いがみの権太の野球日記・笛猫茶番、8月31日

平成二十二年八月三十一日
 今夜のナゴヤドーム。先発チェンが一、二回に各1点を取られはしたものの、その後立ち直り、この日4番に座った和田ら味方打線の援護もあり9―3で勝った。四回裏、堂上直倫の犠飛で1点を返すと、荒木が走者一掃の3塁打を放って逆転、その後も英智の2点3塁打などで圧勝、チェンは11勝目をあげた。

 ドラゴンズの極端な内弁慶ぶりには前にも触れたことがある。実を言うと、きのうの朝、例の東京に住むX博士から、ボクあてにこんなメールが届いていた。
 「先週東京ドームと横浜すべて応援に行ったのですが、ビジターでは3タテされなければ御の字という感じです。しかし関東ドラファンはとにかく負けばかり見せられていて、ますますファン離れが気になります。横浜ファンは非常に熱心でその応援にドラナインが圧倒されている印象ですし、八月十日からの3連戦もそうでしたが、どちらが下位なのか、が分からないくらいの戦いです。
 今週は土曜に(ナゴヤドームでの)巨人戦へ行けたらと思っているのですが、ドラは試合数と負け数が多いのでいかに今週貯金を稼げるかにかかっていますよね」

 こんなご意見をいただいているだけに、今夜の勝ちには、ホッとした。この際、(関東の人には申し訳ありませんが)今こそ、ドラゴンズの内弁慶ぶりを大いに発揮してもらい、その勢いで最後の関西、東京決戦に挑んでほしいものである。

『ねぇ~』   こすも・ここ
 

       『なぁに』  シロ

 【笛猫茶番日常の劇】きょうは、アタイたちのお母さん、すなわちMの脳のMRIと血液検査の日でした。左手に造影剤を打たれ、右手は血液採集をされ、かわいそうでしたが何事もなく終わりました。ことしは例年になく暑い猛暑残暑となっていますが、アタイもシロもMに負けないよう、からだには気をつけています。そのためにも、お水はゴクゴク飲ませてもらえるよう、心がけています。
 NHKによれば、なんでも先月十七日からきのうまでに熱中症で亡くなられた人は全国で四百一人もいたそうで、そのうち80パーセントが七十歳以上のお年寄りなのだって。アタイもシロも(見た目は若く、見えるそうですが高齢なので)ヒトごとじゃあ、ありませんよね。

☆九月一日に告示を控えた民主党代表選に小沢一郎前幹事長が出馬することになった。けさの各紙は「小沢氏不出馬強まる」「民主代表選 首相、大幅に譲歩」「鳩山氏と会談 『トロイカ』で一致」(M紙)の論調が目立ったが、政治の世界とは分からないものだ。
 鹿児島県大崎町で1979年に起きた「大崎事件」の殺人罪などで懲役十年が確定、服役後も冤罪を訴え続けている原口アヤ子さん(八十三歳)が三十日、第二次再審請求の申立書を鹿児島地裁に提出した。

台風7号が沖縄本島北部を通過。被害が少なければよいが。

平成二十二年八月三十日
 きょうは月曜日で、プロ野球はお休みだ。
 デ、あらためて中日スポーツを読んでみる。見出しだけを拾ってみると。
 「10安打チグハグ…たった1点」「竜 痛すぎる」「最下位ベイに負け越し 虎に2・5差」「9回表同点機、谷繁バント失敗」「ビジター5カード連続負け越し 落合監督『どうってことない』」(1面)。=ファンから言わせてもらえば、『どうってことない』ことはない。あるのだ=
 「中田 かわいそう」「103球 2失点 完投」「被安打 わずか5」「課題の立ち上がり克服できず」「これで負けるなんて…」(3面)

 そして3面の「こらむ」でボクの大好きな評論家・木俣達彦さんは、『ミスが多すぎる!! 』と、ズバリ、こう述べている。
 「相手の倍の10安打を打ちながら2点目が奪えない。中日が最下位・横浜相手に痛い星を落とした。まず最初の疑問は2番に入れたセサルだ。大家に今季3打数2安打。その相性を買ってのものだろうが、相変わらずストレートに差し込まれる。調子が上向いているとは、とうてい思えなかった。……」

 きょうの昼。ある大先輩がボクに向かって、こういった。
 「ガミちゃん! 往年の木俣選手といえば、バッターボックスに立てば打ってくれそうな、そんな打者でまさに、その通り『ここぞ』という時によく打ってくれた。昔は、ドラゴンズにもそうした強打者が多くいたが、いまは『打ってくれそうな人は、和田さんだけだ』」。
 そこでボクが森野、ブランコがいるのでは、と問うとその先輩曰く「まだまだ、そこまではいかないよ。それより、ガミちゃん! 今の若手がバッターボックスに立つと、なんだかオレにはお嬢さんが立っているような、そんな錯覚すら覚えるよ」とも。要は、もっと野性味を持て、と言いたいのだろう。イケメンの顔が浮かび「なるほど」と思った。

 そういえば、ボクが毎日注意深く目にする「オレ流語録」に、こんな下りがあった。「バント失敗も痛かった? 」の記者の質問に監督曰く「そんな問題じゃあない。みんなは知らなくていい。」
 ここで、いがみの権太から、愛のムチを打たせてもらえば、だ。
 記者は、プロ野球ファン、すなわち読者が知りたく思っているから聞くのだ。だから「ウーン、そうですね」と何故、正直に答えられないのか。ましてや『みんなは知らなくていい。』は開き直りで言い過ぎだ。それとも記者たちが軽く思われているのか。新聞記者は、そんなに甘っちょろいものではない。読者の声を代弁しているのだ。なぜ、そこで記者たちは『それは、おかしいではないか』と強く迫らないのか。このフレーズに限れば、双方とも失格。神聖な紙面がもったいない。
―ついつい、いがみの権太さまの昔の記者魂が出てしまった。文句があれば、ボクにまで、なんなりと。逃げも隠れも、しやしない。泣く子も黙るゴンタクレの権太節もたまには良いのでは。オチアイさんもキシャさんたちも好きだからこそ、見るに見かねて苦言を呈した次第でして…

 【笛猫茶番日常の劇】けさは早くからお父さん、お部屋に閉じこもってしまった。だから、一体何事か、と思ってMに聞いてみると「オトンに直接聞いてよ」と言うので、聞いたの。
 そしたらオトンいわく「いよいよ、来月一日からドラゴンズ公式ファンクラブの2011年会員の入会募集が全国一斉に始まるので、そのことについて“エフエムよみたん”の番組出演の要請が同FM局からあり、その番組中継に出ていたのだって」サ。
 読谷と言えば、北谷(ちゃたん)と並びドラゴンズの春のキャンプ地で知られています。で、ネ。オトンの場合、毎年、中日旅行会のキャンプ観戦ツアーに同行し、取材してきていることもあり、入会募集が始まるのを機会に、毎週月曜朝に流している「がんばれドラゴンズ」の番組に出てほしいーと同FM局から要請があり、そのための電話インタビューに答えていたそうで~す。
 オトンによれば、北谷の人も、読谷の人も、皆さん、ドラゴンズの選手や落合監督、球団スタッフに対する愛着は人一倍強いそうです。番組でのこうした電話中継は、オトンが第一号だそうです。そこでオトンは言いました。
 「まずは何より、沖縄の皆さん! 興南高校の春夏連覇、心からおめでとうございます」と。
 そして。本ちゃんの方は、オトンが携わっている仕事内容に続いて入会方法の案内に移り「沖縄の皆さん、まずは公式ファンクラブのホームページを見てください。そこを開くと、動画が表れ、ファンクラブの特典グッズの分かりやすい紹介がされています。また入会案内もわかりやすくされています。それから、ホームページにアップされているコラム“ガブリの目”や“ファンクラブ通信”も読んでくださいね」と。

 読谷といえば、先の太平洋戦争で残波岬など米軍が最初に沖縄に侵攻してきた地でも知られる。多くの血がながれた。かつての悲劇の舞台がドラゴンズのキャンプ地に生まれかわっただけに、沖縄の人々の心はことのほか、熱いものがあるに違いない。いまの平和がいつまでも続いてほしい、と誰よりも強く思っているのは今朝、番組でお世話になった番組スタッフ、その人たちにほかならない。「沖縄の人たちの心を何よりも大切にしなければ」。オトンは、そう思って番組に出演したのです。

☆中日新聞夕刊によれば、政府・日銀が三十日、急激な円高・株安への対応策で歩調を合わせた。これに伴い、日銀が10兆円供給を決定し、菅直人首相が追加経済対策の方針を表明。毎日新聞の全国世論調査によると、「首相にふさわしい人」は、菅直人氏が78パーセント、小沢氏は17パーセントで、菅内閣の内閣支持率は7ポイント増の48パーセントだという。

 サッカー日本代表の新監督にイタリア・セリエAのACミラン、ユベンスなどで指揮を執ったアルベルト・ザッケロー二氏(五十七歳)の就任が決まった。純愛小説「忍ぶ川」で芥川賞を得た作家三浦哲郎さんが二十九日朝、心不全で亡くなった。七十九歳だった。

平成二十二年八月二十九日
 名古屋弁で言わせてもらえば、きょうのドラゴンズには、それこそ「何やっとるだ」の一語に尽きる。どこかの放送局が「入れ替えられるものなら、全員入れ替えるよ」と落合監督の試合後の談話を流していたが、やはりここぞ、という時の理詰めの攻めが裏目に出た。
 きょうの横浜スタジアムでの横浜戦は1点を争う接線となったが、最後は競り負けた。中田賢がよく投げていただけに、残念だ。ドラゴンズは、10安打を放ちながら4回表、2死から森野が二塁打で出塁しブランコの左前適時打で1点を加点しただけで、あとはすべての好機を見逃した。対する横浜の大家投手は7イニング8安打1失点で5勝目をあげた。

 1戦必勝のはずが、最下位・横浜に痛恨の負け越しで、首位阪神とは2・5ゲーム差となった。それこそ 「何をやっとるんだ」とガックリするファン一人ひとりの表情が見えるようだ。そうとはいえ、いつまでも「負け」を悔いてばかりもいられまい。

 一ファンのボクとしては、次の戦いの勝利を念ずるのみである。ほかのファンとて同じだろう。

 【笛猫茶番日常の劇】お父さん、きょうは久しぶりの休みでしたが、やはりやることは一杯でした。午前中、「熱砂」同人の姫ちゃん(山の杜伊吹さん)が生まれたばかりの亜里紗ちゃんを伴い、ご主人ともどもわが家を訪れ、何やら話をしていたかと思ったら、午後はお母さん・Mのお供で“アッシー君”として、クリーニング屋さんからバロー、ホームセンター、それから九十歳の大おかあさんが待つ実家へ、とそれこそ、大車輪の一日でした。

 でも、よくよく考えれば、世のお父さん族。その大半が、このように奥さま族の僕(しもべ)として、日々こき使われているのでしょうね。アタイには、それが小さな幸せというものだ、と。そんな気がしてならないのです。お父さん族の大半が、そうした人生に男気を感じて満足している。ホームセンターではMの指令で、煉瓦二十枚と縁台を買って、そのままわが家に運ぼうとしましたが濡れ縁が長過ぎ車に入らなくて、結局は全部そろえて運んで送り届けてもらうことにしたそうです。

