生きてゆく人間花たち/三月の唄・言霊たち

平成二十五年三月三十一日
 「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 きょうは互いにそれぞれの任務を果たして疲れたからだにムチ打ってやることをやったあと、桜の名所である五条川へ。川沿いに続く尾張自然歩道の満開となった桜の下をふたりで歩いてみた。あるきながら二人とも脳裏は、熊野灘を眼下に志摩の波切灯台に続く、あの急峻な坂道を、手をつないで登った日々を思い出していた。あのころは、ふたりとも若かった。

 元々口数が極端に少ない彼女のこと。私は傍らの妻を時折見遣りながら、黙ってゆっくりと。どこまでもあるき続ける。川面に白い姿を映す花びらたちは物こそ言わないが、清冽な美しさがある。あるきながら、わが身全てが桜そのものに同化して化身していってしまうような、そんな錯覚を覚えた。
 花芯をピンクに染めた、この桜のひとひらひとひらに〈生〉がある。いや、見えない限りなく広い宇宙があるのだ、と思うと矢も盾もたまらなくなり、その場にいっとき立ち尽くした。さやさやと〈かぜ〉たちと共に、どこまでも流れゆく五条川。鳥がチッ、チッ、ちいーっと囀るなか、清流が遠慮がちに大気を切ってチョロチョロと音をたてている。
 川面を白い花という花で音もなく染め尽くすソメイヨシノ。空も、川も。目の前すべてが美の極致を見せつけており、もしも天国というものが実在するとしたのなら。あ~ぁ、こういう場所をいうのだろうか。

 突然、何を思ったのか。舞が私の視線と心のなかにポツンと言葉を投げ込んできた。
 「あのねえ~。私、葉桜が好きなんだから。開花を終えた桜たちが生を終え、新しい緑の新芽が次々と出てくる。そうしたころの、葉桜が好きなのよ」

 挑発を続ける北朝鮮。今度は横須賀、三沢、沖縄がミサイル攻撃の圏内だ―と過激な発言と行動は留まるところを知らない。日本は、この挑発には決して乗ってはいけない。デないと、本当に戦争になってしまいかねない。

 ナゴヤドームでのドラゴンズは三戦目。やっと8―3でDeNAに勝った。山内壮馬投手が今シーズン、初勝利。谷繁が2000本安打まであと26本に迫った。阪神の大型ルーキー、藤波晋太郎投手が対ヤクルト戦でプロ初登板、力投したが本塁打を打たれるなどプロの洗礼を受けて初の敗戦投手に。

【あ~ぁ、言霊たち】生きづらく仕向ければ、目に見える形での暴力団はなくなる。しかし犯罪が減ることとは別だ。見えないが存在するものを取り締まるのは、見えるものを取り締まるよりはるかに難しい。社会不安はむしろ増大するだろう。=31日付、中日朝刊連載小説・雨の狩人88(大沢在昌)から

【新聞テレビから】
☆『インドネシアEPA(経済連携協定)看護師 再挑戦 道開く』『期限切れ…いったん帰国 難関突破「希望者続いて」』『昨年12月から名古屋で勤務』、『将棋ソフトにプロ初黒星 電王戦第2局』『佐藤四段「負けは実力」 激闘9時間ついにこの日が…』、『ポッカポカ花盛り にぎわう鶴舞公園』、『河村氏が(名古屋市長選に)出馬正式表明 週明け会見、公約発表へ』(31日付、中日朝刊)
☆『「普天間切り離し」撤回 嘉手納以南返還 06年合意に回帰』、『維新・橋下氏「改憲勢力 3分の2」 参院選目標 石原氏「軽い脳梗塞」』、『〈第85回記念選抜〉県岐商ベスト8』、『日航機 さらば「MD90(小型ジェット機)」』(31日付、毎日朝刊)

三月三十日
 午前中、きのうに続き江南市内の耳鼻咽喉科医院へ。
 昨年、地球一周の船旅から下船して以降、右耳の聞こえが悪かったので昨日の午前中、意をきして医院に行ったところ「垢がたまっています。もう一度きてください」との由。デ、きょうも訪れると「ハイ、これで全部、洗浄して取り除きましたので心配ありません」とのお達し。ホントに視界が開けるように、耳の聞こえがよくなったのには驚いた。
 「中耳炎でなくて良かったわね」と妻もホッとした様子だったが、これほどあっさり耳の聞こえがよくなるとは。医師がまるで魔法使いのように感じられた。それにしても、あんなにも多くの患者がいるだなんて、と不思議にも思ったことである。

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  満開となった鶴舞公園の桜

 午後からは、名古屋の栄へ。
 ここで東京から来た出版社の若手スタッフと待ち合わせ、久しぶりに鶴舞公園を訪れたが、ちょうど桜(ソメイヨシノ)が満開とあって公園内は人であふれていた。
 公園内を一緒に歩きながら「ナゴヤの女性はきれいな方が多いですね。それにどの人の表情も生き生きと、輝いています。それに引き替え東京の人間はなんだか、いつだってチョット暗い感じがしますよ」と、その男性。彼はさらに「ナゴヤの女性の嫁入り道具は、なんでそんなに多いのですか」と質問してきた。

 なぜだろう。そんなにあらたまって質問されると、ただ単に「金持ちが多いからだよ」と返答するのも芸がないな、と咄嗟に判断。「う~ん、それはだね」と、ここで大きく息を吸い込み「それはですね。家族の絆が深いからだよ」と答えておいたが、答えてしまってから内心、本当に〝絆〟の深さの表れのような気がしてきた。

 花見のあとはJRで名古屋駅へ。JR高島屋ビル内の日本料理店「加賀屋」で食事をしながら互いに楽しく有意義なひとときを過ごし駅までお送りしてわかれた。食事中、途中から入ってきた男性三人連れが「ドラゴンズ、また負けた」と話し合っているのを聞き、なんだかガクンと力が失せてしまったような、そんな錯覚にとらわれた。
 帰宅後、あらためて携帯で一球速報を見ると、6―4でDeNAに負けていた。一方のDeNAは13年ぶりの開幕2連勝とのことだった。

【あ~ぁ、言霊たち】桜は夏ごろから休眠状態となり、冬の寒さで目覚める。=中日30日付夕刊・訂正記事から
 
【新聞テレビから】
☆『20年に1度 津・香良洲「お木曳き」 連なる 住民総出万感の山車』、『戦時状況入り北朝鮮が宣言 米韓軍事訓練に反発』、『司法改革10年 弁護士あて外れ 借金、低収入…「食べていけぬ」』『需要増えずだぶつく都市 大学法学部の人気低迷』(30日付、中日夕刊)
☆『プロ野球開幕 V奪還へ熱い声援』、『賃上げ追いつかず… 春値上げ一色 ツナ缶からブランド品まで』、『〈虹〉パンと笑顔忘れない』(30日付、中日朝刊)
☆『東証 年度末1万2000円台 5年ぶり回復 終値23%上げ』、『大谷 開幕2安打1打点』、『中部空港に(全日空系格安航空会社の)LCC機 2社あす就航』(30日付、毎日朝刊)

三月二十九日

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 昼間、私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の例会で名古屋駅近く「つちやホテル」へ。次回テーマエッセイのテーマを〈泣く〉と決めるなど充実したひとときとなった。
 電車の窓から見る桜(ソメイヨシノ)は満開になるかならないか、といったところ。赤く開いた花びらの見事さは表現のしようがない。あえて言えば〈ちいさき天使たち〉の共演か。空から神がかった白が舞い下りてきたやうだ。

 きょうはプロ野球が開幕。ナゴヤドームのドラゴンズ×DeNA戦のドラゴンズの敗戦は夜遅く、携帯のドラゴンズ〝一球速報〟で初めて知った。テレビ中継終了の別れ際は二死一、二塁。あの私が大好きな大島がバッターボックスに立ったところで、その中継は無残にも終わった。
 テレビのスウィッチを切っても井端と並んで勝負強い大島が出てきたのだから、きっと勝つと思っていたのに。確かに、あれから八回裏に大島はセンター前に安打を放ち加点したのだが。そのあとが続かなかったようだ。結果は4―3でDeNAに軍配が上がった。それもドラゴンズ在籍当時によくホームランを打ってくれたブランコに8回裏、勝ち越しの2点タイムリーを打たれての敗北だった。
 「ホラッ、負けたっちゃじゃないの。あれだけ私たちのために打ってくれてたブランコを出すからよ」。妻のつぶやきが重く胸に突き刺さった。

 開幕初日のこの日は福岡市のヤフードームでソフトバンクと対戦した楽天の則本昴大投手(22歳)がパリーグの新人としては一九五八年の南海(現ソフトバンク)、杉浦忠投手いらい五十五年ぶりの開幕投手の大任を背負った。結果は七回途中までに4失点、敗戦投手に終わったものの、一回に150㌔の直球で内川を二ゴロに打ち取るなどキップのいい投法が話題を集めた。
 また対西武との開幕戦で日本ハムでは一九五九年、東映時代の張本勲いらい54年ぶりの高卒スタメンとなったドラフト1位、投打〝二刀流〟ルーキーの大谷翔平が野手でデビュー、2安打1打点とチームの開幕戦勝利に貢献した(日本ハム5―3西武)。

 このところは、北朝鮮と米韓のにらみあいが気になる。きょうも新聞には『北朝鮮 ミサイル「射撃待機状態」 正恩氏指示、米韓を威嚇』(中日夕刊)といった物騒な見出しが躍っている。なんだか、心理戦争の様相を呈してきた。
 朝鮮中央通信によれば、金第一書記は米韓軍の野外機動訓練に米軍のB2ステルス爆撃機二機が投入されたことについて「米帝(米国)の反共和国(北朝鮮)敵対行為が脅威恐喝段階を超え、無謀な行動段階に入った」と強く反発している、という。

【あ~ぁ、言霊たち】……〈まあ、あんまりブランコが落ち込むと巨人にも勝てんから少しは打たせてやるけどね〉〈まるで遠隔操作ですね〉〈外から操作するためにソトとソーサをつけたんだ〉=29日付中日スポーツ・おれたちゃドラゴンズ(くらはしかん)から、開幕戦の中日×DeNA戦を前に。高木中日監督談? でも、ファンとしては笑えない

【新聞テレビから】
☆『元気の源ドラゴンズ 今夜も観戦』『皆勤おばあちゃん 90歳の開幕 着物姿で25年』『ムード高まるナゴヤドーム』、『夢の舞台へサクラサク 「宝塚」合格発表』(29日付、中日夕刊)
☆『独立1年8カ月 南スーダン 瞳に映る過酷 内戦で荒廃 子供病院1床に3人』、『被災地が育んだ愛 ボランティアが縁 新潟と奈良の2人 陸前高田の仮設で挙式』『坂口良子さん急死 女優「前略おふくろ様」 57歳』(29日付、毎日夕刊)
☆『100年先の社会像探る 名市大に「22世紀研究所」 特任教授に個性派識者』、『ナナちゃん 名駅の名鉄百貨店メンズ館前 ななんと! 長野生まれ 定説「スイス人」…実は国産 不惑の私 愛してね』(29日付、中日朝刊)
☆『春満開 名古屋・2番目の早さ』、『衆院選挙区 格差1・998倍に縮小 0増5減 区割り案勧告』(29日付、毎日朝刊)

三月二十八日
 午前零時が近づいている。自分のことなので当初、書くのを控えたが、やはりありがたいことなので夜遅く今になって書くことにした。

 実は、きょう、とても嬉しいことが三件あった。
 最初は、社交ダンスの仲間三人(うち一人は先生)が早々と私の連作長編小説「マンサニージョの恋」を買ってくださった、ということ。そして二つ目は昨年の第76回ピースボートでご一緒した、ある女性が「マンサニージョの恋」を読んで感想をメールでくださり、今1人は群馬の男性からで「さっそくアマゾンの書評に書いておきました」との温かい言葉だった(皆さん! アマゾンを覗いてくださいネ)。
 あらためて、心の底からありがとう。

【女性から届いた感想メール】の内容は以下の通り。
 速読で一気に読みもう一度読み返しました。船内新聞は全てストックしてます。加えて日記、ビデオ、写真、P・Bのビデオ等々思い出としての記録は多々なるなかこの本が一番です。あたかも今、船上に居るように蘇り、小説の登場人物やその他大勢をありありと思い出してます。思いもよらず自分の心の内や人生を考えたり私自身も素敵な恋に落ちたイメージまで湧いて! 素晴らしい物書き家さんの伊神様にカンパーイ
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 この地方も、やっと桜(ソメイヨシノ)が満開寸前となってきた。ことしは東京での開花が異常に早かったこともあり、開花が遅れているのではと錯覚しがちだが、この地方も開花は例年よりは早いようだ。
 午前中、社交ダンスのレッスンで江南市の市民文化会館へ。満開寸前にまで咲いた桜を見ながらレッスン場へ。ジルバ、ルンバ、タンゴの順にレッスンし楽しいひとときを過ごした。

 帰宅後は、あれやこれやと読んだり書いたり。なかでも私のパソコンと結ばれているキャノンの印刷機に設置されたカートリッジのブラックの方のインクが、ほぼゼロに近かったので新品をセットするのに四苦八苦。息子は「何度言ったらわかるの」と教えてくれない。デ、説明書を見ながら、あぁやったりこうやったり。あれこれいじくっていてなんとか着装に成功した時は、それこそ大役をこなした妙な感覚にとらわれた。やれやれ、である。でも、気を張ってやったせいか両目が痛くなった。

 きょうは桜の季節なのに〈さくら〉をふかないのはまずい、とひと息ついたところで横笛で〈さくら〉を感慨を込めふいてみた。まだまだ流れは悪いがまずまずだ。調子に乗って、〈酒よ〉〈越後獅子〉〈夕焼け雲〉…と次々と吹き始めたが、二十分ほどしたところで止めた。
 興が乗り、「まだふきたい」と思ったところで止めるのが師の教えであり、私の美学でもあるからだ。気持ちの中にまだいける、もっとふきたい―と思ったところでやめる。そうすれば、次にふくときには一段と上手にふけるようになる。そんな気がするからだ。
 
【あ~ぁ、言霊たち】御園座では歌舞伎だけじゃなく、有馬稲子さんや山本富士子さん、淡島千景さんらとお芝居もさせていただきました。新国劇の島田正吾さんや辰巳柳太郎さんとご一緒したこともあります。珍しい顔合わせで舞台がやれたのは、御園座が松竹でも東宝でもない、独立した劇場だったから。歌舞伎役者の幅を広げるきっかけをつくってくれた。……=28日付中日朝刊〈御園座への思い〉 歌舞伎役者・人間国宝 坂田藤十郎さん(81)素晴らしい復活を期待=から

【新聞テレビから】
☆『桜の名所 演出大急ぎ 早まる見ごろ東海は今週末』『冬の低温も開花に影響』『ライトアップ前倒し/高山祭と「同時」期待』、『立川の活断層確認誤り 東大地震研、工事跡と訂正 断層存在否定せず』、『吉川英治文学賞の小池真理子さん 父の一生「無垢な気持ちで」』(28日付、中日夕刊)
☆『トットちゃん寄り添って30年 ユニセフ親善大使=黒柳徹子さん(79)= 三十カ国目南スーダン訪問 「幸せになるチャンス平等」』、『サイバー捜査に専従部隊 警察庁13都道府県計140人配置 不正アクセス154人 摘発者数昨年最多』(28日付、毎日夕刊)
☆『2040年高齢化さらに進行 全都道府県で人口減 厚労省65歳以上3割超』『一票の格差 違憲14件判決出そろう 1人別枠に警鐘』、『降りそそぐ春 東谷山 シダレザクラ見頃』、『〈通風筒〉◇…生後一歳に満たない織田信長(幼名・吉法師)の銅像が二十七日、愛知県愛西市の名鉄勝幡駅前にお目見えした。市によると「日本一若い信長の銅像」だ。』(28日付、中日朝刊)
☆『最大1000人超失業状態 岐阜ソニー子会社閉鎖で』、『堀江貴文元社長「迷惑をかけた」 仮釈放会見』(28日付、毎日朝刊)

三月二十七日

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 東京は既に満開なのに、ここ尾張名古屋はまだ満開にはなっていないという。
 というわけで、桜の開花が気になって昼間、執筆の合間を縫ってこの地方では名所で知られる五条川の堤まで行ってきた。ウイークデーでもあってか、見物客はそれこそチラホラ。沿岸で桜を見る人々は皆、川面に浮かぶ七、八分咲きの桜の花びらを前に「まだ、満開までは少しかかりそうですね」と互いに慰め合うように顔を見合わせていた。

 きょうは、わが家の郵便受けに東京の学校法人「清水学園」・専門学校「清水とき・きものアカデミア」の理事長であり学校長でもある、あの〝ときさん〟から「清水学園創立100年祭」記念式典及び祝宴(感謝祭)の挨拶状と案内が届いていた。
 例によって「あなた様におかれましては お元気で 寒い早春を 如何にお過ごしになられていらっしゃるか 非常に心配でございます……」とあの優しいお声が懐にまで入って、聞こえてきそうな文面である。
 文面はさらに「私も満八十九歳 今や九〇歳に近い年齢となり 今も此の年できもの教育第一線で大奮闘 日本のため 人々のため 学園のために尽くし尽くし抜く日々を送っております」と続き、私が新聞社の文化芸能局在任時にことのほかよくして頂いた日々のことが甦った。
 祈念式典の日時は五月五日午後一時から。場所は東京のホテルニューオータニ鶴の間。よほどのことがない限り、出席させていただこう。もう、あの日々から十五年にもなるのに、ときさん! 覚えていてくださってありがとう。お会いできるその時を楽しみにしています。おそらくこの日は彼女の門下生はじめ、政財、芸能界からも大勢が祝福に駆け付けるに違いない。

 〝ときさん〟と言えば、思い出すのは聖路加国際病院理事長の満百一歳の日野原重明さんである。日野原さんは、〝ときさん〟とは以前から親しい間柄であることもあり、かつて彼女の紹介で病院を直接訪れ、栄中日文化センターの創立記念講演の講師をお願いしに、二人でお伺いしたことがある。
 とても気さくな医師で第一線で治療に当たられている姿をまじかに見て感動したものである。だから東京に行けば、〝ときさん〟にお会いできるばかりか、日野原さんにも久しぶりに会えるかもしれない。
 
【あ~ぁ、言霊たち】「貧しい者のための貧しい教会」を目指す法王の原点は、隣接するビジャソルダティ地区のスラム街にある。十数年間、電車と地下鉄を1時間乗り継ぎ、ふん尿の臭いが漂う道路を歩いて通い、ホームレスや不法外国移民の生活向上に尽力した。…「車で送るといっても断って歩いて帰られる。」…97年に建てた礼拝堂の名称は「聖フランシスコ・アシス」。「必要なのは愛と平和だけ」と一切の所有を拒否した13世紀イタリア・アッシジの聖フランシスコにちなんだ。法王名にも選んだ聖人だ。=27日付、毎日夕刊〈清貧法王 原点はスラム【ブエノスアイレス國枝すみれ】〉から

【新聞テレビから】
☆『ナポレオン妻への指輪 パリ1億900万円で落札』、『米大統領警護隊 初の女性トップ 男性優位体質を改革』、『レーザー照射問題 アジア連盟に抗議 W杯最終予選』(27日付、中日夕刊)
☆『〈知りたい〉「すぐ帰るからね」…のはずが選出 清貧法王=フランシスコ新ローマ法王(76)=原点はスラム 通いつめ十数年』、『〈Interview 松田青子〉個々に世界と対峙して 小説「スタッキング可能」』、『胆管がん初の労災認定 大阪中央労基署 印刷会社の16人』(27日付、毎日夕刊)
☆『白井オーナー大号令 巨人倒せ 竜戦士は謙虚だがそれが最大の弱点』『井出氏が球団代表に 中日球団人事』(27日付、中日スポーツ)
☆『御園座しばし幕あい 「ありがとう」ファンら涙』、『教科書検定「脱原発」記述を修正 文科相「誤解招く恐れ」』、『一票格差「違憲」13件 昨年の衆院選 残る1件きょう判決』、『〈通風筒〉◇…比叡山延暦寺(大津市)の僧侶や山伏が琵琶湖の浄化と湖上の交通安全などを祈る「比良発講」が二十六日、同市の中心部や琵琶湖であった。』(27日付、中日朝刊)
☆『石巻に寄り添う3年目 横浜の元校長=落合早苗さん(61)=設立 交流施設にぎわい』『司法試験 合格者目標3000人撤回 検討会議 中間まとめ案』、『「現代科学分かりやすく」 名古屋市科学館名誉館長 益川氏に委嘱状』(27日付、毎日朝刊)

三月二十六日
 中日新聞の夕刊によれば、二十九日のプロ野球開幕を前に竜戦士や球団関係者が熱田神宮に参拝し、優勝を祈願した。いよいよ熱いシーズンが始まる。

 そのプロ野球といえば、あの頑張り屋で仕事熱心なナゴヤ球場の売り子・マヨちゃん(高木真代さん)が同球場でのウエスタンリーグ開幕戦となる二十九日からの「中日×オリックス」三連戦を最後に寿退職する、との話題が同じ中日の朝刊に掲載されていた。
 私自身、ドラゴンズ公式ファンクラブ事務局スタッフの一員だったころ、マヨちゃんには何度か取材に協力して頂いたことがあるだけに、とても寂しい。両腕に二十キロ以上もある販売ケースを担いで黙々と観客席を歩き回り続けたマヨちゃん。
 球場では何度もはちあわせしたが、いつも晴れやかな笑顔で観客席を、声を張りあげ張り上げ、歩き回る姿は〝球場の女神〟そのものだった。アイスキャンデーやビール、弁当…を売るあの勇姿をもう見れなくなると思うと、残念で惜しい。でも、御縁に恵まれての花道だから、みんなで祝福してあげなければ、と思う。
 ドラファンといえば、きょうは岡崎を代表する、あの情熱的な瀧下美絵里さんから私の本の件でメールを頂き感激した。

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 この世の中、一日がこともなげに過ぎていくようだが、さまざまなことが起きる。というのは、長女猫こすも・ここが私の傍らで一日中、動かず何かに耐えるようにじっとしているので気をつけて見ていると、盛んに尾の部分をなめているではないか。
 不思議に思っていると帰宅した妻(舞)が「これはいけない。すぐお医者さんに連れていかなきゃあ。あなた傍に居て一体何を見ているの」ときた。何事か、と思って聞くと「そらっ、尾の付け根部分が赤くなっているじゃない」ときた。
 午後七時を過ぎていたが、さっそく二人でここを連れ、近くの動物病院へ。幸い、まだ開業しており「あっ、こりゃあ大変だ。尾に大きな穴があいている。何かにやられたか、その部分が(高齢もあり)傷んで開いたのかもしれない。でも、心配ありません。一カ月もすれば治るかと思います」と医師。散霧消毒と注射のあと一週間分の薬をいただいて帰宅した。一週間から十日の間にまた診療に来てほしい、とのことだった。早く治ってほしい。
 相変わらず診てもらう時はウー、ウーッと怒るので治療前に頭からネットをかぶせるなど大変な騒ぎに。それでも患部がやはり痛いのか、最後は静かになって注射を打たれた。

 こすも・ここも、もう齢なのだから大事にしてやらなければ、と二人であらためて誓ったことである。むろん、次女猫シロちゃんも大切にしてやらなければ。みんな、この広い宇宙でたった一度だけ神さまから授かった生なのだから。人間であろうが、猫ちゃんであろうが、ワンちゃんだって。みんな一生懸命に生きている。かけがえなき命だ。

【あ~ぁ、言霊たち】核兵器とミサイル(開発)、挑発や威嚇をやめ、国際社会の責任ある一員へと変化することが(北朝鮮が)生き残る唯一の道だ=26日付中日夕刊〈韓国(朴槿恵)大統領 「北朝鮮挑発やめよ」 哨戒艦沈没3年 追悼式〉から
 なければ、自分で自分の言葉をつくりなさいよ=きょうの〝言霊たち〟を新聞、ラジオ、テレビ、一般書物や小説に探しあぐねていた時、突如妻(舞)から私への愛の言葉

【新聞テレビから】
☆『御園座に惜別 大歌舞伎千秋楽』、『「再びセ界制覇」 熱田神宮に祈願 竜戦士ら参拝』、『衆院選また「無効」 猶予期間設けず 岡山2区 一票格差「違憲」高裁支部判決 東京・松江は違憲判決』『「国会の怠慢」へ踏み込む』、『岐阜・輪之内産米ブランド化 「将軍御膳」で競争力アップ 江戸時代の記録ヒント 地下水使い減農薬』、『〈スポーツが呼んでいる 藤島大〉雅山 愛された素直な巨漢』(26日付、中日夕刊)
☆『日中韓FTA(自由貿易協定)交渉開始 対象分野など協議 農産品で難航も』(26日付、毎日夕刊)
☆『シリーズ「日米同盟と原発」第7回「油の一滴は血の一滴」』、『昨年の衆院選無効 一票の格差 高裁初判断 広島1、2区 11月まで猶予 〈解説〉国会の怠慢に「最後通告」』、『元蒼国来の解雇無効 東京地裁八百長認めず 相撲協会、控訴断念』、『金沢エレベーター事故死 非常停止センサー無効化 シンドラー社 誤作動頻発理由に』(26日付、中日朝刊)
☆『「ドラえもん」ゴジラ抜く 映画動員 累計1億人突破』、『日本代表サポーター歴50年 「サッカー和尚」ヨルダンへ 東浦の元住職鈴木さん W杯予選応援「絶対、出場決めて」』(26日付、毎日朝刊)

三月二十五日
 広島高裁が一票の格差是正訴訟で今日、昨年十二月に実施された衆院選の広島1、2区について「無効」とする判決を言い渡した。この種の無効判決は初めて。ただ、混乱防止のため無効となるのは、衆院選挙区画定審議会が改定作業を開始してから一年となる今年十一月二十六日を過ぎた時点とした。
 判決を言い渡したのは筏津順子裁判長(62)。過去、中華航空機墜落事故訴訟で、航空会社側に約五十億円の賠償を命じる判決も言い渡すなど民事のベテランとしても知られる裁判官だという。

 中日の夕刊紙面によると、地中海に浮かぶキプロスの大統領と欧州連合(EU)の大統領らがブリュッセルで緊急会談し二十五日未明(日本時間同日朝)、EUによるキプロスへの金融支援の条件に基本合意したという。毎日夕刊も、欧州連合(EU)のユーロ圏諸国が金融危機に陥っている地中海の島国、キプロスに対する100億ユーロ―(約1兆2300億円)の金融支援の条件について同国側と基本合意したと報道している。

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 きょうアマゾンで「マンサニージョの恋」を検索すると、「一時的に在庫切れ」の由。この現象、「配送センターに在庫がないため、仕入れ先から商品を取り寄せる場合」とある。それだけ、売れ行きがよく好調な証しだ、といえなくもないが著者として在庫切れ状態は、早く解消してほしく思う。とはいえ、皆さん私如き者の本のため、一生懸命にやってくださっているのだから、ここはしばらく見守るしかないか。有り難いことだ。

 夜。入院闘病中のドラゴンズ公式ファンクラブの母、安江都々子さんから携帯に電話が入っていたので折り返す。病床にありながら私の本のことを盛んに気遣ってくださるので「まだまだ、これからですから。持ってあがりますから気にしないでください。ありがとうございます」と私。
 がんとの果てなき、壮絶な闘い。足にまで、転んだら終わり、とおっしゃるので心配だが、いつもと何ひとつ変わらない元気な声に安心した。
「大変ですが、どう話してよいのか。分かりません。でも、負けないでください。くれぐれも大事にしてほしい。また顔を見に伺いますから」と言って切った。
 なんだか胸に熱いものがこみあげてきた。この世に本物の神様がいたなら、きっと彼女を助けてくれるに違いない。助けてください。

【あ~ぁ、言霊たち】あとは、伊神さんのお知り合いではない方が、どれだけ買っていただけるかというところが一番重要になります。=25日に幻冬舎ルネッサンス担当スタッフから私にメールで届いた箴言

【新聞テレビから】
☆『〈桜田門外の変〉生き残って… 悩む彦根藩士 川崎の碑文解読』、『「天空の鏡」追い求め 南米ボリビア・ウユニ塩湖 大半が日本人客、訪問倍増』、『〈大波小波〉山田詠美の成熟』(25日付、中日夕刊)
☆『キプロス支援基本合意 EU「金融破綻は回避」預金課税受け入れ』(25日付、毎日夕刊)
☆『白鵬 大鵬にささげるV 「起立お願いします・黙とう」』、『岡崎高科学の甲子園V 「勝因はひらめき」』、『主要企業14年度 採用「前年並み」4割 安倍政策「影響なし」大半』(25日付、中日朝刊)
☆『ジョンの悲劇忘れないで―ヨーコさん「銃規制を」 血染めの眼鏡サイト公開』、『(劇団四季のミュージカル)ライオンキング最多公演8450回』、『北朝鮮挑発に反撃計画 米韓軍が策定抑止力期待』(25日付、毎日朝刊)

三月二十四日
 きょうは日本経済新聞に私が昨年一年をかけて書き上げた連作長編小説「マンサニージョの恋」の連合広告が掲載されたので、この話から。

 【3月24日・「マンサニージョの恋」が一時、18位に】
 わが記者時代の戦友でこのフェイスブックで偶然にも再会した友、徳さん(徳山宜男さま=元びわ湖放送編集局長、いわゆる琵琶湖周航仲間)から〝もっと短くシンプルに〟と叱られるのを承知で全国の友に向かって書かせていただく。
 実はきょう、「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)がアマゾンの文学評論/ロマンス部門で18位にまでランクアップ、正直このまま上位を維持してほしい気持ちでいる。
 やはり日本経済新聞の22面・読書欄下の「幻冬舎ルネッサンスの新刊」広告コーナーに他の新刊と並んでさらりと紹介された、その効果もあるのではないか。新聞の威力はスゴイ。それも、ちいさな記事ほど本物だからだ。

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 ベタ記事危うし、で米粒ほどの記事が侮れないことは、かつて事件記者として自ら書いた一段ベタ記事が火を噴き、大騒ぎになり火消しに追われた体験があればこそ、言える。扱いこそ地味でも気宇壮大な連合広告掲載にまずは感謝しておきたい。
 そして。このフェイスブックの友だちはじめ、私の友人知人、ドラゴンズ公式ファンクラブの仲間たち、何よりも私の読者層から日本中に火の手があがることを切に願う。皆さまの支援のおかげでそこそこいける予感がしてきた。どうか、引き続きこの船上ラヴロマンス〈マンサニージョの恋―女たちの船上ララバイ〉と〈淡墨桜のやうな〉〈道化師〉の連作長編小説をよろしくお願いします。
=「マンサニージョの恋」(連作長編小説幻冬舎ルネッサンス)発売開始に思う一匹文士

 以上は、私・伊神権太のフェイスブック近況欄に書かせていただいたものを同時掲載の形で本欄にも掲載した。
        ×        ×

 話は変わる。NHKのサンデースポーツ「球春到来! 落合博満&大野豊が今季を斬る」で久しぶりに中日ドラゴンズ監督だった、あの落合博満さんのお顔を拝見した。一時、顔面神経痛の話を聴き心配していたが、今夜見る限り元気そうで以前と何ら変わりもなく何よりだった。
 番組の中では日本ハムのルーキー、大谷翔平選手につき「投手とバッターの二刀流大いに結構。彼には両方の魅力があり過ぎる。18歳のルーキーがやりたい、というのだから本人の意思を尊重してやらなきゃあ。彼が規定打席に出て、投手としても中継ぎとして40~50試合出れば、ことしのプロ野球界最大のニュースになる」と言い切るあたり、彼の包容力ある〝判断力〟はまだまだ冴えきっているな、と思った。

 サンデースポーツでは、このほか大阪春場所で幕内24回目の、それも千秋楽に単独史上最多となる9回目の全勝優勝を遂げ双葉山、大鵬の記録を塗り替えた横綱白鵬へのインタビューもあったが、白鵬が優勝の表彰式の席で先に亡くなった角界の父・大鵬さんに黙とうをしましょう―と率先して呼びかけ、会場内の全員が黙とうをしたという話には胸が熱くなったのである。

 「ごはん食べたか」「ちょっと疲れたんじゃない?」「オレならできる。生きているから」。
 本日付の日本経済新聞〈自殺防げ ぬくもり橋〉によると、韓国の首都ソウルで、欄干にこんなメッセージを掲示する橋が増えている。橋から身を投げようとする人に気を持ち直してもらおうという試み。韓国では今、自殺者の急増が深刻な社会問題になっているという。

【あ~ぁ、言霊たち】文句は言わない方がいい。口から出てしまった言葉は戻らないから。だからなんにも言わんほうがいい=24日午後、実家を訪れた際に満92歳の母が私にこう言った。

