生きてゆく人間花たち/六月の唄

平成二十五年六月三十日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 エジプトのモルジ大統領が誕生して、きょうで一年―。
 エジプトではこのところ物価高にあえぐ反大統領派民衆によるデモが日に日に拡大。カイロ市内の七カ所でモルジ大統領の退陣を求めた大統領宮廷包囲デモを呼びかけるなど、市内全域で緊張が高まっているという。なんでも、このデモの拡大、一昨年の〝アラブの春〟の時と同じで交流サイトからの呼びかけで結構、急速に市民の間で参加者が増えてきているようだ。
 ただ大統領を支えるムスリム同胞団の支持派の結束も堅いだけに、ひとつ間違えば全面衝突という大事にも至りかねない。既にこの反対デモで七人が死亡、二百人がケガをする事態に発展しているという。外野から言わせてもらえば、なんとか話し合いで解決してほしく、これ以上の流血騒ぎだけは避けてほしい。エジプトには日本企業七十社があり、日本人千二百人が住んでいる。

 ブルネイの首都バンダルスリブガワンでは日本の岸田外相も出席してASEAN(東南アジア諸国連合)地域フォーラム閣僚会議に合わせた日中韓の外相会議が開かれ、北朝鮮の非核化をめざし連携を強化していくことを確認、懸案の尖閣問題について岸田外相は「尖閣諸島は本来、日本固有の領土で元々領有権の問題は存在しない」と主張した模様で、他のASEAN諸国も日本のこの立場を支持したなどとメディアが報じている。

 日本国内の方は、といえば。富士山があす世界遺産後、初の山開きということで熱気が高まっている。東京では、八十八年の歴史を刻んだ松坂屋銀座店がきょう限りで閉店した。
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 求愛のため羽根を広げるオスのインドクジャクと美の極致ともいえる目玉模様=30日夜放映されたNHKの番組「ダーウィンが来た!」から
 

 

 今夜のNHK総合テレビ「ダーウィンが来た! ネパール野生クジャク華麗! 恋の競演に密着」なる番組。インドクジャクのオスがメスに求愛する際に広げる飾り羽と目玉模様、そして鳴き声などについてこれまで明かされていなかった神秘の世界が紹介されていたが、とても美しい映像であるばかりか、研究者の見解も紹介され興味深い内容だった。
 この番組は、カトマンズで旅行会社オーナーとして活躍中である知人女性から「番組誕生には私たちも関わっているので、ぜひ、見てほしい」と言われていたこともあり、しっかり見させて頂いたが字幕にあった【密着! 恋の駆け引き  生きもの新伝説】のことば通り華麗かつ神秘、厳しい自然界の姿には感動した。
 さっそく「ダーウィンが来た! ステキな番組を見させてもらいました。これからも活躍してしてください」といったメールを送ると、まもなくして「メールありがとうございました。面白く仕上がってましたね! 来年もまたロケに来るそうです。楽しみにしていてください」の返信が届いた。
 きょうは、このほかにも「桜チャンネル」をユーチューブで見てみたが、大変参考になった。これからは、気にかけて見ていこう、と思っている。人間、いや小説を書き続ける文学者としてもその方が幅が広がると直感したからである。世のなか、一つだけの世界が動いているのではない。
  多くの思想と信念、哲学のなかでこの世は回っているのである。きれいごとかも知れないが私は文学者として、これら全ての人々の生きる姿を公平かつ冷静に見守ってゆきたい。なかには間違った道を突き進んでいる人たちがいるかも知れない。
  でも、人間は皆ひとつ。互いに【人間の尊厳】の気持ちだけは持ち続け、戦争などという悲劇は繰り返してはいけない、と思っている。

【きょうの一文・ことば】そう、みんながこの瞬間を待っている。ナゴヤドームでのアナウンス。「ピッチャー、浅尾」=30日付中日朝刊〈世談(運動部長・栗田秀之)〉から

【新聞テレビから】
☆『八重の桜「八重、決選のとき」』(30日夜、NHK総合テレビ)
☆『都心に響く郡上おどり 東京・青山』、『中部9県出馬予定者 「9条改憲」22人、反対20人』『参院選本紙調査 原発再稼働賛成多く』、『高濃度汚染水 海際でも検出 福島第1』、『40年前の富士山映画 大阪万博で上映 市川昆作品発見』、『「さよなら渓谷」審査員特別賞』、『生誕120年記念 きょう一宮で上映会 市川房枝 戦い語る記録映画』(30日付、中日朝刊)
☆『(カンボジア北西部の古代クメール王朝初期の首都・マヘンドラパルバタに)アンコールワットより古い 幻の古代都市』、『貧困問題解決呼びかけデモ 名古屋』、『韓国・朴大統領きょう帰国 歴史問題足並み会談7時間 中韓蜜月アピール』(30日付、毎日朝刊)
☆『都議選 共産党8→17 議席倍増さあ参院選へ』『「自共対決の時代」 政権批判の「受け皿」に』(30日付、しんぶん赤旗日曜版)

六月二十九日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 きょうは、このところのチョットした慌ただしさから解放されたい気持ちもあって、友からの突然の「大阪に行くので」といった連絡もあり、急にふらりと出たくなり昼過ぎに近鉄特急で大阪へ。道頓堀に面したその店で食事をしながら世間全般についてあれやこれや、と語り合い、さきほど午前零時過ぎ、帰宅した。歳なのか、少し疲れはした。でも、ここちよさは残る。

 大阪はなぜか、妻の好きな土地柄だ。あの独特の〝きっぷ〟というか。義侠心といったようなものが人々に満ち満ちているからかもしれない。実は私にとっても街中に浮かんだ味わいというか、そういったような「得体の知れない何か」がたまらない魅力なのである。かつて新聞社の大津支局在任時には休日になるとは、ふらりと何度も出かけた。
 そして。いつも世話になっている関西に住むその友とシャブシャブをつつきながら「平和」とか、「原発」、「桜チャンネルの存在」とか、「本を一度も読んだことのないお客さんの話」とか、「東北往復の長距離運転の話」とか、米国家安全保障局(NSA)による個人情報収集を暴露した米中央情報局(CIA)職員=エドワード・スノーデン容疑者=のこととか、最近の旅や互いの地道な交遊関係など近況を話し合うなどした。
 なぜか、いま私が執筆に入っている作品など肝心な小説については何ひとつ話し合わなかったのも不思議な話だ。

 この友は多読家で、文学に対する厳しさにも秀でた方だけに今後、私が細々ながらも自分のめざす作家活動を進めていくうえで大変勉強になる、との思いでお付き合いをしている。でも、きょうは肝心の小説について何ひとつ話し合わないで帰ってきたことが悔やまれる。とはいえ、書くに当たっての姿勢とか作家としての矜持、雰囲気、意識の流れといおうか。食事をする中からポッ、ポッと口から出て伝わってくるもの、そうしたものが私自身の小説作法を高めてくれる、そんな気がした。楽しい有意義なひとときとなった。

 帰宅すると、寝ていれば良いのに。ひとり部屋で待っていてくれ、私は帰りに大阪難波駅で買い求めた【なにわ めっちゃおもろい奇跡の出逢い❤ 道頓堀の恋人】なるチーズケーキを、タブロイド判八ページの近鉄ニュースのパンフレットと一緒に「ハイッ、これ」とだけ言って手渡した。妻は、チーズケーキと若いころ私と共に過ごした伊勢志摩が好きなのである。このチーズケーキ、結婚当初私は大の苦手だったが知らぬ間に飼いならされ今では私までが好きになってしまった、どこか魅力的なしろものである。

 いまは未明を通り過ぎた。歳のせいか。
 疲れたから、また寝よう。いまでも、どんな若者より全ての面で若いのだが。きょう、また誰かさんから教えられた、厳しく棘のある言葉「美しく生きていくためには、年はすなおに認めなければいけないよ」なのか。これからいい作品を書かなければ、と決意を新たにした。

【きょうの一文・ことば】「環境に優しく、育てることのできる木の良さを伝えたかった」「デザインも良いし、木でできていて素晴らしい」=29日付中日夕刊、〈ぐにゃり絶景かな オーストリア 世界一高い(高さ100メートル、らせん状にめぐる滑り台付き。塔の建設費は約八百万ユーロ―、約十億円ナリ)木造展望塔〉より
 
【新聞テレビから】
☆『皇后さま英訳の詩集=「ぞうさん」などで知られる詩人まど・みちおさん(百三歳)の作品の皇后さまによる英訳詩集「けしゴム」と「にじ」の二冊が出版された』、『核削減「反対」5割』、『エジプト 衝突で米国人死亡 反政府派襲撃巻き込まれ』、『ミャンマーの法整備支援 名大初の研究拠点 ヤンゴン大に』、『アワビ採り神事 海女93人が再現 鳥羽』、『熱田照らす不知火 名古屋場所奉納土俵入り』(29日付、中日夕刊)
☆『柏崎刈羽原発 早期再稼働困難に 新潟知事 新基準を否定 「安全 確保できぬ」』、『殺人未遂容疑で再逮捕 練馬切り付け 男「黙秘します」』(29日付、毎日夕刊)
☆『山井ノーヒットノーラン 悔しさ忘れずついに』、『参院選へ ネットで党首討論 首相 経済で成果強調 野党「賃金上がらず」』(29日付、中日朝刊)
☆『奇跡の一本松 試験点灯』、『統一球「9月に報告」第三者委初会合』、『富士山 入山料1000円 来月25日から』、『東京・小学校前切り付け 71歳安全指導員が応戦 「守らねば」刃物にひるまず』(29日付、毎日朝刊)

六月二十八日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 中日ドラゴンズの山井大介投手が今夜、横浜スタジアムでのDeNA戦で史上七十七人目(通算八十八度目)のノーヒットノーランを達成した(中日9―0DeNA)。山井投手といえば、2007年の日本シリーズ第5戦日本ハム戦で8回終了まで一人の走者も出さずにパーフェクトの投球をしていながら、時の落合監督の冷徹な判断で九回に救援を送られたことがある。あの時の悔しさは一人のファンとしても忘れることができない。
 それとも、神さまは、あの日の悪夢を覚えていて今になってノーヒットノーランの機会を与えてくれたのか。

 午後、東京・練馬区の大泉第一小学校正門前横断歩道で信号待ちをしていた1年児童三人が突然、次々と男に首などを刃物で切りつけられ負傷するという、信じられない事件が発生した。男はそのまま車で関越自動車道を逃走したが、車のナンバーを覚えていた女性らの協力でまもなく銃刀法違反の疑いで逮捕された。
 男は47歳。事件を起こしたあとは、青い車で埼玉方面に逃げたというが、それにしても何故、小学生のそれも一番低学年を襲ったのか。よく分からない。こんご調べが進むにつれ明らかにされるだろうが、私にはシャブ呆け以外には思いつかないのである。
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 名市大人文社会学部でのチョット変わった名称の問題認識特別講座の最終授業を終え、肩の荷が下りた気がしている。なにしろ朝一番の授業なので、午前七時過ぎには自宅を出て、電車とバスを乗り継いで名古屋市千種区の山の畑キャンパスまで行かなければならない。そこには約四十人の学生が待っているのだ。

 授業は午前九時から十時半まで。結構、神経を使う。事前の準備も必要である。
 きょうは最初に取材、整理、校正…と中日新聞が出来るまでの一連の流れと、国内はじめ全世界に至る取材網、販売・事業(中日劇場含む)・広告などその他の業務全般まで収録されたDVD「この街に生まれ、この地球で育つ」を上映。引き続き【真実 公正 進歩的】(社是)な新聞づくりに日頃、記者たちが〈報道の自由と人権の狭間で〉それぞれの葛藤を乗り越え、どう挑んでいるのか、を私自身の記者体験をまじえながら話した。そして地方版に始まりサンデー版大図解まで新聞の存在が私たちの生活やこどもの教育にとってはいかに大切か、についてもNIE(ニュースペーパー・イン・エデュケーション=新聞を教育に取り入れる、の意)活動にも触れ説明させて頂いた。

 合間には、熊野灘で漁に挑む志摩の海女さんたちの話に始まり、能登半島に今なお息づく〝耐えの文化〟、琵琶湖畔でたくましく生きる湖(うみ)の子たちの存在…など地方に伝わる風俗習慣、祭りについても概略を説明。【地方記者の存在がいかに大切か】についても力説。最後に締めくくりとして、どんなにちいさなことでもよいので【自分で出来る平和】への取り組みについて書いて出すよう注文をつけてみた。

 帰宅後は学生全員から出された文をじっくり読ませて頂いたが、前回授業に続き、学生一人ひとりが【平和の大切さ】を真剣に考えていることが分かり、嬉しさがこみあげたのである。今の若者たちは捨てたものでない。みな優秀な学生ばかりだ、というのが授業を終えての実感である。
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 感想文チェックのあとは、いつの間に睡魔に襲われたのか。気がついたら自室座椅子ですっかり寝入ってしまっていた。

 前にも本欄で書いたが、元々寝ることが趣味? の私だけに、かつては大きなヤマ(事件取材)を越え、ひと段落した時など何かが終わると、突如として睡魔に襲われ死んだように眠り込んでしまったことは数え知れない。

 というわけで、自室で寝込んでいて何だか電話が鳴っていたような気がしたので携帯をチェックすると、昔、大変お世話になった小牧在住の運輸会社社長〝カツオキさん〟だった。
 電話を入れると「ガミちゃんの本〈マンサニージョの恋〉を、やっと読み終えたので電話させていただいた」とありがたい言葉だった。でも、〝カツオキさん〟曰く「どうしてもガミちゃんと言ったら、新聞記者のイメージが頭にあるので…」と何か言いたそうなので「酷評してくださいよ」と続けると「でも、あれだけの記事を書いていたのだから、きっと、そのうち素晴らしい小説も書けるようになると思うよ」とイマイチ納得がいかない。
 要するに「俺はガミちゃんの書く新聞記事が大好きだったから、どうしても、こういう思いもしない小説を書かれると、面喰ってしまい違和感を感じる」ということのようだ。あんな小説書いてほしくはないね、とまではおっしゃらなかったが。これも友人であればこそ。少々傷つけられたが、彼とて私の応援者である。私自身が精進するほかあるまい。

 それはそうと、このところこの連作小説集「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)出版にからんで私のもとには叱咤激励の手紙が相次ぎ届いており、感激している。
 そして。これら便りの中には昔のクラスメートにそれこそ何十年ぶりかで出させて頂いた「私の小説をどうしても読んでほしいのです。もし許されるなら、書店かアマゾンで一冊手にして頂けたら、とても嬉しい」との葉書に対する返事も入っており、私は「すぐ取り寄せ読ませてもらいました。ますますの健筆に期待しています」といった文面を読むにつけ胸を熱くしている。
 正直、今は機会と余裕があれば、私に届いたこれら百通余の手紙を全て公開したいほどの心境である。ただ私はそれで喜んでいるわけにはいかない。新聞の読者の薄い地域での部数の重みと同じだ。一冊一冊の積み重ねと執筆努力がいつの日か花開くよう、もっともっと人の心をつかんだ創作に限りなくチャレンジしていかねば、と思う。

【きょうの一文・ことば】自分の周りの人を幸せにすること、そして幸せにするためにはどうするべきか考えることが大切だと思います。自分の周りの人を幸せにできないのに世界を平和にすることなどできないし、世界中の人がそれを実行すれば、それが世界の平和につながっていくのではないかと思います。=名市大人文社会学部の「問題認識特別講座」を受講した女子学生の発言から

【新聞テレビから】
☆『〈東海の文学風土記〉三田村博史24 三重県伊賀市 横光利一は芭蕉の血筋?』、『60年前の東海一望 焼失した名古屋城くっきり 南山大(西江清高)教授ら航空写真公開 地域の変遷も一目に=HPは「南山大人類学博物館」で検索』、『「特捜の鬼」ロッキード、オウム 吉永祐介氏死去 81歳』、『来月4日公示―21日投開票 参院戦日程閣議決定』(28日付、中日夕刊)
☆『〈チェック〉プーチン大統領離婚 冷めた愛 慣れっこ ●300年ぶり 露国民経験者多く』、『1フィート運動 中村文子さん99歳=沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会』元事務局長』、『〈町田忍のまち角遺産〉居酒屋のタヌキ=「タヌキ」は「他を抜く」の語呂合わせ、ぶらさがった大きな陰のうは「八丈敷き』と呼ばれ「客がたくさん入る」』、『金急落1200ドル割れ』(28日付、毎日夕刊)
☆『有害サイト子どもはダメ フィルタリング遮断サービス 携帯販売店に説明義務 愛知県 来月に条例施行』(28日付、中日朝刊)

六月二十七日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 なんだかんだ、とあれやこれやと振り回されているうちに月日ばかりが、どんどん容赦なく駆け抜けてゆく。
 木曜日なので社交ダンスのレッスンで市内の公民館へ。昨年のピースボート下船後、秋からこれまでワルツ、ジルバ、タンゴ、ルンバと学んできたが、曲がりなりにも音楽に合わせ、ペアを組んで、ひと通りナントカ踊れるようになってきた。きょうはジルバ、タンゴ、ルンバの順で励んだが、先生曰く「ルンバは、〝あと3歩〟で完成します。次回にその3歩を教えます。さて、どんなかな」。思わせぶりである。
 その、〝あと3歩〟のステップを自分なりに想像してみたが当たっているかどうかは、次回の楽しみである。
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 米国が身柄引き渡しを求めている米中央情報局(CIA)のエドワード・スノーデン元職員(30)=米当局が訴追=を支援する内部告発サイト「ウィキリークス」によると、元職員はいつまでもロシアに残される可能性があるという。またスノーデン氏自身も「米国への引き渡しにより、終身刑または死刑になるのでは」との懸念を持っているようだ。
 昼のNHKニュースによれば、どうやらスノーデン氏はモスクワ空港内に滞在しているらしい、とのことだが家族の気持ちを思うと、なんともやりきれない気がする。
 今夜のNHKクローズアップ現代を見る限り、イランで新しく大統領に選ばれた穏健派ロウハニ氏の登場は「言論の自由」を守る上からも歓迎してよいことだ、と思う。ほかに任期満了に伴うモンゴル大統領に現職で与党・民主党のエルベグドルジ氏が過半数を獲得し再選される―など世界はそれなりに少しずつ胎動している。   
 
 わがウエブ文学同人誌「熱砂」編集室には、このところ「文芸きなり №76」はじめ、「北斗 六月号」、「弦 第93号」、「文芸中部 93」、「№63 峠」…と各地から同人誌や新刊本などが相次いで届いているが、なかなか紙面を開いて紹介させていただくまでには至っていない。つい二、三日前には鮮やかな表紙の「じゅん文学 2013/7 №76」も届き、各同人誌ともしっかり読ませてもらわなければ、と気ばかりが焦る。でも完読となると、正直いってなかなか、そこまでは手が回らない。他にすべきことも多く、時間がなく困っているのが現状だ。
 というわけで、私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の告知コーナー【What’s New】欄での紹介を、首を長くして楽しみにしておいでになる同人誌各位、そして文学愛好家も多いと思う。今しばらく時間をいただきたい。

【きょうの一文・ことば】……それにしても、村上春樹の新作が相変わらず悩める三十代だったことには少しがっかりした。村上春樹はすでに六十歳を過ぎている。なぜ年齢相応の主人公を書かないのか? 悩みながら生きてきて、結局、人生とは彼にとっては何だったのか?=「じゅん文学 2013/7 №76」〈編集室の窓 戸田鎮子〉から

【新聞テレビから】
☆『「食堂のおばちゃん」生涯作家宣言 (「月下上海」で)清張賞 山口恵以子氏に贈呈』、『MOX=原発の使用済み核燃料を再処理したプルトニウム・ウラン混合酸化物=燃料 高浜に到着 関電来月再稼働申請へ 福島事故後初』『高浜に燃料到着 「NO MOX」怒りあらわ 原発前早朝から150人デモ』、『豪首相にラッド氏 3年ぶり返り咲き』(27日付、中日夕刊)
☆『復興願い 仙台・七夕飾り作り』、『株主総会ピーク 上場4割集中』(27日付、毎日夕刊)
☆『iPS=iPS細胞(人工多能性幹細胞)=臨床を承認 厚労省世界初、網膜再生で』、『名商会頭に岡谷氏』、『「脱原発」全て否決 電力会社、再稼働へ意欲 株主総会』(27日付、中日朝刊)
☆『〈ひと〉自伝「雪椿 激動の百年を生きて」版重ねる 井上アイさん(102)』、『連邦最高裁 米、同性婚を容認 「男女間条項」違憲判決』、『国会閉会参院選へ 首相問責 重要法案廃案』『409人 立候補予定』、『iPS臨床承認 患者「一般治療も早く」 医療関係者「冷静に見守る必要」』、『事件6585件計上せず 大阪府警巡査長』(27日付、毎日朝刊)

六月二十六日
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 ある日突然に肉親が旅立ってしまう。
 人生は、どこまでも非情で悲しいことばかりだ。恐らく、だれもが同じだと思う。いつかは家族や大切な人との別れがやってくる。それは突然に訪れたり、年月の経過に従って起きたりする。この世に生きるもの全てが避けては通れない辛い道なのである。

 なぜ、こんな話をするかと言えば、だ。
 ここ十数年来の大切な友との音信がこのところピタリと、途絶えていたことに起因する。そして、きょうになり、その彼女から久しぶりに入ったメールに私は言葉を失ったのである。昨年からことしにかけ何人もの近親者を失い、兄の葬儀を済ませたところです―との内容だったのである。
 それにしても人間というものは、誰もが結局は悲しみの道を歩いていかざるをえない。いつだって苦しみの道を歩いているのだ。私はたまたま昨夜、笑顔で亡き人を送り出している、そんな女性の夢を見たが正夢だったとは。
 私は「大変でしたね。昨夜、夢を見ました。次々と大切な人が亡くなり葬儀が行われている夢で、そのなかに一生懸命家族のために動き回り、笑顔を絶やさないでいるアナタの姿がありました。涙がとめどなく溢れ出ました。心からご愁傷さまでした。早く立ち直ってください」と返信した。

 折も折、きょうは午後、戦争孤児の世界を書き続ける作家西村滋さん(87歳)の書き下ろしを一人芝居として演じ続ける愛知県小牧市出身の女優片山美穂さん(チーム・クレセント)ともお会いした。
 八月六日に迫った小牧市内、まなび創造館あさひホールでの「雛」=原作は戦火をくぐった唄「かあさん峠」(講談社)=上演を前に「ぜひ、(私に)お会いしたい」ということだったので江南市内でお会いしたが、片山さんの演技にかける情熱には感動させられた。
 たまたま私が小牧通信局記者として在任していたころ、彼女が味岡中学生だったことにも親近感を覚えたが、あのころの中学生がその後自らの道を努力して切り開き、こんなにも立派な今では日本の一人芝居を代表するほどの女優に育っていたことがまずもって何よりも嬉しかった。
 私は心当たりの人、二、三人をあげ「当たって見たら。(観客動員の)協力をしてくれたらいいね」と言って券二枚を購入させて頂いた。(彼女は逆に私の本二冊を購入してくれた)。

 考えてみれば、今が盛りの女優片山美穂と老境にさしかかった伊神権太が、この世でこうして会うのは長い年月のなかで今日が互いに初めてである。人間たちは、まさに奇跡の出会いの中を生きている。演劇といえば、片山さんに負けず劣らず全国各地を駆け回っている希望舞台の看板女優荻原ゆかりさんからは「あすから中国、シルクロードに旅立ちます」との連絡。みな「前」に向かってひたむきに生きている。

 人間、誰とて生きてゆく道は、何も悲しみの道ばかりでもなかろう。どこかで、いつかは鐘の鳴る幸せが待っていてくれるはずだ。だから、一度に多くの肉親に先立たれた彼女にも幸せが訪れることを、ただヒタスラに願っている。幸せは、きっとやってくる。
        ×        ×

 第183回通常国会が生活、みどりの風、社民の三党が提出した安倍晋三首相への問責決議案を可決して閉会した。きょうは雨、雨の一日。西日本の各地で大雨で土砂崩れが起きたり、死者が出る一日となった。

【きょうの一文・ことば】(幸せって何でしょうね、の問いに)人間はみんな不幸なんです。だから幸せを道端でもらったり拾ったりして、人にまた返しながら生きる。でも道端の幸せを拾える人と拾えない人がいる。不幸せな人じゃないと分からない幸福もある。=ことし2月15日付中日夕刊〈あの人に迫る 西村滋 作家〉から

【新聞テレビから】
☆『〈100分de名著・戦争と平和〉本当の幸福を知る』(19日夜、NHKEテレ)
☆『「神舟10号」無事帰還 中国着々宇宙進出』、『幻の英軍艦500年ぶり姿 英仏海峡で沈没 30年かけ永久保存』『大砲使用で海戦史一変 羅針盤、衣服、楽器も次々』、『「脱原発」「再稼働」交錯 電力9社一斉に株主総会』『中電、株主提案=一部株主が「原発からの撤退」など、脱原発関連を中心に定款の一部変更を求める7議案を提案=否決』、
『佳子さまティアラ(宝石付き小冠) ミキモトが受注』(26日付、中日夕刊)
☆『中部電総会 「やめて」「乗り越えろ」 原発再稼働巡り応酬』『東電会場「脱原発達成を』、『「NHK外国語多すぎ」 精神的苦痛、慰謝料求め提訴 名地裁』(26日付、毎日夕刊)
☆『天井版の撤去進む 恵那山トンネル』、『20年五輪 東京の開催能力評価 IOC報告 地震懸念示さず』、『〈ニュース前線〉笑顔2人の澄子のため 河野義行さんの今 松本サリンあす19年 「相棒」と楽しかった日々忘れず』、『西三河10市町村災害協定 迅速な支援へ来月締結』(26日付、中日朝刊)
☆『東京失点少なく 2020年五輪 IOCが報告書』、『シンシン 偽妊娠の可能性 上野動物園』(26日付、毎日朝刊)

六月二十五日
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 きょうの中日新聞夕刊1面〈列島パレット ちゃいろ〉の、公演の噴水で楽しそうに水浴びするスズメ二羽の写真がユーモラスで「生」そのものを感じさせ、とてもよい。この二羽の表情を文で表せ、と言われたところで私には文章化する自信は、とてもないのだ。
 あえて表現すれば「俺とオマエがこの世で生きている。なんて、楽しいのだろう」といったところか。要するに、この一枚にはスズメ世界だけでなく、生きとし生けるもの全てに対する讃美が感じられる。
 そこがよいのだ。

 一方で夜のニュース報道によれば、IOC(国際オリンピック委員会)が2020年オリンピック大会の開催候補都市に関するIOC評価報告書を出し、東京都の猪瀬知事が「高い評価を得た」と、チトはしゃぎ過ぎだ。彼に関してはいつも思うのだが、全体を見ないで自分に好都合のことばかりしか考えていない。だから、こうした態度となる。
 私はライバル市、イスタンブールに対する先の猪瀬発言を知っているだけに、彼の言うことはあれ以降、全て信用していない。あえて言わせてもらうなら、だ。ジャブジャブの予算をひけらかしオリンピックを誘致しようとする、その精神があさましい。

 2020年大会の候補都市に関する評価報告書はイスタンブール、マドリッド、東京の3都市とも「high quality」で同一線上だ、とのこと。別に東京が一歩抜きん出たわけでもなんでもない。あえて私に言わせてもらうなら、全地球的、人類の叡知から判断するに、古いものを大切に環境への配慮もこらされた「マドリッド」が一番適当だと思うのである。このところ北京はじめ、次回開催予定地のブラジルなどお金に頼りすぎるきらいがあるからだ。

 なかでも東京の誘致に対する金に糸目をつけないとも思われがちなジャブジャブ姿勢はこの際、改めさせるべきだ。先のイスタンブールを侮辱した発言にみられるように自らを律することひとつ出来ない下品極まる知事が有頂天になるオリンピックなどは見たくもない。
 むしろ、日本は2020年の次の大会候補地に、かつて一度辛酸をなめさせられた名古屋が立候補すべきだと思う。環境にも配慮した人類の叡知を結集した尾張名古屋ならでは、の大会が実現するなら、これほど嬉しいことはないのである。
 
 先に社会問題化した統一球を日本野球機構が勝手に〝飛ぶ球〟にして大きな社会問題となった件で第3者委員会の特別アドバイザーに、あの元巨人軍投手桑田真澄さんが就任することになった。桑田さんは「飛ぶ、飛ばないは経験したものにしか分からない部分があるので、そうした現場の声を反映させたい」との弁。彼の就任で救われた気がしないでもない。

【きょうの一文・ことば】「地震が起きて、津波が来て、原発が爆発したら、私たちは難民になってしまった。今まで一生懸命、働いて税金も納めてきたのに、守ってほしいときに国は守ってくれなかった」=25日付中日朝刊〈原発に心も壊された〉記事中、南相馬市から家族四人で避難してきた三十代の夫婦の言葉

【新聞テレビから】
☆『「震災の反省」後退 「技術革新」を重視 科技白書前半の路線転換』、『取材で不正アクセス容疑 共同・朝日記者ら5人書類送検へ PC遠隔操作事件』、『ブログ〝炎上〟の岩手県議自殺か』(25日付、中日夕刊)
☆『CIA元職員送還交渉 モスクワ滞在か 米大統領、露政府と』、『「北朝鮮の外交官暗躍 禁輸武器売買に関与 シリア、イラン流出 国連安保理・専門家パネル年次報告書』、『サーベラス提案否決へ 西武株主総会 取締役選任巡り』、『富士山ツアー有頂天 登山バス予約倍増 外国人向け添乗員/「ふもと」楽しむ登山』『「羽衣の松」一部残して 三保松原 立ち枯れで伐採予定』(25日付、毎日夕刊)
☆『原発に心も壊された 愛知の避難者提訴 国と東電相手に29人 名地裁』『心ない言葉…自分責め』、『泥まみれ 男の竹取 志摩で「御田植祭」』、『球宴ファン投票 大谷 外野手で選出 セ抑え部門は岩瀬』『「重み、喜びがある(中日の岩瀬投手)」』、『蒼国来14場所ぶり番付 名古屋場所西前頭15枚目』『「また新たな喜び」 弁護団からも化粧まわし』(25日付、中日朝刊)
☆『今年も頑張った 宮城の品評会 奇跡の牛入賞』、『0増5減 再可決 改正公選法成立 1票の格差縮小』、『全柔連会長、再び辞意 「改革にめど、4、5カ月後』、『大型船と衝突した 宮城沖漁船転覆 乗組員が証言』、『地方公務員給与削減 県内は名古屋市のみ 16市が予定なし 21市「検討中」「未定」』(25日付、毎日朝刊)

六月二十四日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 中日ドラゴンズが二十二、二十三日と東京ドームで巨人と戦い、二連勝した。やはり、ドラが勝つと、精神的にもなんとなくホッとする。どこか安堵感が漂う。後半戦は、どんどん勝って現在、四位に甘んじている順位をあげていってほしい。
 なかでも昨夜は47歳10か月で先発登板したマサ(山本昌)が5回を4失点で今季3勝目を挙げ、勝利投手=中日9―5巨人=になって東京ドームをわかせた。これで最年長先発勝利は自らが持つプロ野球記録を更新、通算でも大先輩の杉下茂さんらを抜く216勝目をあげた。あっぱれなものである。

 昨夜は右肩関節腱板損傷でしばらく戦列を離れていた同じドラゴンズの浅尾拓也投手(28歳)もナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグの広島戦に登板、1回を3人で退けた。彼にとっては昨年10月18日のクライマックスシリーズ、巨人とのファイナルステージ以来の実戦だけに「やっと、試合までたどりついた」と感慨を口にしていたという。
 きのうはほかに舞の大好きなDeNAのブランコが阪神戦で第24号本塁打を放ち、私の好きな〝浜の三浦投手〟が阪神の新人藤波投手に打ち勝ち、勝利投手になってくれた。

 このところ世界の関心を集めているのが米検察当局に訴追された米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者だ。同容疑者は二十三日午前、滞在先の香港を離れ同日夕、ロシアのアエロフロート機でモスクワ郊外シェレメチェボ空港に到着。その後、きょう二十四日にもモスクワを発ちキューバ・ハバナ経由の飛行機でエクアドルに向かうと言われているが、まだロシア国内に留まっているもようだ。エクアドルには既に亡命申請を提出済みで、エクアドルのパティーユ外相は亡命の申し立てに「責任をもって受け入れる」と語っているという。

 夜。一宮でカトマンズから帰国中の知人女性と久しぶりにお会いした。
 彼女が世界を舞台にオーナーを務める旅行業は順調そのもの。客が増え、せっかくの日本への一時帰国なのに連日大忙しです、とのこと。おかげでアランドロンそっくりのご主人は日本の滞在地で旅客の手配や案内に追われ、今月末のカトマンズへの出発を前にきりきり舞いの日々に忙殺されている、という。彼女たちの絶ゆまぬ頑張りが国際親善にも大いに役立っており、とてもいいことだ。
 ちなみに皆さん! 今月三十日にNHKで放映される【ダーウィンがやってくる】をみてください。ヒマラヤ一体に広がるネパールの雄大な自然をバックに、荘厳かつ華麗なる孔雀の繁殖が紹介されるそうです。映像撮影に当たっては、ご主人の力によるところが多かったそうです。ステキな番組の実現、私も大変に期待しています。このサイトを読んでおいでになる皆さまにもぜひ、見てほしく思います。

【きょうの一文・ことば】へいわってなにかな。ぼくは、考えたよ。おともだちとなかよし。かぞくが、げんき。えがおであそぶ。ねこがわらう。おなかがいっぱい。やぎがのんびりあるいてる。けんかしてもすぐなかなおり。ちょうめいそうがたくさんはえ、よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。……へいわなかぞく、へいわながっこう、へいわなよなぐじま、へいわなおきなわ、へいわなせかい、へいわってすてきだね。 これからも、ずっとへいわがつづくようにぼくも、ぼくのできることからがんばるよ=中日24日付朝刊、23日の沖縄全戦没者追悼式で与那国町立久部良小1年、安里有生君が朗読した「平和の詩」の一部

【新聞テレビから】
☆『出会い系サイト 「サクラ」被害一斉提訴 名古屋の男性ら賠償求め』『日中関係改善のトキ待つ 共同繁殖計画進む裏で 尖閣影響 新たな寄贈暗礁』、『パキスタン 女性ヘルスワーカー奮闘 ―男性優位 妊婦の外出・通院難しく― 高い新生児死亡率 医師不足補う』、『名大相撲部で3人奮闘 留学生しこ踏んじゃった まわし姿「もう慣れた」』(24日付、中日夕刊)
☆『マンデラ元(南アフリカ)大統領 危篤』、『米政権、二重の苦悩 CIA元職員 反米国に亡命申請 告発サイト支援』『「法治」強調、米をけん制 中国が香港の対応支持』(24日付、毎日夕刊)
☆『都議選自公が全員当選 民主惨敗、共産倍増 維新低迷、議席減らす』『得票率 自民36% 民主は15%』、『沖縄・慰霊の日 「戦争なければ幸せが…」 平和の礎に鎮魂の祈り』、『谷亮子さん全柔連理事 きょう決定 暴力指導 改善に期待』、『優美心躍る 前期中部日本ダンス選手権 45組 息合うステップ』(24日付、中日朝刊)
☆『なお続く沖縄の苦悩 慰霊の日「普天間、県外へ」』『沖縄戦没者追悼式 へいわってすてきだね 与那国在住 小1が詩を朗読』、『自民全勝第1党 都議選 民主第4党転落 共産倍増 維新低迷』『安倍政権 参院戦へ弾み』(24日付、毎日朝刊)

六月二十三日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 満月。オリンピックデー。沖縄慰霊の日。

 東京都議選は自公で82議席(自民59、公明23)=午後11時30分現在=と立候補者全員が議席を確保する圧倒的な強さで圧勝した。ちなみに同時刻現在、民主は15、共産15、みんな7、ネット3、維新2議席を獲得。残るは2議席だという。とはいえ、投票率は43・42%と過去2番目に悪い結果で決してほめられたものでない。自公の圧勝をそのまま受け止めるわけにもいかない。ただ他党が弱すぎることだけは確かだ。
        ×        ×

 きょうはみんなの都合もあって、弁護士の兄と満九十三歳の母主催による父の7回忌法要が母と私たち兄妹夫婦三組だけの計七人が出て江南市内の永正寺で質素に行われた。本堂での住職の読経のあとは父が眠る近くの和田霊園墓地へ。あらためて、ここで父の墓前に額づいたあと、寺に戻って母を囲んで食事をしながら団らんした。

 早いもので2007年7月24日に父が数え九十二歳(満九十一歳)で老衰により亡くなって早や、六年もの歳月が流れた。父は何も言わない。でも、きっと喜んでくれているはずだ。振り返ってみると、私たち兄妹にとっても、一年一年の歳月の重みが実感として迫ってくるのである。この間、母も兄も妹も、そして私、それぞれの連れ合い、子どもたちも皆、年を重ね、母のひ孫も三人となり皆すくすくと丈夫に育っている。
 兄の妻、つまりお姉さんは元々声楽家だったが、誰にもやがては訪れる死を前に覚悟の最期をみとる音楽療法士の草分けとして今も活躍。かつてはセラミック研究にかけては日本でも有数の若手科学者だった妹の夫は社を定年退職し、その後【区長さん】という大役までもこなした。私の妻も及ばずながら、わが町の発展に女子会仲間のめんめんと奮闘努力の毎日だ。

 父がきょう私たち三兄妹夫妻と母が食事をしながら談笑している、その場に現れたなら、どんなに喜んだことか。私は晩年の父には声ひとつかけるどころか、何ひとつしてやれず冷たかったが、時折付き添って看病に当たった妻には「たつ江さん、たつ江さんは優しいねえ」「ほんとに優しい」「たつ江さんは優しい」「ありがとう」と何度も何度も話してくれたあの日々を忘れるわけにはいかない。
 勝手し放題の荒らくれ、ゴンタクレ記者についてきた妻もあの言葉で、それまでの他人には言えない苦労が吹き飛び、少しは浮かばれたに違いない。