 やれやれですね。それはそうと、姫ちゃん、亜里紗ちゃん、それにやんちゃ盛りのかわいいお兄ちゃんとご主人まで伴って、よくぞ来て下さいました。ありがとう。同人からいただいた「アリサへの出産祝いのお返しです」と、わざわざ日持ちがするお菓子を家族そろって届けてくれたのです。聞けば、アリサちゃんは、あすで丸四カ月になる、とか。どお、抱いてくださるーと言われて抱かせてもらいましたが、それはそれはかわいかったんだってサ。
 首の座りがまだしっかりしてないので、おっかなびっくりたら、ありゃしない。アタイは、オトンがアリサちゃんを抱くところを、ずっと見てたんだから。その点、Mはあの細身でひょいひょいと抱いてしまい、まっこと驚いた次第です。いずれにせよ、このところ例会にも顔を出していなかった姫ちゃんが元気そうで居てくれて、オトンは安心したみたいでした。

 「たとえ十行でもいいから、書くこと」と早速、苦言を呈する姿がなんともおかしくって。でも、オトンが、まだ三十代で将来有望な文士の卵に対して大きな夢を抱いていることが、よく分かりました。

☆共同通信社が実施した民主党代表選の全国世論調査で菅首相支持が69パーセント、小沢氏は15パーセントに留まった。松坂屋名古屋駅前店が二十九日、三十六年の歴史に幕を閉じた。

平成二十二年八月二十八日
 午後九時過ぎ。帰宅途中にケータイのドラゴンズ情報をチェックする。
 と……
 5―3。「あっ、勝っている」「(先発の)マサさんが、勝っている」の声が思わず、わがからだの心奥部分から噴き出したのである。しばらくして再びチェック。
 投手は四十五歳のマサさんから、高橋、浅尾、岩瀬と黄金のリレーが効を奏してそのまま勝ち、マサさんは今シーズン3勝目を勝ち取った。「二回に野本の適時打などで2点を先行し、三回に和田の31号3ランでリードを広げ、4投手の継投で勝った」とある。横浜は12残塁と負けパターンの典型だ。

 それにしても、ボクには、マサさんの今夜の勝利が今シーズンの「福の神」となりそうな、そんな予感がする。駅からは、次の終電バスまでかなり時間があったので、ボクは思い切って歩いた。歩きながら「きょうは朝早くからの出発に始まり、なんだか歩きどおしの自分だったな」と自らに言い聞かせた。

 【笛猫茶番日常の劇】土曜日のお父さん。きょうは朝早くから出て、夜遅くに帰ってきた。アタイは帰りが待ちきれなくって。玄関まで出たり入ったり、なんど繰り返したことか。
 でも、ドラゴンズのマサさんが勝った、とかで疲れも吹っ飛んだ、だってサ。
 オトンは暗い夜道を歩きながら「下手な詩をつくったから、こすも・ここ、おまえにだけ教えてやる」っておしえてくれたのが、次の詩なの。


マサさんがいるからいい
マサさんがいるから
暗い夜道を歩きながら
何度もつぶやく僕
人生をあきらめようとしている人たちが
あきらめないで
もう一度 挑戦しようとするのだ
あきらめさせないマサさん

 オトン曰く「これは雑文詩だな。オレはなんて下手なのだよ」と。でも、アタイは言ってやったの。「何も訳の分からない難解な詩に比べたら、ファンの心を映し出した名作だよ」とー
 アタイも力投するマサさんの姿見てたら、思うんだよ。
―人生 アキラメたら いかん、と。

中日は今夜、マサさんが投げ、買った
ファンはまだまだアキラメなんかはしない
アキラメなんかはしない
マサさんのように
マサさんがいるから……

 それから、内緒の話だけれど。朝早く電車に乗った時、たまたま若いステキな外人男性がオトンの姿を見るや、席を立ち変わらなければ、という仕草をしかけたのだってサ。むろん、まだまだ自分では若い気持ちなのでオトンは手を振り丁重にお断りしたの。でも、ね。「この世の中には素晴らしい若者たちがいる半面、『オレって、よぼよぼ爺さんに見えるんだろうか』と寂しかったんだって。仕方ないよね。Mにさっそく報告したら「そう見えるのだから。仕方ないじゃない。ジタバタしなさんな、て。お父さんに言ってやりな」だってサ。

☆東京五輪の柔道で日本の第一人者、神永昭夫選手を破って無差別級金メダリストとなったアントン・ヘーシンク氏(オランダ)がユトレヒトの病院で亡くなった。七十六歳だった。柔道少年だったボクは、その日、神永さんが押さえ込まれた姿をテレビで見ていて、悔しくてしかたなかった。

 三十五歳の長男が覚せい剤取締法違反容疑で愛知県警小牧署に逮捕されていた三重県の野呂昭彦知事が週末から週明けに予定されていたイベントや会議への出席を取りやめる、という。「なるべく迷惑をかけないよう責任を果たしたい」と釈明していたが、多方面への影響が出ている。

  いまや名古屋名物にまで育った『第十二回にっぽんど真ん中祭り(どまつり)』の本祭が、名古屋市はじめ安城、春日井市など県下二十会場で猛暑残暑のなか、始まった。愛知県岩倉市内で知的障害を持つ十七歳の兄が小学生の次男(十一歳)を刃物で刺して死亡させた。

平成二十二年八月二十七日
 現在、午後十時を過ぎたところだ。ドラゴンズの先発はネルソン。つい先ほどのNHKのスポーツニュースによれば、横浜スタジアムでは、2―2で、なお横浜とし烈な戦いが続いている。ボクは、ここで思う。きょうの試合こそ、勝ってほしい、と。こういう1点を争う場面でこそ勝ってほしい。

 そして。今は午後十時二十分。ボクは、ここでとうとう誘惑に負け、ケータイでドラゴンズ情報の実況生中継を開こうとしている。
 ケータイを開く。画面を見る。残念ながら今夜は横浜の勝ち。(あとで調べると)十二回裏、横浜がサヨナラヒットで1点を奪取し、3―2で試合に決着がついた。それも七番手の投手・岩瀬が13年目捕手の伏兵・新沼に痛打を浴び1点をもぎ取られての敗戦だった。
 いずれにせよ、4時間17分にも及ぶ今夜の消耗戦は幕を閉じた。両チームの選手、監督、コーチ、さらに球場を訪れた観客には、その労をねぎらいたい。勝っていたら、どんなによかったことか。世の中、思いどおりにはいかない。野球文化をひと口で切るなら、やっぱり「勝ったり負けたりの文化」で勝ち続けることはないようである。

 ここに至って、ボクはつくづく思う。
 プロ野球というものは、大変に過重なスポーツだ、と。今夜は、すべての横浜、ドラゴンズファンと両チームの監督、コーチ陣に心から「お疲れさま」と言わせていただく。どんなに体力があろうとも、また、いつも決まり文句ともいえそうな軽口をたたいていようとも、だ。そこは人間。ファンの心理や戦いに挑む選手の気持ちが、互いに分からないはずはない、のである。
 でも、やっぱり明日は勝ってほしい。これが、ニンゲン心理というものだ。

 【笛猫茶番日常の劇】今夜は驚いちゃった。お父さんが帰宅後、何げなく点けたNHKテレビ。そこに、あのマミちゃんが出ていたではないか。“真美ちゃん”って、言えば。短編小説の名手で日本ペンクラブ会長・阿刀田高さんの大ファンでもある。番組は「戦国クイズ・歴史グランプリ▽魅惑の歴女が歴所ツアーで真剣勝負! 国宝秘宝も続々登場! 」という、いわゆるNHKさんの売りでもある“金とく”である。
 マミちゃんとは、中日ドラゴンズ公式ファンクラブが誕生した2006年当初、まだ立ち上がったばかりの事務局スタッフとして、洪水のような電話の嵐のなか、会員さんからの問い合わせに当たったばかりか、大変な量の事務処理にも当たってくれた、あのすご腕の“真美ちゃん”である。相変わらずの美人で歯切れもよく、本当に懐かしかったんだってサ。

 彼女は、公式ファンクラブの初代名誉会員でも知られるスタジオジブリ代表の鈴木敏夫さん(現代表取締役兼プロデューサー)にも、ことのほか好くされ鈴木さんの記念講演会にも自らの強い意志で積極的に出向くなど、大変、仕事熱心で何事にも前向きな女性だそうで~す。たまたま見た“金とく”、それも番組終了直前で、オトンったら。「もっと早くから見ていればよかった」と残念がることこの上なし、でした。でも、来週の金曜日にも、もう一度出演するみたいだから。みなさん、テレビの前で真美ちゃんのこと、応援してくださいね。美人で、とってもかわいらしい女性ですから、すぐに分かりますよ。

 こうしたちょっとイイ話はイイものですね。
 ついでながら、最近、オトンが少しだけ嬉しく思ったお話、皆さんに教えてあげましょうか。
 それはネ。ある人物が、おトキさん(加藤登紀子さん)ち、を訪れたら、書棚にオトン著作の『泣かんとこ 風記者ごん!』(能登印刷)が大切に置かれていたこと、またある女性がマスコミの大物某氏に、いがみの権太さんをご存知ですかーと聞いたら「よく知っています」(きっとリップサービスだよね)との返事だったとのこと、それから、ナゴヤドームでなかなか会えない東京から訪れたあるお方にお会いできたこと、もう一つ。オトンがあることを書くため現在、内緒で調べている、秘話のベールが少しずつ剥がされつつある、ことだってサ。

 今夜はドラゴンズまけちゃって。スミマセン。ときに神猫になるアタイがほかごとに夢中になってしまっていて、野球から心が離れていたばっかりに残念なこうした結果になってしまいました。でも、あすは、きっと勝ちますから。なんだか、今夜のアタイって、へん。可笑しいですよね。

☆死刑を執行する、東京拘置所の「形場」が千葉景子法相の指示で写真と映像つきで初めて報道機関に公開された。河村たかし名古屋市長の支援団体「ネットワーク河村市長」による名古屋市議会リコールを求めた署名集めが事実上、始まった。

平成二十二年八月二十六日
 東京ドームは、巨人に強いはずのドラゴンズ先発吉見投手が一回裏、坂本に先頭打者本塁打を食らったと思ったら初回だけで三本塁打を浴びて5失点、二回裏にも坂本、小笠原に本塁打を打たれて降板。巨人はこの後、七回にもラミレスがこの試合2本目のアーチを架けて計六本塁打で、10―4で中日に大勝した。巨人は首位に再浮上、内海投手は今季二度目の完投で8勝目、吉見は11勝7敗となった。
 巨人のラミレスといえば、ボクは元々、ホームランを打ったあとなぞのあのひょうきんな手旗ポーズが大好きで、個人的には大いに気に入っている外人選手だ。そのラミレスが今夜の試合で八年連続、100打点の記録を達成したとのこと。心からおめでとう、と祝福したい。

 記録といえば、きょう出たそれをここに書き留めるとー
 ヤクルトの投手ヨシノリ(二十歳)が対横浜戦で日本人投手としては最速の161キロを出した。米大リーグ・エンゼルスの松井秀選手がレイズ戦で10試合連続安打、日米通算2472安打で、元巨人監督で終身名誉監督の長嶋茂雄氏が現役時代に記録した通算安打数(2471本)を超えた。十年連続200本安打まで残り35本に迫ったマリナーズ・イチロー選手が日米通算1000三振。中日・吉見投手の一投手5被弾(本塁打)は球団ワースト新記録。