【新聞テレビから】
☆『海に消えた友歌えばそばに 13人不明 堀栄丸事故から半年 小西さん同級生 毎月集い語らう』、『チェルノブイリ被災者ら 福島支援私たちの番 放射線測定器125台寄贈 名古屋の団体 汚染地図作りに活用』、『ジャズ巨匠熱唱 名古屋スイング 91歳ヘンドリックスさん』、『お花見乗り遅れるな 鶴舞公園』(24日付、中日朝刊)
☆『広島の被爆者55.7万人 前回より1.5万人増 市が14年ぶりに調査』(24日付、日経)
☆『日EU(欧州連合)、危機対応協定 人道支援など包括協議へ』『数年内締結目指す』、『キプロス 多額預金25%課税 EUなどと合意 議会の判断焦点』(24日付、毎日朝刊)

三月二十三日
 「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 日本経済新聞のあす24日付の朝刊に私の新刊「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス、連作長編小説)の連合広告が掲載される。本欄「生きてゆく人間花たち」を読んでくださっている方々には、ぜひ見て一冊手にしていただけたら、とてもうれしい。甘えてばかりだがクチコミの方もよろしくお願いしたい。読んでいただかなければ、何にもならないからである。

 全国の私鉄やJRなど十一の事業者・団体が発行する計十種類のICカード乗車券の全国での相互利用がきょうから始まった。JR東京駅では午前九時半、記念セレモニーを実施。テレビはニュースで乗客の声を流していたが、関西出身のある男性は「関西へはよく行きますが、一枚持っていれば向こうでも使えるので楽です」と話していた。

 土曜日。NHK第2ラジオの私の好きな番組「詩歌を楽しむ」は、石川啄木の〈青春・望郷・日本人の幸福〉の12回目。〝啄木短歌の読み方・大切の言葉は今も〟を主題に話が進んだ。講師の歌人・三枝昂之さんは、啄木は表現者としてどんな特徴があるかについて分かりやすく解説してくれた。
♪東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる、♪故郷の訛り懐かし停車場の人ごみの中にそを聞きに行く、など実際の歌をひもといてゆく手法で同じ文を書く者として大変、ためになった。

 特に♪子を負ひて雪の吹き入る停車場にわれ見送りし妻の眉かな、とか〈空に座れし〉などの表現を例に、啄木短歌はおおまかでは事実をうたっているが核心部分となると効果的なウソ(演出)と、巧みな言葉選びで読者の気持ちをぐいと引き寄せる力がある、とも語った。
 この点は小説とて同じで、私は創作はたとえ嘘であれ、どこで効果的な色を出すかだーと内心思いながら耳を傾けた。その代表とも言える表現が〈東海の小島の磯の…〉であり〈われ見送りし妻の眉〉であり〈空に座れし〉、そして〈やとばかり手を取られし〉だ、などと説明する辺り、三枝さんもなかなか、表現の達人だなと思ったことである。小説も全体の流れのなかで、どこで効果を出すか。全てを真実に見せかけて書くかだと思う。
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 楽しく進んだちいさな音楽会。ボランティアの〈としこさん〉から、マイクを向けられる女性たち
 
 

 妻(舞)のリサイクルショップの〝ちいさな音楽会〟。ここにきて、これまでの皆さまの温かい協力と理解もあって、少しずつ定着してきた観がする。舞は毎回、趣向を替え真剣に挑んでいるが、きょうは、あの〈としこさん〉のお楽しみ会。としこさんの軽妙で楽しいお話と歌があいまって、集まった約二十人の女性たちの心を見事にとらえていた。
 ボランティアのプロならでは、楽しいお話しをはさみながらの♪春よこい、などの合唱ではマイクを向けられた全員が出演者に一変。としこさんが〈若づくり 席を譲られ 無駄を知り〉〈湯加減を しょっちゅう聞くな わしゃ無事だ〉〈デジカメは どんなカメかと 祖母が聞く〉といったシルバー川柳を紹介するつど店内は爆笑の渦と化した。

【あ~ぁ、言霊たち】すべてが嫌な思い出では将来への一歩が踏み出せない。心の片隅に楽しい思い出も持っていてほしい。=23日付毎日朝刊の記事中で福島県浪江小・6年3組担任だった渡部京子教諭

【新聞テレビから】
☆『名古屋市 館内全面禁煙へ スモーカーさまよう春』『「ようやく標準に」愛知の市民団体指摘』『先進地NY たばこ陳列禁止へ』、『4500本「心意気」開花 いなべ・梅林公園』、『卒業式の朝 小6殺害 福島県警 容疑の母を逮捕』『1歳男児を少年が射殺 米ジョージア州』(23日付、中日夕刊)
☆『中ロ対日姿勢に落差 中国領土問題共闘狙う ロシア極東開発に警戒感』『首脳会談 習外交スタート戦略的関係を強化』、『普天間移設 辺野古埋め立て申請 防衛省 沖縄知事ら反発』、『白鵬が24度目の優勝 史上4位 北の湖に並ぶ 春場所』、『寺西学元県議死去 愛知・自民の重鎮 77歳』(23日付、中日朝刊)
☆『女性空港長中部に誕生 主要空港で初 舂田(つくだ)氏』、『PC遠隔操作 片山容疑者を起訴 三重の誤認逮捕も視野』、『春満開 梅見ごろ いなべ』(23日付、毎日朝刊)

三月二十二日
 春はセンバツからで、甲子園では復興支援曲「花は咲く」のマーチに乗り、高校球児たちが力強く行進。いよいよ春到来である。

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マンサニージョの恋
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 きょうは私の連作長編小説「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)執筆にあたって、この一年近く何かと温かい支援とアドバイスを受け、とてもお世話になった人物に全国書店での流通が始まる23日を前に、どうしてもお礼が言いたくて大阪まで出かけ夜遅く帰った。
 道頓堀の蟹道楽前でお会いして近くの店で共に食事をしながら語り合い、楽しく有意義なひとときとなった。とはいえ、いやはや戎橋界隈の人の多さときたら尋常でなく、私は街中を歩くだけで人込みの熱気もあり全身がアブたれ、かつまた昂揚して頬がほてって、なんだか宇宙遊泳でもしているような錯覚にとらわれた。

 その人は前から「伊神さんの横笛を聴きたい」とおっしゃっていたので、ICレコーダーに自宅で〈風の盆恋歌〉と〈越後獅子〉、〈さくら〉の三曲を吹き込んで出かけ聴いて頂いた。
 三曲をふきこみながら、まだまだ音曲のリズムそのものが〝流れ〟になっていないことを痛切に感じていたが「やっぱりハモニカの方が上手よね。」とダメ押しされ、うなだれると今度は「いや、そんなに下手じゃないよ。なかなか出ない音もすんなり出ているし、ハモニカに比べたらまだまだと言っただけのことよ」と慰めてくれた。

 が、残念ながら「流れになっていない」との見方は的確で正しいと思う。その証拠にウチの舞(妻)も「まだまだ、よネ。むしろお金を払って聴いていただかなきゃあ。」と言っている。私は内心で「きっと、上手くなってみせる。地球一周の船旅途次で海に一人向かってふいた時は〈流れ〉になっていた。そればかりか、哀愁と叙情豊かな調べになっていた。あの心境でふき続けなければ」と思いをあらたにした。
 社交ダンスと横笛はそのうちに極めるつもりでいるのだから…。

【あ~ぁ、言霊たち】……この甲子園の舞台で、最後まで決して諦めず全力でプレーすることにより、東北をはじめ全国の困難と試練に立ち向かっている人たちに、大きな勇気と希望の花を咲かせることをここに誓います。=春の選抜開会式(甲子園)で鳴門高校野球部主将、河野祐斗くんの選手宣誓から

【新聞テレビから】
☆『名古屋市科学館 益川さん(益川敏英さん、二〇〇八年ノーベル物理学賞受賞者)名誉館長に』、『「復興の主役」巣立ち 福島・浪江小 避難先で卒業式』
 『〈夕歩道〉食の安全にどうもハラハラさせられる中国で、今度は一万頭もの豚の死骸が上海の川で見つかったという。病死肉を捨てたとの見方もあるが、真相はまだ闇の中。取水口近くというから気になる。……』(22日付、中日夕刊)
☆『希望の花よ咲け ふるさとへ被災地へ全力プレーを誓う センバツ記念大会(第85回)開幕』『父子の夢舞台 いわき海星比佐選手 「家業を継いで恩返し』、『「和平路線に転換を」 オバマ大統領 イスラエルで演説』(22日付、毎日夕刊)
☆『進む高層ビル化 名駅人気グングン 27年リニア開業』『「アベバブル」の兆し 愛知で期待と不安』『トヨタ系が好調 住宅新築どんどん 消費増税見据え 駆け込み「反動怖い」』(22日付、中日朝刊)
☆『黒田日銀総裁「物価上昇2%を確信」 量的緩和 新枠組み』、『オバマ大統領 パレスチナ初訪問 「2国家の併存求める」』(22日付、毎日朝刊)

三月二十一日
 日本は冬型の気圧配置で北日本と東日本には強風が吹き荒れ、北海道・岩見沢の道央道では視界が悪く、車22台が衝突する事故が起きた。同じ北海道の羅臼町では午前十一時過ぎ、瞬間最大風速が29・5メートルに達したという。まだまだ寒い日が続いている。

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 ことし秋に迫った式年遷宮がいよいよ、近づいてきた。
 というのは、きょう名古屋、大阪と伊勢志摩を結ぶ近鉄の観光特急「しまかぜ」が営業運転を始め、近鉄名古屋と大阪難波両駅で出発式があり、テープカットで門出を祝ったとのニュースが各メディアで流されたためだ。本日付の中日新聞夕刊見出しも『ええじゃないか 特急「しまかぜ」 名古屋―伊勢市 片道3490円』と、分かりやすくてなかなかいい。
 その一方で同じ夕刊では1面の『サイバー攻撃 中国経由』『韓国政府 北の関与「強い疑い」』の記事が気になる。

 もう一つ。頭に引っかかったのは、北朝鮮の国内向けラジオ、朝鮮中央放送がきょうの午前九時半から「空襲警報」の発令を何度も繰り返し報じたというニュースだ。韓国の聯合ニュースによれば、午前十時半ごろにはこの警報が解除されたというが、韓国国防省は空襲を想定した訓練との見方でいる。
 ただ北朝鮮は最近、米国に対して「アメリカはグァム本土、沖縄、日本も攻撃範囲内にあることを忘れてはいけない」と牽制とも受け取れる発言をしているだけに、いったん有事になったときのことを考えると、この空襲想定訓練は気になるところだ。

【あ~ぁ、言霊たち】叔母の肉体はなくなっても、叔母が語ってくれた母や叔父たちの人生を決して忘れてはなるまいと、私は力をこめて手を合わせた。=21日付中日朝刊〈くらしの作文〉「大好きだよ」に見送られて(市川恵子さん)から。私はなんだか、田宮虎彦の小説「別れて生きるときも」の名場面を思い出してしまった。

【新聞テレビから】
☆『大工女子 おしゃれ名人 ピンクのドリル、飾れる工具も 料理と一緒愛着わいちゃう』、『〈関西発〉神戸コレクション 東南アジア進出へ カワイイ服に熱視線(神戸新聞・末永陽子、塩津あかね)』、『ひき逃げ疑い再捜査 名地検 昨年不起訴の死亡事故』、『19年前の自殺 体罰原因 市教委、「事故死」を訂正 兵庫たつの』(21日付、中日夕刊)
☆『福島第1原発 停電ネズミ原因か 仮設配電盤に隙間』『東電「事故ではなく、事象」』、『韓国にサイバー攻撃 TV局や銀行、通信障害 北朝鮮の可能性も』、『正面衝突3人死亡 福井・美浜、男性3人重傷』(21日付、中日朝刊)
☆『「侵略の日記念にならぬ」 テロ恐れ聖廟は閑散 イラク戦争開戦から10年』、『〈日銀体制改革 リフレ派の挑戦〉黒田体制が発足 異端派 金融政策主流に 首相支えた知恵袋2人』(21日、毎日朝刊)

三月二十日
 春分の日。なんでも太陽が真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日だそうだ。そして。きょうは忘れることが出来ない。あの地下鉄サリン事件から丸十八年の時を刻んだ、その日である。

 午前中、自宅で過ごす。
 過ごす、とは言っても私が書いた連作長編小説「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)の旅立ち=全国書店での流通開始は二十三日ごろの予定、早いところは二十一日にも書店販売開始も=を前に、翼をつけてくれそうな方々に葉書で出版の連絡をお一人ひとりに書いてゆくという、それこそゲリラ戦術だ。
 果たして本の浸透がある程度まで進み、一人で大空に飛び立てるようになるかどうか、となると正直自信はない。小説は今、ごく一部の流行作家を除けば、なかなか売れないだけに、そうは問屋がおろすまい。でも、どこかに私、伊神権太の支援者が居てくださり月光仮面のように私の本を照らしてくれる日々がくるような、そんな気もするのである。とにかく私の小説を一人でも多くの人々に読んでほしい。ただ、それだけだ。

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 私は名もなく、清く、貧しい無冠作家だ。一匹文士である。野を照らす野の花の如き作家でありさえすれば、そして今を生きる人々に勇気と希望、生きる支えを与え、あのころはこうして生きていたのだ、といった時代風景を後の世に伝えられる作家であり続けたい。そう願う。 
 むろん、本は売れないより売れた方が経済的負担も少なくなって好いに決まっている。でも、今はそれよりもたとえ一端であれ現代社会のありようを、作品を通じて残すことが出来たことに感謝している。家族、そして理解者たちの協力があってこそ、で感謝したい。

 やるだけやって、あとは運を天に任すしかない。そうしたことを承知の上で私は腹をくくり、恥も外聞もかき捨てて新たなる行動に出たのである。でなければ、有り金をはたいてくれた誰かさんはじめ、陰日向になって私をここまで応援してくれている方々に申し訳がたたない。
       ×        ×

 名古屋地方気象台が、きのう「名古屋市で桜(ソメイヨシノ)が開花した」と発表した、との由。なんでも開花は平年より七日早く、観測史上四番目の早さで一週間程度に満開になる見込みだという。
 でも、私がきょう名鉄電車の窓越しに桜をみた限り、布袋の大仏さま周辺、五条川河畔ともに桜の花はまだ咲いているようには見えなかった。おそらく芽は膨らんでいるに違いない。ここ数日の間に蕾が開いて、一気にほころび始めるような、そんな気がする。
 いずれにせよ、ここ尾張地方の開花は今少しかかりそうだ。

【あ~ぁ、言霊たち】不条理で受け入れ難い状況の中、見知らぬ僕を受け入れてくれた人々に感謝したい。彼らの優しさがなければ決して撮影はできなかった。写真を通じて誰にも知られることもなく葬られ続ける生命の断片に気づいてくれたらうれしい。=「AFRIKA WAR JOURNAL」(リトルモア)で第32回土門拳賞に輝いた亀山亮さん。20日付毎日朝刊、受賞のことば〈紛争地 人の優しさに感謝〉から

【新聞テレビから】
☆『世界行ってみたら……▽天空のマチュピチュ』(20日夜、東海テレビ)『水曜プレミアシネマ春のディズニーSP! 「美女と野獣」』(CBCテレビ、20日夜)
☆『国境なき友情医療 名大とイラク人研修医「白血病の子救え」 湾岸戦争以来がん急増 郵送の検体 メールで無償診断』、『福島第1原発 燃料冷却が全面再開 29時間ぶり 配電盤不調原因不明』、『納屋橋100年渡り初め再現 5月10日 夫婦三代「主役」募集』、『立山黒部アルペンルート 雪原にひとすじの春 来月開通除雪順調』、『汗ばむ列島静岡で28度 各地で夏日』、『名駅犯行予告20歳逮捕 偽計業務妨害容疑 押収PCで解析』(20日付、中日朝刊)
☆『第32回土門拳賞 亀山亮氏に』、『名古屋で桜開花 平年より7日早く』、『新法王就任式 132首脳・代表参列』、『オウム2死刑囚尋問申請 東京地検 平田被告の公判で』、『全柔連へ交付金停止 暴力問題でJОC 13項目改善勧告』(20日付、毎日朝刊)

三月十九日
 私の連作小説集「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス刊)、予定ではあす東京の書店から順次始まる発売を前に、朝からずっとこれまでお世話になった方々へのお礼とお知らせを兼ねた葉書書きや簡単なメール送信、電話連絡に追われた。それというのも、一人でも多くの方々に無冠作家、いや一匹(いっぴき)文士である私の小説を読んでほしいから、だ。

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 きょうは、新聞社の小牧通信局長時代にこども会やママさん活動などで大変、お世話になった川島公子さん(現小牧市議会議長)から思いがけず電話もいただき、とても嬉しかった。私が出版を前に出したお知らせ葉書に対する返礼で受話器に出るや「こまきのカワシマです。ガミちゃん、大活躍ですね」とほめられ、恐縮至極でそれこそ穴でもあったら入りたい恥ずかしさに見舞われた。彼女は、いまは大切な市議会の会期中(22日まで)とのこと。デ、議会が終わってから、どこかで食事がてら会おう、ということになった。

 小牧のころ、すなわち私が〝空飛ぶ記者〟として日本中の事件現場や被災地を飛び回っていたころ、彼女とは初めて会った。通信局までミニバイクでしばしば訪れ、いろんなニュースを教えて頂いたものだ。その川島さんが今や、小牧市議会の女性議長だなんて。失礼ではあるが、とても信じられない。でも、彼女の前向きな奉仕の精神は当時から見上げたものだった。議長サンとして、ますます活躍してほしい。いつも積極的で何にせよ、現場主義の前向きな姿勢はある面、鏡的存在といってよい。

 きょうの新聞の夕刊(中日)では「新法王 指輪も清貧」「伝統の〝金〟より〝金メッキ〟」が胸に響いた。それによると、「十九日の就任ミサに臨むフランシスコ新ローマ法王が、法王の象徴として身につける『漁師の指輪』に伝統的な金製ではなく、金メッキが施された銀製を選んだ。質素な生活を貫いてきた新法王らしい選択とみられる。ローマ法王庁が十八日、明らかにした。」というものだった。
 新法王は、貧しい人々を助けたイタリアの聖フランチェスコ(フランシスコ)の名を法王名に選び、就任後は「貧者のためのカトリック教会を望む」と語るなど、清貧を貫く姿勢を打ち出しているだけに、新法王誕生は世界にひと筋の光りを投げかけ今後に期待する声が多い。

【あ~ぁ、言霊たち】…▲古い英語では3月が「荒れ狂う月」と呼ばれていたのも、この季節の吹き荒れる風のためだという。「3月はライオンのようにやって来て、子羊のように去る」は英国のことわざで、ライオンは低気圧による嵐、子羊は移動性高気圧による穏やかな晴天を指すそうだ=19日付、毎日新聞〈余録〉から

【新聞テレビから】
☆『福島第1原発 冷却停止半日以上に 停電、配電盤不具合か』、『暑!! 21・9度 名古屋』、『〈大波小波〉エロスの表現力と年齢(寝台車)』(19日付、中日夕刊)
☆『福島第1原発停電 冷却系復旧せず 東電「配電盤に不具合」』、『松坂開幕マイナー=米インディアンスとマイナー契約した松坂大輔投手は、開幕メジャー入りがないことを通告された』(19日付、毎日夕刊)
☆『燃料プール冷却停止 福島第1原発で停電』、『南海トラフ被害220兆円 M9地震 避難950万人 内閣府想定 直接被害愛知が最悪』『愛知、岐阜、三重の9割停電 新幹線、東名復旧1カ月』、『17歳復興への懸け橋 「将来、私たちの世代が担う。震災伝え続ける」 江南の高2・沖野さん企画 県内有志と21日から宮城で高校生と交流』、『陰のMVP 明子さん 井端選手の妻、苦しい時期支える WBC準決勝「楽しむ姿うれしい」』(19日付、中日朝刊)
☆『日本3連覇逃す 準決勝プエルトリコに1―3 WBC』(19日付、毎日朝刊)

三月十八日
 きょう「3月18日は、世界睡眠の日です。」とのこと。けさの中日新聞8面武田薬品工業の広告紙面で知った。見つけたのは妻の舞で「きょう何の日だか、知っている」と聴いてきたので「知らない」と答えると新聞を見せられ「へぇ~」と妙に納得した。でも、なぜ世界睡眠の日なのか、がよく分からない。
 夜遅くテレビニュースを見ていたら、福島第一原発の事故現場で燃料プールの冷却装置が停電している、とのこと。大事に至らなければよいが。

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 第三回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝が十七日(日本時間十八日)アメリカ・サンフランシスコのAT&Tパークで行われ、日本はプエルトルコに3―1で敗れ、三連覇を逃した。3―0でリードされていた8回裏、井端の右前適時打で鳥谷がホームイン、1点返したものの、さらに続いた1死一、二塁で一塁走者の内川が何を思ってか二塁に飛び出してしまう走塁ミスでタッチアウトされ絶好の好機を逃した。
 今回のWBCはドラゴンズの選手が井端だけのため、あまりテレビも見る気はしなかったが、きょうはやはり侍ジャパンに勝ってほしかった。でも、いいところなしの負け試合にはガックリした。ただドラゴンズの井端だけは勝負強さを発揮してくれ、さすが日本の牽引車的な役割を果たしてくれた。ドラゴンズここにあり、でそれだけが救いである。ドラの選手がせめて三人出ていたら、こんな負け方はしなかっただろうに。

 この日は名古屋地方気象台が東海地方で四年ぶりに春一番を観測した、と発表。発達した低気圧と前線の影響で大気が不安定となり、沖縄から四国、東海、東北にかけ各地で強風や突風が吹き、大荒れの一日となった。昼間、自転車で平和堂まで買い物に出た舞は「怖かった」という。何もなくて、よかった。
 政府が南海トラフ巨大地震の想定につき発表した。それによると、東海、東南海、南海にまたがる震度7クラスの地震が起きた場合、死者32万3000人、被害家屋が238万9000棟に達し、損失は茨城県から沖縄まで220兆円に上るという。 

【あぁ、言霊たち】主権と安全、利益は断固守る。「(共産)党の指導に従い、戦闘に勝てる強い軍隊」が必要。発展こそ最優先という戦略思想を堅持し中華民族の復興という『中国の夢』を実現させる―18日付中日〈習主席「主権守る」 初演説中国全人代が閉幕〉から

【新聞テレビから】
☆『4年ぶりに春一番到来 東海地方』、『プラズマ撤退へ パナソニック「脱TV」鮮明』、『侍 3連覇逃す プエルトリコに1―3 準決勝』、『建築の「ノーベル」 伊東氏にプリツカー賞 被災者「みんなの家」主導』、『堤幸彦氏・多田木亮祐主宰 劇団「子子孫孫」旗揚げ公演 シルバーが熱く激しく 「PK」味わい深いキャラ生かす』(18日付、中日夕刊)
☆『〈知りたい!〉日露平和に尽くす猫 プーチン大統領、秋田知事に贈る 忠誠心強いシベリア種』、『避難所 在宅者も支援 弱者には専用室 政府、法制化へ』、『中国「がんの村」200カ所』『不安募る住民 基準250倍の有機物 税収当て込み? 隠す地方政府』(18日付、毎日夕刊)
☆『習主席「主権守る」 初演説中国全人代が閉幕』『射撃リーダー 中国軍幹部認める 「艦長判断」偶発的と強調』、『〈フィギュアスケート世界選手権〉女王再戦 ヨナV 浅田3位』、『(名古屋市)緑区で高齢2万人調査 認知症予防 地域挙げて』『名古屋市と長寿医療研「予備軍」の効果検証』(18日付、中日朝刊)
☆『イラク戦争10年 戻り始めた日常』、『TPP交渉63%支持 内閣支持70%に上昇 本社世論調査』、『名古屋市長選 民主、迷走続く 県連、自民市議を支持』、『千葉知事に森田(健作)氏再選』(18日付、毎日朝刊)

三月十七日
 日曜日。きょうも朝からなんだかんだと大車輪の一日となった。
 午前中、やることをやり名古屋の愛知芸術文化センター12階アートスペースでの中部ペンクラブ理事会へ。江南市内で名鉄バスが定刻になってもなかなか来ず、午後一時からの会議には十五分ほど遅れてしまった。でも、これだけはどうしようもない。

 理事会のあとは少し時間をはさんで「文学と言霊の間―神の森からの発信」を演題とした文芸セミナーを聴講。講師は、同人誌「海」の代表遠藤昭己さん=三重県いなべ市大安町=でなかなか味わい深い話だった。
 遠藤さんは最初に「文学は幻みたいなもので、言霊と言えば幽霊、そこへ来てしゃべるものとなると得体の知れない神職である私、さてどんな話になるのやら」と切り出した。 
 そして自ら神職の経験を述べつつ「言霊とは、言葉自身に生霊が宿る。言葉の生霊が力を発揮するものだ」と強調、文を書くものは使命と切実感をもって研ぎ澄まされた言語感覚、そして言葉に対する静かな熱狂と恐れを持ち、言葉を信頼すべきだ、とも。

 「結局、言霊はないかと言えばあり、あると言えばない。そういうものだ」などとも述べた。この日は実際に三重県いなべ市大安町、猪名部神社の大祓詞(おほはらへのことば)をテープで流して聴かせる場面まであり、集まった文学仲間の関心を誘っていた。きょうは理事会と文芸セミナーの間に喫茶店にいたところ、たまたま俳人の馬場駿吉さん(元ボストン美術館長)にもお会い出来、嬉しく思った。
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 講演が終わったところで携帯をチェックすると、第76回ピースボート地球一周の船友仲間、神奈川県大和市の八重姉さんから留守電が入っており「きょうは広島の二宮さんご夫妻のところへサッちゃん(祥子姉さん)と来ている」とのこと。折り返し電話をすると「いま四人でお食事をしているの」と相変わらずの元気さで一人ひとり交代に話をさせて頂いた。「ゴンタさんの本、楽しみだよね。私が本屋で購入して熱海まで持ってゆくから、そこでサインしてちょうだい」とのこと。その心配りには思わず、目頭が熱くなった。

 きょうは希望舞台の荻原ゆかりさんら他の多くからも電話やメールが入り「ゴンタさんの本、クチコミでみんなに広げるからね」と、うれしい声が相次いだ。ここにきて〝援軍〟の動きが全国的に少しずつ動き始めており、なんだかとても嬉しく思ったのである。

【あ~ぁ、言霊たち】何事のおはしますをば/しらねども/かたじけなさに涙こぼるる=17日愛知芸文センターであった文芸セミナーで講師の遠藤昭己さんが説明

【新聞テレビから】
☆『列島1枚で「ピッ」 交通IC10種23日から相互利用 近鉄乗り換えが便利に』『JR「会社またぎ」従来通り切符購入』、『乾物の山車練り歩く 滋賀・近江八幡左義長まつり』、『全柔連変革の道筋を 告発の相談を受けた山口香さん』『任命責任 腹をくくれ』
 『外相に「知日派」王毅氏 中国 李克強内閣発足 対日融和早期は望めず』『中台関係を安定 習近平氏が評価』、『スー・チー氏 来月、訪日へ 改革進展アピール』(17日付、中日朝刊)
☆『大島渚の世界』(17日付、中日〈世界と日本 大図解シリーズ №1086〉)
☆『〈3・11それから ドキュメントにっぽんの絆〉陸前高田 被災「そば屋」の2年 町のあした皆で あの日忘れず日常築く』、『〈バチカン再生〉法王報道陣数千人と会見 「貧者と共にある、貧者のための教会」目指す メディア重視も強調』(17日付、毎日朝刊)

三月十六日
 東北新幹線E5系の「はやぶさ」が東京―新青森間を国内最速の320㌔で走った。所要時間は3時間を切る2時間59分。三村申吾青森県知事は「国内最速という大きな夢が実現した。北東北や日本を元気にするため、震災復興を青森からスタートさせたい」と述べた。
 この日は、東京―秋田間を結ぶ秋田新幹線にもあかね色のE6系「スーパーこまち」がお目見え、被災した在来の常磐線、石巻線では一部が運転を再開するなど鉄道の世界には、明るい話題が相次いだ。
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 土曜日。午前中、ちょっと早いが妻と一緒に私と彼女の亡き父親の墓詣りに出向いた。
 帰宅してパソコンにしばらく向かい閉じようとしたが「ログイン中」という表示が出て丸いサインがくるくると何十分も回り続けるばかりで一向にシャットダウンできない。
 デ、パソコンに張られた〈故障診断・修理受付〉部所に電話し、電源を長押しすることでやっと、正常に戻った。それにしても、私のこのウインドウ7は昨年二月に買い替えたばかりだが一年の間にかなりのデータと情報量が入っており、そろそろ要注意とは思っていたが。案の定の不具合発生となった。バッテリ・リフレッシュ&診断ツールなるものも一度やってみなければ。
 でも、なんとなく難しそうだ。

 午後、昨年の第76回ピースボート102日間の船旅でお世話になった北海道のポールやハナちゃんなど船友仲間に本出版の連絡をメールでしていたところ、突然二階の方でドスンという音。愛猫と一緒に現場に駆け付けると二階ベランダの洗濯ものを干してあった物干し竿が強風にあおられ落ちた、と分かった。
 大事にならずホッとしたが、いやはや驚いた。

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 夜。誘われて、音楽酒茶館「温帯カポタスト」、「Party&Music nine,s cafe」の順で回る。江南にも、こんなにいい隠れ家的お店があっただなんて。「温帯カポタスト」は、わが家近くのジャズライブ「Tom」と姉妹店とは聴いていたが、ギターなど庶民音楽家たちの殿堂といってよく、ついついその気になって私まで持参したハモニカで〈夕焼け小焼け〉と〈ふるさと〉を演奏させていただいた。拍手まで頂き、恐縮の至り―
 nine,s cafeの方も店長の〝とつさん〟の情熱と意欲が伝わってくる店で今後に期待していいな、と思った。「江南も捨てたものじゃない。JCの若者たちが頑張っている」との話も聴け、たのもしく思うと同時にチョッピリ、この町が好きになってきた。これまで私は流れ流れての旅ガラスだったが、ここにきてやっと落ち着けそうな、そんな感じがしてきた。

 けさの朝刊各紙によると、プロ野球のドラゴンズ投手として活躍した台湾出身の郭源治元投手(56)がきのう名古屋市内で長年営んできた台湾料理店「台南担仔麺(たーみい)」で最後の営業を行った。四月から台湾プロ野球「中華職業棒球大連盟」の首席顧問に就任するためだという。
 私もこの店は訪れたことがあるが、明るい雰囲気で往年の郭投手ファンが大勢訪れ、郭さんも心からの接待に撤しておいでだったことを思い出す。とてもいい店だった、と記憶している。

 それはそうと夕刊(中日)で知ったが英国の競売会社が1912年に沈没した英豪華客船タイタニック号の沈没間際まで船上で演奏を続けたという楽団のバイオリンが見つかったと発表した話。避難する乗客を落ち着かせるために楽団が最後まで演奏を続けたエピソードは有名な話しで「このバイオリンは、これまでに見つかったタイタニック関連の品物では最も貴重なものだ」という。謎めいて興味深い話だ。

【あ~ぁ、言霊たち】脅威には先に対応する必要がある。米国は敵対的な挑発には断固たる態度で臨むことを世界に明確に示す=16日付中日夕刊「米が迎撃ミサイル増強 北朝鮮の射程内、14基追加」の記事のなかで。ヘーゲル米国防長官の発言
 
【新聞テレビから】
☆『名古屋城400年の証言 宝暦の大修理、戦火の天守閣 ドキュメンタリー23日上映』、『春しばしの別れ コハクチョウ北帰行 安曇野』、『東京都心で桜開花=気象庁が東京都心で桜(ソメイヨシノ)が開花した、と発表。平年より10日早い』、『WBC 米が敗退』(16日付、中日夕刊)
☆『世界最速はやぶさ 震災3年目の進化 みちのくの春呼べ320㌔ 「スーパーこまち」も登場』、『対北朝鮮ミサイル追加 米、新型弾の脅威に対抗 アラスカ』(16日付、毎日夕刊)
☆『TPP交渉参加表明 「聖域」保証なし 首相、後発不利認める 7月にも協議に合流』『農業生産4割減 GDPは3兆2000億円増 全関税撤廃試算』、『自民色抑え民主と協調 名古屋市長選 藤沢氏本部推薦見送り』(16日付、中日朝刊)
☆『東浦前副町長を起訴 人口水増し不正指示は否認 名地検』、『広島8人襲撃「社長に怒られ、恨み」 容疑者供述 事件数時間前にも』(16日付、毎日朝刊)

三月十五日
 安倍首相が夕方、首相官邸で記者会見し、環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加を表明。

 きのうも、きょうもバタバタした。
 きのうは社交ダンスのレッスン日だったが会場を間違え宮田公民館に行ってしまい、江南市民文化会館に着いたのは一時間ほど遅れ、午前十時をはるかに過ぎていた。皆さんには迷惑をかけてしまった。

 そしてきょうは、ここ一年ほどご無沙汰していた歯医者さんに検診治療と歯の掃除をしてもらいに出向いたまではよかったが。健康保険証をずっと以前にかかった他病院の診察券と間違えて持参し保険証を取りに自宅まで戻るありさまだった。この間にちょっと調べたいことがあって江南市立図書館へ。なんだかバタバタ、ガタゴトした一日となった。

