【生きてゆく人間花たち/2014年4月の唄】

平成二十六年四月三十日
 札幌市北区の警察施設や大型店で相次いだカセット用ガスボンベの連続爆発事件で、北海道警が激発物破裂容疑で、同区に住む無職名須川早苗容疑者(51)を逮捕。見込み捜査による先走った冤罪だけは避けてほしい。名須川容疑者が浮上したわけは事件現場周辺の様子をとらえた防犯カメラに似た女の姿がとらえられており、容疑者が過去に北署と関わりがあったという、この二点だという。
 北海道警北署捜査本部では連続五日間、延べ四十時間に及ぶ異例の任意による事情聴取を進めてきたが、容疑者は一貫して関与を否定。捜査がこの先どうなるのか。気になるところだ。
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 私のことを心配し、ほとんど眠らないでいた愛猫こすも・ここと、おネエと一緒に見守ってくれていたシロちゃん
 
 

 四月とも、きょうでおさらばだ。昨夜は一睡もしなかったので、さすがに今日は朝から怒涛の睡魔が私を襲った。そんな私を、はたちになる愛猫こすも・ここは傍らで心配そうにみつめ時折「もう寝なければ」といった調子で、いつにない大声でニャオニャオとほえたてた。いつもなら私と視線が合うと♪ニャァ~アン、と甘えたような顔でちいさく声を出すか、口だけ動かし甘えているのに。その変わりようときたら、かなり厳しいものだった。
 それでも、私の執拗なほどの執筆に対する集中心を悟ったのか。その目は、〝もう寝なければ。アタイにとっては、小説なんかよりもオトンのからだの方が大切なのだから〟と無鉄砲な私に挑戦状でもたたきつけてくるような剣幕でもある。でも、私は、こんな、こすも・ここのことを大好きである(もちろん、おネエと一緒に私のからだのことを心配してくれている見返り美人の次女猫シロちゃんのことだって。ボクは、ふたりのことは大好きなのだから。そんなに心配しないでもイイノ!)
 こんなわけで、こすもに諭されでもするように私は執筆が一段落したところで、こんどは死んだように眠りこんだのである。
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【きょうの一文・ことば】
 なぜマイノリティー(白人以外の人種)と写真を撮るのか。君(知人女性)が黒人と関係があることを吹聴するのは不愉快だ。君は何をしてもいい。彼らと性的関係を結んでもいい。ただ、私の(チームの)試合にだけは連れて来ないでくれ。(インターネット上で)黒人と一緒にうろつく姿をさらす必要はない。彼(マジック・ジョンソン氏)は尊敬に値する人物だが、私の試合に来るのは、よしてほしい。【時事】=30日付毎日夕刊〈人種差別発言で永久追放 NBA処分 クリッパーズオーナー〉の記事中、「差別発言の要旨」から

【新聞テレビから】
☆『人種差別で永久追放 罰金2億6000万円 米NBAオーナー』『スポーツ界 問題絶えず』、『漫画「美味しんぼ」「福島原発訪れ鼻血」』『風評被害を懸念、批判相次ぐ』(30日付、中日夕刊)
☆『ウクライナ「人質の即時釈放可能」 OSCE=全欧安保協力機構=の7人 親露派幹部明言』、『中東和平交渉期限切れ 中断・決裂状態のまま 「イスラエルは人種隔離国家に」』『米国務長官発言で波紋』(30日付、毎日夕刊)
☆『〈本紙世論調査〉9条解釈改憲 半数反対』『集団的自衛権 行使に慎重』、『PM2.5対策 最優先 日中韓環境相共同声明』、『福島カワイイ後押し 東京ガールズコレクション』、『「本人の主張を記事に」 松本サリン 河野さん、20年を前に』、『「悔しさ今も同じ」 関越道事故2年、現場で慰霊』、『遠足バス手配遅れ生徒装い手紙 JTB中部社員「自殺騒ぎ」』(30日付、中日朝刊)
☆『ロシア軍、国境「撤収」』『ウクライナ 米欧追加制裁で軟化か』、『ピーチ機、異常対地接近 海面まで75㍍「機長勘違い」 那覇空港』『国交省 重大事案に認定』、『夫婦げんか原因? サイモンさん=デュオグループ「サイモン&ガーファンクル」の一人、ポール・サイモン容疑者(72)=逮捕 米・既に釈放』(30日付、毎日朝刊)

四月二十九日
 火曜日。昭和の日で、祝日である。
 外はシトシト雨。たまには身も心も洗い流されるようで、こんな日も悪くはない。
 韓国船沈没で韓国の朴槿恵大統領が大統領府での閣議で「多くの尊い命が失われ、国民に申し訳なく、心が重い」と十六日の事故発生後、初めて国民に謝罪。「未然に事故を防げず、初動対応や事故収拾過程で未熟な点があった」「韓国社会の悪い慣行とそれを見逃す行政文化が大きな影響を与えた」とも述べた。
 米国防総省によれば、ロシアのショイグ国防相がヘーゲル米国防長官との電話会談で「ロシア軍がウクライナを侵略することはない」と強調。またウクライナの国境近くでのロシア軍の演習については「ウクライナ暫定政府が市民に武力を使う懸念があったためだ」と話しているという。
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 ここ数日間というもの、ある執筆に専念。おかげで他の事に手が回らない。きょうも朝、昼、晩…と一日中、机に向かい徹夜状態で少しばかり、疲れた。デ、きょうの本欄は最低限にとどめた。かといって、社会の変化はじめ、日本や世界の動きには、いつも敏感でなければ、と思っている。
 ただ、長女猫こすも・ここまでが私の傍らで私のことを「一体何ごと」といった表情で心配して離れようとせず、彼女には「悪いな」と思う。
 幸い、妻の体調は少しずつ回復している。

【きょうの一文・言葉】
 お母さん愛してる お父さん愛してる 2人とも愛してる=韓国船の沈没直前、犠牲となった高校生が残した

【新聞テレビから】
☆『エクスプローラー攻撃の恐れ 米「使用中止を」』『米、対ロ追加制裁 ウクライナ 4者合意は崩壊』、『「傾いた」「滑って動けない」』『死亡生徒が撮影 船内の動画放送 韓国テレビ』(29日付、中日朝刊)
☆『米軍、比に回帰 南シナ海 中国にらみ 新協定調印』、『竜巻で18人死亡 米中部3州(アーカンソー、オクラホマ、アイオワ)』、『日本記者クラブ賞 「風知草」山田記者に』(29日付、毎日朝刊)

四月二十八日
 謝罪する山中教授と、韓国・海洋警察が公開した警備艇による救助撮影動画。首相は辞任、韓国政府への批判が高まっている=NHK午後7時のニュース画面から
 
 
 
 いやはや、この世のなか、誰にだってどこかに汚点はある、ということか。
 今度はあのノーベル生理学・医学賞の山中伸弥京大教授が、十四年前に発表した自身の論文に不自然な切り貼り画像があった、として記者団の前で深々と頭を下げた。「論文内容が正しいことには問題なかった。しかし当時の共同研究者のノートが保存されておらず、最終的に論文の画像データを示すことが出来なかった」というのが、その理由。山中教授は自らの重い立場を考え「こんごは基本に立ち返って実験ノートやデータはしっかり残したい」と憔悴しきった表情で語った。ただ、私たち素人には何を謝っているのか。その理由が今ひとつ、よく分からない。
 インターネットサイトによる何者かによる指摘が発端らしく、どうやら先に発覚した理化学研究所ユニットリーダー・小保方晴子さんのSTAP細胞論文の切り貼り捏造騒動以降、どこかに正義の味方を気取った科学研究に詳しい科学論文への〝リーク魔〟が潜んでいて、日本の科学界を混乱させている、そんな気がする。
 韓国海洋警察がきょう、韓国船「セウォル号」の沈没事故直後に到着した警備艇による救助の模様を撮影した映像を公開。船が大きく傾いたなか、遺棄致死の疑いで逮捕された船長のイ・ジュンソク容疑者(68)ら乗員が救命ボートには目もくれないで乗り移る姿が映し出され、救助チームの隊員が「救助した相手が乗員たちだとは分からなかった」と語った。これまでに収容された遺体は188人、不明者は114人に及ぶという。
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 明るい話題では、パナソニックのことし三月期決算の売り上げが7兆7500億円に。三年ぶりに黒字となり前年度の赤字7542億円から一転し1204億円の黒字になった。自動車関連産業に重点を置いた中期経営計画が一年目で効果をあげ始めた、とのこと。韓国南部の大邱(テグ)市で日中韓の三カ国環境相会議が二日間の日程で始まり、PM2・5による大気汚染問題が話し合われた。

【きょうの一文・言葉】
 伝統を守りつつ現代の歌舞伎をつくれるよう、世界の人々に愛されるよう、1日1日の舞台を大切にしていきたい。=東京・銀座の歌舞伎座新装1周年記念式典で。黒紋付き姿の約170人の歌舞伎俳優を代表して。人間国宝の坂田藤十郎さん(82歳)、新装の歌舞伎座にはこの1年で132万人が訪れたという

【新聞テレビから】
☆『親ロ派武装勢力 監視員1人解放 ウクライナ東部』、『「大統領選は茶番」モルシ派棄権声明 エジプト』、『内気なクラウン世界制す 名古屋の道化師集団所属』、『ピザあげたホームレスは…演技中のギアさん』、『元准教授ほう助罪で起訴 知人の社長自殺で名地検』(28日付、中日夕刊)
☆『追悼の列 4万3000人 韓国客船沈没 慰霊所に市民ら』(28日付、毎日夕刊)
☆『ヨハネ・パウロ2世聖人に バチカン列聖式 信者100万人集結』、『ウクライナ東部国境 「ロ軍越境なら流血」 住民、領空侵犯も目撃=原誠司記者=』『親ロ派、人質戦術か 政権側特殊部隊3人拘束』、『拉致被害者家族「結果がほしい」 早期救出訴え集会』、『女性の任意聴取続く 札幌のボンベ事件』、『羽生選手ら春の褒章 684人23団体』、『18歳2人はねられ死傷 岡崎殺人容疑など4人逮捕』『直前、約20人けんか 木村さん 友人らを仲裁 犠牲に』(28日付、中日朝刊)
☆『韓国首相が辞意 客船沈没対応で引責』、『仮名2年の認知症男性 身元判明家族と再会 兵庫県警照合ミスか』、『沈没直前父に写真 韓国船 高校生ら整列し待機』、『釈放から1カ月「表情が豊かに」 袴田さん』、『ええ星の下に生まれました 竹本住大夫さん=人形浄瑠璃文楽の太夫(語り手)で人間国宝=大阪で引退公演』(28日付、毎日朝刊)

四月二十七日
 本日付の中日新聞朝刊の【ニューデリー=共同】発によれば、ネパール山岳協会のアング・ツェリン・シェルパ会長が二十六日、十三人が死亡する雪崩事故が起きた世界最高峰のエベレストで、今季(四~五月)の登山活動は「終了したに等しい」と述べ当面は誰も登頂できないとの認識を示した、と共同通信に語った。
 過去最悪になったとされる、この雪崩事故は今月十八日に発生。ネパール人の〝シェルパ〟と呼ばれるガイドら十三人が死亡、三人が行方不明になったという。このため大人数の登山グループは既にエベレスト挑戦を断念しており、少人数グループが現地ガイドなしに登山を続けるのは難しい状況だからだ。
 ネパールは私自身、昨秋カトマンズを訪れ、双発のターボプロップ機から目の前に浮かぶエベレストをはじめとしたヒマラヤ連山を目の前に感動した思い出がある。愛着もひとしおだけに、残念な気がする。日本のメディアでこのニュースを目にしたのはこれが初めて。それとも、私の見過ごしだったか。
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 午前中、病身の相棒と近くのショッピングセンターとヘルスセンターへ。
 妻の体調が悪いままなので私だけで、とは思ったものの「何を買うか心配だから」というので結局はふたりで出向いた。外出したついでにショッピングセンター近くのガソリンスタンドにも立ち寄る。午後、息子が車を借りたい―と言っていたのでガソリンを満タンにしてもらい、エンジン部分やタイヤの空気圧のチェックもしてもらったほか、久しぶりに洗車までしてもらった。
 わが家の〝若さま〟が使う、というのだから。それはそれなりに。車内をきれいにする良い機会だと思えばいい。誰と行くかは別に、せっかくなのだから、快適なドライブに、との親心からである。これも親バカか。
 夜。居間のテレビが突然点かなくなった、と妻が言うので最寄りの電気店に電話し尋ねたところ、電源をしばらく切って再び入れたら元通りになるはず。ならなかったら、故障ですのでメーカーに直して頂くことになります、の弁。そこで言われた通り、いったん電源をコンセントから抜いて切り、しばらくして再び電源を入れてみると、今度は音声だけは聞こえるが画像が出ない、といった世にも奇妙な事態となった。
 「私はラジオ党だから、テレビなんてなくたって困りゃしない。でも、あなたは〝毒づく相手〟がいなくなってしまうのだから困るでしょ」「だから直してよ」とは、妻の弁。とはいえ、電気音痴の私に直せる自信はない。あれこれやってみるが、「声」は一向に姿を現してはくれない。よくよく考えるに、わが家には居間と私の部屋、息子の部屋と計3台の薄型テレビがある。
 だから、この際、このまま画面が出てこないのなら、故障したテレビをそのまま廃棄処分として撤去してしまった方がよいかもしれない。いい機会である。帰宅後、あれこれ診断してくれた息子によれば「これは、もうダメ。故障だよ」との断だが、私には突然画面が現れる気がしてならない。しばらく様子を見てみよう。
 体調が少しはよくなった証明か。夜は思わぬ〝テレビ画面消失事件〟でひと騒動したあと、久しぶりの妻手づくりのチラシずしに舌鼓を打った。やはり、舞の手りょうりは天下一品。愛情がこもっており、おいしかった。

【きょうの一文】
 和歌を教えたその教師は「ヤマザクラは散り急ぎませんよ」と強調した。散り際の潔さを、死に急ぎの美化に利用する時代は、再び来てほしくない。=27日付中日朝刊〈世談〉より。編集委員・西原敬二郎

【新聞テレビから】
☆『放射能の恐怖語り継ぐ ウクライナで集会 チェルノブイリ事故28年』『川内村の避難指示解除準備区域 3カ月間滞在可能に』、『操船担当の全乗員逮捕 韓国船沈没』、『熱意満開 フジ再生 発育悪化から10年 江南、樹木医指導受け』、『〈ニュースを問う〉名古屋市の敬老パス制度改革 反発恐れず本格議論を』(27日付、中日朝刊)
☆『富岡製糸場世界遺産へ 6月に正式決定 保存状態「奇跡的」「絹の大衆化」要素絞り高評価』、『20年癒えぬ悲しみ 中華航空機墜落 遺族ら慰霊式』、『王子様=ソチ五輪のフィギュアスケート男子で金メダルに輝いた羽生結弦選手(19)凱旋 9万人熱く= 仙台市中心部で凱旋パレード、9万2千人が沿道を埋め尽くした』(27日付、毎日朝刊)

四月二十六日
 ひどい風邪にやられ、声はガラガラ、咳が止まらない妻(舞)。私が医者に行かなければ、と心配しても「大丈夫。喉が痛いだけだから」と一向に耳を貸そうとしなかったのに。けさ息子に「お母さん、医者に行かなければ」と言われ、しぶしぶ近くの町医者へ。
 やはり、彼女を動かす力は私より息子の方が百倍上だ。妻は「医者へ行け、というより食事を作ってくれた方がよほどありがたい」と抵抗する。朝食の真似事なら、たまに思いついたように時折挑戦しているが、夕食をとなると荷が重過ぎる。デ、果物や惣菜、お寿司を買ってきたが、これがまた不評で賞味期限もあって私の分以外のお寿司はもったいないことに捨てられる破目に。
 結局のところ、妻は息子が買ってきていたお粥を食べ、薬をのんで寝た。私は彼女の額に水で冷たくして絞ったタオルを乗せてやる。そんなことぐらいしか出来ず、ここでもその存在感で大きな差を見せつけられたのである。「有事」に私のやろうとすることの大半がボツになった。自分の思うままにならない女性(かわいい女に限ってそうだが)、こんな悪女たちのことを短編として1冊にまとめておこうか。あぁ~
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 かといって、私にもやりたいことがある。
 きょうは合間を縫って名鉄コミュニティサロン西春に出かけた。たまたま新聞の折り込みチラシで〈アンデス出身プロ奏者が教える南米楽器ケーナ・サンポーニャ「ロべちゃん’sスクール」〉なるものを見つけたためだが、以前、地球一周の船旅途次に旅先で大切な友人からプレゼントされた楽器を手に今日のところは、どんなものかを見学させて頂いた。
 ただ持参したサンポーニャは、月日もたちいい音が出なくなっており、調律する必要がありますとも指摘された。私なりに一度挑戦してみたうえで本格的に学ぶ必要があるかどうか、を次回教室(毎月第4土曜日)までに判断したい。
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 187人が死亡し115人が行方不明(26日夜現在)になったままの韓国船沈没。国民の間で「既定の3倍を越す3600㌧もの過積載=最大積載量は987㌧だった=や避難誘導のまずさなど大人のせいで、みんな命を落としてしまった。責任感の無い大人のせいだ。韓国は三流国家だった」などと国内メディアからも痛烈に批判され、大人の責任が問われている。
 一方のニッポン。ここでは1980年代に大流行した伝説のディスコ【マハラジャ】が大阪に久しぶりに復活。テレビ画面に映し出された福島瑞穂前社民党党首の踊る姿が私の目には、なんとも異様にうつった。

【きょうの一文・ことば】
 今や、科学者によって発表された学術論文の大半が再現不可能だと聞いている。科学者には再現できる研究を原点からしてほしい。STAP細胞の調査委員長のように「調べている方が調べられる」ようでは、一体どこを信じたらよいのか、が分かりません=26日夜、CBC〈ニュースキャスター〉で。ウォールストリート・ジャーナルのピーター・ランダース東京支局長

【新聞テレビから】
☆『中華航空機事故慰霊式 悼む20年 安全安心願い』、『G7対ロ追加制裁 ウクライナ問題で合意』、『見上げる花房心躍る 江南』、『富岡製糸場世界遺産へ 6月決定、国内18件目』『登録目指す自治体歓迎 「彦根城粘り強く」』(26日付、中日夕刊)
☆『GW出国ラッシュ 中部空港 東南アジアが人気』、『地下鉄東山線 河村市長「新駅造る」 名古屋―伏見間 中間の構造物視察』、『ウクライナ 軍事監視団拘束される 親露派「スパイ」と主張』『28日にも対露追加制裁 個人対象 米「合意順守見られず」』(26日付、毎日夕刊)
☆『「慰安婦ひどい人権侵害」 米韓首脳会談 米大統領が言及』、『少年起訴殺人罪見送り 朝日町中3死亡で津地検』『私たちにとっては殺人 初めての会見両親が胸の内』、『楽天不当表示社員が関与 社内調査 18人、10年以前から』、『韓国船右舷側35室捜索完了 死者は185人に』、『自身の論文で切り貼り STAP調査委員長=石井俊輔上席研究員=辞任』(26日付、中日朝刊)
☆『大須演芸場 8月に新運営体制 年内営業再開目指す』、『テレ朝、1億1200万円所得隠し』、『「集団的自衛権で臨検」 自民・高村副総裁 行使容認巡り』(26日付、毎日朝刊)

四月二十五日
 わが家の庭で咲いた薄紫色のフジの花と、ピンクに染まった鮮やかなツツジたち
 
 
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 テレビニュースによれば、きのうは秋田、きょうは青森で桜が満開になったという。日本列島は狭いようで結構、長く距離がある。札幌では〝つむじ風〟が起きた。そんな中、わが家の庭ではフジの花がちいさなかれんな薄紫の花を咲かせた。ことしはツツジも鮮やかなピンクの花を広げ、咲き誇っている。どれもこれも、妻が丹精こめ育てた。
 その妻が、ここ数日というもの、ガラガラ声となり元気がない。連日、自ら営むボランティアのお店「ミヌエット」から帰るや「もう寝るよ」と床に入ってしまうので心配だ。医者に一緒に行こう、と言っても「のどの調子が少し悪いだけだから。大丈夫。心配ないってば」と取り合わない。あまり言ってもかえってよくない、と判断。「大事にしなきゃ。前に何度も倒れ、大きな病気をしているのだから」と言うに留めている。
 早く元気になってほしい。
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 国賓として来日中だったオバマ米大統領。彼は都内のホテルまで見送りに出向いた天皇、皇后両陛下に対して「アメリカ国民は両陛下と日本国民に深い愛情を抱いています」「若者を中心とした相互の人的交流は大切で、交流により、今の世代も次の世代も、より友情の絆を続け、深め、広めることができます」などといった印象深い言葉を残し、大統領専用機のエアホースワンに乗り、次の訪問地韓国に向かった。
 韓国は痛ましい旅客船沈没事故が起き多くの命が失われた直後で、国中が鎮魂のなかにあるだけに両首脳の間でどんな言葉が交わされるのか。気になるところでもある。どこの国とて家族と国家の平穏を願わないものはいないはずだ。
 そうしたなか、ウクライナ東部スラビャンスク近郊ではウクライナ政府部隊と親ロシア派武装勢力の間で戦闘があり、ウクライナ内務省は親ロ派五人が死亡、政府部隊側の一人が負傷したと発表、国際情勢は依然、混沌としたままである。
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【きょうの一文・ことば】
「享楽的な雰囲気を過度に醸成し、性風俗の乱れにつながる恐れが実質的に認められる場合に限られる」=25日付中日夕刊〈元クラブ経営者無罪 大阪地裁「ダンス、性風俗乱さず〉の記事中、規制対象についての判決内容
「もう一度担当相をやりたいかと言われれば、やりたくないです」=25日付中日朝刊〈TPP日米溝埋まらず〉〈共同声明先送り 協議継続〉の記事中、甘利明TPP担当相

【新聞テレビから】
☆『尼崎脱線から9年』『孫は娘の分身 17歳長男慰霊式初めて出席』、『日米、TPP合意見送り 共同声明「妥結へ作業残る」』『米に主導権強まる』、『STAP調査委員長辞任 自らの論文「切り貼り」疑い』『「辞任せずに再度調査を」小保方氏の弁護士』(25日付、中日夕刊)
☆『オバマ氏、離日 宿泊先で両陛下見送り』、『名港に過去最大 大型客船=「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ(13万7276㌧)、高さ約63㍍、長さ311㍍=が寄港』(25日付、毎日夕刊)
☆『拉致「親として許せない」』『オバマ氏、横田夫妻に協力約束』『米大統領「尖閣は安保対象』、『基金横領 懲役15年求刑 長野地裁公判 検察、併合罪を適用』『豪遊 笑顔見たかった 元事務長「評価されずストレス」』(25日付、中日朝刊)
☆『「尖閣に安保適用」 首脳会談 米大統領が明言 共同声明は先送り TPP閣僚再協議 未明から』、『認知症JR事故 妻の賠償責任支持 名高裁 長男への請求は棄却』『介護へ影響甚大』『「介護の実態 無視〈JR・認知症事故死控訴審判決〉』『関係者落胆、憤り 妻に責任 納得出来ぬ』『中華航空機墜落あす20年 研究「天国から後押しを』『長女の遺志継ぐ73歳』(25日付、毎日朝刊)

四月二十四日
 来日中の国賓、オバマ米大統領と安倍晋三首相の首脳会談はじめ、日米両国のTPP(環太平洋連携協定)交渉の今後の成り行き、皇居・宮殿「竹の間」での両陛下とのご会見、明治神宮や日本科学未来館見学なども目を離せないが、きょうは中日新聞の本日付夕刊の記事が、とてもよかった。
 特に文化面の〈追悼 ガルシア・マルケス 星野智幸〉の「リアリズムの呪縛解く」に興味を覚えた。星野氏は、このなかで今月17日に87歳で死去した南米コロンビアのノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア・マルケス氏に触れ、次のように書いている。
―…日本の小説の主流をなす「リアリズム」は、ものの見方の一つにすぎず、けっして揺るぎない現実を客観的に描いたものではないのだ。だから、自分が現実だと感じる個人的なものの見方と遠近法でもって、小説を書いてよい。そのことを、私はガルシア・マルケスの小説から教わったのだった。
 同じように感じたのは、私だけではないだろう。『百年の孤独』の登場以降、世界各地でその土地の「ガルシア・マルケス」が続々と現れた。中国の莫言、アメリカのスティーブ・エリクソン、インド系のサルマン・ルシュディ等等。『百年の孤独』のブエンディーア大佐の子孫のごとく、各地にガルシア・マルケスの子株が芽吹いた。……
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 なんだか、私には星野氏の言わんとすることが分かる気がしてきた。ほかにコラム〈大波小波〉の「未来の妊娠・出産小説」も、まさに時代を生き映しとする視点で切り込んでおり、興味深く読んだ。
 1面〈紙つぶて〉の「美しい楽器 島田修三(愛知淑徳大学長・歌人)」も喫茶店の窓辺に見た薔薇の若い枝に♪くれなゐの二尺のびたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる―といった正岡子規の歌を持ち出すなど、なかなか味わい深く風雅な内容が光った。

【きょうの一文・ことば】
 日米首脳会談での両首脳のひとコマ=いずれもNHK総合テレビ画面から
 
 

「歴史に対して謙虚でなければならない」「二度と戦禍に苦しむことのないよう不戦の誓いをした」「大統領として尖閣諸島に触れ、初めて防衛義務を明言したことは重みがある」「我々全てが国際的な秩序を守る責任がある。大きな国も、ちいさな国も平和的に解決すべきです」「日米同盟を支えるのは、両国の若者たちであり、留学生の派遣を充実していきたい」「昨夜のオバマ大統領との夕食会は、これまでの人生のなかで一番大きなひとときであったことは間違いない」(安倍首相)
「日米安保条約は尖閣諸島を含め、全ての施政下に及ぶ。当然ながら、五条の適用対象で、有事が起きた場合、アメリカが守る。ただこの問題は平和的に解決するのが望ましく、決して中国を封じ込めるものではない」「日本と中国は信頼醸成の措置を取るべきだ」「アメリカは日本市場へのアクセスが必要だ」「TPPは私たちに可能性をもたらすものだが、安倍総理も私も(国内的に)政治的な問題を抱えている。ただ既存の障壁を打ち倒すことは両国にも恩恵をもたらす」(オバマ大統領)=いずれも共同記者会見での両首脳の発言

【新聞テレビから】
☆『世界の若者が続々加入 アルカイダが復活』(24日夜、NHK総合〈クローズアップ現代〉)
☆『米大統領「尖閣は安保対象」 TPP閣僚協議継続 日米首脳会談 声明は交渉後に』『〈オバマ米大統領来日〉両陛下が会見 皇居で歓迎行事』『国賓滞在異例づくめ 警備優先 ホテル泊、専用車持ち込み』『リニア導入 米に再提案』、『商船三井 中国側に40億円 供託金 船の差し押さえ解除』、『赤副社長を解任 後継に母 元社長の父と対立』、『銀座クラブ経営者脱税容疑 執行猶予中、1億7500万円』、『操舵手が聞き間違い? 韓国紙報道 かじ「左」を「右」に』『偽メッセージ2少年を立件 生存者装う』(24日付、中日夕刊)
☆『「日米同盟 地域安定の礎」 集団的自衛権 米大統領支持へ 首脳会談』『横田さん夫妻が面会へ 拉致被害者「米大統領の強力」期待』『皇居のおもてなし オバマ氏 今夜晩さん会』『両陛下と笑顔で握手 皇居で歓迎行事』、『パレスチナ統一政府合意 ファタハ=パレスチナ自治政府の主流派組織=とハマス=パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織= 米、イスラエル反発』、『依然143人不明 死者は159人に 韓国客船沈没』(24日付、毎日夕刊)
☆『尖閣防衛義務確認へ きょう日米首脳会談』、『アルプホルン春告げる音色 中ア開山式』、『異動拒否した准教授の給与 市邨学園に支払い命令』、『収賄元校長が再審請求 静岡・天竜 元市長「贈賄はうそ」』、『名古屋エムケイに運賃値上げを勧告 タクシー下限運賃割れ』(24日付、中日朝刊)
☆『尖閣も安保適用明言へ オバマ大統領来日』、『韓国客船沈没 空気だまり確認できず 死者159人 客室集中捜索』(24日付、毎日朝刊)

四月二十三日
 韓国船の沈没は日がたつにつれ海運会社が規定の3・6倍もの過積載で運航していたため復元力がなかった、などそのズサンサが浮き彫りになってきている。一方で、生存に一縷の望みが託されていた船内エアポケットは存在しないことが分かり、遺族の気持ちを思う時、やりきれないのは私だけではなかろう。
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 両首脳のすし店での非公式夕食会。どんな会話が交わされたか。=23日夜、CBCのNEWS23画面から
 
 オバマ米大統領が今夜、大統領専用機で国賓として来日、東京・銀座の高級すし店でオバマさんの大好きなおすしを食べながらの非公式夕食会談に臨んだ。同大統領の来日は2010年11月いらい、三度目。国賓としての米大統領来日はクリントン氏いらい、十八年ぶりになる。安倍晋三首相との日米首脳会談はあす都内で行われ、難航している環太平洋連携協定(TPP)交渉や北朝鮮の核・ミサイル開発と拉致問題、中国の海洋進出に伴う尖閣などに関する安全保障、ウクライナ問題などが話し合われることになっている。それはそれなりに成果に期待したい。
 それはそうと、滞在期間中、首都圏では一万六千人もの警官を投入する厳戒態勢が敷かれ緊迫した状況が続く。今夜は、都内のすし店で安倍晋三首相ら少人数と食事を取ったあとは宿舎(都内のホテル)で一夜を過ごす。そして、あす午前中には、いよいよ皇居・宮殿東庭での歓迎行事に臨むが、今回は通常なら宿泊先から宮殿まで国賓が乗る御料車(天皇専用の自動車)ではなく、米国側が特に用意した特殊装備のリムジンを使うという。
 具体的にはテロに備え二台が走行し、窓ガラスはフィルムが張られて覆われているため「オバマ大統領がどちらに乗っているのか、は宮殿に到着してからでないと分からない」。そればかりか、当日はこのリムジンに警備車両、無線車、救急車など米国側が空輸して用意した三十台以上も車列を連らねるという。前後には警視庁のパトカーや白バイ、皇宮警察のサイドカーなども警護としてつくため全部で50台近く、長さ数百㍍に達するとみられ、それこそ史上最大の首都厳戒となりそうである。何もないことを祈ろう。