 【笛猫茶番日常の劇】アタイ、きょうはシロと一緒に玄関の上がり鼻まで出て熱波のなか、思い思いに座ってMの帰宅を待ちました。いつもは、アタイかシロのどちらかが、その時間になると玄関先で出迎えますが、きょうは、なぜかふたりとも一緒に玄関先で出迎えることになっちゃったの。そしたらMって、サ。すごくご機嫌がよくなって「ホラホラ、シロちゃん、ここ! 暑かったでしょ」と言って、お水を出して飲ませてくれたり、猫缶を開けてくれたりしたの。とっても、うれしかったよ。

☆民主代表選に小沢氏が出馬表明。挙党を拒まれ決意、これまで菅直人首相を支持していた鳩山前首相も一転し、小沢氏を支援。名古屋市の民主党市議団が河村市長の対抗馬として石田芳弘衆議院議員(六十四歳、愛知6区)の擁立を決定。

 金総書記が訪中、5月に続き三男の後継者・正銀氏を同行か。一方で、カーター元米大統領(八十五歳)が二十五日、北朝鮮で拘束中の米人権活動家の解放交渉のため、民間機で平城に到着。

 名古屋の御園座で歌舞伎公演「第46回吉例顔見世」(10月2日~26日)の出演者の名前を書いた看板「まねき」を劇場に掲げる「まねき上げ」があった。四十九歳野田聖子さん(元郵政相)が妊娠。めでたきかな、である。

平成二十二年八月二十五日
 今宵の東京ドームは。
 初回、野本が先制の2点打を放ち先発山井も好投、その後、山井が2点を失ったものの、七回表には森野の適時二塁打で勝ち越し、九回には藤井、和田の適時打で突き放し、七回途中降板の山井に代わって、高橋から浅尾へ、浅尾から岩瀬へと、黄金の投手リレーでドラゴンズは5―2で巨人を突き放した。
 勝ってくれて、ホッとした。なんとか、このまま首位グループに食らいついていってほしい。
 中日の先発山井は六勝目、対する巨人東野は十二勝六敗となった。

 【笛猫茶番日常の劇】今夜のお父さんったら。帰宅すると同時にアタイに向かって「帰りに、バス停から空を見上げて気がついたのだが、まん丸お月さまが輝いていたぞ」だって。そしたらオカンのMがオトンに「今夜は、満月よ」だってサ。あっ、そうか。だったら、ドラゴンズは、きっと勝つ、だって。

 でも、その通り、今夜のドラゴンズは宿敵巨人に競り勝っちゃった。オトンったら。今夜の月はひときわ、美しく見えるな。こすも・ここ! そしてシロよ! おまえたちも、とても美しいよ、だって。月とドラゴンズとアタイたちと…。一体、どんな因果関係があるのかしら。よく分からない。

 でも、勝ったから。オトンが飲む月見酒がおいしいことだけは、確かだよね。

☆民主党の代表選(九月一日告示、十四日投開票)を前に、鳩山前首相が二十四日夜、小沢一郎前幹事長と会談、党代表選への対応を協議。民主代表選への駆け引きが激化している。ネパールの首都カトマンズ郊外で二十四日朝、同国の民間航空会社「アグニエア」の小型旅客機が墜落、大破。十九歳の日本人大学生を含む乗客、乗員計十四人全員が死亡した。

平成二十二年八月二十四日
 なかなか勝つことは難しい。が、それよりも何よりも、今夜の東京ドーム・巨人戦は五回に突然訪れた落合監督の気合の入った判定抗議に尽きる。こうした抗議は、ファンも一緒に熱く燃え上がるので、大いに歓迎だ。
 五回表―ドラゴンズ攻めの場面。落合監督は、チェンの送りバントが一塁でアウトになった判定に猛然と抗議。巨人・グライシンガーの一塁送球がそれ、カバーに入った脇谷の足がベースから離れており、「セーフではないか」と納得ゆく抗議。結局「五分以上の抗議」が遅延行為に当たり退場処分となったのである。
 これには、ドーム内観客席から、地鳴りのような怒号と歓声が沸き起こり、これまた名場面かもしれない。観客の誰もが、現場でしか味わえないプロ野球の、もうひとつのだいご味を体感したに違いない。

 結局、この日の試合は先発チェンが四回裏、巨人に4点を取られながらも、五回表には落合監督の捨て身の抗議がナインを奮い立たせ、荒木の2点適時打、藤井の右前への同点適時打ですぐに4点を取り返した、まではよかったのだが…。八回に清水が小笠原の26号ソロで勝ち越され、さらに長野の適時打で1点を失い6―4で負けた。あ~あ、だ。せっかく追いついたのに。でも仕方がない。あす勝ってくれれば、それでよしとしよう。

 ところで、きょうの中日新聞夕刊スポーツ欄は。見出しだけ追うと。「松井秀 好調維持 2点二塁打」「イチロー苦心 反撃の口火も勝利遠く」「福留 準備万端 急きょ出場も2安打」といった具合。みな、それぞれに頑張っている、とはこういうことか。別にプロ野球の世界だけには限らないのだが。

 【笛猫茶番日常の劇】アタイ、このごろ、よく思うの。年を食んだせいかしらね。オトンの大垣支局時代から生きてきたから、かれこれ、もう十六年にもなる。ニンゲン世界なら、もう立派なお年寄りかもしれないわね。
 この世はあるようでない。どんなに今のニンゲンどもが「いや、そうじゃない」と叫んでみたところで、いつかはアタイもお父さんも、お母さんのMも露、幻として消えるのだから。ことしは猛烈な残暑です。でも、窓をMが開けたりすると、時折、どうかするとアタイたちのからだをサーッと吹き抜けてゆく“かぜたち”を感じると、明らかに何ともいいようのない、寂しさというか、この世の無情のような、そんな気配を感じてしまうの。
 アタイもMも、オトン…も、所詮は露と同じ。結局のところは、一陣の“かぜ”になってしまうんだよね。

☆名古屋市昭和区の鶴舞公園で酔芙蓉(スイフヨウ)が咲き始めた。朝のうち真っ白な花が徐々に赤みをまし、午後にはピンクに姿を変え、まるでお酒に酔っているかのよう。越中おわら風の盆もいよいよ、まじかだ。
 東証の日経平均株価が一時9000円割れ。

 チリの炭鉱落盤事故で三十三人が閉じ込められ、一日も早い救出が待たれている。三十三人は深さ七百メートルのシェルター内に閉じ込められたままで、世界中の人々が無事生還を願っている。地上からは、励ましの手紙や飲料水、食糧が少しずつ送り込まれている。

 ゴルフ界のスーパースターであるタイガー・ウッズ(三十四歳、米国)が二十三日、自身の公式サイトでスウェーデン出身の妻、エリン・ノルデグレンさん(三十歳)と離婚に合意したことを明らかにした。慰謝料は425億円?
平成二十二年八月二十三日
 きょうはドラゴンズの戦いがない。ちょっぴり寂しくはあるが、内心は勝ち負けにこだわる必要もなく、その分、心おだやかでもある。
 というわけで、本日付中日スポーツの「わいわい広場」に自ずと目がいってしまう。ここに寄せられる意見の数々は的を突く鋭いものが多いだけに、ボクも毎日楽しみにしている。むろん、常連さんの意見も多い。が、それぞれにドラゴンズのことを心底から思い、時には憂い、痛い点をズバリ指摘してくる内容ばかりだけに、決して無視はできない。むしろ、こちらがいろいろ教えられることの方が格段に多い。ありがたいことだ。

 たとえば今日の紙面の場合、こんな具合である。
 「今年の夏の甲子園、球児たちの打撃陣が素晴らしかっただけに、点が取れない中日打線がよけい悲惨に見える。」「今年の中日は巨人、阪神には互角以上の試合をしているが、ヤクルトには苦戦している。投手たちは頑張っているが、打線が湿ってしまった。」「中日が若手ヤクルトにまたしても敗れた。残念ながら中日の守護神岩瀬投手がヤクルトの気迫に屈してしまった。ヤクルト打線には粘り強さがある。」…などである。みな聞き覚えのあるお方ばかりからの苦言である。

 【笛猫茶番日常の劇】きょうは、24節気の処暑。新明解国語辞典を開くと、「朝晩、次第に冷気を覚える時分の意。」とあるそうです。確かに、ここ二、三日は吹く風が肌に心地よく感じられますが。でも、今年の場合は、残暑とはいえ、かなり暑いのです。きょう辺りは、まだ猛暑真っ只中で、ニンゲンのみなさまも苦しんでいる様子がテレビでも、しばしば報じられているのです。たとえば、氷がどんどん売れてる、といった具合です。
 日本中、いやことしはあのロシアでさえ大変な暑さだということで世界中の人々が、うだる暑さのなかを生きているのです。温暖化現象とはいえ、こうした自然現象をニンゲンたちはどうすることも出来ません。
 ただ、アタイとシロが、ひたすらに願うことは、アタイたちのお母さん、Mがばてないでいてくれることです。Mは出来る限り、横になるようにしています(最近は、俳句の創作以外には、何を思ってか「坊ちゃん」の二度読みをしているみたい。)。決して無理だけは、しないように。

☆大正期に建てられ、1931年に父が再建した福岡県飯塚市の木造芝居小屋「嘉穂劇場」を行政に頼らない個人経営で続けた元嘉穂劇場社長の伊藤英子さんが老衰で亡くなった。九十一歳だった。英子さんは父の死後、64年に劇場主に。直径十六メートルの回り舞台や二つの花道など江戸時代の歌舞伎劇場の様式を伝える舞台では、美空ひばりら大スターも公演したことがある。嘉穂劇場では毎年、大衆演劇の全国座長大会が開催されている、という。(毎日新聞)

 米女子ゴルフツアーのセーフウェー・クラシックで宮里藍(二十五歳)が第一日からの首位を守り、米ツアーで自身初の完全優勝を果たした。六月のショップライト・クラシック以来の今季米ツアー5勝目で通算六勝目。米ツアーでの日本選手のシーズン五勝は、岡本綾子が賞金女王となった一九八七年に挙げた四勝を抜く単独最多勝記録。

 マニラで観光バスが自動小銃を持った男に乗っ取られ香港からの観光客二十五人が人質に取られ、うち七人が死亡。銃撃戦となり、元警官の犯人は射殺された。

平成二十二年八月二十二日
 滝高校当時のクラス会「二石(にせき)会」があり、木曽川河畔の犬山ホテルまで出かけた。二次会まで付き合いながら、ドラゴンズの結果が気になり、なんどもケータイのドラゴンズ情報で途中経過をチェックする。中田投手が先発、1点を先行されたものの、六回裏にしぶとく2点を入れ逆転したまでは良かったが。九回表に守護神の岩瀬が打たれ、3点を奪われて負けた。

 たまにはこうしたこともあるわさ、と自らを慰め帰る。クラス会での酒も効き、帰宅後はそのまま寝てしまう。ただ、クラス会では海外経験の豊富な小学生の時からのクラスメート・ヨーコの「うちの主人が、メチャ、ドラゴンズファンなのよ」とか他の連中の「そりゃあ、ドラファンだわさ」「キマットルがや」などの声が多く、やはり滝高健児の大半が中日党であることを改めて認識したのである。
 なかに一人、公認会計士をやっているB氏がわざわざボクの席まできて「オイ、イガミ。悪いな。ごめん。オレ、実は巨人ファンなのだよ。これだけは変わらないから」と申告して来る一幕まであり、なんだかおかしな感じがした。