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 たまたま見過ごしてしまい、少し遅れはしたが敬愛している、ある放送関係の友人に「安住さんの芝居批評読みましたか」と問われ、あわてて今月二日付中日新聞の夕刊芸能面の〈安住恭子の舞台プリズム〉欄の『avecビーズ「あの、屋上のひと(北村想作、小林正和演出)」 心にしみる恩寵』を読み、からだのなかをあるさわやかな〝かぜ〟のような、それこそ得体のしれない恩寵が通り過ぎていくのを感じた。
 もしかしたら、この芝居批評は書くもの、即ち私たちに対するある種のサイン、いや恩寵だったかしれない。

―…この屋上には、人間の生の悲しみとそれに対峙する哲学が降り積もっている。その上で北村は二つのキーワードを提出する。一つは貧しい男が観音のお告げに従って無心に西に旅する中で長者になる「わらしべ長者」のエピソード。もう一つはマイナス×マイナスはプラスになるという数学の話だ。……
 「だが安易な希望を語ったわけではない。(中略)つまり絶望と対峙すること。その果ての果てに無心とかすかな恩寵があるかもしれない…」とも続けた。そして。「この芝居が一つの恩寵であった。」と結論づけてさえ見せた。というわけで、あとあじのいい、いろいろ考えさせられる芝居批評を読ませて頂いた。

【あ~ぁ、言霊たち】「恋におちて、骨が溶けるような思いをするという経験は、人生で数えるほどだろうし、ない人だっているかもしれない。私は多少あります。そのときの記憶はすぐには蒸発しないと思うのです」=きのう付(14日)の毎日夕刊『〈トーク〉予期せず燃え上がる「マグマ」』の記事のなかで。「神様のボート」で主演する宮沢りえさん

【新聞テレビから】
☆『B787数週間で運航再開 ボーイング 新バッテリー搭載へ』、『(TPP)日本の参加「懸念」と圧力 米議員団大統領に書簡 自動車市場が閉鎖的、脅威に』、『風船ボランティア NPO法人「ぷくぷくばるーん」 病棟に笑顔と歓声 スタッフ 愛知県内の7病院を回る 〈写真・文 中村千春〉』(15日付、中日夕刊)
☆『レールの音元気出るね 南リアス線が試験運転開始 三陸鉄道』、『黒田総裁国会が承認 日銀20日から新体制』(15日付、毎日夕刊)
☆『井山=裕太=天元が六冠(本因坊、天元、王座、碁聖、十段、棋聖戦) 史上初』、『ドーム近く集まれ学生 名城大が新キャンパス 外国語学部新設へ 16年度にも』、『刃物男8人殺傷 広島・カキ加工会社 中国人実習生逮捕 殺人容疑』(15日付、中日朝刊)
☆『北原亞以子さん=「恋忘れ草」で直木賞受賞=死去 75歳「慶次郎縁側日記」』、『後見で選挙権喪失 違憲 東京地裁初の司法判断』『「堂々と社会参加を」 裁判長語りかけ』(15日付、毎日朝刊)

三月十四日
 キリスト教カトリックの総本山であるバチカン(ローマ法王庁)のシスティーナ礼拝堂の煙突から白い煙が流れ、第266代の新ローマ法王に南米アルゼンチンのホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(76)が選出された。法王名はフランチェスコ1世。中南米出身の法王は初めてだ。
 欧州以外の地域からの法王誕生は第90代法王のシリア人、グレゴリウス3世(在位731~741年)いらい。法王は、今後は最高位聖職者として全世界12億人のキリスト教カトリック信者の頂点にたつことになる。
 この日新法王がバチカンのサンピエトロ大聖堂バルコニーから集まった人々を前に「私たちのため、世界のために努力し、人類の平和に尽くしたい。さあ、司教と人々による友愛と信頼の旅を始めよう」と呼びかけると、信徒からは「ラテンアメリカ万歳」「法王万歳」の声が上がったという。
 また地元アルゼンチンでも「誇りに思う。これでアルゼンチンがもっと良い国になると思う」と人々が歓喜。オバマ米大統領も「米州から初めて法王が選出されたことは、世界の中でこの地域の強さと活力が増していることを示すものだ。新法王と平和、安全、人類の尊厳のために共に働くことを楽しみにしている」と語った。

 東日本大震災の瓦礫百五十万トンが太平洋を漂流しており、日本政府はカナダ政府に瓦礫処理の見舞金として100万ドル(9600万円)を送った。ほかに、インターネットのチャットで知り合った二十歳の男性が豊田市内の小5女児を長野市内の自宅にまで連れ出し、未成年者誘拐容疑で警察につかまった。
 それから。昨年一年間の日本の自殺者は2万7858人で昨年に比べて2793人減り、十五年ぶりに三万人を下回った、という。

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【あ~ぁ、言霊たち】最も多くの人間を喜ばせたものが最も大きく栄える。(徳川家康)
=熱くなるスイッチは中日ドラゴンズ。落合野球で日々の喜びを知りました。……と言う〝落合信者〟、佐藤彩乃さんが自らのfacebookで公開した〈好きな言葉〉から 

【新聞テレビから】
☆『新法王 初の南米出身 アルゼンチン フランチェスコ1世』、『被後見人の選挙権認める 東京地裁判決 公選法は違憲 知的障害原告が勝訴』(14日付、中日夕刊)
☆『習国家主席 選出へ 中国 三権掌握し体制始動』『習氏、独自色発揮へ 国家主席就任 短期間で権力集中』(14日付、毎日夕刊)
☆『自民、TPP交渉容認 コメなど「聖域」確保を決議 首相、あすにも参加表明』『コメ 事前協議せず 日米 関税守れぬ恐れ』、『世界平和 炎に祈り 比叡の大護摩=大津市の比叡山延暦寺で』、『車7社 一時金満額 春闘』(14日付、中日朝刊)
☆『小沢氏3元秘書控訴棄却 陸山会事件5000万円裏献金認定 東京高裁判決』『「悪質」厳しく指摘 石川被告、不快感あらわ』、『検察事務官漏えい容疑 捜査情報地検沼津支部捜索 静岡県警(14日付、毎日朝刊)

三月十三日
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 福岡管区気象台がきょう、福岡市中央区で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。全国で最も早い開花。満開になるのは1週間から10日後とのことで、この開花は2010年3月10日開花の高知市に次いで二番目に早いそうだ。

 「トヨタ満額回答へ 一時金5年ぶり200万円超 円安・政府要請追い風に」とは、けさの朝刊見出し(中日)。それによると、トヨタ自動車は十二日、二〇一三年春闘で焦点となっていた年間一時金(夏冬ボーナス)について、組合員平均二百五万円(基準内賃金五カ月プラス三十万円)の組合要求に満額回答することを決め十三日に組合に正式回答する、という内容だった。
 そして。夕刊はといえば。
「春闘の相場形成に影響力を持つ電機、自動車などの主要企業が労働組合に一斉に回答。円安を追い風に業績回復への期待が高まり、日立製作所、東芝など電機大手が定期昇給を維持したばかりか、年間一時金(ボーナス)では日立が前年の妥協額を上回りトヨタ自動車など自動車大手五社が満額回答、三菱重工は十六年ぶりの満額回答となった」という景気のいいものだった。ここに来て、アベノミクス効果が出てきたといえなくもない。

 一方でNHKニュースによれば、生活保護の受給者は215万1165人と前年比3862人増で、この数字は8カ月連続の伸びで過去最多に及ぶ。アベノミクス効果とは別のところで、まだまだ生活困窮者が増えつつある現象は気になるところだ。

 妻が面白い、と関心をもってみている新たなローマ法王を選ぶ選挙会議「コンクラーベ」は初日の十二日、バチカンのシスティーナ礼拝堂で百十五人の枢機卿が第一回投票を行った結果、三分の二(七十七票)以上の得票者がなく、「新法王決まらず」を意味する黒い煙が十二日午後七時四十分(日本時間十三日午前三時四十分)すぎ、礼拝堂の煙突から上がり選出は十三日以降に持ち越された。

 ほかに米連邦航空局(FAA)がボーイング社のB787がバッテリートラブルで運航停止になっている問題で、改善を施して再設計したバッテリーを搭載した試験飛行を承認したという話。そして東日本大震災の陰に隠れがちだが大震災の翌日に震度6強の揺れに襲われた長野県北部地震の被災地・雪の栄村で震災から丸二年を迎え、復興を願う「灯明まつり」が行われたなど、ニュースは悲喜こもごもで相変わらず、留まるところを知らない。

 きょうは朝からずっと新聞や文学界などを読んでいたが、どうしてもこの日の言霊が見つからない。たとえば、文学界四月号。吉行淳之介の〈美醜について〉など面白いと思ったが、今ひとつ心が動かない。私の好きな立原正秋の〈刃物〉にしても少し弱い。
 デ。次のような一節となった。
【あ~ぁ言霊たち】(収容所の)一日は一週間より長い=NHKEテレ〈100分de名著選・夜と霧〉から
 もう一つ。(「コンクラーベ」って何? に対して)なんだか選ぶ人たちと、それを待っている人たちとの根比べみたい=コンクラーベ(もともとはラテン語。鍵のかけられる部屋の意味)について舞と話し合っていてふと、彼女から出た言葉である。

【新聞テレビから】
☆『桜開花、福岡一番乗り』、『陸山会事件 石川議員ら二審も有罪 東京高裁判決 小沢氏元秘書3人』、『母国ミャンマー和風アレンジ 三重・ミャノさん おもてなし美容室、夢 「世界一の接客広めたい」』、『名大病院 がん患者3年放置、死亡 「手術で完治の可能性」』(13日付、中日夕刊)
☆『自動車3社満額 一時金電機は格差 春闘集中回答』、『豊川工監督停職4カ月 陸上部 体罰5年で30人に 愛知県教委55人処分』(13日付、毎日夕刊)
☆『最古の「伊勢参り」屏風 江戸前期のにぎわい活写 名古屋市博物館確認』、『原発関連自殺12人 本紙集計 福島、「震災死」認定外も』、『酸欠?作業員3人死亡 集じんダクト点検中 美濃・木材加工会社 金属片 摩擦で火花か 知人ら悼む声 熱心に地域活動/温厚でまめ/子煩悩な父』(13日付、中日朝刊)

三月十二日
 NHKのニュースと夕刊各紙の報道によれば、経済産業省資源エネルギー庁は本日午前九時半ごろ、地球深部探査船「ちきゅう」による愛知県渥美半島・三重県志摩半島沖合の海底数百メートルの地層での次世代資源のメタンハイドレートを分解し、メタンガスを採取することに世界で初めて成功した、と発表した。
 これを受け、資源エネルギー庁は五年後をめどとした資源活用、すなわち商業化を目指したい、としている。順調なら日本で年間使用される十四年分の天然ガス採取も可能というだけに、今後の推移を見守っていきたい。ちなみに、このメタンハイドレート。天然ガスの主成分のメタンと水分子が低温高圧の状態で結合してできた氷状の物質で「燃える氷」とも呼ばれる。

 米財務省がきょう、北朝鮮の朝鮮貿易銀行(FTB)と一個人に制裁を科した、と発表。国務省も北朝鮮当局者三人を新たに制裁対象に加えた。国連安保理で採択された北朝鮮制裁決議を踏まえ、独自に発動したが、北朝鮮が今後どう出るか、が注目される。
 北朝鮮は昨日、南北休戦協定の「完全白紙化」を一方的に主張したばかりか韓国との間をむすぶ電話線まで遮断、金正恩第一書記自ら韓国との北方限界線で最前線部隊を視察し同時に延坪島(ヨンビョンド)などを視野に砲撃指導をするなど危険な状態が続いている。合同軍事演習中の米韓両国をけん制する狙いともみられるが、このまま突っ走るなら、米国の出方次第で北朝鮮が廃墟になる可能性は十分にある。
 ここは、金第一書記も冷静に。南北休戦協定完全白紙化の復活をすべきだと思う。何の罪もない多くの人々を戦禍に巻き込むことだけは、しないでほしい。まだ若いのだから強硬姿勢を替え、世界平和に尽くし平和のリーダーになってみたらどうか。一度直接、会いに行きたい。

 夕刊報道にあった、オーストリアのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が発表した楽団とナチス・ドイツとの関わりを検証した初の報告書。これには人間の弱さが見て取れる。 
 それによると、一九三八年三月にオーストリアがナチス・ドイツに併合後、ユダヤ人の楽団員十三人が追放され、うち五人が強制収容所などで死亡したが、一九四二年になると楽団員百二十三人のうち六十人がナチ党員または入党希望者で同国での党員の割合10パーセントを大きく上回っていたという。
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【あ~ぁ、言霊たち】膝下を津波にしやぶられ寒かりき夢と見てゐし家流るるを 佐藤成晃『地津震波』 歌詠みとして、この現実を残すべきだと思った。=12日付中日夕刊〈一首のものがたり〉詠むべし、三十一文字の現実から

【新聞テレビから】
☆『メタンハイドレート メタンガス海洋初採取 渥美・志摩沖 資源確保に弾み』、『JR 被災路線154㌔が復旧 福島第一付近、めど立たず』、『食中植物ナガバノイシモチソウ 豊明自生の赤花新種 16日に学会発表』『「トヨアケ」学名に意欲 長年の保護実る』、『オケ仲間♪心の支え 被災地へ派遣 岐阜・富山県職員 現地の楽団 つらさや喜び共有』(12日付、中日夕刊)
☆『歌声で鎮魂と復興祈念 バチカン』、『主権回復式典を閣議決定』、『住宅火災4人死亡 大船渡』(13日付、毎日夕刊)
☆『〈春よ 東日本大震災2年〉36色の希望 娘の色鉛筆で図画を塗ると、落ち着くんだ 大川小で妻子を失った父』、『涙をふいて歩き出す 未来の笑顔今も南三陸 石碑に思い出重ねる仙台・荒浜 鎮魂の明かり見えるかな?大船渡』『遠くても力に 東海の支援者ら』『双葉に笑顔咲くまで フラガール「元気を発信」』『原発ない未来照らせ 名古屋ろうそくで訴え』『子どもたち決意詠む 津のNPO 女川に俳句絵碑』(12日付、中日朝刊)
☆『今も枯れぬ涙 午後2時46分 鎮魂と再生へ祈り』『それでも一歩一歩前へ』(12日付、毎日朝刊)

三月十一日
 東日本大震災から丸二年を報じた新聞
 
 

 一万八千人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災から丸二年。
 マグニチュード(M)9・0の巨大地震が発生した午後二時四十六分。テレビ画面に映し出される政府主催の追悼式(東京千代田区・国立劇場)に合わせ、私も静かに黙とうをした。この日は東日本各地でも追悼式があり、テレビ画面に映し出される海、川、山、そして大地、空、流れる雲も。大気、目には見えねど〈かぜたち〉の吐息さえもが悲しみに沈んでいる。そんな気がした。
 テレビを前にしての静かなる黙とう。せめて、と東北の方に心を向け「叶わぬことかも知れない。でも、どうか被災に遭われた方々の全てに元のような平穏な日々が少しでも早く戻るように」と手を合わせた。隣では何かを察知したのか、愛猫も祈るが如くいっとき背を伸ばして両手をそろえ口を結んだ。この先、被災地には早い復興が望まれる。

 東京での追悼式。安倍晋三首相、天皇陛下に続く追悼の言葉で津波に流され、逝ってしまった母に向かって「恩返しすることを忘れません。これからも自分らしく生きていきます」と誓った岩手県代表で宮古市の高校三年生、山根りんさん(18)。
 続いて宮城代表の名取市職員、西城卓哉さん(32)も「あの日から。一日一日を生きることが、こんなにも大変だったとは。妻と息子に対する思いは片時も離れません。あなた(妻)がいた私の人生は毎日、笑いが絶えなかった。毎日が幸せだった。愛するふたりの人生を引き継いで歩いていこうと思っています」と追悼文を読んだ。
 最後に福島代表の南相馬市、農業、八津尾初夫さん(63)が「いまは現実を受け止め一歩一歩、強く前に進んで歩いてゆくしかない。本日を一つの節目として力を合わせてもとのいや、もと以上のふるさと再生のために努力したい」と締めくくった。

 追悼式典は米ニューヨーク・マンハッタンの教会でも十日夕(日本時間十一日朝)、在留邦人や米国人ら五百二十人が鎮魂の祈りを捧げ、「被災地のことを忘れない」と誓った。
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 夜は、かつての同僚と名古屋の居酒屋で久しぶりに再会して酒を飲み交わした。みな、いい奴ばかりで楽しく愉快なひとときとなった。帰りには自著の連作小説集「マンサニージョの恋」(総合タイトル)出版のあいさつを兼ねて自宅近くジャズライブの店、隠れ家的ショットバーでもあるSHOT&COCKTAIL「Tom」に立ち寄った。
 何を隠そう。〈マンサニージョの恋―女たちのララバイ〉〈淡墨桜のやうな〉に続く第三作〈道化師〉の最初が、木曽川河畔のこの店らしきジャズライブから始まるからである。もしも、本が日本中に火を噴いたときに失礼があってはならない、と思い報告がてら訪れたが、店の美人ママ・としこさんは包容力のある気のいい方で「あらっ、伊神さん。いいわよ」とおっしゃってくださり、とても嬉しかった。これからは、ちょくちょく顔を出さなければ、と思っている。

【あ~ぁ、言霊たち】十二代目市川團十郎の葬儀で息子の海老蔵が披露した團十郎の残した辞世の句「色は空 空は色との 時なき世へ」に触れ、「色」を「いろ」、「空」を「そら」と呼んだ海老蔵の誤りを「しき」「くう」と読むべきであろう。と指摘しつつ
―いってみれば、彼は外面的には栄光に輝きながら、内面的には無間地獄を体験したのである。その自己の人生を彼は光と闇が交錯する空しい夢のような世界であると考えたが、しかしそのような空しい世界を立派に生きてきたという誇りをもって「色即是空 空即是色」と語ったのであろう。=11日付中日夕刊【團十郎と仏教】思想にじむ辞世の句〈思うままに 梅原猛〉から。

【新聞テレビから】
☆『希望へ針路進め 若き船長亡父に大漁誓い 毛仙沼 遠洋マグロ漁船出港』『2年の思い 乗せ 石巻 みんなの分までがんばるよ 風船1万個空へ』『3・11祈りと誓い 東日本大震災2年 被災地で追悼集会』『青森から太平洋わたり漂着 浮桟橋米で展示開始』『原発事故1650人提訴 避難者ら 国・東電に「回復」求め』(11日付、中日夕刊)
☆『3月11日また胸に刻む 東日本大震災2年』『〈東日本大震災2年〉語り継ぐあの日 神戸からいわきに 希望の灯に復興誓う』『面影探し続ける 「早く帰っておいで」 女川の運転手 妻の勤務先跡 声かけ』(11日付、毎日)
☆『3・11 暖(はる)2歳 激震、毛仙沼で生まれた命 復興の街未来へ育つ』『福島の原発関連死789人 避難続き、収束見えず 本紙調べ』『やっと笑えた 愛犬とつかの間再会 岐阜から飯舘へ21匹里帰り 3兄弟歓声「僕らを思い出した」』
『きょう各地で追悼 東京で首相ら黙とう 福島で東儀さん演奏』『脱原発3年目こそ 東京で集会「声を掛け続けよう」』、『平和の誓い引き継ぐ 東京大空襲68年で法要』、『木崎初V、野口3位 名古屋ウィメンズ 最多1万4554人出場』『野口みずき選手 世界へ再びのろし 「格好よく終わりたい」』『走った苦難の先へ 福島を忘れないで 左腕不自由な女性 シャツにワッペン付け』『被災地から参加ランナーの思い』(11日付、中日朝刊)
☆『東日本大震災2年 多くを失った私たち』『3・11車内で産声 守った命と道しるべ 避難者31万5196人』『学舎へありがとう』【わたしは今(各面)】(11日付、毎日朝刊)

三月十日
 昼過ぎ。宮城県岩沼市からのNHKのど自慢特集を見ながら、つくづく思う。
 あすで丸二年になる3・11東日本大震災の被災地、東日本の方々には涙も、悲しみも、全てを捨てた、そこから生まれ出た底知れない力がある、と。それから。きょうは妻に誘われて午前中、江南市内の公民館であった、たけのこ授産所の〝たけのこまつり〟に行ったが、障害をはねのけて生きる障害者、そしてその家族にもかけ離れたパワ―と信念の強さを感じた。

 みんな命がけで生きているのだ。
 中でも岐阜から訪れたという大道芸の若者【ジャグラー3Ta】のスリルにみちた演技はハンパじゃなく昨年あった大道芸のパフォーマンス大会で日本一になった〈芸〉は本物で生きていた。彼は現在、岐阜で介護福祉士として働いており、その合間をやりくりしての芸への集中度と情熱は大変なもので、こうした若者を見るだけで日本の将来が明るく感じるから不思議だ。
 今後ますますの活躍を祈りたい。

 きょうは被災者や障害を背負った子らをテレビ画面や自らの目で見ながら、ノホホンと生きている私とは一体何奴なのか、自身が恥ずかしくなってきた。みんな苦しんで、苦しんで、悲しみを乗り越えて、この世で生きているのだ。
 俺はなんと生ぬるいことか。これからは、人々に生きる希望と勇気を与える、そんな小説を書かなければ、とも思う。その半面でこのところはマスコミが被災地取材にダボハゼの如く集中、寄ってたかってという感じがしないでもない。もっと一歩離れた角度で静かに見守れないものか。思い切って被災者の生の声だけを全紙面をつかって掲載してみんなで読み、再生につき考えるということは出来ないものか。

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 午後、いつもお世話になっている音楽画廊喫茶「音彩」へ。後藤社長に自著「マンサニージョの恋」出版のあいさつをさせて頂いたあとは雑談に花が咲き、武功夜話を祖父から聴いて一冊にまとめたという〝前野千代女〟の存在と偉大さをあらためて知った。千代女が聴き書きをしたのは、十七世紀はじめのことだという。
 尾張が生んだ女性といえば今ひとり、信長の側室吉乃がいる。

【あ~ぁ、言霊たち】「(被災しながらも、出演者たちの絶やさない笑顔に)皆さんの笑顔が、またよけいにつらくなってきます」(歌手・坂本冬美さん。NHKのど自慢大会にゲスト出演した、その席で)
 「当時7歳のあなたはやりたいことがいっぱい、あったはず。生きたかったあなたたち。その分まで生きて…」=1594人が亡くなった陸前高田市での3・11東日本大震災の追悼式で。家族4人を失った小島幸久さん

【新聞テレビから】
☆『NHKのど自慢特集・宮城県岩沼市▽被災地から25組が熱唱』『〈NHKスペシャル〉「メルトダウン」』(10日、NHK総合テレビ)
☆『脱原発 つなぐ人波 東京で大集会「福島と思い共有を」 大江健三郎さんら訴え』『▲台湾で20万人デモ/独仏は「人間の鎖」▼』『〈春よ 東日本大震災2年〉震災あす2年 岩手・大槌町旧役場 職員の遺族 「爪跡」保存 今も悩む 教訓伝えて■復興足かせ』『明日へ ともに歩む 伝統の応援歌で大川中閉校式 入学者減り最後の卒業式 石巻「今こそ行かんと堂々と」』
『1万人完走目指す 交通規制も』(10日付、中日朝刊)
『復興を共に祈ろう 東北の祭り』(10日付、中日サンデー版大図解)
☆『松阪市25・6度 東海初の夏日―北日本は猛吹雪 37地点で3月最高』、『復興支援コンサートを両陛下が鑑賞』、『新出生前診断 来月から 日産婦指針 20機関が準備 18万~21万円』(10日付、毎日朝刊)
☆『東日本大震災2年 いま「住まい」は』『自宅再建 国は支援もっと』『復興住宅いつ入れる』、『深刻中国 PM2・5汚染 北京で基準の約30倍 排出企業200社に閉鎖要求』(しんぶん赤旗日曜版 3月10日号)

三月九日
 「名古屋、岐阜、津の各地方気象台は九日、いずれもことし初めて黄砂を観測した。名古屋中心部では、うっすらともやがかかったような状態となった。日本気象協会によると、九日午前の視界の距離は名古屋市と岐阜市で八キロ、津市で十キロ。花粉の飛散量も多く、黄砂に含まれる不純物が花粉症のアレルギー症状を悪化させる恐れがある。……」
 きょうの夕刊1面記事(中日)からの抜粋である。

 けさ、出がけに妻曰く。
 「きょうは、外に洗濯物を出さないで。黄砂が飛んでくるらしいから」と。
 夕刊だけでなく、正午のニュースで「西日本、東海、北陸の各地でことし初めての黄砂が観測され、名古屋市内は霧がかかったようで視界は八キロです」といったアナウンサーの声が流れ、彼女の言ったことが事実だった、と思い知らされた。
 それにしても、きょうの西日本と東日本は20度以上になったところが多く、四月中旬から六月中旬並みの暖かさ。37観測所で三月としては最高の温度を記録したという。事実、テレビニュースのインタビューに「夏みたいだ」の声まで聴かれた。一方で北日本では暴風雪が吹き荒れ、北海道の襟裳岬では瞬間最大風速が32・5メートルを記録した。

 土曜日。午前中、例によってNHK第2ラジオのカルチャーラジオで「啄木再発見〈青春、望郷、日本人の幸福〉」を聴いた。啄木が子どもから〝うそつきのおじさん〟と呼ばれ、ウソをよくついたエピソードや偽手紙事件、結婚式をサボタージュした話など、〈人間啄木〉の本質に迫る内容でなかなか興味深かった。

 アマゾンで予約受付が始まった「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)
 
マンサニージョの恋
・幻冬舎ホームページ
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 近く発売予定でアマゾンの予約受け付けが始まった私の小説連作集「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)の全国発売に関連し、全国各地の友人知人から「さっそく予約しておいた。今から楽しみです。皆さんにも紹介します」といった、ありがたい言葉が相次いでいる。人のありがたさは、こうした時に分かるものだ。心から礼を述べたい。
 なかには昨年乗船した第76回ピースボート102日間地球一周の船旅でことのほかお世話になった関東の船友仲間から【私が会員であるクラブツーリズムのブログ〈趣味人倶楽部〉のコミュ、「ピースボート地球一周の旅」の会員に読んで頂いて購入していただこうと掲示板に載せました】の有り難い言葉まで届き、感激している。

【あ~ぁ、言霊たち】「(3・11の東日本大地震の津波で母と祖父、めいを失った時は、それこそ)身ぐるみはがされ、外国へ一人だけおいてこられたみたいな、そんな気持ちでした」「被災地で育った私が外に出てゆくことで大震災の風化を避けられたらいい」=NHK総合テレビ夜のニュースで。これまで女川町の臨時災害FMラジオ局アナウンサーを務めてきた阿部真奈さん

【新聞テレビから】
☆『〈NHKスペシャル〉西田敏行が行く福島 最新放射能汚染マップ』『あの日わたしは 証言記録 東日本大震災』(9日夜、NHK総合テレビ)
☆『琵琶湖 春の扉』、『黄砂+花粉 かすむ青空 名古屋』(9日付、中日夕刊)
☆『〈東日本大震災2年〉災害ラジオ局アナ「大きな経験得た」 町への感謝胸に 女川の高3慶応大進学=宮城県女川町の阿部真奈さん(18)』、『NY株最高値 4日連続』(9日、毎日夕刊)
☆『〈3・11に生まれたもの〉これがおやじの仕事 銀鮭養殖漁師 亡き弟の子に伝えたい』、『〈震災2年 復興の道〉住宅再建なお手探り 続く人口減□移転に住民賛否』『地区別で「復興格差」も』『〈核心〉チェルノブイリ除染の「後遺症」 低線量被ばく福島に警告 元作業員医療費かさみ「国の厄介者」(キエフで、原誠司)』『「姿違う」一本松復元やり直し』、『侍(4―3で)台湾破る 井端九回救った 中田十回決めた』(9日付、中日朝刊)
☆『愛知沖のメタンハイドレート 海底からガス初採取へ 週明けにも』、『スーチー氏、来月来日 27年ぶり 安倍首相らと会談』、『福島県放射線データ消去 第1原発 緊急測定の半年後 5キロ離れた避難場所』(9日付、毎日朝刊)

三月八日
 雪どけ甘い春みっけ 郡上―は、雪の下で越冬した「ひるがの高原春まちにんじん」の収穫を伝える中日新聞朝刊1面記事の見出し。岐阜県郡上市高鷲町で最盛期を迎えた〝春まちにんじん〟の収穫を写真と一緒に報じたもので、このところは、なんだか新聞記事までが春めいてきた。

 浮き浮きするというか、楽しい記事といえば、同じ中日の〈通風筒〉で石川県加賀温泉をPRする女将さんの集まり「Lady Kaga」とPRキャラクター「くまモン」(熊本県)、「まゆまろ」(京都府)が登場する観光ビデオの撮影が始まった話か。

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 そんな中、けさは「宮崎知子死刑囚の再審請求再び棄却 連続誘拐殺人」の一段ベタのちいさな見出しが気になった。宮崎知子よりも、赤いフェアレディーZに乗ったトンボメガネの女と言った方が当時の事件の記憶がある人には分かりやすいかも知れない。
 事件は富山県の高3女子生徒と長野市のОLが相次いで行方不明となり他殺体で見つかったという残忍な殺しだったが、私自身現場に取材ヘリで急行、その後しばらく取材に当たった経験があるだけに忘れられない事件のひとつでもある。あの時は当初、宮崎死刑囚と知人男性が共犯で逮捕されたが、宮崎死刑囚の単独犯行として男性の無罪が確定したいきさつがある。
 その宮崎死刑囚がその後「犯行を裏付ける客観的証拠がない」などとして再審請求を二度していた、とは。とても信じられない。素人の私には死刑執行を怖がっての請求としか思われない。でも、本当に冤罪で他に犯人がいたとしたなら。もはや、この世の何を信じていいかは分からない。
 あの時、私は足を棒とし現場周辺やデカ宅を洗ったが、中に「やったのは上山田の暴走族、またはマルボウ崩れの連中では」といった声もあったことは確かだ。まさかそんなことはあるまい……。

【あ~ぁ 言霊たち】「いつでも今がいちばん。どんな出会いがあるか、わくわくする」。=8日付、毎日夕刊〈出会い重ねて色気ふんわり 90歳の芸者 浅野ゆう子さん〉から
「ひれを広げて揚力を生み、水を噴射し続けて加速する。一つ一つの動作に意味がある」、「敵から逃げるために飛行技術を発展させたイカの生命力に感動し、のめり込んでいった」。「海は謎だらけで飽きない。世界中の海を巡ってまた新たな発見をしたい」。=8日付、中日朝刊〈この人〉欄から。
 イカが「飛行」する仕組みを解明した村松康太さんの話。村松さんは、イカが海中から飛び出して着水するまでの連続撮影に成功し、「飛行」する仕組みを解明しドイツの科学誌に発表した。

【新聞テレビから】
☆『3・11 その時、ろうあ者は 聞こえない津波警報 人の助けなかったら 名古屋の映像作家 宮城の高齢夫婦映画に』、『安保理決議 北朝鮮制裁 徹底が課題 違反行為調査へ態勢強化』『南北不可侵の破棄言及 北が反発 直通電話も断絶』『米、ミサイル防御に自信』、『新川浄化願い鵜飼い 春、夢一夜舞い戻る 清州で来月20日 木曽川から「出張」』(8日付、中日夕刊)
☆『東証一時1万2200円 リーマン直前を上回る 円は一時95円台に』(8日付、毎日夕刊)
☆『北朝鮮制裁強化を決議 核実験非難 安保理、資金の流れ阻止』『「完全な履行」中国が求める』、『北風から太陽に交代 名古屋4月上旬並みの気温』、『〈3・11に生まれたもの〉福島でも津波伝える 震災の語り部「逃げよう」言えなかった』、『中部空港発第1便新石垣空港へ出発 石垣線利用1万人に』(8日付、中日朝刊)
☆『20年五輪招致 政府のサポート評価 IOC評価委員長「熱意見られた」』、『デンソーの有志フラガール 石巻、いわき復興支援 16、17日』

三月七日
 きのうに続き、きょうも数日前と比べたら一段と春めき、暖かい日となった。ニュースによれば、この地方、平年より4~5度高いそうだ。
 名古屋では午後零時四十分に、ことし最高となる一八・〇度を記録。岐阜県内でも多治見で一九・六度を観測するなど午後一時までに十九の観測地点でことしの最高気温になった。名古屋城ではこの陽気に誘われ、ピンクの梅が見ごろを迎えている。
 わが家の猫もひねもす、寝たりかな―で〝春の陽〟を浴び、福ちゃんの猫縫いぐるみともども、ぐっすり寝入る姿がなんともうらやましい。
 春の陽を浴び寝入る長女猫のこすも・ここ
 