【きょうの一文・ことば】
「蜻蛉日記」がなければ「源氏物語」は生まれなかったと私は信じている。=23日付中日夕刊、『〈足あと〉わたしの蜻蛉日記 私小説の祖をたどる』のなかで。瀬戸内寂聴
「すしは随分食べてきたが、人生の中で一番おいしいすしだった」=銀座の高級すし店での安倍首相らとの会食のあと。米大統領オバマさんの感想

【新聞テレビから】
☆『「対テロ作戦」をウクライナ再開』、『韓国船沈没1週間 捜索は難航 死者150人に』『最初の事故通報 修学旅行の高2』、『海自いじめ自殺「予測可能」 二審 国側賠償7300万円に増額』『隠蔽の海自、告発者処分も』、『元明石副署長二審も免訴 歩道橋事故 時効認める』、『真央「23年あっという間」 名駅で軌跡展』(23日付、中日夕刊)
☆『TPP妥結へ結束強調 米大統領 今夜来日』『「尖閣は安保適用の範囲内」 米大統領が言及へ』、『韓国客船沈没 食堂に遺体なく 客室中心に捜索へ』、『〈MLB〉田中3勝目 八回途中2失点 さえる投球術』(23日付、毎日夕刊)
☆『名張事件の証拠開示請求 弁護団、名古屋高裁に』、『忘れてた!きょうテストだった… 刈谷の小学校 実施日勘違い』『224万人 学テに奮闘』『愛知など公表しない方針』、『芝桜水面も華やか 郡上』、『残業代ゼロ提言 競争力会議 賃金「時間より成果」』
☆『米大統領きょう来日 アジア安定 日米が主導 同盟強化を確認へ』『首都厳戒 各地で検問』、『理想の上司に堺さん 産能大新入社員調査 女性は天海さん』(23日付、毎日朝刊)

四月二十二日
 熱海の海岸に憩う第76回ピースボートの仲間たち
 
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 きょうの午後。
 熱海の海岸に近い、駅に向かって登り坂になった土産物店街。大勢の観光客に紛れ、ここを独りで歩いていたところ、突然、「ただいま大津波警報が出されました。津波がきます。避難してください」のアナウンスが繰り返し、町の全域に鳴り響いた。恥ずかしながら私は一瞬、たじろぎ「これでわが人生も終わりか。逃げろ、と言われたところでこの辺りは海抜2~5、6メートル地帯で逃げられっこないではないか。一体全体、どこへ逃げろというのか。お世話になった多くの皆さん、ありがとう。俺は幸せだった」なぞと気障な文句が頭に浮かんだ。
 が、正直言ってその時、私の全身はまるで電流でも走ったように金縛りに遭っていた。この世の終わりか。でも、俺も幸せだった、と。そう無理に思おうとしていたところに、今度は「実は、たった今の津波警報は訓練ですので、皆さんご心配ありません」のアナウンスが町中にひろがり、それまでの緊張感がみるみる消えていく感覚を覚えた。それにしても【どこへ逃げろ、と言うのか】との不安が走ったのは、少し前に熱海の海岸を風に吹かれ仲間たちと歩いている時に再三、目に飛び込んだ看板「海抜5メートル」とか「2・5メートル」といった文字が心にやきついていたからだ。
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 きのう、きょうと一昨年に第76回ピースボート102日間地球一周の船旅を体験した同窓生のなかでも主に社交ダンスを学んだ有志を中心とした、ピースボート乗船者による第2回「熱海の集い」が昨年に続き、船内のダンス教師だった後藤京子さんをお招きして熱海のニューフジヤホテルで開かれ、声をかけられたので私も参加。ことしは札幌や広島、青森などの遠来組も顔を見せ、昨年より多い計37人(男性14人、女性23人)が楽しく有意義なひとときを過ごした。
 藤沢市在住の津江慎弥さんご夫妻はじめ、船内家族で私のお姉さまである小泉八重子さん(八重子姉さん)、画家の堀川勝悟さんら有志の献身的な骨折りで実現。久しぶりにお会いした方々の中には船旅期間中、ことのほかお世話になり、もうお会いできないのでは、とばかり思っていた方の元気なお姿も。初日は社交ダンスはじめ、カラオケ、卓球、マージャンなどで皆さん、自由気ままに打ち解け、2日目の今日は午前中、みんなで熱海の海岸を散策、互いに英気を養った。
 踊って、飲んで、食べて、歌って、湯舟に浸かって。深夜未明にまでだべって、歩いて…と、タフさにかけては自信があるものの、さすがにハードな遊び=私の場合は一向に上手くならないダンスと、飲んで食べてだべるが中心。あとは部屋にこもっての笛吹きと詩の執筆に終始=にはチョッピリ疲れた。でも、世話役の皆さんのご苦労に比べたら、それこそ天国を歩いてきたような、そんなアッというまの二日間だった。デ、今夜はつい先ほど帰ったばかりなのでそのひとコマひとコマを以下、写真で紹介させて頂く。
 ダンスに、宴会(写真の撮りあいっこも)、2次会はお酒を前に雑談会、そして―翌朝は海岸散策と熱海ぶらり。東日本大震災の影響もあり、ことさらに海抜を表示する看板が目立った
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 帰りはホテルの送迎バスは遠慮し、独りぶらりと町歩きを楽しんだが、そこでみつけたのがペットショップの店頭に置かれお客さんの間で大モテだった、なんとも奇妙な電池仕掛けの〝笑い猫〟と、ニューサマーオレンジ〝みかんの花咲く丘〟という名の珍しいお菓子屋さんだった。〝笑い猫〟は、一瞬迷いはしたものの、うちのはたちになるボス猫、こすも・ここをスマホのユーチューブでみてくださった店主さんご夫妻が「とても風格がある。こんな猫ちゃんは珍しい」と大変、褒めてくださったこともあり、お礼を込めて。お菓子は妻の舞へのお土産として購入した。
 なかでも不朽の名作〈みかんの花咲く丘〉の作詞者で今は亡き加藤省吾さんは、かつて私が新聞記者として飛び回っていたころ、七尾青年会議所の若者たちと共に情熱を燃やし実現させた国内外への「海の詩(うた)大賞」公募の際、審査委員長を務めて頂き、大変お世話になった恩人でもある。それだけに、思わず懐かしさを覚えたのである。
 お菓子のなかには、舞の営むリサイクルショップ「ミヌエット」のテーマ曲でもある〈みかんの花咲く丘〉のメロディーが光を感知するとセンサー仕掛けで鳴り出す、命の炎と言ってもいい優れものまで入っており、まさか熱海であの加藤さんにお会いできただなんて。これもピースボートの仲間たちとのご縁があればこそ、とあらためて感謝の気持ちに包まれた。
 今から二十六、七年ほど前の話ではある。新聞社の若き七尾支局長として能登の和倉温泉で共に飲み、語り明かしたあの日々の加藤省吾さん。省吾さんの口から直接、「戦後まもなくNHKさんから頼まれ番組に間に合わせなくってば、と思い必死でしたよ。汽車に揺られながら頭のなかで♪海にお船を浮かべたりしてね…〈みかんの花咲く丘〉の歌詞は本当に短時間につくりましたよ」と、そのときの様子をお聴きしたことがある私には、このお菓子(歌詞)との再会は、天から与えられた、宿命のような、そんな気がしたのである。
 ほかにも〈かわいい魚屋さん〉〈怪傑ハリマオ〉など数々の名作を生んだ省吾さん。生前の加藤さんは、それこそ全身から音のメロディーが流れ出てくるような、そんなステキな方だった。省吾さん! 僕は元気でいますから。見守っていてください。海の詩大賞公募事業のおかげで、その後、ご自身のクルーザー「メイキッス号」による北回り日本一周の途次、七尾港に寄られた名優森繁久弥さんとも船内で一晩飲みあかし、息子さんの泉さんの弾くギターに合わせ、〈知床旅情〉などを共に夜を徹して歌いまくった。いまではどれもこれもが、遠い日々の追憶となった。

【きょうの一文・ことば】
 終戦から間もない昭和21年8月。日本で初めてのNHKラジオ中継にて東京のスタジオと伊豆・伊東市の小学校が結ばれました。たった一度きりのその番組のために生まれた歌が童謡「みかんの花咲く丘」です。
 この歌は、作詞家加藤省吾氏が故郷のみかん畑を想い紡いだ歌詞に、作曲家の海沼実氏が、伊東へと向かう電車の車窓から広がる、生き生きとした碧い光の中で、旋律を乗せて書き上げられました。
 一幅の絵画を思わせる叙情と川田正子さんの明るくリズミカルな歌声に、童謡「みかんの花咲く丘」は空前の大ヒットとなりました。
 敗戦に打ちひしがれていた人々の心に明るい灯火をともし、立ち上がる勇気を与えたのです。=22日熱海市内を一人歩いていて見っけたお店「石舟庵(せきしゅうあん)」のニューサマーオレンジ〈みかんの花咲く丘〉の菓子箱に入っていたパンフレット【忘れられない歌があります。】の中の〝童謡「みかんの花咲く丘」の誕生〟から

【新聞テレビから】
☆『隠され続けた190通 「防衛機密」と闘う母』(22日夜、CBCテレビ〈NEWS23〉)
☆『国会議員147人靖国参拝 総務相も再参拝 中韓の反発必至』『公明代表が批判』、『各務原の僧侶らエレキで説法』『親鸞はロックだぜ』、『バランス復元力低下か 韓国船 調整用の水 不足報道も』『捜索調整「できる限りを」 名大留学経験 徐さん』『「有事救助体制日本を見習え」韓国メディア』、『「テロに負けない」力走 ボストン・マラソン日本人も』(22日付、中日夕刊)
☆『韓国船沈没 死者100人超す 急旋回 45度と22度』『韓国客船沈没 ボランティア2000人超す 家族支援 食堂や宗教施設も』、『がん診断後自殺リスク 1年以内20倍 10万人調査 サポート充実必要』(22日付、毎日夕刊)
☆『乗員15人全員聴取 韓国船沈没 死者87人に』、『「損失穴埋め」と勧誘 稲沢市議にナイジェリア人』、『逆走運転手「居眠りした」 名神事故 8時間前にも追突』(22日付、中日朝刊)
☆『身元不明認知症高齢者ら 緊急一時保護546人 5人が「仮名」』『家族、引き取り拒否も』、『韓国客船沈没 食堂を集中捜索へ 新たに4人身柄拘束』(22日付、毎日朝刊)

四月二十一日
 一昨年に体験したオーシャンドリーム号による102日間地球一周の船旅。その第76回ピースボートの仲間たちに会うため、きょう、あすと国内の某所まで文学修行を兼ねて出かける。
 それでは―
【新聞テレビから】
☆『〈ゴルフ/KKT杯バンテリン・レディース最終日〉(宮里)藍超え大器の予感「ドキドキもしなかった」 15歳 勝(みなみ) 最年少V』『みなみ快挙 強気のゴルフ コーチなし 祖父と練習重ね』、『韓国管制「船外脱出を」 事故直後 船長、指示の形跡なし』『悲しみの遺体 次々』『「船が傾き脱出不可能」「救助すぐ来るか」』、『ネイチャーラン=さくら道国際ネイチャーラン、中部地方を縦断。名古屋から金沢まで250㌔を走る=、桜舞う中ゴール 千葉の中館さん初V』『バス、名神逆走10人けが 乗客なし 分離帯突き破る』(21日付、中日朝刊)
☆『韓国船交信記録 乗員 迅速対応せず 「ブリッジで動けず」』、『2万2270人 湖畔をRUN RUN! 〈かすみがうらマラソン〉 有森さん障害者と伴走』『がんを克服 49歳ゴール』、『華やか嫁入り 春姫道中 名古屋』、『東大70連敗 東京六大学 タイ記録』(21日付、毎日朝刊)

四月二十日
 本日付中日新聞朝刊の4コマ漫画【〈おーい 栗之助〉森栗丸】は「穀雨 春の雨がすべての穀物を潤すころ うわぁ 降ってきた。」で始まるが、ここ尾張平野は午後から、その通りの恵みの雨となった。
 雨のなか、舞を伴って自宅近くショッピングセンター経由で和田の実家へ。
 家では母が仏壇を前に何やら経をあげていた。私たちの顔を見るや、仏さまの前を離れ、自ら育てた庭の花々と一緒に「たつ江さん(舞の本名)と写真を撮ってほしい」というので写真を撮る。母曰く「死に土産にせないかんで、いいふうにとってよ」。レンズを向けられると、母は決まってそう言って私たちに微笑みかけるのである。
 それにしても母が丹精込め育てた庭の花々は見事のひと言に尽きる。
 デ、この春私が撮りためておいた花々を以下に紹介させていただく。少しでも心安らいで頂けたのなら、ちいさき花々の命も喜んでくれるに違いない。
 
 
 
 
 
 
 
  夜。東海テレビで浅田真央のフィギュアコーチ佐藤信夫さんの人生ドラマが紹介された【〈ワンダフルライフ〉フィギュア・佐藤信夫 僕が必ず助けに行く! ソチ浅田真央を救った言葉の真実…涙の告白】を見て、佐藤さんの誠実で真摯な人柄と生き方には、不覚にも涙があふれ出た。
 引き続き同局で流された〈Mr.サンデー〉。こちらも「船室に海水が…韓国船生存者15人が語る恐怖、生死を分けた90分間! 見えてきた沈没の深層」といった内容がリアルそのもので、いろいろ考えさせられた。
      
【きょうの一文・ことば】
うちの庭、和田に比べたら滅茶苦茶でちっちゃいけれど…。でも、フジの花が咲いたわよ=20日午後、帰宅した妻
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「この世はすべて舞台。
男も女もみな役者に過ぎぬ。
退場があって、登場があって、
 一人が自分の出番にいろいろな役を演じる」
         ―「お気に召すまま」
=20日付中日(東京)朝刊サンデー版・世界と日本大図解シリーズ№1143〈生誕450年 シェイクスピア〉より 

【新聞テレビから】
☆『航海士「事故海域で初操船」 韓国船沈没 船内から3遺体収容』『死亡乗員 自分後回しに「救命胴衣着ないの?」「あなたたちを助けたら』『沈没72時間が経過 クレーン結論出ず』『逮捕の船長 経験20年超』、『元交際女性ら刺した疑い 両親負傷 犬山署警告 38歳男』『ストーカー全国2万件超 摘発、警告後も被害』(20日付、中日朝刊)
☆『神が来る目覚めよ 飛騨・古川「起し太鼓」』、『やり抜けば前に出る 気仙沼の18歳 女性8人目 震災乗り越え騎手デビュー』、『韓国客船沈没 急旋回原因強まる 3等航海士 現場海域経験なし』『客船沈没72時間過ぎ 家族「何をやってる」/在校生「あきらめないで」 韓国包む怒り祈り』『イベント軒並み自粛』、『東京・公立小 通学路に防犯カメラ 都、全1300校対象 犯罪抑止へ』『愛知 自治会設置例も』(20日付、毎日朝刊)

四月十九日
 妻の営むボランティアのリサイクルショップ「ミヌエット」で、いまではスッカリ定着した〝ちいさな音楽会〟が開かれた。きょうの演奏者は私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」同人で〈町のギタリスト〉でも知られる真伏善人=北名古屋市在住=さん。その人である。
 真伏さんは〈鉄道員〉〈グリーンスリーブス〉〈白い恋人たち〉〈アルハンブラの思い出〉…を見事に演じきり、アンコールにこたえ〈なごり雪〉で締め、拍手喝采を浴びた。
        ☆        ☆
 愛用のギターをつまびく真伏善人さん、合間には司会進行を務める〝としこさん〟の質問に答える場面も。音楽会はなごやかに進んだ
 
 
 ところで、きょうの音楽会。午後二時の開演時間になっても、主役である真伏さんが一向に現れない。デ、〝妻の使用人〟でもある私はずっと店の外で彼の到着を待ち続けた。どうやら、真伏さんご本人はうっかり三時からと勘違いされていたらしく、これには妻も私もハラハラドキドキ。それでも真伏さんにとっては三十分早めの登場で、観客は首を長くして待っただけあって、いざ本番の演奏はとてもステキで皆さん満足そうだった。
 やれやれではあった。でも、日ごろ家事に追われて忙しい主婦の皆さまが楽しみにしてくださっている試みだけに、私は「よくやった! 万歳」と叫びたい気持ちにかられたのである。
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 韓国の大型フェリー沈没は必死の救助作業が進んでいるが、韓国国内では修学旅行や各種旅行の自発的中止どころか、観劇などレジャー産業の自粛……と、国全体が沈み込んでしまう、大変な事態に陥っている。行方知れずのわが子を思い、気も狂わんばかりに詰め寄る姿を見るにつけ、胸が締めつけられる思いだ。助けられはしたものの、その後自殺した引率の高校教師(教頭)までいる。あとは船内に閉じ込められたままの人たちが一人でも多く奇跡的に助かってくれることを祈るばかりだ。
 とはいえ、韓国国内が前のように落ち着くには、そんなに生やさしいものではないに違いない。韓国の人々、特に朴槿恵大統領の胸中はいかほどか。早く事態が沈静化することを祈るほかない。
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 世は認知症時代だが、きょうの新聞テレビニュースによれば、現在、保護されても不明な人は四人以上にのぼり、保護されるまでに一年以上かかった人となると、七人に及ぶという。

【きょうの一文・ことば】
 「清く、正しく、美しく、の教えを守り、立派な舞台人になるよう限りなく精進するよう、ここにお約束申し上げます」=19日、宝塚音楽学校で行われた第百二期生四十人の入学式で。新入生代表の富永裕さん(兵庫県加古川市出身)

【新聞テレビから】
☆『〈タイムスクープ〉熱狂!大正社交ダンス』(19日夜、NHK総合)
☆『沈没船内3遺体確認 韓国 船長、3等航海士ら逮捕』『わが子よメールを 韓国船救助待つ家族 情報混乱も』『「全速力のまま方向転換」 3等航海士が供述』(19日付、中日夕刊)
☆『韓国客船沈没 4階客室に3遺体 窓割れず収容困難 船長ら3人逮捕』、『日米閣僚物別れ TPP週明けに実務者協議』(19日付、毎日夕刊)
☆『標準家庭電気料金8225円 来月から中電値上げ発表』『消費増税とダブルパンチ 657円負担増』、『調査捕鯨縮小し継続 北西太平洋、頭数4割超減』(19日付、中日朝刊)
☆『引率の教頭自殺 韓国客船沈没』、『〈老いてさまよう〉大阪の路上で保護 身元不明のまま施設暮らし 認知症男性 仮名で2年 届けなく、名前「分からん」』『乏しい手掛かり 進む症状』(19日付、毎日朝刊)

四月十八日 
 南米コロンビアのノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア・マルケスさんが十七日、メキシコ市の自宅で肺を患って亡くなった。八十七歳だった。
 18日付中日夕刊によれば、ガルシア・マルケスさんはコロンビアのカリブ海沿岸の町アラカタカに生まれ、新聞記者などを経て五〇年代から創作活動を本格化、征服、独裁者、混沌をテーマに魔術的リアリズムといわれる作品を生んだ。なかでも架空の町マコンドに生きたブエンディア家の年代記に中南米のさまざまな事象、歴史を投影させた「百年の孤独」(六七年)は世界中で数千万部を売る大ベストセラーに。中南米文学の一つの頂点を形作った、としている。
 そして。このガルシア・マルケスさん。夕刊各紙に掲載された写真の風貌が、またいい。あいにく知己を得ていなかっただけに、今はただおやすらかに、とご冥福を祈るほかない。合掌―
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 【韓国の旅客船沈没に関する現場写真など】★積み荷の量・積み方は★操舵は三等女性航海士任せ。なぜ、右に急旋回したのか★依然、270人もの安否が不明だ★船長は一体、どこで何をしていた?=いずれも正午のNHKニュース画面から
 
 
 
 
 
 韓国南西部、珍島沖で起きた大型フェリー沈没事故は、韓国検察当局と海洋警察の合同捜査本部の調べが進むにつれ、どうやら〝人災〟だと見られても仕方のない事実が浮かび上がってきた。
 その後の調べによると、事故発生当時に船の操縦を操舵手に指示していたのは船長ではなく、運航業務の経験が二年余りの女性三等航海士(26)だった。さらに事故発生時間帯は三等航海士が船長業務を任されていた。また操舵室での航海士の業務は当直制のため、船長と三等航海士が交代で操舵手に操縦を指示していたこと自体は通常の勤務体制だが、潮の流れの速い海域での業務を経験の浅い航海士に任せていた点で、こんご船長の判断ミスが問題視されそうだ。
 いずれにせよ、直接的には、その日海上で一体何が起きたのか。
 船は事故直前に急に速度を落とし、当初、右方向にほぼ直角に針路を変更したが、なぜ、もう一度右に急旋回したのか。船体は、この直後に傾き始め遂には転覆、沈没したというが謎は、まだまだ多い。ただ言えることは今回のこの海難事故は、世界の海洋史上にも残る最悪の海の非劇になったといってもいい、ということだ。単に韓国だけの問題ではなく、船舶運航に関わる全ての人に対する警鐘になることは間違いない。ちなみに合同捜査本部は船長ら三人に対する逮捕状を請求したようだ。

【きょうの一文・ことば】
♪蕗のたう地球をぐいと押し上げて 伊神舞子=18日付尾北ホームニュース『〈尾北の文芸〉俳句 江南俳句同好会』掲載作品から
「あなたは(元)情報機関職員で、私もかつて情報活動に縁があった」「情報機関は現代的な方法・機器を使って犯罪に対処しなければならない」「米国のような巨額予算はなく、統制も厳格だ」=18日付中日夕刊『プーチン氏対米批判に利用 スノーデン氏と「会談」』
の記事中。プーチン氏の発言

【新聞テレビから】
☆『韓国客船沈没…不安募る家族 夜を徹しての捜索は今夜も』、『統合失調症の治療薬=抗精神病薬、ゼプリオン= 販売五カ月で21人死亡』、『液体状の水がある可能性も (NASAが)地球の〝いとこ惑星〟=ケプラー186f、地球から500光年=を発見』、『日米TPP交渉〝難航〟 米強硬姿勢に日本政府は』(18日夜、メ~テレ〈報道ステーション〉)
☆『ガルシア・マルケス氏死去 「百年の孤独」ノーベル賞作家』、『三等航海士が操船指示 韓国船沈没 操舵室に船長不在』『箱型傾きやすく 重心高いフェリー』『「助けて」メールは偽物 韓国船沈没 落胆する家族』『潜水士が船内侵入、視界10㌢ 救出へ望み捨てず』、『増元さん「拉致はテロ行為」』『北人権侵害 安保理で訴え』(18日付、中日夕刊)
☆『北穂高・涸沢にも春 山小屋の営業再開準備始まる』、『TPP日米協議 甘利氏「重要な一日」 牛・豚 着地点探る」、『ウクライナ 緊張緩和策で合意 4者協議 OSCE(全欧安保協力機構)支援へ』『露軍国境撤退まとまらず』(18日付、毎日夕刊)
☆『韓国船、直前に急旋回 死者25人、不明271人 捜索難航』『「お母さん愛してる」 高校生、船内からメール』、『強竜サヨナラ3連勝=中日6×5DeNA= 平田真の4番へ一振り』『気迫の又吉初勝利』(18日付、中日朝刊)
☆『■テレビ塔(名古屋テレビ塔)でダイヤモンドの輝き演出』、『春の園遊会に2074人 両陛下、羽生選手ら祝福』『「一番厳しい時 勇気頂戴した」 南三陸町長』(18日付、毎日朝刊)

四月十七日
 このところは古知野神社の祭礼に伴う、ここ愛知県江南市花霞地区の春祭りの準備と本番、その後の後始末に皆さんと追われてきたが、少しずつふだんのペースに舞い戻りつつある。というわけで、きのうは横笛の稽古で名古屋は大須の師匠宅へ。きょうは社交ダンスのレッスンで、会場の公民館へ。それぞれ〝いざ、出陣〟とあいなった。なんだか何かを書いているか、読んでいるか。でなければ笛をふくか、ダンスを踊っているか、だ(むろん、お風呂を沸かしたり、洗濯物を取り入れるなどの家事も少しは手助けしているのだが。妻に言わせれば「まだ足りない」そうだ)。
 有り難いことではある。だが私は、いまの日々に決して満足してはいない。第一線にいた時のような、夜も、昼も、朝もなかった、あのころに郷愁を感じ、ぬぐいきれない【何か】を感じるのだ。それは同年代のほかの人たちだって同じような気がするのである。
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 そして。今は、と言えば。しばらく諸雑事で離れていた、私の大好きなエルビス・プレスリーの〝ラブ・ミー・テンダー〟と、サイモン&ガーファンクルの〝明日に架ける橋〟など気になる曲をパソコンやスマホのユーチューブで繰り返し聞いている。詩が、とてもいいからだ。
 それはそうと繰り返し聞くのは、なぜか。
 ある中国人の女性歌手から小説〈カトマンズの恋〉の作者である私に「作曲して歌いたいので、ネパールのチトワン国立公園にすんでいる〝ラブ・バード〟のような、国際的ラブストーリーを、詩に書いてほしい。お願いします」と頼まれているからだ。一応の詩は既に書きあげてはある。でも、この2曲を繰り返し聴くことにより発想の新鮮な、自然な表現がわき出てくるのでは―といった、そんな期待感もある。
 そのためにも、今は時間さえ許されれば、〝ラブ・ミー・テンダー〟と〝明日に架ける橋〟の曲と詩を全身に染みこませたい、と。そう思う。さて、どうなるか。自分自身でも分からない。それだけに、興味津々でいる。
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 韓国の珍島(チンド)沖で起きた大型旅客船「セウォル号」の沈没事故は、新たに三人の死亡が確認され死者は九人に。依然として二百八十二人が行方不明になったままだ。これまでに百七十九人が救助されたが、修学旅行中だった高校生三百二十五人のうち助け出されたのは七十五人にとどまっている。
 また聯合ニュースによれば、行方不明の生徒の保護者が十六日夜、沈没船内から携帯電話に送られてきたという「生きている。助けて」との文字メッセージを公開したという。家族の思いは、いかほどだろう。日本の皇居では春の園遊会があり、陛下はソチ五輪フィギュアスケートで個人優勝した羽生結弦選手らに優しい声をかけられた。
 
【きょうの一文・ことば】
 「スプリットの落差がすごかった。他の球も両サイドに決まっていた」(カブス・レンテリア監督)「まだ甘い球があった。今日は痛い目にあわなかったけれど、よりいいものを求めてやっていきたい」(ヤンキース・田中将大投手)=いずれも17日付中日夕刊『〈大リーグ〉田中将2勝目8回10K無失点 デビュー3戦で28Kは球団最多』『被安打2 ホーム初白星 スプリット絶好調』の記事中

【新聞テレビから】
☆『愛知、岐阜で初の夏日』、『航路外れ暗礁衝突か 韓国船 不明287人、死者9人に』『「子ども生きている」 客船沈没 捜索難航親ら憔悴』、『栃木女児殺害関与を供述 05年の事件 別件逮捕の30代男』『県警、慎重に裏付け捜査』(17日付、中日夕刊)
☆『韓国客船沈没 不明290人 大半船内か 貨物片寄った可能性』、『夏の電力不足回避へ 需給見通し 9社余力3%確保』、『居場所失う障害者 福島30㌔圏 通所施設半減』、『内乱続く中央アフリカの元少年兵 「過去忘れ、これから」』『訪問のアグネス・チャンさんに同行』(17日付、毎日夕刊)
☆『修学旅行生ら290人不明』『韓国船沈没死者6人に』『欄干つかみ救助待った「不明の生徒どこへ」』『救助情報が錯綜』『1時間前から傾き 乗員証言』、『STAP「合理性高い」 笹井氏謝罪 実験ノート見ず』(17日付、中日朝刊)
☆『「同盟国に攻撃時」明記 自衛隊法政府が修正検討 集団的自衛権』、『STAP論文 生データ見ず 理研・笹井氏「有力な仮説」強調』(17日付、毎日朝刊)

四月十六日
 富山、長野の両県を結ぶ全長九十㌔に及ぶ「立山黒部アルペンルート」が十六日、全線開通した。
 きょうの朝、韓国南部の全羅南道の珍島(チンド)南西沖海上で、乗客と乗員計四百六十人が乗った韓国フェリー「セウォル号(6,825㌧)」が遭難信号を出し、昼ごろ沈没。多くが海に投げ出され、行方不明となっている。原因は分かってはいないが、常識的には岩に乗り上げて座礁したとしか考えようがない。
 夜のテレビ各社ニュースによれば、韓国海洋警察と海軍がヘリコプターなどで救助に当たっており、夜までに百六十四人を救助(他に四人の死亡を確認)。二百九十人前後が不明のままだという。フェリーは韓国北西部の仁川(インチョン)港から、南西部の済州島に向かう途中で、三百二十五人が修学旅行中の高校生だったという。
 人間社会、いつ何が起こるか、知れたものでない。
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 四月十五日(日本時間十六日)は米メジャーリーグ初の黒人選手、ジャッキー・ロビンソン(元ドジャース)がメジャーで初めてプレーした日で知られる。米大リーグにとって記念すべき日で、この日は全大リーガーが背番号「42」をつけ、試合に出場した。