 この日、巨人は阪神に3連勝。まだまだ首位は十分、射程範囲内だけに、ドラゴンズにはこの地方のみんなの期待に応えてほしい。

 【笛猫茶番日常の劇】お父さんは、本当にいつまでたっても休んでる暇がない人なのだから。まさに「貧乏暇なし」とは、このことなんだね。きょうは犬山ホテルまで滝高校のクラス会に行ってきて帰ってきたかと思ったら、すぐ寝ちゃった。だから、クラス会のことは、また日をあらためて聞こうと思う。
 弁護士から農協の組合長さん、会社経営者、お医者さん…と、さすがは元滝高生の集まりだった。皆さん、そろそろお孫さんにも恵まれ「孫のことばかりを話すクラスメートも居たそうだよ」だってサ。
 でも、オトンがMに曰く「オレは、まだまだ若いのだから。そういう話は苦手なんだって」。いずれにせよ、ハヤシモトさんや、ゴトウのヨーコさんはじめ、亀井、杉本、石田、板津、小川、大野、倉橋、小笠原、尾関…ら、み~んな幸せそうで安心したんだって。詳しくは、今度オトンに余裕があるときに聞きたいな。

☆インドのクリシュナ外相が二十一日、ニューデリーで開かれた岡田克也外相との戦略対話で「インドは核実験モラトリアム(一時停止)を他国から強制されているわけではない。自発的に順守しており、今後もこの姿勢を維持していく」と述べた。香川県沖で海上保安庁のヘリコプターが墜落、司法修習生向け体験航海に合わせたデモ飛行の事実を隠ぺいしていた問題で第六管区海上保安本部の林敏博本部長が広島市の六管本部で二十一日記者会見し、謝罪した。

芸能リポーター・梨元勝さんが二十一日早朝、肺がん治療のため入院していた東京都内の病院で亡くなった。六十五歳だった。

平成二十二年八月二十一日
 きょうのナゴヤドーム。対ヤクルト戦は、ドラゴンズが一、二回に山本昌広投手が2点先取されはしたものの、二回裏にブランコの2ランに小田の犠飛で3ー2と逆転。六回途中からは高橋聡文が四者連続三振と、好救援するなど、そのままドラゴンズが競り勝った。

 そして。「私は見た」とあえて強調したいのが、ドラゴンズの先発山本昌広投手から高橋聡文、さらには浅尾拓也、岩瀬仁紀投手と、続いたまさに旬の投手たちの好リレーともいえる豪華版である。すばらしい四人を見ていて、まさに夢を見ているようだった。マサさんはじめ、それぞれの投手が自分の役割をピシっと決めてくれ、最高の一日になったのである。マサさんは二勝目。なんだか、きょうの彼は初々し過ぎて、途中、ピンチに陥ったが、さすがここは落合監督だ。マウンドまで足を運んで手綱を締め急場にカツを入れた、そんな気がするのである。

 中でも、きょう見ていてボクが思ったのは、あの高橋聡文投手の神業にも似た磐石の投法である。右足を扇の要に全身を撓らせて左腕から投げ下ろす、究極とも言える「技」はひとつの芸術で観客席から見ていて野球芸の神髄を見る思いにさえ、捉われた。相手打者をバッタ、バッタと三振に討ち取ってゆく姿には感動すら覚えた。千両役者がいたとしたなら、きょうの高橋聡文投手に違いない。

 それから、観客席から見ていて、つくづく思ったのは、中日ファンって、なんて幸せなのだろう、ということだ。もちろん、選手も、だ。ドラゴンズファンの場合、とかく口がうるさ過ぎるのが「玉に瑕」(いや、このうるささ指数が高いからドラゴンズが守られているのだ、との見方も出来るが)だが、ナゴヤドームやナゴヤ球場にカップルや家族連れ、仲間同士で訪れているファンは、誰もが幸せそうな顔をしている。球場に向かう人たちの誰もが、足どころか、全身が弾んでいる。ましてや、きょうのように勝ったときなど、どの人も顔がはちきれんばかりの笑顔なのである。これで、どこに不満があるのか、とボクは言いたい。

 それでも、ファンサービスがよくない。選手と直接触れ合う機会が少ない、と言う声が漏れ聞こえてくる。一方で現状に満足し、野球観戦に生きがいを感じている人たちの大半は、ことさらに「ファンサービスが悪い」云々などとは、あまり言わない気がする。第一、そんなに深く考えてはいないのではないか。きょうの対ヤクルト戦。数々のプレー、そして七回のチアドラたちの演技とドアラのバック転などを興奮して見守る観客の表情を追う限り、みな満足して野球を楽しんでいる。
 ファンサービスに不満を唱えているのは、実際のところは、ごくごく少数の関係者だけではないのか、と。そんな気さえしてきた。勝つことこそ、最大のファンサービスだ、とはよく言ったものだ。むろん、公式ファンクラブ事務局スタッフたちによるファンサービスそのものが、ここ一、二年というもの、飛躍的によくなってきた。こうした努力に、ファンの満足度が増してきている、ことも疑いのない事実だ。

 ところで、九月から中日新聞販売店窓口を中心に始まる「2011年の公式ファンクラブの会員募集」に先駆け、公式ファンクラブのマスコット・ガブリも“参戦”しての事前PRが、きのうからナゴヤドーム前のイオン店内のドアラ神社周辺を中心に始まった。この街宣は明日まで続くが、ガブリに会いたいファンのみなさん! ぜひイオンに立ち寄ってください。店内一角では、岩瀬投手の250セーブ達成記念の記念写真展も開かれていますよ。

 そういえば、きょうは試合のあとにわざわざイオン店内までガブリに会いにきてくださった三河に住む女性・スギさんにも、久しぶりにお会いしました。彼女曰く、「ヒーローインタビューの席で『あっちゃん(藤井敦志選手)がなっ、ファンの方にお帰りと言ってもらいました』と言ってくれたの。そのファンって。だれやと思う? あたしなんやで」と教えてくれました。ドラゴンズは、こうした熱くて純粋なファンの皆さまのおかげでもっていることも、あらためて実感させられたのです。

 いずれにせよ、ドラゴンズは一、二位をゆく阪神と巨人を追い詰め、首位・阪神に僅か1・5ゲーム差内の射程距離に置いた。夏の陣から秋の陣へ。これからいよいよ天王山に差しかかる。

 【笛猫茶番日常の劇】きょうはオカンのMは午前中、俳句教室へ。午後からは、その足でお仕事へ。オトンも取材とPR活動に行かなければ、とやらで社とドームに出かけ、アタイとシロは少しだけ寂しかった。でも、土曜日でおニイがいてくれるので、安心していられた。そんなところかな。
 夜遅く帰ったオトンによれば、八月も後半に入り、いよいよ吹く風が涼しくなってきたみたい。季節の移ろい、特にこれから少しずつ秋風が吹き始めると、アタイもシロもなんだか、少しばかりセンチメンタルになってしまうの。

☆名古屋市の河村たかし市長との対立が続く市議会の最大会派・民主党市議団の選挙対策委員会が二十一日、次の市長選に石田芳弘衆議院議員(六十四歳、愛知六区)を擁立する方針を固めた。近く正式に出馬を要請する。
 「都市の祝祭」をテーマに国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2010」が名古屋市内の愛知芸術文化センターなど四会場で始まった。この芸術祭は十月三十一日まで。

 第92回全国高校野球選手権大会最終日が21日、甲子園球場で開かれ、沖縄代表・興南が神奈川代表・東海大相模を13―1で下し、春夏連覇を果たした。日米「来月に首脳会談」へ。日本相撲協会は二十日開いた臨時理事会で新設の副理事長職に村山弘義外部理事(七十三歳、元東京高検検事長)を、審判部長に貴乃花・前教習所長(三十八歳、元横綱)を抜擢した。

平成二十二年八月二十日
 ドラゴンズの連勝がヤクルト・館山投手の前に、4安打無四球の完封に抑えられ、七連勝で止まった。人生とは。いいことがあれば、悪いことも当然ながらある。明らかに人間社会に存在する“みえない神”が私たちを“見えない糸”で引いている。世の中、これだから怪体が知れない。逆に「いと、をかしきかな」である。

 一方で、ナゴヤドームでのドラゴンズ戦で三連敗とあれほどまでに痛めつけられた巨人が今夜は本拠地の東京ドームで阪神を12ー5で切って捨てた。野球は、こういうところが面白い。これまでの勢いをもってすれば、当然、阪神に軍配が上がるものとは思っても、そこはそうは問屋が卸さない。よく、野球は筋書きのないドラマと言われるが、そのとおりだ。

 いずれにせよ、今夜のわがドラゴンズ、先発ネルソンが崩れ、一試合で1チームで計5死球(うちネルソンが3死球)と投手が制球を乱し、大荒れ。四回にユウイチに先制の適時打を浴びたばかりか、五、六回にも青木の10号ソロホームランなどで加点されて完敗。館山に七勝目を献上し、幕を閉じた。人生、いいことばかりじゃないな。ボクは思わず、心の中でこうつぶやいた。

 それはそうと、今夜はナゴヤドームに通じる、あのドラゴンロードで東京に住む落合信者・原田さんにバッタリ出会った。彼は仕事を終えて東京から、ナゴヤドームに駆けつける途中だった。ドラゴンズは、こうした人々のおかげで支えられている、とあらためて思ったのである。それなのに、今夜のドラゴンズは完敗に帰した。あ~あ、遠方から観戦に訪れたドラファンのためにも、今夜も勝ってほしかったのに…。この世は思うようには、いかない。

 【笛猫茶番日常の劇】立秋を過ぎたというのに、まだまだ暑くて。アタイもシロも、部屋の中で、じっとしてます。今夜は、たまたまオトンが帰宅しても、家の中のある隠れ家でじっとしていました。そしたら「ドラゴンズが負けた。こすも・ここがテレビを見ていてくれなかったからだ」といったオトンの悲しそうなつぶやきが、聞こえてきたではありませんか。
 アタイだって意思を持った人間猫なのですもの。オトンはたまに、思ってもいない良いことがあるとアタイを神猫だ、と崇め奉ってくれますが、アタイは単なる人間猫なのです。たまには、シロともども雲隠れしたくなるじゃありませんか。というわけで、ドラゴンズが今夜負けた理由(わけ)は、決してアタイのせいばかりじゃないんですから。今夜は、それだけは、ニンゲンどもに伝えさせてください。
 ニンゲンって。勝手過ぎる! アタイやシロの方がもっともっと純粋。何の魂胆もなくニンゲン社会に尽くしているんだから、ネ!