 「気象庁の〝新〟大津波・津波警報が先ほど正午から始まりました」と、正午のNHKニュース。気象庁の新しい津波警報の運用がこの日から始まったためで、これからはマグニチュード(M)8を超える巨大地震の大津波警報と津波警報は、地震後3分をめどに発表する第一報で高さ予想を出さず「巨大」「高い」と表現し非常事態であることを伝え、迅速な避難を呼びかけていきたい、としている。
 新警報は、具体的には三メートルを超す津波が予想される大津波警報で「巨大」、1メートル超と見込まれる津波警報では「高い」と表現。文言も「すぐくる」「すぐににげて」と、こどもにも分かる表現に努め「東日本大震災クラスの津波が来襲」とか「M8を超える巨大地震と推定」といった具合に、よりわかりやすくなるという。

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 午前中は、週に一回の社交ダンス教室へ。これまでズック靴に甘んじてきた靴も、きょうから先生が見立ててくださった社交ダンス用のお洒落なシューズに替わった。仲間から「スゴイね」とおだてられ、なんだか自分には合わない気恥ずかしさに襲われた。レッスンの方はジルバ、タンゴ、ルンバとまずは順調。皆さんと一緒に楽しいひとときを過ごし、少しずつ前に進んでいる。

【あ~ぁ、言霊たち】集会の最後、前川さんは「勝つまで戦います。絶対に、絶対に勝つ」と支援者に語った。「本人の強い気持ちが見えてうれしかった。自分も奮い立たされた」と佐藤弁護士。=7日付中日朝刊、〈中3殺害再審取り消し〉から

【新聞テレビから】
☆『オバマ大統領様 銃規制踏み出す時 服部君両親 手紙で訴え』、『東証、一時1万2000円 リーマン後高値を更新』、『「世界の10代の力 復興に」 南三陸の高3国連で震災報告 若者目線のまちづくり提案』(7日付、中日夕刊)
☆『北朝鮮核実験 中国事実上の制裁 輸出厳格化 国連に先んじ』、『震災身元不明132遺体 99・2%確認 行方不明なお2694人』、『児童虐待の検挙最多 児相通告4割増 ポルノも更新 昨年』(7日付、毎日夕刊)
☆『昨年衆院選は違憲 一票の格差「是正せず」 東京高裁判決 無効請求は棄却』、『トヨタ 張氏が名誉会長 GM元副社長ら 初の社外取締役』、『福井中3殺害 再審取り消し 弁護団、11日特別抗告』、『(オスプレイ)本土上空で初訓練=高知県香美市』、『豊橋白骨遺体 2人は死後1年以上 住民登録 市が昨年3月抹消』、『皇太子さま基調講演=6日午前(日本時間7日未明)国連本部で「水と災害に関する特別会合」で基調講演』(7日付、中日朝刊)
☆『大崎事件 再審認めず 鹿児島地裁「自白に信用性」』、『侍ジャパン反撃遅く キューバに敗れ2位 6―3』、『チャベス大統領死去 反米左派国に動揺 石油資源見直し懸念』『政権交代 待ち望む米』、『シリア難民100万人超 周辺国に流入』、『「ワシントンも火の海に」 機関紙報道 北強気制裁けん制』(7日付、毎日朝刊)

三月六日
 チャベス大統領のポスターと「チャベスさんのおかげ」と話すベネズエラの人たち=昨年7月写す。南米ベネズエラのラグアイラ市内で
 
 

 反米左派政権の代表で、豊富な石油収入による徹底した貧困対策で知られた南米ベネズエラのウゴ・チャベス大統領が五日午後四時二十五分(日本時間は六日午前五時五十五分)、首都カラカスの軍病院でがんのため死亡した。五十八歳だった。
 チャベスさんといえば昨年七月中旬、第76回ピースボートの地球一周船旅でベネズエラに寄稿した際の、あの国民的人気を忘れることが出来ない。大統領はこれより先、既に2011年からがんと闘っていたが、私がベネズエラ国内に滞在した二日間に感じたのは貧困に対する手厚い政治もあってか国民の間、特に貧困層では圧倒的な人気があったということである。

 実際、ラグアイラの町中で聞いた一般国民のチャベス人気は大変なもので国内の至る所に大統領のポスターが張られ、私の質問にも「チャベスさんがいるから私たちは幸せだ。大統領のおかげだ」という人が多くいた。昨年の大統領選で4選を果たし暮れにはキューバで手術を受け回復に向かっていたとは聞いていたのだが…。バラマキの独裁者だ、と批判的だった一部富裕層をのぞき、国民の落胆と失意は相当なものに違いない。 合掌―

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 名高裁が一九八六年三月二〇日未明に福井市内で起きた刃物による女子中学生殺人事件の再審請求異議審できょう、検察側の異議を認め元被告、前川彰司さん(四七歳)の再審開始を認めた同高裁金沢支部の決定を取り消した。いずれにしても殺したのか、殺しはしていなかったか。真実を知るのは前川さんただ一人である。
 第三者の私としては、先の金沢支部の決定取り消しを信じたいところだ。でも、審理がこのように同じ高裁同士で相反した結果を出した場合、どちらを信じてよいのか分からない。名張の毒ぶどう酒事件の奥西被告の場合も本人はやっていない、と前川さん同様犯行を否認している。否認ということは殺してはいない、ということで人間の叡知と正義を信じる限り、私はどちらも無罪の方を信じたい。

 この世というもの。真実がありながら、それを引き寄せられない弱さがある。まさか。殺したのに、心変わりがして無罪を主張し続けるなんてことがあるのだろうか。ない、とも言いきれない。

 このところの私。一匹文士となってからはサラリーマン稼業から抜け出し、なんだか毎日妻に叱られながら遊んで楽しく生きている。そんな気がしないわけでもない。実際そうではあるが…。
 でも今夜は食膳に赤飯が出てるので「なぜ? へえ~ぇ」と言うと「あなたの誕生日よ」ときた。あっ、そうだったか。でも、「誕生日おめでとう」とか、そう言われるのは昔から大の苦手で、自分から誕生日だなんてことは口が裂けても言ったことはない。
 妻(舞)からの心のこもった赤飯、天下一品だった。きょうは横笛の稽古日で名古屋に出向き、新しく〈夕焼け雲〉をふき始めた。舞は、けさポツリと「ことしになってから胸が時々、痛くなるの。イタイの」というので心配している。過去、何度も倒れているだけに、油断はできない。医者に行こうと言っても「いいの」と頑固なので困っている。睡眠不足と何かのストレスからか。何より、もっと早く寝なければ。
 やはり、全て勝手し放題の私のせいだ。

【あ~ぁ、言霊たち】「納棺師の仕事を見つけられたから、生きていられた」。震災が自分に与えた使命。それは、人の哀しみに向き合っていく人生。心を込めた仕事が、妻子の供養になると信じる。=6日付中日朝刊〈3・11に生まれたもの〉から

【新聞テレビから】
☆『福井中3殺害再審取り消し 検察の異議認める 名高裁「知人供述に信用性」 弁護団、特別抗告へ〈解説〉供述頼み 揺れる判断』『警察、司法正義ない 中3殺害再審取り消し』『前川さん語気強め 事件から27年春遠く』、『大崎事件再審認めず 「自白誘導考えにくい」 鹿児島地裁決定』、『立ち直った一本松 復元作業終わる』
 『(南米ベネズエラの)チャベス大統領死去 ベネズエラ 反米左翼カリスマ がん闘病、58歳』、『ボリショイ強酸液事件 男性ソリスト(バベル・ドミトリチェンコ)拘束』(6日付、中日朝刊)
☆『シャープにサムスン出資 100億円規模 午後発表』、『米、北朝鮮に交渉促す 休戦協定「白紙」挑発停止を要求』(6日付、毎日夕刊)
☆『〈3・11に生まれた〉 妻子の分まで心こめ 美しく整えて送り出す』、『休戦協定「白紙に」 北が予告、米韓演習に反発』、『〈核心〉中国海洋派遣へ猛進 国防費10・7%増 米「アジア重視」対抗・空母艦隊編成進む』、『岐阜にも襲撃予告 長野からツィッター投稿』(6日付、中日朝刊)
☆『〈MAINICHI芸術食堂〉 心揺さぶる音の粒 村治佳織ギターリサイタル』、『TPP自動車は「例外」 関税撤廃5~10年超猶予 日米事前協議 首相13日にも参加表明』、『NY株、史上最高値』
『〈検証大震災 要の水産加工復興遠く 「売り上げ3割以下」30% 倒産や工場閉鎖も』『【宮城と福島 漁業・水産加工の現状】〉 水産業続く苦悩』『石巻 仲間と競い合える日まで 11年3月死者最多「復興」の言葉むなしく 12年9月戻らぬ仕事、人工場だけが増え 13年1月出荷停止解除後も値段つかず』『福島 心まで汚染されてたまるか 11年9月「牛で規制値超」試験操業先送り 12年1月損してもいいから、やってみっぺ 12年8月「大都市のスーパーでは売れない』(6日付、毎日朝刊)

三月五日
 春が来て。
 冬ごもりしていた虫たちが地上に出て活動を始める。啓蟄とは、よく言ったものだ。きょうは、まさにケイチツそのものの暖かい日となった。

 みなさま、お気づきでしょうか。
 私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」同人を中心とした数々の作品紹介コーナーともいえる「What,s New」欄に本日になり私、伊神権太の近作【マンサニージョの恋(幻冬舎ルネッサンス)】の書籍案内のリンクが張られたことを、です。
 まだ、今月二十三日からの書店販売までには、しばらく日にちがあります。でも、ぜひ書店で手に取って読んでいただけたら、とのささやかな願いから関係者の理解と協力も得たうえで本日、いち早く書店案内のリンクを張らせていただきました。
 この案内は、ここ当分の間、本欄作品集の一角に左記のように連日表示します(クリックされると、書籍案内を見ることができます)。


マンサニージョの恋
・幻冬舎ホームページ
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 さて、ここでは本の紹介では書き切れなかった点につき、作者として少し触れさせていただきましょう。
 まず、最初の小説は総合タイトルともなった一編で〈マンサニージョの恋―女たちの船上ララバイ〉の副題付きです。海と、旅と、人を愛する定年を過ぎた男が、まだまだ若くて魅力いっぱいの熟女と全てを忘れ、純な恋におちてゆく……。
 ときに主人公の笛吹(うすい)健次は、乗船中のクイーンヴィーナス号を〝現代版ノアの方舟〟と錯覚してしまう。それほどにまで熱く、かつ激しい船上のラヴストーリーとして書き上げたのです。
 二話は〈淡墨桜のやうな〉の題からも推して知るべしの展開で、定年になった男がかつて〝淡墨記者〟として取材した根尾に立つ樹齢千五百年の淡墨桜に託した果てなきロマンを、来し道を振り返るなかで追い求めていく。東日本大震災の被災地を訪れ、一匹(いっぴき)文士として再出発するに当たって自ら葛藤する〝夢追いびと〟の姿を感じていただけたら、と思います。
 そして。ラストの〈道化師〉はと言えば。これは、もしも大人の恋に終着駅があったなら、こんな終わり方をするのかな、と思っていただければ大満足です。熟年だけではなく、若い世代にも読んでほしい。なぜなら、恋は若者世代からの延長線上にあり、恋情は時として家族の絆につながり決して途切れることなく、永遠不滅だからです。

 三編とも全ての女性、【あなたを】主人公だと思い、書き進めました。ですので、あなた自身がヒロインの風美久世や真美、ユカになりきって読んでいただけましたら、作者として無上の光栄です。
        ×        ×

【あ~ぁ、言霊たち】「朗読は全て一人でやらなければならない。頭の中に小宇宙をつくるようなもの。自分だけでテンポも演出も決める。役者にとってもやりがいがある」(アマチンさん、俳優天野鎮雄さん)
「朗読を聴きながら目を閉じるとドラマが出てくる。ため息一つも伝わってくる空間。読む人と聞く人の真ん中に感動がある。それを味わってほしい。…」(カフェオーナー、高木雅宜さん)=5日付、中日朝刊文化欄〈名古屋・大須から文化の薫り 日本文学の名作を朗読 天野鎮雄さん企画「音読が広がれば」 西脇瑞紀さん尾藤涼和さん 臨場感たっぷりと〉から

【新聞テレビから】
☆『目覚めの羽音 南知多』、『名古屋市長選 藤沢氏が出馬表明 自民決定三つどもえの様相』、『中国国防費10%増 当初予算比25年連続2桁伸び 全人代開幕』、『南相馬「きょうへい先生」の遺志継ぐ 子も農家も守る』『除染研代表の次男 風評対策で水耕研究』、『115歳の誕生日「おおきに」 世界最高齢女性大川(ミサヲ)さん』、『救急搬送 36回拒否 25病院 埼玉の75歳男性死亡』(5日付、中日夕刊)
☆『10億ドル(約930億円)長者200人増えた 世界的株高で最多更新1426人』、『偽司教つまみ出される バチカン記念撮影も』(5日付、毎日夕刊)
☆『復興一本松とともに 高田松原に国立追悼施設』『政府検討震災伝承の拠点に』『〈3・11に生まれたもの〉1海上保安官 父の遺体に誓った決意』、『「名駅で通り魔」予告 ツィッター上 遠隔操作含め捜査 PCは特定』(5日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災2年〉県外避難者「故郷戻らぬ」8割 本紙調査帰還年々厳しく』、『「子育て同盟」結成します イクメン知事ら10人 4月から』、『「私が死に追いやった」 桜宮高体罰 元顧問、テレビで謝罪』(5日付、毎日朝刊)

三月四日
 新聞テレビの報道によると、2020年五輪の東京招致に伴うIOC視察団の視察がきょうから東京で始まった。また次期日銀総裁候補として政府側が提示した黒田東彦アジア開発銀行総裁(六八歳)がきょうの衆院議員運営委で所信を述べ、同時に日銀が一月に導入した2%の物価上昇率目標の達成期間について「国際標準は二年で、それを目指すことになる。少しでも早く実現させたい」と議員の聴取に答える形で語った。

 このほか暴風雪のなか、雪に埋まった車のなかで宮下加津世さん(四〇歳)と子ども三人の計四人が亡くなった北海道の中標津町では小学校の同級生らが現場を訪れて花を手向けた話や、先月二十八日未明に東京・吉祥寺で女性が刺殺された事件で警視庁が強盗殺人の疑いでルーマニア国籍の無職少年(一七歳)を逮捕したことなど、各メディアからさまざまなニュースが流れている。
 なかでも吹雪で視界が真っ白になり動けば動くほど、自分がどこにいるのか、が分からなくなってしまう「ホワイトアウト」現象。この〝ホワイトアウト〟で自宅を目の前にしながら小学三年生の長女夏音さん(九つ)を守るように覆いかぶさったまま凍死した北海道湧別町の漁師岡田幹男さん(五三歳)、そして北見市の七六歳の女性らの〝雪中死〟には言葉もない。悲しさは尋常でない。

 その雪にも、いろいろある。
 雪といえば、能登の門前や輪島の山間で毎年、三月の雪解けのころになると、少しずつ雪の中から可愛い顔を出し、かれんな花を咲かせていた、あの雪割り草の話題が正午のNHKのローカルニュースで報じられていた。
 とは言っても、こちらは高山市神岡町でのハウス栽培での話だ。春を目の前に、雪割り草が白、紫、青とカラフルな花を咲かせたという話題で、栽培農家は「春一番に咲いてくれるのが、とても嬉しいです」と話し満足そうだった。でも、やっぱり雪割り草は厳しい冬の寒さに耐え、雪を割って花開くのが自然で一番いい。

 能登といえば在任中、よく「ここには〝耐えの文化〟という言葉があるのですよ。厳しい冬を耐えに耐え抜いて、そうしたなか文化が育っていく。」とよく教えられたものだ。耐えの文化の一方では、互いに助け合って生きてゆく〝廻し文化〟というのもあった。そういえば、新聞社の支局に客人があった時など、一本杉通りに面した菓子屋さんに支局の女性が順番に出向いて、よくお菓子を買ってきてくれたものだった。

 中日新聞朝刊〈通風筒〉によれば、ひな祭りのきのう、女性の幸せや成長を祈る神事「ひな流し」が和歌山市の淡嶋(あわしま)神社で行われた。願いが書かれた半紙とおひなさまを乗せた小舟が、穏やかな春の海に送り出されたという。
 春はもう、目の前だ。

【あ~ぁ、言霊たち】ロッドマン氏は「金第一書記がオバマ氏に望んでいることは一つだ。電話してほしいそうだ」と発言。金第一書記は「できることなら戦争はしたくない」と語ったという。
 またロッドマン氏は「あなたも大統領もバスケットのファンだ。そこから始めればよいのでは」と金第一書記に助言したことも披露した。
 ロッドマン氏は二月二十六日から三月一日まで北朝鮮に滞在。金第一書記とともに米国と北朝鮮のバスケットを観戦し、夕食を共にした。(『電話ください オバマ大統領へ 金第1書記より 訪朝ロッドマン氏に伝言(4日付、中日夕刊)』より)


マンサニージョの恋
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【新聞テレビから】
☆『〈春よ 東日本大震災2年〉不明なお2694人 捜索続けることが家族の希望になる』『宮城・閖上 海岸線ボランティアに参加 ◆気温2度◆骨片30リットル』、『北海道暴風雪 7キロ先から救助隊 娘守った父凍死の現場』『雪中に76歳 死者9人に』『38時間ぶり運転を再開 脱線の秋田新幹線』、『〝おてんば娘〟赤ちゃんシャチ 名港水族館あすから公開』
 『〈訃報〉大塚道子さん 女優、劇団俳優座代表 2月26日、虚血性心疾患のため死去 82歳だった』、『小魚やカニ 人工干潟に続々 名古屋港に命の楽園 海の再生成果予想以上』『横浜では184種定着 全国4カ所で整備 開発と両立課題も』(4日付、中日夕刊)
☆『物価目標「一日も早く実現」 所信聴取 黒田日銀総裁候補』『脱デフレ「やれること何でも」』『東証一時1万1700円台回復 黒田氏発言で円安進行』、『最高の東京をお見せしたい 招致委がプレゼン IOC現地調査開始』(4日付、毎日夕刊)
☆『1次ラウンドA組 5―2で中国下す 侍連勝 糸井走者一掃』『きょう中国●で2次R進出』(4日付、中日スポーツ)
☆『暴風雪8人死亡 北海道各地 車立ち往生』『父のぬくもり娘の守る 子煩悩最期まで』『母子4人自宅目前……』『23歳女性 あと300メートル力尽く』、『マンU(マンチェスター・ユナイテッドの)香川ハット(一試合3点をマークするハットトリックを記録した) プレミアムアジア人初』(4日付、中日朝刊)
☆『北海道暴風雪8人死亡 車立ち往生 1000人避難』『命賭し愛娘守る 北海道暴風雪 10時間抱き続け 53歳父 風を背に一晩』『吹きだまりに車 母子4人救助できず』『視界は数センチ12㌔2時間=長男大輝君(11)は町立俣落小の児童会長に就いたばかりだった』(4日付、毎日朝刊)

三月三日
 日曜日。お雛さまである。
 きょうは、つい最近、恥さらしを覚悟で登録したMyフェイスブックへの対応はじめ、ウエブ文学同人誌「熱砂」の仲間たちへの今月下旬開催する例会のお知らせ、さらには私の小説集「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス刊)発売を前に、ちょうど良い機会でもあるので全国各地に散らばる知人友人の名簿の整理などにも追われた。

 正直言って「熱砂」例会の連絡をするために、それぞれ将来有望な会員一人ひとりに失礼がないよう公平に電話をかけること自体が、結構大変だ。自分で言うのもへんだが私の場合、いつも感覚が敏感過ぎるきらいがあり(いや神経質なのかも)、必要以上に相手のことを気遣うので、これが5本、6本、6本、7本の電話連絡…となってくると、神経をすり減らしてしまう。
 皆それぞれに職業を持っていたり、将来のチャレンジをしたり、親としての役割を背負っている大切なメンバーばかりなので【みな有望株だ】、各人の人生街道にとって恵みがなければとも思いつつ連絡をしているつもりなのだが。さて、電話をかけたり、ショートメールを送信しても、なかなかつかまらない人もいたりする。
 かといって、それだけ頑張っているわけなので仕方ないと諦めるほかないか。

 わが家の夕食を飾った妻の舞手づくりのちらしずし
 

 それはそうと、きょうは〝お雛さま〟だった。
 わが家には、妻はじめ猫姉妹の計女性3姉妹がいるが、いずれも「きょうは私たちの日なのだから」と、どこか浮き浮きしているように見えた。私がそうした目で見るからなのか。いやいや、ホントに三人とも、どこか華やいで楽しそうだからふしぎである。
 極めつけは夕食に出た妻自慢の手料理ちらしずしでピンクなど色鮮やかな食卓を前に感謝の気持ちで食事をした次第である。

 春とはいえ、ことしの寒さは尋常でない。
 秋田県大仙市ではきのうの午後、東京発秋田行き秋田新幹線こまち25号(6両編成)が暴風雪に脱線。深夜からけさにかけては北海道中標津町で母子四人が乗っていた車が雪に埋まり四人ともが亡くなるなど北海道内で八人が暴風雪で命を落とした。
 何ということだ、と思えば思うほど、自然はニンゲンたちに非情な牙を見せ続ける。妻はこうした自然界の怒りを地上を荒らし続ける人間に対する逆襲なのだという。

 まさに、あ~ぁ無情か。この季節になっても、容赦ない猛威が人間の前に立ちはだかっているのだ。

【あ~ぁ、言霊たち】
 呼吸すれば、
 胸の中にて鳴る音あり。
  凩よりもさびしきその音!

 眼閉づれど、
 心にうかぶ何もなし。
  さびしくも、また、眼をあけるかな。

 途中にてふと気が変り、
 つとめ先を休みて、今日も、
  河岸をさまよへり

  ………
 (石川啄木 悲しき玩具―「一握の砂」以後より―)    

【新聞テレビから】
☆『〈NHKスペシャル〝震災ビッグデータ〟〉3・11 あの日の全記録 人々はどう動いたか 超渋滞はなぜ起きた』(3日夜、NHK総合テレビ)
☆『秋田新幹線が脱線 降雪の中、徐行運転』『脱線の瞬間「尻浮いた」乗客車内に6時間、疲労濃く』、『〈犠牲の灯り 第2部〈飯舘 女たちの哀歌 6異国の花嫁上〉放射能終わらぬ葛藤 祖父戦死因縁の日本』、『華麗に十二単着付け 「雛まつり展」にちなみ 名古屋の徳川美術館』(3日付、中日朝刊)
☆『秋田新幹線こまち脱線 暴風雪 在来線区間で 秋田・けが人なし』『秋田新幹線脱線 息もできない猛吹雪 130人6時間後救出』『住民「風がゴーと」 青森県では貨物船座礁』(3日付、毎日朝刊)
☆『3連覇へつなぐ日本 WBC開幕』『2大会連続投手コーチ与田剛さん ポイントは「順応性」』『鉄人・衣笠のフルスイング 自分たちの野球貫く』(しんぶん赤旗日曜版 3月3日号)

三月二日
 WBCの開幕戦、侍ジャパン対ブラジル戦が今夜、ヤフースタジアムであり、侍ジャパンが5―3で逆転勝ちした。
 たまたま私がテレビをつけた時、日本は3対2で負けていたが8回表の攻撃でドラゴンズの井端が初球打ちでタイムリーを放ち、内川を返して同点。あとは鳥谷、阿部とつなぎ松田がセンター前にタイムリーを打ち一挙3点を入れ逆転勝ちした。
 独断と偏見で言わせてもらえば、きょうの日本はドラゴンズの勝負師・井端がいたからこそ勝てた。井端がいなかったら、突破口が開けないまま負けていただろう。開幕戦を見ながら思ったことは、やはりドラゴンズの大島、浅尾、山井は侍ジャパンに加えてほしかった。ドラの四人がいれば安心して見えるはずなのに。残念だ。井端の活躍を祈るのみだ。
 それにしても、阪神の能見投手と西武の牧田投手は、いい投手である。いつまでも見ていたい。第一、投げ方がとても美しい。

 けさの尾北ホームニュースの武功夜話物語のある部分にアッと驚かされた。歴史小説の素材になってもおかしくない記述なので以下に記しておきたい。
―佐々宗淳(佐々介三郎、1639~1698)は水戸藩三戸光圀公によって開始された歴史書『大日本史』の編さんに携わり、「彰考館」の前身に史官として全国を調べ歩いた。最後は「彰考館」の総裁を務めた。「分限帳」にも大きく関わった史官である。
 テレビ番組[水戸黄門]で、勧善懲悪、世直しの旅をする黄門様の二人の家臣「助さん」「格さん」は実在の人物がモデルで「助さん」こそが佐々宗淳(介三郎)である。
 その祖先は江南市前野の前野氏。佐々宗淳が「分限帳」に大きく関わったことはまったく知られておらず、ここに発表し今後の研究に期待したい。

 以上ポイント部分だけを抜粋したが、、この佐々宗淳なる人物。一度じっくり調べてみる必要がある。
        ×        ×

 午前中、NHK第2のカルチャーラジオ・詩歌を楽しむ、でいつものように、歌人・三枝昴之(さえぐさたかゆき)さんの〈啄木再発見〝青春、望郷、日本人の幸福〟〉の第九回を聴く。

 きょうの話は歌集「一握の砂」誕生のあと病に倒れて以降、啄木が書き綴った歌稿(作歌)ノートがそのまま歌集「悲しき玩具」にまとめられる過程についての話で、その間の孤高の歌人のやるせない心理の動きなどが大変分かりやすく説明され、参考になった。
 具体的には、「悲しき玩具」は明治四十三年十一月から亡くなるまでに啄木が詠んだ192首がそのままの形で啄木の死後、明治四十五年六月になって刊行された、実は〝遺歌集だった〟との話だったが死に至る啄木の微妙な心理の揺れ動きと、それでも歌心に残りの人生を託す彼が実際にどんな状況の中で歌を詠んでいったのか、がよく分かった。

 書き始めてわずか九カ月後の四十四年八月二十一日で終わる歌稿ノートの後半は「どうせなら、ふるさとの渋民村に帰って死にたい」といった、死を覚悟したような表現が随所に見られた、とも。
 そして。その歌稿ノートに記されたラストの一首こそ、次のようなものだった。
 ♪庭の外に白き犬ゆきけり振り向きて犬を飼わんと妻にはかれる

 この歌について三枝さんは「一見し夫妻の茶飲み話のようにもみえる。しかし実際はそうではなく、死にゆく自分自身を見つめる中で命あるもの(ここでは犬だが)への限りなき〝心寄せ〟をした歌だ」と説明。この最期の歌集は「命の水際における精神のドラマ、心のドラマが展開されている」と結論づけもした。
 なんだか私には、よく分かる。それからこの「悲しき玩具」には歌稿ノートには出てこない歌二首も付け加えられており、その歌が巻頭に置かれている、とのこと。この秘話については次回以降に説明するとのことで、どんな話がされるか興味深い。
 
【あ~ぁ、言霊たち】WBC初戦で侍ジャパンが勝ったことを告げると「勝つときは勝つの」と妻の言葉がとんできた。私は、このひと言を耳にし「力があれば勝つ」ということかと解釈。「だったら本も売れるものは売れ、売れないものは売れないということか」と聞くと「そうよ」ときた。じたばたしたところで、なるようになるということだ。

【新聞テレビから】
☆『〈2分の1成人式〉20歳への折り返し地点 10歳の晴れ舞台広がる』『小学校で「式」開く 夢語り、感謝も…親は涙』、『水耕レタス被災地潤す 陸前高田 ドーム型施設で20人雇用』(2日付、中日夕刊)
☆『米歳出強制削減を発動 与野党協議が決裂』、『(中東)オマーン・日本 国交樹立40年 学生が「外交官」 現地首都(マスカットで6~7日)でフォーラム』、『【eye】被災地(宮城県名取市閖上のプレハブで営業を続ける)の写真館』(2日付、毎日夕刊)
☆『〈武功夜話物語 その123武功夜話を読む(須賀弘之)〉巻二十一(11)秀吉亡き後の尾張の武将たち 織田信雄分限帳(前編)』(2日付、尾北ホームニュース)
☆『スヨルジュ氏死去 (1985年のイラン・イラク戦争時にテヘランに取り残された)邦人215人を救出したトルコ機元機長)=2月24日にイスタンブールで。87歳だった』、『エネ政策有識者会議 脱原発派大半外れる 福井知事ら容認派起用』、『2米兵懲役10年と9年 強姦致傷で那覇地裁判決』、『2年連続「寒い冬」 東海、平年を0・8度下回る』(2日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災2年〉JRかさ上げに国費 岩手・山田線 復興後押し』(2日付、毎日朝刊)

三月一日
 一九五四年の三月一日、太陽は西から昇ったかのように見えた。船員たちがそう錯覚するほど強烈な光が、ビキニ環礁で漁をしていた第五福竜丸から見えた。やがて甲板に、米国の水爆実験で出た死の灰が雪のように積もった▼……(1日付、中日春秋)
 記事にもある通り、三月一日は第五福竜丸に死の灰が注いだ悲劇の日で知られる。「原水爆の被害者は、俺たちで終わりにしてもらいたい」との言葉を残し死んでいった無線長、久保山愛吉さん。第五福竜丸事件から六十年目の春を迎えたなか、久保山さんの言葉は、ますます重みをましている。

 きょうは周囲に勧められるまま最近、流行しているフェイスブック(FaceBook)なるものにわが身、すなわち〝伊神権太を登録した〟が、なんだか何者かに身柄を確保されたような、そんな気がした。
 気のいい友人たちの、私を思いやる優しい言葉の数々についつい、心を動かされてしまい、友人の一人に電話で教えを賜りながらパソコン画面からの登録手続きをやっと終えたまでは、良かったが……。
 さて。あとをどうして良いものか、が分からない。デ、江南市内のヤマダ電機までパソコンを持ち込んだが、あいにく「フェイスブックの機能を知る者が出張でして」ということで、自宅へUターン。あらためてパソコンを開くと、ドッとばかりに受診メールが押し寄せていたので、たまたま他の件で電話した東京の出版社・幻冬舎さんの若手スタッフに初期操作の基本を教えていただき、どうにか切り抜けた。
 この間、他の船友仲間や妻からは「迷惑メールが来たりして大変みたいよ。あまり、やらない方が無難じゃないの」との親身になっての警告をされはしたが、いざ登録してしまったからには、乗りかかった船である。
 物事はポジティブに、前向きにいかなきゃ、と自身に言い聞かせドッと押し寄せたメールのなかから、信頼できる友人の意見もお聴きしつつ、安全かつ今後の自身にとってもいい友だち関係を保てそうな方々だけに絞り込んで「友だちリクエスト承認」をクリック。きょうのところは「ありがとう。よろしくお願いします」といった簡単なあいさつを返信するだけに留めさせていただいた。

 それはそうと、早や三月。
 本欄「生きてゆく人間花たち/三月の唄」からは、毎日心に残った言葉とか文面をひとことずつ、その日印象に残った〈言霊たち〉として、綴っていくことにする。私にとっては日々そのものが文学修練の場だからだ。

 【あ~ぁ、言霊たち】きょうの言葉は「何でもこれからなのだから」に尽きる。ある方と電話で話をしていて「これからこそ、まっさらになって、いいものを書きたい」と話した私の決意に対して返ってきたのがこのひと言、だった。言われてみればその通りだ。この世に生きる全てのものにとって大切なのは「これから」という意識、何につけても前向きな姿勢だと思う。何も小説執筆といった文学の世界だけではなく、全ての分野に通じるステキな言の葉といってよい。

【新聞テレビから】
☆『にっぽんの芸能 日本舞踊とオーケストラ▽ロミオとジュリエット、など』(1日夜、NHKEテレ)『〈ナビゲーション〉ビキニ事件59年目の新事実▽海の放射能は今』(1日夜、NHK総合テレビ)
☆『F35部品製造を容認 武器輸出三原則の例外 官房長官談話』、『笠松刑務所 受刑者への手紙を処分 女性看守書類送検 130通、シュレッダーに』(1日付、中日夕刊)
☆『春 あなたの夢と歩く 東日本大震災余震で犠牲 高橋愛さん卒業 親友「ずっと一緒に」』、『友情と思いやりに感謝。これからは一巡礼者 ベネディクト16世退位 ローマ法王信徒に別れ』、『元NBAスター(米プロバスケットボールの元スター選手、デニス・ロッドマン氏)と観戦 金正恩第一書記』(1日付、毎日夕刊)
☆『〈沖縄キャンプ 高木監督総括〉若手よ実戦で台頭を 新外国人投打に好材料』、『オスプレイ本土で訓練 6日から、低空飛行も 岩国に拠点』『岐阜上空など順次拡大』、『〈アベノミクス現象〉売れる高級品 バブル再来? 財布ひも緩む』(1日付、中日朝刊)
☆『春の足音 多治見17・5度』、『前線に女性自衛官検討 政府 配置制限見直し』、『日銀人事案 黒田総裁を提示』『「頑固者」選んだ理由』(1日付、毎日朝刊)