 というわけで、きょうは久しぶりに兄妹とも雑談を交わしたが、片や七十を間近に超多忙な弁護士、そして妹も超多忙な税理士稼業で大いなる刺激を受けたのである。私だって、名もなき一匹文士でまだまだ、あまり上手ではないものの横笛だって吹け、社交ダンスもおそらく二人よりは確実にできる。でも、話せば話すほどに私ばかりが〝気楽な遊び人〟のような、不思議な感覚にとらわれた。
 人生。所詮、楽しく遊ぶためにあるのだから。何も引け目を感じることもなかろう。そのうちこの世にひとりしかいない国宝級の一匹(いっぴき)文士、伊神権太が火を噴く日が来ないとも限らない。だから、母にはそれまでは生きていてほしい。ならば、脚光を浴びるのは遅ければ遅いほどよい。ということか。
 そうはいっても、人間の寿命というものは限られている。母が百歳になるまでには、少年時代の夢を果たさなければ、と思っている。でないと、私が爺ちゃんになってしまう(妻に言わせれば「あなた、何寝ぼけてるのよ。もう〝いいじいちゃん〟よ。なに言っとるの。みんな、〝おじいちゃんが歩いている〟と思って見ているのだから」ときた)。あ~ぁ。そうかもしれない。

【きょうの一文・ことば】一日一度は静かに坐って、身と呼吸と心を調えましょう。(坐禅調心)人間の尊さにめざめ、自分の生活も他人の生活も大切にしましょう。(人格尊重)生かされている自分を感謝し、報恩の行を積みましょう。(報恩感謝)=永正寺での法話のお経【仏教聖典、生活信条】から

【新聞テレビから】
☆『女性初の国家資格医 荻野吟子 没後100年』(23日付、中日サンデー版〈世界と日本 大図解シリーズ №1100〉)
☆『富士山世界遺産に 三保松原含め登録決定 ユネスコ委「信仰と芸術の源泉」』『除外勧告覆す ロビー活動が奏功』『天女が舞い降りた 富士山世界遺産登録 三保松原逆転に歓喜 静岡・清水区関係者うれし涙』『「奇跡が起きた」静岡県の担当者ら 富士宮お祝いムード一色 5合目登山客「文化味わう」』『国宝3城も続け 犬山「勇気もらった」』『「日本一低い山」お祝い 無事故お祈りします』、『古屋拉致担当相 寺越事件で視察 石川』、『祖国のデモ 東海から後押し 日系ブラジル人、名古屋で集会』、『豊橋 JR列車シート焦げる 電子たばこから発火? 折れ曲がり発熱の可能性』、『不満はパワーだ! ちゃぶ台がえし 岩手で世界大会』(23日付、中日朝刊)
☆『〈富士山 世界遺産に〉浮世絵の山 国境を超え 美術評論家・大原美術館館長高階秀爾さん』、『米情報収集 オバマ政権監視強化 世論「反対」が拡大 元CIA職員を訴追』『香港当局が元職員「保護」』『昨年の令状請求1856件 盗聴・傍受 監視法で規定』(23日付、毎日朝刊)

六月二十二日
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 土曜日。岐阜県各務原市では六十八年前のきょう、米軍の空襲に遭い、百七十人もの犠牲者が出た。各務原市では、この日を【平和の日】と定めて市内三十の寺院で一斉に平和を願う鐘が鳴らされたという。戦争を風化させないためにも大変、よいことだと思う。

 プノンペンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が、日本政府が世界文化遺産に推薦している「富士山」を含む新規登録の審査を再開、午後になり富士山の世界遺産登録が晴れて決まった。当初、難色が示されていた三保松原(静岡市清水区)も文化庁による最後の説得と説明が功を奏し、これを含んでの世界遺産登録の決定となった。この日は静岡、山梨の両県知事もプノンペンを訪れており、喜びはひとしおに違いない。

 世界は、いつだって絶えずどこかで紛争や戦争が絶えない。
 ニュース報道によれば、中国の海洋監視船三隻(海監23、49、51)がきょうの午前、尖閣諸島沖の領海に今月十四日いらい侵入したとのこと。ことしに入り二十九日目の領海侵入だという。
 一方、アフガニスタンでは、あのイスラム原理主義勢力・タリバンと米代表団の直接協議の話が出ており、うまくいけばと思う。一つひとつ、地道な和平交渉の積み重ねがあればこそ、人類の平和への道も近づこうというものだ。

【きょうの一文・ことば】「ウソを許さぬ怒りと愛こそ平和をつくる力です」=22日付中日夕刊〈栗原貞子さん未発表詩 広島で発見、来月展示〉から

【新聞テレビから】
☆『〈ETV特集〉 〝所有者不明〟の土地から見た沖縄の戦後史』(22日夜、NHKEテレ)
☆『モノを立体的にコピーできる 3Dプリンターのスゴさ!=新たな産業革命』(22日夜、CBCニュースキャスター)
☆『富士山、午後に登録 世界文化遺産』、『仲間の祝福輝く笑顔 国際バレエ3位、畑戸さん帰国』、『繁栄の記憶「日本一」 のこぎり屋根 一宮に2471棟』(22日付、中日夕刊)
☆『「始末」非情の命令 沖縄戦元通信兵 負傷兵収容の小屋爆発、悔恨=20万人の犠牲者を出した沖縄戦が終わった6月23日の〝沖縄慰霊の日〟を前に』、『スノーデン氏訴追 情報収集暴露 米、香港に拘束要請』、『タイ大手銀買収へ 三菱UFJ、4000億円規模』(22日付、毎日夕刊)
☆『★96条改憲に反対声明=日本ペンクラブの浅田次郎会長、吉岡忍専務理事らが21日、東京都内で記者会見を開き、憲法九六条の改正に反対する声明を発表した。』『犯人隠避 弁護士ら起訴』『警部脅迫 電話実行役を特定』『「公判注視したい」 愛知県弁護士会』、『「含笑長屋」お時間のようで 名物落語会46年で幕』、『松阪競輪「民間再生」で存続決定 市長「全国に先行、責任大』『一宮は「収益見込めず」』(22日付、中日朝刊)
☆『復興予算1000億円返還要請 財務省など 未執行分、通達へ』、『ソフトバンク世界3位へ 米携帯大手の買収確実』、『都議選あす投開票』、『ネット時代の報道議論 新聞協会 東京都内でシンポ』、『■岩本さん辛坊さん無事救助=小型ヨットで太平洋横断に挑戦中だった全盲のセーラー岩本さんとフリーキャスターが宮城沖の太平洋上で遭難、救助を求めていた』(22日付、毎日朝刊)

六月二十一日
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 螢飛ぶ垣根の外は大河かな  和香女
 きょうは夏至。冬至に対して一年の中で最も昼が長く夜の短い日である。

 名市大人文社会学部で私が受け持つ問題認識特別講座。きょうは、私が昨年、個人的に実現させたピースボートによる102日間地球一周船旅の際、寄港した先々と洋上からユーチューブで発信した「伊神権太が行く世界紀行 平和へのメッセージ/私は今この町で」の全七編を流し、学生ともども【平和って、何】について考えてみた。
 授業後に回収した感想は学生一人ひとりが平和に向かって真剣に立ち向かおうとしている熱い意識と姿勢、眼差しが感じられ、とても嬉しい気がした。と同時に昨年、思い切ってピースボートに乗り、それなりの結果を出すことにもなって「良かったナ」と思う。

 きょうの授業が、学生たち一人ひとりが世界に飛躍するきっかけになれば、と心から願っている。
        ×        ×

 毎日新聞の夕刊1面に「ブラジルデモ拡大 (女性のルセフ)大統領が訪日延期」の1段ベタ見出し。(4面に関連記事)とあるので、4面を開くと『ブラジルデモ 中産階級の不満爆発 「政府、税金無駄遣い」』の4段見出しが飛び込んできた。デ、前文(リード)を読んでみると―
 ブラジルで全国に拡大した反政府デモは、ルセフ政権の支持基盤である北東部にも拡大している。デモ参加者は、政府の貧困層への所得再配分政策で税金を負担してきた中産階級が中心となっており、反ルセフの色彩も強めている。一方、デモ隊が来年開催予定のサッカーワールドカップを「無駄遣い」として反対していることに関し、サッカー関係者に困惑が広がっている。

 といった具合だ。

 事実、テレビニュースによれば、三日前まで二十万人だったデモ隊が日に日に急増し、きょうの未明現在、首都リオデジャネイロなど八十都市で実に百万人以上に達したという。そもそもバス運賃値上げに端を発する諸物価の値上がりに反対するデモがここまで大きな輪になって急速に広がろうとは。一体、だれが予測しただろうか。どうやら、背景にはパーナンキFRB議長による金融緩和策の発表も影響したとみられている。
 ブラジルは、〝リオ〟のカーニバルで世界的に有名な熱い土地柄でもある。
 底抜けに陽気で明るく、パワフルな国民性で知られるだけに、この先、デモ隊がどんどん膨らみ、収拾がつかなくならないとも限らない。デモがサッカーのコンフェデ杯やW杯の反対を掲げる事態に、〝サッカーの王様〟として国民の尊敬を集める元ブラジル代表のペレさんは「平和的なデモは支持するが、コンフェデはW杯のための重要な準備戦。コンフェデ杯を批判しないでほしい」と訴えているという。

 デモと言えば、先に反政権を掲げた大規模なデモを警官隊に催涙ガスなどで強制排除されたトルコでも若者たちが二十日夜、イスタンブールや首都アンカラなど全国三十六カ所で一斉に集会を開いた、とのこと。一部報道によれば、イスタンブール中心部の公園には千人以上が結集し「今後は、デモを来年三月にある地方選挙での闘いに転化し発展させよう」と宣言したそうだ。ブラジルも、トルコも。若者たちの熱気と情熱、行動力が国の行く手を動かそうとしている。

【きょうの一文・ことば】誰が見ても富士山と分かる形の良さ。親しみがわくじゃないですか。=21日夜NHKニュースウオッチ9、文化育んだ富士山あす世界遺産へ〈富士山をこんな場所から見た〉で筑波大附属高校教諭田代博さん

【新聞テレビから】
☆『皇太子さまの愛用器 「バイオリン王」円熟期の逸品 鈴木政吉1926年製』、『放射線「家で見える」 愛知・江南 滝中・高生 装置作り最高賞に』、『〈われらの憲法〉論じる前に読んでみる 82年初版本コンビニにも』『関連本 書店で人気』、『〈旅〉海上で能登の恵み堪能 九十九湾・海床会席料理 石川県(文・写真)富永賢治』、『奥西死刑囚が再び一時危篤』、『1人死亡3人救助 静岡・聖沢の渓流釣り不明』(21日付、中日夕刊)
☆『重大いじめ報告義務 (いじめ)防止法成立 調査委に第三者』、『〈式年遷宮〉身清め海に祈る=伊勢市の二見興玉神社で、夫婦岩に向かってみそぎを行う夏至祭があった』(21日付、毎日夕刊)
☆『〈特報〉平和精神なき原発セールス 首相中東や東欧行脚 非核化に逆行■憲法の理念かけ離れ』、『三菱UFJ銀 違法取引九兆8000億円 米制裁国に送金 和解金245億円に』、『犬やロボで笑顔10倍 自閉症の子に触れ合い効果 愛知県発達障害研など(笑顔)の時間計測』、『名大との交流 教育の質高く モンゴル科技大(科学技術大学)学長に聞く』(21日付、中日朝刊)
☆『「知る権利」法学者清水英夫さん=青山学院大学名誉教授(憲法・言論法)=死去、90歳』、『大治町長辞職へ 酒気帯び運転容疑、引責』(21日付、毎日朝刊)

六月二十日
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 台風4号の接近もあってか、きょうも1日中、雨、雨、雨。
 午前中、外出したあとは、あすの大学での講義を前に準備作業に追われた。これでは、読書はむろん、あらたな発想でつい最近着手した小説執筆も、このところ少し気になりだした室内の整理も、すべてが後回しだ。でも、引き受けて教壇に立っている以上、こればかりは仕方ない。むしろ、自身の勉強のためと思えば、それでよいと思わなければ。

 けさの中日新聞朝刊。
 社会面の軟派トップに「子宮がんワクチン 接種後、激しい頭痛」「女子高生眠れぬ夜2年」「国の勧奨中止『良かった』」「自治体 副作用把握急ぐ」の活字が躍った。
 このところ、痛みなど激しい副作用を訴える女性が相次ぎ十四日になって厚生労働省が接種を勧めないことにした子宮頸がんワクチンにつき、二年前にワクチンを接種した、その直後から頭痛に苦しみ続けている女子高生の場合をリアルに紹介しており、ワクチンを接種した女性や家族にとっては他人ごとでない重要かつ深刻な話だけに、社会性から見ても内容のある記事だったと思う。この記事を読んで、同じ症状に悩まされた女性もいるに違いない。

 記事の一部を抜粋すると
――…/頭痛の起こるパターンは二年たった今も変わらず、和らがない。激しい頭痛は午前二~十時の間に三回ほど襲ってくる。一回の痛みは一時間ほど続く。/予兆として眉間に違和感が出るので、酸素吸入器を着ける。酸素吸入をすると痛む時間が少し短くなるため、予兆を逃さないよう夜は眠らないことにしている。/午前十一時ごろ、ようやく眠る。昼と夜が完全に逆転し、登校できず休学せざるを得なかった。今は週二日、眠らない日をつくって午後から塾に通い、高校卒業程度認定試験(旧大検)で大学進学を目指す。将来は管理栄養士になる夢がある。…(20日付、中日朝刊から)

 それにしても、何と残酷なことか。これでは浮かばれないではないか。国は早急に対応して当然である。

【きょうの一文・ことば】今回、初めて新聞紙上でコラムを担当することになった。47歳の球界最年長投手として、みなさんの興味のある話をお届けできればと思っている。=20日付毎日朝刊〈史上最年長の道 山本昌〉「統一球」変更の仕方に違和感、より

【新聞テレビから】
☆『西日本で激しい雨 台風4号接近』、『「昨年5月、死んでいた」 蒲郡の男性変死 同居長男が説明』、『岩本・大治町長が辞意 酒気帯び運転「責任取る」あす辞職届』、『米金融緩和年内に縮小 FRB議長言明 NY株大幅下落』、『競走馬調教ゼッケンでバッグ デザインの◎人気伸びる 滋賀の障害者施設「働く励みに」』(20日付、中日夕刊)
☆『独身に危機感いくつから? 男性33・7歳 女性31・2歳 大垣の研究所 新人社員調査』、『日本、1次L敗退 コンフェデ杯 伊に3―4』(20日付、毎日夕刊)
☆『入団会見で豪語! マドリガル』『マッドドッグ(凶暴な犬) 俺がブラ斬る』『内閣攻めしてやるぜ イチロー斬り簡単だったぜ』(20日付、中日スポーツ)
☆『米大統領 「戦略核3分の1削減 ロシアに交渉呼び掛け』、『「聖域半分守れればいい」 TPP交渉農産品 政府筋工業輸出増へ譲歩』(20日付、中日朝刊)
☆『咲き誇るアジサイ7万株 桑名』、『日生「全男性社員に育休」 取得促す取り組み』、『第2回アジア・太平洋水サミット 5月19、20日タイ・チェンマイ 水問題解決決意新た チェンマイ宣言採択』『各国首脳の指導力不可欠 森喜朗元首相 アジア・太平洋水フォーラム会長』(20日付、毎日朝刊)

六月十九日
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 きょうは無頼派作家、太宰治が玉川上水に愛人山崎富栄と入水心中し六日後に遺体として上がった日。奇しくも太宰三十八歳の誕生日、桜桃忌である。桜桃忌の名は、太宰とは同郷で親交の深かった直木賞作家・今官一が太宰晩年の短編「桜桃」にちなんで命名したという。
 なぜか、こちらも僕の大好きな、いつも自然体のあの太田治子さんを思い出す。元気でいるだろうか。と―

 ここ尾張地方も久しぶりに雨が降り、雨がポッ、ポッ、ポーッと火柱の如く降るさまが私の目には、まるでいっぷくの絵のようにも映った。私は、その街の中を。ただ独り傘を差し一歩一歩、前に向かって歩いていった。途中、最寄り駅からは名鉄電車と地下鉄鶴舞線に乗り、横笛の稽古場である大須にまで出向いた。
 先日までのあの喧騒とした猛暑がウソのような、肌にひんやりと透明な雨粒が舞い落ちる、その感触が心地よい。大気という大気を優しく融かし込んでしまうような、そんな怪しさにとらわれの身となり、私は横笛を入れたバッグをかついで街中を黙って、さすらい、歩き続けた。
 久しぶりに私の好きな何げない外の風景には、手や足の先から頭のてっぺんまで、全身清らかな気と雨、微かなかぜに清められ、染めあげられていく感覚にとらわれたのである。

 雨は帰りも降り続け、私はふと傘をささないまま、全身を雨に預けて、この異界の雨の道を一直線に歩いて家まで帰りたい衝動にかられた。携帯電話と愛用の横笛さえなければ、春雨ではないが初夏の雨に全身を打たれて、あるいたに違いない。

 雨のなかを歩きながら私は無頼派で無冠の太宰治のことを思った。彼の嘘偽りのない、清らかな小説作法が好きなのである。人間失格、斜陽、グッド・バイ……これまでに何度繰り返し読んだかしれない。

 やっと待望の雨が降り、日本列島の各地でさぞや農家を喜ばせたのではと思う一方で、夜のNHKニュースによれば、私たち家族がかつて過ごしていた能登半島の石川県七尾市では六月一カ月分の雨量を上回る観測史上最高の219ミリもの雨が降り、市内の各地で川の水が溢れるなどして5000世帯、1万3000人に対して避難準備情報が出され、一時は保育園の園児たちが高台にまで避難したという。

 中日新聞の夕刊で第53回中日詩賞・新人賞作品が紹介されていた。なかでも中日詩賞に輝いた若山紀子さんの受賞詩集『夜が眠らないので』からの【はさみ(鋏)】には唸った。〈はさみを持っている きれないはさみ/あれから。……〉の表現は切れ味が鋭く、とてもいい表現である。

【きょうの一文・ことば】東京から見ると遅れていると思ったところが、実は最先端を走っている。若い人が集まってくるのはお金じゃない。夢だ=19日夜のメ~テレ報道ステーション〈財産の森林を成長産業に 若者雇用増で復活の町・北海道下川町 バイオマス発電で〝売電〟エネルギーで自立目指す〉の番組の中でコメンテーターの発言

【新聞テレビから】
☆『元男性の妻と女性の夫 性転換の2人涙の挙式』(19日夜、CBCテレビ〈NEWS23〉)
☆『福島第1 ストロンチウム検出 井戸地下水から高濃度で』、『遺族癒やす心の宿 岐阜の喫茶店23日、150回迎える 「一人じゃない」悲しみ語り分かち合う』、『新規制基準決定 6原発再稼働申請へ 規制委40年ルール例外も』、『静岡地検(女性検察)事務官ら逮捕 暴力団捜査情報 同居相手に漏らす 守秘義務違反容疑』(19日付、中日夕刊)
☆『東大 秋入学見送り 4学期制導入来月決定』、『経済政策 首相「ぶれず実行」 G8閉幕会見で強調』、『高濃度汚染水を検出 福島第1 2号機外の観測孔』(19日付、毎日夕刊)
☆『岩倉の高1 畑戸(利江子)さん=金城学院高校一年=3位 モスクワ国際バレエ ジュニア』『努力の天才大飛躍 「海外で活躍」有言実行』、『愛知に女性副知事吉本氏 厚労省課長 東海3県初起用へ』、『未解決事件遺族ら初勉強会 尽きぬ悲しみもう二度と 「今も取り乱す」「風化させない」』、『動物体内で人の臓器 病気解明へ研究容認 政府調査会』、『海部郡誕生100周年 今秋記念講演やウオーク 7市町村の文化財担当者ら企画「文化圏」考える契機に』、『「福島事故で死者なし」 高市氏発言 与野党から批判』『「しゃべり方下手」と釈明』『『原発関連死』福島で多数』、『慶長遣欧使節資料 御堂関白記 ユネスコ記憶遺産に』(19日付、中日朝刊)
☆『G8課税逃れ監視へ 対シリア進展なし TPP協議を歓迎』、『トルコ100人拘束 デモ関与 メディアなど捜索』、『改憲に危機感 県内「九条の会」新団体結成、勉強会も』

六月十八日 
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 国立感染症研究所によると、ことしの全国の風疹患者が一万人を超え、一万百二人に。全体の九割が大人だという。過去最多だった昨年一年間の二千三百九十二人に比べても4倍以上と、いかに流行しているか、が分かる。患者は男性が20代~40代、女性は20代が多いそうだ。
 風疹は妊娠初期の女性が感染すると胎児が難聴や白内障、心臓病など先天性風疹症候群になる恐れがあり、昨年後半以降、同症候群の報告は十一人に及んでいる。

 気象庁は、きょう「北陸、東北で梅雨入りしたとみられる」と発表。このところの日本列島は雨不足が深刻だが、西日本と日本海側の北陸地方はあすにかけ強い雨が降るという。この先、恵みの雨となるかどうか。農家の人たちは皆、雨降りを待っているに違いない。

 イギリスの北アイルランドで開かれているG8サミット。
 昼のニュースによれば、「日本経済が復活していることは世界経済にとってプラスだ」と、〝アベノミクス〟を後押しする文言が共同声明に付け加えられる、とのこと。その安倍さん、ロシアのプーチン大統領との会談は実現したが、オバマ米大統領との会談は対中国関係など各国への思惑もあってか、見送りになった。G8サミットは世界の首脳が一堂に会している場所だけに、首脳たちの一挙手一投足がニュースとなり、世界を瞬く間に駆け巡ってゆく。
 世界経済の活性化もむろん大切だが、せっかくの機会だ。各国首脳の交流を密に、何よりも戦争のない平和な国際社会の実現に尽力してほしいものである。

 夜。尾張地方で日々はばたき地道に事業を拡大している知友の某氏と久しぶりに一献。新聞記事から脱け出る大いなる小説作法といったような、いわゆる極意について教えられ「期待しているから」とハッパをかけられた。彼は、お酒はダメな方なので私ばかりが酒が延々と進み、なんだか最後は一人芝居を演じているような不思議な感覚にとらわれたのだった。でも、たまには、こうした腹を割った飲み会? もいいものだ。
 彼から教えられたことは、さっそく実行に移さなければ…。
        ×        ×

 このところは、私の新作「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)に対し全国各地から感想が書かれた心のこもった封書が相次いで私あてに寄せられ感激している。なかで前名古屋テレビ塔社長で放送局取締役も務められ、新聞記者の大先輩でもあった、その方からきょう届いた便りは正直とても嬉しく、あらためて小説を世に出して良かったナ、と実感した。
 以下、一部を抜粋させていただくと。
―佳篇ですね。私は文学に不案内ですが、どこかの出版社の○○賞に入るといヽなというのが、読後感です。文章力(新聞記者出身と思えません)構成力、筋の運び(世界一周のクルージングを舞台に選んでいながら、日本に残った妻とはITでつながっていると、時代性も備えている上に寄港地でのエクスカーションを通じて国際色を添えているのが宜しいです)が仲々、老練ですね。
 船上で横笛を吹いたり、俳句の交歓があったり、メガネ、スカイブルーのボールペンといった小道具が上手く使われていますし、日付変更線を通過するとき、「八月十日という日付」が消滅する―という事実に着目したのが、新鮮でした。よく調べています。頑張りましたね。
 上手いものです。感心しつつ読み進み、読み終えました。爽やかな作品です。ご案内、多謝。更なる高みへ―ご精進ご発展をお祈りします。……

 私は文面に目を落としながら、この大先輩は私が狙った筋立てを全て読み通してくださっている。努力が認められた、と心底から思ったが、傍らで妻曰く「有り難いことよ。でも、ネ。少し褒められ過ぎ。厳しい言葉もしっかり受け止めなければ。喜んでいちゃ、だめよ。書かれているでしょ。もっと高みをめざせ、って」の弁。 

【きょうの一文・ことば】「日本経済の成長が世界経済の成長に貢献する」=18日付中日夕刊〈日本の緩和評価 財政健全化G8が注文〉記事中で。安倍首相が「(金融緩和、財政出動、成長戦略の)三本の矢」を着実に実行する考えを強調した後の発言

【新聞テレビから】
☆『和牛オーナー制度 安愚楽牧場元社長ら逮捕 虚偽説明で勧誘容疑』、『ブラジルで20万人デモ コンフェデ杯、W杯「無駄遣い」』、『20代死因 自殺が半数 対策白書 進路や仕事で悩み』、『風疹患者1万人超』、『』(18日付、中日夕刊)
☆『G8アベノミクス評価 経済宣言 財政健全化要求』、『露外相が今秋訪日 北方領土問題 次官協議は未定 首脳会談』、『米露、平行線 シリア対応』(18日付、毎日夕刊)
☆『〈特報〉おら、ピンチだ じぇじぇじぇな海女界 「風が吹くまま」』『朝ドラで観光客大漁 だけど…生計苦しく高齢化、激減』、『中国「影の金融」464兆円 地方債務膨張、危機の火種』、『甲斐が女流王位奪還 里見は4冠に』、『名古屋市 元部長ら2人懲戒免 河村市長ら減給 不正採用で処分』、『関の殺人 同居女逮捕 包丁で胸と腹刺した疑い 「自殺」と否認』(18日付、中日朝刊)
☆『オウム平田被告公判 3死刑囚法廷で尋問 東京地裁 裁判員裁判で初 公開の大原則を重視』、『「リン」と育って 名古屋港水族館=公募していたシャチの赤ちゃんの愛称を「リン」に決めたと発表した。』(18日付、毎日朝刊)

六月十七日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
・幻冬舎ホームページ
・amazon

 朝早く枕元で「きょうはゴミの日よ」の声。
 昨夜は名古屋で少々飲んで帰宅が深夜遅くなったので、正直起きるのは辛い。でも、不燃物の収集日はマイカーをゴミ車に早変わりさせ二人で近くの集積場まで運ぶのが今では日課だ。というわけで、寝ぼけ眼のまま無理やりに起こされ車を運転、目的地に車を走らせた(もっともゴミ車には、彼女がいち早く昨夜のうちにしておいてくれた)。   
 それにしても、いつもつくづく思う。新聞とかペットボトル、空き缶、いらなくなった家電製品やカーペット…などを指定の場所に運ぶ時の人間たちの表情は誰もが真剣そのものだ。みんな、これだけはしておかなければ、といった顔つきで運んでいる。家庭で厄介者となった不燃物なぞ少しでも早く消えて無くなれ! と、そんな心情がみてとれるのだ。
 私はゴミを出す時の人々の表情をじぃっと、観察する。そこにはモノを書くに当たって、どこか〈心理の流れ〉のような宝石が潜んでいる、と。そんな気がするからである。

 今夜は〝脱原発をめざす文学者の会〟が東京・千代田区の文芸家協会会議室(文藝春秋ビル新館5階)で行われているはずで、私もお誘いを受けていたのだが…。本日中にどうしてもメドをつけたい仕事が残っており、残念ではあるが遠慮させて頂いた。
 代わりにきのうの間に「最近の政府の原発輸出や原発再稼働の姿勢には苛立ちを感じています。今こそ私たち文学者がしっかりして脱原発を訴えていく必要があるか、と思います。先日も、私が受け持っている名古屋市立大学の問題認識特別講義で自然エネルギー(水力、地熱発電など)と脱原発の大切さにつき学生たちに話をしてきました。」といったメッセージを欠席案内とともに事務局の山本源一さまあてにメール送信させて頂いた。次回は必ず出なければ、と思っている。
        ×        ×

 豊橋の川でシジミ採りの小学2年生の女児が溺れて亡くなった。岐阜県関市では無職の男性(59歳)が胸部に刃物を突き刺されて死んでおり、警察は殺人と断定して捜査を始めた。
 そうかと思えば、岐阜県池田町では岡崎和夫町長を脅したとして無職女性(52歳)と長男の無職少年(16歳)が脅迫容疑で再逮捕された。調べによると、二人は四月十三日の夜、大垣市内の公衆電話から町役場に電話をかけ「岡崎和夫は警護付きですか。必ず命はもらう、と伝えてください」と脅迫した疑いが持たれている。どうやら、以前に住んでいた町営住宅の家賃が滞納し昨年九月に強制退去させられたことを逆恨みし「町営住宅を追い出されたことが許せない」と犯行に及んだらしい。

 きょうの毎日朝刊の〈雑記帳〉によれば、◇作家の太宰治をしのぶ「山梨桜桃忌」が16日、小説「富嶽百景」の舞台となった山梨県富士火口湖町の「天下茶屋」で行われた。今年で36回目。約40人が文学碑に日本酒や花を供えた、とある。一方、中日朝刊の〈通風筒〉では「◇…一九三三(昭和八)年の木造による天守再建から八十周年を迎えた岐阜県郡上市の郡上八幡城で十六日、八十歳の市民ら三十人が一緒に傘寿を祝った」とある。
 こちらの方は、ホッとする話題だ。人生それこそ、いろいろである。
 
【きょうの一文・ことば】……「ハルカス」とは、古語の「晴るかす」に由来し、「晴れて明るくする」を意味する。たしかに高みの景色は良さそうだが、足元の景気は、さてどうだろう◆とまれ、部分開業は、順調な滑り出しという。ハルカス効果で関西経済の暗雲を打ち払い、今度は、〈阿倍野ミクス〉の名を全国に知らしめてくれればいい。=読売17日付、編集手帳から。大阪阿倍野に先ごろ、誕生した超高層ビル「あべのハルカス」の核テナント、近鉄百貨店の部分開業に関連しての記述。

【新聞テレビから】
☆『空梅雨深刻空に乞う 貯水率10%三重・安濃ダム「農家は大変」祈る』『名古屋6月、平年の1割 相次ぐダム節水』『あすから降りそうですが…』、『「デモ強制排除は義務」 トルコ首相、与党集会で』、『シリアとの断交を発表 エジプト』、『ハーレー、晴れのミサ バチカンに800台 法王からも祝福』、『リンカーン少年青春の1ページ? 数学ノートの一部発見 米ハーバード大図書館に』(17日付、中日夕刊)
☆『8年ぶり雨乞い 「田んぼに水を」津で50人』、『■沖縄のオスプレイ反対番組が映画に(琉球朝日放送制作のドキュメンタリー番組「標的の村」が8月から東京都内で映画作品として)』『被災能舞台で熱戦 本因坊戦第4局 宮城で開幕』『地元了解まで申請せず 柏崎刈羽再稼働 東電が転換』(17日付、毎日夕刊)
☆『〈式年遷宮〉厳か最後の月次祭 五穀豊穣を願う』、『静岡知事に川勝氏再選 浜岡の県民投票に意欲』、『女性が理不尽に泣かぬ時代夢見た 市川房枝の活動社会の現状語る 一宮で東海本社・林(寛子)編集局長』、『〈コンフェデ杯〉日本完敗 力の差 ブラジルに0―3』、『わかものハローワークの就活クラブ 脱フリーター、仲間と』『名古屋で人気 就職率高く 60秒自己アピール 会話力磨く』、『熱中症か 93歳死亡』、『名古屋場所へ宿舎入り 大砂嵐はっけよい 片道4時間カイロに通い練習』、『名フィル理事長 水尾氏が就任へ 東和不動産』(17日付、中日朝刊)
☆『猪瀬知事発言 「五輪招致に影響」43% 都議選本社世論調査 雇用重視24%』、『〈「高支持率」のウラで―検証・安倍政権〉「96条改定」に異議 戦争経験者「平和」背負い』『マー君完封9連勝 投げ合いで藤波圧倒 窮地で底力発揮』(17日付、毎日夕刊)

六月十六日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 中部ペンクラブの平成25年度第28回総会が名古屋市千種区のルブラ王山で開かれた。総会のあとは文芸評論家清水良典さんの文学講演会「小説の現在と未来」があり、引き続き第26回中部ペンクラブ賞授与式と選評、この1年に本を出版した人々に対する出版者の紹介があり、懇親パーティーに移った。
  
 なかでも清水良典さんの「小説の現在と未来」は最近出た村上春樹のベストセラー「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」に対する読み解き方に始まり、〝掘っ立て小屋文学〟が〝2階建て文学〟に、さらには〝地下水脈文学〟に移行しつつある現状を、村上春樹文学と言葉を引き合いに出しての展開で分かりやすく「なるほど」と納得させるものだった。
 清水良典さんは村上春樹のインタビュー集の中の【家の話】に触れ「昔は〝掘っ立て小屋〟で書かれていた小説の大半が今や、建物で言えば〝2階〟で出来ている。さらに地下でも書かれるようになり、犯罪小説やミステリーはこの〝地下1階〟で生まれている。「だけれど僕はネ! 地下1階ではなく〈地下2階〉を作っているのですよ。〈地下2階〉とは、世の中の人間全部とつながっているトンネルみたいなもので不思議な物語はこのなかを通ってできていくのです」とも。

 村上が【ボクは人間の〝自我〟を書こうと思ったことはない】と語っている点については「自我を書かずして小説を書かない、なぞありえない」と疑問を投げかけながらも「では、どうして書くのか。村上春樹の場合、この仕掛けが〈地下2階〉を書くことで、不思議な物語に通じるのです」といった下りも。
 そして「村上文学は自ら英語で書いた小説を翻訳し、これを妻に読んでもらうことから始まった。今でもどんな小説も、まず妻に読んでもらったうえで〝善し〟とされた作品に限って出版に踏み切っているようだ」とか「あらゆる小説は模倣から始まる」といった良典氏自身の持論の主張など、1時間半に及ぶ講演はアッという間に過ぎ去った。

 私は講演を聴きながら、最近世に出した自身の連作小説集「マンサニージョの恋 ―女たちの船上ララバイ」をふと、思い出してもいた。私自身も、あの静かで激しいラヴ・ストーリーを幻冬舎ルネッサンスから出版するに当たっては、まず妻に読んでもらい彼女が「ダメだ」とはねつけた場合は、出版しないつもりでいたからである(実は、もう一人読んでいただいた方がいるのだけれども…。内容に関しては〝ゴンタさんって。なんてロマンチックなの。でも奥さまに傾斜しすぎだよ〟との親しい女性たちから突き付けられた、厳しくも温かい指摘も十分承知している)。

 私自身、正直、文章表現術などでは村上春樹より私の方が数段上だと思っている。でも、村上春樹の仕掛けというか物語の展開にかけては悔しいけれども、これまでの作品に関する限りはコテンパンに負けている。よい点は毛嫌いすることなく、それこそ模倣しなければと思った次第である。

 私はこの日、講演受講者の受け付けを他の担当者と入り口でしていたため、出たり入ったりの聴講となったが、もう一度聴いてみたい気がする質のいい文学講演会だった。なんでも最近は若者たちの間でアニメ―ションやメルマガの登場人物を主人公にみたてて物語を展開する〝二次創作〟まで登場してきている(この〝二次創作〟とやらについては受付窓口にいたため聞き漏らしてしまった)という話もあったそうだが、残念ながら聞き漏らした。

 きょうは懇親パーティー冒頭での「皆さん、〝掘っ立て小屋(小説)〟ばかり建てとんとちがうか。掘っ立ても悪くはない。でも、〝2階建て〟がいいそうだから、新しいものをつくっていきましょう。がんばって不思議な小説を書いてみようよ」といった三田村博史会長のあいさつが、ユニークでまた面白かった。小説「風の訪れ」で第27回中部ペンクラブ文学賞を受賞した猿渡由美子さん(「じゅん文学」所属)への授賞式では中日新聞(東京新聞)の金井俊夫文化部長から中日楯と賞状が渡されるシーンもあった。
 また懇親パーティーの席では、清水良展さんに「(伊神さんには)自己陶酔とご都合主義から抜け出し、もっと厳しく他者との対峙を描き切る〝無頼派作家〟になってほしい」との言葉を賜った。私は文学界はじめ、中日新聞文化欄など目に入った彼の文芸評論を全て読むようにしているが、彼の心情の一部が解けた気がした。だてに文芸評論をしているわけでもない。

 「色彩を持たない多崎つくる…」については、私なりの厳しい論評があるが、この点はいつか余裕のある時に本欄で披瀝することにして、きょうのところは止めておく。

【きょうの一文・ことば】こう見えても若いころは映像をやっており、どうしてもシーンごとにカット割りしてしまう癖があり…。人生の後半に小説に出会いました。(小説を書くことは)全ての空間を言葉で埋め尽くす大変なこと、ことばを紡ぎ出さないとはじきとばされてしまう。奇妙な実感があって…。でも、それが魅力でもあります。わがままな私を寛容をもって受け止めてくださった、じゅん文学の戸田主宰には、この場を借りてあらためて感謝したい。=16日夜・ルブラ王山での受賞あいさつ。小説「風の訪れ」で第27回中部ペンクラブ文学賞を受賞した猿渡由美子さん。

【新聞テレビから】
☆『イラン大統領 穏健派が当選 ロウㇵニ師、外交軟化も』『ロウㇵニ氏当選 強硬路線に不満続出 イラン国民 制裁長期化、変化求め』、『パキスタン 女子大生狙い連続テロ バス・病院爆発、23人死亡』、『反政府デモ隊退去命令 トルコ「不正に向き合い抵抗」』、『「犯罪のない社会みんなで」 「未解決」遺族が勉強会 18日、名古屋で』(16日付、中日朝刊)
☆『〈「高支持率」のウラで―検証・安倍政権〉廃炉の人材除染へ 福島第1原発の下請け現場去る社員 

六月十五日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 きょうは気まぐれな天気に一本取られた。
 外出して午後二時ごろ帰宅したが、この時は一瞬「ベランダの洗濯物を入れておかなければ」と思ったものの、ついつい他ごとに夢中となり、屋根を打つ雨の音に気付いた時は、もはや手遅れ。大慌てで洗濯物を室内に入れたが、かなり濡れてしまっており急に体内に落胆が広がった。
 彼女が戻るまでに、もう一度おてんとう様がカラリと晴れ、いったん室内に入れた洗濯物を再度ベランダに干し、それこそカラリと乾いてくれたらよいのに、と思うがそうは問屋が許してはくれなかった。