 
☆伊勢湾フェリーの鳥羽―伊良湖航路の存続問題で両県と二市(鳥羽、田原市)、国でつくる「鳥羽伊良湖航路対策協議会」が二十日、津市内で開かれ、十月以降も存続させることで基本合意した。東京都大田区で生きていれば百四歳の女性の白骨化した遺体が見つかる。

 九月の民主党代表選を前に小沢氏が党代表選への出馬を検討する意向。長野県軽井沢町で開かれた鳩山由紀夫前首相のグループが開いた研修会に小沢一郎前党幹事長も出席し、憶測が流れた。

10年8月21日

ウェブ作品集

伊神 権太

実録随想「残り花」

平成二十二年八月三十一日
 今夜のナゴヤドーム。先発チェンが一、二回に各1点を取られはしたものの、その後立ち直り、この日4番に座った和田ら味方打線の援護もあり9―3で勝った。四回裏、堂上直倫の犠飛で1点を返すと、荒木が走者一掃の3塁打を放って逆転、その後も英智の2点3塁打などで圧勝、チェンは11勝目をあげた。

 ドラゴンズの極端な内弁慶ぶりには前にも触れたことがある。実を言うと、きのうの朝、例の東京に住むX博士から、ボクあてにこんなメールが届いていた。
 「先週東京ドームと横浜すべて応援に行ったのですが、ビジターでは3タテされなければ御の字という感じです。しかし関東ドラファンはとにかく負けばかり見せられていて、ますますファン離れが気になります。横浜ファンは非常に熱心でその応援にドラナインが圧倒されている印象ですし、八月十日からの3連戦もそうでしたが、どちらが下位なのか、が分からないくらいの戦いです。
 今週は土曜に(ナゴヤドームでの)巨人戦へ行けたらと思っているのですが、ドラは試合数と負け数が多いのでいかに今週貯金を稼げるかにかかっていますよね」

 こんなご意見をいただいているだけに、今夜の勝ちには、ホッとした。この際、(関東の人には申し訳ありませんが)今こそ、ドラゴンズの内弁慶ぶりを大いに発揮してもらい、その勢いで最後の関西、東京決戦に挑んでほしいものである。

『ねぇ~』   こすも・ここ
 

       『なぁに』  シロ

 【笛猫茶番日常の劇】きょうは、アタイたちのお母さん、すなわちMの脳のMRIと血液検査の日でした。左手に造影剤を打たれ、右手は血液採集をされ、かわいそうでしたが何事もなく終わりました。ことしは例年になく暑い猛暑残暑となっていますが、アタイもシロもMに負けないよう、からだには気をつけています。そのためにも、お水はゴクゴク飲ませてもらえるよう、心がけています。
 NHKによれば、なんでも先月十七日からきのうまでに熱中症で亡くなられた人は全国で四百一人もいたそうで、そのうち80パーセントが七十歳以上のお年寄りなのだって。アタイもシロも(見た目は若く、見えるそうですが高齢なので)ヒトごとじゃあ、ありませんよね。

☆九月一日に告示を控えた民主党代表選に小沢一郎前幹事長が出馬することになった。けさの各紙は「小沢氏不出馬強まる」「民主代表選 首相、大幅に譲歩」「鳩山氏と会談 『トロイカ』で一致」(M紙)の論調が目立ったが、政治の世界とは分からないものだ。
 鹿児島県大崎町で1979年に起きた「大崎事件」の殺人罪などで懲役十年が確定、服役後も冤罪を訴え続けている原口アヤ子さん(八十三歳)が三十日、第二次再審請求の申立書を鹿児島地裁に提出した。

台風7号が沖縄本島北部を通過。被害が少なければよいが。

平成二十二年八月三十日
 きょうは月曜日で、プロ野球はお休みだ。
 デ、あらためて中日スポーツを読んでみる。見出しだけを拾ってみると。
 「10安打チグハグ…たった1点」「竜 痛すぎる」「最下位ベイに負け越し 虎に2・5差」「9回表同点機、谷繁バント失敗」「ビジター5カード連続負け越し 落合監督『どうってことない』」(1面)。=ファンから言わせてもらえば、『どうってことない』ことはない。あるのだ=
 「中田 かわいそう」「103球 2失点 完投」「被安打 わずか5」「課題の立ち上がり克服できず」「これで負けるなんて…」(3面)

 そして3面の「こらむ」でボクの大好きな評論家・木俣達彦さんは、『ミスが多すぎる!! 』と、ズバリ、こう述べている。
 「相手の倍の10安打を打ちながら2点目が奪えない。中日が最下位・横浜相手に痛い星を落とした。まず最初の疑問は2番に入れたセサルだ。大家に今季3打数2安打。その相性を買ってのものだろうが、相変わらずストレートに差し込まれる。調子が上向いているとは、とうてい思えなかった。……」

 きょうの昼。ある大先輩がボクに向かって、こういった。
 「ガミちゃん! 往年の木俣選手といえば、バッターボックスに立てば打ってくれそうな、そんな打者でまさに、その通り『ここぞ』という時によく打ってくれた。昔は、ドラゴンズにもそうした強打者が多くいたが、いまは『打ってくれそうな人は、和田さんだけだ』」。
 そこでボクが森野、ブランコがいるのでは、と問うとその先輩曰く「まだまだ、そこまではいかないよ。それより、ガミちゃん! 今の若手がバッターボックスに立つと、なんだかオレにはお嬢さんが立っているような、そんな錯覚すら覚えるよ」とも。要は、もっと野性味を持て、と言いたいのだろう。イケメンの顔が浮かび「なるほど」と思った。

 そういえば、ボクが毎日注意深く目にする「オレ流語録」に、こんな下りがあった。「バント失敗も痛かった? 」の記者の質問に監督曰く「そんな問題じゃあない。みんなは知らなくていい。」
 ここで、いがみの権太から、愛のムチを打たせてもらえば、だ。
 記者は、プロ野球ファン、すなわち読者が知りたく思っているから聞くのだ。だから「ウーン、そうですね」と何故、正直に答えられないのか。ましてや『みんなは知らなくていい。』は開き直りで言い過ぎだ。それとも記者たちが軽く思われているのか。新聞記者は、そんなに甘っちょろいものではない。読者の声を代弁しているのだ。なぜ、そこで記者たちは『それは、おかしいではないか』と強く迫らないのか。このフレーズに限れば、双方とも失格。神聖な紙面がもったいない。
―ついつい、いがみの権太さまの昔の記者魂が出てしまった。文句があれば、ボクにまで、なんなりと。逃げも隠れも、しやしない。泣く子も黙るゴンタクレの権太節もたまには良いのでは。オチアイさんもキシャさんたちも好きだからこそ、見るに見かねて苦言を呈した次第でして…

 【笛猫茶番日常の劇】けさは早くからお父さん、お部屋に閉じこもってしまった。だから、一体何事か、と思ってMに聞いてみると「オトンに直接聞いてよ」と言うので、聞いたの。
 そしたらオトンいわく「いよいよ、来月一日からドラゴンズ公式ファンクラブの2011年会員の入会募集が全国一斉に始まるので、そのことについて“エフエムよみたん”の番組出演の要請が同FM局からあり、その番組中継に出ていたのだって」サ。
 読谷と言えば、北谷(ちゃたん)と並びドラゴンズの春のキャンプ地で知られています。で、ネ。オトンの場合、毎年、中日旅行会のキャンプ観戦ツアーに同行し、取材してきていることもあり、入会募集が始まるのを機会に、毎週月曜朝に流している「がんばれドラゴンズ」の番組に出てほしいーと同FM局から要請があり、そのための電話インタビューに答えていたそうで~す。
 オトンによれば、北谷の人も、読谷の人も、皆さん、ドラゴンズの選手や落合監督、球団スタッフに対する愛着は人一倍強いそうです。番組でのこうした電話中継は、オトンが第一号だそうです。そこでオトンは言いました。
 「まずは何より、沖縄の皆さん! 興南高校の春夏連覇、心からおめでとうございます」と。
 そして。本ちゃんの方は、オトンが携わっている仕事内容に続いて入会方法の案内に移り「沖縄の皆さん、まずは公式ファンクラブのホームページを見てください。そこを開くと、動画が表れ、ファンクラブの特典グッズの分かりやすい紹介がされています。また入会案内もわかりやすくされています。それから、ホームページにアップされているコラム“ガブリの目”や“ファンクラブ通信”も読んでくださいね」と。

 読谷といえば、先の太平洋戦争で残波岬など米軍が最初に沖縄に侵攻してきた地でも知られる。多くの血がながれた。かつての悲劇の舞台がドラゴンズのキャンプ地に生まれかわっただけに、沖縄の人々の心はことのほか、熱いものがあるに違いない。いまの平和がいつまでも続いてほしい、と誰よりも強く思っているのは今朝、番組でお世話になった番組スタッフ、その人たちにほかならない。「沖縄の人たちの心を何よりも大切にしなければ」。オトンは、そう思って番組に出演したのです。

☆中日新聞夕刊によれば、政府・日銀が三十日、急激な円高・株安への対応策で歩調を合わせた。これに伴い、日銀が10兆円供給を決定し、菅直人首相が追加経済対策の方針を表明。毎日新聞の全国世論調査によると、「首相にふさわしい人」は、菅直人氏が78パーセント、小沢氏は17パーセントで、菅内閣の内閣支持率は7ポイント増の48パーセントだという。

 サッカー日本代表の新監督にイタリア・セリエAのACミラン、ユベンスなどで指揮を執ったアルベルト・ザッケロー二氏(五十七歳)の就任が決まった。純愛小説「忍ぶ川」で芥川賞を得た作家三浦哲郎さんが二十九日朝、心不全で亡くなった。七十九歳だった。

平成二十二年八月二十九日
 名古屋弁で言わせてもらえば、きょうのドラゴンズには、それこそ「何やっとるだ」の一語に尽きる。どこかの放送局が「入れ替えられるものなら、全員入れ替えるよ」と落合監督の試合後の談話を流していたが、やはりここぞ、という時の理詰めの攻めが裏目に出た。
 きょうの横浜スタジアムでの横浜戦は1点を争う接線となったが、最後は競り負けた。中田賢がよく投げていただけに、残念だ。ドラゴンズは、10安打を放ちながら4回表、2死から森野が二塁打で出塁しブランコの左前適時打で1点を加点しただけで、あとはすべての好機を見逃した。対する横浜の大家投手は7イニング8安打1失点で5勝目をあげた。

 1戦必勝のはずが、最下位・横浜に痛恨の負け越しで、首位阪神とは2・5ゲーム差となった。それこそ 「何をやっとるんだ」とガックリするファン一人ひとりの表情が見えるようだ。そうとはいえ、いつまでも「負け」を悔いてばかりもいられまい。

 一ファンのボクとしては、次の戦いの勝利を念ずるのみである。ほかのファンとて同じだろう。

 【笛猫茶番日常の劇】お父さん、きょうは久しぶりの休みでしたが、やはりやることは一杯でした。午前中、「熱砂」同人の姫ちゃん(山の杜伊吹さん)が生まれたばかりの亜里紗ちゃんを伴い、ご主人ともどもわが家を訪れ、何やら話をしていたかと思ったら、午後はお母さん・Mのお供で“アッシー君”として、クリーニング屋さんからバロー、ホームセンター、それから九十歳の大おかあさんが待つ実家へ、とそれこそ、大車輪の一日でした。

 でも、よくよく考えれば、世のお父さん族。その大半が、このように奥さま族の僕(しもべ)として、日々こき使われているのでしょうね。アタイには、それが小さな幸せというものだ、と。そんな気がしてならないのです。お父さん族の大半が、そうした人生に男気を感じて満足している。ホームセンターではMの指令で、煉瓦二十枚と縁台を買って、そのままわが家に運ぼうとしましたが濡れ縁が長過ぎ車に入らなくて、結局は全部そろえて運んで送り届けてもらうことにしたそうです。