13年3月2日

ウェブ作品集

伊神 権太

実録随想「残り花」

平成二十五年三月三十一日
 「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
マンサニージョの恋
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 きょうは互いにそれぞれの任務を果たして疲れたからだにムチ打ってやることをやったあと、桜の名所である五条川へ。川沿いに続く尾張自然歩道の満開となった桜の下をふたりで歩いてみた。あるきながら二人とも脳裏は、熊野灘を眼下に志摩の波切灯台に続く、あの急峻な坂道を、手をつないで登った日々を思い出していた。あのころは、ふたりとも若かった。

 元々口数が極端に少ない彼女のこと。私は傍らの妻を時折見遣りながら、黙ってゆっくりと。どこまでもあるき続ける。川面に白い姿を映す花びらたちは物こそ言わないが、清冽な美しさがある。あるきながら、わが身全てが桜そのものに同化して化身していってしまうような、そんな錯覚を覚えた。
 花芯をピンクに染めた、この桜のひとひらひとひらに〈生〉がある。いや、見えない限りなく広い宇宙があるのだ、と思うと矢も盾もたまらなくなり、その場にいっとき立ち尽くした。さやさやと〈かぜ〉たちと共に、どこまでも流れゆく五条川。鳥がチッ、チッ、ちいーっと囀るなか、清流が遠慮がちに大気を切ってチョロチョロと音をたてている。
 川面を白い花という花で音もなく染め尽くすソメイヨシノ。空も、川も。目の前すべてが美の極致を見せつけており、もしも天国というものが実在するとしたのなら。あ~ぁ、こういう場所をいうのだろうか。

 突然、何を思ったのか。舞が私の視線と心のなかにポツンと言葉を投げ込んできた。
 「あのねえ~。私、葉桜が好きなんだから。開花を終えた桜たちが生を終え、新しい緑の新芽が次々と出てくる。そうしたころの、葉桜が好きなのよ」

 挑発を続ける北朝鮮。今度は横須賀、三沢、沖縄がミサイル攻撃の圏内だ―と過激な発言と行動は留まるところを知らない。日本は、この挑発には決して乗ってはいけない。デないと、本当に戦争になってしまいかねない。

 ナゴヤドームでのドラゴンズは三戦目。やっと8―3でDeNAに勝った。山内壮馬投手が今シーズン、初勝利。谷繁が2000本安打まであと26本に迫った。阪神の大型ルーキー、藤波晋太郎投手が対ヤクルト戦でプロ初登板、力投したが本塁打を打たれるなどプロの洗礼を受けて初の敗戦投手に。

【あ~ぁ、言霊たち】生きづらく仕向ければ、目に見える形での暴力団はなくなる。しかし犯罪が減ることとは別だ。見えないが存在するものを取り締まるのは、見えるものを取り締まるよりはるかに難しい。社会不安はむしろ増大するだろう。=31日付、中日朝刊連載小説・雨の狩人88(大沢在昌)から

【新聞テレビから】
☆『インドネシアEPA(経済連携協定)看護師 再挑戦 道開く』『期限切れ…いったん帰国 難関突破「希望者続いて」』『昨年12月から名古屋で勤務』、『将棋ソフトにプロ初黒星 電王戦第2局』『佐藤四段「負けは実力」 激闘9時間ついにこの日が…』、『ポッカポカ花盛り にぎわう鶴舞公園』、『河村氏が(名古屋市長選に)出馬正式表明 週明け会見、公約発表へ』(31日付、中日朝刊)
☆『「普天間切り離し」撤回 嘉手納以南返還 06年合意に回帰』、『維新・橋下氏「改憲勢力 3分の2」 参院選目標 石原氏「軽い脳梗塞」』、『〈第85回記念選抜〉県岐商ベスト8』、『日航機 さらば「MD90(小型ジェット機)」』(31日付、毎日朝刊)

三月三十日
 午前中、きのうに続き江南市内の耳鼻咽喉科医院へ。
 昨年、地球一周の船旅から下船して以降、右耳の聞こえが悪かったので昨日の午前中、意をきして医院に行ったところ「垢がたまっています。もう一度きてください」との由。デ、きょうも訪れると「ハイ、これで全部、洗浄して取り除きましたので心配ありません」とのお達し。ホントに視界が開けるように、耳の聞こえがよくなったのには驚いた。
 「中耳炎でなくて良かったわね」と妻もホッとした様子だったが、これほどあっさり耳の聞こえがよくなるとは。医師がまるで魔法使いのように感じられた。それにしても、あんなにも多くの患者がいるだなんて、と不思議にも思ったことである。

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  満開となった鶴舞公園の桜

 午後からは、名古屋の栄へ。
 ここで東京から来た出版社の若手スタッフと待ち合わせ、久しぶりに鶴舞公園を訪れたが、ちょうど桜(ソメイヨシノ)が満開とあって公園内は人であふれていた。
 公園内を一緒に歩きながら「ナゴヤの女性はきれいな方が多いですね。それにどの人の表情も生き生きと、輝いています。それに引き替え東京の人間はなんだか、いつだってチョット暗い感じがしますよ」と、その男性。彼はさらに「ナゴヤの女性の嫁入り道具は、なんでそんなに多いのですか」と質問してきた。

 なぜだろう。そんなにあらたまって質問されると、ただ単に「金持ちが多いからだよ」と返答するのも芸がないな、と咄嗟に判断。「う~ん、それはだね」と、ここで大きく息を吸い込み「それはですね。家族の絆が深いからだよ」と答えておいたが、答えてしまってから内心、本当に〝絆〟の深さの表れのような気がしてきた。

 花見のあとはJRで名古屋駅へ。JR高島屋ビル内の日本料理店「加賀屋」で食事をしながら互いに楽しく有意義なひとときを過ごし駅までお送りしてわかれた。食事中、途中から入ってきた男性三人連れが「ドラゴンズ、また負けた」と話し合っているのを聞き、なんだかガクンと力が失せてしまったような、そんな錯覚にとらわれた。
 帰宅後、あらためて携帯で一球速報を見ると、6―4でDeNAに負けていた。一方のDeNAは13年ぶりの開幕2連勝とのことだった。

【あ~ぁ、言霊たち】桜は夏ごろから休眠状態となり、冬の寒さで目覚める。=中日30日付夕刊・訂正記事から
 
【新聞テレビから】
☆『20年に1度 津・香良洲「お木曳き」 連なる 住民総出万感の山車』、『戦時状況入り北朝鮮が宣言 米韓軍事訓練に反発』、『司法改革10年 弁護士あて外れ 借金、低収入…「食べていけぬ」』『需要増えずだぶつく都市 大学法学部の人気低迷』(30日付、中日夕刊)
☆『プロ野球開幕 V奪還へ熱い声援』、『賃上げ追いつかず… 春値上げ一色 ツナ缶からブランド品まで』、『〈虹〉パンと笑顔忘れない』(30日付、中日朝刊)
☆『東証 年度末1万2000円台 5年ぶり回復 終値23%上げ』、『大谷 開幕2安打1打点』、『中部空港に(全日空系格安航空会社の)LCC機 2社あす就航』(30日付、毎日朝刊)

三月二十九日

 「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)=全国書店とアマゾンで発売中
 
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 昼間、私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」の例会で名古屋駅近く「つちやホテル」へ。次回テーマエッセイのテーマを〈泣く〉と決めるなど充実したひとときとなった。
 電車の窓から見る桜(ソメイヨシノ)は満開になるかならないか、といったところ。赤く開いた花びらの見事さは表現のしようがない。あえて言えば〈ちいさき天使たち〉の共演か。空から神がかった白が舞い下りてきたやうだ。

 きょうはプロ野球が開幕。ナゴヤドームのドラゴンズ×DeNA戦のドラゴンズの敗戦は夜遅く、携帯のドラゴンズ〝一球速報〟で初めて知った。テレビ中継終了の別れ際は二死一、二塁。あの私が大好きな大島がバッターボックスに立ったところで、その中継は無残にも終わった。
 テレビのスウィッチを切っても井端と並んで勝負強い大島が出てきたのだから、きっと勝つと思っていたのに。確かに、あれから八回裏に大島はセンター前に安打を放ち加点したのだが。そのあとが続かなかったようだ。結果は4―3でDeNAに軍配が上がった。それもドラゴンズ在籍当時によくホームランを打ってくれたブランコに8回裏、勝ち越しの2点タイムリーを打たれての敗北だった。
 「ホラッ、負けたっちゃじゃないの。あれだけ私たちのために打ってくれてたブランコを出すからよ」。妻のつぶやきが重く胸に突き刺さった。

 開幕初日のこの日は福岡市のヤフードームでソフトバンクと対戦した楽天の則本昴大投手(22歳)がパリーグの新人としては一九五八年の南海(現ソフトバンク)、杉浦忠投手いらい五十五年ぶりの開幕投手の大任を背負った。結果は七回途中までに4失点、敗戦投手に終わったものの、一回に150㌔の直球で内川を二ゴロに打ち取るなどキップのいい投法が話題を集めた。
 また対西武との開幕戦で日本ハムでは一九五九年、東映時代の張本勲いらい54年ぶりの高卒スタメンとなったドラフト1位、投打〝二刀流〟ルーキーの大谷翔平が野手でデビュー、2安打1打点とチームの開幕戦勝利に貢献した(日本ハム5―3西武)。

 このところは、北朝鮮と米韓のにらみあいが気になる。きょうも新聞には『北朝鮮 ミサイル「射撃待機状態」 正恩氏指示、米韓を威嚇』(中日夕刊)といった物騒な見出しが躍っている。なんだか、心理戦争の様相を呈してきた。
 朝鮮中央通信によれば、金第一書記は米韓軍の野外機動訓練に米軍のB2ステルス爆撃機二機が投入されたことについて「米帝(米国)の反共和国(北朝鮮)敵対行為が脅威恐喝段階を超え、無謀な行動段階に入った」と強く反発している、という。

【あ~ぁ、言霊たち】……〈まあ、あんまりブランコが落ち込むと巨人にも勝てんから少しは打たせてやるけどね〉〈まるで遠隔操作ですね〉〈外から操作するためにソトとソーサをつけたんだ〉=29日付中日スポーツ・おれたちゃドラゴンズ(くらはしかん)から、開幕戦の中日×DeNA戦を前に。高木中日監督談? でも、ファンとしては笑えない

【新聞テレビから】
☆『元気の源ドラゴンズ 今夜も観戦』『皆勤おばあちゃん 90歳の開幕 着物姿で25年』『ムード高まるナゴヤドーム』、『夢の舞台へサクラサク 「宝塚」合格発表』(29日付、中日夕刊)
☆『独立1年8カ月 南スーダン 瞳に映る過酷 内戦で荒廃 子供病院1床に3人』、『被災地が育んだ愛 ボランティアが縁 新潟と奈良の2人 陸前高田の仮設で挙式』『坂口良子さん急死 女優「前略おふくろ様」 57歳』(29日付、毎日夕刊)
☆『100年先の社会像探る 名市大に「22世紀研究所」 特任教授に個性派識者』、『ナナちゃん 名駅の名鉄百貨店メンズ館前 ななんと! 長野生まれ 定説「スイス人」…実は国産 不惑の私 愛してね』(29日付、中日朝刊)
☆『春満開 名古屋・2番目の早さ』、『衆院選挙区 格差1・998倍に縮小 0増5減 区割り案勧告』(29日付、毎日朝刊)

三月二十八日
 午前零時が近づいている。自分のことなので当初、書くのを控えたが、やはりありがたいことなので夜遅く今になって書くことにした。

 実は、きょう、とても嬉しいことが三件あった。
 最初は、社交ダンスの仲間三人(うち一人は先生)が早々と私の連作長編小説「マンサニージョの恋」を買ってくださった、ということ。そして二つ目は昨年の第76回ピースボートでご一緒した、ある女性が「マンサニージョの恋」を読んで感想をメールでくださり、今1人は群馬の男性からで「さっそくアマゾンの書評に書いておきました」との温かい言葉だった(皆さん! アマゾンを覗いてくださいネ)。
 あらためて、心の底からありがとう。

【女性から届いた感想メール】の内容は以下の通り。
 速読で一気に読みもう一度読み返しました。船内新聞は全てストックしてます。加えて日記、ビデオ、写真、P・Bのビデオ等々思い出としての記録は多々なるなかこの本が一番です。あたかも今、船上に居るように蘇り、小説の登場人物やその他大勢をありありと思い出してます。思いもよらず自分の心の内や人生を考えたり私自身も素敵な恋に落ちたイメージまで湧いて! 素晴らしい物書き家さんの伊神様にカンパーイ
        ×        ×

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 この地方も、やっと桜(ソメイヨシノ)が満開寸前となってきた。ことしは東京での開花が異常に早かったこともあり、開花が遅れているのではと錯覚しがちだが、この地方も開花は例年よりは早いようだ。
 午前中、社交ダンスのレッスンで江南市の市民文化会館へ。満開寸前にまで咲いた桜を見ながらレッスン場へ。ジルバ、ルンバ、タンゴの順にレッスンし楽しいひとときを過ごした。

 帰宅後は、あれやこれやと読んだり書いたり。なかでも私のパソコンと結ばれているキャノンの印刷機に設置されたカートリッジのブラックの方のインクが、ほぼゼロに近かったので新品をセットするのに四苦八苦。息子は「何度言ったらわかるの」と教えてくれない。デ、説明書を見ながら、あぁやったりこうやったり。あれこれいじくっていてなんとか着装に成功した時は、それこそ大役をこなした妙な感覚にとらわれた。やれやれ、である。でも、気を張ってやったせいか両目が痛くなった。

 きょうは桜の季節なのに〈さくら〉をふかないのはまずい、とひと息ついたところで横笛で〈さくら〉を感慨を込めふいてみた。まだまだ流れは悪いがまずまずだ。調子に乗って、〈酒よ〉〈越後獅子〉〈夕焼け雲〉…と次々と吹き始めたが、二十分ほどしたところで止めた。
 興が乗り、「まだふきたい」と思ったところで止めるのが師の教えであり、私の美学でもあるからだ。気持ちの中にまだいける、もっとふきたい―と思ったところでやめる。そうすれば、次にふくときには一段と上手にふけるようになる。そんな気がするからだ。
 
【あ~ぁ、言霊たち】御園座では歌舞伎だけじゃなく、有馬稲子さんや山本富士子さん、淡島千景さんらとお芝居もさせていただきました。新国劇の島田正吾さんや辰巳柳太郎さんとご一緒したこともあります。珍しい顔合わせで舞台がやれたのは、御園座が松竹でも東宝でもない、独立した劇場だったから。歌舞伎役者の幅を広げるきっかけをつくってくれた。……=28日付中日朝刊〈御園座への思い〉 歌舞伎役者・人間国宝 坂田藤十郎さん(81)素晴らしい復活を期待=から

【新聞テレビから】
☆『桜の名所 演出大急ぎ 早まる見ごろ東海は今週末』『冬の低温も開花に影響』『ライトアップ前倒し/高山祭と「同時」期待』、『立川の活断層確認誤り 東大地震研、工事跡と訂正 断層存在否定せず』、『吉川英治文学賞の小池真理子さん 父の一生「無垢な気持ちで」』(28日付、中日夕刊)
☆『トットちゃん寄り添って30年 ユニセフ親善大使=黒柳徹子さん(79)= 三十カ国目南スーダン訪問 「幸せになるチャンス平等」』、『サイバー捜査に専従部隊 警察庁13都道府県計140人配置 不正アクセス154人 摘発者数昨年最多』(28日付、毎日夕刊)
☆『2040年高齢化さらに進行 全都道府県で人口減 厚労省65歳以上3割超』『一票の格差 違憲14件判決出そろう 1人別枠に警鐘』、『降りそそぐ春 東谷山 シダレザクラ見頃』、『〈通風筒〉◇…生後一歳に満たない織田信長(幼名・吉法師)の銅像が二十七日、愛知県愛西市の名鉄勝幡駅前にお目見えした。市によると「日本一若い信長の銅像」だ。』(28日付、中日朝刊)
☆『最大1000人超失業状態 岐阜ソニー子会社閉鎖で』、『堀江貴文元社長「迷惑をかけた」 仮釈放会見』(28日付、毎日朝刊)

三月二十七日

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 東京は既に満開なのに、ここ尾張名古屋はまだ満開にはなっていないという。
 というわけで、桜の開花が気になって昼間、執筆の合間を縫ってこの地方では名所で知られる五条川の堤まで行ってきた。ウイークデーでもあってか、見物客はそれこそチラホラ。沿岸で桜を見る人々は皆、川面に浮かぶ七、八分咲きの桜の花びらを前に「まだ、満開までは少しかかりそうですね」と互いに慰め合うように顔を見合わせていた。

 きょうは、わが家の郵便受けに東京の学校法人「清水学園」・専門学校「清水とき・きものアカデミア」の理事長であり学校長でもある、あの〝ときさん〟から「清水学園創立100年祭」記念式典及び祝宴(感謝祭)の挨拶状と案内が届いていた。
 例によって「あなた様におかれましては お元気で 寒い早春を 如何にお過ごしになられていらっしゃるか 非常に心配でございます……」とあの優しいお声が懐にまで入って、聞こえてきそうな文面である。
 文面はさらに「私も満八十九歳 今や九〇歳に近い年齢となり 今も此の年できもの教育第一線で大奮闘 日本のため 人々のため 学園のために尽くし尽くし抜く日々を送っております」と続き、私が新聞社の文化芸能局在任時にことのほかよくして頂いた日々のことが甦った。
 祈念式典の日時は五月五日午後一時から。場所は東京のホテルニューオータニ鶴の間。よほどのことがない限り、出席させていただこう。もう、あの日々から十五年にもなるのに、ときさん! 覚えていてくださってありがとう。お会いできるその時を楽しみにしています。おそらくこの日は彼女の門下生はじめ、政財、芸能界からも大勢が祝福に駆け付けるに違いない。

 〝ときさん〟と言えば、思い出すのは聖路加国際病院理事長の満百一歳の日野原重明さんである。日野原さんは、〝ときさん〟とは以前から親しい間柄であることもあり、かつて彼女の紹介で病院を直接訪れ、栄中日文化センターの創立記念講演の講師をお願いしに、二人でお伺いしたことがある。
 とても気さくな医師で第一線で治療に当たられている姿をまじかに見て感動したものである。だから東京に行けば、〝ときさん〟にお会いできるばかりか、日野原さんにも久しぶりに会えるかもしれない。
 
【あ~ぁ、言霊たち】「貧しい者のための貧しい教会」を目指す法王の原点は、隣接するビジャソルダティ地区のスラム街にある。十数年間、電車と地下鉄を1時間乗り継ぎ、ふん尿の臭いが漂う道路を歩いて通い、ホームレスや不法外国移民の生活向上に尽力した。…「車で送るといっても断って歩いて帰られる。」…97年に建てた礼拝堂の名称は「聖フランシスコ・アシス」。「必要なのは愛と平和だけ」と一切の所有を拒否した13世紀イタリア・アッシジの聖フランシスコにちなんだ。法王名にも選んだ聖人だ。=27日付、毎日夕刊〈清貧法王 原点はスラム【ブエノスアイレス國枝すみれ】〉から

【新聞テレビから】
☆『ナポレオン妻への指輪 パリ1億900万円で落札』、『米大統領警護隊 初の女性トップ 男性優位体質を改革』、『レーザー照射問題 アジア連盟に抗議 W杯最終予選』(27日付、中日夕刊)
☆『〈知りたい〉「すぐ帰るからね」…のはずが選出 清貧法王=フランシスコ新ローマ法王(76)=原点はスラム 通いつめ十数年』、『〈Interview 松田青子〉個々に世界と対峙して 小説「スタッキング可能」』、『胆管がん初の労災認定 大阪中央労基署 印刷会社の16人』(27日付、毎日夕刊)
☆『白井オーナー大号令 巨人倒せ 竜戦士は謙虚だがそれが最大の弱点』『井出氏が球団代表に 中日球団人事』(27日付、中日スポーツ)
☆『御園座しばし幕あい 「ありがとう」ファンら涙』、『教科書検定「脱原発」記述を修正 文科相「誤解招く恐れ」』、『一票格差「違憲」13件 昨年の衆院選 残る1件きょう判決』、『〈通風筒〉◇…比叡山延暦寺(大津市)の僧侶や山伏が琵琶湖の浄化と湖上の交通安全などを祈る「比良発講」が二十六日、同市の中心部や琵琶湖であった。』(27日付、中日朝刊)
☆『石巻に寄り添う3年目 横浜の元校長=落合早苗さん(61)=設立 交流施設にぎわい』『司法試験 合格者目標3000人撤回 検討会議 中間まとめ案』、『「現代科学分かりやすく」 名古屋市科学館名誉館長 益川氏に委嘱状』(27日付、毎日朝刊)

三月二十六日
 中日新聞の夕刊によれば、二十九日のプロ野球開幕を前に竜戦士や球団関係者が熱田神宮に参拝し、優勝を祈願した。いよいよ熱いシーズンが始まる。

 そのプロ野球といえば、あの頑張り屋で仕事熱心なナゴヤ球場の売り子・マヨちゃん(高木真代さん)が同球場でのウエスタンリーグ開幕戦となる二十九日からの「中日×オリックス」三連戦を最後に寿退職する、との話題が同じ中日の朝刊に掲載されていた。
 私自身、ドラゴンズ公式ファンクラブ事務局スタッフの一員だったころ、マヨちゃんには何度か取材に協力して頂いたことがあるだけに、とても寂しい。両腕に二十キロ以上もある販売ケースを担いで黙々と観客席を歩き回り続けたマヨちゃん。
 球場では何度もはちあわせしたが、いつも晴れやかな笑顔で観客席を、声を張りあげ張り上げ、歩き回る姿は〝球場の女神〟そのものだった。アイスキャンデーやビール、弁当…を売るあの勇姿をもう見れなくなると思うと、残念で惜しい。でも、御縁に恵まれての花道だから、みんなで祝福してあげなければ、と思う。
 ドラファンといえば、きょうは岡崎を代表する、あの情熱的な瀧下美絵里さんから私の本の件でメールを頂き感激した。

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 この世の中、一日がこともなげに過ぎていくようだが、さまざまなことが起きる。というのは、長女猫こすも・ここが私の傍らで一日中、動かず何かに耐えるようにじっとしているので気をつけて見ていると、盛んに尾の部分をなめているではないか。
 不思議に思っていると帰宅した妻(舞)が「これはいけない。すぐお医者さんに連れていかなきゃあ。あなた傍に居て一体何を見ているの」ときた。何事か、と思って聞くと「そらっ、尾の付け根部分が赤くなっているじゃない」ときた。
 午後七時を過ぎていたが、さっそく二人でここを連れ、近くの動物病院へ。幸い、まだ開業しており「あっ、こりゃあ大変だ。尾に大きな穴があいている。何かにやられたか、その部分が(高齢もあり)傷んで開いたのかもしれない。でも、心配ありません。一カ月もすれば治るかと思います」と医師。散霧消毒と注射のあと一週間分の薬をいただいて帰宅した。一週間から十日の間にまた診療に来てほしい、とのことだった。早く治ってほしい。
 相変わらず診てもらう時はウー、ウーッと怒るので治療前に頭からネットをかぶせるなど大変な騒ぎに。それでも患部がやはり痛いのか、最後は静かになって注射を打たれた。

 こすも・ここも、もう齢なのだから大事にしてやらなければ、と二人であらためて誓ったことである。むろん、次女猫シロちゃんも大切にしてやらなければ。みんな、この広い宇宙でたった一度だけ神さまから授かった生なのだから。人間であろうが、猫ちゃんであろうが、ワンちゃんだって。みんな一生懸命に生きている。かけがえなき命だ。

【あ~ぁ、言霊たち】核兵器とミサイル(開発)、挑発や威嚇をやめ、国際社会の責任ある一員へと変化することが(北朝鮮が)生き残る唯一の道だ=26日付中日夕刊〈韓国(朴槿恵)大統領 「北朝鮮挑発やめよ」 哨戒艦沈没3年 追悼式〉から
 なければ、自分で自分の言葉をつくりなさいよ=きょうの〝言霊たち〟を新聞、ラジオ、テレビ、一般書物や小説に探しあぐねていた時、突如妻(舞)から私への愛の言葉

【新聞テレビから】
☆『御園座に惜別 大歌舞伎千秋楽』、『「再びセ界制覇」 熱田神宮に祈願 竜戦士ら参拝』、『衆院選また「無効」 猶予期間設けず 岡山2区 一票格差「違憲」高裁支部判決 東京・松江は違憲判決』『「国会の怠慢」へ踏み込む』、『岐阜・輪之内産米ブランド化 「将軍御膳」で競争力アップ 江戸時代の記録ヒント 地下水使い減農薬』、『〈スポーツが呼んでいる 藤島大〉雅山 愛された素直な巨漢』(26日付、中日夕刊)
☆『日中韓FTA(自由貿易協定)交渉開始 対象分野など協議 農産品で難航も』(26日付、毎日夕刊)
☆『シリーズ「日米同盟と原発」第7回「油の一滴は血の一滴」』、『昨年の衆院選無効 一票の格差 高裁初判断 広島1、2区 11月まで猶予 〈解説〉国会の怠慢に「最後通告」』、『元蒼国来の解雇無効 東京地裁八百長認めず 相撲協会、控訴断念』、『金沢エレベーター事故死 非常停止センサー無効化 シンドラー社 誤作動頻発理由に』(26日付、中日朝刊)
☆『「ドラえもん」ゴジラ抜く 映画動員 累計1億人突破』、『日本代表サポーター歴50年 「サッカー和尚」ヨルダンへ 東浦の元住職鈴木さん W杯予選応援「絶対、出場決めて」』(26日付、毎日朝刊)

三月二十五日
 広島高裁が一票の格差是正訴訟で今日、昨年十二月に実施された衆院選の広島1、2区について「無効」とする判決を言い渡した。この種の無効判決は初めて。ただ、混乱防止のため無効となるのは、衆院選挙区画定審議会が改定作業を開始してから一年となる今年十一月二十六日を過ぎた時点とした。
 判決を言い渡したのは筏津順子裁判長(62)。過去、中華航空機墜落事故訴訟で、航空会社側に約五十億円の賠償を命じる判決も言い渡すなど民事のベテランとしても知られる裁判官だという。

 中日の夕刊紙面によると、地中海に浮かぶキプロスの大統領と欧州連合(EU)の大統領らがブリュッセルで緊急会談し二十五日未明(日本時間同日朝)、EUによるキプロスへの金融支援の条件に基本合意したという。毎日夕刊も、欧州連合(EU)のユーロ圏諸国が金融危機に陥っている地中海の島国、キプロスに対する100億ユーロ―(約1兆2300億円)の金融支援の条件について同国側と基本合意したと報道している。

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 きょうアマゾンで「マンサニージョの恋」を検索すると、「一時的に在庫切れ」の由。この現象、「配送センターに在庫がないため、仕入れ先から商品を取り寄せる場合」とある。それだけ、売れ行きがよく好調な証しだ、といえなくもないが著者として在庫切れ状態は、早く解消してほしく思う。とはいえ、皆さん私如き者の本のため、一生懸命にやってくださっているのだから、ここはしばらく見守るしかないか。有り難いことだ。

 夜。入院闘病中のドラゴンズ公式ファンクラブの母、安江都々子さんから携帯に電話が入っていたので折り返す。病床にありながら私の本のことを盛んに気遣ってくださるので「まだまだ、これからですから。持ってあがりますから気にしないでください。ありがとうございます」と私。
 がんとの果てなき、壮絶な闘い。足にまで、転んだら終わり、とおっしゃるので心配だが、いつもと何ひとつ変わらない元気な声に安心した。
「大変ですが、どう話してよいのか。分かりません。でも、負けないでください。くれぐれも大事にしてほしい。また顔を見に伺いますから」と言って切った。
 なんだか胸に熱いものがこみあげてきた。この世に本物の神様がいたなら、きっと彼女を助けてくれるに違いない。助けてください。

【あ~ぁ、言霊たち】あとは、伊神さんのお知り合いではない方が、どれだけ買っていただけるかというところが一番重要になります。=25日に幻冬舎ルネッサンス担当スタッフから私にメールで届いた箴言

【新聞テレビから】
☆『〈桜田門外の変〉生き残って… 悩む彦根藩士 川崎の碑文解読』、『「天空の鏡」追い求め 南米ボリビア・ウユニ塩湖 大半が日本人客、訪問倍増』、『〈大波小波〉山田詠美の成熟』(25日付、中日夕刊)
☆『キプロス支援基本合意 EU「金融破綻は回避」預金課税受け入れ』(25日付、毎日夕刊)
☆『白鵬 大鵬にささげるV 「起立お願いします・黙とう」』、『岡崎高科学の甲子園V 「勝因はひらめき」』、『主要企業14年度 採用「前年並み」4割 安倍政策「影響なし」大半』(25日付、中日朝刊)
☆『ジョンの悲劇忘れないで―ヨーコさん「銃規制を」 血染めの眼鏡サイト公開』、『(劇団四季のミュージカル)ライオンキング最多公演8450回』、『北朝鮮挑発に反撃計画 米韓軍が策定抑止力期待』(25日付、毎日朝刊)

三月二十四日
 きょうは日本経済新聞に私が昨年一年をかけて書き上げた連作長編小説「マンサニージョの恋」の連合広告が掲載されたので、この話から。

 【3月24日・「マンサニージョの恋」が一時、18位に】
 わが記者時代の戦友でこのフェイスブックで偶然にも再会した友、徳さん(徳山宜男さま=元びわ湖放送編集局長、いわゆる琵琶湖周航仲間)から〝もっと短くシンプルに〟と叱られるのを承知で全国の友に向かって書かせていただく。
 実はきょう、「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)がアマゾンの文学評論/ロマンス部門で18位にまでランクアップ、正直このまま上位を維持してほしい気持ちでいる。
 やはり日本経済新聞の22面・読書欄下の「幻冬舎ルネッサンスの新刊」広告コーナーに他の新刊と並んでさらりと紹介された、その効果もあるのではないか。新聞の威力はスゴイ。それも、ちいさな記事ほど本物だからだ。

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 ベタ記事危うし、で米粒ほどの記事が侮れないことは、かつて事件記者として自ら書いた一段ベタ記事が火を噴き、大騒ぎになり火消しに追われた体験があればこそ、言える。扱いこそ地味でも気宇壮大な連合広告掲載にまずは感謝しておきたい。
 そして。このフェイスブックの友だちはじめ、私の友人知人、ドラゴンズ公式ファンクラブの仲間たち、何よりも私の読者層から日本中に火の手があがることを切に願う。皆さまの支援のおかげでそこそこいける予感がしてきた。どうか、引き続きこの船上ラヴロマンス〈マンサニージョの恋―女たちの船上ララバイ〉と〈淡墨桜のやうな〉〈道化師〉の連作長編小説をよろしくお願いします。
=「マンサニージョの恋」(連作長編小説幻冬舎ルネッサンス)発売開始に思う一匹文士

 以上は、私・伊神権太のフェイスブック近況欄に書かせていただいたものを同時掲載の形で本欄にも掲載した。
        ×        ×

 話は変わる。NHKのサンデースポーツ「球春到来! 落合博満&大野豊が今季を斬る」で久しぶりに中日ドラゴンズ監督だった、あの落合博満さんのお顔を拝見した。一時、顔面神経痛の話を聴き心配していたが、今夜見る限り元気そうで以前と何ら変わりもなく何よりだった。
 番組の中では日本ハムのルーキー、大谷翔平選手につき「投手とバッターの二刀流大いに結構。彼には両方の魅力があり過ぎる。18歳のルーキーがやりたい、というのだから本人の意思を尊重してやらなきゃあ。彼が規定打席に出て、投手としても中継ぎとして40~50試合出れば、ことしのプロ野球界最大のニュースになる」と言い切るあたり、彼の包容力ある〝判断力〟はまだまだ冴えきっているな、と思った。

 サンデースポーツでは、このほか大阪春場所で幕内24回目の、それも千秋楽に単独史上最多となる9回目の全勝優勝を遂げ双葉山、大鵬の記録を塗り替えた横綱白鵬へのインタビューもあったが、白鵬が優勝の表彰式の席で先に亡くなった角界の父・大鵬さんに黙とうをしましょう―と率先して呼びかけ、会場内の全員が黙とうをしたという話には胸が熱くなったのである。

 「ごはん食べたか」「ちょっと疲れたんじゃない?」「オレならできる。生きているから」。
 本日付の日本経済新聞〈自殺防げ ぬくもり橋〉によると、韓国の首都ソウルで、欄干にこんなメッセージを掲示する橋が増えている。橋から身を投げようとする人に気を持ち直してもらおうという試み。韓国では今、自殺者の急増が深刻な社会問題になっているという。

【あ~ぁ、言霊たち】文句は言わない方がいい。口から出てしまった言葉は戻らないから。だからなんにも言わんほうがいい=24日午後、実家を訪れた際に満92歳の母が私にこう言った。