 国際情勢の方は、オバマ米大統領が内戦の続くシリアのアサド政権による化学兵器(サリン)使用が裏付けられた―として反体制派への支援を軍事的にも拡充する方針を国際社会に向かって表明したが、ロシアなどから早速反発の声が出ている。また国連の潘基文(パンキムン)事務総長も「武器供与は状況打開の助けにはならない」と強調し政治対話の重要性をあらためて訴えるなぞ、それぞれの国の思惑も手伝ってか混沌としている。
 一方でイスラム社会の西欧化現象に対する政府の抑圧を巡って首都テヘランやイスタンブールで反政府デモが続くトルコ。エルドアン首相が十四日未明にデモ隊代表者との緊急会談に応じ、発端となったイスタンブール中心部のゲジ公園再開発事業を司法判断が出るまでしばらく凍結する、との姿勢を示し事態は少しではあるが好転の様相である。

 正午のニュースによれば、政府が昨年九月に尖閣諸島の国有化宣言をして以降、尖閣諸島との接続水域で、中国海監が確認されたのは今日で実に二百日に及ぶという。ロシアでは半世紀前の六月十六日に女性初の宇宙飛行士として宇宙に飛び立ち無事、帰還したテレシコアさんにプーチン大統領から、その栄誉を称えた勲章が送られた。
 いろいろなことが降っては湧き、消えては飛んでくる。世の中とは、そういうものなんだ。世界の人々は、そのなかで生きているのだ。

 ひと足早く、わが家に届いた赤旗日曜版(2013年6月16日)。世にいう【アベノミクス】について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが唱える「給料も雇用も増えず何が成長」の意見は、その通りである。また本日付中日夕刊〈夕歩道〉の…「天下の憂えに先んじて憂え天下の楽しみに後れて楽しむ」。先憂後楽の役人道は、どこへ。―もその通り。福島で被災者を支援する立場なのに、ツィッターで地元議会をバカにするなど暴言を吐いた、とんでもない官僚、彼は今どこでどうしているのか。

【きょうの一文・ことば】観光という言葉は、中国の古典にある「観国之光」に由来します。国の光を見る。つまり、他国の優れた部分を学ぶこと。=15日付中日朝刊編集局デスク〈伊勢ノミクス〉より

【新聞テレビから】
☆『友好育む「緑の壁」 知多の公害防止緑地帯 住民、企業、結ぶ森に』、『消えゆくコンドル 開発、密漁で絶滅の恐れ ペルー先住民が保護活動』(15日付、中日夕刊)
☆『再犯防止 出所者雇用協力一万社 法務省謝金制度で支援』『「居場所があれば人は変われる 50人受け入れた社長』、『酒井田柿右衛門さん死去 78歳 有田焼の人間国宝』(15日付、毎日夕刊)
☆『子宮頸がん接種勧めず ワクチン副作用解明へ 厚労省』、『長崎2女性殺害 死刑 ストーカー事件「利己的犯行」 地裁判決』『遺族、警察不信あらわ』『相談する相手間違えた』、『小型クジラ奇跡の回復 南知多ビーチランド 海岸に漂着 献身治療、泳げるまでに』『田原で発見時 住民らの応急処置も奏功』、『しこ名の虹 岐阜』、『統一球 第三者委が調査 NPB12球団会議で決定』、『富士入山料1000円試行 任意で7月下旬から』(15日付、中日朝刊)
☆『再被害防止へ最高検要請 性犯罪被害者名伏せ起訴 名地検 試行錯誤 片仮名や旧姓も』、『〈クローズアップ2013〉シリア反体制派に武器供与へ 米、政権移行へ圧力 露反発 EU内部対立も』『紛争激化の懸念』(15日付、毎日朝刊)
☆『ことし9月から発行日を変更します 毎週金曜日発行』(15日付、尾北ホームニュース〈社告〉)

六月十四日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 さすがに疲れた。
 元々、朝早いのが大の苦手な私。大学の授業が朝一番の一時間目で早朝に自宅を出ねばならないことはもとより、きょうは最近各マスコミでも話題の的となっている憲法改正論議についての考察を学生たちと共にしたからである。でも、学生一人ひとりの真剣な表情を目の前に、この授業をして本当に良かった、と心から思った。
 学生の間では七月の参院選を前に行われた中日新聞の世論調査の結果と同じように9条、96条は改憲すべきでないという声が多いなか、こんご国際社会で自立して行くためにも憲法はそろそろ見直してもよい時だといった発言もあり少々事前の準備に時間は費やしたが、授業の焦点を思い切って改憲論議に絞ってみてとても良かった、と思っている。
 これまで三回の授業で見る限り、中国と韓国からの留学生も含め学生たちは皆生き生きとしており、私までが若返ったような、そんな感じでいる。授業そのものは準備などで結構大変だけれども、これはこれでいいのだと自身に言い聞かせている。

 なかでも、古賀誠・自民党元幹事長が最近、毎日新聞と赤旗記者に語った言葉を例に「平和憲法の象徴ともいえる戦争放棄をうたった9条1項。これは世界のどの国も皆、こういう憲法を持ちたがっている。【日本国憲法は、まさに〝世界遺産〟と言っていい】との見解には多くの学生が共感してくれ、戦争のない平和な日本、いや世界平和の創造を目的とする点で意見の一致をみたことは非常に有意義だった。

 帰りには、久しぶりに荒らくれ記者だった私をこれまで育ててくれた新聞社に寄り、今後の講義につかう記者を含めた新聞人の仕事の内容と役割がひと目で分かる紹介ビデオをお借りし、同時に案内パンフレットを確保したが、西玄関で懐かしい警備の皆さんの笑顔にもお会い出来、急に肩の荷が下りたというか、ホッとしたものを感じた。
 「かつてのこんな〝ゴンタ記者〟にも、みんな温かくしてくださってやはり長年、通い慣れた社はいい……」。
 なんだか、わが家に帰ってきたような、そんな安堵感にも包まれたのである。このホッとであったかい雰囲気は中日ならでは、の一種独特のモノだといっていい。いわゆる〝中日一家魂〟が、そこには見て取れる。昔は社内をお年寄りが歩かれていると「アッ、〈社友会のおじいちゃん〉が歩いておいでだ」と畏れ多く神々しくも思ったものだが、今は私がそのおじいちゃんなのだ。あ~ぁ。でも、こればかりは仕方のないことか。
        ×        ×

 プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)が統一球の【飛ぶ球】への仕様変更を公表していなかった問題で加藤良三コミッショナーは、きょう12球団の代表に「統一球の仕様変更につき知らなかったことについて選手、その他関係者の方々、ファンの皆さまに迷惑をかけ大変な失態を猛省している」と陳謝。今後は第三者委員会による検証チームで調査したい、と〝抗弁〟した。この加藤なる男、辞任の意思は、の問いには「世界に通じるボールを目指して1日1日役目は全うしていくつもり」と答えたが、保身の醜い気持ちしかないとはこの人のことを言うのではなかろうか。
 大体、統一球に刻まれた加藤コミッショナーの名前が独裁的なにおいがして、気に食わない。本人は、どこまでプロ野球ファンと選手、球団をなめきっているのか。のぼせあがっている、ように見えてしかたない。

【きょうの一文・ことば】「今は家族との時間を大切にしている」「取り調べで浴びせられた暴言や暴行が頭から離れず、眠れない」「盗みや殺人をするために日本に来たんだろう」「なぜ殺したんだ。早く言え」「逮捕されるまで日本には人権があると思っていた。でも警察は不利な証拠を隠し、当初から私を犯人に仕立て上げようとした。貧困国への差別があったと思う」……=14日付毎日夕刊〈「暴言、今も脳裏に」マイナリさん帰国1年〉から。ネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリさん(47)の言葉 

【新聞テレビから】
☆『伊勢路巡礼 女性グループ3割 江戸期も女子旅ブーム』『三重大など 庶民宿泊記録を分析』、『スペイン 絆のオルガン 岐阜の匠』『皇太子さま「努力感じました」 サラマンカ大聖堂 故辻(宏)さん修復、友好の礎に』、『ゼロ戦㊙報告書 設計者の自宅で発見』(14日付、中日夕刊)
☆『東京都議選告示 253人届け出 23日投開票 参院前哨戦各党総力』、『2100年 世界人口109億人 国連発表 平均寿命は日本94・2歳』、『「暴言、今も脳裏に」
(1997年の東京電力女性社員殺害事件で再審無罪が確定したネパール人の)ゴビンダ・プラサド・マイナリさん(47歳)帰国1年』、『「出世主義はハンセン病」 ローマ法王発言』(14日付、毎日夕刊)
☆『株1万2445円 円93円台 大胆緩和前に逆戻り 成長戦略失望広がる』、『川崎重工社長ら解任 三井造船と統合白紙に 社内対立で交代』、『夏の夜の彩り丁寧に 岐阜提灯づくり最盛期』、『酒気帯び 基準3倍超 道交法違反容疑 摘発の大治町長』『深夜に飲酒「早く寝るため」』、『芸能人装いメールやりとり 出会い系利用料詐取 9容疑者逮捕』(14日付、中日朝刊)
☆『名古屋35・7度』、『尾崎行雄さん死去 元東映「怪童」伝説の豪速球 68歳』、『当たり屋と「再会」女性、尾行し通報 愛知県警55歳容疑者逮捕』(14日付、毎日朝刊)

六月十三日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 昼間、熱くてたまらなかった。
 なんでも大阪・豊中市では37・9度を記録。京都などでも午前中から35度を超す猛暑日となり、正午のテレビニュースも熱中症には十分に気をつけるように、と呼びかけるほどだった。この日一日で熱中症で病院に運ばれた人は全国で百八十人に達し、30度以上は全国337地点、35度以上の猛暑日になったのは全国33地点で過去十年でも最多の記録になったという。ちなみに秋田でも33・8度を記録し、観測史上最高の暑さとなった。
 それが一転、関東地方では、きょうは一日中雨、雨…に。ここ愛知県尾張地方でも夕方になると、いっとき雷が鳴って、雨がどっと降り、恵みの雨にはなんだか救われた気持ちになった。が、彼女がびしょ濡れになって帰宅するや「なぜ、こうした時に(お店=リサイクルショップ=まで)助けに来てくれないの」と叱られ「そうか。それは悪かった」と反省したものの、既に時遅し。次に雨が降り出したら駆けつけてやらなければ―とすなおに反省している。そういえば、おふくろも気がかりだ。かといって、もはや手遅れではあるが。また畑へ行ってるさなかに雷雨を浴びたのでは、と思うと少し心配だ。でも、誰も何ひとつ言ってはきていない。だから、おそらく大丈夫に違いない。

 日本野球機構(NPB)が統一球をひそかに飛ぶボールに変更していた問題で加藤良三コミッショナーが昨日、都内で会見し「知らなかった」と言い切り、下田邦夫事務局長の独断で行われた、と示唆した発言。これでは責任転嫁も甚だしく、組織、それもプロ野球界のリーダーたる人材にふさわしいのか、と正直腹が立つ。即刻「(たとえ知らなかったことが事実だとしても)知らなかったこと自体に私の瑕疵と責任があり、辞任したい。申し訳ありません。すべて私の責任です」となぜ、言えないのか。
 選手たちはむろん、ファンの間でも不満の声が噴出するのは当然で、けさの中日運動面で栗田秀之運動部長が「あまりにばかにしている」と論評して当然である。加藤コミッショナーは一体全体、何を考えているのだ。「私は昨日(11日)まで知らなかった。知っていたら公表していた。事実を隠蔽するつもりはまったくなかった」「不祥事とは思わない」などといった発言を聞く限り、この人物は保身しか考えていないのでは―と人格までが疑われてくる。
 高級官僚というお役人育ちで周囲からチヤホヤされ、甘えの世界のなかにドップリ浸かってきたヌクヌク体質の人間だな、と思わざるを得ない。早急に責任を取ってしかるべきである。
 あす十二球団の代表に緊急に集まってもらい謝罪するというが、これとて「呼びつける」などとはとんでもない話で、本来なら自ら各球団を回って事情説明を兼ねて頭を下げるべきではないのか。あすの球団の出方も注目されるところだが、球界を混乱させた責任を取り、辞職要求を突きつけるべきだ、と思う。
 
 木曜日。多忙ながらも私の社交ダンスのレッスンは、今も続いている。
 極めよう、と心に誓ったこともあるからだ。デ、朝から市民文化会館へ。きょうは〝タンゴの裏返し〟までを学び、繰り返し、ステップを踏んだ。この調子なら、ダンスパーティーなどでも、下手なりにタンゴをこなせそうだ。行きは良いが帰りは怖いで、裏返しになってからが、どうしても狂いがちだ、ということも分かった。これを克服するためには、何度も何度も「行き」と「帰り(裏返し)」のレッスンをするしかない。

 先生がおっしゃる「裏返しの時は狙って。壁に添って…」の意味がなんとなく分かる気がする。

【きょうの一文・ことば】「揺るがぬ報道姿勢は市民の側に立って権力を監視する、マスメディアの忘れられた存在意義を体現している」=13日付中日朝刊★本社特報部に「日隅(ひずみ)特別賞」の中で。審査員・岩崎貞明メディア総研事務局長の話

【新聞テレビから】
☆『皇太子さまが晩さん会出席 マドリード王宮』、『費用2万円「私にもできる」 23歳の井戸掘り支援 名古屋の女性 カンボジアの農村で作業 15日に報告会「同世代と思い共有したい」』、『繊維のまち一宮技術を結集 コスプレ衣装 商議所来月から制作 地元出身種村さん漫画主人公』、『復興庁幹部ネット暴言 「左翼のクソ」■大臣を「虚言癖」 ツィッター』、『大治町長酒気帯び容疑 早朝、登庁時に摘発』(13日付、中日夕刊)
☆『東証急落、一時870円安 円は急騰94円半ば』、『米上院委中国非難決議案 尖閣レーダー照射「地域の緊張高めた」』、『東日本大震災 要援護6割避難所行かず 政府初調査 設備、支援が不足』(13日付、毎日夕刊)
☆『空梅雨いつまで 切実農作物生育に遅れ 活況行楽地客足伸びる』、『「飛ぶ球」隠蔽「11日まで知らなかった」 コミッショナー辞任否定』『「不祥事と思わない」 いらだつコミッショナー』『「混乱招きおわび」加藤氏の一問一答』(13日付、中日朝刊)
☆『サザエさん銅像に課税 東京都「看板と同じ」と58万円 地元商店街は困惑』、『生活保護最多213万人 昨年度「当面、増加傾向続く』、『業績悪化隠し勧誘 韓流詐欺容疑者 28人1億円被害』(13日付、毎日朝刊)

六月十二日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 新聞チェックや小説執筆の合間に、次回の大学講義を前に憲法に関する各種資料(主に改憲論議)はじめ、名古屋を舞台に米中接近のきっかけとなった〝ピンポン外交〟、婦人参政権に情熱を注いだ故市川房枝さんに関する資料などをあらためて読み返してみる。
 やることばかりが多過ぎ、気忙しい一日が過ぎていった。

 一時、本州への直撃も心配されていた台風3号だが、その後日本の南海上を北寄りに進み、今後は進路を東寄りに変え伊豆諸島・八丈島の南西海上に進む見通しだという。速度が遅くなるため雨は長引く恐れがあるが、台風そのものは勢力が弱まり十三日夜には熱帯性低気圧に変わるという。

 台風襲来にせよ、地震発生にせよ、自然の脅威の前には、人間たちはただひれ伏すしかない。そんなことを、ふと思っていたら中日新聞の本日付夕刊に【巨大噴火 地球急冷】【12度低下森林壊滅予測 気象研まとめ】の見出し。読むと「過去十万年で最大級とされる巨大な火山噴火が起きた場合、数年以内に地球の年平均気温は約一二度下がり、広い範囲でほとんどの森林が枯れるとの予測を、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)がまとめた。日本付近の気温も同様に低下し、森林は激減する。…」とある。
 また「気温低下で、年平均降水量も約八割に当たる約八〇〇ミリ減少。温帯と寒帯の森林は環境に適応できず、ほとんどが枯れる。熱帯の森林も衰退し、植物の光合成はほぼ半分に減る。一方、植物の枯死などにより温室効果ガスの二酸化炭素も増え……」とも。全くもって地球の機能が破壊されてしまうわけで、この地上の生きものたちはどうなってしまうのか。
 富士山の大噴火なぞ、人間には予測不能だけに、自然にされるがままだといっていい。

 一方で、反政府デモが続くトルコのイスタンブールでは、警官隊がデモ隊の強制排除に乗り出し、地元西部イスタンブールの知事は「中心部のタクシム広場のデモ隊が排除されて人々に解放されるまで、昼夜を問わず対応を続ける」と語り、混沌としている。
        ×        ×

 京都府京丹後市に住み、世界最高齢で「史上最も長生きした男性」と認定された木村次郎右衛門さんが本日の午前二時八分、老衰のため同市内の病院で死去した。百十六歳だった。中日新聞の夕刊報道によれば、木村さんは肺炎で入院。いったん回復したものの二、三日前から呼びかけに応じないなど意識レベルが低下していたという。
 生前のモットーは「食細くして、命永かれ」。「てんとうさまのお恵みのたまもの。毎日、空を仰いでいますから」と話し、相撲と国会中継をテレビで見るのが楽しみだったそうだ。

【きょうの一文・ことば】「ガレキの前で/ことばがないなどとは言うな/(中略)/ことばで語ることができないときは/ガレキの中を歩いて探せ/歩いてヒラヒラ舞う布切れのことばで語れ/崩れた屋根のことばで語れ」=12日付中日夕刊〈大波小波 岩手からガレキを歌う〉『ガレキのことばで語れ(詩人会議出版)』花巻在住の詩人照井良平さん

【新聞テレビから】
☆『〈NEWS23〉名画「二十四の瞳」の子らは今 人間の幸福と平和を希ふ木下恵介監督』(12日夜、CBCテレビ)
☆『116歳、木村次郎右衛門さん死去 世界最高齢 最も長生きした男性』、『北、直通電話に応じず 再開から5日で遮断 板門店』、『韓流うたい高齢者に投資話 詐欺容疑6人逮捕 愛知県警 岐阜の女性 250万円被害』、『震災後に急増ロングステイ 人気はアジアに 「地震少ない」「ビザ取りやすい」』(12日付、中日夕刊)
☆『〈特集ワイド〉平和憲法は「世界遺産」だ 古賀誠・自民党元幹事長の真意 96条改正には反対/訪中は交流のチャンネル』、『〈近時片々〉とんだ隠し球。なんじら選手は知らずに打っていればいいんだ、か。一球にかけた野球人生を笑うごとく。』(12日付、毎日夕刊)
☆『DJポリス総監賞 「事故、逮捕者出さず」雑踏警備で初 女性警官と2人』、『プロ野球機構 飛ぶ球に変更認める 統一球 反発力を修正』『隠したのは問題 中日の高木守道監督』『「開幕から違和感」証明 統一球変更 隠蔽体質募る不安 選手会「出来高契約に影響』『中日投手陣に大きな混乱 鹿島忠さんに聞く 経験浅いほど修正に苦労』、『愛知訪問業者再逮捕へ 「シロアリ対策』高齢者だました疑い 床下一面不要な乾燥剤』(12日付、中日朝刊)
☆『南北会談中止 首席代表人選折り合わず』、『トルコ 警官隊とデモ衝突 イスタンブール中心部』、『上村会長一転続投 「全柔連改革をやり切る」』(12日付、毎日朝刊)

六月十一日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 訳あって、かつて新聞社の大垣支局長時代に住んだことのある大垣の地へ。
 江南名物の大口屋のお菓子〈武功夜話〉を手に携え、乗り込んだ。乗り込むと言うと、どこか仰々しいが、かつてはもちろん今も大変、お世話になっている〝順ちゃん〟=学校法人平野学園、大垣文化総合専門学校、キートスガーデン幼稚園・保育園の理事長、平野順一さま=と、久しぶりに食事を共に近況を語り合ってきたということ、だ。

 いつも思う。記者の現役時代は旅ガラス同然であちこち転勤して回ったものだが、この大垣の地は、どこか品格というか、町の気高さのような、そんなものを感じるのである。水都と言われるだけあって、あちこちで自噴水が湧き出ているばかりか、芭蕉むすびの地にふさわしい「何か」があるのである。
        ×        ×

 私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の~「泣く」をテーマとした同人からのテーマエッセイのうち提稿の遅れていた一編=山の杜伊吹/エネルギー注入=が届き、昨夜からきょうにかけ合間を縫って公開のための編集処理を行い、きょうの午後、業者の協力もあり公開に辿りついた。これで、まだ作品が届かない一人を残し、全員のテーマエッセイが出そろい、ホッとしている。

 きょう気に入った記事は中日新聞朝刊の〈雨の散策 徳川流 和傘貸し出し〉か。貸し出しを前に、天日干しされる色とりどりの和傘を〝ちなみ写真〟としてつかい、なんとも風情ある内容。書き出しの枕詞も「雨にぬれる日本庭園で、和傘を差して散策はいかが―」と風流で心憎い。
 毎日新聞の朝刊も負けまい、と〈名古屋扇子製作ピーク〉の見出しに写真付で夏本番を前に、名古屋市西区の業者宅で名古屋扇子の製作が最盛期を迎えている、と伝えている。このふたつの記事を見ながら、私はなぜか今年も知らない間に夏が目の前に近づいてきたナ、と実感した。

 夜。自宅で夕食がてら、ホッと一息ついて何げなしに見たのがNHK総合テレビのクローズアップ現代だった。最近、急激な速度で普及しつつある擬音語、オノマトペに関しての特集でタイトルは【〝オノマトペ〟大増殖 不思議な力とは?】というものだった。
 ふにゅふにゅ、むにゃむにゃ、ガシガシ、モタモタ、ゴツゴツ、ぴちょぴちょ、ふわふわ、トゲトゲ、ウロウロ、キンキン、もふもふ、ふんわり、スルスル、つるつる、びゅ~ん、ポンピュン、スパスパ…など。5000語を超すオノマトペが意思の疎通を図る会話はむろん、スポーツ界や医学会はじめ、ロボットの新製品開発など各分野で大いに役立っている―との内容には、私自身耳を傾けながら「なるほど」と納得したものである。
 「でも、あいまい表現とも言える〝オノマトペ〟ばかりを使っていたのでは、はっきりした正しい言葉が劣化してしまうのでは」との女性キャスターの問いかけに、ゲスト出演していた小野正弘明治大学教授が「文化的なものと庶民的なものの融合が図られたらいい、すなわち、情感と論理が均等なら、それはそれで良い」と的確に語っていたのが印象に残った。なかなか興味深い内容だった。
 一度、オノマトペを駆使した小説でも書いてみると面白い気がする。

【きょうの一文・ことば】私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します。=11日付中日夕刊〈寅さんのことば〉『男はつらいよ』各作から

【新聞テレビから】
☆『(在原)業平ゆかりの高島マキノ かやぶき8棟全焼 点在、火の粉で延焼』『百人一首「ちはやぶる」の竜田川 渇水 鎮火まで10時間』、『平和と情熱子の心に 児童文学のライキョウさん=月刊誌「コボたち」編集室長、故鈴木頼恭さん=追悼 岐阜の仲間が文集』、『名駅摩天楼 新時代へ』『195メートル日本郵便がビル起工』『15年、3棟完成で活気』、『タイ、マレーシアビザ免除』『比、ベトナム「数次」認める 政府、今夏から』(11日付、中日夕刊)
☆『「貝の声」で赤潮情報 ミキモト三重県HPで公開 英虞湾「タスケテー」携帯メールも』、『ソチ五輪聖火 宇宙リレー 今秋若田さんらと出発』、『田んぼアートに南吉 安城』(11日付、毎日夕刊)
☆『米サンフランシスコ市 橋下市訪問を拒絶 先月通告』、『「先輩記者からのたより」 司馬さん直筆原稿 西本願寺の記者クラブに 細かく推敲■「きたない文字ですみません」メモも』、『トルコ首相「我慢にも限度」 反政府デモ強くけん制』、『洪水 中欧の街襲う 4カ国で18人死亡』(11日付、中日朝刊)
☆『脱法ハーブ吸引死亡事故 会社役員に懲役11年 名地裁判決「運転困難と認識」』『裁判員「厳罰化を」』、『手錠なくし同僚の手錠盗む 容疑の巡査長を書類送検、懲戒 山口県警』、『日本人ら制作 トニー賞 ミュージカル作品賞 川名康浩さん』(11日付、毎日朝刊)

六月十日
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 きょうは〝朝刊(あさかん)〟が来ない。休刊日だ。
 ということは、新聞報道に携わる新聞記者やお店(新聞販売店)にとっては、きのうが実質の新聞休刊日である。きょうは、夕刊が配られるので各セクションとも、朝からそれなりに忙しいはずだ。いずれにせよ、その新聞が手元にない、ということはナンダカ、からだの機能がどこかマヒしたような気がするから、不思議だ。

 私は、このところ一週間に一度、大学での講義をしているが最初の講義の冒頭、約四十人の学生を前に「このなかで新聞を読んでいる人、手をあげてください」と挙手を求めてみた。そしたら、手を挙げた学生はナント七、八人。ぱらぱらと居ただけで、新聞離れがいかに進んでいるかを実感した。「新聞なんて、なくったって生きてゆけるのだ」と自らに言い聞かせつつも、どこか合点がいかない。

 次に「それでは情報手段は、いつも何に頼っていますか」の問いかけには「テレビ」と「スマートホン」が圧倒的に多く、新聞を読んでいる学生の多くも「テレビと共用ですが、テレビが中心です」との答えが目立ち、新聞を読んでいる学生の大半が地方版や軟派(社会面)ではなく、「一面を読んでいる」ことを知り、分からぬでもないがア然としたのだった。

 それでも中日新聞を手に、配られる先々によって異なる紙面(版別制)の内容はじめ、それぞれの地方版の効用、文化面や生活面、放送芸能面、さらには政治、経済、外報、運動面、さらには特集企画、サンデー版の大切さ、号外のありがたさにまで触れると、学生の大半が「きょうの講義を聴き、新聞が面白そうに思えてきたので、これからはしっかりと読むようにしたい」との感想文を提出してくれ、嬉しくもあった。
 ここで私が言いたいことは、活字媒体である新聞は一見、このところの情報手段の氾濫でスマートフォンとかテレビ、その他、ツィッターなどもろもろの手段に太刀打ちできなくなってきている―ように見えるが実はそうではなく、人間にとって永遠不滅の媒体だ、ということだ。

 その新聞だが、中日新聞夕刊で好評連載中の【この道】が、きょうからこれまでの小椋佳さんから作家落合恵子さんに変わり、文化面では【寅さんのことば 風の吹くまま気の向くまま 佐藤利明】が始まった。いずれも味わい深い連載企画記事になりそうである。このところの夕刊、特に中日新聞は非常に読みごたえがある。その夕刊を一部やめた新聞社があるとは、あきれたものだ。本来あるべき報道の姿勢に徹していないのではないか。
 新聞という生きものは、朝、夕刊とあってこそ、初めて新聞たる所以がある。

【きょうの一文・ことば】俺には、むずかしいことはよく分からねえけどね、あんたが幸せになってくれりゃいいと思ってるよ。=10日付中日夕刊文化欄〈寅さんのことば 1〉第16作『男はつらいよ 葛飾立志篇』から

【新聞テレビから】
☆『〈大波小波〉林芙美子の終の棲家』、『GDP(国内総生産)上方修正 年4・1%増 1~3月改定設備投資が改善』『東証一時500円高』、『習氏、TPP情報要請 オバマ氏、尖閣対話促す 米中首脳会談』、『17歳寺本初V NHK杯体操女子』、『なだいなださん死去 作家・医師、「老人党宣言」83歳』(10日付、中日夕刊)
☆『リヤカーと地球一周4万㌔ 上海にゴール 鳥取の吉田さん=吉田正仁さん(32)= 4年半かけ踏破』、『米中尖閣巡り平行線 北朝鮮非核化「共通の目標」』『南北12、13日再会談 「高位級、ソウルで」合意』、『〈陸上 日本選手権〉室伏 貫禄19連覇』
『肉体の衰え練習の質でカバー』、『体操NHK杯 内村V5 寺本初優勝』、『北の湖理事長土俵入り 両国国技館 還暦で赤い綱締め』(10日付、毎日夕刊)

六月九日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 大学の授業の準備に始まって、各取材資料の収集整理、執筆、新聞チェック、横笛練習…など。あれやこれや、と相も変わらずやらねばならないことに追い立てられている。

 日曜日。と思いきや、いつものように誰かサンの運転手を仰せつかって出向いた先はアピタ江南店内の刃物売り場。彼女の行き先は、岐阜県関市から訪れている包丁の研ぎ師さんのところで、三丁を見せ「研いでほしい」ときた。
 「三本とも耐用年数を超え、研ぐには古すぎます。ご要望にそえるかどうか。それに、どうしても料金が高くつきますよ」の応対にも「それでも、構いません。ぜひ、研いでほしいのです。年月が経ち過ぎて限界がきていることなぞ、十分わかっています。承知の上です」。
 傍らで私が「だったら、三丁とも破棄して新しく買い替えたらどうか。ここには、切れ味の鋭そうな包丁が一杯、並んでいる」と言うと「買わなくていいの。研いでほしいの。三丁とも一番馴染んでいるのだから。口出しはしないで」の返事。
 というわけで、結局のところ三本とも研いで頂くことになった。

 彼女の話によると、この三本。昭和四十七年秋に三重県志摩半島の阿児で地方記者生活をしていた私のもとに飛び込んできた時からのものだ、とのこと。身ひとつで来たはずが、包丁も一緒に持参してきていた、とは。最近になり知った。
 彼女に言わせれば、私と一緒になる前に調理師資格を取得した記念に自ら購入したお気に入りの三本で、なかでも牛刀は宝同然にこれまで使ってきたという。その後に岐阜などあちらこちら、私の転任地で買った包丁もある、とのことだがこれら三本が一番気に入っているとのこと。
 とはいえ、研ぎ師によれば、年月の経過に従いこれら三本はどうしても摩耗が激しく、刀そのものの大きさも小さくなって今では【研ぐこと】さえが非常に難しい、とのこと。私は「でも、こいつがこの三本が良い、というので。やってみてください。無理を言ってすみません」と頭を下げ、希望を聞いて頂いた。
 お詫びを言いながら、なんだか自分たちも包丁と同じように体力が低下しそのうち〈使用不可〉になって消えてゆくのだろうな、とふと不思議な気持ちにかられた。「おまえが死んだら、包丁を棺に入れてやるから。その代わり、俺が死ぬ時は、その包丁でグサリと、ひと思いに俺を突き刺してくれないか」と私。

 包丁ドタバタ劇のその足で先日、満九十三歳になった母の所へ。
 母は私たちを待ちかねていたようで「けさ、とってきたばかりだから」という丸々と育った茄子と玉葱を私たちにくれると「お母ちゃん。これから、また畑へ出かけてくる」の言葉には驚かされた。止めたところで言うことを聞くはずもないので、そのまま帰ったが「先日(七日)の雷の時は畑にいて大変だった。やっとの思いで、自転車を漕いでウチまで辿り着いたが、全身に雷雨を浴びてずぶ濡れになり、着ているモノがからだに張り付いてしまって……やっとこせ脱いでお風呂に入った」の言葉には肝をひやした。あの日は一日名古屋だったので。こちらにいたら、当然心配して家はむろんのこと、畑まで見回ったはずなのに…。
 それにしても、わが家の女どもは皆、向こう見ずな危険極まる人種ばかりである。
        ×        ×

 きょうは全国的に気温が上昇し、北海道の東川町では平年より9度高い30・3度を記録するなど各地で真夏日となり札幌、仙台で熱中症が相次いだ。一方で日本の南、フィリピン東の海上では台風3号が発生、十二日以降に西日本を直撃する心配も出てきている。

 「サポーターの皆さん、どうか交通ルールを守って下さい。皆さんは〝12番目の選手〟です。WBC日本代表のようにサポーターの皆さんのチームワークを見せてください」などといった新宿スクランブル交差点でサポーターの熱狂をソフトに誘導した〝DJポリス〟の話術がマスコミで取り上げられ話題となっている。どうやら、警視庁の機動隊広報に所属するこのお巡りさんに警視庁総監賞が与えられそうだ。

【きょうの一文・ことば】チームワークは生まれもっているものの、〝個〟は磨かない限り世界には通じない=9日夜東海テレビ〈Mr.サンデー〉PKを蹴るまでの84秒 本田が物議かもす理由の中で。本田圭佑選手 

【新聞テレビから】
☆『〈参院選岐路〉戦争放棄託す一票 少年ら2068人犠牲「熱田空襲」から68年 同級生弔い続ける83歳 平和な青春次世代へ』、『〈式年遷宮〉神宮育ちヒノキお迎え JR伊勢市駅前に鳥居』、『(岩手県陸前高田市の)奇跡の一本松 同じ立ち姿 復活』、『コンビナート野鳥の聖地に 四日市準絶滅危惧種も 味の素東海事業所「公害」60年代から緑地化』、『皇太子ご夫妻結婚20年』、『北朝鮮情勢や領有問題議論 米中首脳会談2日目』
☆『米中「対等」巡り攻防 異例の会議、権益譲らず』、『熱き1票 7万人興奮』『指原さん初V AKB48選抜総選挙』(9日付、毎日朝刊)

六月八日
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 昨日、名市大での私の講義、問題認識特別講座でのゲスト講師として、大正琴の実演授業に一役買ってくださった琴伝流大正琴大師範で弦洲会の会主でもある倉知弦洲さん=ウエブ文学同人誌「熱砂」同人で詩人の牧すすむさん=から「ガミちゃん、ちょっとこれ。ガミちゃん用に持ってきたから。読んどいて」と手渡されたのが、広報いぬやまの6/1(№1163)号。

 写真は、広報6/1日号=左側=と、週刊新潮の5月2・9日特大号の中の【業界の女神たち 6月本格デビュー!木曽川初の女鵜飼 稲山琴美】さん
 

 きょうになって、あらためてこの広報1面トップニュースを見ていたら、〈人が輝き 地域と活きる 〝わ〟のまち 犬山〉の活字とともに【犬山が大好きだから… がんばります】の活字が飛び込んできた。犬山市は私が住む江南市の、少し北寄りに位置し木曽川を挟んで岐阜県と接する町でウ飼いと国宝犬山城で知られることは、知る人ぞ知る。

 それはそうと。「がんばります」って。何のこと? とばかり読み進めると、こんな記事が目に止まったのである。
 6月は「新緑」、「衣替え」の季節―。まさに心うきうきし、フレッシュな活躍が期待される月。こんな6月から、東海地方初の女性鵜匠としてデビューし、8羽の鵜と「幽玄の世界」を披露する稲山琴美さん(24歳)。一方、観光犬山を再び演歌で応援しようと、都はるみが歌う「恋の犬山」の復活に意気込む作曲家・牧すすむさん(68歳)、犬山出身の吉本芸人でお笑いの世界に新風を吹き込もうとがんばる鈴木慎之さん(29歳)……。以上、3人の活躍を紹介します。共通するのは「犬山が大好きだから」―。
 というわけ。 

 記事はこれだけに留まらず、お役所の広報としては珍しく2、3面を見開きカラー紙面として【「恋の犬山」の復活を】【女性鵜匠の一人立ち】【犬山出身の吉本芸人】と赤地に黄抜きの見出しが躍り、【鵜、演歌、お笑いで】の中見出しに〈観光犬山を盛り上げよう〉〈名駅やリングの上でPR〉〈ライブに出演 ファンに夢を〉と、まさに迫力満点の紙面展開である。

 このうち牧さん作曲の「恋の犬山」はナント、38年前の昭和50年、市内に住んでいた東公彦さんが作詞し東さんから「なんとか歌に」と依頼された牧すすむさんが作曲したもので歌い手を歌謡界の第一人者、都はるみさんに頼んでレコードに吹き込んだという。当時、レコード発表会を兼ねた「都はるみショー」が犬山市体育館で開かれ、市から牧さんと東さんに感謝状が贈られ当初発売された1000枚のレコードも完売、さらに5000枚がコロンビアレコードから全国発売されたいきさつがある。
 しかし、その後は年月の経過と歌謡曲そのものの風化とともにせっかくのご当地ソングも一時は忘れ去られる運命に。最近になって、昭和への良きものを見直そうという市民運動の高まりのなか、地元犬山市本町通りの愛知北エフエム放送局と昭和横丁で「恋の犬山」を流したところ、観光客を中心に大好評に。「恋の犬山」復活の兆しがみえてきた、というのだ。
 犬山市観光協会や商工会議所でも「この歌が〝観光犬山〟の発展につながるなら」と支援する姿勢を打ち出しているだけに、「〈恋の犬山〉の歌の復活がこのところ女性鵜匠の登場などで観光客が増えつつある犬山再興の起爆剤になれば」との声が上がってきている。

 皆さん! 何はともあれ、まずはユーチューブでも何でも良いので「恋の犬山」を聞いてみてください。私自身もきょう、何度も何度も聞いてみました。聞けば聞くほど、昭和の風情を残した、味わい深い歌だな、と実感しました。
 「恋の犬山」の歌詞は次の通り(3番まで)
 ♪古い家並み 尾を引く影が/思い出させる あの夜の恋を/何も言えずに 何も言えずに/別れたことを せめるかのよに/かがり火 燃える/あぁ~、犬山 恋の犬山
 ♪青くこけむす 白帝城の/岩にこぼした あの日の涙/さがしもとめて さがしもとめて/たたずむ肩を なぜに小雨が冷たくぬらす/あぁ~、犬山 恋の犬山
 ♪忘れなければ いけない人と/捨てる面影 川面がひろう/木曽にゆれてる 木曽にゆれてる/夕暮れ富士も 女心の未練を誘う/あぁ~、犬山 恋の犬山
 