 やれやれですね。それはそうと、姫ちゃん、亜里紗ちゃん、それにやんちゃ盛りのかわいいお兄ちゃんとご主人まで伴って、よくぞ来て下さいました。ありがとう。同人からいただいた「アリサへの出産祝いのお返しです」と、わざわざ日持ちがするお菓子を家族そろって届けてくれたのです。聞けば、アリサちゃんは、あすで丸四カ月になる、とか。どお、抱いてくださるーと言われて抱かせてもらいましたが、それはそれはかわいかったんだってサ。
 首の座りがまだしっかりしてないので、おっかなびっくりたら、ありゃしない。アタイは、オトンがアリサちゃんを抱くところを、ずっと見てたんだから。その点、Mはあの細身でひょいひょいと抱いてしまい、まっこと驚いた次第です。いずれにせよ、このところ例会にも顔を出していなかった姫ちゃんが元気そうで居てくれて、オトンは安心したみたいでした。

 「たとえ十行でもいいから、書くこと」と早速、苦言を呈する姿がなんともおかしくって。でも、オトンが、まだ三十代で将来有望な文士の卵に対して大きな夢を抱いていることが、よく分かりました。

☆共同通信社が実施した民主党代表選の全国世論調査で菅首相支持が69パーセント、小沢氏は15パーセントに留まった。松坂屋名古屋駅前店が二十九日、三十六年の歴史に幕を閉じた。

平成二十二年八月二十八日
 午後九時過ぎ。帰宅途中にケータイのドラゴンズ情報をチェックする。
 と……
 5―3。「あっ、勝っている」「(先発の)マサさんが、勝っている」の声が思わず、わがからだの心奥部分から噴き出したのである。しばらくして再びチェック。
 投手は四十五歳のマサさんから、高橋、浅尾、岩瀬と黄金のリレーが効を奏してそのまま勝ち、マサさんは今シーズン3勝目を勝ち取った。「二回に野本の適時打などで2点を先行し、三回に和田の31号3ランでリードを広げ、4投手の継投で勝った」とある。横浜は12残塁と負けパターンの典型だ。

 それにしても、ボクには、マサさんの今夜の勝利が今シーズンの「福の神」となりそうな、そんな予感がする。駅からは、次の終電バスまでかなり時間があったので、ボクは思い切って歩いた。歩きながら「きょうは朝早くからの出発に始まり、なんだか歩きどおしの自分だったな」と自らに言い聞かせた。

 【笛猫茶番日常の劇】土曜日のお父さん。きょうは朝早くから出て、夜遅くに帰ってきた。アタイは帰りが待ちきれなくって。玄関まで出たり入ったり、なんど繰り返したことか。
 でも、ドラゴンズのマサさんが勝った、とかで疲れも吹っ飛んだ、だってサ。
 オトンは暗い夜道を歩きながら「下手な詩をつくったから、こすも・ここ、おまえにだけ教えてやる」っておしえてくれたのが、次の詩なの。


マサさんがいるからいい
マサさんがいるから
暗い夜道を歩きながら
何度もつぶやく僕
人生をあきらめようとしている人たちが
あきらめないで
もう一度 挑戦しようとするのだ
あきらめさせないマサさん

 オトン曰く「これは雑文詩だな。オレはなんて下手なのだよ」と。でも、アタイは言ってやったの。「何も訳の分からない難解な詩に比べたら、ファンの心を映し出した名作だよ」とー
 アタイも力投するマサさんの姿見てたら、思うんだよ。
―人生 アキラメたら いかん、と。

中日は今夜、マサさんが投げ、買った
ファンはまだまだアキラメなんかはしない
アキラメなんかはしない
マサさんのように
マサさんがいるから……

 それから、内緒の話だけれど。朝早く電車に乗った時、たまたま若いステキな外人男性がオトンの姿を見るや、席を立ち変わらなければ、という仕草をしかけたのだってサ。むろん、まだまだ自分では若い気持ちなのでオトンは手を振り丁重にお断りしたの。でも、ね。「この世の中には素晴らしい若者たちがいる半面、『オレって、よぼよぼ爺さんに見えるんだろうか』と寂しかったんだって。仕方ないよね。Mにさっそく報告したら「そう見えるのだから。仕方ないじゃない。ジタバタしなさんな、て。お父さんに言ってやりな」だってサ。

☆東京五輪の柔道で日本の第一人者、神永昭夫選手を破って無差別級金メダリストとなったアントン・ヘーシンク氏(オランダ)がユトレヒトの病院で亡くなった。七十六歳だった。柔道少年だったボクは、その日、神永さんが押さえ込まれた姿をテレビで見ていて、悔しくてしかたなかった。

 三十五歳の長男が覚せい剤取締法違反容疑で愛知県警小牧署に逮捕されていた三重県の野呂昭彦知事が週末から週明けに予定されていたイベントや会議への出席を取りやめる、という。「なるべく迷惑をかけないよう責任を果たしたい」と釈明していたが、多方面への影響が出ている。

  いまや名古屋名物にまで育った『第十二回にっぽんど真ん中祭り(どまつり)』の本祭が、名古屋市はじめ安城、春日井市など県下二十会場で猛暑残暑のなか、始まった。愛知県岩倉市内で知的障害を持つ十七歳の兄が小学生の次男(十一歳)を刃物で刺して死亡させた。

平成二十二年八月二十七日
 現在、午後十時を過ぎたところだ。ドラゴンズの先発はネルソン。つい先ほどのNHKのスポーツニュースによれば、横浜スタジアムでは、2―2で、なお横浜とし烈な戦いが続いている。ボクは、ここで思う。きょうの試合こそ、勝ってほしい、と。こういう1点を争う場面でこそ勝ってほしい。

 そして。今は午後十時二十分。ボクは、ここでとうとう誘惑に負け、ケータイでドラゴンズ情報の実況生中継を開こうとしている。
 ケータイを開く。画面を見る。残念ながら今夜は横浜の勝ち。(あとで調べると)十二回裏、横浜がサヨナラヒットで1点を奪取し、3―2で試合に決着がついた。それも七番手の投手・岩瀬が13年目捕手の伏兵・新沼に痛打を浴び1点をもぎ取られての敗戦だった。
 いずれにせよ、4時間17分にも及ぶ今夜の消耗戦は幕を閉じた。両チームの選手、監督、コーチ、さらに球場を訪れた観客には、その労をねぎらいたい。勝っていたら、どんなによかったことか。世の中、思いどおりにはいかない。野球文化をひと口で切るなら、やっぱり「勝ったり負けたりの文化」で勝ち続けることはないようである。

 ここに至って、ボクはつくづく思う。
 プロ野球というものは、大変に過重なスポーツだ、と。今夜は、すべての横浜、ドラゴンズファンと両チームの監督、コーチ陣に心から「お疲れさま」と言わせていただく。どんなに体力があろうとも、また、いつも決まり文句ともいえそうな軽口をたたいていようとも、だ。そこは人間。ファンの心理や戦いに挑む選手の気持ちが、互いに分からないはずはない、のである。
 でも、やっぱり明日は勝ってほしい。これが、ニンゲン心理というものだ。

 【笛猫茶番日常の劇】今夜は驚いちゃった。お父さんが帰宅後、何げなく点けたNHKテレビ。そこに、あのマミちゃんが出ていたではないか。“真美ちゃん”って、言えば。短編小説の名手で日本ペンクラブ会長・阿刀田高さんの大ファンでもある。番組は「戦国クイズ・歴史グランプリ▽魅惑の歴女が歴所ツアーで真剣勝負! 国宝秘宝も続々登場! 」という、いわゆるNHKさんの売りでもある“金とく”である。
 マミちゃんとは、中日ドラゴンズ公式ファンクラブが誕生した2006年当初、まだ立ち上がったばかりの事務局スタッフとして、洪水のような電話の嵐のなか、会員さんからの問い合わせに当たったばかりか、大変な量の事務処理にも当たってくれた、あのすご腕の“真美ちゃん”である。相変わらずの美人で歯切れもよく、本当に懐かしかったんだってサ。

 彼女は、公式ファンクラブの初代名誉会員でも知られるスタジオジブリ代表の鈴木敏夫さん(現代表取締役兼プロデューサー)にも、ことのほか好くされ鈴木さんの記念講演会にも自らの強い意志で積極的に出向くなど、大変、仕事熱心で何事にも前向きな女性だそうで~す。たまたま見た“金とく”、それも番組終了直前で、オトンったら。「もっと早くから見ていればよかった」と残念がることこの上なし、でした。でも、来週の金曜日にも、もう一度出演するみたいだから。みなさん、テレビの前で真美ちゃんのこと、応援してくださいね。美人で、とってもかわいらしい女性ですから、すぐに分かりますよ。

 こうしたちょっとイイ話はイイものですね。
 ついでながら、最近、オトンが少しだけ嬉しく思ったお話、皆さんに教えてあげましょうか。
 それはネ。ある人物が、おトキさん(加藤登紀子さん)ち、を訪れたら、書棚にオトン著作の『泣かんとこ 風記者ごん!』(能登印刷)が大切に置かれていたこと、またある女性がマスコミの大物某氏に、いがみの権太さんをご存知ですかーと聞いたら「よく知っています」(きっとリップサービスだよね)との返事だったとのこと、それから、ナゴヤドームでなかなか会えない東京から訪れたあるお方にお会いできたこと、もう一つ。オトンがあることを書くため現在、内緒で調べている、秘話のベールが少しずつ剥がされつつある、ことだってサ。

 今夜はドラゴンズまけちゃって。スミマセン。ときに神猫になるアタイがほかごとに夢中になってしまっていて、野球から心が離れていたばっかりに残念なこうした結果になってしまいました。でも、あすは、きっと勝ちますから。なんだか、今夜のアタイって、へん。可笑しいですよね。

☆死刑を執行する、東京拘置所の「形場」が千葉景子法相の指示で写真と映像つきで初めて報道機関に公開された。河村たかし名古屋市長の支援団体「ネットワーク河村市長」による名古屋市議会リコールを求めた署名集めが事実上、始まった。

平成二十二年八月二十六日
 東京ドームは、巨人に強いはずのドラゴンズ先発吉見投手が一回裏、坂本に先頭打者本塁打を食らったと思ったら初回だけで三本塁打を浴びて5失点、二回裏にも坂本、小笠原に本塁打を打たれて降板。巨人はこの後、七回にもラミレスがこの試合2本目のアーチを架けて計六本塁打で、10―4で中日に大勝した。巨人は首位に再浮上、内海投手は今季二度目の完投で8勝目、吉見は11勝7敗となった。
 巨人のラミレスといえば、ボクは元々、ホームランを打ったあとなぞのあのひょうきんな手旗ポーズが大好きで、個人的には大いに気に入っている外人選手だ。そのラミレスが今夜の試合で八年連続、100打点の記録を達成したとのこと。心からおめでとう、と祝福したい。

 記録といえば、きょう出たそれをここに書き留めるとー
 ヤクルトの投手ヨシノリ(二十歳)が対横浜戦で日本人投手としては最速の161キロを出した。米大リーグ・エンゼルスの松井秀選手がレイズ戦で10試合連続安打、日米通算2472安打で、元巨人監督で終身名誉監督の長嶋茂雄氏が現役時代に記録した通算安打数(2471本)を超えた。十年連続200本安打まで残り35本に迫ったマリナーズ・イチロー選手が日米通算1000三振。中日・吉見投手の一投手5被弾(本塁打)は球団ワースト新記録。