【新聞テレビから】
☆『海に消えた友歌えばそばに 13人不明 堀栄丸事故から半年 小西さん同級生 毎月集い語らう』、『チェルノブイリ被災者ら 福島支援私たちの番 放射線測定器125台寄贈 名古屋の団体 汚染地図作りに活用』、『ジャズ巨匠熱唱 名古屋スイング 91歳ヘンドリックスさん』、『お花見乗り遅れるな 鶴舞公園』(24日付、中日朝刊)
☆『広島の被爆者55.7万人 前回より1.5万人増 市が14年ぶりに調査』(24日付、日経)
☆『日EU(欧州連合)、危機対応協定 人道支援など包括協議へ』『数年内締結目指す』、『キプロス 多額預金25%課税 EUなどと合意 議会の判断焦点』(24日付、毎日朝刊)

三月二十三日
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 日本経済新聞のあす24日付の朝刊に私の新刊「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス、連作長編小説)の連合広告が掲載される。本欄「生きてゆく人間花たち」を読んでくださっている方々には、ぜひ見て一冊手にしていただけたら、とてもうれしい。甘えてばかりだがクチコミの方もよろしくお願いしたい。読んでいただかなければ、何にもならないからである。

 全国の私鉄やJRなど十一の事業者・団体が発行する計十種類のICカード乗車券の全国での相互利用がきょうから始まった。JR東京駅では午前九時半、記念セレモニーを実施。テレビはニュースで乗客の声を流していたが、関西出身のある男性は「関西へはよく行きますが、一枚持っていれば向こうでも使えるので楽です」と話していた。

 土曜日。NHK第2ラジオの私の好きな番組「詩歌を楽しむ」は、石川啄木の〈青春・望郷・日本人の幸福〉の12回目。〝啄木短歌の読み方・大切の言葉は今も〟を主題に話が進んだ。講師の歌人・三枝昂之さんは、啄木は表現者としてどんな特徴があるかについて分かりやすく解説してくれた。
♪東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる、♪故郷の訛り懐かし停車場の人ごみの中にそを聞きに行く、など実際の歌をひもといてゆく手法で同じ文を書く者として大変、ためになった。

 特に♪子を負ひて雪の吹き入る停車場にわれ見送りし妻の眉かな、とか〈空に座れし〉などの表現を例に、啄木短歌はおおまかでは事実をうたっているが核心部分となると効果的なウソ(演出)と、巧みな言葉選びで読者の気持ちをぐいと引き寄せる力がある、とも語った。
 この点は小説とて同じで、私は創作はたとえ嘘であれ、どこで効果的な色を出すかだーと内心思いながら耳を傾けた。その代表とも言える表現が〈東海の小島の磯の…〉であり〈われ見送りし妻の眉〉であり〈空に座れし〉、そして〈やとばかり手を取られし〉だ、などと説明する辺り、三枝さんもなかなか、表現の達人だなと思ったことである。小説も全体の流れのなかで、どこで効果を出すか。全てを真実に見せかけて書くかだと思う。
        ×        ×
 楽しく進んだちいさな音楽会。ボランティアの〈としこさん〉から、マイクを向けられる女性たち
 
 

 妻(舞)のリサイクルショップの〝ちいさな音楽会〟。ここにきて、これまでの皆さまの温かい協力と理解もあって、少しずつ定着してきた観がする。舞は毎回、趣向を替え真剣に挑んでいるが、きょうは、あの〈としこさん〉のお楽しみ会。としこさんの軽妙で楽しいお話と歌があいまって、集まった約二十人の女性たちの心を見事にとらえていた。
 ボランティアのプロならでは、楽しいお話しをはさみながらの♪春よこい、などの合唱ではマイクを向けられた全員が出演者に一変。としこさんが〈若づくり 席を譲られ 無駄を知り〉〈湯加減を しょっちゅう聞くな わしゃ無事だ〉〈デジカメは どんなカメかと 祖母が聞く〉といったシルバー川柳を紹介するつど店内は爆笑の渦と化した。

【あ~ぁ、言霊たち】すべてが嫌な思い出では将来への一歩が踏み出せない。心の片隅に楽しい思い出も持っていてほしい。=23日付毎日朝刊の記事中で福島県浪江小・6年3組担任だった渡部京子教諭

【新聞テレビから】
☆『名古屋市 館内全面禁煙へ スモーカーさまよう春』『「ようやく標準に」愛知の市民団体指摘』『先進地NY たばこ陳列禁止へ』、『4500本「心意気」開花 いなべ・梅林公園』、『卒業式の朝 小6殺害 福島県警 容疑の母を逮捕』『1歳男児を少年が射殺 米ジョージア州』(23日付、中日夕刊)
☆『中ロ対日姿勢に落差 中国領土問題共闘狙う ロシア極東開発に警戒感』『首脳会談 習外交スタート戦略的関係を強化』、『普天間移設 辺野古埋め立て申請 防衛省 沖縄知事ら反発』、『白鵬が24度目の優勝 史上4位 北の湖に並ぶ 春場所』、『寺西学元県議死去 愛知・自民の重鎮 77歳』(23日付、中日朝刊)
☆『女性空港長中部に誕生 主要空港で初 舂田(つくだ)氏』、『PC遠隔操作 片山容疑者を起訴 三重の誤認逮捕も視野』、『春満開 梅見ごろ いなべ』(23日付、毎日朝刊)

三月二十二日
 春はセンバツからで、甲子園では復興支援曲「花は咲く」のマーチに乗り、高校球児たちが力強く行進。いよいよ春到来である。

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 きょうは私の連作長編小説「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)執筆にあたって、この一年近く何かと温かい支援とアドバイスを受け、とてもお世話になった人物に全国書店での流通が始まる23日を前に、どうしてもお礼が言いたくて大阪まで出かけ夜遅く帰った。
 道頓堀の蟹道楽前でお会いして近くの店で共に食事をしながら語り合い、楽しく有意義なひとときとなった。とはいえ、いやはや戎橋界隈の人の多さときたら尋常でなく、私は街中を歩くだけで人込みの熱気もあり全身がアブたれ、かつまた昂揚して頬がほてって、なんだか宇宙遊泳でもしているような錯覚にとらわれた。

 その人は前から「伊神さんの横笛を聴きたい」とおっしゃっていたので、ICレコーダーに自宅で〈風の盆恋歌〉と〈越後獅子〉、〈さくら〉の三曲を吹き込んで出かけ聴いて頂いた。
 三曲をふきこみながら、まだまだ音曲のリズムそのものが〝流れ〟になっていないことを痛切に感じていたが「やっぱりハモニカの方が上手よね。」とダメ押しされ、うなだれると今度は「いや、そんなに下手じゃないよ。なかなか出ない音もすんなり出ているし、ハモニカに比べたらまだまだと言っただけのことよ」と慰めてくれた。

 が、残念ながら「流れになっていない」との見方は的確で正しいと思う。その証拠にウチの舞(妻)も「まだまだ、よネ。むしろお金を払って聴いていただかなきゃあ。」と言っている。私は内心で「きっと、上手くなってみせる。地球一周の船旅途次で海に一人向かってふいた時は〈流れ〉になっていた。そればかりか、哀愁と叙情豊かな調べになっていた。あの心境でふき続けなければ」と思いをあらたにした。
 社交ダンスと横笛はそのうちに極めるつもりでいるのだから…。

【あ~ぁ、言霊たち】……この甲子園の舞台で、最後まで決して諦めず全力でプレーすることにより、東北をはじめ全国の困難と試練に立ち向かっている人たちに、大きな勇気と希望の花を咲かせることをここに誓います。=春の選抜開会式(甲子園)で鳴門高校野球部主将、河野祐斗くんの選手宣誓から

【新聞テレビから】
☆『名古屋市科学館 益川さん(益川敏英さん、二〇〇八年ノーベル物理学賞受賞者)名誉館長に』、『「復興の主役」巣立ち 福島・浪江小 避難先で卒業式』
 『〈夕歩道〉食の安全にどうもハラハラさせられる中国で、今度は一万頭もの豚の死骸が上海の川で見つかったという。病死肉を捨てたとの見方もあるが、真相はまだ闇の中。取水口近くというから気になる。……』(22日付、中日夕刊)
☆『希望の花よ咲け ふるさとへ被災地へ全力プレーを誓う センバツ記念大会(第85回)開幕』『父子の夢舞台 いわき海星比佐選手 「家業を継いで恩返し』、『「和平路線に転換を」 オバマ大統領 イスラエルで演説』(22日付、毎日夕刊)
☆『進む高層ビル化 名駅人気グングン 27年リニア開業』『「アベバブル」の兆し 愛知で期待と不安』『トヨタ系が好調 住宅新築どんどん 消費増税見据え 駆け込み「反動怖い」』(22日付、中日朝刊)
☆『黒田日銀総裁「物価上昇2%を確信」 量的緩和 新枠組み』、『オバマ大統領 パレスチナ初訪問 「2国家の併存求める」』(22日付、毎日朝刊)

三月二十一日
 日本は冬型の気圧配置で北日本と東日本には強風が吹き荒れ、北海道・岩見沢の道央道では視界が悪く、車22台が衝突する事故が起きた。同じ北海道の羅臼町では午前十一時過ぎ、瞬間最大風速が29・5メートルに達したという。まだまだ寒い日が続いている。

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 ことし秋に迫った式年遷宮がいよいよ、近づいてきた。
 というのは、きょう名古屋、大阪と伊勢志摩を結ぶ近鉄の観光特急「しまかぜ」が営業運転を始め、近鉄名古屋と大阪難波両駅で出発式があり、テープカットで門出を祝ったとのニュースが各メディアで流されたためだ。本日付の中日新聞夕刊見出しも『ええじゃないか 特急「しまかぜ」 名古屋―伊勢市 片道3490円』と、分かりやすくてなかなかいい。
 その一方で同じ夕刊では1面の『サイバー攻撃 中国経由』『韓国政府 北の関与「強い疑い」』の記事が気になる。

 もう一つ。頭に引っかかったのは、北朝鮮の国内向けラジオ、朝鮮中央放送がきょうの午前九時半から「空襲警報」の発令を何度も繰り返し報じたというニュースだ。韓国の聯合ニュースによれば、午前十時半ごろにはこの警報が解除されたというが、韓国国防省は空襲を想定した訓練との見方でいる。
 ただ北朝鮮は最近、米国に対して「アメリカはグァム本土、沖縄、日本も攻撃範囲内にあることを忘れてはいけない」と牽制とも受け取れる発言をしているだけに、いったん有事になったときのことを考えると、この空襲想定訓練は気になるところだ。

【あ~ぁ、言霊たち】叔母の肉体はなくなっても、叔母が語ってくれた母や叔父たちの人生を決して忘れてはなるまいと、私は力をこめて手を合わせた。=21日付中日朝刊〈くらしの作文〉「大好きだよ」に見送られて(市川恵子さん)から。私はなんだか、田宮虎彦の小説「別れて生きるときも」の名場面を思い出してしまった。

【新聞テレビから】
☆『大工女子 おしゃれ名人 ピンクのドリル、飾れる工具も 料理と一緒愛着わいちゃう』、『〈関西発〉神戸コレクション 東南アジア進出へ カワイイ服に熱視線(神戸新聞・末永陽子、塩津あかね)』、『ひき逃げ疑い再捜査 名地検 昨年不起訴の死亡事故』、『19年前の自殺 体罰原因 市教委、「事故死」を訂正 兵庫たつの』(21日付、中日夕刊)
☆『福島第1原発 停電ネズミ原因か 仮設配電盤に隙間』『東電「事故ではなく、事象」』、『韓国にサイバー攻撃 TV局や銀行、通信障害 北朝鮮の可能性も』、『正面衝突3人死亡 福井・美浜、男性3人重傷』(21日付、中日朝刊)
☆『「侵略の日記念にならぬ」 テロ恐れ聖廟は閑散 イラク戦争開戦から10年』、『〈日銀体制改革 リフレ派の挑戦〉黒田体制が発足 異端派 金融政策主流に 首相支えた知恵袋2人』(21日、毎日朝刊)

三月二十日
 春分の日。なんでも太陽が真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日だそうだ。そして。きょうは忘れることが出来ない。あの地下鉄サリン事件から丸十八年の時を刻んだ、その日である。

 午前中、自宅で過ごす。
 過ごす、とは言っても私が書いた連作長編小説「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)の旅立ち=全国書店での流通開始は二十三日ごろの予定、早いところは二十一日にも書店販売開始も=を前に、翼をつけてくれそうな方々に葉書で出版の連絡をお一人ひとりに書いてゆくという、それこそゲリラ戦術だ。
 果たして本の浸透がある程度まで進み、一人で大空に飛び立てるようになるかどうか、となると正直自信はない。小説は今、ごく一部の流行作家を除けば、なかなか売れないだけに、そうは問屋がおろすまい。でも、どこかに私、伊神権太の支援者が居てくださり月光仮面のように私の本を照らしてくれる日々がくるような、そんな気もするのである。とにかく私の小説を一人でも多くの人々に読んでほしい。ただ、それだけだ。

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 私は名もなく、清く、貧しい無冠作家だ。一匹文士である。野を照らす野の花の如き作家でありさえすれば、そして今を生きる人々に勇気と希望、生きる支えを与え、あのころはこうして生きていたのだ、といった時代風景を後の世に伝えられる作家であり続けたい。そう願う。 
 むろん、本は売れないより売れた方が経済的負担も少なくなって好いに決まっている。でも、今はそれよりもたとえ一端であれ現代社会のありようを、作品を通じて残すことが出来たことに感謝している。家族、そして理解者たちの協力があってこそ、で感謝したい。

 やるだけやって、あとは運を天に任すしかない。そうしたことを承知の上で私は腹をくくり、恥も外聞もかき捨てて新たなる行動に出たのである。でなければ、有り金をはたいてくれた誰かさんはじめ、陰日向になって私をここまで応援してくれている方々に申し訳がたたない。
       ×        ×

 名古屋地方気象台が、きのう「名古屋市で桜(ソメイヨシノ)が開花した」と発表した、との由。なんでも開花は平年より七日早く、観測史上四番目の早さで一週間程度に満開になる見込みだという。
 でも、私がきょう名鉄電車の窓越しに桜をみた限り、布袋の大仏さま周辺、五条川河畔ともに桜の花はまだ咲いているようには見えなかった。おそらく芽は膨らんでいるに違いない。ここ数日の間に蕾が開いて、一気にほころび始めるような、そんな気がする。
 いずれにせよ、ここ尾張地方の開花は今少しかかりそうだ。

【あ~ぁ、言霊たち】不条理で受け入れ難い状況の中、見知らぬ僕を受け入れてくれた人々に感謝したい。彼らの優しさがなければ決して撮影はできなかった。写真を通じて誰にも知られることもなく葬られ続ける生命の断片に気づいてくれたらうれしい。=「AFRIKA WAR JOURNAL」(リトルモア)で第32回土門拳賞に輝いた亀山亮さん。20日付毎日朝刊、受賞のことば〈紛争地 人の優しさに感謝〉から

【新聞テレビから】
☆『世界行ってみたら……▽天空のマチュピチュ』(20日夜、東海テレビ)『水曜プレミアシネマ春のディズニーSP! 「美女と野獣」』(CBCテレビ、20日夜)
☆『国境なき友情医療 名大とイラク人研修医「白血病の子救え」 湾岸戦争以来がん急増 郵送の検体 メールで無償診断』、『福島第1原発 燃料冷却が全面再開 29時間ぶり 配電盤不調原因不明』、『納屋橋100年渡り初め再現 5月10日 夫婦三代「主役」募集』、『立山黒部アルペンルート 雪原にひとすじの春 来月開通除雪順調』、『汗ばむ列島静岡で28度 各地で夏日』、『名駅犯行予告20歳逮捕 偽計業務妨害容疑 押収PCで解析』(20日付、中日朝刊)
☆『第32回土門拳賞 亀山亮氏に』、『名古屋で桜開花 平年より7日早く』、『新法王就任式 132首脳・代表参列』、『オウム2死刑囚尋問申請 東京地検 平田被告の公判で』、『全柔連へ交付金停止 暴力問題でJОC 13項目改善勧告』(20日付、毎日朝刊)

三月十九日
 私の連作小説集「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス刊)、予定ではあす東京の書店から順次始まる発売を前に、朝からずっとこれまでお世話になった方々へのお礼とお知らせを兼ねた葉書書きや簡単なメール送信、電話連絡に追われた。それというのも、一人でも多くの方々に無冠作家、いや一匹(いっぴき)文士である私の小説を読んでほしいから、だ。

 「マンサニージョの恋」(クリックしたら、見られます)
 
マンサニージョの恋
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 きょうは、新聞社の小牧通信局長時代にこども会やママさん活動などで大変、お世話になった川島公子さん(現小牧市議会議長)から思いがけず電話もいただき、とても嬉しかった。私が出版を前に出したお知らせ葉書に対する返礼で受話器に出るや「こまきのカワシマです。ガミちゃん、大活躍ですね」とほめられ、恐縮至極でそれこそ穴でもあったら入りたい恥ずかしさに見舞われた。彼女は、いまは大切な市議会の会期中(22日まで)とのこと。デ、議会が終わってから、どこかで食事がてら会おう、ということになった。

 小牧のころ、すなわち私が〝空飛ぶ記者〟として日本中の事件現場や被災地を飛び回っていたころ、彼女とは初めて会った。通信局までミニバイクでしばしば訪れ、いろんなニュースを教えて頂いたものだ。その川島さんが今や、小牧市議会の女性議長だなんて。失礼ではあるが、とても信じられない。でも、彼女の前向きな奉仕の精神は当時から見上げたものだった。議長サンとして、ますます活躍してほしい。いつも積極的で何にせよ、現場主義の前向きな姿勢はある面、鏡的存在といってよい。

 きょうの新聞の夕刊(中日)では「新法王 指輪も清貧」「伝統の〝金〟より〝金メッキ〟」が胸に響いた。それによると、「十九日の就任ミサに臨むフランシスコ新ローマ法王が、法王の象徴として身につける『漁師の指輪』に伝統的な金製ではなく、金メッキが施された銀製を選んだ。質素な生活を貫いてきた新法王らしい選択とみられる。ローマ法王庁が十八日、明らかにした。」というものだった。
 新法王は、貧しい人々を助けたイタリアの聖フランチェスコ(フランシスコ)の名を法王名に選び、就任後は「貧者のためのカトリック教会を望む」と語るなど、清貧を貫く姿勢を打ち出しているだけに、新法王誕生は世界にひと筋の光りを投げかけ今後に期待する声が多い。

【あ~ぁ、言霊たち】…▲古い英語では3月が「荒れ狂う月」と呼ばれていたのも、この季節の吹き荒れる風のためだという。「3月はライオンのようにやって来て、子羊のように去る」は英国のことわざで、ライオンは低気圧による嵐、子羊は移動性高気圧による穏やかな晴天を指すそうだ=19日付、毎日新聞〈余録〉から

【新聞テレビから】
☆『福島第1原発 冷却停止半日以上に 停電、配電盤不具合か』、『暑!! 21・9度 名古屋』、『〈大波小波〉エロスの表現力と年齢(寝台車)』(19日付、中日夕刊)
☆『福島第1原発停電 冷却系復旧せず 東電「配電盤に不具合」』、『松坂開幕マイナー=米インディアンスとマイナー契約した松坂大輔投手は、開幕メジャー入りがないことを通告された』(19日付、毎日夕刊)
☆『燃料プール冷却停止 福島第1原発で停電』、『南海トラフ被害220兆円 M9地震 避難950万人 内閣府想定 直接被害愛知が最悪』『愛知、岐阜、三重の9割停電 新幹線、東名復旧1カ月』、『17歳復興への懸け橋 「将来、私たちの世代が担う。震災伝え続ける」 江南の高2・沖野さん企画 県内有志と21日から宮城で高校生と交流』、『陰のMVP 明子さん 井端選手の妻、苦しい時期支える WBC準決勝「楽しむ姿うれしい」』(19日付、中日朝刊)
☆『日本3連覇逃す 準決勝プエルトリコに1―3 WBC』(19日付、毎日朝刊)

三月十八日
 きょう「3月18日は、世界睡眠の日です。」とのこと。けさの中日新聞8面武田薬品工業の広告紙面で知った。見つけたのは妻の舞で「きょう何の日だか、知っている」と聴いてきたので「知らない」と答えると新聞を見せられ「へぇ~」と妙に納得した。でも、なぜ世界睡眠の日なのか、がよく分からない。
 夜遅くテレビニュースを見ていたら、福島第一原発の事故現場で燃料プールの冷却装置が停電している、とのこと。大事に至らなければよいが。

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 第三回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝が十七日(日本時間十八日)アメリカ・サンフランシスコのAT&Tパークで行われ、日本はプエルトルコに3―1で敗れ、三連覇を逃した。3―0でリードされていた8回裏、井端の右前適時打で鳥谷がホームイン、1点返したものの、さらに続いた1死一、二塁で一塁走者の内川が何を思ってか二塁に飛び出してしまう走塁ミスでタッチアウトされ絶好の好機を逃した。
 今回のWBCはドラゴンズの選手が井端だけのため、あまりテレビも見る気はしなかったが、きょうはやはり侍ジャパンに勝ってほしかった。でも、いいところなしの負け試合にはガックリした。ただドラゴンズの井端だけは勝負強さを発揮してくれ、さすが日本の牽引車的な役割を果たしてくれた。ドラゴンズここにあり、でそれだけが救いである。ドラの選手がせめて三人出ていたら、こんな負け方はしなかっただろうに。

 この日は名古屋地方気象台が東海地方で四年ぶりに春一番を観測した、と発表。発達した低気圧と前線の影響で大気が不安定となり、沖縄から四国、東海、東北にかけ各地で強風や突風が吹き、大荒れの一日となった。昼間、自転車で平和堂まで買い物に出た舞は「怖かった」という。何もなくて、よかった。
 政府が南海トラフ巨大地震の想定につき発表した。それによると、東海、東南海、南海にまたがる震度7クラスの地震が起きた場合、死者32万3000人、被害家屋が238万9000棟に達し、損失は茨城県から沖縄まで220兆円に上るという。 

【あぁ、言霊たち】主権と安全、利益は断固守る。「(共産)党の指導に従い、戦闘に勝てる強い軍隊」が必要。発展こそ最優先という戦略思想を堅持し中華民族の復興という『中国の夢』を実現させる―18日付中日〈習主席「主権守る」 初演説中国全人代が閉幕〉から

【新聞テレビから】
☆『4年ぶりに春一番到来 東海地方』、『プラズマ撤退へ パナソニック「脱TV」鮮明』、『侍 3連覇逃す プエルトリコに1―3 準決勝』、『建築の「ノーベル」 伊東氏にプリツカー賞 被災者「みんなの家」主導』、『堤幸彦氏・多田木亮祐主宰 劇団「子子孫孫」旗揚げ公演 シルバーが熱く激しく 「PK」味わい深いキャラ生かす』(18日付、中日夕刊)
☆『〈知りたい!〉日露平和に尽くす猫 プーチン大統領、秋田知事に贈る 忠誠心強いシベリア種』、『避難所 在宅者も支援 弱者には専用室 政府、法制化へ』、『中国「がんの村」200カ所』『不安募る住民 基準250倍の有機物 税収当て込み? 隠す地方政府』(18日付、毎日夕刊)
☆『習主席「主権守る」 初演説中国全人代が閉幕』『射撃リーダー 中国軍幹部認める 「艦長判断」偶発的と強調』、『〈フィギュアスケート世界選手権〉女王再戦 ヨナV 浅田3位』、『(名古屋市)緑区で高齢2万人調査 認知症予防 地域挙げて』『名古屋市と長寿医療研「予備軍」の効果検証』(18日付、中日朝刊)
☆『イラク戦争10年 戻り始めた日常』、『TPP交渉63%支持 内閣支持70%に上昇 本社世論調査』、『名古屋市長選 民主、迷走続く 県連、自民市議を支持』、『千葉知事に森田(健作)氏再選』(18日付、毎日朝刊)

三月十七日
 日曜日。きょうも朝からなんだかんだと大車輪の一日となった。
 午前中、やることをやり名古屋の愛知芸術文化センター12階アートスペースでの中部ペンクラブ理事会へ。江南市内で名鉄バスが定刻になってもなかなか来ず、午後一時からの会議には十五分ほど遅れてしまった。でも、これだけはどうしようもない。

 理事会のあとは少し時間をはさんで「文学と言霊の間―神の森からの発信」を演題とした文芸セミナーを聴講。講師は、同人誌「海」の代表遠藤昭己さん=三重県いなべ市大安町=でなかなか味わい深い話だった。
 遠藤さんは最初に「文学は幻みたいなもので、言霊と言えば幽霊、そこへ来てしゃべるものとなると得体の知れない神職である私、さてどんな話になるのやら」と切り出した。 
 そして自ら神職の経験を述べつつ「言霊とは、言葉自身に生霊が宿る。言葉の生霊が力を発揮するものだ」と強調、文を書くものは使命と切実感をもって研ぎ澄まされた言語感覚、そして言葉に対する静かな熱狂と恐れを持ち、言葉を信頼すべきだ、とも。

 「結局、言霊はないかと言えばあり、あると言えばない。そういうものだ」などとも述べた。この日は実際に三重県いなべ市大安町、猪名部神社の大祓詞(おほはらへのことば)をテープで流して聴かせる場面まであり、集まった文学仲間の関心を誘っていた。きょうは理事会と文芸セミナーの間に喫茶店にいたところ、たまたま俳人の馬場駿吉さん(元ボストン美術館長)にもお会い出来、嬉しく思った。
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 講演が終わったところで携帯をチェックすると、第76回ピースボート地球一周の船友仲間、神奈川県大和市の八重姉さんから留守電が入っており「きょうは広島の二宮さんご夫妻のところへサッちゃん(祥子姉さん)と来ている」とのこと。折り返し電話をすると「いま四人でお食事をしているの」と相変わらずの元気さで一人ひとり交代に話をさせて頂いた。「ゴンタさんの本、楽しみだよね。私が本屋で購入して熱海まで持ってゆくから、そこでサインしてちょうだい」とのこと。その心配りには思わず、目頭が熱くなった。

 きょうは希望舞台の荻原ゆかりさんら他の多くからも電話やメールが入り「ゴンタさんの本、クチコミでみんなに広げるからね」と、うれしい声が相次いだ。ここにきて〝援軍〟の動きが全国的に少しずつ動き始めており、なんだかとても嬉しく思ったのである。

【あ~ぁ、言霊たち】何事のおはしますをば/しらねども/かたじけなさに涙こぼるる=17日愛知芸文センターであった文芸セミナーで講師の遠藤昭己さんが説明

【新聞テレビから】
☆『列島1枚で「ピッ」 交通IC10種23日から相互利用 近鉄乗り換えが便利に』『JR「会社またぎ」従来通り切符購入』、『乾物の山車練り歩く 滋賀・近江八幡左義長まつり』、『全柔連変革の道筋を 告発の相談を受けた山口香さん』『任命責任 腹をくくれ』
 『外相に「知日派」王毅氏 中国 李克強内閣発足 対日融和早期は望めず』『中台関係を安定 習近平氏が評価』、『スー・チー氏 来月、訪日へ 改革進展アピール』(17日付、中日朝刊)
☆『大島渚の世界』(17日付、中日〈世界と日本 大図解シリーズ №1086〉)
☆『〈3・11それから ドキュメントにっぽんの絆〉陸前高田 被災「そば屋」の2年 町のあした皆で あの日忘れず日常築く』、『〈バチカン再生〉法王報道陣数千人と会見 「貧者と共にある、貧者のための教会」目指す メディア重視も強調』(17日付、毎日朝刊)

三月十六日
 東北新幹線E5系の「はやぶさ」が東京―新青森間を国内最速の320㌔で走った。所要時間は3時間を切る2時間59分。三村申吾青森県知事は「国内最速という大きな夢が実現した。北東北や日本を元気にするため、震災復興を青森からスタートさせたい」と述べた。
 この日は、東京―秋田間を結ぶ秋田新幹線にもあかね色のE6系「スーパーこまち」がお目見え、被災した在来の常磐線、石巻線では一部が運転を再開するなど鉄道の世界には、明るい話題が相次いだ。
        ×        ×

 土曜日。午前中、ちょっと早いが妻と一緒に私と彼女の亡き父親の墓詣りに出向いた。
 帰宅してパソコンにしばらく向かい閉じようとしたが「ログイン中」という表示が出て丸いサインがくるくると何十分も回り続けるばかりで一向にシャットダウンできない。
 デ、パソコンに張られた〈故障診断・修理受付〉部所に電話し、電源を長押しすることでやっと、正常に戻った。それにしても、私のこのウインドウ7は昨年二月に買い替えたばかりだが一年の間にかなりのデータと情報量が入っており、そろそろ要注意とは思っていたが。案の定の不具合発生となった。バッテリ・リフレッシュ&診断ツールなるものも一度やってみなければ。
 でも、なんとなく難しそうだ。

 午後、昨年の第76回ピースボート102日間の船旅でお世話になった北海道のポールやハナちゃんなど船友仲間に本出版の連絡をメールでしていたところ、突然二階の方でドスンという音。愛猫と一緒に現場に駆け付けると二階ベランダの洗濯ものを干してあった物干し竿が強風にあおられ落ちた、と分かった。
 大事にならずホッとしたが、いやはや驚いた。

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 夜。誘われて、音楽酒茶館「温帯カポタスト」、「Party&Music nine,s cafe」の順で回る。江南にも、こんなにいい隠れ家的お店があっただなんて。「温帯カポタスト」は、わが家近くのジャズライブ「Tom」と姉妹店とは聴いていたが、ギターなど庶民音楽家たちの殿堂といってよく、ついついその気になって私まで持参したハモニカで〈夕焼け小焼け〉と〈ふるさと〉を演奏させていただいた。拍手まで頂き、恐縮の至り―
 nine,s cafeの方も店長の〝とつさん〟の情熱と意欲が伝わってくる店で今後に期待していいな、と思った。「江南も捨てたものじゃない。JCの若者たちが頑張っている」との話も聴け、たのもしく思うと同時にチョッピリ、この町が好きになってきた。これまで私は流れ流れての旅ガラスだったが、ここにきてやっと落ち着けそうな、そんな感じがしてきた。

 けさの朝刊各紙によると、プロ野球のドラゴンズ投手として活躍した台湾出身の郭源治元投手(56)がきのう名古屋市内で長年営んできた台湾料理店「台南担仔麺(たーみい)」で最後の営業を行った。四月から台湾プロ野球「中華職業棒球大連盟」の首席顧問に就任するためだという。
 私もこの店は訪れたことがあるが、明るい雰囲気で往年の郭投手ファンが大勢訪れ、郭さんも心からの接待に撤しておいでだったことを思い出す。とてもいい店だった、と記憶している。

 それはそうと夕刊(中日)で知ったが英国の競売会社が1912年に沈没した英豪華客船タイタニック号の沈没間際まで船上で演奏を続けたという楽団のバイオリンが見つかったと発表した話。避難する乗客を落ち着かせるために楽団が最後まで演奏を続けたエピソードは有名な話しで「このバイオリンは、これまでに見つかったタイタニック関連の品物では最も貴重なものだ」という。謎めいて興味深い話だ。

【あ~ぁ、言霊たち】脅威には先に対応する必要がある。米国は敵対的な挑発には断固たる態度で臨むことを世界に明確に示す=16日付中日夕刊「米が迎撃ミサイル増強 北朝鮮の射程内、14基追加」の記事のなかで。ヘーゲル米国防長官の発言
 
【新聞テレビから】
☆『名古屋城400年の証言 宝暦の大修理、戦火の天守閣 ドキュメンタリー23日上映』、『春しばしの別れ コハクチョウ北帰行 安曇野』、『東京都心で桜開花=気象庁が東京都心で桜(ソメイヨシノ)が開花した、と発表。平年より10日早い』、『WBC 米が敗退』(16日付、中日夕刊)
☆『世界最速はやぶさ 震災3年目の進化 みちのくの春呼べ320㌔ 「スーパーこまち」も登場』、『対北朝鮮ミサイル追加 米、新型弾の脅威に対抗 アラスカ』(16日付、毎日夕刊)
☆『TPP交渉参加表明 「聖域」保証なし 首相、後発不利認める 7月にも協議に合流』『農業生産4割減 GDPは3兆2000億円増 全関税撤廃試算』、『自民色抑え民主と協調 名古屋市長選 藤沢氏本部推薦見送り』(16日付、中日朝刊)
☆『東浦前副町長を起訴 人口水増し不正指示は否認 名地検』、『広島8人襲撃「社長に怒られ、恨み」 容疑者供述 事件数時間前にも』(16日付、毎日朝刊)

三月十五日
 安倍首相が夕方、首相官邸で記者会見し、環太平洋連携協定(TPP)への交渉参加を表明。

 きのうも、きょうもバタバタした。
 きのうは社交ダンスのレッスン日だったが会場を間違え宮田公民館に行ってしまい、江南市民文化会館に着いたのは一時間ほど遅れ、午前十時をはるかに過ぎていた。皆さんには迷惑をかけてしまった。

 そしてきょうは、ここ一年ほどご無沙汰していた歯医者さんに検診治療と歯の掃除をしてもらいに出向いたまではよかったが。健康保険証をずっと以前にかかった他病院の診察券と間違えて持参し保険証を取りに自宅まで戻るありさまだった。この間にちょっと調べたいことがあって江南市立図書館へ。なんだかバタバタ、ガタゴトした一日となった。