【きょうの一文・ことば】
 おら達の住む久慈市は、碧い海と緑豊かな大地に囲まれだ自然いっぺぇの郷土であり、このごどをおら達は誇りに思っている。
 久慈市民がら直接選ばれた議員どうで構成する久慈市議会は、おんなじように市民から直接選ばれだ久慈市長どともに、久慈市を代表する機関である。……
 おらぁどう議会は、議会に与えられだこの使命を達成するために、これまでにねぇ発想により、まさに〝じぇじぇじぇ〟な議会を目指していぐべぇという思いを込めで、この条例をこさえ、市民の思いに力いっぺぇ応えでいぐごどを決意する。(表記は条例文のまま)
=16日付中日夕刊〈「じぇじぇじぇ条例」こさえたぞ 久慈市 方言で前文「ブーム乗っただけ」批判も〉の記事中、久慈市議会基本条例の前文一部

【新聞テレビから】
☆『桜愛して40年 人生満開』『飯田唯一の品種=麻績の里舞台桜= 全国区へ押し上げ(飯田支局・石川才子)』、『ケネディ大使と海女交流 鳥羽や伊勢神宮訪問』、『ボストン連続爆破1年 遺族「テロに屈しない」』、『女子生徒を100人超拉致 ナイジェリア北東部』(16日付、中日夕刊)
☆『大島豪雨半年 犠牲者悼む』、『韓国で旅客船沈没 高校生ら475人乗船 1人死亡』『日本人は乗船せず』、『ウクライナ強制排除 露「内戦の危機」と非難』『4者協議=米露、欧州連合(EU)、ウクライナの外相級4者協議=は拒まず』(16日付、毎日夕刊)
☆『ウクライナ強制排除開始 銃撃戦 親ロ派4人死亡』、『大垣南高とJR駅 ネットに爆破予告 生徒780人一時避難』(16日付、中日朝刊)
☆『統一球問題 糸固く巻き高反発 ミズノ謝罪 適合球、来週以降に』、『小泉・細川両氏が「原発ゼロ法人」 福島知事選で支援も』、『火星の水4億年で50%減 名大と東工大の共同チーム発表 地下に観測5倍以上の氷?』(16日付、毎日朝刊)

四月十五日
 私たち家族には、重要な一日。
 というのは、大手術後、毎月一度は欠かさず続く妻の定期検診日だからだ。それも久しぶりのMRI(頭部造影)検査で午前八時半までにそろって江南厚生病院へ。当然ながら彼女は昨夜から何も食べていなかったが、採血後、造影検査が始まるまでが長くて途中、ふたりで近くの喫茶店へ〝逃亡〟。私だけがモーニングをたのみ、妻は水で時間を過ごしたりした。
 さて。その検診結果は。前回の画像と対比しながら「手術で切り取ったその部分は前回検査以降、特に変化がなく心配ありません」「血液検査の方も問題なく、大丈夫です」(脳外科の担当医師)との診断で、ホッとしたのである。
 夜、福祉センターへ。花霞町内会各組からの祭りの半纏の返却に立ち会い、ほかにもすべきことに追われ、つい先ほど深夜になって息子たちに「お母さん、MRI検査したけれど大丈夫だった」とメールした次第。〈原稿より健康〉とは、よく言ったものである。
        ×        ×
 今夜のナゴヤドーム。中日ドラゴンズはDeNAを16安打の11―6で破って快勝。和田選手が記念すべき通算1000打点をあげた。41歳9か月での達成は、谷繁選手兼任監督(中日)の42歳5カ月につづいて史上2番目の年長記録だそうだ。

【きょうの一文・ことば】
 「(報道によって)よりよい未来と責任ある民主主義がもたらされた」=15日付中日夕刊〈「よりよい未来に」スノーデン氏歓迎〉の記事中、米中央情報局(CIA)のスノーデン元職員が〝勇敢な記者とその同僚たち〟を称賛して
 「人々が希望を持ち続けられるよう、我々はここに立ち続ける」=15日付毎日夕刊「平和祈る市民」のなかで。中心メンバーの一人、セルゲイ・コシャク牧師(38)
―記事は「ウクライナ東部で親ロシア派が占拠する政府庁舎の退去期限が過ぎ、衝突の可能性が高まる中、ドネツク市では毎夕、民族や宗教を超えた人々が集まり、平和と国家の統一維持を祈る集会を開いている。親露派の本部となったドネツク州庁舎から約1・5㌔離れた橋のたもとに14日も、男女約70人が歌う讃美歌が響いた。
 集会は民族や宗教の枠を超え、一部で対立するロシア系、ウクライナ系住民も参加して3月上旬から40日以上、続いている。……」といった内容

【新聞テレビから】
☆『ピュリツァー賞に米英2紙(米紙ワシントン・ポストと英紙ガーディアン) 米の監視暴露で受賞』、『夜明け告げる喫茶店 名古屋の80代夫婦 朝4時開店』、『洋画家丹羽和子さん死去 90歳、名作シリーズの挿絵』、『理研、全研究員を調査 STAP問題 実験ノート実態把握』、『ベルばらのバラ販売 池田理代子さんが選んだ5品種』(15日付、中日夕刊)
☆『ウクライナ 米「露が軍事的脅迫」 首脳電話協議で批判』『親露派大量に銃器収集 政権側と衝突懸念高まる』(15日付、毎日夕刊)
☆『塩野七生さん 小出・本紙社長対談』『歴位に学ぶ真のリーダーとは』、『火星 地球に猛アピール 最接近し、月と並ぶ』、『山下泰裕さんにロシア友好勲章 「柔道で交流に貢献」』、『欧亜の十字路 届いた和風美』『アルメニアに江戸期の尾張紹介本』(15日付、中日朝刊)
☆『中国、貿易額世界一 昨年 米国抜き4兆1600億㌦ WTO(世界貿易機関)発表』(15日付、毎日朝刊)

四月十四日
 月曜日。新聞休刊日で朝刊はない。
 やはり二日間というもの、ここ花霞町内会の祭り獅子・子どもみこしの巡行のお供をし少しばかり疲れた。それに昨夜は大任を終えた開放感も手伝って、久しぶりに仲間たちと飲んだ酒がからだじゅうに染みわたって体力が回復するのに時間がかかったことも確かだ。
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 稚内はオホーツクの海への大韓航空機撃墜に始まり、長崎大水害、トンボメガネをかけ赤いフェアレディーZに乗っていた女が犯した富山長野の連続女性誘拐殺人、長野の老人ホーム「松寿荘」崩落と地付山の地滑り、日本福祉大生が乗ったスキーバス転落事故、三宅島噴火、岐阜・栃尾温泉郷の崩落、三重は嬉野温泉豪雨、山口の自衛官による小銃乱射事件、群馬県御巣鷹山への日航機墜落……と、かつては大事件や大災害が発生するつど、空飛ぶ記者として新聞社の取材ヘリや双発ジェット機で日本中に特派され、そのまま現地に留まって取材に走り回った、あの日々に比べたら、これしきはと内心思いはするものの、やはり年かな、とふと思ったりもする。
 いやはや、だれとて体力があればこそ、の人生である。
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 花霞町の宿に飾られた祭壇など。これも当番の1組が中心となり、みんなの力でこしらえた
 
 
 祭りといえば、その昔七年、家族と共に暮らした能登半島は日本一の祭り半島でも知られた。
 ニッポンイチのデカ山で知られる七尾の青柏祭デカ山はじめ、宇出津のあばれ祭り、元中日エース・小松投手の出身地でもある富来のくじり祭り、黄金の左腕だった元横綱輪島の出た七尾市の石崎奉燈祭…と、スケールの大きさは半端じゃない。ほかにも志摩は浜島の伊勢えび祭り、波切の火祭り、岐阜の大垣祭り、琵琶湖湖畔の大津祭り、八尾の越中おわら風の盆…と時代を生き映しにした祭りの数々には、そのつど家族そろって胸をときめかせたものである。
 というわけで、過去の祭りに思いを馳せていると、妻の舞曰く「花霞の祭りこそが、本物の町の祭りなのだから。この町に住むこどもたちはじめ、私たちにとっては、こうした素朴な祭りこそが、一番大切なのよ。何もニュースになる有名な祭りばかりが祭りじゃないのだから」と。またしても一本取られ、何も反発することが出来ない。 明日からは、また新しい生活が始まる。人間は日々流れ、時も刻々とながれ、川の流れにも似て一瞬として同じことはない。ただ人間同士の年齢は、といえば幸いなことに同時進行で流れゆくのである。
 飛び過ぎる統一球問題。きょうメーカーのミズノ社長から日本野球機構コミッショナーに対して謝罪があった。それによると、統一球はコルク、ゴム、ウール、牛革などで出来ているが、ウールの含水率が決められたものより乾燥していたからだ、との由。分かりやすく言えば、だ。ウールが通常より乾燥していたため、より飛ぶようになったのだ、という。
 チリの世界遺産の街・バルバライソ市で大火災が発生、家屋2000戸以上が全焼したという。ナイジェリア北東部の街で通勤ラッシュを狙った爆弾テロが発生、少なくとも七十人以上が死亡。福島第一原発事故のあった現場では、汚染水200㌧が別の建屋に漏れ出し、原発関係者を慌てさせている。

【きょうの一文・ことば】
 今夜、火星の最接近。夜空に雲がなければ、円い月の近くに赤く輝いて見えるはず。二年二カ月周期で離れたり、近づいたり。遠ざかれば目立たず、近づけば一等星より明るくなり、まさに惑星。=14日付中日夕刊〈夕歩道〉より
 午後11時30分過ぎ。わが家のベランダから撮った月。その左手上方に火星は点として見えたが、カメラには捉えられなかった
 
【新聞テレビから】
☆『離島の高校 隠岐島前高校 危機からのV字回復』『ことし59人入学 6年前の2倍以上』(14日夜、NHK総合〈ニュースウオッチ9〉)
☆『ウクライナ東部に武装集団 警察署襲撃に「ロシアの影」 5つの都市で警察署など襲撃』(14日夜、メ~テレ〈報道ステーション〉)
☆『豪華屋台 街を彩る 高山祭』、『熊本の養鶏 鳥インフル』『国内3年ぶり 11万羽殺処分』、『親子3人遺体 相次ぎ発見』『岡崎・名古屋 自殺の親族関与か』(14日付、中日夕刊)
☆『ウクライナ 親露派排除2人死亡 政権側、軍投入を警告』、『NHK籾井会長 番組出演し謝罪 慰安婦発言』、『〈競泳 日本選手権〉入江復活の2冠 男子200背 萩野の5冠阻止』(14日付、毎日夕刊)

四月十三日
 古知野神社祭礼奉納みこしの日がいよいよ訪れた。
 幸いきのう、きょうと好天に恵まれ、ここ花霞町内会は平井毅司総代のもと、大人も子どもたちも〝ひとつ心〟に融けあった。こどもたちが、〝ワッショイ〟〝ワッショイ〟の声をかけながら、一生懸命に歩く姿には感動すら覚えた。
 「この町の未来は、心配ない」。地域社会が艱難辛苦を乗り越え、ひとつになって輝くあすに向かって羽ばたいていく。そんな歴史のひとコマを私は奉納みこしの先導をしながら、確かにみたのである。
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 きょうの模様は、以下に写真グラフ形式にまとめ、歴史にとどめたい。
① サアー、出発じゃ
 
 
② 巡行する花霞町の子ども会みこし「チョッパー」
  
 
③ 献馬もカッポ
 
④ 本厄催事、儺追竹の練りなど=人馬一体で勇壮に繰り広げられた、古知野南小運動場で
 
 
 
⑤ あぁ、疲れた。お馬さんもひと休み=古知野南小運動場で
 
 
 
⑥ サアー、再び出発だ。お父さんも一緒、マイクを手に声を張りあげ〝ワッショイ〟
 
 
 
⑦ 宮町の民家軒先に飾られた御神燈
 
⑧ 古知野神社に到着し奉納
 
 
⑨ 大役を終え、ホッとした表情の子どもたち
 
⑩ お菓子とアイスクリームを手に大満足の子どもたちと、宿で献身奉公に役立った女性たち
 
 
 今回、祭礼を無事終えたのも、宿の当番組・1組の皆さま全員はじめ、子ども会役員の皆さん、宿の開設と後片付け・獅子頭とみこし巡行時の警備などに当たってくださった新旧の各役員らの奉仕の精神のたまもので、ここであらためて感謝しておきたい。心から、皆さん、ありがとうございました。そしてお疲れさま。

【きょうの一文・ことば】
 僕は富山出身ですが、この町(愛知県江南市花霞町)にきて思ったことは、〈花霞〉というところは、不思議と町全体が開放的できさくに人々が話し合える。そんな独特の雰囲気をもった上品で気品漂う、得がたい、価値ある町だ、ということです=花霞町内会の総代・平井毅司さん、祭礼後の雑談で
 「震災直後は学校に行けなかったことを考えると、世界に一つのものが陸前高田に来たのは奇跡。世界とのつながりを感じ、みんな元気になってほしい」=13日付中日朝刊〈W杯トロフィー被災地に 陸前高田 高校生依頼で実現〉の記事中。高田高三年菅野樹希さん

【新聞テレビから】
☆『〈通風筒〉◇…岩手県のJR釜石線の花巻―釜石間で十二日、蒸気機関車「SL銀河」の運行が始まった。宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」に登場する星座や動植物が客車に描かれ、たくさんの見物客が歓声を送った。』、『中国念頭 核軍縮を提唱』『非核保有 12カ国が広島宣言』、『STAP追加資料 小保方氏が提出へ』(13日付、中日朝刊)
☆『志摩ちゃん死ぬ 賢島のペンギン駅長』、『心の中の「あなた」へ 陸前高田に「漂流ポスト」 手紙書き悲しみ和らげて』、『6件目予告に厳戒 札幌・連続ボンベ爆発 「劇場型」エスカレート』、『被ばく情報 矮小示唆し要求 外務省メール1本「IAEA(国際原子力機関)に協力 福島の自治体反発』(13日付、毎日朝刊)

四月十二日
 「さぁーっ、出発だ」と塩をまかれる☆行く先々で「ハイ」と祝儀を渡される☆町中がカラフルな半纏に彩られた
 
 
 
 
 古知野神社の祭礼に伴う私が住む花霞町内会の子ども会の春祭り獅子頭巡行がきょう、始まった。半纏に身を包んだこどもたちは〝ワッショイ、ワッショイ〟の掛け声も勇ましく貴重なひとときを過ごした。町内会副総代として、他の役員の皆さまと交通事故防止もあって行列の先導役を務めさせて頂いたが、一緒に歩く親たちも童心にかえったようで、こどもも大人も楽しいひとときとなった。
 あす午後はいよいよ本楽祭で、花霞町内会子ども会の奉納みこし【チョッパーズ】が古知野南小を出発、江南通り→伝馬町→本町通り→宮町の順で巡行し古知野神社に到着する。どんな奉納みこしになるのか、江南名物の献馬奉賛会の献馬とともに奉納されるというだけに、今からとても楽しみである。
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 巡行する人々☆これも地域社会再生にとっての絆のひとつか。巡行後、祭礼祝儀やお菓子をこどもに手渡す地域の大人たち
 
 
 
 きょう獅子行列の町内巡行で一緒に歩きながら感じたことは、この町がよく見えてきた、ということか。訪問先の民家で御祝儀を獅子頭の口に入れてもらったこどもたちは口々に「ありがとう」とお礼を言い、みな疲れたではあろうが、よく頑張った。そして大半のご家庭で獅子が訪れる瞬間を「今か今か」と首を長くして待っていてくださっていた、ということか。たとえ、規模こそちいさくとも、これぞホントの祭りのような気がしてきた。
 おそらく、きょう行列に加わった子らは、この日のことをいつまでも忘れない、そんな気がするのである。あすは、いよいよ本楽。当初、なんでこんな大役を、と内心不満に思っていた私も、町内の祭礼のため献身奉公される皆さまの姿を見るにつけ自ら反省、それなりに情熱と誠意を込めやらねば―と思った次第である。

【きょうの一文・ことば】
倒れたコスモス夕焼けをみている 秦野市 井上敬雄(第十六回方哉大賞)
神さまだって恋をするや初茜   江南市 伊神舞子
=いずれも自由律俳句誌「層雲」四月号より
 
【新聞テレビから】
☆『核なき世界広島で誓う 非核保有12カ国会合』『原爆慰霊碑に各国外相献花』、『G20ウクライナ支援 声明採択、ロシアも合意』(12日付、中日夕刊)
☆『銀河鉄道復興へ走る 岩手=JR東日本が12日、岩手県の釜石線花巻―釜石間(90.2㌔)で蒸気機関車「SL銀河』の定期運航を始めた(12日付、毎日夕刊)
☆『9条に平和賞を 主婦発案 ノーベル委受理』(12日付、中日朝刊)
☆『2035年 高齢世帯4割 国の推計 単身化、全世代で』、『〈迷走する原子力 ㊤〉 エネルギー基本計画閣議決定 原発回帰 責任どこへ』(12日付、毎日朝刊)

四月十一日
 あす、あさっての祭礼を前に、事前に電話でお願いしておいた江南市内のレンタル店へ。肩掛け式メガホン2台を確保。引き続き、昨年の花霞町内会総代さんとともに、祭り当日にこどもたちに分け与えるお菓子を受け取りに平和堂へ。花霞町子ども会の会長さんに中身をチェックして頂いて祭りの宿となる市シルバーセンターに互いに手分けして運び込んだ。夜は、こどもたちに手渡すお金を学年別に祝儀袋に詰める作業が自宅で一人、黙々、延々とつづいた。どうやら、これも副総代の役割らしい。避けるわけにもいかない。
 ひと息ついたところで、きのう留守電を頂いていた、かつての〝よい子とお母さんの会〟の名物司会者・三宅邦夫おじさん=元中日こども会主事=に電話。「社友会であんたに会えなかったもんで、どうかしたかと心配になり電話した。わざわざ電話してくれ、ありがとう。あんたサンみたいな豪快極まる新聞記者は、もういなくなってしまった。それが寂しくてねえ。よお、電話してちょうだいた。アンタの奥さん、いい人だから大切にせな、いかんよ」と、いつもおっしゃることは同じである。
 でも、電話を差し上げ、お元気な声を聴くことが出来て、とても嬉しかった。
 いずれにせよ、ここ二、三日は本も読めないし、小説も書いている時間がない。ただ、本欄「生きてゆく人間花たち」だけは、たとえ睡眠時間を削ってでも、とこうして間隙をぬって、書いているのである。ただ、この世界の片隅、花霞で地域の方々が文句を言いながらも、こうして祭礼の準備に立ち回る姿は、ちょっとした、清らかでユーモアあふれるホームドラマになる気がしないでもない。
 そこには私のような名もなき一匹文士(いっぴきぶんし)がいれば、ちょっとしたハイセンスの町の絵描きさん、車イス生活の母の手足となって日々を過ごす元会社員氏。〝五黄のトラ〟だと恐れられてはいるが、実はどこまでもやさしい女性のアーちゃん……と、ほかにも魅力いっぱい、さまざまな顔がある。

【きょうの一文・ことば】
 ちいさな島が国という大きな権力に反旗を翻した。=11日夜『〈メ~テレ〉報道ステーション、竹富町「教科書」単独採択へ 国の是正要求に従わず』

【新聞テレビから】
☆『月命日に灯る〝いのちの光り〟 全国86か所で「忘れない」 宮城・気仙沼などで』、『憲法9条ノーベル賞候補に 受賞者は「日本国民」で申請』、『「長野」に「名古屋」の降水確率 NHKの誤表示 1年間』(11日夜、〈メ~テレ〉報道ステーション)
☆『小保方さん応援 手紙、メール90通』、『諫早放置、国に制裁金 佐賀地裁 漁業者に1日1万円』、『政府「原発ゼロ」と決別 エネ基本計画を閣議決定』『河村市長「官僚の言いなり」 エネ基本計画 首長ら批判』『「責任逃れだ」中電前で抗議』(11日付、中日夕刊)
☆『ウクライナ G7、金融支援一致 G20開幕ロシアも支持へ』、『中電値上げ幅3.77% 来月実施 申請から1.18ポイント圧縮』、『ウクライナ ドネツク庁舎一部返還へ 親露派妥協に動き』『露軍4万人臨戦態勢 国境付近 NATOが衛星写真』(11日付、毎日夕刊)
☆『米が牛肉関税撤廃断念 TPP協議 日米、依然隔たり』、『改組新日展に名称変更 日展、不正審査問題受け』『全日展開催見送り』、『登校中に車 小5が死亡 中学教諭がはねる』(11日付、中日朝刊)
☆『拉致調査 北朝鮮前向き』『制裁解除など条件 特定失踪者も 日本に伝達』(11日付、毎日朝刊)

四月十日
 きょうは週に一回、会場をかえながらの社交ダンスのジプシーレッスンに始まり、十二、十三日に迫った地元花霞町の祭礼の準備、もろもろの執筆活動、そして自作の小説「カトマンズの恋」に関するこんごの扱いなどに関する国際メールを頂くなぞ、一日中、休まる暇がなかった。
 こんなわけで、今宵もまた時計の針は、早や(四月二日)午前一時半を過ぎた。
        ×        ×
 全国的に汗ばむ陽気で、関東地方では正午前に25度以上に。ことし初の夏日になるところが目立った。なかでも群馬県高崎市では26.4度を記録。東京24度、名古屋21.3度、高知23.2度…と、どこも5月上旬から下旬の天候で、道行く人々の間では「暖かいより暑い」の声が多かった。それでもこれからあすの朝にかけては各地で冷え込みそうで日中でも20度には届かない、とはテレビのお天気キャスター氏の弁だ。
 夜に入り、日本野球機構(NPB)が「今シーズン、プロ野球で使われている統一球は、基準値を上回る〝飛ぶボール〟で〝違反球〟だった」と記者発表。昨シーズン問題化した飛び過ぎの統一球よりも、もっと飛ぶウルトラ違反球ということで、昨年の二の舞いどころか、これまでの教訓が全く生かされていないことが露呈した。
 それにしても、なぜなのか。ボールをつくったメーカーであるミズノが知らないはずはない。プロ野球選手はもちろんのこと、ファンにとっても、一体何を信じてよいのか、分からなくなってくる。ミズノ内部の誰かとプロ野球に関係する誰かが結託して作為的に仕組んだ商業ペースの茶番とみられても不思議でない。せっかくいい試合が続いているのに。これでは全てが台無しだ。ちなみに、ドラゴンズは8―6でヤクルトを下し、4連勝。やはりドラが勝つと、気分も晴れる。
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 日本ではこのほか、ボンベ爆発事件が相次ぐ北海道警札幌北署管内で、恨みの警察官の名前まで挙げ「次は交番を狙う」との犯行予告声明が地元民放テレビ局に寄せられる―など、世の中は混沌、憎悪の連鎖のようなものが切れないまま、悪しきすそ野に火を燃え広がらせていく。
 東京都内で開かれている環太平洋パートナーシップ協定(TPP)は甘利明TPP担当相とフロマン米通商代表部代表による双方ともに熱心な協議が進められているが依然、日米間の距離感は縮まらないままだ、という。

【きょうの一文・ことば】
「(小保方氏はまだ)捏造を否定しているが、ミスを認め謝罪したので前進したと思う。論文撤回には反対のようだが、これだけミスが多い論文は、もう誰にも信用されない」=10日付讀賣新聞〈ミス多い論文 信用されない〉記事中で。STAP細胞論文の主な著者の一人で、論文の撤回を呼びかけた山梨大学・若山昭彦教授が読売新聞の取材に対して

【新聞テレビから】
☆『イチロー日米3018試合 野村克也氏の記録抜く』『一戦集中 極み』『地元豊山 祝福の輪』、『竹富町 教科書単独採択へ 沖縄地区協議会から離脱』、『旧大槌町役場解体が始まる 一部は保存方針』、『商店街をスイスイ 一宮こいのぼり』(10日付、中日夕刊)
☆『論文不正教育が急務に コピペ=コピー・アンド・ペースト、複写と張り付け=防止 大学も』『注意喚起やソフト導入 「科学者の誇り捨てるな」』、『「次は交番」犯行を予告 札幌ボンベ爆発 手紙に記述』、『米高校22人刺される 5人重体 男子生徒を拘束』(10日付、毎日夕刊)
☆『小保方氏 不正を否定』『STAP「200回以上作製」』『不備謝罪、理研批判も』『〈解説〉科学的根拠示さず(科学部・永井理)』、『トヨタ639万台リコール 世界29車種 座席固定できず』(10日付、中日朝刊)
☆『石巻・大川小 仮設の入学式』『兄ちゃんの学校がいい』『津波犠牲児の弟も仲間に』、『犬山の80代女性 3500万円詐欺被害』(10日付、毎日朝刊)
☆『連夜の直倫!! 3連勝弾』『こりゃ本物だ! 3戦連続スタメンに応えた』(10日付、中日スポーツ)

四月九日
 かつてお世話になった新聞社の社友会総会の日で、久しぶりに社へ。
 とはいっても、26年度の年会費を払うのが目的で懇親会の方は遠慮させて頂き、そのまま帰った。帰る途次、思いついたのが地方支局長時代に【新入学を祝う良い子とお母さんの会】で何かとお世話になった、大先輩の〝三宅邦夫おじさん〟にひと言挨拶することを忘れた、ということ。確か母と同じ、93歳のはずだ。また来年お会いできるから、と自らに言いきかせ社に戻ることはやめた。
 それでも、年会費を払うわずかな間、社に居てかつての仲間たちの元気そうなあんな顔こんな顔に瞬間的に接し、ひと言二言あいさつ出来、出向いて良かった。私の悪い性格で昔の仲間と話すこと自体が【身を曝す】ようで恥ずかしくて仕方ないのだ。何か、これといった理由があれば懇親会に出るのもやぶさかではないのだが。出てワイワイガヤガヤと旧交を温める。むろん良いことだ。その方がいい。でも私の場合、今回は出るのはよした。
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 ところで、その【身を曝す】だが。
 きょう自らの論文が捏造、改ざんの疑惑の渦中にある、あの理研のユニットリーダー、小保方晴子さんが大阪市内のホテルで記者会見。冒頭、「私の不勉強、不注意、未熟さゆえに論文にたくさんの疑義を生じ心よりお詫び申し上げます。責任を重く受け止め深く反省しています」と頭を下げたあと「STAP細胞はあります。私自身、STAP細胞は二百回以上、作製に成功しています」と記者団の前で言い切った。
 テレビ画面に映し出された辛さを通り越した表情。二カ月ぶりに公の場に現わしたそんな姿を見ながら、私には真偽のほどは別に、なんだか彼女が日本中の〝曝しもの〟に遭っているような、そんな気さえした。おそらく多くの人々がこの様子をテレビの前で繰り返し見ているに違いない。そして。実は深層と真相を何も知らない報道陣。そんな記者たちが、前回の、あの記者発表を忘れたように手のひらを返して興味本位で群れる。こうした絵図は、あまり見られたものではない、と。かつての自身の姿とだぶらせ自己反省も込め、あらためて痛感したのである。
 それでも彼女は涙ながらにこう続ける。「研究を続けていきたい、と考えています」と。
        ×        ×
 猫も杓子も小保方さん一人を袋叩きにしようとしている。
 よくよく思うに。この人間社会。一人だけを悪者にするのはよくない。大体、この世のなか、1人だけが悪いということはありえない。ましてや、小保方さんの場合、理研という組織のなかで研究活動に従事していただけに、改ざん、捏造をなぜチェック出来なかったのか。これは明らかに理研そのものも同罪であり、小保方さんの罪と罰を断罪する場合は当然、理研幹部の総辞職と責任者に対する厳罰があってしかるべきだ。

【きょうの一文・ことば】
 「体調の変化は そうですね。もう絶不調でした。この二カ月間は目まぐるしく日々が替わっていく状態でだんだんと体調が悪くなり、最後の方は家で静養する状態でした」「(再現実験とノートの公開について)私の判断では決められません」「第三者が再現実験に成功してくれるものと思っています」「(調査委員会の調査につき)十分な聞き取りをして頂いたのではない、と言う認識です。私の説明や弁明をさせて頂く機会はなかったと思います」「(論文の撤回について)論文が正しい以上、間違いだったと世界に発表することは正しくないことだと思います」=9日あった記者会見の席上、記者からの質問に対する小保方さんの返答
        ×        ×
 「二百回作製に成功したと言うなら、二百回の実験ノートがなければならない」「研究ノート(実験ノート)は消すことが出来ないようにボールペンを使う。何かあった時に自分で自分の身を守るものにもなる」「研究者は自分が自分でやった、と言ったところで第三者が見て分かるものが初めて証拠になる」(識者の話)「へ理屈をこねまわすのじゃなくて。STAP細胞の存在をキチッと示してくれなければ」(ある女性)

【新聞テレビから】
☆『小保方氏「STAPは真実」 反論会見捏造否定 「未熟さゆえ」謝罪も』、『XPサポート 今夕で終了』、『お遍路に外国人排除の紙 霊場会「差別は許されない」』(9日付、中日夕刊)
☆『「XP」サポート終了 国内600万台未対応 情報漏れリスク』、『イチロー3017試合出場 野村克也氏に並び最多』、『豊川夫妻殺傷 強殺容疑で再逮捕 久保容疑者「間違いない」』(9日付、毎日夕刊)
☆『酒好き道標放浪中』『一宮 江戸の狂歌師建立、倉庫へ』、『トヨタ世界販売1000万台超 13年度。業界初の達成』、『小保方氏が不服申立書 STAP問題 理研に再調査要求』、『武田6200億円懲罰賠償命令 米陪審 がんリスク隠し認定』(9日付、中日朝刊)
☆『本屋大賞「村上海賊の娘」』、『首相「限定容認に」 集団的自衛権で初の見解』(9日付、毎日朝刊)、『みんな、浅尾代表選出へ 11日に両院議員総会』(9日付、毎日朝刊)

四月八日
 生と死。一見穏やかに見える桜の園も、よく見ると、壮絶なドラマが繰り返されていた
 
 
 