 【笛猫茶番日常の劇】アタイ、きょうはシロと一緒に玄関の上がり鼻まで出て熱波のなか、思い思いに座ってMの帰宅を待ちました。いつもは、アタイかシロのどちらかが、その時間になると玄関先で出迎えますが、きょうは、なぜかふたりとも一緒に玄関先で出迎えることになっちゃったの。そしたらMって、サ。すごくご機嫌がよくなって「ホラホラ、シロちゃん、ここ! 暑かったでしょ」と言って、お水を出して飲ませてくれたり、猫缶を開けてくれたりしたの。とっても、うれしかったよ。

☆民主代表選に小沢氏が出馬表明。挙党を拒まれ決意、これまで菅直人首相を支持していた鳩山前首相も一転し、小沢氏を支援。名古屋市の民主党市議団が河村市長の対抗馬として石田芳弘衆議院議員(六十四歳、愛知6区)の擁立を決定。

 金総書記が訪中、5月に続き三男の後継者・正銀氏を同行か。一方で、カーター元米大統領(八十五歳)が二十五日、北朝鮮で拘束中の米人権活動家の解放交渉のため、民間機で平城に到着。

 名古屋の御園座で歌舞伎公演「第46回吉例顔見世」(10月2日~26日)の出演者の名前を書いた看板「まねき」を劇場に掲げる「まねき上げ」があった。四十九歳野田聖子さん(元郵政相)が妊娠。めでたきかな、である。

平成二十二年八月二十五日
 今宵の東京ドームは。
 初回、野本が先制の2点打を放ち先発山井も好投、その後、山井が2点を失ったものの、七回表には森野の適時二塁打で勝ち越し、九回には藤井、和田の適時打で突き放し、七回途中降板の山井に代わって、高橋から浅尾へ、浅尾から岩瀬へと、黄金の投手リレーでドラゴンズは5―2で巨人を突き放した。
 勝ってくれて、ホッとした。なんとか、このまま首位グループに食らいついていってほしい。
 中日の先発山井は六勝目、対する巨人東野は十二勝六敗となった。

 【笛猫茶番日常の劇】今夜のお父さんったら。帰宅すると同時にアタイに向かって「帰りに、バス停から空を見上げて気がついたのだが、まん丸お月さまが輝いていたぞ」だって。そしたらオカンのMがオトンに「今夜は、満月よ」だってサ。あっ、そうか。だったら、ドラゴンズは、きっと勝つ、だって。

 でも、その通り、今夜のドラゴンズは宿敵巨人に競り勝っちゃった。オトンったら。今夜の月はひときわ、美しく見えるな。こすも・ここ! そしてシロよ! おまえたちも、とても美しいよ、だって。月とドラゴンズとアタイたちと…。一体、どんな因果関係があるのかしら。よく分からない。

 でも、勝ったから。オトンが飲む月見酒がおいしいことだけは、確かだよね。

☆民主党の代表選(九月一日告示、十四日投開票)を前に、鳩山前首相が二十四日夜、小沢一郎前幹事長と会談、党代表選への対応を協議。民主代表選への駆け引きが激化している。ネパールの首都カトマンズ郊外で二十四日朝、同国の民間航空会社「アグニエア」の小型旅客機が墜落、大破。十九歳の日本人大学生を含む乗客、乗員計十四人全員が死亡した。

平成二十二年八月二十四日
 なかなか勝つことは難しい。が、それよりも何よりも、今夜の東京ドーム・巨人戦は五回に突然訪れた落合監督の気合の入った判定抗議に尽きる。こうした抗議は、ファンも一緒に熱く燃え上がるので、大いに歓迎だ。
 五回表―ドラゴンズ攻めの場面。落合監督は、チェンの送りバントが一塁でアウトになった判定に猛然と抗議。巨人・グライシンガーの一塁送球がそれ、カバーに入った脇谷の足がベースから離れており、「セーフではないか」と納得ゆく抗議。結局「五分以上の抗議」が遅延行為に当たり退場処分となったのである。
 これには、ドーム内観客席から、地鳴りのような怒号と歓声が沸き起こり、これまた名場面かもしれない。観客の誰もが、現場でしか味わえないプロ野球の、もうひとつのだいご味を体感したに違いない。

 結局、この日の試合は先発チェンが四回裏、巨人に4点を取られながらも、五回表には落合監督の捨て身の抗議がナインを奮い立たせ、荒木の2点適時打、藤井の右前への同点適時打ですぐに4点を取り返した、まではよかったのだが…。八回に清水が小笠原の26号ソロで勝ち越され、さらに長野の適時打で1点を失い6―4で負けた。あ~あ、だ。せっかく追いついたのに。でも仕方がない。あす勝ってくれれば、それでよしとしよう。

 ところで、きょうの中日新聞夕刊スポーツ欄は。見出しだけ追うと。「松井秀 好調維持 2点二塁打」「イチロー苦心 反撃の口火も勝利遠く」「福留 準備万端 急きょ出場も2安打」といった具合。みな、それぞれに頑張っている、とはこういうことか。別にプロ野球の世界だけには限らないのだが。

 【笛猫茶番日常の劇】アタイ、このごろ、よく思うの。年を食んだせいかしらね。オトンの大垣支局時代から生きてきたから、かれこれ、もう十六年にもなる。ニンゲン世界なら、もう立派なお年寄りかもしれないわね。
 この世はあるようでない。どんなに今のニンゲンどもが「いや、そうじゃない」と叫んでみたところで、いつかはアタイもお父さんも、お母さんのMも露、幻として消えるのだから。ことしは猛烈な残暑です。でも、窓をMが開けたりすると、時折、どうかするとアタイたちのからだをサーッと吹き抜けてゆく“かぜたち”を感じると、明らかに何ともいいようのない、寂しさというか、この世の無情のような、そんな気配を感じてしまうの。
 アタイもMも、オトン…も、所詮は露と同じ。結局のところは、一陣の“かぜ”になってしまうんだよね。

☆名古屋市昭和区の鶴舞公園で酔芙蓉(スイフヨウ)が咲き始めた。朝のうち真っ白な花が徐々に赤みをまし、午後にはピンクに姿を変え、まるでお酒に酔っているかのよう。越中おわら風の盆もいよいよ、まじかだ。
 東証の日経平均株価が一時9000円割れ。

 チリの炭鉱落盤事故で三十三人が閉じ込められ、一日も早い救出が待たれている。三十三人は深さ七百メートルのシェルター内に閉じ込められたままで、世界中の人々が無事生還を願っている。地上からは、励ましの手紙や飲料水、食糧が少しずつ送り込まれている。

 ゴルフ界のスーパースターであるタイガー・ウッズ(三十四歳、米国)が二十三日、自身の公式サイトでスウェーデン出身の妻、エリン・ノルデグレンさん(三十歳)と離婚に合意したことを明らかにした。慰謝料は425億円?
平成二十二年八月二十三日
 きょうはドラゴンズの戦いがない。ちょっぴり寂しくはあるが、内心は勝ち負けにこだわる必要もなく、その分、心おだやかでもある。
 というわけで、本日付中日スポーツの「わいわい広場」に自ずと目がいってしまう。ここに寄せられる意見の数々は的を突く鋭いものが多いだけに、ボクも毎日楽しみにしている。むろん、常連さんの意見も多い。が、それぞれにドラゴンズのことを心底から思い、時には憂い、痛い点をズバリ指摘してくる内容ばかりだけに、決して無視はできない。むしろ、こちらがいろいろ教えられることの方が格段に多い。ありがたいことだ。

 たとえば今日の紙面の場合、こんな具合である。
 「今年の夏の甲子園、球児たちの打撃陣が素晴らしかっただけに、点が取れない中日打線がよけい悲惨に見える。」「今年の中日は巨人、阪神には互角以上の試合をしているが、ヤクルトには苦戦している。投手たちは頑張っているが、打線が湿ってしまった。」「中日が若手ヤクルトにまたしても敗れた。残念ながら中日の守護神岩瀬投手がヤクルトの気迫に屈してしまった。ヤクルト打線には粘り強さがある。」…などである。みな聞き覚えのあるお方ばかりからの苦言である。

 【笛猫茶番日常の劇】きょうは、24節気の処暑。新明解国語辞典を開くと、「朝晩、次第に冷気を覚える時分の意。」とあるそうです。確かに、ここ二、三日は吹く風が肌に心地よく感じられますが。でも、今年の場合は、残暑とはいえ、かなり暑いのです。きょう辺りは、まだ猛暑真っ只中で、ニンゲンのみなさまも苦しんでいる様子がテレビでも、しばしば報じられているのです。たとえば、氷がどんどん売れてる、といった具合です。
 日本中、いやことしはあのロシアでさえ大変な暑さだということで世界中の人々が、うだる暑さのなかを生きているのです。温暖化現象とはいえ、こうした自然現象をニンゲンたちはどうすることも出来ません。
 ただ、アタイとシロが、ひたすらに願うことは、アタイたちのお母さん、Mがばてないでいてくれることです。Mは出来る限り、横になるようにしています(最近は、俳句の創作以外には、何を思ってか「坊ちゃん」の二度読みをしているみたい。)。決して無理だけは、しないように。

☆大正期に建てられ、1931年に父が再建した福岡県飯塚市の木造芝居小屋「嘉穂劇場」を行政に頼らない個人経営で続けた元嘉穂劇場社長の伊藤英子さんが老衰で亡くなった。九十一歳だった。英子さんは父の死後、64年に劇場主に。直径十六メートルの回り舞台や二つの花道など江戸時代の歌舞伎劇場の様式を伝える舞台では、美空ひばりら大スターも公演したことがある。嘉穂劇場では毎年、大衆演劇の全国座長大会が開催されている、という。(毎日新聞)

 米女子ゴルフツアーのセーフウェー・クラシックで宮里藍(二十五歳)が第一日からの首位を守り、米ツアーで自身初の完全優勝を果たした。六月のショップライト・クラシック以来の今季米ツアー5勝目で通算六勝目。米ツアーでの日本選手のシーズン五勝は、岡本綾子が賞金女王となった一九八七年に挙げた四勝を抜く単独最多勝記録。

 マニラで観光バスが自動小銃を持った男に乗っ取られ香港からの観光客二十五人が人質に取られ、うち七人が死亡。銃撃戦となり、元警官の犯人は射殺された。

平成二十二年八月二十二日
 滝高校当時のクラス会「二石(にせき)会」があり、木曽川河畔の犬山ホテルまで出かけた。二次会まで付き合いながら、ドラゴンズの結果が気になり、なんどもケータイのドラゴンズ情報で途中経過をチェックする。中田投手が先発、1点を先行されたものの、六回裏にしぶとく2点を入れ逆転したまでは良かったが。九回表に守護神の岩瀬が打たれ、3点を奪われて負けた。

 たまにはこうしたこともあるわさ、と自らを慰め帰る。クラス会での酒も効き、帰宅後はそのまま寝てしまう。ただ、クラス会では海外経験の豊富な小学生の時からのクラスメート・ヨーコの「うちの主人が、メチャ、ドラゴンズファンなのよ」とか他の連中の「そりゃあ、ドラファンだわさ」「キマットルがや」などの声が多く、やはり滝高健児の大半が中日党であることを改めて認識したのである。
 なかに一人、公認会計士をやっているB氏がわざわざボクの席まできて「オイ、イガミ。悪いな。ごめん。オレ、実は巨人ファンなのだよ。これだけは変わらないから」と申告して来る一幕まであり、なんだかおかしな感じがした。