 私はこの歌を唄いながら、なぜか最近、私が上梓したばかりの連作小説集「マンサニージョの恋」のヒロイン、風美久世らの顔が目の前にだぶって重なり、心のなかに投影されてくるのを感じていた。

【きょうの一文・ことば】「どんな人でも お腹が満腹になれば 争いは少なくなる」には、にっこりします。=8日付中日新聞朝刊、〈編集局デスク〉から

【新聞テレビから】
☆『改憲反対ぶれない共産党 作家・僧侶 瀬戸内寂聴さん』(しんぶん赤旗日曜版2013年6月9日付)
☆『米中首脳会談 「新たな関係構築」 サイバー攻撃めぐり協議』、『あす板門店で南北実務協議 北朝鮮応じる』、『吉原遊郭最後の芸者を映画に 江戸文化研究者 安原(眞琴)さんが製作 みな子姐さん生涯に密着』、『終戦直前遊び心発揮 少年手塚幻の戦記物 動物の兵隊躍動』『神様の原点 アニメの感動漫画に』(8日付、中日夕刊)
☆『円。急騰後反落97円台 米雇用統計の評価揺れ NY株200ドル高』、『秋葉原事件5年 交差点に花と祈り』『池田小事件12年 児童らが追悼式』『風化させぬ取り組みを (秋葉原の)加藤被告モデル映画製作の監督』、『愛知県交通事故死者100人に』(8日付、毎日夕刊)
☆『名駅ビル激しい雷 尾張北部など停電』、『〈編集局デスク〉生きている言葉(編集局次長 臼田信行)』、『米原発2基廃炉へ 蒸気発生器 三菱重製に不具合』『日本の技術輸出懸念も』、『救急に対応24時間医師常駐 精神疾患ケア新病棟 藤田保健衛生大』、『〈通風筒〉◇…米大リーグのイチロー選手の父で、「チチロー」の愛称で親しまれる鈴木宣之さん(70)=愛知県豊山町=らが愛知の地酒を使った日本酒「一龍チチローラベルをつくった』(8日付、中日朝刊)
☆『2カ月ぶり円高水準 緩和マネー「逆流」』『米動向に不安増幅』『NY一時94円台』、『御園座支援断る 愛知県・名古屋市「税金投入は困難」』(8日付、毎日朝刊)

六月七日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 未明からわずかの間に2円以上の円高、ドル安が現実に。ここにきて為替市場は大荒れの展開だ。アベノミクス効果は息切れ状態で円高株安の事態となっている。効果は長くは続かず、市場には失望感が広まってきているのか。それでも安倍首相曰く「日本経済は着実によくなってきている。この道しかない」と―。
        ×        ×

 きょうは、本当にいろいろあった。というよりは、あれやこれやとドタバタ劇さながらに振り回される一日に。これ、全て身から出た錆びと思うほかない。
 その1。名市大の問題認識特別講座。例によって九時からの一時限目で今回は「名古屋生まれの文化」に焦点をあて、九時半から大須で生まれ育ち100年の歴史を刻む大正琴演奏を学生に聞いてもらおう―と準備したはいいが、演奏と解説を頼んだ琴伝流大正琴大師範で弦洲会の会主、倉知弦洲さんと長男で次席の崇さんがなかなかキャンパス内に現れない。
 どうやら大学の入り口が分からなかったらしく、周囲をぐるぐる回るはめに。やきもきしたが、「昭和税務署を南に」などと電話でやりとりして車を誘導、なんとかキャンパス内の学生会館に滑り込みセーフといった按配で、まずここでヒヤリ。

 担当の山田教授はじめ女子職員ら大学スタッフをハラハラさせてしまったばかりか、多忙な中、取材にきてくれた中日新聞社会部記者を待たせるなど、申し訳ないことをした。これ全て私の責任である。山の畑キャンパスへの道のりは大丈夫かどうか、を私が前もって倉知大師範に少しくどくても念のため確かめておくべきだった―と反省している。それでも、学生の大半が生の大正琴は見るのも聞くのも初めてで「とても良かった」と喜んでくれ、ホッとした。
 私としては東日本大震災から立ち直りつつある被災者への思いを込め、〈「明日へ」復興支援ソング「花は咲く」〉の歌詞を教務の女性スタッフに事前に用意してもらい、全学生に渡していただけに倉知会主と崇さんの奏でる大正琴の音とともに歌ってほしかったのだが。皆、声を出すのは恥ずかしかったとみえ、つぶやくように歌詞を追うだけの学生たちには少しばかり不満だった。でも、これとて私のもっていき方次第では、みんな声をあげ歌ってくれたかも知れないと思うと残念な気もした。小学生ならば、みな素直に歌ってくれたにちがいないのだが。学生は、みな大人である。
 とはいえ、歌詞は受講生全員に渡っているだけに、今後機会があれば、みんなそれぞれにあらためて「花は咲く」を口づさんで東日本への思いを深めてくれるだろう、と期待している。

 名市大の授業を終えた私は市内で倉知さん親子とお茶をのみ金山で別れ、その足で地下鉄で今池へ。久しぶりに某出版社を訪れ、スタッフとしばらく雑談したあと池下のルブラ王山へ。十六日に迫った第28回中部ペンクラブ総会の役員による最終打ち合わせ会のためで、ここでも大先輩の女性理事各氏に、「出欠席の返事のない方がいらっしゃる。どうなっているのよ」などと、あれやこれやと事業企画運営委員長としての私に対するありがたくも手厳しい指摘をされ、たじたじに。元来こまごましたことがやりなれず、大の苦手なだけに、頭はすっかりパンク状態に。
 かてて加えて、そのさなかに電話が鳴って、ドラゴンズファンクラブの熱心な会員仲間から「ファンクラブ会員を代表する〝お母さん〟が足を折られて入院されました」といった連絡まで入り、さすがに意気消沈。さて、どうして良いものか。一日も早い回復を願うほかは何もない。午後には、いっとき狂ったような雷にまで見舞われ、疲れもあってか、帰宅後はしばらく横たわり全てを忘れようとしてみた。

 それでも本欄だけは、書いておかなければ―と、途中気を取り直してこうしてペンを進めている次第。おかげで、ここ数日間、興に乗ってきていた新作執筆もきょうだけは途絶えざるを得ない。いまは(翌日の)午前一時半過ぎ。私にとっては、まだまだ宵の口だが、さすがに全身が疲労感で萎え、頭も痛くて気が滅入りそうだ。

【きょうの一文・ことば】(安倍首相の成長戦略に対する市場の失望感につき)来週以降、調整局面に入るのか。下落が留まらないのか。……安倍さんは誤算かもしれない。=7日夜CBCテレビ、NEWS23で。政治思想家で作家の姜尚中さん。

【新聞テレビから】
☆『北朝鮮 南北実務接触を提案 開城で9日 直通電話きょう再開』、『政令市トップ返上へ 名古屋市「給与」の策 3月まで実質1~3%削減』、『日仏原発輸出を促進 首脳一致 核燃サイクルも』、『〈東海の文学風土記〉愛知県田原市㊤ みんぺーさん=杉浦明平さん=生誕100年 三田村博史21』、『プーチン大統領30年目の破局 ロシアTVで離婚表明』(7日付、中日夕刊)
☆『円急伸一時95円台 米雇用懸念ドル売り』『東証続落1万2700円台』(7日付、毎日夕刊)
☆『麦秋輝く大地 西三河で収穫期』、『NY円一時95円台』、『名大病院全国初 皮膚の難病 検査可能に 遺伝子変異を特定』、『知事 車上荒らし被害 安城の自宅 運転席ガラス破損』、『四日市の裁断一万円札 持ち主なお不明 4人届け出も決め手欠く』(7日付、中日朝刊)
☆『南北対話再開で一致 北朝鮮提案 韓国「閣僚級」提示』、『男性刺殺、妻の同僚逮捕 茨城 容疑者交際迫り「邪魔」』(7日付、毎日朝刊)

六月六日
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 「お稽古ごとや習いごとは、六歳の六月六日から始めると上達がはやくて良いのだってよ」と舞。へえ~ぇ、と私。「そういえば、きょうは梅の日。古来お中元の先がけは六月六日の梅の日から、と言われるが関係あるのかな」との私の問いには「あんまりないのでは」と彼女。

 それはそうと、朝鮮中央通信が伝えたところによると、北朝鮮は六日の報道官特別談話で操業が停止している開城(ケソン)工業団地の正常化と観光が中断している金剛山観光再開のための南北会談を提案したという。これに対して韓国側はソウル市内での十二日の局長級会談はどうかーと返答。北朝鮮が、これに応じて再開が実現すれば、途絶えている板門店の直通電話も再開するだけに、ひと筋、平和の光が見えてきた気がしないでもない。喜ばしいことだ。

 中日の朝刊に「千種の民家 3000万円盗難 クロゼット内から」の記事を読み、驚いた。なんでも被害に遭った六十六歳の無職女性は将来への貯蓄として、二階寝室のクローゼット内に置いておいた現金3000万円がなくなっているのを帰宅して見つけたという。愛知県警千種署によると、勝手口が無施錠で玄関や窓の鍵は壊されていなかったが室内は荒らされており、窃盗事件として調べているという。
 それにしても、この地方の女性たちはよくそんな大金や貴金属を置いたまま自宅を留守にしたものだな、とつくづく思う。そう思って読み進めると、ナント。名古屋市内では五月三十日に東区の民家から千八百万円相当の貴金属が、翌三十一日にも東区の別の民家で二千八百万円相当の貴金属が盗まれる事件が相次いでいる。
 尾張の女性は常時、大金や宝石を家の中に置いたまま外出しているのか。なんともはや、名古屋ならでは、の盗難事件といってよい。もしかしたら、わが家にも大金や宝石類が隠されているかもしれない。そうだったら、いいのに。おそらく何もないだろう。

 けさの朝日新聞軟派トップに次のような見出しが躍っていた。
『「名古屋に地震雲」 ツイート拡散 これって、前触れ?』。
 記事を読むと「名古屋上空に『地震雲』が出現 警戒を!」の書き出しで以下のように続いていた。
―そんな情報が先日、簡易投稿サイト「ツィッター」上で一気に拡散し、大手検索サイトでも検索数が急増した。地震の予兆とされる地震雲は、まったく科学的な根拠が無いとされる。それなのになぜ、急激に広がったのだろう。……(6日付、朝日朝刊)

 なんでも、この記事をよく読むと〝地震雲騒ぎ〟があったのは5月20日夕方からで午後11時を過ぎると収束に向かったという。気象庁が何も発表してないのにツィッター騒ぎが起き間もなくすると「気象庁によると、この1週間は警戒が必要とのことです」というウソの情報までが添えられたという。地震雲には放射状、渦巻状、直線状…とあるらしいが、その日は名古屋の大須上空に見られた〝波状雲〟の写真までが投稿サイトに登場したそうだ。
 そして。この記事、記者仲間で言う一種のあおり記事と言えなくもない。社会の不安を必要以上に高めることにならなければ良いのだが。
        ×        ×

 日本維新の会の橋下徹代表(大阪市長)がきょう午前、首相官邸で安倍晋三首相、菅義偉官房長官と会談し、米軍普天間飛行場に配備されたオスプレイの訓練の一部を八尾空港で受け入れる意向を伝えたという。
 八尾空港は市街地にあり、オスプレイの訓練に対しては田中誠太市長はじめ市民の大半が反対を表明しているのに、この男は自分のことしか考えていない。テレビ画面で見る顔は、日に日に悪くなってきている。田中市長にひと言も話すことなく、政府と米国に擦り寄ろうとするとは。浅ましい。嘆かわしい限りである。
 首相も官房長官も、こんな若僧の話は門前払いを食わせればよいのに。こちらも米国とのしがらみがあり「八尾でのオスプレイ訓練」は歓迎のようだが…。逆の視点からいえば、あらためてこの橋下なるニンゲンの程度の低さを露呈させただけに、これはこれでいいのかもしれない。どこまで民意を忘れた自分本位の猿芝居とゴリ押し、パフォーマンスをすれば気がすむのか。このままだと人間のクズだと言われかねない。これでは大阪市民がかわいそうだ。
 橋下代表は、もはや完全に死に体だ。

【きょうの一文・ことば】「月給を上げるのではなく、月給が上がるような経済成長を実現する」と池田=国民所得の所得倍増計画を7年で実現させた池田勇人元首相=は折々に繰り返したという。=6日付毎日朝刊〈余録〉より

【新聞テレビから】
☆『〈クローズアップ現代〉日本の機密が盗まれる 急増サイバー攻撃』6日夜、NHK総合)
☆『〈式年遷宮〉で えぇじゃないか 8日、伊勢内宮前で 行脚隊 今年は600人「集大成」 発祥の豊橋商議所青年部恒例』、『見て食べてひんやり 大垣「水まんじゅう」』、『幼稚園児 第3子から無償了承 与党会議、第2子は半額』(6日付、中日夕刊)
☆『トルコ 自由求める若者 デモ発端の広場になお1000人』、『東証、一時1万3000円割れ 不安定な値動き』『NY株は続落 1万5000ドル割れ 1カ月ぶり』、『センター試験見直し検討 高校在学中「到達テスト」教育再生会議』(6日付、毎日夕刊)
☆『授業は吉本新喜劇 滋賀大生「お笑い」特訓中 8日に前座公演 単位も認定「企業戦略学んで」』、『成長戦略第3弾 企業重視3%成長目標 失業者5年で2割減』、『無病息災願う灯火 熱田まつり』、『大府南中教諭を逮捕 大府中侵入、落書き容疑』、『長門勇さん死去 「三匹の侍」人間味で個性 81歳』(6日付、中日朝刊)
☆『出生率1.41回復 16年ぶり水準 30代以上上昇 出生数は減少』、『市場は失望 東証518円安』、『三重県 人件費53億円削減 今年度 労組は受け入れへ』、『〈脱法ハウス〉6階建てビルに116室 業者「倉庫だ」』『1・6畳「住所ОK 記者が契約、滞在』『何年も住んでる人いる』(6日付、毎日朝刊)

六月五日
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 先月二十八日に梅雨入りしたはず=気象庁はこの日に近畿、東海地方が例年より11日早く梅雨に入ったもよう、と発表=なのに、このところの好天続きに首を傾げている人も多いに違いない。気象庁に言わせれば、先に発表した梅雨入りの時期は「速報値」と呼ばれ、とりあえずの判断だとか。毎年、夏の終わりに再検討し修正することもあると何だか言い訳じみている。 
 今回の梅雨入りがこのまま確定すれば、一九五一年の統計開始以来、五番目の早さとなるが、一般市民は正直なもので、夕刊報道によれば、気象庁のお天気相談所には「梅雨入りは間違いだったのでは」との問い合わせが相次いでいるという。これに対して「季節は間違いなく進行しており、間違っていたかどうかは今の段階では分からない」とは気象庁の担当者。苦しい答弁に終始している。私に言わせれば発表の段階から【梅雨に入ったもよう】などと煮え切らない〝もよう表現〟で卑怯な気がする。
 梅雨に入った、と判断したなら「入りました」と素直に発表して、その後に誤りと気付いたら「間違っていました。お詫びします」でよいではないか。その方が微笑ましくもあり、分かりやすい。その時々の情報を的確に流してくれさえしたら、皆満足すると思う。

 なんでも「ことしは世界的に偏西風の流れが弱く同じ場所にいつまでもあり、このため日本の場合は梅雨前線が沖縄方面に逆戻りしてしまい一カ所で同じ気候が長く続く異常な現象が続いている」ようだ。山梨、四国で田植えが出来ないほどの水不足が続いているかと思えば、チェコスロヴァキアやドイツでは記録的な大雨に。インドでは日中45度を超える猛暑が続いているという。

 話は変わって反政府デモに揺れ続けるトルコ。
 この国で、今度はデモにからんで機動隊員が赤いドレスを着た女性に向け催涙ガスを噴射している写真が短文投稿サイトなどで拡大。治安当局による過剰な弾圧だ、として市民からの批判が集まっている。本日付の中日新聞夕刊も【トルコ ドレス女性に催涙ガス噴射】の見出しで現場の写真入りで報じており、ネックレスをつけ白いバッグを肩からかけていたよそ行きの無防備ないでたちの女性に対してガスマスク着用の機動隊員が催涙ガスを噴射する―など、笑うに笑えない、とても信じられない痛恨極まる話だ。
 どうして、こうしたつまらない行動に出るのか。そこが分からない。私自身、イスラム圏での西欧化現象は〝世界がひとつ〟になる良いきっかけだと思うのだが……。弾圧そのもののデモ規制はよくない。時代が後戻りしていく気がする。

【きょうの一文・ことば】小説の現状、小説の未来に関して、私はけっこう楽観的である。本に関して、数を問題にしてもはじまらない。いるのは一人の読者だけだからだ。一回一回そのたびに、ただ一人の読者がいるだけだ。小説だけが持つ不思議な力もそれで説明がつく。だから小説という形態は、いつまでも死なないと私は思う。すべての小説は作者と読者との平等な合作である。それは世界で唯一、二人のまったく知らない同士が、何の邪魔も入らぬ親密さで出会うことができる場所だ。……=昨日の4日付毎日夕刊〈新世界文学ナビ北米編 作家本人から〉で、ポール・オースター

【新聞テレビから】
☆『〈歴史秘話ヒストリア〉伊勢神宮式年遷宮の秘話』(5日夜、NHK総合)『100分de名著・(トルストイの)戦争と平和』(5日夜、NHKEテレ)
☆『年収800万円恒久化諮問 名古屋河村市長「実現が民意」』、『W杯決定の夜渋谷交差点 皆さんは12番目の選手お帰りを 警官ら気の利いた誘導』(5日付、中日夕刊)
☆『MERS中東呼吸器症候群 猛威警戒』『長い潜伏期間帰国後発症の恐れ 水際対策は困難』、『(パリ・ルーブル美術館の)「モナリザ」にLED照明導入』、『オスプレイ「大阪で訓練」地元猛反発 八尾空港 米軍使用の対象外』(5日付、毎日夕刊)
☆『シリーズ「日米同盟と原発」第9回「漂流する核のごみ』『琵琶湖越え50キロの帯 福井原発事故で 滋賀県、SPEEDI予測図公表』(5日付、中日朝刊)
☆『日本W杯決定 14年ブラジルへ 5大会連続 オーストラリアと1―1 本田の度胸 暗雲払った』(5日付、毎日朝刊)

六月四日
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 夜。サッカー日本代表が埼玉スタジアムでオーストラリア代表とのワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア最終予選に臨み、1―1の引き分けで5大会連続5度目のW杯出場を決めた。この試合、前半戦は0対0で後半、オーストラリアに1点を先行されたものの、本田圭佑のPKがゴールど真ん中を直撃し引き分け、ワールドカップへの出場を決めた。

 それにしても東京・国立競技場でのパブリックビューイングはじめ、全国各地のスポーツバー、札幌のススキノ……と日本中が大いに盛り上がっただけに、引き分けでW杯出場が決まり、本当によかった。テレビによれば、渋谷のスクランブル交差点には歓喜に酔った人々があふれ出て大変な騒ぎだという。それにしてもサッカーは何故、これほどにまで盛り上がるのか。
 舞曰く「サッカー、すなわち、ほかのスポーツと違って若者の象徴なのだから」と。だったらプロ野球は、と聞きたいところだが、それ以上はやめた。いずれにせよ、日本中の老若男女のすべてが楽しめるスポーツ、それがサッカーであることは間違いない。
        ×        ×

 トルコの反政府デモが拡大している。

 新聞テレビ各社の報道だと、イスタンブールで五月末に始まった反政府デモが全国二百カ所以上に拡大し、一部暴徒化の様相を呈している。「デモの発端は、イスタンブール中心部のタクシム広場付近の再開発計画。公園の木を伐採しようとした行政当局に対し、市民グループが中止を求めた。(略)伐採予定の木はわずか数本だったが、市民らの抵抗の状況をツィッターなどを通じて知った若者らが広場に集まり、警官隊と衝突。催涙ガスや放水車が使われ、大規模デモに発展し地方にも飛び火した。」(4日付、毎日夕刊)という。
 トルコといえば、かつて2006年のノーベル文学賞に輝いたオルハン・パムクの小説「雪」に一部見られる通り、イスタンブールなどでスカーフ着用の自由化などイスラムの西欧化現象が進んでいるもの、とばかり思っていたが現政権はどうやら「イスラム色」を強める回帰の政治を進め、これが国民の反感を買っているらしい。
 最近はメディア規制の強化やモスク(イスラム礼拝所)の建設拡大を強硬に推し進めるなど、世俗派市民の反発が高まっているという。

 私自身、イスタンブールも、首都アンカラもパムクの「雪」が発売されたばかりのころに訪れたことがある。イスラム圏とはいえ、イスラムの西欧化が刻々と進む社会には、ボスポラス海峡の景観とともに感動した記憶があるだけに、トルコを愛する者の一人として早く平穏な日々に戻って欲しく思う。

 暴動といえば、もう一つ、忘れることの出来ない痛ましい歴史の事実がある。
 その事実とは、そのころ私は新聞社の能登半島七尾支局長の要職にあったが、二十四年前の六月四日(平成元年六月四日)に起きた中国天安門前広場での大虐殺である。私はその日のことを著書「火焔―空と海 伊神ごん」(能登印刷)で二日遅れで次のように書いている。
―6月6日 中国の天安門前広場は、とうとう最悪の悲劇にまで発展してしまった。さる4日、天安門前広場で民主化を訴え居座る学生、市民に対し戒厳軍が、武力行使。何千もの人びとを殺りく、流血の惨事となったのだ。人間のすることは本当に愚かで、嘆かわしい。きょうの朝刊(北中本紙)によれば、〈死者は一万人 香港紙報道〉説まである。……

 そして。当時の毎日さんの余録も、こう書いていた。
―…▲ラジオ・ペキンのアナウンサーは英語で「1989年6月4日という日を覚えていてほしい。殺された数千人の大部分は罪のない一般大衆だ」と抗議の放送をしたという。新中国はじまって以来の大虐殺。この日付は中国ばかりか全世界でも永遠に記録されるだろう▲この事件が起こるまで、……

【きょうの一文・ことば】ニホンノミナサン、オウエンアリガトウゴザイマス=5年連続W杯出場を決めたサッカー日本代表、ザッケローニ監督の話

【新聞テレビから】
☆『薬99%ネット販売解禁 例外品・安全策結論持ち越し 政府方針』、『反核の熱 東海村から 「ひろしま」来月上映 「原発推進派にも見せたい」』、『戦前技術の粋プロペラ帰還 旧海軍機に供給 愛知時計電機 空自貸与 新社屋に展示へ』(4日付、中日夕刊)
☆『国家公安委員長 歩行者いない50㌔制限の道「20キロ超で反則 疑問』、『不発弾爆破処理新幹線など運休 東京・北区』(4日付、毎日夕刊)
☆『9条、96条改憲 反対5割超』『民意と安倍政権隔たり』『原発再稼働6割ノー 本紙世論調査』『再稼働反対 自民支持層も半数』『「維新へ投票」3%に届かず』、『NY円 一時98円台』、『この春、カラカラでした 3~5月気象庁まとめ 西日本雨最少 岐阜など日照最多』、『消費増税で決断急ぐ 一宮競輪年度末廃止を表明 市長「経費増避けられぬ」 売店組合「なぜこの時期」』(4日付、中日朝刊)
☆『最大都市カラチ「戦場と同じ」 パキスタン南部タリバン系支配』、『参院選公示まで1カ月 改憲 自公違い明確 10党本紙調査 景気対策も争点』(4日付、毎日朝刊)

六月三日
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 中日新聞の本紙夕刊、目耳録の〈海女〉には懐かしさとともに、憤るほどに胸を痛めた。
 懐かしい、あの志摩町越賀の海女さんが「二十年間で十人前後に減り、平均で六十歳。三年前には地元の漁協が解散した。だから海女は、隣町の漁協まで獲物を納めに行く。」というのだ。それも、漁を終えアワビを軽トラックに積んだ海女さん=林喜美代さん(58)=がわざわざ漁協とは反対の方向へ車を走らせ、いったん堤防に車を止めて待ち、70代の海女さんが獲ったアワビを受け取り、漁協に運んでいる。

 古い話になるが、昭和四十七、八年の志摩半島の海女さんは、こんなものではなかった。自慢じゃないが、当時私は〈海女 その世界〉を中日新聞伊勢志摩版で長期連載、安乗や浜島、波切、越賀、和具、御座…と海女さんの火場を取材して回り、時には舟人(ふなど)海女や徒人(かちど)海女の漁にも同行、海女舟のなかで若い飛び跳ねるような海女さんの裸体を目の前に興奮した日々を思い出す。
 時が流れ。その海女さんたちも少なくなり、こうした苦労を重ねているか、と思うと私の胸までが締め付けられる気がしてしまう。元志摩通信部記者としては、きょうの【目耳録】は、泣き叫びたいほどの話である。
 時の流れとは言え。あ~ぁ。思わず、ためいきが出た。海女さんといえば後世に残る連載企画を書いたことと、もうひとつ和具大島の潮かけ祭りである。当時、二十六、七歳だった私は「アニさん、カメラだけは別にしてかないと」と言うが早いか、四、五人の海女さんに取り囲まれ、無理矢理抱きかかえられ海に投げ込まれた。海女企画の取材で馴染みの若い海女さんたちばかりに放り込まれたが、あの日のハプニングは私にとっては勲章だと思っている。
 みなさん、今はどうしておいでになるのか。会いたい気がする。でも、私のことなぞは、もはや覚えていてはくれないかも知れない。いや、案外と「あのときの記者さんやろっ」と語りかけてくれるやも知れぬ。 

 この日は、JR東海が山梨県都留市の山梨リニア実験線で、リニア中央新幹線(2027年に東京―名古屋開業予定。時速五百キロ)での営業運転を想定した「L0系」の5両編成を報道各社に公開した。
 
 夜。CBCで橋田寿賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり 2013年二時間SP後篇」を舞と見る。毎度のことながら、この番組は庶民感情はむろん、いつもなかなかいい点をとらえている。おかげでNHK総合のニュースウオッチ9を見ることは差し控えた。

【きょうの一文・ことば】雨傘をすぼめて日傘の花が咲き―。(中略)……だが友よ、核の傘など君に差してあげたくないよ。ましてやずっと水漏れ続きの、古い破れ傘なんて。=3日付中日夕刊〈夕歩道〉から

【新聞テレビから】
☆『愛知県 子ども医療無料継続 来年度市町村反発に配慮』、『カンボジアに命の水を 名古屋和合RC 農村水道支援 秋にイベント』(3日付、中日夕刊)
☆『クラスター爆弾 禁止条約イラク批准 200万発投下 除去、義務に』、『仏軍と災害演習 政府最終調整 テロ対策連携 南太平洋で』、『一時1万3400円割れ 東証 380円超の急反落』、『アンジ―=米人気女優、アンジェリーナ・ジョリーさん(37)=「支援に感謝」 乳房切除公表後初めて公の場に』(3日付、毎日夕刊)
☆『反原発の声国会を「包囲」 議事堂周辺6万人が人波』、『美濃加茂市長28歳藤井氏 現職で全国最年少』、『脚骨折豊橋で懸命治療4カ月 子ゾウ「マーラ」頑張れ』『飼育員ら奮闘 負担かけず立たせる』『「早く元気に」市民、応援メッセージ続々』(3日付、中日朝刊)
☆『潮騒の島に「ただいま」 吉永小百合さん49年ぶり』、『被ばく不安賠償50万円 飯舘村 紛争センター初認定』(3日付、毎日朝刊)

六月二日
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 今を溯ること四百三十一年の天正十年(1582年)六月二日。京都・本能寺に宿泊していた織田信長は家臣明智光秀の謀反に遭い、自ら命を断った。敵は本能寺にあり、で知られる〝本能寺の変〟はこの日未明に起きた、とされている。
 とはいえ、光秀が反旗を翻した原因については今もって定かではない。多くの歴史家が研究しているが、現在でも定説と呼ばれるものは確立されていない。光秀の恨みや野望に端を発するという説、光秀以外の首謀者(黒幕)がいたとする説も多数あり、日本史上の大きな謎の1つでもある。
        ×        ×

 日曜日。午後、第41回文化祭が開かれている(5月31日~6月2日)江南市民文化会館へ。
 【俳句・俳画・写真の展示の部】の受付で来場者に対する案内をしていた妻を迎えに出向いた。せっかくなので会場を見て回ったが午前中あったという式典(大ホール。式典後、古知野中筝曲部の特別演奏があったという)はのぞいて、展示の部、ステージの部、各流派の茶会…と、なかなか充実した内容だった。また、それとは別に大ホール、中ホール、小ホール、音楽室と施設の充実ぶりに目を見張り、江南市民は恵まれているなと実感した。
 この調子なら、文化の芽は育つだろう。

 それはそうと新聞を読んでいると、やはり地方が面白い。
 どれもきのうの話になるが、黒潮躍る熊野灘に面した三重県志摩市浜島町の浜島海浜公園で伝統の伊勢えび祭が行われたかと思えば、北陸・金沢では加賀藩祖・前田利家の金沢城入場を再現する「100万石行列」があり、愛知県犬山市と岐阜県各務原市の境を流れる木曽川では千三百年の伝統を誇る「木曽川うかい」が開幕し、初の女性鵜匠稲山琴美さん(二十四歳)がデビュー。観覧客の前で鵜の手縄(たなわ)をさばいて見せた。
 また、東日本大震災の被災地である岩手県の三陸鉄道北リアス線の久慈―田野畑間では「お座敷列車北三陸号」に海女さんの格好をした女性ガイドとウニ丼が登場し、ほぼ満員の乗客が笑顔で1時間の旅を楽しんだという。

 このうち、三重県志摩半島浜島の伊勢えび祭は、かつて若かったころ、私自身がひとりの地方記者として新聞社の社旗を掲げた新車サニーに乗り、取材で飛び回ったことがある思い出多い祭りだけに、懐かしさでいっぱいになった。
 確か昭和五十年ごろだったと思う。私は、時の三重県志摩郡浜島町(現・志摩市浜島町)の谷水町長に伊勢えび祭当日に〝伊勢えびの町〟を宣言してみたらどうか、と提案。町長は「それは名案だ」とその声を受け入れてくださって当日に〝伊勢えびの町〟を宣言。中日新聞のヘリコプターが上空を飛来し祝賀メッセージを投下したことがある。
 いらい、浜島町は〝伊勢えびの町〟として伊勢えびの増殖運動を地道に手がけ今の隆盛に至ったことは知る人ぞ知る。当時は、浜島水産試験場を何度となく訪れ、当時の村主(すぐり)研究室長らから伊勢えびの増殖保護の研究につき、これでもか―と執念深く取材を重ねたものである。=この点は私の著書「泣かんとこ 風記者ごん!」(能登印刷、伊神ごん)に詳しい
        ×        ×

 そして。地方といえば、中日(東京)新聞が本日付サンデー版の〈世界と日本 大図解シリーズ №1097〉で【住民が歌舞伎を上演 全国地芝居マップ】と題して全国32カ所に伝わる地芝居を地図とカラー写真付きで紹介。南山大学の安田文吉教授が「ふるさとの華 地芝居」のタイトルで解説を加えている。
 安田教授は、このなかで「地芝居には大歌舞伎には無い独特の演目(『曾我十二刻 揚巻助六』『源平咲分牡丹 重忠館の場』など)や、演出・趣向・型(『仮名手本忠臣蔵』六段目で勘平が観客に背を向けて腹を切る演出など)が伝えられている。これが宝だ。それをむやみやたらと変えたがる輩がいるが、とんでもないことだ。たとえ違っていても、それをそのまま大切に保存・継承していってほしい。その地に伝えられた、他には無い芝居なのだから。さらにいえば、神仏を敬う心で役を演じ、神仏に奉納する。それが地芝居。ふるさとの華なのだ。」と論じている。その通りだと思う。

【きょうの一文・ことば】水の神田の神つれて燕 伊神舞子=江南市民文化会館で開かれた第41回市民文化祭展示の部/俳句作品

【新聞テレビから】
☆『【密着エネルギー争奪戦】▽日米ロ・国家の激突▽シェール革命の真相 ガス帝国ロシアの焦り 逆襲なるか? 日本経済』(NHK総合〈NHKスペシャル〉、2日夜)
☆『「南海トラフ」想定津波22メートル 3小学校高台で統合 渥美半島先端部 田原市が計画案』『被災地、移転に壁 元の場所再開1割』、『女性鵜匠 笑顔の初舞台 犬山・木曽川うかい』、『ネット選挙夏の商戦 業者、参院選へプラン営業 導入から保守請け負いも 陣営は消極的?』、『さようならパクじぃ 国内最高齢の誘導馬(=ハクリュウボーイ、31歳=が老衰で)大往生 笠松競馬』(2日付、中日朝刊)
☆『日米韓北朝鮮抑止で一致 防衛相 3年ぶり会談』『〈ストーリー〉歴史に裂かれた家族―「北朝鮮残留日本人の苦難」』、『認知症高齢者462万人 予備軍含め4人に1人 厚労省推計』、『JAL9年ぶり「鶴丸」復活』、『沖縄米兵 基地外飲酒2杯ОK 午後10時まで』

六月一日
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 花も嵐も乗り越えて。大正、昭和、平成と生き抜いてきた私の母が満九十三歳になった。母はこの日がくると、私たちが幼いころから毎年決まって「お母ちゃんが生まれたきょうは、和田に初めて電気が点いた日なのだから。おまえたち、よく覚えてき」と胸を張り、私たち兄弟は「そう。そうなの。へ~えぇ。すごいね」とその日に改めて思いをはせたものである。
 昼間、電話したが出なかったので夜もう一度かけたら出てきた。なんでも妹と食事をしていた、とのこと。「ハッピー、バースデー、トゥーユー。おふくろ、おめでとう。あす、どお」と言うと「あすは、お友だちと喫茶店に行くことになっているから」との返事。あまり振り回してはいけない、と判断して「それじゃあ、またの日に」と言って電話を切った。

 日本ハムのルーキー、大谷翔平投手が札幌ドームのドラゴンズ戦に先発で登板、5イニング3失点ながらも味方打線の援護にも恵まれてプロ初勝利を飾った(日ハム7―中日3)。ウイニングボールは誰に、の質問には「両親にあげようかな、と思います」。プロ野球に限らず、若者たちはこうして一歩ずつ前に進んでゆくのだ。

 一日早いが、しんぶん赤旗日曜版の6月2日号。「おかしいぞマスコミ 首相と会食 報道で礼賛」の見出し入り記事が掲載されており、安倍首相と在京テレビ局、新聞社最高幹部との会食の様子と安倍首相が出演した主なテレビ番組がそれぞれ一覧表となっていた。同時に「安倍政権と一体の世論誘導では」(ジャーナリスト斎藤貴男さん)、『権力の「監視犬」でなく「愛玩犬」』(マスコミ研究者、元立命館大学教授松田浩さん)との厳しい指摘も。
 新聞、テレビの各社にもそれなりの判断と考えがあるだろうから、会食即癒着と簡単に決めつけてしまうのもどうか、とは思いもする。でも、この記事を読む限り、安倍首相の側からマスコミ各社に働きかけてきていることだけは確かだ。なぜか日本を代表する新聞七社=朝、毎、読、中日(東京)、日経、共同、産経=のうち、私の元職場・中日(東京)の名前だけが見当たらない。
 原発報道で菊池寛賞に輝き常日ごろから権力に屈せず、〈真実・公正・進歩的〉を社是とする中日新聞社だけが安倍首相の側からの擦り寄りをはねつけた気がしないでもない。としたのなら、さすが中日(東京)は誰が何と言おうが日本一、天下の新聞社だと言えなくもない。ただ私の記者時代を振り返る限り、その土地土地の知事とか市長、議長はじめ民間企業幹部、教育者、青年会議所メンバーらとの懇親会は再三あり、互いに胸襟を開いて語り合ったものだが…。それとも、私の精神がたるんでいたのか。いや、そうでもない。

 けさの新聞報道によれば、フィギュアスケート女子の浅田真央さん(中京大)が昨日、大阪市内で記者会見。来季ソチ五輪での新プログラム使用曲を、ショートプログラムはショパンの「ノクターン」、フリーはロシアの作曲家ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」にすることを明らかにした。わが一家は〝真央ちゃん〟の大ファンだけに、今から楽しみだ。

【きょうの一文・ことば】あなたが美しいのは/愛されようとする時でなく/あなたが美しいのは/ただ愛そうとする時…=6月1日付中日夕刊「〈この道〉歌創り40余年 父親として 小椋佳」から

【新聞テレビから】
☆『きょう「木曽川うかい開き」 東海初の女性鵜匠 稲山琴美さんデビュー 昼うかいで開幕 夜は花火も』、『武功夜話物語 その126武功夜話を読む(須賀弘之) 巻二十一(1)織田信長と生駒氏の女』(6月1日付、尾北ホームニュース)
☆『B787が運航再開 鹿児島便異音折り返し遅れ』、『参院選へ手づくり討論会企画 主婦友結束 見る聞く選ぶ 愛知の12人 職の安全、子育てテーマ』(1日付、中日夕刊)
☆『ロト7で16億円長者!? 香川の売り場 1等2口「同じ人が購入か」』、『アジア安保会議「日本右傾化、誤解 (小野寺五典)防衛相 異例の釈明』、『「官民アフリカ支援」 51カ国TICAD(アフリカ開発会議)5開幕』(1日付、毎日夕刊)
☆『「親鸞完結篇」7月1日スタート 五木寛之氏インタビュー』『明るい一面も描く 雌伏経て 生き生きと』、『小澤さん「体力は大丈夫」 松本のSKF(サイトウ・キネン・フェスティバル)2年ぶり指揮へ』(1日付、中日朝刊)
☆『森内名人3連覇 通算8期 羽生王位に5戦で』(1日付、毎日朝刊)