 
 
 午後、散り初めしソメイヨシノを見に五条川河畔に
 車を走らせた
 風にふかれてなお必死に枝にしがみついて花を咲か
 せるちいさな命たち
 それをふきとばす容赦なき〈かぜ〉たち
 川面という川面 こときれたはなびらたちが白い群れ
 となって流れゆく。
 どこへゆくのか
 この花たちは、この先どこへ逝ってしまうのか
 果てるまえの【生】と散った【死】が、これほどに
 まで美しいとは
 私は何も言えないまま
 ただ立ち尽くし桜の修羅場を見続けた
        ×        ×
【きょうの一文・ことば】
 桜が咲いております。懐かしい葛飾の桜が今年も咲いております。 第1作『男はつらいよ』から(1969年 監督/山田洋次)
 ……
 その夜、寅さんは、放浪時代、おそらくは片時も忘れることがなかった可愛い妹・さくら(倍賞千恵子)との念願の再会に涙します。寅さんにとっての「葛飾の桜」は、妹・さくらでもあったのです。ここから寅さんの奮闘努力の物語が始まったのです。(娯楽映画研究家)=8日付中日夕刊〈寅さんのことば 風の吹くまま 気の向くまま 佐藤利明 第2部〉より

【新聞テレビから】
☆『ジェンヌの夢難関破る 名古屋の成沢さん 東海唯一、宝塚音楽学校に』『全国に塾 数十校』、『暗殺直前龍馬の手紙 幕末 直筆草稿見つかる』『教育勅語の原本確認 明治 損傷激しく修復へ』『中川清さん、どこに 昭和 沖縄戦跡に名前入り万年筆』(8日付、中日夕刊)
☆『ウクライナ 東部2州が共和国宣言 露編入 動き加速』、『葛西選手が結婚 札幌在住の女性と』、『「きちっと説明する」 STAP論文 小保方氏あす会見』(8日付、毎日夕刊)
☆『ゲンの世界歌い継ぐ 加藤登紀子さんら故中沢さんの詩 CD化』『日牛肉下げ 豪車撤廃 関税、EPA(経済連携協定)大筋合意』、『殺人容疑元准教授再逮捕 社長自殺偽装 硫化水素作製か』、『桜のうろこきれいでしょ 五条川』(8日付、中日朝刊)
☆『シェールオイル秋田で商業生産 国内初、日量3万5000㍑』、『「不純物 検出されたはず」 名張毒ぶどう酒 弁護団が意見書』、『元プロ野球3選手 筑波大大学院へ』、『豪州沖深海 信号を捕捉 ブラックボックスか』(8日付、毎日朝刊)

四月七日
 ブロッコリーのちいさな花々。傍らにはカレンダー=自宅玄関で
 
 
 「これ、何の花か知っている」と聞かれ「はてな?」と私。「ブロッコリーよ。でも、花が咲いてしまったから、お終いなんだ、このこたち。もう食べられない」とも。というわけで、妻が庭で大切に育てたこのちいさな〝花々〟は、わが家の玄関先に飾られたのである。
        ×        ×
 みんなの党の渡辺喜美代表が化粧品会社会長からの八億円にも及ぶ借入金問題の責任を取って辞任を表明。「法的には全く問題ないが、残念ながら迷惑をおかけし党首として大いに反省しなければならない。つい先ほど辞任届を出したところだ。今後は一兵卒として、原点に立ち返り、何を成すべきかに邁進して参りたい」と述べた。
 毎日夕刊記者ものコラムの【憂楽張〈言葉の力〉】を読んで、わが胸を鷲摑みにされた思いにかられた。このコラムは『取材の最中、不覚にも涙が止まらなくなった。2011年6月下旬、福島県南相馬市で93歳の女性が自ら命を絶った。その遺書を読んだ時のことだ』で始まる。……
 コラムはさらに『遺書に「毎日原発のことばかりでいきたここちがしません」「老人は(避難の)あしでまといになる」とつづり、こう結んでいた。「さようなら。私はお墓にひなんします。ごめんなさい」
 取材から3年もたつのに、忘れられない。言葉の持つ力について考えざるを得ない。自分の乏しい読書経験で、死を覚悟した女性が残した最後の一文の迫力に、太刀打ちできる作家はいただろうか。……』と問いかけている。
 あまりに胸を突く記事なので紹介させて頂いた。
        ×        × 
【きょうの一文・ことば】
 拝復、御ていねいの御手紙、恐縮に存じます。この頃の諸雑誌のくだらなさは、大戦中よりもなほ下劣と思はれるくらゐ、つくづくあいそがつきてゐます、御誌「黄蜂」だけでも、どうかハツラツたる、さうして勇気あるものになし下されたく、頗る期待して居ります、…=7日付中日朝刊〈太宰治期待と激励のはがき〉の記事中、太宰から「黄蜂」編集部あてに送られたはがきの内容の1部
 「市長を辞めても日本とカナダの友好親善活動に取り組みたい」=7日付毎日朝刊、愛知県刈谷市と姉妹都市提携を結んでいるカナダ・ミササガ市の女性高齢市長、ヘーゼル・マッキャリオンさん(93)が刈谷市民との交流会の席で

【新聞テレビから】
☆『日豪首脳会談 EPA交渉 大筋合意』、『新発見 龍馬の手紙』『新政府構想の一端も』(7日夜、NHK総合ニュース)
☆『早大が全博士論文調査 小保方さん所属 先進理工学研究科で』、『名古屋と陸前高田 友好都市提携へ』、『各地で入学式 ピッカピカの出会い 東海の小中学校』『ボクシング30歳高山さん 新入生は世界王者=名古屋市私立菊華高校』(7日付、中日夕刊)
☆『「いっぱいべんきょうするよ」 福島県の双葉・町立学校=1幼稚園、2小学校、1中学校=が(移転先の同県いわき市で)再開』、『ダルメジャー最速500K 今季初勝利』『優勝、非常に誇らしい』リトルナデシコ帰国』(7日付、毎日夕刊)
☆『東北再生へ「第二の開業」 三陸鉄道全線復旧』『大川小の旧校舎 卒業生「残して」 震災遺構、署名活動へ』、『集団的自衛権の行使容認 全国59議会「反対・慎重」』、『春の雪 花と共演 岐阜・本巣の淡墨桜』、『〈通風筒〉◇…名古屋市と愛知県瀬戸市を結ぶ名鉄瀬戸線で六日、一九六六(昭和四十一)年から走り続けてきた赤い電車のさよなら運転があり、沿線で住民や鉄道ファンが写真を撮ったり手を振ったりして別れを惜しんだ。』(7日付、中日朝刊)
☆『米国防長官 集団的自衛権容認を支持 日米防衛相会談で明言』、『「被災地支援」詐欺横行 福島の山林購入 被害70人4億円』、『イチロー愛用品も製作 久保田さん 71歳で始球式 名バット職人 笑顔の引退』、『「不祥事情報 提供を」 NHK籾井会長 全役職員に要望』(7日付、毎日朝刊)

四月六日
 世界ボクシング評議会(WBC)の世界ライトフライ級タイトルマッチと同世界フライ級タイトルマッチが東京・大田区総合体育館で行われ、ライトフライ級は井上尚弥(20)=大橋ジム=がチャンピオンのアドリアン・エルナンデス=メキシコ=を6回に右ストレートのテクニカルノックアウト(TKO)で破り日本プロボクシング史上最速、プロ六戦目で世界チャンピオンに輝いた。フライ級もフライ級王者の八重樫東(31)=大橋ジム=がオディロン・サレタ=メキシコ=に9回KO勝ち、3度目のタイトルを防衛した。
 この日は先に再審開始と拘置停止の決定で四十八年ぶりに釈放された元プロボクサーで死刑囚だった袴田巌さん(78)にWBCから名誉チャンピオンのベルトを授与。日本フェザー級六位が最高ランキングだったが、無実の罪で手にすることのなかったベルトが姉の秀子さん(81)を通じ、贈られた。
 名古屋市中区の鯱城ホールでは、その秀子さんも顔を見せ名張毒ぶどう酒事件で無実を訴え裁判のやり直しを求めている奥西勝死刑囚(88)=東京・八王子医療刑務所=の再審支援集会が開かれ、支援者らが無実と裁判のやり直しを訴えた。
        ×        ×
 満93歳の母を誘って満開の桜を見に、妻も一緒に犬山へ。木曽川にかかる犬山橋を渡った岐阜県側の対岸から望む犬山城、国宝が満開の桜と川面に浮かぶ姿がとてもステキなので、そこいら辺りに車を止め喫茶店にでも入りコーヒーでもと思いきや、母曰く「おかあちゃん。田楽を食べたい。確か、もうチョット行くと桃太郎神社があり、そこに行けば田楽屋さんがあったはず」の弁。
 デ、そこから桃太郎神社へ。名鉄電車が陸橋と並んで走るツイン橋とやらを再び愛知県側までバックして木曽川沿い上流方向にハンドルを切った。あとは一本道。まもなく桃太郎神社に着く。この間、木曽川沿いに流れる景色ときたら、満開の桜あり、川の流れあり、青い空に浮かんだ白い雲がたなびくなど、その絶景には〝天国か〟と思ったほどである。
 幸い駐車場に運よく一台だけ車を置くスペースがあったので、ここに止めて近くの田楽屋さんへ。母は満足そうにペロリと一人前を美味しそうに平らげ、来てよかったナと思った。母が田楽をあれほど好きだったとは。母のことなら大抵は知っているはずだったが…。突然耳にした田楽食べたい、の言葉には実感もこもり、思いがけない新発見となった。

【きょうの一文・ことば】
 ありがとうございました。皆さん! (このチャンピオンベルト)似合っていますか。こんな打ち合いはプロになって初めてです。お父さん、本当にありがとう。これからも、もっと大きな夢に向かって頑張るので、よろしくお願いします。=6日夜、大田区総合体育館で。勝利のインタビューに答え。井上尚弥新チャンピオン
 たまたま当たっただけ。どうなるのか。不安でいっぱいでした。ただ努力は必ず実を結ぶことを、これからも体現していきたい。=6日夜、大田区総合体育館で。3度目のタイトル防衛をした八重樫東チャンピオン
 ウイニングボールは、おとんとおかんにジャンケンしてもらい、勝った方にあげます=ソフトバンク戦でプロ4年目で初勝利の楽天・福山投手(楽天3―2ソフトバンク)

【新聞テレビから】
☆『みんな渡辺代表への8億円は「選挙資金」 DHC会長本紙に証言』『資産報告なく違法 神戸学院大学教授 上脇博之さん』(しんぶん赤旗日曜版 2014年4月6日号)
☆『春満彩 浜名湖花博、二つ目の会場も開幕』、『笑顔を咲かせましょう 富山でチンドン開幕』、『タイタニック生存 邦人の手記を公開 細野晴臣さんの祖父夜中の惨事克明に』(6日付、中日朝刊)
☆『プロ負け越し決定 電王戦』、『タカラジェンヌら460人「すみれ」大合唱』、『与謝野晶子の未発表作 直筆の短冊見つかる』、『〈雑記帳〉◇世界文化遺産・富士山を訪れる外国人向けに、山梨県などが山麓など8カ所からの富士の眺望をライブ画像で見られるホームページ「Fujisan Watcher(フジサン・ウォッチャー)」を開設した。』(6日付、毎日朝刊)

四月五日
 満開のわが家のチューリップ
 
 新聞夕刊の【桜だより】コーナー。五条川や犬山、清洲公園など尾張地方の大半が〈満開〉のなか、名古屋の山崎川や庄内緑地公園、小牧山のように散り始めも出てきた。そんな中、わが家のチューリップがひそやかに満開の花を咲かせている。
 ここ日本の片隅、愛知県江南市花霞町の古知野神社の祭礼に伴う獅子・みこし巡行が一週間後に迫り、町内各組に対する半纏と帯、豆絞り(ハチ巻き)の配布作業が夜、三役と前任総代が出て福祉センターで行われた。
 六時前から半纏や帯、豆絞りをセンターまで運び、畳の部屋をお借りして約一時間かけ各組とも班長さんを通じて事前に申し出のあった数を手分けして組ごとに並べる―など結構大変な作業となった。半纏と帯、豆絞りは各組とも午後七時から組長さんが代表で受け取りにくる手はずだったが、なかにはウッカリ忘れてしまっていた組長さんもおり、こちらからマンションまで届ける事態となった。
 いやはや、これまでは「我関せず」でいたが地域の祭りは三役はじめ、組長さんや班長さんらの陰ながらの奉仕の精神によるところがいかに多いか、を思い知る一日ともなったのである。それから、大人、小学生高学年、同低学年、幼児別に半纏や帯、豆絞りを大きさ別に仕分ける作業がいかに大変か。これは経験したものにしか分からない。
 これは反省点でもあるが、半纏のクリーニングを毎年お願いしている業者や子ども会の代表に少し助けて頂いてもよかった。声をかけないできた、こちらの責任になるのだが…。かといって、船頭が多くなりすぎてもかえって混乱するかもしれない。やはり、このままでいいか―と頭が二転三転する。
        ×        ×
 東日本大震災で全線不通となっていた「三陸鉄道」の南リアス線(盛―釜石、36・6㌔)が、きょう最後に残った不通区間の吉浜―釜石(15㌔)で待望の運転を再開、震災から三年余りで全線復旧した。あす六日には北リアス線(宮古―久慈、71㌔)の不通区間も解消し、全面的に復旧する。
 〝マーくん、神の子、仏の子〟とは、あのノムさん(野球解説者、楽天元監督の野村さん)よくぞ、言ったものである。米大リーグ、ヤンキースに入団したそのマーくん、田中将大投手が四日(日本時間五日)トロントのロジャース・センターで行われたブルージェイズ戦に先発で登板してメジャーデビュー。
 一回、先頭打者に本塁打を浴びたものの、徐々に安定感を取り戻し、七回まで投げて6安打3失点。チームが6―3とリードした場面で交代、勝利投手に輝いた(結果は7―3でヤンキースの勝ち)。田中投手は楽天に七年間在籍して99勝(35敗3セーブ)。昨年の公式戦は24勝無敗、この日の勝利で一昨年八月から続く連勝は「28」になった。スゴイ投手である。
 北朝鮮による弾道ミサイル発射の可能性が高まるなか、小野寺防衛相が今月三日、自衛隊法に基づく破壊措置命令を出していたことが判明。大手化粧品会社会長から八億円ものお金を借り入れていた、みんなの党渡辺喜美代表につき、みんなの党の浅尾慶一郎幹事長が代表の辞任は避けられないと述べた。 

【きょうの一文・ことば】
「消費税はだいぶ高くなった実感もあったが、社会保障への対応のため、子育て支援のために使っていきたい」=5日付毎日夕刊■安倍首相買い物、の記事中。視察後、記者団に

【新聞テレビから】
☆『田中将 白星デビュー 大リーグ7回3失点』『挑戦ではない 力見せつける』『リトルなでしこ世界一 U―17(十七歳以下)W杯』、『三陸鉄道待望の春 南リアス線が復旧 あす全線再開』、『後継に大谷暢裕氏 真宗大谷派門首』、『アフガン投票始まる 大統領選 テロ対策40万人動員』、『ブッシュ前大統領画家になる』、『旅客機立ち往生 滑走路15分閉鎖 中部国際空港』、『印で性的暴行 初の死刑判決』(5日付、中日夕刊)
☆『三陸鉄道南リアス全線開通 一番列車笑顔乗せ』『三陸鉄道 夢再び』『がれきから30年前の記念冊子「切れない縁感じた」』、『桜と車山華麗に 犬山祭』、『自衛隊に破壊命令 北朝鮮ミサイル備え』(5日付、毎日夕刊)
☆『宝塚スター集結 100周年』、『「新しい挑戦続ける」 西川流 四世家元千雅さん』、『皇居でお花見ぎゅうぎゅう 乾通り公開に5万人』、『「敵対心あおらず、説明する程度に」 領土教育踏み込めぬ』、『蟹江敬三さん死去 69歳 映画、ドラマの名脇役』(5日付、中日朝刊)
☆『中国南シナ海防空圏延期 周辺国と摩擦影響』『東シナ海で批判受け』、『栄の百貨店屋上 歓迎会にもビアガーデン 早くもオープン』(5日付、毎日朝刊)

四月四日
 ドラゴンズはナゴヤドームで対巨人戦。先発した川上憲伸は5回2失点で今季初の黒星、結果は散発4安打の3連敗。これは私のあくまで感覚、誤っていればよいのだが。今シーズンのドラは、全体に力不足だ。「力不足だな」とポツリと漏らすと「いつも、そうよ」と傍らの女性。
        ×        ×
 北海道と東北、関東地方で大荒れの一日に。稚内はじめ釧路、新千歳空港周辺など各地で突風や雷雨が吹き荒れ、釧路や宮城県石巻市では生活道路が冠水し被害が相次いだ。埼玉、茨城県でも黒い猛烈な雲とともに突風を伴った風雨が吹き荒れ、栃木県宇都宮市と東京練馬区で季節外れの、それも地表という地表にたたきつけるような、ヒョウが降った。
 これも〝春の嵐〟か。テレビ画面に映し出された、白いちいさな塊がみるみる、まるでツブテの山みたいに路上に降り積もっていくさまは、幻想を超え無気味そのものだった。
 ここ愛知県尾張地方も時折、思い出しでもした如く、けっこう寒い風が吹き荒れ、まさに〝花冷え〟の一日に。こうした自然現象の前に私たちは、ただ立ち尽くすばかりだ。反発のひとつさえ、何もできないニンゲンたち。北海道では、あすにかけ風雪がいっそう強まるという。
        ×        ×
 札幌市北区の北海道警官舎階段踊り場でカセットこんろ用ガスボンベが爆発、長さ約2㌢のくぎ約二千本が見つかった。こうした爆破騒ぎは、今年に入りほかにも札幌北署駐車場や大手商業施設など半径3㌔の範囲内で起きており5件目。何の恨みがあっての犯行なのか。地域社会を不安と恐怖に陥れている。おそらく同一犯だろう。
 正午のNHKニュースによれば、本年度、教科書検定済み小学校教科書への東日本大震災の記述が大幅に増え、尖閣諸島と竹島に関しては全教科書とも「固有の領土」との記述がされている、とのこと。中国と韓国の対日感情を悪化させることにならなければよいのだが。かといって、元々固有の領土なら宙ぶらりんのままでは困る。でも、領土教育の押しつけもよくない。難しい問題だ。

【きょうの一文・ことば】
「これほど真剣な学生は今どき珍しく、若者の刺激になる。文学は年を重ねるほど理解が深まる」=4日付中日夕刊〈晴れて愛教大院生に 敬う英詩人(ディラン・トマス)を研究 74歳元教諭 向学の春〉の記事中。愛知県幸田町の元高校教諭、成田重忠さんが大学院生になったことについて。愛教大教授で指導教員を引き受ける道木一弘さん
 政府は核アレルギーがなさ過ぎる。なぜ、これほどまでに原発にこだわるのか。下心というか、目指すは核武装の魂胆が見えてきてしまう。=4日夜のメ~テレ『〈報道ステーション〉自民「エネ基本計画案」了承 原発推進』の番組中で。コメンテーターの浜距子同志社大学大学院教授

【新聞テレビから】
☆『宝塚100周年 100人のお宝公開』、『皇居・乾通りの(桜)一般公開始まる 天皇陛下傘寿記念』、『非正規5000人組合員に 三菱UFJ銀労組 待遇改善目指す』(4日付、中日夕刊)
☆『「愛知でフットサルW杯を」 2020年招致目指す 知事表明東京五輪と相乗狙う』(4日付、毎日夕刊)
☆『滋賀の放射能汚染チップ放置 東電賠償金 業者に4億円』、『夢二が見た ハワイの宵待草 晩年の日本画発見』、『居眠り運転ピピッと警告 デンソー トラック・バスに装置』『銀盤の主役 満開の笑顔 名古屋でフェス』、『大間原発 函館市が提訴』『自治体初、建設中止求め』(4日付、中日朝刊)
☆『世界チャンプ高校生に 30歳高山選手=プロボクシングの国際ボクシング連盟(IBF)ミニマム級世界チャンピオンの高山勝成選手が名古屋市守山区の私立菊華高校生に= 「学び直したい」』『臨床試験疑惑 ノバルティス社長更迭 日本法人 過去3年検証』、『貴乃花理事ナンバー3 相撲協会新体制 「無気力」監視も』(4日付、毎日朝刊)

四月三日
 ソメイヨシノは既に満開=古知野神社で=、八重桜も負けじと天に向かって咲く=草井で=
 
 
 
 隣接する遊園地の満開になった八重の桜を目の前に、きょうは午前中、草井公民館での社交ダンスのレッスンとあいなった。少し遅れて行ったのでジルバは出来ずじまい。チャチャチャ、タンゴ、ワルツの順でレッスンに挑んだ。
 偉大なるレッスン仲間の先輩男女から「足の平ではなく、爪先で踊るように心がけるとよい」(ヤツハシさん)「心持ち両膝を下げて踊ってみたら」(タカちゃん)とのアドバイスを受けたが、なるほどその方が演技力は一段と増し、足の流れもスムーズだ。やはり、経験を積んだ人には勝てない。違うな、とつくづく思う。
        ×        ×
 夜は、名古屋へ。名駅近くの本格串焼とへぎそばで知られる「濱匠」名駅別邸で知人と世のなか全般についてあれやこれやと語り合い、楽しいひとときを過ごした。帰り、江南駅で名鉄バスの川島行き終車になんとか間に合ったが車内で寝過ごしてしまい、三駅も乗り過ごしてしまい、徒歩で歩いて帰宅。
 こんなくらいなら、最初から駅から歩いた方がよかった。でも、歩きながらいろんな物語が頭を往き来し、これはこれで貴重なときになったかもしれない。

【きょうの一文・ことば】
 良きコンテンツはやはり、アナログでしか生まれない=名古屋市内で。飲みながら知人のAさん

【新聞テレビから】
☆『復興の旋律ロンドンから 福島の中学生演奏会』、『岩手・久慈 津波60㌢』『チリ巨大地震 太平洋側に注意報』(3日付、中日夕刊)
☆『「原発の場所かつて飛行場があった 福島避難者が自分史』『NPOが聞き取り 記憶と体験後世に』、『台湾からの学徒出陣 わだつみのこえ記念館 証言集めへ』『最前線で「捨て身」になる訓練だけ 西玉弘さんの証言』(3日付、毎日夕刊)
☆『龍谷大平安初Vセンバツ』、『〈孤立する日本 隣人 日中韓①〉日中首脳会談 靖国不参拝が条件 中国、首相に明言求める』、『ノバルティス白血病試験 副作用国に報告せず 社員関与 証拠隠滅も』、『解剖1人で年3835件 横浜の監察医 質確保に懸念』(3日付、毎日朝刊)
☆『夜の山崎川 桃色アーチ』、『台所にゴーギャンの絵 盗難、44年ぶり発見 イタリア(シチリア島)』、『横田夫妻に訪朝要請 北朝鮮側「今は行けない」固辞』(3日付、毎日朝刊)

四月二日
 満開の桜たちがまぶしい=五条川で
 
 春の、この町の祭礼を前に、なにかと気忙しい。
 でも、自分のペースだけは普通どおりに保たなければ良い小説は書けない。そう自らに言い聞かせ、午後、大須の笛の師匠宅に出向いた。きょうは〈惜別の歌〉の譜面を渡されけいこに入ったが、この歌は若いころ、いつも一人感傷にふけってうたっていた私の大好きな曲だけに、なんだか嬉しくなってきた。
 歌詞は次のとおりだ。
♪遠き別れに 耐えかねて/この高殿に 登るかな/悲しむなかれ 我が友よ/旅の衣を ととのえよ
♪別れと言えば 昔より/この人の世の 常なるを/流るる水を 眺むれば/夢はずかしき 涙かな
        ×        ×
 午前中、春の祭礼の豆絞り(鉢巻き)が出来ました、と業者から連絡が入っていたので名古屋から帰宅後、マイカーで受け取りに。引き続き、半てんの使用着数の確認や世帯名簿に関することなど、電話をかけられたり、逆にかけて問い合わせるなど。なんだかんだで一日がバタバタと、目まぐるしい。
 それはそうと、名鉄電車の窓から見る桜は五条川両岸はじめ、布袋の大仏さまなど、どこもかしこも満開である。春がとうとうやってきた。
 春のセンバツ。決勝戦が甲子園球場で行われ、大会最多38度目出場の龍谷大平安(京都)が履正社(大阪)を6-2で破り、初優勝。拉致被害者である横田さん夫妻が孫のウンギョンさんと面会した際、「北朝鮮にぜひ、来てほしいと言われ、行けると良いですね―と答えました。行きます、とは言ってはいません」と。京都沖の日本海に五百頭ものイルカの大群が出没した―とのニュース。カネボウの美白化粧品による被害者は全国十六都道府県で実に一万八千三百人にも。もはや深刻な社会問題だ。

【きょうの一文・ことば】
 今年は冬の雪が少なかったこともあり、つぼみの付き具合は例年以上。「八年に一度」(藤原さん)の当たり年で、「満開は四日。きっと最高の姿が見られるよ」と笑顔を見せた。=2日付中日夕刊『淡墨桜見守るレンズ 撮影60年 開花予想名人に』の記事と開花予想名人、藤原俊博さん=本巣市根尾板所、74歳=
 なぜ(私の論文を)捏造だ、と断定するのか。STAP細胞は出来ると信じている。研究はこれからも続けたく思っています。=2日夜〈NEWS23〉から、小保方さんの話

【新聞テレビから】
☆『GMトップ欠陥放置謝罪 米公聴会 隠ぺい有無は「調査中」』、『富士の雄 エベレストへ 1619回登頂の70歳=登山家、実川欣伸さん。静岡県沼津市=、次は七大陸制覇』、『論文撤回同意を否定 小保方氏、後日会見も検討』、『チリ沖でM8・2 南米沿岸に津波警報』、『邦人家族3人事故死 米で旅行中、不審車が衝突』(2日付、中日夕刊)
☆『白斑初の集団提訴 カネボウ相手に 静岡、山梨14人 「きちんと説明して」』、『米教授再び「撤回不要」 STAP論文 最終報告受け』『「シンデレラ転落」海外でも波紋』『物価上昇企業「1.5%」 1年後 日銀目標下回る』、『強制連行100人提訴 中国・高裁 韓国側とも連携』(2日付、中日夕刊)
☆『「STAP論文に捏造」 理研最終報告改ざんも認定 小保方氏強く反発』『理研は倫理教育足りず◆組織の問題も検証必要』、『17年ぶり 値上げの嵐』(2日付、中日朝刊)
☆『〈崩壊STAP論文㊤〉 密室が生んだ捏造 助言役責任果たさず』『理研、執行部引責も』(2日付、毎日朝刊)

四月一日
 美しく咲き誇ったソメイヨシノの花、花、花…=桜の名所、五条川にて
 
 

 

 合間を見てこの辺りの桜の名所、五条川堤へ、と出向いた。
 ソメイヨシノは、どれもこれも満開寸前といったところか。〈かぜ〉に打たれ、何かに耐えてでもいるかのように美しい花弁を開花させた表情が心にしみた。特に、きょうは空の「青」と川面の「清らかな流れ」が桜の全身をいっそう浮き立たせ、えも言われぬほどに美しかった。ソメイヨシノのひとひらひとひらが大気のなかで花弁を震わせ浮き立つ。そのさまは、春を迎え躍動感というようなものまで感じさせた。
        ×        ×
 東電福島第一原発事故の放射能漏れで避難区域となっていた福島県田村市都路地区の百十七世帯、三百五十七人が一日、県内市町村では最初に避難指示を解かれ、多くが市中心部の仮設住宅から実家に戻った。とはいえ、放射能汚染が心配でそのまま仮設住宅に残った世帯も半分ほど。春のセンバツで準決勝まで勝ち上がった豊川(愛知)は履正社(大阪)と対戦、乱打戦となり延長十回、12―7で惜しくも敗れた。

【きょうの一文・ことば】
 袴田さんは現役時代、ひとつのTKOを除きすべて判定で勝った。KO負けは皆無。強打一撃でなく不屈の粘りが不当なジャッジを引っくり返した。=1日付中日夕刊『〈スポーツが呼んでいる 藤島大〉袴田巌さん ボクサーは偏見を打つ』から。スポーツライターの藤島大さん
「在る小倉日記伝」は鴎外の小倉日記の空白部分を埋めようとしたにも拘わらず、その後になって森家から本物の日記が出てきたため希望も努力もむなしくなってしまう―といった展開で、人間の努力の虚しさといったようなものを書きたかった。…小説の書き方に規則というものはございません。自分の訴えたいこと読者に伝えるのに最も適切な方法を使えばよい…=1日NHK第二ラジオアーカイブ『松本清張自作を語る〈装飾評伝〉/昭和46年11月26日録音』から

【新聞テレビから】
☆『〈消費税8%〉3%の重みズシリ 夜の繁華街ルポ』、『STAP論文の不正認定 小保方氏捏造、改ざん 理研最終報告  細胞の存在触れず』『小保方氏「承服できない」 理研に不服申し立てへ』、『松本で男女刺され死亡 殺人未遂容疑 家族?男を逮捕』(4月1日付、中日夕刊)
☆『春3年ぶり我が家 福島・都路帰還始まる 住民分断うれしくねえ』、『小保方氏の不正認定 STAP論文 画像捏造・改ざん 理研調査委報告「1人で実行」』『〈解説〉細胞真偽不明のまま』(1日付、毎日夕刊)
☆『南極海捕鯨日本に中止命令 国際司法裁「科学調査でない」』『袴田さん再審決定に不服 静岡地検が即時抗告』(1日付、中日朝刊)
☆『消費税8%スタート 17年ぶり 社会保障充実掲げ』、『日朝協議継続で合意 北朝鮮、拉致議論拒絶せず』、『■大須の「ランの館」が閉館』(1日付、毎日朝刊)