 この日、巨人は阪神に3連勝。まだまだ首位は十分、射程範囲内だけに、ドラゴンズにはこの地方のみんなの期待に応えてほしい。

 【笛猫茶番日常の劇】お父さんは、本当にいつまでたっても休んでる暇がない人なのだから。まさに「貧乏暇なし」とは、このことなんだね。きょうは犬山ホテルまで滝高校のクラス会に行ってきて帰ってきたかと思ったら、すぐ寝ちゃった。だから、クラス会のことは、また日をあらためて聞こうと思う。
 弁護士から農協の組合長さん、会社経営者、お医者さん…と、さすがは元滝高生の集まりだった。皆さん、そろそろお孫さんにも恵まれ「孫のことばかりを話すクラスメートも居たそうだよ」だってサ。
 でも、オトンがMに曰く「オレは、まだまだ若いのだから。そういう話は苦手なんだって」。いずれにせよ、ハヤシモトさんや、ゴトウのヨーコさんはじめ、亀井、杉本、石田、板津、小川、大野、倉橋、小笠原、尾関…ら、み~んな幸せそうで安心したんだって。詳しくは、今度オトンに余裕があるときに聞きたいな。

☆インドのクリシュナ外相が二十一日、ニューデリーで開かれた岡田克也外相との戦略対話で「インドは核実験モラトリアム(一時停止)を他国から強制されているわけではない。自発的に順守しており、今後もこの姿勢を維持していく」と述べた。香川県沖で海上保安庁のヘリコプターが墜落、司法修習生向け体験航海に合わせたデモ飛行の事実を隠ぺいしていた問題で第六管区海上保安本部の林敏博本部長が広島市の六管本部で二十一日記者会見し、謝罪した。

芸能リポーター・梨元勝さんが二十一日早朝、肺がん治療のため入院していた東京都内の病院で亡くなった。六十五歳だった。

平成二十二年八月二十一日
 きょうのナゴヤドーム。対ヤクルト戦は、ドラゴンズが一、二回に山本昌広投手が2点先取されはしたものの、二回裏にブランコの2ランに小田の犠飛で3ー2と逆転。六回途中からは高橋聡文が四者連続三振と、好救援するなど、そのままドラゴンズが競り勝った。

 そして。「私は見た」とあえて強調したいのが、ドラゴンズの先発山本昌広投手から高橋聡文、さらには浅尾拓也、岩瀬仁紀投手と、続いたまさに旬の投手たちの好リレーともいえる豪華版である。すばらしい四人を見ていて、まさに夢を見ているようだった。マサさんはじめ、それぞれの投手が自分の役割をピシっと決めてくれ、最高の一日になったのである。マサさんは二勝目。なんだか、きょうの彼は初々し過ぎて、途中、ピンチに陥ったが、さすがここは落合監督だ。マウンドまで足を運んで手綱を締め急場にカツを入れた、そんな気がするのである。

 中でも、きょう見ていてボクが思ったのは、あの高橋聡文投手の神業にも似た磐石の投法である。右足を扇の要に全身を撓らせて左腕から投げ下ろす、究極とも言える「技」はひとつの芸術で観客席から見ていて野球芸の神髄を見る思いにさえ、捉われた。相手打者をバッタ、バッタと三振に討ち取ってゆく姿には感動すら覚えた。千両役者がいたとしたなら、きょうの高橋聡文投手に違いない。

 それから、観客席から見ていて、つくづく思ったのは、中日ファンって、なんて幸せなのだろう、ということだ。もちろん、選手も、だ。ドラゴンズファンの場合、とかく口がうるさ過ぎるのが「玉に瑕」(いや、このうるささ指数が高いからドラゴンズが守られているのだ、との見方も出来るが)だが、ナゴヤドームやナゴヤ球場にカップルや家族連れ、仲間同士で訪れているファンは、誰もが幸せそうな顔をしている。球場に向かう人たちの誰もが、足どころか、全身が弾んでいる。ましてや、きょうのように勝ったときなど、どの人も顔がはちきれんばかりの笑顔なのである。これで、どこに不満があるのか、とボクは言いたい。

 それでも、ファンサービスがよくない。選手と直接触れ合う機会が少ない、と言う声が漏れ聞こえてくる。一方で現状に満足し、野球観戦に生きがいを感じている人たちの大半は、ことさらに「ファンサービスが悪い」云々などとは、あまり言わない気がする。第一、そんなに深く考えてはいないのではないか。きょうの対ヤクルト戦。数々のプレー、そして七回のチアドラたちの演技とドアラのバック転などを興奮して見守る観客の表情を追う限り、みな満足して野球を楽しんでいる。
 ファンサービスに不満を唱えているのは、実際のところは、ごくごく少数の関係者だけではないのか、と。そんな気さえしてきた。勝つことこそ、最大のファンサービスだ、とはよく言ったものだ。むろん、公式ファンクラブ事務局スタッフたちによるファンサービスそのものが、ここ一、二年というもの、飛躍的によくなってきた。こうした努力に、ファンの満足度が増してきている、ことも疑いのない事実だ。

 ところで、九月から中日新聞販売店窓口を中心に始まる「2011年の公式ファンクラブの会員募集」に先駆け、公式ファンクラブのマスコット・ガブリも“参戦”しての事前PRが、きのうからナゴヤドーム前のイオン店内のドアラ神社周辺を中心に始まった。この街宣は明日まで続くが、ガブリに会いたいファンのみなさん! ぜひイオンに立ち寄ってください。店内一角では、岩瀬投手の250セーブ達成記念の記念写真展も開かれていますよ。

 そういえば、きょうは試合のあとにわざわざイオン店内までガブリに会いにきてくださった三河に住む女性・スギさんにも、久しぶりにお会いしました。彼女曰く、「ヒーローインタビューの席で『あっちゃん(藤井敦志選手)がなっ、ファンの方にお帰りと言ってもらいました』と言ってくれたの。そのファンって。だれやと思う? あたしなんやで」と教えてくれました。ドラゴンズは、こうした熱くて純粋なファンの皆さまのおかげでもっていることも、あらためて実感させられたのです。

 いずれにせよ、ドラゴンズは一、二位をゆく阪神と巨人を追い詰め、首位・阪神に僅か1・5ゲーム差内の射程距離に置いた。夏の陣から秋の陣へ。これからいよいよ天王山に差しかかる。

 【笛猫茶番日常の劇】きょうはオカンのMは午前中、俳句教室へ。午後からは、その足でお仕事へ。オトンも取材とPR活動に行かなければ、とやらで社とドームに出かけ、アタイとシロは少しだけ寂しかった。でも、土曜日でおニイがいてくれるので、安心していられた。そんなところかな。
 夜遅く帰ったオトンによれば、八月も後半に入り、いよいよ吹く風が涼しくなってきたみたい。季節の移ろい、特にこれから少しずつ秋風が吹き始めると、アタイもシロもなんだか、少しばかりセンチメンタルになってしまうの。

☆名古屋市の河村たかし市長との対立が続く市議会の最大会派・民主党市議団の選挙対策委員会が二十一日、次の市長選に石田芳弘衆議院議員(六十四歳、愛知六区)を擁立する方針を固めた。近く正式に出馬を要請する。
 「都市の祝祭」をテーマに国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2010」が名古屋市内の愛知芸術文化センターなど四会場で始まった。この芸術祭は十月三十一日まで。

 第92回全国高校野球選手権大会最終日が21日、甲子園球場で開かれ、沖縄代表・興南が神奈川代表・東海大相模を13―1で下し、春夏連覇を果たした。日米「来月に首脳会談」へ。日本相撲協会は二十日開いた臨時理事会で新設の副理事長職に村山弘義外部理事(七十三歳、元東京高検検事長)を、審判部長に貴乃花・前教習所長(三十八歳、元横綱)を抜擢した。

平成二十二年八月二十日
 ドラゴンズの連勝がヤクルト・館山投手の前に、4安打無四球の完封に抑えられ、七連勝で止まった。人生とは。いいことがあれば、悪いことも当然ながらある。明らかに人間社会に存在する“みえない神”が私たちを“見えない糸”で引いている。世の中、これだから怪体が知れない。逆に「いと、をかしきかな」である。

 一方で、ナゴヤドームでのドラゴンズ戦で三連敗とあれほどまでに痛めつけられた巨人が今夜は本拠地の東京ドームで阪神を12ー5で切って捨てた。野球は、こういうところが面白い。これまでの勢いをもってすれば、当然、阪神に軍配が上がるものとは思っても、そこはそうは問屋が卸さない。よく、野球は筋書きのないドラマと言われるが、そのとおりだ。

 いずれにせよ、今夜のわがドラゴンズ、先発ネルソンが崩れ、一試合で1チームで計5死球(うちネルソンが3死球)と投手が制球を乱し、大荒れ。四回にユウイチに先制の適時打を浴びたばかりか、五、六回にも青木の10号ソロホームランなどで加点されて完敗。館山に七勝目を献上し、幕を閉じた。人生、いいことばかりじゃないな。ボクは思わず、心の中でこうつぶやいた。

 それはそうと、今夜はナゴヤドームに通じる、あのドラゴンロードで東京に住む落合信者・原田さんにバッタリ出会った。彼は仕事を終えて東京から、ナゴヤドームに駆けつける途中だった。ドラゴンズは、こうした人々のおかげで支えられている、とあらためて思ったのである。それなのに、今夜のドラゴンズは完敗に帰した。あ~あ、遠方から観戦に訪れたドラファンのためにも、今夜も勝ってほしかったのに…。この世は思うようには、いかない。

 【笛猫茶番日常の劇】立秋を過ぎたというのに、まだまだ暑くて。アタイもシロも、部屋の中で、じっとしてます。今夜は、たまたまオトンが帰宅しても、家の中のある隠れ家でじっとしていました。そしたら「ドラゴンズが負けた。こすも・ここがテレビを見ていてくれなかったからだ」といったオトンの悲しそうなつぶやきが、聞こえてきたではありませんか。
 アタイだって意思を持った人間猫なのですもの。オトンはたまに、思ってもいない良いことがあるとアタイを神猫だ、と崇め奉ってくれますが、アタイは単なる人間猫なのです。たまには、シロともども雲隠れしたくなるじゃありませんか。というわけで、ドラゴンズが今夜負けた理由(わけ)は、決してアタイのせいばかりじゃないんですから。今夜は、それだけは、ニンゲンどもに伝えさせてください。
 ニンゲンって。勝手過ぎる! アタイやシロの方がもっともっと純粋。何の魂胆もなくニンゲン社会に尽くしているんだから、ネ!

 
☆伊勢湾フェリーの鳥羽―伊良湖航路の存続問題で両県と二市(鳥羽、田原市)、国でつくる「鳥羽伊良湖航路対策協議会」が二十日、津市内で開かれ、十月以降も存続させることで基本合意した。東京都大田区で生きていれば百四歳の女性の白骨化した遺体が見つかる。

 九月の民主党代表選を前に小沢氏が党代表選への出馬を検討する意向。長野県軽井沢町で開かれた鳩山由紀夫前首相のグループが開いた研修会に小沢一郎前党幹事長も出席し、憶測が流れた。

08/4/26