13年6月2日

ウェブ作品集

伊神 権太

実録随想「残り花」

平成二十五年六月三十日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 エジプトのモルジ大統領が誕生して、きょうで一年―。
 エジプトではこのところ物価高にあえぐ反大統領派民衆によるデモが日に日に拡大。カイロ市内の七カ所でモルジ大統領の退陣を求めた大統領宮廷包囲デモを呼びかけるなど、市内全域で緊張が高まっているという。なんでも、このデモの拡大、一昨年の〝アラブの春〟の時と同じで交流サイトからの呼びかけで結構、急速に市民の間で参加者が増えてきているようだ。
 ただ大統領を支えるムスリム同胞団の支持派の結束も堅いだけに、ひとつ間違えば全面衝突という大事にも至りかねない。既にこの反対デモで七人が死亡、二百人がケガをする事態に発展しているという。外野から言わせてもらえば、なんとか話し合いで解決してほしく、これ以上の流血騒ぎだけは避けてほしい。エジプトには日本企業七十社があり、日本人千二百人が住んでいる。

 ブルネイの首都バンダルスリブガワンでは日本の岸田外相も出席してASEAN(東南アジア諸国連合)地域フォーラム閣僚会議に合わせた日中韓の外相会議が開かれ、北朝鮮の非核化をめざし連携を強化していくことを確認、懸案の尖閣問題について岸田外相は「尖閣諸島は本来、日本固有の領土で元々領有権の問題は存在しない」と主張した模様で、他のASEAN諸国も日本のこの立場を支持したなどとメディアが報じている。

 日本国内の方は、といえば。富士山があす世界遺産後、初の山開きということで熱気が高まっている。東京では、八十八年の歴史を刻んだ松坂屋銀座店がきょう限りで閉店した。
        ×        ×
 求愛のため羽根を広げるオスのインドクジャクと美の極致ともいえる目玉模様=30日夜放映されたNHKの番組「ダーウィンが来た!」から
 

 

 今夜のNHK総合テレビ「ダーウィンが来た! ネパール野生クジャク華麗! 恋の競演に密着」なる番組。インドクジャクのオスがメスに求愛する際に広げる飾り羽と目玉模様、そして鳴き声などについてこれまで明かされていなかった神秘の世界が紹介されていたが、とても美しい映像であるばかりか、研究者の見解も紹介され興味深い内容だった。
 この番組は、カトマンズで旅行会社オーナーとして活躍中である知人女性から「番組誕生には私たちも関わっているので、ぜひ、見てほしい」と言われていたこともあり、しっかり見させて頂いたが字幕にあった【密着! 恋の駆け引き  生きもの新伝説】のことば通り華麗かつ神秘、厳しい自然界の姿には感動した。
 さっそく「ダーウィンが来た! ステキな番組を見させてもらいました。これからも活躍してしてください」といったメールを送ると、まもなくして「メールありがとうございました。面白く仕上がってましたね! 来年もまたロケに来るそうです。楽しみにしていてください」の返信が届いた。
 きょうは、このほかにも「桜チャンネル」をユーチューブで見てみたが、大変参考になった。これからは、気にかけて見ていこう、と思っている。人間、いや小説を書き続ける文学者としてもその方が幅が広がると直感したからである。世のなか、一つだけの世界が動いているのではない。
  多くの思想と信念、哲学のなかでこの世は回っているのである。きれいごとかも知れないが私は文学者として、これら全ての人々の生きる姿を公平かつ冷静に見守ってゆきたい。なかには間違った道を突き進んでいる人たちがいるかも知れない。
  でも、人間は皆ひとつ。互いに【人間の尊厳】の気持ちだけは持ち続け、戦争などという悲劇は繰り返してはいけない、と思っている。

【きょうの一文・ことば】そう、みんながこの瞬間を待っている。ナゴヤドームでのアナウンス。「ピッチャー、浅尾」=30日付中日朝刊〈世談(運動部長・栗田秀之)〉から

【新聞テレビから】
☆『八重の桜「八重、決選のとき」』(30日夜、NHK総合テレビ)
☆『都心に響く郡上おどり 東京・青山』、『中部9県出馬予定者 「9条改憲」22人、反対20人』『参院選本紙調査 原発再稼働賛成多く』、『高濃度汚染水 海際でも検出 福島第1』、『40年前の富士山映画 大阪万博で上映 市川昆作品発見』、『「さよなら渓谷」審査員特別賞』、『生誕120年記念 きょう一宮で上映会 市川房枝 戦い語る記録映画』(30日付、中日朝刊)
☆『(カンボジア北西部の古代クメール王朝初期の首都・マヘンドラパルバタに)アンコールワットより古い 幻の古代都市』、『貧困問題解決呼びかけデモ 名古屋』、『韓国・朴大統領きょう帰国 歴史問題足並み会談7時間 中韓蜜月アピール』(30日付、毎日朝刊)
☆『都議選 共産党8→17 議席倍増さあ参院選へ』『「自共対決の時代」 政権批判の「受け皿」に』(30日付、しんぶん赤旗日曜版)

六月二十九日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 きょうは、このところのチョットした慌ただしさから解放されたい気持ちもあって、友からの突然の「大阪に行くので」といった連絡もあり、急にふらりと出たくなり昼過ぎに近鉄特急で大阪へ。道頓堀に面したその店で食事をしながら世間全般についてあれやこれや、と語り合い、さきほど午前零時過ぎ、帰宅した。歳なのか、少し疲れはした。でも、ここちよさは残る。

 大阪はなぜか、妻の好きな土地柄だ。あの独特の〝きっぷ〟というか。義侠心といったようなものが人々に満ち満ちているからかもしれない。実は私にとっても街中に浮かんだ味わいというか、そういったような「得体の知れない何か」がたまらない魅力なのである。かつて新聞社の大津支局在任時には休日になるとは、ふらりと何度も出かけた。
 そして。いつも世話になっている関西に住むその友とシャブシャブをつつきながら「平和」とか、「原発」、「桜チャンネルの存在」とか、「本を一度も読んだことのないお客さんの話」とか、「東北往復の長距離運転の話」とか、米国家安全保障局(NSA)による個人情報収集を暴露した米中央情報局(CIA)職員=エドワード・スノーデン容疑者=のこととか、最近の旅や互いの地道な交遊関係など近況を話し合うなどした。
 なぜか、いま私が執筆に入っている作品など肝心な小説については何ひとつ話し合わなかったのも不思議な話だ。

 この友は多読家で、文学に対する厳しさにも秀でた方だけに今後、私が細々ながらも自分のめざす作家活動を進めていくうえで大変勉強になる、との思いでお付き合いをしている。でも、きょうは肝心の小説について何ひとつ話し合わないで帰ってきたことが悔やまれる。とはいえ、書くに当たっての姿勢とか作家としての矜持、雰囲気、意識の流れといおうか。食事をする中からポッ、ポッと口から出て伝わってくるもの、そうしたものが私自身の小説作法を高めてくれる、そんな気がした。楽しい有意義なひとときとなった。

 帰宅すると、寝ていれば良いのに。ひとり部屋で待っていてくれ、私は帰りに大阪難波駅で買い求めた【なにわ めっちゃおもろい奇跡の出逢い❤ 道頓堀の恋人】なるチーズケーキを、タブロイド判八ページの近鉄ニュースのパンフレットと一緒に「ハイッ、これ」とだけ言って手渡した。妻は、チーズケーキと若いころ私と共に過ごした伊勢志摩が好きなのである。このチーズケーキ、結婚当初私は大の苦手だったが知らぬ間に飼いならされ今では私までが好きになってしまった、どこか魅力的なしろものである。

 いまは未明を通り過ぎた。歳のせいか。
 疲れたから、また寝よう。いまでも、どんな若者より全ての面で若いのだが。きょう、また誰かさんから教えられた、厳しく棘のある言葉「美しく生きていくためには、年はすなおに認めなければいけないよ」なのか。これからいい作品を書かなければ、と決意を新たにした。

【きょうの一文・ことば】「環境に優しく、育てることのできる木の良さを伝えたかった」「デザインも良いし、木でできていて素晴らしい」=29日付中日夕刊、〈ぐにゃり絶景かな オーストリア 世界一高い(高さ100メートル、らせん状にめぐる滑り台付き。塔の建設費は約八百万ユーロ―、約十億円ナリ)木造展望塔〉より
 
【新聞テレビから】
☆『皇后さま英訳の詩集=「ぞうさん」などで知られる詩人まど・みちおさん(百三歳)の作品の皇后さまによる英訳詩集「けしゴム」と「にじ」の二冊が出版された』、『核削減「反対」5割』、『エジプト 衝突で米国人死亡 反政府派襲撃巻き込まれ』、『ミャンマーの法整備支援 名大初の研究拠点 ヤンゴン大に』、『アワビ採り神事 海女93人が再現 鳥羽』、『熱田照らす不知火 名古屋場所奉納土俵入り』(29日付、中日夕刊)
☆『柏崎刈羽原発 早期再稼働困難に 新潟知事 新基準を否定 「安全 確保できぬ」』、『殺人未遂容疑で再逮捕 練馬切り付け 男「黙秘します」』(29日付、毎日夕刊)
☆『山井ノーヒットノーラン 悔しさ忘れずついに』、『参院選へ ネットで党首討論 首相 経済で成果強調 野党「賃金上がらず」』(29日付、中日朝刊)
☆『奇跡の一本松 試験点灯』、『統一球「9月に報告」第三者委初会合』、『富士山 入山料1000円 来月25日から』、『東京・小学校前切り付け 71歳安全指導員が応戦 「守らねば」刃物にひるまず』(29日付、毎日朝刊)

六月二十八日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 中日ドラゴンズの山井大介投手が今夜、横浜スタジアムでのDeNA戦で史上七十七人目(通算八十八度目)のノーヒットノーランを達成した(中日9―0DeNA)。山井投手といえば、2007年の日本シリーズ第5戦日本ハム戦で8回終了まで一人の走者も出さずにパーフェクトの投球をしていながら、時の落合監督の冷徹な判断で九回に救援を送られたことがある。あの時の悔しさは一人のファンとしても忘れることができない。
 それとも、神さまは、あの日の悪夢を覚えていて今になってノーヒットノーランの機会を与えてくれたのか。

 午後、東京・練馬区の大泉第一小学校正門前横断歩道で信号待ちをしていた1年児童三人が突然、次々と男に首などを刃物で切りつけられ負傷するという、信じられない事件が発生した。男はそのまま車で関越自動車道を逃走したが、車のナンバーを覚えていた女性らの協力でまもなく銃刀法違反の疑いで逮捕された。
 男は47歳。事件を起こしたあとは、青い車で埼玉方面に逃げたというが、それにしても何故、小学生のそれも一番低学年を襲ったのか。よく分からない。こんご調べが進むにつれ明らかにされるだろうが、私にはシャブ呆け以外には思いつかないのである。
        ×        ×

 名市大人文社会学部でのチョット変わった名称の問題認識特別講座の最終授業を終え、肩の荷が下りた気がしている。なにしろ朝一番の授業なので、午前七時過ぎには自宅を出て、電車とバスを乗り継いで名古屋市千種区の山の畑キャンパスまで行かなければならない。そこには約四十人の学生が待っているのだ。

 授業は午前九時から十時半まで。結構、神経を使う。事前の準備も必要である。
 きょうは最初に取材、整理、校正…と中日新聞が出来るまでの一連の流れと、国内はじめ全世界に至る取材網、販売・事業(中日劇場含む)・広告などその他の業務全般まで収録されたDVD「この街に生まれ、この地球で育つ」を上映。引き続き【真実 公正 進歩的】(社是)な新聞づくりに日頃、記者たちが〈報道の自由と人権の狭間で〉それぞれの葛藤を乗り越え、どう挑んでいるのか、を私自身の記者体験をまじえながら話した。そして地方版に始まりサンデー版大図解まで新聞の存在が私たちの生活やこどもの教育にとってはいかに大切か、についてもNIE(ニュースペーパー・イン・エデュケーション=新聞を教育に取り入れる、の意)活動にも触れ説明させて頂いた。

 合間には、熊野灘で漁に挑む志摩の海女さんたちの話に始まり、能登半島に今なお息づく〝耐えの文化〟、琵琶湖畔でたくましく生きる湖(うみ)の子たちの存在…など地方に伝わる風俗習慣、祭りについても概略を説明。【地方記者の存在がいかに大切か】についても力説。最後に締めくくりとして、どんなにちいさなことでもよいので【自分で出来る平和】への取り組みについて書いて出すよう注文をつけてみた。

 帰宅後は学生全員から出された文をじっくり読ませて頂いたが、前回授業に続き、学生一人ひとりが【平和の大切さ】を真剣に考えていることが分かり、嬉しさがこみあげたのである。今の若者たちは捨てたものでない。みな優秀な学生ばかりだ、というのが授業を終えての実感である。
        ×        ×

 感想文チェックのあとは、いつの間に睡魔に襲われたのか。気がついたら自室座椅子ですっかり寝入ってしまっていた。

 前にも本欄で書いたが、元々寝ることが趣味? の私だけに、かつては大きなヤマ(事件取材)を越え、ひと段落した時など何かが終わると、突如として睡魔に襲われ死んだように眠り込んでしまったことは数え知れない。

 というわけで、自室で寝込んでいて何だか電話が鳴っていたような気がしたので携帯をチェックすると、昔、大変お世話になった小牧在住の運輸会社社長〝カツオキさん〟だった。
 電話を入れると「ガミちゃんの本〈マンサニージョの恋〉を、やっと読み終えたので電話させていただいた」とありがたい言葉だった。でも、〝カツオキさん〟曰く「どうしてもガミちゃんと言ったら、新聞記者のイメージが頭にあるので…」と何か言いたそうなので「酷評してくださいよ」と続けると「でも、あれだけの記事を書いていたのだから、きっと、そのうち素晴らしい小説も書けるようになると思うよ」とイマイチ納得がいかない。
 要するに「俺はガミちゃんの書く新聞記事が大好きだったから、どうしても、こういう思いもしない小説を書かれると、面喰ってしまい違和感を感じる」ということのようだ。あんな小説書いてほしくはないね、とまではおっしゃらなかったが。これも友人であればこそ。少々傷つけられたが、彼とて私の応援者である。私自身が精進するほかあるまい。

 それはそうと、このところこの連作小説集「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)出版にからんで私のもとには叱咤激励の手紙が相次ぎ届いており、感激している。
 そして。これら便りの中には昔のクラスメートにそれこそ何十年ぶりかで出させて頂いた「私の小説をどうしても読んでほしいのです。もし許されるなら、書店かアマゾンで一冊手にして頂けたら、とても嬉しい」との葉書に対する返事も入っており、私は「すぐ取り寄せ読ませてもらいました。ますますの健筆に期待しています」といった文面を読むにつけ胸を熱くしている。
 正直、今は機会と余裕があれば、私に届いたこれら百通余の手紙を全て公開したいほどの心境である。ただ私はそれで喜んでいるわけにはいかない。新聞の読者の薄い地域での部数の重みと同じだ。一冊一冊の積み重ねと執筆努力がいつの日か花開くよう、もっともっと人の心をつかんだ創作に限りなくチャレンジしていかねば、と思う。

【きょうの一文・ことば】自分の周りの人を幸せにすること、そして幸せにするためにはどうするべきか考えることが大切だと思います。自分の周りの人を幸せにできないのに世界を平和にすることなどできないし、世界中の人がそれを実行すれば、それが世界の平和につながっていくのではないかと思います。=名市大人文社会学部の「問題認識特別講座」を受講した女子学生の発言から

【新聞テレビから】
☆『〈東海の文学風土記〉三田村博史24 三重県伊賀市 横光利一は芭蕉の血筋?』、『60年前の東海一望 焼失した名古屋城くっきり 南山大(西江清高)教授ら航空写真公開 地域の変遷も一目に=HPは「南山大人類学博物館」で検索』、『「特捜の鬼」ロッキード、オウム 吉永祐介氏死去 81歳』、『来月4日公示―21日投開票 参院戦日程閣議決定』(28日付、中日夕刊)
☆『〈チェック〉プーチン大統領離婚 冷めた愛 慣れっこ ●300年ぶり 露国民経験者多く』、『1フィート運動 中村文子さん99歳=沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会』元事務局長』、『〈町田忍のまち角遺産〉居酒屋のタヌキ=「タヌキ」は「他を抜く」の語呂合わせ、ぶらさがった大きな陰のうは「八丈敷き』と呼ばれ「客がたくさん入る」』、『金急落1200ドル割れ』(28日付、毎日夕刊)
☆『有害サイト子どもはダメ フィルタリング遮断サービス 携帯販売店に説明義務 愛知県 来月に条例施行』(28日付、中日朝刊)

六月二十七日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 なんだかんだ、とあれやこれやと振り回されているうちに月日ばかりが、どんどん容赦なく駆け抜けてゆく。
 木曜日なので社交ダンスのレッスンで市内の公民館へ。昨年のピースボート下船後、秋からこれまでワルツ、ジルバ、タンゴ、ルンバと学んできたが、曲がりなりにも音楽に合わせ、ペアを組んで、ひと通りナントカ踊れるようになってきた。きょうはジルバ、タンゴ、ルンバの順で励んだが、先生曰く「ルンバは、〝あと3歩〟で完成します。次回にその3歩を教えます。さて、どんなかな」。思わせぶりである。
 その、〝あと3歩〟のステップを自分なりに想像してみたが当たっているかどうかは、次回の楽しみである。
        ×        ×

 米国が身柄引き渡しを求めている米中央情報局(CIA)のエドワード・スノーデン元職員(30)=米当局が訴追=を支援する内部告発サイト「ウィキリークス」によると、元職員はいつまでもロシアに残される可能性があるという。またスノーデン氏自身も「米国への引き渡しにより、終身刑または死刑になるのでは」との懸念を持っているようだ。
 昼のNHKニュースによれば、どうやらスノーデン氏はモスクワ空港内に滞在しているらしい、とのことだが家族の気持ちを思うと、なんともやりきれない気がする。
 今夜のNHKクローズアップ現代を見る限り、イランで新しく大統領に選ばれた穏健派ロウハニ氏の登場は「言論の自由」を守る上からも歓迎してよいことだ、と思う。ほかに任期満了に伴うモンゴル大統領に現職で与党・民主党のエルベグドルジ氏が過半数を獲得し再選される―など世界はそれなりに少しずつ胎動している。   
 
 わがウエブ文学同人誌「熱砂」編集室には、このところ「文芸きなり №76」はじめ、「北斗 六月号」、「弦 第93号」、「文芸中部 93」、「№63 峠」…と各地から同人誌や新刊本などが相次いで届いているが、なかなか紙面を開いて紹介させていただくまでには至っていない。つい二、三日前には鮮やかな表紙の「じゅん文学 2013/7 №76」も届き、各同人誌ともしっかり読ませてもらわなければ、と気ばかりが焦る。でも完読となると、正直いってなかなか、そこまでは手が回らない。他にすべきことも多く、時間がなく困っているのが現状だ。
 というわけで、私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の告知コーナー【What’s New】欄での紹介を、首を長くして楽しみにしておいでになる同人誌各位、そして文学愛好家も多いと思う。今しばらく時間をいただきたい。

【きょうの一文・ことば】……それにしても、村上春樹の新作が相変わらず悩める三十代だったことには少しがっかりした。村上春樹はすでに六十歳を過ぎている。なぜ年齢相応の主人公を書かないのか? 悩みながら生きてきて、結局、人生とは彼にとっては何だったのか?=「じゅん文学 2013/7 №76」〈編集室の窓 戸田鎮子〉から

【新聞テレビから】
☆『「食堂のおばちゃん」生涯作家宣言 (「月下上海」で)清張賞 山口恵以子氏に贈呈』、『MOX=原発の使用済み核燃料を再処理したプルトニウム・ウラン混合酸化物=燃料 高浜に到着 関電来月再稼働申請へ 福島事故後初』『高浜に燃料到着 「NO MOX」怒りあらわ 原発前早朝から150人デモ』、『豪首相にラッド氏 3年ぶり返り咲き』(27日付、中日夕刊)
☆『復興願い 仙台・七夕飾り作り』、『株主総会ピーク 上場4割集中』(27日付、毎日夕刊)
☆『iPS=iPS細胞(人工多能性幹細胞)=臨床を承認 厚労省世界初、網膜再生で』、『名商会頭に岡谷氏』、『「脱原発」全て否決 電力会社、再稼働へ意欲 株主総会』(27日付、中日朝刊)
☆『〈ひと〉自伝「雪椿 激動の百年を生きて」版重ねる 井上アイさん(102)』、『連邦最高裁 米、同性婚を容認 「男女間条項」違憲判決』、『国会閉会参院選へ 首相問責 重要法案廃案』『409人 立候補予定』、『iPS臨床承認 患者「一般治療も早く」 医療関係者「冷静に見守る必要」』、『事件6585件計上せず 大阪府警巡査長』(27日付、毎日朝刊)

六月二十六日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 ある日突然に肉親が旅立ってしまう。
 人生は、どこまでも非情で悲しいことばかりだ。恐らく、だれもが同じだと思う。いつかは家族や大切な人との別れがやってくる。それは突然に訪れたり、年月の経過に従って起きたりする。この世に生きるもの全てが避けては通れない辛い道なのである。

 なぜ、こんな話をするかと言えば、だ。
 ここ十数年来の大切な友との音信がこのところピタリと、途絶えていたことに起因する。そして、きょうになり、その彼女から久しぶりに入ったメールに私は言葉を失ったのである。昨年からことしにかけ何人もの近親者を失い、兄の葬儀を済ませたところです―との内容だったのである。
 それにしても人間というものは、誰もが結局は悲しみの道を歩いていかざるをえない。いつだって苦しみの道を歩いているのだ。私はたまたま昨夜、笑顔で亡き人を送り出している、そんな女性の夢を見たが正夢だったとは。
 私は「大変でしたね。昨夜、夢を見ました。次々と大切な人が亡くなり葬儀が行われている夢で、そのなかに一生懸命家族のために動き回り、笑顔を絶やさないでいるアナタの姿がありました。涙がとめどなく溢れ出ました。心からご愁傷さまでした。早く立ち直ってください」と返信した。

 折も折、きょうは午後、戦争孤児の世界を書き続ける作家西村滋さん(87歳)の書き下ろしを一人芝居として演じ続ける愛知県小牧市出身の女優片山美穂さん(チーム・クレセント)ともお会いした。
 八月六日に迫った小牧市内、まなび創造館あさひホールでの「雛」=原作は戦火をくぐった唄「かあさん峠」(講談社)=上演を前に「ぜひ、(私に)お会いしたい」ということだったので江南市内でお会いしたが、片山さんの演技にかける情熱には感動させられた。
 たまたま私が小牧通信局記者として在任していたころ、彼女が味岡中学生だったことにも親近感を覚えたが、あのころの中学生がその後自らの道を努力して切り開き、こんなにも立派な今では日本の一人芝居を代表するほどの女優に育っていたことがまずもって何よりも嬉しかった。
 私は心当たりの人、二、三人をあげ「当たって見たら。(観客動員の)協力をしてくれたらいいね」と言って券二枚を購入させて頂いた。(彼女は逆に私の本二冊を購入してくれた)。

 考えてみれば、今が盛りの女優片山美穂と老境にさしかかった伊神権太が、この世でこうして会うのは長い年月のなかで今日が互いに初めてである。人間たちは、まさに奇跡の出会いの中を生きている。演劇といえば、片山さんに負けず劣らず全国各地を駆け回っている希望舞台の看板女優荻原ゆかりさんからは「あすから中国、シルクロードに旅立ちます」との連絡。みな「前」に向かってひたむきに生きている。

 人間、誰とて生きてゆく道は、何も悲しみの道ばかりでもなかろう。どこかで、いつかは鐘の鳴る幸せが待っていてくれるはずだ。だから、一度に多くの肉親に先立たれた彼女にも幸せが訪れることを、ただヒタスラに願っている。幸せは、きっとやってくる。
        ×        ×

 第183回通常国会が生活、みどりの風、社民の三党が提出した安倍晋三首相への問責決議案を可決して閉会した。きょうは雨、雨の一日。西日本の各地で大雨で土砂崩れが起きたり、死者が出る一日となった。

【きょうの一文・ことば】(幸せって何でしょうね、の問いに)人間はみんな不幸なんです。だから幸せを道端でもらったり拾ったりして、人にまた返しながら生きる。でも道端の幸せを拾える人と拾えない人がいる。不幸せな人じゃないと分からない幸福もある。=ことし2月15日付中日夕刊〈あの人に迫る 西村滋 作家〉から

【新聞テレビから】
☆『〈100分de名著・戦争と平和〉本当の幸福を知る』(19日夜、NHKEテレ)
☆『「神舟10号」無事帰還 中国着々宇宙進出』、『幻の英軍艦500年ぶり姿 英仏海峡で沈没 30年かけ永久保存』『大砲使用で海戦史一変 羅針盤、衣服、楽器も次々』、『「脱原発」「再稼働」交錯 電力9社一斉に株主総会』『中電、株主提案=一部株主が「原発からの撤退」など、脱原発関連を中心に定款の一部変更を求める7議案を提案=否決』、
『佳子さまティアラ(宝石付き小冠) ミキモトが受注』(26日付、中日夕刊)
☆『中部電総会 「やめて」「乗り越えろ」 原発再稼働巡り応酬』『東電会場「脱原発達成を』、『「NHK外国語多すぎ」 精神的苦痛、慰謝料求め提訴 名地裁』(26日付、毎日夕刊)
☆『天井版の撤去進む 恵那山トンネル』、『20年五輪 東京の開催能力評価 IOC報告 地震懸念示さず』、『〈ニュース前線〉笑顔2人の澄子のため 河野義行さんの今 松本サリンあす19年 「相棒」と楽しかった日々忘れず』、『西三河10市町村災害協定 迅速な支援へ来月締結』(26日付、中日朝刊)
☆『東京失点少なく 2020年五輪 IOCが報告書』、『シンシン 偽妊娠の可能性 上野動物園』(26日付、毎日朝刊)

六月二十五日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 きょうの中日新聞夕刊1面〈列島パレット ちゃいろ〉の、公演の噴水で楽しそうに水浴びするスズメ二羽の写真がユーモラスで「生」そのものを感じさせ、とてもよい。この二羽の表情を文で表せ、と言われたところで私には文章化する自信は、とてもないのだ。
 あえて表現すれば「俺とオマエがこの世で生きている。なんて、楽しいのだろう」といったところか。要するに、この一枚にはスズメ世界だけでなく、生きとし生けるもの全てに対する讃美が感じられる。
 そこがよいのだ。

 一方で夜のニュース報道によれば、IOC(国際オリンピック委員会)が2020年オリンピック大会の開催候補都市に関するIOC評価報告書を出し、東京都の猪瀬知事が「高い評価を得た」と、チトはしゃぎ過ぎだ。彼に関してはいつも思うのだが、全体を見ないで自分に好都合のことばかりしか考えていない。だから、こうした態度となる。
 私はライバル市、イスタンブールに対する先の猪瀬発言を知っているだけに、彼の言うことはあれ以降、全て信用していない。あえて言わせてもらうなら、だ。ジャブジャブの予算をひけらかしオリンピックを誘致しようとする、その精神があさましい。

 2020年大会の候補都市に関する評価報告書はイスタンブール、マドリッド、東京の3都市とも「high quality」で同一線上だ、とのこと。別に東京が一歩抜きん出たわけでもなんでもない。あえて私に言わせてもらうなら、全地球的、人類の叡知から判断するに、古いものを大切に環境への配慮もこらされた「マドリッド」が一番適当だと思うのである。このところ北京はじめ、次回開催予定地のブラジルなどお金に頼りすぎるきらいがあるからだ。

 なかでも東京の誘致に対する金に糸目をつけないとも思われがちなジャブジャブ姿勢はこの際、改めさせるべきだ。先のイスタンブールを侮辱した発言にみられるように自らを律することひとつ出来ない下品極まる知事が有頂天になるオリンピックなどは見たくもない。
 むしろ、日本は2020年の次の大会候補地に、かつて一度辛酸をなめさせられた名古屋が立候補すべきだと思う。環境にも配慮した人類の叡知を結集した尾張名古屋ならでは、の大会が実現するなら、これほど嬉しいことはないのである。
 
 先に社会問題化した統一球を日本野球機構が勝手に〝飛ぶ球〟にして大きな社会問題となった件で第3者委員会の特別アドバイザーに、あの元巨人軍投手桑田真澄さんが就任することになった。桑田さんは「飛ぶ、飛ばないは経験したものにしか分からない部分があるので、そうした現場の声を反映させたい」との弁。彼の就任で救われた気がしないでもない。

【きょうの一文・ことば】「地震が起きて、津波が来て、原発が爆発したら、私たちは難民になってしまった。今まで一生懸命、働いて税金も納めてきたのに、守ってほしいときに国は守ってくれなかった」=25日付中日朝刊〈原発に心も壊された〉記事中、南相馬市から家族四人で避難してきた三十代の夫婦の言葉

【新聞テレビから】
☆『「震災の反省」後退 「技術革新」を重視 科技白書前半の路線転換』、『取材で不正アクセス容疑 共同・朝日記者ら5人書類送検へ PC遠隔操作事件』、『ブログ〝炎上〟の岩手県議自殺か』(25日付、中日夕刊)
☆『CIA元職員送還交渉 モスクワ滞在か 米大統領、露政府と』、『「北朝鮮の外交官暗躍 禁輸武器売買に関与 シリア、イラン流出 国連安保理・専門家パネル年次報告書』、『サーベラス提案否決へ 西武株主総会 取締役選任巡り』、『富士山ツアー有頂天 登山バス予約倍増 外国人向け添乗員/「ふもと」楽しむ登山』『「羽衣の松」一部残して 三保松原 立ち枯れで伐採予定』(25日付、毎日夕刊)
☆『原発に心も壊された 愛知の避難者提訴 国と東電相手に29人 名地裁』『心ない言葉…自分責め』、『泥まみれ 男の竹取 志摩で「御田植祭」』、『球宴ファン投票 大谷 外野手で選出 セ抑え部門は岩瀬』『「重み、喜びがある(中日の岩瀬投手)」』、『蒼国来14場所ぶり番付 名古屋場所西前頭15枚目』『「また新たな喜び」 弁護団からも化粧まわし』(25日付、中日朝刊)
☆『今年も頑張った 宮城の品評会 奇跡の牛入賞』、『0増5減 再可決 改正公選法成立 1票の格差縮小』、『全柔連会長、再び辞意 「改革にめど、4、5カ月後』、『大型船と衝突した 宮城沖漁船転覆 乗組員が証言』、『地方公務員給与削減 県内は名古屋市のみ 16市が予定なし 21市「検討中」「未定」』(25日付、毎日朝刊)

六月二十四日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 中日ドラゴンズが二十二、二十三日と東京ドームで巨人と戦い、二連勝した。やはり、ドラが勝つと、精神的にもなんとなくホッとする。どこか安堵感が漂う。後半戦は、どんどん勝って現在、四位に甘んじている順位をあげていってほしい。
 なかでも昨夜は47歳10か月で先発登板したマサ(山本昌)が5回を4失点で今季3勝目を挙げ、勝利投手=中日9―5巨人=になって東京ドームをわかせた。これで最年長先発勝利は自らが持つプロ野球記録を更新、通算でも大先輩の杉下茂さんらを抜く216勝目をあげた。あっぱれなものである。

 昨夜は右肩関節腱板損傷でしばらく戦列を離れていた同じドラゴンズの浅尾拓也投手(28歳)もナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグの広島戦に登板、1回を3人で退けた。彼にとっては昨年10月18日のクライマックスシリーズ、巨人とのファイナルステージ以来の実戦だけに「やっと、試合までたどりついた」と感慨を口にしていたという。
 きのうはほかに舞の大好きなDeNAのブランコが阪神戦で第24号本塁打を放ち、私の好きな〝浜の三浦投手〟が阪神の新人藤波投手に打ち勝ち、勝利投手になってくれた。

 このところ世界の関心を集めているのが米検察当局に訴追された米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者だ。同容疑者は二十三日午前、滞在先の香港を離れ同日夕、ロシアのアエロフロート機でモスクワ郊外シェレメチェボ空港に到着。その後、きょう二十四日にもモスクワを発ちキューバ・ハバナ経由の飛行機でエクアドルに向かうと言われているが、まだロシア国内に留まっているもようだ。エクアドルには既に亡命申請を提出済みで、エクアドルのパティーユ外相は亡命の申し立てに「責任をもって受け入れる」と語っているという。

 夜。一宮でカトマンズから帰国中の知人女性と久しぶりにお会いした。
 彼女が世界を舞台にオーナーを務める旅行業は順調そのもの。客が増え、せっかくの日本への一時帰国なのに連日大忙しです、とのこと。おかげでアランドロンそっくりのご主人は日本の滞在地で旅客の手配や案内に追われ、今月末のカトマンズへの出発を前にきりきり舞いの日々に忙殺されている、という。彼女たちの絶ゆまぬ頑張りが国際親善にも大いに役立っており、とてもいいことだ。
 ちなみに皆さん! 今月三十日にNHKで放映される【ダーウィンがやってくる】をみてください。ヒマラヤ一体に広がるネパールの雄大な自然をバックに、荘厳かつ華麗なる孔雀の繁殖が紹介されるそうです。映像撮影に当たっては、ご主人の力によるところが多かったそうです。ステキな番組の実現、私も大変に期待しています。このサイトを読んでおいでになる皆さまにもぜひ、見てほしく思います。

【きょうの一文・ことば】へいわってなにかな。ぼくは、考えたよ。おともだちとなかよし。かぞくが、げんき。えがおであそぶ。ねこがわらう。おなかがいっぱい。やぎがのんびりあるいてる。けんかしてもすぐなかなおり。ちょうめいそうがたくさんはえ、よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。……へいわなかぞく、へいわながっこう、へいわなよなぐじま、へいわなおきなわ、へいわなせかい、へいわってすてきだね。 これからも、ずっとへいわがつづくようにぼくも、ぼくのできることからがんばるよ=中日24日付朝刊、23日の沖縄全戦没者追悼式で与那国町立久部良小1年、安里有生君が朗読した「平和の詩」の一部

【新聞テレビから】
☆『出会い系サイト 「サクラ」被害一斉提訴 名古屋の男性ら賠償求め』『日中関係改善のトキ待つ 共同繁殖計画進む裏で 尖閣影響 新たな寄贈暗礁』、『パキスタン 女性ヘルスワーカー奮闘 ―男性優位 妊婦の外出・通院難しく― 高い新生児死亡率 医師不足補う』、『名大相撲部で3人奮闘 留学生しこ踏んじゃった まわし姿「もう慣れた」』(24日付、中日夕刊)
☆『マンデラ元(南アフリカ)大統領 危篤』、『米政権、二重の苦悩 CIA元職員 反米国に亡命申請 告発サイト支援』『「法治」強調、米をけん制 中国が香港の対応支持』(24日付、毎日夕刊)
☆『都議選自公が全員当選 民主惨敗、共産倍増 維新低迷、議席減らす』『得票率 自民36% 民主は15%』、『沖縄・慰霊の日 「戦争なければ幸せが…」 平和の礎に鎮魂の祈り』、『谷亮子さん全柔連理事 きょう決定 暴力指導 改善に期待』、『優美心躍る 前期中部日本ダンス選手権 45組 息合うステップ』(24日付、中日朝刊)
☆『なお続く沖縄の苦悩 慰霊の日「普天間、県外へ」』『沖縄戦没者追悼式 へいわってすてきだね 与那国在住 小1が詩を朗読』、『自民全勝第1党 都議選 民主第4党転落 共産倍増 維新低迷』『安倍政権 参院戦へ弾み』(24日付、毎日朝刊)

六月二十三日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 満月。オリンピックデー。沖縄慰霊の日。

 東京都議選は自公で82議席(自民59、公明23)=午後11時30分現在=と立候補者全員が議席を確保する圧倒的な強さで圧勝した。ちなみに同時刻現在、民主は15、共産15、みんな7、ネット3、維新2議席を獲得。残るは2議席だという。とはいえ、投票率は43・42%と過去2番目に悪い結果で決してほめられたものでない。自公の圧勝をそのまま受け止めるわけにもいかない。ただ他党が弱すぎることだけは確かだ。
        ×        ×

 きょうはみんなの都合もあって、弁護士の兄と満九十三歳の母主催による父の7回忌法要が母と私たち兄妹夫婦三組だけの計七人が出て江南市内の永正寺で質素に行われた。本堂での住職の読経のあとは父が眠る近くの和田霊園墓地へ。あらためて、ここで父の墓前に額づいたあと、寺に戻って母を囲んで食事をしながら団らんした。

 早いもので2007年7月24日に父が数え九十二歳(満九十一歳)で老衰により亡くなって早や、六年もの歳月が流れた。父は何も言わない。でも、きっと喜んでくれているはずだ。振り返ってみると、私たち兄妹にとっても、一年一年の歳月の重みが実感として迫ってくるのである。この間、母も兄も妹も、そして私、それぞれの連れ合い、子どもたちも皆、年を重ね、母のひ孫も三人となり皆すくすくと丈夫に育っている。
 兄の妻、つまりお姉さんは元々声楽家だったが、誰にもやがては訪れる死を前に覚悟の最期をみとる音楽療法士の草分けとして今も活躍。かつてはセラミック研究にかけては日本でも有数の若手科学者だった妹の夫は社を定年退職し、その後【区長さん】という大役までもこなした。私の妻も及ばずながら、わが町の発展に女子会仲間のめんめんと奮闘努力の毎日だ。

 父がきょう私たち三兄妹夫妻と母が食事をしながら談笑している、その場に現れたなら、どんなに喜んだことか。私は晩年の父には声ひとつかけるどころか、何ひとつしてやれず冷たかったが、時折付き添って看病に当たった妻には「たつ江さん、たつ江さんは優しいねえ」「ほんとに優しい」「たつ江さんは優しい」「ありがとう」と何度も何度も話してくれたあの日々を忘れるわけにはいかない。
 勝手し放題の荒らくれ、ゴンタクレ記者についてきた妻もあの言葉で、それまでの他人には言えない苦労が吹き飛び、少しは浮かばれたに違いない。

