的自衛権、ギリシャの債務不履行、世情全般に至るまでアレヤコレヤと話しが出来、あらためて立山さんの存在の大きさを知った。
 たまたま話し合っていた席に、市内千里山に住む堀田詔子さんも加わり、現在の安倍政権のありようにつき侃々諤々の論議に。「吹田は日本で最初に非核宣言をした都市なのだから。核廃絶にせよ、反原発にせよ、市民の多くが先頭に立って運動を進めている。あ~ぁ、それなのに。日本は他国に原発を売り込もうとしている。敦賀原発が稼働し、もし事故でも起きたら、琵琶湖も淀川水系も放射能物質に汚染されることは目に見えている。安倍さんはそうした現実を直視すべきよ」など等。
 時のたつのも忘れるほどの激しい話し合いを前に、私はただ頷くしかなかった。

 立山さんと十分話し合った私はJRで大阪梅田へ。
 大丸近く吹き抜けのスペース広場一角のチェアに座ってしばらく過ごしたあと、阪急デパート12階のカフェ「ロカンダ」で、かつて乗船した地球一周の船旅で大変お世話になった船友と再会。互いにその後の積もる話に、会話が弾んだ。
 この友は「私は核の抑止力に賛成よ。くるくる政権が変わるよりは、今のまま安倍政権がつづき、世の中が安定し景気もよくなってほしい」と、つい先ほどまでの話とは真逆の姿勢で思わず身を乗り出し、彼女の話に聞き入った。「マスコミは、それ集団的自衛権に反対だ、反原発だと騒ぎたてているが、本当に日本を守る気持ちがあるのかしら。日本を守る気があるの、と言いたい」とも。
 私は彼女が真剣な表情で話すことばの数々に耳を傾け「日本はやはり、ある面〝平和ぼけ〟している。危機感がない。無責任かもしれない。確かに生きるか死ぬかの状況下にあったら、考えは違ってくるかもしれない。」とふと、そんなことを思い「この場に、先ほどまでの立山さんたちがいれば、どんな反論をするのだろう。一緒にこればよかった。案外、どこかで一致点が見出されるかもしれない。第一、戦争のない国を目指し日本を守る―という点では双方とも同じ気持ちのはずだ」と自らに言い聴かせもしていた。
 と同時に「そんな戦争を絶対しないためにも、憲法9条は守り、ここまで国民が反対している安全保障関連法案はいったん廃案とすべきで1度ご破算にしてから、もう一度話し合えば案外いい方向が見いだせるかもしれないのでは」と思ったのである。
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 米国とキューバの1961年の国交断絶以来、続いていた敵対関係が54年ぶりに解消され国交回復へ。資金難に陥っているギリシャでは国際通貨基金(IMF)への借金2100億円の返済が遅れ、欧州連合(EU)などの金融支援策が1日に失効、EUなどから新たな資金も借りることが出来なくなった。
 トヨタが先に麻薬成分を含む錠剤、オキシコドンを輸入したとして麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された米国籍の常務役員ジュリー・ハンプ容疑者(55)が6月30日付で辞任した、と発表。会社に混乱をもたらした責任を取ったとみられ、トヨタは「世間を大変お騒がせし、多くの方々にご心配をおかけしたことを勘案し、受け入れた」としている。
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【きょうの一文・ことば】
 本当に日本人を守る気があるのかしら。撃たれてから撃つなんて。遅い。悲しいでしょ。でも、ね。日本はすばらしい国。これだけ憲法9条反対、集団的自衛権反対の世論のなか、右寄りの〝真逆〟が言えるだ、なんて。ネ!=7月1日大阪市内で。船友仲間の女性

【新聞テレビから】
☆『18年ぶり平日うるう秒』、『ギリシャ債務返済できず 対IMF 事実上デフォルト(債務不履行)』、『名神全通50年 日本の大動脈 社会を変えた』、『路線価名駅通り11%上昇 最高地点 名古屋、横浜を逆転』『栄地区を「爆買い」後押し 路線価高い伸び 名古屋らしさ魅力』、『リュックにポリタンク 新幹線放火 車内カメラに姿』『前日にポリタンク運ぶ 新幹線放火の男 知人女性が目撃』『桑原さん同僚「優しい人」 仲良し3人家族』(7月1日付、中日夕刊)
☆『新幹線 排煙設備なく 焼身放火 対策後手に』『「お伊勢参りへ」事件犠牲者の女性』、『米キューバ国交正常化 大使館、今月再開で合意』、『景況感3期ぶり改善 大企業・製造業 設備投資堅調 日銀6月短観』(1日付、毎日夕刊)
☆『新幹線で放火 男死亡』『女性が巻き添え死 25人けが、9万人に影響』『何度も車内を行き来』、『箱根山が小規模噴火 警戒レベル3 半径1㌔避難指示』(1日付、中日朝刊)
☆『EUと瀬戸際交渉 ギリシャ「解決策探る』、『井山本因坊 4連覇』、『名神高速全線開通50年 老朽化安全対策が課題 新技術改修着手へ』(1日付、毎日朝刊)

08/4/26