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 たまたま見過ごしてしまい、少し遅れはしたが敬愛している、ある放送関係の友人に「安住さんの芝居批評読みましたか」と問われ、あわてて今月二日付中日新聞の夕刊芸能面の〈安住恭子の舞台プリズム〉欄の『avecビーズ「あの、屋上のひと(北村想作、小林正和演出)」 心にしみる恩寵』を読み、からだのなかをあるさわやかな〝かぜ〟のような、それこそ得体のしれない恩寵が通り過ぎていくのを感じた。
 もしかしたら、この芝居批評は書くもの、即ち私たちに対するある種のサイン、いや恩寵だったかしれない。

―…この屋上には、人間の生の悲しみとそれに対峙する哲学が降り積もっている。その上で北村は二つのキーワードを提出する。一つは貧しい男が観音のお告げに従って無心に西に旅する中で長者になる「わらしべ長者」のエピソード。もう一つはマイナス×マイナスはプラスになるという数学の話だ。……
 「だが安易な希望を語ったわけではない。(中略)つまり絶望と対峙すること。その果ての果てに無心とかすかな恩寵があるかもしれない…」とも続けた。そして。「この芝居が一つの恩寵であった。」と結論づけてさえ見せた。というわけで、あとあじのいい、いろいろ考えさせられる芝居批評を読ませて頂いた。

【あ~ぁ、言霊たち】「恋におちて、骨が溶けるような思いをするという経験は、人生で数えるほどだろうし、ない人だっているかもしれない。私は多少あります。そのときの記憶はすぐには蒸発しないと思うのです」=きのう付(14日)の毎日夕刊『〈トーク〉予期せず燃え上がる「マグマ」』の記事のなかで。「神様のボート」で主演する宮沢りえさん

【新聞テレビから】
☆『B787数週間で運航再開 ボーイング 新バッテリー搭載へ』、『(TPP)日本の参加「懸念」と圧力 米議員団大統領に書簡 自動車市場が閉鎖的、脅威に』、『風船ボランティア NPO法人「ぷくぷくばるーん」 病棟に笑顔と歓声 スタッフ 愛知県内の7病院を回る 〈写真・文 中村千春〉』(15日付、中日夕刊)
☆『レールの音元気出るね 南リアス線が試験運転開始 三陸鉄道』、『黒田総裁国会が承認 日銀20日から新体制』(15日付、毎日夕刊)
☆『井山=裕太=天元が六冠(本因坊、天元、王座、碁聖、十段、棋聖戦) 史上初』、『ドーム近く集まれ学生 名城大が新キャンパス 外国語学部新設へ 16年度にも』、『刃物男8人殺傷 広島・カキ加工会社 中国人実習生逮捕 殺人容疑』(15日付、中日朝刊)
☆『北原亞以子さん=「恋忘れ草」で直木賞受賞=死去 75歳「慶次郎縁側日記」』、『後見で選挙権喪失 違憲 東京地裁初の司法判断』『「堂々と社会参加を」 裁判長語りかけ』(15日付、毎日朝刊)

三月十四日
 キリスト教カトリックの総本山であるバチカン(ローマ法王庁)のシスティーナ礼拝堂の煙突から白い煙が流れ、第266代の新ローマ法王に南米アルゼンチンのホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(76)が選出された。法王名はフランチェスコ1世。中南米出身の法王は初めてだ。
 欧州以外の地域からの法王誕生は第90代法王のシリア人、グレゴリウス3世(在位731~741年)いらい。法王は、今後は最高位聖職者として全世界12億人のキリスト教カトリック信者の頂点にたつことになる。
 この日新法王がバチカンのサンピエトロ大聖堂バルコニーから集まった人々を前に「私たちのため、世界のために努力し、人類の平和に尽くしたい。さあ、司教と人々による友愛と信頼の旅を始めよう」と呼びかけると、信徒からは「ラテンアメリカ万歳」「法王万歳」の声が上がったという。
 また地元アルゼンチンでも「誇りに思う。これでアルゼンチンがもっと良い国になると思う」と人々が歓喜。オバマ米大統領も「米州から初めて法王が選出されたことは、世界の中でこの地域の強さと活力が増していることを示すものだ。新法王と平和、安全、人類の尊厳のために共に働くことを楽しみにしている」と語った。

 東日本大震災の瓦礫百五十万トンが太平洋を漂流しており、日本政府はカナダ政府に瓦礫処理の見舞金として100万ドル(9600万円)を送った。ほかに、インターネットのチャットで知り合った二十歳の男性が豊田市内の小5女児を長野市内の自宅にまで連れ出し、未成年者誘拐容疑で警察につかまった。
 それから。昨年一年間の日本の自殺者は2万7858人で昨年に比べて2793人減り、十五年ぶりに三万人を下回った、という。

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【あ~ぁ、言霊たち】最も多くの人間を喜ばせたものが最も大きく栄える。(徳川家康)
=熱くなるスイッチは中日ドラゴンズ。落合野球で日々の喜びを知りました。……と言う〝落合信者〟、佐藤彩乃さんが自らのfacebookで公開した〈好きな言葉〉から 

【新聞テレビから】
☆『新法王 初の南米出身 アルゼンチン フランチェスコ1世』、『被後見人の選挙権認める 東京地裁判決 公選法は違憲 知的障害原告が勝訴』(14日付、中日夕刊)
☆『習国家主席 選出へ 中国 三権掌握し体制始動』『習氏、独自色発揮へ 国家主席就任 短期間で権力集中』(14日付、毎日夕刊)
☆『自民、TPP交渉容認 コメなど「聖域」確保を決議 首相、あすにも参加表明』『コメ 事前協議せず 日米 関税守れぬ恐れ』、『世界平和 炎に祈り 比叡の大護摩=大津市の比叡山延暦寺で』、『車7社 一時金満額 春闘』(14日付、中日朝刊)
☆『小沢氏3元秘書控訴棄却 陸山会事件5000万円裏献金認定 東京高裁判決』『「悪質」厳しく指摘 石川被告、不快感あらわ』、『検察事務官漏えい容疑 捜査情報地検沼津支部捜索 静岡県警(14日付、毎日朝刊)

三月十三日
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 福岡管区気象台がきょう、福岡市中央区で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。全国で最も早い開花。満開になるのは1週間から10日後とのことで、この開花は2010年3月10日開花の高知市に次いで二番目に早いそうだ。

 「トヨタ満額回答へ 一時金5年ぶり200万円超 円安・政府要請追い風に」とは、けさの朝刊見出し(中日)。それによると、トヨタ自動車は十二日、二〇一三年春闘で焦点となっていた年間一時金(夏冬ボーナス)について、組合員平均二百五万円(基準内賃金五カ月プラス三十万円)の組合要求に満額回答することを決め十三日に組合に正式回答する、という内容だった。
 そして。夕刊はといえば。
「春闘の相場形成に影響力を持つ電機、自動車などの主要企業が労働組合に一斉に回答。円安を追い風に業績回復への期待が高まり、日立製作所、東芝など電機大手が定期昇給を維持したばかりか、年間一時金(ボーナス)では日立が前年の妥協額を上回りトヨタ自動車など自動車大手五社が満額回答、三菱重工は十六年ぶりの満額回答となった」という景気のいいものだった。ここに来て、アベノミクス効果が出てきたといえなくもない。

 一方でNHKニュースによれば、生活保護の受給者は215万1165人と前年比3862人増で、この数字は8カ月連続の伸びで過去最多に及ぶ。アベノミクス効果とは別のところで、まだまだ生活困窮者が増えつつある現象は気になるところだ。

 妻が面白い、と関心をもってみている新たなローマ法王を選ぶ選挙会議「コンクラーベ」は初日の十二日、バチカンのシスティーナ礼拝堂で百十五人の枢機卿が第一回投票を行った結果、三分の二(七十七票)以上の得票者がなく、「新法王決まらず」を意味する黒い煙が十二日午後七時四十分(日本時間十三日午前三時四十分)すぎ、礼拝堂の煙突から上がり選出は十三日以降に持ち越された。

 ほかに米連邦航空局(FAA)がボーイング社のB787がバッテリートラブルで運航停止になっている問題で、改善を施して再設計したバッテリーを搭載した試験飛行を承認したという話。そして東日本大震災の陰に隠れがちだが大震災の翌日に震度6強の揺れに襲われた長野県北部地震の被災地・雪の栄村で震災から丸二年を迎え、復興を願う「灯明まつり」が行われたなど、ニュースは悲喜こもごもで相変わらず、留まるところを知らない。

 きょうは朝からずっと新聞や文学界などを読んでいたが、どうしてもこの日の言霊が見つからない。たとえば、文学界四月号。吉行淳之介の〈美醜について〉など面白いと思ったが、今ひとつ心が動かない。私の好きな立原正秋の〈刃物〉にしても少し弱い。
 デ。次のような一節となった。
【あ~ぁ言霊たち】(収容所の)一日は一週間より長い=NHKEテレ〈100分de名著選・夜と霧〉から
 もう一つ。(「コンクラーベ」って何? に対して)なんだか選ぶ人たちと、それを待っている人たちとの根比べみたい=コンクラーベ(もともとはラテン語。鍵のかけられる部屋の意味)について舞と話し合っていてふと、彼女から出た言葉である。

【新聞テレビから】
☆『桜開花、福岡一番乗り』、『陸山会事件 石川議員ら二審も有罪 東京高裁判決 小沢氏元秘書3人』、『母国ミャンマー和風アレンジ 三重・ミャノさん おもてなし美容室、夢 「世界一の接客広めたい」』、『名大病院 がん患者3年放置、死亡 「手術で完治の可能性」』(13日付、中日夕刊)
☆『自動車3社満額 一時金電機は格差 春闘集中回答』、『豊川工監督停職4カ月 陸上部 体罰5年で30人に 愛知県教委55人処分』(13日付、毎日夕刊)
☆『最古の「伊勢参り」屏風 江戸前期のにぎわい活写 名古屋市博物館確認』、『原発関連自殺12人 本紙集計 福島、「震災死」認定外も』、『酸欠?作業員3人死亡 集じんダクト点検中 美濃・木材加工会社 金属片 摩擦で火花か 知人ら悼む声 熱心に地域活動/温厚でまめ/子煩悩な父』(13日付、中日朝刊)

三月十二日
 NHKのニュースと夕刊各紙の報道によれば、経済産業省資源エネルギー庁は本日午前九時半ごろ、地球深部探査船「ちきゅう」による愛知県渥美半島・三重県志摩半島沖合の海底数百メートルの地層での次世代資源のメタンハイドレートを分解し、メタンガスを採取することに世界で初めて成功した、と発表した。
 これを受け、資源エネルギー庁は五年後をめどとした資源活用、すなわち商業化を目指したい、としている。順調なら日本で年間使用される十四年分の天然ガス採取も可能というだけに、今後の推移を見守っていきたい。ちなみに、このメタンハイドレート。天然ガスの主成分のメタンと水分子が低温高圧の状態で結合してできた氷状の物質で「燃える氷」とも呼ばれる。

 米財務省がきょう、北朝鮮の朝鮮貿易銀行(FTB)と一個人に制裁を科した、と発表。国務省も北朝鮮当局者三人を新たに制裁対象に加えた。国連安保理で採択された北朝鮮制裁決議を踏まえ、独自に発動したが、北朝鮮が今後どう出るか、が注目される。
 北朝鮮は昨日、南北休戦協定の「完全白紙化」を一方的に主張したばかりか韓国との間をむすぶ電話線まで遮断、金正恩第一書記自ら韓国との北方限界線で最前線部隊を視察し同時に延坪島(ヨンビョンド)などを視野に砲撃指導をするなど危険な状態が続いている。合同軍事演習中の米韓両国をけん制する狙いともみられるが、このまま突っ走るなら、米国の出方次第で北朝鮮が廃墟になる可能性は十分にある。
 ここは、金第一書記も冷静に。南北休戦協定完全白紙化の復活をすべきだと思う。何の罪もない多くの人々を戦禍に巻き込むことだけは、しないでほしい。まだ若いのだから強硬姿勢を替え、世界平和に尽くし平和のリーダーになってみたらどうか。一度直接、会いに行きたい。

 夕刊報道にあった、オーストリアのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が発表した楽団とナチス・ドイツとの関わりを検証した初の報告書。これには人間の弱さが見て取れる。 
 それによると、一九三八年三月にオーストリアがナチス・ドイツに併合後、ユダヤ人の楽団員十三人が追放され、うち五人が強制収容所などで死亡したが、一九四二年になると楽団員百二十三人のうち六十人がナチ党員または入党希望者で同国での党員の割合10パーセントを大きく上回っていたという。
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【あ~ぁ、言霊たち】膝下を津波にしやぶられ寒かりき夢と見てゐし家流るるを 佐藤成晃『地津震波』 歌詠みとして、この現実を残すべきだと思った。=12日付中日夕刊〈一首のものがたり〉詠むべし、三十一文字の現実から

【新聞テレビから】
☆『メタンハイドレート メタンガス海洋初採取 渥美・志摩沖 資源確保に弾み』、『JR 被災路線154㌔が復旧 福島第一付近、めど立たず』、『食中植物ナガバノイシモチソウ 豊明自生の赤花新種 16日に学会発表』『「トヨアケ」学名に意欲 長年の保護実る』、『オケ仲間♪心の支え 被災地へ派遣 岐阜・富山県職員 現地の楽団 つらさや喜び共有』(12日付、中日夕刊)
☆『歌声で鎮魂と復興祈念 バチカン』、『主権回復式典を閣議決定』、『住宅火災4人死亡 大船渡』(13日付、毎日夕刊)
☆『〈春よ 東日本大震災2年〉36色の希望 娘の色鉛筆で図画を塗ると、落ち着くんだ 大川小で妻子を失った父』、『涙をふいて歩き出す 未来の笑顔今も南三陸 石碑に思い出重ねる仙台・荒浜 鎮魂の明かり見えるかな?大船渡』『遠くても力に 東海の支援者ら』『双葉に笑顔咲くまで フラガール「元気を発信」』『原発ない未来照らせ 名古屋ろうそくで訴え』『子どもたち決意詠む 津のNPO 女川に俳句絵碑』(12日付、中日朝刊)
☆『今も枯れぬ涙 午後2時46分 鎮魂と再生へ祈り』『それでも一歩一歩前へ』(12日付、毎日朝刊)

三月十一日
 東日本大震災から丸二年を報じた新聞
 
 

 一万八千人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災から丸二年。
 マグニチュード(M)9・0の巨大地震が発生した午後二時四十六分。テレビ画面に映し出される政府主催の追悼式(東京千代田区・国立劇場)に合わせ、私も静かに黙とうをした。この日は東日本各地でも追悼式があり、テレビ画面に映し出される海、川、山、そして大地、空、流れる雲も。大気、目には見えねど〈かぜたち〉の吐息さえもが悲しみに沈んでいる。そんな気がした。
 テレビを前にしての静かなる黙とう。せめて、と東北の方に心を向け「叶わぬことかも知れない。でも、どうか被災に遭われた方々の全てに元のような平穏な日々が少しでも早く戻るように」と手を合わせた。隣では何かを察知したのか、愛猫も祈るが如くいっとき背を伸ばして両手をそろえ口を結んだ。この先、被災地には早い復興が望まれる。

 東京での追悼式。安倍晋三首相、天皇陛下に続く追悼の言葉で津波に流され、逝ってしまった母に向かって「恩返しすることを忘れません。これからも自分らしく生きていきます」と誓った岩手県代表で宮古市の高校三年生、山根りんさん(18)。
 続いて宮城代表の名取市職員、西城卓哉さん(32)も「あの日から。一日一日を生きることが、こんなにも大変だったとは。妻と息子に対する思いは片時も離れません。あなた(妻)がいた私の人生は毎日、笑いが絶えなかった。毎日が幸せだった。愛するふたりの人生を引き継いで歩いていこうと思っています」と追悼文を読んだ。
 最後に福島代表の南相馬市、農業、八津尾初夫さん(63)が「いまは現実を受け止め一歩一歩、強く前に進んで歩いてゆくしかない。本日を一つの節目として力を合わせてもとのいや、もと以上のふるさと再生のために努力したい」と締めくくった。

 追悼式典は米ニューヨーク・マンハッタンの教会でも十日夕(日本時間十一日朝)、在留邦人や米国人ら五百二十人が鎮魂の祈りを捧げ、「被災地のことを忘れない」と誓った。
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 夜は、かつての同僚と名古屋の居酒屋で久しぶりに再会して酒を飲み交わした。みな、いい奴ばかりで楽しく愉快なひとときとなった。帰りには自著の連作小説集「マンサニージョの恋」(総合タイトル)出版のあいさつを兼ねて自宅近くジャズライブの店、隠れ家的ショットバーでもあるSHOT&COCKTAIL「Tom」に立ち寄った。
 何を隠そう。〈マンサニージョの恋―女たちのララバイ〉〈淡墨桜のやうな〉に続く第三作〈道化師〉の最初が、木曽川河畔のこの店らしきジャズライブから始まるからである。もしも、本が日本中に火を噴いたときに失礼があってはならない、と思い報告がてら訪れたが、店の美人ママ・としこさんは包容力のある気のいい方で「あらっ、伊神さん。いいわよ」とおっしゃってくださり、とても嬉しかった。これからは、ちょくちょく顔を出さなければ、と思っている。

【あ~ぁ、言霊たち】十二代目市川團十郎の葬儀で息子の海老蔵が披露した團十郎の残した辞世の句「色は空 空は色との 時なき世へ」に触れ、「色」を「いろ」、「空」を「そら」と呼んだ海老蔵の誤りを「しき」「くう」と読むべきであろう。と指摘しつつ
―いってみれば、彼は外面的には栄光に輝きながら、内面的には無間地獄を体験したのである。その自己の人生を彼は光と闇が交錯する空しい夢のような世界であると考えたが、しかしそのような空しい世界を立派に生きてきたという誇りをもって「色即是空 空即是色」と語ったのであろう。=11日付中日夕刊【團十郎と仏教】思想にじむ辞世の句〈思うままに 梅原猛〉から。

【新聞テレビから】
☆『希望へ針路進め 若き船長亡父に大漁誓い 毛仙沼 遠洋マグロ漁船出港』『2年の思い 乗せ 石巻 みんなの分までがんばるよ 風船1万個空へ』『3・11祈りと誓い 東日本大震災2年 被災地で追悼集会』『青森から太平洋わたり漂着 浮桟橋米で展示開始』『原発事故1650人提訴 避難者ら 国・東電に「回復」求め』(11日付、中日夕刊)
☆『3月11日また胸に刻む 東日本大震災2年』『〈東日本大震災2年〉語り継ぐあの日 神戸からいわきに 希望の灯に復興誓う』『面影探し続ける 「早く帰っておいで」 女川の運転手 妻の勤務先跡 声かけ』(11日付、毎日)
☆『3・11 暖(はる)2歳 激震、毛仙沼で生まれた命 復興の街未来へ育つ』『福島の原発関連死789人 避難続き、収束見えず 本紙調べ』『やっと笑えた 愛犬とつかの間再会 岐阜から飯舘へ21匹里帰り 3兄弟歓声「僕らを思い出した」』
『きょう各地で追悼 東京で首相ら黙とう 福島で東儀さん演奏』『脱原発3年目こそ 東京で集会「声を掛け続けよう」』、『平和の誓い引き継ぐ 東京大空襲68年で法要』、『木崎初V、野口3位 名古屋ウィメンズ 最多1万4554人出場』『野口みずき選手 世界へ再びのろし 「格好よく終わりたい」』『走った苦難の先へ 福島を忘れないで 左腕不自由な女性 シャツにワッペン付け』『被災地から参加ランナーの思い』(11日付、中日朝刊)
☆『東日本大震災2年 多くを失った私たち』『3・11車内で産声 守った命と道しるべ 避難者31万5196人』『学舎へありがとう』【わたしは今(各面)】(11日付、毎日朝刊)

三月十日
 昼過ぎ。宮城県岩沼市からのNHKのど自慢特集を見ながら、つくづく思う。
 あすで丸二年になる3・11東日本大震災の被災地、東日本の方々には涙も、悲しみも、全てを捨てた、そこから生まれ出た底知れない力がある、と。それから。きょうは妻に誘われて午前中、江南市内の公民館であった、たけのこ授産所の〝たけのこまつり〟に行ったが、障害をはねのけて生きる障害者、そしてその家族にもかけ離れたパワ―と信念の強さを感じた。

 みんな命がけで生きているのだ。
 中でも岐阜から訪れたという大道芸の若者【ジャグラー3Ta】のスリルにみちた演技はハンパじゃなく昨年あった大道芸のパフォーマンス大会で日本一になった〈芸〉は本物で生きていた。彼は現在、岐阜で介護福祉士として働いており、その合間をやりくりしての芸への集中度と情熱は大変なもので、こうした若者を見るだけで日本の将来が明るく感じるから不思議だ。
 今後ますますの活躍を祈りたい。

 きょうは被災者や障害を背負った子らをテレビ画面や自らの目で見ながら、ノホホンと生きている私とは一体何奴なのか、自身が恥ずかしくなってきた。みんな苦しんで、苦しんで、悲しみを乗り越えて、この世で生きているのだ。
 俺はなんと生ぬるいことか。これからは、人々に生きる希望と勇気を与える、そんな小説を書かなければ、とも思う。その半面でこのところはマスコミが被災地取材にダボハゼの如く集中、寄ってたかってという感じがしないでもない。もっと一歩離れた角度で静かに見守れないものか。思い切って被災者の生の声だけを全紙面をつかって掲載してみんなで読み、再生につき考えるということは出来ないものか。

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 午後、いつもお世話になっている音楽画廊喫茶「音彩」へ。後藤社長に自著「マンサニージョの恋」出版のあいさつをさせて頂いたあとは雑談に花が咲き、武功夜話を祖父から聴いて一冊にまとめたという〝前野千代女〟の存在と偉大さをあらためて知った。千代女が聴き書きをしたのは、十七世紀はじめのことだという。
 尾張が生んだ女性といえば今ひとり、信長の側室吉乃がいる。

【あ~ぁ、言霊たち】「(被災しながらも、出演者たちの絶やさない笑顔に)皆さんの笑顔が、またよけいにつらくなってきます」(歌手・坂本冬美さん。NHKのど自慢大会にゲスト出演した、その席で)
 「当時7歳のあなたはやりたいことがいっぱい、あったはず。生きたかったあなたたち。その分まで生きて…」=1594人が亡くなった陸前高田市での3・11東日本大震災の追悼式で。家族4人を失った小島幸久さん

【新聞テレビから】
☆『NHKのど自慢特集・宮城県岩沼市▽被災地から25組が熱唱』『〈NHKスペシャル〉「メルトダウン」』(10日、NHK総合テレビ)
☆『脱原発 つなぐ人波 東京で大集会「福島と思い共有を」 大江健三郎さんら訴え』『▲台湾で20万人デモ/独仏は「人間の鎖」▼』『〈春よ 東日本大震災2年〉震災あす2年 岩手・大槌町旧役場 職員の遺族 「爪跡」保存 今も悩む 教訓伝えて■復興足かせ』『明日へ ともに歩む 伝統の応援歌で大川中閉校式 入学者減り最後の卒業式 石巻「今こそ行かんと堂々と」』
『1万人完走目指す 交通規制も』(10日付、中日朝刊)
『復興を共に祈ろう 東北の祭り』(10日付、中日サンデー版大図解)
☆『松阪市25・6度 東海初の夏日―北日本は猛吹雪 37地点で3月最高』、『復興支援コンサートを両陛下が鑑賞』、『新出生前診断 来月から 日産婦指針 20機関が準備 18万~21万円』(10日付、毎日朝刊)
☆『東日本大震災2年 いま「住まい」は』『自宅再建 国は支援もっと』『復興住宅いつ入れる』、『深刻中国 PM2・5汚染 北京で基準の約30倍 排出企業200社に閉鎖要求』(しんぶん赤旗日曜版 3月10日号)

三月九日
 「名古屋、岐阜、津の各地方気象台は九日、いずれもことし初めて黄砂を観測した。名古屋中心部では、うっすらともやがかかったような状態となった。日本気象協会によると、九日午前の視界の距離は名古屋市と岐阜市で八キロ、津市で十キロ。花粉の飛散量も多く、黄砂に含まれる不純物が花粉症のアレルギー症状を悪化させる恐れがある。……」
 きょうの夕刊1面記事(中日)からの抜粋である。

 けさ、出がけに妻曰く。
 「きょうは、外に洗濯物を出さないで。黄砂が飛んでくるらしいから」と。
 夕刊だけでなく、正午のニュースで「西日本、東海、北陸の各地でことし初めての黄砂が観測され、名古屋市内は霧がかかったようで視界は八キロです」といったアナウンサーの声が流れ、彼女の言ったことが事実だった、と思い知らされた。
 それにしても、きょうの西日本と東日本は20度以上になったところが多く、四月中旬から六月中旬並みの暖かさ。37観測所で三月としては最高の温度を記録したという。事実、テレビニュースのインタビューに「夏みたいだ」の声まで聴かれた。一方で北日本では暴風雪が吹き荒れ、北海道の襟裳岬では瞬間最大風速が32・5メートルを記録した。

 土曜日。午前中、例によってNHK第2ラジオのカルチャーラジオで「啄木再発見〈青春、望郷、日本人の幸福〉」を聴いた。啄木が子どもから〝うそつきのおじさん〟と呼ばれ、ウソをよくついたエピソードや偽手紙事件、結婚式をサボタージュした話など、〈人間啄木〉の本質に迫る内容でなかなか興味深かった。

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 近く発売予定でアマゾンの予約受け付けが始まった私の小説連作集「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス)の全国発売に関連し、全国各地の友人知人から「さっそく予約しておいた。今から楽しみです。皆さんにも紹介します」といった、ありがたい言葉が相次いでいる。人のありがたさは、こうした時に分かるものだ。心から礼を述べたい。
 なかには昨年乗船した第76回ピースボート102日間地球一周の船旅でことのほかお世話になった関東の船友仲間から【私が会員であるクラブツーリズムのブログ〈趣味人倶楽部〉のコミュ、「ピースボート地球一周の旅」の会員に読んで頂いて購入していただこうと掲示板に載せました】の有り難い言葉まで届き、感激している。

【あ~ぁ、言霊たち】「(3・11の東日本大地震の津波で母と祖父、めいを失った時は、それこそ)身ぐるみはがされ、外国へ一人だけおいてこられたみたいな、そんな気持ちでした」「被災地で育った私が外に出てゆくことで大震災の風化を避けられたらいい」=NHK総合テレビ夜のニュースで。これまで女川町の臨時災害FMラジオ局アナウンサーを務めてきた阿部真奈さん

【新聞テレビから】
☆『〈NHKスペシャル〉西田敏行が行く福島 最新放射能汚染マップ』『あの日わたしは 証言記録 東日本大震災』(9日夜、NHK総合テレビ)
☆『琵琶湖 春の扉』、『黄砂+花粉 かすむ青空 名古屋』(9日付、中日夕刊)
☆『〈東日本大震災2年〉災害ラジオ局アナ「大きな経験得た」 町への感謝胸に 女川の高3慶応大進学=宮城県女川町の阿部真奈さん(18)』、『NY株最高値 4日連続』(9日、毎日夕刊)
☆『〈3・11に生まれたもの〉これがおやじの仕事 銀鮭養殖漁師 亡き弟の子に伝えたい』、『〈震災2年 復興の道〉住宅再建なお手探り 続く人口減□移転に住民賛否』『地区別で「復興格差」も』『〈核心〉チェルノブイリ除染の「後遺症」 低線量被ばく福島に警告 元作業員医療費かさみ「国の厄介者」(キエフで、原誠司)』『「姿違う」一本松復元やり直し』、『侍(4―3で)台湾破る 井端九回救った 中田十回決めた』(9日付、中日朝刊)
☆『愛知沖のメタンハイドレート 海底からガス初採取へ 週明けにも』、『スーチー氏、来月来日 27年ぶり 安倍首相らと会談』、『福島県放射線データ消去 第1原発 緊急測定の半年後 5キロ離れた避難場所』(9日付、毎日朝刊)

三月八日
 雪どけ甘い春みっけ 郡上―は、雪の下で越冬した「ひるがの高原春まちにんじん」の収穫を伝える中日新聞朝刊1面記事の見出し。岐阜県郡上市高鷲町で最盛期を迎えた〝春まちにんじん〟の収穫を写真と一緒に報じたもので、このところは、なんだか新聞記事までが春めいてきた。

 浮き浮きするというか、楽しい記事といえば、同じ中日の〈通風筒〉で石川県加賀温泉をPRする女将さんの集まり「Lady Kaga」とPRキャラクター「くまモン」(熊本県)、「まゆまろ」(京都府)が登場する観光ビデオの撮影が始まった話か。

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 そんな中、けさは「宮崎知子死刑囚の再審請求再び棄却 連続誘拐殺人」の一段ベタのちいさな見出しが気になった。宮崎知子よりも、赤いフェアレディーZに乗ったトンボメガネの女と言った方が当時の事件の記憶がある人には分かりやすいかも知れない。
 事件は富山県の高3女子生徒と長野市のОLが相次いで行方不明となり他殺体で見つかったという残忍な殺しだったが、私自身現場に取材ヘリで急行、その後しばらく取材に当たった経験があるだけに忘れられない事件のひとつでもある。あの時は当初、宮崎死刑囚と知人男性が共犯で逮捕されたが、宮崎死刑囚の単独犯行として男性の無罪が確定したいきさつがある。
 その宮崎死刑囚がその後「犯行を裏付ける客観的証拠がない」などとして再審請求を二度していた、とは。とても信じられない。素人の私には死刑執行を怖がっての請求としか思われない。でも、本当に冤罪で他に犯人がいたとしたなら。もはや、この世の何を信じていいかは分からない。
 あの時、私は足を棒とし現場周辺やデカ宅を洗ったが、中に「やったのは上山田の暴走族、またはマルボウ崩れの連中では」といった声もあったことは確かだ。まさかそんなことはあるまい……。

【あ~ぁ 言霊たち】「いつでも今がいちばん。どんな出会いがあるか、わくわくする」。=8日付、毎日夕刊〈出会い重ねて色気ふんわり 90歳の芸者 浅野ゆう子さん〉から
「ひれを広げて揚力を生み、水を噴射し続けて加速する。一つ一つの動作に意味がある」、「敵から逃げるために飛行技術を発展させたイカの生命力に感動し、のめり込んでいった」。「海は謎だらけで飽きない。世界中の海を巡ってまた新たな発見をしたい」。=8日付、中日朝刊〈この人〉欄から。
 イカが「飛行」する仕組みを解明した村松康太さんの話。村松さんは、イカが海中から飛び出して着水するまでの連続撮影に成功し、「飛行」する仕組みを解明しドイツの科学誌に発表した。

【新聞テレビから】
☆『3・11 その時、ろうあ者は 聞こえない津波警報 人の助けなかったら 名古屋の映像作家 宮城の高齢夫婦映画に』、『安保理決議 北朝鮮制裁 徹底が課題 違反行為調査へ態勢強化』『南北不可侵の破棄言及 北が反発 直通電話も断絶』『米、ミサイル防御に自信』、『新川浄化願い鵜飼い 春、夢一夜舞い戻る 清州で来月20日 木曽川から「出張」』(8日付、中日夕刊)
☆『東証一時1万2200円 リーマン直前を上回る 円は一時95円台に』(8日付、毎日夕刊)
☆『北朝鮮制裁強化を決議 核実験非難 安保理、資金の流れ阻止』『「完全な履行」中国が求める』、『北風から太陽に交代 名古屋4月上旬並みの気温』、『〈3・11に生まれたもの〉福島でも津波伝える 震災の語り部「逃げよう」言えなかった』、『中部空港発第1便新石垣空港へ出発 石垣線利用1万人に』(8日付、中日朝刊)
☆『20年五輪招致 政府のサポート評価 IOC評価委員長「熱意見られた」』、『デンソーの有志フラガール 石巻、いわき復興支援 16、17日』

三月七日
 きのうに続き、きょうも数日前と比べたら一段と春めき、暖かい日となった。ニュースによれば、この地方、平年より4~5度高いそうだ。
 名古屋では午後零時四十分に、ことし最高となる一八・〇度を記録。岐阜県内でも多治見で一九・六度を観測するなど午後一時までに十九の観測地点でことしの最高気温になった。名古屋城ではこの陽気に誘われ、ピンクの梅が見ごろを迎えている。
 わが家の猫もひねもす、寝たりかな―で〝春の陽〟を浴び、福ちゃんの猫縫いぐるみともども、ぐっすり寝入る姿がなんともうらやましい。
 春の陽を浴び寝入る長女猫のこすも・ここ
 