14年4月1日

ウェブ作品集

伊神 権太

実録随想「残り花」

平成二十六年四月三十日
 札幌市北区の警察施設や大型店で相次いだカセット用ガスボンベの連続爆発事件で、北海道警が激発物破裂容疑で、同区に住む無職名須川早苗容疑者(51)を逮捕。見込み捜査による先走った冤罪だけは避けてほしい。名須川容疑者が浮上したわけは事件現場周辺の様子をとらえた防犯カメラに似た女の姿がとらえられており、容疑者が過去に北署と関わりがあったという、この二点だという。
 北海道警北署捜査本部では連続五日間、延べ四十時間に及ぶ異例の任意による事情聴取を進めてきたが、容疑者は一貫して関与を否定。捜査がこの先どうなるのか。気になるところだ。
        ×        ×
 私のことを心配し、ほとんど眠らないでいた愛猫こすも・ここと、おネエと一緒に見守ってくれていたシロちゃん
 
 

 四月とも、きょうでおさらばだ。昨夜は一睡もしなかったので、さすがに今日は朝から怒涛の睡魔が私を襲った。そんな私を、はたちになる愛猫こすも・ここは傍らで心配そうにみつめ時折「もう寝なければ」といった調子で、いつにない大声でニャオニャオとほえたてた。いつもなら私と視線が合うと♪ニャァ~アン、と甘えたような顔でちいさく声を出すか、口だけ動かし甘えているのに。その変わりようときたら、かなり厳しいものだった。
 それでも、私の執拗なほどの執筆に対する集中心を悟ったのか。その目は、〝もう寝なければ。アタイにとっては、小説なんかよりもオトンのからだの方が大切なのだから〟と無鉄砲な私に挑戦状でもたたきつけてくるような剣幕でもある。でも、私は、こんな、こすも・ここのことを大好きである(もちろん、おネエと一緒に私のからだのことを心配してくれている見返り美人の次女猫シロちゃんのことだって。ボクは、ふたりのことは大好きなのだから。そんなに心配しないでもイイノ!)
 こんなわけで、こすもに諭されでもするように私は執筆が一段落したところで、こんどは死んだように眠りこんだのである。
        ×        ×
【きょうの一文・ことば】
 なぜマイノリティー(白人以外の人種)と写真を撮るのか。君(知人女性)が黒人と関係があることを吹聴するのは不愉快だ。君は何をしてもいい。彼らと性的関係を結んでもいい。ただ、私の(チームの)試合にだけは連れて来ないでくれ。(インターネット上で)黒人と一緒にうろつく姿をさらす必要はない。彼(マジック・ジョンソン氏)は尊敬に値する人物だが、私の試合に来るのは、よしてほしい。【時事】=30日付毎日夕刊〈人種差別発言で永久追放 NBA処分 クリッパーズオーナー〉の記事中、「差別発言の要旨」から

【新聞テレビから】
☆『人種差別で永久追放 罰金2億6000万円 米NBAオーナー』『スポーツ界 問題絶えず』、『漫画「美味しんぼ」「福島原発訪れ鼻血」』『風評被害を懸念、批判相次ぐ』(30日付、中日夕刊)
☆『ウクライナ「人質の即時釈放可能」 OSCE=全欧安保協力機構=の7人 親露派幹部明言』、『中東和平交渉期限切れ 中断・決裂状態のまま 「イスラエルは人種隔離国家に」』『米国務長官発言で波紋』(30日付、毎日夕刊)
☆『〈本紙世論調査〉9条解釈改憲 半数反対』『集団的自衛権 行使に慎重』、『PM2.5対策 最優先 日中韓環境相共同声明』、『福島カワイイ後押し 東京ガールズコレクション』、『「本人の主張を記事に」 松本サリン 河野さん、20年を前に』、『「悔しさ今も同じ」 関越道事故2年、現場で慰霊』、『遠足バス手配遅れ生徒装い手紙 JTB中部社員「自殺騒ぎ」』(30日付、中日朝刊)
☆『ロシア軍、国境「撤収」』『ウクライナ 米欧追加制裁で軟化か』、『ピーチ機、異常対地接近 海面まで75㍍「機長勘違い」 那覇空港』『国交省 重大事案に認定』、『夫婦げんか原因? サイモンさん=デュオグループ「サイモン&ガーファンクル」の一人、ポール・サイモン容疑者(72)=逮捕 米・既に釈放』(30日付、毎日朝刊)

四月二十九日
 火曜日。昭和の日で、祝日である。
 外はシトシト雨。たまには身も心も洗い流されるようで、こんな日も悪くはない。
 韓国船沈没で韓国の朴槿恵大統領が大統領府での閣議で「多くの尊い命が失われ、国民に申し訳なく、心が重い」と十六日の事故発生後、初めて国民に謝罪。「未然に事故を防げず、初動対応や事故収拾過程で未熟な点があった」「韓国社会の悪い慣行とそれを見逃す行政文化が大きな影響を与えた」とも述べた。
 米国防総省によれば、ロシアのショイグ国防相がヘーゲル米国防長官との電話会談で「ロシア軍がウクライナを侵略することはない」と強調。またウクライナの国境近くでのロシア軍の演習については「ウクライナ暫定政府が市民に武力を使う懸念があったためだ」と話しているという。
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 ここ数日間というもの、ある執筆に専念。おかげで他の事に手が回らない。きょうも朝、昼、晩…と一日中、机に向かい徹夜状態で少しばかり、疲れた。デ、きょうの本欄は最低限にとどめた。かといって、社会の変化はじめ、日本や世界の動きには、いつも敏感でなければ、と思っている。
 ただ、長女猫こすも・ここまでが私の傍らで私のことを「一体何ごと」といった表情で心配して離れようとせず、彼女には「悪いな」と思う。
 幸い、妻の体調は少しずつ回復している。

【きょうの一文・言葉】
 お母さん愛してる お父さん愛してる 2人とも愛してる=韓国船の沈没直前、犠牲となった高校生が残した

【新聞テレビから】
☆『エクスプローラー攻撃の恐れ 米「使用中止を」』『米、対ロ追加制裁 ウクライナ 4者合意は崩壊』、『「傾いた」「滑って動けない」』『死亡生徒が撮影 船内の動画放送 韓国テレビ』(29日付、中日朝刊)
☆『米軍、比に回帰 南シナ海 中国にらみ 新協定調印』、『竜巻で18人死亡 米中部3州(アーカンソー、オクラホマ、アイオワ)』、『日本記者クラブ賞 「風知草」山田記者に』(29日付、毎日朝刊)

四月二十八日
 謝罪する山中教授と、韓国・海洋警察が公開した警備艇による救助撮影動画。首相は辞任、韓国政府への批判が高まっている=NHK午後7時のニュース画面から
 
 
 
 いやはや、この世のなか、誰にだってどこかに汚点はある、ということか。
 今度はあのノーベル生理学・医学賞の山中伸弥京大教授が、十四年前に発表した自身の論文に不自然な切り貼り画像があった、として記者団の前で深々と頭を下げた。「論文内容が正しいことには問題なかった。しかし当時の共同研究者のノートが保存されておらず、最終的に論文の画像データを示すことが出来なかった」というのが、その理由。山中教授は自らの重い立場を考え「こんごは基本に立ち返って実験ノートやデータはしっかり残したい」と憔悴しきった表情で語った。ただ、私たち素人には何を謝っているのか。その理由が今ひとつ、よく分からない。
 インターネットサイトによる何者かによる指摘が発端らしく、どうやら先に発覚した理化学研究所ユニットリーダー・小保方晴子さんのSTAP細胞論文の切り貼り捏造騒動以降、どこかに正義の味方を気取った科学研究に詳しい科学論文への〝リーク魔〟が潜んでいて、日本の科学界を混乱させている、そんな気がする。
 韓国海洋警察がきょう、韓国船「セウォル号」の沈没事故直後に到着した警備艇による救助の模様を撮影した映像を公開。船が大きく傾いたなか、遺棄致死の疑いで逮捕された船長のイ・ジュンソク容疑者(68)ら乗員が救命ボートには目もくれないで乗り移る姿が映し出され、救助チームの隊員が「救助した相手が乗員たちだとは分からなかった」と語った。これまでに収容された遺体は188人、不明者は114人に及ぶという。
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 明るい話題では、パナソニックのことし三月期決算の売り上げが7兆7500億円に。三年ぶりに黒字となり前年度の赤字7542億円から一転し1204億円の黒字になった。自動車関連産業に重点を置いた中期経営計画が一年目で効果をあげ始めた、とのこと。韓国南部の大邱(テグ)市で日中韓の三カ国環境相会議が二日間の日程で始まり、PM2・5による大気汚染問題が話し合われた。

【きょうの一文・言葉】
 伝統を守りつつ現代の歌舞伎をつくれるよう、世界の人々に愛されるよう、1日1日の舞台を大切にしていきたい。=東京・銀座の歌舞伎座新装1周年記念式典で。黒紋付き姿の約170人の歌舞伎俳優を代表して。人間国宝の坂田藤十郎さん(82歳)、新装の歌舞伎座にはこの1年で132万人が訪れたという

【新聞テレビから】
☆『親ロ派武装勢力 監視員1人解放 ウクライナ東部』、『「大統領選は茶番」モルシ派棄権声明 エジプト』、『内気なクラウン世界制す 名古屋の道化師集団所属』、『ピザあげたホームレスは…演技中のギアさん』、『元准教授ほう助罪で起訴 知人の社長自殺で名地検』(28日付、中日夕刊)
☆『追悼の列 4万3000人 韓国客船沈没 慰霊所に市民ら』(28日付、毎日夕刊)
☆『ヨハネ・パウロ2世聖人に バチカン列聖式 信者100万人集結』、『ウクライナ東部国境 「ロ軍越境なら流血」 住民、領空侵犯も目撃=原誠司記者=』『親ロ派、人質戦術か 政権側特殊部隊3人拘束』、『拉致被害者家族「結果がほしい」 早期救出訴え集会』、『女性の任意聴取続く 札幌のボンベ事件』、『羽生選手ら春の褒章 684人23団体』、『18歳2人はねられ死傷 岡崎殺人容疑など4人逮捕』『直前、約20人けんか 木村さん 友人らを仲裁 犠牲に』(28日付、中日朝刊)
☆『韓国首相が辞意 客船沈没対応で引責』、『仮名2年の認知症男性 身元判明家族と再会 兵庫県警照合ミスか』、『沈没直前父に写真 韓国船 高校生ら整列し待機』、『釈放から1カ月「表情が豊かに」 袴田さん』、『ええ星の下に生まれました 竹本住大夫さん=人形浄瑠璃文楽の太夫(語り手)で人間国宝=大阪で引退公演』(28日付、毎日朝刊)

四月二十七日
 本日付の中日新聞朝刊の【ニューデリー=共同】発によれば、ネパール山岳協会のアング・ツェリン・シェルパ会長が二十六日、十三人が死亡する雪崩事故が起きた世界最高峰のエベレストで、今季(四~五月)の登山活動は「終了したに等しい」と述べ当面は誰も登頂できないとの認識を示した、と共同通信に語った。
 過去最悪になったとされる、この雪崩事故は今月十八日に発生。ネパール人の〝シェルパ〟と呼ばれるガイドら十三人が死亡、三人が行方不明になったという。このため大人数の登山グループは既にエベレスト挑戦を断念しており、少人数グループが現地ガイドなしに登山を続けるのは難しい状況だからだ。
 ネパールは私自身、昨秋カトマンズを訪れ、双発のターボプロップ機から目の前に浮かぶエベレストをはじめとしたヒマラヤ連山を目の前に感動した思い出がある。愛着もひとしおだけに、残念な気がする。日本のメディアでこのニュースを目にしたのはこれが初めて。それとも、私の見過ごしだったか。
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 午前中、病身の相棒と近くのショッピングセンターとヘルスセンターへ。
 妻の体調が悪いままなので私だけで、とは思ったものの「何を買うか心配だから」というので結局はふたりで出向いた。外出したついでにショッピングセンター近くのガソリンスタンドにも立ち寄る。午後、息子が車を借りたい―と言っていたのでガソリンを満タンにしてもらい、エンジン部分やタイヤの空気圧のチェックもしてもらったほか、久しぶりに洗車までしてもらった。
 わが家の〝若さま〟が使う、というのだから。それはそれなりに。車内をきれいにする良い機会だと思えばいい。誰と行くかは別に、せっかくなのだから、快適なドライブに、との親心からである。これも親バカか。
 夜。居間のテレビが突然点かなくなった、と妻が言うので最寄りの電気店に電話し尋ねたところ、電源をしばらく切って再び入れたら元通りになるはず。ならなかったら、故障ですのでメーカーに直して頂くことになります、の弁。そこで言われた通り、いったん電源をコンセントから抜いて切り、しばらくして再び電源を入れてみると、今度は音声だけは聞こえるが画像が出ない、といった世にも奇妙な事態となった。
 「私はラジオ党だから、テレビなんてなくたって困りゃしない。でも、あなたは〝毒づく相手〟がいなくなってしまうのだから困るでしょ」「だから直してよ」とは、妻の弁。とはいえ、電気音痴の私に直せる自信はない。あれこれやってみるが、「声」は一向に姿を現してはくれない。よくよく考えるに、わが家には居間と私の部屋、息子の部屋と計3台の薄型テレビがある。
 だから、この際、このまま画面が出てこないのなら、故障したテレビをそのまま廃棄処分として撤去してしまった方がよいかもしれない。いい機会である。帰宅後、あれこれ診断してくれた息子によれば「これは、もうダメ。故障だよ」との断だが、私には突然画面が現れる気がしてならない。しばらく様子を見てみよう。
 体調が少しはよくなった証明か。夜は思わぬ〝テレビ画面消失事件〟でひと騒動したあと、久しぶりの妻手づくりのチラシずしに舌鼓を打った。やはり、舞の手りょうりは天下一品。愛情がこもっており、おいしかった。

【きょうの一文】
 和歌を教えたその教師は「ヤマザクラは散り急ぎませんよ」と強調した。散り際の潔さを、死に急ぎの美化に利用する時代は、再び来てほしくない。=27日付中日朝刊〈世談〉より。編集委員・西原敬二郎

【新聞テレビから】
☆『放射能の恐怖語り継ぐ ウクライナで集会 チェルノブイリ事故28年』『川内村の避難指示解除準備区域 3カ月間滞在可能に』、『操船担当の全乗員逮捕 韓国船沈没』、『熱意満開 フジ再生 発育悪化から10年 江南、樹木医指導受け』、『〈ニュースを問う〉名古屋市の敬老パス制度改革 反発恐れず本格議論を』(27日付、中日朝刊)
☆『富岡製糸場世界遺産へ 6月に正式決定 保存状態「奇跡的」「絹の大衆化」要素絞り高評価』、『20年癒えぬ悲しみ 中華航空機墜落 遺族ら慰霊式』、『王子様=ソチ五輪のフィギュアスケート男子で金メダルに輝いた羽生結弦選手(19)凱旋 9万人熱く= 仙台市中心部で凱旋パレード、9万2千人が沿道を埋め尽くした』(27日付、毎日朝刊)

四月二十六日
 ひどい風邪にやられ、声はガラガラ、咳が止まらない妻(舞)。私が医者に行かなければ、と心配しても「大丈夫。喉が痛いだけだから」と一向に耳を貸そうとしなかったのに。けさ息子に「お母さん、医者に行かなければ」と言われ、しぶしぶ近くの町医者へ。
 やはり、彼女を動かす力は私より息子の方が百倍上だ。妻は「医者へ行け、というより食事を作ってくれた方がよほどありがたい」と抵抗する。朝食の真似事なら、たまに思いついたように時折挑戦しているが、夕食をとなると荷が重過ぎる。デ、果物や惣菜、お寿司を買ってきたが、これがまた不評で賞味期限もあって私の分以外のお寿司はもったいないことに捨てられる破目に。
 結局のところ、妻は息子が買ってきていたお粥を食べ、薬をのんで寝た。私は彼女の額に水で冷たくして絞ったタオルを乗せてやる。そんなことぐらいしか出来ず、ここでもその存在感で大きな差を見せつけられたのである。「有事」に私のやろうとすることの大半がボツになった。自分の思うままにならない女性(かわいい女に限ってそうだが)、こんな悪女たちのことを短編として1冊にまとめておこうか。あぁ~
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 かといって、私にもやりたいことがある。
 きょうは合間を縫って名鉄コミュニティサロン西春に出かけた。たまたま新聞の折り込みチラシで〈アンデス出身プロ奏者が教える南米楽器ケーナ・サンポーニャ「ロべちゃん’sスクール」〉なるものを見つけたためだが、以前、地球一周の船旅途次に旅先で大切な友人からプレゼントされた楽器を手に今日のところは、どんなものかを見学させて頂いた。
 ただ持参したサンポーニャは、月日もたちいい音が出なくなっており、調律する必要がありますとも指摘された。私なりに一度挑戦してみたうえで本格的に学ぶ必要があるかどうか、を次回教室(毎月第4土曜日)までに判断したい。
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 187人が死亡し115人が行方不明(26日夜現在)になったままの韓国船沈没。国民の間で「既定の3倍を越す3600㌧もの過積載=最大積載量は987㌧だった=や避難誘導のまずさなど大人のせいで、みんな命を落としてしまった。責任感の無い大人のせいだ。韓国は三流国家だった」などと国内メディアからも痛烈に批判され、大人の責任が問われている。
 一方のニッポン。ここでは1980年代に大流行した伝説のディスコ【マハラジャ】が大阪に久しぶりに復活。テレビ画面に映し出された福島瑞穂前社民党党首の踊る姿が私の目には、なんとも異様にうつった。

【きょうの一文・ことば】
 今や、科学者によって発表された学術論文の大半が再現不可能だと聞いている。科学者には再現できる研究を原点からしてほしい。STAP細胞の調査委員長のように「調べている方が調べられる」ようでは、一体どこを信じたらよいのか、が分かりません=26日夜、CBC〈ニュースキャスター〉で。ウォールストリート・ジャーナルのピーター・ランダース東京支局長

【新聞テレビから】
☆『中華航空機事故慰霊式 悼む20年 安全安心願い』、『G7対ロ追加制裁 ウクライナ問題で合意』、『見上げる花房心躍る 江南』、『富岡製糸場世界遺産へ 6月決定、国内18件目』『登録目指す自治体歓迎 「彦根城粘り強く」』(26日付、中日夕刊)
☆『GW出国ラッシュ 中部空港 東南アジアが人気』、『地下鉄東山線 河村市長「新駅造る」 名古屋―伏見間 中間の構造物視察』、『ウクライナ 軍事監視団拘束される 親露派「スパイ」と主張』『28日にも対露追加制裁 個人対象 米「合意順守見られず」』(26日付、毎日夕刊)
☆『「慰安婦ひどい人権侵害」 米韓首脳会談 米大統領が言及』、『少年起訴殺人罪見送り 朝日町中3死亡で津地検』『私たちにとっては殺人 初めての会見両親が胸の内』、『楽天不当表示社員が関与 社内調査 18人、10年以前から』、『韓国船右舷側35室捜索完了 死者は185人に』、『自身の論文で切り貼り STAP調査委員長=石井俊輔上席研究員=辞任』(26日付、中日朝刊)
☆『大須演芸場 8月に新運営体制 年内営業再開目指す』、『テレ朝、1億1200万円所得隠し』、『「集団的自衛権で臨検」 自民・高村副総裁 行使容認巡り』(26日付、毎日朝刊)

四月二十五日
 わが家の庭で咲いた薄紫色のフジの花と、ピンクに染まった鮮やかなツツジたち
 
 
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 テレビニュースによれば、きのうは秋田、きょうは青森で桜が満開になったという。日本列島は狭いようで結構、長く距離がある。札幌では〝つむじ風〟が起きた。そんな中、わが家の庭ではフジの花がちいさなかれんな薄紫の花を咲かせた。ことしはツツジも鮮やかなピンクの花を広げ、咲き誇っている。どれもこれも、妻が丹精こめ育てた。
 その妻が、ここ数日というもの、ガラガラ声となり元気がない。連日、自ら営むボランティアのお店「ミヌエット」から帰るや「もう寝るよ」と床に入ってしまうので心配だ。医者に一緒に行こう、と言っても「のどの調子が少し悪いだけだから。大丈夫。心配ないってば」と取り合わない。あまり言ってもかえってよくない、と判断。「大事にしなきゃ。前に何度も倒れ、大きな病気をしているのだから」と言うに留めている。
 早く元気になってほしい。
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 国賓として来日中だったオバマ米大統領。彼は都内のホテルまで見送りに出向いた天皇、皇后両陛下に対して「アメリカ国民は両陛下と日本国民に深い愛情を抱いています」「若者を中心とした相互の人的交流は大切で、交流により、今の世代も次の世代も、より友情の絆を続け、深め、広めることができます」などといった印象深い言葉を残し、大統領専用機のエアホースワンに乗り、次の訪問地韓国に向かった。
 韓国は痛ましい旅客船沈没事故が起き多くの命が失われた直後で、国中が鎮魂のなかにあるだけに両首脳の間でどんな言葉が交わされるのか。気になるところでもある。どこの国とて家族と国家の平穏を願わないものはいないはずだ。
 そうしたなか、ウクライナ東部スラビャンスク近郊ではウクライナ政府部隊と親ロシア派武装勢力の間で戦闘があり、ウクライナ内務省は親ロ派五人が死亡、政府部隊側の一人が負傷したと発表、国際情勢は依然、混沌としたままである。
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【きょうの一文・ことば】
「享楽的な雰囲気を過度に醸成し、性風俗の乱れにつながる恐れが実質的に認められる場合に限られる」=25日付中日夕刊〈元クラブ経営者無罪 大阪地裁「ダンス、性風俗乱さず〉の記事中、規制対象についての判決内容
「もう一度担当相をやりたいかと言われれば、やりたくないです」=25日付中日朝刊〈TPP日米溝埋まらず〉〈共同声明先送り 協議継続〉の記事中、甘利明TPP担当相

【新聞テレビから】
☆『尼崎脱線から9年』『孫は娘の分身 17歳長男慰霊式初めて出席』、『日米、TPP合意見送り 共同声明「妥結へ作業残る」』『米に主導権強まる』、『STAP調査委員長辞任 自らの論文「切り貼り」疑い』『「辞任せずに再度調査を」小保方氏の弁護士』(25日付、中日夕刊)
☆『オバマ氏、離日 宿泊先で両陛下見送り』、『名港に過去最大 大型客船=「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ(13万7276㌧)、高さ約63㍍、長さ311㍍=が寄港』(25日付、毎日夕刊)
☆『拉致「親として許せない」』『オバマ氏、横田夫妻に協力約束』『米大統領「尖閣は安保対象』、『基金横領 懲役15年求刑 長野地裁公判 検察、併合罪を適用』『豪遊 笑顔見たかった 元事務長「評価されずストレス」』(25日付、中日朝刊)
☆『「尖閣に安保適用」 首脳会談 米大統領が明言 共同声明は先送り TPP閣僚再協議 未明から』、『認知症JR事故 妻の賠償責任支持 名高裁 長男への請求は棄却』『介護へ影響甚大』『「介護の実態 無視〈JR・認知症事故死控訴審判決〉』『関係者落胆、憤り 妻に責任 納得出来ぬ』『中華航空機墜落あす20年 研究「天国から後押しを』『長女の遺志継ぐ73歳』(25日付、毎日朝刊)

四月二十四日
 来日中の国賓、オバマ米大統領と安倍晋三首相の首脳会談はじめ、日米両国のTPP(環太平洋連携協定)交渉の今後の成り行き、皇居・宮殿「竹の間」での両陛下とのご会見、明治神宮や日本科学未来館見学なども目を離せないが、きょうは中日新聞の本日付夕刊の記事が、とてもよかった。
 特に文化面の〈追悼 ガルシア・マルケス 星野智幸〉の「リアリズムの呪縛解く」に興味を覚えた。星野氏は、このなかで今月17日に87歳で死去した南米コロンビアのノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア・マルケス氏に触れ、次のように書いている。
―…日本の小説の主流をなす「リアリズム」は、ものの見方の一つにすぎず、けっして揺るぎない現実を客観的に描いたものではないのだ。だから、自分が現実だと感じる個人的なものの見方と遠近法でもって、小説を書いてよい。そのことを、私はガルシア・マルケスの小説から教わったのだった。
 同じように感じたのは、私だけではないだろう。『百年の孤独』の登場以降、世界各地でその土地の「ガルシア・マルケス」が続々と現れた。中国の莫言、アメリカのスティーブ・エリクソン、インド系のサルマン・ルシュディ等等。『百年の孤独』のブエンディーア大佐の子孫のごとく、各地にガルシア・マルケスの子株が芽吹いた。……
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 なんだか、私には星野氏の言わんとすることが分かる気がしてきた。ほかにコラム〈大波小波〉の「未来の妊娠・出産小説」も、まさに時代を生き映しとする視点で切り込んでおり、興味深く読んだ。
 1面〈紙つぶて〉の「美しい楽器 島田修三(愛知淑徳大学長・歌人)」も喫茶店の窓辺に見た薔薇の若い枝に♪くれなゐの二尺のびたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる―といった正岡子規の歌を持ち出すなど、なかなか味わい深く風雅な内容が光った。

【きょうの一文・ことば】
 日米首脳会談での両首脳のひとコマ=いずれもNHK総合テレビ画面から
 
 

「歴史に対して謙虚でなければならない」「二度と戦禍に苦しむことのないよう不戦の誓いをした」「大統領として尖閣諸島に触れ、初めて防衛義務を明言したことは重みがある」「我々全てが国際的な秩序を守る責任がある。大きな国も、ちいさな国も平和的に解決すべきです」「日米同盟を支えるのは、両国の若者たちであり、留学生の派遣を充実していきたい」「昨夜のオバマ大統領との夕食会は、これまでの人生のなかで一番大きなひとときであったことは間違いない」(安倍首相)
「日米安保条約は尖閣諸島を含め、全ての施政下に及ぶ。当然ながら、五条の適用対象で、有事が起きた場合、アメリカが守る。ただこの問題は平和的に解決するのが望ましく、決して中国を封じ込めるものではない」「日本と中国は信頼醸成の措置を取るべきだ」「アメリカは日本市場へのアクセスが必要だ」「TPPは私たちに可能性をもたらすものだが、安倍総理も私も(国内的に)政治的な問題を抱えている。ただ既存の障壁を打ち倒すことは両国にも恩恵をもたらす」(オバマ大統領)=いずれも共同記者会見での両首脳の発言

【新聞テレビから】
☆『世界の若者が続々加入 アルカイダが復活』(24日夜、NHK総合〈クローズアップ現代〉)
☆『米大統領「尖閣は安保対象」 TPP閣僚協議継続 日米首脳会談 声明は交渉後に』『〈オバマ米大統領来日〉両陛下が会見 皇居で歓迎行事』『国賓滞在異例づくめ 警備優先 ホテル泊、専用車持ち込み』『リニア導入 米に再提案』、『商船三井 中国側に40億円 供託金 船の差し押さえ解除』、『赤副社長を解任 後継に母 元社長の父と対立』、『銀座クラブ経営者脱税容疑 執行猶予中、1億7500万円』、『操舵手が聞き間違い? 韓国紙報道 かじ「左」を「右」に』『偽メッセージ2少年を立件 生存者装う』(24日付、中日夕刊)
☆『「日米同盟 地域安定の礎」 集団的自衛権 米大統領支持へ 首脳会談』『横田さん夫妻が面会へ 拉致被害者「米大統領の強力」期待』『皇居のおもてなし オバマ氏 今夜晩さん会』『両陛下と笑顔で握手 皇居で歓迎行事』、『パレスチナ統一政府合意 ファタハ=パレスチナ自治政府の主流派組織=とハマス=パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織= 米、イスラエル反発』、『依然143人不明 死者は159人に 韓国客船沈没』(24日付、毎日夕刊)
☆『尖閣防衛義務確認へ きょう日米首脳会談』、『アルプホルン春告げる音色 中ア開山式』、『異動拒否した准教授の給与 市邨学園に支払い命令』、『収賄元校長が再審請求 静岡・天竜 元市長「贈賄はうそ」』、『名古屋エムケイに運賃値上げを勧告 タクシー下限運賃割れ』(24日付、中日朝刊)
☆『尖閣も安保適用明言へ オバマ大統領来日』、『韓国客船沈没 空気だまり確認できず 死者159人 客室集中捜索』(24日付、毎日朝刊)

四月二十三日
 韓国船の沈没は日がたつにつれ海運会社が規定の3・6倍もの過積載で運航していたため復元力がなかった、などそのズサンサが浮き彫りになってきている。一方で、生存に一縷の望みが託されていた船内エアポケットは存在しないことが分かり、遺族の気持ちを思う時、やりきれないのは私だけではなかろう。
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 両首脳のすし店での非公式夕食会。どんな会話が交わされたか。=23日夜、CBCのNEWS23画面から
 
 オバマ米大統領が今夜、大統領専用機で国賓として来日、東京・銀座の高級すし店でオバマさんの大好きなおすしを食べながらの非公式夕食会談に臨んだ。同大統領の来日は2010年11月いらい、三度目。国賓としての米大統領来日はクリントン氏いらい、十八年ぶりになる。安倍晋三首相との日米首脳会談はあす都内で行われ、難航している環太平洋連携協定(TPP)交渉や北朝鮮の核・ミサイル開発と拉致問題、中国の海洋進出に伴う尖閣などに関する安全保障、ウクライナ問題などが話し合われることになっている。それはそれなりに成果に期待したい。
 それはそうと、滞在期間中、首都圏では一万六千人もの警官を投入する厳戒態勢が敷かれ緊迫した状況が続く。今夜は、都内のすし店で安倍晋三首相ら少人数と食事を取ったあとは宿舎(都内のホテル)で一夜を過ごす。そして、あす午前中には、いよいよ皇居・宮殿東庭での歓迎行事に臨むが、今回は通常なら宿泊先から宮殿まで国賓が乗る御料車(天皇専用の自動車)ではなく、米国側が特に用意した特殊装備のリムジンを使うという。
 具体的にはテロに備え二台が走行し、窓ガラスはフィルムが張られて覆われているため「オバマ大統領がどちらに乗っているのか、は宮殿に到着してからでないと分からない」。そればかりか、当日はこのリムジンに警備車両、無線車、救急車など米国側が空輸して用意した三十台以上も車列を連らねるという。前後には警視庁のパトカーや白バイ、皇宮警察のサイドカーなども警護としてつくため全部で50台近く、長さ数百㍍に達するとみられ、それこそ史上最大の首都厳戒となりそうである。何もないことを祈ろう。