 というわけで、きょうは久しぶりに兄妹とも雑談を交わしたが、片や七十を間近に超多忙な弁護士、そして妹も超多忙な税理士稼業で大いなる刺激を受けたのである。私だって、名もなき一匹文士でまだまだ、あまり上手ではないものの横笛だって吹け、社交ダンスもおそらく二人よりは確実にできる。でも、話せば話すほどに私ばかりが〝気楽な遊び人〟のような、不思議な感覚にとらわれた。
 人生。所詮、楽しく遊ぶためにあるのだから。何も引け目を感じることもなかろう。そのうちこの世にひとりしかいない国宝級の一匹(いっぴき)文士、伊神権太が火を噴く日が来ないとも限らない。だから、母にはそれまでは生きていてほしい。ならば、脚光を浴びるのは遅ければ遅いほどよい。ということか。
 そうはいっても、人間の寿命というものは限られている。母が百歳になるまでには、少年時代の夢を果たさなければ、と思っている。でないと、私が爺ちゃんになってしまう(妻に言わせれば「あなた、何寝ぼけてるのよ。もう〝いいじいちゃん〟よ。なに言っとるの。みんな、〝おじいちゃんが歩いている〟と思って見ているのだから」ときた)。あ~ぁ。そうかもしれない。

【きょうの一文・ことば】一日一度は静かに坐って、身と呼吸と心を調えましょう。(坐禅調心)人間の尊さにめざめ、自分の生活も他人の生活も大切にしましょう。(人格尊重)生かされている自分を感謝し、報恩の行を積みましょう。(報恩感謝)=永正寺での法話のお経【仏教聖典、生活信条】から

【新聞テレビから】
☆『女性初の国家資格医 荻野吟子 没後100年』(23日付、中日サンデー版〈世界と日本 大図解シリーズ №1100〉)
☆『富士山世界遺産に 三保松原含め登録決定 ユネスコ委「信仰と芸術の源泉」』『除外勧告覆す ロビー活動が奏功』『天女が舞い降りた 富士山世界遺産登録 三保松原逆転に歓喜 静岡・清水区関係者うれし涙』『「奇跡が起きた」静岡県の担当者ら 富士宮お祝いムード一色 5合目登山客「文化味わう」』『国宝3城も続け 犬山「勇気もらった」』『「日本一低い山」お祝い 無事故お祈りします』、『古屋拉致担当相 寺越事件で視察 石川』、『祖国のデモ 東海から後押し 日系ブラジル人、名古屋で集会』、『豊橋 JR列車シート焦げる 電子たばこから発火? 折れ曲がり発熱の可能性』、『不満はパワーだ! ちゃぶ台がえし 岩手で世界大会』(23日付、中日朝刊)
☆『〈富士山 世界遺産に〉浮世絵の山 国境を超え 美術評論家・大原美術館館長高階秀爾さん』、『米情報収集 オバマ政権監視強化 世論「反対」が拡大 元CIA職員を訴追』『香港当局が元職員「保護」』『昨年の令状請求1856件 盗聴・傍受 監視法で規定』(23日付、毎日朝刊)

六月二十二日
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 土曜日。岐阜県各務原市では六十八年前のきょう、米軍の空襲に遭い、百七十人もの犠牲者が出た。各務原市では、この日を【平和の日】と定めて市内三十の寺院で一斉に平和を願う鐘が鳴らされたという。戦争を風化させないためにも大変、よいことだと思う。

 プノンペンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が、日本政府が世界文化遺産に推薦している「富士山」を含む新規登録の審査を再開、午後になり富士山の世界遺産登録が晴れて決まった。当初、難色が示されていた三保松原(静岡市清水区)も文化庁による最後の説得と説明が功を奏し、これを含んでの世界遺産登録の決定となった。この日は静岡、山梨の両県知事もプノンペンを訪れており、喜びはひとしおに違いない。

 世界は、いつだって絶えずどこかで紛争や戦争が絶えない。
 ニュース報道によれば、中国の海洋監視船三隻(海監23、49、51)がきょうの午前、尖閣諸島沖の領海に今月十四日いらい侵入したとのこと。ことしに入り二十九日目の領海侵入だという。
 一方、アフガニスタンでは、あのイスラム原理主義勢力・タリバンと米代表団の直接協議の話が出ており、うまくいけばと思う。一つひとつ、地道な和平交渉の積み重ねがあればこそ、人類の平和への道も近づこうというものだ。

【きょうの一文・ことば】「ウソを許さぬ怒りと愛こそ平和をつくる力です」=22日付中日夕刊〈栗原貞子さん未発表詩 広島で発見、来月展示〉から

【新聞テレビから】
☆『〈ETV特集〉 〝所有者不明〟の土地から見た沖縄の戦後史』(22日夜、NHKEテレ)
☆『モノを立体的にコピーできる 3Dプリンターのスゴさ!=新たな産業革命』(22日夜、CBCニュースキャスター)
☆『富士山、午後に登録 世界文化遺産』、『仲間の祝福輝く笑顔 国際バレエ3位、畑戸さん帰国』、『繁栄の記憶「日本一」 のこぎり屋根 一宮に2471棟』(22日付、中日夕刊)
☆『「始末」非情の命令 沖縄戦元通信兵 負傷兵収容の小屋爆発、悔恨=20万人の犠牲者を出した沖縄戦が終わった6月23日の〝沖縄慰霊の日〟を前に』、『スノーデン氏訴追 情報収集暴露 米、香港に拘束要請』、『タイ大手銀買収へ 三菱UFJ、4000億円規模』(22日付、毎日夕刊)
☆『★96条改憲に反対声明=日本ペンクラブの浅田次郎会長、吉岡忍専務理事らが21日、東京都内で記者会見を開き、憲法九六条の改正に反対する声明を発表した。』『犯人隠避 弁護士ら起訴』『警部脅迫 電話実行役を特定』『「公判注視したい」 愛知県弁護士会』、『「含笑長屋」お時間のようで 名物落語会46年で幕』、『松阪競輪「民間再生」で存続決定 市長「全国に先行、責任大』『一宮は「収益見込めず」』(22日付、中日朝刊)
☆『復興予算1000億円返還要請 財務省など 未執行分、通達へ』、『ソフトバンク世界3位へ 米携帯大手の買収確実』、『都議選あす投開票』、『ネット時代の報道議論 新聞協会 東京都内でシンポ』、『■岩本さん辛坊さん無事救助=小型ヨットで太平洋横断に挑戦中だった全盲のセーラー岩本さんとフリーキャスターが宮城沖の太平洋上で遭難、救助を求めていた』(22日付、毎日朝刊)

六月二十一日
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 螢飛ぶ垣根の外は大河かな  和香女
 きょうは夏至。冬至に対して一年の中で最も昼が長く夜の短い日である。

 名市大人文社会学部で私が受け持つ問題認識特別講座。きょうは、私が昨年、個人的に実現させたピースボートによる102日間地球一周船旅の際、寄港した先々と洋上からユーチューブで発信した「伊神権太が行く世界紀行 平和へのメッセージ/私は今この町で」の全七編を流し、学生ともども【平和って、何】について考えてみた。
 授業後に回収した感想は学生一人ひとりが平和に向かって真剣に立ち向かおうとしている熱い意識と姿勢、眼差しが感じられ、とても嬉しい気がした。と同時に昨年、思い切ってピースボートに乗り、それなりの結果を出すことにもなって「良かったナ」と思う。

 きょうの授業が、学生たち一人ひとりが世界に飛躍するきっかけになれば、と心から願っている。
        ×        ×

 毎日新聞の夕刊1面に「ブラジルデモ拡大 (女性のルセフ)大統領が訪日延期」の1段ベタ見出し。(4面に関連記事)とあるので、4面を開くと『ブラジルデモ 中産階級の不満爆発 「政府、税金無駄遣い」』の4段見出しが飛び込んできた。デ、前文(リード)を読んでみると―
 ブラジルで全国に拡大した反政府デモは、ルセフ政権の支持基盤である北東部にも拡大している。デモ参加者は、政府の貧困層への所得再配分政策で税金を負担してきた中産階級が中心となっており、反ルセフの色彩も強めている。一方、デモ隊が来年開催予定のサッカーワールドカップを「無駄遣い」として反対していることに関し、サッカー関係者に困惑が広がっている。

 といった具合だ。

 事実、テレビニュースによれば、三日前まで二十万人だったデモ隊が日に日に急増し、きょうの未明現在、首都リオデジャネイロなど八十都市で実に百万人以上に達したという。そもそもバス運賃値上げに端を発する諸物価の値上がりに反対するデモがここまで大きな輪になって急速に広がろうとは。一体、だれが予測しただろうか。どうやら、背景にはパーナンキFRB議長による金融緩和策の発表も影響したとみられている。
 ブラジルは、〝リオ〟のカーニバルで世界的に有名な熱い土地柄でもある。
 底抜けに陽気で明るく、パワフルな国民性で知られるだけに、この先、デモ隊がどんどん膨らみ、収拾がつかなくならないとも限らない。デモがサッカーのコンフェデ杯やW杯の反対を掲げる事態に、〝サッカーの王様〟として国民の尊敬を集める元ブラジル代表のペレさんは「平和的なデモは支持するが、コンフェデはW杯のための重要な準備戦。コンフェデ杯を批判しないでほしい」と訴えているという。

 デモと言えば、先に反政権を掲げた大規模なデモを警官隊に催涙ガスなどで強制排除されたトルコでも若者たちが二十日夜、イスタンブールや首都アンカラなど全国三十六カ所で一斉に集会を開いた、とのこと。一部報道によれば、イスタンブール中心部の公園には千人以上が結集し「今後は、デモを来年三月にある地方選挙での闘いに転化し発展させよう」と宣言したそうだ。ブラジルも、トルコも。若者たちの熱気と情熱、行動力が国の行く手を動かそうとしている。

【きょうの一文・ことば】誰が見ても富士山と分かる形の良さ。親しみがわくじゃないですか。=21日夜NHKニュースウオッチ9、文化育んだ富士山あす世界遺産へ〈富士山をこんな場所から見た〉で筑波大附属高校教諭田代博さん

【新聞テレビから】
☆『皇太子さまの愛用器 「バイオリン王」円熟期の逸品 鈴木政吉1926年製』、『放射線「家で見える」 愛知・江南 滝中・高生 装置作り最高賞に』、『〈われらの憲法〉論じる前に読んでみる 82年初版本コンビニにも』『関連本 書店で人気』、『〈旅〉海上で能登の恵み堪能 九十九湾・海床会席料理 石川県(文・写真)富永賢治』、『奥西死刑囚が再び一時危篤』、『1人死亡3人救助 静岡・聖沢の渓流釣り不明』(21日付、中日夕刊)
☆『重大いじめ報告義務 (いじめ)防止法成立 調査委に第三者』、『〈式年遷宮〉身清め海に祈る=伊勢市の二見興玉神社で、夫婦岩に向かってみそぎを行う夏至祭があった』(21日付、毎日夕刊)
☆『〈特報〉平和精神なき原発セールス 首相中東や東欧行脚 非核化に逆行■憲法の理念かけ離れ』、『三菱UFJ銀 違法取引九兆8000億円 米制裁国に送金 和解金245億円に』、『犬やロボで笑顔10倍 自閉症の子に触れ合い効果 愛知県発達障害研など(笑顔)の時間計測』、『名大との交流 教育の質高く モンゴル科技大(科学技術大学)学長に聞く』(21日付、中日朝刊)
☆『「知る権利」法学者清水英夫さん=青山学院大学名誉教授(憲法・言論法)=死去、90歳』、『大治町長辞職へ 酒気帯び運転容疑、引責』(21日付、毎日朝刊)

六月二十日
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 台風4号の接近もあってか、きょうも1日中、雨、雨、雨。
 午前中、外出したあとは、あすの大学での講義を前に準備作業に追われた。これでは、読書はむろん、あらたな発想でつい最近着手した小説執筆も、このところ少し気になりだした室内の整理も、すべてが後回しだ。でも、引き受けて教壇に立っている以上、こればかりは仕方ない。むしろ、自身の勉強のためと思えば、それでよいと思わなければ。

 けさの中日新聞朝刊。
 社会面の軟派トップに「子宮がんワクチン 接種後、激しい頭痛」「女子高生眠れぬ夜2年」「国の勧奨中止『良かった』」「自治体 副作用把握急ぐ」の活字が躍った。
 このところ、痛みなど激しい副作用を訴える女性が相次ぎ十四日になって厚生労働省が接種を勧めないことにした子宮頸がんワクチンにつき、二年前にワクチンを接種した、その直後から頭痛に苦しみ続けている女子高生の場合をリアルに紹介しており、ワクチンを接種した女性や家族にとっては他人ごとでない重要かつ深刻な話だけに、社会性から見ても内容のある記事だったと思う。この記事を読んで、同じ症状に悩まされた女性もいるに違いない。

 記事の一部を抜粋すると
――…/頭痛の起こるパターンは二年たった今も変わらず、和らがない。激しい頭痛は午前二~十時の間に三回ほど襲ってくる。一回の痛みは一時間ほど続く。/予兆として眉間に違和感が出るので、酸素吸入器を着ける。酸素吸入をすると痛む時間が少し短くなるため、予兆を逃さないよう夜は眠らないことにしている。/午前十一時ごろ、ようやく眠る。昼と夜が完全に逆転し、登校できず休学せざるを得なかった。今は週二日、眠らない日をつくって午後から塾に通い、高校卒業程度認定試験(旧大検)で大学進学を目指す。将来は管理栄養士になる夢がある。…(20日付、中日朝刊から)

 それにしても、何と残酷なことか。これでは浮かばれないではないか。国は早急に対応して当然である。

【きょうの一文・ことば】今回、初めて新聞紙上でコラムを担当することになった。47歳の球界最年長投手として、みなさんの興味のある話をお届けできればと思っている。=20日付毎日朝刊〈史上最年長の道 山本昌〉「統一球」変更の仕方に違和感、より

【新聞テレビから】
☆『西日本で激しい雨 台風4号接近』、『「昨年5月、死んでいた」 蒲郡の男性変死 同居長男が説明』、『岩本・大治町長が辞意 酒気帯び運転「責任取る」あす辞職届』、『米金融緩和年内に縮小 FRB議長言明 NY株大幅下落』、『競走馬調教ゼッケンでバッグ デザインの◎人気伸びる 滋賀の障害者施設「働く励みに」』(20日付、中日夕刊)
☆『独身に危機感いくつから? 男性33・7歳 女性31・2歳 大垣の研究所 新人社員調査』、『日本、1次L敗退 コンフェデ杯 伊に3―4』(20日付、毎日夕刊)
☆『入団会見で豪語! マドリガル』『マッドドッグ(凶暴な犬) 俺がブラ斬る』『内閣攻めしてやるぜ イチロー斬り簡単だったぜ』(20日付、中日スポーツ)
☆『米大統領 「戦略核3分の1削減 ロシアに交渉呼び掛け』、『「聖域半分守れればいい」 TPP交渉農産品 政府筋工業輸出増へ譲歩』(20日付、中日朝刊)
☆『咲き誇るアジサイ7万株 桑名』、『日生「全男性社員に育休」 取得促す取り組み』、『第2回アジア・太平洋水サミット 5月19、20日タイ・チェンマイ 水問題解決決意新た チェンマイ宣言採択』『各国首脳の指導力不可欠 森喜朗元首相 アジア・太平洋水フォーラム会長』(20日付、毎日朝刊)

六月十九日
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 きょうは無頼派作家、太宰治が玉川上水に愛人山崎富栄と入水心中し六日後に遺体として上がった日。奇しくも太宰三十八歳の誕生日、桜桃忌である。桜桃忌の名は、太宰とは同郷で親交の深かった直木賞作家・今官一が太宰晩年の短編「桜桃」にちなんで命名したという。
 なぜか、こちらも僕の大好きな、いつも自然体のあの太田治子さんを思い出す。元気でいるだろうか。と―

 ここ尾張地方も久しぶりに雨が降り、雨がポッ、ポッ、ポーッと火柱の如く降るさまが私の目には、まるでいっぷくの絵のようにも映った。私は、その街の中を。ただ独り傘を差し一歩一歩、前に向かって歩いていった。途中、最寄り駅からは名鉄電車と地下鉄鶴舞線に乗り、横笛の稽古場である大須にまで出向いた。
 先日までのあの喧騒とした猛暑がウソのような、肌にひんやりと透明な雨粒が舞い落ちる、その感触が心地よい。大気という大気を優しく融かし込んでしまうような、そんな怪しさにとらわれの身となり、私は横笛を入れたバッグをかついで街中を黙って、さすらい、歩き続けた。
 久しぶりに私の好きな何げない外の風景には、手や足の先から頭のてっぺんまで、全身清らかな気と雨、微かなかぜに清められ、染めあげられていく感覚にとらわれたのである。

 雨は帰りも降り続け、私はふと傘をささないまま、全身を雨に預けて、この異界の雨の道を一直線に歩いて家まで帰りたい衝動にかられた。携帯電話と愛用の横笛さえなければ、春雨ではないが初夏の雨に全身を打たれて、あるいたに違いない。

 雨のなかを歩きながら私は無頼派で無冠の太宰治のことを思った。彼の嘘偽りのない、清らかな小説作法が好きなのである。人間失格、斜陽、グッド・バイ……これまでに何度繰り返し読んだかしれない。

 やっと待望の雨が降り、日本列島の各地でさぞや農家を喜ばせたのではと思う一方で、夜のNHKニュースによれば、私たち家族がかつて過ごしていた能登半島の石川県七尾市では六月一カ月分の雨量を上回る観測史上最高の219ミリもの雨が降り、市内の各地で川の水が溢れるなどして5000世帯、1万3000人に対して避難準備情報が出され、一時は保育園の園児たちが高台にまで避難したという。

 中日新聞の夕刊で第53回中日詩賞・新人賞作品が紹介されていた。なかでも中日詩賞に輝いた若山紀子さんの受賞詩集『夜が眠らないので』からの【はさみ(鋏)】には唸った。〈はさみを持っている きれないはさみ/あれから。……〉の表現は切れ味が鋭く、とてもいい表現である。

【きょうの一文・ことば】東京から見ると遅れていると思ったところが、実は最先端を走っている。若い人が集まってくるのはお金じゃない。夢だ=19日夜のメ~テレ報道ステーション〈財産の森林を成長産業に 若者雇用増で復活の町・北海道下川町 バイオマス発電で〝売電〟エネルギーで自立目指す〉の番組の中でコメンテーターの発言

【新聞テレビから】
☆『元男性の妻と女性の夫 性転換の2人涙の挙式』(19日夜、CBCテレビ〈NEWS23〉)
☆『福島第1 ストロンチウム検出 井戸地下水から高濃度で』、『遺族癒やす心の宿 岐阜の喫茶店23日、150回迎える 「一人じゃない」悲しみ語り分かち合う』、『新規制基準決定 6原発再稼働申請へ 規制委40年ルール例外も』、『静岡地検(女性検察)事務官ら逮捕 暴力団捜査情報 同居相手に漏らす 守秘義務違反容疑』(19日付、中日夕刊)
☆『東大 秋入学見送り 4学期制導入来月決定』、『経済政策 首相「ぶれず実行」 G8閉幕会見で強調』、『高濃度汚染水を検出 福島第1 2号機外の観測孔』(19日付、毎日夕刊)
☆『岩倉の高1 畑戸(利江子)さん=金城学院高校一年=3位 モスクワ国際バレエ ジュニア』『努力の天才大飛躍 「海外で活躍」有言実行』、『愛知に女性副知事吉本氏 厚労省課長 東海3県初起用へ』、『未解決事件遺族ら初勉強会 尽きぬ悲しみもう二度と 「今も取り乱す」「風化させない」』、『動物体内で人の臓器 病気解明へ研究容認 政府調査会』、『海部郡誕生100周年 今秋記念講演やウオーク 7市町村の文化財担当者ら企画「文化圏」考える契機に』、『「福島事故で死者なし」 高市氏発言 与野党から批判』『「しゃべり方下手」と釈明』『『原発関連死』福島で多数』、『慶長遣欧使節資料 御堂関白記 ユネスコ記憶遺産に』(19日付、中日朝刊)
☆『G8課税逃れ監視へ 対シリア進展なし TPP協議を歓迎』、『トルコ100人拘束 デモ関与 メディアなど捜索』、『改憲に危機感 県内「九条の会」新団体結成、勉強会も』

六月十八日 
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 国立感染症研究所によると、ことしの全国の風疹患者が一万人を超え、一万百二人に。全体の九割が大人だという。過去最多だった昨年一年間の二千三百九十二人に比べても4倍以上と、いかに流行しているか、が分かる。患者は男性が20代~40代、女性は20代が多いそうだ。
 風疹は妊娠初期の女性が感染すると胎児が難聴や白内障、心臓病など先天性風疹症候群になる恐れがあり、昨年後半以降、同症候群の報告は十一人に及んでいる。

 気象庁は、きょう「北陸、東北で梅雨入りしたとみられる」と発表。このところの日本列島は雨不足が深刻だが、西日本と日本海側の北陸地方はあすにかけ強い雨が降るという。この先、恵みの雨となるかどうか。農家の人たちは皆、雨降りを待っているに違いない。

 イギリスの北アイルランドで開かれているG8サミット。
 昼のニュースによれば、「日本経済が復活していることは世界経済にとってプラスだ」と、〝アベノミクス〟を後押しする文言が共同声明に付け加えられる、とのこと。その安倍さん、ロシアのプーチン大統領との会談は実現したが、オバマ米大統領との会談は対中国関係など各国への思惑もあってか、見送りになった。G8サミットは世界の首脳が一堂に会している場所だけに、首脳たちの一挙手一投足がニュースとなり、世界を瞬く間に駆け巡ってゆく。
 世界経済の活性化もむろん大切だが、せっかくの機会だ。各国首脳の交流を密に、何よりも戦争のない平和な国際社会の実現に尽力してほしいものである。

 夜。尾張地方で日々はばたき地道に事業を拡大している知友の某氏と久しぶりに一献。新聞記事から脱け出る大いなる小説作法といったような、いわゆる極意について教えられ「期待しているから」とハッパをかけられた。彼は、お酒はダメな方なので私ばかりが酒が延々と進み、なんだか最後は一人芝居を演じているような不思議な感覚にとらわれたのだった。でも、たまには、こうした腹を割った飲み会? もいいものだ。
 彼から教えられたことは、さっそく実行に移さなければ…。
        ×        ×

 このところは、私の新作「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)に対し全国各地から感想が書かれた心のこもった封書が相次いで私あてに寄せられ感激している。なかで前名古屋テレビ塔社長で放送局取締役も務められ、新聞記者の大先輩でもあった、その方からきょう届いた便りは正直とても嬉しく、あらためて小説を世に出して良かったナ、と実感した。
 以下、一部を抜粋させていただくと。
―佳篇ですね。私は文学に不案内ですが、どこかの出版社の○○賞に入るといヽなというのが、読後感です。文章力(新聞記者出身と思えません)構成力、筋の運び(世界一周のクルージングを舞台に選んでいながら、日本に残った妻とはITでつながっていると、時代性も備えている上に寄港地でのエクスカーションを通じて国際色を添えているのが宜しいです)が仲々、老練ですね。
 船上で横笛を吹いたり、俳句の交歓があったり、メガネ、スカイブルーのボールペンといった小道具が上手く使われていますし、日付変更線を通過するとき、「八月十日という日付」が消滅する―という事実に着目したのが、新鮮でした。よく調べています。頑張りましたね。
 上手いものです。感心しつつ読み進み、読み終えました。爽やかな作品です。ご案内、多謝。更なる高みへ―ご精進ご発展をお祈りします。……

 私は文面に目を落としながら、この大先輩は私が狙った筋立てを全て読み通してくださっている。努力が認められた、と心底から思ったが、傍らで妻曰く「有り難いことよ。でも、ネ。少し褒められ過ぎ。厳しい言葉もしっかり受け止めなければ。喜んでいちゃ、だめよ。書かれているでしょ。もっと高みをめざせ、って」の弁。 

【きょうの一文・ことば】「日本経済の成長が世界経済の成長に貢献する」=18日付中日夕刊〈日本の緩和評価 財政健全化G8が注文〉記事中で。安倍首相が「(金融緩和、財政出動、成長戦略の)三本の矢」を着実に実行する考えを強調した後の発言

【新聞テレビから】
☆『和牛オーナー制度 安愚楽牧場元社長ら逮捕 虚偽説明で勧誘容疑』、『ブラジルで20万人デモ コンフェデ杯、W杯「無駄遣い」』、『20代死因 自殺が半数 対策白書 進路や仕事で悩み』、『風疹患者1万人超』、『』(18日付、中日夕刊)
☆『G8アベノミクス評価 経済宣言 財政健全化要求』、『露外相が今秋訪日 北方領土問題 次官協議は未定 首脳会談』、『米露、平行線 シリア対応』(18日付、毎日夕刊)
☆『〈特報〉おら、ピンチだ じぇじぇじぇな海女界 「風が吹くまま」』『朝ドラで観光客大漁 だけど…生計苦しく高齢化、激減』、『中国「影の金融」464兆円 地方債務膨張、危機の火種』、『甲斐が女流王位奪還 里見は4冠に』、『名古屋市 元部長ら2人懲戒免 河村市長ら減給 不正採用で処分』、『関の殺人 同居女逮捕 包丁で胸と腹刺した疑い 「自殺」と否認』(18日付、中日朝刊)
☆『オウム平田被告公判 3死刑囚法廷で尋問 東京地裁 裁判員裁判で初 公開の大原則を重視』、『「リン」と育って 名古屋港水族館=公募していたシャチの赤ちゃんの愛称を「リン」に決めたと発表した。』(18日付、毎日朝刊)

六月十七日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 朝早く枕元で「きょうはゴミの日よ」の声。
 昨夜は名古屋で少々飲んで帰宅が深夜遅くなったので、正直起きるのは辛い。でも、不燃物の収集日はマイカーをゴミ車に早変わりさせ二人で近くの集積場まで運ぶのが今では日課だ。というわけで、寝ぼけ眼のまま無理やりに起こされ車を運転、目的地に車を走らせた(もっともゴミ車には、彼女がいち早く昨夜のうちにしておいてくれた)。   
 それにしても、いつもつくづく思う。新聞とかペットボトル、空き缶、いらなくなった家電製品やカーペット…などを指定の場所に運ぶ時の人間たちの表情は誰もが真剣そのものだ。みんな、これだけはしておかなければ、といった顔つきで運んでいる。家庭で厄介者となった不燃物なぞ少しでも早く消えて無くなれ! と、そんな心情がみてとれるのだ。
 私はゴミを出す時の人々の表情をじぃっと、観察する。そこにはモノを書くに当たって、どこか〈心理の流れ〉のような宝石が潜んでいる、と。そんな気がするからである。

 今夜は〝脱原発をめざす文学者の会〟が東京・千代田区の文芸家協会会議室(文藝春秋ビル新館5階)で行われているはずで、私もお誘いを受けていたのだが…。本日中にどうしてもメドをつけたい仕事が残っており、残念ではあるが遠慮させて頂いた。
 代わりにきのうの間に「最近の政府の原発輸出や原発再稼働の姿勢には苛立ちを感じています。今こそ私たち文学者がしっかりして脱原発を訴えていく必要があるか、と思います。先日も、私が受け持っている名古屋市立大学の問題認識特別講義で自然エネルギー(水力、地熱発電など)と脱原発の大切さにつき学生たちに話をしてきました。」といったメッセージを欠席案内とともに事務局の山本源一さまあてにメール送信させて頂いた。次回は必ず出なければ、と思っている。
        ×        ×

 豊橋の川でシジミ採りの小学2年生の女児が溺れて亡くなった。岐阜県関市では無職の男性(59歳)が胸部に刃物を突き刺されて死んでおり、警察は殺人と断定して捜査を始めた。
 そうかと思えば、岐阜県池田町では岡崎和夫町長を脅したとして無職女性(52歳)と長男の無職少年(16歳)が脅迫容疑で再逮捕された。調べによると、二人は四月十三日の夜、大垣市内の公衆電話から町役場に電話をかけ「岡崎和夫は警護付きですか。必ず命はもらう、と伝えてください」と脅迫した疑いが持たれている。どうやら、以前に住んでいた町営住宅の家賃が滞納し昨年九月に強制退去させられたことを逆恨みし「町営住宅を追い出されたことが許せない」と犯行に及んだらしい。

 きょうの毎日朝刊の〈雑記帳〉によれば、◇作家の太宰治をしのぶ「山梨桜桃忌」が16日、小説「富嶽百景」の舞台となった山梨県富士火口湖町の「天下茶屋」で行われた。今年で36回目。約40人が文学碑に日本酒や花を供えた、とある。一方、中日朝刊の〈通風筒〉では「◇…一九三三(昭和八)年の木造による天守再建から八十周年を迎えた岐阜県郡上市の郡上八幡城で十六日、八十歳の市民ら三十人が一緒に傘寿を祝った」とある。
 こちらの方は、ホッとする話題だ。人生それこそ、いろいろである。
 
【きょうの一文・ことば】……「ハルカス」とは、古語の「晴るかす」に由来し、「晴れて明るくする」を意味する。たしかに高みの景色は良さそうだが、足元の景気は、さてどうだろう◆とまれ、部分開業は、順調な滑り出しという。ハルカス効果で関西経済の暗雲を打ち払い、今度は、〈阿倍野ミクス〉の名を全国に知らしめてくれればいい。=読売17日付、編集手帳から。大阪阿倍野に先ごろ、誕生した超高層ビル「あべのハルカス」の核テナント、近鉄百貨店の部分開業に関連しての記述。

【新聞テレビから】
☆『空梅雨深刻空に乞う 貯水率10%三重・安濃ダム「農家は大変」祈る』『名古屋6月、平年の1割 相次ぐダム節水』『あすから降りそうですが…』、『「デモ強制排除は義務」 トルコ首相、与党集会で』、『シリアとの断交を発表 エジプト』、『ハーレー、晴れのミサ バチカンに800台 法王からも祝福』、『リンカーン少年青春の1ページ? 数学ノートの一部発見 米ハーバード大図書館に』(17日付、中日夕刊)
☆『8年ぶり雨乞い 「田んぼに水を」津で50人』、『■沖縄のオスプレイ反対番組が映画に(琉球朝日放送制作のドキュメンタリー番組「標的の村」が8月から東京都内で映画作品として)』『被災能舞台で熱戦 本因坊戦第4局 宮城で開幕』『地元了解まで申請せず 柏崎刈羽再稼働 東電が転換』(17日付、毎日夕刊)
☆『〈式年遷宮〉厳か最後の月次祭 五穀豊穣を願う』、『静岡知事に川勝氏再選 浜岡の県民投票に意欲』、『女性が理不尽に泣かぬ時代夢見た 市川房枝の活動社会の現状語る 一宮で東海本社・林(寛子)編集局長』、『〈コンフェデ杯〉日本完敗 力の差 ブラジルに0―3』、『わかものハローワークの就活クラブ 脱フリーター、仲間と』『名古屋で人気 就職率高く 60秒自己アピール 会話力磨く』、『熱中症か 93歳死亡』、『名古屋場所へ宿舎入り 大砂嵐はっけよい 片道4時間カイロに通い練習』、『名フィル理事長 水尾氏が就任へ 東和不動産』(17日付、中日朝刊)
☆『猪瀬知事発言 「五輪招致に影響」43% 都議選本社世論調査 雇用重視24%』、『〈「高支持率」のウラで―検証・安倍政権〉「96条改定」に異議 戦争経験者「平和」背負い』『マー君完封9連勝 投げ合いで藤波圧倒 窮地で底力発揮』(17日付、毎日夕刊)

六月十六日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 中部ペンクラブの平成25年度第28回総会が名古屋市千種区のルブラ王山で開かれた。総会のあとは文芸評論家清水良典さんの文学講演会「小説の現在と未来」があり、引き続き第26回中部ペンクラブ賞授与式と選評、この1年に本を出版した人々に対する出版者の紹介があり、懇親パーティーに移った。
  
 なかでも清水良典さんの「小説の現在と未来」は最近出た村上春樹のベストセラー「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」に対する読み解き方に始まり、〝掘っ立て小屋文学〟が〝2階建て文学〟に、さらには〝地下水脈文学〟に移行しつつある現状を、村上春樹文学と言葉を引き合いに出しての展開で分かりやすく「なるほど」と納得させるものだった。
 清水良典さんは村上春樹のインタビュー集の中の【家の話】に触れ「昔は〝掘っ立て小屋〟で書かれていた小説の大半が今や、建物で言えば〝2階〟で出来ている。さらに地下でも書かれるようになり、犯罪小説やミステリーはこの〝地下1階〟で生まれている。「だけれど僕はネ! 地下1階ではなく〈地下2階〉を作っているのですよ。〈地下2階〉とは、世の中の人間全部とつながっているトンネルみたいなもので不思議な物語はこのなかを通ってできていくのです」とも。

 村上が【ボクは人間の〝自我〟を書こうと思ったことはない】と語っている点については「自我を書かずして小説を書かない、なぞありえない」と疑問を投げかけながらも「では、どうして書くのか。村上春樹の場合、この仕掛けが〈地下2階〉を書くことで、不思議な物語に通じるのです」といった下りも。
 そして「村上文学は自ら英語で書いた小説を翻訳し、これを妻に読んでもらうことから始まった。今でもどんな小説も、まず妻に読んでもらったうえで〝善し〟とされた作品に限って出版に踏み切っているようだ」とか「あらゆる小説は模倣から始まる」といった良典氏自身の持論の主張など、1時間半に及ぶ講演はアッという間に過ぎ去った。

 私は講演を聴きながら、最近世に出した自身の連作小説集「マンサニージョの恋 ―女たちの船上ララバイ」をふと、思い出してもいた。私自身も、あの静かで激しいラヴ・ストーリーを幻冬舎ルネッサンスから出版するに当たっては、まず妻に読んでもらい彼女が「ダメだ」とはねつけた場合は、出版しないつもりでいたからである(実は、もう一人読んでいただいた方がいるのだけれども…。内容に関しては〝ゴンタさんって。なんてロマンチックなの。でも奥さまに傾斜しすぎだよ〟との親しい女性たちから突き付けられた、厳しくも温かい指摘も十分承知している)。

 私自身、正直、文章表現術などでは村上春樹より私の方が数段上だと思っている。でも、村上春樹の仕掛けというか物語の展開にかけては悔しいけれども、これまでの作品に関する限りはコテンパンに負けている。よい点は毛嫌いすることなく、それこそ模倣しなければと思った次第である。

 私はこの日、講演受講者の受け付けを他の担当者と入り口でしていたため、出たり入ったりの聴講となったが、もう一度聴いてみたい気がする質のいい文学講演会だった。なんでも最近は若者たちの間でアニメ―ションやメルマガの登場人物を主人公にみたてて物語を展開する〝二次創作〟まで登場してきている(この〝二次創作〟とやらについては受付窓口にいたため聞き漏らしてしまった)という話もあったそうだが、残念ながら聞き漏らした。

 きょうは懇親パーティー冒頭での「皆さん、〝掘っ立て小屋(小説)〟ばかり建てとんとちがうか。掘っ立ても悪くはない。でも、〝2階建て〟がいいそうだから、新しいものをつくっていきましょう。がんばって不思議な小説を書いてみようよ」といった三田村博史会長のあいさつが、ユニークでまた面白かった。小説「風の訪れ」で第27回中部ペンクラブ文学賞を受賞した猿渡由美子さん(「じゅん文学」所属)への授賞式では中日新聞(東京新聞)の金井俊夫文化部長から中日楯と賞状が渡されるシーンもあった。
 また懇親パーティーの席では、清水良展さんに「(伊神さんには)自己陶酔とご都合主義から抜け出し、もっと厳しく他者との対峙を描き切る〝無頼派作家〟になってほしい」との言葉を賜った。私は文学界はじめ、中日新聞文化欄など目に入った彼の文芸評論を全て読むようにしているが、彼の心情の一部が解けた気がした。だてに文芸評論をしているわけでもない。

 「色彩を持たない多崎つくる…」については、私なりの厳しい論評があるが、この点はいつか余裕のある時に本欄で披瀝することにして、きょうのところは止めておく。

【きょうの一文・ことば】こう見えても若いころは映像をやっており、どうしてもシーンごとにカット割りしてしまう癖があり…。人生の後半に小説に出会いました。(小説を書くことは)全ての空間を言葉で埋め尽くす大変なこと、ことばを紡ぎ出さないとはじきとばされてしまう。奇妙な実感があって…。でも、それが魅力でもあります。わがままな私を寛容をもって受け止めてくださった、じゅん文学の戸田主宰には、この場を借りてあらためて感謝したい。=16日夜・ルブラ王山での受賞あいさつ。小説「風の訪れ」で第27回中部ペンクラブ文学賞を受賞した猿渡由美子さん。

【新聞テレビから】
☆『イラン大統領 穏健派が当選 ロウㇵニ師、外交軟化も』『ロウㇵニ氏当選 強硬路線に不満続出 イラン国民 制裁長期化、変化求め』、『パキスタン 女子大生狙い連続テロ バス・病院爆発、23人死亡』、『反政府デモ隊退去命令 トルコ「不正に向き合い抵抗」』、『「犯罪のない社会みんなで」 「未解決」遺族が勉強会 18日、名古屋で』(16日付、中日朝刊)
☆『〈「高支持率」のウラで―検証・安倍政権〉廃炉の人材除染へ 福島第1原発の下請け現場去る社員 

六月十五日
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 きょうは気まぐれな天気に一本取られた。
 外出して午後二時ごろ帰宅したが、この時は一瞬「ベランダの洗濯物を入れておかなければ」と思ったものの、ついつい他ごとに夢中となり、屋根を打つ雨の音に気付いた時は、もはや手遅れ。大慌てで洗濯物を室内に入れたが、かなり濡れてしまっており急に体内に落胆が広がった。
 彼女が戻るまでに、もう一度おてんとう様がカラリと晴れ、いったん室内に入れた洗濯物を再度ベランダに干し、それこそカラリと乾いてくれたらよいのに、と思うがそうは問屋が許してはくれなかった。