 「気象庁の〝新〟大津波・津波警報が先ほど正午から始まりました」と、正午のNHKニュース。気象庁の新しい津波警報の運用がこの日から始まったためで、これからはマグニチュード(M)8を超える巨大地震の大津波警報と津波警報は、地震後3分をめどに発表する第一報で高さ予想を出さず「巨大」「高い」と表現し非常事態であることを伝え、迅速な避難を呼びかけていきたい、としている。
 新警報は、具体的には三メートルを超す津波が予想される大津波警報で「巨大」、1メートル超と見込まれる津波警報では「高い」と表現。文言も「すぐくる」「すぐににげて」と、こどもにも分かる表現に努め「東日本大震災クラスの津波が来襲」とか「M8を超える巨大地震と推定」といった具合に、よりわかりやすくなるという。

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 午前中は、週に一回の社交ダンス教室へ。これまでズック靴に甘んじてきた靴も、きょうから先生が見立ててくださった社交ダンス用のお洒落なシューズに替わった。仲間から「スゴイね」とおだてられ、なんだか自分には合わない気恥ずかしさに襲われた。レッスンの方はジルバ、タンゴ、ルンバとまずは順調。皆さんと一緒に楽しいひとときを過ごし、少しずつ前に進んでいる。

【あ~ぁ、言霊たち】集会の最後、前川さんは「勝つまで戦います。絶対に、絶対に勝つ」と支援者に語った。「本人の強い気持ちが見えてうれしかった。自分も奮い立たされた」と佐藤弁護士。=7日付中日朝刊、〈中3殺害再審取り消し〉から

【新聞テレビから】
☆『オバマ大統領様 銃規制踏み出す時 服部君両親 手紙で訴え』、『東証、一時1万2000円 リーマン後高値を更新』、『「世界の10代の力 復興に」 南三陸の高3国連で震災報告 若者目線のまちづくり提案』(7日付、中日夕刊)
☆『北朝鮮核実験 中国事実上の制裁 輸出厳格化 国連に先んじ』、『震災身元不明132遺体 99・2%確認 行方不明なお2694人』、『児童虐待の検挙最多 児相通告4割増 ポルノも更新 昨年』(7日付、毎日夕刊)
☆『昨年衆院選は違憲 一票の格差「是正せず」 東京高裁判決 無効請求は棄却』、『トヨタ 張氏が名誉会長 GM元副社長ら 初の社外取締役』、『福井中3殺害 再審取り消し 弁護団、11日特別抗告』、『(オスプレイ)本土上空で初訓練=高知県香美市』、『豊橋白骨遺体 2人は死後1年以上 住民登録 市が昨年3月抹消』、『皇太子さま基調講演=6日午前(日本時間7日未明)国連本部で「水と災害に関する特別会合」で基調講演』(7日付、中日朝刊)
☆『大崎事件 再審認めず 鹿児島地裁「自白に信用性」』、『侍ジャパン反撃遅く キューバに敗れ2位 6―3』、『チャベス大統領死去 反米左派国に動揺 石油資源見直し懸念』『政権交代 待ち望む米』、『シリア難民100万人超 周辺国に流入』、『「ワシントンも火の海に」 機関紙報道 北強気制裁けん制』(7日付、毎日朝刊)

三月六日
 チャベス大統領のポスターと「チャベスさんのおかげ」と話すベネズエラの人たち=昨年7月写す。南米ベネズエラのラグアイラ市内で
 
 

 反米左派政権の代表で、豊富な石油収入による徹底した貧困対策で知られた南米ベネズエラのウゴ・チャベス大統領が五日午後四時二十五分(日本時間は六日午前五時五十五分)、首都カラカスの軍病院でがんのため死亡した。五十八歳だった。
 チャベスさんといえば昨年七月中旬、第76回ピースボートの地球一周船旅でベネズエラに寄稿した際の、あの国民的人気を忘れることが出来ない。大統領はこれより先、既に2011年からがんと闘っていたが、私がベネズエラ国内に滞在した二日間に感じたのは貧困に対する手厚い政治もあってか国民の間、特に貧困層では圧倒的な人気があったということである。

 実際、ラグアイラの町中で聞いた一般国民のチャベス人気は大変なもので国内の至る所に大統領のポスターが張られ、私の質問にも「チャベスさんがいるから私たちは幸せだ。大統領のおかげだ」という人が多くいた。昨年の大統領選で4選を果たし暮れにはキューバで手術を受け回復に向かっていたとは聞いていたのだが…。バラマキの独裁者だ、と批判的だった一部富裕層をのぞき、国民の落胆と失意は相当なものに違いない。 合掌―

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 名高裁が一九八六年三月二〇日未明に福井市内で起きた刃物による女子中学生殺人事件の再審請求異議審できょう、検察側の異議を認め元被告、前川彰司さん(四七歳)の再審開始を認めた同高裁金沢支部の決定を取り消した。いずれにしても殺したのか、殺しはしていなかったか。真実を知るのは前川さんただ一人である。
 第三者の私としては、先の金沢支部の決定取り消しを信じたいところだ。でも、審理がこのように同じ高裁同士で相反した結果を出した場合、どちらを信じてよいのか分からない。名張の毒ぶどう酒事件の奥西被告の場合も本人はやっていない、と前川さん同様犯行を否認している。否認ということは殺してはいない、ということで人間の叡知と正義を信じる限り、私はどちらも無罪の方を信じたい。

 この世というもの。真実がありながら、それを引き寄せられない弱さがある。まさか。殺したのに、心変わりがして無罪を主張し続けるなんてことがあるのだろうか。ない、とも言いきれない。

 このところの私。一匹文士となってからはサラリーマン稼業から抜け出し、なんだか毎日妻に叱られながら遊んで楽しく生きている。そんな気がしないわけでもない。実際そうではあるが…。
 でも今夜は食膳に赤飯が出てるので「なぜ? へえ~ぇ」と言うと「あなたの誕生日よ」ときた。あっ、そうだったか。でも、「誕生日おめでとう」とか、そう言われるのは昔から大の苦手で、自分から誕生日だなんてことは口が裂けても言ったことはない。
 妻(舞)からの心のこもった赤飯、天下一品だった。きょうは横笛の稽古日で名古屋に出向き、新しく〈夕焼け雲〉をふき始めた。舞は、けさポツリと「ことしになってから胸が時々、痛くなるの。イタイの」というので心配している。過去、何度も倒れているだけに、油断はできない。医者に行こうと言っても「いいの」と頑固なので困っている。睡眠不足と何かのストレスからか。何より、もっと早く寝なければ。
 やはり、全て勝手し放題の私のせいだ。

【あ~ぁ、言霊たち】「納棺師の仕事を見つけられたから、生きていられた」。震災が自分に与えた使命。それは、人の哀しみに向き合っていく人生。心を込めた仕事が、妻子の供養になると信じる。=6日付中日朝刊〈3・11に生まれたもの〉から

【新聞テレビから】
☆『福井中3殺害再審取り消し 検察の異議認める 名高裁「知人供述に信用性」 弁護団、特別抗告へ〈解説〉供述頼み 揺れる判断』『警察、司法正義ない 中3殺害再審取り消し』『前川さん語気強め 事件から27年春遠く』、『大崎事件再審認めず 「自白誘導考えにくい」 鹿児島地裁決定』、『立ち直った一本松 復元作業終わる』
 『(南米ベネズエラの)チャベス大統領死去 ベネズエラ 反米左翼カリスマ がん闘病、58歳』、『ボリショイ強酸液事件 男性ソリスト(バベル・ドミトリチェンコ)拘束』(6日付、中日朝刊)
☆『シャープにサムスン出資 100億円規模 午後発表』、『米、北朝鮮に交渉促す 休戦協定「白紙」挑発停止を要求』(6日付、毎日夕刊)
☆『〈3・11に生まれた〉 妻子の分まで心こめ 美しく整えて送り出す』、『休戦協定「白紙に」 北が予告、米韓演習に反発』、『〈核心〉中国海洋派遣へ猛進 国防費10・7%増 米「アジア重視」対抗・空母艦隊編成進む』、『岐阜にも襲撃予告 長野からツィッター投稿』(6日付、中日朝刊)
☆『〈MAINICHI芸術食堂〉 心揺さぶる音の粒 村治佳織ギターリサイタル』、『TPP自動車は「例外」 関税撤廃5~10年超猶予 日米事前協議 首相13日にも参加表明』、『NY株、史上最高値』
『〈検証大震災 要の水産加工復興遠く 「売り上げ3割以下」30% 倒産や工場閉鎖も』『【宮城と福島 漁業・水産加工の現状】〉 水産業続く苦悩』『石巻 仲間と競い合える日まで 11年3月死者最多「復興」の言葉むなしく 12年9月戻らぬ仕事、人工場だけが増え 13年1月出荷停止解除後も値段つかず』『福島 心まで汚染されてたまるか 11年9月「牛で規制値超」試験操業先送り 12年1月損してもいいから、やってみっぺ 12年8月「大都市のスーパーでは売れない』(6日付、毎日朝刊)

三月五日
 春が来て。
 冬ごもりしていた虫たちが地上に出て活動を始める。啓蟄とは、よく言ったものだ。きょうは、まさにケイチツそのものの暖かい日となった。

 みなさま、お気づきでしょうか。
 私たちのウエブ文学同人誌「熱砂」同人を中心とした数々の作品紹介コーナーともいえる「What,s New」欄に本日になり私、伊神権太の近作【マンサニージョの恋(幻冬舎ルネッサンス)】の書籍案内のリンクが張られたことを、です。
 まだ、今月二十三日からの書店販売までには、しばらく日にちがあります。でも、ぜひ書店で手に取って読んでいただけたら、とのささやかな願いから関係者の理解と協力も得たうえで本日、いち早く書店案内のリンクを張らせていただきました。
 この案内は、ここ当分の間、本欄作品集の一角に左記のように連日表示します(クリックされると、書籍案内を見ることができます)。


マンサニージョの恋
・幻冬舎ホームページ
・amazon

 さて、ここでは本の紹介では書き切れなかった点につき、作者として少し触れさせていただきましょう。
 まず、最初の小説は総合タイトルともなった一編で〈マンサニージョの恋―女たちの船上ララバイ〉の副題付きです。海と、旅と、人を愛する定年を過ぎた男が、まだまだ若くて魅力いっぱいの熟女と全てを忘れ、純な恋におちてゆく……。
 ときに主人公の笛吹(うすい)健次は、乗船中のクイーンヴィーナス号を〝現代版ノアの方舟〟と錯覚してしまう。それほどにまで熱く、かつ激しい船上のラヴストーリーとして書き上げたのです。
 二話は〈淡墨桜のやうな〉の題からも推して知るべしの展開で、定年になった男がかつて〝淡墨記者〟として取材した根尾に立つ樹齢千五百年の淡墨桜に託した果てなきロマンを、来し道を振り返るなかで追い求めていく。東日本大震災の被災地を訪れ、一匹(いっぴき)文士として再出発するに当たって自ら葛藤する〝夢追いびと〟の姿を感じていただけたら、と思います。
 そして。ラストの〈道化師〉はと言えば。これは、もしも大人の恋に終着駅があったなら、こんな終わり方をするのかな、と思っていただければ大満足です。熟年だけではなく、若い世代にも読んでほしい。なぜなら、恋は若者世代からの延長線上にあり、恋情は時として家族の絆につながり決して途切れることなく、永遠不滅だからです。

 三編とも全ての女性、【あなたを】主人公だと思い、書き進めました。ですので、あなた自身がヒロインの風美久世や真美、ユカになりきって読んでいただけましたら、作者として無上の光栄です。
        ×        ×

【あ~ぁ、言霊たち】「朗読は全て一人でやらなければならない。頭の中に小宇宙をつくるようなもの。自分だけでテンポも演出も決める。役者にとってもやりがいがある」(アマチンさん、俳優天野鎮雄さん)
「朗読を聴きながら目を閉じるとドラマが出てくる。ため息一つも伝わってくる空間。読む人と聞く人の真ん中に感動がある。それを味わってほしい。…」(カフェオーナー、高木雅宜さん)=5日付、中日朝刊文化欄〈名古屋・大須から文化の薫り 日本文学の名作を朗読 天野鎮雄さん企画「音読が広がれば」 西脇瑞紀さん尾藤涼和さん 臨場感たっぷりと〉から

【新聞テレビから】
☆『目覚めの羽音 南知多』、『名古屋市長選 藤沢氏が出馬表明 自民決定三つどもえの様相』、『中国国防費10%増 当初予算比25年連続2桁伸び 全人代開幕』、『南相馬「きょうへい先生」の遺志継ぐ 子も農家も守る』『除染研代表の次男 風評対策で水耕研究』、『115歳の誕生日「おおきに」 世界最高齢女性大川(ミサヲ)さん』、『救急搬送 36回拒否 25病院 埼玉の75歳男性死亡』(5日付、中日夕刊)
☆『10億ドル(約930億円)長者200人増えた 世界的株高で最多更新1426人』、『偽司教つまみ出される バチカン記念撮影も』(5日付、毎日夕刊)
☆『復興一本松とともに 高田松原に国立追悼施設』『政府検討震災伝承の拠点に』『〈3・11に生まれたもの〉1海上保安官 父の遺体に誓った決意』、『「名駅で通り魔」予告 ツィッター上 遠隔操作含め捜査 PCは特定』(5日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災2年〉県外避難者「故郷戻らぬ」8割 本紙調査帰還年々厳しく』、『「子育て同盟」結成します イクメン知事ら10人 4月から』、『「私が死に追いやった」 桜宮高体罰 元顧問、テレビで謝罪』(5日付、毎日朝刊)

三月四日
 新聞テレビの報道によると、2020年五輪の東京招致に伴うIOC視察団の視察がきょうから東京で始まった。また次期日銀総裁候補として政府側が提示した黒田東彦アジア開発銀行総裁(六八歳)がきょうの衆院議員運営委で所信を述べ、同時に日銀が一月に導入した2%の物価上昇率目標の達成期間について「国際標準は二年で、それを目指すことになる。少しでも早く実現させたい」と議員の聴取に答える形で語った。

 このほか暴風雪のなか、雪に埋まった車のなかで宮下加津世さん(四〇歳)と子ども三人の計四人が亡くなった北海道の中標津町では小学校の同級生らが現場を訪れて花を手向けた話や、先月二十八日未明に東京・吉祥寺で女性が刺殺された事件で警視庁が強盗殺人の疑いでルーマニア国籍の無職少年(一七歳)を逮捕したことなど、各メディアからさまざまなニュースが流れている。
 なかでも吹雪で視界が真っ白になり動けば動くほど、自分がどこにいるのか、が分からなくなってしまう「ホワイトアウト」現象。この〝ホワイトアウト〟で自宅を目の前にしながら小学三年生の長女夏音さん(九つ)を守るように覆いかぶさったまま凍死した北海道湧別町の漁師岡田幹男さん(五三歳)、そして北見市の七六歳の女性らの〝雪中死〟には言葉もない。悲しさは尋常でない。

 その雪にも、いろいろある。
 雪といえば、能登の門前や輪島の山間で毎年、三月の雪解けのころになると、少しずつ雪の中から可愛い顔を出し、かれんな花を咲かせていた、あの雪割り草の話題が正午のNHKのローカルニュースで報じられていた。
 とは言っても、こちらは高山市神岡町でのハウス栽培での話だ。春を目の前に、雪割り草が白、紫、青とカラフルな花を咲かせたという話題で、栽培農家は「春一番に咲いてくれるのが、とても嬉しいです」と話し満足そうだった。でも、やっぱり雪割り草は厳しい冬の寒さに耐え、雪を割って花開くのが自然で一番いい。

 能登といえば在任中、よく「ここには〝耐えの文化〟という言葉があるのですよ。厳しい冬を耐えに耐え抜いて、そうしたなか文化が育っていく。」とよく教えられたものだ。耐えの文化の一方では、互いに助け合って生きてゆく〝廻し文化〟というのもあった。そういえば、新聞社の支局に客人があった時など、一本杉通りに面した菓子屋さんに支局の女性が順番に出向いて、よくお菓子を買ってきてくれたものだった。

 中日新聞朝刊〈通風筒〉によれば、ひな祭りのきのう、女性の幸せや成長を祈る神事「ひな流し」が和歌山市の淡嶋(あわしま)神社で行われた。願いが書かれた半紙とおひなさまを乗せた小舟が、穏やかな春の海に送り出されたという。
 春はもう、目の前だ。

【あ~ぁ、言霊たち】ロッドマン氏は「金第一書記がオバマ氏に望んでいることは一つだ。電話してほしいそうだ」と発言。金第一書記は「できることなら戦争はしたくない」と語ったという。
 またロッドマン氏は「あなたも大統領もバスケットのファンだ。そこから始めればよいのでは」と金第一書記に助言したことも披露した。
 ロッドマン氏は二月二十六日から三月一日まで北朝鮮に滞在。金第一書記とともに米国と北朝鮮のバスケットを観戦し、夕食を共にした。(『電話ください オバマ大統領へ 金第1書記より 訪朝ロッドマン氏に伝言(4日付、中日夕刊)』より)


マンサニージョの恋
・幻冬舎ホームページ
・amazon

【新聞テレビから】
☆『〈春よ 東日本大震災2年〉不明なお2694人 捜索続けることが家族の希望になる』『宮城・閖上 海岸線ボランティアに参加 ◆気温2度◆骨片30リットル』、『北海道暴風雪 7キロ先から救助隊 娘守った父凍死の現場』『雪中に76歳 死者9人に』『38時間ぶり運転を再開 脱線の秋田新幹線』、『〝おてんば娘〟赤ちゃんシャチ 名港水族館あすから公開』
 『〈訃報〉大塚道子さん 女優、劇団俳優座代表 2月26日、虚血性心疾患のため死去 82歳だった』、『小魚やカニ 人工干潟に続々 名古屋港に命の楽園 海の再生成果予想以上』『横浜では184種定着 全国4カ所で整備 開発と両立課題も』(4日付、中日夕刊)
☆『物価目標「一日も早く実現」 所信聴取 黒田日銀総裁候補』『脱デフレ「やれること何でも」』『東証一時1万1700円台回復 黒田氏発言で円安進行』、『最高の東京をお見せしたい 招致委がプレゼン IOC現地調査開始』(4日付、毎日夕刊)
☆『1次ラウンドA組 5―2で中国下す 侍連勝 糸井走者一掃』『きょう中国●で2次R進出』(4日付、中日スポーツ)
☆『暴風雪8人死亡 北海道各地 車立ち往生』『父のぬくもり娘の守る 子煩悩最期まで』『母子4人自宅目前……』『23歳女性 あと300メートル力尽く』、『マンU(マンチェスター・ユナイテッドの)香川ハット(一試合3点をマークするハットトリックを記録した) プレミアムアジア人初』(4日付、中日朝刊)
☆『北海道暴風雪8人死亡 車立ち往生 1000人避難』『命賭し愛娘守る 北海道暴風雪 10時間抱き続け 53歳父 風を背に一晩』『吹きだまりに車 母子4人救助できず』『視界は数センチ12㌔2時間=長男大輝君(11)は町立俣落小の児童会長に就いたばかりだった』(4日付、毎日朝刊)

三月三日
 日曜日。お雛さまである。
 きょうは、つい最近、恥さらしを覚悟で登録したMyフェイスブックへの対応はじめ、ウエブ文学同人誌「熱砂」の仲間たちへの今月下旬開催する例会のお知らせ、さらには私の小説集「マンサニージョの恋」(幻冬舎ルネッサンス刊)発売を前に、ちょうど良い機会でもあるので全国各地に散らばる知人友人の名簿の整理などにも追われた。

 正直言って「熱砂」例会の連絡をするために、それぞれ将来有望な会員一人ひとりに失礼がないよう公平に電話をかけること自体が、結構大変だ。自分で言うのもへんだが私の場合、いつも感覚が敏感過ぎるきらいがあり(いや神経質なのかも)、必要以上に相手のことを気遣うので、これが5本、6本、6本、7本の電話連絡…となってくると、神経をすり減らしてしまう。
 皆それぞれに職業を持っていたり、将来のチャレンジをしたり、親としての役割を背負っている大切なメンバーばかりなので【みな有望株だ】、各人の人生街道にとって恵みがなければとも思いつつ連絡をしているつもりなのだが。さて、電話をかけたり、ショートメールを送信しても、なかなかつかまらない人もいたりする。
 かといって、それだけ頑張っているわけなので仕方ないと諦めるほかないか。

 わが家の夕食を飾った妻の舞手づくりのちらしずし
 

 それはそうと、きょうは〝お雛さま〟だった。
 わが家には、妻はじめ猫姉妹の計女性3姉妹がいるが、いずれも「きょうは私たちの日なのだから」と、どこか浮き浮きしているように見えた。私がそうした目で見るからなのか。いやいや、ホントに三人とも、どこか華やいで楽しそうだからふしぎである。
 極めつけは夕食に出た妻自慢の手料理ちらしずしでピンクなど色鮮やかな食卓を前に感謝の気持ちで食事をした次第である。

 春とはいえ、ことしの寒さは尋常でない。
 秋田県大仙市ではきのうの午後、東京発秋田行き秋田新幹線こまち25号(6両編成)が暴風雪に脱線。深夜からけさにかけては北海道中標津町で母子四人が乗っていた車が雪に埋まり四人ともが亡くなるなど北海道内で八人が暴風雪で命を落とした。
 何ということだ、と思えば思うほど、自然はニンゲンたちに非情な牙を見せ続ける。妻はこうした自然界の怒りを地上を荒らし続ける人間に対する逆襲なのだという。

 まさに、あ~ぁ無情か。この季節になっても、容赦ない猛威が人間の前に立ちはだかっているのだ。

【あ~ぁ、言霊たち】
 呼吸すれば、
 胸の中にて鳴る音あり。
  凩よりもさびしきその音!

 眼閉づれど、
 心にうかぶ何もなし。
  さびしくも、また、眼をあけるかな。

 途中にてふと気が変り、
 つとめ先を休みて、今日も、
  河岸をさまよへり

  ………
 (石川啄木 悲しき玩具―「一握の砂」以後より―)    

【新聞テレビから】
☆『〈NHKスペシャル〝震災ビッグデータ〟〉3・11 あの日の全記録 人々はどう動いたか 超渋滞はなぜ起きた』(3日夜、NHK総合テレビ)
☆『秋田新幹線が脱線 降雪の中、徐行運転』『脱線の瞬間「尻浮いた」乗客車内に6時間、疲労濃く』、『〈犠牲の灯り 第2部〈飯舘 女たちの哀歌 6異国の花嫁上〉放射能終わらぬ葛藤 祖父戦死因縁の日本』、『華麗に十二単着付け 「雛まつり展」にちなみ 名古屋の徳川美術館』(3日付、中日朝刊)
☆『秋田新幹線こまち脱線 暴風雪 在来線区間で 秋田・けが人なし』『秋田新幹線脱線 息もできない猛吹雪 130人6時間後救出』『住民「風がゴーと」 青森県では貨物船座礁』(3日付、毎日朝刊)
☆『3連覇へつなぐ日本 WBC開幕』『2大会連続投手コーチ与田剛さん ポイントは「順応性」』『鉄人・衣笠のフルスイング 自分たちの野球貫く』(しんぶん赤旗日曜版 3月3日号)

三月二日
 WBCの開幕戦、侍ジャパン対ブラジル戦が今夜、ヤフースタジアムであり、侍ジャパンが5―3で逆転勝ちした。
 たまたま私がテレビをつけた時、日本は3対2で負けていたが8回表の攻撃でドラゴンズの井端が初球打ちでタイムリーを放ち、内川を返して同点。あとは鳥谷、阿部とつなぎ松田がセンター前にタイムリーを打ち一挙3点を入れ逆転勝ちした。
 独断と偏見で言わせてもらえば、きょうの日本はドラゴンズの勝負師・井端がいたからこそ勝てた。井端がいなかったら、突破口が開けないまま負けていただろう。開幕戦を見ながら思ったことは、やはりドラゴンズの大島、浅尾、山井は侍ジャパンに加えてほしかった。ドラの四人がいれば安心して見えるはずなのに。残念だ。井端の活躍を祈るのみだ。
 それにしても、阪神の能見投手と西武の牧田投手は、いい投手である。いつまでも見ていたい。第一、投げ方がとても美しい。

 けさの尾北ホームニュースの武功夜話物語のある部分にアッと驚かされた。歴史小説の素材になってもおかしくない記述なので以下に記しておきたい。
―佐々宗淳(佐々介三郎、1639~1698)は水戸藩三戸光圀公によって開始された歴史書『大日本史』の編さんに携わり、「彰考館」の前身に史官として全国を調べ歩いた。最後は「彰考館」の総裁を務めた。「分限帳」にも大きく関わった史官である。
 テレビ番組[水戸黄門]で、勧善懲悪、世直しの旅をする黄門様の二人の家臣「助さん」「格さん」は実在の人物がモデルで「助さん」こそが佐々宗淳(介三郎)である。
 その祖先は江南市前野の前野氏。佐々宗淳が「分限帳」に大きく関わったことはまったく知られておらず、ここに発表し今後の研究に期待したい。

 以上ポイント部分だけを抜粋したが、、この佐々宗淳なる人物。一度じっくり調べてみる必要がある。
        ×        ×

 午前中、NHK第2のカルチャーラジオ・詩歌を楽しむ、でいつものように、歌人・三枝昴之(さえぐさたかゆき)さんの〈啄木再発見〝青春、望郷、日本人の幸福〟〉の第九回を聴く。

 きょうの話は歌集「一握の砂」誕生のあと病に倒れて以降、啄木が書き綴った歌稿(作歌)ノートがそのまま歌集「悲しき玩具」にまとめられる過程についての話で、その間の孤高の歌人のやるせない心理の動きなどが大変分かりやすく説明され、参考になった。
 具体的には、「悲しき玩具」は明治四十三年十一月から亡くなるまでに啄木が詠んだ192首がそのままの形で啄木の死後、明治四十五年六月になって刊行された、実は〝遺歌集だった〟との話だったが死に至る啄木の微妙な心理の揺れ動きと、それでも歌心に残りの人生を託す彼が実際にどんな状況の中で歌を詠んでいったのか、がよく分かった。

 書き始めてわずか九カ月後の四十四年八月二十一日で終わる歌稿ノートの後半は「どうせなら、ふるさとの渋民村に帰って死にたい」といった、死を覚悟したような表現が随所に見られた、とも。
 そして。その歌稿ノートに記されたラストの一首こそ、次のようなものだった。
 ♪庭の外に白き犬ゆきけり振り向きて犬を飼わんと妻にはかれる

 この歌について三枝さんは「一見し夫妻の茶飲み話のようにもみえる。しかし実際はそうではなく、死にゆく自分自身を見つめる中で命あるもの(ここでは犬だが)への限りなき〝心寄せ〟をした歌だ」と説明。この最期の歌集は「命の水際における精神のドラマ、心のドラマが展開されている」と結論づけもした。
 なんだか私には、よく分かる。それからこの「悲しき玩具」には歌稿ノートには出てこない歌二首も付け加えられており、その歌が巻頭に置かれている、とのこと。この秘話については次回以降に説明するとのことで、どんな話がされるか興味深い。
 
【あ~ぁ、言霊たち】WBC初戦で侍ジャパンが勝ったことを告げると「勝つときは勝つの」と妻の言葉がとんできた。私は、このひと言を耳にし「力があれば勝つ」ということかと解釈。「だったら本も売れるものは売れ、売れないものは売れないということか」と聞くと「そうよ」ときた。じたばたしたところで、なるようになるということだ。

【新聞テレビから】
☆『〈2分の1成人式〉20歳への折り返し地点 10歳の晴れ舞台広がる』『小学校で「式」開く 夢語り、感謝も…親は涙』、『水耕レタス被災地潤す 陸前高田 ドーム型施設で20人雇用』(2日付、中日夕刊)
☆『米歳出強制削減を発動 与野党協議が決裂』、『(中東)オマーン・日本 国交樹立40年 学生が「外交官」 現地首都(マスカットで6~7日)でフォーラム』、『【eye】被災地(宮城県名取市閖上のプレハブで営業を続ける)の写真館』(2日付、毎日夕刊)
☆『〈武功夜話物語 その123武功夜話を読む(須賀弘之)〉巻二十一(11)秀吉亡き後の尾張の武将たち 織田信雄分限帳(前編)』(2日付、尾北ホームニュース)
☆『スヨルジュ氏死去 (1985年のイラン・イラク戦争時にテヘランに取り残された)邦人215人を救出したトルコ機元機長)=2月24日にイスタンブールで。87歳だった』、『エネ政策有識者会議 脱原発派大半外れる 福井知事ら容認派起用』、『2米兵懲役10年と9年 強姦致傷で那覇地裁判決』、『2年連続「寒い冬」 東海、平年を0・8度下回る』(2日付、中日朝刊)
☆『〈東日本大震災2年〉JRかさ上げに国費 岩手・山田線 復興後押し』(2日付、毎日朝刊)

三月一日
 一九五四年の三月一日、太陽は西から昇ったかのように見えた。船員たちがそう錯覚するほど強烈な光が、ビキニ環礁で漁をしていた第五福竜丸から見えた。やがて甲板に、米国の水爆実験で出た死の灰が雪のように積もった▼……(1日付、中日春秋)
 記事にもある通り、三月一日は第五福竜丸に死の灰が注いだ悲劇の日で知られる。「原水爆の被害者は、俺たちで終わりにしてもらいたい」との言葉を残し死んでいった無線長、久保山愛吉さん。第五福竜丸事件から六十年目の春を迎えたなか、久保山さんの言葉は、ますます重みをましている。

 きょうは周囲に勧められるまま最近、流行しているフェイスブック(FaceBook)なるものにわが身、すなわち〝伊神権太を登録した〟が、なんだか何者かに身柄を確保されたような、そんな気がした。
 気のいい友人たちの、私を思いやる優しい言葉の数々についつい、心を動かされてしまい、友人の一人に電話で教えを賜りながらパソコン画面からの登録手続きをやっと終えたまでは、良かったが……。
 さて。あとをどうして良いものか、が分からない。デ、江南市内のヤマダ電機までパソコンを持ち込んだが、あいにく「フェイスブックの機能を知る者が出張でして」ということで、自宅へUターン。あらためてパソコンを開くと、ドッとばかりに受診メールが押し寄せていたので、たまたま他の件で電話した東京の出版社・幻冬舎さんの若手スタッフに初期操作の基本を教えていただき、どうにか切り抜けた。
 この間、他の船友仲間や妻からは「迷惑メールが来たりして大変みたいよ。あまり、やらない方が無難じゃないの」との親身になっての警告をされはしたが、いざ登録してしまったからには、乗りかかった船である。
 物事はポジティブに、前向きにいかなきゃ、と自身に言い聞かせドッと押し寄せたメールのなかから、信頼できる友人の意見もお聴きしつつ、安全かつ今後の自身にとってもいい友だち関係を保てそうな方々だけに絞り込んで「友だちリクエスト承認」をクリック。きょうのところは「ありがとう。よろしくお願いします」といった簡単なあいさつを返信するだけに留めさせていただいた。

 それはそうと、早や三月。
 本欄「生きてゆく人間花たち/三月の唄」からは、毎日心に残った言葉とか文面をひとことずつ、その日印象に残った〈言霊たち〉として、綴っていくことにする。私にとっては日々そのものが文学修練の場だからだ。

 【あ~ぁ、言霊たち】きょうの言葉は「何でもこれからなのだから」に尽きる。ある方と電話で話をしていて「これからこそ、まっさらになって、いいものを書きたい」と話した私の決意に対して返ってきたのがこのひと言、だった。言われてみればその通りだ。この世に生きる全てのものにとって大切なのは「これから」という意識、何につけても前向きな姿勢だと思う。何も小説執筆といった文学の世界だけではなく、全ての分野に通じるステキな言の葉といってよい。

【新聞テレビから】
☆『にっぽんの芸能 日本舞踊とオーケストラ▽ロミオとジュリエット、など』(1日夜、NHKEテレ)『〈ナビゲーション〉ビキニ事件59年目の新事実▽海の放射能は今』(1日夜、NHK総合テレビ)
☆『F35部品製造を容認 武器輸出三原則の例外 官房長官談話』、『笠松刑務所 受刑者への手紙を処分 女性看守書類送検 130通、シュレッダーに』(1日付、中日夕刊)
☆『春 あなたの夢と歩く 東日本大震災余震で犠牲 高橋愛さん卒業 親友「ずっと一緒に」』、『友情と思いやりに感謝。これからは一巡礼者 ベネディクト16世退位 ローマ法王信徒に別れ』、『元NBAスター(米プロバスケットボールの元スター選手、デニス・ロッドマン氏)と観戦 金正恩第一書記』(1日付、毎日夕刊)
☆『〈沖縄キャンプ 高木監督総括〉若手よ実戦で台頭を 新外国人投打に好材料』、『オスプレイ本土で訓練 6日から、低空飛行も 岩国に拠点』『岐阜上空など順次拡大』、『〈アベノミクス現象〉売れる高級品 バブル再来? 財布ひも緩む』(1日付、中日朝刊)
☆『春の足音 多治見17・5度』、『前線に女性自衛官検討 政府 配置制限見直し』、『日銀人事案 黒田総裁を提示』『「頑固者」選んだ理由』(1日付、毎日朝刊)

08/4/26