【きょうの一文・ことば】
「蜻蛉日記」がなければ「源氏物語」は生まれなかったと私は信じている。=23日付中日夕刊、『〈足あと〉わたしの蜻蛉日記 私小説の祖をたどる』のなかで。瀬戸内寂聴
「すしは随分食べてきたが、人生の中で一番おいしいすしだった」=銀座の高級すし店での安倍首相らとの会食のあと。米大統領オバマさんの感想

【新聞テレビから】
☆『「対テロ作戦」をウクライナ再開』、『韓国船沈没1週間 捜索は難航 死者150人に』『最初の事故通報 修学旅行の高2』、『海自いじめ自殺「予測可能」 二審 国側賠償7300万円に増額』『隠蔽の海自、告発者処分も』、『元明石副署長二審も免訴 歩道橋事故 時効認める』、『真央「23年あっという間」 名駅で軌跡展』(23日付、中日夕刊)
☆『TPP妥結へ結束強調 米大統領 今夜来日』『「尖閣は安保適用の範囲内」 米大統領が言及へ』、『韓国客船沈没 食堂に遺体なく 客室中心に捜索へ』、『〈MLB〉田中3勝目 八回途中2失点 さえる投球術』(23日付、毎日夕刊)
☆『名張事件の証拠開示請求 弁護団、名古屋高裁に』、『忘れてた!きょうテストだった… 刈谷の小学校 実施日勘違い』『224万人 学テに奮闘』『愛知など公表しない方針』、『芝桜水面も華やか 郡上』、『残業代ゼロ提言 競争力会議 賃金「時間より成果」』
☆『米大統領きょう来日 アジア安定 日米が主導 同盟強化を確認へ』『首都厳戒 各地で検問』、『理想の上司に堺さん 産能大新入社員調査 女性は天海さん』(23日付、毎日朝刊)

四月二十二日
 熱海の海岸に憩う第76回ピースボートの仲間たち
 
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 きょうの午後。
 熱海の海岸に近い、駅に向かって登り坂になった土産物店街。大勢の観光客に紛れ、ここを独りで歩いていたところ、突然、「ただいま大津波警報が出されました。津波がきます。避難してください」のアナウンスが繰り返し、町の全域に鳴り響いた。恥ずかしながら私は一瞬、たじろぎ「これでわが人生も終わりか。逃げろ、と言われたところでこの辺りは海抜2~5、6メートル地帯で逃げられっこないではないか。一体全体、どこへ逃げろというのか。お世話になった多くの皆さん、ありがとう。俺は幸せだった」なぞと気障な文句が頭に浮かんだ。
 が、正直言ってその時、私の全身はまるで電流でも走ったように金縛りに遭っていた。この世の終わりか。でも、俺も幸せだった、と。そう無理に思おうとしていたところに、今度は「実は、たった今の津波警報は訓練ですので、皆さんご心配ありません」のアナウンスが町中にひろがり、それまでの緊張感がみるみる消えていく感覚を覚えた。それにしても【どこへ逃げろ、と言うのか】との不安が走ったのは、少し前に熱海の海岸を風に吹かれ仲間たちと歩いている時に再三、目に飛び込んだ看板「海抜5メートル」とか「2・5メートル」といった文字が心にやきついていたからだ。
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 きのう、きょうと一昨年に第76回ピースボート102日間地球一周の船旅を体験した同窓生のなかでも主に社交ダンスを学んだ有志を中心とした、ピースボート乗船者による第2回「熱海の集い」が昨年に続き、船内のダンス教師だった後藤京子さんをお招きして熱海のニューフジヤホテルで開かれ、声をかけられたので私も参加。ことしは札幌や広島、青森などの遠来組も顔を見せ、昨年より多い計37人(男性14人、女性23人)が楽しく有意義なひとときを過ごした。
 藤沢市在住の津江慎弥さんご夫妻はじめ、船内家族で私のお姉さまである小泉八重子さん(八重子姉さん)、画家の堀川勝悟さんら有志の献身的な骨折りで実現。久しぶりにお会いした方々の中には船旅期間中、ことのほかお世話になり、もうお会いできないのでは、とばかり思っていた方の元気なお姿も。初日は社交ダンスはじめ、カラオケ、卓球、マージャンなどで皆さん、自由気ままに打ち解け、2日目の今日は午前中、みんなで熱海の海岸を散策、互いに英気を養った。
 踊って、飲んで、食べて、歌って、湯舟に浸かって。深夜未明にまでだべって、歩いて…と、タフさにかけては自信があるものの、さすがにハードな遊び=私の場合は一向に上手くならないダンスと、飲んで食べてだべるが中心。あとは部屋にこもっての笛吹きと詩の執筆に終始=にはチョッピリ疲れた。でも、世話役の皆さんのご苦労に比べたら、それこそ天国を歩いてきたような、そんなアッというまの二日間だった。デ、今夜はつい先ほど帰ったばかりなのでそのひとコマひとコマを以下、写真で紹介させて頂く。
 ダンスに、宴会(写真の撮りあいっこも)、2次会はお酒を前に雑談会、そして―翌朝は海岸散策と熱海ぶらり。東日本大震災の影響もあり、ことさらに海抜を表示する看板が目立った
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 帰りはホテルの送迎バスは遠慮し、独りぶらりと町歩きを楽しんだが、そこでみつけたのがペットショップの店頭に置かれお客さんの間で大モテだった、なんとも奇妙な電池仕掛けの〝笑い猫〟と、ニューサマーオレンジ〝みかんの花咲く丘〟という名の珍しいお菓子屋さんだった。〝笑い猫〟は、一瞬迷いはしたものの、うちのはたちになるボス猫、こすも・ここをスマホのユーチューブでみてくださった店主さんご夫妻が「とても風格がある。こんな猫ちゃんは珍しい」と大変、褒めてくださったこともあり、お礼を込めて。お菓子は妻の舞へのお土産として購入した。
 なかでも不朽の名作〈みかんの花咲く丘〉の作詞者で今は亡き加藤省吾さんは、かつて私が新聞記者として飛び回っていたころ、七尾青年会議所の若者たちと共に情熱を燃やし実現させた国内外への「海の詩(うた)大賞」公募の際、審査委員長を務めて頂き、大変お世話になった恩人でもある。それだけに、思わず懐かしさを覚えたのである。
 お菓子のなかには、舞の営むリサイクルショップ「ミヌエット」のテーマ曲でもある〈みかんの花咲く丘〉のメロディーが光を感知するとセンサー仕掛けで鳴り出す、命の炎と言ってもいい優れものまで入っており、まさか熱海であの加藤さんにお会いできただなんて。これもピースボートの仲間たちとのご縁があればこそ、とあらためて感謝の気持ちに包まれた。
 今から二十六、七年ほど前の話ではある。新聞社の若き七尾支局長として能登の和倉温泉で共に飲み、語り明かしたあの日々の加藤省吾さん。省吾さんの口から直接、「戦後まもなくNHKさんから頼まれ番組に間に合わせなくってば、と思い必死でしたよ。汽車に揺られながら頭のなかで♪海にお船を浮かべたりしてね…〈みかんの花咲く丘〉の歌詞は本当に短時間につくりましたよ」と、そのときの様子をお聴きしたことがある私には、このお菓子(歌詞)との再会は、天から与えられた、宿命のような、そんな気がしたのである。
 ほかにも〈かわいい魚屋さん〉〈怪傑ハリマオ〉など数々の名作を生んだ省吾さん。生前の加藤さんは、それこそ全身から音のメロディーが流れ出てくるような、そんなステキな方だった。省吾さん! 僕は元気でいますから。見守っていてください。海の詩大賞公募事業のおかげで、その後、ご自身のクルーザー「メイキッス号」による北回り日本一周の途次、七尾港に寄られた名優森繁久弥さんとも船内で一晩飲みあかし、息子さんの泉さんの弾くギターに合わせ、〈知床旅情〉などを共に夜を徹して歌いまくった。いまではどれもこれもが、遠い日々の追憶となった。

【きょうの一文・ことば】
 終戦から間もない昭和21年8月。日本で初めてのNHKラジオ中継にて東京のスタジオと伊豆・伊東市の小学校が結ばれました。たった一度きりのその番組のために生まれた歌が童謡「みかんの花咲く丘」です。
 この歌は、作詞家加藤省吾氏が故郷のみかん畑を想い紡いだ歌詞に、作曲家の海沼実氏が、伊東へと向かう電車の車窓から広がる、生き生きとした碧い光の中で、旋律を乗せて書き上げられました。
 一幅の絵画を思わせる叙情と川田正子さんの明るくリズミカルな歌声に、童謡「みかんの花咲く丘」は空前の大ヒットとなりました。
 敗戦に打ちひしがれていた人々の心に明るい灯火をともし、立ち上がる勇気を与えたのです。=22日熱海市内を一人歩いていて見っけたお店「石舟庵(せきしゅうあん)」のニューサマーオレンジ〈みかんの花咲く丘〉の菓子箱に入っていたパンフレット【忘れられない歌があります。】の中の〝童謡「みかんの花咲く丘」の誕生〟から

【新聞テレビから】
☆『隠され続けた190通 「防衛機密」と闘う母』(22日夜、CBCテレビ〈NEWS23〉)
☆『国会議員147人靖国参拝 総務相も再参拝 中韓の反発必至』『公明代表が批判』、『各務原の僧侶らエレキで説法』『親鸞はロックだぜ』、『バランス復元力低下か 韓国船 調整用の水 不足報道も』『捜索調整「できる限りを」 名大留学経験 徐さん』『「有事救助体制日本を見習え」韓国メディア』、『「テロに負けない」力走 ボストン・マラソン日本人も』(22日付、中日夕刊)
☆『韓国船沈没 死者100人超す 急旋回 45度と22度』『韓国客船沈没 ボランティア2000人超す 家族支援 食堂や宗教施設も』、『がん診断後自殺リスク 1年以内20倍 10万人調査 サポート充実必要』(22日付、毎日夕刊)
☆『乗員15人全員聴取 韓国船沈没 死者87人に』、『「損失穴埋め」と勧誘 稲沢市議にナイジェリア人』、『逆走運転手「居眠りした」 名神事故 8時間前にも追突』(22日付、中日朝刊)
☆『身元不明認知症高齢者ら 緊急一時保護546人 5人が「仮名」』『家族、引き取り拒否も』、『韓国客船沈没 食堂を集中捜索へ 新たに4人身柄拘束』(22日付、毎日朝刊)

四月二十一日
 一昨年に体験したオーシャンドリーム号による102日間地球一周の船旅。その第76回ピースボートの仲間たちに会うため、きょう、あすと国内の某所まで文学修行を兼ねて出かける。
 それでは―
【新聞テレビから】
☆『〈ゴルフ/KKT杯バンテリン・レディース最終日〉(宮里)藍超え大器の予感「ドキドキもしなかった」 15歳 勝(みなみ) 最年少V』『みなみ快挙 強気のゴルフ コーチなし 祖父と練習重ね』、『韓国管制「船外脱出を」 事故直後 船長、指示の形跡なし』『悲しみの遺体 次々』『「船が傾き脱出不可能」「救助すぐ来るか」』、『ネイチャーラン=さくら道国際ネイチャーラン、中部地方を縦断。名古屋から金沢まで250㌔を走る=、桜舞う中ゴール 千葉の中館さん初V』『バス、名神逆走10人けが 乗客なし 分離帯突き破る』(21日付、中日朝刊)
☆『韓国船交信記録 乗員 迅速対応せず 「ブリッジで動けず」』、『2万2270人 湖畔をRUN RUN! 〈かすみがうらマラソン〉 有森さん障害者と伴走』『がんを克服 49歳ゴール』、『華やか嫁入り 春姫道中 名古屋』、『東大70連敗 東京六大学 タイ記録』(21日付、毎日朝刊)

四月二十日
 本日付中日新聞朝刊の4コマ漫画【〈おーい 栗之助〉森栗丸】は「穀雨 春の雨がすべての穀物を潤すころ うわぁ 降ってきた。」で始まるが、ここ尾張平野は午後から、その通りの恵みの雨となった。
 雨のなか、舞を伴って自宅近くショッピングセンター経由で和田の実家へ。
 家では母が仏壇を前に何やら経をあげていた。私たちの顔を見るや、仏さまの前を離れ、自ら育てた庭の花々と一緒に「たつ江さん(舞の本名)と写真を撮ってほしい」というので写真を撮る。母曰く「死に土産にせないかんで、いいふうにとってよ」。レンズを向けられると、母は決まってそう言って私たちに微笑みかけるのである。
 それにしても母が丹精込め育てた庭の花々は見事のひと言に尽きる。
 デ、この春私が撮りためておいた花々を以下に紹介させていただく。少しでも心安らいで頂けたのなら、ちいさき花々の命も喜んでくれるに違いない。
 
 
 
 
 
 
 
  夜。東海テレビで浅田真央のフィギュアコーチ佐藤信夫さんの人生ドラマが紹介された【〈ワンダフルライフ〉フィギュア・佐藤信夫 僕が必ず助けに行く! ソチ浅田真央を救った言葉の真実…涙の告白】を見て、佐藤さんの誠実で真摯な人柄と生き方には、不覚にも涙があふれ出た。
 引き続き同局で流された〈Mr.サンデー〉。こちらも「船室に海水が…韓国船生存者15人が語る恐怖、生死を分けた90分間! 見えてきた沈没の深層」といった内容がリアルそのもので、いろいろ考えさせられた。
      
【きょうの一文・ことば】
うちの庭、和田に比べたら滅茶苦茶でちっちゃいけれど…。でも、フジの花が咲いたわよ=20日午後、帰宅した妻
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「この世はすべて舞台。
男も女もみな役者に過ぎぬ。
退場があって、登場があって、
 一人が自分の出番にいろいろな役を演じる」
         ―「お気に召すまま」
=20日付中日(東京)朝刊サンデー版・世界と日本大図解シリーズ№1143〈生誕450年 シェイクスピア〉より 

【新聞テレビから】
☆『航海士「事故海域で初操船」 韓国船沈没 船内から3遺体収容』『死亡乗員 自分後回しに「救命胴衣着ないの?」「あなたたちを助けたら』『沈没72時間が経過 クレーン結論出ず』『逮捕の船長 経験20年超』、『元交際女性ら刺した疑い 両親負傷 犬山署警告 38歳男』『ストーカー全国2万件超 摘発、警告後も被害』(20日付、中日朝刊)
☆『神が来る目覚めよ 飛騨・古川「起し太鼓」』、『やり抜けば前に出る 気仙沼の18歳 女性8人目 震災乗り越え騎手デビュー』、『韓国客船沈没 急旋回原因強まる 3等航海士 現場海域経験なし』『客船沈没72時間過ぎ 家族「何をやってる」/在校生「あきらめないで」 韓国包む怒り祈り』『イベント軒並み自粛』、『東京・公立小 通学路に防犯カメラ 都、全1300校対象 犯罪抑止へ』『愛知 自治会設置例も』(20日付、毎日朝刊)

四月十九日
 妻の営むボランティアのリサイクルショップ「ミヌエット」で、いまではスッカリ定着した〝ちいさな音楽会〟が開かれた。きょうの演奏者は私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」同人で〈町のギタリスト〉でも知られる真伏善人=北名古屋市在住=さん。その人である。
 真伏さんは〈鉄道員〉〈グリーンスリーブス〉〈白い恋人たち〉〈アルハンブラの思い出〉…を見事に演じきり、アンコールにこたえ〈なごり雪〉で締め、拍手喝采を浴びた。
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 愛用のギターをつまびく真伏善人さん、合間には司会進行を務める〝としこさん〟の質問に答える場面も。音楽会はなごやかに進んだ
 
 
 ところで、きょうの音楽会。午後二時の開演時間になっても、主役である真伏さんが一向に現れない。デ、〝妻の使用人〟でもある私はずっと店の外で彼の到着を待ち続けた。どうやら、真伏さんご本人はうっかり三時からと勘違いされていたらしく、これには妻も私もハラハラドキドキ。それでも真伏さんにとっては三十分早めの登場で、観客は首を長くして待っただけあって、いざ本番の演奏はとてもステキで皆さん満足そうだった。
 やれやれではあった。でも、日ごろ家事に追われて忙しい主婦の皆さまが楽しみにしてくださっている試みだけに、私は「よくやった! 万歳」と叫びたい気持ちにかられたのである。
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 韓国の大型フェリー沈没は必死の救助作業が進んでいるが、韓国国内では修学旅行や各種旅行の自発的中止どころか、観劇などレジャー産業の自粛……と、国全体が沈み込んでしまう、大変な事態に陥っている。行方知れずのわが子を思い、気も狂わんばかりに詰め寄る姿を見るにつけ、胸が締めつけられる思いだ。助けられはしたものの、その後自殺した引率の高校教師(教頭)までいる。あとは船内に閉じ込められたままの人たちが一人でも多く奇跡的に助かってくれることを祈るばかりだ。
 とはいえ、韓国国内が前のように落ち着くには、そんなに生やさしいものではないに違いない。韓国の人々、特に朴槿恵大統領の胸中はいかほどか。早く事態が沈静化することを祈るほかない。
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 世は認知症時代だが、きょうの新聞テレビニュースによれば、現在、保護されても不明な人は四人以上にのぼり、保護されるまでに一年以上かかった人となると、七人に及ぶという。

【きょうの一文・ことば】
 「清く、正しく、美しく、の教えを守り、立派な舞台人になるよう限りなく精進するよう、ここにお約束申し上げます」=19日、宝塚音楽学校で行われた第百二期生四十人の入学式で。新入生代表の富永裕さん(兵庫県加古川市出身)

【新聞テレビから】
☆『〈タイムスクープ〉熱狂!大正社交ダンス』(19日夜、NHK総合)
☆『沈没船内3遺体確認 韓国 船長、3等航海士ら逮捕』『わが子よメールを 韓国船救助待つ家族 情報混乱も』『「全速力のまま方向転換」 3等航海士が供述』(19日付、中日夕刊)
☆『韓国客船沈没 4階客室に3遺体 窓割れず収容困難 船長ら3人逮捕』、『日米閣僚物別れ TPP週明けに実務者協議』(19日付、毎日夕刊)
☆『標準家庭電気料金8225円 来月から中電値上げ発表』『消費増税とダブルパンチ 657円負担増』、『調査捕鯨縮小し継続 北西太平洋、頭数4割超減』(19日付、中日朝刊)
☆『引率の教頭自殺 韓国客船沈没』、『〈老いてさまよう〉大阪の路上で保護 身元不明のまま施設暮らし 認知症男性 仮名で2年 届けなく、名前「分からん」』『乏しい手掛かり 進む症状』(19日付、毎日朝刊)

四月十八日 
 南米コロンビアのノーベル文学賞作家ガブリエル・ガルシア・マルケスさんが十七日、メキシコ市の自宅で肺を患って亡くなった。八十七歳だった。
 18日付中日夕刊によれば、ガルシア・マルケスさんはコロンビアのカリブ海沿岸の町アラカタカに生まれ、新聞記者などを経て五〇年代から創作活動を本格化、征服、独裁者、混沌をテーマに魔術的リアリズムといわれる作品を生んだ。なかでも架空の町マコンドに生きたブエンディア家の年代記に中南米のさまざまな事象、歴史を投影させた「百年の孤独」(六七年)は世界中で数千万部を売る大ベストセラーに。中南米文学の一つの頂点を形作った、としている。
 そして。このガルシア・マルケスさん。夕刊各紙に掲載された写真の風貌が、またいい。あいにく知己を得ていなかっただけに、今はただおやすらかに、とご冥福を祈るほかない。合掌―
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 【韓国の旅客船沈没に関する現場写真など】★積み荷の量・積み方は★操舵は三等女性航海士任せ。なぜ、右に急旋回したのか★依然、270人もの安否が不明だ★船長は一体、どこで何をしていた?=いずれも正午のNHKニュース画面から
 
 
 
 
 
 韓国南西部、珍島沖で起きた大型フェリー沈没事故は、韓国検察当局と海洋警察の合同捜査本部の調べが進むにつれ、どうやら〝人災〟だと見られても仕方のない事実が浮かび上がってきた。
 その後の調べによると、事故発生当時に船の操縦を操舵手に指示していたのは船長ではなく、運航業務の経験が二年余りの女性三等航海士(26)だった。さらに事故発生時間帯は三等航海士が船長業務を任されていた。また操舵室での航海士の業務は当直制のため、船長と三等航海士が交代で操舵手に操縦を指示していたこと自体は通常の勤務体制だが、潮の流れの速い海域での業務を経験の浅い航海士に任せていた点で、こんご船長の判断ミスが問題視されそうだ。
 いずれにせよ、直接的には、その日海上で一体何が起きたのか。
 船は事故直前に急に速度を落とし、当初、右方向にほぼ直角に針路を変更したが、なぜ、もう一度右に急旋回したのか。船体は、この直後に傾き始め遂には転覆、沈没したというが謎は、まだまだ多い。ただ言えることは今回のこの海難事故は、世界の海洋史上にも残る最悪の海の非劇になったといってもいい、ということだ。単に韓国だけの問題ではなく、船舶運航に関わる全ての人に対する警鐘になることは間違いない。ちなみに合同捜査本部は船長ら三人に対する逮捕状を請求したようだ。

【きょうの一文・ことば】
♪蕗のたう地球をぐいと押し上げて 伊神舞子=18日付尾北ホームニュース『〈尾北の文芸〉俳句 江南俳句同好会』掲載作品から
「あなたは(元)情報機関職員で、私もかつて情報活動に縁があった」「情報機関は現代的な方法・機器を使って犯罪に対処しなければならない」「米国のような巨額予算はなく、統制も厳格だ」=18日付中日夕刊『プーチン氏対米批判に利用 スノーデン氏と「会談」』
の記事中。プーチン氏の発言

【新聞テレビから】
☆『韓国客船沈没…不安募る家族 夜を徹しての捜索は今夜も』、『統合失調症の治療薬=抗精神病薬、ゼプリオン= 販売五カ月で21人死亡』、『液体状の水がある可能性も (NASAが)地球の〝いとこ惑星〟=ケプラー186f、地球から500光年=を発見』、『日米TPP交渉〝難航〟 米強硬姿勢に日本政府は』(18日夜、メ~テレ〈報道ステーション〉)
☆『ガルシア・マルケス氏死去 「百年の孤独」ノーベル賞作家』、『三等航海士が操船指示 韓国船沈没 操舵室に船長不在』『箱型傾きやすく 重心高いフェリー』『「助けて」メールは偽物 韓国船沈没 落胆する家族』『潜水士が船内侵入、視界10㌢ 救出へ望み捨てず』、『増元さん「拉致はテロ行為」』『北人権侵害 安保理で訴え』(18日付、中日夕刊)
☆『北穂高・涸沢にも春 山小屋の営業再開準備始まる』、『TPP日米協議 甘利氏「重要な一日」 牛・豚 着地点探る」、『ウクライナ 緊張緩和策で合意 4者協議 OSCE(全欧安保協力機構)支援へ』『露軍国境撤退まとまらず』(18日付、毎日夕刊)
☆『韓国船、直前に急旋回 死者25人、不明271人 捜索難航』『「お母さん愛してる」 高校生、船内からメール』、『強竜サヨナラ3連勝=中日6×5DeNA= 平田真の4番へ一振り』『気迫の又吉初勝利』(18日付、中日朝刊)
☆『■テレビ塔(名古屋テレビ塔)でダイヤモンドの輝き演出』、『春の園遊会に2074人 両陛下、羽生選手ら祝福』『「一番厳しい時 勇気頂戴した」 南三陸町長』(18日付、毎日朝刊)

四月十七日
 このところは古知野神社の祭礼に伴う、ここ愛知県江南市花霞地区の春祭りの準備と本番、その後の後始末に皆さんと追われてきたが、少しずつふだんのペースに舞い戻りつつある。というわけで、きのうは横笛の稽古で名古屋は大須の師匠宅へ。きょうは社交ダンスのレッスンで、会場の公民館へ。それぞれ〝いざ、出陣〟とあいなった。なんだか何かを書いているか、読んでいるか。でなければ笛をふくか、ダンスを踊っているか、だ(むろん、お風呂を沸かしたり、洗濯物を取り入れるなどの家事も少しは手助けしているのだが。妻に言わせれば「まだ足りない」そうだ)。
 有り難いことではある。だが私は、いまの日々に決して満足してはいない。第一線にいた時のような、夜も、昼も、朝もなかった、あのころに郷愁を感じ、ぬぐいきれない【何か】を感じるのだ。それは同年代のほかの人たちだって同じような気がするのである。
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 そして。今は、と言えば。しばらく諸雑事で離れていた、私の大好きなエルビス・プレスリーの〝ラブ・ミー・テンダー〟と、サイモン&ガーファンクルの〝明日に架ける橋〟など気になる曲をパソコンやスマホのユーチューブで繰り返し聞いている。詩が、とてもいいからだ。
 それはそうと繰り返し聞くのは、なぜか。
 ある中国人の女性歌手から小説〈カトマンズの恋〉の作者である私に「作曲して歌いたいので、ネパールのチトワン国立公園にすんでいる〝ラブ・バード〟のような、国際的ラブストーリーを、詩に書いてほしい。お願いします」と頼まれているからだ。一応の詩は既に書きあげてはある。でも、この2曲を繰り返し聴くことにより発想の新鮮な、自然な表現がわき出てくるのでは―といった、そんな期待感もある。
 そのためにも、今は時間さえ許されれば、〝ラブ・ミー・テンダー〟と〝明日に架ける橋〟の曲と詩を全身に染みこませたい、と。そう思う。さて、どうなるか。自分自身でも分からない。それだけに、興味津々でいる。
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 韓国の珍島(チンド)沖で起きた大型旅客船「セウォル号」の沈没事故は、新たに三人の死亡が確認され死者は九人に。依然として二百八十二人が行方不明になったままだ。これまでに百七十九人が救助されたが、修学旅行中だった高校生三百二十五人のうち助け出されたのは七十五人にとどまっている。
 また聯合ニュースによれば、行方不明の生徒の保護者が十六日夜、沈没船内から携帯電話に送られてきたという「生きている。助けて」との文字メッセージを公開したという。家族の思いは、いかほどだろう。日本の皇居では春の園遊会があり、陛下はソチ五輪フィギュアスケートで個人優勝した羽生結弦選手らに優しい声をかけられた。
 
【きょうの一文・ことば】
 「スプリットの落差がすごかった。他の球も両サイドに決まっていた」(カブス・レンテリア監督)「まだ甘い球があった。今日は痛い目にあわなかったけれど、よりいいものを求めてやっていきたい」(ヤンキース・田中将大投手)=いずれも17日付中日夕刊『〈大リーグ〉田中将2勝目8回10K無失点 デビュー3戦で28Kは球団最多』『被安打2 ホーム初白星 スプリット絶好調』の記事中

【新聞テレビから】
☆『愛知、岐阜で初の夏日』、『航路外れ暗礁衝突か 韓国船 不明287人、死者9人に』『「子ども生きている」 客船沈没 捜索難航親ら憔悴』、『栃木女児殺害関与を供述 05年の事件 別件逮捕の30代男』『県警、慎重に裏付け捜査』(17日付、中日夕刊)
☆『韓国客船沈没 不明290人 大半船内か 貨物片寄った可能性』、『夏の電力不足回避へ 需給見通し 9社余力3%確保』、『居場所失う障害者 福島30㌔圏 通所施設半減』、『内乱続く中央アフリカの元少年兵 「過去忘れ、これから」』『訪問のアグネス・チャンさんに同行』(17日付、毎日夕刊)
☆『修学旅行生ら290人不明』『韓国船沈没死者6人に』『欄干つかみ救助待った「不明の生徒どこへ」』『救助情報が錯綜』『1時間前から傾き 乗員証言』、『STAP「合理性高い」 笹井氏謝罪 実験ノート見ず』(17日付、中日朝刊)
☆『「同盟国に攻撃時」明記 自衛隊法政府が修正検討 集団的自衛権』、『STAP論文 生データ見ず 理研・笹井氏「有力な仮説」強調』(17日付、毎日朝刊)

四月十六日
 富山、長野の両県を結ぶ全長九十㌔に及ぶ「立山黒部アルペンルート」が十六日、全線開通した。
 きょうの朝、韓国南部の全羅南道の珍島(チンド)南西沖海上で、乗客と乗員計四百六十人が乗った韓国フェリー「セウォル号(6,825㌧)」が遭難信号を出し、昼ごろ沈没。多くが海に投げ出され、行方不明となっている。原因は分かってはいないが、常識的には岩に乗り上げて座礁したとしか考えようがない。
 夜のテレビ各社ニュースによれば、韓国海洋警察と海軍がヘリコプターなどで救助に当たっており、夜までに百六十四人を救助(他に四人の死亡を確認)。二百九十人前後が不明のままだという。フェリーは韓国北西部の仁川(インチョン)港から、南西部の済州島に向かう途中で、三百二十五人が修学旅行中の高校生だったという。
 人間社会、いつ何が起こるか、知れたものでない。
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 四月十五日(日本時間十六日)は米メジャーリーグ初の黒人選手、ジャッキー・ロビンソン(元ドジャース)がメジャーで初めてプレーした日で知られる。米大リーグにとって記念すべき日で、この日は全大リーガーが背番号「42」をつけ、試合に出場した。