 国際情勢の方は、オバマ米大統領が内戦の続くシリアのアサド政権による化学兵器(サリン)使用が裏付けられた―として反体制派への支援を軍事的にも拡充する方針を国際社会に向かって表明したが、ロシアなどから早速反発の声が出ている。また国連の潘基文(パンキムン)事務総長も「武器供与は状況打開の助けにはならない」と強調し政治対話の重要性をあらためて訴えるなぞ、それぞれの国の思惑も手伝ってか混沌としている。
 一方でイスラム社会の西欧化現象に対する政府の抑圧を巡って首都テヘランやイスタンブールで反政府デモが続くトルコ。エルドアン首相が十四日未明にデモ隊代表者との緊急会談に応じ、発端となったイスタンブール中心部のゲジ公園再開発事業を司法判断が出るまでしばらく凍結する、との姿勢を示し事態は少しではあるが好転の様相である。

 正午のニュースによれば、政府が昨年九月に尖閣諸島の国有化宣言をして以降、尖閣諸島との接続水域で、中国海監が確認されたのは今日で実に二百日に及ぶという。ロシアでは半世紀前の六月十六日に女性初の宇宙飛行士として宇宙に飛び立ち無事、帰還したテレシコアさんにプーチン大統領から、その栄誉を称えた勲章が送られた。
 いろいろなことが降っては湧き、消えては飛んでくる。世の中とは、そういうものなんだ。世界の人々は、そのなかで生きているのだ。

 ひと足早く、わが家に届いた赤旗日曜版(2013年6月16日)。世にいう【アベノミクス】について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが唱える「給料も雇用も増えず何が成長」の意見は、その通りである。また本日付中日夕刊〈夕歩道〉の…「天下の憂えに先んじて憂え天下の楽しみに後れて楽しむ」。先憂後楽の役人道は、どこへ。―もその通り。福島で被災者を支援する立場なのに、ツィッターで地元議会をバカにするなど暴言を吐いた、とんでもない官僚、彼は今どこでどうしているのか。

【きょうの一文・ことば】観光という言葉は、中国の古典にある「観国之光」に由来します。国の光を見る。つまり、他国の優れた部分を学ぶこと。=15日付中日朝刊編集局デスク〈伊勢ノミクス〉より

【新聞テレビから】
☆『友好育む「緑の壁」 知多の公害防止緑地帯 住民、企業、結ぶ森に』、『消えゆくコンドル 開発、密漁で絶滅の恐れ ペルー先住民が保護活動』(15日付、中日夕刊)
☆『再犯防止 出所者雇用協力一万社 法務省謝金制度で支援』『「居場所があれば人は変われる 50人受け入れた社長』、『酒井田柿右衛門さん死去 78歳 有田焼の人間国宝』(15日付、毎日夕刊)
☆『子宮頸がん接種勧めず ワクチン副作用解明へ 厚労省』、『長崎2女性殺害 死刑 ストーカー事件「利己的犯行」 地裁判決』『遺族、警察不信あらわ』『相談する相手間違えた』、『小型クジラ奇跡の回復 南知多ビーチランド 海岸に漂着 献身治療、泳げるまでに』『田原で発見時 住民らの応急処置も奏功』、『しこ名の虹 岐阜』、『統一球 第三者委が調査 NPB12球団会議で決定』、『富士入山料1000円試行 任意で7月下旬から』(15日付、中日朝刊)
☆『再被害防止へ最高検要請 性犯罪被害者名伏せ起訴 名地検 試行錯誤 片仮名や旧姓も』、『〈クローズアップ2013〉シリア反体制派に武器供与へ 米、政権移行へ圧力 露反発 EU内部対立も』『紛争激化の懸念』(15日付、毎日朝刊)
☆『ことし9月から発行日を変更します 毎週金曜日発行』(15日付、尾北ホームニュース〈社告〉)

六月十四日
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 さすがに疲れた。
 元々、朝早いのが大の苦手な私。大学の授業が朝一番の一時間目で早朝に自宅を出ねばならないことはもとより、きょうは最近各マスコミでも話題の的となっている憲法改正論議についての考察を学生たちと共にしたからである。でも、学生一人ひとりの真剣な表情を目の前に、この授業をして本当に良かった、と心から思った。
 学生の間では七月の参院選を前に行われた中日新聞の世論調査の結果と同じように9条、96条は改憲すべきでないという声が多いなか、こんご国際社会で自立して行くためにも憲法はそろそろ見直してもよい時だといった発言もあり少々事前の準備に時間は費やしたが、授業の焦点を思い切って改憲論議に絞ってみてとても良かった、と思っている。
 これまで三回の授業で見る限り、中国と韓国からの留学生も含め学生たちは皆生き生きとしており、私までが若返ったような、そんな感じでいる。授業そのものは準備などで結構大変だけれども、これはこれでいいのだと自身に言い聞かせている。

 なかでも、古賀誠・自民党元幹事長が最近、毎日新聞と赤旗記者に語った言葉を例に「平和憲法の象徴ともいえる戦争放棄をうたった9条1項。これは世界のどの国も皆、こういう憲法を持ちたがっている。【日本国憲法は、まさに〝世界遺産〟と言っていい】との見解には多くの学生が共感してくれ、戦争のない平和な日本、いや世界平和の創造を目的とする点で意見の一致をみたことは非常に有意義だった。

 帰りには、久しぶりに荒らくれ記者だった私をこれまで育ててくれた新聞社に寄り、今後の講義につかう記者を含めた新聞人の仕事の内容と役割がひと目で分かる紹介ビデオをお借りし、同時に案内パンフレットを確保したが、西玄関で懐かしい警備の皆さんの笑顔にもお会い出来、急に肩の荷が下りたというか、ホッとしたものを感じた。
 「かつてのこんな〝ゴンタ記者〟にも、みんな温かくしてくださってやはり長年、通い慣れた社はいい……」。
 なんだか、わが家に帰ってきたような、そんな安堵感にも包まれたのである。このホッとであったかい雰囲気は中日ならでは、の一種独特のモノだといっていい。いわゆる〝中日一家魂〟が、そこには見て取れる。昔は社内をお年寄りが歩かれていると「アッ、〈社友会のおじいちゃん〉が歩いておいでだ」と畏れ多く神々しくも思ったものだが、今は私がそのおじいちゃんなのだ。あ~ぁ。でも、こればかりは仕方のないことか。
        ×        ×

 プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)が統一球の【飛ぶ球】への仕様変更を公表していなかった問題で加藤良三コミッショナーは、きょう12球団の代表に「統一球の仕様変更につき知らなかったことについて選手、その他関係者の方々、ファンの皆さまに迷惑をかけ大変な失態を猛省している」と陳謝。今後は第三者委員会による検証チームで調査したい、と〝抗弁〟した。この加藤なる男、辞任の意思は、の問いには「世界に通じるボールを目指して1日1日役目は全うしていくつもり」と答えたが、保身の醜い気持ちしかないとはこの人のことを言うのではなかろうか。
 大体、統一球に刻まれた加藤コミッショナーの名前が独裁的なにおいがして、気に食わない。本人は、どこまでプロ野球ファンと選手、球団をなめきっているのか。のぼせあがっている、ように見えてしかたない。

【きょうの一文・ことば】「今は家族との時間を大切にしている」「取り調べで浴びせられた暴言や暴行が頭から離れず、眠れない」「盗みや殺人をするために日本に来たんだろう」「なぜ殺したんだ。早く言え」「逮捕されるまで日本には人権があると思っていた。でも警察は不利な証拠を隠し、当初から私を犯人に仕立て上げようとした。貧困国への差別があったと思う」……=14日付毎日夕刊〈「暴言、今も脳裏に」マイナリさん帰国1年〉から。ネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリさん(47)の言葉 

【新聞テレビから】
☆『伊勢路巡礼 女性グループ3割 江戸期も女子旅ブーム』『三重大など 庶民宿泊記録を分析』、『スペイン 絆のオルガン 岐阜の匠』『皇太子さま「努力感じました」 サラマンカ大聖堂 故辻(宏)さん修復、友好の礎に』、『ゼロ戦㊙報告書 設計者の自宅で発見』(14日付、中日夕刊)
☆『東京都議選告示 253人届け出 23日投開票 参院前哨戦各党総力』、『2100年 世界人口109億人 国連発表 平均寿命は日本94・2歳』、『「暴言、今も脳裏に」
(1997年の東京電力女性社員殺害事件で再審無罪が確定したネパール人の)ゴビンダ・プラサド・マイナリさん(47歳)帰国1年』、『「出世主義はハンセン病」 ローマ法王発言』(14日付、毎日夕刊)
☆『株1万2445円 円93円台 大胆緩和前に逆戻り 成長戦略失望広がる』、『川崎重工社長ら解任 三井造船と統合白紙に 社内対立で交代』、『夏の夜の彩り丁寧に 岐阜提灯づくり最盛期』、『酒気帯び 基準3倍超 道交法違反容疑 摘発の大治町長』『深夜に飲酒「早く寝るため」』、『芸能人装いメールやりとり 出会い系利用料詐取 9容疑者逮捕』(14日付、中日朝刊)
☆『名古屋35・7度』、『尾崎行雄さん死去 元東映「怪童」伝説の豪速球 68歳』、『当たり屋と「再会」女性、尾行し通報 愛知県警55歳容疑者逮捕』(14日付、毎日朝刊)

六月十三日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 昼間、熱くてたまらなかった。
 なんでも大阪・豊中市では37・9度を記録。京都などでも午前中から35度を超す猛暑日となり、正午のテレビニュースも熱中症には十分に気をつけるように、と呼びかけるほどだった。この日一日で熱中症で病院に運ばれた人は全国で百八十人に達し、30度以上は全国337地点、35度以上の猛暑日になったのは全国33地点で過去十年でも最多の記録になったという。ちなみに秋田でも33・8度を記録し、観測史上最高の暑さとなった。
 それが一転、関東地方では、きょうは一日中雨、雨…に。ここ愛知県尾張地方でも夕方になると、いっとき雷が鳴って、雨がどっと降り、恵みの雨にはなんだか救われた気持ちになった。が、彼女がびしょ濡れになって帰宅するや「なぜ、こうした時に(お店=リサイクルショップ=まで)助けに来てくれないの」と叱られ「そうか。それは悪かった」と反省したものの、既に時遅し。次に雨が降り出したら駆けつけてやらなければ―とすなおに反省している。そういえば、おふくろも気がかりだ。かといって、もはや手遅れではあるが。また畑へ行ってるさなかに雷雨を浴びたのでは、と思うと少し心配だ。でも、誰も何ひとつ言ってはきていない。だから、おそらく大丈夫に違いない。

 日本野球機構(NPB)が統一球をひそかに飛ぶボールに変更していた問題で加藤良三コミッショナーが昨日、都内で会見し「知らなかった」と言い切り、下田邦夫事務局長の独断で行われた、と示唆した発言。これでは責任転嫁も甚だしく、組織、それもプロ野球界のリーダーたる人材にふさわしいのか、と正直腹が立つ。即刻「(たとえ知らなかったことが事実だとしても)知らなかったこと自体に私の瑕疵と責任があり、辞任したい。申し訳ありません。すべて私の責任です」となぜ、言えないのか。
 選手たちはむろん、ファンの間でも不満の声が噴出するのは当然で、けさの中日運動面で栗田秀之運動部長が「あまりにばかにしている」と論評して当然である。加藤コミッショナーは一体全体、何を考えているのだ。「私は昨日(11日)まで知らなかった。知っていたら公表していた。事実を隠蔽するつもりはまったくなかった」「不祥事とは思わない」などといった発言を聞く限り、この人物は保身しか考えていないのでは―と人格までが疑われてくる。
 高級官僚というお役人育ちで周囲からチヤホヤされ、甘えの世界のなかにドップリ浸かってきたヌクヌク体質の人間だな、と思わざるを得ない。早急に責任を取ってしかるべきである。
 あす十二球団の代表に緊急に集まってもらい謝罪するというが、これとて「呼びつける」などとはとんでもない話で、本来なら自ら各球団を回って事情説明を兼ねて頭を下げるべきではないのか。あすの球団の出方も注目されるところだが、球界を混乱させた責任を取り、辞職要求を突きつけるべきだ、と思う。
 
 木曜日。多忙ながらも私の社交ダンスのレッスンは、今も続いている。
 極めよう、と心に誓ったこともあるからだ。デ、朝から市民文化会館へ。きょうは〝タンゴの裏返し〟までを学び、繰り返し、ステップを踏んだ。この調子なら、ダンスパーティーなどでも、下手なりにタンゴをこなせそうだ。行きは良いが帰りは怖いで、裏返しになってからが、どうしても狂いがちだ、ということも分かった。これを克服するためには、何度も何度も「行き」と「帰り(裏返し)」のレッスンをするしかない。

 先生がおっしゃる「裏返しの時は狙って。壁に添って…」の意味がなんとなく分かる気がする。

【きょうの一文・ことば】「揺るがぬ報道姿勢は市民の側に立って権力を監視する、マスメディアの忘れられた存在意義を体現している」=13日付中日朝刊★本社特報部に「日隅(ひずみ)特別賞」の中で。審査員・岩崎貞明メディア総研事務局長の話

【新聞テレビから】
☆『皇太子さまが晩さん会出席 マドリード王宮』、『費用2万円「私にもできる」 23歳の井戸掘り支援 名古屋の女性 カンボジアの農村で作業 15日に報告会「同世代と思い共有したい」』、『繊維のまち一宮技術を結集 コスプレ衣装 商議所来月から制作 地元出身種村さん漫画主人公』、『復興庁幹部ネット暴言 「左翼のクソ」■大臣を「虚言癖」 ツィッター』、『大治町長酒気帯び容疑 早朝、登庁時に摘発』(13日付、中日夕刊)
☆『東証急落、一時870円安 円は急騰94円半ば』、『米上院委中国非難決議案 尖閣レーダー照射「地域の緊張高めた」』、『東日本大震災 要援護6割避難所行かず 政府初調査 設備、支援が不足』(13日付、毎日夕刊)
☆『空梅雨いつまで 切実農作物生育に遅れ 活況行楽地客足伸びる』、『「飛ぶ球」隠蔽「11日まで知らなかった」 コミッショナー辞任否定』『「不祥事と思わない」 いらだつコミッショナー』『「混乱招きおわび」加藤氏の一問一答』(13日付、中日朝刊)
☆『サザエさん銅像に課税 東京都「看板と同じ」と58万円 地元商店街は困惑』、『生活保護最多213万人 昨年度「当面、増加傾向続く』、『業績悪化隠し勧誘 韓流詐欺容疑者 28人1億円被害』(13日付、毎日朝刊)

六月十二日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 新聞チェックや小説執筆の合間に、次回の大学講義を前に憲法に関する各種資料(主に改憲論議)はじめ、名古屋を舞台に米中接近のきっかけとなった〝ピンポン外交〟、婦人参政権に情熱を注いだ故市川房枝さんに関する資料などをあらためて読み返してみる。
 やることばかりが多過ぎ、気忙しい一日が過ぎていった。

 一時、本州への直撃も心配されていた台風3号だが、その後日本の南海上を北寄りに進み、今後は進路を東寄りに変え伊豆諸島・八丈島の南西海上に進む見通しだという。速度が遅くなるため雨は長引く恐れがあるが、台風そのものは勢力が弱まり十三日夜には熱帯性低気圧に変わるという。

 台風襲来にせよ、地震発生にせよ、自然の脅威の前には、人間たちはただひれ伏すしかない。そんなことを、ふと思っていたら中日新聞の本日付夕刊に【巨大噴火 地球急冷】【12度低下森林壊滅予測 気象研まとめ】の見出し。読むと「過去十万年で最大級とされる巨大な火山噴火が起きた場合、数年以内に地球の年平均気温は約一二度下がり、広い範囲でほとんどの森林が枯れるとの予測を、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)がまとめた。日本付近の気温も同様に低下し、森林は激減する。…」とある。
 また「気温低下で、年平均降水量も約八割に当たる約八〇〇ミリ減少。温帯と寒帯の森林は環境に適応できず、ほとんどが枯れる。熱帯の森林も衰退し、植物の光合成はほぼ半分に減る。一方、植物の枯死などにより温室効果ガスの二酸化炭素も増え……」とも。全くもって地球の機能が破壊されてしまうわけで、この地上の生きものたちはどうなってしまうのか。
 富士山の大噴火なぞ、人間には予測不能だけに、自然にされるがままだといっていい。

 一方で、反政府デモが続くトルコのイスタンブールでは、警官隊がデモ隊の強制排除に乗り出し、地元西部イスタンブールの知事は「中心部のタクシム広場のデモ隊が排除されて人々に解放されるまで、昼夜を問わず対応を続ける」と語り、混沌としている。
        ×        ×

 京都府京丹後市に住み、世界最高齢で「史上最も長生きした男性」と認定された木村次郎右衛門さんが本日の午前二時八分、老衰のため同市内の病院で死去した。百十六歳だった。中日新聞の夕刊報道によれば、木村さんは肺炎で入院。いったん回復したものの二、三日前から呼びかけに応じないなど意識レベルが低下していたという。
 生前のモットーは「食細くして、命永かれ」。「てんとうさまのお恵みのたまもの。毎日、空を仰いでいますから」と話し、相撲と国会中継をテレビで見るのが楽しみだったそうだ。

【きょうの一文・ことば】「ガレキの前で/ことばがないなどとは言うな/(中略)/ことばで語ることができないときは/ガレキの中を歩いて探せ/歩いてヒラヒラ舞う布切れのことばで語れ/崩れた屋根のことばで語れ」=12日付中日夕刊〈大波小波 岩手からガレキを歌う〉『ガレキのことばで語れ(詩人会議出版)』花巻在住の詩人照井良平さん

【新聞テレビから】
☆『〈NEWS23〉名画「二十四の瞳」の子らは今 人間の幸福と平和を希ふ木下恵介監督』(12日夜、CBCテレビ)
☆『116歳、木村次郎右衛門さん死去 世界最高齢 最も長生きした男性』、『北、直通電話に応じず 再開から5日で遮断 板門店』、『韓流うたい高齢者に投資話 詐欺容疑6人逮捕 愛知県警 岐阜の女性 250万円被害』、『震災後に急増ロングステイ 人気はアジアに 「地震少ない」「ビザ取りやすい」』(12日付、中日夕刊)
☆『〈特集ワイド〉平和憲法は「世界遺産」だ 古賀誠・自民党元幹事長の真意 96条改正には反対/訪中は交流のチャンネル』、『〈近時片々〉とんだ隠し球。なんじら選手は知らずに打っていればいいんだ、か。一球にかけた野球人生を笑うごとく。』(12日付、毎日夕刊)
☆『DJポリス総監賞 「事故、逮捕者出さず」雑踏警備で初 女性警官と2人』、『プロ野球機構 飛ぶ球に変更認める 統一球 反発力を修正』『隠したのは問題 中日の高木守道監督』『「開幕から違和感」証明 統一球変更 隠蔽体質募る不安 選手会「出来高契約に影響』『中日投手陣に大きな混乱 鹿島忠さんに聞く 経験浅いほど修正に苦労』、『愛知訪問業者再逮捕へ 「シロアリ対策』高齢者だました疑い 床下一面不要な乾燥剤』(12日付、中日朝刊)
☆『南北会談中止 首席代表人選折り合わず』、『トルコ 警官隊とデモ衝突 イスタンブール中心部』、『上村会長一転続投 「全柔連改革をやり切る」』(12日付、毎日朝刊)

六月十一日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 訳あって、かつて新聞社の大垣支局長時代に住んだことのある大垣の地へ。
 江南名物の大口屋のお菓子〈武功夜話〉を手に携え、乗り込んだ。乗り込むと言うと、どこか仰々しいが、かつてはもちろん今も大変、お世話になっている〝順ちゃん〟=学校法人平野学園、大垣文化総合専門学校、キートスガーデン幼稚園・保育園の理事長、平野順一さま=と、久しぶりに食事を共に近況を語り合ってきたということ、だ。

 いつも思う。記者の現役時代は旅ガラス同然であちこち転勤して回ったものだが、この大垣の地は、どこか品格というか、町の気高さのような、そんなものを感じるのである。水都と言われるだけあって、あちこちで自噴水が湧き出ているばかりか、芭蕉むすびの地にふさわしい「何か」があるのである。
        ×        ×

 私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の~「泣く」をテーマとした同人からのテーマエッセイのうち提稿の遅れていた一編=山の杜伊吹/エネルギー注入=が届き、昨夜からきょうにかけ合間を縫って公開のための編集処理を行い、きょうの午後、業者の協力もあり公開に辿りついた。これで、まだ作品が届かない一人を残し、全員のテーマエッセイが出そろい、ホッとしている。

 きょう気に入った記事は中日新聞朝刊の〈雨の散策 徳川流 和傘貸し出し〉か。貸し出しを前に、天日干しされる色とりどりの和傘を〝ちなみ写真〟としてつかい、なんとも風情ある内容。書き出しの枕詞も「雨にぬれる日本庭園で、和傘を差して散策はいかが―」と風流で心憎い。
 毎日新聞の朝刊も負けまい、と〈名古屋扇子製作ピーク〉の見出しに写真付で夏本番を前に、名古屋市西区の業者宅で名古屋扇子の製作が最盛期を迎えている、と伝えている。このふたつの記事を見ながら、私はなぜか今年も知らない間に夏が目の前に近づいてきたナ、と実感した。

 夜。自宅で夕食がてら、ホッと一息ついて何げなしに見たのがNHK総合テレビのクローズアップ現代だった。最近、急激な速度で普及しつつある擬音語、オノマトペに関しての特集でタイトルは【〝オノマトペ〟大増殖 不思議な力とは?】というものだった。
 ふにゅふにゅ、むにゃむにゃ、ガシガシ、モタモタ、ゴツゴツ、ぴちょぴちょ、ふわふわ、トゲトゲ、ウロウロ、キンキン、もふもふ、ふんわり、スルスル、つるつる、びゅ~ん、ポンピュン、スパスパ…など。5000語を超すオノマトペが意思の疎通を図る会話はむろん、スポーツ界や医学会はじめ、ロボットの新製品開発など各分野で大いに役立っている―との内容には、私自身耳を傾けながら「なるほど」と納得したものである。
 「でも、あいまい表現とも言える〝オノマトペ〟ばかりを使っていたのでは、はっきりした正しい言葉が劣化してしまうのでは」との女性キャスターの問いかけに、ゲスト出演していた小野正弘明治大学教授が「文化的なものと庶民的なものの融合が図られたらいい、すなわち、情感と論理が均等なら、それはそれで良い」と的確に語っていたのが印象に残った。なかなか興味深い内容だった。
 一度、オノマトペを駆使した小説でも書いてみると面白い気がする。

【きょうの一文・ことば】私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します。=11日付中日夕刊〈寅さんのことば〉『男はつらいよ』各作から

【新聞テレビから】
☆『(在原)業平ゆかりの高島マキノ かやぶき8棟全焼 点在、火の粉で延焼』『百人一首「ちはやぶる」の竜田川 渇水 鎮火まで10時間』、『平和と情熱子の心に 児童文学のライキョウさん=月刊誌「コボたち」編集室長、故鈴木頼恭さん=追悼 岐阜の仲間が文集』、『名駅摩天楼 新時代へ』『195メートル日本郵便がビル起工』『15年、3棟完成で活気』、『タイ、マレーシアビザ免除』『比、ベトナム「数次」認める 政府、今夏から』(11日付、中日夕刊)
☆『「貝の声」で赤潮情報 ミキモト三重県HPで公開 英虞湾「タスケテー」携帯メールも』、『ソチ五輪聖火 宇宙リレー 今秋若田さんらと出発』、『田んぼアートに南吉 安城』(11日付、毎日夕刊)
☆『米サンフランシスコ市 橋下市訪問を拒絶 先月通告』、『「先輩記者からのたより」 司馬さん直筆原稿 西本願寺の記者クラブに 細かく推敲■「きたない文字ですみません」メモも』、『トルコ首相「我慢にも限度」 反政府デモ強くけん制』、『洪水 中欧の街襲う 4カ国で18人死亡』(11日付、中日朝刊)
☆『脱法ハーブ吸引死亡事故 会社役員に懲役11年 名地裁判決「運転困難と認識」』『裁判員「厳罰化を」』、『手錠なくし同僚の手錠盗む 容疑の巡査長を書類送検、懲戒 山口県警』、『日本人ら制作 トニー賞 ミュージカル作品賞 川名康浩さん』(11日付、毎日朝刊)

六月十日
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 きょうは〝朝刊(あさかん)〟が来ない。休刊日だ。
 ということは、新聞報道に携わる新聞記者やお店(新聞販売店)にとっては、きのうが実質の新聞休刊日である。きょうは、夕刊が配られるので各セクションとも、朝からそれなりに忙しいはずだ。いずれにせよ、その新聞が手元にない、ということはナンダカ、からだの機能がどこかマヒしたような気がするから、不思議だ。

 私は、このところ一週間に一度、大学での講義をしているが最初の講義の冒頭、約四十人の学生を前に「このなかで新聞を読んでいる人、手をあげてください」と挙手を求めてみた。そしたら、手を挙げた学生はナント七、八人。ぱらぱらと居ただけで、新聞離れがいかに進んでいるかを実感した。「新聞なんて、なくったって生きてゆけるのだ」と自らに言い聞かせつつも、どこか合点がいかない。

 次に「それでは情報手段は、いつも何に頼っていますか」の問いかけには「テレビ」と「スマートホン」が圧倒的に多く、新聞を読んでいる学生の多くも「テレビと共用ですが、テレビが中心です」との答えが目立ち、新聞を読んでいる学生の大半が地方版や軟派(社会面)ではなく、「一面を読んでいる」ことを知り、分からぬでもないがア然としたのだった。

 それでも中日新聞を手に、配られる先々によって異なる紙面(版別制)の内容はじめ、それぞれの地方版の効用、文化面や生活面、放送芸能面、さらには政治、経済、外報、運動面、さらには特集企画、サンデー版の大切さ、号外のありがたさにまで触れると、学生の大半が「きょうの講義を聴き、新聞が面白そうに思えてきたので、これからはしっかりと読むようにしたい」との感想文を提出してくれ、嬉しくもあった。
 ここで私が言いたいことは、活字媒体である新聞は一見、このところの情報手段の氾濫でスマートフォンとかテレビ、その他、ツィッターなどもろもろの手段に太刀打ちできなくなってきている―ように見えるが実はそうではなく、人間にとって永遠不滅の媒体だ、ということだ。

 その新聞だが、中日新聞夕刊で好評連載中の【この道】が、きょうからこれまでの小椋佳さんから作家落合恵子さんに変わり、文化面では【寅さんのことば 風の吹くまま気の向くまま 佐藤利明】が始まった。いずれも味わい深い連載企画記事になりそうである。このところの夕刊、特に中日新聞は非常に読みごたえがある。その夕刊を一部やめた新聞社があるとは、あきれたものだ。本来あるべき報道の姿勢に徹していないのではないか。
 新聞という生きものは、朝、夕刊とあってこそ、初めて新聞たる所以がある。

【きょうの一文・ことば】俺には、むずかしいことはよく分からねえけどね、あんたが幸せになってくれりゃいいと思ってるよ。=10日付中日夕刊文化欄〈寅さんのことば 1〉第16作『男はつらいよ 葛飾立志篇』から

【新聞テレビから】
☆『〈大波小波〉林芙美子の終の棲家』、『GDP(国内総生産)上方修正 年4・1%増 1~3月改定設備投資が改善』『東証一時500円高』、『習氏、TPP情報要請 オバマ氏、尖閣対話促す 米中首脳会談』、『17歳寺本初V NHK杯体操女子』、『なだいなださん死去 作家・医師、「老人党宣言」83歳』(10日付、中日夕刊)
☆『リヤカーと地球一周4万㌔ 上海にゴール 鳥取の吉田さん=吉田正仁さん(32)= 4年半かけ踏破』、『米中尖閣巡り平行線 北朝鮮非核化「共通の目標」』『南北12、13日再会談 「高位級、ソウルで」合意』、『〈陸上 日本選手権〉室伏 貫禄19連覇』
『肉体の衰え練習の質でカバー』、『体操NHK杯 内村V5 寺本初優勝』、『北の湖理事長土俵入り 両国国技館 還暦で赤い綱締め』(10日付、毎日夕刊)

六月九日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 大学の授業の準備に始まって、各取材資料の収集整理、執筆、新聞チェック、横笛練習…など。あれやこれや、と相も変わらずやらねばならないことに追い立てられている。

 日曜日。と思いきや、いつものように誰かサンの運転手を仰せつかって出向いた先はアピタ江南店内の刃物売り場。彼女の行き先は、岐阜県関市から訪れている包丁の研ぎ師さんのところで、三丁を見せ「研いでほしい」ときた。
 「三本とも耐用年数を超え、研ぐには古すぎます。ご要望にそえるかどうか。それに、どうしても料金が高くつきますよ」の応対にも「それでも、構いません。ぜひ、研いでほしいのです。年月が経ち過ぎて限界がきていることなぞ、十分わかっています。承知の上です」。
 傍らで私が「だったら、三丁とも破棄して新しく買い替えたらどうか。ここには、切れ味の鋭そうな包丁が一杯、並んでいる」と言うと「買わなくていいの。研いでほしいの。三丁とも一番馴染んでいるのだから。口出しはしないで」の返事。
 というわけで、結局のところ三本とも研いで頂くことになった。

 彼女の話によると、この三本。昭和四十七年秋に三重県志摩半島の阿児で地方記者生活をしていた私のもとに飛び込んできた時からのものだ、とのこと。身ひとつで来たはずが、包丁も一緒に持参してきていた、とは。最近になり知った。
 彼女に言わせれば、私と一緒になる前に調理師資格を取得した記念に自ら購入したお気に入りの三本で、なかでも牛刀は宝同然にこれまで使ってきたという。その後に岐阜などあちらこちら、私の転任地で買った包丁もある、とのことだがこれら三本が一番気に入っているとのこと。
 とはいえ、研ぎ師によれば、年月の経過に従いこれら三本はどうしても摩耗が激しく、刀そのものの大きさも小さくなって今では【研ぐこと】さえが非常に難しい、とのこと。私は「でも、こいつがこの三本が良い、というので。やってみてください。無理を言ってすみません」と頭を下げ、希望を聞いて頂いた。
 お詫びを言いながら、なんだか自分たちも包丁と同じように体力が低下しそのうち〈使用不可〉になって消えてゆくのだろうな、とふと不思議な気持ちにかられた。「おまえが死んだら、包丁を棺に入れてやるから。その代わり、俺が死ぬ時は、その包丁でグサリと、ひと思いに俺を突き刺してくれないか」と私。

 包丁ドタバタ劇のその足で先日、満九十三歳になった母の所へ。
 母は私たちを待ちかねていたようで「けさ、とってきたばかりだから」という丸々と育った茄子と玉葱を私たちにくれると「お母ちゃん。これから、また畑へ出かけてくる」の言葉には驚かされた。止めたところで言うことを聞くはずもないので、そのまま帰ったが「先日(七日)の雷の時は畑にいて大変だった。やっとの思いで、自転車を漕いでウチまで辿り着いたが、全身に雷雨を浴びてずぶ濡れになり、着ているモノがからだに張り付いてしまって……やっとこせ脱いでお風呂に入った」の言葉には肝をひやした。あの日は一日名古屋だったので。こちらにいたら、当然心配して家はむろんのこと、畑まで見回ったはずなのに…。
 それにしても、わが家の女どもは皆、向こう見ずな危険極まる人種ばかりである。
        ×        ×

 きょうは全国的に気温が上昇し、北海道の東川町では平年より9度高い30・3度を記録するなど各地で真夏日となり札幌、仙台で熱中症が相次いだ。一方で日本の南、フィリピン東の海上では台風3号が発生、十二日以降に西日本を直撃する心配も出てきている。

 「サポーターの皆さん、どうか交通ルールを守って下さい。皆さんは〝12番目の選手〟です。WBC日本代表のようにサポーターの皆さんのチームワークを見せてください」などといった新宿スクランブル交差点でサポーターの熱狂をソフトに誘導した〝DJポリス〟の話術がマスコミで取り上げられ話題となっている。どうやら、警視庁の機動隊広報に所属するこのお巡りさんに警視庁総監賞が与えられそうだ。

【きょうの一文・ことば】チームワークは生まれもっているものの、〝個〟は磨かない限り世界には通じない=9日夜東海テレビ〈Mr.サンデー〉PKを蹴るまでの84秒 本田が物議かもす理由の中で。本田圭佑選手 

【新聞テレビから】
☆『〈参院選岐路〉戦争放棄託す一票 少年ら2068人犠牲「熱田空襲」から68年 同級生弔い続ける83歳 平和な青春次世代へ』、『〈式年遷宮〉神宮育ちヒノキお迎え JR伊勢市駅前に鳥居』、『(岩手県陸前高田市の)奇跡の一本松 同じ立ち姿 復活』、『コンビナート野鳥の聖地に 四日市準絶滅危惧種も 味の素東海事業所「公害」60年代から緑地化』、『皇太子ご夫妻結婚20年』、『北朝鮮情勢や領有問題議論 米中首脳会談2日目』
☆『米中「対等」巡り攻防 異例の会議、権益譲らず』、『熱き1票 7万人興奮』『指原さん初V AKB48選抜総選挙』(9日付、毎日朝刊)

六月八日
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 昨日、名市大での私の講義、問題認識特別講座でのゲスト講師として、大正琴の実演授業に一役買ってくださった琴伝流大正琴大師範で弦洲会の会主でもある倉知弦洲さん=ウエブ文学同人誌「熱砂」同人で詩人の牧すすむさん=から「ガミちゃん、ちょっとこれ。ガミちゃん用に持ってきたから。読んどいて」と手渡されたのが、広報いぬやまの6/1(№1163)号。

 写真は、広報6/1日号=左側=と、週刊新潮の5月2・9日特大号の中の【業界の女神たち 6月本格デビュー!木曽川初の女鵜飼 稲山琴美】さん
 

 きょうになって、あらためてこの広報1面トップニュースを見ていたら、〈人が輝き 地域と活きる 〝わ〟のまち 犬山〉の活字とともに【犬山が大好きだから… がんばります】の活字が飛び込んできた。犬山市は私が住む江南市の、少し北寄りに位置し木曽川を挟んで岐阜県と接する町でウ飼いと国宝犬山城で知られることは、知る人ぞ知る。

 それはそうと。「がんばります」って。何のこと? とばかり読み進めると、こんな記事が目に止まったのである。
 6月は「新緑」、「衣替え」の季節―。まさに心うきうきし、フレッシュな活躍が期待される月。こんな6月から、東海地方初の女性鵜匠としてデビューし、8羽の鵜と「幽玄の世界」を披露する稲山琴美さん(24歳)。一方、観光犬山を再び演歌で応援しようと、都はるみが歌う「恋の犬山」の復活に意気込む作曲家・牧すすむさん(68歳)、犬山出身の吉本芸人でお笑いの世界に新風を吹き込もうとがんばる鈴木慎之さん(29歳)……。以上、3人の活躍を紹介します。共通するのは「犬山が大好きだから」―。
 というわけ。 

 記事はこれだけに留まらず、お役所の広報としては珍しく2、3面を見開きカラー紙面として【「恋の犬山」の復活を】【女性鵜匠の一人立ち】【犬山出身の吉本芸人】と赤地に黄抜きの見出しが躍り、【鵜、演歌、お笑いで】の中見出しに〈観光犬山を盛り上げよう〉〈名駅やリングの上でPR〉〈ライブに出演 ファンに夢を〉と、まさに迫力満点の紙面展開である。

 このうち牧さん作曲の「恋の犬山」はナント、38年前の昭和50年、市内に住んでいた東公彦さんが作詞し東さんから「なんとか歌に」と依頼された牧すすむさんが作曲したもので歌い手を歌謡界の第一人者、都はるみさんに頼んでレコードに吹き込んだという。当時、レコード発表会を兼ねた「都はるみショー」が犬山市体育館で開かれ、市から牧さんと東さんに感謝状が贈られ当初発売された1000枚のレコードも完売、さらに5000枚がコロンビアレコードから全国発売されたいきさつがある。
 しかし、その後は年月の経過と歌謡曲そのものの風化とともにせっかくのご当地ソングも一時は忘れ去られる運命に。最近になって、昭和への良きものを見直そうという市民運動の高まりのなか、地元犬山市本町通りの愛知北エフエム放送局と昭和横丁で「恋の犬山」を流したところ、観光客を中心に大好評に。「恋の犬山」復活の兆しがみえてきた、というのだ。
 犬山市観光協会や商工会議所でも「この歌が〝観光犬山〟の発展につながるなら」と支援する姿勢を打ち出しているだけに、「〈恋の犬山〉の歌の復活がこのところ女性鵜匠の登場などで観光客が増えつつある犬山再興の起爆剤になれば」との声が上がってきている。

 皆さん! 何はともあれ、まずはユーチューブでも何でも良いので「恋の犬山」を聞いてみてください。私自身もきょう、何度も何度も聞いてみました。聞けば聞くほど、昭和の風情を残した、味わい深い歌だな、と実感しました。
 「恋の犬山」の歌詞は次の通り(3番まで)
 ♪古い家並み 尾を引く影が/思い出させる あの夜の恋を/何も言えずに 何も言えずに/別れたことを せめるかのよに/かがり火 燃える/あぁ~、犬山 恋の犬山
 ♪青くこけむす 白帝城の/岩にこぼした あの日の涙/さがしもとめて さがしもとめて/たたずむ肩を なぜに小雨が冷たくぬらす/あぁ~、犬山 恋の犬山
 ♪忘れなければ いけない人と/捨てる面影 川面がひろう/木曽にゆれてる 木曽にゆれてる/夕暮れ富士も 女心の未練を誘う/あぁ~、犬山 恋の犬山
 