【きょうの一文・ことば】
 おら達の住む久慈市は、碧い海と緑豊かな大地に囲まれだ自然いっぺぇの郷土であり、このごどをおら達は誇りに思っている。
 久慈市民がら直接選ばれた議員どうで構成する久慈市議会は、おんなじように市民から直接選ばれだ久慈市長どともに、久慈市を代表する機関である。……
 おらぁどう議会は、議会に与えられだこの使命を達成するために、これまでにねぇ発想により、まさに〝じぇじぇじぇ〟な議会を目指していぐべぇという思いを込めで、この条例をこさえ、市民の思いに力いっぺぇ応えでいぐごどを決意する。(表記は条例文のまま)
=16日付中日夕刊〈「じぇじぇじぇ条例」こさえたぞ 久慈市 方言で前文「ブーム乗っただけ」批判も〉の記事中、久慈市議会基本条例の前文一部

【新聞テレビから】
☆『桜愛して40年 人生満開』『飯田唯一の品種=麻績の里舞台桜= 全国区へ押し上げ(飯田支局・石川才子)』、『ケネディ大使と海女交流 鳥羽や伊勢神宮訪問』、『ボストン連続爆破1年 遺族「テロに屈しない」』、『女子生徒を100人超拉致 ナイジェリア北東部』(16日付、中日夕刊)
☆『大島豪雨半年 犠牲者悼む』、『韓国で旅客船沈没 高校生ら475人乗船 1人死亡』『日本人は乗船せず』、『ウクライナ強制排除 露「内戦の危機」と非難』『4者協議=米露、欧州連合(EU)、ウクライナの外相級4者協議=は拒まず』(16日付、毎日夕刊)
☆『ウクライナ強制排除開始 銃撃戦 親ロ派4人死亡』、『大垣南高とJR駅 ネットに爆破予告 生徒780人一時避難』(16日付、中日朝刊)
☆『統一球問題 糸固く巻き高反発 ミズノ謝罪 適合球、来週以降に』、『小泉・細川両氏が「原発ゼロ法人」 福島知事選で支援も』、『火星の水4億年で50%減 名大と東工大の共同チーム発表 地下に観測5倍以上の氷?』(16日付、毎日朝刊)

四月十五日
 私たち家族には、重要な一日。
 というのは、大手術後、毎月一度は欠かさず続く妻の定期検診日だからだ。それも久しぶりのMRI(頭部造影)検査で午前八時半までにそろって江南厚生病院へ。当然ながら彼女は昨夜から何も食べていなかったが、採血後、造影検査が始まるまでが長くて途中、ふたりで近くの喫茶店へ〝逃亡〟。私だけがモーニングをたのみ、妻は水で時間を過ごしたりした。
 さて。その検診結果は。前回の画像と対比しながら「手術で切り取ったその部分は前回検査以降、特に変化がなく心配ありません」「血液検査の方も問題なく、大丈夫です」(脳外科の担当医師)との診断で、ホッとしたのである。
 夜、福祉センターへ。花霞町内会各組からの祭りの半纏の返却に立ち会い、ほかにもすべきことに追われ、つい先ほど深夜になって息子たちに「お母さん、MRI検査したけれど大丈夫だった」とメールした次第。〈原稿より健康〉とは、よく言ったものである。
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 今夜のナゴヤドーム。中日ドラゴンズはDeNAを16安打の11―6で破って快勝。和田選手が記念すべき通算1000打点をあげた。41歳9か月での達成は、谷繁選手兼任監督(中日)の42歳5カ月につづいて史上2番目の年長記録だそうだ。

【きょうの一文・ことば】
 「(報道によって)よりよい未来と責任ある民主主義がもたらされた」=15日付中日夕刊〈「よりよい未来に」スノーデン氏歓迎〉の記事中、米中央情報局(CIA)のスノーデン元職員が〝勇敢な記者とその同僚たち〟を称賛して
 「人々が希望を持ち続けられるよう、我々はここに立ち続ける」=15日付毎日夕刊「平和祈る市民」のなかで。中心メンバーの一人、セルゲイ・コシャク牧師(38)
―記事は「ウクライナ東部で親ロシア派が占拠する政府庁舎の退去期限が過ぎ、衝突の可能性が高まる中、ドネツク市では毎夕、民族や宗教を超えた人々が集まり、平和と国家の統一維持を祈る集会を開いている。親露派の本部となったドネツク州庁舎から約1・5㌔離れた橋のたもとに14日も、男女約70人が歌う讃美歌が響いた。
 集会は民族や宗教の枠を超え、一部で対立するロシア系、ウクライナ系住民も参加して3月上旬から40日以上、続いている。……」といった内容

【新聞テレビから】
☆『ピュリツァー賞に米英2紙(米紙ワシントン・ポストと英紙ガーディアン) 米の監視暴露で受賞』、『夜明け告げる喫茶店 名古屋の80代夫婦 朝4時開店』、『洋画家丹羽和子さん死去 90歳、名作シリーズの挿絵』、『理研、全研究員を調査 STAP問題 実験ノート実態把握』、『ベルばらのバラ販売 池田理代子さんが選んだ5品種』(15日付、中日夕刊)
☆『ウクライナ 米「露が軍事的脅迫」 首脳電話協議で批判』『親露派大量に銃器収集 政権側と衝突懸念高まる』(15日付、毎日夕刊)
☆『塩野七生さん 小出・本紙社長対談』『歴位に学ぶ真のリーダーとは』、『火星 地球に猛アピール 最接近し、月と並ぶ』、『山下泰裕さんにロシア友好勲章 「柔道で交流に貢献」』、『欧亜の十字路 届いた和風美』『アルメニアに江戸期の尾張紹介本』(15日付、中日朝刊)
☆『中国、貿易額世界一 昨年 米国抜き4兆1600億㌦ WTO(世界貿易機関)発表』(15日付、毎日朝刊)

四月十四日
 月曜日。新聞休刊日で朝刊はない。
 やはり二日間というもの、ここ花霞町内会の祭り獅子・子どもみこしの巡行のお供をし少しばかり疲れた。それに昨夜は大任を終えた開放感も手伝って、久しぶりに仲間たちと飲んだ酒がからだじゅうに染みわたって体力が回復するのに時間がかかったことも確かだ。
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 稚内はオホーツクの海への大韓航空機撃墜に始まり、長崎大水害、トンボメガネをかけ赤いフェアレディーZに乗っていた女が犯した富山長野の連続女性誘拐殺人、長野の老人ホーム「松寿荘」崩落と地付山の地滑り、日本福祉大生が乗ったスキーバス転落事故、三宅島噴火、岐阜・栃尾温泉郷の崩落、三重は嬉野温泉豪雨、山口の自衛官による小銃乱射事件、群馬県御巣鷹山への日航機墜落……と、かつては大事件や大災害が発生するつど、空飛ぶ記者として新聞社の取材ヘリや双発ジェット機で日本中に特派され、そのまま現地に留まって取材に走り回った、あの日々に比べたら、これしきはと内心思いはするものの、やはり年かな、とふと思ったりもする。
 いやはや、だれとて体力があればこそ、の人生である。
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 花霞町の宿に飾られた祭壇など。これも当番の1組が中心となり、みんなの力でこしらえた
 
 
 祭りといえば、その昔七年、家族と共に暮らした能登半島は日本一の祭り半島でも知られた。
 ニッポンイチのデカ山で知られる七尾の青柏祭デカ山はじめ、宇出津のあばれ祭り、元中日エース・小松投手の出身地でもある富来のくじり祭り、黄金の左腕だった元横綱輪島の出た七尾市の石崎奉燈祭…と、スケールの大きさは半端じゃない。ほかにも志摩は浜島の伊勢えび祭り、波切の火祭り、岐阜の大垣祭り、琵琶湖湖畔の大津祭り、八尾の越中おわら風の盆…と時代を生き映しにした祭りの数々には、そのつど家族そろって胸をときめかせたものである。
 というわけで、過去の祭りに思いを馳せていると、妻の舞曰く「花霞の祭りこそが、本物の町の祭りなのだから。この町に住むこどもたちはじめ、私たちにとっては、こうした素朴な祭りこそが、一番大切なのよ。何もニュースになる有名な祭りばかりが祭りじゃないのだから」と。またしても一本取られ、何も反発することが出来ない。 明日からは、また新しい生活が始まる。人間は日々流れ、時も刻々とながれ、川の流れにも似て一瞬として同じことはない。ただ人間同士の年齢は、といえば幸いなことに同時進行で流れゆくのである。
 飛び過ぎる統一球問題。きょうメーカーのミズノ社長から日本野球機構コミッショナーに対して謝罪があった。それによると、統一球はコルク、ゴム、ウール、牛革などで出来ているが、ウールの含水率が決められたものより乾燥していたからだ、との由。分かりやすく言えば、だ。ウールが通常より乾燥していたため、より飛ぶようになったのだ、という。
 チリの世界遺産の街・バルバライソ市で大火災が発生、家屋2000戸以上が全焼したという。ナイジェリア北東部の街で通勤ラッシュを狙った爆弾テロが発生、少なくとも七十人以上が死亡。福島第一原発事故のあった現場では、汚染水200㌧が別の建屋に漏れ出し、原発関係者を慌てさせている。

【きょうの一文・ことば】
 今夜、火星の最接近。夜空に雲がなければ、円い月の近くに赤く輝いて見えるはず。二年二カ月周期で離れたり、近づいたり。遠ざかれば目立たず、近づけば一等星より明るくなり、まさに惑星。=14日付中日夕刊〈夕歩道〉より
 午後11時30分過ぎ。わが家のベランダから撮った月。その左手上方に火星は点として見えたが、カメラには捉えられなかった
 
【新聞テレビから】
☆『離島の高校 隠岐島前高校 危機からのV字回復』『ことし59人入学 6年前の2倍以上』(14日夜、NHK総合〈ニュースウオッチ9〉)
☆『ウクライナ東部に武装集団 警察署襲撃に「ロシアの影」 5つの都市で警察署など襲撃』(14日夜、メ~テレ〈報道ステーション〉)
☆『豪華屋台 街を彩る 高山祭』、『熊本の養鶏 鳥インフル』『国内3年ぶり 11万羽殺処分』、『親子3人遺体 相次ぎ発見』『岡崎・名古屋 自殺の親族関与か』(14日付、中日夕刊)
☆『ウクライナ 親露派排除2人死亡 政権側、軍投入を警告』、『NHK籾井会長 番組出演し謝罪 慰安婦発言』、『〈競泳 日本選手権〉入江復活の2冠 男子200背 萩野の5冠阻止』(14日付、毎日夕刊)

四月十三日
 古知野神社祭礼奉納みこしの日がいよいよ訪れた。
 幸いきのう、きょうと好天に恵まれ、ここ花霞町内会は平井毅司総代のもと、大人も子どもたちも〝ひとつ心〟に融けあった。こどもたちが、〝ワッショイ〟〝ワッショイ〟の声をかけながら、一生懸命に歩く姿には感動すら覚えた。
 「この町の未来は、心配ない」。地域社会が艱難辛苦を乗り越え、ひとつになって輝くあすに向かって羽ばたいていく。そんな歴史のひとコマを私は奉納みこしの先導をしながら、確かにみたのである。
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 きょうの模様は、以下に写真グラフ形式にまとめ、歴史にとどめたい。
① サアー、出発じゃ
 
 
② 巡行する花霞町の子ども会みこし「チョッパー」
  
 
③ 献馬もカッポ
 
④ 本厄催事、儺追竹の練りなど=人馬一体で勇壮に繰り広げられた、古知野南小運動場で
 
 
 
⑤ あぁ、疲れた。お馬さんもひと休み=古知野南小運動場で
 
 
 
⑥ サアー、再び出発だ。お父さんも一緒、マイクを手に声を張りあげ〝ワッショイ〟
 
 
 
⑦ 宮町の民家軒先に飾られた御神燈
 
⑧ 古知野神社に到着し奉納
 
 
⑨ 大役を終え、ホッとした表情の子どもたち
 
⑩ お菓子とアイスクリームを手に大満足の子どもたちと、宿で献身奉公に役立った女性たち
 
 
 今回、祭礼を無事終えたのも、宿の当番組・1組の皆さま全員はじめ、子ども会役員の皆さん、宿の開設と後片付け・獅子頭とみこし巡行時の警備などに当たってくださった新旧の各役員らの奉仕の精神のたまもので、ここであらためて感謝しておきたい。心から、皆さん、ありがとうございました。そしてお疲れさま。

【きょうの一文・ことば】
 僕は富山出身ですが、この町(愛知県江南市花霞町)にきて思ったことは、〈花霞〉というところは、不思議と町全体が開放的できさくに人々が話し合える。そんな独特の雰囲気をもった上品で気品漂う、得がたい、価値ある町だ、ということです=花霞町内会の総代・平井毅司さん、祭礼後の雑談で
 「震災直後は学校に行けなかったことを考えると、世界に一つのものが陸前高田に来たのは奇跡。世界とのつながりを感じ、みんな元気になってほしい」=13日付中日朝刊〈W杯トロフィー被災地に 陸前高田 高校生依頼で実現〉の記事中。高田高三年菅野樹希さん

【新聞テレビから】
☆『〈通風筒〉◇…岩手県のJR釜石線の花巻―釜石間で十二日、蒸気機関車「SL銀河」の運行が始まった。宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」に登場する星座や動植物が客車に描かれ、たくさんの見物客が歓声を送った。』、『中国念頭 核軍縮を提唱』『非核保有 12カ国が広島宣言』、『STAP追加資料 小保方氏が提出へ』(13日付、中日朝刊)
☆『志摩ちゃん死ぬ 賢島のペンギン駅長』、『心の中の「あなた」へ 陸前高田に「漂流ポスト」 手紙書き悲しみ和らげて』、『6件目予告に厳戒 札幌・連続ボンベ爆発 「劇場型」エスカレート』、『被ばく情報 矮小示唆し要求 外務省メール1本「IAEA(国際原子力機関)に協力 福島の自治体反発』(13日付、毎日朝刊)

四月十二日
 「さぁーっ、出発だ」と塩をまかれる☆行く先々で「ハイ」と祝儀を渡される☆町中がカラフルな半纏に彩られた
 
 
 
 
 古知野神社の祭礼に伴う私が住む花霞町内会の子ども会の春祭り獅子頭巡行がきょう、始まった。半纏に身を包んだこどもたちは〝ワッショイ、ワッショイ〟の掛け声も勇ましく貴重なひとときを過ごした。町内会副総代として、他の役員の皆さまと交通事故防止もあって行列の先導役を務めさせて頂いたが、一緒に歩く親たちも童心にかえったようで、こどもも大人も楽しいひとときとなった。
 あす午後はいよいよ本楽祭で、花霞町内会子ども会の奉納みこし【チョッパーズ】が古知野南小を出発、江南通り→伝馬町→本町通り→宮町の順で巡行し古知野神社に到着する。どんな奉納みこしになるのか、江南名物の献馬奉賛会の献馬とともに奉納されるというだけに、今からとても楽しみである。
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 巡行する人々☆これも地域社会再生にとっての絆のひとつか。巡行後、祭礼祝儀やお菓子をこどもに手渡す地域の大人たち
 
 
 
 きょう獅子行列の町内巡行で一緒に歩きながら感じたことは、この町がよく見えてきた、ということか。訪問先の民家で御祝儀を獅子頭の口に入れてもらったこどもたちは口々に「ありがとう」とお礼を言い、みな疲れたではあろうが、よく頑張った。そして大半のご家庭で獅子が訪れる瞬間を「今か今か」と首を長くして待っていてくださっていた、ということか。たとえ、規模こそちいさくとも、これぞホントの祭りのような気がしてきた。
 おそらく、きょう行列に加わった子らは、この日のことをいつまでも忘れない、そんな気がするのである。あすは、いよいよ本楽。当初、なんでこんな大役を、と内心不満に思っていた私も、町内の祭礼のため献身奉公される皆さまの姿を見るにつけ自ら反省、それなりに情熱と誠意を込めやらねば―と思った次第である。

【きょうの一文・ことば】
倒れたコスモス夕焼けをみている 秦野市 井上敬雄(第十六回方哉大賞)
神さまだって恋をするや初茜   江南市 伊神舞子
=いずれも自由律俳句誌「層雲」四月号より
 
【新聞テレビから】
☆『核なき世界広島で誓う 非核保有12カ国会合』『原爆慰霊碑に各国外相献花』、『G20ウクライナ支援 声明採択、ロシアも合意』(12日付、中日夕刊)
☆『銀河鉄道復興へ走る 岩手=JR東日本が12日、岩手県の釜石線花巻―釜石間(90.2㌔)で蒸気機関車「SL銀河』の定期運航を始めた(12日付、毎日夕刊)
☆『9条に平和賞を 主婦発案 ノーベル委受理』(12日付、中日朝刊)
☆『2035年 高齢世帯4割 国の推計 単身化、全世代で』、『〈迷走する原子力 ㊤〉 エネルギー基本計画閣議決定 原発回帰 責任どこへ』(12日付、毎日朝刊)

四月十一日
 あす、あさっての祭礼を前に、事前に電話でお願いしておいた江南市内のレンタル店へ。肩掛け式メガホン2台を確保。引き続き、昨年の花霞町内会総代さんとともに、祭り当日にこどもたちに分け与えるお菓子を受け取りに平和堂へ。花霞町子ども会の会長さんに中身をチェックして頂いて祭りの宿となる市シルバーセンターに互いに手分けして運び込んだ。夜は、こどもたちに手渡すお金を学年別に祝儀袋に詰める作業が自宅で一人、黙々、延々とつづいた。どうやら、これも副総代の役割らしい。避けるわけにもいかない。
 ひと息ついたところで、きのう留守電を頂いていた、かつての〝よい子とお母さんの会〟の名物司会者・三宅邦夫おじさん=元中日こども会主事=に電話。「社友会であんたに会えなかったもんで、どうかしたかと心配になり電話した。わざわざ電話してくれ、ありがとう。あんたサンみたいな豪快極まる新聞記者は、もういなくなってしまった。それが寂しくてねえ。よお、電話してちょうだいた。アンタの奥さん、いい人だから大切にせな、いかんよ」と、いつもおっしゃることは同じである。
 でも、電話を差し上げ、お元気な声を聴くことが出来て、とても嬉しかった。
 いずれにせよ、ここ二、三日は本も読めないし、小説も書いている時間がない。ただ、本欄「生きてゆく人間花たち」だけは、たとえ睡眠時間を削ってでも、とこうして間隙をぬって、書いているのである。ただ、この世界の片隅、花霞で地域の方々が文句を言いながらも、こうして祭礼の準備に立ち回る姿は、ちょっとした、清らかでユーモアあふれるホームドラマになる気がしないでもない。
 そこには私のような名もなき一匹文士(いっぴきぶんし)がいれば、ちょっとしたハイセンスの町の絵描きさん、車イス生活の母の手足となって日々を過ごす元会社員氏。〝五黄のトラ〟だと恐れられてはいるが、実はどこまでもやさしい女性のアーちゃん……と、ほかにも魅力いっぱい、さまざまな顔がある。

【きょうの一文・ことば】
 ちいさな島が国という大きな権力に反旗を翻した。=11日夜『〈メ~テレ〉報道ステーション、竹富町「教科書」単独採択へ 国の是正要求に従わず』

【新聞テレビから】
☆『月命日に灯る〝いのちの光り〟 全国86か所で「忘れない」 宮城・気仙沼などで』、『憲法9条ノーベル賞候補に 受賞者は「日本国民」で申請』、『「長野」に「名古屋」の降水確率 NHKの誤表示 1年間』(11日夜、〈メ~テレ〉報道ステーション)
☆『小保方さん応援 手紙、メール90通』、『諫早放置、国に制裁金 佐賀地裁 漁業者に1日1万円』、『政府「原発ゼロ」と決別 エネ基本計画を閣議決定』『河村市長「官僚の言いなり」 エネ基本計画 首長ら批判』『「責任逃れだ」中電前で抗議』(11日付、中日夕刊)
☆『ウクライナ G7、金融支援一致 G20開幕ロシアも支持へ』、『中電値上げ幅3.77% 来月実施 申請から1.18ポイント圧縮』、『ウクライナ ドネツク庁舎一部返還へ 親露派妥協に動き』『露軍4万人臨戦態勢 国境付近 NATOが衛星写真』(11日付、毎日夕刊)
☆『米が牛肉関税撤廃断念 TPP協議 日米、依然隔たり』、『改組新日展に名称変更 日展、不正審査問題受け』『全日展開催見送り』、『登校中に車 小5が死亡 中学教諭がはねる』(11日付、中日朝刊)
☆『拉致調査 北朝鮮前向き』『制裁解除など条件 特定失踪者も 日本に伝達』(11日付、毎日朝刊)

四月十日
 きょうは週に一回、会場をかえながらの社交ダンスのジプシーレッスンに始まり、十二、十三日に迫った地元花霞町の祭礼の準備、もろもろの執筆活動、そして自作の小説「カトマンズの恋」に関するこんごの扱いなどに関する国際メールを頂くなぞ、一日中、休まる暇がなかった。
 こんなわけで、今宵もまた時計の針は、早や(四月二日)午前一時半を過ぎた。
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 全国的に汗ばむ陽気で、関東地方では正午前に25度以上に。ことし初の夏日になるところが目立った。なかでも群馬県高崎市では26.4度を記録。東京24度、名古屋21.3度、高知23.2度…と、どこも5月上旬から下旬の天候で、道行く人々の間では「暖かいより暑い」の声が多かった。それでもこれからあすの朝にかけては各地で冷え込みそうで日中でも20度には届かない、とはテレビのお天気キャスター氏の弁だ。
 夜に入り、日本野球機構(NPB)が「今シーズン、プロ野球で使われている統一球は、基準値を上回る〝飛ぶボール〟で〝違反球〟だった」と記者発表。昨シーズン問題化した飛び過ぎの統一球よりも、もっと飛ぶウルトラ違反球ということで、昨年の二の舞いどころか、これまでの教訓が全く生かされていないことが露呈した。
 それにしても、なぜなのか。ボールをつくったメーカーであるミズノが知らないはずはない。プロ野球選手はもちろんのこと、ファンにとっても、一体何を信じてよいのか、分からなくなってくる。ミズノ内部の誰かとプロ野球に関係する誰かが結託して作為的に仕組んだ商業ペースの茶番とみられても不思議でない。せっかくいい試合が続いているのに。これでは全てが台無しだ。ちなみに、ドラゴンズは8―6でヤクルトを下し、4連勝。やはりドラが勝つと、気分も晴れる。
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 日本ではこのほか、ボンベ爆発事件が相次ぐ北海道警札幌北署管内で、恨みの警察官の名前まで挙げ「次は交番を狙う」との犯行予告声明が地元民放テレビ局に寄せられる―など、世の中は混沌、憎悪の連鎖のようなものが切れないまま、悪しきすそ野に火を燃え広がらせていく。
 東京都内で開かれている環太平洋パートナーシップ協定(TPP)は甘利明TPP担当相とフロマン米通商代表部代表による双方ともに熱心な協議が進められているが依然、日米間の距離感は縮まらないままだ、という。

【きょうの一文・ことば】
「(小保方氏はまだ)捏造を否定しているが、ミスを認め謝罪したので前進したと思う。論文撤回には反対のようだが、これだけミスが多い論文は、もう誰にも信用されない」=10日付讀賣新聞〈ミス多い論文 信用されない〉記事中で。STAP細胞論文の主な著者の一人で、論文の撤回を呼びかけた山梨大学・若山昭彦教授が読売新聞の取材に対して

【新聞テレビから】
☆『イチロー日米3018試合 野村克也氏の記録抜く』『一戦集中 極み』『地元豊山 祝福の輪』、『竹富町 教科書単独採択へ 沖縄地区協議会から離脱』、『旧大槌町役場解体が始まる 一部は保存方針』、『商店街をスイスイ 一宮こいのぼり』(10日付、中日夕刊)
☆『論文不正教育が急務に コピペ=コピー・アンド・ペースト、複写と張り付け=防止 大学も』『注意喚起やソフト導入 「科学者の誇り捨てるな」』、『「次は交番」犯行を予告 札幌ボンベ爆発 手紙に記述』、『米高校22人刺される 5人重体 男子生徒を拘束』(10日付、毎日夕刊)
☆『小保方氏 不正を否定』『STAP「200回以上作製」』『不備謝罪、理研批判も』『〈解説〉科学的根拠示さず(科学部・永井理)』、『トヨタ639万台リコール 世界29車種 座席固定できず』(10日付、中日朝刊)
☆『石巻・大川小 仮設の入学式』『兄ちゃんの学校がいい』『津波犠牲児の弟も仲間に』、『犬山の80代女性 3500万円詐欺被害』(10日付、毎日朝刊)
☆『連夜の直倫!! 3連勝弾』『こりゃ本物だ! 3戦連続スタメンに応えた』(10日付、中日スポーツ)

四月九日
 かつてお世話になった新聞社の社友会総会の日で、久しぶりに社へ。
 とはいっても、26年度の年会費を払うのが目的で懇親会の方は遠慮させて頂き、そのまま帰った。帰る途次、思いついたのが地方支局長時代に【新入学を祝う良い子とお母さんの会】で何かとお世話になった、大先輩の〝三宅邦夫おじさん〟にひと言挨拶することを忘れた、ということ。確か母と同じ、93歳のはずだ。また来年お会いできるから、と自らに言いきかせ社に戻ることはやめた。
 それでも、年会費を払うわずかな間、社に居てかつての仲間たちの元気そうなあんな顔こんな顔に瞬間的に接し、ひと言二言あいさつ出来、出向いて良かった。私の悪い性格で昔の仲間と話すこと自体が【身を曝す】ようで恥ずかしくて仕方ないのだ。何か、これといった理由があれば懇親会に出るのもやぶさかではないのだが。出てワイワイガヤガヤと旧交を温める。むろん良いことだ。その方がいい。でも私の場合、今回は出るのはよした。
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 ところで、その【身を曝す】だが。
 きょう自らの論文が捏造、改ざんの疑惑の渦中にある、あの理研のユニットリーダー、小保方晴子さんが大阪市内のホテルで記者会見。冒頭、「私の不勉強、不注意、未熟さゆえに論文にたくさんの疑義を生じ心よりお詫び申し上げます。責任を重く受け止め深く反省しています」と頭を下げたあと「STAP細胞はあります。私自身、STAP細胞は二百回以上、作製に成功しています」と記者団の前で言い切った。
 テレビ画面に映し出された辛さを通り越した表情。二カ月ぶりに公の場に現わしたそんな姿を見ながら、私には真偽のほどは別に、なんだか彼女が日本中の〝曝しもの〟に遭っているような、そんな気さえした。おそらく多くの人々がこの様子をテレビの前で繰り返し見ているに違いない。そして。実は深層と真相を何も知らない報道陣。そんな記者たちが、前回の、あの記者発表を忘れたように手のひらを返して興味本位で群れる。こうした絵図は、あまり見られたものではない、と。かつての自身の姿とだぶらせ自己反省も込め、あらためて痛感したのである。
 それでも彼女は涙ながらにこう続ける。「研究を続けていきたい、と考えています」と。
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 猫も杓子も小保方さん一人を袋叩きにしようとしている。
 よくよく思うに。この人間社会。一人だけを悪者にするのはよくない。大体、この世のなか、1人だけが悪いということはありえない。ましてや、小保方さんの場合、理研という組織のなかで研究活動に従事していただけに、改ざん、捏造をなぜチェック出来なかったのか。これは明らかに理研そのものも同罪であり、小保方さんの罪と罰を断罪する場合は当然、理研幹部の総辞職と責任者に対する厳罰があってしかるべきだ。

【きょうの一文・ことば】
 「体調の変化は そうですね。もう絶不調でした。この二カ月間は目まぐるしく日々が替わっていく状態でだんだんと体調が悪くなり、最後の方は家で静養する状態でした」「(再現実験とノートの公開について)私の判断では決められません」「第三者が再現実験に成功してくれるものと思っています」「(調査委員会の調査につき)十分な聞き取りをして頂いたのではない、と言う認識です。私の説明や弁明をさせて頂く機会はなかったと思います」「(論文の撤回について)論文が正しい以上、間違いだったと世界に発表することは正しくないことだと思います」=9日あった記者会見の席上、記者からの質問に対する小保方さんの返答
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 「二百回作製に成功したと言うなら、二百回の実験ノートがなければならない」「研究ノート(実験ノート)は消すことが出来ないようにボールペンを使う。何かあった時に自分で自分の身を守るものにもなる」「研究者は自分が自分でやった、と言ったところで第三者が見て分かるものが初めて証拠になる」(識者の話)「へ理屈をこねまわすのじゃなくて。STAP細胞の存在をキチッと示してくれなければ」(ある女性)

【新聞テレビから】
☆『小保方氏「STAPは真実」 反論会見捏造否定 「未熟さゆえ」謝罪も』、『XPサポート 今夕で終了』、『お遍路に外国人排除の紙 霊場会「差別は許されない」』(9日付、中日夕刊)
☆『「XP」サポート終了 国内600万台未対応 情報漏れリスク』、『イチロー3017試合出場 野村克也氏に並び最多』、『豊川夫妻殺傷 強殺容疑で再逮捕 久保容疑者「間違いない」』(9日付、毎日夕刊)
☆『酒好き道標放浪中』『一宮 江戸の狂歌師建立、倉庫へ』、『トヨタ世界販売1000万台超 13年度。業界初の達成』、『小保方氏が不服申立書 STAP問題 理研に再調査要求』、『武田6200億円懲罰賠償命令 米陪審 がんリスク隠し認定』(9日付、中日朝刊)
☆『本屋大賞「村上海賊の娘」』、『首相「限定容認に」 集団的自衛権で初の見解』(9日付、毎日朝刊)、『みんな、浅尾代表選出へ 11日に両院議員総会』(9日付、毎日朝刊)

四月八日
 生と死。一見穏やかに見える桜の園も、よく見ると、壮絶なドラマが繰り返されていた
 
 
 
 
 
 午後、散り初めしソメイヨシノを見に五条川河畔に
 車を走らせた
 風にふかれてなお必死に枝にしがみついて花を咲か
 せるちいさな命たち
 それをふきとばす容赦なき〈かぜ〉たち
 川面という川面 こときれたはなびらたちが白い群れ
 となって流れゆく。
 どこへゆくのか
 この花たちは、この先どこへ逝ってしまうのか
 果てるまえの【生】と散った【死】が、これほどに
 まで美しいとは
 私は何も言えないまま
 ただ立ち尽くし桜の修羅場を見続けた
        ×        ×
【きょうの一文・ことば】
 桜が咲いております。懐かしい葛飾の桜が今年も咲いております。 第1作『男はつらいよ』から(1969年 監督/山田洋次)
 ……
 その夜、寅さんは、放浪時代、おそらくは片時も忘れることがなかった可愛い妹・さくら(倍賞千恵子)との念願の再会に涙します。寅さんにとっての「葛飾の桜」は、妹・さくらでもあったのです。ここから寅さんの奮闘努力の物語が始まったのです。(娯楽映画研究家)=8日付中日夕刊〈寅さんのことば 風の吹くまま 気の向くまま 佐藤利明 第2部〉より

【新聞テレビから】
☆『ジェンヌの夢難関破る 名古屋の成沢さん 東海唯一、宝塚音楽学校に』『全国に塾 数十校』、『暗殺直前龍馬の手紙 幕末 直筆草稿見つかる』『教育勅語の原本確認 明治 損傷激しく修復へ』『中川清さん、どこに 昭和 沖縄戦跡に名前入り万年筆』(8日付、中日夕刊)
☆『ウクライナ 東部2州が共和国宣言 露編入 動き加速』、『葛西選手が結婚 札幌在住の女性と』、『「きちっと説明する」 STAP論文 小保方氏あす会見』(8日付、毎日夕刊)
☆『ゲンの世界歌い継ぐ 加藤登紀子さんら故中沢さんの詩 CD化』『日牛肉下げ 豪車撤廃 関税、EPA(経済連携協定)大筋合意』、『殺人容疑元准教授再逮捕 社長自殺偽装 硫化水素作製か』、『桜のうろこきれいでしょ 五条川』(8日付、中日朝刊)
☆『シェールオイル秋田で商業生産 国内初、日量3万5000㍑』、『「不純物 検出されたはず」 名張毒ぶどう酒 弁護団が意見書』、『元プロ野球3選手 筑波大大学院へ』、『豪州沖深海 信号を捕捉 ブラックボックスか』(8日付、毎日朝刊)

四月七日
 ブロッコリーのちいさな花々。傍らにはカレンダー=自宅玄関で
 
 
 「これ、何の花か知っている」と聞かれ「はてな?」と私。「ブロッコリーよ。でも、花が咲いてしまったから、お終いなんだ、このこたち。もう食べられない」とも。というわけで、妻が庭で大切に育てたこのちいさな〝花々〟は、わが家の玄関先に飾られたのである。
        ×        ×
 みんなの党の渡辺喜美代表が化粧品会社会長からの八億円にも及ぶ借入金問題の責任を取って辞任を表明。「法的には全く問題ないが、残念ながら迷惑をおかけし党首として大いに反省しなければならない。つい先ほど辞任届を出したところだ。今後は一兵卒として、原点に立ち返り、何を成すべきかに邁進して参りたい」と述べた。
 毎日夕刊記者ものコラムの【憂楽張〈言葉の力〉】を読んで、わが胸を鷲摑みにされた思いにかられた。このコラムは『取材の最中、不覚にも涙が止まらなくなった。2011年6月下旬、福島県南相馬市で93歳の女性が自ら命を絶った。その遺書を読んだ時のことだ』で始まる。……
 コラムはさらに『遺書に「毎日原発のことばかりでいきたここちがしません」「老人は(避難の)あしでまといになる」とつづり、こう結んでいた。「さようなら。私はお墓にひなんします。ごめんなさい」
 取材から3年もたつのに、忘れられない。言葉の持つ力について考えざるを得ない。自分の乏しい読書経験で、死を覚悟した女性が残した最後の一文の迫力に、太刀打ちできる作家はいただろうか。……』と問いかけている。
 あまりに胸を突く記事なので紹介させて頂いた。
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【きょうの一文・ことば】
 拝復、御ていねいの御手紙、恐縮に存じます。この頃の諸雑誌のくだらなさは、大戦中よりもなほ下劣と思はれるくらゐ、つくづくあいそがつきてゐます、御誌「黄蜂」だけでも、どうかハツラツたる、さうして勇気あるものになし下されたく、頗る期待して居ります、…=7日付中日朝刊〈太宰治期待と激励のはがき〉の記事中、太宰から「黄蜂」編集部あてに送られたはがきの内容の1部
 「市長を辞めても日本とカナダの友好親善活動に取り組みたい」=7日付毎日朝刊、愛知県刈谷市と姉妹都市提携を結んでいるカナダ・ミササガ市の女性高齢市長、ヘーゼル・マッキャリオンさん(93)が刈谷市民との交流会の席で

【新聞テレビから】
☆『日豪首脳会談 EPA交渉 大筋合意』、『新発見 龍馬の手紙』『新政府構想の一端も』(7日夜、NHK総合ニュース)
☆『早大が全博士論文調査 小保方さん所属 先進理工学研究科で』、『名古屋と陸前高田 友好都市提携へ』、『各地で入学式 ピッカピカの出会い 東海の小中学校』『ボクシング30歳高山さん 新入生は世界王者=名古屋市私立菊華高校』(7日付、中日夕刊)
☆『「いっぱいべんきょうするよ」 福島県の双葉・町立学校=1幼稚園、2小学校、1中学校=が(移転先の同県いわき市で)再開』、『ダルメジャー最速500K 今季初勝利』『優勝、非常に誇らしい』リトルナデシコ帰国』(7日付、毎日夕刊)
☆『東北再生へ「第二の開業」 三陸鉄道全線復旧』『大川小の旧校舎 卒業生「残して」 震災遺構、署名活動へ』、『集団的自衛権の行使容認 全国59議会「反対・慎重」』、『春の雪 花と共演 岐阜・本巣の淡墨桜』、『〈通風筒〉◇…名古屋市と愛知県瀬戸市を結ぶ名鉄瀬戸線で六日、一九六六(昭和四十一)年から走り続けてきた赤い電車のさよなら運転があり、沿線で住民や鉄道ファンが写真を撮ったり手を振ったりして別れを惜しんだ。』(7日付、中日朝刊)
☆『米国防長官 集団的自衛権容認を支持 日米防衛相会談で明言』、『「被災地支援」詐欺横行 福島の山林購入 被害70人4億円』、『イチロー愛用品も製作 久保田さん 71歳で始球式 名バット職人 笑顔の引退』、『「不祥事情報 提供を」 NHK籾井会長 全役職員に要望』(7日付、毎日朝刊)

四月六日
 世界ボクシング評議会(WBC)の世界ライトフライ級タイトルマッチと同世界フライ級タイトルマッチが東京・大田区総合体育館で行われ、ライトフライ級は井上尚弥(20)=大橋ジム=がチャンピオンのアドリアン・エルナンデス=メキシコ=を6回に右ストレートのテクニカルノックアウト(TKO)で破り日本プロボクシング史上最速、プロ六戦目で世界チャンピオンに輝いた。フライ級もフライ級王者の八重樫東(31)=大橋ジム=がオディロン・サレタ=メキシコ=に9回KO勝ち、3度目のタイトルを防衛した。
 この日は先に再審開始と拘置停止の決定で四十八年ぶりに釈放された元プロボクサーで死刑囚だった袴田巌さん(78)にWBCから名誉チャンピオンのベルトを授与。日本フェザー級六位が最高ランキングだったが、無実の罪で手にすることのなかったベルトが姉の秀子さん(81)を通じ、贈られた。
 名古屋市中区の鯱城ホールでは、その秀子さんも顔を見せ名張毒ぶどう酒事件で無実を訴え裁判のやり直しを求めている奥西勝死刑囚(88)=東京・八王子医療刑務所=の再審支援集会が開かれ、支援者らが無実と裁判のやり直しを訴えた。
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 満93歳の母を誘って満開の桜を見に、妻も一緒に犬山へ。木曽川にかかる犬山橋を渡った岐阜県側の対岸から望む犬山城、国宝が満開の桜と川面に浮かぶ姿がとてもステキなので、そこいら辺りに車を止め喫茶店にでも入りコーヒーでもと思いきや、母曰く「おかあちゃん。田楽を食べたい。確か、もうチョット行くと桃太郎神社があり、そこに行けば田楽屋さんがあったはず」の弁。
 デ、そこから桃太郎神社へ。名鉄電車が陸橋と並んで走るツイン橋とやらを再び愛知県側までバックして木曽川沿い上流方向にハンドルを切った。あとは一本道。まもなく桃太郎神社に着く。この間、木曽川沿いに流れる景色ときたら、満開の桜あり、川の流れあり、青い空に浮かんだ白い雲がたなびくなど、その絶景には〝天国か〟と思ったほどである。
 幸い駐車場に運よく一台だけ車を置くスペースがあったので、ここに止めて近くの田楽屋さんへ。母は満足そうにペロリと一人前を美味しそうに平らげ、来てよかったナと思った。母が田楽をあれほど好きだったとは。母のことなら大抵は知っているはずだったが…。突然耳にした田楽食べたい、の言葉には実感もこもり、思いがけない新発見となった。

【きょうの一文・ことば】
 ありがとうございました。皆さん! (このチャンピオンベルト)似合っていますか。こんな打ち合いはプロになって初めてです。お父さん、本当にありがとう。これからも、もっと大きな夢に向かって頑張るので、よろしくお願いします。=6日夜、大田区総合体育館で。勝利のインタビューに答え。井上尚弥新チャンピオン
 たまたま当たっただけ。どうなるのか。不安でいっぱいでした。ただ努力は必ず実を結ぶことを、これからも体現していきたい。=6日夜、大田区総合体育館で。3度目のタイトル防衛をした八重樫東チャンピオン
 ウイニングボールは、おとんとおかんにジャンケンしてもらい、勝った方にあげます=ソフトバンク戦でプロ4年目で初勝利の楽天・福山投手(楽天3―2ソフトバンク)

【新聞テレビから】
☆『みんな渡辺代表への8億円は「選挙資金」 DHC会長本紙に証言』『資産報告なく違法 神戸学院大学教授 上脇博之さん』(しんぶん赤旗日曜版 2014年4月6日号)
☆『春満彩 浜名湖花博、二つ目の会場も開幕』、『笑顔を咲かせましょう 富山でチンドン開幕』、『タイタニック生存 邦人の手記を公開 細野晴臣さんの祖父夜中の惨事克明に』(6日付、中日朝刊)
☆『プロ負け越し決定 電王戦』、『タカラジェンヌら460人「すみれ」大合唱』、『与謝野晶子の未発表作 直筆の短冊見つかる』、『〈雑記帳〉◇世界文化遺産・富士山を訪れる外国人向けに、山梨県などが山麓など8カ所からの富士の眺望をライブ画像で見られるホームページ「Fujisan Watcher(フジサン・ウォッチャー)」を開設した。』(6日付、毎日朝刊)

四月五日
 満開のわが家のチューリップ
 
 新聞夕刊の【桜だより】コーナー。五条川や犬山、清洲公園など尾張地方の大半が〈満開〉のなか、名古屋の山崎川や庄内緑地公園、小牧山のように散り始めも出てきた。そんな中、わが家のチューリップがひそやかに満開の花を咲かせている。
 ここ日本の片隅、愛知県江南市花霞町の古知野神社の祭礼に伴う獅子・みこし巡行が一週間後に迫り、町内各組に対する半纏と帯、豆絞り(ハチ巻き)の配布作業が夜、三役と前任総代が出て福祉センターで行われた。
 六時前から半纏や帯、豆絞りをセンターまで運び、畳の部屋をお借りして約一時間かけ各組とも班長さんを通じて事前に申し出のあった数を手分けして組ごとに並べる―など結構大変な作業となった。半纏と帯、豆絞りは各組とも午後七時から組長さんが代表で受け取りにくる手はずだったが、なかにはウッカリ忘れてしまっていた組長さんもおり、こちらからマンションまで届ける事態となった。
 いやはや、これまでは「我関せず」でいたが地域の祭りは三役はじめ、組長さんや班長さんらの陰ながらの奉仕の精神によるところがいかに多いか、を思い知る一日ともなったのである。それから、大人、小学生高学年、同低学年、幼児別に半纏や帯、豆絞りを大きさ別に仕分ける作業がいかに大変か。これは経験したものにしか分からない。
 これは反省点でもあるが、半纏のクリーニングを毎年お願いしている業者や子ども会の代表に少し助けて頂いてもよかった。声をかけないできた、こちらの責任になるのだが…。かといって、船頭が多くなりすぎてもかえって混乱するかもしれない。やはり、このままでいいか―と頭が二転三転する。
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 東日本大震災で全線不通となっていた「三陸鉄道」の南リアス線(盛―釜石、36・6㌔)が、きょう最後に残った不通区間の吉浜―釜石(15㌔)で待望の運転を再開、震災から三年余りで全線復旧した。あす六日には北リアス線(宮古―久慈、71㌔)の不通区間も解消し、全面的に復旧する。
 〝マーくん、神の子、仏の子〟とは、あのノムさん(野球解説者、楽天元監督の野村さん)よくぞ、言ったものである。米大リーグ、ヤンキースに入団したそのマーくん、田中将大投手が四日(日本時間五日)トロントのロジャース・センターで行われたブルージェイズ戦に先発で登板してメジャーデビュー。
 一回、先頭打者に本塁打を浴びたものの、徐々に安定感を取り戻し、七回まで投げて6安打3失点。チームが6―3とリードした場面で交代、勝利投手に輝いた(結果は7―3でヤンキースの勝ち)。田中投手は楽天に七年間在籍して99勝(35敗3セーブ)。昨年の公式戦は24勝無敗、この日の勝利で一昨年八月から続く連勝は「28」になった。スゴイ投手である。
 北朝鮮による弾道ミサイル発射の可能性が高まるなか、小野寺防衛相が今月三日、自衛隊法に基づく破壊措置命令を出していたことが判明。大手化粧品会社会長から八億円ものお金を借り入れていた、みんなの党渡辺喜美代表につき、みんなの党の浅尾慶一郎幹事長が代表の辞任は避けられないと述べた。 

【きょうの一文・ことば】
「消費税はだいぶ高くなった実感もあったが、社会保障への対応のため、子育て支援のために使っていきたい」=5日付毎日夕刊■安倍首相買い物、の記事中。視察後、記者団に

【新聞テレビから】
☆『田中将 白星デビュー 大リーグ7回3失点』『挑戦ではない 力見せつける』『リトルなでしこ世界一 U―17(十七歳以下)W杯』、『三陸鉄道待望の春 南リアス線が復旧 あす全線再開』、『後継に大谷暢裕氏 真宗大谷派門首』、『アフガン投票始まる 大統領選 テロ対策40万人動員』、『ブッシュ前大統領画家になる』、『旅客機立ち往生 滑走路15分閉鎖 中部国際空港』、『印で性的暴行 初の死刑判決』(5日付、中日夕刊)
☆『三陸鉄道南リアス全線開通 一番列車笑顔乗せ』『三陸鉄道 夢再び』『がれきから30年前の記念冊子「切れない縁感じた」』、『桜と車山華麗に 犬山祭』、『自衛隊に破壊命令 北朝鮮ミサイル備え』(5日付、毎日夕刊)
☆『宝塚スター集結 100周年』、『「新しい挑戦続ける」 西川流 四世家元千雅さん』、『皇居でお花見ぎゅうぎゅう 乾通り公開に5万人』、『「敵対心あおらず、説明する程度に」 領土教育踏み込めぬ』、『蟹江敬三さん死去 69歳 映画、ドラマの名脇役』(5日付、中日朝刊)
☆『中国南シナ海防空圏延期 周辺国と摩擦影響』『東シナ海で批判受け』、『栄の百貨店屋上 歓迎会にもビアガーデン 早くもオープン』(5日付、毎日朝刊)

四月四日
 ドラゴンズはナゴヤドームで対巨人戦。先発した川上憲伸は5回2失点で今季初の黒星、結果は散発4安打の3連敗。これは私のあくまで感覚、誤っていればよいのだが。今シーズンのドラは、全体に力不足だ。「力不足だな」とポツリと漏らすと「いつも、そうよ」と傍らの女性。
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 北海道と東北、関東地方で大荒れの一日に。稚内はじめ釧路、新千歳空港周辺など各地で突風や雷雨が吹き荒れ、釧路や宮城県石巻市では生活道路が冠水し被害が相次いだ。埼玉、茨城県でも黒い猛烈な雲とともに突風を伴った風雨が吹き荒れ、栃木県宇都宮市と東京練馬区で季節外れの、それも地表という地表にたたきつけるような、ヒョウが降った。
 これも〝春の嵐〟か。テレビ画面に映し出された、白いちいさな塊がみるみる、まるでツブテの山みたいに路上に降り積もっていくさまは、幻想を超え無気味そのものだった。
 ここ愛知県尾張地方も時折、思い出しでもした如く、けっこう寒い風が吹き荒れ、まさに〝花冷え〟の一日に。こうした自然現象の前に私たちは、ただ立ち尽くすばかりだ。反発のひとつさえ、何もできないニンゲンたち。北海道では、あすにかけ風雪がいっそう強まるという。
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 札幌市北区の北海道警官舎階段踊り場でカセットこんろ用ガスボンベが爆発、長さ約2㌢のくぎ約二千本が見つかった。こうした爆破騒ぎは、今年に入りほかにも札幌北署駐車場や大手商業施設など半径3㌔の範囲内で起きており5件目。何の恨みがあっての犯行なのか。地域社会を不安と恐怖に陥れている。おそらく同一犯だろう。
 正午のNHKニュースによれば、本年度、教科書検定済み小学校教科書への東日本大震災の記述が大幅に増え、尖閣諸島と竹島に関しては全教科書とも「固有の領土」との記述がされている、とのこと。中国と韓国の対日感情を悪化させることにならなければよいのだが。かといって、元々固有の領土なら宙ぶらりんのままでは困る。でも、領土教育の押しつけもよくない。難しい問題だ。

【きょうの一文・ことば】
「これほど真剣な学生は今どき珍しく、若者の刺激になる。文学は年を重ねるほど理解が深まる」=4日付中日夕刊〈晴れて愛教大院生に 敬う英詩人(ディラン・トマス)を研究 74歳元教諭 向学の春〉の記事中。愛知県幸田町の元高校教諭、成田重忠さんが大学院生になったことについて。愛教大教授で指導教員を引き受ける道木一弘さん
 政府は核アレルギーがなさ過ぎる。なぜ、これほどまでに原発にこだわるのか。下心というか、目指すは核武装の魂胆が見えてきてしまう。=4日夜のメ~テレ『〈報道ステーション〉自民「エネ基本計画案」了承 原発推進』の番組中で。コメンテーターの浜距子同志社大学大学院教授

【新聞テレビから】
☆『宝塚100周年 100人のお宝公開』、『皇居・乾通りの(桜)一般公開始まる 天皇陛下傘寿記念』、『非正規5000人組合員に 三菱UFJ銀労組 待遇改善目指す』(4日付、中日夕刊)
☆『「愛知でフットサルW杯を」 2020年招致目指す 知事表明東京五輪と相乗狙う』(4日付、毎日夕刊)
☆『滋賀の放射能汚染チップ放置 東電賠償金 業者に4億円』、『夢二が見た ハワイの宵待草 晩年の日本画発見』、『居眠り運転ピピッと警告 デンソー トラック・バスに装置』『銀盤の主役 満開の笑顔 名古屋でフェス』、『大間原発 函館市が提訴』『自治体初、建設中止求め』(4日付、中日朝刊)
☆『世界チャンプ高校生に 30歳高山選手=プロボクシングの国際ボクシング連盟(IBF)ミニマム級世界チャンピオンの高山勝成選手が名古屋市守山区の私立菊華高校生に= 「学び直したい」』『臨床試験疑惑 ノバルティス社長更迭 日本法人 過去3年検証』、『貴乃花理事ナンバー3 相撲協会新体制 「無気力」監視も』(4日付、毎日朝刊)

四月三日
 ソメイヨシノは既に満開=古知野神社で=、八重桜も負けじと天に向かって咲く=草井で=
 
 
 
 隣接する遊園地の満開になった八重の桜を目の前に、きょうは午前中、草井公民館での社交ダンスのレッスンとあいなった。少し遅れて行ったのでジルバは出来ずじまい。チャチャチャ、タンゴ、ワルツの順でレッスンに挑んだ。
 偉大なるレッスン仲間の先輩男女から「足の平ではなく、爪先で踊るように心がけるとよい」(ヤツハシさん)「心持ち両膝を下げて踊ってみたら」(タカちゃん)とのアドバイスを受けたが、なるほどその方が演技力は一段と増し、足の流れもスムーズだ。やはり、経験を積んだ人には勝てない。違うな、とつくづく思う。
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 夜は、名古屋へ。名駅近くの本格串焼とへぎそばで知られる「濱匠」名駅別邸で知人と世のなか全般についてあれやこれやと語り合い、楽しいひとときを過ごした。帰り、江南駅で名鉄バスの川島行き終車になんとか間に合ったが車内で寝過ごしてしまい、三駅も乗り過ごしてしまい、徒歩で歩いて帰宅。
 こんなくらいなら、最初から駅から歩いた方がよかった。でも、歩きながらいろんな物語が頭を往き来し、これはこれで貴重なときになったかもしれない。

【きょうの一文・ことば】
 良きコンテンツはやはり、アナログでしか生まれない=名古屋市内で。飲みながら知人のAさん

【新聞テレビから】
☆『復興の旋律ロンドンから 福島の中学生演奏会』、『岩手・久慈 津波60㌢』『チリ巨大地震 太平洋側に注意報』(3日付、中日夕刊)
☆『「原発の場所かつて飛行場があった 福島避難者が自分史』『NPOが聞き取り 記憶と体験後世に』、『台湾からの学徒出陣 わだつみのこえ記念館 証言集めへ』『最前線で「捨て身」になる訓練だけ 西玉弘さんの証言』(3日付、毎日夕刊)
☆『龍谷大平安初Vセンバツ』、『〈孤立する日本 隣人 日中韓①〉日中首脳会談 靖国不参拝が条件 中国、首相に明言求める』、『ノバルティス白血病試験 副作用国に報告せず 社員関与 証拠隠滅も』、『解剖1人で年3835件 横浜の監察医 質確保に懸念』(3日付、毎日朝刊)
☆『夜の山崎川 桃色アーチ』、『台所にゴーギャンの絵 盗難、44年ぶり発見 イタリア(シチリア島)』、『横田夫妻に訪朝要請 北朝鮮側「今は行けない」固辞』(3日付、毎日朝刊)

四月二日
 満開の桜たちがまぶしい=五条川で
 
 春の、この町の祭礼を前に、なにかと気忙しい。
 でも、自分のペースだけは普通どおりに保たなければ良い小説は書けない。そう自らに言い聞かせ、午後、大須の笛の師匠宅に出向いた。きょうは〈惜別の歌〉の譜面を渡されけいこに入ったが、この歌は若いころ、いつも一人感傷にふけってうたっていた私の大好きな曲だけに、なんだか嬉しくなってきた。
 歌詞は次のとおりだ。
♪遠き別れに 耐えかねて/この高殿に 登るかな/悲しむなかれ 我が友よ/旅の衣を ととのえよ
♪別れと言えば 昔より/この人の世の 常なるを/流るる水を 眺むれば/夢はずかしき 涙かな
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 午前中、春の祭礼の豆絞り(鉢巻き)が出来ました、と業者から連絡が入っていたので名古屋から帰宅後、マイカーで受け取りに。引き続き、半てんの使用着数の確認や世帯名簿に関することなど、電話をかけられたり、逆にかけて問い合わせるなど。なんだかんだで一日がバタバタと、目まぐるしい。
 それはそうと、名鉄電車の窓から見る桜は五条川両岸はじめ、布袋の大仏さまなど、どこもかしこも満開である。春がとうとうやってきた。
 春のセンバツ。決勝戦が甲子園球場で行われ、大会最多38度目出場の龍谷大平安(京都)が履正社(大阪)を6-2で破り、初優勝。拉致被害者である横田さん夫妻が孫のウンギョンさんと面会した際、「北朝鮮にぜひ、来てほしいと言われ、行けると良いですね―と答えました。行きます、とは言ってはいません」と。京都沖の日本海に五百頭ものイルカの大群が出没した―とのニュース。カネボウの美白化粧品による被害者は全国十六都道府県で実に一万八千三百人にも。もはや深刻な社会問題だ。

【きょうの一文・ことば】
 今年は冬の雪が少なかったこともあり、つぼみの付き具合は例年以上。「八年に一度」(藤原さん)の当たり年で、「満開は四日。きっと最高の姿が見られるよ」と笑顔を見せた。=2日付中日夕刊『淡墨桜見守るレンズ 撮影60年 開花予想名人に』の記事と開花予想名人、藤原俊博さん=本巣市根尾板所、74歳=
 なぜ(私の論文を)捏造だ、と断定するのか。STAP細胞は出来ると信じている。研究はこれからも続けたく思っています。=2日夜〈NEWS23〉から、小保方さんの話

【新聞テレビから】
☆『GMトップ欠陥放置謝罪 米公聴会 隠ぺい有無は「調査中」』、『富士の雄 エベレストへ 1619回登頂の70歳=登山家、実川欣伸さん。静岡県沼津市=、次は七大陸制覇』、『論文撤回同意を否定 小保方氏、後日会見も検討』、『チリ沖でM8・2 南米沿岸に津波警報』、『邦人家族3人事故死 米で旅行中、不審車が衝突』(2日付、中日夕刊)
☆『白斑初の集団提訴 カネボウ相手に 静岡、山梨14人 「きちんと説明して」』、『米教授再び「撤回不要」 STAP論文 最終報告受け』『「シンデレラ転落」海外でも波紋』『物価上昇企業「1.5%」 1年後 日銀目標下回る』、『強制連行100人提訴 中国・高裁 韓国側とも連携』(2日付、中日夕刊)
☆『「STAP論文に捏造」 理研最終報告改ざんも認定 小保方氏強く反発』『理研は倫理教育足りず◆組織の問題も検証必要』、『17年ぶり 値上げの嵐』(2日付、中日朝刊)
☆『〈崩壊STAP論文㊤〉 密室が生んだ捏造 助言役責任果たさず』『理研、執行部引責も』(2日付、毎日朝刊)

四月一日
 美しく咲き誇ったソメイヨシノの花、花、花…=桜の名所、五条川にて
 
 

 

 合間を見てこの辺りの桜の名所、五条川堤へ、と出向いた。
 ソメイヨシノは、どれもこれも満開寸前といったところか。〈かぜ〉に打たれ、何かに耐えてでもいるかのように美しい花弁を開花させた表情が心にしみた。特に、きょうは空の「青」と川面の「清らかな流れ」が桜の全身をいっそう浮き立たせ、えも言われぬほどに美しかった。ソメイヨシノのひとひらひとひらが大気のなかで花弁を震わせ浮き立つ。そのさまは、春を迎え躍動感というようなものまで感じさせた。
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 東電福島第一原発事故の放射能漏れで避難区域となっていた福島県田村市都路地区の百十七世帯、三百五十七人が一日、県内市町村では最初に避難指示を解かれ、多くが市中心部の仮設住宅から実家に戻った。とはいえ、放射能汚染が心配でそのまま仮設住宅に残った世帯も半分ほど。春のセンバツで準決勝まで勝ち上がった豊川(愛知)は履正社(大阪)と対戦、乱打戦となり延長十回、12―7で惜しくも敗れた。

【きょうの一文・ことば】
 袴田さんは現役時代、ひとつのTKOを除きすべて判定で勝った。KO負けは皆無。強打一撃でなく不屈の粘りが不当なジャッジを引っくり返した。=1日付中日夕刊『〈スポーツが呼んでいる 藤島大〉袴田巌さん ボクサーは偏見を打つ』から。スポーツライターの藤島大さん
「在る小倉日記伝」は鴎外の小倉日記の空白部分を埋めようとしたにも拘わらず、その後になって森家から本物の日記が出てきたため希望も努力もむなしくなってしまう―といった展開で、人間の努力の虚しさといったようなものを書きたかった。…小説の書き方に規則というものはございません。自分の訴えたいこと読者に伝えるのに最も適切な方法を使えばよい…=1日NHK第二ラジオアーカイブ『松本清張自作を語る〈装飾評伝〉/昭和46年11月26日録音』から

【新聞テレビから】
☆『〈消費税8%〉3%の重みズシリ 夜の繁華街ルポ』、『STAP論文の不正認定 小保方氏捏造、改ざん 理研最終報告  細胞の存在触れず』『小保方氏「承服できない」 理研に不服申し立てへ』、『松本で男女刺され死亡 殺人未遂容疑 家族?男を逮捕』(4月1日付、中日夕刊)
☆『春3年ぶり我が家 福島・都路帰還始まる 住民分断うれしくねえ』、『小保方氏の不正認定 STAP論文 画像捏造・改ざん 理研調査委報告「1人で実行」』『〈解説〉細胞真偽不明のまま』(1日付、毎日夕刊)
☆『南極海捕鯨日本に中止命令 国際司法裁「科学調査でない」』『袴田さん再審決定に不服 静岡地検が即時抗告』(1日付、中日朝刊)
☆『消費税8%スタート 17年ぶり 社会保障充実掲げ』、『日朝協議継続で合意 北朝鮮、拉致議論拒絶せず』、『■大須の「ランの館」が閉館』(1日付、毎日朝刊)

08/4/26