 私はこの歌を唄いながら、なぜか最近、私が上梓したばかりの連作小説集「マンサニージョの恋」のヒロイン、風美久世らの顔が目の前にだぶって重なり、心のなかに投影されてくるのを感じていた。

【きょうの一文・ことば】「どんな人でも お腹が満腹になれば 争いは少なくなる」には、にっこりします。=8日付中日新聞朝刊、〈編集局デスク〉から

【新聞テレビから】
☆『改憲反対ぶれない共産党 作家・僧侶 瀬戸内寂聴さん』(しんぶん赤旗日曜版2013年6月9日付)
☆『米中首脳会談 「新たな関係構築」 サイバー攻撃めぐり協議』、『あす板門店で南北実務協議 北朝鮮応じる』、『吉原遊郭最後の芸者を映画に 江戸文化研究者 安原(眞琴)さんが製作 みな子姐さん生涯に密着』、『終戦直前遊び心発揮 少年手塚幻の戦記物 動物の兵隊躍動』『神様の原点 アニメの感動漫画に』(8日付、中日夕刊)
☆『円。急騰後反落97円台 米雇用統計の評価揺れ NY株200ドル高』、『秋葉原事件5年 交差点に花と祈り』『池田小事件12年 児童らが追悼式』『風化させぬ取り組みを (秋葉原の)加藤被告モデル映画製作の監督』、『愛知県交通事故死者100人に』(8日付、毎日夕刊)
☆『名駅ビル激しい雷 尾張北部など停電』、『〈編集局デスク〉生きている言葉(編集局次長 臼田信行)』、『米原発2基廃炉へ 蒸気発生器 三菱重製に不具合』『日本の技術輸出懸念も』、『救急に対応24時間医師常駐 精神疾患ケア新病棟 藤田保健衛生大』、『〈通風筒〉◇…米大リーグのイチロー選手の父で、「チチロー」の愛称で親しまれる鈴木宣之さん(70)=愛知県豊山町=らが愛知の地酒を使った日本酒「一龍チチローラベルをつくった』(8日付、中日朝刊)
☆『2カ月ぶり円高水準 緩和マネー「逆流」』『米動向に不安増幅』『NY一時94円台』、『御園座支援断る 愛知県・名古屋市「税金投入は困難」』(8日付、毎日朝刊)

六月七日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 未明からわずかの間に2円以上の円高、ドル安が現実に。ここにきて為替市場は大荒れの展開だ。アベノミクス効果は息切れ状態で円高株安の事態となっている。効果は長くは続かず、市場には失望感が広まってきているのか。それでも安倍首相曰く「日本経済は着実によくなってきている。この道しかない」と―。
        ×        ×

 きょうは、本当にいろいろあった。というよりは、あれやこれやとドタバタ劇さながらに振り回される一日に。これ、全て身から出た錆びと思うほかない。
 その1。名市大の問題認識特別講座。例によって九時からの一時限目で今回は「名古屋生まれの文化」に焦点をあて、九時半から大須で生まれ育ち100年の歴史を刻む大正琴演奏を学生に聞いてもらおう―と準備したはいいが、演奏と解説を頼んだ琴伝流大正琴大師範で弦洲会の会主、倉知弦洲さんと長男で次席の崇さんがなかなかキャンパス内に現れない。
 どうやら大学の入り口が分からなかったらしく、周囲をぐるぐる回るはめに。やきもきしたが、「昭和税務署を南に」などと電話でやりとりして車を誘導、なんとかキャンパス内の学生会館に滑り込みセーフといった按配で、まずここでヒヤリ。

 担当の山田教授はじめ女子職員ら大学スタッフをハラハラさせてしまったばかりか、多忙な中、取材にきてくれた中日新聞社会部記者を待たせるなど、申し訳ないことをした。これ全て私の責任である。山の畑キャンパスへの道のりは大丈夫かどうか、を私が前もって倉知大師範に少しくどくても念のため確かめておくべきだった―と反省している。それでも、学生の大半が生の大正琴は見るのも聞くのも初めてで「とても良かった」と喜んでくれ、ホッとした。
 私としては東日本大震災から立ち直りつつある被災者への思いを込め、〈「明日へ」復興支援ソング「花は咲く」〉の歌詞を教務の女性スタッフに事前に用意してもらい、全学生に渡していただけに倉知会主と崇さんの奏でる大正琴の音とともに歌ってほしかったのだが。皆、声を出すのは恥ずかしかったとみえ、つぶやくように歌詞を追うだけの学生たちには少しばかり不満だった。でも、これとて私のもっていき方次第では、みんな声をあげ歌ってくれたかも知れないと思うと残念な気もした。小学生ならば、みな素直に歌ってくれたにちがいないのだが。学生は、みな大人である。
 とはいえ、歌詞は受講生全員に渡っているだけに、今後機会があれば、みんなそれぞれにあらためて「花は咲く」を口づさんで東日本への思いを深めてくれるだろう、と期待している。

 名市大の授業を終えた私は市内で倉知さん親子とお茶をのみ金山で別れ、その足で地下鉄で今池へ。久しぶりに某出版社を訪れ、スタッフとしばらく雑談したあと池下のルブラ王山へ。十六日に迫った第28回中部ペンクラブ総会の役員による最終打ち合わせ会のためで、ここでも大先輩の女性理事各氏に、「出欠席の返事のない方がいらっしゃる。どうなっているのよ」などと、あれやこれやと事業企画運営委員長としての私に対するありがたくも手厳しい指摘をされ、たじたじに。元来こまごましたことがやりなれず、大の苦手なだけに、頭はすっかりパンク状態に。
 かてて加えて、そのさなかに電話が鳴って、ドラゴンズファンクラブの熱心な会員仲間から「ファンクラブ会員を代表する〝お母さん〟が足を折られて入院されました」といった連絡まで入り、さすがに意気消沈。さて、どうして良いものか。一日も早い回復を願うほかは何もない。午後には、いっとき狂ったような雷にまで見舞われ、疲れもあってか、帰宅後はしばらく横たわり全てを忘れようとしてみた。

 それでも本欄だけは、書いておかなければ―と、途中気を取り直してこうしてペンを進めている次第。おかげで、ここ数日間、興に乗ってきていた新作執筆もきょうだけは途絶えざるを得ない。いまは(翌日の)午前一時半過ぎ。私にとっては、まだまだ宵の口だが、さすがに全身が疲労感で萎え、頭も痛くて気が滅入りそうだ。

【きょうの一文・ことば】(安倍首相の成長戦略に対する市場の失望感につき)来週以降、調整局面に入るのか。下落が留まらないのか。……安倍さんは誤算かもしれない。=7日夜CBCテレビ、NEWS23で。政治思想家で作家の姜尚中さん。

【新聞テレビから】
☆『北朝鮮 南北実務接触を提案 開城で9日 直通電話きょう再開』、『政令市トップ返上へ 名古屋市「給与」の策 3月まで実質1~3%削減』、『日仏原発輸出を促進 首脳一致 核燃サイクルも』、『〈東海の文学風土記〉愛知県田原市㊤ みんぺーさん=杉浦明平さん=生誕100年 三田村博史21』、『プーチン大統領30年目の破局 ロシアTVで離婚表明』(7日付、中日夕刊)
☆『円急伸一時95円台 米雇用懸念ドル売り』『東証続落1万2700円台』(7日付、毎日夕刊)
☆『麦秋輝く大地 西三河で収穫期』、『NY円一時95円台』、『名大病院全国初 皮膚の難病 検査可能に 遺伝子変異を特定』、『知事 車上荒らし被害 安城の自宅 運転席ガラス破損』、『四日市の裁断一万円札 持ち主なお不明 4人届け出も決め手欠く』(7日付、中日朝刊)
☆『南北対話再開で一致 北朝鮮提案 韓国「閣僚級」提示』、『男性刺殺、妻の同僚逮捕 茨城 容疑者交際迫り「邪魔」』(7日付、毎日朝刊)

六月六日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 「お稽古ごとや習いごとは、六歳の六月六日から始めると上達がはやくて良いのだってよ」と舞。へえ~ぇ、と私。「そういえば、きょうは梅の日。古来お中元の先がけは六月六日の梅の日から、と言われるが関係あるのかな」との私の問いには「あんまりないのでは」と彼女。

 それはそうと、朝鮮中央通信が伝えたところによると、北朝鮮は六日の報道官特別談話で操業が停止している開城(ケソン)工業団地の正常化と観光が中断している金剛山観光再開のための南北会談を提案したという。これに対して韓国側はソウル市内での十二日の局長級会談はどうかーと返答。北朝鮮が、これに応じて再開が実現すれば、途絶えている板門店の直通電話も再開するだけに、ひと筋、平和の光が見えてきた気がしないでもない。喜ばしいことだ。

 中日の朝刊に「千種の民家 3000万円盗難 クロゼット内から」の記事を読み、驚いた。なんでも被害に遭った六十六歳の無職女性は将来への貯蓄として、二階寝室のクローゼット内に置いておいた現金3000万円がなくなっているのを帰宅して見つけたという。愛知県警千種署によると、勝手口が無施錠で玄関や窓の鍵は壊されていなかったが室内は荒らされており、窃盗事件として調べているという。
 それにしても、この地方の女性たちはよくそんな大金や貴金属を置いたまま自宅を留守にしたものだな、とつくづく思う。そう思って読み進めると、ナント。名古屋市内では五月三十日に東区の民家から千八百万円相当の貴金属が、翌三十一日にも東区の別の民家で二千八百万円相当の貴金属が盗まれる事件が相次いでいる。
 尾張の女性は常時、大金や宝石を家の中に置いたまま外出しているのか。なんともはや、名古屋ならでは、の盗難事件といってよい。もしかしたら、わが家にも大金や宝石類が隠されているかもしれない。そうだったら、いいのに。おそらく何もないだろう。

 けさの朝日新聞軟派トップに次のような見出しが躍っていた。
『「名古屋に地震雲」 ツイート拡散 これって、前触れ?』。
 記事を読むと「名古屋上空に『地震雲』が出現 警戒を!」の書き出しで以下のように続いていた。
―そんな情報が先日、簡易投稿サイト「ツィッター」上で一気に拡散し、大手検索サイトでも検索数が急増した。地震の予兆とされる地震雲は、まったく科学的な根拠が無いとされる。それなのになぜ、急激に広がったのだろう。……(6日付、朝日朝刊)

 なんでも、この記事をよく読むと〝地震雲騒ぎ〟があったのは5月20日夕方からで午後11時を過ぎると収束に向かったという。気象庁が何も発表してないのにツィッター騒ぎが起き間もなくすると「気象庁によると、この1週間は警戒が必要とのことです」というウソの情報までが添えられたという。地震雲には放射状、渦巻状、直線状…とあるらしいが、その日は名古屋の大須上空に見られた〝波状雲〟の写真までが投稿サイトに登場したそうだ。
 そして。この記事、記者仲間で言う一種のあおり記事と言えなくもない。社会の不安を必要以上に高めることにならなければ良いのだが。
        ×        ×

 日本維新の会の橋下徹代表(大阪市長)がきょう午前、首相官邸で安倍晋三首相、菅義偉官房長官と会談し、米軍普天間飛行場に配備されたオスプレイの訓練の一部を八尾空港で受け入れる意向を伝えたという。
 八尾空港は市街地にあり、オスプレイの訓練に対しては田中誠太市長はじめ市民の大半が反対を表明しているのに、この男は自分のことしか考えていない。テレビ画面で見る顔は、日に日に悪くなってきている。田中市長にひと言も話すことなく、政府と米国に擦り寄ろうとするとは。浅ましい。嘆かわしい限りである。
 首相も官房長官も、こんな若僧の話は門前払いを食わせればよいのに。こちらも米国とのしがらみがあり「八尾でのオスプレイ訓練」は歓迎のようだが…。逆の視点からいえば、あらためてこの橋下なるニンゲンの程度の低さを露呈させただけに、これはこれでいいのかもしれない。どこまで民意を忘れた自分本位の猿芝居とゴリ押し、パフォーマンスをすれば気がすむのか。このままだと人間のクズだと言われかねない。これでは大阪市民がかわいそうだ。
 橋下代表は、もはや完全に死に体だ。

【きょうの一文・ことば】「月給を上げるのではなく、月給が上がるような経済成長を実現する」と池田=国民所得の所得倍増計画を7年で実現させた池田勇人元首相=は折々に繰り返したという。=6日付毎日朝刊〈余録〉より

【新聞テレビから】
☆『〈クローズアップ現代〉日本の機密が盗まれる 急増サイバー攻撃』6日夜、NHK総合)
☆『〈式年遷宮〉で えぇじゃないか 8日、伊勢内宮前で 行脚隊 今年は600人「集大成」 発祥の豊橋商議所青年部恒例』、『見て食べてひんやり 大垣「水まんじゅう」』、『幼稚園児 第3子から無償了承 与党会議、第2子は半額』(6日付、中日夕刊)
☆『トルコ 自由求める若者 デモ発端の広場になお1000人』、『東証、一時1万3000円割れ 不安定な値動き』『NY株は続落 1万5000ドル割れ 1カ月ぶり』、『センター試験見直し検討 高校在学中「到達テスト」教育再生会議』(6日付、毎日夕刊)
☆『授業は吉本新喜劇 滋賀大生「お笑い」特訓中 8日に前座公演 単位も認定「企業戦略学んで」』、『成長戦略第3弾 企業重視3%成長目標 失業者5年で2割減』、『無病息災願う灯火 熱田まつり』、『大府南中教諭を逮捕 大府中侵入、落書き容疑』、『長門勇さん死去 「三匹の侍」人間味で個性 81歳』(6日付、中日朝刊)
☆『出生率1.41回復 16年ぶり水準 30代以上上昇 出生数は減少』、『市場は失望 東証518円安』、『三重県 人件費53億円削減 今年度 労組は受け入れへ』、『〈脱法ハウス〉6階建てビルに116室 業者「倉庫だ」』『1・6畳「住所ОK 記者が契約、滞在』『何年も住んでる人いる』(6日付、毎日朝刊)

六月五日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 先月二十八日に梅雨入りしたはず=気象庁はこの日に近畿、東海地方が例年より11日早く梅雨に入ったもよう、と発表=なのに、このところの好天続きに首を傾げている人も多いに違いない。気象庁に言わせれば、先に発表した梅雨入りの時期は「速報値」と呼ばれ、とりあえずの判断だとか。毎年、夏の終わりに再検討し修正することもあると何だか言い訳じみている。 
 今回の梅雨入りがこのまま確定すれば、一九五一年の統計開始以来、五番目の早さとなるが、一般市民は正直なもので、夕刊報道によれば、気象庁のお天気相談所には「梅雨入りは間違いだったのでは」との問い合わせが相次いでいるという。これに対して「季節は間違いなく進行しており、間違っていたかどうかは今の段階では分からない」とは気象庁の担当者。苦しい答弁に終始している。私に言わせれば発表の段階から【梅雨に入ったもよう】などと煮え切らない〝もよう表現〟で卑怯な気がする。
 梅雨に入った、と判断したなら「入りました」と素直に発表して、その後に誤りと気付いたら「間違っていました。お詫びします」でよいではないか。その方が微笑ましくもあり、分かりやすい。その時々の情報を的確に流してくれさえしたら、皆満足すると思う。

 なんでも「ことしは世界的に偏西風の流れが弱く同じ場所にいつまでもあり、このため日本の場合は梅雨前線が沖縄方面に逆戻りしてしまい一カ所で同じ気候が長く続く異常な現象が続いている」ようだ。山梨、四国で田植えが出来ないほどの水不足が続いているかと思えば、チェコスロヴァキアやドイツでは記録的な大雨に。インドでは日中45度を超える猛暑が続いているという。

 話は変わって反政府デモに揺れ続けるトルコ。
 この国で、今度はデモにからんで機動隊員が赤いドレスを着た女性に向け催涙ガスを噴射している写真が短文投稿サイトなどで拡大。治安当局による過剰な弾圧だ、として市民からの批判が集まっている。本日付の中日新聞夕刊も【トルコ ドレス女性に催涙ガス噴射】の見出しで現場の写真入りで報じており、ネックレスをつけ白いバッグを肩からかけていたよそ行きの無防備ないでたちの女性に対してガスマスク着用の機動隊員が催涙ガスを噴射する―など、笑うに笑えない、とても信じられない痛恨極まる話だ。
 どうして、こうしたつまらない行動に出るのか。そこが分からない。私自身、イスラム圏での西欧化現象は〝世界がひとつ〟になる良いきっかけだと思うのだが……。弾圧そのもののデモ規制はよくない。時代が後戻りしていく気がする。

【きょうの一文・ことば】小説の現状、小説の未来に関して、私はけっこう楽観的である。本に関して、数を問題にしてもはじまらない。いるのは一人の読者だけだからだ。一回一回そのたびに、ただ一人の読者がいるだけだ。小説だけが持つ不思議な力もそれで説明がつく。だから小説という形態は、いつまでも死なないと私は思う。すべての小説は作者と読者との平等な合作である。それは世界で唯一、二人のまったく知らない同士が、何の邪魔も入らぬ親密さで出会うことができる場所だ。……=昨日の4日付毎日夕刊〈新世界文学ナビ北米編 作家本人から〉で、ポール・オースター

【新聞テレビから】
☆『〈歴史秘話ヒストリア〉伊勢神宮式年遷宮の秘話』(5日夜、NHK総合)『100分de名著・(トルストイの)戦争と平和』(5日夜、NHKEテレ)
☆『年収800万円恒久化諮問 名古屋河村市長「実現が民意」』、『W杯決定の夜渋谷交差点 皆さんは12番目の選手お帰りを 警官ら気の利いた誘導』(5日付、中日夕刊)
☆『MERS中東呼吸器症候群 猛威警戒』『長い潜伏期間帰国後発症の恐れ 水際対策は困難』、『(パリ・ルーブル美術館の)「モナリザ」にLED照明導入』、『オスプレイ「大阪で訓練」地元猛反発 八尾空港 米軍使用の対象外』(5日付、毎日夕刊)
☆『シリーズ「日米同盟と原発」第9回「漂流する核のごみ』『琵琶湖越え50キロの帯 福井原発事故で 滋賀県、SPEEDI予測図公表』(5日付、中日朝刊)
☆『日本W杯決定 14年ブラジルへ 5大会連続 オーストラリアと1―1 本田の度胸 暗雲払った』(5日付、毎日朝刊)

六月四日
 伊神権太の連作長編小説「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 夜。サッカー日本代表が埼玉スタジアムでオーストラリア代表とのワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア最終予選に臨み、1―1の引き分けで5大会連続5度目のW杯出場を決めた。この試合、前半戦は0対0で後半、オーストラリアに1点を先行されたものの、本田圭佑のPKがゴールど真ん中を直撃し引き分け、ワールドカップへの出場を決めた。

 それにしても東京・国立競技場でのパブリックビューイングはじめ、全国各地のスポーツバー、札幌のススキノ……と日本中が大いに盛り上がっただけに、引き分けでW杯出場が決まり、本当によかった。テレビによれば、渋谷のスクランブル交差点には歓喜に酔った人々があふれ出て大変な騒ぎだという。それにしてもサッカーは何故、これほどにまで盛り上がるのか。
 舞曰く「サッカー、すなわち、ほかのスポーツと違って若者の象徴なのだから」と。だったらプロ野球は、と聞きたいところだが、それ以上はやめた。いずれにせよ、日本中の老若男女のすべてが楽しめるスポーツ、それがサッカーであることは間違いない。
        ×        ×

 トルコの反政府デモが拡大している。

 新聞テレビ各社の報道だと、イスタンブールで五月末に始まった反政府デモが全国二百カ所以上に拡大し、一部暴徒化の様相を呈している。「デモの発端は、イスタンブール中心部のタクシム広場付近の再開発計画。公園の木を伐採しようとした行政当局に対し、市民グループが中止を求めた。(略)伐採予定の木はわずか数本だったが、市民らの抵抗の状況をツィッターなどを通じて知った若者らが広場に集まり、警官隊と衝突。催涙ガスや放水車が使われ、大規模デモに発展し地方にも飛び火した。」(4日付、毎日夕刊)という。
 トルコといえば、かつて2006年のノーベル文学賞に輝いたオルハン・パムクの小説「雪」に一部見られる通り、イスタンブールなどでスカーフ着用の自由化などイスラムの西欧化現象が進んでいるもの、とばかり思っていたが現政権はどうやら「イスラム色」を強める回帰の政治を進め、これが国民の反感を買っているらしい。
 最近はメディア規制の強化やモスク(イスラム礼拝所)の建設拡大を強硬に推し進めるなど、世俗派市民の反発が高まっているという。

 私自身、イスタンブールも、首都アンカラもパムクの「雪」が発売されたばかりのころに訪れたことがある。イスラム圏とはいえ、イスラムの西欧化が刻々と進む社会には、ボスポラス海峡の景観とともに感動した記憶があるだけに、トルコを愛する者の一人として早く平穏な日々に戻って欲しく思う。

 暴動といえば、もう一つ、忘れることの出来ない痛ましい歴史の事実がある。
 その事実とは、そのころ私は新聞社の能登半島七尾支局長の要職にあったが、二十四年前の六月四日(平成元年六月四日)に起きた中国天安門前広場での大虐殺である。私はその日のことを著書「火焔―空と海 伊神ごん」(能登印刷)で二日遅れで次のように書いている。
―6月6日 中国の天安門前広場は、とうとう最悪の悲劇にまで発展してしまった。さる4日、天安門前広場で民主化を訴え居座る学生、市民に対し戒厳軍が、武力行使。何千もの人びとを殺りく、流血の惨事となったのだ。人間のすることは本当に愚かで、嘆かわしい。きょうの朝刊(北中本紙)によれば、〈死者は一万人 香港紙報道〉説まである。……

 そして。当時の毎日さんの余録も、こう書いていた。
―…▲ラジオ・ペキンのアナウンサーは英語で「1989年6月4日という日を覚えていてほしい。殺された数千人の大部分は罪のない一般大衆だ」と抗議の放送をしたという。新中国はじまって以来の大虐殺。この日付は中国ばかりか全世界でも永遠に記録されるだろう▲この事件が起こるまで、……

【きょうの一文・ことば】ニホンノミナサン、オウエンアリガトウゴザイマス=5年連続W杯出場を決めたサッカー日本代表、ザッケローニ監督の話

【新聞テレビから】
☆『薬99%ネット販売解禁 例外品・安全策結論持ち越し 政府方針』、『反核の熱 東海村から 「ひろしま」来月上映 「原発推進派にも見せたい」』、『戦前技術の粋プロペラ帰還 旧海軍機に供給 愛知時計電機 空自貸与 新社屋に展示へ』(4日付、中日夕刊)
☆『国家公安委員長 歩行者いない50㌔制限の道「20キロ超で反則 疑問』、『不発弾爆破処理新幹線など運休 東京・北区』(4日付、毎日夕刊)
☆『9条、96条改憲 反対5割超』『民意と安倍政権隔たり』『原発再稼働6割ノー 本紙世論調査』『再稼働反対 自民支持層も半数』『「維新へ投票」3%に届かず』、『NY円 一時98円台』、『この春、カラカラでした 3~5月気象庁まとめ 西日本雨最少 岐阜など日照最多』、『消費増税で決断急ぐ 一宮競輪年度末廃止を表明 市長「経費増避けられぬ」 売店組合「なぜこの時期」』(4日付、中日朝刊)
☆『最大都市カラチ「戦場と同じ」 パキスタン南部タリバン系支配』、『参院選公示まで1カ月 改憲 自公違い明確 10党本紙調査 景気対策も争点』(4日付、毎日朝刊)

六月三日
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マンサニージョの恋
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 中日新聞の本紙夕刊、目耳録の〈海女〉には懐かしさとともに、憤るほどに胸を痛めた。
 懐かしい、あの志摩町越賀の海女さんが「二十年間で十人前後に減り、平均で六十歳。三年前には地元の漁協が解散した。だから海女は、隣町の漁協まで獲物を納めに行く。」というのだ。それも、漁を終えアワビを軽トラックに積んだ海女さん=林喜美代さん(58)=がわざわざ漁協とは反対の方向へ車を走らせ、いったん堤防に車を止めて待ち、70代の海女さんが獲ったアワビを受け取り、漁協に運んでいる。

 古い話になるが、昭和四十七、八年の志摩半島の海女さんは、こんなものではなかった。自慢じゃないが、当時私は〈海女 その世界〉を中日新聞伊勢志摩版で長期連載、安乗や浜島、波切、越賀、和具、御座…と海女さんの火場を取材して回り、時には舟人(ふなど)海女や徒人(かちど)海女の漁にも同行、海女舟のなかで若い飛び跳ねるような海女さんの裸体を目の前に興奮した日々を思い出す。
 時が流れ。その海女さんたちも少なくなり、こうした苦労を重ねているか、と思うと私の胸までが締め付けられる気がしてしまう。元志摩通信部記者としては、きょうの【目耳録】は、泣き叫びたいほどの話である。
 時の流れとは言え。あ~ぁ。思わず、ためいきが出た。海女さんといえば後世に残る連載企画を書いたことと、もうひとつ和具大島の潮かけ祭りである。当時、二十六、七歳だった私は「アニさん、カメラだけは別にしてかないと」と言うが早いか、四、五人の海女さんに取り囲まれ、無理矢理抱きかかえられ海に投げ込まれた。海女企画の取材で馴染みの若い海女さんたちばかりに放り込まれたが、あの日のハプニングは私にとっては勲章だと思っている。
 みなさん、今はどうしておいでになるのか。会いたい気がする。でも、私のことなぞは、もはや覚えていてはくれないかも知れない。いや、案外と「あのときの記者さんやろっ」と語りかけてくれるやも知れぬ。 

 この日は、JR東海が山梨県都留市の山梨リニア実験線で、リニア中央新幹線(2027年に東京―名古屋開業予定。時速五百キロ)での営業運転を想定した「L0系」の5両編成を報道各社に公開した。
 
 夜。CBCで橋田寿賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり 2013年二時間SP後篇」を舞と見る。毎度のことながら、この番組は庶民感情はむろん、いつもなかなかいい点をとらえている。おかげでNHK総合のニュースウオッチ9を見ることは差し控えた。

【きょうの一文・ことば】雨傘をすぼめて日傘の花が咲き―。(中略)……だが友よ、核の傘など君に差してあげたくないよ。ましてやずっと水漏れ続きの、古い破れ傘なんて。=3日付中日夕刊〈夕歩道〉から

【新聞テレビから】
☆『愛知県 子ども医療無料継続 来年度市町村反発に配慮』、『カンボジアに命の水を 名古屋和合RC 農村水道支援 秋にイベント』(3日付、中日夕刊)
☆『クラスター爆弾 禁止条約イラク批准 200万発投下 除去、義務に』、『仏軍と災害演習 政府最終調整 テロ対策連携 南太平洋で』、『一時1万3400円割れ 東証 380円超の急反落』、『アンジ―=米人気女優、アンジェリーナ・ジョリーさん(37)=「支援に感謝」 乳房切除公表後初めて公の場に』(3日付、毎日夕刊)
☆『反原発の声国会を「包囲」 議事堂周辺6万人が人波』、『美濃加茂市長28歳藤井氏 現職で全国最年少』、『脚骨折豊橋で懸命治療4カ月 子ゾウ「マーラ」頑張れ』『飼育員ら奮闘 負担かけず立たせる』『「早く元気に」市民、応援メッセージ続々』(3日付、中日朝刊)
☆『潮騒の島に「ただいま」 吉永小百合さん49年ぶり』、『被ばく不安賠償50万円 飯舘村 紛争センター初認定』(3日付、毎日朝刊)

六月二日
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 今を溯ること四百三十一年の天正十年(1582年)六月二日。京都・本能寺に宿泊していた織田信長は家臣明智光秀の謀反に遭い、自ら命を断った。敵は本能寺にあり、で知られる〝本能寺の変〟はこの日未明に起きた、とされている。
 とはいえ、光秀が反旗を翻した原因については今もって定かではない。多くの歴史家が研究しているが、現在でも定説と呼ばれるものは確立されていない。光秀の恨みや野望に端を発するという説、光秀以外の首謀者(黒幕)がいたとする説も多数あり、日本史上の大きな謎の1つでもある。
        ×        ×

 日曜日。午後、第41回文化祭が開かれている(5月31日~6月2日)江南市民文化会館へ。
 【俳句・俳画・写真の展示の部】の受付で来場者に対する案内をしていた妻を迎えに出向いた。せっかくなので会場を見て回ったが午前中あったという式典(大ホール。式典後、古知野中筝曲部の特別演奏があったという)はのぞいて、展示の部、ステージの部、各流派の茶会…と、なかなか充実した内容だった。また、それとは別に大ホール、中ホール、小ホール、音楽室と施設の充実ぶりに目を見張り、江南市民は恵まれているなと実感した。
 この調子なら、文化の芽は育つだろう。

 それはそうと新聞を読んでいると、やはり地方が面白い。
 どれもきのうの話になるが、黒潮躍る熊野灘に面した三重県志摩市浜島町の浜島海浜公園で伝統の伊勢えび祭が行われたかと思えば、北陸・金沢では加賀藩祖・前田利家の金沢城入場を再現する「100万石行列」があり、愛知県犬山市と岐阜県各務原市の境を流れる木曽川では千三百年の伝統を誇る「木曽川うかい」が開幕し、初の女性鵜匠稲山琴美さん(二十四歳)がデビュー。観覧客の前で鵜の手縄(たなわ)をさばいて見せた。
 また、東日本大震災の被災地である岩手県の三陸鉄道北リアス線の久慈―田野畑間では「お座敷列車北三陸号」に海女さんの格好をした女性ガイドとウニ丼が登場し、ほぼ満員の乗客が笑顔で1時間の旅を楽しんだという。

 このうち、三重県志摩半島浜島の伊勢えび祭は、かつて若かったころ、私自身がひとりの地方記者として新聞社の社旗を掲げた新車サニーに乗り、取材で飛び回ったことがある思い出多い祭りだけに、懐かしさでいっぱいになった。
 確か昭和五十年ごろだったと思う。私は、時の三重県志摩郡浜島町(現・志摩市浜島町)の谷水町長に伊勢えび祭当日に〝伊勢えびの町〟を宣言してみたらどうか、と提案。町長は「それは名案だ」とその声を受け入れてくださって当日に〝伊勢えびの町〟を宣言。中日新聞のヘリコプターが上空を飛来し祝賀メッセージを投下したことがある。
 いらい、浜島町は〝伊勢えびの町〟として伊勢えびの増殖運動を地道に手がけ今の隆盛に至ったことは知る人ぞ知る。当時は、浜島水産試験場を何度となく訪れ、当時の村主(すぐり)研究室長らから伊勢えびの増殖保護の研究につき、これでもか―と執念深く取材を重ねたものである。=この点は私の著書「泣かんとこ 風記者ごん!」(能登印刷、伊神ごん)に詳しい
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 そして。地方といえば、中日(東京)新聞が本日付サンデー版の〈世界と日本 大図解シリーズ №1097〉で【住民が歌舞伎を上演 全国地芝居マップ】と題して全国32カ所に伝わる地芝居を地図とカラー写真付きで紹介。南山大学の安田文吉教授が「ふるさとの華 地芝居」のタイトルで解説を加えている。
 安田教授は、このなかで「地芝居には大歌舞伎には無い独特の演目(『曾我十二刻 揚巻助六』『源平咲分牡丹 重忠館の場』など)や、演出・趣向・型(『仮名手本忠臣蔵』六段目で勘平が観客に背を向けて腹を切る演出など)が伝えられている。これが宝だ。それをむやみやたらと変えたがる輩がいるが、とんでもないことだ。たとえ違っていても、それをそのまま大切に保存・継承していってほしい。その地に伝えられた、他には無い芝居なのだから。さらにいえば、神仏を敬う心で役を演じ、神仏に奉納する。それが地芝居。ふるさとの華なのだ。」と論じている。その通りだと思う。

【きょうの一文・ことば】水の神田の神つれて燕 伊神舞子=江南市民文化会館で開かれた第41回市民文化祭展示の部/俳句作品

【新聞テレビから】
☆『【密着エネルギー争奪戦】▽日米ロ・国家の激突▽シェール革命の真相 ガス帝国ロシアの焦り 逆襲なるか? 日本経済』(NHK総合〈NHKスペシャル〉、2日夜)
☆『「南海トラフ」想定津波22メートル 3小学校高台で統合 渥美半島先端部 田原市が計画案』『被災地、移転に壁 元の場所再開1割』、『女性鵜匠 笑顔の初舞台 犬山・木曽川うかい』、『ネット選挙夏の商戦 業者、参院選へプラン営業 導入から保守請け負いも 陣営は消極的?』、『さようならパクじぃ 国内最高齢の誘導馬(=ハクリュウボーイ、31歳=が老衰で)大往生 笠松競馬』(2日付、中日朝刊)
☆『日米韓北朝鮮抑止で一致 防衛相 3年ぶり会談』『〈ストーリー〉歴史に裂かれた家族―「北朝鮮残留日本人の苦難」』、『認知症高齢者462万人 予備軍含め4人に1人 厚労省推計』、『JAL9年ぶり「鶴丸」復活』、『沖縄米兵 基地外飲酒2杯ОK 午後10時まで』

六月一日
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 花も嵐も乗り越えて。大正、昭和、平成と生き抜いてきた私の母が満九十三歳になった。母はこの日がくると、私たちが幼いころから毎年決まって「お母ちゃんが生まれたきょうは、和田に初めて電気が点いた日なのだから。おまえたち、よく覚えてき」と胸を張り、私たち兄弟は「そう。そうなの。へ~えぇ。すごいね」とその日に改めて思いをはせたものである。
 昼間、電話したが出なかったので夜もう一度かけたら出てきた。なんでも妹と食事をしていた、とのこと。「ハッピー、バースデー、トゥーユー。おふくろ、おめでとう。あす、どお」と言うと「あすは、お友だちと喫茶店に行くことになっているから」との返事。あまり振り回してはいけない、と判断して「それじゃあ、またの日に」と言って電話を切った。

 日本ハムのルーキー、大谷翔平投手が札幌ドームのドラゴンズ戦に先発で登板、5イニング3失点ながらも味方打線の援護にも恵まれてプロ初勝利を飾った(日ハム7―中日3)。ウイニングボールは誰に、の質問には「両親にあげようかな、と思います」。プロ野球に限らず、若者たちはこうして一歩ずつ前に進んでゆくのだ。

 一日早いが、しんぶん赤旗日曜版の6月2日号。「おかしいぞマスコミ 首相と会食 報道で礼賛」の見出し入り記事が掲載されており、安倍首相と在京テレビ局、新聞社最高幹部との会食の様子と安倍首相が出演した主なテレビ番組がそれぞれ一覧表となっていた。同時に「安倍政権と一体の世論誘導では」(ジャーナリスト斎藤貴男さん)、『権力の「監視犬」でなく「愛玩犬」』(マスコミ研究者、元立命館大学教授松田浩さん)との厳しい指摘も。
 新聞、テレビの各社にもそれなりの判断と考えがあるだろうから、会食即癒着と簡単に決めつけてしまうのもどうか、とは思いもする。でも、この記事を読む限り、安倍首相の側からマスコミ各社に働きかけてきていることだけは確かだ。なぜか日本を代表する新聞七社=朝、毎、読、中日(東京)、日経、共同、産経=のうち、私の元職場・中日(東京)の名前だけが見当たらない。
 原発報道で菊池寛賞に輝き常日ごろから権力に屈せず、〈真実・公正・進歩的〉を社是とする中日新聞社だけが安倍首相の側からの擦り寄りをはねつけた気がしないでもない。としたのなら、さすが中日(東京)は誰が何と言おうが日本一、天下の新聞社だと言えなくもない。ただ私の記者時代を振り返る限り、その土地土地の知事とか市長、議長はじめ民間企業幹部、教育者、青年会議所メンバーらとの懇親会は再三あり、互いに胸襟を開いて語り合ったものだが…。それとも、私の精神がたるんでいたのか。いや、そうでもない。

 けさの新聞報道によれば、フィギュアスケート女子の浅田真央さん(中京大)が昨日、大阪市内で記者会見。来季ソチ五輪での新プログラム使用曲を、ショートプログラムはショパンの「ノクターン」、フリーはロシアの作曲家ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」にすることを明らかにした。わが一家は〝真央ちゃん〟の大ファンだけに、今から楽しみだ。

【きょうの一文・ことば】あなたが美しいのは/愛されようとする時でなく/あなたが美しいのは/ただ愛そうとする時…=6月1日付中日夕刊「〈この道〉歌創り40余年 父親として 小椋佳」から

【新聞テレビから】
☆『きょう「木曽川うかい開き」 東海初の女性鵜匠 稲山琴美さんデビュー 昼うかいで開幕 夜は花火も』、『武功夜話物語 その126武功夜話を読む(須賀弘之) 巻二十一(1)織田信長と生駒氏の女』(6月1日付、尾北ホームニュース)
☆『B787が運航再開 鹿児島便異音折り返し遅れ』、『参院選へ手づくり討論会企画 主婦友結束 見る聞く選ぶ 愛知の12人 職の安全、子育てテーマ』(1日付、中日夕刊)
☆『ロト7で16億円長者!? 香川の売り場 1等2口「同じ人が購入か」』、『アジア安保会議「日本右傾化、誤解 (小野寺五典)防衛相 異例の釈明』、『「官民アフリカ支援」 51カ国TICAD(アフリカ開発会議)5開幕』(1日付、毎日夕刊)
☆『「親鸞完結篇」7月1日スタート 五木寛之氏インタビュー』『明るい一面も描く 雌伏経て 生き生きと』、『小澤さん「体力は大丈夫」 松本のSKF(サイトウ・キネン・フェスティバル)2年ぶり指揮へ』(1日付、中日朝刊)
☆『森内名人3連覇 通算8期 羽生王位に5戦で』(1日付、毎日朝刊)

08/4/26